JPH1133783A - 内面シールド溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方法 - Google Patents
内面シールド溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方法Info
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- JPH1133783A JPH1133783A JP21004397A JP21004397A JPH1133783A JP H1133783 A JPH1133783 A JP H1133783A JP 21004397 A JP21004397 A JP 21004397A JP 21004397 A JP21004397 A JP 21004397A JP H1133783 A JPH1133783 A JP H1133783A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風船状隔壁体を有するシールド治具を鋼管内
の溶接部近傍に挿入した後、該風船状隔壁体を膨らませ
ることにより、前記鋼管の内面に膨張した風船状隔壁体
を押しつけてシールドガスを遮断するシールド方法の改
善。 【解決手段】 前記風船状隔壁体を網状包被体で包被
し、該包被体をによる破裂片の捕足する工夫。長手方向
側壁に沿って複数の噴気孔を穿設した噴気パイプを前記
風船状隔壁体内に挿設してガスの通路が塞がれることの
防止。前記鋼管側面に設けた検査孔から管軸方向に湾曲
させたガイドパイプを利用して前記シールド治具を鋼管
内に挿入し、風船状隔壁体を開先上方に効果的に位置せ
しめる工夫。溶接部より下方に位置する一の風船状隔壁
体の上面に泡を堆積させスパッタが鋼管内部に落下した
場合においても、風船状隔壁体が破裂することの防止。
の溶接部近傍に挿入した後、該風船状隔壁体を膨らませ
ることにより、前記鋼管の内面に膨張した風船状隔壁体
を押しつけてシールドガスを遮断するシールド方法の改
善。 【解決手段】 前記風船状隔壁体を網状包被体で包被
し、該包被体をによる破裂片の捕足する工夫。長手方向
側壁に沿って複数の噴気孔を穿設した噴気パイプを前記
風船状隔壁体内に挿設してガスの通路が塞がれることの
防止。前記鋼管側面に設けた検査孔から管軸方向に湾曲
させたガイドパイプを利用して前記シールド治具を鋼管
内に挿入し、風船状隔壁体を開先上方に効果的に位置せ
しめる工夫。溶接部より下方に位置する一の風船状隔壁
体の上面に泡を堆積させスパッタが鋼管内部に落下した
場合においても、風船状隔壁体が破裂することの防止。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば裏波溶接等
に用いられる内面シールド溶接用シールド治具及び該治
具を用いたガスシールド方法に係り、特にパイプの溶接
時に、内面ビードの酸化を防止するための内面シールド
溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方
法に関する。
に用いられる内面シールド溶接用シールド治具及び該治
具を用いたガスシールド方法に係り、特にパイプの溶接
時に、内面ビードの酸化を防止するための内面シールド
溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、パイプを溶接する場合の内面シー
ルドの必要性について説明する。パイプの溶接は一般に
内部に作業員が入ったり、機材を持ち込んだりすること
が不可能であるために、外側から溶接しても内面側に良
好な溶接ビードが形成される、いわゆる裏波溶接で施工
される。しかし、この場合、裏波溶接ビードはパイプの
内部に存在する空気に直接曝されるため、内表面が酸化
して、溶接欠陥が発生したり、欠陥まで到らなくても、
生成した酸化膜が非破壊検査の検出精度を落としたり、
製品完成後、稼動中に剥落して、閉塞事故の原因にさえ
なる事がある。このため、裏波溶接時には、内部に不活
性ガス等を充満させて、裏波溶接ビードの酸化を防止す
る、いわゆる内面シールドが行われる。
ルドの必要性について説明する。パイプの溶接は一般に
内部に作業員が入ったり、機材を持ち込んだりすること
が不可能であるために、外側から溶接しても内面側に良
好な溶接ビードが形成される、いわゆる裏波溶接で施工
される。しかし、この場合、裏波溶接ビードはパイプの
内部に存在する空気に直接曝されるため、内表面が酸化
して、溶接欠陥が発生したり、欠陥まで到らなくても、
生成した酸化膜が非破壊検査の検出精度を落としたり、
製品完成後、稼動中に剥落して、閉塞事故の原因にさえ
なる事がある。このため、裏波溶接時には、内部に不活
性ガス等を充満させて、裏波溶接ビードの酸化を防止す
る、いわゆる内面シールドが行われる。
【0003】しかし、従来法は、図6に示すように、複
数本のパイプやエルボを仮組みし、開先の状態を確認し
た後に本溶接を実施することが多い。同図において、1
は溶接対象である鋼管、1Aは溶接する相手の鋼管また
はエルボ、2は両溶接対象物1、1Aに形成された溶接
開先、3は溶接開先2近傍の鋼管1に穿設された検査
孔、4は両溶接対象物1、1A同士を仮組みするための
溶接タブ、5は検査孔3より鋼管1内に挿設された細管
状のシールドガス注入パイプ、6はシールドガスの注入
を示す矢印、6Aはシールドガスの放出を示す矢印であ
る。
数本のパイプやエルボを仮組みし、開先の状態を確認し
た後に本溶接を実施することが多い。同図において、1
は溶接対象である鋼管、1Aは溶接する相手の鋼管また
はエルボ、2は両溶接対象物1、1Aに形成された溶接
開先、3は溶接開先2近傍の鋼管1に穿設された検査
孔、4は両溶接対象物1、1A同士を仮組みするための
溶接タブ、5は検査孔3より鋼管1内に挿設された細管
状のシールドガス注入パイプ、6はシールドガスの注入
を示す矢印、6Aはシールドガスの放出を示す矢印であ
る。
【0004】かかる溶接システムでは、前記シールドガ
ス注入パイプ5よりシールドガス6を流して両溶接対象
物1、1Aに形成された溶接開先2内をシールドガス6
Aで充満した状態で裏波溶接を行なうものであるが、図
6でも明らかなように、鋼管の内部は大略同一径の円筒
の連続体であるために、ガスが溜まりにくく、高価な不
活性ガスを多量に消費するにもかかわらず、完全なシー
ルド状態が得にくいという課題があった。
ス注入パイプ5よりシールドガス6を流して両溶接対象
物1、1Aに形成された溶接開先2内をシールドガス6
Aで充満した状態で裏波溶接を行なうものであるが、図
6でも明らかなように、鋼管の内部は大略同一径の円筒
の連続体であるために、ガスが溜まりにくく、高価な不
活性ガスを多量に消費するにもかかわらず、完全なシー
ルド状態が得にくいという課題があった。
【0005】そこで従来から図7に示すように検査孔3
から風船状の隔壁体を挿入する方法が採られていた。同
図中の、1〜6Aは図6と同一機能の部材構成を示すの
でその説明を省略する。 7、7は可撓性薄膜材を球状に形成してなる風船状隔壁
体で、ゴム若しくは薄膜樹脂等の伸張性材料で形成して
もよく、又、紙若しくは金属製薄膜で形成する事も可能
である。 8、8は風船状隔壁体7にガスを供給するガス供給パイ
プで、その先端に前記風船状隔壁体7の吹口部を固着さ
せている。又、9、9はガス供給パイプ8を介して風船
状隔壁体7に送り込まれるガスの方向を示す矢印であ
る。ガス供給パイプ8は屈曲可能な軟質樹脂管等で形成
してもよく、又位置保持可能な剛性の硬質樹脂管や金属
管で形成してもよい。
から風船状の隔壁体を挿入する方法が採られていた。同
図中の、1〜6Aは図6と同一機能の部材構成を示すの
でその説明を省略する。 7、7は可撓性薄膜材を球状に形成してなる風船状隔壁
体で、ゴム若しくは薄膜樹脂等の伸張性材料で形成して
もよく、又、紙若しくは金属製薄膜で形成する事も可能
である。 8、8は風船状隔壁体7にガスを供給するガス供給パイ
プで、その先端に前記風船状隔壁体7の吹口部を固着さ
せている。又、9、9はガス供給パイプ8を介して風船
状隔壁体7に送り込まれるガスの方向を示す矢印であ
る。ガス供給パイプ8は屈曲可能な軟質樹脂管等で形成
してもよく、又位置保持可能な剛性の硬質樹脂管や金属
管で形成してもよい。
【0006】かかる構成において風船状隔壁体7はガス
を抜いた状態では膜状に収縮且つ任意の形状に変形可能
であるためにガス供給パイプ8の挿入に追従して検査孔
3を通じて鋼管1内に容易に挿入することができるの
で、溶接開先2を挟んだその両側に位置する両溶接対象
物1、1Aの内面位置に風船状隔壁体7を挿入した後、
ガス注入ガス供給パイプ8よりガス9を送給して鋼管
1、1Aの内面に接するまで膨らませる事により、溶接
開先2に挟まれる両溶接対象物1、1Aの内面空間を局
部的に閉塞した後、この閉塞空間部分にシールドガス注
入パイプ5でシールドガス6を供給すれば、溶接部であ
る開先2の内面空間は良好なシールド雰囲気が維持さ
れ、高品質な溶接が可能となる。
を抜いた状態では膜状に収縮且つ任意の形状に変形可能
であるためにガス供給パイプ8の挿入に追従して検査孔
3を通じて鋼管1内に容易に挿入することができるの
で、溶接開先2を挟んだその両側に位置する両溶接対象
物1、1Aの内面位置に風船状隔壁体7を挿入した後、
ガス注入ガス供給パイプ8よりガス9を送給して鋼管
1、1Aの内面に接するまで膨らませる事により、溶接
開先2に挟まれる両溶接対象物1、1Aの内面空間を局
部的に閉塞した後、この閉塞空間部分にシールドガス注
入パイプ5でシールドガス6を供給すれば、溶接部であ
る開先2の内面空間は良好なシールド雰囲気が維持さ
れ、高品質な溶接が可能となる。
【0007】
1)さて、かかる風船状隔壁体7、7は、ガスを抜いた
状態では検査孔3を通じて鋼管1、1A内に容易に挿入
することができ、しかも鋼管1内面に密着するほど膨ら
む必要があるために、その膜厚は必然的に薄くならざる
を得ない。このため、ガスを過剰に入れすぎて内圧が高
くなった場合や、何らかの鋭利な突起物に触れた場合に
は容易に破裂して、図8の破裂片7Aに示すようにバラ
バラに飛び散ってしまう。そして、このような事態にな
ると、風船状隔壁体の破裂片7Aを除去するのは事実上
不可能となり、完成後の製品が稼動し始めると閉塞事故
など重大な悪影響を与える恐れがあるために、せっかく
溶接した部分を切り放し、内部を清掃した後、再度溶接
を行わねばならず、工程上も費用上も膨大な損害を与え
ることになっていた。請求項1記載の発明は、かかる課
題に鑑み、風船状隔壁体が万一の破裂した場合でも、破
裂片を飛散させず、全てを容易に外部に取り出せる発明
を提供することを目的とする。
状態では検査孔3を通じて鋼管1、1A内に容易に挿入
することができ、しかも鋼管1内面に密着するほど膨ら
む必要があるために、その膜厚は必然的に薄くならざる
を得ない。このため、ガスを過剰に入れすぎて内圧が高
くなった場合や、何らかの鋭利な突起物に触れた場合に
は容易に破裂して、図8の破裂片7Aに示すようにバラ
バラに飛び散ってしまう。そして、このような事態にな
ると、風船状隔壁体の破裂片7Aを除去するのは事実上
不可能となり、完成後の製品が稼動し始めると閉塞事故
など重大な悪影響を与える恐れがあるために、せっかく
溶接した部分を切り放し、内部を清掃した後、再度溶接
を行わねばならず、工程上も費用上も膨大な損害を与え
ることになっていた。請求項1記載の発明は、かかる課
題に鑑み、風船状隔壁体が万一の破裂した場合でも、破
裂片を飛散させず、全てを容易に外部に取り出せる発明
を提供することを目的とする。
【0008】2)さて、風船状隔壁体7を検査孔3から
挿入する際には、図9に示すように、ガス供給パイプ8
の先端に取り付けられている風船状隔壁体7を鋼管内面
上を滑らせながら押し込むことになるので、特に上方
(反重力方向)に風船状隔壁体7を挿入する場合は、ガ
ス供給パイプ8先端で風船状隔壁体7は重力の影響によ
り下に垂れる為にジャックナイフ状に180°反転して
折曲した状態になり、ガス9の通路が塞がれてガス送給
が困難になり、風船状隔壁体7が膨らまないために、所
定の目的を達することができなくない場合もある。請求
項2及び3記載の発明は、かかる技術的課題に鑑み、例
え開先上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合
においても、ガスの通路が塞がれてガス送給が困難にな
る事なく、効果的に風船状隔壁体を膨らます事の出来る
発明を提供することを目的とする。
挿入する際には、図9に示すように、ガス供給パイプ8
の先端に取り付けられている風船状隔壁体7を鋼管内面
上を滑らせながら押し込むことになるので、特に上方
(反重力方向)に風船状隔壁体7を挿入する場合は、ガ
ス供給パイプ8先端で風船状隔壁体7は重力の影響によ
り下に垂れる為にジャックナイフ状に180°反転して
折曲した状態になり、ガス9の通路が塞がれてガス送給
が困難になり、風船状隔壁体7が膨らまないために、所
定の目的を達することができなくない場合もある。請求
項2及び3記載の発明は、かかる技術的課題に鑑み、例
え開先上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合
においても、ガスの通路が塞がれてガス送給が困難にな
る事なく、効果的に風船状隔壁体を膨らます事の出来る
発明を提供することを目的とする。
【0009】3)さて、ガス供給パイプ8を軟質樹脂パ
イプのように屈曲可能な管材で形成した場合に、検査孔
3よりの挿入は容易であるが、一方では図10に示すよ
うに、鉛直方向(反重力方向)に配管された鋼管1、1
Aに対して風船状隔壁体7を挿入する場合に次のような
問題がある。即ち風船状隔壁体7を挿入口である検査孔
3よりも下方向に設置させる場合は重力によりガス供給
パイプ8や風船状隔壁体7が下方に垂れて問題が生じな
いが、 挿入口である検査孔3よりも上方向に風船状隔
壁体7を設置させる場合は、重力の影響を受けてガス供
給パイプ8が下方に垂れ下がるので、風船状隔壁体7を
開先2上方に位置せしめる作業が非常に困難になった
り、場合によっては不可能になっていた。請求項3記載
の発明は、かかる技術的課題に鑑み、例え開先上方の反
重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合においても、ガ
ス供給パイプが下方に垂れ下がることなく、風船状隔壁
体を開先上方に効果的に位置せしめる事の出来る発明を
提供することを目的とする。
イプのように屈曲可能な管材で形成した場合に、検査孔
3よりの挿入は容易であるが、一方では図10に示すよ
うに、鉛直方向(反重力方向)に配管された鋼管1、1
Aに対して風船状隔壁体7を挿入する場合に次のような
問題がある。即ち風船状隔壁体7を挿入口である検査孔
3よりも下方向に設置させる場合は重力によりガス供給
パイプ8や風船状隔壁体7が下方に垂れて問題が生じな
いが、 挿入口である検査孔3よりも上方向に風船状隔
壁体7を設置させる場合は、重力の影響を受けてガス供
給パイプ8が下方に垂れ下がるので、風船状隔壁体7を
開先2上方に位置せしめる作業が非常に困難になった
り、場合によっては不可能になっていた。請求項3記載
の発明は、かかる技術的課題に鑑み、例え開先上方の反
重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合においても、ガ
ス供給パイプが下方に垂れ下がることなく、風船状隔壁
体を開先上方に効果的に位置せしめる事の出来る発明を
提供することを目的とする。
【0010】4)さて図11は、鉛直に設定されたパイ
プを裏波溶接している状態を示している。同図におい
て、19は開先2を裏波溶接中の溶接棒、20は前記裏
波溶接により開先2底部(内面側)に形成された溶接ビ
ード、21は前記溶接ビード形成時に鋼管1内面側に落
下しているスパッタを示す。ほとんどのスパッタは外側
に飛散するが、少量のスパッタ21が図11に示すよう
に鋼管内部に落下することがある。このスパッタ21は
高温であるために、これがゴムなどのエラストマーで出
来ている風船状隔壁体7の上面に落下すると、風船状隔
壁体7は熱で破裂し、シールド効果がなくなる。請求項
4及び5記載の発明は、かかる技術的課題に鑑み、例え
スパッタが鋼管内部に落下した場合においても、風船状
隔壁体が破裂することなく、裏波溶接中にも良好なシー
ルド効果を得る事の出来る発明を提供することを目的と
する。
プを裏波溶接している状態を示している。同図におい
て、19は開先2を裏波溶接中の溶接棒、20は前記裏
波溶接により開先2底部(内面側)に形成された溶接ビ
ード、21は前記溶接ビード形成時に鋼管1内面側に落
下しているスパッタを示す。ほとんどのスパッタは外側
に飛散するが、少量のスパッタ21が図11に示すよう
に鋼管内部に落下することがある。このスパッタ21は
高温であるために、これがゴムなどのエラストマーで出
来ている風船状隔壁体7の上面に落下すると、風船状隔
壁体7は熱で破裂し、シールド効果がなくなる。請求項
4及び5記載の発明は、かかる技術的課題に鑑み、例え
スパッタが鋼管内部に落下した場合においても、風船状
隔壁体が破裂することなく、裏波溶接中にも良好なシー
ルド効果を得る事の出来る発明を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記した課題を解決するために、前記風船状隔壁体を網状
包被体、好ましくは予想される破裂片の最小寸法より実
質的に小さい網目を持つ網状包被体若しくは、布状包被
体等の通気性包被体で包被し、該通気性包被体の好まし
くは端部をガス供給パイプまたは引っ張り索に固定した
ことを特徴とするものである。
記した課題を解決するために、前記風船状隔壁体を網状
包被体、好ましくは予想される破裂片の最小寸法より実
質的に小さい網目を持つ網状包被体若しくは、布状包被
体等の通気性包被体で包被し、該通気性包被体の好まし
くは端部をガス供給パイプまたは引っ張り索に固定した
ことを特徴とするものである。
【0012】かかる構成のシールド治具を用いると、風
船状隔壁体と鋼管(被溶接管)との間に網状若しくは通
気性包被体が存在するので完全な気密性は保てなくな
る。しかし、シールドガス注入パイプからは溶接施工中
も含めて常時少量のシールドガスが送給され、余剰のガ
スは開先のルート開口部や検査孔から逃散する状態にあ
るので、風船状隔壁体と鋼管内面との間が完全な気密で
なくてもなんら問題はない。次に、万一風船状隔壁体が
破裂した場合も、破裂片は網状若しくは通気性包被体に
補足されているので、ガス供給パイプまたは引張り索を
引き出すことによってこれに追従して全ての破裂片を鋼
管の外に取り出すことができ、残留物によるトラブルを
避けることができる。尚、図1に示す実施形態において
は網状包被体を用いているが、必ずしも網状包被体に限
定されるものではなく、風船状隔壁体の膨張を許容し得
るものであれば、例えば不織布や布材のように通気性を
有する包被体を用いてもよい。特にこのような通気性包
被体を用いる事により、風船状隔壁体の保護布的機能を
有し、該風船状隔壁体鋼管内面を摺擦する事に起因する
傷つきや破裂等を阻止する事が出来る。
船状隔壁体と鋼管(被溶接管)との間に網状若しくは通
気性包被体が存在するので完全な気密性は保てなくな
る。しかし、シールドガス注入パイプからは溶接施工中
も含めて常時少量のシールドガスが送給され、余剰のガ
スは開先のルート開口部や検査孔から逃散する状態にあ
るので、風船状隔壁体と鋼管内面との間が完全な気密で
なくてもなんら問題はない。次に、万一風船状隔壁体が
破裂した場合も、破裂片は網状若しくは通気性包被体に
補足されているので、ガス供給パイプまたは引張り索を
引き出すことによってこれに追従して全ての破裂片を鋼
管の外に取り出すことができ、残留物によるトラブルを
避けることができる。尚、図1に示す実施形態において
は網状包被体を用いているが、必ずしも網状包被体に限
定されるものではなく、風船状隔壁体の膨張を許容し得
るものであれば、例えば不織布や布材のように通気性を
有する包被体を用いてもよい。特にこのような通気性包
被体を用いる事により、風船状隔壁体の保護布的機能を
有し、該風船状隔壁体鋼管内面を摺擦する事に起因する
傷つきや破裂等を阻止する事が出来る。
【0013】請求項2記載の発明は、前記風船状隔壁体
内に挿設され、その長手方向側壁に沿って複数の噴気孔
を穿設した噴気パイプ、好ましくは可撓性噴気パイプを
具え、前記噴気孔より風船状隔壁体内にガスを供給しな
がら該隔壁体を膨らませることを特徴とする。即ち、よ
り具体的にはガス供給パイプの延長方向に風船状隔壁体
内部に向け挿入するごとく、例えばゴム等の柔軟な材料
で作製した可撓性パイプを継ぎ足した構造とし、好まし
くはこのパイプの先端は球状とするとともに、延在する
長手方向側面に複数の噴気孔を穿設して、ここから供給
ガスを放出可能に構成する。
内に挿設され、その長手方向側壁に沿って複数の噴気孔
を穿設した噴気パイプ、好ましくは可撓性噴気パイプを
具え、前記噴気孔より風船状隔壁体内にガスを供給しな
がら該隔壁体を膨らませることを特徴とする。即ち、よ
り具体的にはガス供給パイプの延長方向に風船状隔壁体
内部に向け挿入するごとく、例えばゴム等の柔軟な材料
で作製した可撓性パイプを継ぎ足した構造とし、好まし
くはこのパイプの先端は球状とするとともに、延在する
長手方向側面に複数の噴気孔を穿設して、ここから供給
ガスを放出可能に構成する。
【0014】かかる構成のシールド治具によれば、風船
状隔壁体を挿入する場合、噴気パイプをガイドとして風
船状隔壁体を押し込む事が出来、特に上方(反重力方
向)に風船状隔壁体を挿入する場合においても、噴気パ
イプが骨部として風船状隔壁体を位置保持せしめる事が
出来る為に、風船状隔壁体は重力の影響により下に垂れ
たり折曲する恐れがなく、又例え折曲したり噴気パイプ
15のまわりに絡みついた場合でも、噴気孔16がパイ
プ側面にあるので、図2に示すように容易にガスを風船
状隔壁体内に供給することができ、この結果ガスの通路
が塞がれてガス送給が困難になることなく、効果的に風
船状隔壁体を膨らます事が出来る。又噴気パイプの先端
を球状にすることにより、風船状隔壁体を傷つけること
なく、円滑に押し込むことができる。
状隔壁体を挿入する場合、噴気パイプをガイドとして風
船状隔壁体を押し込む事が出来、特に上方(反重力方
向)に風船状隔壁体を挿入する場合においても、噴気パ
イプが骨部として風船状隔壁体を位置保持せしめる事が
出来る為に、風船状隔壁体は重力の影響により下に垂れ
たり折曲する恐れがなく、又例え折曲したり噴気パイプ
15のまわりに絡みついた場合でも、噴気孔16がパイ
プ側面にあるので、図2に示すように容易にガスを風船
状隔壁体内に供給することができ、この結果ガスの通路
が塞がれてガス送給が困難になることなく、効果的に風
船状隔壁体を膨らます事が出来る。又噴気パイプの先端
を球状にすることにより、風船状隔壁体を傷つけること
なく、円滑に押し込むことができる。
【0015】請求項3記載の発明は、前記ガスシールド
方法において、前記被溶接管側面に設けた検査孔から管
軸方向に、L字状、J字状、若しくは弧状に湾曲させた
ガイドチューブを利用して前記シールド治具を被溶接管
内に挿入し、管軸上方向に位置保持させた状態で前記風
船状隔壁体内部にガスを供給して膨らませることを特徴
とする。かかるガイドチューブはガス供給パイプが通過
できる内径を持ち、しかもガス供給パイプが貫装可能に
且つ供給パイプが管軸方向に延在可能に所定曲率に湾曲
するのがよい。
方法において、前記被溶接管側面に設けた検査孔から管
軸方向に、L字状、J字状、若しくは弧状に湾曲させた
ガイドチューブを利用して前記シールド治具を被溶接管
内に挿入し、管軸上方向に位置保持させた状態で前記風
船状隔壁体内部にガスを供給して膨らませることを特徴
とする。かかるガイドチューブはガス供給パイプが通過
できる内径を持ち、しかもガス供給パイプが貫装可能に
且つ供給パイプが管軸方向に延在可能に所定曲率に湾曲
するのがよい。
【0016】かかる発明によれば、鋼管に開けられた検
査孔を通じて適当な曲率と剛性を持ったガイドチューブ
を鋼管内に挿入し、該チューブの端部が管軸の上方に向
くようにセットする。次に、このガイドチューブを通し
てガス供給パイプと風船状隔壁体を挿入すれば、図4に
示すように、溶接開先より上部に風船状隔壁体を設置す
ることができる。又かかる発明によれば、風船状隔壁体
が常に中空状態に維持する事が出来るために、例え開先
上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合におい
ても、ガスの通路が塞がれてガス送給が困難になる事は
ない。
査孔を通じて適当な曲率と剛性を持ったガイドチューブ
を鋼管内に挿入し、該チューブの端部が管軸の上方に向
くようにセットする。次に、このガイドチューブを通し
てガス供給パイプと風船状隔壁体を挿入すれば、図4に
示すように、溶接開先より上部に風船状隔壁体を設置す
ることができる。又かかる発明によれば、風船状隔壁体
が常に中空状態に維持する事が出来るために、例え開先
上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合におい
ても、ガスの通路が塞がれてガス送給が困難になる事は
ない。
【0017】請求項4記載の発明は、前記溶接部を挟ん
でその上下両側の被溶接管の内面で前記風船状隔壁体を
膨らませた後、溶接部より下方に位置する一の風船状隔
壁体の上面に泡を堆積させることを特徴とする。この場
合、前記泡は、石鹸水、ステアリン酸水溶液、またはマ
イレン酸水溶液等からなる水溶液と中性ガスまたは不活
性ガスとで生成させた泡であるのがよい。
でその上下両側の被溶接管の内面で前記風船状隔壁体を
膨らませた後、溶接部より下方に位置する一の風船状隔
壁体の上面に泡を堆積させることを特徴とする。この場
合、前記泡は、石鹸水、ステアリン酸水溶液、またはマ
イレン酸水溶液等からなる水溶液と中性ガスまたは不活
性ガスとで生成させた泡であるのがよい。
【0018】かかる発明によれば風船状隔壁体の上部に
泡が堆積しているため、溶接時にスパッタが落下してき
ても、風船状隔壁体に触れる前にスパッタが冷却されて
しまうために風船状隔壁体が破壊されることはない。ま
た、この泡は請求項5記載のように水溶性とすることが
可能であるので、風船状隔壁体等を抜取った後、水洗す
ることによって完全に除去でき、製品稼動後に何らの悪
影響を与えることはない。
泡が堆積しているため、溶接時にスパッタが落下してき
ても、風船状隔壁体に触れる前にスパッタが冷却されて
しまうために風船状隔壁体が破壊されることはない。ま
た、この泡は請求項5記載のように水溶性とすることが
可能であるので、風船状隔壁体等を抜取った後、水洗す
ることによって完全に除去でき、製品稼動後に何らの悪
影響を与えることはない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。図1は請求項1記載の発明に対応する内面
シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示す断面図
である。同図において、1〜9は図6、図7と同一機能
を有する部材であるので、その説明を省略する。
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。図1は請求項1記載の発明に対応する内面
シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示す断面図
である。同図において、1〜9は図6、図7と同一機能
を有する部材であるので、その説明を省略する。
【0020】10は風船状隔壁体7を包被する網状包被
体で、風船状隔壁体7の予想される破裂片7Aの最小寸
法より実質的に小さい網目を持ち、且つ隔壁体7が内部
にガス9を供給されて膨らみ前記鋼管1の内面に押しつ
けられてシールドガス6Aを遮断する際の膨出容積より
大なる容積をもって形成される。そして前記網状包被体
10は締結部11を介してガス供給パイプ8に固定され
るとともに、その外周の任意の位置に引張り索12の一
端を固定し、引張り索12を検査孔3より外部に引出
す。
体で、風船状隔壁体7の予想される破裂片7Aの最小寸
法より実質的に小さい網目を持ち、且つ隔壁体7が内部
にガス9を供給されて膨らみ前記鋼管1の内面に押しつ
けられてシールドガス6Aを遮断する際の膨出容積より
大なる容積をもって形成される。そして前記網状包被体
10は締結部11を介してガス供給パイプ8に固定され
るとともに、その外周の任意の位置に引張り索12の一
端を固定し、引張り索12を検査孔3より外部に引出
す。
【0021】かかる構成によれば、万一風船状隔壁体7
が破裂した場合も、その破裂片7Aは網状包被体10に
補足されているので、ガス供給パイプ8または引張り索
12を引き出すことによって全ての破裂片7Aを鋼管1
の外に取り出すことができ、残留物によるトラブルを避
けることができる。又風船状隔壁体7と鋼管1との間に
網状包被体10が存在するので完全な気密性は保てなく
なるが、シールドガス注入パイプ5からは溶接施工中も
含めて、常時少量のシールドガス6が送給され、余剰の
ガスは開先2のルート開口部や検査孔3から逃散する状
態にあるので、風船状隔壁体7と鋼管1内面との間が完
全な気密でなくても何ら問題はない。
が破裂した場合も、その破裂片7Aは網状包被体10に
補足されているので、ガス供給パイプ8または引張り索
12を引き出すことによって全ての破裂片7Aを鋼管1
の外に取り出すことができ、残留物によるトラブルを避
けることができる。又風船状隔壁体7と鋼管1との間に
網状包被体10が存在するので完全な気密性は保てなく
なるが、シールドガス注入パイプ5からは溶接施工中も
含めて、常時少量のシールドガス6が送給され、余剰の
ガスは開先2のルート開口部や検査孔3から逃散する状
態にあるので、風船状隔壁体7と鋼管1内面との間が完
全な気密でなくても何ら問題はない。
【0022】図2及び図3は請求項2記載の発明に対応
する内面シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示
し、図2(A)は風船状隔壁体7が萎んでいる状態、図
2(B)は風船状隔壁体7内にガスが供給され該風船状
隔壁体7が膨らんでいる状態、図3は図2(B)の全体
図で、先に示す図9との対応図である。これらの図は図
9におけるガス供給パイプ8の先端に本発明を適用した
例を示したもので、符号1A、7、8は図9と同一であ
るので説明を省略する。
する内面シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示
し、図2(A)は風船状隔壁体7が萎んでいる状態、図
2(B)は風船状隔壁体7内にガスが供給され該風船状
隔壁体7が膨らんでいる状態、図3は図2(B)の全体
図で、先に示す図9との対応図である。これらの図は図
9におけるガス供給パイプ8の先端に本発明を適用した
例を示したもので、符号1A、7、8は図9と同一であ
るので説明を省略する。
【0023】図2において11Aは風船状隔壁体7をガ
ス供給パイプ8に固定するための固定具、14はガス供
給パイプ8と噴気パイプ15を接続するコネクタ、噴気
パイプ15はゴムなどの柔軟な材料で製作され、前記風
船状隔壁体7内に挿設且つ延在するとともに、その長手
方向側壁に沿って多数の噴気孔16が穿設され、更に先
端15aは球状に閉じられている。17は噴気孔16よ
りのガスの噴出状況を示す矢印である。
ス供給パイプ8に固定するための固定具、14はガス供
給パイプ8と噴気パイプ15を接続するコネクタ、噴気
パイプ15はゴムなどの柔軟な材料で製作され、前記風
船状隔壁体7内に挿設且つ延在するとともに、その長手
方向側壁に沿って多数の噴気孔16が穿設され、更に先
端15aは球状に閉じられている。17は噴気孔16よ
りのガスの噴出状況を示す矢印である。
【0024】かかる実施形態によれば、検査孔3より風
船状隔壁体7を挿入する場合、噴気パイプ15をガイド
として風船状隔壁体7を押し込むことが出来、而も噴気
パイプ15の先端15aは球状になっているので、風船
状隔壁体7を傷つけることなく、円滑に押し込むことが
できる。そして前記押込んだ後、風船状隔壁体7は噴気
パイプ15の周りにからみついているが、噴気孔16が
パイプ15側面の長手方向に沿って列設してあるので、
図2(B)及び図3に示すように、容易にガス17を風
船状隔壁体7内に供給することができるため、風船状隔
壁体7の膨らみが阻害される事はない。
船状隔壁体7を挿入する場合、噴気パイプ15をガイド
として風船状隔壁体7を押し込むことが出来、而も噴気
パイプ15の先端15aは球状になっているので、風船
状隔壁体7を傷つけることなく、円滑に押し込むことが
できる。そして前記押込んだ後、風船状隔壁体7は噴気
パイプ15の周りにからみついているが、噴気孔16が
パイプ15側面の長手方向に沿って列設してあるので、
図2(B)及び図3に示すように、容易にガス17を風
船状隔壁体7内に供給することができるため、風船状隔
壁体7の膨らみが阻害される事はない。
【0025】図4は請求項3記載の発明に対応する内面
シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示し、符号
1〜9は図10と同一機能を有する要素であるので、そ
の説明を省略する。18はガイドパイプで、前記検査孔
3から管軸方向に、略J字状に湾曲させた硬質樹脂若し
くは金属管で形成されている。かかるガイドパイプ18
はガス供給パイプ8が通過できる内径を持つ。
シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示し、符号
1〜9は図10と同一機能を有する要素であるので、そ
の説明を省略する。18はガイドパイプで、前記検査孔
3から管軸方向に、略J字状に湾曲させた硬質樹脂若し
くは金属管で形成されている。かかるガイドパイプ18
はガス供給パイプ8が通過できる内径を持つ。
【0026】かかる構成によれば、鋼管1に開けられた
検査孔3を通じて適当な曲率と剛性を持ったガイドパイ
プ18を鋼管1内に挿入し、該パイプ18の端部が管軸
の上方に向くようにセットする。次に、このガイドパイ
プ18を通してガス供給パイプ8と風船状隔壁体7を挿
入すれば図4に示すように溶接開先2より上部に風船状
隔壁体7を設置することができる。またかかる発明によ
れば、風船状隔壁体7が常に中空状態に維持する事が出
来るために、例え開先上方の反重力方向に風船状隔壁体
7を挿入する場合においても、ガスの通路が塞がれてガ
ス送給が困難になる事はない。
検査孔3を通じて適当な曲率と剛性を持ったガイドパイ
プ18を鋼管1内に挿入し、該パイプ18の端部が管軸
の上方に向くようにセットする。次に、このガイドパイ
プ18を通してガス供給パイプ8と風船状隔壁体7を挿
入すれば図4に示すように溶接開先2より上部に風船状
隔壁体7を設置することができる。またかかる発明によ
れば、風船状隔壁体7が常に中空状態に維持する事が出
来るために、例え開先上方の反重力方向に風船状隔壁体
7を挿入する場合においても、ガスの通路が塞がれてガ
ス送給が困難になる事はない。
【0027】図5は請求項4、5記載の発明に対応する
内面シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示し、
符号1〜9、19〜21は図11と同一機能を有する部
材であるので、その説明を省略する。22は、石鹸水あ
るいはステアリン酸、マレイン酸などと炭酸ガス、不活
性ガス等で生成させた泡で、この泡22は、風船状隔壁
体7を開先下方の鋼管1内にセットした後、検査孔3か
ら注入する。
内面シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示し、
符号1〜9、19〜21は図11と同一機能を有する部
材であるので、その説明を省略する。22は、石鹸水あ
るいはステアリン酸、マレイン酸などと炭酸ガス、不活
性ガス等で生成させた泡で、この泡22は、風船状隔壁
体7を開先下方の鋼管1内にセットした後、検査孔3か
ら注入する。
【0028】かかる発明によれば風船状隔壁体7の上部
に泡22が堆積していると、溶接時にスパッタ21が落
下してきても、風船状隔壁体7に触れる前に、スパッタ
21が冷却されてしまうために風船状隔壁体7が破壊さ
れることはない。また、この泡22は水溶性であるの
で、風船状隔壁体7等を抜取った後、水洗することによ
って完全に除去でき、製品稼動後に何らの悪影響を与え
ることはない。
に泡22が堆積していると、溶接時にスパッタ21が落
下してきても、風船状隔壁体7に触れる前に、スパッタ
21が冷却されてしまうために風船状隔壁体7が破壊さ
れることはない。また、この泡22は水溶性であるの
で、風船状隔壁体7等を抜取った後、水洗することによ
って完全に除去でき、製品稼動後に何らの悪影響を与え
ることはない。
【0029】
【発明の効果】以上記載のごとく、請求項1記載の発明
によれば、風船状隔壁体が万一の破裂した場合でも、破
裂片を飛散させず、全てを容易に外部に取り出すことが
出来る。
によれば、風船状隔壁体が万一の破裂した場合でも、破
裂片を飛散させず、全てを容易に外部に取り出すことが
出来る。
【0030】また請求項2及び3記載の発明によれば、
例え開先上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場
合においても、ガスの通路が塞がれてガス送給が困難に
なる事なく、効果的に風船状隔壁体を膨らませることが
出来る。
例え開先上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場
合においても、ガスの通路が塞がれてガス送給が困難に
なる事なく、効果的に風船状隔壁体を膨らませることが
出来る。
【0031】更に請求項3記載の発明によれば、例え開
先上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合にお
いても、ガス供給パイプが下方に垂れ下がることなく、
風船状隔壁体を開先上方に効果的に位置せしめることが
出来る。
先上方の反重力方向に風船状隔壁体を挿入する場合にお
いても、ガス供給パイプが下方に垂れ下がることなく、
風船状隔壁体を開先上方に効果的に位置せしめることが
出来る。
【0032】又請求項4及び5記載の発明によれば、例
えスパッタが鋼管内部に落下した場合においても、風船
状隔壁体が破裂することなく、裏波溶接中にも良好なシ
ールド効果を得ることが出来る。
えスパッタが鋼管内部に落下した場合においても、風船
状隔壁体が破裂することなく、裏波溶接中にも良好なシ
ールド効果を得ることが出来る。
【図1】図1は請求項1記載の発明に対応する内面シー
ルド溶接用シールド治具の具体的構造を示す断面図であ
る。
ルド溶接用シールド治具の具体的構造を示す断面図であ
る。
【図2】図2及び図3は請求項2記載の発明に対応する
内面シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示し、
図2(A)は風船状隔壁体7がしぼんでいる状態、図2
(B)は風船状隔壁体内にガスが供給され該風船状隔壁
体がふくらんでいる状態を示す。
内面シールド溶接用シールド治具の具体的構造を示し、
図2(A)は風船状隔壁体7がしぼんでいる状態、図2
(B)は風船状隔壁体内にガスが供給され該風船状隔壁
体がふくらんでいる状態を示す。
【図3】図3は図2(B)の全体図で、図9との対応図
である。
である。
【図4】請求項3記載の発明に対応する内面シールド溶
接用シールド治具の具体的構造を示す。
接用シールド治具の具体的構造を示す。
【図5】請求項4、5記載の発明に対応する内面シール
ド溶接用シールド治具の具体的構造を示す。
ド溶接用シールド治具の具体的構造を示す。
【図6】従来技術に係る内面シールド溶接用シールド治
具の基本構造を示す。
具の基本構造を示す。
【図7】風船状隔壁体を使用した従来技術に係る内面シ
ールド溶接用シールド治具の具体的構造を示す。
ールド溶接用シールド治具の具体的構造を示す。
【図8】請求項1記載の発明の課題を示す、内面シール
ド治具の不具合の説明図である。
ド治具の不具合の説明図である。
【図9】請求項2記載の発明の課題を示す、内面シール
ド治具の不具合の説明図である。
ド治具の不具合の説明図である。
【図10】請求項3記載の発明の課題を示す、内面シー
ルド治具の不具合の説明図である。
ルド治具の不具合の説明図である。
【図11】請求項4記載の発明の課題を示す、内面シー
ルド治具の不具合の説明図である。
ルド治具の不具合の説明図である。
1 鋼管 1A 溶接する相手の鋼管またはエルボ 2 溶接開先 3 検査孔 4 仮組み用の溶接タブ 5 シールドガス注入パイプ 7 風船状隔壁体 8 ガス供給パイプ 10 網状包被体 11 締結部 12 引張り索 14 コネクタ 15 噴気パイプ 16 噴気孔 18 ガイドパイプ 19 溶接棒 20 溶接ビード 21 スパッタ 22 泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦 福則 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内
Claims (5)
- 【請求項1】 被溶接管内の溶接部近傍に挿入され、内
部にガスを供給して膨らませる事により、前記被溶接管
の内面に押しつけられてシールドガスを遮断する可撓性
材料からなる風船状隔壁体を有する内面シールド溶接用
シールド治具において、 前記風船状隔壁体を網状、布状その他の通気性包被体で
包被し、該通気性包被体をガス供給パイプまたは引っ張
り索に固定したことを特徴とする内面シールド溶接用シ
ールド治具。 - 【請求項2】 被溶接管内の溶接部近傍に挿入され、内
部にガスを供給して膨らませる事により、前記被溶接管
の内面に押しつけられてシールドガスを遮断する可撓性
材料からなる風船状隔壁体を有する内面シールド溶接用
シールド治具において、 前記風船状隔壁体内に挿設され、その長手方向側壁に沿
って複数の噴気孔を穿設した噴気パイプを具え、前記噴
気孔より風船状隔壁体内にガスを供給しながら該隔壁体
を膨らませることを特徴とする内面シールド溶接用シー
ルド治具。 - 【請求項3】 可撓性材料からなる風船状隔壁体を有す
るシールド治具を被溶接管内の溶接部近傍に挿入した
後、該風船状隔壁体内部にガスを供給して膨らませるこ
とにより、前記被溶接管の内面に膨張した風船状隔壁体
を押しつけてシールドガスを遮断するガスシールド方法
において、 前記被溶接管側面に設けた検査孔から管軸方向に湾曲さ
せたガイドチューブを利用して前記シールド治具を被溶
接管内に挿入し、管軸上方向に位置保持させた状態で前
記風船状隔壁体内部にガスを供給して膨らませることを
特徴とするガスシールド方法。 - 【請求項4】 可撓性材料からなる風船状隔壁体を有す
るシールド治具を被溶接管内の溶接部近傍に挿入した
後、該風船状隔壁体内部にガスを供給して膨らませるこ
とにより、前記被溶接管の内面に膨張した風船状隔壁体
を押しつけてシールドガスを遮断するガスシールド方法
において、 前記溶接部を挟んでその上下両側の被溶接管の内面で前
記風船状隔壁体を膨らませた後、溶接部より下方に位置
する一の風船状隔壁体の上面に泡を堆積させることを特
徴とするガスシールド方法。 - 【請求項5】 前記泡が石鹸水、ステアリン酸水溶液、
またはマイレン酸水溶液等からなる水溶液と中性ガスま
たは不活性ガスとで生成させた泡であることを特徴とす
る請求項4記載のガスシールド方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21004397A JPH1133783A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 内面シールド溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21004397A JPH1133783A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 内面シールド溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1133783A true JPH1133783A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16582868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21004397A Pending JPH1133783A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 内面シールド溶接用シールド治具及び該治具を用いたガスシールド方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1133783A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102513657A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-27 | 广新海事重工股份有限公司 | 一种适用管体焊接的氩弧焊焊接方法及该方法使用的辅助装置 |
| JP2014180674A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Takada Corp | アイスプラグによる金属管の溶接方法 |
| CN104526122A (zh) * | 2014-11-29 | 2015-04-22 | 域鑫科技(惠州)有限公司 | 一种细薄壁管平衡焊接装置及焊接方法 |
| CN111360364A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-07-03 | 苏州威尔汉姆堆焊技术有限公司 | 一种包括夹紧部的管内焊接装置 |
| CN111438423A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-07-24 | 苏州威尔汉姆堆焊技术有限公司 | 一种包括第二支撑机构的管内焊接装置 |
| CN117773429A (zh) * | 2024-01-08 | 2024-03-29 | 泰安航天特种车有限公司 | 一种管路送气装置、管路充气方法及管路焊接方法 |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP21004397A patent/JPH1133783A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102513657A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-06-27 | 广新海事重工股份有限公司 | 一种适用管体焊接的氩弧焊焊接方法及该方法使用的辅助装置 |
| JP2014180674A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Takada Corp | アイスプラグによる金属管の溶接方法 |
| CN104526122A (zh) * | 2014-11-29 | 2015-04-22 | 域鑫科技(惠州)有限公司 | 一种细薄壁管平衡焊接装置及焊接方法 |
| CN111360364A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-07-03 | 苏州威尔汉姆堆焊技术有限公司 | 一种包括夹紧部的管内焊接装置 |
| CN111438423A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-07-24 | 苏州威尔汉姆堆焊技术有限公司 | 一种包括第二支撑机构的管内焊接装置 |
| CN111360364B (zh) * | 2020-04-17 | 2022-01-04 | 苏州威尔汉姆堆焊技术有限公司 | 一种包括夹紧部的管内焊接装置 |
| CN111438423B (zh) * | 2020-04-17 | 2022-05-27 | 苏州威尔汉姆堆焊技术有限公司 | 一种包括第二支撑机构的管内焊接装置 |
| CN117773429A (zh) * | 2024-01-08 | 2024-03-29 | 泰安航天特种车有限公司 | 一种管路送气装置、管路充气方法及管路焊接方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041126 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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