JPH1133799A - 電動プレスの制御方法及び制御装置 - Google Patents
電動プレスの制御方法及び制御装置Info
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- JPH1133799A JPH1133799A JP21119597A JP21119597A JPH1133799A JP H1133799 A JPH1133799 A JP H1133799A JP 21119597 A JP21119597 A JP 21119597A JP 21119597 A JP21119597 A JP 21119597A JP H1133799 A JPH1133799 A JP H1133799A
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- torque
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板厚のバラツキ等に左右されずに高い下限位
置精度で、また高い成形精度で加工でき、モータ出力パ
ワーが小さくても所定の成形能力が得られる。 【解決手段】 サーボモータ11によりスライド15を
直線駆動する電動プレスの制御方法において、スライド
15のモーションパターンに基づいてスライド15を位
置制御しながら下降領域より成形領域へ下降させ、か
つ、成形領域でサーボモータ11がワークの成形加工に
要しているトルクの実作業トルクPと、予め加工条件に
応じて設定された設定加圧能力P20とを比較して、前
記実作業トルクが設定加圧能力P20に達してない場合
は、継続して位置制御しながらスライド15を前記モー
ションパターンの下限位置Z20まで下降させて、予め
設定された加圧保持時間T20だけこの下限位置Z20
を保持し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定
加圧能力P20に達した場合は、位置制御からトルク制
御に切り換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業
トルクを保持する。
置精度で、また高い成形精度で加工でき、モータ出力パ
ワーが小さくても所定の成形能力が得られる。 【解決手段】 サーボモータ11によりスライド15を
直線駆動する電動プレスの制御方法において、スライド
15のモーションパターンに基づいてスライド15を位
置制御しながら下降領域より成形領域へ下降させ、か
つ、成形領域でサーボモータ11がワークの成形加工に
要しているトルクの実作業トルクPと、予め加工条件に
応じて設定された設定加圧能力P20とを比較して、前
記実作業トルクが設定加圧能力P20に達してない場合
は、継続して位置制御しながらスライド15を前記モー
ションパターンの下限位置Z20まで下降させて、予め
設定された加圧保持時間T20だけこの下限位置Z20
を保持し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定
加圧能力P20に達した場合は、位置制御からトルク制
御に切り換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業
トルクを保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータによ
りスライドを駆動する電動プレスの制御方法及び制御装
置に関し、特には板厚等のばらつきに影響されずに高精
度で成形可能な電動プレスの制御方法及び制御装置に関
する。
りスライドを駆動する電動プレスの制御方法及び制御装
置に関し、特には板厚等のばらつきに影響されずに高精
度で成形可能な電動プレスの制御方法及び制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械としては、クランク機
構やリンク機構等によりスライドを昇降する機械式プレ
スと、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータによりスラ
イドを昇降する油圧プレスと、サーボモータによりスラ
イドを駆動する電動プレスとが広く知られている。この
内、電動プレスと油圧プレスとは、加圧条件に応じてモ
ーションパターン、すなわちスライドの位置と速度との
所定の関係を維持しながら動作する動作パターンを自由
に変更できる利点を有している。そして、特に電動プレ
スは、油圧プレスに対して塵埃や油気等の周囲環境汚染
度が小さい、あるいは、ポンプ音等の騒音が小さいとい
う、作業環境の改善の利点から、最近多くの分野に使用
されている。
構やリンク機構等によりスライドを昇降する機械式プレ
スと、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータによりスラ
イドを昇降する油圧プレスと、サーボモータによりスラ
イドを駆動する電動プレスとが広く知られている。この
内、電動プレスと油圧プレスとは、加圧条件に応じてモ
ーションパターン、すなわちスライドの位置と速度との
所定の関係を維持しながら動作する動作パターンを自由
に変更できる利点を有している。そして、特に電動プレ
スは、油圧プレスに対して塵埃や油気等の周囲環境汚染
度が小さい、あるいは、ポンプ音等の騒音が小さいとい
う、作業環境の改善の利点から、最近多くの分野に使用
されている。
【0003】このような電動プレスにおいて所定の加圧
条件を満たすようにスライドを制御する方法として、従
来から種々の方法や装置が提案されている。例えば、特
開平8−224699号公報には、プレス加工時の加圧
力をサーボモータのトルク値(つまり、駆動電流値)と
して検出し、このトルク値に基づいてスライドの位置及
び速度を制御して、所定の加圧力が得られるようにした
プレス制御方法が開示されている。すなわち、同公報に
よると、モータの駆動力を前記モータに直結された駆動
力−推進力変換手段を介して金型の推力に変換して、ワ
ークをプレス加工するプレス装置のプレス制御方法であ
って、(a)前記ワークのプレス加工に伴う前記モータ
のトルク値の変化を検出し、目標とする定格トルク値よ
りも小さい予め設定した所定のトルク値に到達したか否
かを判断する工程と、(b)前記所定のトルク値に到達
した後は、前記モータの駆動量を計数し、前記モータの
駆動量が予め設定した所定の駆動量に達した時点で前記
金型の推進速度がゼロとなるように、速度と駆動量の関
数として予め設定した減速パターンと計数した前記モー
タの駆動量を照合して、前記モータの駆動量に応じて与
えられる速度指令に基づいて前記金型の推進速度を減速
する工程とを備えた方法が開示されている。
条件を満たすようにスライドを制御する方法として、従
来から種々の方法や装置が提案されている。例えば、特
開平8−224699号公報には、プレス加工時の加圧
力をサーボモータのトルク値(つまり、駆動電流値)と
して検出し、このトルク値に基づいてスライドの位置及
び速度を制御して、所定の加圧力が得られるようにした
プレス制御方法が開示されている。すなわち、同公報に
よると、モータの駆動力を前記モータに直結された駆動
力−推進力変換手段を介して金型の推力に変換して、ワ
ークをプレス加工するプレス装置のプレス制御方法であ
って、(a)前記ワークのプレス加工に伴う前記モータ
のトルク値の変化を検出し、目標とする定格トルク値よ
りも小さい予め設定した所定のトルク値に到達したか否
かを判断する工程と、(b)前記所定のトルク値に到達
した後は、前記モータの駆動量を計数し、前記モータの
駆動量が予め設定した所定の駆動量に達した時点で前記
金型の推進速度がゼロとなるように、速度と駆動量の関
数として予め設定した減速パターンと計数した前記モー
タの駆動量を照合して、前記モータの駆動量に応じて与
えられる速度指令に基づいて前記金型の推進速度を減速
する工程とを備えた方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−224699号公報のように、トルク値が目標とす
る定格トルク値よりも小さい予め設定した所定値に到達
した後は、速度と駆動量の関数として予め設定した所定
の減速パターンに基づいて減速するようにモータの駆動
量を計数しながら速度制御し、所定の駆動量に達した時
点で定格トルク値に到達したと判断して成形加工を完了
するようにした方法では、スライドの下死点位置が精度
良く制御されない。すなわち、ワークの板厚などのバラ
ツキがあるときは、加圧力が上記所定値に達したと判断
したときのスライドの位置がばらつくことになり、よっ
てこの後に所定の駆動量だけスライドを移動させても成
形完了位置が一定とならない。したがって、ワークの板
厚などのバラツキによって、スライドの下死点(つま
り、下限位置)の位置精度が確保されない。この結果、
高い下限位置精度が要求されるワークに対しては、適用
が困難であるという問題が生じている。また、成形加工
を完了する直前では駆動量のみによってスライドを制御
しているので、板厚のバラツキ等に伴ってこの成形加工
時のトルク値(加圧力)もばらつくことになり、よって
成形品の加工精度が安定しないことがある。さらに、成
形加工完了直前では所定駆動量下降した後に直ちにスラ
イドを上昇させているので、ワークの成形後の形状が戻
るのを防止できるような所定の成形能力を得るために
は、その最大加圧能力に応じた大きな出力トルクのサー
ボモータが必要となり、コスト低減や小型化が困難とな
るという問題もある。
8−224699号公報のように、トルク値が目標とす
る定格トルク値よりも小さい予め設定した所定値に到達
した後は、速度と駆動量の関数として予め設定した所定
の減速パターンに基づいて減速するようにモータの駆動
量を計数しながら速度制御し、所定の駆動量に達した時
点で定格トルク値に到達したと判断して成形加工を完了
するようにした方法では、スライドの下死点位置が精度
良く制御されない。すなわち、ワークの板厚などのバラ
ツキがあるときは、加圧力が上記所定値に達したと判断
したときのスライドの位置がばらつくことになり、よっ
てこの後に所定の駆動量だけスライドを移動させても成
形完了位置が一定とならない。したがって、ワークの板
厚などのバラツキによって、スライドの下死点(つま
り、下限位置)の位置精度が確保されない。この結果、
高い下限位置精度が要求されるワークに対しては、適用
が困難であるという問題が生じている。また、成形加工
を完了する直前では駆動量のみによってスライドを制御
しているので、板厚のバラツキ等に伴ってこの成形加工
時のトルク値(加圧力)もばらつくことになり、よって
成形品の加工精度が安定しないことがある。さらに、成
形加工完了直前では所定駆動量下降した後に直ちにスラ
イドを上昇させているので、ワークの成形後の形状が戻
るのを防止できるような所定の成形能力を得るために
は、その最大加圧能力に応じた大きな出力トルクのサー
ボモータが必要となり、コスト低減や小型化が困難とな
るという問題もある。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、板厚のバラツキ等に左右されずに高い下
限位置精度で、また高い成形精度で加工でき、さらに、
モータの出力パワーが小さくても所定の成形能力が得ら
れる電動プレスの制御方法及び制御装置を提供すること
を目的としている。
たものであり、板厚のバラツキ等に左右されずに高い下
限位置精度で、また高い成形精度で加工でき、さらに、
モータの出力パワーが小さくても所定の成形能力が得ら
れる電動プレスの制御方法及び制御装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、サーボ
モータ11によりスライド15を直線駆動する電動プレ
スの制御方法において、スライド15の位置と速度の所
定の関係を示すモーションパターンに基づいてスライド
15を位置制御しながら下降領域より成形領域へ下降さ
せ、かつ、成形領域でサーボモータ11がワークの成形
加工に要しているトルクの実作業トルクと、予め加工条
件に応じて設定された設定加圧力P20とを比較して、
前記実作業トルクが設定加圧力P20に達してない場合
は、継続して位置制御しながらスライド15を前記モー
ションパターンの下限位置Z20まで下降させて、予め
設定された加圧保持時間T20だけこの下限位置Z20
を保持し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定
加圧力P20に達した場合は、位置制御からトルク制御
に切り換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業ト
ルクを保持する方法としている。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、サーボ
モータ11によりスライド15を直線駆動する電動プレ
スの制御方法において、スライド15の位置と速度の所
定の関係を示すモーションパターンに基づいてスライド
15を位置制御しながら下降領域より成形領域へ下降さ
せ、かつ、成形領域でサーボモータ11がワークの成形
加工に要しているトルクの実作業トルクと、予め加工条
件に応じて設定された設定加圧力P20とを比較して、
前記実作業トルクが設定加圧力P20に達してない場合
は、継続して位置制御しながらスライド15を前記モー
ションパターンの下限位置Z20まで下降させて、予め
設定された加圧保持時間T20だけこの下限位置Z20
を保持し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定
加圧力P20に達した場合は、位置制御からトルク制御
に切り換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業ト
ルクを保持する方法としている。
【0007】請求項1に記載の発明によると、成形領域
中にモーションパターンに基づいてスライドを位置制御
しながら下降させ、この下降中に予め設定された加圧能
力に実作業トルクが達しない場合は、スライドを前記モ
ーションパターンの下限位置に加圧保持時間保持するの
で、下限位置精度が向上する。したがって、刻印成形等
のように高い下限位置精度を要求する場合に、板厚など
のばらつきに左右されずに精度良く成形加工できる。ま
た、成形領域で位置制御による下降中に実作業トルクが
設定加圧力に達した場合は、位置制御からトルク制御に
切り換えてこの実作業トルクを予め設定された加圧保持
時間保持する。この結果、絞り成形の場合に、ワークの
板厚が必要以上に薄くなるのが防止され、成形品の寸法
精度が向上するので、品質の良好な成形品が得られる。
さらに、位置制御及びトルク制御において、それぞれ下
限位置で、あるいは設定加圧力に達した位置で加圧保持
時間保持するので、サーボモータの小さい出力トルクで
も所定の大きな成形能力を得ることができる。これによ
り、サーボモータの小型化及び低コスト化が図れる。
中にモーションパターンに基づいてスライドを位置制御
しながら下降させ、この下降中に予め設定された加圧能
力に実作業トルクが達しない場合は、スライドを前記モ
ーションパターンの下限位置に加圧保持時間保持するの
で、下限位置精度が向上する。したがって、刻印成形等
のように高い下限位置精度を要求する場合に、板厚など
のばらつきに左右されずに精度良く成形加工できる。ま
た、成形領域で位置制御による下降中に実作業トルクが
設定加圧力に達した場合は、位置制御からトルク制御に
切り換えてこの実作業トルクを予め設定された加圧保持
時間保持する。この結果、絞り成形の場合に、ワークの
板厚が必要以上に薄くなるのが防止され、成形品の寸法
精度が向上するので、品質の良好な成形品が得られる。
さらに、位置制御及びトルク制御において、それぞれ下
限位置で、あるいは設定加圧力に達した位置で加圧保持
時間保持するので、サーボモータの小さい出力トルクで
も所定の大きな成形能力を得ることができる。これによ
り、サーボモータの小型化及び低コスト化が図れる。
【0008】請求項2に記載の発明は、サーボモータ1
1によりスライド15を直線駆動する電動プレスの制御
方法において、スライド15の位置と速度の所定の関係
を示すモーションパターンに基づいてスライド15を位
置制御しながら下降領域より成形領域へ下降させ、か
つ、成形領域でサーボモータ11がワークの成形加工に
要しているトルクの実作業トルクと、予め加工条件に応
じて設定された設定加圧力P20とを比較して、前記実
作業トルクが設定加圧力P20に達してない場合は、継
続して位置制御しながらスライド15を前記モーション
パターンの下限位置Z20まで下降させて、予め設定さ
れた加圧保持時間T20だけこの下限位置Z20を保持
し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定加圧力
P20に達した場合は、位置制御からトルク制御に切り
換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業トルクを
保持すると共に、このトルク制御中に実作業トルクが前
記設定加圧力P20より低下したら再び前記位置制御へ
切換える動作を成形領域中繰り返す方法としている。
1によりスライド15を直線駆動する電動プレスの制御
方法において、スライド15の位置と速度の所定の関係
を示すモーションパターンに基づいてスライド15を位
置制御しながら下降領域より成形領域へ下降させ、か
つ、成形領域でサーボモータ11がワークの成形加工に
要しているトルクの実作業トルクと、予め加工条件に応
じて設定された設定加圧力P20とを比較して、前記実
作業トルクが設定加圧力P20に達してない場合は、継
続して位置制御しながらスライド15を前記モーション
パターンの下限位置Z20まで下降させて、予め設定さ
れた加圧保持時間T20だけこの下限位置Z20を保持
し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定加圧力
P20に達した場合は、位置制御からトルク制御に切り
換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業トルクを
保持すると共に、このトルク制御中に実作業トルクが前
記設定加圧力P20より低下したら再び前記位置制御へ
切換える動作を成形領域中繰り返す方法としている。
【0009】請求項2に記載の発明によると、成形領域
中にモーションパターンに基づいてスライドを位置制御
しながら下降させ、この下降中に予め設定された加圧能
力に実作業トルクが達しない場合は、スライドを前記モ
ーションパターンの下限位置に加圧保持時間保持するの
で、下限位置精度が向上する。したがって、刻印成形等
のように高い下限位置精度を要求する場合に、板厚など
のばらつきに左右されずに精度良く成形加工できる。ま
た、成形領域で位置制御による下降中に実作業トルクが
設定加圧力に達した場合は、位置制御からトルク制御に
切り換えてこの実作業トルクを予め設定された加圧保持
時間保持する。これにより、絞り成形の場合に、ワーク
の板厚が必要以上に薄くなるのが防止され、成形品の寸
法精度が向上するので、品質の良好な成形品が得られ
る。また、位置制御中に実作業トルクが設定加圧力に達
した場合はトルク制御に切り換えられ、また、トルク制
御中に実作業トルクが設定加圧力より低下した場合は位
置制御に切り換えられ、これを繰り返すことができる。
したがって、下限位置が荷重のリミッタとして機能する
ので金型の保護ができると共に、板厚などのバラツキが
あっても下限位置精度及び成形精度の向上を図ることが
できる。さらに、位置制御及びトルク制御において、そ
れぞれ下限位置で、あるいは設定加圧力に達した位置で
加圧保持時間保持するので、サーボモータの小さい出力
トルクでも所定の大きな成形能力を得ることができる。
これにより、サーボモータの小型化及び低コスト化が図
れる。
中にモーションパターンに基づいてスライドを位置制御
しながら下降させ、この下降中に予め設定された加圧能
力に実作業トルクが達しない場合は、スライドを前記モ
ーションパターンの下限位置に加圧保持時間保持するの
で、下限位置精度が向上する。したがって、刻印成形等
のように高い下限位置精度を要求する場合に、板厚など
のばらつきに左右されずに精度良く成形加工できる。ま
た、成形領域で位置制御による下降中に実作業トルクが
設定加圧力に達した場合は、位置制御からトルク制御に
切り換えてこの実作業トルクを予め設定された加圧保持
時間保持する。これにより、絞り成形の場合に、ワーク
の板厚が必要以上に薄くなるのが防止され、成形品の寸
法精度が向上するので、品質の良好な成形品が得られ
る。また、位置制御中に実作業トルクが設定加圧力に達
した場合はトルク制御に切り換えられ、また、トルク制
御中に実作業トルクが設定加圧力より低下した場合は位
置制御に切り換えられ、これを繰り返すことができる。
したがって、下限位置が荷重のリミッタとして機能する
ので金型の保護ができると共に、板厚などのバラツキが
あっても下限位置精度及び成形精度の向上を図ることが
できる。さらに、位置制御及びトルク制御において、そ
れぞれ下限位置で、あるいは設定加圧力に達した位置で
加圧保持時間保持するので、サーボモータの小さい出力
トルクでも所定の大きな成形能力を得ることができる。
これにより、サーボモータの小型化及び低コスト化が図
れる。
【0010】請求項3に記載の発明は、スライド15
と、このスライド15の位置を検出するスライド位置検
出手段8と、スライド15を直線駆動するサーボモータ
11と、このサーボモータ11の駆動電流値を検出する
電流検出手段24と、予め設定され、かつ、スライド1
5の位置と速度の関係を示すモーションパターンに基づ
いてサーボモータ11によりスライド15を制御して成
形加工する制御器20とを備えた電動プレスの制御装置
において、前記制御器20は、前記スライド位置検出手
段8の位置信号に基づいてサーボモータ11により前記
モーションパターンに沿ってスライド15を位置制御し
ながら下降領域より成形領域へ下降させ、この成形領域
下降中に前記電流検出手段24からの駆動電流値に基づ
いて算出した、サーボモータ11が成形加工に要する実
作業トルクと、予め加工条件に応じて設定された設定加
圧力P20とを比較して、前記実作業トルクが設定加圧
力P20に達しない場合は、継続して位置制御しながら
スライド15を前記モーションパターンの下限位置Z2
0まで下降させて、予め設定された加圧保持時間T20
だけこの下限位置Z20を保持し、また成形領域で前記
実作業トルクが前記設定加圧力P20に達した場合は、
位置制御からサーボモータ11によるトルク制御に切り
換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業トルクを
保持する制御指令を出力するようにしている。
と、このスライド15の位置を検出するスライド位置検
出手段8と、スライド15を直線駆動するサーボモータ
11と、このサーボモータ11の駆動電流値を検出する
電流検出手段24と、予め設定され、かつ、スライド1
5の位置と速度の関係を示すモーションパターンに基づ
いてサーボモータ11によりスライド15を制御して成
形加工する制御器20とを備えた電動プレスの制御装置
において、前記制御器20は、前記スライド位置検出手
段8の位置信号に基づいてサーボモータ11により前記
モーションパターンに沿ってスライド15を位置制御し
ながら下降領域より成形領域へ下降させ、この成形領域
下降中に前記電流検出手段24からの駆動電流値に基づ
いて算出した、サーボモータ11が成形加工に要する実
作業トルクと、予め加工条件に応じて設定された設定加
圧力P20とを比較して、前記実作業トルクが設定加圧
力P20に達しない場合は、継続して位置制御しながら
スライド15を前記モーションパターンの下限位置Z2
0まで下降させて、予め設定された加圧保持時間T20
だけこの下限位置Z20を保持し、また成形領域で前記
実作業トルクが前記設定加圧力P20に達した場合は、
位置制御からサーボモータ11によるトルク制御に切り
換えて前記加圧保持時間T20だけこの実作業トルクを
保持する制御指令を出力するようにしている。
【0011】請求項3に記載の発明によると、成形領域
中にモーションパターンに基づいてスライドを位置制御
しながら下降させ、この下降中に予め設定された加圧能
力に実作業トルクが達しない場合は、スライドを前記モ
ーションパターンの下限位置に加圧保持時間保持するの
で、下限位置精度が向上する。したがって、刻印成形等
のように高い下限位置精度を要求する場合に、板厚など
のばらつきに左右されずに精度良く成形加工できる。ま
た、成形領域で位置制御による下降中に実作業トルクが
設定加圧力に達した場合は、位置制御からトルク制御に
切り換えてこの実作業トルクを予め設定された加圧保持
時間保持する。この結果、絞り成形の場合に、ワークの
板厚が必要以上に薄くなるのが防止され、成形品の寸法
精度が向上するので、品質の良好な成形品が得られる。
さらに、位置制御及びトルク制御において、それぞれ下
限位置で、あるいは設定加圧力に達した位置で加圧保持
時間保持するので、サーボモータの小さい出力トルクで
も所定の大きな成形能力を得ることができる。これによ
り、サーボモータの小型化及び低コスト化が図れる。
中にモーションパターンに基づいてスライドを位置制御
しながら下降させ、この下降中に予め設定された加圧能
力に実作業トルクが達しない場合は、スライドを前記モ
ーションパターンの下限位置に加圧保持時間保持するの
で、下限位置精度が向上する。したがって、刻印成形等
のように高い下限位置精度を要求する場合に、板厚など
のばらつきに左右されずに精度良く成形加工できる。ま
た、成形領域で位置制御による下降中に実作業トルクが
設定加圧力に達した場合は、位置制御からトルク制御に
切り換えてこの実作業トルクを予め設定された加圧保持
時間保持する。この結果、絞り成形の場合に、ワークの
板厚が必要以上に薄くなるのが防止され、成形品の寸法
精度が向上するので、品質の良好な成形品が得られる。
さらに、位置制御及びトルク制御において、それぞれ下
限位置で、あるいは設定加圧力に達した位置で加圧保持
時間保持するので、サーボモータの小さい出力トルクで
も所定の大きな成形能力を得ることができる。これによ
り、サーボモータの小型化及び低コスト化が図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら実施
形態を詳細に説明する。図1は、電動プレスの一例を表
す要部側面図を示している。電動プレス1の本体のフレ
ーム10の前面下部にはベッド9が設けられ、ベッド9
の上部にボルスタ16が設置されている。また、フレー
ム10の上部には回転動力を上下方向の直動に変換する
例えばボールネジ等で構成される動力変換装置14が配
設されており、この動力変換装置14の直動部(例え
ば、ボールネジ装置のナット部)の下端で、かつ、ボル
スタ16と対向した位置にスライド15が上下動自在に
配設されている。動力変換装置14の回転部(例えば、
ボールネジ装置のボールネジ部)の上端部は回転伝達部
材12を介してサーボモータ11の出力回転軸11bに
連結されている。本実施形態では、回転伝達部材12の
一例として図示したようにベルト(以後、ベルト12と
呼ぶ)が用いられており、動力変換装置14の前記回転
部の上端部、及びサーボモータ11の前記出力回転軸1
1bにはこのベルト12に係合するベルトプーリ12a
及びベルトプーリ12bそれぞれが取着されている。こ
のように、スライド15はサーボモータ11の回転によ
って上下駆動されるようになっており、このスライド1
5の上下駆動に伴って、ボルスタ16の上面に設けられ
た下型(図示せず)と、スライド15の下面に設けられ
た上型(図示せず)との間でプレス加工が行われる。
形態を詳細に説明する。図1は、電動プレスの一例を表
す要部側面図を示している。電動プレス1の本体のフレ
ーム10の前面下部にはベッド9が設けられ、ベッド9
の上部にボルスタ16が設置されている。また、フレー
ム10の上部には回転動力を上下方向の直動に変換する
例えばボールネジ等で構成される動力変換装置14が配
設されており、この動力変換装置14の直動部(例え
ば、ボールネジ装置のナット部)の下端で、かつ、ボル
スタ16と対向した位置にスライド15が上下動自在に
配設されている。動力変換装置14の回転部(例えば、
ボールネジ装置のボールネジ部)の上端部は回転伝達部
材12を介してサーボモータ11の出力回転軸11bに
連結されている。本実施形態では、回転伝達部材12の
一例として図示したようにベルト(以後、ベルト12と
呼ぶ)が用いられており、動力変換装置14の前記回転
部の上端部、及びサーボモータ11の前記出力回転軸1
1bにはこのベルト12に係合するベルトプーリ12a
及びベルトプーリ12bそれぞれが取着されている。こ
のように、スライド15はサーボモータ11の回転によ
って上下駆動されるようになっており、このスライド1
5の上下駆動に伴って、ボルスタ16の上面に設けられ
た下型(図示せず)と、スライド15の下面に設けられ
た上型(図示せず)との間でプレス加工が行われる。
【0013】サーボモータ11の出力回転軸11bと反
対側で、かつ、出力回転軸11bと同軸上に、例えばエ
ンコーダ等の速度センサ11aが取着されており、この
速度センサ11aからの速度信号は後述するサーボアン
プに入力されている。なお、サーボモータ11は、AC
サーボモータ又はDCサーボモータのいずれで構成され
てもよい。
対側で、かつ、出力回転軸11bと同軸上に、例えばエ
ンコーダ等の速度センサ11aが取着されており、この
速度センサ11aからの速度信号は後述するサーボアン
プに入力されている。なお、サーボモータ11は、AC
サーボモータ又はDCサーボモータのいずれで構成され
てもよい。
【0014】また、フレーム10の前面にはC字状に開
口した開口部10aがあり、この開口部10aの近傍に
は開口部10aと略同様のC字形状を成す補助フレーム
5が配設されている。この補助フレーム5の下端側はピ
ン6によってフレーム10の側面に回動自在に取着され
ている。さらに、補助フレーム5の上端側とスライド1
5の後部側との間に、リニアセンサよりなるスライド位
置検出手段8が配設されている。
口した開口部10aがあり、この開口部10aの近傍に
は開口部10aと略同様のC字形状を成す補助フレーム
5が配設されている。この補助フレーム5の下端側はピ
ン6によってフレーム10の側面に回動自在に取着され
ている。さらに、補助フレーム5の上端側とスライド1
5の後部側との間に、リニアセンサよりなるスライド位
置検出手段8が配設されている。
【0015】このスライド位置検出手段8は、軸心方向
がスライド15の移動方向と平行で、かつ、スライド1
5の後部に支持されたセンサロッド8aと、このセンサ
ロッド8aに嵌挿され、かつ、上記補助フレーム5の上
端側に取着されたセンサヘッド8bとからなっている。
そして、スライド15の上下動に伴ってセンサロッド8
aがセンサヘッド8bに対して上下動し、これによっ
て、センサヘッド8bの内部の位置検出部によりスライ
ド15の位置がボルスタ16の上面からの高さとして検
出されるようになっている。このスライド位置検出手段
8が検出したスライド15の位置信号は後述する制御器
に入力され、この制御器はこの位置信号に基づいて前記
サーボモータ11を駆動してスライド15の位置を所定
のモーションカーブに沿うように制御する。
がスライド15の移動方向と平行で、かつ、スライド1
5の後部に支持されたセンサロッド8aと、このセンサ
ロッド8aに嵌挿され、かつ、上記補助フレーム5の上
端側に取着されたセンサヘッド8bとからなっている。
そして、スライド15の上下動に伴ってセンサロッド8
aがセンサヘッド8bに対して上下動し、これによっ
て、センサヘッド8bの内部の位置検出部によりスライ
ド15の位置がボルスタ16の上面からの高さとして検
出されるようになっている。このスライド位置検出手段
8が検出したスライド15の位置信号は後述する制御器
に入力され、この制御器はこの位置信号に基づいて前記
サーボモータ11を駆動してスライド15の位置を所定
のモーションカーブに沿うように制御する。
【0016】図2は、本実施形態に係わる電動プレスの
制御装置の回路構成ブロック図を示しており、以下同図
に基づいて説明する。スライド位置検出手段8は、前述
のようにボルスタ16の上面からのスライド15の高さ
を検出しており、この位置信号を制御器20に出力す
る。スライド位置検出手段8は、本実施形態では前述の
ように例えばリニアスケール等のリニアセンサで構成さ
れているが、これに限定されずに、スライド15の位置
を検出するものであればよく、例えばエンコーダで構成
してもよい。また、スライド位置検出手段8は、例えば
サーボモータ11の出力回転軸11bと反対側に出力回
転軸11bと同軸上に取り付けられてもよい。
制御装置の回路構成ブロック図を示しており、以下同図
に基づいて説明する。スライド位置検出手段8は、前述
のようにボルスタ16の上面からのスライド15の高さ
を検出しており、この位置信号を制御器20に出力す
る。スライド位置検出手段8は、本実施形態では前述の
ように例えばリニアスケール等のリニアセンサで構成さ
れているが、これに限定されずに、スライド15の位置
を検出するものであればよく、例えばエンコーダで構成
してもよい。また、スライド位置検出手段8は、例えば
サーボモータ11の出力回転軸11bと反対側に出力回
転軸11bと同軸上に取り付けられてもよい。
【0017】モーション設定手段21は、スライド15
の位置と速度との関係を表すモーションパターンの各デ
ータ及びモーション番号を入力するものである。図3に
は、このモーションパターンの一例を示している。同図
において、成形加工の場合、スライド15は下降領域に
おいて上限位置Z00から高速下降し、成形領域におい
て所定の成形速度すなわち、低速下降速度で下限位置Z
20へ向かって下降し、下限位置Z20に達したとき、
あるいは下限位置Z20の前に所定の加圧力P20に達
したときには、その位置で所定の加圧保持時間その状態
を保持する。そして、この加圧保持が終了後、上昇領域
において上限位置Z00まで上昇するようにしている。
このようなモーションパターンに対応して、モーション
設定手段21は例えば、下降領域での高速下降速度V1
0及び成形領域開始位置Z10、成形領域での低速下降
速度V20、下限位置Z20、加圧力P20及び加圧保
持時間T20、また、上昇領域での低速上昇速度V3
0、高速上昇速度V00、低速から高速への切り換えの
上昇位置Z30、及び上限位置Z00等のデータを入力
できる。このとき、設定データは、作業者が設定用スイ
ッチ等を操作することによって入力されてもよいし、あ
るいは、例えばプレス加工ラインを自動制御する他のコ
ントローラ等から通信等により入力されてもよい。これ
らの設定データは加工ワークの種別に対応したモーショ
ンパターン毎に設定及び記憶可能となっており、このモ
ーションパターンはモーション番号によって識別され
る。そして、この設定データ及びモーション番号データ
は後述する制御器20に入力され、制御器20のメモリ
にモーション番号毎に記憶される。
の位置と速度との関係を表すモーションパターンの各デ
ータ及びモーション番号を入力するものである。図3に
は、このモーションパターンの一例を示している。同図
において、成形加工の場合、スライド15は下降領域に
おいて上限位置Z00から高速下降し、成形領域におい
て所定の成形速度すなわち、低速下降速度で下限位置Z
20へ向かって下降し、下限位置Z20に達したとき、
あるいは下限位置Z20の前に所定の加圧力P20に達
したときには、その位置で所定の加圧保持時間その状態
を保持する。そして、この加圧保持が終了後、上昇領域
において上限位置Z00まで上昇するようにしている。
このようなモーションパターンに対応して、モーション
設定手段21は例えば、下降領域での高速下降速度V1
0及び成形領域開始位置Z10、成形領域での低速下降
速度V20、下限位置Z20、加圧力P20及び加圧保
持時間T20、また、上昇領域での低速上昇速度V3
0、高速上昇速度V00、低速から高速への切り換えの
上昇位置Z30、及び上限位置Z00等のデータを入力
できる。このとき、設定データは、作業者が設定用スイ
ッチ等を操作することによって入力されてもよいし、あ
るいは、例えばプレス加工ラインを自動制御する他のコ
ントローラ等から通信等により入力されてもよい。これ
らの設定データは加工ワークの種別に対応したモーショ
ンパターン毎に設定及び記憶可能となっており、このモ
ーションパターンはモーション番号によって識別され
る。そして、この設定データ及びモーション番号データ
は後述する制御器20に入力され、制御器20のメモリ
にモーション番号毎に記憶される。
【0018】また、モーション選択手段22は、実プレ
ス作業を行うに際して、制御器20のメモリに記憶され
た複数のモーションパターンから加工対象ワークに対応
するパターンを選択するものであり、この選択信号を制
御器20に出力する。この選択は例えばモーション番号
によって指定され、上記と同様に、作業者が選択用スイ
ッチ等によって行ってもよいし、ライン自動制御用の他
のコントローラ等から通信等で入力してもよい。
ス作業を行うに際して、制御器20のメモリに記憶され
た複数のモーションパターンから加工対象ワークに対応
するパターンを選択するものであり、この選択信号を制
御器20に出力する。この選択は例えばモーション番号
によって指定され、上記と同様に、作業者が選択用スイ
ッチ等によって行ってもよいし、ライン自動制御用の他
のコントローラ等から通信等で入力してもよい。
【0019】制御器20はマイクロコンピュータ等を主
体にしたコンピュータ装置により構成されており、読み
書き可能なメモリ(例えば、半導体RAM、フロッピー
ディスク、ハードディスク等)を内蔵している。この制
御器20は前記モーション設定手段21から入力した各
設定データをこのメモリに記憶し、前記モーション選択
手段22から入力した選択信号に基づいてこのメモリ内
の対応するモーションパターンの各設定データを読み出
す。そして、スライド15がこの読み出した設定データ
に基づくモーションパターンに沿って移動するように、
前記サーボモータ11を制御する。すなわち、モーショ
ンパターンに沿った位置制御を行うときは、前記スライ
ド位置検出手段8から入力するスライド15の位置信号
を監視しながら、所定の速度指令を演算して出力する。
また、所定の加圧力に保持する加圧力制御のときは、後
述の電流検出手段24から入力するモータ電流信号を監
視しながら、所定のトルク指令を演算して出力する。な
お、このように加圧力を保持する制御を以後トルク制御
と呼ぶ。前記速度指令やトルク指令などの制御指令は、
サーボモータ11を駆動するサーボアンプ23へ出力さ
れる。これによって、スライド15の位置と速度、各位
置での停止時間、及びサーボモータ11の実際の加工作
業に要する実作業トルクに相当する加圧力等を制御す
る。
体にしたコンピュータ装置により構成されており、読み
書き可能なメモリ(例えば、半導体RAM、フロッピー
ディスク、ハードディスク等)を内蔵している。この制
御器20は前記モーション設定手段21から入力した各
設定データをこのメモリに記憶し、前記モーション選択
手段22から入力した選択信号に基づいてこのメモリ内
の対応するモーションパターンの各設定データを読み出
す。そして、スライド15がこの読み出した設定データ
に基づくモーションパターンに沿って移動するように、
前記サーボモータ11を制御する。すなわち、モーショ
ンパターンに沿った位置制御を行うときは、前記スライ
ド位置検出手段8から入力するスライド15の位置信号
を監視しながら、所定の速度指令を演算して出力する。
また、所定の加圧力に保持する加圧力制御のときは、後
述の電流検出手段24から入力するモータ電流信号を監
視しながら、所定のトルク指令を演算して出力する。な
お、このように加圧力を保持する制御を以後トルク制御
と呼ぶ。前記速度指令やトルク指令などの制御指令は、
サーボモータ11を駆動するサーボアンプ23へ出力さ
れる。これによって、スライド15の位置と速度、各位
置での停止時間、及びサーボモータ11の実際の加工作
業に要する実作業トルクに相当する加圧力等を制御す
る。
【0020】また、制御器20は、上記の位置制御中
に、実作業トルクが前記モーションパターンで設定され
た加圧力P20に達したか否かを判断し、達したときは
トルク制御に切り換えるようにしているが、このときの
実作業トルクの演算は例えば以下のようにして行うこと
ができる。制御器20は予め、加速又は減速トルクを算
出するための負荷イナーシャ定数、定速を維持するトル
クを算出するための速度抵抗トルク比例定数、摩擦トル
ク定数、及び、モータ電流と出力トルクとの関係を表す
トルク定数等の各定数データを記憶しておく。そして、
加速時又は減速時には、必要な加速度値又は減速度値と
上記の各定数データとに基づいて必要なモータ出力トル
クを求め、電流検出手段24で検出したモータ電流値に
基づいて実際のモータ出力トルクを算出し、この実際の
モータ出力トルクから前記求めた必要なモータ出力トル
クを差し引いて、加減速時の実作業トルクを算出する。
定速時も、同様にして、この時維持すべき速度値と上記
各定数データとに基づいて必要なモータ出力トルクを求
め、この時検出したモータ電流値に基づいて算出した実
際のモータ出力トルクから前記求めた必要なモータ出力
トルクを差し引いて、定速時の実作業トルクを算出す
る。そして、このサーボモータ11の実作業トルクとス
ライド15の加圧力との関係を予め求めて記憶してお
き、成形時に検出された前記モータ電流値に基づいて実
作業トルクを求め、この実作業トルクからスライド15
の加圧力を演算することができる。
に、実作業トルクが前記モーションパターンで設定され
た加圧力P20に達したか否かを判断し、達したときは
トルク制御に切り換えるようにしているが、このときの
実作業トルクの演算は例えば以下のようにして行うこと
ができる。制御器20は予め、加速又は減速トルクを算
出するための負荷イナーシャ定数、定速を維持するトル
クを算出するための速度抵抗トルク比例定数、摩擦トル
ク定数、及び、モータ電流と出力トルクとの関係を表す
トルク定数等の各定数データを記憶しておく。そして、
加速時又は減速時には、必要な加速度値又は減速度値と
上記の各定数データとに基づいて必要なモータ出力トル
クを求め、電流検出手段24で検出したモータ電流値に
基づいて実際のモータ出力トルクを算出し、この実際の
モータ出力トルクから前記求めた必要なモータ出力トル
クを差し引いて、加減速時の実作業トルクを算出する。
定速時も、同様にして、この時維持すべき速度値と上記
各定数データとに基づいて必要なモータ出力トルクを求
め、この時検出したモータ電流値に基づいて算出した実
際のモータ出力トルクから前記求めた必要なモータ出力
トルクを差し引いて、定速時の実作業トルクを算出す
る。そして、このサーボモータ11の実作業トルクとス
ライド15の加圧力との関係を予め求めて記憶してお
き、成形時に検出された前記モータ電流値に基づいて実
作業トルクを求め、この実作業トルクからスライド15
の加圧力を演算することができる。
【0021】サーボアンプ23は、前記制御指令を入力
してサーボモータ11の回転を制御しており、制御目的
に応じて、サーボモータ11の速度とトルクのいずれか
一方をこの制御指令に基づいて所定値になるように制御
している。すなわち、速度指令を入力した場合には、サ
ーボアンプ23はこの速度指令値と速度センサ11aか
らのサーボモータ11の速度信号との偏差が小さくなる
ように、サーボモータ11の駆動電流を制御する。ま
た、トルク指令、すなわち電流指令を入力した場合に
は、サーボアンプ23はこの電流指令値と電流検出手段
24によって検出されたモータ電流値との偏差が小さく
なるように、サーボモータ11の駆動電流を制御する。
一方、電流検出手段24からのモータ電流信号は、モー
タの出力トルク信号として制御器20にフィードバック
されている。そして、制御器20は、前記モーションパ
ターンの設定データに基づいて、スライド15の位置及
び速度を制御するとき(つまり、位置制御中)にはサー
ボアンプ23に速度指令を出力し、また、トルクを制御
するとき、つまりトルク制御中はサーボアンプ23にト
ルク指令を出力する。これによって、それぞれスライド
15の位置及び速度、又は加圧力が制御されることによ
り、モーションパターンが制御される。
してサーボモータ11の回転を制御しており、制御目的
に応じて、サーボモータ11の速度とトルクのいずれか
一方をこの制御指令に基づいて所定値になるように制御
している。すなわち、速度指令を入力した場合には、サ
ーボアンプ23はこの速度指令値と速度センサ11aか
らのサーボモータ11の速度信号との偏差が小さくなる
ように、サーボモータ11の駆動電流を制御する。ま
た、トルク指令、すなわち電流指令を入力した場合に
は、サーボアンプ23はこの電流指令値と電流検出手段
24によって検出されたモータ電流値との偏差が小さく
なるように、サーボモータ11の駆動電流を制御する。
一方、電流検出手段24からのモータ電流信号は、モー
タの出力トルク信号として制御器20にフィードバック
されている。そして、制御器20は、前記モーションパ
ターンの設定データに基づいて、スライド15の位置及
び速度を制御するとき(つまり、位置制御中)にはサー
ボアンプ23に速度指令を出力し、また、トルクを制御
するとき、つまりトルク制御中はサーボアンプ23にト
ルク指令を出力する。これによって、それぞれスライド
15の位置及び速度、又は加圧力が制御されることによ
り、モーションパターンが制御される。
【0022】電流検出手段24は、モータ駆動電流の大
きさ及び方向に応じたモータ電流信号を出力している。
この電流検出手段24は、例えばモータ駆動電流が流れ
るシャント抵抗の両端の電位差に基づいて、この電流の
大きさ及び方向を検出するようにしたもので構成され
る。
きさ及び方向に応じたモータ電流信号を出力している。
この電流検出手段24は、例えばモータ駆動電流が流れ
るシャント抵抗の両端の電位差に基づいて、この電流の
大きさ及び方向を検出するようにしたもので構成され
る。
【0023】また、制御器20には表示器25が接続さ
れており、この表示器25はモーションパターンの各デ
ータを設定する際に必要な情報や、その他制御に必要な
情報等を表示するようになっている。表示器25は、例
えばグラフィック表示器(EL表示器、プラズマ表示
器、液晶表示器等)や数値表示器等のように数字及び文
字が表示されるものであればよい。
れており、この表示器25はモーションパターンの各デ
ータを設定する際に必要な情報や、その他制御に必要な
情報等を表示するようになっている。表示器25は、例
えばグラフィック表示器(EL表示器、プラズマ表示
器、液晶表示器等)や数値表示器等のように数字及び文
字が表示されるものであればよい。
【0024】次に、図3及び図4に基づいて、本発明に
係わる電動プレスの制御方法を説明する。図4は、制御
器20の制御フローチャートを示している。まず、ワー
クをプレス成形するに当たって、加工対象ワークに対応
したモーションパターンに関する各設定データをモーシ
ョン選択手段22により選択する。なお、モーション設
定手段21によって、直接上記各設定データを入力する
ようにしてもよい。この設定データの中には、前述のよ
うに、位置データとして、上限位置Z00、成形領域開
始位置Z10、下限位置Z20、及び上昇位置Z30等
があり、速度データとして、高速下降速度V10、低速
下降速度V20、低速上昇速度V30、及び高速上昇速
度V00等があり、また、成形領域での設定加圧力P2
0及び加圧保持時間T20等がある。
係わる電動プレスの制御方法を説明する。図4は、制御
器20の制御フローチャートを示している。まず、ワー
クをプレス成形するに当たって、加工対象ワークに対応
したモーションパターンに関する各設定データをモーシ
ョン選択手段22により選択する。なお、モーション設
定手段21によって、直接上記各設定データを入力する
ようにしてもよい。この設定データの中には、前述のよ
うに、位置データとして、上限位置Z00、成形領域開
始位置Z10、下限位置Z20、及び上昇位置Z30等
があり、速度データとして、高速下降速度V10、低速
下降速度V20、低速上昇速度V30、及び高速上昇速
度V00等があり、また、成形領域での設定加圧力P2
0及び加圧保持時間T20等がある。
【0025】次に、制御フローチャートにおいて、S1
で電動プレス1の運転を開始すると、スライド15は下
降領域に入る。すなわち、スライド15は高速下降速度
V10で図3に示すように上限位置Z00から下降を開
始する。このとき、制御器20は、スライド位置検出手
段8からスライドの位置信号を入力すると共に、電流検
出手段24からモータ駆動電流信号、すなわちモータト
ルク値を入力し、このモータトルク値に基づいて実作業
トルクを演算する。そして、このスライド位置と実作業
トルクを監視する。この後、スライド15が成形領域開
始位置Z10まで下降して成形領域に到達したら、S2
へ移行する。
で電動プレス1の運転を開始すると、スライド15は下
降領域に入る。すなわち、スライド15は高速下降速度
V10で図3に示すように上限位置Z00から下降を開
始する。このとき、制御器20は、スライド位置検出手
段8からスライドの位置信号を入力すると共に、電流検
出手段24からモータ駆動電流信号、すなわちモータト
ルク値を入力し、このモータトルク値に基づいて実作業
トルクを演算する。そして、このスライド位置と実作業
トルクを監視する。この後、スライド15が成形領域開
始位置Z10まで下降して成形領域に到達したら、S2
へ移行する。
【0026】S2で成形領域に入ると、以降のステップ
では制御器20は、位置制御モードとトルク制御モード
のいずれか一方によりスライド15を制御する。すなわ
ち、S3では、制御器20はスライド位置検出手段8か
らの位置信号に基づいてサーボモータ11によりスライ
ド15を位置制御し、スライド15を前記モーションパ
ターンに沿って下限位置Z20へ低速下降速度V20で
下降させる。
では制御器20は、位置制御モードとトルク制御モード
のいずれか一方によりスライド15を制御する。すなわ
ち、S3では、制御器20はスライド位置検出手段8か
らの位置信号に基づいてサーボモータ11によりスライ
ド15を位置制御し、スライド15を前記モーションパ
ターンに沿って下限位置Z20へ低速下降速度V20で
下降させる。
【0027】そして、S4で、スライド15が下限位置
Z20に達するまでの間、制御器20は、前記実作業ト
ルクを常時監視して、この実作業トルクが前記設定され
た設定加圧力P20に到達したか否かを判断する。この
判断の結果、スライド15が位置制御で下限位置Z20
に達するまでの間に実作業トルクが設定加圧力P20に
到達しないときは、S5でスライド15が下限位置Z2
0に達したか否かを判断し、下限位置Z20に達してな
いときはS3へ戻って以上の処理を繰り返し、下限位置
Z20に達したときはS6に移行する。次にS6では、
スライド15を下限位置Z20に前記設定された加圧保
持時間T20だけ保持し、この後S11で、上昇領域に
入りスライド15を上昇させる。
Z20に達するまでの間、制御器20は、前記実作業ト
ルクを常時監視して、この実作業トルクが前記設定され
た設定加圧力P20に到達したか否かを判断する。この
判断の結果、スライド15が位置制御で下限位置Z20
に達するまでの間に実作業トルクが設定加圧力P20に
到達しないときは、S5でスライド15が下限位置Z2
0に達したか否かを判断し、下限位置Z20に達してな
いときはS3へ戻って以上の処理を繰り返し、下限位置
Z20に達したときはS6に移行する。次にS6では、
スライド15を下限位置Z20に前記設定された加圧保
持時間T20だけ保持し、この後S11で、上昇領域に
入りスライド15を上昇させる。
【0028】一方、S4において、スライド15が位置
制御で下限位置Z20まで下降する間に、実作業トルク
が設定加圧力P20に到達したときは、S7で制御モー
ドが位置制御からトルク制御に切換えられる。すなわ
ち、制御器20は、実作業トルクが設定加圧力P20に
到達したときは、スライド15が下限位置Z20より手
前の位置Zxにあってもこの位置Zxで下降を停止さ
せ、この実作業トルクを保持するように、サーボモータ
11のトルク制御を行う。これによって、図3の2点鎖
線Aに示すように、スライド15はほぼ前記位置Zxに
保持される。このとき、制御器20はこの位置Zxでの
保持時間Txを計時し、このワークに対する積算保持時
間Th にこの保持時間Txを加算して積算保持時間Th
を更新し、記憶しておく。なお、積算保持時間Th は、
実作業トルクを設定加圧力P20以上に保持したトータ
ルの保持時間を表しており、本加工開始前の初期値は0
としている。
制御で下限位置Z20まで下降する間に、実作業トルク
が設定加圧力P20に到達したときは、S7で制御モー
ドが位置制御からトルク制御に切換えられる。すなわ
ち、制御器20は、実作業トルクが設定加圧力P20に
到達したときは、スライド15が下限位置Z20より手
前の位置Zxにあってもこの位置Zxで下降を停止さ
せ、この実作業トルクを保持するように、サーボモータ
11のトルク制御を行う。これによって、図3の2点鎖
線Aに示すように、スライド15はほぼ前記位置Zxに
保持される。このとき、制御器20はこの位置Zxでの
保持時間Txを計時し、このワークに対する積算保持時
間Th にこの保持時間Txを加算して積算保持時間Th
を更新し、記憶しておく。なお、積算保持時間Th は、
実作業トルクを設定加圧力P20以上に保持したトータ
ルの保持時間を表しており、本加工開始前の初期値は0
としている。
【0029】次に、S8で、実作業トルクが設定加圧力
P20より低下したか否かを判断し、低下してないとき
は、S9で前記更新された積算保持時間Th が前記設定
された加圧力保持時間T20に達したか否かを判断す
る。そして、積算保持時間Thが加圧力保持時間T20
に達したときは、S11でスライド15を上昇させる上
昇領域に入り、加圧力保持時間T20に達してないとき
は、S7へ戻って以上のトルク制御を継続する。また、
前記S8で実作業トルクが設定加圧力P20より低下し
たときは、S10で前記積算保持時間Th を記憶した
後、S3へ戻って位置制御に切り換える。
P20より低下したか否かを判断し、低下してないとき
は、S9で前記更新された積算保持時間Th が前記設定
された加圧力保持時間T20に達したか否かを判断す
る。そして、積算保持時間Thが加圧力保持時間T20
に達したときは、S11でスライド15を上昇させる上
昇領域に入り、加圧力保持時間T20に達してないとき
は、S7へ戻って以上のトルク制御を継続する。また、
前記S8で実作業トルクが設定加圧力P20より低下し
たときは、S10で前記積算保持時間Th を記憶した
後、S3へ戻って位置制御に切り換える。
【0030】S11の上昇領域では、制御器20は、位
置制御モード及びトルク制御モードのいずれの場合で
も、位置制御によって上昇位置Z30まで低速上昇速度
V30でスライド15を上昇させ、次に高速上昇速度V
00で上限位置Z00まで上昇させる。こうして、1工
程が終了する。
置制御モード及びトルク制御モードのいずれの場合で
も、位置制御によって上昇位置Z30まで低速上昇速度
V30でスライド15を上昇させ、次に高速上昇速度V
00で上限位置Z00まで上昇させる。こうして、1工
程が終了する。
【0031】以上説明したように、成形領域において、
スライド15の実作業トルクが設定加圧力P20に達し
ない場合は、スライド15を下限位置Z20まで位置制
御してワークを成形するので、刻印加工のように高い下
限位置精度が要求される成形に対して効果があると共
に、下限位置設定値が荷重リミッタとして働くので、必
要以上に金型に押圧力を加えることがなく、これによっ
て金型を破損することが無くなる。また、成形領域にお
いて、スライド15が下限位置Z20に到達する前にス
ライド15の加圧力Pが設定加圧力P20に達すると、
トルク制御に切り換えてモータトルクすなわち加圧力を
制御するので、絞り加工等の場合、ワークの板厚が必要
以上に薄くなるのを防止できると共に、寸法精度の改善
も図れる。したがって、成形品質を向上することができ
る。
スライド15の実作業トルクが設定加圧力P20に達し
ない場合は、スライド15を下限位置Z20まで位置制
御してワークを成形するので、刻印加工のように高い下
限位置精度が要求される成形に対して効果があると共
に、下限位置設定値が荷重リミッタとして働くので、必
要以上に金型に押圧力を加えることがなく、これによっ
て金型を破損することが無くなる。また、成形領域にお
いて、スライド15が下限位置Z20に到達する前にス
ライド15の加圧力Pが設定加圧力P20に達すると、
トルク制御に切り換えてモータトルクすなわち加圧力を
制御するので、絞り加工等の場合、ワークの板厚が必要
以上に薄くなるのを防止できると共に、寸法精度の改善
も図れる。したがって、成形品質を向上することができ
る。
【0032】また、位置制御中に下限位置に到達したと
きは、下限位置を加圧保持時間T20保持し、あるい
は、トルク制御中に実作業トルクが設定加圧力P20に
到達したときは、この実作業トルクを保持するように制
御している。このように、加圧保持することによって、
小さい加圧力により所定の加圧成形能力が得られるの
で、従来のようにスライドを加圧下降させた直後に上昇
させて成形を完了する方法に比べて、サーボモータ11
に必要な出力パワーを小さくすることができる。これに
よって、サーボモータ11の小型化及び低コスト化が図
れる。
きは、下限位置を加圧保持時間T20保持し、あるい
は、トルク制御中に実作業トルクが設定加圧力P20に
到達したときは、この実作業トルクを保持するように制
御している。このように、加圧保持することによって、
小さい加圧力により所定の加圧成形能力が得られるの
で、従来のようにスライドを加圧下降させた直後に上昇
させて成形を完了する方法に比べて、サーボモータ11
に必要な出力パワーを小さくすることができる。これに
よって、サーボモータ11の小型化及び低コスト化が図
れる。
【0033】なお、上記実機形態では、成形領域での位
置制御中に実作業トルクが設定加圧力P20に達した場
合、位置制御よりトルク制御に切り換えて成形を行い、
さらにトルク制御中に実作業トルクが設定加圧力P20
より低下した場合、再び位置優先モードに切り換えて位
置制御を行い、そして位置制御とトルク制御を繰り返す
ようにしているが、位置制御よりトルク制御に切り換え
た後はトルク制御モードのままで、所定時間設定加圧力
P20に保持するようにしてもよい。これによって、同
様に、絞り成形での成形品質の向上や、高い下限位置精
度が要求される場合の品質の向上等を図ることができ
る。
置制御中に実作業トルクが設定加圧力P20に達した場
合、位置制御よりトルク制御に切り換えて成形を行い、
さらにトルク制御中に実作業トルクが設定加圧力P20
より低下した場合、再び位置優先モードに切り換えて位
置制御を行い、そして位置制御とトルク制御を繰り返す
ようにしているが、位置制御よりトルク制御に切り換え
た後はトルク制御モードのままで、所定時間設定加圧力
P20に保持するようにしてもよい。これによって、同
様に、絞り成形での成形品質の向上や、高い下限位置精
度が要求される場合の品質の向上等を図ることができ
る。
【図1】本発明に係わる電動プレスの一実施形態の要部
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明に係わる電動プレスの制御装置の回路構
成ブロック図を示す。
成ブロック図を示す。
【図3】本発明に係わる制御方法によるモーションパタ
ーンの一例を示す。
ーンの一例を示す。
【図4】本発明に係わる制御方法を表すフローチャート
例を示す。
例を示す。
1…電動プレス、5…補助フレーム、6…ピン、8…ス
ライド位置検出手段、8a…センサロッド、8b…セン
サヘッド、9…ベッド、10…フレーム、10a…開口
部、11…サーボモータ、11a…速度センサ、11b
…出力回転軸、12…回転伝達部材(ベルト)、12
a,12b…ベルトプーリ、14…動力変換装置、15
…スライド、16…ボルスタ、20…制御器、21…モ
ーション設定手段、22…モーション選択手段、23…
サーボアンプ、24…電流検出手段、25…表示器、P
20…設定加圧力、T20…加圧保持時間。
ライド位置検出手段、8a…センサロッド、8b…セン
サヘッド、9…ベッド、10…フレーム、10a…開口
部、11…サーボモータ、11a…速度センサ、11b
…出力回転軸、12…回転伝達部材(ベルト)、12
a,12b…ベルトプーリ、14…動力変換装置、15
…スライド、16…ボルスタ、20…制御器、21…モ
ーション設定手段、22…モーション選択手段、23…
サーボアンプ、24…電流検出手段、25…表示器、P
20…設定加圧力、T20…加圧保持時間。
Claims (3)
- 【請求項1】 サーボモータ(11)によりスライド(15)を
直線駆動する電動プレスの制御方法において、 スライド(15)の位置と速度の所定の関係を示すモーショ
ンパターンに基づいてスライド(15)を位置制御しながら
下降領域より成形領域へ下降させ、かつ、成形領域でサ
ーボモータ(11)がワークの成形加工に要しているトルク
の実作業トルクと、予め加工条件に応じて設定された設
定加圧力(P20) とを比較して、前記実作業トルクが設定
加圧力(P20) に達してない場合は、継続して位置制御し
ながらスライド(15)を前記モーションパターンの下限位
置(Z20) まで下降させて、予め設定された加圧保持時間
(T20) だけこの下限位置(Z20) を保持し、また成形領域
で前記実作業トルクが前記設定加圧力(P20) に達した場
合は、位置制御からトルク制御に切り換えて前記加圧保
持時間(T20) だけこの実作業トルクを保持することを特
徴とする電動プレスの制御方法。 - 【請求項2】 サーボモータ(11)によりスライド(15)を
直線駆動する電動プレスの制御方法において、 スライド(15)の位置と速度の所定の関係を示すモーショ
ンパターンに基づいてスライド(15)を位置制御しながら
下降領域より成形領域へ下降させ、かつ、成形領域でサ
ーボモータ(11)がワークの成形加工に要しているトルク
の実作業トルクと、予め加工条件に応じて設定された設
定加圧力(P20) とを比較して、前記実作業トルクが設定
加圧力(P20) に達してない場合は、継続して位置制御し
ながらスライド(15)を前記モーションパターンの下限位
置(Z20) まで下降させて、予め設定された加圧保持時間
(T20) だけこの下限位置(Z20) を保持し、また成形領域
で前記実作業トルクが前記設定加圧力(P20) に達した場
合は、位置制御からトルク制御に切り換えて前記加圧保
持時間(T20) だけこの実作業トルクを保持すると共に、
このトルク制御中に実作業トルクが前記設定加圧力(P2
0) より低下したら再び前記位置制御へ切換える動作を
成形領域中繰り返すことを特徴とする電動プレスの制御
方法。 - 【請求項3】 スライド(15)と、このスライド(15)の位
置を検出するスライド位置検出手段(8) と、スライド(1
5)を直線駆動するサーボモータ(11)と、このサーボモー
タ(11)の駆動電流値を検出する電流検出手段(24)と、予
め設定され、かつ、スライド(15)の位置と速度の関係を
示すモーションパターンに基づいてサーボモータ(11)に
よりスライド(15)を制御して成形加工する制御器(20)と
を備えた電動プレスの制御装置において、 前記制御器(20)は、 前記スライド位置検出手段(8) の位置信号に基づいてサ
ーボモータ(11)により前記モーションパターンに沿って
スライド(15)を位置制御しながら下降領域より成形領域
へ下降させ、この成形領域下降中に前記電流検出手段(2
4)からの駆動電流値に基づいて算出した、サーボモータ
(11)が成形加工に要する実作業トルクと、予め加工条件
に応じて設定された設定加圧力(P20) とを比較して、前
記実作業トルクが設定加圧力(P20) に達しない場合は、
継続して位置制御しながらスライド(15)を前記モーショ
ンパターンの下限位置(Z20) まで下降させて、予め設定
された加圧保持時間(T20) だけこの下限位置(Z20) を保
持し、また成形領域で前記実作業トルクが前記設定加圧
力(P20) に達した場合は、位置制御からサーボモータ(1
1)によるトルク制御に切り換えて前記加圧保持時間(T2
0) だけこの実作業トルクを保持する制御指令を出力す
ることを特徴とする電動プレスの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21119597A JPH1133799A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 電動プレスの制御方法及び制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21119597A JPH1133799A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 電動プレスの制御方法及び制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1133799A true JPH1133799A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16601958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21119597A Pending JPH1133799A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 電動プレスの制御方法及び制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1133799A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1321285A2 (en) | 2001-12-21 | 2003-06-25 | Aida Engineering Ltd. | Press machine |
| JP2003200299A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-15 | Aida Eng Ltd | プレス機械 |
| JP2007083290A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Komatsu Sanki Kk | プレス装置 |
| EP1973019A1 (en) * | 2005-07-04 | 2008-09-24 | Fanuc Ltd | Device for judging collision of a die cushion mechanism and system for judging collision |
| US7659681B2 (en) | 2006-08-08 | 2010-02-09 | Fanuc Ltd | Numerical controller |
| CN109213024A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 发那科株式会社 | 伺服电动机控制装置 |
| WO2022218242A1 (zh) * | 2021-04-16 | 2022-10-20 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种电机扭矩控制方法、系统、车辆及存储介质 |
| CN115610008A (zh) * | 2022-12-06 | 2023-01-17 | 固高伺创驱动技术(深圳)有限公司 | 一种驱动装置及其控制方法 |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP21119597A patent/JPH1133799A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1321285B1 (en) * | 2001-12-21 | 2015-03-18 | Aida Engineering, Ltd. | Press machine |
| US7187996B2 (en) | 2001-12-21 | 2007-03-06 | Aida Engineering, Ltd. | Press machine |
| EP1321285A2 (en) | 2001-12-21 | 2003-06-25 | Aida Engineering Ltd. | Press machine |
| JP2003200299A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-15 | Aida Eng Ltd | プレス機械 |
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| JP2007083290A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Komatsu Sanki Kk | プレス装置 |
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| CN109213024A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 发那科株式会社 | 伺服电动机控制装置 |
| JP2019013923A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-31 | ファナック株式会社 | サーボモータ制御装置 |
| US10525649B2 (en) | 2017-07-03 | 2020-01-07 | Fanuc Corporation | Servo motor controller |
| CN109213024B (zh) * | 2017-07-03 | 2020-07-07 | 发那科株式会社 | 伺服电动机控制装置 |
| WO2022218242A1 (zh) * | 2021-04-16 | 2022-10-20 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种电机扭矩控制方法、系统、车辆及存储介质 |
| CN115610008A (zh) * | 2022-12-06 | 2023-01-17 | 固高伺创驱动技术(深圳)有限公司 | 一种驱动装置及其控制方法 |
| CN115610008B (zh) * | 2022-12-06 | 2023-08-08 | 固高伺创驱动技术(深圳)有限公司 | 一种驱动装置及其控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060314 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060703 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |