JPH1133878A - Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH1133878A
JPH1133878A JP21244497A JP21244497A JPH1133878A JP H1133878 A JPH1133878 A JP H1133878A JP 21244497 A JP21244497 A JP 21244497A JP 21244497 A JP21244497 A JP 21244497A JP H1133878 A JPH1133878 A JP H1133878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
interruption
pallet
program
machine tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21244497A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Matsumoto
敬一 松本
Hisashi Morimoto
壽 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP21244497A priority Critical patent/JPH1133878A/ja
Publication of JPH1133878A publication Critical patent/JPH1133878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】APCを備えたNC工作機械において、中断し
た工作物の加工再開を自動的に行うことのできる加工ス
ケジュール制御方法を提供する。 【構成】自動パレット交換装置を有し、NC加工プログ
ラム151により制御されるNC工作機械において、予
め、NC加工プログラム中の中断可能個所に、中断要求
があるか否かを判別する中断判別命令を挿入しておき、
複数のパレット3,4のそれぞれに対応するスケジュー
ル管理データを記憶し、前記中断判別命令により中断要
求があることを判別した場合は、中断要求がなされたパ
レットに対応するスケジュール管理データ152とし
て、少なくともNC加工プログラムの再開位置、加工中
断状態であることを示す中断フラグとを記憶して加工を
中断し、前記スケジュール管理データにより加工中断状
態のパレットの加工を再開位置から自動的に再開するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC(数値制御)
装置によって制御され自動パレット交換装置(APC)
を有するNC工作機械において、加工中断後の加工再開
を自動的に行うことを可能とする加工スケジュール制御
方法およびその方法を実施するためのNC装置ならびに
NC工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録
した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作物を取り付けた複数のパレットを自
動的に交換する自動パレット交換装置を備えたNC工作
機械においては、複数のパレットの工作物に対する加工
が連続的に行えるため、工作機械の稼働率が向上する。
しかし、このような自動連続加工においては、緊急の加
工を要する工作物が生じた場合でも、現在加工中の工作
物の加工が終了するまで緊急の工作物の加工を自動的に
開始することはできなかった。一方、工作物の中には加
工に数時間かかるような長時間加工を行うものもあり、
緊急の工作物への対応が遅くなる。
【0003】このような場合、手動で現在加工中の工作
物の加工を中断し、緊急の工作物のパレットに交換して
割り込み加工を行うことは可能である。しかし、中断し
た加工を再開させるには、作業者が中断した工作物のN
C加工プログラムの中断位置を記録しておき、加工再開
時にNC装置の操作盤からNC加工プログラムの加工開
始位置を指定する等の作業が必要であった。すなわち、
割り込み加工の後に、中断した工作物の加工再開を自動
的に実行することはできなかった。割り込み加工を行っ
た工作物の加工終了が無人時間帯に入ってしまうと、作
業者が出てくるまでNC工作機械は非稼働状態となる。
したがって、割り込み加工を行うとNC工作機械の稼働
率が大幅に低下していた。
【0004】NC工作機械において加工中断の後、自動
的に加工再開することについては、特開平5−1620
47号公報、実開平7−17458号公報等に記載され
ているような技術が公知である。特開平5−16204
7号公報には、アラームや非常停止によって加工が中断
された場合、行程完了段階を状態記憶手段に記憶してお
き、加工再開時には完了した行程の次から開始するとい
うことが記載されている。また、実開平7−17458
号公報には、パンチプレス等の板材加工機のスケジュー
ル運転時において、割り込み指令により搬送装置に把持
中の素材ワークを元の供給位置に戻し、割り込み加工の
終了後に、元のスケジュール運転を再開することが記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−1
62047号公報に記載された技術は自動パレット交換
装置を備えたNC工作機械に関するものではなく、割り
込み加工を考慮したものではないため、自動パレット交
換装置を備えたNC工作機械にそのまま適用することは
できない。また、実開平7−17458号公報に記載さ
れた技術は、工作物がそれぞれパレットに取り付けられ
て工作機械の加工位置に位置決めされるものではないた
め、やはり本発明の前提である自動パレット交換装置を
備えたNC工作機械に対してそのまま適用することはで
きない。このように自動パレット交換装置を備えたNC
工作機械において、割り込み加工の後に、中断した工作
物の加工再開を自動的に行うことはできなかった。
【0006】そこで、本発明は、自動パレット交換装置
を備えたNC工作機械において、割り込み加工の後に、
中断した工作物の加工再開を自動的に行うことのできる
加工スケジュール制御方法およびその方法を実施するた
めのNC装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のNC工作機械の加工スケジュール制御方法
は、自動パレット交換装置を有し、NC加工プログラム
により制御されるNC工作機械において、予め、NC加
工プログラム中の中断可能個所に、中断要求があるか否
かを判別する中断判別命令を挿入しておき、複数のパレ
ットのそれぞれに対応するスケジュール管理データを記
憶し、前記中断判別命令により中断要求があることを判
別した場合は、中断要求がなされたパレットに対応する
スケジュール管理データとして、少なくともNC加工プ
ログラムの再開位置、加工中断状態であることを示す中
断フラグとを記憶して加工を中断し、中断要求の原因と
なった中断事象が終了したときに、前記スケジュール管
理データにより、加工中断状態のパレットの加工を再開
位置から自動的に再開するものである。
【0008】また、上記のNC工作機械における加工ス
ケジュール制御方法において、作業者が中断要求手段を
操作することにより中断要求フラグをセットし、前記中
断判別命令は前記中断要求フラグがセット状態であるか
否かを判別するものであることが好ましい。
【0009】また、上記のNC工作機械における加工ス
ケジュール制御方法において、前記スケジュール管理デ
ータは、前記パレットを識別するための識別データとこ
のパレット上の工作物を加工するためのNC加工プログ
ラムのプログラム番号とを含むものであることが好まし
い。
【0010】また、本発明のNC装置は、自動パレット
交換装置を有するNC工作機械をNC加工プログラムに
より制御するNC装置であって、予め、中断可能個所に
中断要求があるか否かを判別する中断判別命令を挿入さ
れたNC加工プログラムを記憶するNC加工プログラム
記憶手段と、複数のパレットのそれぞれに対応するスケ
ジュール管理データを記憶するスケジュール管理データ
記憶手段と、前記中断判別命令により中断要求があるこ
とを判別した場合は、中断要求がなされたパレットに対
応するスケジュール管理データとして、少なくともNC
加工プログラムの再開位置、加工中断状態であることを
示す中断フラグを記憶して加工を中断し、中断要求の原
因となった中断事象が終了したときに、前記スケジュー
ル管理データにより、加工中断状態のパレットの加工を
再開位置から自動的に再開するスケジュール制御手段と
を有する。
【0011】また、上記のNC装置において、中断要求
手段を有し、前記スケジュール制御手段は、作業者が中
断要求手段を操作することにより中断要求フラグをセッ
トし、前記中断判別命令は前記中断要求フラグがセット
状態であるか否かを判別するものであることが好まし
い。
【0012】また、上記のNC装置において、前記スケ
ジュール管理データは、前記パレットを識別するための
識別データとこのパレット上の工作物を加工するための
NC加工プログラムのプログラム番号とを含むものであ
ることが好ましい。
【0013】また、本発明のNC工作機械の加工スケジ
ュール制御プログラムを記録した記録媒体は、自動パレ
ット交換装置を有するNC工作機械をNC加工プログラ
ムにより制御するNC装置に、予め、NC加工プログラ
ム中の中断可能個所に、中断要求があるか否かを判別す
る中断判別命令を挿入したNC加工プログラムを記憶す
る手順と、複数のパレットのそれぞれに対応するスケジ
ュール管理データを記憶する手順と、前記中断判別命令
により中断要求があることを判別した場合は、中断要求
がなされたパレットに対応するスケジュール管理データ
として、少なくともNC加工プログラムの再開位置、加
工中断状態であることを示す中断フラグとを記憶して加
工を中断する手順と、中断要求の原因となった中断事象
が終了したときに、前記スケジュール管理データによ
り、加工中断状態のパレットの加工を再開位置から自動
的に再開する手順とを実行させるプログラムを記録した
ものである。
【0014】また、上記のNC工作機械の加工スケジュ
ール制御プログラムを記録した記録媒体において、前記
NC装置は中断要求手段を有し、前記NC工作機械の加
工スケジュール制御プログラムは、作業者が中断要求手
段を操作したことを監視して、中断要求フラグをセット
する手順を前記NC装置に実行させる部分プログラムを
有し、前記中断判別命令は前記中断要求フラグがセット
状態であるか否かを判別するものであることが好まし
い。
【0015】また、上記のNC工作機械の加工スケジュ
ール制御プログラムを記録した記録媒体において、前記
スケジュール管理データは、前記パレットを識別するた
めの識別データとこのパレット上の工作物を加工するた
めのNC加工プログラムのプログラム番号とを含むもの
であることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明のNC(数値制
御)装置1の構成を示す図である。NC装置1として
は、NC専用機や、個人用小型コンピュータ(以下、パ
ソコンという)の拡張スロットにサーボモータの制御、
シーケンス制御等を行うNCボードを装備して数値制御
機能とパソコン機能とを有するいわゆるパソコンNC装
置が使用できる。NC装置1には、種々のデータ処理を
行う情報処理手段としてのCPU10が設けられてお
り、CPU10にはバス11を介して主記憶装置として
ROM14およびRAM15が接続されている。
【0017】CPU10は、ROM14に記憶されてい
るシステムプログラムおよびデータと、RAM15にロ
ード(メモリ中に読み込むこと)されたプログラムおよ
びデータに従って動作する。このようなプログラムとし
て、基本プログラムであるOS(オペレーティング・シ
ステム)やNC装置1としてのパソコンにNC装置とし
ての機能を実現させるNC機能プログラム、表示手段1
2に対して文字や図形の表示を行う表示制御プログラ
ム、複数のパレットの加工順序等を制御するスケジュー
ル制御プログラム153等がRAM15にロードされて
いる。また、RAM15には、各パレット毎に記憶する
スケジュール制御のためのデータすなわちスケジュール
管理データ152が記憶されている。
【0018】また、CPU10にはバス11を介して補
助記憶装置として固定ディスク装置16が接続されてい
る。固定ディスク装置16からRAM15にCPU10
によって実行されるべき種々のプログラム等がロードさ
れる。それとともに固定ディスク装置16にはNC工作
機械に所望の加工を実行させるNC加工プログラムが記
憶されている。固定ディスク装置16から、加工を実行
する工作物に対応するNC加工プログラム151がRA
M15にロードされている。
【0019】CPU10にはバス11を介して入出力機
器が接続されている。入出力機器としては、文字および
図形を表示する表示手段12、作業者がデータを入力す
るための入力手段13がインターフェース回路を介して
バス11に接続されている。表示手段12としてはCR
T、EL表示パネルや液晶ディスプレイ等が使用でき、
入力手段13としてはキーボード、表示手段と一体に組
み合わせたタッチパネル等が使用できる。
【0020】NC装置1には、インターフェース21
3、アンプ212を介してNC工作機械の主軸モータ2
1が接続されている。主軸モータ21の回転数は検出器
211を介してアンプ212にフィードバックされ、所
定の回転数が維持される。さらにNC装置1には、位置
決め装置223、アンプ222を介してNC工作機械の
X軸モータ22が接続されている。検出器221の検出
信号はアンプ222、位置決め装置223にフィードバ
ックされ、X軸方向での工具と工作物との相対的な位置
決め動作が行われる。Y軸モータ23、Z軸モータ24
も同様にアンプ232,242、位置決め装置233,
243、検出器231,241を介してNC装置1に接
続されている。
【0021】NC装置1には、入出力インターフェース
17を介して中断要求スイッチ18が接続されている。
ある工作物の加工中に、別の緊急に加工を要する工作物
が発生したような場合、作業者が中断要求スイッチ18
をオンにすると、RAM15内部の中断要求フラグがセ
ットされ、その後の中断可能な状態において現在加工中
の工作物の加工を中断し、緊急の工作物の割り込み加工
を行う。
【0022】NC工作機械の加工位置には、自動パレッ
ト交換装置によって複数のパレット3,4…のいずれか
が搬入される。この自動パレット交換装置は、ロータリ
型、パラレル型の自動パレット交換装置だけでなく、そ
の他の任意のパレットの搬出入装置を含むものである。
すなわち、搬送台車、パレットローダ等と呼ばれるパレ
ット搬送手段でパレット交換が行えるようにしたもので
もよい。
【0023】また、操作盤50(または準備位置操作
盤)には、Aパレット3(またはパレット上の取付治
具)への工作物の取り外し、取り付けが完了したときす
なわち未加工の工作物への段取り替えが完了したときに
作業者が押す脱着完了スイッチ31、脱着完了スイッチ
31の押下により点灯する脱着完了ランプ32、Aパレ
ット3上の工作物の加工が中断状態の場合に点灯する中
断ランプ33が設置されている。操作盤50にはBパレ
ット4用として同様の脱着完了スイッチ41、脱着完了
ランプ42、中断ランプ43が設置されている。
【0024】中断要求スイッチ18、脱着完了スイッチ
31,41、脱着完了ランプ32,42、中断ランプ3
3,43は、図示しないPLC(プログラマブル・ロジ
ック・コントロール)を介して接続され、PLCを介し
て制御されるようにしてもよい。また、脱着完了スイッ
チはパレットの個数分あってもよいが、個数分なく1つ
であってもよい。すなわち、脱着完了スイッチを押すと
段取り位置にあるパレットの段取り替えが完了したこと
にすればよい。さらに、中断ランプ、脱着完了ランプは
必ずしもなくてよい。中断ランプ、脱着完了ランプの代
わりに、中断状態であるか否か、脱着完了状態であるか
否か等を表示手段に一覧表等にして表示すればよい。た
だし、作業者が中断要求スイッチ18、脱着完了スイッ
チ31を正常に操作したことを、表示画面を見なくても
分かるようにする目的で1つだけ設けてもよい。
【0025】NC装置1は、脱着完了スイッチ31,4
1の状態を入出力インターフェース17を介して読み取
ることができ、また、脱着完了ランプ32,42、中断
ランプ33,43の点灯、消灯を入出力インターフェー
ス17を介して制御することができる。例えば、Aパレ
ット3上の加工済みの工作物を取り外し、Aパレット3
に未加工の工作物の取り付けが完了すると、作業者は操
作盤50の脱着完了スイッチ31を押す。NC装置1は
Aパレット3の脱着完了スイッチ31がオンになったこ
とを読み取り、スケジュール管理データ152のAパレ
ット3に対応する脱着完了フラグをセットするとともに
脱着完了ランプ32を点灯させる。
【0026】NC装置1は、RAM15中のNC加工プ
ログラム151に従って工作機械の主軸モータ21、X
軸モータ22、Y軸モータ23、Z軸モータ24等を駆
動制御し、工作機械の各可動部の駆動および位置決め制
御を行う。また、図示を省略した入出力インターフェー
ス、PLC等を介して自動工具交換装置(ATC)、自
動パレット交換装置(APC)、刃物台等の可動体をシ
ーケンス制御するために、各機器に対して入出力を行
う。
【0027】図2は、スケジュール管理データ152の
データ構造を示す図である。スケジュール管理データ1
52はRAM15中に記憶されたデータ構造体であり、
図2に示すように、複数のパレットのそれぞれに対応し
たデータ領域が設けられている。例えば、Aパレット3
に対して、Aパレット3上の工作物の加工を行うNC加
工プログラムのプログラム番号(先頭のO(オー)に続
く4桁の番号)と、加工を中断中の場合の再開位置(先
頭のNに続く3桁のシーケンス番号)と、中断フラグ
と、脱着完了フラグとを記憶している。
【0028】パレットが、Aパレット、Bパレットの2
個の場合であれば、2行分のデータ領域が設けられる。
そして、作業者は、スケジュール管理データとして、予
めそれぞれのパレットを識別するための識別データ(パ
レットのID、パレット番号等)に対してNC加工プロ
グラムのプログラム番号を設定、記憶させておき、スケ
ジュール運転を開始する。なお、この実施の形態では識
別データとしてAパレット、Bパレットで説明を行って
いるが、1番のパレット、2番のパレットのようにパレ
ット番号を識別データとしてもよい。
【0029】図2では、Aパレット3は、加工を中断中
で、NC加工プログラムのプログラム番号は「O100
0」、再開位置は「N002」であることを示してい
る。また、Bパレット4は、脱着完了状態で、NC加工
プログラムのプログラム番号は「O2000」であるこ
とを示している。他にもパレットがあれば、パレットの
数だけこれらのデータ領域が設けられ、それぞれのパレ
ット毎にプログラム番号、再開位置、中断フラグ、脱着
フラグの各データが記憶される。
【0030】図3は、NC加工プログラムの例を示す図
である。左側がNC加工プログラム、右側がその説明で
ある。1行目の「O1000」は、プログラム番号であ
る。次の「M102」は、パレット搬入を指示する命令
であり、自動パレット交換装置によって、このNC加工
プログラムを起動したパレットを加工位置に搬入する。
次の「N001」はシーケンス番号であり、以下に最初
の工具による加工を行うためのNC命令が記述されてい
る。
【0031】次の「N002M101」は、「N00
2」がシーケンス番号であり、「M101」が加工中断
の要求があるか否かを判別する中断判別命令である。中
断判別命令は、加工を中断しても加工精度に影響がない
中断可能個所に挿入される。中断可能個所としては、工
具交換命令の直前等がある。この場合も、最初の工具に
よる加工が終了して、次の工具に交換する直前の位置に
ある。次の「T03M06」は、工具コード3の工具に
工具交換するNC命令である。その下に工具コード3の
工具による加工を行うためのNC命令が記述されてい
る。
【0032】工具コード3の工具による加工が終了する
位置には、シーケンス番号と中断判別命令「N003M
101」が挿入されている。このように、常にシーケン
ス番号と中断判別命令とを対にして挿入することによ
り、中断要求があった場合の再開位置として直前のシー
ケンス番号を記憶すればよい。最後の「M30」はエン
ド・オブ・テープであり、NC加工プログラムの終了を
示すものである。
【0033】図4は、中断判別命令の処理を表すフロー
チャートである。図3のようなNC加工プログラムを1
ブロックずつ実行していく際に、中断判別命令「M10
1」があると、この処理が呼び出される。最初の判断3
01では、中断要求フラグがセット状態(「1」の状
態)であるか否かを判断する。中断要求フラグは、RA
M15中に設けられる記憶領域であり、中断要求スイッ
チ18がオンになるとセットされる(「1」の状態にさ
れる)。中断要求フラグがセット状態であれば、次の処
理302に進み、リセット状態(「0」の状態)であれ
ば、何もせずに呼び出し元に戻る。
【0034】処理302では、現在加工中のパレットに
対応する中断フラグを「1」にセットし、加工を中断す
る。次の処理303では、加工を中断したパレットに対
応する再開位置のデータ領域に直前のシーケンス番号を
記憶する。次の処理304では、中断要求フラグをリセ
ットし(「0」状態とし)、現在加工中のNC加工プロ
グラムを打ち切る処理(処理305)を行い、次に呼び
出し元に戻る。そして、加工を中断された工作物は一時
的に終了状態となり、緊急の加工が必要な他の工作物と
交換され、割り込み加工が行われる。
【0035】例えば、Aパレット3の工作物の加工を図
3のNC加工プログラムにより実行中に、「N001」
と「N002M101」の間で作業者により中断要求ス
イッチ18が押されたとする。すぐに中断要求フラグが
セットされる。最初の工具による加工が終了して、「N
002M101」の中断判別命令を実行すると、図2の
ように、Aパレット3に対応する中断フラグがセットさ
れ、再開位置に直前のシーケンス番号である「N00
2」が記憶される。そしてAパレット3の加工は中断さ
れ、緊急の工作物が取り付けられたBパレット4と交換
されて割り込み加工が行われる。また、中断フラグがセ
ットされると中断ランプ33も点灯され、作業者が加工
中断状態のパレットを容易に識別できるようになってい
る。
【0036】図5は、スケジュール制御プログラム15
3の処理を表すフローチャートである。まず判断401
において、待機位置にあるパレットの中に、中断パレッ
トすなわち中断フラグがセットされたパレット(加工中
断状態のパレット)があるか否かを検索し判断する。中
断パレットが見つかれば処理402に進み、見つからな
ければ判断407に進む。処理402では、検索された
パレットを加工位置に搬入する。次に処理403で、そ
のパレットに対応するNC加工プログラムを起動する。
その際、再開位置に記憶されたシーケンス番号から実行
を開始する。
【0037】次に処理404で、そのパレットに対応す
る中断フラグをリセットする。次に処理405で、NC
加工プログラムを再開位置から1ブロックずつ実行し、
加工を実行する。最初に再開位置の中断判別命令を実行
するが、中断要求フラグはリセットされているため中断
判別命令は何も行わない。また、NC加工プログラムの
1ブロックずつの実行と並列して、中断要求スイッチ1
8の状態を監視し、中断要求スイッチ18がオンになれ
ば中断要求フラグをセットする。実行するブロックに中
断判別命令が含まれていれば、図4の中断判別命令の処
理が呼び出される。
【0038】次に判断406において、加工が終了した
か否かを判断する。加工終了とは、NC加工プログラム
が終了するか、または、加工が中断された場合である。
加工終了でなければ処理405に戻りNC加工プログラ
ムを1ブロックずつ実行して加工を継続し、加工終了で
あれば最初の判断401に戻り次の加工を行うパレット
を検索する。
【0039】判断401で中断パレットがない場合は、
判断407に進み、待機位置にあるパレットの中に、脱
着完了パレットすなわち脱着完了フラグがセットされた
パレット(工作物の脱着が完了したパレット)があるか
否かを検索し判断する。脱着完了パレットが見つかれば
処理408に進み、見つからなければ判断401に戻
る。処理408では、そのパレットに対応するNC加工
プログラムを先頭から起動する。
【0040】次に処理409で、そのパレットに対応す
る脱着完了フラグをリセットする。そして処理405に
進み、前述のようにNC加工プログラムの1ブロックず
つの実行と並列して、中断要求スイッチ18の状態を監
視を行う。NC加工プログラムの先頭には、図3のよう
にパレット搬入命令があるので、まずパレットが加工位
置に搬入される。そして加工を継続し、前述のように加
工が終了すれば判断401に戻る。
【0041】このようなスケジュール制御を行うことに
より、例えば、Aパレット3の工作物の加工中に加工を
中断し、緊急の工作物が取り付けられたBパレット4の
割り込み加工を行っても、割り込み加工が終了した時点
で中断していたAパレット3の加工を再開位置から自動
的に再開できる。すなわち、割り込み加工を行っても、
その後の自動運転をそのまま継続することができる。し
たがって、割り込み加工を行っても工作機械の稼働率を
低下させることがない。
【0042】また、複数のパレットのそれぞれに対応し
て、再開位置、中断フラグを記憶するようにしたので、
割り込み加工中にさらに中断要求を行ったりして、複数
の加工中断状態のパレットができたとしても、全ての加
工中断状態のパレットの加工を自動的に再開することが
できる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0044】ある工作物の加工中に加工を中断し、緊急
の他の工作物の割り込み加工を行っても、割り込み加工
が終了した時点で中断していた工作物の加工を再開位置
から自動的に再開できる。すなわち、割り込み加工を行
った後でも自動運転をそのまま継続することができ、割
り込み加工により工作機械の稼働率を低下させることが
ない。また、複数のパレットのそれぞれに対応して、再
開位置、中断フラグを記憶するようにしたので、割り込
み加工中にさらに中断要求を行ったりして、複数の加工
中断状態のパレットができたとしても、全ての加工中断
状態のパレットの加工を自動的に再開することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のNC装置の構成を示す図であ
る。
【図2】図2は、スケジュール管理データ領域のデータ
構造を示す図である。
【図3】図3は、NC加工プログラムの例を示す図であ
る。
【図4】図4は、中断判別命令の処理を表すフローチャ
ートである。
【図5】図5は、スケジュール制御プログラムの処理を
表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…NC装置 3…Aパレット 4…Bパレット 10…CPU 11…バス 12…表示手段 13…入力手段 14…ROM 15…RAM 16…固定ディスク装置 17…入出力インターフェース 18…中断要求スイッチ 21…主軸モータ 22…X軸モータ 23…Y軸モータ 24…Y軸モータ 31,41…脱着完了スイッチ 32,42…脱着完了ランプ 33,43…中断ランプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動パレット交換装置を有し、NC加工プ
    ログラム(151)により制御されるNC工作機械にお
    いて、 予め、NC加工プログラム(151)中の中断可能個所
    に、中断要求があるか否かを判別する中断判別命令を挿
    入しておき、 複数のパレット(3,4)のそれぞれに対応するスケジ
    ュール管理データ(152)を記憶し、 前記中断判別命令により中断要求があることを判別した
    場合は、中断要求がなされたパレットに対応するスケジ
    ュール管理データとして、少なくともNC加工プログラ
    ムの再開位置、加工中断状態であることを示す中断フラ
    グとを記憶して加工を中断し、 中断要求の原因となった中断事象が終了したときに、前
    記スケジュール管理データにより、加工中断状態のパレ
    ットの加工を再開位置から自動的に再開するNC工作機
    械の加工スケジュール制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したNC工作機械における
    加工スケジュール制御方法において、 作業者が中断要求手段を操作することにより中断要求フ
    ラグをセットし、 前記中断判別命令は前記中断要求フラグがセット状態で
    あるか否かを判別するものであるNC工作機械の加工ス
    ケジュール制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載したNC工作機械における
    加工スケジュール制御方法において、 前記スケジュール管理データ(152)は、前記パレッ
    トを識別するための識別データとこのパレット上の工作
    物を加工するためのNC加工プログラムのプログラム番
    号とを含むものであるNC工作機械の加工スケジュール
    制御方法。
  4. 【請求項4】自動パレット交換装置を有するNC工作機
    械をNC加工プログラムにより制御するNC装置(1)
    であって、 予め、中断可能個所に中断要求があるか否かを判別する
    中断判別命令を挿入されたNC加工プログラム(15
    1)を記憶するNC加工プログラム記憶手段(15)
    と、 複数のパレット(3,4)のそれぞれに対応するスケジ
    ュール管理データ(152)を記憶するスケジュール管
    理データ記憶手段(15)と、 前記中断判別命令により中断要求があることを判別した
    場合は、中断要求がなされたパレットに対応するスケジ
    ュール管理データ(152)として、少なくともNC加
    工プログラムの再開位置、加工中断状態であることを示
    す中断フラグを記憶して加工を中断し、中断要求の原因
    となった中断事象が終了したときに、前記スケジュール
    管理データにより、加工中断状態のパレットの加工を再
    開位置から自動的に再開するスケジュール制御手段(1
    53)とを有するNC装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載したNC装置であって、 中断要求手段(18)を有し、 前記スケジュール制御手段(153)は、作業者が中断
    要求手段(18)を操作することにより中断要求フラグ
    をセットし、 前記中断判別命令は前記中断要求フラグがセット状態で
    あるか否かを判別するものであるNC装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載したNC装置であって、 前記スケジュール管理データ(152)は、前記パレッ
    トを識別するための識別データとこのパレット上の工作
    物を加工するためのNC加工プログラムのプログラム番
    号とを含むものであるNC装置。
  7. 【請求項7】自動パレット交換装置を有するNC工作機
    械をNC加工プログラムにより制御するNC装置(1)
    に、 予め、NC加工プログラム(151)中の中断可能個所
    に、中断要求があるか否かを判別する中断判別命令を挿
    入したNC加工プログラム(151)を記憶する手順
    と、 複数のパレット(3,4)のそれぞれに対応するスケジ
    ュール管理データ(152)を記憶する手順と、 前記中断判別命令により中断要求があることを判別した
    場合は、中断要求がなされたパレットに対応するスケジ
    ュール管理データとして、少なくともNC加工プログラ
    ムの再開位置、加工中断状態であることを示す中断フラ
    グとを記憶して加工を中断する手順と、 中断要求の原因となった中断事象が終了したときに、前
    記スケジュール管理データにより、加工中断状態のパレ
    ットの加工を再開位置から自動的に再開する手順とを実
    行させるNC工作機械の加工スケジュール制御プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項7に記載したNC工作機械の加工ス
    ケジュール制御プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記NC装置(1)は中断要求手段(18)を有し、 前記NC工作機械の加工スケジュール制御プログラム
    は、作業者が中断要求手段(18)を操作したことを監
    視して、中断要求フラグをセットする手順を前記NC装
    置(1)に実行させる部分プログラムを有し、 前記中断判別命令は前記中断要求フラグがセット状態で
    あるか否かを判別するものであるNC工作機械の加工ス
    ケジュール制御プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項7に記載したNC工作機械の加工ス
    ケジュール制御プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記スケジュール管理データ(152)は、前記パレッ
    トを識別するための識別データとこのパレット上の工作
    物を加工するためのNC加工プログラムのプログラム番
    号とを含むものであるNC工作機械の加工スケジュール
    制御プログラムを記録した記録媒体。
JP21244497A 1997-07-23 1997-07-23 Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH1133878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21244497A JPH1133878A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21244497A JPH1133878A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133878A true JPH1133878A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16622722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21244497A Pending JPH1133878A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1133878A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213241A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Fanuc Ltd 割り込み加工可能な数値制御工作機械
JP2008027261A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Sodick Co Ltd 数値制御工作機械および割込み加工方法
JP2009053801A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Fanuc Ltd プログラム再開機能を備えた数値制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213241A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Fanuc Ltd 割り込み加工可能な数値制御工作機械
JP2008027261A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Sodick Co Ltd 数値制御工作機械および割込み加工方法
JP2009053801A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Fanuc Ltd プログラム再開機能を備えた数値制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4288849A (en) Machine tool control systems
JPH0554128B2 (ja)
US4544819A (en) Wire-cut, electric discharge machining method
JP3839295B2 (ja) 設備モニタ装置
US4714999A (en) Numerical control method
US5170109A (en) Method of controlling robot in event of a power failure
EP0521164B1 (en) Method of restarting operation of punch press machine and numerically controlled device
JP2006172388A (ja) 数値制御装置
JPH01146642A (ja) 切削工具の停止制御装置
JPH1133878A (ja) Nc工作機械の加工スケジュール制御方法およびnc装置ならびにnc工作機械の加工スケジュール制御プログラムを記録した記録媒体
JPS59201747A (ja) 数値制御方式
EP1394642B1 (en) Multi-system numerical control device
JPH07152416A (ja) プログラム再開機能を備えた数値制御装置
JP3246360B2 (ja) 自動加工装置および自動加工方法
JPH02151909A (ja) 産業用機械の制御装置
JPH0651258B2 (ja) 自動復帰機能を有するnc制御装置
JP4261708B2 (ja) Nc加工装置
JP3460747B2 (ja) 数値制御装置
EP0360190A2 (en) Control device for industrial machine
JPH06738A (ja) 工具交換方法
JPS61161513A (ja) 機械加工制御装置
JPH10230328A (ja) パンチプレス機の制御方法および制御装置
JPH1034446A (ja) 放電加工装置
JP3198638B2 (ja) 複数種類の工作物を複数種類の工具により加工する工作機械
JPS6230082Y2 (ja)