JPH11335234A - ヒアルロン酸合成促進剤および老化防止用皮膚外用剤 - Google Patents

ヒアルロン酸合成促進剤および老化防止用皮膚外用剤

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JPH11335234A
JPH11335234A JP15860998A JP15860998A JPH11335234A JP H11335234 A JPH11335234 A JP H11335234A JP 15860998 A JP15860998 A JP 15860998A JP 15860998 A JP15860998 A JP 15860998A JP H11335234 A JPH11335234 A JP H11335234A
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JP
Japan
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acid
whey
alcohol
extract
hyaluronic acid
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JP15860998A
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English (en)
Inventor
Yumiko Suzuki
裕美子 鈴木
Toshihiko Nakane
俊彦 中根
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒアルロン酸の合成を促進し、シワ、小ジ
ワ、肌荒れを防止または改善し得る優れた皮膚老化防止
効果を発揮するヒアルロン酸合成促進剤、およびそれを
有効成分として含む老化防止用皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 哺乳動物の乳清をpH1〜5、アルコー
ル濃度10〜50%(v/v)の条件下で酸・アルコー
ル処理し、不溶物を除去して得られる乳清由来の成分を
有効成分として配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内におけるヒア
ルロン酸の合成を促進させるヒアルロン酸合成促進剤に
関し、より詳細には、細胞外マトリックス成分の一つで
あるヒアルロン酸の合成を促進し、ヒアルロン酸の合成
促進に基づく細胞外マトリックスの活性化と皮膚組織の
正常化により、シワ、小ジワ、肌荒れを防止または改善
し得る優れた皮膚老化防止効果を発揮するヒアルロン酸
合成促進剤、およびそれを有効成分として含む老化防止
用皮膚外用剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヒア
ルロン酸は、細胞間隙における水分の保持、組織内にジ
ェリー状のマトリックスを形成することに基づく細胞の
保持、組織の潤滑性と柔軟性の保持、機械的障害等の外
力への抵抗および細菌感染の防止等の多くの機能を有し
ている(BIOINDUSTRY、第8巻、346頁、1991
年)。例えば、皮膚のヒアルロン酸量は、齢をとるにつ
れて減少し、それに伴い小ジワやかさつき等の皮膚老化
が現れるといわれている。このような老化した皮膚の改
善剤として、コラーゲンやヒアルロン酸を配合した化粧
料が数多く提案されているが、これらは皮膚表面におけ
る保湿効果を発揮するだけであり、本質的に老化肌を改
善し得るものではない。その他、皮膚細胞賦活剤として
各種のビタミン類や生薬類が用いられているが、これら
もやはり老化肌を治療するまでには至っていないのが現
状である。
【0003】したがって本発明が解決すべき課題は、細
胞外マトリックス成分の一つであるヒアルロン酸の産生
を促進させることにより若齢時の皮膚構造を回復し、ま
た皮膚の老化を防止し、しかも安全性のうえでも間題の
ないヒアルロン酸合成促進剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題の
解決に向けて鋭意検討を行った結果、特定の乳清由来成
分が皮膚内の線維芽細胞に働きかけることにより、皮膚
の主要な細胞外マトリックス成分の一つであるヒアルロ
ン酸の生合成が促進され、さらにこのヒアルロン酸の合
成促進に基づいて、細胞外マトリックスが活性化され、
皮膚組織が正常化されることを見出し、本発明を完成し
た。
【0005】本発明で用いられる乳清由来の成分につい
ては、特許第2533376号で明らかなように、コラ
ーゲン合成促進作用が知られているが、ヒアルロン酸合
成促進作用につては今までに知られていないものであ
り、今回本発明者らが新たに見出したものである。
【0006】即ち本発明は、哺乳動物の乳清をpH1〜
5、アルコール濃度10〜50%(v/v)の条件下で
酸・アルコール処理し、不溶物を除去して得られる乳清
由来の成分からなることを特徴とするヒアルロン酸合成
促進剤である。また本発明によれば、上記ヒアルロン酸
合成促進剤を有効成分として含んでなる老化防止用皮膚
外用剤が提供される。
【0007】以下、本発明の構成について、詳細に説明
する。本発明に使用する乳清由来成分は、まず、ヒト、
ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタ等の哺乳動物から採取された
新鮮な乳汁、あるいはその乳汁を予め乾燥粉末化した
後、水に溶解したものが用いられ、通常、遠心分雛によ
って最上層の脂肪分を除いて脱脂後、以下の方法でカゼ
イン画分を除去する。
【0008】カゼイン画分の除去方法は通常、大きく二
つの方法に分けられる。一つは乳酸、塩酸、硫酸等の酸
の添加によりpH4.4〜4.6程度の酸性でカゼイン
を等電点沈殿させる方法であり、もう一つはキモシン等
の酵素の作用によりカゼインを凝固させる方法である。
いずれも不溶化したカゼイン画分を濾過、遠心分離ある
いはデカンテーション等により除去する方法で行われ、
得られるカゼイン画分は、前者を酸カゼイン、後者をレ
ンネットカゼインと呼ぶ。本発明においては、セライト
(SiO2を主成分とするけいそう土)で濾過する方法
によることが好ましい。
【0009】また本発明においては、乳清中のヒアルロ
ン酸合成促進作用を分画法につき研究した結果、上記で
得られた乳清を以下に述べるように酸・アルコール処理
することにより可溶画分に効率的に移行することを見出
した。得られる酸・アルコール可溶画分は清澄で安定な
溶液であり、皮膚化粧料処方上、その原料として有利な
性状であり、さらに蛋白質等、アレルゲンとなりうる高
分子物質濃度が著しく低減化されるため、安定性も向上
する。
【0010】以下に酸・アルコール処理条件につき詳細
に説明する。本発明の乳清の酸・アルコール可溶画分の
調製に当っては、まず、上述したように、好ましくはセ
ライト濾過によりカゼインを除去して得られた乳清を調
製する。次いで、酸およびアルコールを別々に加える
か、または酸・アルコール混液として加え、最終pH1
〜5、アルコール濃度10〜50%(V/V)、好まし
くはpH2.0〜4.5、アルコール濃度30〜40%
(V/V)に調製する。
【0011】pH1未満、またはアルコール濃度50%
(V/V)以上では、ヒアルロン酸合成促進作用の作用
成分が失活あるいは不溶化を起こす。また、pH5以上
またはアルコール濃度10%(V/V)以下、あるいは
酸もしくはアルコールのどちらか一方だけの処理では、
不必要な画分を除去し得ず、分画効率は著しく低下す
る。
【0012】使用するアルコールはメタノール、エタノ
ール、イソプロパノール、n−ブタノール等任意のもの
が用いられるが、好ましくはエタノールが用いられる。
また、使用する酸も塩酸、酢酸、乳酸、硫酸、クエン
酸、リン酸等特に限定するものではない。
【0013】酸・アルコール処理の結果生じる不溶物は
濾過、遠心分離あるいはデカンテーション等により除去
し、ヒアルロン酸合成促進作用成分を豊富に含有する可
溶画分が得られる。さらに、酸・アルコール可溶画分は
必要に応じてpHを中性に調整し、減圧濃縮、限外濾過
あるいは凍結濃縮等の方法により濃縮してもよく、ま
た、凍結乾燥、噴霧乾燥あるいは平板乾燥等の方法によ
り乾燥粉末化することも可能である。
【0014】本発明の乳清由来成分の配合量は、乳清の
精製過程や剤型によって適宜選択することが可能であ
り、特に限定されるものではないが、例えば外用剤とす
る場合には固形分換算で、0.00001重量%以上、
10.0重量%以下が好ましい。
【0015】本発明のヒアルロン酸合成促進剤は、例え
ば水溶液、油液、その他の溶液、乳液、クリーム、ゲ
ル、懸濁液、マイクロカプセル、粉末、顆粒、カプセ
ル、固形剤等の形態で適用される。従来から公知の方法
でこれらの形態に調製したうえで、ローション製剤、乳
液剤、クリーム剤、軟膏剤、硬膏剤、ハップ剤、エアゾ
ール剤、水−油2層系、水−油−粉末3層系、注射剤、
内服剤(錠剤、散剤、顆粒剤、丸剤、シロップ剤、トロ
ーチ剤等)、坐剤等として、身体に塗布、貼付、噴霧、
注射、飲用、挿入することができる。
【0016】これらの剤型の中でも、ローション製剤、
乳液剤、クリーム剤、軟膏剤、硬膏剤、ハップ剤、エア
ゾール剤等の皮膚外用剤が、本発明の目的に適する剤型
である。特に本発明のヒアルロン酸合成促進剤は、老化
用の皮膚外用剤としての適用が好適である。
【0017】なお、ここで記す皮膚外用剤には、医薬
品、医薬部外品(軟膏剤等)、化粧料[洗顔料、乳液、
クリーム、ジェル、エッセンス(美容液)、パック・マ
スク等の基礎化粧品;ファンデーション、口紅等のメー
キャップ化粧品;口腔化粧品、芳香化粧品、毛髪化粧
品、ボディ化粧品等]が含まれ、以下同様の意味で用い
る。
【0018】本発明のヒアルロン酸産生促進剤において
は、所望する剤型に応じて従来公知の賦形剤や香料等を
はじめ、油脂類、界面活性剤、防腐剤、金属イオン封鎖
剤、水溶性高分子、増粘剤、顔料等の粉末成分、紫外線
防御剤、保湿剤、酸化防止剤、pH調整剤、洗浄剤、乾
燥剤、乳化剤等が適宜配合される。さらにこの他の薬効
成分を本発明のヒアルロン酸産生促進剤に配合すること
は、その配合により所期の効果を損なわない範囲内で可
能である。
【0019】油脂類としては、アボガド油、ツバキ油、
月見草油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロ
コシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴ
マ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、
トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリ
セリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤ
シ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、
豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚油、モクロ
ウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂;ミツロウ、キャンデリ
ラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イ
ボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリ
ン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サト
ウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸
ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリ
ン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテ
ル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレ
ステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリ
コール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等
のロウ類;流動パラフィン、オゾケライト、スクワレ
ン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、
ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の油分等が
挙げられる。
【0020】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げら
れる。
【0021】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリン
アルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキ
シルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチ
ルドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
【0022】合成エステル油としては、例えば、ミリス
チン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸
オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステア
リン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリ
スチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシ
ルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリ
ン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセ
チル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ
−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタ
エリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸
N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチ
ルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル
酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリ
メチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペ
ンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グ
リセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキ
シルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ
−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂
肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリ
ルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−
ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラ
ウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエ
ステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチ
ルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミ
リスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキ
シルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン
酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル
等が挙げられる。
【0023】シリコーンとしては、例えば、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成
しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられ
る。
【0024】界面活性剤としては、アニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界
面活性剤のいずれをも本発明のヒアルロン酸産生促進剤
に配合することができる。
【0025】アニオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステ
ル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、PO
Eラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−ア
シルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウ
リンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリ
ウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂
肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリ
ン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク
酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポ
リオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル
ポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等
のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリ
エタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸
等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグ
ルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミ
ン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン
酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化
ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸
エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、PO
Eアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリル
エーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸
エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステ
ル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリ
ウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノー
ルアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0026】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0027】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界
面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、
アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活
性剤等が挙げられる。
【0028】非イオン界面活性剤としては、例えば、ソ
ルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレ
ート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパル
ミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセ
スキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−
2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テト
ラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等
のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリ
セリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グ
リセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オ
レイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン
酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂
肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプ
ロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン・メチルポリシロキサン共重合体等の親油性非イオン
界面活性剤が挙げられる。
【0029】さらに、POEソルビタンモノオレエー
ト、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソ
ルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレ
エート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POE
−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノ
オレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、P
OE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビッ
ト脂肪酸エステル類、POE−グリセリンモノステアレ
ート、POE−グリセリンモノイソステアレート、PO
E−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセ
リン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POE
ジステアレート、POEモノジオレエート、システアリ
ン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類、
POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、P
OEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、P
OE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノ
ールエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオ
クチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテ
ル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキ
ルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルアロニッ
ク型類、POE・POPセチルエーテル、POE・PO
P2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモ
ノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、PO
E・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアル
キルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テト
ラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、
POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、 POE硬化ヒマシ油トリイソステアレー
ト、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソ
ステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン
酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソル
ビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタ
ノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアル
カノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、
ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムア
ルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキ
シド、トリオレイルリン酸等の親水性非イオン界面活性
剤等を例示することができる。
【0030】防腐剤としては、例えばメチルパラベン、
エチルパラベン、ブチルパラベン等を挙げることができ
る。
【0031】金属イオン封鎖剤としては、例えばエデト
酸、エデト酸ナトリウム塩等のエデト酸アルカリ金属
塩、エデト酸カルシウム塩等のエデト酸アルカリ土類金
属塩等を挙げることができる。
【0032】水溶性高分子としては、天然の高分子、半
合成の高分子、合成の高分子、無機の高分子のいずれを
も本発明ヒアルロン酸産生促進剤中に配合することがで
きる。
【0033】天然の水溶性高分子としては、例えば、ア
ラビアゴム、トラガカントガム、ガラクタン、キャロブ
ガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチ
ン、寒天、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイ
ド(褐藻エキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バ
レイショ、コムギ)等の植物系高分子;デキストラン、
サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;カル
ボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデン
プン等のデンプン系高分子;コラーゲン、カゼイン、ア
ルブミン、ゼラチン等の動物系高分子等を挙げることが
できる。
【0034】半合成の水溶性高分子としては、例えばメ
チルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロー
ス、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロ
キシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末
等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アル
ギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系
高分子等を挙げることができる。
【0035】合成水溶性高分子としては、例えばポリビ
ニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー(CA
RBOPOL等)等のビニル系高分子;ポリオキシエチ
レン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ
エチルアクリレート、ポリアクリル酸アミド等のアクリ
ル系高分子;ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、
ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポ
ナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高
分子等を挙げることができる。
【0036】増粘剤としては、上記した水溶性高分子を
積極的に用いることが可能であり、例えばカラギーナ
ン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、ク
インスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、
ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウ
ム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、PVA,PVM,PVP、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガ
ム、グアーガム、タマリンドガム、ジアルキルジメチル
アンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸
アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライ
ト等を挙げることができる。
【0037】粉末成分としては、タルク、カオリン、雲
母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、紅雲母、
黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシ
ウム、ケイ酸ストロンチウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸
カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属
塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウ
ム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシ
ウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラ
ミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミ
チン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒
化ホウ素等の無機粉末;ポリアミド樹脂粉末(ナイロン
粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉
末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸との共重
合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ
化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末;二酸化
チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガ
ラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の
無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;
黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機
黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレッ
ト等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チ
タン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無
機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタ
ンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッ
ドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩
化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウ
ダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料;赤色201
号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色
220号、赤色226号、赤色228号、赤色405
号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色
401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3
号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色
230号、赤色401号、赤色505号、橙色205
号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、緑色3号及び青色1号などのジルコニウム、バリウ
ム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;クロロフィ
ル、β−カロチン等の天然色素;チタンイエロー、カー
サミン、紅花赤等の色剤等を挙げることができる。
【0038】紫外線防御剤(化学的に紫外線を吸収する
物質である「紫外線吸収剤」と、物理的作用によって紫
外線を散乱若しくは反射させる物質である「紫外線遮断
剤」の双方を含む概念である。)としては、例えばパラ
アミノ安息香酸等のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収
剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線
吸収剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サ
リチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;
パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ
皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキ
シル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、[4−ビス(トリメチルシロキシ)メ
チルシリル−3−メチルブチル]−3,4,5−トリメ
トキシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナ
トリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5−メチル
ベンゾオキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−
ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン等の紫外線
吸収剤を挙げることができる。
【0039】また、上記粉末成分と重複するものもある
が、例えば酸化チタン、タルク、カルミン、ベントナイ
ト、カオリン、酸化亜鉛等の紫外線遮断剤を挙げること
もできる。
【0040】保湿剤としては、例えばポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチ
トール、マルトース、D−マンニット、水アメ、ブドウ
糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒア
ルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳
酸ナトリウム、胆汁酸塩、ピロリドンカルボン酸、グル
コサミン、シクロデキストリン等を挙げることができ
る。
【0041】薬効成分としては、まずビタミン類とし
て、ビタミンA油、レチノール、酢酸レチノール、パル
ミチン酸レチノール等のビタミンA類;リボフラビン、
酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等の
ビタミンB2類;ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジ
オクタノエート等のB6類;L−アスコルビン酸、L−
アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、L−アスコ
ルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸
−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エス
テル、DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸
リン酸ジエステルジカリウム、L−アスコルビン酸ステ
アリン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシ
ド等のビタミンC類;パントテン酸カルシウム、D−パ
ントテニルアルコール、アントテニルエチルエーテル、
アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸
類;ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、コレカ
ルシフェロール等のビタミンD類;α−トコフェロー
ル、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフ
ェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタ
ミンE類;ビタミンP、ビオチン等を挙げることができ
る。
【0042】また、胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノ
シタ抽出物、アルブチン等の美白剤;ローヤルゼリー、
感光素401号、幼牛血液抽出物等の皮膚賦活剤;ノニ
ル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニ
コチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、
ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェ
イン、タンニン酸、α−ボルネオール、イノシトールヘ
キサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、
トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファラン
チン、γ−オリザノール等の血行促進剤;イオウ、チア
ントール等の抗漏脂剤;グリチルリチン酸誘導体、グリ
チルレチン酸誘導体、アズレン、サリチル酸誘導体、ヒ
ノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤;エ
ストラジオール、エチニルエストラジオール等の女性ホ
ルモン剤;アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、シ
ステイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトフ
ァン等のアミノ酸類;等の抗炎症剤;タンニン酸、クエ
ン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼
剤;塩化リゾチーム等を挙げることができる。
【0043】さらに、多様な薬効を有する各種の抽出物
を本発明のヒアルロン酸産生促進剤に配合することがで
きる、例えば、ブドウエキス、ドクダミエキス、ゼニア
オイ、ビワエキス、オウバクエキス、ヨクイニンエキ
ス、センブリエキス、サフランエキス、センキュウエキ
ス、アイリスエキス、オウレンエキス、メリロートエキ
ス、バーチエキス、ユリエキス、オドリコソウエキス、
カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキ
ス、オノニスエキス、ヘチマエキス、トウガラシエキ
ス、キナエキス、トウキ、チンピ、ユキノシタエキス、
クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サ
クラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエ
キス、ニンニクエキス、ヒオウギエキス、シコンエキ
ス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキ
ス、ローズマリーエキス、スギナエキス、セージエキ
ス、タイムエキス、茶エキス、海草エキス、キューカン
バーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッ
サエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキ
ス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハ
マメリスエキス、ショウキョウエキス、イザヨイバラエ
キス、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液等
を挙げることができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例等を用いてさらに本発明につい
て説明する。ただし、本発明の技術的範囲がこれらの実
施例等によって限定されるものではない。
【0045】(1)試料の調製 ウシ脱脂粉乳(常乳)570gを脱イオン水4.5リッ
トルと混合し、lN酢酸700mlを加え、pH4.4
に調整し、2時間攪拌後、5℃で一夜放置した後、遠心
分離(700g×30min)し、その上清をセライト
濾過し、乳清を得た。この乳清5lを減圧下、10倍濃
縮し、4℃まで冷却し、析出する乳糖を除いた後、水を
加え5lまで戻した。これにエタノール2.8lと濃塩
酸60mlとの混液を加え、ホモミキサーで2時間混和
した。その後、遠心分離し、その上清6lに1N水酸化
ナトリウム0.2lを加え、pH7.0とし、減圧下、
2lまで濃縮し、濾過して、乳清分画成分を得た。
【0046】(2)ヒト皮膚由来線維芽細胞のヒアルロ
ン酸合成能に対する作用の評価 ヒト皮膚由来線維芽細胞[外科手術で得られた皮膚より
explant法にて得たもの:以下、線維芽細胞という。]
を用い、この線維芽細胞のヒアルロン酸合成能に対する
乳清の作用を評価した。すなわち、10%FBS/DM
EM培地[FBS培地はGIBCO社製、DMEM培地
は日水製薬株式会社製を用いた。]に懸濁した線維芽細
胞(2×104cells/穴)を96穴培養用プレート(F
alcon製品)に播種し、コンフルエントになるまで培養
した(培養条件:37℃・5%CO2)。続いて、各試
料を含有させた試料含有線維芽細胞用培地へ交換した。
乳清の濃度は1.0重量%および0.1重量%とし(コ
ントロールにおいては、これらの試料を添加しない細胞
用培地に交換した。)、同じ条件で48時間培養した。
そして、48時間後に培養上清を採取し、培養上清中の
ヒアルロン酸量を測定した。
【0047】このヒアルロン酸量は、測定用キット『ヒ
アルロン酸プレート「中外」』(中外製薬社製)を用い
て測定し、コントロールのヒアルロン酸量を100とし
た時の試料添加群のヒアルロン酸量で表した。その結果
を図1に示す。乳清添加群においては、コントロール群
に比べて線維芽細胞が産生するヒアルロン酸量が増加し
ていることが分かる。よって、乳清由来成分に、ヒト線
維芽細胞のヒアルロン酸産生を亢進する作用が認められ
た。
【0048】(3)実使用試験 前記の試料の調製で得られた乳清由来成分を用い、後記
する実施例1および比較例1の処方で得られた各化粧料
について、それぞれ以下に示す方法でモニターテストを
行った。その結果を表1に示す。
【0049】実施例1 クリーム (処方) ステアリン酸 3.0 重量% ステアリルアルコール 5.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 乳清由来成分 0.01 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールと乳清由
来成分と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ
(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら
30℃まで冷却する。
【0050】比較例1 実施例1の処方中の乳清由来成分を水に置換して調製し
たものを、比較例1とした。
【0051】モニターテスト 無作為に抽出した年齢25〜60歳の健常な女性100
名を被験者とし、各化粧料を顔面の皮膚に連日1ヵ月間
使用した後、肌のみずみずしさに対する改善効果と、は
り、たるみに対する改善効果について調べた。
【0052】(イ)みずみずしさに対する効果 皮膚の状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づい
て評価した。 (評価基準) A:非常に改善された。 B:改善された。 C:やや改善された。 D:改善効果がない。 E:悪化した。
【0053】(ロ)はり、たるみに対する効果 皮膚の状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づい
て評価した。 (評価基準) A:非常に改善された。 B:改善された。 C:やや改善された。 D:改善効果がない。 E:悪化した。
【0054】
【表1】 ───────────────────────────────── みずみずしさに対する効果 はり、たるみに対する効果 A B C D E A B C D E ───────────────────────────────── 実施例1 18 30 40 12 0 22 28 32 18 0 比較例1 5 20 45 28 2 0 25 58 17 0 ─────────────────────────────────
【0055】表1に示した結果から明らかなように、実
施例1で得られた化粧料を用いた場合には、比較例1で
得られた化粧料を用いた場合よりも、肌のみずみずし
さ、およびはり、たるみの点で改善されていることが認
められる。このことは、乳清由来成分を有効成分として
配合することが、極めて有用な処方であることを示して
いる。
【0056】以下に、種々の剤型の本発明によるヒアル
ロン酸合成促進剤の配合例を実施例として説明する。以
下の例において、乳清由来成分は、いずれも前記した試
料の調製で得られたものを用いた。
【0057】 実施例2 クリーム (処方) ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 3.0 スクワラン 4.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 6.0 乳清由来成分 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0058】 実施例3 クリーム (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 乳清由来成分 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0059】 実施例4 乳液 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) 乳清由来成分 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0060】 実施例5 乳液 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 乳清由来成分 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0061】 実施例6 ゼリー (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 乳清由来成分 7.0 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾ フェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート ・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールに乳清由来成分、ポリオ
キシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテル
を溶解し、水相に添加する。次いで、その他の成分を加
えたのち苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘す
る。
【0062】 実施例7 美容液 (処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 乳清由来成分 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
【0063】 実施例8 パック (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 5.0 (B相) 乳清由来成分 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
【0064】実施例9 固形ファンデーション (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 乳清由来成分 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、乳清由来成分、防腐剤、香料を加え良く混
練した後、容器に充填、成型する。
【0065】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性 ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 乳清由来成分 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒアルロ
ン酸合成促進剤は優れたヒアルロン酸の産生促進能を有
するものである。また、該ヒアルロン酸合成促進剤を有
効成分として含有する老化防止用皮膚外用剤は、弾力の
ある、シワやたるみのない皮膚を維持することができ、
皮膚の老化を防止し、若々しい肌の状態を維持すること
のできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒアルロン酸合成促進剤のヒアルロン
酸合成能をコントロールと比較して示す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の乳清をpH1〜5、アルコー
    ル濃度10〜50%(v/v)の条件下で酸・アルコー
    ル処理し、不溶物を除去して得られる乳清由来の成分か
    らなることを特徴とするヒアルロン酸合成促進剤。
  2. 【請求項2】 哺乳動物の乳清が、乳汁を脱脂後、セラ
    イトで濾過して得られるものである請求項1記載のヒア
    ルロン酸合成促進剤。
  3. 【請求項3】 乳清がヒト、ウシ、ヤギ、ヒツジおよび
    ブタの乳清より選ばれる一種または二種以上である請求
    項1または2記載のヒアルロン酸合成促進剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のヒアル
    ロン酸合成促進剤を有効成分として含んでなる老化防止
    用皮膚外用剤。
JP15860998A 1998-05-22 1998-05-22 ヒアルロン酸合成促進剤および老化防止用皮膚外用剤 Withdrawn JPH11335234A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363081A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Nof Corp ヒアルロン酸産生能増強剤およびその用途
JP2003137767A (ja) * 2001-08-21 2003-05-14 Shiseido Co Ltd 表皮細胞におけるラミニン5産生促進剤
US7732414B2 (en) 2000-12-22 2010-06-08 L'oreal S.A. C-glycoside compounds for stimulating the synthesis of glycosaminoglycans
JP2016124852A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 雪印メグミルク株式会社 ヒアルロン酸産生促進剤

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