JPH11337949A - 着色樹脂スペーサ形成用感光性フィルム - Google Patents

着色樹脂スペーサ形成用感光性フィルム

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JPH11337949A
JPH11337949A JP14786098A JP14786098A JPH11337949A JP H11337949 A JPH11337949 A JP H11337949A JP 14786098 A JP14786098 A JP 14786098A JP 14786098 A JP14786098 A JP 14786098A JP H11337949 A JPH11337949 A JP H11337949A
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colored resin
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JP14786098A
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Hiromi Furubayashi
寛巳 古林
Hiroshi Yamazaki
宏 山崎
Manabu Saito
学 斎藤
Tadahiro Tanigawa
直裕 谷川
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜厚の均一な機械的強度の優れたスペーサを
容易に形成でき、膜厚ばらつきによる表示むらがなく、
パネル動作信頼性を向上することができる着色樹脂スペ
ーサ形成用感光性フィルムを提供する。 【解決手段】 (a)支持体フィルム(b)膜厚3〜1
0μmの感光性樹脂層及び(c)保護フィルムの順に積
層されてなる感光性フィルムにおいて、(b)感光性樹
脂層が、(A)エチレン性不飽和基を有する高分子化合
物、(B)少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有す
る光重合性化合物、(C)光重合開始剤、(D)黒色顔
料並びに(E)熱硬化性樹脂を含有しアルカリ水溶液で
現像可能である着色樹脂スペーサ形成用感光性フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色樹脂スペーサ
形成用感光性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビ、液晶カラー表示のコンピュ
ータ−などが実用化されているが、これらの液晶表示装
置は、透明電極を設けたガラス等の透明な基板を3〜1
0μm程度の間隔をもうけて、その間に液晶物質を封入
し、電極間の印加した電圧により液晶物質を配向しその
濃淡により表示する仕組になっている。前記基板の間隔
は正確に保持しないと液晶層の厚さに差が発生し、色む
らやコントラスト異常になる。したがって、前記基板の
間隔を正確に保持するため、スペーサと称される3〜1
0μmのガラスまたは合成樹脂からなるビーズ粒子を散
布させている。
【0003】このスペーサを均一に散布させることは、
かなり困難で、色むらのない表示装置を得る歩留まりの
低下をまねいている。そこで、特開平4−223443
号公報等に示されるように分散、投入にさまざまな工夫
がらされている。これらの根本的な解決法として、カラ
ーフィルタの着色パターンの間にブラックマトリックス
を厚くし、スペーサとする方法(特開昭63−2370
32号公報、特開平3−184022号公報、特開平4
−122914号公報等)が提案されているが、ブラッ
クマトリックスを塗布することにより形成するため、厚
さ制御が困難となっている。また、着色パターンを重ね
ることにより、厚さを確保しスペーサとすることも考え
られている(特開昭63−82405号公報)がやはり
塗布により行われるため、膜厚管理が困難である。
【0004】また、着色パターンを作製する際に、ブラ
ックマトリックス上にも着色パターンを塗布法により形
成しスペーサとすることも提案されている(特開昭63
−237032号公報)が、前述と同様に均一な膜厚を
得ることが困難である。さらに、前記の公報及び特開平
7−325298号公報に記載される内容の樹脂ではブ
ラックマトリックス及び着色パターン樹脂は機械的強度
が不足しているため、液晶封入後に十分な強度がないこ
とが問題になっている。一方、従来から考案されている
ビーズ分散及びフィルム法によるスペーサでは強度など
の特性は十分であるが、パネルの動作信頼性が不足して
いることが問題になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、膜厚の均一な機械的強度の優れたスペーサを容易に
形成でき、膜厚ばらつきによる表示むらがなく、パネル
動作信頼性を向上することができる着色樹脂スペーサ形
成用感光性フィルムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)支持体
フィルム(b)膜厚3〜10μmの感光性樹脂層及び
(c)保護フィルムの順に積層されてなる感光性フィル
ムにおいて、(b)感光性樹脂層が、(A)エチレン性
不飽和基を有する高分子化合物、(B)少なくとも2個
のエチレン性不飽和基を有する光重合性化合物、(C)
光重合開始剤、(D)黒色顔料並びに(E)熱硬化性樹
脂を含有しアルカリ水溶液で現像可能である着色樹脂ス
ペーサ形成用感光性フィルムに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における着色樹脂スペーサ
形成用感光性フィルムに使用される支持体フィルム及び
保護フィルムには特に制限なく公知のフィルムを使用で
きるが、例えば、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン等からなる厚さ5〜
100μmの重合体フィルムが用いられる。
【0008】本発明における着色樹脂スペーサ形成用感
光性フィルムの感光性樹脂層は、(A)カルボキシル基
及び不飽和二重結合を有する高分子化合物、(B)少な
くとも2個のエチレン性不飽和基を有する光重合性化合
物、(C)光重合開始剤(D)黒色顔料及び(E)熱硬
化性樹脂を必須成分として含有する。
【0009】上記(A)エチレン性不飽和基を有する高
分子化合物の有するエチレン性不飽和基としては、アク
リル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、シンナモ
イル基等の炭素、炭素二重結合を有する基が挙げられ
る。
【0010】(A)エチレン性不飽和基を有する高分子
化合物は、例えば、(i)スチレン系単量体と(ii)ア
クリル系単量体と(iii)グリシジル基、カルボキシル
基、ヒドロキシル基、イソシアナト基等の官能基を有す
る単量体とを共重合してなるスチレン/アクリル系プレ
ポリマーに、(iv)前記官能基と反応可能な官能基及び
光重合性不飽和基を有する単量体を反応させて側鎖に光
重合性不飽和基を導入したポリマーであり、このポリマ
ーの好ましい態様として、(i)スチレン系単量体5〜
40重量%、(ii)アクリル系単量体10〜70重量
%、(iii)官能基を有するアクリル系単量体25〜4
5重量%を共重合してなるスチレン/アクリル系プレポ
リマー100重量部に(iv)プレポリマーの官能基と
反応可能な官能基及び光重合性不飽和基を有する単量体
5〜45重量部を反応させて側鎖に光重合性不飽和基を
導入したポリマーが挙げられる。
【0011】上記(i)スチレン系単量体としては、例
えば、α−メチルスチレン、スチレン、p−メチルスチ
レン、p−クロロスチレンなどがあるが、入手容易性の
点から、スチレン及びp−メチルスチレンが好ましい。
これらのスチレン系単量体は、単独又は2種以上を組み
合わせて用られる。
【0012】上記(ii)アクリル系単量体としては、例
えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
プロピルアクリレート、iso−プロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、
t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート等の炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n
−プロピルメタクリレート、iso−プロピルメタクリレ
ート、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタク
リレート、t−ブチルメタクリレート、2エチルヘキシ
ルメタクリレート等の炭素数1〜8のアルキル基を有す
るメタクリレートなどが挙げられ、これらのアクリル系
単量体は、単独又は2種以上を組み合わせて用られる。
入手容易性、廉価性の点からメチルメタクリレート、エ
チルアクリレートが好ましい。
【0013】上記(iii)グリシジル基、カルボキシル
基、ヒドロキシル基、イソシアナト基等の官能基を有す
る単量体としては、例えば、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル
酸、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−イソシアナトエチルアク
リレート、2−イソシアナトエチルメタクリレート等が
挙げられ、これらは、単独又は2種以上を組み合わせて
用られる。入手容易性、廉価性の点からアクリル酸、メ
タクリル酸が好ましい。
【0014】上記(iv)プレポリマーの官能基と反応可
能な官能基及び光重合性不飽和基を有する単量体におい
て光重合性不飽和基としては、アリル基、アクリロイル
基、メタクリロイル基等が挙げられる。この(iv)プ
レポリマーの官能基と反応可能な官能基及び光重合性不
飽和基を有する単量体の具体的な化合物としては、上記
(iii)グリシジル基、カルボキシル基、ヒドロキシル
基、イソシアナト基等の官能基を有するアクリル系単量
体で例示した化合物と同じものが挙げられる。入手容易
性、廉価性の点からグリシジルメタクリレートが好まし
い。
【0015】(A)成分の樹脂の重量平均分子量(ゲル
パーミエーションクロマトグラフで測定し標準ポリスチ
レン換算したもの)は、塗工性、耐熱性の点から20,
000〜300,000であることが好ましい。
【0016】本発明の感光性樹脂組成物にアルカリ現像
性を付与するためには(A)成分の樹脂の酸価(mgKOH/
g)を90〜140とすることが好ましい。また、耐熱
性の点から(A)成分のエチレン性不飽和基濃度は、
0.5〜3.0ミリモル/gとすることが好ましい。
【0017】(A)成分の配合量は(A)成分と(B)
成分の総量100重量部に対して好ましくは40〜75
重量部である。この配合量が40重量部未満では塗膜性
が不十分となり、70重量部を越えると硬化物の膜特性
が低下する傾向がある。
【0018】(B)少なくとも2個のエチレン性不飽和
基を有する光重合性化合物としては、例えば、多価アル
コールにα,β−不飽和カルボン酸を反応させて得られ
る化合物(ポリエチレングリコールジアクリレート(エ
チレン基の数が2〜14のもの)、トリメチロールプロ
パンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、テトラメチロールメタントリアクリレート、
テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジアクリレート(プロピレン基の数が
2〜14のもの)、ジペンタエリスリトールペンタアク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
等)、グリシジル基含有化合物にα,β−不飽和カルボ
ン酸を付加して得られる化合物(トリメチロールプロパ
ントリグリシジルエーテルトリアクリレート、ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテルジアクリレート等)、ビ
スフェノールAのアルキレンオキシド付加物のジアクリ
レート(2,2′−ビス〔4−(メタクリロキシジエト
キシ)フェニル〕プロパン、2,2′−ビス〔4−(メ
タクリロキシペンタエトキシ)フェニル〕プロパン
等)、ジイソシアナートとジアルコールとアクリル酸ヒ
ドロキシモノエステルとを反応させて得られるウレタン
ジアクリレート化合物などが挙げられる。これらのモノ
マーは、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いられ
る。
【0019】(B)成分の配合量は(A)成分と(B)
成分の総量100重量部に対して好ましくは15〜60
重量部である。この配合量が15重量部未満では光感度
が不十分で硬化物の膜特性が低下し、60重量部を越え
ると塗膜性が不十分となる傾向がある。
【0020】本発明に用いられる(C)光重合開始剤と
しては、例えば、芳香族ケトン(ベンゾフェノン、4,
4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(ミヒラ
ーケトン)、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾ
フェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾ
フェノン等)、アルキルアミノ安息香酸誘導体(ジメチ
ルアミノ安息香エチル、ジメチルアミノ安息香エチル
等)、アントラキノン誘導体(2−エチルアントラキノ
ン、フェナントラキノン等)、チオキサントン誘導体
(チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン
等)、ベンゾイン誘導体(ベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフ
ェニルエーテル、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン
等)、ベンジル誘導体(ベンジル、ベンジルジメチルケ
タール等)、2,4,5−トリアリールイミダゾール二
量体(2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニ
ルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−
4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量
体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニ
ルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)
−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−
メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール
二量体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フ
ェニルイミダゾール二量体、2−(2,4−ジメトキシ
フェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール二量体等)、アクリジン誘導体(9
−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9,9′−アク
リジニル)ヘプタン等)、モルフォリノ基含有化合物
(2−メチル−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−
モルフォリノ−1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジ
メチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブ
タノン−1等)などが挙げられる。これらは単独で又は
2種類以上を組み合わせて使用される。
【0021】(C)成分の使用量は、(A)及び(B)
成分の総量100重量部に対して、0.1〜10重量部
とすることが好ましい。この使用量が0.1重量部未満
では、光感度が低い傾向がある。また、10重量部を超
えると、耐熱性が低下する傾向がある。
【0022】(D)成分の黒色顔料としては、例えば、
カーボンブラックが挙げられる。顔料粒径は、0.03
〜0.8μmであることが好ましく、0.03μm未満
では液晶封入後にスペーサから黒色顔料が流出する傾向
ががあり、また0.8μmを超えるとスペーサを形成時
にギザツキが発生する供に脆くなり、パネル作製時に微
小な欠けとなり、パネルの透明度が低下する問題が発生
する傾向がある。顔料粒径は0.05〜0.5μmであ
ることがより好ましい。本発明においてはこの(D)成
分の使用により形成されるスペーサーを黒色とすること
により、液晶表示装置において、その駆動回路への所望
しないフォトンの侵入をブロックでき、液晶表示装置の
誤動作(パネル誤動作)をほぼ完全に抑制することがで
きる。
【0023】(D)成分の配合量は(A)成分と(B)
成分の総量100重量部に対して10〜40重量部とす
ることが好ましい。この配合量が10重量部未満では着
色が不十分となる傾向がある。40重量部を越えると硬
化後のレジストが脆くなる傾向がある。
【0024】本発明における(E)熱重硬化性樹脂とし
ては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ヘキサ
メトキシメチルメラミン等のメラミン樹脂などが挙げら
れる。(E)成分の配合量は(A)成分と(B)成分の
総量100重量部に対して5〜20重量部とすることが
好ましい。この配合量が5重量部未満では耐熱性、密着
性当が不十分となる傾向がある。20重量部を越えると
保存安定性、現像性が低下する傾向がある。
【0025】感光性樹脂層には、染料、発色剤、可塑
剤、顔料、難燃剤、熱重合禁止剤、密着性付与剤等を必
要に応じ(A)及び(B)成分の総量100重量部に対
して、0.1〜15重量部程度含有させてもよい。
【0026】本発明の感光性樹脂組成物は、前記各成分
を溶解する溶剤、例えば、トルエン、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、クロロホルム、塩化メチレン、メチルア
ルコール、エチルアルコール等を含有してもよい。溶剤
を使用する場合、その使用量は、溶液の固形分が5〜9
5重量%となるような量とすることが塗布性、作業性の
点から好ましい。
【0027】本発明の着色樹脂スペーサ形成用感光性フ
ィルムは、支持体フィルム上に前記各成分を溶剤に溶解
した溶液をロールコータ、コンマコータ、グラビアコー
タ、マイクログラビアコータ、エアーナイフコータ、ダ
イコータ、スロットダイコータ、バーコータなどで塗布
し乾燥後、保護フィルムを積層し製造できる。
【0028】着色樹脂スペーサ形成用感光性フィルムの
(b)感光性樹脂層は3〜10μmとされる。膜厚が3
μm以下では塗膜性が不十分となり、抜けすじ及び膜厚
むらが発生する。10μmを越えると解像度が低下す
る。
【0029】本発明の着色樹脂スペーサ形成用感光性フ
ィルム感光性フィルムを用いたスペーサは次のようにし
て製造される。まず、ガラス板等の上に必要に応じてブ
ラックマトリクス、カラー画素等が形成されたの基板を
加熱(70〜150℃、3〜15分間)した後または加
熱なしで、その基板上に感光性フィルムの保護フィルム
を剥がしながら感光性樹脂層をラミネート(貼合わせ)
し、感光性樹脂層の表面の支持体フィルムを剥離せずま
たは剥離した後、感光性樹脂層上に所定パターンのネガ
マスクを乗せて露光される。この際、感光性樹脂層と上
記ネガマスクとは、接触、非接触いずれの状態でもよ
い。次いで未露光部分が現像液で現像除去され、さら
に、必要に応じて150〜200℃で15〜45分程度
アフターベークする。露光工程において支持体フィルム
を剥離しない方式と、剥離する方式のいずれの方法を用
いてもよいが、特にパターンのライン精度を向上させる
には後者の方法を用いることが好ましい。
【0030】ラミネート工程は、ホットロールと呼ばれ
る加熱可能なロール又はヒートシューと呼ばれる加熱用
のジャケットとラミネートロールと呼ばれるロールによ
り、感光性樹脂層を加熱し軟化しながら行う。露光工程
は、接触又は非接触型のものを用いて行う。ランプとし
ては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドラン
プ、キセノンランプ等が挙げられる。この際使用する露
光機は散乱光線露光機、平行光線露光機、プロキシミテ
ィ露光機、ステッパー、レーザー露光等が挙げられる。
さらに、アフターベークはバッチ式または連続式いずれ
の乾燥機等の熱源によりおこなわれ、また、IR炉等を
用いることができる。上記これらの工法においてラミネ
ート後、露光後、現像後に、薬液処理及び電気的処理の
工法が必要に応じて加わっても行ってもよい。
【0031】現像方法は、ディップ法、スプレー法等が
あげられ、高解像度化には高圧スプレー法が最適であ
る。現像液は、例えば、0.05〜1.5重量%の炭酸
ナトリウム水溶液または0.05〜1.0%の水酸化カ
リウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化トリメ
チロールアンモニウム水溶液等を用いることができる。
特に、0.1〜0.5重量%の炭酸ナトリウムを用いる
と解像度、密着性が良好となる。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例により説明する。 実施例 支持体フィルム(ポリエステルフィルム)上に下記表1
に示す感光性樹脂層用溶液をコンマコータで塗布し、8
0℃の熱風対流式乾燥機で5分間乾燥し、所定膜厚(6
μm)を得た。さらに保護フィルム(ポリエチレンフィ
ルム)を張り合わせ着色樹脂スペーサ形成用感光性フィ
ルムを得た。この感光性フィルムを、保護フィルムを剥
がしながら、ブラックマトリクス付きガラス板上に赤、
青及び緑の画素が形成されさらにその上全面に樹脂オー
バーコート層が形成された基板上に、感光性樹脂層側を
向けて、ラミネーターでロール温度110℃、ロール圧
6×105Pa、速度5.0m/分でラミネートした。次
いで、ポリエステルフィルムフィルムを除去し、所定の
パターンのネガマスクを通してプロキシミティ露光機
(日立電子エンジニアリング(株)製)で80mJ/cm2で露
光した後、0.15重量%の炭酸ナトリウム水溶液(2
3℃)で20秒スプレー現像して未露光部を現像除去
し、黒色パターンの形成された基板を得た。
【0033】黒色パターンは、所定の形状、優れた機械
特性(硬度)を有して均一に形成されており、この黒色
パターンの形成された基板を使用して組み立てた液晶表
示装置は、誤動作することなく、また、色むらやコント
ラストの不均一がなく優れた表示特性を有していた。ま
た、液晶表示装置において前記黒色パターンは、封入さ
れた液晶に浸漬されたが、ひび割れ等の異常を生じない
ことが確認された。
【0034】
【表1】
【0035】表1中、(*1)及び(*2)は、下記に示す
ものである。 (*1)スチレン/アクリル酸/アクリル酸エチル/メタ
クリル酸メチル(重量比30/21/5/44)共重合
体100重量部にグリシジルメタクリレート11重量部
を付加し側鎖光重合性不飽和基としてメタクリロイル基
を導入したポリマ:重量平均分子量は40,000 (*2)トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート/シ
クロヘキサンジメタノール/2−ヒドロキシエチルアク
リレート(2/1/2モル比)反応物
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の着色樹脂スペーサ形成用
感光性フィルムは、膜厚の均一な機械的強度の優れたス
ペーサを容易に形成でき、膜厚ばらつきによる表示むら
がなく、パネル動作信頼性を向上することができるもの
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/033 G03F 7/033 (72)発明者 谷川 直裕 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)支持体フィルム(b)膜厚3〜1
    0μmの感光性樹脂層及び(c)保護フィルムの順に積
    層されてなる感光性フィルムにおいて、(b)感光性樹
    脂層が、(A)エチレン性不飽和基を有する高分子化合
    物、(B)少なくとも2個のエチレン性不飽和基を有す
    る光重合性化合物、(C)光重合開始剤、(D)黒色顔
    料並びに(E)熱硬化性樹脂を含有しアルカリ水溶液で
    現像可能である着色樹脂スペーサ形成用感光性フィル
    ム。
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