JPH11335383A - 環状ビス―ホスファイトおよび組成物 - Google Patents
環状ビス―ホスファイトおよび組成物Info
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- JPH11335383A JPH11335383A JP11056699A JP5669999A JPH11335383A JP H11335383 A JPH11335383 A JP H11335383A JP 11056699 A JP11056699 A JP 11056699A JP 5669999 A JP5669999 A JP 5669999A JP H11335383 A JPH11335383 A JP H11335383A
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Abstract
より熱誘発の酸化劣化に対し安定化されたポリマー材料
を提供する。 【解決手段】たとえば4,4′‐6,6′‐テトラ‐t
ert‐ブチル‐2,2′‐ビフェノールまたは2,
2′‐メチレン‐ビス‐(4,6‐ジ‐tert‐ブチ
ルフェノール)およびこれらの同族体と、対応する1,
3‐グリコールのクロロホスファイト誘導体とから誘導
される一般式1の環状ビス‐ホスファイト。 [R1とR2は独立して水素、C1〜約17のアルキル
基、またはR1とR2は結合して置換されてもよい5〜
7員のシクロアルキル環を形成し、R3はC1〜約12
個のアルキリデン基または炭素−炭素直接結合である]
Description
ス‐環状ホスファイト化合物およびそれによって安定化
されたポリマー材料に関する。特に、本発明は、たとえ
ば4,4′‐6,6′‐テトラ‐tert‐ブチル‐
2,2′‐ビフェノールまたは2,2′‐メチレン‐ビ
ス‐(4,6‐ジ‐tert‐ブチルフェノール)およ
びこれらの同族体と、対応する1,3‐グリコールのク
ロロホスファイト誘導体とから誘導されるある種の環状
ビス‐ホスファイトに関する。また、本発明は、これら
環状ビス‐ホスファイトを少なくとも1種存在させるこ
とによって、熱により誘発される酸化劣化に対して安定
化されたポリマー材料、およびそのようなポリマー材料
から作成される物品も包含する。
ンおよびポリオレフィン、特にポリプロピレンのような
合成ポリマー材料は、溶融加工中にこれらポリマー材料
の特性が大きく変化しないように、熱劣化に対して安定
化する必要がある。たとえば、ポリプロピレンは、適切
に安定化しないと、各種配合物や製品のコンパウンディ
ングの際の押出中にメルトフローレートが大きく変化す
る。各種環状ホスファイトとこれをポリオレフィン中に
使用することはよく知られている。たとえば、米国特許
第3,441,633号、同第3,467,733号、
同第3,488,407号、同第3,714,302
号、同第4,252,750号、同第4,673,70
1号、同第4,956,406号および同第5,59
4,053号、ならびに欧州特許出願公開第06355
11号参照。本発明によって提供される新規な環状ホス
ファイトは非揮発性であり、ポリマー材料に対して有効
な加工安定剤である。また、本発明のホスファイトは、
ビス‐芳香環の4,4′位が置換されている対応するホ
スファイトより融点が低い。
れる新規な環状ビス‐ホスファイトはポリマー材料に対
して有効な加水分解・熱安定剤である。
ファイトは次式(I)の化合物である。
して、水素、炭素原子1〜約17個のアルキル基の中か
ら選択されるか、または、R1 とR2 は結合して、5
員、6員もしくは7員のシクロアルキル環または置換さ
れている5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環を
形成し、R3 は炭素原子1〜約12個のアルキリデン基
または炭素‐炭素直接結合である。
例は水素、メチル、エチルおよびプロピルであり、また
は、R1 とR2 が結合してシクロペンチル基、シクロヘ
キシル基もしくはシクロヘプチル基またはこれら環状残
基の対応する低級アルキル置換類似体を形成している。
R3 の代表例にはメチレン、イソプロピレンおよびエチ
レンが包含される。
ホスファイト化合物を製造する方法は、酸受容体として
化学量論量のアミン、好ましくは第三級アミンを存在さ
せて、下記式(II)を有するクロロホスファイトを、た
とえば4,4′,6,6′‐テトラ‐tert‐ブチル
‐2,2′‐ビフェノールのようなビス‐フェノールと
反応させることからなる。
である。本発明のいくつかの態様では、式(II)の種々
のクロロホスファイトを用いることによって、R1 とR
2 がすべて互いに異なっている各種ビス‐ホスファイ
ト、またはR1 は同じであるがR 2 が互いに異なってい
る各種ビス‐ホスファイトを製造することができる。好
ましいビスホスファイトとして次のものがある。
ル、エチルであるか、あるいは、R1とR2 が結合し
て、5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環または
置換されている5員、6員もしくは7員のシクロアルキ
ル環を形成しており、R3 は炭素‐炭素結合、メチレン
基、エチレン基、1,1‐エチル基またはイソプロピレ
ン基である。
スファイトがある。
基、エチレン基、1,1‐エチル基またはイソプロピレ
ン基である。本発明の利点のひとつは、分子の独特な結
晶化度と周囲が立体的に密集されたリンとにより、従来
のものと比べて加水分解安定性が改良されるということ
である。
がより良好であること、および揮発性が低減することが
ある。また、分子の高い分子量、高いリン含量および良
好な対称性のため、良好なポリマー能力が得られると期
待される。式(I)の環状ビス‐ホスファイト化合物
は、熱および/または放射線(可視光と紫外光を含む)
にさらされたときに劣化を受ける広範囲の合成ポリマー
材料中で使用できる。このようなポリマー材料の例とし
ては、α‐オレフィンのホモポリマーとコポリマー、た
とえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、
ポリ‐3‐メチルブテン、エチレン‐プロピレンコポリ
マー、エチレン‐酢酸ビニルコポリマー、ポリスチレ
ン、スチレンと他のエチレン性不飽和モノマー(無水マ
レイン酸、ブタジエン、アクリロニトリルなど)とのコ
ポリマー、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリル‐ブタジ
エン‐スチレンポリマー、ポリメタクリレートポリマ
ー、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポ
リカプロラクタム(ナイロン6)のようなポリアミド、
ポリカーボネート、不飽和ポリエステルならびにポリ塩
化ビニリデンがある。本発明の安定化された好ましい組
成物は、式(I)の化合物を1種以上安定化量で含有す
る炭素原子2〜4個のα‐オレフィンのホモポリマーか
コポリマー、特にポリプロピレンからなる。
る熱可塑性樹脂でもよく、たとえば、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリアルキレンテレフタレート、ポリスル
ホン、ポリイミド、ポリフェニレンエーテル、スチレン
ポリマー、ポリカーボネート、アクリルポリマー、ポリ
アミド、ポリアセタール、ハライド含有ポリマーならび
にポリオレフィンホモポリマーおよびコポリマーがあ
る。いろいろなポリマーの混合物、たとえば、ポリフェ
ニレンエーテル/スチレン樹脂ブレンド、ポリ塩化ビニ
ル/ABS、その他の耐衝撃性が改良されたポリマえば
ABSを含有するメタクリロニトリルおよびα‐メチル
スチレン、ポリエステル/ABSまたはポリカーボネー
ト/ABSおよびポリエステル+耐衝撃性改良剤のいず
れかも使用することができる。このようなポリマーは市
販されているか、あるいは業界で周知の手段により作成
できる。しかしながら、本発明のホスファイトは、熱可
塑性ポリマーが加工および/または使用されることの多
い極端な温度のため、ポリオレフィン、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリフェニレンエーテルおよびスチ
レンポリマーのような熱可塑性ポリマーで特に有用であ
る。
ー、たとえば、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポ
リブテン‐1、ポリメチルペンテン‐1、ポリイソプレ
ンまたはポリブタジエン、ならびにシクロオレフィン、
たとえばシクロペンテンやノルボルネンのポリマー、ポ
リエチレン(架橋されていてもよい)、たとえば高密度
ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LD
PE)および線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を
使用してもよい。これらのポリマーの混合物、たとえば
ポリプロピレンとポリイソブチレンの混合物、ポリプロ
ピレンとポリエチレンの混合物(PP/HDPE、PP
/LDPEなど)、および異なるタイプのポリエチレン
の混合物(LDPE/HDPEなど)も使用できる。ま
た、モノオレフィンやジオレフィンのコポリマーまたは
これと他のビニルモノマーとのコポリマー、たとえば、
エチレン/プロピレン、LLDPEおよびこれとLDP
Eとの混合物、プロピレン/ブテン‐1、エチレン/ヘ
キセン、エチレン/エチルペンテン、エチレン/ヘプテ
ン、エチレン/オクテン、プロピレン/イソブチレン、
エチレン/ブタン‐1、プロピレン/ブタジエン、イソ
ブチレン/イソプレン、エチレン/アクリル酸アルキ
ル、エチレン/メタクリル酸アルキル、エチレン/酢酸
ビニル(EVA)またはエチレン/アクリル酸コポリマ
ー(EAA)およびこれらの塩(アイオノマー)、なら
びにエチレンとプロピレンとジエン(ヘキサジエン、ジ
シクロペンタジエン、エチリデン‐ノルボルネンなど)
とのターポリマー、ならびにこのようなコポリマーの混
合物およびそれらと上記ポリマーとの混合物、たとえば
ポリプロピレン/エチレン‐プロピレンコポリマー、L
DPE/EVA、LDPE/EAA、LLDPE/EV
AおよびLLDPE/EAAも有用である。
ばMgCl2 などのような担体に担持されていてもよい
チーグラー‐ナッタ(Ziegler-Natta) 触媒、または場合
によりシリカなどの材料に担持されていてもよいクロム
塩またはその錯体の存在下でオレフィンを重合させるこ
とによって製造できる。また、金属(典型的にはTiま
たはZr)のシクロペンタジエン錯体を主材とする触媒
を利用しても製造できる。有用なポリオレフィンは、ガ
リ(P. Galli)およびハロック(J.C. Halock) 、「反応器
顆粒−新世代のポリマーブレンドの特異な製造法(React
or Granule-A Unique Technology for the Production
of a New Generation of Polymer Blends)」、プラスチ
ックエンジニア協会(Society of Plastics Engineers)
、第三回ポリオレフィン国際会議(Polyolefin III Int
ernational Conference) 、1991年2月24〜27
日に開示され、またペドラッチィー(Pedrazzeth)らの米
国特許第4,708,979号に開示されている「反応
器顆粒法(Reactor Granule Technology)」を使用すると
いったようなプロセスで製造できる。これら2件の文献
はここで引用したことにより、本明細書に含まれている
ものとする。粒子の生成はチーグラー‐ナッタ(Ziegler
-Natta) 触媒系によって達成できる。適切な商用プロセ
スは、スフェリポール(Spheripol) 、アジポール(Addip
ol) およびスフェリレン(Spherilene)の商標で知られて
いる。
含まれており、たとえば、ポリスチレン、ポリ‐(p‐
メチルスチレン)、ポリ‐(α‐メチルスチレン)、ス
チレンまたはα‐メチルスチレンとジエンまたはアクリ
ル誘導体とのコポリマー、たとえばスチレン/ブタジエ
ン、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/メタクリ
ル酸アルキル、スチレン/無水マレイン酸、スチレン/
ブタジエン/アクリル酸エチル、スチレン/アクリロニ
トリル/アクリル酸メチル、スチレンコポリマーおよび
他のポリマー(たとえば、ポリアクリレート、ジエンポ
リマーまたはエチレン/プロピレン/ジエンターポリマ
ーなど)から得られる耐衝撃性の混合物、ならびにスチ
レンのブロックコポリマー(たとえば、スチレン/ブタ
ジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレン、
スチレン/エチレン/ブチレン/スチレンまたはスチレ
ン/エチレン/プロピレン/スチレンなど)がある。さ
らにまたは代替として、スチレンポリマーには、スチレ
ンまたはα‐メチルスチレンのグラフトコポリマーが包
含され、たとえば、ポリブタジエンにグラフトしたスチ
レン、ポリブタジエン‐スチレンまたはポリブタジエン
‐アクリロニトリルにグラフトしたスチレン、ポリブタ
ジエンにグラフトしたスチレンおよびアクリロニトリル
(またはメタクリロニトリル)ならびにこれらのコポリ
マー、ポリブタジエンにグラフトしたスチレンおよび無
水マレイン酸またはマレイミド、ポリブタジエンにグラ
フトしたスチレン、アクリロニトリルおよび無水マレイ
ン酸またはマレイミド、ポリブタジエンにグラフトした
スチレン、アクリロニトリルおよびメタクリル酸メチ
ル、ポリブタジエンにグラフトしたスチレンおよびアク
リル酸アルキルまたはメタクリル酸アルキル、エチレン
/プロピレン/ジエンターポリマーにグラフトしたスチ
レンおよびアクリロニトリル、ポリアクリレートまたは
ポリメタクリレートにグラフトしたスチレンおよびアク
リロニトリル、アクリレート/ブタジエンコポリマーに
グラフトしたスチレンおよびアクリロニトリル、ならび
に以上に挙げたスチレンコポリマーとの混合物がある。
物で有用である。例としては、アクリロニトリルやその
類似体のホモポリマーとコポリマーがあり、たとえば、
ポリメタクリロニトリル、ポリアクリロニトリル、アク
リロニトリル/ブタジエンポリマー、アクリロニトリル
/アクリル酸アルキルポリマー、アクリロニトリル/メ
タクリル酸アルキル/ブタジエンポリマー、およびスチ
レンに関して上記した各種ABS組成物がある。
タクリル酸、メチルメタクリル酸およびエタクリル酸な
らびにこれらのエステル)をベースとするポリマーも使
用できる。このようなポリマーとしては、ポリメタクリ
ル酸メチル、およびアクリロニトリル型のモノマーのす
べてまたは一部がアクリル酸エステルまたはアクリル酸
アミドで置換されているABSタイプのグラフトコポリ
マーがある。アクロレイン、メタクロレイン、アクリル
アミドまたはメタクリルアミドのような他のアクリル型
モノマーを含むポリマーも使用できる。
う。これらの例としては、ポリクロロプレン、エピクロ
ロヒドリンのホモポリマーとコポリマー、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、
フッ素化ポリビニリデン、臭素化ポリエチレン、塩素化
ゴム、塩化ビニル‐酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル
‐エチレンコポリマー、塩化ビニル‐プロピレンコポリ
マー、塩化ビニル‐スチレンコポリマー、塩化ビニル‐
イソブチレンコポリマー、塩化ビニル‐塩化ビニリデン
コポリマー、塩化ビニル‐スチレン‐無水マレイン酸コ
ポリマー、塩化ビニル‐スチレン‐アクリロニトリルコ
ポリマー、塩化ビニル‐ブタジエンコポリマー、塩化ビ
ニル‐イソプレンコポリマー、塩化ビニル‐塩素化プロ
ピレンコポリマー、塩化ビニル‐塩化ビニリデン‐酢酸
ビニルコポリマー、塩化ビニル‐アクリル酸エステルコ
ポリマー、塩化ビニル‐マレイン酸エステルコポリマ
ー、塩化ビニル‐メタクリル酸エステルコポリマー、塩
化ビニル‐アクリロニトリルコポリマー、および内部可
塑化ポリ塩化ビニルのような樹脂がある。
環状エーテルのホモポリマーとコポリマー、たとえばポ
リアルキレングリコール、ポリエチレンオキサイド、ポ
リプロピレンオキサイドまたはこれらとビス‐グリシジ
ルエーテルとのコポリマー、ポリアセタール、たとえば
ポリオキシメチレンおよびコモノマーとしてエチレンオ
キサイドを含有するポリオキシメチレン、熱可塑性ポリ
ウレタン、アクリレートまたはメタクリロニトリル含有
ABSで改質されたポリアセタール、ポリフェニレンオ
キサイドおよびポリフェニレンスルフィド、ならびにポ
リフェニレンオキサイドとポリエチレンまたはポリアミ
ドとの混合物、ポリカーボネートおよびポリエステル‐
カーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンお
よびポリエーテルケトン、ならびにジカルボン酸とジオ
ールからおよび/またはヒドロキシカルボン酸または対
応するラクトンから誘導されるポリエステル、たとえば
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリ‐1,4‐ジメチロール‐シクロヘキサンテ
レフタレート、ポリ‐2‐(2,2,4‐(4‐ヒドロ
キシフェニル)プロパン)テレフタレートおよびポリヒ
ドロキシベンゾエートならびにヒドロキシ末端基を有す
るポリエーテルから誘導されるブロック‐コポリエーテ
ルエステルがある。
はアミノカルボン酸または対応するラクタムから誘導さ
れるポリアミドおよびコポリアミド、たとえば、ポリア
ミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、6/10、
6/9、6/12および4/6、ポリアミド11、ポリ
アミド12、m‐キシレンジアミンおよびアジピン酸の
縮合によって得られる芳香族ポリアミド、ヘキサメチレ
ンジアミンとイソフタル酸または/およびテレフタル酸
と任意成分として改質剤としてのエラストマーとから調
製されるポリアミド、たとえばポリ‐2,4,4‐トリ
メチルヘキサメチレンテレフタルアミドまたはポリ‐m
‐フェニレンイソフタルアミドも有用であろう。さら
に、上述のポリアミドとポリオレフィン、オレフィンコ
ポリマー、アイオノマーまたは化学的に結合またはグラ
フトしたエラストマー、またはポリエーテル(たとえ
ば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルまたはポリテトラメチレングリコール)とのコポリマ
ー、ならびにEPDMまたはABSで改質されたポリア
ミドまたはコポリアミドも使用できる。
レート、ポリフェニレンエーテルおよびスチレン樹脂な
らびにこれらの混合物がより好ましく、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフ
ェニレンエーテルのホモポリマーとコポリマー、ポリス
チレン、耐衝撃性ポリスチレン、ポリカーボネートおよ
びABSタイプのグラフトコポリマーならびにこれらの
混合物が特に好ましい。
成物は、場合により常用されている各種添加剤を含んで
いてもよい。その例を以下に挙げる。 1.酸化防止剤 1.1 アルキル化モノフェノール。たとえば、2,6
‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐メチルフェノール、2‐
tert‐ブチル‐4,6‐ジメチルフェノール、2,
6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐エチルフェノール、
2,6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐n‐ブチルフェノ
ール、2,6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐イソブチル
フェノール、2,6‐ジシクロペンチル‐4‐メチルフ
ェノール、2‐(α‐メチルシクロヘキシル)‐4,6
‐ジメチルフェノール、2,6‐ジオクタデシル‐4‐
メチルフェノール、2,4,6‐トリシクロヘキシルフ
ェノール、2,6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐メトキ
シメチルフェノール、α‐トコフェロール、およびα‐
トコフェロールの誘導体。
ば、2,6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐メトキシフェ
ノール、2,5‐ジ‐tert‐ブチル‐ヒドロキノ
ン、2,5‐ジ‐tert‐アミルヒドロキノン、2,
6‐ジフェニル‐4‐オクタデシルオキシフェノール。 1.3 ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル。たと
えば、2,2′‐チオ‐ビス‐(6‐tert‐ブチル
‐4‐メチルフェノール)、2,2′‐チオ‐ビス‐
(4‐オクチルフェノール)、4,4′‐チオ‐ビス‐
(6‐tert‐ブチル‐3‐メチルフェノール)、
4,4′‐チオ‐ビス‐(6‐tert‐ブチル‐2‐
メチルフェノール)。
たとえば、2,2′‐メチレン‐ビス‐(6‐tert
‐ブチル‐4‐メチルフェノール)、2,2′‐メチレ
ン‐ビス‐(6‐tert‐ブチル‐4‐エチルフェノ
ール)、2,2′‐メチレン‐ビス‐(4‐メチル‐6
‐(α‐メチルシクロヘキシル)フェノール)、2,
2′‐メチレン‐ビス‐(4‐メチル‐6‐シクロヘキ
シルフェノール)、2,2′‐メチレン‐ビス‐(6‐
ノニル‐4‐メチルフェノール)、2,2′‐メチレン
‐ビス‐(6‐ノニル‐4‐メチルフェノール)、2,
2′‐メチレン‐ビス‐(6‐(α‐メチルベンジル)
‐4‐ノニルフェノール)、2,2′‐メチレン‐ビス
‐(6‐(α,α‐ジメチルベンジル)‐4‐ノニルフ
ェノール)、2,2′‐メチレン‐ビス‐(4,6‐ジ
‐tert‐ブチルフェノール)、2,2′‐エチリデ
ン‐ビス‐(6‐tert‐ブチル‐4‐イソブチルフ
ェノール)、4,4′‐メチレン‐ビス‐(2,6‐ジ
‐tert‐ブチルフェノール)、4,4′‐メチレン
‐ビス‐(6‐tert‐ブチル‐2‐メチルフェノー
ル)、1,1‐ビス‐(5‐tert‐ブチル‐4‐ヒ
ドロキシ‐2‐メチルフェノール)ブタン、2,6‐ジ
‐(3‐tert‐ブチル‐5‐メチル‐2‐ヒドロキ
シベンジル)‐4‐メチルフェノール、1,1,3‐ト
リス‐(5‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシ‐2‐
メチルフェニル)ブタン、1,1‐ビス‐(5‐ter
t‐ブチル‐4‐ヒドロキシ‐2‐メチルフェニル)‐
3‐ドデシル‐メルカプトブタン、エチレングリコール
‐ビス‐(3,3‐ビス‐(3′‐tert‐ブチル‐
4′‐ヒドロキシフェニル)‐ブチレート)‐ジ‐(3
‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシ‐5‐メチルフェ
ニル)‐ジシクロペンタジエン、ジ‐(2‐(3′‐t
ert‐ブチル‐2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチル‐ベ
ンジル)‐6‐tert‐ブチル‐4‐メチルフェニ
ル)テレフタレート。
3,5‐トリス‐(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4
‐ヒドロキシシベンジル)‐2,4,6‐トリメチルベ
ンゼン、ビス‐(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐
ヒドロキシベンジル)スルフィド、3,5‐ジ‐ter
t‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンジル‐メルカプト‐酢
酸イソオクチル、ビス‐(4‐tert‐ブチル‐3‐
ヒドロキシ‐2,6‐ジメチルベンジル)ジチオテレフ
タレート、1,3,5‐トリス‐(3,5‐ジ‐ter
t‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト、1,3,5‐トリス‐(4‐tert‐ブチル‐3
‐ヒドロキシ‐2,6‐ジメチルベンジル)イソシアヌ
レート、3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキ
シベンジルホスホン酸ジオクタデシル、3,5‐ジ‐t
ert‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンジルホスホン酸モ
ノエチルのカルシウム塩、1,3,5‐トリス‐(3,
5‐ジシクロヘキシル‐4‐ヒドロキシベンジル)イソ
シアヌレート。
ば、4‐ヒドロキシ‐ラウリン酸アニリド、4‐ヒドロ
キシ‐ステアリン酸アニリド、2,4‐ビス‐オクチル
メルカプト‐6‐(3,5‐tert‐ブチル‐4‐ヒ
ドロキシアニリノ)‐s‐トリアジン、オクチル‐N‐
(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェ
ニル)‐カーバメート。
チル‐4‐ヒドロキシフェニル)‐プロピオン酸と、一
価または多価のアルコール(たとえば、メタノール、ジ
エチレングリコール、オクタデカノール、トリエチレン
グリコール、1,6‐ヘキサンジオール、ペンタエリト
リトール、ネオペンチルグリコール、イソシアヌル酸ト
リス‐ヒドロキシエチル、チオジエチレングリコール、
ジ‐ヒドロキシエチルシュウ酸ジアミド)とのエステ
ル。
‐ヒドロキシ‐3‐メチルフェニル)‐プロピオン酸
と、一価または多価のアルコール(たとえば、メタノー
ル、ジエチレングリコール、オクタデカノール、トリエ
チレングリコール、1,6‐ヘキサンジオール、ペンタ
エリトリトール、ネオペンチルグリコール、イソシアヌ
ル酸トリス‐ヒドロキシエチル、チオジエチレングリコ
ール、ジヒドロキシエチルシュウ酸ジアミド)とのエス
テル。
‐ヒドロキシ‐3‐メチルフェニル)プロピオン酸と、
一価または多価のアルコール(たとえば、メタノール、
ジエチレングリコール、オクタデカノール、トリエチレ
ングリコール、1,6‐ヘキサンジオール、ペンタエリ
トリトール、ネオペンチルグリコール、イソシアヌル酸
トリス(ヒドロキシエチル)、チオジエチレングリコー
ル、N,N‐ビス(ヒドロキシエチル)シュウ酸ジアミ
ド)とのエステル。
ブチル‐4‐ヒドロキシフェノール)‐プロピオン酸の
アミド。たとえば、N,N′‐ジ‐(3,5‐ジ‐te
rt‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェニルプロピオニル)
‐ヘキサメチレン‐ジアミン、N,N′‐ジ‐(3,5
‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェニルプロ
ピオニル)トリメチレンジアミン、N,N′‐ジ‐
(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェ
ニルプロピオニル)‐ヒドラジン。
剤として、テトラキス(メチレン‐3,5‐ジ‐ter
t‐ブチル‐4‐ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト)メタン、ネオペンタンテトライルテトラキス(3,
5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシヒドロシン
ナメート)、n‐オクタデシル3,5‐ジ‐tert‐
ブチル‐4‐ヒドロキシヒドロシンナメート、1,3,
5‐トリメチル‐2,4,6‐トリス(3,5‐ジ‐t
ert‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンジル)ベンゼン、
1,3,5‐トリス(3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐
4‐ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、2,6‐
ジ‐tert‐ブチル‐p‐クレゾール、2,2′‐エ
チリデン‐ビス(4,6‐ジ‐tert‐ブチルフェノ
ール)の少なくとも1種を有している。
アゾール。たとえば、5′‐メチル誘導体、3′,5′
‐ジ‐tert‐ブチル誘導体、5′‐tert‐ブチ
ル誘導体、5′‐(1,1,3,3‐テトラメチルブチ
ル)誘導体、5‐クロロ‐3′,5′‐ジ‐tert‐
ブチル誘導体、5‐クロロ‐3′‐tert‐ブチル‐
5′‐メチル誘導体、3′‐sec‐ブチル‐5′‐t
ert‐ブチル‐4′‐オクトキシ誘導体、3′,5′
‐ジ‐tert‐アミル誘導体、3′,5′‐ビス‐
(α,α‐ジメチルベンジル)誘導体。
類。たとえば、4‐ヒドロキシ‐4‐メトキシ誘導体、
4‐オクトキシ誘導体、4‐デシルオキシ誘導体、4‐
ドデシルオキシ誘導体、4‐ベンジルオキシ誘導体、
4,2′,4′‐トリヒドロキシ誘導体および2′‐ヒ
ドロキシ‐4,4′‐ジメトキシ誘導体。 2.3 置換または非置換安息香酸のエステル。たとえ
ば、サリチル酸フェニル、4‐tert‐ブチルフェニ
ル‐サリチレート、サリチル酸オクチルフェニル、ジベ
ンゾイルレゾルシノール、ビス‐(4‐tert‐ブチ
ルベンゾイル)‐レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシ
ノール、2,4‐ジ‐tert‐ブチル‐フェニル‐
3,5‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンゾ
エートおよびヘキサデシル‐3,5‐ジ‐tert‐ブ
チル‐4‐ヒドロキシベンゾエート。
α‐シアノ‐β,β‐ジフェニルアクリル酸のエチルエ
ステルまたはイソオクチルエステル、α‐カルボメトキ
シ‐ケイ皮酸メチルエステル、α‐シアノ‐β‐メチル
‐p‐メトキシ‐ケイ皮酸のメチルエステルまたはブチ
ルエステル、α‐カルボメトキシ‐p‐メトキシ‐ケイ
皮酸メチルエステル、N‐(β‐カルボメトキシ‐β‐
シアノ‐ビニル)‐2‐メチルインドリン。
によりn‐ブチルアミン、トリエタノールアミンまたは
N‐シクロヘキシルジエタノールアミンのような追加の
リガンドを伴なう2,2′‐チオ‐ビス(4‐(1,
1,1,3‐テトラメチルブチル)‐フェノール)のニ
ッケル錯体(たとえば1:1錯体または1:2錯体)、
ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル、4‐ヒドロキシ
‐3,5‐ジ‐tert‐ブチルベンジルホスホン酸モ
ノアルキルエステル(たとえばメチル、エチルまたはブ
チルエステル)のニッケル塩、2‐ヒドロキシ‐4‐メ
チルペニルウンデシルケトオキシムのようなケトオキシ
ムのニッケル錯体、場合により追加のリガンドを伴なう
1‐フェニル‐4‐ラウロイル‐5‐ヒドロキシピラゾ
ールのニッケル錯体。
えば、ビス(2,2,6,6‐テトラメチルピペリジ
ル)‐セバケート、ビス(1,2,2,6,6‐ペンタ
メチルピペリジル)‐セバケート、n‐ブチル‐3,5
‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐ヒドロキシベンジルマロ
ン酸ビス(1,2,2,6,6‐ペンタメチルピペリジ
ル)エステル、1‐ヒドロキシエチル‐2,2,6,6
‐テトラメチル‐4‐ヒドロキシ‐ピペリジンとコハク
酸の縮合生成物、N,N′‐(2,2,6,6‐テトラ
メチルピペリジル)‐ヘキサメチレンジアミンと4‐t
ert‐オクチルアミノ‐2,6‐ジクロロ‐1,3,
5‐s‐トリアジンの縮合生成物、トリス‐(2,2,
6,6‐テトラメチルピペリジル)‐ニトリロトリアセ
テート、テトラキス‐(2,2,6,6‐テトラメチル
‐4‐ピペリジル)‐1,2,3,4‐ブタン‐テトラ
‐炭酸、1,1′‐(1,2‐エタンジイル)‐ビス‐
(3,3,5,5,‐テトラメチルピペラジノン)。こ
のようなアミンにはヒンダードアミンから誘導されるヒ
ドロキシアミン、たとえばジ(1‐ヒドロキシ‐2,
2,6,6‐テトラメチルピペリジン‐4‐イル)セバ
ケート、1‐ヒドロキシ‐2,2,6,6‐テトラメチ
ル‐4‐ベンゾキシピペリジン、1‐ヒドロキシ‐2,
2,6,6‐テトラメチル‐4‐(3,5‐ジ‐ter
t‐ブチル‐4‐ヒドロキシヒドロシンナモイルオキ
シ)‐ピペリジン、およびN‐(1‐ヒドロキシ‐2,
2,6,6‐テトラメチル‐ピペリジン‐4‐イル)‐
ε‐カプロラクタムが包含される。ヒンダードアミン安
定剤のアミンオキシドも本発明に包含される。
4,4′‐ジオクチルオキシ‐オキサニリド、2,2′
‐ジ‐オクチルオキシ‐5,5′‐ジ‐tert‐ブチ
ルオキサニリド、2,2′‐ジ‐ドデシルオキシ‐5,
5′‐ジ‐tert‐ブチル‐オキサニリド、2‐エト
キシ‐2′‐エチルオキサニリド、N,N′‐ビス(3
‐ジメチルアミノプロピル)‐オキサラミド、2‐エト
キシ‐5‐tert‐ブチル‐2′‐エチルオキサニリ
ドおよびこれと2‐エトキシ‐2′‐エチル‐5,4‐
ジ‐tert‐ブチルオキサニリドとの混合物、ならび
にo‐メトキシとp‐メトキシ並びにo−およびp‐エ
トキシ二置換オキサニリドの混合物。
フェニルシュウ酸ジアミド、N‐サリチラル‐N′‐サ
リチロイルヒドラジン、N,N′‐ビス‐サリチロイル
ヒドラジン、N,N′‐ビス‐(3,5‐ジ‐tert
‐ブチル‐4‐ヒドロフェニルプロピオニル)‐ヒドラ
ジン、サリチロイルアミノ‐1,2,4‐トリアゾー
ル、ビス‐ベンジリデンシュウ酸ジヒドラジド。
とえば、トリフェニルホスファイト、ジフェニルアルキ
ルホスファイト、フェニルジアルキルホスファイト、ト
リ(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホス
ファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジ(イソデ
シルオキシ)‐2,4,8,10‐テトラオキサ‐3,
9‐ジホスファ‐[5.5]‐ウンデカンおよびトリ‐
(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジ‐tert‐ブチルフェ
ニル)ホスファイト、および/または類似のホスホナイ
ト。特に重要な有機リン化合物としては、トリス(2,
4‐ジ‐tert‐ブチルフェニル)ホスファイト、
3,9‐ジ(2,4‐ジ‐tert‐ブチルフェノキ
シ)‐2,4,8,10‐テトラオキサ‐3,9‐ジホ
スファ[5.5]ウンデカン、トリス(p‐ノニルフェ
ニル)ホスファイト、3,9‐ジステアリルオキシ‐
2,4,8,10‐テトラオキサ‐3,9‐ジホスファ
[5.5]ウンデカン、ジラウリルホスファイト、3,
9‐ジ[2,6‐ジ‐tert‐ブチル‐4‐(2‐
(n‐オクタデシルオキシカルボニル)エチル)‐フェ
ノキシ]‐2,4,8,10‐テトラオキサ‐3,9‐
ジホスファ[5.5]ウンデカン、ならびにテトラキス
(2,4‐ジ‐tert‐ブチルフェニル)‐4,4′
‐ビス(ジフェニレン)ホスホナイト、ジステアリルペ
ンタエリトリトールジホスファイト、ジイソデシルペン
タエリトリトールジホスファイト、2,4,6‐トリ‐
tert‐ブチルフェニル‐2‐ブチル‐2‐エチル‐
1,3‐プロパンジオールホスファイト、ビス(2,4
‐ジ‐tert‐ブチルフェニル)ペンタエリトリトー
ルジホスファイト、トリステアリルソルビトールトリホ
スファイト、 [[2,4,8,10‐テトラキス
(1,1‐ジメチルエチル)ジベンゾ[d,f][1,
3,2‐ジオキサホスフェピン‐6‐イル]オキシ]‐
N,N‐ビス‐[2‐[[2,4,8,10‐テトラキ
ス(1,1‐ジメチルエチル)ジベンゾ[d,f]
[1,3,2‐ジオキサホスフェピン‐6‐イル]オキ
シ]‐エチル]エタンアミン(米国特許第4,318,
845号に開示されており、イルガホス(IRGAFOS) 12
として市販されている)、ビス[2‐メチル‐4,6‐
ビス(1,1‐ジメチルエチル)フェノール]亜リン酸
エチルエステル(イルガホス(IRGAFOS) 38として市販
されている)、およびテトラキス(2,4‐ジ‐ter
t‐ブチルフェニル)‐4,4′‐ビフェニレンジホス
ホナイトより成る群の中から選択されるものがある。ト
リス(2,4‐ジ‐tert‐ブチルフェニル)ホスフ
ァイト、2,4,6‐トリ‐tert‐ブチルフェニル
‐2‐ブチル‐2‐エチル‐1,3‐プロパンジオール
ホスファイト、ビス(2,4‐ジ‐tert‐ブチルフ
ェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、および
以上のホスファイトの少なくとも1種を含有するホスフ
ァイト混合物が特に好ましい。
N‐ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N‐ジエチル
ヒドロキシルアミン、N,N‐ジオクチルヒドロキシル
アミン、N,N‐ジラウリルヒドロキシルアミン、N,
N‐ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N‐ジヘ
キサデシルヒドロキシルアミン、N,N‐ジオクタデシ
ルヒドロキシルアミン、N‐ヘキサデシル‐N‐オクタ
デシルヒドロキシルアミン、N‐ヘプタデシル‐N‐オ
クタデシルヒドロキシルアミン、N,N‐ジオクチルヒ
ドロキシルアミン、N,N‐ジ‐tert‐ブチルヒド
ロキシルアミン、N‐シクロヘキシルヒドロキシルアミ
ン、N‐シクロドデシルヒドロキシルアミン、N,N‐
ジシクロヘキシルヒドロキシルアミン、N,N‐ジベン
ジルヒドロキシルアミン、N,N‐ジデシルヒドロキシ
ルアミン、N,N‐ジ(ココアルキル)ヒドロキシルア
ミン、N,N‐ジ(C20〜C22アルキル)ヒドロキシル
アミン、および水素化タローアミンから誘導されるN,
N‐ジアルキルヒドロキシルアミン(すなわち、N,N
‐ジ(タローアルキル)ヒドロキシルアミン)、ならび
にこれらのいずれかを含有する混合物。その他の有用な
ヒドロキシルアミンは米国特許第3,644,278
号、同第3,778,464号および同第4,590,
231号などにより業界で公知である。
オクチルメチルアミンオキシド、トリオクチルアミンオ
キシド、ジデシルメチルアミンオキシド、トリデシルア
ミンオキシド、ジ(ココアルキル)メチルアミンオキシ
ド、トリ(ココアルキル)アミンオキシド、ジ(タロー
アルキル)メチルアミンオキシド、トリ(タローアルキ
ル)アミンオキシド、トリ(ナタネ油アルキル)アミン
オキシド、ジ(ナタネ油アルキル)メチルアミンオキシ
ド、トリ(C20〜C22)アミンオキシド、およびジ(C
20〜C22アルキル)メチルアミンオキシド。立体障害第
三級アミンのアミンオキシド、ならびに−O−、−S
−、−SO−、−CO2 −、−CO−、−C=C−また
は−CON−分子部分を少なくともひとつ含有するアミ
ンオキシドも有用である。水素化または非水素化トリア
ルキルアミンから誘導されるアミンオキシドおよびそれ
らの混合物も有用である。第三級アミンオキシドの熱分
解生成物および反応生成物はさらに有用な添加剤であ
る。
α‐フェニルニトロン、N‐エチル‐α‐メチルニトロ
ン、N‐オクチル‐α‐ヘプチルニトロン、N‐ラウリ
ル‐α‐ウンデシルニトロン、N‐テトラデシル‐α‐
トリデシルニトロン、N‐ヘキサデシル‐α‐ペンタデ
シルニトロン、N‐オクタデシル‐α‐ヘプタデシルニ
トロン、N‐ヘキサデシル‐α‐ヘプタデシルニトロ
ン、N‐オクタデシル‐α‐ペンタデシルニトロン、N
‐ヘプタデシル‐α‐ヘプタデシルニトロン、N‐オク
タデシル‐α‐ヘキサデシルニトロン、水素化タローア
ミンから誘導されるN,N‐ジアルキルヒドロキシルア
ミンから誘導されるニトロン。
ば、次式の3‐アリールベンゾフラノン。
置換された炭素環式または複素芳香族環系であり、nが
2のときR1 は非置換あるいはC1 〜C4 アルキルもし
くはヒドロキシで置換されたフェニレンもしくはナフチ
レンであるか、あるいは−R6−X−R7 −である。ま
た、R2 、R3 、R4 、R5 は各々が互いに独立して水
素、クロロ、ヒドロキシ、C1 〜C25アルキル、C7 〜
C9 フェニルアルキル、非置換もしくはC1 〜C4 アル
キルで置換されたフェニル、非置換もしくはC1〜C4
アルキルで置換されたC5 〜C8 シクロアルキル、C1
〜C18アルコキシ、C1 〜C18アルキルチオ、C1 〜C
4 アルキルアミノ、ジ‐(C1 〜C4 アルキル)アミ
ノ、C1 〜C25アルカノイルオキシ、C1 〜C25アルカ
ノイルアミノ、C3 〜C25アルケノイルオキシ、酸素、
イオウもしくは>N−R8 で中断されているC3 〜C25
アルカノイルオキシ、C6 〜C9 シクロアルキルカルボ
ニルオキシ、ベンゾイルオキシ、またはC1 〜C12アル
キルで置換されたベンゾイルオキシであるか、あるいは
置換基R2 とR3 またはR3 とR4 またはR4 とR5 の
各対が結合炭素原子と共にベンゼン環を形成する。さら
に、R4 は−(CH2 )p−COR9 または−(C
H2 )q OHであるか、R3 とR5 が水素のときR4は
次式の基である。
した通りである。R6 とR7 は各々が互いに独立して非
置換またはC1 〜C4 アルキルで置換されたフェニレン
もしくはナフチレンであり、R8 は水素またはC1 〜C
8 アルキルであり、R9 はヒドロキシ、(−O−1/r
Mr+)、C1 〜C18アルコキシまたは
て水素、CF3 、C1 〜C12アルキルまたはフェニルで
あり、あるいはR10とR11が結合炭素原子と共に非置換
または1〜3個のC1 〜C4 アルキル基で置換されたC
5 〜C8 シクロアルキリデン環を形成し、R14は水素ま
たはC1 〜C18アルキルであり、Mは原子価rの金属カ
チオンであり、Xは直接結合、酸素、イオウまたはNR
14であり、nは1または2であり、pは0、1または2
であり、qは1、2、3、4、5または6であり、rは
1、2または3である。その製造プロセスは、次式の化
合物を、式[H] n −R1 の化合物と反応させることか
らなる。
であり、R′15は水素、C1 〜C25アルカノイル、C3
〜C25アルケノイル、酸素、イオウもしくは
ル、C6 〜C9 シクロアルキルカルボニル、テノイル、
フロイル、ベンゾイルもしくはC1 〜C12アルキルで置
換されたベンゾイル、ナフトイルもしくはC1 〜C12ア
ルキルで置換されたナフトイル、C1 〜C25アルカンス
ルホニル、フルオロで置換されたC1 〜C25アルカンス
ルホニル、フェニルスルホニルもしくはC1 〜C12アル
キルで置換されたフェニルスルホニル、または
C18アルキレン、酸素、イオウもしくは
C2 〜C18アルケニレン、C2 〜C20アルキリデン、C
7 〜C20フェニルアルキリデン、C5 〜C8 シクロアル
キレン、C7 〜C8 ビシクロアルキレン、非置換もしく
はC1 〜C4 アルキルで置換されたフェニレン、
フェニルである。有用な3‐アリールベンゾフラノンは
公知の化合物であり、米国特許第4,325,863
号、同第4,338,244号、同第5,175,31
2号および同第5,607,624号に記載されている
ものがある。本発明で使用するのに特に好ましい3‐ア
リールベンゾフラノンは5,7‐ジ‐tert‐ブチル
‐3‐(3,4‐ジ‐メチルフェニル)‐3H‐ベンゾ
フラン‐2‐オンである。
ジプロピオン酸のエステル、たとえばラウリルエステ
ル、ステアリルエステル、ミリスチルエステルもしくは
トリデシルエステル、メルカプトベンズイミダゾールも
しくは2‐メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、ジ
ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジオクタデシルジスル
フィド、ペンタエリトリトールテトラキス(β‐ドデシ
ルメルカプト)‐プロピオネート。
化物および/またはリン化合物と組合せた銅塩および二
価マンガンの塩。 11.塩基性補助安定剤。たとえば、メラミン、ポリビ
ニルピロリドン、ジシアンジアミド、シアヌル酸トリア
リル、DHT−4A、ハイドロタルサイト、尿素誘導
体、ヒドラジン誘導体、アミン、ポリアミド、ポリウレ
タン、高級脂肪酸のアルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩、たとえばステアリン酸Ca、ステアロイル乳酸
カルシウム、乳酸カルシウム、ステアリン酸Zn、ステ
アリン酸Mg、リシノール酸Naおよびパルピチン酸
K、アンチモンピロカテコラートまたは亜鉛ピロカテコ
ラート。
ム、アルキル安息香酸ナトリウム、ビス(アルキルフェ
ニル)ホスフェートのナトリウム塩、4‐tert‐ブ
チル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、メチレン
ビス‐2,4‐ジブチルフェニルのナトリウム塩、環状
リン酸エステル、ソルビトールトリス‐ベンズアルデヒ
ドアセタール、およびビス(2,4‐ジ‐t‐ブチルフ
ェニル)ホスフェートのナトリウム塩またはエチリデン
ビス(2,4‐ジ‐t‐ブチルフェニル)ホスフェート
のNa塩。
ドとソルビトールから調製されるアセタール。 14.充填材および強化材。たとえば、炭酸カルシウ
ム、シリケート、ガラス繊維、アスベスト、タルク、カ
オリン、雲母、硫酸バリウム、金属の酸化物および水酸
化物、カーボンブラックおよび黒鉛。
エート誘導体、たとえばメチル‐3‐(N,N‐ジベン
ジルアミノキシ)プロパノエート、エチル‐3‐(N,
N‐ジベンジルアミノキシ)プロパノエート、1,6‐
ヘキサメチレン‐ビス(3‐N,N‐ジベンジルアミノ
キシ)プロパノエート、メチル‐(2‐(メチル)‐3
‐(N,N‐ジベンジルアミノキシ)プロパノエー
ト)、オクタデシル‐3‐(N,N‐ジベンジルアミノ
キシ)プロパン酸、テトラキス(N,N‐ジベンジルア
ミノキシ)エチルカルボニルオキシメチル)メタン、オ
クタデシル‐3‐(N,N‐ジエチルアミノキシ)‐プ
ロパノエート、3‐(N,N‐ジベンジルアミノキシ)
プロパン酸カリウム塩、および1,6‐ヘキサメチレン
ビス(3‐(N‐アリル‐N‐ドデシルアミノキシ)プ
ロパノエート)と一緒に使用することもできる。
滑剤、乳化剤、顔料、蛍光増白剤、防炎加工剤、帯電防
止剤、発泡剤およびチオ相乗剤、たとえばジラウリルチ
オジプロピオネートまたはジステアリルチオジプロピオ
ネート。ひとつの態様において、本発明のビス‐ホスフ
ァイト化合物は、アミン化合物、好ましくはポリアミン
と共に使用される。このアミン化合物を利用する組合せ
により、ビス‐ホスファイト化合物の加水分解安定性が
改善される。ビス‐ホスファイト化合物が固体として単
離される場合、本発明はこの化合物を固体の非晶質形態
で利用することを包含する。この非晶質のホスファイト
組成物は、ホスファイトの溶融物を急速冷却することに
よって形成される。そのような溶融物はビス‐ホスファ
イト化合物とポリアミンの混合物でよく、これを急速に
冷却すると固体の非晶質ホスファイト組成物が生成す
る。この組成物の非晶質という性質により、同じ成分を
含有する結晶質の組成物と比べて前記組成物の加水分解
安定性が向上する。このような組成物はそれぞれの量で
アミン、好ましくは脂肪族ポリアミンを含有し得る。
のビス‐ホスファイト化合物、または結晶質のビス‐ホ
スファイト化合物とアミンその他の所望の成分とのブレ
ンドを溶融してメルトブレンドを形成する。得られたメ
ルトブレンドを冷却して非晶質の固体ビス‐ホスファイ
ト化合物組成物を形成する。また、このプロセスでは、
ビス‐ホスファイト化合物を、10日を超える期間にわ
たって周囲温度に(おそらくは湿潤条件(相対湿度>6
0%)で)貯蔵した後、そのビス‐ホスファイト化合物
組成物を熱酸化安定性のためポリオレフィン、たとえば
ポリプロピレンのような熱可塑性ポリマーと配合しても
よい。
成物の総重量に対して、少なくとも50重量%のビス‐
ホスファイト化合物を含むのが好ましく、80〜99.
9重量%のビス‐ホスファイト化合物を含むのがより好
ましく、90〜99.8重量%がさらに好ましく、95
〜99.5重量%含むのがより好ましく、97〜99重
量%が最も好ましい。
て、0.1〜10重量%のレベルで存在するのが好まし
く、0.2〜10重量%がより好ましく、0.6〜5重
量%のレベルがさらに好ましく、1〜3重量%が最も好
ましい。このような安定剤アミン組成物は非晶質(非結
晶質)粒子、たとえば粉末やペレットの形態であるのが
好ましい。
り、脂肪族ポリアミンがより好ましい。この脂肪族ポリ
アミンは沸点が175℃より高いのが好ましく、190
℃より高いとさらに好ましく、200℃より高いと最も
好ましい。脂肪族ポリアミンは第一級、第二級または第
三級のアミン基を含有していてよい。このアミン基は第
一級のアミン基であるのが好ましい。ポリアミンは2
個、3個、またはそれ以上のアミン基を含有し得、言い
換えればジアミン、トリアミンまたはより高級なポリア
ミンアミンであり得る。好ましいポリアミンは次式の脂
肪族第一級ジアミンである。
ル基の中から選択されるが、このジアミンは1,6‐ジ
アミノヘキサンおよび1,10‐ジアミノデカンの中か
ら選択されるのが好ましい。適切な脂肪族第二級ジアミ
ンは次の一般式で表し得る。
ル基の中から選択され、R12はC1 〜C30で一価のアル
キル基の中から選択される。適切な脂肪族第三級ジアミ
ンは次の一般式で表し得る。
ある。ポリアミンは脂肪族の第一級ジアミンであるのが
最も好ましい。またアミンはモノアミン、またはトリイ
ソプロパノールアミンのようなヒドロキシルアミン、R
12NH2 、(R12)2 NH、(R12)3 N、(R12)2
NOHでもよい。ポリマー材料中でポリマーの劣化を有
効に阻止するビス‐ホスファイト化合物の濃度は、安定
化される特定のポリマーおよびその安定化されたポリマ
ー材料を使用しようとする最終用途に応じて大きく変化
し得る。通常0.001〜5.0重量%の範囲の濃度が
使用でき、約0.01〜0.5重量%の濃度が最も一般
的である。ポリマー粒子は、ポリマー材料の安定化のた
め、本発明のホスファイトのみをコート(塗布)しても
よく、あるいは他の慣用の安定剤と組合せてコートして
もよい。本発明により提供されるビス‐ホスファイト安
定剤は通常、フェノール系酸化防止剤、ホスファイト、
ヒドロキシルアミン、3‐アリールベンゾフラノン、有
機酸の多価塩およびチオエーテルのような他の常用安定
剤と組合せて使用される。また、上述した添加剤のいず
れが存在してもよい。
定剤は業界で知られたさまざまな手段のいずれかにより
製造前または製造中のいかなる時点でポリマー材料に配
合してもよい。たとえば、この安定剤は、ロールミルで
ポリマーの溶融物に直接添加してホスファイト化合物を
ポリマー全体に均一に分配することができる。あるいは
また、ビス‐ホスファイト化合物をペレットのような微
細に分割した形態のポリマーとドライブレンドした後、
そのドライミックスをエクストルーダー内でさらに混合
してエクストルーダーから押出すことができる。
ァイト化合物ならびにこのビス‐ホスファイト化合物を
含有するポリマー材料およびポリマー材料製の物品を包
含することは明白である。本明細書で引用した特許はす
べて本明細書に含まれているものとする。
剤としてのビス‐ホスファイト化合物の有用性を例示す
る。本発明のホスファイトの製造に関して全般的な説明
をするために、以下に、クロロホスファイトとビスホス
ファイトについて製造手順を例示する。他のビスホスフ
ァイトは当業者が余分な実験をすることなく以下の一般
的手順に従って製造することができる。
合成 還流水凝縮器と添加漏斗を備えた500mlの三ツ首フラ
スコにネオペンチルグリコール104.15gとメチレ
ンクロライド300mlを入れ、フラスコを氷/塩浴に入
れることによって溶液を約0〜10℃に冷却した。三塩
化リン163.63gを添加漏斗に加え、温度を約10
℃以下に保ったまま反応フラスコに約6時間かけて滴下
した後放置して、約2時間かけて反応溶液をほぼ室温ま
で暖めた。この混合物をさらに14時間かけて一晩撹拌
した。メチレンクロライドを留去し、生成物を80℃/
16mmで真空蒸留して淡黄色の液体を得て純粋な無色ネ
オペンチルグリコールクロロホスファイトを160.8
5g回収した(収率95.43%)。
‐ジ‐tert‐ブチルフェニルネオペンチルグリコー
ルホスファイト)(Phos−2)の調製 温度プローブ、凝縮器および添加漏斗を備えた500ml
の三ツ首フラスコに2,2′‐メチレン‐ビス‐(4,
6‐ジ‐tert‐ブチルフェノール)42.47gと
トリブチルアミン111.26gを入れた。反応混合物
を磁気撹拌棒でよく掻き混ぜ、ネオペンチルグリコール
モノクロロホスファイト33.71gを添加漏斗に入
れ、約5分間で反応混合物に加えた。反応フラスコをゆ
っくり約95〜103℃に加熱し、ほぼ4時間維持し
た。反応混合物を約35℃まで放冷したところ固形物は
生成しなかった。反応混合物にヘプタンを約100ml加
え、撹拌し、沈殿した塩を濾過して取り、ヘプタンに溶
解したものをストリッピングして乾燥させた。油状残渣
を精製するため約150mlのアセトニトリルを加えゆっ
くり加熱して完全に溶解させた。室温に冷却し、得られ
た生成物を焼結ガラス漏斗を通して濾過して白色の生成
物を単離し、乾燥して融点166〜167.5℃のビス
ホスファイトを53.00g回収した(収率76.93
%)。ヘプタンから白色結晶質小板として結晶化させた
試料は融点が166〜167.5℃であった。
ert‐ブチルフェニルネオペンチルグリコールホスフ
ァイト)(Phos−3)の調製 温度プローブ、凝縮器および添加漏斗を備えた500ml
の三ツ首フラスコに2,2′‐ビス‐(4,6‐ジ‐t
ert‐ブチルフェノール)41.27gとトリブチル
アミン111.00gを入れた。反応混合物を磁気撹拌
棒でよく掻き混ぜ、ネオペンチルグリコールクロロホス
ファイト33.71gを約10分間で添加漏斗から反応
混合物中に加えた。反応フラスコをゆっくり約95〜1
00℃に加熱し、ほぼ5時間維持した。反応混合物を約
35℃まで放冷したところ白色の固体が生成した。反応
混合物にイソプロパノールを約100ml加え、撹拌し、
焼結ガラス漏斗を通して濾過し、別の約150mlのイソ
プロパノールで洗浄した。こうして単離した白色生成物
を70℃/〜1mmで乾燥させて秤量したところ53.6
3gであり(収率79.24%)、融点は189〜19
1℃であった。アセトニトリルから白色結晶質小板とし
て結晶化させた試料は融点が190〜192℃であっ
た。
(4,6‐ジ‐tert‐ブチルフェニルネオペンチル
グリコールホスファイト)(Phos−5)の調製 温度プローブ、凝縮器および添加漏斗を備えた500ml
の三ツ首フラスコにイソノックス(Isonox)−129を4
3.87gとトリブチルアミンを111.20g入れ
た。反応混合物を磁気撹拌棒でよく掻き混ぜ、ネオペン
チルグリコールモノクロロホスファイト33.71gを
添加漏斗から約5分間で反応混合物に加え、反応フラス
コをゆっくり約118〜120℃に加熱し、ほぼ6時間
維持した。反応混合物を約35℃まで放冷したところ白
色の固体が生成した。反応混合物にイソプロパノールを
約100ml加え、撹拌し、焼結ガラス漏斗を通して濾過
し、別の約150mlのイソプロパノールで洗浄した。こ
うして単離した白色生成物を70℃/〜1mmで乾燥させ
て秤量したところ57.0gであった(収率81%)。
乾燥した生成物をさらにアセトニトリル約1800mlか
ら結晶化させて融点が208〜210.5℃の純粋な生
成物を42.00g回収した。
ノールクロロホスファイト誘導体 ネオペンチルグリコールクロロホスファイトの製造に関
して記載した手順に従って、シクロヘキサン‐1,1‐
ジメタノール108.69g、三塩化リン130.69
gおよびメチレンクロライド250gから、114〜1
16℃/3.5mmでの真空蒸留により無色の液体として
シクロヘキサン‐1,1‐ジメタノールクロロホスファ
イト146.29gを得た(収率93.04%)。
6‐ジ‐tert‐ブチルフェニル‐シクロヘキシル‐
1,1‐ビス‐ヒドロキシメチルホスファイト)(Ph
os−4)の調製 Phos−2に関して記載したのとほぼ同様な手順に従
って、2,2′‐メチレン‐ビス(4,6‐ジ‐ter
t‐ブチルフェノール)18.26g、トリブチルアミ
ン79.7gおよびシクロヘキサン‐1,1‐ジメチル
アルコールクロロホスファイト17.94gから、ヘプ
タンで抽出した後アセトニトリル溶媒から結晶化させる
ことにより、融点が187〜189℃のビスホスファイ
ト生成物を26.0g得た(収率78.64%)。ヘプ
タンから結晶化させた試料は融点が188〜189℃で
あった。
‐プロパンジオールクロロホスファイト ネオペンチルグリコールクロロホスファイトの製造に関
して記載した手順に従って、2‐ブチル‐2‐エチル‐
1,3‐プロパンジオール260.78g、三塩化リン
223.47gおよびヘプタン500gから、139〜
140℃/16mmでの真空蒸留により無色の液体として
2‐ブチル‐2‐エチル‐1,3‐プロパンジオールク
ロロホスファイト386.94gを得た(収率94.4
8%)。
(4,6‐ジ‐tert‐ブチルフェニル‐2‐ブチル
‐2‐エチル‐1,3‐プロパンジオールホスファイ
ト)(Phos−6)の調製 化合物Phos−2に関して上記したのとほぼ同様な手
順に従って、イソノックス(Isonox)−129を43.8
7g、トリブチルアミンを110gおよび2‐エチル‐
2‐ブチル‐1,3‐プロパンジオールクロロホスファ
イトを44.93g使用して反応を実施した。約200
mlのヘプタン/トルエンを反応混合物に加え、焼結漏斗
により濾過した。回転蒸発器を用いてヘプタン/トルエ
ンを除去して、可能な2つの異性体から成る白色物質を
59.00g単離した(72.3%)。この物質を熱ヘ
プタンに再溶解し、ヘプタン/イソオクタン溶媒で結晶
化して、乾燥により融点157〜163℃の白色生成物
を36.0g単離した。ヘプタン/イソオクタン可溶分
を回転蒸発させ、熱アセトニトリルに再溶解し、結晶化
させた。生成した結晶を単離したところ融点が108〜
120℃の白色の固体が16.00g得られた。
物で得られる予想外の有利な特性の一部をさらに立証す
るために、業界で公知の方法によってさまざまな組成物
を調製した。「PP」は、モンテル社(Montel Co.)から
入手できるグレードプロファックス(Profax)6501の
ポリプロピレン樹脂である。
igy)からイルガノックス(IRGANOX)1010という商標
で市販されている立体障害ヒンダードフェノールであ
る。「CaSt」は、ステアリン酸カルシウムである。
「Phos−1」は、ジー・イー・スペシャルティー・
ケミカルズ(GE Specialty Chemicals)からウルトラノッ
クス(ULTRANOX)641という商標で市販されており、次
式で表される。
な特性を表1に示す。重量はポリプロピレン樹脂の重量
を基にした重量部である。基本の調合物は安定化されて
ないポリプロピレン100部である。供試ホスファイト
安定剤は、タービュラブレンダー(Turbula Blender) を
用いて30分樹脂とブレンド/混合した。こうして安定
化された樹脂調合物を100rpm で直径1インチの単軸
キリオン(Killion) ブランドエクストルーダーから50
0°F(260℃)で押し出した。
樹脂ペレットを370°F(188℃)で圧縮成形して
厚さ125ミル(3.2mm)のプラックとし、試験片の
黄色度指数(YI)を決定した。低いYI値は黄変が少
ないことを示す。また、初回、三回および五回目の押出
し後のペレットのメルトフローレート(g/10分)を
測定した(ASTM−D−1238)。五回目の押出し
後のメルトフローレートが初回の押出し後のメルトフロ
ーレートに近ければ近い程、ポリプロピレンに対する加
工安定化が優れていることを示す。
ト(すなわちPhos−2〜5)で調製した組成物は、
押出しを繰返した後でもメルトフローレート(MFR)
のシフトが非常に小さいことで示されているように分子
量の維持が顕著に良好である。本発明のホスファイトの
添加によって優れた保色性も保たれている。Phos−
1は従来技術の中で現在市販されている最高のホスファ
イトであるウルトラノックス(ULTRANOX)641を示して
いる。これらのデータは、予想外にも、本発明のホスフ
ァイトで得られる特性がウルトラノックス(ULTRANOX)6
41に近いことを示している。
示的ないくつかのホスファイトを熱重量分析(TGA)
によって分析した。これらの研究の結果を表2に示す。 表 2 ブチル化されたフェノールをベースとするビスホスファイトのTGA (加熱速度20℃/分、室温から500℃まで、窒素中) 化合物 重量損失(%) 2% 5% 10% 温度(℃) Phos−2 229 257 277 Phos−3 226 247 264 Phos−4 295 316 334 Phos−5 235 260 278 表2のデータから分かるように、本発明のホスファイト
は熱安定性に優れている。温度が高い程、ホスファイト
の揮発性は低く、全体的な熱安定性はより大きい。
の加水分解安定性をさまざまな温度・相対湿度の下で測
定した。結果をまとめて表3に示す。 表 3 加水分解安定性の研究 化合物 RT/RH〜80% 30℃/RH〜70% Phos−2 1,344h 551h Phos−3 2,000h 735h Phos−4 744h 271h Phos−5 2,000h 929h Phos−6 測定せず 186h 重量が1%増大する時間を時間単位で記録した。化合物
Phos−2、Phos−3およびPhos−5がアミ
ンの添加なしでもこのように高い安定性をもっているこ
とは予想外であった。
本発明の範囲外の他のいくつかのホスファイトの融点と
比較した。データを表4に示す。 表 4 ホスファイト 融点(℃) Pho−3 190〜192 Pho−5 208〜210.5 Pho−7 212〜214 Pho−8 >290 Phos−3とPhos−5はビス‐芳香環の2,2′
位が置換されており、一方Phos−7とPhos−8
は4,4′位が置換されている。また、Phos−3の
構造はほぼPhos−8の構造に対応しており、分子量
も類似である。同様に、Phos−5の構造はほぼPh
os−7の構造に対応している。これらのデータから分
かるように、予想外なことに、2,2′位を置換する
と、4,4′位の類似の置換で得られる融点よりも低い
融点が得られる。融点が低めであるということは、多く
の熱可塑性樹脂に対する分散がより良好となるので望ま
しい。この点、約210℃以下の融点を有するホスファ
イトは特に有用であり望ましい。したがって、本発明の
ホスファイトは、所望の範囲内の融点をもち加水分解安
定性に優れたホスファイトに対する以前からのニーズを
満たすものである。
明して来たが、本明細書の開示内容は限定的なものと考
えるべきでないものと理解されたい。本明細書の開示内
容を参照すれば当業者にはさまざまな変更や修正が明ら
かとなることは疑いない。したがって、請求の範囲は、
本発明の思想と範囲から逸脱することのない変更や修正
を含むものと理解されたい。
Claims (12)
- 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R1 およびR2 は各々がそれぞれ独立して、水
素、炭素原子1〜約17個のアルキル基の中から選択さ
れるか、または、R1 およびR2 は結合して、5員、6
員もしくは7員のシクロアルキル環または置換されてい
る5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環を形成
し、R3 は炭素原子1〜約12個のアルキリデン基また
は炭素‐炭素直接結合である]を有する化合物。 - 【請求項2】 R1 およびR2 が各々独立してメチル、
エチルであるか、または、R1 およびR2 が結合して、
5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環または置換
されている5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環
を形成しており、R3 が炭素‐炭素結合、メチレン基、
エチレン基、1,1‐エチル基またはイソプロピレン基
である、請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 【化2】 【化3】 【化4】 および 【化5】 より成る群の中から選択される、請求項1記載の化合
物。 - 【請求項4】 (a)熱、放射線、または熱と放射線の
組合せに曝露された際に劣化し得るポリマー材料、なら
びに (b)前記ポリマー材料が熱、放射線、または熱と放射
線の組合せに曝露された際の劣化を低減するのに有効な
量の、式 【化6】 [式中、R1 およびR2 は各々がそれぞれ独立して、水
素、炭素原子1〜約17個のアルキル基の中から選択さ
れるか、または、R1 およびR2 は結合して、5員、6
員もしくは7員のシクロアルキル環または置換されてい
る5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環を形成
し、R3 は炭素原子1〜約12個のアルキリデン基また
は炭素‐炭素直接結合である]を有する化合物を含む安
定化された組成物。 - 【請求項5】 R1 およびR2 が各々独立してメチル、
エチルであるか、または、R1 およびR2 が結合して、
5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環または置換
されている5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環
を形成しており、R3 が炭素‐炭素結合、メチレン基、
エチレン基、1,1‐エチル基またはイソプロピレン基
である、請求項4記載の安定化された組成物。 - 【請求項6】 化合物が、 【化7】 【化8】 【化9】 および 【化10】 より成る群の中から選択される、請求項4記載の安定化
された組成物。 - 【請求項7】 化合物がポリマー材料の重量に対して約
0.01〜約0.5重量%存在する、請求項4記載の安
定化された組成物。 - 【請求項8】 ポリマー材料がα‐オレフィンのホモポ
リマーまたはコポリマーである、請求項4記載の安定化
された組成物。 - 【請求項9】 ポリマー材料がポリプロピレンである、
請求項8記載の安定化された組成物。 - 【請求項10】 さらに、フェノール系酸化防止剤、U
V吸収剤、光安定剤、金属失活剤、過酸化物捕捉剤、他
のホスファイト、ホスホナイト、チオ相乗剤、ヒドロキ
シルアミン、第三級アミンオキシド、中和剤、ハイドロ
タルサイト、3‐アリールベンゾフラノン、核剤、透明
化剤、充填材、強化剤、可塑剤、滑剤、顔料、防炎剤、
帯電防止剤、発泡剤、およびアミン化合物より成る群の
少なくともひとつを含む、請求項4記載の安定化された
組成物。 - 【請求項11】 (a)熱、放射線、または熱と放射線
の組合せに曝露された際に劣化し得るポリマー材料、
(b)前記ポリマー材料が熱、放射線、または熱と放射
線の組合せに曝露された際の劣化を低減するのに有効な
量の、式 【化11】 [式中、R1 およびR2 は各々がそれぞれ独立して、水
素、炭素原子1〜約17個のアルキル基の中から選択さ
れるか、または、R1 およびR2 は結合して、5員、6
員もしくは7員のシクロアルキル環または置換されてい
る5員、6員もしくは7員のシクロアルキル環を形成
し、R3 は炭素原子1〜約12個のアルキリデン基また
は炭素‐炭素直接結合である]を有する化合物(c)ヒ
ンダードフェノール系化合物、ならびに(d)ステアリ
ン酸カルシウムを含む安定化された組成物。 - 【請求項12】 ポリマー材料がポリプロピレンであ
る、請求項4記載の安定化された組成物。
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