JPH1133882A - 工具折損判別方法 - Google Patents
工具折損判別方法Info
- Publication number
- JPH1133882A JPH1133882A JP20378697A JP20378697A JPH1133882A JP H1133882 A JPH1133882 A JP H1133882A JP 20378697 A JP20378697 A JP 20378697A JP 20378697 A JP20378697 A JP 20378697A JP H1133882 A JPH1133882 A JP H1133882A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- sum
- time
- peak
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 工具の折損判別を、安価で精度よく行うこと
を可能にする。 【解決手段】 ワークを加工する工具による機械振動を
検出する加速度センサの振動データをフィルタを通して
高周波成分を除去し、AD変換器4を介してコンピュー
タに取り込む。この際、制御装置より出力される回転パ
ルス信号をトリガとして取り込むことによって、工具を
交換しない限り、常に同じ刃先位置(位相)で取り込み
が行われる。取り込んだ振動データは、周波数解析され
ることによって、各々の周波数成分に変換され、予め設
定した周波数範囲内の顕著なピークを取り出し、大きい
方から規定個数のピークのY方向の和を求め、Y方向の
ピーク和を加工時間順に並べると、時間と共にピーク和
は増加しているので、これがしきい値を越えたとき、も
しくは時間の経過による変化のパターンから、工具刃先
状態を推定し、工具折損時期を判定する。
を可能にする。 【解決手段】 ワークを加工する工具による機械振動を
検出する加速度センサの振動データをフィルタを通して
高周波成分を除去し、AD変換器4を介してコンピュー
タに取り込む。この際、制御装置より出力される回転パ
ルス信号をトリガとして取り込むことによって、工具を
交換しない限り、常に同じ刃先位置(位相)で取り込み
が行われる。取り込んだ振動データは、周波数解析され
ることによって、各々の周波数成分に変換され、予め設
定した周波数範囲内の顕著なピークを取り出し、大きい
方から規定個数のピークのY方向の和を求め、Y方向の
ピーク和を加工時間順に並べると、時間と共にピーク和
は増加しているので、これがしきい値を越えたとき、も
しくは時間の経過による変化のパターンから、工具刃先
状態を推定し、工具折損時期を判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば工作機械に
おいて、工具の折損を判別する方法に係わるもので、工
作機械の自動化運転時に使用する技術に関する。
おいて、工具の折損を判別する方法に係わるもので、工
作機械の自動化運転時に使用する技術に関する。
【0002】
【従来技術】切削中の工具の折損を判別する方法には、
電動機の負荷電流が示す主軸のトルク値、あるいは主軸
の加工振動の振動レベル値を取り出し、これらの値が一
定のしきい値を越えたとき工具が折損したと判断する方
法、また工具の累積使用時間で工具折損時期を判定する
方法がある。
電動機の負荷電流が示す主軸のトルク値、あるいは主軸
の加工振動の振動レベル値を取り出し、これらの値が一
定のしきい値を越えたとき工具が折損したと判断する方
法、また工具の累積使用時間で工具折損時期を判定する
方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら主軸のト
ルク値を検出する方法は、モータや動力伝達系等の比較
的慣性の大きい要素を介して切削状態を検知するため、
高い測定精度を必要とし、測定装置も高価である。また
加工振動を利用する方法は、振動波形をそのまま利用す
ることはできず、振動波形を解析して特徴を取り出し、
この値から折損時期を判定する。一例として、図4に示
すように振動波形を振動レベル値に変換し、この値が一
定のしきい値を越えたときを折損時期と判定する方法が
ある。しかし、振動レベル値は、加工条件によって
(a),(b)の如く大きく相違し、しきい値の設定が
難しく、一般にはあまり信頼性がない。
ルク値を検出する方法は、モータや動力伝達系等の比較
的慣性の大きい要素を介して切削状態を検知するため、
高い測定精度を必要とし、測定装置も高価である。また
加工振動を利用する方法は、振動波形をそのまま利用す
ることはできず、振動波形を解析して特徴を取り出し、
この値から折損時期を判定する。一例として、図4に示
すように振動波形を振動レベル値に変換し、この値が一
定のしきい値を越えたときを折損時期と判定する方法が
ある。しかし、振動レベル値は、加工条件によって
(a),(b)の如く大きく相違し、しきい値の設定が
難しく、一般にはあまり信頼性がない。
【0004】なお(a)は加工時間に対して振動レベル
値が徐々に上昇し、折損状態と振動レベル値に相関があ
ると思われる場合、(b)は加工時間に対して振動レベ
ル値が大きく変化し、折損状態と振動レベル値に相関が
ないと思われる場合であるが、共に12min近傍で折
損発生が見られる。
値が徐々に上昇し、折損状態と振動レベル値に相関があ
ると思われる場合、(b)は加工時間に対して振動レベ
ル値が大きく変化し、折損状態と振動レベル値に相関が
ないと思われる場合であるが、共に12min近傍で折
損発生が見られる。
【0005】更に工具累積使用時間による工具折損時期
を判定する方法は、使用時間と共に進行する折損に対し
ては有効であるが、偶発的に発生する折損等には対処で
きない。また安全のために、交換の累積使用時間を短く
設定するため、無駄があり、加工コストの上昇になる。
を判定する方法は、使用時間と共に進行する折損に対し
ては有効であるが、偶発的に発生する折損等には対処で
きない。また安全のために、交換の累積使用時間を短く
設定するため、無駄があり、加工コストの上昇になる。
【0006】本発明は、前述したような工具の折損判別
を、安価で精度よく行うことのできる工具折損判別方法
を提供することを目的としている。
を、安価で精度よく行うことのできる工具折損判別方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による工具折損判別方法は切削中の機械振動信
号を、制御装置より出力される回転パルスをトリガとし
て工具の切刃が常に同じ位相のときに加速度センサにて
検出し、フィルタを通して機械振動信号の高周波数成分
を取り除き、高周波数成分を取り除いた残りの周波数解
析を行い、周波数解析の結果から、予め設定した周波数
範囲内の周波数に対応する強度のピーク値を取り出し、
ピーク値の和を求め、ピーク値の和が切削条件によって
異なる判定値を越えたとき、または時間の変動における
ピーク値の和の変動値が切削条件によって異なる判定値
を越えたとき、工具折損を判別する。
の本発明による工具折損判別方法は切削中の機械振動信
号を、制御装置より出力される回転パルスをトリガとし
て工具の切刃が常に同じ位相のときに加速度センサにて
検出し、フィルタを通して機械振動信号の高周波数成分
を取り除き、高周波数成分を取り除いた残りの周波数解
析を行い、周波数解析の結果から、予め設定した周波数
範囲内の周波数に対応する強度のピーク値を取り出し、
ピーク値の和を求め、ピーク値の和が切削条件によって
異なる判定値を越えたとき、または時間の変動における
ピーク値の和の変動値が切削条件によって異なる判定値
を越えたとき、工具折損を判別する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態につき
各図を参照して説明する。 図1は、本発明の工具折損
判別方法の実施に使用される装置の一つの実施の形態を
示している。この装置は工作機械1、その制御装置2及
びコンピュータ3より構成されており、工作機械1はワ
ーク11を搭載するテーブル10、ワーク11を加工す
る工具13及び工具13を保持する主軸頭14とを有し
ており、主軸頭14上には振動検知器としての加速度セ
ンサー15が取り付けられている。次に折損判別に関す
るデータ処理について述べる。
各図を参照して説明する。 図1は、本発明の工具折損
判別方法の実施に使用される装置の一つの実施の形態を
示している。この装置は工作機械1、その制御装置2及
びコンピュータ3より構成されており、工作機械1はワ
ーク11を搭載するテーブル10、ワーク11を加工す
る工具13及び工具13を保持する主軸頭14とを有し
ており、主軸頭14上には振動検知器としての加速度セ
ンサー15が取り付けられている。次に折損判別に関す
るデータ処理について述べる。
【0009】ワーク11を加工する工具13による機械
振動を検出する加速度センサ15の振動データは、エリ
アジングを防止するアンチエリアジングフィルタ12を
通して高周波(一例として1000ヘルツ以上)成分を
除去され、AD変換器4を介してコンピュータ3に取り
込まれる。
振動を検出する加速度センサ15の振動データは、エリ
アジングを防止するアンチエリアジングフィルタ12を
通して高周波(一例として1000ヘルツ以上)成分を
除去され、AD変換器4を介してコンピュータ3に取り
込まれる。
【0010】この際、制御装置2より出力される回転パ
ルス信号(1パルス/1回転)をトリガとして、先の振
動データがコンピュータ3に取り込まれることにより、
工具を交換しない限り、常に同じ刃先位置(位相)で取
り込みが行われる。なおエリアジングとは周波数解析の
最高周波数1000ルツ以上の周波数成分が、1000
ヘルツ以下に折り重なって現れる現象を言い、アンチエ
リアジングフィルタ12を通すことによりこれを防止す
ることができる。
ルス信号(1パルス/1回転)をトリガとして、先の振
動データがコンピュータ3に取り込まれることにより、
工具を交換しない限り、常に同じ刃先位置(位相)で取
り込みが行われる。なおエリアジングとは周波数解析の
最高周波数1000ルツ以上の周波数成分が、1000
ヘルツ以下に折り重なって現れる現象を言い、アンチエ
リアジングフィルタ12を通すことによりこれを防止す
ることができる。
【0011】取り込まれた振動データは、周波数解析さ
れることによって、各々の周波数成分に変換される。図
2は、二枚刃エンドミルの周波数解析結果である。この
解析結果から、予め設定した周波数範囲内の顕著なピー
クを取り出し、大きい方から規定個数(ここでは5 個)
のピークのY方向の和を求める。このピークは、主軸回
転数に工具の刃数を掛けた周波数と、その倍数のところ
に現れる。
れることによって、各々の周波数成分に変換される。図
2は、二枚刃エンドミルの周波数解析結果である。この
解析結果から、予め設定した周波数範囲内の顕著なピー
クを取り出し、大きい方から規定個数(ここでは5 個)
のピークのY方向の和を求める。このピークは、主軸回
転数に工具の刃数を掛けた周波数と、その倍数のところ
に現れる。
【0012】Y方向のピーク和を加工時間順に並べると
図3のようになり、加工時間が進むにつれて、ピーク和
は増加している。また加工開始から600秒経過したと
きに、急激にピーク和が増加し、その後は大きくばらつ
いている。切削加工中の観察では、600秒付近から折
損が発生し、異音が発生しており、ワーク加工面の状態
も荒くなっている。このことから、ピーク和がしきい値
を越えたとき、もしくは時間の経過による変化のパター
ンから、工具刃先状態を推定し、工具折損時期を判定す
ることができる。
図3のようになり、加工時間が進むにつれて、ピーク和
は増加している。また加工開始から600秒経過したと
きに、急激にピーク和が増加し、その後は大きくばらつ
いている。切削加工中の観察では、600秒付近から折
損が発生し、異音が発生しており、ワーク加工面の状態
も荒くなっている。このことから、ピーク和がしきい値
を越えたとき、もしくは時間の経過による変化のパター
ンから、工具刃先状態を推定し、工具折損時期を判定す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、機械
振動の周波数解析結果からピークを検出して、このピー
ク和により、工具折損時期を判定することにより、工具
の信頼性が向上し、安価で精度よい工具折損判別を行う
ことができる。
振動の周波数解析結果からピークを検出して、このピー
ク和により、工具折損時期を判定することにより、工具
の信頼性が向上し、安価で精度よい工具折損判別を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に使用される装置の実施の形態を
示す図。
示す図。
【図2】周波数解析結果と顕著なピークを示す図。
【図3】ピークの和と加工時間を示す図。
【図4】加工時間と振動レベル値を示す図。
1 工作機械 2 制御装置 3 コンピュータ 4 AD変換器 11 ワーク 12 アンチエリアジングフィルタ 13 工具 14 主軸頭 15 加速度センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 切削中の機械振動信号を、制御装置より
出力される回転パルスをトリガとして工具の切刃が常に
同じ位相のときに振動検知器にて検出し、フィルタを通
して機械振動信号の高周波数成分を取り除き、高周波数
成分を取り除いた残りの周波数解析を行い、周波数解析
の結果から、予め設定した周波数範囲内の周波数に対応
する強度のピーク値を取り出し、ピーク値の和を求め、
ピーク値の和が切削条件によって異なる判定値を越えた
とき、または時間の変動におけるピーク値の和の変動値
が切削条件によって異なる判定値を越えたとき、工具折
損を判別する工具折損判別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20378697A JPH1133882A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 工具折損判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20378697A JPH1133882A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 工具折損判別方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1133882A true JPH1133882A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16479743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20378697A Pending JPH1133882A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 工具折損判別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1133882A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103473640A (zh) * | 2013-09-04 | 2013-12-25 | 重庆大学 | 一种基于机床刀具受力状态的加工进度信息采集方法 |
| JP2019072806A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | オムロン株式会社 | 切削加工装置 |
| CN110340733A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-10-18 | 南京理工大学 | 一种清洁切削环境下刀具损伤在线与在位检测系统及方法 |
| CN114555291A (zh) * | 2019-10-18 | 2022-05-27 | 日本Nt工程技术株式会社 | 作业机械的加工状态监视方法以及系统 |
| CN117182655A (zh) * | 2023-10-09 | 2023-12-08 | 友机技术(上海)有限公司 | 一种基于花瓣图的刀具崩刃监测可视化方法 |
| WO2024053127A1 (ja) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 接触位置検出方法および加工装置 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP20378697A patent/JPH1133882A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103473640A (zh) * | 2013-09-04 | 2013-12-25 | 重庆大学 | 一种基于机床刀具受力状态的加工进度信息采集方法 |
| JP2019072806A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | オムロン株式会社 | 切削加工装置 |
| US12017316B2 (en) | 2017-10-17 | 2024-06-25 | Omron Corporation | Cutting processing apparatus |
| CN110340733A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-10-18 | 南京理工大学 | 一种清洁切削环境下刀具损伤在线与在位检测系统及方法 |
| CN114555291A (zh) * | 2019-10-18 | 2022-05-27 | 日本Nt工程技术株式会社 | 作业机械的加工状态监视方法以及系统 |
| WO2024053127A1 (ja) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 接触位置検出方法および加工装置 |
| CN117182655A (zh) * | 2023-10-09 | 2023-12-08 | 友机技术(上海)有限公司 | 一种基于花瓣图的刀具崩刃监测可视化方法 |
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