JPH11336076A - ハット型土留鋼材の把持装置および同方法 - Google Patents
ハット型土留鋼材の把持装置および同方法Info
- Publication number
- JPH11336076A JPH11336076A JP14312598A JP14312598A JPH11336076A JP H11336076 A JPH11336076 A JP H11336076A JP 14312598 A JP14312598 A JP 14312598A JP 14312598 A JP14312598 A JP 14312598A JP H11336076 A JPH11336076 A JP H11336076A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- claws
- chuck
- movable
- hat
- pile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Abstract
提供する。ただし上記ハット型の土留部材(略称・ハッ
ト型パイル)とは、1対のウェブ12a1,12a2と、
その間に位置する中央平板状部12bと、前記1対のウ
ェブの両側に配置された平板状部12c1,12c2が一
体に成形されたパイルをいう。 【解決手段】 2組のチャック爪13c,同13dを構
成して、それぞれ1対の両側平板状部12c1,12c2
を挟圧して把持する。これによりハット型パイル12B
の全幅寸法W2に対する把持幅寸法W3の比率を著しく大
きくとることができる(本図の例では1に近い値となっ
ている)ので、確実な把持が可能となる。
Description
において杭を把持する装置、および杭を把持する方法に
関するものであって、特に、両側に1対の平板状部を有
して断面形状がハット型をなしているハット型土留鋼材
(以下、ハット型パイルと言う)を把持するために創作
したものである。
(以下、杭打抜と略称する場合あり)において杭を把持
する方式は、片側可動形と両側可動形とに大別される。
図4は、杭を把持する装置の代表的な例として示した杭
用チャックの主要構成部を模式的に表した正面図であっ
て、(A)は片側可動形チャックを、(B)は両側可動
形チャックを、それぞれ描いてある。 (A)図に示した片側可動形チャック3Aは、チャック
レバー3aの中央部付近を支点ピン3bによって枢支す
るとともに、該チャックレバー3aの上端付近にチャッ
クシリンダ3cを設けて回転駆動し、かつ、該チャック
レバー3aの下端付近に可動チャック爪3dを取り付け
て、この可動チャック爪3dを固定チャック爪3eに対
向せしめてある。これにより、チャックシリンダ3cが
伸縮作動すると可動チャック爪3dが固定チャック爪3
eに接近する方向に押圧されて杭(図示せず)を挟み付
けて把持したり、固定チャック爪3eから離間して把持
を解放したりする。
は、支点ピン3bで枢支されるとともに可動チャック爪
3dを装着されたチャックレバー3aの1組(2本)を
対称に配置して、双方のチャックレバー3aの上端部相
互の間にチャックシリンダ3fが介装接続されている。
これにより、チャックシリンダ3fが伸縮すると、前記
1組(2本)の可動チャック爪3dが相互に接近,離間
して、図示しない杭を把持したり解放したりして、前記
の片側可動形チャック3Aにおけるとほぼ同様の機能を
果たす。なお、説明を簡潔ならしめるため、紛らわしく
ない場合には、チャックレバー3aと支点ピン3bと可
動チャック爪3dとより成る組部品を可動爪と略称する
とともに、固定チャック爪3eおよびその支持部材を固
定爪と略称する。
概要的に説明するために示した模式的な正面図であっ
て、(A)は振動式杭打抜機によってシートパイルを打
抜きしている状態を描き、(B)は静圧式杭圧入引抜機
によってシートパイルを打抜きしている状態を描いてあ
る。 (図5(A)参照)起振機5はクレーン6によって吊持
されている。該起振機5に装着されたチャック3がシー
トパイル1を把持している。チャック3を介してシート
パイル1を把持している起振機5を作動させてシートパ
イル1に振動を与えつつ吊り降ろすと、シートパイル1
は地盤7に貫入されて沈下してゆく。既に打設されてい
るシートパイル1を引き抜く際は、該シートパイル1に
振動を与えつつクレーン6で吊り上げる。この振動杭打
抜におけるチャック3としては、前掲の図4に示した片
側可動形チャック3Aと両側可動形チャック3Bとの何
れを用いることもでき、適宜に選定して適用される。
ートパイルであり、1bは打抜作業の対象として用いら
れるシートパイルである。チャック3は作業対象シート
パイル1bを把持しており、かつ、ガイドマスト10に
よって昇降動を案内されている昇降体11(油圧シリン
ダから成る)に固定されている。上記昇降体11が下降
すると作業対象シートパイル1bが地盤7内に圧入さ
れ、該昇降体11が上昇すると作業対象シートパイル1
bが引き抜かれる。上述の圧入・引抜の反力を支持する
ため、基台8に設置されている複数組のクランプ9が既
設シートパイル1aを把持する。作業対象であるシート
パイルを把持する機器はチャックと呼び、既設シートパ
イルを把持する機器はクランプと呼んで区別されている
が、シートパイル(広義には各種の既製杭)を挟圧して
把持したり、挟圧を解除したりする機能、および基本的
な構成について考察すると、チャックとクランプは本質
的に類似する機器である。
合わせて継ぎながら列設する状態、および上記シートパ
イルをチャックで把持する状態を模式的に描いた平面図
であって、(A)は在来形のシートパイルを直線状に配
列する場合を、(B)は改良形シートパイルを直線状に
配設する場合を、(C)は同じく折線に沿って配設する
場合を、それぞれ表している。図6(A)に示したシー
トパイル1は在来形であって、両側の縁に継手2が形成
されている。その中央部に形成されている平板状の部分
をチャック3で挟みつけて把持し、多数のシートパイル
1を、図において交互に上下に反転させながら、隣接す
るシートパイル相互の継手2を組み合わせて接続し、法
線N(作業指示書で与えられた計画線)に沿って打設し
てゆく。ところが、シートパイル1の中央部をチャック
3で挟みつけるので、例えば構築物4のように障害物が
有る場合、該構築物4とチャック3とが干渉するので、
シートパイル1を構築物4に隣接せしめて打設すること
ができず、図示の隙間寸法D1を生じてしまう。
うに改良されたハット型のパイル12が公知(図6
(B)参照)である。
ウェブ12a1と12a2とが、対向離間して平行に配設
され、これらのウェブ12a1,12a2の間に中央平板
状部12bが一体に形成されている。そして上記1対の
ウェブ12a1,12a2の両側に、それぞれ両側平板状
部12c1,12c2が一体に、かつ、前記中央平板状部
12bと平行に一体形成されていて、さらにその両側の
縁には継手12d1,12d2が形成されている。前記1
対の両側平板状部12c1,12c2は、相互に同一の平
面に沿って配置されている。
イル1が、交互に図の上下に反転させて(詳しくは、仮
想の鉛直軸周りに180度回転させながら)列設したの
に比して、(B)図の改良形ハット型パイル12は反転
させること無く、同じ向き(回動角位置)に揃えて列設
される。そして、中央平板状部をチャック3で挟みつけ
ても、該チャック3が構築物4などの障害物と干渉する
ことが無く、隙間寸法D2を極小ならしめて該ハット型
パイル12を打設することができる。このようなハット
型のパイルによって、シートパイルの打抜作業性能が著
しく向上した。
照して説明したハット型のパイルによると、構築物など
の障害物に対してチャックを干渉せしめることなく、該
構築物に隣接せしめてシートパイルを打設することがで
き、その実用的価値は非常に高い。このハット型シート
パイルの実用的価値を充分に発揮させるためには、以下
に述べるように、これを把持する為の技術に関して、な
おいっそう改良すべき余地が有る。(図6(C)参照)
多数のハット型パイルを法線N−Nに沿わせて順次に打
設してゆく場合について考察する。12Aは既に打設し
たハット型のパイルであって、その次にハット型パイル
12Bを法線N−Nに沿わせて打設する場合、打ち込む
べきハット型パイル12Bをチャック3で把持して、先
ず2本のハット型パイルの継手同士を嵌め合わせて継手
連結部2′を形成する。この段階で、既設ハット型パイ
ル12Aは静止部材であり、ハット型パイル12Bは継
手連結部2′て蝶着された形となって往復円弧矢印a−
bのように傾動することができる。そこで、上記ハット
型パイル12Bの傾動を調節して、法線N−Nに揃えな
ければならない。
板状部を挟持するチャック3は、その挟持部幅寸法Wを
充分に大きくとることができない。その事情について、
図6(A),(B)を対比して考察すると次のとおりで
ある。(A)図から理解されるようにチャック3による
挟み幅寸法Wは、在来形シートパイル1の全幅寸法(継
手間の距離)W1に比して約1/2である。ところが、
(B)図から理解されるようにチャック3による挟み幅
寸法Wは、ハット型パイル12の全幅寸法W2の1/3
弱である。このため、(C)図について説明したように
ハット型パイル12Bを法線N−Nに揃えるためのa−
b方向の傾動角位置調節を行なう場合、該ハット型パイ
ル12Bに与える操作力の回転モーメントを形成する腕
の長さが短いので、高精度の傾動角位置調節が困難であ
る。さらに、法線N−Nは直線であるとは限らず、コー
ナー部cで角θだけ曲げて仮想線で示した作業対象ハッ
ト型パイル12Cの位置に打ち込まねばならない場合も
有る。このような場合、チャック3による挟み幅寸法W
を大きくして、調節操作力の回転モーメントの腕の長さ
を長くすることが望まれる。その上、前記W/W2の比
率が小さいと確実な把持が出来ないので杭打抜作業の精
度が低下する。本発明は上述の事情に鑑みて為されたも
のであって、改良された公知のハット型パイルを確実に
把持して高精度のパイル位置決めを可能ならしめるハッ
ト型パイルの把持装置およびハット型パイルの把持方法
を提供することを目的とする。
めに創作した本発明の基本的原理について、その実施形
態に対応する図1を参照して略述すると、作業の対象と
して把持すべきハット型パイル12Bの、1対のウェブ
12a1,12a2の両側に形成されている1対の両側平
板状部12c1,12c2のそれぞれを、1組のチャック
爪13cと1組のチャック爪13dとによってそれぞれ
把持する。この実施形態においては、上記2組のチャッ
ク爪13c,13dが、それぞれ固定爪と可動爪とによ
って構成されているが、可動爪と可動爪とによって構成
しても良い。これにより、前記2組のチャック爪13
c,13dによる挟み幅寸法W3は、ハット型パイル1
2Bの全幅寸法W2に比して、100%に近い程度に大
きくなり、確実に把持されるので、高精度の傾動角位置
調節が可能になる。
シートパイルの全幅寸法W2の値が1に近くなるので、
ハット型パイル12Bの見かけの剛性が大きくなり、杭
打作業に際して歪み(特に、捩り変形)を生じにくくな
る。本図1の実施形態においては、2組のチャック爪1
3c,13dを構成している2本の固定爪13c1と同
13d1とを連結板13e1で連結して補強し、剛性を有
する一体の部材を形成している。さらに、2本の可動爪
13c2と同13d2とを連結板13e2で連結して一体
の剛性部材を形成すると、ハット型パイル12Bの把持
状態がいっそう確実になる。前記の補強板13e1,1
3e2は、必ずしも外見的に板状をなしていなくても良
く、要するに異なる組のチャック爪を構成している固定
爪相互、もしくは可動爪相互を一体的に結合して剛性組
立部材を構成すれば良い。すなわち本発明において連結
板とは、2本のチャック爪を相互に一体的に連結する部
材の意であって、外見的に板状をなしている部材に限定
されない。
求項1に係る発明装置の構成は、1対のウェブと、上記
1対のウェブの間に位置する中央平板状部と、前記1対
のウェブの両側にそれぞれ位置して前記中央平板状部と
平行な1対の両側平板状部とが一体に成形されて成るハ
ット型パイルを把持する杭打・杭抜機用チャックにおい
て、前記1対の両側平板状部のそれぞれを挟持する2組
のチャック爪が、1基の杭打・杭抜機に設置されている
ことを特徴とする。以上に説明した請求項1の発明装置
によると、1基の杭打・杭打機に設置されている2組の
チャック爪によって、ハット型パイルの1対の両側平板
状部を挟持することができるので、該ハット型パイルの
挟み付け幅寸法が大きく、この発明装置で把持したハッ
ト型パイルの回動角位置を正確に調節して姿勢制御をす
ることができる。さらに、ハット型パイルの両側に形成
されている平板状部のそれぞれを2組のチャック爪で把
持するので、把持されたハット型パイルが外力によって
捩り変形することが防止され、見掛けの剛性が大きくな
って正確な杭打ち作業を遂行することができる。前記ハ
ット型パイルの両側に形成されている1対の両側平板状
部は相互に同一平面に沿わしめて形成されている。従っ
てこれらを挟み付けるべき2組のチャック爪も1平面を
挟み付ける構造であれば良いので構成が容易であり、ハ
ット型パイルを把持する力が対称に加えられ、杭打抜作
業が高精度で確実に、かつ安定して遂行され得る。
項1の発明装置の構成要件に加えて、前記2組のチャッ
ク爪が、それぞれ固定爪と可動爪との組より成り、双方
の固定爪が連結板によって相互に一体的に結合されてい
ることを特徴とする。以上に説明した請求項2の発明装
置によると、ハット型パイルの両側に形成されている1
対の平板状部を把持する2組のチャック爪のそれぞれが
固定爪と可動爪とより成り、かつ、固定爪が相互に一体
的に結合されているので、この「2本の固定爪が結合さ
れた一体の構成部分」の剛性が大きく、ハット型パイル
の位置決めが確実である。すなわち、2本の固定爪から
なる剛性の部材に対して、ハット型パイルの両側平板状
部を密着せしめるように、2本の可動爪のそれぞれが上
記両側平板状部を押圧するので、該2本の可動爪に依存
することなく2本の固定爪によってハット型パイルが一
義的に位置決めされ、かつ、該2本の固定爪が一体的に
結合されていて剛性が大きいので、打抜作業に際してハ
ット型パイルが偏荷重を受けても大きい歪みを生じるこ
とが無い。
項2の発明装置の構成要件に加えて、前記2組のチャッ
ク爪の双方の組の可動爪は相互に一体的に連結されるこ
となく、それぞれの可動爪がチャックシリンダの伸長力
によって固定爪に対して接近押圧・離間解放されるよう
になっていることを特徴とする。以上に説明した請求項
3の発明装置によると、2本の可動爪が相互に拘束され
ることなく、それぞれ独立にチャックシリンダの伸長力
によってハット型パイルを把持し、収縮力によって把持
を解除する。液圧シリンダは一般に伸長力の方が収縮力
よりも大きいので、前記2本の可動爪のそれぞれは開放
力よりも大きい押圧力によってハット型パイルの両側平
板状部を強固かつ確実に把持する。2本の可動爪のそれ
ぞれをチャックシリンダで駆動する構造であるから2個
のチャックシリンダが必要であるという制約を受ける
が、これらチャックシリンダは比較的小容量で足りる上
に、2個のチャックシリンダを油圧回路的に並列に接続
すると、1対の両側平板状部を均等な押圧力で把持する
ことができ、安定した杭打抜作業を可能ならしめる。
項1の発明装置の構成要件に加えて、前記2組のチャッ
ク爪が、それぞれ固定爪と可動爪との組より成り、双方
の組の固定爪が連結板によって相互に一体的に結合され
るとともに、双方の組の可動爪が連結板によって相互に
一体的に結合されていることを特徴とする。以上に説明
した請求項4の発明装置によると、ハット型パイルの両
側平板状部をそれぞれ把持すべき2組のチャック爪、す
なわち4本のチャック爪に、可能な範囲内で最大限の剛
性を与えて構成することができる。すなわち、パイルを
把持・開放するためには、1組のチャック爪2本の内の
少なくとも1本は可動爪でなければならないが、本請求
項の構成においては上述のごとく最少限必要とされる2
本の可動爪を相互に連結して一体構成とし、かつ、残余
の2本の固定爪も相互に連結して一体構成とした。これ
によりハット型パイルの両側に形成されている2箇所の
両側平板状部のそれぞれが、2個の一体的剛性部材によ
って強固に把持される。さらに、上述のごとく2個の一
体的剛性部材によってハット型パイルを把持・解放する
ので、該2個の一体的剛性部材を駆動するためのチャッ
クシリンダが1個で足り、液圧駆動・操作機構の構造が
簡単で、メンティナンス性も良くなる。
項1の発明装置の構成要件に加えて、前記2組のチャッ
ク爪が、それぞれ可動爪と可動爪との組から成ってい
て、片方の組のチャック爪を構成している2本の可動爪
の内の少なくとも1本と、他方の組のチャック爪を構成
している2本の可動爪の内の少なくとも1本とが、連結
板によって相互に一体的に結合されていることを特徴と
する。以上に説明した請求項5の発明装置によると、2
組のチャック爪の双方が可動爪によって構成されている
ので、既に打設されている杭を把持して引き抜く場合、
地盤に打設された完全に固定されている状態のハット型
パイルに対して、チャック爪を構成している可動爪のそ
れぞれが、作動ストロークの範囲内において既設ハット
型パイルに順応して変位するとともに、計4本の可動爪
によってそれぞれの両側平板状部を均等に挟圧して、該
ハット型パイルを確実に把持することができる。その
上、異なる組の可動爪が相互に、少なくとも1本ずつ一
体的に連結されているので、2組のチャック爪同士が連
繋を保って作動し、協働してハット型パイルの把持機能
を果たす。
項5の発明装置の構成要件に加えて、前記片方の組のチ
ャック爪を構成している2本の可動爪の内の1本のみ
と、他方の組のチャック爪を構成している2本の可動爪
の内の1本のみとが、連結板によって相互に一体的に結
合されるとともに、前記片方の組のチャック爪を構成し
ている2本の可動爪の内の残りの1本と、前記他方の組
のチャック爪を構成している2本の可動爪の内の残りの
1本とが、相互に一体的に連結されることなく、それぞ
れの可動爪がチャックシリンダの伸縮力によって「対向
して組を成している可動爪」に対して相互に接近押圧・
離間解放されるようになっていることを特徴とする。以
上に説明した請求項6の発明装置によると、2組のチャ
ック爪を相互に連繋作動せしめ、かつ、該2組のチャッ
ク爪をハット型パイルに対して順応させ、2箇所の両側
平板状部を均等に挟圧することができる。すなわち、2
組のチャック爪を構成している4本のチャック爪の全部
を可動爪とすることによってパイルに対する順応性を良
くし、かつ、2組の可動爪の内で組を異にする各1本の
可動爪のみを相互に一体的に結合して双方の組を連動せ
しめるとともに補強し、残りの各1本の可動爪を互いに
拘束することなくそれぞれ独立にチャックシリンダによ
って駆動するので、ハット型パイルに形成されている1
対の両側平板状部のそれぞれを同時に、単一の操作によ
って把持作動せしめたり開放作動せしめたりすることが
できる。
項5の発明装置の構成要件に加えて、前記片方の組のチ
ャック爪を構成している2本の可動爪のそれぞれと、前
記他方の組のチャック爪を構成している2本の可動爪の
それぞれが、連結板によって相互に一体的に結合されて
いて、2本の可動爪から成る一体の可動爪結合体と、上
記と異なる2本の可動爪から成る一体の可動爪結合体と
が、チャックシリンダの伸縮力によって相互に接近押圧
・離間開放されるようになっていることを特徴とする。
以上に説明した請求項7の発明装置によると、2組のチ
ャック爪を形成する4本のチャック爪の全部を可動爪で
構成して、ハット型パイルに対する順応性を良くし、特
に、該ハット型パイルが地盤中に打設されていて固定さ
れている状態における把持順応性を良好ならしめ、か
つ、上記の順応性を著しく損なうことの無い範囲内で前
記可動爪を2本ずつ連結して補強するとともに自動的に
連動せしめることができる。すなわち、ハット型パイル
の両側平板状部に対応する2本の可動爪が一体的に連結
されて剛性部材を形成するとともに、上記のように形成
された2個の剛性部材が対向設置されているので、上記
4本(2個)の可動爪は可動爪としての基本的な機能を
損なうことなく補強され、かつ部分的に連動せしめられ
ている。上記のようにして補強されているので強固な挟
圧把持が可能であり、かつ、上記のように4本の可動爪
が2本ずつ連結されて2個の剛性部材が形成されている
ので、これら2個の剛性部材によってパイルを把持・開
放させるためのチャックシリンダは1個で足り、しかも
該1個のチャックシリンダの伸縮力によって1対の両側
平板状部を相互に均一な挟圧力で把持することができ
る。
ウェブと、上記1対のウェブの間に位置する中央平板状
部と、前記1対のウェブの両側にそれぞれ位置して前記
中央平板状部と平行な1対の両側平板状部とが一体に形
成されて成るハット型パイルを把持する装置において、
前記1対の両側平板状部のそれぞれを挟持する複数組の
クランプ爪が、1基の杭打・杭抜機に設置されているこ
とを特徴とする。以上に説明した請求項8の発明装置に
よると、既設ハット型パイルの上端部をクランプで把持
して杭圧入引抜機の基盤を固定的に設置する場合、上記
ハット型パイルの両端平板状部を把持することにより、
既設ハット型パイルの全幅寸法に比して比較的広い挟持
幅寸法で把持することができるので、該既設ハット型パ
イルを歪ませるなどの悪影響を及ぼすことなく杭圧入・
引抜作業の反力を支持せしめることができる。さらに、
従来技術においては既設ハット型パイルの1本につい
て、その中央部1箇所を把持していたのに比して、既設
ハット型パイルの1本について両端付近の2箇所を把持
するので、既設ハット型パイルに負担せしめる荷重の分
布が均一に近くなり、既設ハット型パイルの打設状態に
悪影響を及ぼすことなく、杭圧入引抜機の基盤を安定に
支持せしめることができる。
ウェブと、上記1対のウェブの間に位置する中央平板状
部と、前記1対のウェブの両側にそれぞれ位置して前記
中央平板状部と平行な1対の両側平板状部とが一体に成
形されて成るハット型パイルを把持する方法において、
2組のチャック爪、もしくは2組のクランプ爪によって
前記1対の両側平板状部のそれぞれ把持することを特徴
とする。以上に説明した請求項9の発明方法によると、
チャックによって作業対象のハット型パイルを把持する
際、および/または、クランプによって既設ハット型パ
イルを把持する際、該ハット型パイルの両側に形成され
ている平板状部のそれぞれを把持するので、1本のハッ
ト型パイル当たりの把持箇所が多く、挟持幅寸法がパイ
ル全幅寸法に比して大きく(1に近い値)、ハット型パ
イルに生じる応力の分布が均一で、捩れ歪みを生じるな
どの悪影響を防止することができる。
求項9の発明方法の構成要件に加えて、前記2組のチャ
ック爪、もしくは2組のクランプ爪を、2本の固定爪と
2本の可動爪とによって構成するとともに、上記2本の
固定爪相互、および/または、上記2本の可動爪相互
を、連結板によって一体的に結合して補強することを特
徴とする。以上に説明した請求項10の発明方法による
と、4本のクランプ爪が2本の固定爪と2本の可動爪と
によって構成されるので、2本の固定爪によって確実に
位置決めされるとともに、2本の可動爪によってハット
型パイルを挟圧把持したり離間解放したりすることが自
在である。しかも、2本の固定爪相互、および/または
2本の可動爪相互が一体的に連結されるのでクランプ爪
の剛性,強度が大きく、かつ、連結された2本の可動爪
が連動するのでこれを駆動するチャックシリンダが1個
で足り、液圧駆動回路の構成が簡単で作動信頼性が高
い。
9の発明方法の構成要件に加えて、前記2組のチャック
爪、もしくは2組のクランプ爪を、それぞれ2本の可動
爪によって構成するとともに、異なる組の可動爪の少な
くとも2本を、連結板によって一体的に結合して補強す
ることを特徴とする。以上に説明した請求項11の発明
方法によると、2組のチャック爪もしくは2組のクラン
プ爪を構成する4本のチャック爪もしくは4本のクラン
プ爪の全部を可動爪で構成するので、ハット型パイルに
対して爪部材が最高度に順応性を発揮することができ、
かつ、該4本の可動爪の内で異なる組に属する2本の可
動爪を相互に一体に連結するので、前記の順応性を著し
く損ねることなく可動爪の剛性・強度が大きくなり、強
力かつ確実な把持が可能である。
イルの把持装置の1実施形態を備えた振動杭打抜機の1
例を示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。図
2(A)に表されているように、起振機5の下方にチャ
ック3が設けられ、起振機5とチャック3との総合重心
の真上に位置せしめて吊環15が設けられている。この
振動杭打抜機は、前掲の図5(A)に示したようにチャ
ック3でパイル(本実施形態においては、後に述べるよ
うにハット型のパイル)を把持して該パイルの打込み,
引抜きが行なわれる。13aはチャック13を構成して
いる固定爪、13bは同じく可動爪である。固定爪と可
動爪との構造機能は図4について先に述べたとおりであ
り、本図2(A)においては本発明装置の特徴が現れて
おらず、従来技術に係るハット型パイルの把持装置と同
様ないし類似の外観である。図2(B)に示した13c
および13dはそれぞれ1組の爪である。上記1組の爪
とは、固定爪と可動爪との組を意味しているが、この正
面図において可動爪は固定爪と重なり、投影図形として
は可動爪が隠れている。
介して正対し、これを挟みつける2本のチャック爪を1
組のチャック爪(または略して1組の爪)という。この
1組の爪は、固定爪と可動爪との組であっても良く、可
動爪と可動爪との組であっても良い(図4参照)。ただ
し、固定爪と固定爪とが組を為すことは無い。少なくと
も何れか一方のチャック爪が動かなければパイルを挟圧
把持したり把持を解除したりすることが出来ないからで
ある。なお、パイルの異なる箇所をそれぞれ挟圧するよ
うに構成された2対のチャック爪を、2組のチャック爪
と呼ぶ。この場合、2組のチャック爪は2対のチャック
爪と同意であるが、本発明における目的・構成・効果の
特徴を明確ならしめるために2組のチャック爪と呼ぶも
のである。なお、本発明装置に用いられる爪部材はチャ
ック爪のみであって、チャック爪以外の爪部材は用いな
いので、紛らわしくない場合にはチャック爪を単に爪と
略称する。従って、固定チャック爪を固定爪、可動チャ
ック爪を可動爪と略称する場合が有る。
爪13cを構成している固定爪と、1組の爪13dを構
成している固定爪とが、連結板13eによって相互に一
体的に結合されて補強され、剛性を有する一体の部材が
形成されている。本図2(B)において隠れている2本
の可動爪は、前記の固定爪のように一体的に連結されて
おらず、互いに独立にチャックシリンダ13fにより駆
動され、それぞれ固定爪に対して接近挟圧・離間解放の
作動が行なわれる。以上に説明した2組のチャック爪
が、どのようなパイルのどこを挟持するかについては図
1を参照して後に詳しく述べる。図示を省略するが上記
と異なる実施形態として、図2(B)において2組の爪
13c,13dを構成している2本の固定爪と2本の可
動爪の内、図に現れている2本の固定爪を相互に連結板
13eで一体的に結合するとともに、、図で隠れている
2本の可動爪も相互に連結板(隠れている)で一体的に
結合することもできる。このように、固定爪相互、およ
び可動爪相互をそれぞれ一体の剛性部材に構成すると、
仮想線で示した1個のチャックシリンダ13gによって
把持・開放駆動することができる。
ック爪の使用方法を説明する。図1は、既設のハット型
パイルと、作業対象のハット型パイルと、次の作業サイ
クルで作業対象となるハット型パイルとの平面図に、上
記作業対象のハット型パイルを把持している2組のチャ
ック爪の断面平面図を付記するとともに、パイルとチャ
ック爪との寸法関係を記入した説明図である。作業対象
のハット型パイル12Bは、その両端に形成されている
継手を既設ハット型パイル12Aの継手と組み合わさ
れ、構築物4に近接せしめて配列されている。上記作業
対象ハット型パイルが図示の位置に打ち込まれると、次
の作業サイクルではハット型パイル12Cを仮想線で示
した位置に打ち込むように予定されている。ハット型パ
イル12Bは、1対のウェブ12a1,12a2の間に中
央平板状部12bが一体成形されるとともに、上記1対
のウェブの両側に両側平板状部12c1,12c2が一体
成形されている。これら3つの平板状部は相互に平行を
なし、かつ、2つの両側平板状部12c1,12c2は同
一平面上に位置している。その他のハット型パイル12
A,12Cも、上記ハット型パイル12Bと同形,同寸
に成形されている。
と可動爪13c2とによって構成され、ハット型パイル
12Bの両側平板状部12c1を把持する。もう1組の
チャック爪13dは固定爪13d1と可動爪13d2とに
よって構成され、両側平板状部12c2を把持する。前
記1対の固定爪13c1,13d1は、連結板13e1に
よって相互に連結され、一体の剛性部材を形成してい
る。これらの固定爪によって把持される両側平板状部1
2c1と同12c2とが同一平面に沿って形成されている
ので、前記1対の固定爪13c1,13d1のパイル把持
面が同一平面となるように前記の連結板13e1で連結
される。このように一つの平面に揃えて連結固定される
構造であるから、容易に高精度で構成することができ
る。上記の把持面は、吊環15の位置とほぼ揃うように
設定されている。すなわち、起振機5の重心を含む垂直
面と、ハット型パイル12Bの把持面とがほぼ一致する
ように構成されているので安定性が良い。1対の可動爪
13c2と同13d2とは、連結板13e2で連結しても
良く、また、上記連結板13e2を設けないで1対の可
動爪13c2,13d2を相互に独立に作動せしめ得るよ
うに構成しても良い。
結状態と駆動方式とを示した模式的な斜視図であって、
(A)は連結された固定爪と連結されていない可動爪と
より成る実施形態を、(B)は連結された固定爪と連結
された可動爪とより成る実施形態を、(C)は連結され
た可動爪と連結されていない可動爪とより成る実施形態
を、(D)は連結された可動爪と連結された可動爪とよ
り成る実施形態を、それぞれ描いてある。図3(A)に
示したように1対の固定爪16A,16Bを連結板17
で一体的に連結して一体の剛性部材を構成するととも
に、1対の可動爪18A,18Bのそれぞれをチャック
シリンダ19A,19Bで往復傾動せしめるように駆動
すると、図示しないハット型パイルの2箇所の両側平板
状部のそれぞれが一体化された固定爪16A,16Bに
よって位置決めされ、かつ、上記2箇所の両側平板状部
のそれぞれが相互に等しい力で挟圧される。
の構成に加えて1対の可動爪18A,18Bを連結板2
0で連結して一体の剛性部材を形成すると、2本の固定
爪よりなる剛性部材と2本の可動爪より成る剛性部材と
の間に1個のチャックシリンダ21を設けて駆動するこ
とによってチャック爪による把持・開放の作動を行なわ
せることができ、駆動系統,操作系統の構成が簡単にな
る。図3(C)に示したように1組の可動爪18A,同
22Aと、さらに1組の可動爪18B,同22Bを設け
るとともに、1対の可動爪18A,18Bを連結板20
で相互に連結して一体の剛性部材を構成すると、4本の
チャック爪の全部が可動爪であるからハット型パイル
(図示せず)に対する順応性が良く、例えば地盤中に打
設された固定部材であるハット型パイルを把持する場合
も、チャック爪がハット型パイルによって位置決めされ
る形となり、無理な力を生じることなく均等に挟圧され
る。図3(D)に示したように、前記(C)図の構成に
加えて、さらに1対の可動爪22A,22Bを連結板2
0で連結して一体の剛性部材を構成すると、4本のチャ
ック爪の全部が可動爪としての特性を有し、かつ、該4
本の可動爪を1個のチャックシリンダ21で駆動して把
持・開放作動を行なわせることができるので液圧駆動回
路および操作系統の構成が簡単になる。なお、図3
(A),(C)のように2個のチャックシリンダ19
A,19Bを設けた場合も、これら双方のチャックシリ
ンダを液圧回路的に並列に接続すると、1個の液圧操作
弁で把持・開放作動せしめることができ、かつ、1対の
挟持箇所の挟圧力を均等ならしめることができる。
ように起振機5にチャック3を装着して作業対象のシー
トパイル(この場合はハット型パイル)を把持した状態
を描いた断面平面図であるが、前記と異なる実施形態と
して、例えば図5(B)に示した静圧式の杭圧入引抜機
のチャック3によってシートパイル(ハット型パイル)
を把持している状態を描いた断面平面図として見ること
もできる。さらに、上記図5(B)に示した杭圧入引抜
機におけるクランプ9によって既設シートパイルを把持
して杭打抜の反力を支持している状態の断面平面図とし
てみることもできる。この場合は図1に記入した「1組
のチャック爪」を「1組のクランプ爪」と読み替え、
「起振機5」を「基台8」と読み替えるとともに、「吊
環15」は無いものと見做す。このように構成すると、
一体に連結された剛性部材である2本の可動爪13
c2,13d2と、同じく一体に連結された剛性部材であ
る2本の固定爪13c1,13d1とによってハット型パ
イルを強固に挟圧,把持して基台8(図5(B))を確
実に支持することができる。
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明装
置によると、1基の杭打・杭打機に設置されている2組
のチャック爪によって、ハット型パイルの1対の両側平
板状部を挟持することができるので、該ハット型パイル
の挟み付け幅寸法が大きく、この発明装置で把持したハ
ット型パイルの回動角位置を正確に調節して姿勢制御を
することができる。さらに、ハット型パイルの両側に形
成されている平板状部のそれぞれを2組のチャック爪で
把持するので、把持されたハット型パイルが外力によっ
て捩り変形することが防止され、見掛けの剛性が大きく
なって正確な杭打ち作業を遂行することができる。前記
ハット型パイルの両側に形成されている1対の両側平板
状部は相互に同一平面に沿わしめて形成されている。従
ってこれらを挟み付けるべき2組のチャック爪も1平面
を挟みつける構造であれば良いので構成が容易であり、
ハット型パイルを把持する力が対称に加えられ、杭打抜
作業が高精度で確実に、かつ安定して遂行され得る。
イルの両側に形成されている1対の平板状部を把持する
2組のチャック爪のそれぞれが固定爪と可動爪とより成
り、かつ、固定爪が相互に一体的に結合されているの
で、この「2本の固定爪が結合された一体の構成部分」
の剛性が大きく、ハット型パイルの位置決めが確実に行
なわれる。請求項3の発明装置によると、2本の可動爪
が相互に拘束されることなく、それぞれ独立にチャック
シリンダの伸長力によってハット型パイルを把持し、収
縮力によって把持を解除する。液圧シリンダは一般に伸
長力の方が収縮力よりも大きいので、前記2本の可動爪
のそれぞれは開放力よりも大きい押圧力によってハット
型パイルの両側平板状部を強固かつ確実に把持する。
イルの両側平板状部を、それぞれ把持すべき2組のチャ
ック爪、すなわち4本のチャック爪に、可能な範囲内で
最大限の剛性を与えて構成することができる。すなわ
ち、パイルを把持・開放するためには、1組のチャック
爪2本の内の少なくとも1本は可動爪でなければならな
いが、本請求項の構成においては上述のごとく最少限必
要とされる2本の可動爪を相互に連結して一体構成と
し、かつ、残余の2本の固定爪も相互に連結して一体構
成とした。これによりハット型パイルの両側に形成され
ている2箇所の両側平板状部のそれぞれが、2個の一体
的剛性部材によって強固に把持される。
ック爪の双方が可動爪によって構成されているので、既
に打設されている杭を把持して引き抜く場合、地盤に打
設されて完全に固定されている状態のハット型パイルに
対して、チャック爪を構成している可動爪のそれぞれ
が、作動ストロークの範囲内において既設ハット型パイ
ルに順応して変位するとともに、計4本の可動爪によっ
てそれぞれの両側平板状部を均等に挟圧して、該ハット
型パイルを確実に把持することができる。
ック爪を相互に連繋作動せしめ、かつ、該2組のチャッ
ク爪をハット型パイルに対して順応させ、2箇所の両側
平板状部を均等に挟圧することができる。すなわち、2
組のチャック爪を構成している4本のチャック爪の全部
を可動爪とすることによってパイルに対する順応性を良
くし、かつ、2組の可動爪の内で組を異にする各1本の
可動爪のみを相互に一体的に結合して双方の組を連動せ
しめるとともに補強し、残りの各1本の可動爪を互いに
拘束することなくそれぞれ独立にチャックシリンダによ
って駆動するので、ハット型パイルに形成されている1
対の両側平板状部のそれぞれを同時に、単一の操作によ
って把持作動せしめたり開放作動せしめたりすることが
できる。
ック爪を形成する4本のチャック爪の全部を可動爪で構
成して、ハット型パイルに対する順応性を良くし、特
に、該ハット型パイルが地盤中に打設されていて固定さ
れている状態における把持順応性を良好ならしめ、か
つ、上記の順応性を著しく損なうことの無い範囲内で前
記可動爪を2本ずつ連結して補強するとともに、自動的
に連動せしめることができる。請求項8の発明装置によ
ると、既設ハット型パイルの上端部をクランプで把持し
て杭圧入引抜機の基盤を固定的に設置する場合、上記ハ
ット型パイルの両端平板状部を把持することにより、既
設ハット型パイルの全幅寸法に比して比較的広い挟持幅
寸法で把持することができるので、該既設ハット型パイ
ルを歪ませるなどの悪影響を及ぼすことなく杭圧入・引
抜作業の反力を支持せしめることができる。
よって作業対象のハット型パイルを把持する際、および
/または、クランプによって既設ハット型パイルを把持
する際、該ハット型パイルの両側に形成されている平板
状部のそれぞれを把持するので、1本のハット型パイル
当たりの把持箇所が多く、挟持幅寸法がパイル全幅寸法
に比して大きく(1に近い値)、ハット型パイルに生じ
る応力の分布が均一で、捩れ歪みを生じるなどの悪影響
を防止することができる。
ランプ爪が2本の固定爪と2本の可動爪とによって構成
されるので、2本の固定爪によって確実に位置決めされ
るとともに、2本の可動爪によってハット型パイルを挟
圧把持したり離間解放したりすることが自在である。し
かも、2本の固定爪相互、および/または2本の可動爪
相互が一体的に連結されるのでクランプ爪の剛性,強度
が大きく、かつ、連結された2本の可動爪が連動するの
でこれを駆動するチャックシリンダが1個で足り、液圧
駆動回路の構成が簡単で作動信頼性が高い。
ャック爪もしくは2組のクランプ爪を構成する4本のチ
ャック爪もしくは4本のクランプ爪の全部を可動爪で構
成するので、ハット型パイルに対して爪部材が最高度に
順応性を発揮することができ、かつ、該4本の可動爪の
内で異なる組に属する2本の可動爪を相互に一体に連結
するので、前記の順応性を著しく損ねることなく可動爪
の剛性・強度が大きくなり、強力かつ確実な把持が可能
である。
パイルと、次の作業サイクルで作業対象となるハット型
パイルとの平面図に、上記作業対象のハット型パイルを
把持している2組のチャック爪の断面図を付記するとと
もに、パイルとチャック爪との寸法関係を記入した説明
図である。
施形態を備えた振動杭打抜機の1例を示し、(A)は側
面図、(B)は正面図である。
方式とを示した模式的な斜視図であって、(A)は連結
された固定爪と連結されていない可動爪とより成る実施
形態を、(B)は連結された固定爪と連結された可動爪
とより成る実施形態を、(C)は連結された可動爪と連
結されていない可動爪とより成る実施形態を、(D)は
連結された可動爪と連結された可動爪とより成る実施形
態を、それぞれ描いてある。
用チャックの主要構成部を模式的に表した正面図であっ
て、(A)は片側可動形チャックを、(B)は両側可動
形チャックを、それぞれ描いてある。
するために示した模式的な正面図であって、(A)は振
動式杭打抜機によってシートパイルを打抜きしている状
態を描き、(B)は静圧式杭圧入引抜機によってシート
パイルを打抜きしている状態を描いてある。
ながら列設する状態、および上記シートパイルをチャッ
クで把持する状態を模式的に描いた平面図であって、
(A)は在来形のシートパイルを直線状に配列する場合
を、(B)は改良形シートパイルを直線状に配設する場
合を、(C)は同じく折線に沿って配設する場合を、そ
れぞれ表している。
作業対象のシートパイル、2…シートパイルの継手、3
…杭用チャック、4…構築物、5…起振機、6…クレー
ン、7…地盤、8…杭圧入引抜機の基盤、9…杭圧入引
抜機のクランプ、10…杭圧入引抜機のガイドマスト、
11…油圧シリンダより成る昇降体、12…ハット型パ
イル、13…チャック、13a…固定チャック爪、13
b…可動チャック爪、13c,13d…1組のチャック
爪、13e…2本のチャック爪を一体的に結合する連結
板、13f…1対のチャックシリンダ、13g…単独の
チャックシリンダ、15…吊環、16A,16B…1対
の固定チャック爪、17…固定爪の連結板、18A,1
8B…1対の可動爪、19A,19B…1対のチャック
シリンダ、20…可動爪の連結板、21…単独のチャッ
クシリンダ、22A,22B…1対の可動爪。
Claims (11)
- 【請求項1】 1対のウェブと、上記1対のウェブの間
に位置する中央平板状部と、前記1対のウェブの両側に
それぞれ位置して前記中央平板状部と平行な1対の両側
平板状部とが一体に成形されて成るハット型土留鋼材を
把持する杭打・杭抜機用チャックにおいて、 前記1対の両側平板状部のそれぞれを挟持する2組のチ
ャック爪が、1基の杭打・杭抜機に設置されていること
を特徴とするハット型土留鋼材の把持装置。 - 【請求項2】 前記2組のチャック爪が、それぞれ固定
爪と可動爪との組より成り、双方の組の固定爪が連結板
によって相互に一体的に結合されていることを特徴とす
る、請求項1に記載したハット型土留鋼材の把持装置。 - 【請求項3】 前記2組のチャック爪の双方の組の可動
爪は相互に一体的に連結されることなく、それぞれの可
動爪がチャックシリンダの伸長力によって固定爪に対し
て接近押圧・離間解放されるようになっていることを特
徴とする、請求項2に記載したハット型土留鋼材の把持
装置。 - 【請求項4】 前記2組のチャック爪が、それぞれ固定
爪と可動爪との組より成り、双方の組の固定爪が連結板
によって相互に一体的に結合されるとともに、双方の組
の可動爪が連結板によって相互に一体的に結合されてい
ることを特徴とする、請求項1に記載したハット型土留
鋼材の把持装置。 - 【請求項5】 前記2組のチャック爪が、それぞれ可動
爪と可動爪との組から成っていて、 片方の組のチャック爪を構成している2本の可動爪の内
の少なくとも1本と、他方の組のチャック爪を構成して
いる2本の可動爪の内の少なくとも1本とが、連結板に
よって相互に一体的に結合されていることを特徴とす
る、請求項1に記載したハット型土留鋼材の把持装置。 - 【請求項6】 前記片方の組のチャック爪を構成してい
る2本の可動爪の内の1本のみと、他方の組のチャック
爪を構成している2本の可動爪の内の1本のみとが、連
結板によって相互に一体的に結合されるとともに、 前記片方の組のチャック爪を構成している2本の可動爪
の内の残りの1本と、前記他方の組のチャック爪を構成
している2本の可動爪の内の残りの1本とが、相互に1
体的に連結されることなく、それぞれの可動爪がチャッ
クシリンダの伸縮力によって「対向して組を成している
可動爪」に対して相互に接近押圧・離間解放されるよう
になっていることを特徴とする、請求項5に記載したハ
ット型土留鋼材の把持装置。 - 【請求項7】 前記片方の組のチャック爪を構成してい
る2本の可動爪のそれぞれと、前記他方の組のチャック
爪を構成している2本の可動爪のそれぞれが連結板によ
って相互に一体的に結合されていて、 2本の可動爪から成る一体の可動爪結合体と、上記と異
なる2本の可動爪から成る一体の可動爪結合体とが、チ
ャックシリンダの伸縮力によって相互に接近押圧・離間
解放されるようになっていることを特徴とする、請求項
5に記載したハット型土留鋼材の把持装置。 - 【請求項8】 1対のウェブと、上記1対のウェブの間
に位置する中央平板状部と、前記1対のウェブの両側に
それぞれ位置して前記中央平板状部と平行な1対の両側
平板状部とが一体に形成されて成るハット型土留鋼材を
把持する杭打・杭抜機用クランプにおいて、 前記1対の両側平板状部のそれぞれを挟持する複数組の
クランプ爪が、1基の杭打・杭抜機に設置されているこ
とを特徴とするハット型土留鋼材の把持装置。 - 【請求項9】 1対のウェブと、上記1対のウェブの間
に位置する中央平板状部と、前記1対のウェブの両側に
それぞれ位置して前記中央平板状部と平行な1対の両側
平板状部とが一体に成形されて成るハット型土留鋼材を
把持する方法において、 2組のチャック爪、もしくは2組のクランプ爪によって
前記1対の両側平板状部のそれぞれ把持することを特徴
とする、ハット型土留鋼材の把持方法。 - 【請求項10】 前記2組のチャック爪、もしくは2組
のクランプ爪を、2本の固定爪と2本の可動爪とによっ
て構成するとともに、 上記2本の固定爪相互、および/または、上記2本の可
動爪相互を、連結板によって一体的に結合して補強する
ことを特徴とする、請求項9に記載したハット型土留鋼
材の把持方法。 - 【請求項11】 前記2組のチャック爪、もしくは2組
のクランプ爪を、それぞれ2本の可動爪によって構成す
るとともに、異なる組の可動爪の少なくとも2本を、連
結板によって一体的に結合して補強することを特徴とす
る、請求項9に記載したハット型土留鋼材の把持方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14312598A JP3755296B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ハット型土留鋼材の把持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14312598A JP3755296B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ハット型土留鋼材の把持方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11336076A true JPH11336076A (ja) | 1999-12-07 |
| JP3755296B2 JP3755296B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=15331506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14312598A Expired - Lifetime JP3755296B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | ハット型土留鋼材の把持方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3755296B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6939086B2 (en) | 2002-11-15 | 2005-09-06 | Nippon Steel Corporation | Metal sheet pile |
| JP2007247245A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Kowan Co Ltd | 杭圧入工法及び杭圧入引抜機 |
| JP2008069631A (ja) * | 2007-11-30 | 2008-03-27 | Nippon Steel Corp | ハット型鋼矢板およびその形状設定方法 |
| JP2008069614A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Chowa Kogyo Kk | 杭を挟持する装置、および杭を挟持する方法 |
| JP2008106542A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Nippon Steel Corp | 異形鋼矢板または鋼製打込み部材の把持方法及び把持治具 |
| JP2016172260A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 新日鐵住金株式会社 | 熱間三次元加工装置における鋼材のチャック、屈曲部材の製造方法および製造装置 |
| JP2016204962A (ja) * | 2015-04-22 | 2016-12-08 | 株式会社技研製作所 | 杭圧入方法及び杭圧入装置 |
| JPWO2019069776A1 (ja) * | 2017-10-02 | 2019-11-14 | 日本製鉄株式会社 | ハット形鋼矢板の設計方法、及びハット形鋼矢板の製造方法 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP14312598A patent/JP3755296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6939086B2 (en) | 2002-11-15 | 2005-09-06 | Nippon Steel Corporation | Metal sheet pile |
| JP2007247245A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Kowan Co Ltd | 杭圧入工法及び杭圧入引抜機 |
| JP2008069614A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Chowa Kogyo Kk | 杭を挟持する装置、および杭を挟持する方法 |
| JP2008106542A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Nippon Steel Corp | 異形鋼矢板または鋼製打込み部材の把持方法及び把持治具 |
| JP2008069631A (ja) * | 2007-11-30 | 2008-03-27 | Nippon Steel Corp | ハット型鋼矢板およびその形状設定方法 |
| JP2016172260A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 新日鐵住金株式会社 | 熱間三次元加工装置における鋼材のチャック、屈曲部材の製造方法および製造装置 |
| JP2016204962A (ja) * | 2015-04-22 | 2016-12-08 | 株式会社技研製作所 | 杭圧入方法及び杭圧入装置 |
| JPWO2019069776A1 (ja) * | 2017-10-02 | 2019-11-14 | 日本製鉄株式会社 | ハット形鋼矢板の設計方法、及びハット形鋼矢板の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3755296B2 (ja) | 2006-03-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11336076A (ja) | ハット型土留鋼材の把持装置および同方法 | |
| JP2012122305A (ja) | アーチ橋の架橋方法 | |
| US20150197910A1 (en) | Vibratory hammer having sequentially controllable sliding gripper | |
| EP0704916B1 (en) | Output-enlarged piezoelectric clamp device | |
| CN110431270A (zh) | 压桩机和压桩方法 | |
| JP2012067580A (ja) | 建設機械の作業装置 | |
| JP3648649B2 (ja) | 鉄筋の曲げフック加工機 | |
| KR20200134776A (ko) | 사이드 그립퍼 및 그것에 포함되는 링크부재 | |
| JP3284000B2 (ja) | 把持装置 | |
| CN115045442B (zh) | 一种开孔钢板剪力键穿孔钢筋定位装置及其实施方法 | |
| JPH108467A (ja) | 杭打抜機用のチャック装置、および、杭のチャック方法 | |
| CN214352422U (zh) | 一种两级放大的柔性微夹钳 | |
| JP5171978B2 (ja) | バイブロハンマ装置 | |
| JPH063870Y2 (ja) | 杭の挾持機構 | |
| JP4656587B2 (ja) | 杭を挟持する装置、および杭を挟持する方法 | |
| KR101932511B1 (ko) | 크레인용 그래플 장치 | |
| EP4144920A1 (en) | Method for arranging a pile, such as a concrete pile, in the ground | |
| JP4997507B2 (ja) | 杭打抜機用チャックのアタッチメント | |
| CN111155768A (zh) | 一种预制混凝土钢筋夹持定位装置 | |
| JP3746508B1 (ja) | 鋼矢板用圧入機 | |
| JP4364578B2 (ja) | コンクリート打設用型枠の連結具 | |
| JP3688534B2 (ja) | ロボット装置を用いた加工装置 | |
| JP2008019694A (ja) | 杭を挟持する装置、および杭を挟持する方法 | |
| JP2640431B2 (ja) | 鉄骨建物の仕口梁と中間梁の位置調整装置 | |
| JP4625589B2 (ja) | 作業車両 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050610 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050819 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051115 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051212 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140106 Year of fee payment: 8 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |