JPH11338256A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11338256A
JPH11338256A JP26680898A JP26680898A JPH11338256A JP H11338256 A JPH11338256 A JP H11338256A JP 26680898 A JP26680898 A JP 26680898A JP 26680898 A JP26680898 A JP 26680898A JP H11338256 A JPH11338256 A JP H11338256A
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developing roller
toner layer
toner
photosensitive drum
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JP26680898A
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English (en)
Inventor
Takayuki Yamanaka
隆幸 山中
Atsushi Inoue
淳志 井上
敏彦 ▲高▼谷
Toshihiko Takatani
Hiroshi Tatsumi
洋 巽
Koji Sakai
孝司 酒井
Hiroshi Ishii
洋 石井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラと感光体ドラムとの摺擦抵抗の低
減および現像ローラとトナー層厚規制部材間のリークの
低減を図り、高画質な画像を形成する。 【解決手段】 現像ローラ3を感光体ドラム2に接触
し、ローラ3が担持するトナー7を感光体ドラム2が担
持する静電潜像に付着させ現像する。現像ローラ3のト
ナー層非形成領域を感光体ドラム2およびトナー層厚規
制部材10と非接触にする。トナー層非形成領域の外径
をトナー層形成領域の外径よりも小さくして非接触また
はほぼ非接触にする。トナー層非形成領域とトナー層形
成領域との間に感光体ドラム2への接触による現像ロー
ラ3の変形量よりも大きい段差を設ける。トナー層非形
成領域に中央部から端部に向かって連続的に小さくなる
テーパ部を設ける。トナー層厚規制部材10に折曲げ部
または切欠き部を設ける。トナーホッパ6内にトナーシ
ール部材17を設け、トナー流出を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置に用
いられる現像装置に関し、特に1成分トナーを担持した
現像ローラを静電潜像を担持した感光体ドラムに接触さ
せて静電潜像をトナーによって現像する現像装置に関す
る。また、特に現像ローラ上のトナーを所定の厚さに規
制するとともに、所定の電荷量に帯電するトナー層厚規
制部材を備える現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キャリアを用いない1成分トナーを用い
る現像装置は、構造が比較的簡単で安価に小型化が図
れ、またコストや保守の面においても利点を有する。特
に磁性トナーを用いない場合、磁石ローラを用いないの
で、小型で鮮明に現像できる安価な装置が実現できる。
非磁性1成分トナーを用いる現像装置は、静電潜像を担
持する感光体ドラムおよびトナーを担持する現像ローラ
を非接触状態で対向配置させ、これらの間に交番電界を
印加してトナーを往復飛翔させて現像する非接触型の現
像装置と、導電性を有する弾性体から成る現像ローラお
よび感光体ドラムを接触状態で対向配置させ、現像ロー
ラに電圧を印加して現像する接触型の現像装置とに大別
される。非接触型の装置は、主に直流電圧に交流電圧を
重畳した現像バイアス電圧を必要とし、電源が複雑化す
るとともに高耐圧化するのに対して、接触型の装置は、
簡単な直流の現像バイアス電圧の電源で済む。
【0003】接触型の現像装置に関して、用いられる適
度な弾性を有する現像ローラと感光体ドラムとの接触ニ
ップ、すなわち現像ローラおよび感光体ドラムの回転方
向接触幅が、現像され形成される画像の画質に与える影
響は大きい。したがって、前記接触ニップは、一定であ
ることが好ましい。
【0004】また、現像ローラ上に担持されるトナー
は、所定膜厚で、かつ所定電荷量に帯電されている必要
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現像ローラ上のトナー
層は、現像ローラの軸方向の少なくとも画像形成有効幅
分に形成されるが、必ずしも軸方向の全域にわたって形
成されない。これは、現像ローラ上でのトナー層厚を均
一にするためおよび現像ローラの両端部からのトナーの
流出を防ぐためである。また、現像ローラはトナー層形
成領域およびトナー層非形成領域ともに同一材料および
同一外径で構成される。このような現像ローラを感光体
ドラムに相対的に回転速度差を設けて接触させ、静電潜
像を現像して可視像化する従来技術の現像装置において
は、現像ローラのトナー層非形成領域と感光体ドラムと
の摺擦抵抗が過大となり、感光体ドラムおよび現像ロー
ラの負荷トルクが増大しかつ変動する。これによって、
感光体ドラムおよび現像ローラの回転が不安定となり、
前記接触ニップが変動し、また露光部での露光ずれ、現
像部での現像むら、転写部での転写ずれなどを生じるの
で、形成される画像の画質が低下する。特に、副走査方
向である転写紙搬送方向に画像むらが生じる。
【0006】図14(A)は、特開平3−102369
号公報に開示された従来技術の現像装置を示す斜視図で
あり、図14(B)は該現像装置の現像ローラ62と感
光体ドラム66とを示す平面図であり、図14(C)は
現像ローラ62の端部を示す平面図である。当該現像装
置は、感光体ドラム66に対向する開口部65を有する
現像容器61と、現像容器61の内部に回動自在に設け
られ、開口部65から周面の一部分が突出している現像
ローラ62と、開口部65の両端部で現像ローラ62と
開口部65の縁との間隙をシールするトナーシール部材
63とを備える。前記現像ローラ62の両端部にテーパ
部64を設け、前記トナーシール部材63を現像容器6
1の外側から現像ローラ62のテーパ部64に沿うよう
に設けることによって、トナー溜まりの発生を防止して
いる。感光体ドラム66と現像ローラ62との間に僅か
な間隙Bが生じるが、トナーシール部材63の感光体ド
ラム66に当接しない部分では、トナーシール部材63
の端部63aが現像ローラ62から浮いた状態となり、
トナー溜まりの発生が防止される。
【0007】該現像ローラ62を用いた場合、現像ロー
ラ62のテーパ部64は前記トナー層非形成領域と必ず
しも一致しない。したがって、現像ローラ62のトナー
層非形成領域と感光体ドラム66とが接触し、摺擦抵抗
が過大となって負荷トルクの増大や変動が生じ、画質が
低下する恐れがある。また、トナーシール部材63を現
像容器61の外側に設けているので、装置が大型化す
る。
【0008】また、たとえば特開平7−139541号
公報には、現像ローラなどに適用されるゴムローラに関
して、両端部をテーパ状に形成して他のローラとの優れ
た接触性を得る技術が開示されている。該技術のローラ
を用いた場合でも、現像ローラのテーパ部分とトナー層
非形成領域とは必ずしも一致しないので、上述したのと
同様の問題が生じる恐れがある。
【0009】一方、トナー層厚規制部材に関して、たと
えば特公昭63−16736号公報および特公平4−7
3152号公報には、弾性規制板や板状の可撓性摩擦帯
電部材を備えた現像装置が開示されている。また、特開
昭62−182780号公報には、金属のバネ性を有す
る薄板材と、該薄板材と現像ローラとの間に配置される
軟弾性体とを一体的に有するトナー層厚規制部材が開示
されている。
【0010】ところで、特公昭62−31346号公報
にも述べられているように、一般的に、トナーは現像ロ
ーラの軸方向全域にわたって担持されるのではなく、ト
ナーは現像ローラの画像形成有効幅分だけに担持され、
両端部付近には担持されない。
【0011】これに対して、従来技術の現像ローラに着
目すると、トナーが付着する領域および付着しない領域
の全域にわたって、同一の材料および同一の外径で構成
されている。したがって、導電性のトナー層厚規制部材
に印加しているバイアス電圧のリークによって、トナー
に所定の帯電量を与えられなかったり、現像ローラに過
剰電流が流れて現像ローラが発熱したりする。現像ロー
ラが発熱すると、熱によって現像ローラ自体が変質した
り、現像ローラ上のトナーが凝縮し融着したりする。さ
らにトナー層厚規制部材にトナーが融着すると、現像ロ
ーラ上のトナー層が乱れるという大きな問題が生じる。
【0012】このような不都合に対して、前記特公昭6
2−31346号公報では、現像ローラのトナーが付着
しない両端部付近の体積固有抵抗値および硬度を、トナ
ーが付着する中央部よりも高くして、過剰電流の発生を
防止している。しかし、このような手法は、煩雑な加工
工程を必要とする。
【0013】本発明の目的は、現像ローラと感光体ドラ
ムとの摺擦抵抗を低減し、これらへの負荷トルクを低減
するとともに変動をなくし、高画質な画像形成のための
現像が可能な現像装置を提供することである。また本発
明の他の目的は、現像ローラとトナー層厚規制部材との
間でのリーク発生を防止して、現像ローラ上にトナー層
を安定的に形成し、高画質な画像形成のための現像が可
能な現像装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、静電潜像を担
持して回転可能な感光体ドラムと、1成分トナーを担持
して回転可能な導電性および弾性を有する現像ローラと
を備え、現像ローラを感光体ドラムに相対的に回転速度
差を設けて接触させ、静電潜像を現像して可視像化する
現像装置において、前記現像ローラのトナー層非形成領
域と感光体ドラムとを非接触としたことを特徴とする現
像装置である。
【0015】本発明に従えば、現像ローラと感光体ドラ
ムとを回転し、互いに接触することによって、現像ロー
ラに担持されたトナーを感光体ドラムに担持された静電
潜像に沿って付着させて現像する。トナー層厚の均一化
およびトナー流出防止のために、現像ローラ上にはトナ
ー層非形成領域が設けられる。該トナー層非形成領域は
感光体ドラムと非接触に構成されるので、摺擦抵抗が低
減し、感光体ドラムおよび現像ローラへの負荷トルクを
低減するとともに変動をなくすことができる。これによ
って、感光体ドラムおよび現像ローラの回転の安定性が
向上し、高画質な画像形成のための現像が可能となる。
特に、副走査方向の画像むらの発生を抑制することがで
きる。
【0016】また本発明は、静電潜像を担持して回転可
能な感光体ドラムと、1成分トナーを担持して回転可能
な導電性および弾性を有する現像ローラとを備え、現像
ローラを感光体ドラムに相対的に回転速度差を設けて接
触させ、静電潜像を現像して可視像化する現像装置にお
いて、前記現像ローラのトナー層非形成領域の外径はト
ナー層形成領域の外径よりも小さいことを特徴とする現
像装置である。
【0017】本発明に従えば、外径を上述のように限定
することによって、トナー層非形成領域と感光体ドラム
とが完全に非接触とならなくても、前記トナー層非形成
領域と感光体ドラムとのあたりが弱くなるので、摺擦抵
抗を低減して、感光体ドラムおよび現像ローラへの負荷
トルクを低減するとともに変動をなくすことができ、高
画質な画像形成のための現像が可能となる。
【0018】また本発明は、前記トナー層非形成領域に
おいて現像ローラ表面は露出し、該表面と感光体ドラム
とが直接対向していることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、トナー層非形成領域の現
像ローラは露出しており、特別な部材などは何ら形成さ
れず、感光体ドラムと直接対向する。したがって、トナ
ー層非形成領域と感光体ドラムとを容易に非接触または
ほぼ非接触に構成できる。
【0020】また本発明は、前記現像ローラのトナー層
形成領域とトナー層非形成領域との間に現像ローラの感
光体ドラムへの接触深さ以上の段差を設けたことを特徴
とする。
【0021】本発明に従えば、上述したような段差によ
ってトナー層非形成領域と感光体ドラムとを非接触また
はほぼ非接触に構成でき、摺擦抵抗を低減して、感光体
ドラムおよび現像ローラへの負荷トルクを低減するとと
もに変動をなくすことができ、高画質な画像形成のため
の現像が可能となる。
【0022】また本発明の前記段差は、現像ローラの感
光体ドラムへの接触による当該現像ローラの変形量より
も大きいことを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、感光体ドラムへの接触に
よる現像ローラの変形量よりも大きい段差を設けること
によって、トナー層非形成領域と感光体ドラムとを確実
に非接触またはほぼ非接触に構成できる。
【0024】また本発明は、前記トナー層非形成領域に
おいて現像ローラの外径は中心部から端部に向かって連
続的に小さくなっていることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、現像ローラのトナー層非
形成領域は中心部から端部に向かって連続的に傾斜する
テーパ状に形成され、このようにしてもトナー層非形成
領域と感光体ドラムとを非接触またはほぼ非接触に構成
でき、摺擦抵抗を低減して、感光体ドラムおよび現像ロ
ーラへの負荷トルクを低減するとともに変動をなくすこ
とができ、高画質な画像形成のための現像が可能とな
る。なお、連続的に傾斜するテーパ部分は直線的に傾斜
しても、曲線的に傾斜してもかまわない。
【0026】また本発明は、発泡弾性材料を含んで構成
され、前記現像ローラのトナー層非形成領域に感光体ド
ラムとは反対側から当接してトナー層の流出を防ぐトナ
ーシール部材を含むことを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、前記シール部材によって
トナーの流出を防ぐことができる。このようなシール部
材は発泡弾性材料を含んで構成されるので、現像ローラ
の両端部の形状変化に追随し、高いシール性を維持する
ことができる。また、感光体ドラムとは反対側に設けら
れるので、装置の大型化が防げる。
【0028】また本発明は、静電潜像を担持して回転可
能な感光体ドラムと、1成分トナーを担持して回転可能
な導電性および弾性を有する現像ローラと、現像ローラ
のトナー層形成領域幅よりも大きい幅を有し、導電性お
よび弾性を有するトナー層厚規制部材とを備え、前記ト
ナー層厚規制部材の自由端部近傍の腹部を現像ローラに
当接して該現像ローラを押圧するとともに前記トナー層
厚規制部材にバイアス電圧を印加することによって、現
像ローラ上のトナー層を所定の電荷量に帯電しかつ所定
の厚さに形成し、所定電荷量および所定膜厚のトナー層
を有する前記現像ローラを感光体ドラムに相対的に速度
差を設けて接触させることによって、静電潜像を現像し
て可視像化する現像装置において、前記現像ローラのト
ナー層非形成領域と、前記トナー層厚規制部材とを非接
触としたことを特徴とする現像装置である。
【0029】本発明に従えば、現像ローラと感光体ドラ
ムとを回転し、互いに接触することによって、現像ロー
ラに担持されたトナーを感光体ドラムに担持された静電
潜像に沿って付着させて現像する。トナー層厚の均一化
およびトナー流出防止のために、現像ローラ上にはトナ
ー層非形成領域が設けられる。該トナー層非形成領域は
トナー層厚規制部材と非接触に構成されるので、トナー
層厚規制部材に印加されるバイアス電圧が現像ローラに
リークすることを防止して、現像ローラの発熱を防ぐこ
とができる。したがって、熱による現像ローラの変質、
現像ローラ上でのトナーの凝集および融着、およびトナ
ー層厚規制部材へのトナーの融着を防ぐことができ、現
像ローラ上にトナー層を安定的に形成することができ
る。これによって、高画質な画像形成のための現像が可
能となる。
【0030】また本発明は、静電潜像を担持して回転可
能な感光体ドラムと、1成分トナーを担持して回転可能
な導電性および弾性を有する現像ローラと、現像ローラ
のトナー層形成領域の幅よりも大きい幅を有し、導電性
および弾性を有するトナー層厚規制部材とを備え、前記
トナー層厚規制部材の自由端部近傍の腹部を現像ローラ
に当接して該現像ローラを押圧するとともに前記トナー
層厚規制部材にバイアス電圧を印加することによって、
現像ローラ上のトナー層を所定の電荷量に帯電しかつ所
定の厚さに形成し、所定電荷量および所定膜厚のトナー
層を有する前記現像ローラを感光体ドラムに相対的に速
度差を設けて接触させることによって、静電潜像を現像
して可視像化する現像装置において、前記現像ローラの
トナー層非形成領域の外径は、トナー層形成領域の外径
よりも小さいことを特徴とする現像装置である。
【0031】本発明に従えば、外径を上述のように限定
することによって、現像ローラのトナー層非形成領域と
トナー層厚規制部材とが完全に非接触とならなくても、
前記トナー層非形成領域とトナー層厚規制部材とのあた
りが弱くなるので、トナー層厚規制部材のバイアス電圧
の現像ローラへのリークを防止することができる。した
がって、現像ローラの発熱による現像ローラの変質、現
像ローラ上でのトナーの凝集および融着、およびトナー
層厚規制部材へのトナーの融着を防ぐことができ、現像
ローラ上にトナー層を安定的に形成でき、高画質な画像
形成のための現像が可能となる。
【0032】また本発明は、前記現像ローラのトナー層
形成領域とトナー層非形成領域との間に段差を設けたこ
とを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、上述したような段差によ
って、現像ローラのトナー層非形成領域とトナー層厚規
制部材とを非接触またはほぼ非接触に構成でき、トナー
層厚規制部材のバイアス電圧の現像ローラへのリークを
防止することができる。
【0034】また本発明は、前記トナー層非形成領域に
おいて現像ローラの外径は中心部から端部に向かって連
続的に小さくなっていることを特徴とする。
【0035】本発明に従えば、現像ローラのトナー層非
形成領域は中心部から端部に向かって連続的に傾斜する
テーパ状に形成され、このようにしても、現像ローラの
トナー層非形成領域とトナー層厚規制部材とを非接触ま
たはほぼ非接触に構成でき、トナー層厚規制部材のバイ
アス電圧の現像ローラへのリークを防止することができ
る。なお、連続的に傾斜するテーパ部分は直線的に傾斜
しても、曲線的に傾斜してもかまわない。
【0036】また本発明は、前記トナー層厚規制部材は
折曲げ部を有し、前記折曲げ部は、現像ローラのトナー
層非形成領域に対向する自由先端部に設けられ、現像ロ
ーラとは反対方向に折曲げられていることを特徴とす
る。
【0037】本発明に従えば、トナー層厚規制部材に上
述したような折曲げ部を設けることによっても、現像ロ
ーラのトナー層非形成領域とトナー層厚規制部材とを非
接触またはほぼ非接触に構成でき、トナー層厚規制部材
のバイアス電圧の現像ローラへのリークを防止すること
ができる。
【0038】また本発明は、前記トナー層厚規制部材は
切欠き部を有し、前記切欠き部は、現像ローラのトナー
層非形成領域に対向する自由先端部に設けられているこ
とを特徴とする。
【0039】本発明に従えば、前記折曲げ部に代わって
上述したような切欠き部をトナー層厚規制部材に設ける
ことによっても、現像ローラのトナー層非形成領域とト
ナー層厚規制部材とを非接触またはほぼ非接触に構成で
き、トナー層厚規制部材のバイアス電圧の現像ローラへ
のリークを防止することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る現像装置1aを示す断面図である。現像装置1aは電
子写真装置に用いられるものであり、電子写真装置とし
ての全体的な構成は周知の技術で実現でき、帯電、露
光、現像、転写、クリーニング、定着、および除電など
の工程を備える。
【0041】感光体ドラム2と現像ローラ3とが接触す
る現像領域5の方向に開放したトナーホッパ6の内部に
は、1成分のトナー7が収容される。該トナー7は、ア
ジテータやスクリューなどの撹拌供給部材14によって
撹拌されるとともにトナー供給ローラ8の近傍に供給さ
れる。
【0042】方向S2に回転するトナー供給ローラ8
は、方向S2と同じ方向S3に回転する現像ローラ3と
接触、たとえば圧接される。また、トナー供給ローラ8
には電源9から所定のバイアス電圧が印加される。該電
圧はトナー7を電気的に現像ローラ3の方向へ移動させ
るように設定され、たとえば負極性トナーを用いた場
合、負極側により大きい電位の電圧が印加される。トナ
ー7は現像ローラ3とトナー供給ローラ8との電位差に
よる電荷注入および両ローラ3,8の接触部における摩
擦帯電によって電荷が付与されることによって、効果的
に現像ローラ3に供給される。現像ローラ3およびトナ
ー供給ローラ8はほぼ同様にして構成され、電気抵抗の
調整は同じ調整材料を用いて行われる。また、トナー供
給ローラ8は発泡体で実現することが好ましく、現像ロ
ーラ3よりも多い発泡剤量を使用したものが使われる。
【0043】現像ローラ3に付着したトナー7によって
トナー層15が形成され、該トナー7は、現像領域5の
現像ローラ回転方向上流側に設けられた、いわゆるブレ
ードであるトナー層厚規制部材10の近傍へ搬送され
る。たとえば、トナー層厚規制部材10は板状の金属材
料からなり、その一方端部の先端または先端近傍の現像
ローラ側表面が現像ローラ3に押圧するようにして、他
方端部がトナーホッパ6の上部6aに固定される。ま
た、トナー層厚規制部材10には電源11から所定のバ
イアス電圧が印加される。これらによって現像ローラ3
の上に形成されるトナー層15は、所定の電荷量に帯電
されるとともに所定の厚さに形成される。たとえば、1
0μm〜20μmに形成される。現像ローラ3に付着し
たトナー7は現像領域5へ搬送されて感光体ドラム2の
表面の静電潜像を顕像化する。
【0044】感光体ドラム2は、方向S2,S3とは反
対の方向S1に回転可能に設けられる。感光体ドラム2
の表面は、図示しない帯電手段であるコロナチャージャ
や接触ローラ帯電器によって所定の電荷量に均一に帯電
され、同じく図示しない露光手段で所定の静電潜像ポテ
ンシャルを形成することによって静電潜像を担持する。
感光体ドラム2は、金属または樹脂製の導電性基体と、
その表面に形成される下引き層と、その上に形成される
感光層とを含んで構成される。感光層は、下引き層上に
形成される比較的薄いキャリア発生層(CGL)と、最
外層に形成されるポリカーボネイトを主成分とした比較
的薄いキャリア移動層(CTL)とで構成される。露光
によってキャリア発生層でキャリアが発生し、該キャリ
アによって感光体ドラム2に帯電した電荷が相殺されて
前記静電潜像ポテンシャルが形成される。
【0045】感光体ドラム2に担持された静電潜像は、
該ドラム2が回転することによって現像ローラ3と接触
する現像領域5に搬送される。現像ローラ3は感光体ド
ラム2に圧接され、現像ローラ3に担持されたトナーが
感光体ドラム2の静電潜像に従って移動し付着すること
によって静電潜像が顕像化され、現像される。現像ロー
ラ3には電源4から、所定のバイアス電圧が印加され
る。
【0046】現像後、感光体ドラム2に付着したトナー
は、所定の転写領域に搬送される。転写領域には図示し
ない給紙手段によって紙などの転写材が給紙されてお
り、感光体ドラム2の上のトナー像と同期して接触す
る。転写領域に設けられる図示しない転写手段には高圧
電源を具備したチャージャ型や接触ローラ型があり、ト
ナー7が転写される側の極性の電圧を感光体ドラム2に
印加する。これによって、トナー7が転写材に移動し、
トナー像が転写される。転写材が感光体ドラム2から分
離された後、該転写材上のトナーは図示しない定着手段
によって定着される。たとえば、熱融解によって定着さ
れる。そして装置外部に排紙される。また、転写後の感
光体ドラム2の表面は、図示しないクリーニング手段に
よって清掃された後、同じく図示しない除電手段によっ
て表面に残存する電荷が除去され、電気的に初期化され
る。該除電手段には、光除電ランプや接触除電器があ
る。
【0047】現像領域5を通過した現像ローラ3に残存
するトナー7は、現像領域5の現像ローラ回転方向下流
側に設けられた除電シート体12の近傍へ搬送される。
除電シート体12は、現像ローラ3に圧接するようにし
て、たとえばトナーホッパ6の下部6bに固定される。
除電シート体12には、電源13から所定のバイアス電
圧が印加される。このような除電シート体12によって
トナー7の電荷が除電される。また、現像ローラ3には
該ローラ3との接触点で移動方向が逆となる前記トナー
供給ローラ8が圧接されており、これによってトナー7
は現像ローラ3から剥離され、トナーホッパ6内に回収
されて再利用される。このような工程によって繰返し画
像が形成される。
【0048】次に、接触反転現像を行う現像装置1aの
詳細な構成要素および設定条件の例について説明する。
感光体ドラム2は、上述したように導電性基体を有し、
該基体は接地される。感光体ドラム2に関し、表面電位
は−550Vで、直径Daは65mmで、回転周速度V
aは190mm/sである。
【0049】現像ローラ3は、電気抵抗調整剤が添加さ
れて体積抵抗率が約106 Ωcmとされ、JIS A 硬
度が60〜70度とされた弾性部材を導電性シャフト上
に形成して実現される。現像ローラ3に関し、直径Db
は34mmで、回転周速度Vbは285mm/sであ
る。シャフトの直径Dsは18mmであり、該シャフト
に電源4から電圧E1として−350V、または−45
0Vが印加される。感光体ドラム2と現像ローラ3との
ローラ回転方向接触幅、いわゆるニップは2mmであ
る。また、現像ローラは0.1mm〜0.3mmの接触
深さで感光体ドラム2にトナー層15を介して接触す
る。
【0050】現像ローラ3の導電性シャフトは、ステン
レスなどの金属や導電性樹脂で実現される。該シャフト
上に形成される弾性部材は導電性ウレタンゴムなどで実
現される。また電気抵抗調整剤としては、カーボンブラ
ックなどを用いることができる。
【0051】トナー供給ローラ8は、体積抵抗率が約1
05 Ωcmで、発泡によるセル密度が約3個/mmの導
電性ウレタンフォームを、たとえば直径8mmのステン
レスや導電性樹脂などのシャフト上に形成して実現され
る。トナー供給ローラ8に関し、直径は20mmで、回
転周速度Vcは170mm/sである。シャフトには、
電源9から電圧E2として−450V、または−550
Vが印加される。トナー供給ローラ8は、0.5mm〜
1mmの接触深さで現像ローラ3に接触する。トナー7
は、該供給ローラ8によってたとえば負に予備帯電され
る。
【0052】トナー層厚規制部材10は、厚みが0.1
mm〜0.2mmのステンレス(SUS304)、リン
青銅、アルミニウムおよび導電性樹脂などで実現される
導電性の板状部材であり、現像ローラ3の回転方向上流
側に自由端を有する片持ち板はり構造に設けられ、現像
ローラ3に対して約10〜50gf/cm、特に15〜
30gf/cmの線圧で当接するよう、トナーホッパ6
の上部6aに固定されるブレードホルダ18に支持され
て、設けられる。トナー層厚規制部材10には、電源1
1から電圧E3として−450V、または−550Vが
印加される。該トナー層厚規制部材10によって、現像
ローラ3へのトナー付着量は約0.6mg/cm2〜
1.0mg/cm2、特に0.6mg/cm2〜0.8m
g/cm2に、トナー帯電量は約−10μC/g〜−1
5μC/gに規制される。
【0053】除電シート体12は、現像ローラ3の下方
からのトナー7の漏れを防止するためのシール部材であ
るとともに、現像後の現像ローラ3に残存するトナー7
の電荷を除去するものであり、たとえば約0.3mm厚
の導電性フィルムで実現される。除電シート体12は、
現像ローラ3と同電位もしくは電源13からの電圧によ
って現像ローラ3に対して+50V程度以上高い電位に
調整される。除電シート体12の表面は、現像ローラ3
に当接される。該シート体12は、アルミニウムを蒸着
したフィルムなどの導電性部材で実現してもよい。ま
た、トナー電荷の除去が不要で、トナー漏れの防止のた
めだけに設ける場合、マイラーフィルムで実現してもよ
く、この場合電源13は不要である。
【0054】なお、現像ローラ3の有効ローラ抵抗rお
よび現像動作により流れる現像電流iによって、現像ロ
ーラ3の内部では電圧降下Vd=i・rを生じる。有効
ローラ抵抗rを適当な値に設定することによって、現像
ローラ3の表面に作用する有効現像バイアスを調整し
て、急峻な傾きの2値的な現像特性や緩やかな傾きの階
調性の高い現像特性を得ることができる。
【0055】現像ローラ3の導電性シャフトは、ステン
レスなどの金属や比較的電気抵抗の低い樹脂で実現され
る。現像ローラ3は、前記シャフト上に単層の電導性ゴ
ム層を形成して実現される。該シャフト上に形成される
弾性部材としては比誘電率が約10程度の樹脂材料が用
いられ、EPDM、ウレタン、ナイロン、シリコン、P
VDF(ポリビニリデンフロライド)、天然ゴム、ニト
リルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴ
ム、イソプレンゴム、およびポリノルボルネンゴムなど
を用いることができる。また電気抵抗調整剤としては、
導電性微粒子、カーボンブラックおよびTiO2 のうち
のいずれか1つもしくは複数を用いて分散混合した分散
型抵抗調整樹脂をベースにしたものや、イオン導電性物
質、たとえば過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カルシウ
ム、塩化ナトリウムなどの無機イオン性導電物質などの
うちのいずれか1つもしくは複数を用いて電気的抵抗調
整樹脂をベースにしたものを用いることができる。弾性
部材の形成に発泡剤を用いる場合、ポリジアルキルシロ
キサン、ポリシロキサン−ポリアルキレンオキシドブロ
ック共重合体などのシリコン系界面活性剤が最適であ
る。
【0056】たとえば、所定量の弾性部材用樹脂と電気
抵抗調整剤とを混合して混合注入機で撹拌し、押出し金
型に注入して80℃〜120℃で約5分〜100分間加
熱し射出する加熱ブロー発泡成形によって、シャフト上
に弾性部材が形成される。また、射出成形でシャフト上
に弾性部材を形成してもよく、この場合、所定の金型の
中央にシャフトを配置して弾性部材用樹脂材料を流込
み、約100分〜160分間加熱し加硫する。
【0057】電気抵抗調整剤として用いられるカーボン
ブラックは、窒素吸着比表面積が20m2/g以上13
0m2/g以下で、DBP吸油量が60ml/100g
以上120ml/100g以下のものが好ましい。たと
えば、ISAF,HAF,GPFおよびSRFのグレー
ドのカーボンブラックが好ましい。
【0058】弾性部材用樹脂材料として用いられるポリ
ウレタンは、軟質ポリウレタンフォームやポリウレタン
エラストマが好ましいが、EPDM、ウレタン、シリコ
ン、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴムおよび
ブタジエンゴムなどを用いることも可能である。たとえ
ば、100重量部のポリウレタンに対して、0.5重量
部以上15重量部以下、場合によっては70重量部程度
のカーボンブラックを混合することが好ましい。
【0059】また、弾性部材用樹脂材料として用いられ
るEPDMは、エチレンと、プロピレンと、たとえばジ
クロロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、5−ヘ
キサジエンなどの第3成分とを配合したものであり、エ
チレン含有量は5〜95重量部が好ましく、プロピレン
含有量は5〜95重量部が好ましく、第3成分含有量は
ヨウソ価で0〜50重量部が好ましい。たとえば、10
0重量部のEPDMに対して、1〜30重量部のカーボ
ンブラックを混合することが分散性の点で好ましい。ま
た、EPDMに対して、カーボンブラックとともに、電
気抵抗調整剤として、過塩素酸ナトリウムやテトラエチ
ルアンモニウムクロライドなどのイオン導電性物質、ジ
メチルポリシロキサンやポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルなどの界面活性剤を0.1〜10重量部加えるこ
とが、分散均一性の向上のために好ましい。
【0060】電気抵抗調整剤として用いられるイオン導
電性物質としては、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カル
シウム、塩化ナトリウムなどの無機イオン導電性物質、
および変性脂肪族ジメチルエチルアンモニウムエトサル
フェート、ステアリルアンモニウムアセテート、ラウリ
ルアンモニウムアセテート、オクタデシルトリメチルア
ンモニウム過塩素酸塩などの有機イオン導電性物質のう
ちのいずれか1つまたは複数を用いることができる。
【0061】現像ローラ3の電気抵抗は1×105Ω〜
1×106Ωの範囲が好ましく、体積抵抗率は3.75
×105Ωcm〜7.5×106Ωcmの範囲が好まし
く、JIS K 6301に準じた1Kgf荷重でのアス
カーC硬度は68度が好ましく、JIS B 0601の
表面粗さRzは1μm〜6μm、特に3μm〜6μmが
好ましい。本実施形態の現像ローラ3のゴム硬度は、J
IS A 硬度が60〜70度程度であった。加硫剤や充
填剤の添加量によって弾性部材の硬度が選択でき、増量
することによって低硬度化ができるが、弾性部材表面へ
の低分子量の加硫剤や充填剤の付着によって表面抵抗が
低下する。なお、電気抵抗の測定方法は後述する。
【0062】トナー供給ローラ8に用いられるポリウレ
タンフォームには、該フォーム100重量部に対して5
重量部以上15重量部以下、場合によっては70重量部
程度のカーボンブラックが混合される。ポリウレタンフ
ォームやカーボンブラックは、現像ローラ3に用いられ
るものと同じものが使用できる。ポリウレタンフォーム
とカーボンブラックとを混合して泡立て機で撹拌し泡立
てた後、加熱ブロー成形によってシャフト回りにスポン
ジ体を形成して、トナー供給ローラ8が作成される。
【0063】シャフト回りに形成されるスポンジ体は、
体積抵抗率が105 Ωcm以下であることが好ましい。
また、肉厚6mmのときに発泡によるセル密度が80個
/inch〜140個/inch、特に80個/inc
h〜100個/inchで、スポンジ密度が0.1g/
cm3 で、アスカーF硬度が68度、または60度で、
アスカーC硬度が30度で、JIS K 6401硬度が
24.2Kgfであることが好ましい。また、肉厚6m
mのときのトナー供給ローラ8の抵抗値は、印加電圧2
00Vで、軸両端荷重100gfのとき、104 Ω程度
のものが適当である。このようなスポンジ体としては、
株式会社ブリヂストン製EPTウレタン導電性スポンジ
を用いることができる。
【0064】除電シート体12は、たとえばPC(ポリ
カーボネイト)とPBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)との混合樹脂、ナイロン、PET(ポリエチレンテ
レフタレート)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)含有樹脂およびポリウレタンのうちのいずれか1つ
を基材として、カーボンブラックなどの電気抵抗調整剤
を適宜混合した材料からなる。弾性部材用樹脂材料10
0重量部に対して10重量部以上のカーボンブラックが
混合される。カーボンブラックは、現像ローラ3に用い
られるものと同じものが使用できる。
【0065】除電シート体12は、具体的に、PC+P
BTの押出しフィルムであるBayer社製のBayf
olAS−Aフィルム(商品名)を用いることができ
る。該フィルムによればトナーが充分にスリップするの
で、除電シート体12の現像ローラ回転方向上流側でト
ナー7が溜まることはなく、現像動作に支障を来すこと
なく、また効率的にトナー7をトナーポッパ6に回収で
きる。該フィルムの厚みは0.3mm±0.1mmであ
り、電気抵抗は103Ω〜106Ωである。このようなフ
ィルムは、たとえば粘着テープである日東電工株式会社
製500番によって、トナーホッパ6の下部6bに貼付
けられ固定される。
【0066】現像ローラ3に形成されたトナー層15の
軸方向の実効幅Ltと、現像工程後の残留トナーの除電
シート体12の有効幅LdとをLd≧Ltとしておけ
ば、残留トナーの電荷が均一に除去されて、トナー供給
ローラ8によるトナーの除去や供給を均一に行うことが
できる。また、現像装置の長寿命化を図りたい場合、粘
着テープで固定した除電シート体12の両端を挟み込ん
だり、導電性接着剤やホットメルト接着剤などを用いた
りして、経時的に機械的寸法の変化の少ない装置とする
ことが好ましい。
【0067】トナー7は、一般に高抵抗トナーといわれ
るものが使用できる。ペレット状としたときの体積抵抗
率は約1010Ωcm程度が好ましい。たとえば、ポリエ
ステル樹脂やスチレンーアクリル共重合体などのベース
レジン80重量部〜90重量部に対して、カーボンブラ
ックを4重量部〜10重量部程度混練し、0重量部〜5
重量部の帯電制御剤(CCA)や微量の加硫制御剤を適
宜配合し、粉砕工程後の外添剤としてシリカなどを0.
2重量部〜2重量部程度添加したものが好ましい。体積
抵抗率はトナーをペレット状に硬化させた2枚の部材を
電極で挟み、通電して電流値を測定する方法で行った。
印加電圧は厚みによって異なるが、1mm程度では10
00V以下が好ましい。トナー7は、具体的に、シャー
プ株式会社製AR−ST12−Bを用いることができ
る。このトナーは、シャープ株式会社製電子複写機AR
5130用のトナーである。
【0068】図2は、前記現像ローラ3の具体例を示す
平面図である。図2(A)に示される現像ローラ3aお
よび図2(B)に示される現像ローラ3bにおいて、ト
ナー層形成領域21の両端部にトナー層非形成領域22
があり、Wtはトナー層形成領域21の回転軸方向幅を
示し、Wsはトナー層非形成領域22の回転軸方向幅を
示す。たとえば、Wtは300mmで、Wsは15mm
である。
【0069】現像ローラのトナー層非形成領域22と感
光体ドラム2とを非接触またはほぼ非接触とするため
に、現像ローラ3a,3bではトナー層非形成領域22
の外径をトナー層形成領域21の外径よりも小さくなる
ようにしている。また、トナー層非形成領域22におい
て現像ローラ3a,3bの表面が露出し、該表面と感光
体ドラム2とを直接対向するようにしている。
【0070】具体的に、図2(A)の現像ローラ3aで
は、トナー層形成領域21とトナー層非形成領域22と
の間に段差を設けている。該段差は、現像ローラ3aの
感光体ドラム2への接触深さδ以上の予め定められる一
定高さδ1を有する。たとえば、δが100μmに設定
されて、δ1は200μmに設定される。
【0071】図3は、現像ローラ3aと感光体ドラム2
とを拡大して示す平面図である。前記接触深さδは、歪
みや変形が僅かで、その影響が無視でき、剛性に優れた
材料、たとえばポリアセタール樹脂で形成された接触深
さ設定ローラ16によって規制される。該ローラ16
は、現像ローラ3aと同軸にその両端に設けられる。δ
=100μm、δ1=200μmのとき、トナー層非形
成領域22において感光体ドラム2と現像ローラ3aと
は、δ1−δ=100μmの空隙を有する。したがっ
て、感光体ドラム2と現像ローラ3aとの相対速度差に
よる現像ローラ3の両端部での摺擦抵抗が低減し、感光
体ドラム2および現像ローラ3aへの負荷トルクが低減
しかつ変動が小さくなり、副走査方向に画像むらのない
高画質の画像を形成することができる。
【0072】また、前記段差は現像ローラ3aの感光体
ドラム2への接触による当該現像ローラ3aの変形量よ
りも大きい値に設定することが好ましい。このために具
体的には、現像ローラ3aのJIS A 硬度を50〜7
0度としたとき、感光体ドラム2への現像ローラ3aの
加圧力を2Kgf以下とすることが好ましい。これによ
って、感光体ドラム2および現像ローラ3aの回転の安
定性を向上し、副走査方向に画像むらのないさらに高画
質の画像を形成することができる。
【0073】また、前記段差を現像ローラ3aの感光体
ドラム2への接触による当該現像ローラ3aの変形量よ
りも大きい値に設定するために、現像ローラ3aのJI
SA 硬度を50〜70度としたとき、δ1を50μm
以上500μm以下の範囲、特に100μm以上500
μm以下の範囲に選び、さらに感光体ドラム2への現像
ローラ3aの加圧力を100gf〜2Kgf以下とする
ことが好ましい。これによって、感光体ドラム2および
現像ローラ3aの回転の安定性をさらに向上し、さらに
高画質の画像が形成できる。
【0074】また、図2(B)の現像ローラ3bでは、
トナー層非形成領域22において、現像ローラ3bの外
径を中心部から端部に向かって連続的に小さくして、テ
ーパ部を形成している。テーパ部の勾配は1°以上5°
以下の範囲に選ぶことが好ましく、たとえばδが100
μmに設定されて、傾斜高さδ2を500μmとして、
勾配は1.9°に設定される。
【0075】現像ローラ3bと感光体ドラム2との当接
時、接触深さδが存在するので、トナー層非形成領域2
2内であっても、トナー層形成領域21との境界部分か
らある程度の所までは、感光体ドラム2と非接触とはな
らない。しかし、完全に非接触とならなくてもほぼ非接
触であれば、現像ローラ3bと感光体ドラム2のトナー
層非形成領域22とのあたりは弱くなる。したがって、
感光体ドラム2と現像ローラ3bとの相対速度差による
現像ローラ3bの両端部での摺擦抵抗が低減し、副走査
方向に画像むらがない高画質の画像を形成することがで
きる。なお、直線的に傾斜する前記テーパ部に限らず、
曲線的に傾斜するテーパ部を設けてもかまわない。
【0076】図4は、現像ローラ3aとトナー層厚規制
部材10とを拡大して示す斜視図である。トナー層厚規
制部材10は、たとえばトナーホッパ上部6aに固定さ
れるブレードホルダ18によって支持される。トナー層
形成領域21とトナー層非形成領域22との間には述し
たような、たとえば200μmの段差δ1を設けてい
る。
【0077】したがって、現像ローラ3aの両端部にお
いて、現像ローラ3aとトナー層厚規制部材10とが非
接触状態となり、トナー層厚規制部材10に印加される
バイアス電圧が現像ローラ3aにリークすることを防止
して、現像ローラ3aの発熱を防ぐことができる。した
がって、熱による現像ローラ3aの変質、現像ローラ3
a上でのトナーの凝集および融着、およびトナー層厚規
制部材10へのトナーの融着を防ぐことができ、現像ロ
ーラ3a上にトナー層を安定的に形成することができ
る。これによって、高画質な画像形成のための現像が可
能となる。
【0078】また、図2(B)に示される現像ローラ3
bでは、トナー層非形成領域22には、上述したよう
な、たとえば1.9°の勾配を設けている。このような
勾配によって、現像ローラ3bの両端部において、現像
ローラ3bとトナー層厚規制部材10とがほぼ非接触状
態となり、トナー層非形成領域とトナー層厚規制部材1
0とのあたりが弱くなるので、トナー層厚規制部材10
のバイアス電圧の現像ローラ3bへのリークを防止する
ことができる。したがって、現像ローラ3の発熱による
現像ローラ3bの変質、現像ローラ3b上でのトナーの
凝集および融着、およびトナー層厚規制部材10へのト
ナーの融着を防ぐことができ、現像ローラ3b上にトナ
ー層を安定的に形成でき、高画質な画像形成のための現
像が可能となる。
【0079】図5は、本発明の他の実施形態である現像
装置1bを示す図である。図5(A)は断面図であり、
図5(B)は断面斜視図である。現像装置1bは前記現
像装置1aとほぼ同様にして構成されるが、トナーシー
ル部材17を含むことを特徴とする。トナーシール部材
17はトナーホッパ6の内部に設けられ、現像ローラ3
のトナー層非形成領域のトナーホッパ内方側に弾性当接
し、一方端部がトナーホッパ6の上面6aに、他方端部
が下面6bに接着によってそれぞれ固定される。トナー
シール部材17の厚さは自由開放状態では一定であり、
現像ローラ3のトナー層非形成領域の形状に沿って弾性
変形している。該部材17は、たとえば2〜5mmの厚
さの発泡ポリウレタンフォームで実現される。
【0080】図6(A)は、前記現像ローラ3aに対し
てトナーシール部材17を設けた例を示す平面図であ
り、図6(B)は前記現像ローラ3bに対してトナーシ
ール部材17を設けた例を示す平面図である。段差を設
けた現像ローラ3aを備える現像装置にトナーシール部
材17を設けることによって、トナーの流出が防止で
き、形成される画像のトナーによる汚れを防ぐことがで
きる。また、段差を設けた現像ローラ3aに比べてテー
パ部を設けた現像ローラ3bではトナー層形成領域21
とトナー層非形成領域22とが滑らかに連続しているの
で、トナーの流出を容易に確実に防止できる。したがっ
て、トナー汚れをさらに防止できる。
【0081】トナーの流出を防ぐことができるトナーシ
ール部材17は、発泡弾性材料を含んで構成することが
好ましい。これによって、現像ローラ3の両端部の形状
変化を吸収でき、高いシール性を維持することができ
る。また、感光体ドラム2とは反対側に設けられるの
で、装置の大型化が防げる。
【0082】図7は、接触深さδと摺動トルク増加量と
の関係を示すグラフである。破線R1は図2(A)に示
される現像ローラ3aを用いた場合を示し、実線R2は
比較例、すなわち段差やテーパ部を設けず、外径のほぼ
均一な現像ローラを用いた場合を示す。これらの現像ロ
ーラを用いて感光体ドラム2との接触深さδを変えなが
ら現像ローラ側の感光体ドラム2との摺動トルクを測定
し、比較例における接触深さδ=0.05mmのときの
摺動トルクを基準として、接触深さδに対する摺動トル
ク増加量を示している。
【0083】たとえばδ=0.1mmのとき、比較例よ
りも実施例の方が約400gf・cm、感光体ドラム側
に換算して約760gf・cmの摺動トルクを低減可能
なことが分かる。すなわち、現像ローラのトナー層非形
成領域と感光体ドラムとを非接触とすることによって、
摺擦抵抗の低減が可能で、副走査方向に生じる画像むら
の抑制が可能であることが分かる。
【0084】なお、摺動トルクの測定には東日製作所ト
ルクゲージ6BTGおよび15BTGを用いた。また、
感光体ドラム2を静止させた状態で、現像ローラ側の摺
動トルクを測定した。使用した現像ローラのゴム硬度
は、JIS A 硬度が60〜70度のものである。接触
深さδは、感光体ドラム2と現像ローラとの軸間距離を
測り示している。
【0085】次に、現像ローラの電気抵抗、現像ローラ
上のトナー帯電電荷量およびトナー付着量の測定方法に
ついて説明する。図8は、トナー供給ローラなどの静的
電気抵抗の測定装置を示す図であり、図8(A)は正面
図であり、図8(B)は側面図である。静的電気抵抗
は、基材32上の電極33にローラ30の表面を接触さ
せ、回転軸31の両端部に100gの重り36を載せ、
回転軸31に接続された電源35から200Vの電圧を
印加し、電極33に接続された電流計34で電流を測定
して求めた。これによって、現像ローラの電気抵抗値の
測定も可能である。
【0086】図9は、現像ローラの静的および動的電気
抵抗の測定装置を示す図であり、図9(A)は平面図で
あり、図9(B)は側面図である。電気抵抗の測定に関
して、JIS K 6911にはリング電極をガードに持
つシート状の部材の測定方法が示されているが、実際の
現像、トナー層規制、トナー供給および現像後のトナー
電荷除去などの工程ではロール状の弾性導電性現像ロー
ラを用いるので、電気力線が完全な平行にはならない。
このため、JIS K 6911で測定した電気抵抗値よ
りも実際の電気抵抗値は1桁程度小さくなる。このよう
な不具合を解消するために、図9に示されるような測定
装置を用いた。
【0087】すなわち、基材40上に感光体ドラムと同
じ曲率半径を有するドラム電極41を回動自在に設け、
ローラ30を加圧部材42で実際の現像工程と同じ圧力
で圧接する。ローラ30の回転軸31に接続された電源
43は、印加電圧の強度が変更可能である。ドラム電極
41には計測用の抵抗器44が接続され、該抵抗器44
の両端の電位差をアイソレーションアンプ45で検出
し、増幅し、該アイソレーションアンプ45からのアナ
ログ信号がADコンバータ46でデジタル信号に変換さ
れ、計測用コンピュータ50によって計測処理される。
さらに、実際の挙動を調べるために、ドラム電極41に
はモータ49の駆動力がカップリング部材48およびコ
ロ47を介して伝達され、これによってドラム電極41
は回動する。
【0088】ポリウレタンにカーボンを分散させて加熱
射出成型したローラ30を用い、ドラム電極41を回動
しないで10Vの電圧を印加したとき、1.83×10
6 Ωの静的な電気抵抗が計測され、回動時、20Vの電
圧印加で8.02×108 Ω、40Vの電圧印加で1.
05×107 Ωの動的な電気抵抗が計測され、動的電気
抵抗の方が静的電気抵抗よりも大きかった。
【0089】現像ローラ上のトナー帯電電荷量は、次の
ようにして求められる。まず、現像ローラ上に形成され
たトナー層をトナー補集フィルタを備えたノズルで吸引
し、吸引前後のノズル質量差によって吸引されたトナー
質量を求める。次に、現像ローラの回転軸に設置したエ
レクトロメータによって、吸引したトナー電荷量と等価
な電荷を計測する。そして、総電荷量を吸引トナー質量
で割ることによって、現像ローラ上のトナーの帯電電荷
量(比電荷)が求まる。
【0090】また、トナー付着量は、吸引したトナーの
付着面積を求め、吸引トナー重量を面積で割ることによ
って求まる。ガイド溝を有する部材を現像ローラに押当
てて、該ガイド溝の面積だけトナーを吸引することによ
って、吸引したトナーの付着面積が求まる。
【0091】図10は、図4で説明した現像ローラとト
ナー層厚規制部材とを非接触状態にする他の手法を説明
するための、現像ローラ3cとトナー層厚規制部材10
とを拡大して示す斜視図である。また、図11(A)
は、トナー層厚規制部材10を示す側面図であり、図1
1(B)は、トナー層厚規制部材10を示す平面図であ
る。ここで、Wtは300mmに、Wsは10mmに設
定される。
【0092】トナー層厚規制部材10には、折曲げ部1
0aが形成される。折曲げ部10aは、現像ローラ3c
のトナー層非形成領域に対向する自由先端部に設けら
れ、現像ローラ3cとは反対方向に折曲げられている。
具体的には、トナー層厚規制部材10の自由端部側角部
に設けられる。
【0093】折曲げられる線(図11(B)中、破線で
示す)と、自由端とのなす角度αは、45°以下に設定
することが好ましい。これよりも大きくなると、トナー
層厚規制部材10の可撓性が低下するので好ましくな
い。たとえば、α=30°に設定される。
【0094】また、折曲げ角度β(図11(A)参照)
は、トナー層厚規制部材10の板金プレス加工などの作
製を考慮し、加工が容易となるように、90°以下に設
定することが好ましい。たとえば、β=45°に設定さ
れる。
【0095】図12は、現像ローラとトナー層厚規制部
材とを非接触状態にするさらに他の手法を説明するため
の、現像ローラ3cとトナー層厚規制部材10とを拡大
して示す斜視図である。ここで、Wtは300mmに、
Wsは10mmに設定される。
【0096】トナー層厚規制部材10には、切欠き部1
0bが設けられる。切欠き部10bは、現像ローラ3c
のトナー層非形成領域に対向する自由先端部に設けられ
ている。具体的には、トナー層厚規制部材10の自由端
部側角部に設けられる。
【0097】図13は、切欠き部10bの具体例を示す
平面図である。切欠き部10bは、図13(A)に示さ
れるように矩形状に切欠かれた切欠き部10baで実現
される。またあるいは、図13(B)に示されるように
曲線状に切欠かれた切欠き部10bbで実現される。こ
の場合、切欠き部10bbは、半径がWsの円弧状に切
欠かれることが好ましい。さらにあるいは、図13
(C)に示されるように直線状に切欠かれた切欠き部1
0bcで実現される。この場合、切欠き部10bcは、
切欠かれる線と自由端との成す角をαとして切欠かれる
ことが好ましい。
【0098】折曲げ部10aおよび切欠き部10bを設
けることによって、現像ローラ3cのトナー層非形成領
域とトナー層厚規制部材10とを非接触またはほぼ非接
触に構成でき、トナー層厚規制部材10のバイアス電圧
の現像ローラ3cへのリークを防止して、現像ローラ3
cの発熱を防ぐことができる。したがって、熱による現
像ローラ3の変質、現像ローラ3c上でのトナーの凝集
および融着、およびトナー層厚規制部材10へのトナー
の融着を防ぐことができ、現像ローラ3c上にトナー層
を安定的に形成することができる。これによって、高画
質な画像形成のための現像が可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トナー層
非形成領域を感光体ドラムとは非接触に構成したので、
摺擦抵抗が低減し、感光体ドラムおよび現像ローラへの
負荷トルクを低減するとともに変動をなくすことができ
る。これによって、感光体ドラムおよび現像ローラの回
転が安定し、高画質な画像形成が可能となる。特に、副
走査方向の画像むらの発生を抑制することができる。
【0100】また本発明によれば、現像ローラのトナー
層非形成領域の外径をトナー層形成領域の外径よりも小
さくすることによって、トナー層非形成領域と感光体ド
ラムとを非接触またはほぼ非接触に構成できる。ほぼ非
接触としても、トナー層非形成領域に及ぼす感光体ドラ
ムの力が弱くなるので、摺擦抵抗を低減して、負荷トル
クを低減するとともに変動をなくすことができる。
【0101】また本発明によれば、トナー層非形成領域
の現像ローラを露出し、特別な部材などは何ら形成しな
いようにして、トナー層非形成領域と感光体ドラムとを
簡単に非接触またはほぼ非接触に構成できる。
【0102】また本発明によれば、トナー層形成領域と
トナー層非形成領域との間の段差によって、トナー層非
形成領域と感光体ドラムとを非接触またはほぼ非接触に
構成できる。
【0103】また本発明によれば、前記段差は感光体ド
ラムへの接触による現像ローラの変形量よりも大きくし
たので、トナー層非形成領域と感光体ドラムとを確実に
非接触またはほぼ非接触に構成できる。
【0104】また本発明によれば、現像ローラのトナー
層非形成領域を中心部から端部に向かって連続的に傾斜
するテーパ状に形成して、トナー層非形成領域と感光体
ドラムとを非接触またはほぼ非接触に構成できる。
【0105】また本発明によれば、トナーシール部材に
よってトナーの流出を防ぐことができる。このようなト
ナーシール部材は発泡弾性材料を含んで構成されるの
で、現像ローラの両端部の形状変化に追随し、高いシー
ル性を維持することができる。また、トナーシール部材
は感光体ドラム側で現像ローラのトナー層非形成領域に
当接するので、装置の小型化が図れる。
【0106】また本発明によれば、トナー層非形成領域
をトナー層厚規制部材と非接触に構成したので、トナー
層厚規制部材に印加されるバイアス電圧が現像ローラに
リークすることを防止して、現像ローラの発熱を防ぐこ
とができる。したがって、熱による現像ローラの変質、
現像ローラ上でのトナーの凝集および融着、およびトナ
ー層厚規制部材へのトナーの融着を防ぐことができ、現
像ローラ上にトナー層を安定的に形成することができ
る。これによって、高画質な画像形成のための現像が可
能となる。
【0107】また本発明によれば、現像ローラのトナー
層非形成領域の外径をトナー層形成領域の外径よりも小
さくすることによって、現像ローラのトナー層非形成領
域とトナー層厚規制部材とが完全に非接触とならなくて
も、前記トナー層非形成領域とトナー層厚規制部材との
あたりが弱くなるので、トナー層厚規制部材のバイアス
電圧の現像ローラへのリークを防止することができる。
【0108】また本発明によれば、トナー層形成領域と
トナー層非形成領域との間の段差によって、現像ローラ
のトナー層非形成領域とトナー層厚規制部材とを非接触
に構成でき、トナー層厚規制部材のバイアス電圧の現像
ローラへのリークを防止することができる。
【0109】また本発明によれば、現像ローラのトナー
層非形成領域の中心部から端部に向かう連続的に傾斜す
るテーパ状部によって、現像ローラのトナー層非形成領
域とトナー層厚規制部材とを非接触またはほぼ非接触に
構成でき、トナー層厚規制部材のバイアス電圧の現像ロ
ーラへのリークを防止することができる。
【0110】また本発明によれば、トナー層厚規制部材
の折曲げ部によって、現像ローラのトナー層非形成領域
とトナー層厚規制部材とを非接触またはほぼ非接触に構
成でき、トナー層厚規制部材のバイアス電圧の現像ロー
ラへのリークを防止することができる。
【0111】また本発明によれば、トナー層厚規制部材
の切欠き部によって、現像ローラのトナー層非形成領域
とトナー層厚規制部材とを非接触またはほぼ非接触に構
成でき、トナー層厚規制部材のバイアス電圧の現像ロー
ラへのリークを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である現像装置1aを示す
断面図である。
【図2】図2(A)は現像ローラ3aを示す平面図であ
り、図2(B)は現像ローラ3bを示す平面図である。
【図3】現像ローラ3aと感光体ドラム2とを拡大して
示す平面図である。
【図4】現像ローラ3aとトナー層厚規制部材10とを
拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態である現像装置1bを示
す図であり、図5(A)は断面図であり、図5(B)は
断面斜視図である。
【図6】図6(A)は現像ローラ3aとトナーシール部
材17とを示す平面図であり、図6(B)は現像ローラ
3bとトナーシール部材17とを示す平面図である。
【図7】接触深さδと摺動トルク増加量との関係を示す
グラフである。
【図8】図8(A)はトナー供給ローラなどの静的電気
抵抗の測定装置を示す正面図であり、図8(B)は側面
図である。
【図9】図9(A)は現像ローラの静的および動的電気
抵抗の測定装置を示す平面図であり、図9(B)は側面
図である。
【図10】現像ローラ3cとトナー層厚規制部材10と
を拡大して示す斜視図である。
【図11】図11(A)は折曲げ部10aを有するトナ
ー層厚規制部材10を示す側面図であり、図11(B)
は平面図である。
【図12】現像ローラ3cとトナー層厚規制部材10と
を拡大して示す斜視図である。
【図13】切欠き部10ba,110bb,10bcを
それぞれ有するトナー層厚規制部材10を示す平面図で
ある。
【図14】従来技術の現像装置を示す図であり、図14
(A)は斜視図であり、図14(B)は現像ローラ62
と感光体ドラム66とを示す平面図であり、図14
(C)は現像ローラ62を示す平面図である。
【符号の説明】
1a,1b 現像装置 2 感光体ドラム 3,3a,3b,3c 現像ローラ 6 トナーホッパ 7 トナー 10 トナー層厚規制部材 10a 折曲げ部 10b,10ba,10bb,10bc 切欠き部 15 トナー層 17 トナーシール部材 21 トナー層形成領域 22 トナー層非形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 酒井 孝司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 石井 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持して回転可能な感光体ド
    ラムと、1成分トナーを担持して回転可能な導電性およ
    び弾性を有する現像ローラとを備え、現像ローラを感光
    体ドラムに相対的に回転速度差を設けて接触させ、静電
    潜像を現像して可視像化する現像装置において、 前記現像ローラのトナー層非形成領域と感光体ドラムと
    を非接触としたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像を担持して回転可能な感光体ド
    ラムと、1成分トナーを担持して回転可能な導電性およ
    び弾性を有する現像ローラとを備え、現像ローラを感光
    体ドラムに相対的に回転速度差を設けて接触させ、静電
    潜像を現像して可視像化する現像装置において、 前記現像ローラのトナー層非形成領域の外径はトナー層
    形成領域の外径よりも小さいことを特徴とする現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記トナー層非形成領域において現像ロ
    ーラ表面は露出し、該表面と感光体ドラムとが直接対向
    していることを特徴とする請求項1または2記載の現像
    装置。
  4. 【請求項4】 前記現像ローラのトナー層形成領域とト
    ナー層非形成領域との間に現像ローラの感光体ドラムへ
    の接触深さ以上の段差を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記段差は現像ローラの感光体ドラムへ
    の接触による当該現像ローラの変形量よりも大きいこと
    を特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー層非形成領域において現像ロ
    ーラの外径は中心部から端部に向かって連続的に小さく
    なっていることを特徴とする請求項1または2記載の現
    像装置。
  7. 【請求項7】 発泡弾性材料を含んで構成され、前記現
    像ローラのトナー層非形成領域に感光体ドラムとは反対
    側から当接してトナー層の流出を防ぐトナーシール部材
    を含むことを特徴とする請求項1または2記載の現像装
    置。
  8. 【請求項8】 静電潜像を担持して回転可能な感光体ド
    ラムと、1成分トナーを担持して回転可能な導電性およ
    び弾性を有する現像ローラと、現像ローラのトナー層形
    成領域幅よりも大きい幅を有し、導電性および弾性を有
    するトナー層厚規制部材とを備え、前記トナー層厚規制
    部材の自由端部近傍の腹部を現像ローラに当接して該現
    像ローラを押圧するとともに前記トナー層厚規制部材に
    バイアス電圧を印加することによって、現像ローラ上の
    トナー層を所定の電荷量に帯電しかつ所定の厚さに形成
    し、所定電荷量および所定膜厚のトナー層を有する前記
    現像ローラを感光体ドラムに相対的に速度差を設けて接
    触させることによって、静電潜像を現像して可視像化す
    る現像装置において、 前記現像ローラのトナー層非形成領域と、前記トナー層
    厚規制部材とを非接触としたことを特徴とする現像装
    置。
  9. 【請求項9】 静電潜像を担持して回転可能な感光体ド
    ラムと、1成分トナーを担持して回転可能な導電性およ
    び弾性を有する現像ローラと、現像ローラのトナー層形
    成領域の幅よりも大きい幅を有し、導電性および弾性を
    有するトナー層厚規制部材とを備え、前記トナー層厚規
    制部材の自由端部近傍の腹部を現像ローラに当接して該
    現像ローラを押圧するとともに前記トナー層厚規制部材
    にバイアス電圧を印加することによって、現像ローラ上
    のトナー層を所定の電荷量に帯電しかつ所定の厚さに形
    成し、所定電荷量および所定膜厚のトナー層を有する前
    記現像ローラを感光体ドラムに相対的に速度差を設けて
    接触させることによって、静電潜像を現像して可視像化
    する現像装置において、 前記現像ローラのトナー層非形成領域の外径は、トナー
    層形成領域の外径よりも小さいことを特徴とする現像装
    置。
  10. 【請求項10】 前記現像ローラのトナー層形成領域と
    トナー層非形成領域との間に段差を設けたことを特徴と
    する請求項8または9記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 前記トナー層非形成領域において現像
    ローラの外径は中心部から端部に向かって連続的に小さ
    くなっていることを特徴とする請求項8または9記載の
    現像装置。
  12. 【請求項12】 前記トナー層厚規制部材は折曲げ部を
    有し、前記折曲げ部は、現像ローラのトナー層非形成領
    域に対向する自由先端部に設けられ、現像ローラとは反
    対方向に折曲げられていることを特徴とする請求項8記
    載の現像装置。
  13. 【請求項13】 前記トナー層厚規制部材は切欠き部を
    有し、前記切欠き部は、現像ローラのトナー層非形成領
    域に対向する自由先端部に設けられていることを特徴と
    する請求項8記載の現像装置。
JP26680898A 1998-03-25 1998-09-21 現像装置 Pending JPH11338256A (ja)

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JP10-77896 1998-03-25
JP7789698 1998-03-25
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121960A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 現像装置
JP2007292876A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Brother Ind Ltd 現像装置、像担持体装置および画像形成装置
CN100410819C (zh) * 2003-09-29 2008-08-13 富士施乐株式会社 显影辊和成像装置
KR101066131B1 (ko) * 2007-02-21 2011-09-20 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 현상 장치
JP2015011196A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社リコー 現像装置、および画像形成装置
JP2015118206A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置

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