JPH11340630A - プリント配線基板 - Google Patents

プリント配線基板

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JPH11340630A
JPH11340630A JP10147935A JP14793598A JPH11340630A JP H11340630 A JPH11340630 A JP H11340630A JP 10147935 A JP10147935 A JP 10147935A JP 14793598 A JP14793598 A JP 14793598A JP H11340630 A JPH11340630 A JP H11340630A
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ground conductor
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signal
wiring board
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Naohito Oka
尚人 岡
Chiharu Miyazaki
千春 宮崎
Toshio Otake
登志男 大竹
Mitsuhiko Kanda
光彦 神田
Katsumi Tomiyama
勝己 富山
Takeshi Uchida
雄 内田
Hidenori Tsuruse
英紀 鶴瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体層の性能上の信頼性を損うことなく線間
クロストークおよび放射ノイズを有効に低減することで
ある。 【解決手段】 第1のグランド導体層1と第2のグラン
ド導体層2のいずれか一方である、例えば第2のグラン
ド導体層2を平面方向で複数の分割グランド導体層20
に分割し、該分割した第2のグランド導体層2と分割し
ていない他方の第1のグランド導体層1との間に信号用
導体層3を形成し多層基板を構成し、前記各分割グラン
ド導体層20間をインダクタンス素子7で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、線間クロストー
クおよび放射ノイズを低減できるプリント配線基板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開平7−11138
7号公報に開示されたプリント配線基板を示す構成図で
ある。図12において、100はプリント配線基板の電
源層またはグランド層、101は前記電源層またはグラ
ンド層100の層面を対角線に沿って斜めに区切る開口
部である。このプリント配線基板では、電源層またはグ
ランド層100の一方または両方に、層面を対角線に沿
って斜めに区切る開口部101を設けている。このよう
なプリント配線基板は、電源層とグランド層を積層した
多層・プリント配線基板であり、電源層またはグランド
層100の一方または両方に、層面を対角線に沿って斜
めに区切る開口部101を設けることで、特定の周波数
帯域での共振現象を抑制し、その周波数帯域での放射ノ
イズを低減する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリント配線基
板は以上のように構成されているので、電源層またはグ
ランド層100の一方または両方に、層面を対角線に沿
って斜めに区切る開口部101を設けることで、特定の
周波数帯域での共振現象を抑制し、その周波数帯域での
放射ノイズを低減することができる一方、少なくとも第
1のグランド導体層と第2のグランド導体層を持ち、信
号線をこれらグランド導体層で挟み込む構造を採用した
プリント配線基板では、放射ノイズをさらにいっそう抑
制する必要がある課題がある。
【0004】また、従来のプリント配線基板は、少なく
とも電源層とグランド層とが積層された配線基板を対象
としているため、グランド層だけを積層した配線板には
適用することができない課題もある。
【0005】さらに説明を補足すると、性質の異なる複
数の回路では、一般にそれぞれの回路について専用のグ
ランドを使用する。例えば、ディジタル回路とアナログ
回路が混在するプリント配線基板では、それぞれの回路
のために専用のグランド導体を設ける。このようなプリ
ント配線基板での線間クロストークを抑制し、また、プ
リント配線基板に配置されたクロック信号線等を流れる
高速信号がプリント配線基板の外部に電磁障害を与える
ことを防ぎ、さらにまた、特性インピーダンスを調整す
るために、このような高速信号が流れる信号線を第1の
グランド導体層(例えばデジタル回路用)と第2のグラ
ンド導体層(例えば、アナログ回路用)で挟み込む構造
を採用する場合がある。
【0006】このようなプリント配線基板では、第1の
グランド導体層と第2のグランド導体層が構成する平行
平板による放射ノイズ、即ち、これらの間に配置された
信号線が給電することで発生するモードによる放射を抑
制しなければならない。このような場合には、仮にグラ
ンド導体層に穴を開けただけでは、放射ノイズの抑制効
果は低い。またさらに、ディジタル回路等の高速信号を
使用する回路のグランド導体層は、インピーダンスを低
くする必要があり、これに穴を開けることはグランド導
体層としての性能上の信頼性と放射ノイズ抑制の面で望
ましいものではなく、当然、両方のグランド導体層に穴
を開けることも、性能上の信頼性と放射ノイズ抑制の面
で望ましくないという課題がある。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、導体層の性能上の信頼性を損うこ
となく線間クロストークおよび放射ノイズを有効に低減
できるプリント配線基板を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプリント
配線基板は、複数の分割導体層にいずれか一方が平面方
向で分割されている第1の導体層と第2の導体層と、前
記第1の導体層と前記第2の導体層との間に層形成さ
れ、当該第1の導体層と第2の導体層とともに多層基板
を構成する信号用導体層と、前記各分割導体層間を接続
したインダクタンス要素としての接続部とを備えるよう
にしたものである。
【0009】この発明に係るプリント配線基板は、複数
の分割導体層にいずれか一方が平面方向で分割されてい
る第1のグランド導体層と第2のグランド導体層と、前
記第1のグランド導体層と第2のグランド導体層との間
に層形成され、当該第1のグランド導体層と第2のグラ
ンド導体層とともに多層基板を構成する信号用導体層
と、前記各分割導体層間を接続したインダクタンス要素
としての接続部とを備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係るプリント配線基板は、高い
周波数の信号が流れる信号配線、および直流を含む低い
周波数信号用や電源用などの信号配線が信号用導体層に
より形成されている構成を備えるようにしたものであ
る。
【0011】この発明に係るプリント配線基板は、高い
周波数の信号が流れる信号配線が信号用導体層により構
成され、直流を含む低い周波数信号用や電源用などの信
号配線は、第1のグランド導体層と第2のグランド導体
層の外側に配置形成される構成を備えるようにしたもの
である。
【0012】この発明に係るプリント配線基板は、高い
周波数の信号が流れる信号配線、および直流を含む低い
周波数信号用や電源用などの信号配線が形成されている
領域のみに分割グランド導体層を形成するようにしたも
のである。
【0013】この発明に係るプリント配線基板は、高い
周波数の信号が流れる信号配線が形成されている領域を
覆って、第1のグランド導体層または第2のグランド導
体層により分割グランド導体層を構成するようにしたも
のである。
【0014】この発明に係るプリント配線基板は、分割
グランド導体層の辺部から所定の距離、内側に、高い周
波数の信号が流れる信号配線を配置形成するようにした
ものである。
【0015】この発明に係るプリント配線基板は、分割
されて複数の分割グランド導体層を構成する第1のグラ
ンド導体層または第2のグランド導体層の外側にある直
流を含む低い周波数信号用や電源用などの信号配線と、
前記第1のグランド導体層と前記第2のグランド導体層
とで挟まれた高い周波数の信号が流れる信号配線とが、
隣接する分割グランド導体層間の隙間に対し並行でない
配置関係で形成されるようにしたものである。
【0016】この発明に係るプリント配線基板は、各分
割グランド導体層間を接続したパターンによりインダク
タンス要素としての接続部を構成するようにしたもので
ある。
【0017】この発明に係るプリント配線基板は、部品
実装面、または各分割グランド導体層を構成する第1の
グランド導体層または第2のグランド導体層に、インダ
クタンス要素としての接続部であるパターンを形成する
ようにしたものである。
【0018】この発明に係るプリント配線基板は、複数
の分割導体層に分割され、前記各分割導体層間を接続し
たインダクタンス要素としての接続部を有した電源用導
体層を備えるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この実施の形態1の積層構造の
プリント配線基板の構成を示す断面図である。図2は、
図1に示した積層構造のプリント配線基板の層構成を示
す構造説明図である。図1および図2により示したプリ
ント配線基板の構成は一例であって6層基板を示してい
る。図1において、1は第1のグランド導体層、2は第
2のグランド導体層、3は第1のグランド導体層1と第
2のグランド導体層2に挟まれて構成されている信号用
導体層、4は外側の信号用導体層、5は第1のグランド
導体層1の一方の面に隣接して配置された電源用導体層
である。
【0020】このように、第1のグランド導体層1と第
2のグランド導体層2の内側に信号用導体層3を配置
し、外側に信号用導体層4を配置している。また、電源
用導体層5は第1のグランド導体層1の一方の面に隣接
して配置している。信号用導体層4は部品実装面になる
ことも、あるいは兼ねることもあり、各層間は誘電体層
6で絶縁されている。
【0021】なお、図2では誘電体層6を省略して示し
ている。また、電源用導体層5は形成されていない場合
もあり、電源用導体が図1の電源用導体層5の一部分と
して、または信号用導体層4等に配置されている場合も
ある。このプリント配線基板では、高速信号が流れる高
速信号線を第1のグランド導体層1と第2のグランド導
体層2の内側にある信号用導体層3に配置している。こ
れにより第1のグランド導体層1と第2のグランド導体
層2の外側、あるいは基板の外部に対して前記高速信号
線の高周波成分を電磁遮蔽し、外側の信号用導体層4に
ある配線とのクロストークや外部への電磁干渉を抑制
し、また、信号線の特性インピーダンスの調整も行なっ
ている。
【0022】前記高速信号は、プリント配線基板がディ
ジタル回路の基板であるとクロック信号やデータ信号等
の高周波成分を含む信号である。例えば、周期波信号で
あれば基本周波数を含む高調波周波数成分を含む。この
電流が第1のグランド導体層1、第2のグランド導体層
2を平行平板として励振し、放射ノイズを発生させる。
特に共振周波数近傍では放射ノイズが高くなる。そこ
で、第2のグランド導体層2を分断し、分断して得られ
る各分割グランド導体層間を、直流および低周波に対し
ては低インピーダンス、高周波に対しては高インピーダ
ンスを有する素子で接続し、共振周波数を変化させるこ
とで放射ノイズを抑制する。または、フェライトビーズ
を貫通した導体などで前記各分割グランド導体層間を接
続することで、第2のグランド導体層2に対して高周波
電流に損失を与えるような構成を採用し放射ノイズを抑
制する。なお、この場合の第2のグランド導体層2は、
前記ディジタル回路用のグランド用導体でないことが望
ましい。
【0023】また、例えばディジタル回路とアナログ回
路が混在するプリント配線基板である場合、第1のグラ
ンド導体層1をディジタル回路用に、第2のグランド導
体層2をアナログ回路用として用い、この第2のグラン
ド導体層2を前記構成で分断する。このディジタル回路
用とアナログ回路用の割り当てが入れ替われば、当然、
第1のグランド導体層1に対してインダクタンス性素子
を使用して分割する上述した構成を採用する。
【0024】また、第1のグランド導体層1と第2のグ
ランド導体層2の間に信号用導体層3を配置した積層構
造のプリント配線基板であれば、6層より少ない、また
は多い層数の基板に対しても適用することが可能であ
る。
【0025】この結果、線間クロストーク等、外部への
電磁干渉と放射ノイズを低減できるプリント配線基板が
得られる。
【0026】図3は、以上説明したプリント配線基板に
おける分割したグランド導体層の構成の具体例を示す平
面図であり、図3で示す分割されたグランド導体層は第
2のグランド導体層2であり、第1のグランド導体層1
または第2のグランド導体層2のいずれか一方が分割さ
れた構成であれば、線間クロストーク等を含め、外部へ
の電磁干渉、放射ノイズの低減などの効果が期待でき
る。
【0027】また、図3では、第2のグランド導体層2
を分割したときの各分割グランド導体層20間をインダ
クタンス素子7(接続部)で接続した構成を示してい
る。このインダクタンス素子7はフェライトビーズを貫
通させた導体等の損失性のインダクタンス要素を含む。
この実施の形態では、インダクタンス素子7は第2のグ
ランド導体層2の層上ではなく、通常、部品実装面に配
置される。このため、前記フェライトビーズを貫通させ
た導体等の損失性のインダクタンス要素などのインダク
タンス素子7を接続するための接続部が、スルーホール
などにより前記各分割グランド導体層20と接続された
状態で前記部品実装面に構成されている。
【0028】図4は、第2のグランド導体層2を分割し
たときの分割グランド導体層20および第1のグランド
導体層1と、前記分割グランド導体層20と前記第1の
グランド導体層1間の信号用導体層3である信号配線の
構成関係を示す部分断面図である。図4において、3a
は高い周波数の信号が乗る信号配線、3bは直流を含む
低い周波数信号用の電源用配線導体などの信号配線であ
る。この実施の形態1では、第1のグランド導体層1と
分割グランド導体層20の間に信号配線3a,3bがレ
イアウトされる。なお、図4で示した信号配線3a,3
bは紙面に垂直に形成されていることを示している。ま
た、図3では、第2のグランド導体層2を4分割してい
るが、2分割をはじめ他の分割数でも良い。これらは、
以下の実施の形態の説明に対しても同様である。
【0029】インダクタンス素子7は、高周波に対しイ
ンピーダンスが高いインダクタンス性素子により高周波
成分を分離するか、あるいは高周波で高インピーダンス
かつ損失性であるフェライトビーズ等の磁性体貫通形導
体で高周波成分に対し損失を増やす。これにより、第1
のグランド導体層1と第2のグランド導体層2が構成す
る平行平板について、信号配線3aにより給電されたモ
ードによる共振周波数を変化させ、あるいは両グランド
導体層1,2間に誘起される電磁界を減衰させることで
放射ノイズを低減することができる。
【0030】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、第1のグランド導体層1と第2のグランド導体層2
とにより信号配線3a,3bなどの信号用導体層を挟む
構成を有したプリント配線基板において、前記第1のグ
ランド導体層1と前記第2のグランド導体層2のいずい
れか一方、特にディジタル回路とアナログ回路が混在す
る場合には一般的に電流帰還回路として機能するアナロ
グ回路用のグランド導体層を分割し、この結果得られた
各分割グランド導体層間をインダクタンス素子7により
接続し、前記第1のグランド導体層1と前記第2のグラ
ンド導体層2が構成する平行平板について、信号配線3
aにより給電されたモードによる共振周波数を変化さ
せ、あるいは両グランド導体層1,2間に誘起される電
磁界を減衰させ、線間クロストーク等の外部への電磁干
渉と放射ノイズを低減できるプリント配線基板が得られ
る効果がある。また、第1グランド導体層1と第2グラ
ンド導体層2間に信号配線3a,3bを配置することで
特性インピーダンスを調整できるプリント配線基板が得
られる効果がある。
【0031】実施の形態2.図5は、この実施の形態2
によるプリント配線基板の構成を示す部分断面図であ
る。図5において図4と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。この実施の形態2
では第1のグランド導体層1と、第2のグランド導体層
2を分割して構成された分割グランド導体層20との間
の、信号配線3a、3bを配置した領域にだけ分割グラ
ンド導体層20を設ける構成である。信号配線3a、3
bが配置される位置は、分割グランド導体層20に対し
てその辺部から1パターン幅以上内側に配置する。これ
により、分割グランド導体層20の面積を小さくするこ
とができ、共振周波数を高い方に移動させ、共振周波数
より低い周波数帯での放射効率を劣化させて、放射ノイ
ズの抑制効果を高めることができる。また、第2のグラ
ンド導体層2の分割数を少なくでき、分割グランド導体
層20間を接続するためのインダクタンス素子7の数を
減らすことができる。図5では、直流を含む低い周波数
信号用の電源用配線導体などの信号配線3bを片側に寄
せているが、プリント配線基板の縦横方向を含めてその
形状は制限しない。
【0032】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、信号配線3a、3bを配置した領域にだけ分割グラ
ンド導体層20を設けることで、線間クロストーク等、
外部への電磁干渉と放射ノイズを低減できるプリント配
線基板が得られる効果がある。また、第1のグランド導
体層1と、分割グランド導体層20に分割された第2の
グランド導体層2との間に信号配線3a,3bを配置す
ることで特性インピーダンスを調整できるプリント配線
基板が得られる効果がある。
【0033】さらに、第2のグランド導体層2を複数の
分割グランド導体層20に分割し、信号線3a、3bが
配置される位置を、分割グランド導体層20に対して1
パターン幅分以上内側に位置するように配置することで
放射ノイズの抑制効果を高め、また、分割グランド導体
層20間を接続するためのインダクタンス素子7の数を
減らすことができるプリント配線基板が得られる効果が
ある。
【0034】実施の形態3.図6は、この実施の形態3
によるプリント配線基板の構成を示す部分断面図であ
る。図6において図5と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。前記実施の形態2
では、分割グランド導体層20と第1のグランド導体層
1の間に配置する信号用導体層3は、高い周波数の信号
が乗る信号配線3aの他に直流を含む低い周波数信号用
の電源用配線導体などの信号配線3bを含むが、この実
施の形態3では信号配線のうち前記信号配線3aを配置
した領域にだけ分割グランド導体層20を設ける。
【0035】また、信号配線3aは分割グランド導体層
20に対して1パターン幅分以上内側に配置する。これ
により、分割グランド導体層20の面積を小さくでき、
共振周波数を高い方に移動させ、共振周波数より低い周
波数帯での放射効率を劣化させて、放射ノイズの抑制効
果を高めることができる。また、信号配線3bを配置し
た領域には分割グランド導体層20を設けず、信号配線
3aを配置した領域にだけ分割グランド導体層20を設
けるため、分割グランド導体層20の面積を小さくする
ことができ、さらに第2のグランド導体層2の分割数を
少なくすることが可能になり、分割グランド導体層20
を接続するためのインダクタンス素子7の数を減らすこ
とができる。
【0036】図6では、信号配線3bを片側に寄せてい
るが、プリント配線基板の縦横方向を含めてその形状は
制限せず、信号配線3aと信号配線3bを分けて配置す
る構成、低速信号用の信号配線3bがアナログ信号線や
アナログ用電源線、第1のグランド導体層1、第2のグ
ランド導体層2とは異なる種類のグランド線である場合
であってもよく、信号配線3aと信号配線3bとの電磁
結合を抑制することもできる。
【0037】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、信号配線のうち高い周波数の信号が乗る信号配線3
aを配置した領域にだけ分割グランド導体層20を設け
ることで、分割グランド導体層20の面積を小さくで
き、線間クロストーク等、外部への電磁干渉と放射ノイ
ズを低減できるプリント配線基板が得られる効果があ
る。また、グランド導体層1,2間に信号配線3a,3
bを配置することで特性インピーダンスを調整できるプ
リント配線基板が得られる効果がある。さらに、分割グ
ランド導体層20間を接続するためのインダクタンス素
子7の数を減らすことができるプリント配線基板が得ら
れる効果がる。さらに、高速信号線と低速信号線との電
磁結合を抑制できるプリント配線基板が得られる効果が
ある。
【0038】実施の形態4.図7は、この実施の形態4
によるプリント配線基板の構成を示す部分断面図であ
る。図7において図5と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。この実施の形態7
のプリント配線基板では、第1のグランド導体層1と分
割グランド導体層20との間に配置される信号用導体層
3は信号配線3aであり、信号配線3bは第1のグラン
ド導体層1および第2のグランド導体層2の外側に配置
する構成である。
【0039】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、第1のグランド導体層1と分割グランド導体層20
との間に信号配線3aが配置され、信号配線3bは第1
のグランド導体層1および第2のグランド導体層2の外
側に配置する構成であるため、信号配線3aと信号配線
3bとの電磁結合を抑制する作用をより高められるプリ
ント配線基板が得られる効果がある。また、信号配線3
aと信号配線3bとのアイソレーションが構造的に確保
されているため、基板設計時に改めて考慮する必要がな
く、基板設計の期間短縮と設計負荷の軽減を図れるプリ
ント配線基板が得られる効果がある。
【0040】実施の形態5.図8は、この実施の形態5
によるプリント配線基板の構成を示す部分断面図であ
る。図8において図7と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。この実施の形態5
では、第1のグランド導体層1と分割グランド導体層2
0との間の信号用導体層3は信号配線3aだけであり、
また信号配線3bは第1のグランド導体層1と第2のグ
ランド導体層2の外側に配置した構成である。さらに、
信号配線3aを配置した領域にのみ分割グランド導体層
20を設けた構成である。
【0041】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、第1のグランド導体層1と分割グランド導体層20
との間に信号配線3aのみを配置し、また信号配線3b
は第1のグランド導体層1と第2のグランド導体層2の
外側に配置し、さらに信号配線3aを配置した領域にの
み分割グランド導体層20を設ける構成であるため、信
号配線3aと信号配線3bとの電磁結合を抑制する性能
を高められるプリント配線基板が得られる効果がある。
また、信号配線3aと信号配線3bとのアイソレーショ
ンが構造的に確保されているため基板設計時に改めて考
慮する必要がない。さらに分割グランド導体層20の面
積を小さくでき、放射ノイズの抑制効果を高めることが
できるプリント配線基板が得られる効果がある。また、
信号配線3bは第1のグランド導体層1と第2のグラン
ド導体層2の外側に配置し、さらに信号配線3aを配置
した領域にのみ分割グランド導体層20を設ける構成で
あることから、分割グランド導体層20は信号配線3a
の領域と信号配線3bの領域に対応してそれぞれ分割す
る必要がなくなり、第2のグランド導体層2の分割数を
少なくすることが可能になり、さらに分割グランド導体
層20の面積を小さくすることができ、分割グランド導
体層20間を接続するためのインダクタンス素子7の数
も減らせるプリント配線基板が得られる効果がある。
【0042】実施の形態6.図9は、この実施の形態6
によるプリント配線基板の構成を示す部分断面図であ
る。この実施の形態6のプリント配線基板では、前記実
施の形態1から前記実施の形態5に示したプリント配線
基板において、第1のグランド導体層1と分割グランド
導体層20とで挟まれた範囲の信号配線が、第2のグラ
ンド導体層2を分割している隙間21の部分で、当該隙
間21と平行に重ならないように構成する。前記隙間2
1と前記信号配線が平行な場合、当該信号配線を1パタ
ーン幅分以上、前記隙間21から離すように構成する
か、または、前記信号配線と角度を持つ方向に前記隙間
21を配置するように構成する。
【0043】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、第1のグランド導体層1と分割グランド導体層20
とで挟まれた範囲の、隙間21の部分における信号配線
と、分割グランド導体層20の外側の信号配線や基板外
部とのアイソレーションについての安全性を容易に確保
できるプリント配線基板が得られる効果がある。
【0044】実施の形態7.図10は、この実施の形態
7によるプリント配線基板の構成を示す部分断面図であ
る。図11は、図10に示したプリント配線基板の構成
を上面から透視したときの上面透視図であり、図9と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。前記実施の形態1から前記実施の形態6で説
明した各プリント配線基板において、第1のグランド導
体層1と分割グランド導体層20とで挟まれた範囲の信
号配線3aが、第2のグランド導体層2を挟んで上の層
にある信号配線40と、隙間21の部分で平行に重なる
位置関係にならないように構成する。信号配線40と信
号配線3aが隙間21の部分で平行な位置関係にある場
合、信号配線40と信号配線3aを1パターン幅分以
上、互いに離すような構成にする。
【0045】図11では、第2のグランド導体層2を挟
んで上の層にある信号配線40と信号配線3aが、隙間
21の部分で互にかつ当該隙間21とも平行に重なる位
置関係にならないように、隙間21に対し交差(直交)
する位置関係に配置される。
【0046】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、隙間21の部分で信号配線3aと外側の信号配線4
0とのアイソレーションが劣化するのを防止できるプリ
ント配線基板が得られる効果がある。
【0047】実施の形態8.前記実施の形態1から前記
実施の形態7で説明した各プリント配線基板において、
分割グランド導体層20間の接続に、インダクタンス素
子7の代わりに部品実装面において導体で接続するか、
または第2のグランド導体層2上においてパターンで接
続する構成を採用してもよい。
【0048】このような構成にしたときには、放射ノイ
ズの抑制効果は劣化するが、この劣化が許容範囲である
場合に、分割グランド導体層20間の接続にインダクタ
ンス素子7などを用いる必要がなく、またインダクタン
ス素子7などの部品実装スペースが不要になり、製造コ
ストを下げることができ、または部品実装面の使用効率
が向上し、製造コストを下げられるプリント配線基板が
得られる効果がある。
【0049】実施の形態9.前記実施の形態1から前記
実施の形態8で説明したプリント配線基板において電源
用導体層5を備える場合、この電源用導体層5を第2の
グランド導体層2と同様に分割し、かつインダクタンス
素子で接続する構成を採用してもよい。
【0050】このように構成したときには、グランド導
体層による放射ノイズだけでなく、前記電源用導体層5
による放射ノイズも抑制できるプリント配線基板が得ら
れる効果がある。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の分割導体層にいずれか一方が平面方向で分割されてい
る第1の導体層と第2の導体層と、前記第1の導体層と
前記第2の導体層との間に層形成され、当該第1の導体
層と第2の導体層とともに多層基板を構成する信号用導
体層と、前記各分割導体層間を接続したインダクタンス
要素としての接続部とを備えるように構成したので、前
記各導体層の性能上の信頼性を損うことなく、前記信号
用導体層により励振される導体層による線間クロストー
クおよび外部への放射ノイズを有効に低減できる効果が
ある。
【0052】この発明によれば、複数の分割グランド導
体層にいずれか一方が平面方向で分割されている第1の
グランド導体層と第2のグランド導体層と、前記第1の
グランド導体層と第2のグランド導体層との間に層形成
され、当該第1のグランド導体層と第2のグランド導体
層とともに多層基板を構成する信号用導体層と、前記各
分割グランド導体層間を接続したインダクタンス要素と
しての接続部とを備えるように構成したので、前記各グ
ランド導体層の性能上の信頼性を損うことなく、前記信
号用導体層により励振されるグランド導体層による線間
クロストークおよび外部への放射ノイズを有効に低減で
きる効果がある。
【0053】この発明によれば、高い周波数の信号が流
れる信号配線、および直流を含む低い周波数信号用や電
源用などの信号配線を信号用導体層に構成したので、各
グランド導体層の性能上の信頼性を損うことなく、前記
信号用導体層の高い周波数の信号が流れる信号配線によ
り励振されるグランド導体層による線間クロストークお
よび外部への放射ノイズを有効に低減できる効果があ
る。
【0054】この発明によれば、高い周波数の信号が流
れる信号配線を信号用導体層に構成し、直流を含む低い
周波数信号用や電源用などの信号配線は、第1のグラン
ド導体層と第2のグランド導体層の外側に配置形成した
構成を備えたので、前記高い周波数の信号が流れる信号
配線から前記直流を含む低い周波数信号用や電源用など
の信号配線への線間クロストークおよび放射ノイズを有
効に低減できる効果がある。
【0055】この発明によれば、高い周波数の信号が流
れる信号配線、および直流を含む低い周波数信号用や電
源用などの信号配線が形成されている領域のみに分割グ
ランド導体層を形成するように構成したので、小さい面
積の分割グランド導体層により各グランド導体層の性能
上の信頼性を損うことなく、前記高い周波数の信号が流
れる信号配線により励振されるグランド導体層による線
間クロストークおよび外部への放射ノイズを有効に低減
できる効果がある。
【0056】この発明によれば、高い周波数の信号が流
れる信号配線が形成されている領域を覆う構成の分割グ
ランド導体層が、分割された第1のグランド導体層また
は第2のグランド導体層により形成されているので、よ
り小さい面積の分割グランド導体層により、各グランド
導体層の性能上の信頼性を損うことなく、前記高い周波
数の信号が流れる信号配線により励振されるグランド導
体層による線間クロストークおよび外部への放射ノイズ
を有効に低減できる効果がある。
【0057】この発明によれば、高い周波数の信号が流
れる信号配線を、分割グランド導体層の辺部から所定の
距離、内側に配置形成する構成を備えるようにしたの
で、小さい面積の分割グランド導体層により、各グラン
ド導体層の性能上の信頼性を損うことなく、前記高い周
波数の信号が流れる信号配線により励振されるグランド
導体層による線間クロストークおよび外部への放射ノイ
ズをより有効に低減できる効果がある。
【0058】この発明によれば、分割されて複数の分割
グランド導体層を構成する第1のグランド導体層または
第2のグランド導体層の外側にある直流を含む低い周波
数信号用や電源用などの信号配線と、前記第1のグラン
ド導体層と前記第2のグランド導体層とで挟まれた高い
周波数の信号が流れる信号配線とを、隣接する分割グラ
ンド導体層間の隙間に対し並行でない位置関係で配置す
る構成を備えようにしたので、前記隙間による線間クロ
ストークおよび外部への放射ノイズの影響を有効に低減
できる効果がある。
【0059】この発明によれば、各分割グランド導体層
間を接続したパターンによりインダクタンス要素として
の接続部を構成したので、インダクタンス素子などを用
いた場合に比べて部品実装スペースが不要になり、製造
コストを下げることができ、また部品実装面の使用効率
が向上し、製造コストを削減して、各グランド導体層の
性能上の信頼性を損うことなく、信号用導体層により励
振されるグランド導体層による線間クロストークおよび
放射ノイズを有効に低減できる効果がある。
【0060】この発明によれば、部品実装面、または各
分割グランド導体層を構成する第1のグランド導体層ま
たは第2のグランド導体層にインダクタンス要素として
の接続部であるパターンを形成した構成を備えるように
したので、部品実装スペースが不要になり、製造コスト
を下げることができ、また部品実装面の使用効率が向上
し、製造コストを削減して、各グランド導体層の性能上
の信頼性を損うことなく、信号用導体層により励振され
るグランド導体層による線間クロストークおよび放射ノ
イズを有効に低減できる効果がある。
【0061】この発明によれば、複数の分割導体層に分
割され、前記各分割導体層間を接続したインダクタンス
要素としての接続部を有した電源用導体層を備えように
構成したので、グランド導体層による放射ノイズだけで
なく、前記電源用導体層による放射ノイズも抑制できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のプリント配線基板
の構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のプリント配線基板
の層構成を示す構造説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のプリント配線基板
における分割したグランド導体層の構成の具体例を示す
平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のプリント配線基板
における分割グランド導体層および第1のグランド導体
層と、信号配線の構成関係を示す部分断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるプリント配線
基板の構成を示す部分断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるプリント配線
基板の構成を示す部分断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるプリント配線
基板の構成を示す部分断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5によるプリント配線
基板の構成を示す部分断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるプリント配線
基板の構成を示す部分断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるプリント配
線基板の構成を示す部分断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態7によるプリント配
線基板の構成を上面から透視したときの上面透視図であ
る。
【図12】 特開平7−111387号公報に開示され
た従来のプリント配線基板を示す構成図である。
【符号の説明】
1 第1のグランド導体層、2 第2のグランド導体
層、3 信号用導体層、3a,3b,40 信号配線、
5 電源用導体層、7 インダクタンス素子(接続
部)、20 分割グランド導体層、21 隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 光彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 富山 勝己 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 内田 雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 鶴瀬 英紀 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割導体層にいずれか一方が平面
    方向で分割されている第1の導体層と第2の導体層と、 前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に層形成さ
    れ、当該第1の導体層と第2の導体層とともに多層基板
    を構成する信号用導体層と、 前記各分割導体層間を接続したインダクタンス要素とし
    ての接続部とを備えたプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 導体層は、グランド導体層であることを
    特徴とする請求項1記載のプリント配線基板。
  3. 【請求項3】 信号用導体層は、 高い周波数の信号が流れる信号配線、および直流を含む
    低い周波数信号用や電源用などの信号配線を構成してい
    ることを特徴とする請求項2記載のプリント配線基板。
  4. 【請求項4】 信号用導体層は、高い周波数の信号が流
    れる信号配線を構成し、 直流を含む低い周波数信号用や電源用などの信号配線
    が、第1のグランド導体層と第2のグランド導体層の外
    側に配置形成されていることを特徴とする請求項2記載
    のプリント配線基板。
  5. 【請求項5】 分割グランド導体層は、 高い周波数の信号が流れる信号配線、および直流を含む
    低い周波数信号用や電源用などの信号配線が形成されて
    いる領域のみに形成されていることを特徴とする請求項
    3記載のプリント配線基板。
  6. 【請求項6】 分割グランド導体層は、 高い周波数の信号が流れる信号配線が形成されている領
    域のみを覆う構成で、分割された第1のグランド導体層
    または第2のグランド導体層により形成されていること
    を特徴とする請求項3または請求項4記載のプリント配
    線基板。
  7. 【請求項7】 高い周波数の信号が流れる信号配線は、 分割グランド導体層の辺部から所定の距離、内側に配置
    形成されていることを特徴とする請求項6記載のプリン
    ト配線基板。
  8. 【請求項8】 分割されて複数の分割グランド導体層を
    構成する第1のグランド導体層または第2のグランド導
    体層の外側にある直流を含む低い周波数信号用や電源用
    などの信号配線と、前記第1のグランド導体層と前記第
    2のグランド導体層とで挟まれた高い周波数の信号が流
    れる信号配線とが、隣接する分割グランド導体層間の隙
    間に対し並行でない配置関係で形成されていることを特
    徴とする請求項4記載のプリント配線基板。
  9. 【請求項9】 インダクタンス要素としての接続部は、 各分割グランド導体層間を接続したパターンであること
    を特徴とする請求項2から請求項8のういちのいずれか
    1項記載のプリント配線基板。
  10. 【請求項10】 パターンは、 部品実装面、または各分割グランド導体層を構成する第
    1のグランド導体層または第2のグランド導体層に形成
    されていることを特徴とする請求項9記載のプリント配
    線基板。
  11. 【請求項11】 複数の分割導体層に分割され、前記各
    分割導体層間を接続したインダクタンス要素としての接
    続部を有した電源用導体層を備えたことを特徴とする請
    求項1から請求項10のういちのいずれか1項記載のプ
    リント配線基板。
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