JPH1134080A - 発泡成形用金型 - Google Patents
発泡成形用金型Info
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
の内部に隈無く行き渡らせる。 【解決手段】 発泡成形用金型10は、下型14のキャ
ビティ16に開口して、コア材2と表皮材4の間に注入
された発泡材料が行き渡り難い個所に位置する空気吸引
口24,24と、この空気吸引口24,24に接続し、上
型12および下型14の型締め後に所要時間だけ作動さ
れる空気吸引源22と、下型14に進退自在に配設され
て空気吸引口24,24に対向し、空気吸引源22の作
動停止後に該吸引口24,24を閉塞するべく動作する
プラグ部材30,30とからなる。そして、発泡材料の
注入に先立ち空気吸引源22を所要時間だけ作動させる
ことにより、コア材2と表皮材4の間の発泡空間内の空
気を吸引して適宜の減圧状態を生ぜしめ、この減圧下に
注入口18から所要量の発泡材料を注入する。
Description
に関し、更に詳細には、内部のキャビティにセットした
コア材と表皮材との間に発泡材料(ウレタン等)を注入
し、これらコア材と表皮材との間で該発泡材料を発泡,
固化させて所要形状に成形する発泡成形用金型に関する
ものである。
製品は、発泡成形用金型の内部に形成したキャビティへ
所定量の発泡成形用の材料(以下「発泡材料」という)を注
入し、このキャビティ内で発泡・固化させることにより
所定形状に成形するようになっている。この発泡成形用
金型は、発泡材料の注入形態に基いて分類すると、オー
プン注入タイプとクローズド注入タイプとの大別され
る。すなわち、オープン注入タイプの発泡成形用金型
は、上下に分割される金型を開放して下型のキャビティ
内に発泡材料を注入し、次いで上型と下型とを型締めし
て該キャビティ内で発泡反応を進行させるものである。
また、クローズド注入タイプの発泡成形用金型は、上型
と下型とを予め型締めした状態において、該金型の所要
位置に形成した注入口に注入装置の注出口を当接させて
内部のキャビティへ発泡材料を注入し、該キャビティ内
で発泡反応を進行させるものである。何れの発泡成形用
金型にあっても、キャビティ内に注入された発泡材料
は、化学反応により白濁してクリーム状となった後に細
かい気泡が発生して発泡を開始し、所定時間(ライジン
グタイム)後に該キャビティ内全体に充満して固化する
ことで発泡が完了する。
設置されるダッシュボード(図10参照)において、コア
材2と表皮材4との間に発泡材料Uを注入して発泡させ
るクローズド注入タイプの発泡成形用金型を概略で示し
た縦断側面図である。この発泡成形用金型60は、下型
14に形成した凹部に沿って所定形状の表皮材4をセッ
トすると共に、上型12に形成した凸部に別途成形した
合成樹脂等のコア材2をセットし、この状態で両型1
2,14を型締めすることで内部に形成されるキャビテ
ィ16内に該表皮材4とコア材2とを位置決めすると共
に、両部材4,2の間に適宜厚さの発泡空間6を形成す
るようになっている。そして前記コア材2には、上型1
2の所定位置に設けた注入口18に整合する通入口2a
を形成してあり、該注入口18に当接した注入装置50
から所定量の発泡材料Uを該発泡空間6内へ注入するよ
うになっている。なお注入口18(通入口2a)は、図1
0に示す如く、発泡空間6全体に発泡材料Uが行き渡る
ようにコア材2のセンタ(容量センタ)付近に設けてあ
り、注入した発泡材料Uは前記発泡空間6の末端部へ向
かって発泡しながら移動し、最終的には該発泡空間6全
体に充満するようになる。
ボードでは、それ自体の質感の向上を図る目的でコア材
2の表面全体を表皮材4で覆蓋すると共に該コア材2と
表皮材4の間に発泡材料Uを介在させるものであるか
ら、前記発泡空間6は該コア材2の外郭形状に沿った薄
くかつ複雑な凹凸形状に形成されている。また、前記注
入口18から注入された発泡材料Uは、末端部に向かっ
て流れている途中で既に発泡反応が進行するようになる
から、該末端部に近づくに従って流動性が低くなってい
く。従って発泡反応が進行した発泡材料Uは、発泡空間
6の末端部へ到達する前に固化してしまうことがあり、
ダッシュボードの両端部近傍に欠肉部分が形成されたり
気泡が発生して製品不良の大きな原因となっていた。こ
のため、このようなダッシュボートをはじめとする複雑
な形状の製品では、発泡材料Uによる発泡成形そのもの
が不可能となる場合もあった。
の発生等を防止するため、発泡材料Uの注入量を規定
より増量する、発泡空間6の末端部近傍にガス抜き孔
を設けて発泡材料Uの流れを良くする、等の対応策が講
じられている。しかるに前記の方法では、発泡材料U
の注入量が増えるので材料費が嵩んで製造コストが高く
なる欠点があると共に、規定量よりも多くの発泡材料U
を注入するので成形後の製品が硬くなってしまう問題点
をも内在している。また前記の方法では、発泡空間6
内で発生するガスや空気がガス抜き孔から外方へ放出さ
れるので発泡材料Uの流れがよくなる利点があるが、ガ
ス抜き孔を形成する位置の設定が非常に難しく、多くの
場合はガス抜きの形成位置を適宜変更しながら試行を繰
返して最適位置を見い出す方法が採られ、試行工数が増
えてしまう欠点がある。しかも、ガス抜き孔へ発泡材料
Uが膨出してそのまま固化してしまうので、この膨出部
分を後工程で切除する作業が別途必要となって仕上工数
も増えてしまう難点も指摘される。
新規に提案されたものであって、型締め後にキャビティ
内にセットしたコア材と表皮材との間の発泡空間内に介
在する空気を吸引して適宜の減圧状態を生ぜしめ、この
減圧下に発泡材料を注入して該発泡材料を発泡空間の内
部に隈無く行き渡らせるよう構成した発泡成形用金型を
提供することを目的とする。
所期の目的を達成するため本発明に係る発泡成形用金型
は、上型のキャビティにコア材または表皮材をセット
し、また対応する下型のキャビティに表皮材またはコア
材をセットして型締めし、前記上型または下型に開設し
た注入口を介して発泡材料を前記コア材と表皮材との間
に注入して、該発泡材料の発泡・固化を行なうようにし
た発泡成形用金型において、前記上型または下型のキャ
ビティに開口し、前記コア材と表皮材の間に注入された
発泡材料が行き渡り難い個所に位置する空気吸引口と、
前記空気吸引口に接続し、前記上型および下型の型締め
後に所要時間だけ作動させられる空気吸引源と、前記上
型または下型に進退自在に配設されて前記空気吸引口に
対向し、前記空気吸引源(22)の作動停止後に該吸引口を
閉塞するべく動作するプラグ部材とからなり、前記一方
のキャビティにセットした表皮材に設けた開口部に前記
空気吸引口を臨ませると共に、他方のキャビティにセッ
トしたコア材に設けた挿通孔に前記プラグ部材を整合さ
せた後に型締めを行ない、前記発泡材料の注入に先立ち
前記空気吸引源を所要時間だけ作動させることにより、
前記コア材と表皮材の間の空気を吸引して適宜の減圧状
態を生ぜしめ、この減圧下に前記注入口から所要量の発
泡材料を前記コア材と表皮材との間に注入すると共に、
所要のタイミングで前記プラグ部材を前進動作させて前
記空気吸引口を閉塞することによって、該発泡材料を該
コア材と表皮材との内部に隈無く行き渡らせるよう構成
したことを特徴とする。
型につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。なお本実施例では、前述したダッシ
ュボードのコア材と表皮材との間に注入した発泡材料
を、所定形状に成形する発泡成形用金型を例として説明
する。また、従来技術で説明した部材と同一の部材につ
いては、同一符号を付して説明することとする。
成形用金型10と、発泡材料用の注入装置50とを概略
で示す縦断正面図である。本実施例の発泡成形用金型1
0は、互いに密着的に型締めが可能な横長の上型12と
下型14からなる上下分割タイプの分割型であって、下
型14に対して上型12を上方へ開放することにより、
内部に形成された所定形状のキャビティ16を露出させ
得るようになっている。実施例の発泡成形用金型10
は、ダッシュボードを構成するコア材2を上型12の凸
部に固定させてセットすると共に、表皮材4を下型14
の凹部内面に沿って密着的にセットするようになってお
り、これらコア材2および表皮材4を適切にセットした
状態で上型12と下型14とを型締めすると、該コア材
2と表皮材4との間に発泡空間6が形成されるようにな
っている。なお、この発泡成形用金型10はクローズド
注入タイプであって、前記上型12の略中央部には、前
記注入装置50の注出口52が整合当接する注入口18
が形成されている。
および図2に示す如く、空気導通管20を介して空気吸
引源22に接続した2個の空気吸引口24,24が、下
型14における長手方向の両端部近傍に形成した凸部2
6,26に開口されている。この凸部26,26は、空調
用の吹出口やサイドデフロスタの吹出口が設置される設
置部位8,8を形成したコア材2(図3参照)を、前記上
型12にセットしてこの状態で該上型12と下型14と
を型締めした際に、これら設置部位8,8に対向した部
位に形成してある。すなわち、発泡成形用金型10の上
型12と下型14とを型締めして密着させた状態におい
て前記空気吸引源22を運転すれば、発泡空間6(キャ
ビティ16)内に閉じ込められた空気が各空気吸引口2
4,24から吸引されて前記空気導通管20を介して該
空気吸引源22へ導かれるので、該キャビティ16内を
適宜の減圧状態とすることができる。なお前記設置部位
8,8は、図8および図9に示す如く、ダッシュボード
Dにおいて前記吹出口を設置するために、後工程で切除
して所要形状の開口部(開口部分)46を形成するように
なっている。
例えば流体圧シリンダやモータ等の適宜作動手段31に
よりキャビティ16内に向けて前進・後退が可能なプラ
グ部材30,30が、前記各空気吸引口24,24に対向
した位置に対応的に配設されている。これらプラグ部材
30,30は、図2に示す如く、棒状円柱体に形成され
て前記各空気吸引口24の前面に対向した位置に穿設さ
れた通口28に嵌挿した状態に配設され、その後端面に
前記作動手段31に連繋した作動棒32が接続されると
共に、例えばゴム等を材質とする円盤34が該プラグ部
材30の後部側に外嵌されている。更にこの円盤34
は、上型12の外側に突設した円筒状のシリンダ36の
内面に触接した状態に配設されており、プラグ部材30
の移動下に該シリンダ36の内面に沿って摺動して該プ
ラグ部材30の姿勢を規制すると共に、キャビティ16
内の気密を保持するようになっている。
すなわち作動棒32が後退した状態においては、図2に
実線で示す如く、プラグ部材30はキャビティ16内か
ら後退しており、その先端面30aと前記空気吸引口2
4との間に適宜隙間38が形成されるように設定されて
いる。また、前記作動手段31を作動して作動棒32を
前進させると、図2に2点鎖線で示す如く、プラグ部材
30は通口28内を移動してキャビティ16内へ前進
し、その先端面30aが前記空気吸引口24の周縁部に
略当接する位置まで近接するように設定されている。な
お前記作動手段31は、図示しないコンピュータやタイ
マ等の制御下に作動し、その作動タイミング等が適宜制
御されるようになっている。
形品であるダッシュボードDでは、前述した如く、コア
材2と表皮材4との間に形成される発泡空間6内に発泡
材料Uを注入すると共に、この発泡空間6内の空気を前
記空気吸引口24で吸引するため、前記表皮材4および
コア材2では、該発泡成形用金型10の構成に対応して
前工程において所定の加工を施しておく。すなわち表皮
材4では、図2に示す如く、前記下型14にセットした
際に前記各空気吸引口24,24が整合する位置(前記設
置部位8に対応する位置)に、空気流通用の開口部を形
成する必要がある。そこで、塩化ビニール(PVC)等を
材質とする表皮材4は、前工程の真空成形またはパウダ
ースラッシュ成形時に、図4および図5に示す如く、前
記設置部位8に対応する部分に縦断面逆V状の円形溝4
2を同時に成形し、成形後の適時に該溝42に沿って切
断して円形状の開口部40を形成するようになってい
る。なお開口部40は、円形状の不要部分を切除するこ
とにより、輪郭縁が適宜突出した形状を呈していると共
に、図2に示す如く、前記プラグ部材30の直径よりも
適宜小径に設定される。また具体的に図示しないが、こ
の開口部40は放射状のスリットとしてもよい。
による所定形状への成形工程において、図2に示す如
く、前記上型12にセットした際に各プラグ部材30,
30が整合する位置(前記設置部位8に対応する位置)
に、円形状の挿通孔44,44を形成しておく。そし
て、コア材2を上型12にセットする際に、各挿通孔4
4,44に前記各プラグ部材30,30を整合させると共
に嵌挿させ、この状態で該コア材2を上型12の凸部に
セットするようになっている。なお、コア材2のセンタ
近傍には、上型12に形成した前記注入口18と整合す
る通入口2aが形成される。
例の発泡成形用金型の作用につき説明する。なお、実施
例の発泡成形用金型10では、非成形時(成形前)にあっ
ては、上型12に配設した各プラグ部材30,30を、
図6に示す如く前記作動手段31により後退させた状態
に保持し、また空気吸引源22も運転停止した状態に制
御されている。
状態において、前もって成形した前記コア材2を上型1
2の凸部に固定セットすると共に、前記表皮材4を下型
14の凹部内面に沿って密着的にセットする。すなわち
コア材2は、上型12にセットするに際して、設置部位
8に形成した各挿通孔44,44にプラグ部材30,30
を挿通させると共に、該上型12の注入口18と通入口
2aとを整合させた状態で固定セットする。また表皮材
4は、下型14にセットするに際して、前もって形成し
ておいた各開口部40,40を空気吸引口24,24に整
合させ、この状態で該下型14に固定セットする。そし
て、コア材2および表皮材4を上型12および下型14
に対して適切に固定セットした状態において、該下型1
4に対して上型12を覆蓋する。
ら、発泡材料用の注入装置50を移動させてその注出口
52の先端を上型12の注入口18の上面に整合当接さ
せ、発泡材料Uの注入可能な状態とする。また、これと
適宜タイミングを合わせて前記空気吸引源22を始動さ
せることにより、発泡空間6内の空気が表皮材4の各開
口部40,40を介して各空気吸引口24,24から吸引
され、該発泡空間6内が適宜の減圧状態となる。なお、
この時点では、前記各プラグ部材30,30は未だ後退
した状態に制御されている。
間6内の減圧下において、前記注入装置50による発泡
材料Uの注入を開始する。注入装置50の注出口52か
ら注出された発泡材料Uは、上型12の注入口18およ
びコア材2の通入口2aを介して発泡空間6内へ流入す
る。前記空気吸引源22の運転下に減圧した発泡空間6
内に注入された発泡材料Uは、空気による抵抗が小さく
なっているため、該発泡空間6の末端部に向かってスム
ーズに移動していく。
ら発泡空間6の末端部に向かって流れる発泡材料Uが前
記各プラグ部材30および空気吸引口24に接近した
ら、適宜タイミングで前記作動手段31を作動して作動
棒32を付勢させ、各プラグ部材30,30を発泡空間
6内へ前進させる。そしてプラグ部材30が設定した所
定位置まで前進すると、図7に示す如く、先端面30a
が表皮材4の開口部40の突出した輪郭部に当接し、該
開口部40はプラグ部材30の先端面30aと空気吸引
口24の周縁部(キャビティ16の内面)とにより挟圧さ
れ、各空気吸引口24が閉塞された状態となる。なお、
プラグ部材30を前進させて空気吸引口24を閉塞する
と略同時に前記空気吸引源22の運転を停止し、発泡空
間6内の空気の吸引を中止する。そして、発泡材料Uが
発泡空間6内全体に隈無く行き渡って充満し、更にライ
ジングタイムを過ぎて固化が完了するまで、各プラグ部
材30,30を前進した状態に保持しておく。この際
に、前記開口部40,40はシールされた状態に保持さ
れているので、発泡材料Uが該開口部40から空気吸引
口24側へ流入することはない。
手段31を前とは逆に作動制御して各プラグ部材30,
30を発泡空間6から後退させ、上型12と下型14と
を開放して製品としてのダッシュボートDを取出す。こ
のとき、前記プラグ部材30が発泡空間6内に前進した
状態で発泡材料Uの発泡,固化が進行したので、ダッシ
ュボードDにおける設置部位8,8には、図8および図
9(a)に示す如く、円形状の開口が形成されている。
ードDは、前記設置部位8に吹出口を設置するために、
図8および図9(a)に2点鎖線で示したカットラインC
に沿ってウォータジェット機等で切断することにより、
図9(b)に示す如く、略矩形状の開口部46を形成する
ようになっている。すなわち各設置部位8,8は、発泡
成形が完了した後に切除されるので、前記プラグ部材3
0による開口等が全て取り除かれてしまい、成形工程に
おける円形状の開口がダッシュボードDにそのまま残る
ことはない。
たはタイマ等で制御されるので、発泡材料Uの発泡進行
や移動スピート等を前提として適切なタイミングで各プ
ラグ部材30,30を前進させることが可能である。
は、発泡空間6内の空気を空気吸引源22で吸引して適
宜減圧させてから発泡材料Uを注入するよう構成したの
で、該発泡材料Uが該発泡空間6の末端部まで極めてス
ムーズに流れて隅無く行き渡る。従って、発泡空間6の
内容積を前提とした規定量の発泡材料Uを注入すれば該
発泡空間6全体に該発泡材料Uが充満するようになり、
規定量(適切量)以上の発泡材料Uを注入する必要がなく
なり、材料費が嵩むことによる製造コストのアップを防
止すると共に成形後の製品が硬くなる不都合を回避し得
る。また、空気吸引口24から発泡空間6内の空気を吸
引するのでガス抜き孔を別途形成する必要がなく、該ガ
ス抜き孔の形成作業および最適位置を見つけるための試
行工数が全く不要となると共に、開口部40から発泡材
料Uが膨出しないから仕上工数を少なくしてコストを低
減することができる。更には、今までの金型では成形不
可能とされていた複雑な形状の製品であっても発泡成形
し得る。
を吸引する空気吸引口24およびプラグ部材30とを、
夫々2対ずつ形成または配設した発泡成形用金型を例示
したが、これらの配設数はこれに限定されるものではな
く、対象とする製品の形状等を前提として例えば1対と
したり3対以上としてもよい。また実施例では、上型1
2にプラグ部材30を配設すると共に下型14に空気吸
引口24を開口した構成を例示したが、プラグ部材30
を下型14に配設すると共に空気吸引口24を上型12
に開口してもよい。更に、空気吸引口24およびプラグ
部材30の形成または配設位置については、完成した成
形品における非露出位置、すなわち成形品の外的美観や
機能等を損なわない位置であれば、自由に設定し得るも
のである。なお実施例では、乗用車用のダッシュボード
Dにおけるコア材2と表皮材4の間での発泡成形を例と
して示したが、対象とする成形品はこれに限定されない
ことは勿論である。
形用金型によれば、キャビティ内にセットしたコア材と
表皮材との間の空気を吸引して適宜減圧させてから発泡
材料を注入するよう構成したので、該発泡材料が発泡空
間を極めてスムーズに流れて末端部まで隅無く行き渡ら
せることが可能となり、欠肉部分が形成されたり気泡が
発生することが好適に防止させる有益な効果を奏する。
これにより、発泡空間の容積を前提とした規定量の発泡
材料を注入すれば、該発泡材料が発泡空間内に好適に充
満するようになり、規定量(適切量)以上の発泡材料を注
入する必要がなくなるから、材料費が嵩むことによる製
造コストのアップを防止すると共に成形後の製品が硬く
なる不都合を回避し得る。そして、空気吸引口から発泡
空間内の空気を吸引するようにしたのでガス抜き孔を別
途形成する必要がなく、該ガス抜き孔の形成作業および
最適位置を見つけるための試行工数が全く不要となる。
しかも、空気吸引口をプラグ部材で閉塞するようにした
ので発泡材料が該空気吸引口側へ膨出することがなく、
膨出した部分を切除する作業を省略して仕上工数を少な
くし得る利点もある。更には、今までの金型では成形不
可能とされていた複雑な形状の製品であっても発泡成形
し得る等の利点もある。
示す縦断正面図である。
グ部材を示す要部断面図である。
ある。
破断して裏側からみた斜視図である。
部を形成する前と形成した後で示す縦断側面図である。
る状態において、該空間内を発泡材料が移動していく状
態を示す説明図である。
する状態を示す説明図である。
口を設けるための設置部位を示す斜視図である。
前と切除後で示す縦断面図である。
状態を該金型を省略して示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上型(12)のキャビティ(16)にコア材(2)
または表皮材(4)をセットし、また対応する下型(14)の
キャビティ(16)に表皮材(4)またはコア材(2)をセットし
て型締めし、前記上型(12)または下型(14)に開設した注
入口(18)を介して発泡材料(U)を前記コア材(2)と表皮材
(4)との間に注入して、該発泡材料(U)の発泡・固化を行
なうようにした発泡成形用金型において、 前記上型(12)または下型(14)のキャビティ(16)に開口
し、前記コア材(2)と表皮材(4)の間に注入された発泡材
料(U)が行き渡り難い個所に位置する空気吸引口(24,24)
と、 前記空気吸引口(24,24)に接続し、前記上型(12)および
下型(14)の型締め後に所要時間だけ作動させられる空気
吸引源(22)と、 前記上型(12)または下型(14)に進退自在に配設されて前
記空気吸引口(24,24)に対向し、前記空気吸引源(22)の
作動停止後に該吸引口(24,24)を閉塞するべく動作する
プラグ部材(30,30)とからなり、 前記一方のキャビティ(16)にセットした表皮材(4)に設
けた開口部(40,40)に前記空気吸引口(24,24)を臨ませる
と共に、他方のキャビティ(16)にセットしたコア材(2)
に設けた挿通孔(44,44)に前記プラグ部材(30,30)を整合
させた後に型締めを行ない、前記発泡材料(U)の注入に
先立ち前記空気吸引源(22)を所要時間だけ作動させるこ
とにより、前記コア材(2)と表皮材(4)の間の空気を吸引
して適宜の減圧状態を生ぜしめ、この減圧下に前記注入
口(18)から所要量の発泡材料(U)を前記コア材(2)と表皮
材(4)との間に注入すると共に、所要のタイミングで前
記プラグ部材(30,30)を前進動作させて前記空気吸引口
(24,24)を閉塞することによって、該発泡材料(U)を該コ
ア材(2)と表皮材(4)との内部に隈無く行き渡らせるよう
構成したことを特徴とする発泡成形用金型。 - 【請求項2】 前記空気吸引口(24)およびプラグ部材(3
0)は、成形品における露出しない部分や最終的に切除さ
れる開口部分(46)等に対応した位置に形成または配設さ
れる請求項1記載の発泡成形用金型。 - 【請求項3】 前記開口部(40)は、該開口部(40)の輪郭
形状に合わせた溝(42)を表皮材(4)のパウダースラッシ
ュ成形時に成形しておき、前記下型(14)にセットするに
先立って該溝(42)に沿って切断することにより設けられ
る請求項1記載の発泡成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20543697A JP3747349B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 発泡成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20543697A JP3747349B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 発泡成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1134080A true JPH1134080A (ja) | 1999-02-09 |
| JP3747349B2 JP3747349B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=16506847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20543697A Expired - Fee Related JP3747349B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 発泡成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3747349B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009073043A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 積層樹脂成形体の製造方法 |
| JP2009073042A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 積層樹脂成形体とその製造方法及びその装置 |
| EP3208066A1 (en) * | 2016-02-17 | 2017-08-23 | NGP Next Generation Pallets GmbH | Method and manufacturing device for manufacturing a laminated object, laminated objects, method for producing pallets, and pallets |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP20543697A patent/JP3747349B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009073043A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 積層樹脂成形体の製造方法 |
| JP2009073042A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 積層樹脂成形体とその製造方法及びその装置 |
| EP3208066A1 (en) * | 2016-02-17 | 2017-08-23 | NGP Next Generation Pallets GmbH | Method and manufacturing device for manufacturing a laminated object, laminated objects, method for producing pallets, and pallets |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3747349B2 (ja) | 2006-02-22 |
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