JPH11337403A - 赤外線検出素子およびその製造方法 - Google Patents
赤外線検出素子およびその製造方法Info
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- JPH11337403A JPH11337403A JP10141362A JP14136298A JPH11337403A JP H11337403 A JPH11337403 A JP H11337403A JP 10141362 A JP10141362 A JP 10141362A JP 14136298 A JP14136298 A JP 14136298A JP H11337403 A JPH11337403 A JP H11337403A
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
で幅寸法を画定された基枠5の内側がエッチングされて
四角錐状の凹部6となっている。基枠5に熱伝導率の低
い発泡したPSG膜により形成された多孔質絶縁膜梁2
を介して赤外線検知領域3を支持し、多孔質絶縁膜梁2
上にp型ポリシリコンサーモパイル8、8’とn型ポリ
シリコンサーモパイル9、9’が配置され、各サーモパ
イル間がアルミ配線10で接続されている。多孔質絶縁
膜梁の熱抵抗が大きいので、梁の厚さを薄くすることな
く熱抵抗を増大することができるから、梁の強度を低下
させずに赤外線の検出感度を向上させることができる。
Description
よび赤外線検出素子の製造方法に関する。
計として物体の検出や、特殊環境下における温度計測な
どに使用されている。最近の赤外線検出素子には、シリ
コンのマイクロマシーニング技術を用いて熱容量が小さ
く熱抵抗の大きな熱分離構造を形成し、その熱分離構造
部に赤外線検知領域を備え、入射する赤外線の吸収によ
る赤外線検知領域の温度上昇を、サーモパイルで検知す
る方式がある。このような赤外線検出素子はその検出信
号の処理回路等とともに一体のICチップとして製造す
ることができる。
(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面図、
(c)は(a)のE−E断面図である。赤外線検出素子
は、その全体平面形状が四角形のシリコン基板1に梁2
2を介して赤外線検知領域23を支持し、梁上にサーモ
パイルを形成して構成されている。シリコン基板1はそ
の上面が外周の各辺に沿ってポリシリコンエッチングス
トッパ4で幅寸法を画定された基枠5とされ、基枠5の
内面は四角錐状の凹部となっている。
行に、かつ所定幅の間隙を設けてシリコン窒化膜の梁2
2がいずれも同方向に隣の梁近傍まで延びている。各梁
22の内側には、各梁との間に所定の間隙を設けて同じ
くシリコン窒化膜の四角形の赤外線検知領域23が設け
られ、その4つの角部がそれぞれ各梁22の先端に接続
している。
が形成され、各梁上にはその全長にわたってサーモパイ
ルが設けられている。サーモパイルは、p型ポリシリコ
ンとn型ポリシリコンからなり、p型ポリシリコンサー
モパイル8、8’が互いに対向し、n型ポリシリコンサ
ーモパイル9、9’が互いに対向するように配置されて
いる。そして、各サーモパイル間をアルミ配線10が接
続している。
域23は梁22によってシリコン基板1の四角錐状の凹
部空間内に支持されている。
能評価は比検出能D* により説明される。比検出能D
* は、赤外線入力があったときのS/N比であり、式
(1)で表される。 D* ={S×(Ad×△f)0.5 }/(N×P) (1) 但し、S:赤外線検出信号 N:赤外線検出信号に含まれるノイズ信号 P:赤外線入射エネルギー Ad:赤外線検知領域の面積 Δf:周波数帯域 である。
度R×赤外線入射エネルギーPでも表せるため、(1)
式は次の(2)式のようになる。 D* =(R/N)×(Ad×Δf)0.5 (2)
る。 R=n×α×Rth (3) 但し、n:サーモパイルの対数 α:ゼーベック係数 Rth:梁およびサーモパイルの並列合成熱抵抗 である。
抗Rthは、(4)式のようになる。 Rth=L/(K1×A1+K2×A2) (4) 但し、K1:梁の熱伝導率 K2:サーモパイルの熱伝導率 A1:梁の断面積 A2:サーモパイルの断面積 L:梁およびサーモパイルの長さ である。
赤外線検知領域23は周辺のシリコン基板の基枠5に対
して高い温度になる。各サーモパイルはそれぞれ一端が
基枠5、他端が赤外線検出領域23に連なり、p型ポリ
シリコンサーモパイルとn型ポリシリコンサーモパイル
がアルミ配線10を介して交互に冷点(基枠)と温点
(赤外線検知領域)で直列接続されることにより、ゼー
ベック効果によって起電力が発生する。
うに、梁22の熱伝導率が低い、換言すれば熱抵抗が大
きいほどまた、断面積が小さい、換言すれば厚さが薄い
ほど並列合成熱抵抗Rthが上がり比検出能D* が向
上することになり、赤外線検出素子の性能は向上する。
体や人体から発せられる微弱な赤外線を検出するのに用
いられることが多い。その微弱な赤外線を検出するため
には、赤外線検出感度の高感度化が必要である。このた
め、従来の赤外線検出素子にあっては、赤外線検出感度
を上げるために、熱伝導率の低い梁材料、例えば、酸化
膜(SiO2 膜)や窒化膜(SiN膜)を用い、更
に、梁の厚さを薄くして梁の熱抵抗を上げていた。しか
しながら、梁の厚さを薄くすると梁の強度が低下してし
まうと言う問題点があった。
するためになされたものであり、梁の厚さを薄くするこ
となく、且つ、IC製造ラインとの整合性の高い製造方
法によって、梁の熱抵抗を大きくした、赤外線検出素子
およびその製造方法を提供することを目的とする。
外線検出素子は、基枠と、基部に囲まれて配置された赤
外線検知領域と、基枠と赤外線検知領域とを連結する複
数の梁とを有し、その梁が多孔質絶縁膜により形成され
ているものとした。上記の多孔質絶縁膜は多孔質ガラ
ス、とくに発泡したPSG膜あるいは高ケイ酸ガラスと
するのが好ましい。基枠と赤外線検知領域とを連結する
梁を従来の酸化膜や窒化膜より熱伝導率の低い多孔質絶
縁膜により形成しているので、梁の熱抵抗が大きく向上
する。
は、半導体シリコンの基枠と、平面上基枠に囲まれて配
置された赤外線検知領域と、基枠と赤外線検知領域とを
連結する複数の梁と、各梁上に設けられたサーモパイル
とを有する赤外線検出素子の製造方法であって、多角形
状の半導体シリコン基板の上面周辺にそってエッチング
ストッパを形成するとともに、エッチングストッパに囲
まれた内側にエッチング犠牲層を形成する工程Aと、エ
ッチング犠牲層上の中央部に第1の半導体層を形成する
工程Bと、エッチング犠牲層上に、エッチングストッパ
ならびに第1の半導体層との間に間隙をおいて延びると
ともに、一端はエッチングストッパ上に延び、他端は発
泡性材質からなり第1の半導体層に連なる第2の半導体
層を形成する工程Cと、第2の半導体層の上面にサーモ
パイルを形成する工程Dと、熱処理により第2の半導体
層を発泡させ多孔質絶縁膜とする工程Eと、半導体シリ
コン基板のエッチングストッパに囲まれた内側およびエ
ッチング犠牲層をエッチング除去する工程Fとを有し
て、第1の半導体層からなる赤外線検知領域を多孔質絶
縁膜からなる梁で支持した赤外線検出素子を得るものと
した。これによれば、IC製造ラインとの整合性の高い
単なる成膜の工程と熱処理で、強度が大きくかつ熱抵抗
の大きい多孔質絶縁膜の梁が実現され、製造コストも低
く抑えられる。
例により説明する。図1は、本発明の一実施例の赤外線
検出素子を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA
−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図を示す。こ
の実施例は、多孔質絶縁膜として発泡したPSG膜を使
用したものである。赤外線検出素子は、全体平面形状が
四角形のシリコン基板1に発泡したPSG膜により形成
された多孔質絶縁膜梁2を介して赤外線検知領域3を支
持し、多孔質絶縁膜梁2上にサーモパイルを形成して構
成されている。シリコン基板1は、その上面が外周の各
辺に沿ってエッチングストッパ4で幅寸法を画定された
基枠5とされ、基枠5の内側は四角錐状の凹部6となっ
ている。
且つ所定幅の間隙を設けて、図1の(a)の平面図上い
ずれも時計方向に多孔質絶縁膜梁2が隣の多孔質絶縁膜
梁2の近傍まで延びている。各多孔質絶縁膜梁2の内側
には、多孔質絶縁膜梁2との間に所定の間隙を設けて赤
外線検知領域3が設けられ、その4つの角部がそれぞれ
各多孔質絶縁膜梁2の先端に接続している。この接続の
ため各多孔質絶縁膜梁2の先端部は、赤外線検出領域3
に向かって直角に曲がっている。
が形成されている。また、各多孔質絶縁膜梁2の上に
は、その全長にわたってサーモパイルが設けられてい
る。サーモパイルは、p型ポリシリコンサーモパイル
8、8’とn型ポリシリコンサーモパイル9、9’とか
らなり、p型ポリシリコンサーモパイル8、8’が互い
に対向し、n型ポリシリコンサーモパイル9、9’が互
いに対向するように配置されている。そして、各サーモ
パイル間はアルミ配線10で接続されている。また、赤
外線検知領域3、多孔質絶縁膜梁2および基板1は間隙
11により分離されている。この赤外線検出素子の構成
は、多孔質絶縁膜梁2と赤外線検知領域3の材質を除い
て、図9に示した従来例と同じである。
線検出素子の製造方法を説明する。なお、図2〜図7に
おいてそれぞれ(a)は平面図、(b)は(a)におけ
るC−C断面図である。先ず、第1の工程で、図2に示
すように、シリコン基板1の上面全域にポリシリコンエ
ッチング犠牲層12をCVD(Chemical Va
per Deposition: 化学的気相成長)に
より形成する。
ポリシリコンエッチング犠牲層12の外周部にボロンを
注入することにより四角枠形状のポリシリコンエッチン
グストッパ4を形成する。 第3の工程で、ポリシリコ
ンエッチング犠牲層12およびポリシリコンエッチング
ストッパ4の上面に赤外線検知領域3と多孔質絶縁膜梁
2とになるPSG膜14、15の構造体をCVDにより
形成する。この状態が図4である。
に、PSG膜15の上にCVD等の手法によってp型ポ
リシリコンサーモパイル8、8’およびn型ポリシリコ
ンサーモパイル9、9’を形成し、アルミ配線10にて
接続する。
50°Cにて30分熱処理後、酸素雰囲気中1150°
C、1時間の熱処理を加えて、PSG膜15を発泡さ
せ、図6に示すように、発泡したPSG膜の多孔質絶縁
膜梁2を形成する。
うに、PSG膜14(赤外線検知領域3)の上に赤外線
吸収膜7の層を蒸着により形成するとともに、強アルカ
リエッチング液によりエッチング犠牲層12とシリコン
基板1の一部をエッチングする。
らの異方性エッチングを行うことにより、多孔質絶縁膜
梁2と赤外線検知領域3の層を含む上層とポリシリコン
エッチングストッパ4でカバーされた基枠5の部分を残
して、その内側のシリコン基板1の層がポリシリコンエ
ッチング犠牲層12と共にエッチングされ、シリコン基
板1に四角錐状の凹部6が形成される。
2の根元の縁の周りから延びて、その先端の周りまで形
成される。従って、赤外線検出領域3および多孔質絶縁
膜梁2は、シリコン基板1より分離される。なお、上記
の工程のうち、第1および第2の工程が発明の工程Aに
該当し、第3の工程が工程Bおよび工程Cを、第4の工
程が工程Dを、第5の工程が工程Eを、そして第6の工
程が工程Fを構成している。
係を示す。 PSG膜の膨張率は、燐濃度に依存する、
燐濃度5mol%以下では、殆ど膨張は認められない
が、5.5mol%で約1.8倍、6mol%で約3倍
に膨張して、多孔質絶縁膜が形成される。
赤外線検知領域とを連結する梁を熱伝導率の低い発泡し
たPSG膜からなる多孔質絶縁膜により形成したので、
梁の熱抵抗が大きい。したがって、梁の厚さを薄くする
ことなく熱抵抗を増大することができるから、梁の強度
を低下させずに赤外線の検出感度を向上させることがで
きる。また、上記多孔質絶縁膜はICチップ製造で一般
的な成膜の工程と熱処理で実現されるので、IC製造ラ
インとの整合性が高く、赤外線検出素子の製造コストも
低く抑えられる。
縁膜梁の多孔質ガラスを、発泡したPSG膜のかわりに
高ケイ酸ガラスを使用して形成することもできる。高ケ
イ酸ガラスを梁に用いる場合には、例えばNa2 O:
5%、B2 O3:20%、SiO2 :75%の組成の
ホウケイ酸低アルカリガラスを形成し、これに熱処理を
行ってケイ酸とホウ酸ソーダとに分相させる。そして、
濃塩酸で化学的にホウ酸ソーダを溶出させた後、ケイ酸
の骨格からなる成形物を加熱することにより、多孔質の
高ケイ酸ガラスとなる。
多孔質絶縁膜梁とになる層を同時に形成するため、双方
とも同じPSG膜14、15の構造体としてCVDによ
り形成したが、これに限定されず、赤外線検知領域には
多孔質となる材質でなく例えば酸化膜(SiO2 膜)
や窒化膜(SiN膜)を用いることもできる。
線検出素子について説明したが、例えば、抵抗の温度変
化を利用したボロメータ型赤外線検出素子にも適用で
き、比検出能D* の向上が図れる。
は、基枠と赤外線検知領域とを連結する梁が、例えば発
泡したPSG膜あるいは高ケイ酸ガラスなど、熱伝導率
の低い多孔質絶縁膜により形成されたものとしたので、
梁の厚さを薄くすることなく熱抵抗を高くでき、強度を
低下させずに赤外線の検出感度を向上させることができ
るという効果を有する。
は、基枠と赤外線検知領域とを連結する梁の形成にあた
って、発泡性材質の第2の半導体層を形成したあと、熱
処理により第2の半導体層を発泡させ多孔質絶縁膜とす
るものとしたので、強度が大きくかつ熱抵抗の大きい多
孔質絶縁膜の梁が容易に実現される。また、IC製造ラ
インとの整合性が高いので、製造コストも低く抑えられ
るという効果を有する。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 基枠と、該基枠に囲まれて配置された赤
外線検知領域と、前記基枠と赤外線検知領域とを連結す
る梁とを有する赤外線検出素子であって、前記梁が多孔
質絶縁膜により形成されていることを特徴とする赤外線
検出素子。 - 【請求項2】 前記多孔質絶縁膜が、多孔質ガラスであ
ることを特徴とする請求項1記載の赤外線検出素子。 - 【請求項3】 前記多孔質ガラスが、発泡したPSG膜
であることを特徴とする請求項2記載の赤外線検出素
子。 - 【請求項4】 前記多孔質ガラスが、高ケイ酸ガラスで
あることを特徴とする請求項2記載の赤外線検出素子。 - 【請求項5】 半導体シリコンの基枠と、平面上該基枠
に囲まれて配置された赤外線検知領域と、前記基枠と赤
外線検知領域とを連結する複数の梁と、各梁上に設けら
れたサーモパイルとを有する赤外線検出素子の製造方法
であって、多角形状の半導体シリコン基板の上面周辺に
そってエッチングストッパを形成するとともに、該エッ
チングストッパに囲まれた内側にエッチング犠牲層を形
成する工程Aと、前記エッチング犠牲層上の中央部に第
1の半導体層を形成する工程Bと、前記エッチング犠牲
層上に、前記エッチングストッパならびに第1の半導体
層との間に間隙をおいて延びるとともに、一端は前記エ
ッチングストッパ上に延び、他端は発泡性材質からなり
前記第1の半導体層に連なる第2の半導体層を形成する
工程Cと、前記第2の半導体層の上面にサーモパイルを
形成する工程Dと、熱処理により前記第2の半導体層を
発泡させ多孔質絶縁膜とする工程Eと、半導体シリコン
基板の前記エッチングストッパに囲まれた内側およびエ
ッチング犠牲層をエッチング除去する工程Fとを有し
て、前記第1の半導体層からなる赤外線検知領域を前記
多孔質絶縁膜からなる梁で支持した赤外線検出素子を得
ることを特徴とする赤外線検出素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141362A JPH11337403A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 赤外線検出素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141362A JPH11337403A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 赤外線検出素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11337403A true JPH11337403A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15290224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10141362A Pending JPH11337403A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 赤外線検出素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11337403A (ja) |
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