JPH11340522A - 熱電変換モジュールを用いた熱交換器 - Google Patents
熱電変換モジュールを用いた熱交換器Info
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- JPH11340522A JPH11340522A JP10141581A JP14158198A JPH11340522A JP H11340522 A JPH11340522 A JP H11340522A JP 10141581 A JP10141581 A JP 10141581A JP 14158198 A JP14158198 A JP 14158198A JP H11340522 A JPH11340522 A JP H11340522A
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Abstract
スの圧損が少なく且つ1モジュール当たりの熱交換量が
大きく、また熱電変換モジュールと伝熱管との密着性に
優れ、コンパクトで、スケールアップが簡単な熱交換器
を提供すること。 【解決手段】 高温の流体の流通路2aを有する高温流
体流通部2と、低温の流体の流通路3aを有する低温流
体流通部3と、該両流体流通部の間に挟み込んだ熱電変
換モジュール4とからなり、上記高温の流体及び上記低
温の流体の少なくとも一方の流体としてガスを用いる熱
交換器1であって、少なくとも流体としてガスが供給さ
れる側の流体流通部を、複数の貫通孔からなるガス流通
路を有するブロック状体に形成する。
Description
ルを用いて熱エネルギーを電力に直接変換する熱交換器
(熱発電装置)であって、熱源のガスが供給される伝熱
管として、複数の貫通孔を設けたブロック状体を用いる
ことにより、伝熱性と耐熱性の両方が改善された熱交換
器に関するものである。
換モジュールを用いた熱交換器は、通常、高温の流体が
供給される高温側伝熱管と、低温の流体が供給される低
温側伝熱管と、両伝熱管の間に挟み込んだ熱電変換モジ
ュールとから構成されている。また、熱源(高温の流
体)としては、ディーゼル、ガスエンジン、ガスタービ
ン、廃棄物発電などからの排ガス(約100〜500
℃)などが用いられている。また、熱源としてこのよう
なガスが供給される上記高温側伝熱管は、1モジュール
当たりの熱交換量及び熱流束を向上させるため、複数の
仕切板を用いて伝熱管内部を複数のガス流通路に区切っ
た構造としたり、或いは伝熱管内部にプレートフィンや
平行フィンを取付けることが行われている。
温側伝熱管は、フィン効果を得るために、引抜加工によ
り伝熱管本体と仕切板又はフィンとが一体的に製造され
ている。そのため、この高温側伝熱管の形成材料として
は、製作が容易で製作コストの安価なアルミニウムが使
用されている。しかし、アルミニウムは、熱伝導度が大
きく、フィン効率が良いため、コンパクトでガス(熱
源)の圧力損失(圧損)が少なく、コストの安価な熱交
換器を製作可能であるが、耐熱性が200℃程度である
ので、このようなアルミニウム製の伝熱管を用いた熱交
換器は、使用する熱源が制限されるとの欠点がある。
は、アルミニウムの他に、ステンレス鋼なども使用され
ている。しかし、ステンレス鋼は、耐熱性を有するが、
熱伝導度が小さく(熱抵抗が大)、フィン効率が悪いた
め、装置が大きくなり、コストアップの要因となる。ま
た、ステンレス鋼を使用する場合は、引抜加工により伝
熱管本体と仕切板又はフィンとを一体的に製造すること
ができないので、伝熱管内部に仕切板又はフィンを取付
ける場合、溶接によって仕切板又はフィンを取付けるた
め、製作後の溶接歪みが発生し、溶接歪みを除去しても
ガスの温度が300〜500℃程度になった時点で歪み
が発生し、熱電変換モジュールと伝熱管との密着性が問
題となることがある。
損)及び製作コストなどを重視すれば、伝熱管の耐熱性
が不足し、耐熱性(400〜500℃程度)を重視すれ
ば、熱交換器の性能(伝熱性、圧損)及び製作コストな
どが満足しないのが現状である。また、伝熱管内部にプ
レートフィンや平行フィンを取付けた場合、熱交換量当
たりのガスの圧損が大きくなるため、ガスの昇圧ファン
が必要となる。また、発電プラントやゴミ焼却施設など
の大規模な廃熱を熱源とする場合にも容易に適用が可能
なように、1モジュール当たりの熱交換量が大きく、ス
ケールアップが簡単な熱交換器が望まれている。
と共に、熱交換量当たりのガスの圧損が少なく且つ1モ
ジュール当たりの熱交換量が大きく、また熱電変換モジ
ュールと伝熱管との密着性に優れ、コンパクトで、スケ
ールアップが簡単な熱交換器を提供することにある。
流通路を有する高温流体流通部と、低温の流体の流通路
を有する低温流体流通部と、該両流体流通部の間に挟み
込んだ熱電変換モジュールとからなり、上記高温の流体
及び上記低温の流体の少なくとも一方の流体としてガス
を用いる熱交換器であって、少なくとも流体としてガス
が供給される側の流体流通部が、複数の貫通孔からなる
ガス流通路を有するブロック状体である、熱交換器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
ス流通路を有するブロック状体の流体流通部全体がフィ
ンとして作用するため、大きな伝熱効果が得られると共
に、該流体流通部がブロック状体であるため、ガス熱に
よる該流体流通部の変形(熱歪み)が少ない。
示す実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の熱
交換器の一実施形態の概略を示す全体構成側面図であ
り、図2は、図1におけるA−A線側面図であり、図3
は、図1におけるB−B線平面図であり、図4は、図1
に示す実施形態で用いた低温流体流通部の平面断面図で
あり、図5は、図1に示す実施形態で用いた高温流体流
通部の一部の拡大断面図であり、図6は、熱電変換モジ
ュールの取付構造例を示す模式断面図であり、図7は、
本発明の熱交換器のスケールアップの一例の概略を示す
全体構成側面図であり、図8は、図7におけるA−A線
側面図であり、図9は、図7におけるB−B線平面図で
ある。
図1に示すように、高温の流体(ガス)の流通路2aを
有する高温流体流通部(高温側伝熱管)2と、該高温流
体流通部2の相対する両面(上面及び下面)に設けた、
低温の流体の流通路3aを有する低温流体流通部(低温
側伝熱管)3,3と、これらの流体流通部2及び3間に
それぞれ挟み込まれた熱電変換モジュール4,4とを備
えている。
る上記高温流体流通部(高温側伝熱管)2は、図2に示
すように、中実一体構造のクロム銅合金などの非鉄金属
のブロック体に多数(本実施形態では43本)の断面円
形状のガス流通路2aが互いに平行に両端面を貫通する
ように、ドリル加工などにより穿設されて形成され、結
果として該ガス流通路2aと熱電変換モジュール4との
接触面との間が中実一体構造のブロック状体に形成され
ている。上記ガス流通路(貫通孔)2aは、径が10〜
25mm、特に15〜20mmで、全貫通孔の断面積の
合計が、高温流体流通部2の断面積(含貫通孔の断面
積)に対し30〜50%、特に35〜40%であること
が好ましい。また、該ブロック状体の両端面は、フラン
ジ21構造になっており、また熱電変換モジュール4と
の接触面は、該モジュール4と均等圧力で接触するよう
に機械加工などにより平面度が付与されている。また、
上記フランジ21は、機械加工(削り出し)により高温
流体流通部(高温側伝熱管)2と一体状に形成され、配
管が容易にできるようになっている。
管)3は、図4に示すように、中実一体構造の純銅など
の非鉄金属のブロック体に、複数本(本実施形態では2
本)の平面断面略U字形状の低温の流体の流通路3aを
ドリル加工などにより穿設して形成し、結果として該低
温の流体の流通路3aと熱電変換モジュール4との接触
面との間が中実一体構造のブロック状体に形成されてい
る。また、該ブロック状体の低温流体流通部3の熱電変
換モジュール4との接触面は、該モジュール4と均等圧
力で接触するように機械加工などにより平面度が付与さ
れている。また、上記低温流体流通部3は、図1に示す
ように、流通路3aを流れる低温の流体の流れ方向が、
高温の流体の流れ方向(矢標方向)に対して直角になる
ように取付けてある。
温流体流通部(低温側伝熱管)3,3にはそれぞれ、熱
電変換モジュール4,4に均等な面圧(5〜10kg/
cm 2 程度)が加えられるように、複数の均圧板5、圧
縮コイルばね6、押え板10、スタッドボルト11、座
金7,12、締付けナット8,13、及びロックナット
9,14が取り付けてある。上記複数の均圧板5は、両
側のスタッドボルト11、座金12、締付けナット1
3、及びロックナット14を介して、押え板10により
圧縮コイルばね6を押圧し、座金7、締付けナット8、
及びロックナット9によって熱電変換モジュール4に均
等な面圧が加わるように取付けられている。また、上記
均圧板5は、図2及び図3に示すように、1枚の熱電変
換モジュール4に対して2枚取り付けられている。
及び図2に示すように、高温流体流通部(高温側伝熱
管)2の上下に各1枚取り付けられており、また、図6
に示すように、両面を伝熱グリース16/絶縁板15/
伝熱グリース16の3層で被覆して、上記高温流体流通
部(高温側伝熱管)2と上記低温流体流通部(低温側伝
熱管)3との間に挟み込んである。尚、図面において、
2bは高温の流体の入口、2cは高温の流体の出口、3
bは低温の流体の入口、3cは低温の流体の出口、31
は沈みプラグである。
いて説明する。本実施形態の熱交換器1を使用するに際
しては、図1に示すように、高温流体流通部(高温側伝
熱管)2の流通路2a内に流体としてガスを矢標方向に
流すと共に、図4に示すように、低温流体流通部(低温
側伝熱管)3の流通路3a内に流体を矢標方向(高温の
流体の流れ方向に対し直角)に流す。そして、高温の流
体と低温の流体との温度差により、熱電変換モジュール
4において、ゼーベック効果による熱起電力が発生する
が、この際、ガスの熱エネルギーが、高温側流体流通部
(高温側伝熱管)2の流通路2a内の中心から、上下方
向の接触面へと流れる過程において、高温流体流通部
(高温側伝熱管)2の全体がフィン効果を持って、上記
熱エネルギーを熱電変換モジュール4に伝えるので、大
きな伝熱効果が得られる。即ち、図5において、上下そ
れぞれ三角ピッチ配列にある3つのガス流通路について
は、実線斜線で示す中実部分X,Yがフィンと同等の効
果を発揮する。この点について以下に更に詳しく説明す
る。
下に熱電変換モジュール4を介して低温流体流通部3が
取り付けてあるため、高温流体流通部2の流通路2a内
を流れるガスの熱エネルギーは、矢標の如く、高温流体
流通部2の中央線(一点鎖線で示す)から上半分の熱エ
ネルギーが中実部分Xを通して上方向に流れ、下半分の
熱エネルギーが中実部分Yを通して下方向に流れる。上
方向に流れる熱エネルギーは、二点鎖線で示す上接触面
2dと流通路2aの円形頂部との間の端部中実部分W1
を通して上側の熱電変換モジュール4へと流れ、同様に
下方向に流れる熱エネルギーは、下接触面2eと流通路
2aの円形底部との間の端部中実部分W2を通して下側
の熱電変換モジュール4へと流れる。従って、中実部分
Xは上側端部中実部分W1に取り付けたフィンの効果を
発揮し、また中実部分Yは下側端部中実部分W2に取り
付けたフィンの効果を発揮する。また、このフィン効果
は、高温流体流通部2を、低炭素純ニッケルやクロム銅
合金などの耐熱性を有し且つ高熱伝導度の非鉄金属から
形成した場合に顕著に発揮され、例えば、高温流体流通
部2の材質をクロム銅合金とした場合、高熱伝導度(約
300w/m℃)を有し、熱抵抗が小さく上記フィン効
果が極めて良好に発揮されると共に、高耐熱性(400
〜500℃)を有し、熱歪みの問題もなく、熱電変換モ
ジュール4の密着性が良好に保たれる。
ば、ディーゼル、ガスエンジン、ガスタービン、廃棄物
発電などからの排ガス(約100〜500℃)が用いら
れ(本実施形態では370℃のガスを用いた)、また、
上記低温の流体としては、冷却水(約20℃)、海水
(約20℃)、温水(約50〜80℃)などが用いられ
る(本実施形態では20℃の冷却水を用いた)。
2及び低温流体流通部3が中実一体構造のブロック体に
断面円形状の流体流通路をドリル加工などにより容易に
形成できるので、流体流通部(伝熱管)の加工性が良
く、また、全体がブロック状体にコンパクトに形成され
るので熱電変換モジュールをサンドイッチ状に挟み込ん
で組み込むことにより組立も容易である。また、ブロッ
ク状体であるので剛性を有し、温度変化に対しても変形
せず、熱電変換モジュールとの接触が均一に行われ、高
密度の熱流束が付与される。また、高温及び低温流体流
通部(伝熱管)2及び3はブロック状体であることによ
り、例えば、複数の本実施形態の熱交換器を、ブロック
状体である高温流体流通部2をそのフランジ21同士を
結合させて前後方向(高温のガスの流れ方向)に連結す
ることにより、スケールアップが容易に行える。さら
に、図7、図8及び図9に示すように、該高温流体流通
部2の熱電変換モジュール4の取り付け方向側(上下方
向)にもモジュール4を介して低温流体流通部3を順次
結合させていくことにより、同様にスケールアップが行
える。
ものではなく、例えば、ガス流通路2aである貫通孔の
配列は、三角ピッチの他、四角ピッチや、ひし形ピッチ
などでも良く、また、一つの高温流体流通部(高温側伝
熱管)2に対して、上下複数の熱電変換モジュール4を
用いても良く、また、高温流体流通部(高温側伝熱管)
2と低温流体流通部(低温側伝熱管)3を交互に数段重
ねても良い。要は、ガスが供給される側の流体流通部
(伝熱管)が、複数の貫通孔からなるガス流通路を有す
るブロック状体であれば良く、本発明の要旨に反しない
限り適宜に設計変更可能なことは言う迄もない。
共に、熱交換量当たりのガスの圧損が少なく且つ1モジ
ュール当たりの熱交換量が大きく、また熱電変換モジュ
ールと伝熱管との密着性に優れ、コンパクトで、スケー
ルアップが簡単なものである。即ち、本発明の熱交換器
によれば、次のような効果が奏される。 (1)ガス流通路が貫通孔であるため、ガスの圧損が少
ないので、ガスの昇圧ファンが不要である。特に、貫通
孔が断面円形状に形成されている場合(請求項2)、ガ
スの圧損が少ない。 (2)伝熱面においては、複数の貫通孔からなるガス流
通路を有するブロック状体の流体流通部全体がフィン効
果を持って、ガスの熱エネルギーを有効に熱電変換モジ
ュールに伝えるので、大きな伝熱効果が得られる。 (3)熱交換器の系列を増加させることにより、スケー
ルアップが簡単にでき、コンパクトな熱交換器ができ
る。 (4)高温流体流通部(高温側伝熱管)の材料として、
低炭素純ニッケル又はクロム銅合金などの耐熱性を有し
且つ高熱伝導度の非鉄金属を使用すること(請求項4及
び5)により、熱抵抗を小さくし、フィン効果及び境膜
伝熱係数を向上でき、その結果、一層、熱交換器を小さ
くできるので、コスト面で有利である。
を示す全体構成側面図である。
流通部の平面断面図である。
流通部の一部の拡大断面図である。
す模式断面図である。
一例の概略を示す全体構成側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 高温の流体の流通路を有する高温流体流
通部と、低温の流体の流通路を有する低温流体流通部
と、該両流体流通部の間に挟み込んだ熱電変換モジュー
ルとからなり、上記高温の流体及び上記低温の流体の少
なくとも一方の流体としてガスを用いる熱交換器であっ
て、少なくとも流体としてガスが供給される側の流体流
通部が、複数の貫通孔からなるガス流通路を有するブロ
ック状体である、熱交換器。 - 【請求項2】 上記複数の貫通孔が、互いにほぼ平行に
設けられ且つ断面円形状に形成されている、請求項1記
載の熱交換器。 - 【請求項3】 上記高温流体流通部が、上記ブロック状
体であり、該ブロック状体の上記貫通孔と平行方向で相
対する両面に上記熱電変換モジュールを介して上記低温
流体流通部を設けた、請求項1又2記載の熱交換器。 - 【請求項4】 上記ブロック状体が、耐熱性を有し且つ
高熱伝導度の非鉄金属から形成されたものである、請求
項1〜3の何れかに記載の熱交換器。 - 【請求項5】 上記非鉄金属が、低炭素純ニッケル又ク
ロム銅合金である、請求項4記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141581A JPH11340522A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 熱電変換モジュールを用いた熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141581A JPH11340522A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 熱電変換モジュールを用いた熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11340522A true JPH11340522A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15295332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10141581A Pending JPH11340522A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 熱電変換モジュールを用いた熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11340522A (ja) |
Cited By (11)
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-
1998
- 1998-05-22 JP JP10141581A patent/JPH11340522A/ja active Pending
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