JPH11340102A - アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法Info
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- JPH11340102A JPH11340102A JP10142694A JP14269498A JPH11340102A JP H11340102 A JPH11340102 A JP H11340102A JP 10142694 A JP10142694 A JP 10142694A JP 14269498 A JP14269498 A JP 14269498A JP H11340102 A JPH11340102 A JP H11340102A
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Abstract
ができるとともに漏れ電流を低減させることができるア
ルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 エッチング箔を酸素濃度が10%以下の
雰囲気中で熱処理してから化成を行うようにすることに
より、化成処理によってエッチング箔の表面には薄くて
耐電圧を有する緻密な酸化皮膜が形成され、これにより
単位面積当たりの静電容量を増大し、漏れ電流を低減さ
せたアルミニウム電解コンデンサ用電極箔を得ることが
できる。
Description
されるアルミニウム電解コンデンサの中で、特に低圧用
のアルミニウム電解コンデンサに使用される電極箔を製
造する際に最適なアルミニウム電解コンデンサ用電極箔
の製造方法に関するものである。
ンサは、エッチング工程によって実効表面積を拡大させ
たアルミニウム箔の表面に化成工程により誘電体となる
酸化皮膜を形成し、そしてこの陽極となるアルミニウム
箔と陰極箔とをその間に介在させたセパレータとともに
巻回することによりコンデンサ素子を構成し、このコン
デンサ素子に駆動用電解液を含浸させ、そしてこのコン
デンサ素子を金属ケース内に封止することにより構成し
ているのものであった。
アルミニウム箔のエッチング工程とは、アルミニウム箔
を塩化物溶液を主とした溶液中で化学的あるいは電気化
学的に腐食させることにより粗面化し、これを硝酸、硫
酸、リン酸などを用いてアルミニウム箔に付着した塩素
成分を除去する脱塩素処理を行ってからアルミニウム箔
の表面に水和皮膜を生成させ、これを乾燥後あるいは乾
燥なしでエッチングにより粗面化したアルミニウム箔の
表面に熱酸化皮膜を形成させるために熱処理を行い(特
開平4−279018号公報参照)、この熱処理後のエ
ッチングされたアルミニウム箔を巻き取った状態で次の
化成工程に移すようにしたものであった。なお、上記熱
処理によって熱酸化皮膜を形成するのは、次の化成工程
に生成する酸化皮膜への転化を促進するために行うもの
であり、大気中で行われているものであった。
の製造方法では、エッチングされたアルミニウム箔を大
気中で熱処理するために熱処理雰囲気の酸素濃度の影響
が大きく、酸素濃度が多すぎると単位面積当たりの静電
容量をロスさせるだけでなく漏れ電流の増加にもつなが
るという課題があった。
アルミニウム箔の表面に生成した水和皮膜中に残存する
結晶水を幾分か除去して熱酸化皮膜に転化することで化
成工程での酸化皮膜の促進へ寄与させると考えられる
が、この熱酸化皮膜への転化時に結晶水除去に伴う体積
収縮が起こり、このために熱酸化皮膜中に化成後の漏れ
電流の原因となる亀裂が生じる。
から雰囲気中の酸化がアルミニウム箔の表面に達し、ア
ルミニウム箔の表面で余分な熱酸化皮膜を生成しやすく
なり、この余分な熱酸化皮膜は、無定形酸化皮膜の生
成、熱酸化皮膜への変化、体積収縮による亀裂の発生が
順に繰り返されながら成長するため、熱酸化皮膜中の亀
裂が増加し過ぎて化成後の漏れ電流が増大し、期待され
るような静電容量を十分に得ることができないという課
題を有したものであった。
で、従来より大きな静電容量が得られて漏れ電流を低減
させることができるアルミニウム電解コンデンサ用電極
箔の製造方法を提供することを目的とするものである。
に本発明のアルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造
方法は、エッチング箔を酸素濃度が10%以下の雰囲気
中で熱処理してから化成を行うようにしたものであり、
この製造方法により化成工程での酸化皮膜の促進に寄与
し、大きな静電容量と漏れ電流の低減を図った優れたア
ルミニウム電解コンデンサ用電極箔を得ることができ
る。
は、アルミニウム箔の表面をエッチングにより粗面化
し、続いてこのエッチングされたエッチング箔に付着し
た塩素成分を除去し、さらに表面に水和皮膜を形成した
後、このエッチング箔を酸素濃度が10%以下の雰囲気
中で熱処理してから化成を行うようにしたもので、この
製造方法によれば、熱処理による余分な熱酸化皮膜は生
成しなくなるだけでなく、熱酸化皮膜の生成に伴う亀裂
が生じても、酸化濃度が適度にあるために熱酸化皮膜中
に生じる亀裂を埋める効果がある。その結果、化成工程
により上記エッチング箔の表面には薄くて耐電圧を有す
る緻密な酸化皮膜を形成されることになり、この電極箔
は単位面積当たりの静電容量を増大させることができる
とともに、漏れ電流を低減させることができるという作
用を有する。
の発明において、熱処理の雰囲気が、酸素とアルゴン、
窒素、水素、二酸化炭素、一酸化炭素のうちの少なくと
も1種類以上の混合気体としたもので、これにより、ア
ルミニウムと反応しにくい気体を用いるためにエッチン
グ箔の表面で余分な熱酸化皮膜が増加しなくなり、さら
に高い静電容量が得られるという作用を有する。
の発明において、熱処理の温度を300〜570℃と
し、かつ処理時間を0.004〜10時間としたもの
で、これにより、水和皮膜中の結晶水を幾分か除去して
熱酸化皮膜に転化し、この熱酸化皮膜が化成皮膜の促進
へ寄与するためにさらに高い静電容量が得られるという
作用を有する。
例として共に説明する。 (実施の形態1) エッチング工程:純度99.98%、厚み100μm
のアルミニウム箔を塩酸7%、リン酸0.5%、硝酸1
%の水溶液からなる温度30℃のエッチング液中に浸漬
し、正弦交流電流で電流密度0.2A/cm2、電気量1
20C/cm2のエッチングを行った。
℃中に1分間浸漬して脱塩素処理行った。
浸漬して水和処理を行った。 乾燥:大気中200℃で8分間乾燥を行った。
5,7,10,13,15,18,21%となる混合気
体中で350℃、0.5時間の熱処理を行った。
と比較例として実施の形態1の〜まで行ったエッチ
ング箔とを、5%アジピン酸アルモニウム水溶液、液温
70℃中で45Vの定電流化成を行い、それらの単位面
積当たりの静電容量と漏れ電流を測定した結果を(表
1)に示す。
10%以下にすることで比較例に比べ静電容量を高める
と共に漏れ電流も低減することができる。
化炭素、一酸化炭素のうちの少なくとも1種類以上とし
た混合気体中で400℃、1時間の熱処理を行った。
と比較例として実施の形態2の〜まで行ったエッチ
ング箔とを5%アジピン酸アンモニウム水溶液、液温7
0℃中で45Vの定電流化成を行い、それらの単位面積
当たりの静電容量と漏れ電流を測定した結果を(表2)
に示す。
気が、酸素とアルゴン、窒素、水素、二酸化炭素、一酸
化炭素のうちの少なくとも1種類以上とした混合気体中
であれば、比較例に比べ静電容量を高めると共に漏れ電
流も低減することができる。
混合気体中で処理時間0,0.004,0.1,1,1
0,15時間で400℃で熱処理を行った。
を5%アジピン酸アンモニウム水溶液、液温70℃中で
45Vの定電流化成を行い、それらの単位面積当たりの
静電容量と漏れ電流を測定した結果を(表3)に示す。
理時間は0.004〜10時間であれば比較例に比べ静
電容量を高めると共に漏れ電流も低減することができ
る。
100,200,300,400,570℃で0.5時
間の熱処理を行った。
と比較例として実施の形態4の〜まで行ったエッチ
ング箔とを、5%アジピン酸アンモニウム水溶液、液温
70℃中で45Vの定電流化成を行い、それらの単位面
積当たりの静電容量と漏れ電流を測定した結果を(表
4)に示す。
理温度は300℃未満では効果が無く、570℃以上で
はアルミニウムの溶解が起こるため、300〜570℃
であれば比較例に比べ静電容量を高めると共に漏れ電流
も低減することができる。
コンデンサ用電極箔の製造方法によれば、エッチング箔
を酸素濃度が10%以下の雰囲気中で熱処理してから化
成を行うようにすることにより、熱処理による余分な熱
酸化皮膜は生成しなくなるだけでなく、熱酸化皮膜の生
成に伴う亀裂が生じても、酸素濃度が適度にあるために
熱酸化皮膜中に生じる亀裂を埋める効果がある。その結
果、化成処理により上記エッチング箔の表面には薄くて
耐電圧を有する緻密な酸化皮膜が形成されることにな
り、この電極箔は単位面積当たりの静電容量を増大させ
ることができるとともに、漏れ電流を低減させることが
できるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウム箔の表面をエッチングによ
り粗面化し、続いてこのエッチングされたエッチング箔
に付着した塩素成分を除去し、さらに表面に水和皮膜を
形成した後、このエッチング箔を酸素濃度が10%以下
の雰囲気中で熱処理してから化成を行うようにしたアル
ミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法。 - 【請求項2】 熱処理の雰囲気が、酸素とアルゴン、窒
素、水素、二酸化炭素、一酸化炭素のうち少なくとも1
種類以上の混合気体である請求項1に記載のアルミニウ
ム電解コンデンサ用電極箔の製造方法。 - 【請求項3】 熱処理の温度を300〜570℃とし、
かつ処理時間を0.004〜10時間とした請求項1に
記載のアルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14269498A JP3480311B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14269498A JP3480311B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11340102A true JPH11340102A (ja) | 1999-12-10 |
| JP3480311B2 JP3480311B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=15321374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14269498A Expired - Lifetime JP3480311B2 (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3480311B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002198265A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電解コンデンサ用電極箔の製造方法およびこれを用いた電解コンデンサ |
| WO2004070749A1 (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-19 | Showa Denko K.K. | コンデンサおよび該コンデンサの製造方法 |
| JP2006108395A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Nichicon Corp | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
| CN100578701C (zh) | 2003-10-20 | 2010-01-06 | 昭和电工株式会社 | 电容器的制造方法 |
| CN115148501A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-04 | 新疆众和股份有限公司 | 热压箔及其制备方法、电极以及电容器 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP14269498A patent/JP3480311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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| KR101049431B1 (ko) | 2003-02-07 | 2011-07-15 | 쇼와 덴코 가부시키가이샤 | 콘덴서 및 그 콘덴서의 제조방법 |
| CN100578701C (zh) | 2003-10-20 | 2010-01-06 | 昭和电工株式会社 | 电容器的制造方法 |
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| CN115148501A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-04 | 新疆众和股份有限公司 | 热压箔及其制备方法、电极以及电容器 |
| CN115148501B (zh) * | 2022-07-15 | 2023-10-03 | 新疆众和股份有限公司 | 热压箔及其制备方法、电极以及电容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3480311B2 (ja) | 2003-12-15 |
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