JPH1133514A - 繊維補強遮水シートおよび遮水工法 - Google Patents
繊維補強遮水シートおよび遮水工法Info
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- JPH1133514A JPH1133514A JP9208679A JP20867997A JPH1133514A JP H1133514 A JPH1133514 A JP H1133514A JP 9208679 A JP9208679 A JP 9208679A JP 20867997 A JP20867997 A JP 20867997A JP H1133514 A JPH1133514 A JP H1133514A
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Abstract
ることができるとともに、下地の不陸には沿うように
し、シートに破断が生じるのを防止する。 【解決手段】 廃棄物処分場等に施す遮水に用いられる
繊維補強遮水シート1において、エラストマー2中にス
ダレ3を埋設している。そして、スダレ3の縦糸4を応
力のかかる方向に沿うように敷設する。
Description
遮水工法に用いられる繊維補強遮水シートおよび遮水工
法に関するものであり、繊維補強遮水シートが応力によ
り破断するのを防止しようとしたものである。
による周囲への汚染が問題視され、廃棄物処分場に対し
て必ず遮水が行われている。
り、その穴の中に廃棄物を投棄してゆくものである。廃
棄物から発生する汚水は下地中に浸透して周囲へ広が
り、周囲の土地を汚染し、環境汚染につながってしま
う。そのようなことから廃棄物処分場の下地には、ゴム
や樹脂など様々な材質の遮水シートを全面に敷設し、廃
棄物から発生したり雨水中に溶け込んだ汚水が下地中に
浸透してしまわないようになっている。
合、特に処分場の法面に敷設すると、どうしても法面の
下方側にシートが伸ばされてしまう。シートが伸びて、
弛みができるほどになってしまうと、上方において大き
なテンションがかかった状態になり、ちょっとしたこと
でシートの破断につながってしまう。そのような状況を
改善するために、ゴムシート中に基布を埋設したゴムシ
ートを用いることが行われている。
ことにより耐衝撃性強度を向上させたゴムシートを遮水
シートとして使用すると、法面などの大きな応力がかか
る部分に使用してもシートが伸びるのを防止することが
できるが、このようなシートにはほとんど伸びが期待で
きず、問題となることがある。
上に廃棄物の重量がかかると、基布の入っていないシー
トであると、シートが伸びることによってその陥没によ
るシートの落ち込みを吸収することができるが、基布入
りのシートでシート自体に伸びが期待できないとその陥
没部分でシートが破断してしまうことも考えられる。
も漏水の問題が発生する。また、一度、一部分が破断す
ると特にその部分が法面のような応力のかかるところで
あれば、破断部分から亀裂が更に伸びてしまい、大きな
亀裂が入ってしまうということにもなりかねない。
あってもシートが伸びてしまうことのない十分な強度を
有しているとともに、下地の陥没などに対しては吸収で
きるような遮水シートおよび遮水工法の提供を目的とす
る。
のような目的を達成するために廃棄物処分場等に施す遮
水に用いられる繊維補強遮水シートにおいて、エラスト
マー中にスダレを埋設したことを特徴とする。
ダレの経糸側は強度を保持することができるので、応力
がかかってもシートが伸びてしまうということはない
が、部分的な陥没部分に対しては、緯糸が切断すること
でシートが伸び、陥没部分に沿って沈み込むことができ
るので、陥没部分においてシート上から重量がかかって
も緯糸方向の伸びで吸収することができる。本来、この
ような作用効果をねらう場合、緯糸はなくてもよいので
あるが、製造上の加工性を良くするために緯糸で経糸を
まとめていることが好ましい。
gf/cm以上の強度を有し、緯糸は0.1〜1.0k
gf/cm以下の強度を有している。そうすることによ
って、大きな応力のかかる法面などに敷設した場合で
も、経糸側は十分にその応力に耐えることができ、ま
た、緯糸は容易に切断することができるので、陥没部分
などの不陸があったとしてもその形状に沿い、シートの
破断を招くことがない。
遮水工法において、一方向に応力がかかる個所に用いる
繊維補強遮水シートとして、エラストマー中にスダレを
埋設した遮水シートを用いており、且つ応力がかかる方
向に前記スダレの経糸方向もしくは緯糸方向をあわせて
いることを特徴としている。
わかっている一方向の応力に対しては、強度のある経糸
の存在によって伸びが防止され、下地に部分的に存在す
る陥没部分などの不陸には緯糸が切断し、沿うことがで
きる。
に係わる繊維補強遮水シートの断面図である。本発明の
繊維補強遮水シート1は、加硫ゴムなどのエラストマー
2からなるシートであり、そのエラストマー2中にはス
ダレ3が埋設されている。
ては、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(II
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、エチレンプ
ロピレンターポリマー(EPT)等の単体もしくはブレ
ンド物を用いることができ、特に限定するものではない
が、エチレンプロピレンターポリマー(EPT)もしく
はエチレンプロピレンターポリマー(EPT)とブチル
ゴム(IIR)のブレンド物を用いることが、常に外気
にさらされ太陽光を浴びる状態にある遮水シートとして
使用するには好ましい。
ある経糸4と細くて経糸を揃える程度の強度しかない緯
糸5からなっている。そのスダレ3の素材として用いる
ことができるのは、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維
等の合成繊維や綿を挙げることができる。
に敷設した場合に、斜面の縦方向には遮水シートの重量
によって応力がかかることになり、経糸4によってその
応力に耐えるように遮水シート1を配置する。経糸4に
はそのような応力に耐えうるだけの強度が必要となるの
で、強度としては20kgf/cm以上のものが好適に
用いることができる。
を有する廃棄物処分場に敷設する場合には、法面の斜面
の縦方向にスダレの緯糸方向を合わせて遮水シートを敷
設する。また、底面にもスダレ入りの遮水シートを敷設
する。そのような敷設構成を採ることによって、底面が
沈下したとしても、スダレの緯糸方向には緯糸が切断
し、遮水シートが延びることができることより、沈下を
吸収することができる。全く延びない織布などを埋設し
た遮水シートを用いていれば、沈下した底面の上に遮水
シートが浮いたような状態となって、大きな張力がかか
ってしまい、破断してしまうということにもなりかねな
い。
途を考えるとシートを破断してしまわないように、ちょ
っとした力がかかると簡単に切断してしまうような強度
的には、できる限り小さなものが好ましい。しかし、ス
ダレ3を製造する際や、エラストマー中に埋設して遮水
シート1を製造する際に、簡単に切断することなく切断
したとしてもわずかであり、経糸4を揃えることができ
製造に影響を及ぼさない程度の強度は必要であり、0.
1〜1.0kgf/cmの範囲であることが好ましい。
ると通常廃棄物処分場などの法面に敷設した場合にかか
る応力に耐え切れず繊維補強遮水シート1が伸びてしま
う。
あると、スダレ3の製造時や、繊維補強遮水シート1の
製造時に簡単に切断してしまい、経糸4を揃えた状態で
保持することができなくなり、1.0kgf/cmを超
えると繊維補強遮水シート1を敷設した後に下地の陥没
部などの不陸に沿うことが難しくなり、場合によっては
遮水シートの破断にもつながってしまうので好ましくな
い。
維補強遮水シート1は経糸4が揃えられ整列した状態の
スダレ3を埋設したものを得ることができ、かつ縦方向
の応力には十分に耐えて、伸びを防止し、シートの耐衝
撃性等の物性を向上させることができる。横方向の応力
に対しては図3に示すように緯糸5が容易に切断するこ
とによって、遮水シート1が伸びることができるので、
その応力を吸収し、遮水シートの破断を防止することが
できる。
について説明する。本発明遮水工法に用いられる繊維補
強遮水シート1は、前述の請求項1あるいは請求項2に
係わる繊維補強遮水シート1を用いる。図4は本発明の
遮水工法を適用する廃棄物処分場の断面図であり、廃棄
物を投棄するための凹所は、底面10と法面11からな
っている。
埋設していない、加硫ゴムなどのエラストマーのみで作
られた遮水シート12を敷設し、法面11には、図1に
示すようなスダレ3を埋設した繊維補強遮水シート1を
経糸4がシートの重量のかかる斜面に沿った方向にあわ
せ敷設する。
2と法面11に敷設した遮水シート1を接合することに
よって本発明の遮水工法が完了する。このような遮水工
法を採ることによって、法面11に敷設した遮水シート
1に遮水シート自身の重量がかかっても経糸4によって
伸びが防止され、法面11に部分的な陥没などの不陸が
あっても緯糸5が切断することにより、経糸4同士の間
隔が開いて、繊維補強遮水シート1のエラストマー2の
部分が伸ばされ、不陸に沿うことができる。よって、繊
維補強遮水シート1に破断が生じることは防止すること
ができる。
のみに応力がかかる用途に用いることができ、法面11
に適用するという代表的な例を示したが、この例に限ら
れるものではなく、一方向のみに応力がかかる部分であ
れば法面以外の部分にでも適用できる。次に、本発明の
実施例と比較例を挙げて比較実験を行った結果を説明す
る。
リマー(EPT)中に、経糸がポリエステルからなる撚
り糸であり、強度としては30kgf/cmのものを用
い、緯糸としては綿からなり、0.5kgf/cmのも
のを用いて織られたスダレを埋設した遮水シートを、深
さ10mの廃棄物処分場で斜度が45°の法面に敷設し
た。
さ10cmの陥没部を設けておき、繊維補強遮水シート
を敷設した上から直径が10cmの球形の錘を載せて3
時間経過後の遮水シートの様子を観察した。その結果、
繊維補強遮水シートに破断した部分はなく、スダレの緯
糸が切断することによって伸びが発生し、錘の形にほぼ
沿って繊維補強遮水シートが沈み込んでいた。
に、強度が30kgf/cmでポリエステルからなる経
糸と緯糸を用いて平織した織布を埋設した以外は、実施
例と同じ仕様の遮水シートを、同様の法面に敷設し錘を
載せた部分の遮水シートを観察した。その結果、遮水シ
ートはほとんど伸びておらず、陥没部の底に対して錘が
浮いた状態となっていた。一部分の遮水シートが破断し
かかっていた。
けでできており、中には何も埋設していない以外は実施
例と同じ仕様の遮水シートを用い、同様の法面に敷設し
遮水シートを観察した。その結果、錘を載せた部分では
錘の形状に沿って遮水シートが伸びており、陥没部に沈
み込んでいたが、遮水シート全体も傾斜した方向に伸び
ており、法面の下方には弛みが発生していた。
糸を遮水シートの重量がかかることにより応力がかかる
法面の傾斜に沿って配置するように敷設しているので、
遮水シートが弛むことはなく、また、法面に存在する陥
没部などの不陸にには緯糸が切断することにより、十分
に沿うことができる。
このような目的を達成するために廃棄物処分場等に施す
遮水に用いられる繊維補強遮水シートにおいて、エラス
トマー中にスダレを埋設したことを特徴とする。
ダレの経糸側は強度を保持することができるので、応力
がかかってもシートが伸びてしまうということはない
が、部分的な陥没部分に対しては、緯糸が切断すること
でシートが伸び、陥没部分に沿って沈み込むことができ
るので、陥没部分においてシート上から重量がかかって
も緯糸方向の伸びで吸収することができる。
gf/cm以上の強度を有し、緯糸は0.1〜1.0k
gf/cmの強度を有している。そうすることによっ
て、大きな応力のかかる法面などに敷設した場合でも、
経糸側は十分にその応力に耐えることができ、また、緯
糸は容易に切断することができるので、陥没部分などの
不陸があったとしてもその形状に沿い、シートの破断を
招くことがない。
遮水工法において、一方向に応力がかかる個所に用いる
遮水シートとして、エラストマー中にスダレを埋設した
遮水シートを用いており、且つ応力がかかる方向に前記
スダレの経糸方向をあわせていることを特徴としてい
る。
わかっている一方向の応力に対しては、強度のある経糸
の存在によって伸びが防止され、下地に部分的に存在す
る陥没部分などの不陸には緯糸が切断し、沿うことがで
きる。
様子を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 遮水工法に用いられる繊維補強遮水シー
トにおいて、該繊維補強遮水シートはエラストマー中に
スダレを埋設したことを特徴とする繊維補強遮水シー
ト。 - 【請求項2】 スダレの経糸は20kgf/cm以上の
強度を有し、緯糸は0.1〜1.0kgf/cm以下の
強度を有している請求項1記載の繊維補強遮水シート。 - 【請求項3】 遮水工法において、一方向に応力がかか
る個所に用いる遮水シートとして、エラストマー中にス
ダレを埋設した遮水シートを用いており、且つ応力がか
かる方向に前記スダレの経糸方向もしくは緯糸方向をあ
わせていることを特徴とする遮水工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20867997A JP3884129B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 繊維補強遮水シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20867997A JP3884129B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 繊維補強遮水シート |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006271737A Division JP4231073B2 (ja) | 2006-10-03 | 2006-10-03 | 繊維補強遮水シートを用いた遮水工法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1133514A true JPH1133514A (ja) | 1999-02-09 |
| JPH1133514A5 JPH1133514A5 (ja) | 2005-04-28 |
| JP3884129B2 JP3884129B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=16560278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20867997A Expired - Fee Related JP3884129B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 繊維補強遮水シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3884129B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002206220A (ja) * | 2001-01-09 | 2002-07-26 | Shibata Ind Co Ltd | 鋼矢板遮水構造 |
| JP2011026801A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | 遮水構造 |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP20867997A patent/JP3884129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002206220A (ja) * | 2001-01-09 | 2002-07-26 | Shibata Ind Co Ltd | 鋼矢板遮水構造 |
| JP2011026801A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | 遮水構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3884129B2 (ja) | 2007-02-21 |
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