JPH11335395A - 精製ヒトアクチビン及びその製造方法 - Google Patents

精製ヒトアクチビン及びその製造方法

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JPH11335395A
JPH11335395A JP10159943A JP15994398A JPH11335395A JP H11335395 A JPH11335395 A JP H11335395A JP 10159943 A JP10159943 A JP 10159943A JP 15994398 A JP15994398 A JP 15994398A JP H11335395 A JPH11335395 A JP H11335395A
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activin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粗ヒトアクチビン、特に粗ヒトアクチビンAか
ら医薬用途に適した高純度のヒトアクチビンAを簡便に
単離、精製でき、かつ工業生産規模でヒトアクチビンA
を製造できる方法を開発すると共に、高純度に精製され
たヒトアクチビンを提供する。 【解決手段】粗ヒトアクチビンを、特に、カオトロピッ
クイオンの濃度勾配溶出法による陽イオン交換クロマト
グラフィーを含有する精製工程に付することにより、医
薬用途に使用できる高純度に精製されたヒトアクチビン
の製造を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規精製ヒトアク
チビン、詳しくは純度が改善したヒトアクチビン及びそ
の製造方法に関し、特に、粗ヒトアクチビンAからヒト
アクチビンAを単離、精製する方法及び高純度に精製さ
れたヒトアクチビンAに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒトアクチビンは、医薬品としての開発
が期待されており、特にヒトアクチビンAは、骨粗鬆症
改善治療薬等医薬品その他の用途が期待できる有用物質
である。
【0003】ヒトアクチビンAはヒト白血病細胞株THP-
1(IFO 50147)の培養上清より単離、精製されたアミノ
酸116個のポリペプチド鎖2本から成るホモダイマー
タンパク質である。分子量は、約25000ダルトンで
あり、ポリペプチド鎖毎に9個のシステイン残基(Cy
s)が存在(ダイマーで合計18個)、合計9個の分子
内、分子間ジスルフィド結合を形成している(Biochemi
cal and Biophysical Research Communications, 142,
1095-1103, 1987参照。)。
【0004】本発明者等は、特に、ヒトアクチビンAの
生産、精製手段として以下に示した4種類の方法を発展
させてきた。即ち (1)ヒト骨髄性白血病細胞THP-1(IFO 50147)をホル
ボールエステルを用いて刺激後に得た培養上清から、硫
安分画と4段階のカラムクロマトグラフィーにより得る
方法(細胞工学、別冊4、P48-58、1987年参照。);
【0005】(2)ヒトアクチビンAのcDNAを組み
込んだ発現ベクターを導入して得たヒトアクチビンA高
生産遺伝子組み換えCHO細胞由来培養上清から、酸有
機溶媒沈殿/冷却層分離と逆相HPLCを組み合わせること
により得る方法(Biochemicaland Biophysical Researc
h Communications, 151, 230-235, 1988;及び特開平1
−300898号公報参照。);
【0006】(3)上記と同じ方法で得られた培養上清
から、ヒトアクチビンA結合タンパク質であるフォリス
タチンをリガンドに用いたアフィニティークロマトグラ
フィーにより取得する方法(特開平2−255098号
公報参照。);及び
【0007】(4)ヒトアクチビンAのcDNAを組み
込んだ発現ベクターを導入したヒトアクチビンA高生産
遺伝子組み換え微生物の、菌体中に蓄積される不溶性顆
粒より可溶化、リフォールディング処理して得た粗ヒト
アクチビンA溶液から逆相HPLCにより得る方法(国際出
願公開第WO97/23638号公報参照。)の4種類
の方法である。
【0008】上記4種類の方法で得たヒトアクチビンA
は動物実験用サンプルとしては十分に高純度であった。
しかし、ヒトアクチビンAを医薬品として開発するに
は、ヒトに投与するに足る極めて高純度の医薬品原体
を、適切な製造コストで工業生産し得る実用的な精製工
程を作り上げる必要があるが、上記方法ではヒトアクチ
ビンAをヒトに投与し得るに十分な純度まで精製するこ
とが困難であった。即ち、上記4種類の生産方法で使用
されたクロマトグラフィー類をいくら組み合わせても、
宿主又は培地由来の抗原性物質や発熱性物質等、ヒトア
クチビンA遺伝子の翻訳ミスや翻訳後修飾不適切に基づ
く類縁体、及び精製工程で生じるヒトアクチビンA分解
物、修飾物等を高度に除去することは不可能であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、粗ヒ
トアクチビン、特に粗ヒトアクチビンAから医薬用途に
適した高純度のヒトアクチビンAを簡便に単離、精製で
き、かつ工業生産規模でヒトアクチビンを製造できる方
法の開発並びに高純度ヒトアクチビンの製造、及び提供
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題解
決に向けて鋭意検討を行った結果、粗ヒトアクチビンと
して粗ヒトアクチビンAについて検討を行った。
【0011】ヒトアクチビンAの高生産遺伝子組み換え
微生物培養中の不溶性顆粒体よりリフォールディング処
理した粗ヒトアクチビンA溶液から、ヒトアクチビンA
とその類縁物質との電気的性質の差異を利用して分離す
るイオン交換クロマトグラフィーを確立することが最も
適当と考えた。その理由として、イオン交換クロマトグ
ラフィーは、逆相クロマトグラフィーに比較してスケー
ルアップが容易であり、タンパク質の工業的な大規模製
造に最も適する方法であると考えた。
【0012】ところで、江藤等は粗ヒトアクチビンA
を、DEAE-トヨパール(東ソー製)、及びMono-Q(アマシャムファ
ルマシアハ゛イオテク製)の2種類の担体を使用する陰イオン交換
クロマトグラフィーで精製している(Biochemical and
Biophysical Research Communications, 151, 230-235,
1988参照。)。しかし、大量精製用カラム充填剤であ
るDEAE−トヨパールを使用して精製した場合、得られた
ヒトアクチビンAのタンパク質純度は約2%と低く、高
性能な高速液体クロマトグラフィー(HPLC)カラムであ
るMono-Qを使用した場合でも約55%のタンパク質純度
にとどまっている。何れも医薬品に適した純度のタンパ
ク質純度を達成するためには全く不充分な精製能力であ
った。加えて、何れのカラムを用いた場合でもヒトアク
チビンAの回収率は低く(前者の回収率約56%、後者
の回収率約63%)、又希薄な溶液で回収されるため
に、そのまま工業的な生産に使用するのは不可能と結論
した。以上のように、従来知られた一般的な精製技術を
使用して、ヒトアクチビンAのイオン交換クロマトグラ
フィーを工業的生産規模で実施することが極めて困難な
ことは全く明らかだった。
【0013】本発明者等は、上記課題を解決するため
に、更に研究を進めた結果、粗ヒトアクチビンA溶液か
ら、必要により低分子不純物を除去後、陽イオン交換ク
ロマトグラフィーを含む精製工程を使用することによ
り、ヒトアクチビンAを高度に精製する方法を見出し、
この知見に基づき本発明を完成するに到った。
【0014】より詳しくは、本発明によれば、粗ヒトア
クチビン、特に粗ヒトアクチビンA溶液に、残留する場
合必要によりリフォールディング試薬を一般的な方法に
より除去した後、好ましくは高濃度有機溶媒を含有させ
て、カオトロピックイオン、及び極めて低いpH緩衝液で
平衡化された陽イオン交換カラムに負荷し、カオトロピ
ックイオンの濃度勾配溶出法によって、電気的性質の異
なる類縁体を高度に分離除去し、高純度のヒトアクチビ
ンAを得ることができる。
【0015】即ち、ヒトアクチビンA遺伝子を導入した
微生物を培養し、産生されたヒトアクチビンA不溶性顆
粒の可溶化、リフォールディングより得られた活性な粗
ヒトアクチビンA溶液を精製する場合、好ましくは低分
子不純物を除去した後、好ましくは、これを高濃度の有
機溶媒、極めて低いpH、及びカオトロピックイオンの
性質をもつ塩を組み合わせた条件の陽イオン交換クロマ
トグラフィーに負荷し、カオトロピックイオン濃度勾配
溶出により、特に好ましくは宿主由来タンパク質、リフ
ォールディングしなかった会合凝集体、及び電気的性質
の異なる類縁体の何れも効果的に除去することができ、
しかも濃縮ヒトアクチビンAを高回収率で取得可能であ
る。
【0016】即ち、本発明は粗ヒトアクチビンを、陽イ
オン交換クロマトグラフィー、特に濃度勾配溶出法によ
る陽イオン交換クロマトグラフィーを含有する精製工程
に付して精製することにより純度が改善されたヒトアク
チビンを製造する方法である。当該濃度勾配溶出法はカ
オトロピックイオンの濃度勾配溶出法が好ましい。
【0017】更に、本発明には下記の内容も含まれる: [1] 上記製造方法において、水溶性有機溶媒の存在下
及び/又は酸性下に陽イオン交換カラムクロマトグラフ
ィーを行う上記製造方法。
【0018】[2] 上記[1]の精製方法において有機溶媒
が低級アルコール、アセトニトリル、ジメチルスルホキ
シド及びジメチルホルムアミドの少なくとも1種を含
み、その濃度が低くとも20容量%、より好ましくは2
0〜60容量%である上記製造方法。
【0019】[3] 上記製造方法において、粗ヒトアク
チビンが、電気的に異なるその類縁体、宿主由来タンパ
ク質、宿主及び/又は培地由来の抗原性物質、発熱物質
等、リフォールディングに際してリフォールディングし
なかった会合凝集体、遺伝子翻訳ミスや翻訳後修飾不適
切に基づく類縁体、及び精製工程で生じるヒトアクチビ
ン分解物、修飾物等の少なくとも1種を含む上記製造方
法。
【0020】[4] 上記製造方法において、粗ヒトアク
チビンが、ヒトアクチビン遺伝子を導入した微生物を培
養し、産生されたヒトアクチビン不溶性顆粒の可溶化、
リフォールディングより得られた活性な粗ヒトアクチビ
ン由来の不純物の少なくとも1種を含有する粗ヒトアク
チビンである上記製造方法。
【0021】[5] 上記製造方法において、精製工程と
して低分子不純物を除去する精製工程を組合せた上記製
造方法。
【0022】[6] 精製工程として、更にアルカリ性下
に陰イオン交換クロマトグラフィーによる精製工程を含
有する上記製造方法。
【0023】[7] 上記[6]の製造方法において、クロマ
トグラフィーが天然多糖をベースマトリックスとした陰
イオン交換クロマトグラフィーを含む上記製造方法。
【0024】[8] ヒトアクチビン遺伝子を導入した微
生物を培養し、産生されたヒトアクチビン不溶性顆粒の
可溶化、リフォールディングより得られた活性な粗ヒト
アクチビン溶液から低分子不純物を除去した後、これを
高濃度の有機溶媒とカオトロピックイオンを含む極めて
低いpHで平衡化された陽イオン交換クロマトグラフィ
ーに負荷し、カオトロピックイオン濃度勾配溶出を行う
ことにより、宿主由来タンパク質、リフォールディング
しなかった会合凝集体、及び電気的性質の異なる類縁体
を効果的かつ高度に除去した濃縮ヒトアクチビンを高回
収率で製造する方法。
【0025】[9] 上記[8]の製造方法において、低分子
物質の不純物を除去した後、下記2工程を組み合わせる
ことにより、更に効率良く精製を行い粗ヒトアクチビン
溶液から高純度のヒトアクチビンを製造する方法。
【0026】(i)当該一部精製物を極めて高いpH条
件で平衡化された天然多糖をベースマトリックスとした
陰イオン交換クロマトグラフィーに負荷し、塩濃度上
昇、pH低下、及び有機溶媒を添加した緩衝液へ置換す
ることにより、宿主由来タンパク質、リフォールディン
グしなかった会合凝集体、電気的性質の異なる類縁体の
何れも概ね除去した濃縮ヒトアクチビンAを定量的に回
収する工程;、 (ii)上記(i)で得られた回収画分の緩衝液を置換
した後、有機溶媒を含む極めて高いpHで平衡化された
陰イオン交換クロマトグラフィーに負荷し、塩濃度勾
配、及びpH勾配(pH低下)を施すことにより、宿主
由来タンパク質、及び電気的性質の異なる類縁体の何れ
も概ね除去した濃縮ヒトアクチビンを高回収率で得る工
程;及び上記(ii)で得られた回収画分の緩衝液を置
換した後、前記陽イオン交換クロマトグラフィーの精製
工程を行う製造方法。
【0027】[10] 上記本発明及び[1]乃至[9]の製造方
法において得られた純度が改善したヒトアクチビン及び
純度が低くとも99%の高純度ヒトアクチビン。
【0028】[11] その純度が低くとも99%で、不純
物として電気的性質を異にするヒトアクチビン類縁体を
実質的に含まないヒトアクチビン。
【0029】[12] 上記本発明及び[1]乃至[9]の製造方
法並びに上記[10]及び[11]においてヒトアクチビンがヒ
トアクチビンAである発明。
【0030】[13] 上記本発明及び本発明により得られ
る純度が改善したヒトアクチビン、特にヒトアクチビン
Aを含有する骨粗鬆症改善治療薬その他の医薬製剤。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下に詳細に説明する。本発明に使用する出発物質である
粗ヒトアクチビンには、粗ヒトアクチビンA等各種アク
チビンの粗生成物が含まれる。従って、各種不純物で通
常の精製手段では分離困難な不純物を少なくとも1種含
む粗ヒトアクチビンであればよい。不純物の種類として
は特に制限されないが、電気的に異なるその類縁体、宿
主由来タンパク質、宿主及び/又は培地由来の抗原性物
質、発熱物質等、リフォールディングに際してリフォー
ルディングしなかった会合凝集体、遺伝子翻訳ミスや翻
訳後修飾不適切に基づく類縁体、及び精製工程で生じる
ヒトアクチビン分解物、修飾物等何れも効果的に分離で
きる点で優れており、特に電気的性質を異にする類縁体
の高度分離に適している。
【0032】上記ヒトアクチビンA精製原料に含有され
る類縁物質について具体的には、上記した通り、大きく
分けて、培養が終了した段階で既に含まれている類縁物
質(大腸菌が誤ったアミノ酸を取り込んだしまったり、
タンパク質が合成された後に大腸菌の持つ酵素によって
異常な修飾を受けることに原因)、精製途中に生じる類
縁物質(リフォールディングやクロマトグラフィーにお
いて修飾を受けることに原因)の2通りがある。本発明
で使用する精製技術は、リフォールディングの最中に生
じてしまう修飾物(特に高pH値下で生じる脱アミド反
応物、例えば分子内のアスパラギンがアスパラギン酸に
変化したもの)をヒトアクチビンAから分離除去するの
に、特に効果を発揮する。従って、本発明の精製につい
て、特にヒトアクチビンAを微生物に変性状態で生産さ
せ、人為的にリフォールディングさせた場合に特に有効
である。
【0033】被精製物としてヒトアクチビンAの場合を
例として、以下に説明する。ヒトアクチビンAの遺伝子
を組み込んだ微生物から得られる不溶性顆粒体を還元変
性抽出処理後、国際出願公開第WO97/23638号
公報に記載の方法に基づいてリフォールディング処理し
た粗ヒトアクチビンA溶液を使用することができる。こ
の場合、まず、粗ヒトアクチビンA溶液から低分子の不
純物を分離する方が好ましく、その場合の低分子不純物
の除去方法については低分子不純物の除去方法として知
られている方法を採用することができ、簡便には例えば
限外濾過法、ゲル濾過クロマトグラフィー法、透析法
等、一般的に緩衝液置換する方法を使用すればよい。そ
の際、事前に粗ヒトアクチビンA溶液を希釈し、分子分
画量10000程度の膜を使用した濃縮操作により、出
発原料中の不純物の種類や含量に関係なくスケールアッ
プが可能となる。
【0034】本発明は、粗ヒトアクチビンを、濃度勾配
溶出法による陽イオン交換クロマトグラフィー、特にカ
オトロピックイオンの濃度勾配溶出法により、精製し
て、純度を改善したヒトアクチビンを製造する方法であ
る。
【0035】カオトロピックイオンとはタンパク質の高
次構造を壊す効果をもつ塩類のことである。NaSCN
やNaClOのように、低分子非電解質、蛋白等の水
に対する溶解度を高める、蛋白や核酸の高次構造を破壊
して変性させる等の性質を持つイオン(蛋白質・酵素の
基礎実験法、pp63(改訂第2版;堀尾武一編、南光堂、1
994年参照。)であり、このような性質は、塩が解離し
て生じたイオンによって水の構造が破壊され、疎水性物
質と水が接触したときに生じる、水のエントロピーの減
少が抑制されるためであると考えられている。
【0036】このように低分子除去した画分を酸性下、
望ましくはpH2〜4程度(より望ましくはpH2.5
〜3.5程度)に調整した後、水溶性有機溶媒、好まし
くは高濃度水溶性有機溶媒(例えば、20〜60%の有
機溶媒、好ましくはエタノール、イソプロパノール等炭
素数1〜4の低級アルコール、アセトニトリル、ジメチ
ルスルホキシド及びジメチルホルムアミド等)と0.2
M以下のカオトロピックイオンの性質をもつ塩(例え
ば、NaClO、KClO等の過塩素酸塩、NaS
CN、KSCN等のチオシアン酸塩等)を含む酸性下、
望ましくはpH2〜4程度(より望ましくはpH2.5
〜3.5程度)で平衡化された陽イオン交換カラム(例
えば、リソース−S;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に負荷
し、塩濃度勾配によって溶出する。塩濃度勾配は10カ
ラム容量以上かけて0.2〜0.4M程度まで塩濃度を
上げることで、電気的性質の異なる類縁体等が効果的に
除去された高濃度のヒトアクチビンAを高回収、製造可
能となる。
【0037】尚、上記の陽イオン交換クロマトグラフィ
ーでの精製負担を軽減する為、陽イオン交換クロマトグ
ラフィー適用前に、好ましくは以下のように2段階の陰
イオン交換クロマトグラフィーを用いて原料由来の不純
物やリフォールディング処理までに生成した不純物を概
ね除去しておくことが精製効率を上げるために極めて有
利である。
【0038】低分子不純物を除去した後(望ましくは、
ゲル濾過クロマトグラフィー法により、pH9.5〜1
0.5程度の緩衝液に置換)、50mM以下の塩(例え
ば、NaCl使用。)を含むpH9.5〜10.5程度
の緩衝液(例えば、20mM1,3-ジアミノプロパン/
HCl使用。)で平衡化された天然多糖をベースマトリ
ックスとした陰イオン交換カラム(例えば、Q−セファ
ロースFF;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に6mg/mlゲ
ル程度負荷し、5カラム容量程度の平衡化緩衝液で洗浄
した後、水溶性有機溶媒(例えば、5〜25%の濃度
で、エタノール、イソプロパノール等炭素数1〜4の低
級アルコール、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド
及びジメチルホルムアミド等の使用。)と0.1M以上
の塩(例えば、NaCl使用。)を含むpH8.5〜
9.5程度の緩衝液(例えば、20mM 1,3-ジアミ
ノプロパン/HCl)に置換することにより、モノマー
や会合凝集体を概ね除去し、かつ1mg/ml以上に濃
縮されたヒトアクチビンA画分を得ることができる。こ
の画分をpH9.5〜10.5程度の緩衝液(例えば、
20mM 1,3-ジアミノプロパン/HCl)に置換し
た後、有機溶媒(例えば、5〜25%の有機溶媒、好ま
しくはメタノール、イソプロパノール等低級アルコー
ル、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド及びジメチ
ルホルムアミド等)と50mM以下の塩(例えば、Na
Cl使用。)を含むpH9.5〜10.5程度の緩衝液
(例えば、20mM 1,3-ジアミノプロパン/HC
l)で平衡化された陰イオン交換カラム(例えば、リソ
ース−Q;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に5mg/mlゲル
程度負荷する。10カラム容量以上かけて塩濃度を0.
1M以上に上げるのと同時にpHを8.5〜9.5程度
まで下げることにより、陽イオン交換クロマトグラフィ
ーで分離除去困難な類縁体を除去することができる。
【0039】最終精製工程として、この画分を例えば実
施例1に従った陽イオン交換クロマトグラフィー精製す
ることにより、電気的性質が単一なヒトアクチビンAを
高濃度状態で高回収、製造できる。かつ、これらクロマ
トグラフィーに用いる充填剤の粒径は大きく、直線的に
カラム容量を向上させることでスケールアップが可能で
ある。
【0040】尚、最終的に得られた画分の純度につい
て、逆相HPLC(例えば、NucleosilC8;GLサイエンス製使
用。)、陰イオン交換HPLC(例えば、DEAE-NPR;東ソー製
使用。)、陽イオン交換HPLC(例えば、SP-NPR;東ソー製
使用。)、及びSDS-PAGE等で確認できる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0042】(実施例1)ヒトアクチビンA遺伝子を導
入した組み換え大腸菌から得られる変性ヒトアクチビン
Aを国際出願公開第WO97/23638号公報記載内
容に従ってリフォールディング処理した。このリフォー
ルディング溶液250ml(タンパク質12mg)にH
2Oを等量添加した後、分子分画量10000の膜(フ
ィルトロン製「オメガ」)を使用して初期容量の約13
分の1になるまで濃縮した。この膜濃縮操作において、
タンパク質を11.5mg回収し(回収率96%)、逆
相HPLCで求めた画分のタンパク質純度は68%であっ
た。
【0043】これを1.8mM HClで平衡化された
セファデックスG−25M(2.6φx 20 cm;アマシャムファルマシ
アハ゛イオテク製)に負荷し、A280で検出されたタンパク質を
11.3mg回収した(回収率98%)。この画分5m
gを40%アセトニトリル、0.18M NaCl
、20mMクエン酸ナトリウム、pH3.0緩衝液
に平衡化されたリソース−S(0.5φ x 5 cm;アマシャムファル
マシアハ゛イオテク製)に負荷し、6mlの平衡化緩衝液で洗浄
した後、流速1.5ml/minで11分後に0.24
MになるようなNaClO濃度勾配に供した。A280に
て検出されたタンパク質を3.7mg回収した(回収率
74%;図1bのクロマトグラフィー参照。)。
【0044】尚、溶出塩として、NaClOの代わり
にNaClを用いた陽イオン交換クロマトグラフィーを
実施したところ(塩の種類と濃度以外は全て同じ)、N
aClOを用いた場合に比べて前方に分離されていた
不純物の分離能が低下し(図1aのクロマトグラフィー
参照。)、それだけ回収率も低下した(回収率51
%)。
【0045】(実施例2)実施例1と同じ条件を使用し
て、リフォールディング溶液から膜濃縮画分37.0m
gを得た。これを30mM NaClを含む20mM
1,3-ジアミノプロパン/HClで平衡化されたセファ
デックスG−25M(1.6φ x 10 cm;アマシャムファルマシアハ゛イオ
テク製)に負荷し、A280で検出されたタンパク質を36.
3mg回収した(回収率98%)。この画分36.0m
gを30mM NaClを含む20mM 1,3-ジアミ
ノプロパン/HCl(pH10)で平衡化されたQ−セ
ファロースFF(1.6 φ x 3 cm;アマシャムファルマシアハ゛イオテク
製)に負荷し、置換した。約30mlの平衡化緩衝液で
洗浄した後、0.3M NaCl、12%アセトニトリ
ル、20mM 1,3-ジアミノプロパン/HCl(pH
9.0)緩衝液へ置換することにより、A280で検出され
たタンパク質を34.9mg回収した(回収率97%;
図2参照。)。
【0046】この回収画分について、逆相HPLC(Nucleo
silC8;GLサイエンス製)、陰イオン交換HPLC(DEAE-NPR;
東ソー製)、及び陽イオン交換HPLC(SP-NPR;東ソー製)よ
り得られるタンパク質純度は各々97%、65%、75
%であった。この画分34mgを20mM 1,3-ジア
ミノプロパン/HCl(pH10)で平衡化されたセフ
ァデックスG−25M(1.6φ x 17 cm;アマシャムファルマシアハ゛
イオテク製)に負荷し、A280で検出されたタンパク質33.
3mgを回収した(回収率98%)。この画分5mgを
10%アセトニトリル、30mM NaCl、20mM
1,3-ジアミノプロパン/HCl、pH9.8で平衡
化されたリソース−Q(0.5φ x 5cm;アマシャムファルマシアハ゛イオ
テク製)に負荷した。
【0047】約6mlの平衡化緩衝液で洗浄した後、流
速1.5ml/minで11分後に10%アセトニトリ
ル、0.3M NaCl、20mM 1,3-ジアミノプ
ロパン/HCl、pH9.0緩衝液組成になるようなN
aCl濃度勾配、及びpH勾配に供した。この操作を2
回繰り返し、A280で検出されたタンパク質を合計で5.
5mg回収した(回収率55%;図3参照。)。
【0048】この画分について、陰イオン交換HPLC(DE
AE-NPR;東ソー製)、及び陽イオン交換HPLC(SP-NPR;東
ソー製)で求めたタンパク質純度は各々99%、88%で
あった。これを1.8mM HClで平衡化されたセフ
ァデックスG−25M(1.6φ x 5 cm;アマシャムファルマシアハ゛イ
オテク製)カラムに負荷することにより、A280で検出され
たタンパク質を5.4mg得た(回収率98%)。この
画分5mgを実施例1に従ってリソース−S(0.5φ x
5 cm;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に負荷し、A280で検出さ
れたタンパク質を3.9mg回収した(回収率78%;
図4参照。)。
【0049】これを1.8mM HClで平衡化された
セファデックスG−25M(1.6φX5 cm;アマシャムファルマシアハ
゛イオテク製)に負荷し、A280で検出されたタンパク質を
3.9mg回収した(回収率99%)。この画分につい
て、逆相HPLC(NucleosilC8;GLサイエンス製)、陰イオン
交換HPLC(DEAE-NPR;東ソー製)、陽イオン交換HPLC(SP
-NPR;東ソー製)、及びSDS-PAGEを実施した結果を図5〜
8に示した。逆相HPLC(図5参照。)、陽イオン交換HP
LC(図6参照。)、及び陰イオン交換HPLC(図7参
照。)において、ヒトアクチビンAのピーク以外にピー
クは認められず、これ等分析手法において、不純物が検
出されなかったことを確認した。又、SDS-PAGE(図8参
照。)においても、ヒトアクチビンAを2.1μg負荷
したレーンにおいて(レーン2)、ヒトアクチビンA以
外のバンドは検出されなかった。ヒトアクチビンAを2
1ng負荷したレーン3でヒトアクチビンAのバンドが
検出されたことと併せて、レーン2に含まれる不純物は
1成分として、0.1%以下であることを確認した。
【0050】尚、表1には実施例1に記載した膜濃縮操
作を含めた本実施例の結果概要、表2には図5〜8の各
種HPLC、及びSDS-PAGE分析条件をそれぞれ示した。従来
の精製方法(特開平2−255098号公報参照。)に
より得られた精製ヒトアクチビンAと本実施例2で得ら
れた精製ヒトアクチビンAのタンパク質純度を、陽イオ
ン交換HPLCを使用して比較した(図9参照。)。従来法
(図9b)では、精製ヒトアクチビンAの他に約2%の
不純物が残留したが、本実施例2(図9a)による精製
ヒトアクチビンAには不純物は検出されず、純度は低く
とも99%と考えられ、本精製方法の有用性が示され
た。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】上記図8、表1及び2の結果から明らかな
ように、本発明の精製方法を利用すれば高純度に精製さ
れたヒトアクチビンを製造、取得できることが分かる。
その純度についても、図8の電気泳動分析の結果から
は、1,000分の1のオーダーで不純物を含まないと
考えられるので、その純度は低くとも99.9%、即ち
99.9%以上の高純度と考えられる。
【0054】
【発明の効果】粗ヒトアクチビンを、濃度勾配溶出法に
よる陽イオン交換クロマトグラフィーを含有する精製工
程に付する本発明の精製方法により、従来法では得られ
なかったような高純度のヒトアクチビンを工業的に製造
することができるので、医薬用途への使用が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で実施の陽イオン交換クロマ
トグラフィーの結果を示す図である。横軸は保持時間
(分)を表す。1.8mM HClに溶解したヒトアク
チビンA6mgを陽イオン交換クロマトグラフィー(リ
ソース−S;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に負荷し、塩濃度
勾配溶出に供した。図中、「−」部分を回収した。図
中、aはNaCl濃度勾配溶出法、bはNaClO4
度勾配溶出法による。
【図2】実施例2において実施の陰イオン交換クロマト
グラフィーの結果を示す図である。横軸は保持時間
(分)を表す。20mM NaClを含む20mM
1,3−ジアミノプロパン/HClに溶解したヒトアク
チビンA36mgを陰イオン交換クロマトグラフィー
(Q−セファロースFF;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に負
荷し、12%アセトニトリル、0.1M NaCl、2
0mM 1,3−ジアミノプロパン/HClに置換し
た。図中、「−」部分を回収した。
【図3】実施例2において2回目の実施の陰イオン交換
クロマトグラフィーの結果を示す図である。横軸は保持
時間(分)を表す。20mM 1,3−ジアミノプロパ
ン/HClに溶解したヒトアクチビンA6mgを陰イオ
ン交換クロマトグラフィー(リソースQ;アマシャムファルマシアハ
゛イオテク製)に負荷し、塩濃度とpHの勾配溶出に供し
た。図中、「−」部分を回収した。
【図4】実施例2において実施の陽イオン交換クロマト
グラフィーの結果を示す図である。横軸は保持時間
(分)を表す。1.8mM HClに溶解したヒトアク
チビンA6mgを陽イオン交換クロマトグラフィー(リ
ソース−S;アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に負荷し、塩濃度
勾配溶出に供した。図中、「−」部分を回収した。
【図5】実施例2で実施の精製されたヒトアクチビンA
画分の逆相HPLCの結果を示す図である。横軸は保持時間
(分)を表す。精製されたヒトアクチビンA7μgを逆
相HPLC(NucleosilC8; GLサイエンス製)に負荷し、
アセトニトリル濃度勾配に供した。保持時間約17.5
分に検出されたピークはヒトアクチビンAによる。
【図6】実施例2で実施の精製されたヒトアクチビンA
画分の陽イオン交換HPLCの結果を示す図である。横軸は
保持時間(分)を表す。精製されたヒトアクチビンA1
2μgを陽イオン交換HPLC(SP-NPR;東ソー製)に負荷
し、塩濃度勾配溶出に供した。保持時間約10分に検出
されたピ−クはヒトアクチビンAによる。
【図7】実施例2で実施の精製されたヒトアクチビンA
画分の陰イオン交換HPLCの結果を示す図である。横軸は
保持時間(分)を表す。精製されたヒトアクチビンA1
2μgを陰イオン交換HPLC(DEAE-NPR;東ソー製)に負
荷し、塩濃度勾配溶出に供した。保持時間約7分に検出
されたピークはヒトアクチビンAによる。
【図8】実施例2で実施の精製されたヒトアクチビンA
のSDS-PAGEの結果を示す図である。精製されたヒトアク
チビンA21μg、及び21ngを定法に従ったSDC-PA
GE(Phast System ; アマシャムファルマシアハ゛イオテク製)に供した。
分子量約26000の易動度に検出されたバンドはヒト
アクチビンAによる。レーン1;6種分子量の標準タン
パク質(94000,67000,43000,300
00,20000,及び14400)混合溶液(分子量
キャリブレーションキットLMW;アマシャムファルマシアハ゛イオテク
製)、レーン2;精製されたヒトアクチビンA 21μ
g、及びレーン3;精製されたヒトアクチビンA21n
g。
【図9】実施例2及び従来法(特開平2−255098
号公報参照。)で得られたタンパク質純度比較の結果を
示す図である。実施例2及び従来法(特開平2−255
098号公報参照。)で得られたヒトアクチビンA12
μgをSP-NPRカラムを使用する陽イオン交換HPLCに供
し、タンパク質純度を比較した。図中、aは実施例2,
bは従来法による。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江藤 譲 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗ヒトアクチビンを、濃度勾配溶出法によ
    る陽イオン交換クロマトグラフィーを含有する精製工程
    に付することを特徴とする純度が改善したヒトアクチビ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】当該濃度勾配溶出法がカオトロピックイオ
    ンの濃度勾配溶出法である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】当該クロマトグラフィーが水溶性有機溶媒
    の存在下及び/又は酸性下に実施される陽イオン交換ク
    ロマトグラフィーである請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】有機溶媒が低級アルコール、アセトニトリ
    ル、ジメチルスルホキシド及びジメチルホルムアミドの
    少なくとも1種を含み、その濃度が低くとも20容量%
    である請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】粗ヒトアクチビンが、電気的に異なるその
    類縁体、宿主由来タンパク質、宿主及び/又は培地由来
    の抗原性物質、発熱物質等、リフォールディングに際し
    てリフォールディングしなかった会合凝集体、遺伝子翻
    訳ミスや翻訳後修飾不適切に基づく類縁体、及び精製工
    程で生じるヒトアクチビン分解物、修飾物等の少なくと
    も1種を含む請求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5記載の製造方法により得ら
    れた純度が改善したヒトアクチビン。
  7. 【請求項7】その純度が低くとも99%である請求項6
    記載のヒトアクチビン。
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