JPH11340860A - マルチバンド移動無線機 - Google Patents

マルチバンド移動無線機

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JPH11340860A
JPH11340860A JP10142905A JP14290598A JPH11340860A JP H11340860 A JPH11340860 A JP H11340860A JP 10142905 A JP10142905 A JP 10142905A JP 14290598 A JP14290598 A JP 14290598A JP H11340860 A JPH11340860 A JP H11340860A
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JP
Japan
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signal
frequency
tone
system communication
band
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JP10142905A
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Inventor
Hiroaki Shimizu
博明 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアとローカルの周波数の大小関係が変
わる場合でも、選択可能なシステム通信帯域すべてにお
いて正常な通信を行なうことを可能とする。 【解決手段】 制御部C1は、局部発振器31の生成す
るローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低
い場合には、切換スイッチ1011および切換スイッチ
1012に対して第1の入力端子に入力される信号をト
ーン信号として出力するように指示を与える。一方、局
部発振器31の生成するローカル信号の周波数の方がキ
ャリア周波数よりも高い場合には、制御部C1は、切換
スイッチ1051および切換スイッチ1052に対して
第2の入力端子に入力される信号をトーン信号として出
力するように指示を与える。これにより、常にQ信号が
I信号よりも90゜位相が進んだ直交データを後段のデ
ータ再生部に出力するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2つのシステ
ム、例えばGSM900(Global System for Mobile c
ommunication at 900MHz)とDCS1800(Digital
Cellular System at1800MHz)でそれぞれ使用される通
信帯域のうち、一方を選択的に使用して通信することが
可能なマルチバンド移動無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの移動無線機で、2つのシステム通
信帯域、例えばGSM900の通信帯域とDCS180
0の通信帯域のうち、一方を選択的に使用できるものが
ある。このような移動無線機は、マルチバンド移動無線
機といわれ、高周波信号処理部をスーパーヘテロダイン
方式で構成した時、上記2つのシステム通信帯域の無線
周波数fDCS,fGSM とこれらの局部発振(ローカル)周
波数fLoD,fLoG との周波数の大小関係によって、図1
6(fLoG <fGSM ,fLoD <fDCS )、図17(fLo
G >fGSM ,fLoD <fDCS )、図18(fLoG >fGS
M ,fLoD >fDCS )、図19(fLoG <fGSM ,fLo
D >fDCS )に示すように4つに分類できる。
【0003】これらの図で、fIFは中間周波数であっ
て、無線周波数fDCS とローカル周波数fLoD との周波
数差、および無線周波数fGSM とローカル周波数fLoG
との周波数差が、ともに中間周波数fIFとなるように、
ローカル周波数fLoD,fLoG の周波数を設定する。
【0004】このようなローカル周波数の設定によれ
ば、どちらのシステム帯域で通信するときも、中間周波
数変換後の低周波部分は同一の周波数となるので、同一
の信号処理回路を用いることが可能となる。
【0005】また、図17のように両方のシステム通信
帯域の間にローカル信号周波数を設定し、fIFの周波数
をうまく選定すると、図20のように、fLoD とfLoG
との周波数差が非常に狭くなり、これら2つのローカル
信号を一つのシンセサイザ装置で得ることが可能とな
る。
【0006】図15は、マルチバンド移動無線機の高周
波信号処理部の代表的なブロック構成の一例である。ま
ず、送信系について説明すると、べースバンドのI信号
およびQ信号は、直交変調器28にてそれぞれ中間周波
数に変換されたのち合成される。
【0007】上記合成によって得られる中間周波のIF
信号は、IFアンプ27にて増幅されたのち、フィルタ
26によって所定の帯域に制限され、ミキサ14に入力
され、局部発振器31にて生成されたローカル信号とミ
キシングされる。
【0008】このミキシングによって得られた信号は、
フィルタ24に入力されて所望の帯域のRF信号のみに
帯域制限され、これによって得られるRF信号がRFア
ンプ23に入力される。
【0009】上記RF信号は、RFアンプ23にて所定
のレベルまで高周波増幅されたのち、不要な高周波成分
がフィルタ22にてカットされ、送信アンテナ21より
基地局に向け放射される。
【0010】一方、受信系では、受信アンテナ11にて
受信した基地局からのRF信号が、RFアンプ12にて
所定のレベルまで高周波増幅されたのち、フィルタ13
にて帯域制限されて所望の帯域の高周波成分以外がカッ
トされる。
【0011】フィルタ13にて帯域制限されたRF信号
は、局部発振器31にて生成されたローカル信号とミキ
サ14にてミキシングされたのち、フィルタ15に入力
されて所望の帯域のIF信号のみに帯域制限される。
【0012】そしてこの帯域制限によって得られたIF
信号は、IFアンプ16にて所定の利得で増幅されたの
ち、直交復調器17にてべースバンドのI信号とQ信号
に復調される。
【0013】次に、上記高周波信号処理部の受信系にお
ける、受信信号から位相変調された信号を得て、I/Q
信号を復調する動作について説明する。図21は、上記
高周波信号処理部の受信系の一部を示したものである。
この図では、図15と同様に14はミキサ、15はフィ
ルタ、16はIFアンプ、17は直交復調器、31は局
部発振器をそれぞれ示している。
【0014】また、直交復調器17は、発振回路171
と、ミキサ172,174と、フィルタ173,175
とからなり、そして、発振回路171は、発振器171
1と、移相器1712(π/2)とからなる。位相変調
された信号s(t) は、一般に下式のように示される。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、Aは振幅、ωc は搬送波の角周波
数[red/sec]で、φi(t)が伝送データによっ
て変化する位相情報である。また、局部発振器31の出
力波をLo(t) とすると、Lo(t) は次のように示され
る。
【0017】
【数2】
【0018】尚、上式において、Bは局部発振器31の
出力振幅で、ωL は局部発振器31の角周波数を示して
いる。式(1)と式(2)より、ミキサ14の出力は下
式で示される。
【0019】
【数3】
【0020】尚、上式において、Gはミキサ14の変換
利得である。ここで、式(3)の第1項目は、2つのサ
イドバンドのうち、高周波側へ変換される信号を表し、
第2項目は低周波側へ変換される信号を表している。ミ
キサ14はダウンコンバータなので、フィルタ15で高
周波側を除去し、第2項目の低周波側のみを出力する。
よって、フィルタ15の出力は次のようになる。
【0021】
【数4】
【0022】上記フィルタ15の出力は、IFアンプ1
6で増幅されたのち、2分配されてミキサ172,17
4にそれぞれ入力される。
【0023】一方、発振器1711で生成されたトーン
信号は2分配され、一方は移相されずにそのままミキサ
172に入力される。また、残る一方は、移相器171
2にてπ/2だけ位相がシフトされて、上記ミキサ17
2に入力されたトーン信号と直交する信号となり、ミキ
サ174に入力される。
【0024】ここで、発振器1711で発生させたトー
ン信号のうち、ミキサ172に入力する信号をLQ(t)と
し、移相器1712で90度位相を進ませ、ミキサ17
4に入力する信号をLI(t)とすると、LQ(t),LI(t)は
それぞれ次のように表すことができる。
【0025】
【数5】
【0026】なお上式において、ωIFは発振器1711
で生成されるトーン信号の角周波数である。また、それ
ぞれの信号の振幅は、簡単のため1とした。ミキサ17
2では、IFアンプ16からのIF信号と、発振回路1
71からのトーン信号とをミキシングする。そしてこの
ミキシング結果は、式(4),(5)より、下式のよう
に示される。
【0027】
【数6】
【0028】同様に、ミキサ174では、IFアンプ1
6からのIF信号と、移相器1712からのトーン信号
とをミキシングする。そしてこのミキシング結果は、式
(4),(6)より、下式のように示される。
【0029】
【数7】
【0030】なお上式では、式を簡単にするために、G
r =G・A・B・1/2・1/2とした。以降の式でも
この関係を用いる。所望信号のキャリア周波数とローカ
ル周波数との差を中間周波数とするため、発振器171
1で生成されるトーン信号の周波数を中間周波数とす
る。つまり、|ωc −ωL |=ωIFとする。
【0031】このとき、ミキサ172,174の出力に
は、ベースバンド帯へ変換された信号と中間周波数の2
倍の周波数成分とが含まれている。このため、ベースバ
ンド信号のみをフィルタ173,175で抽出する。
【0032】しかし、式(7)および式(8)に示した
ミキサ172,174の出力は、第1項目がベースバン
ド信号になるか、第2項目がベースバンド信号になるか
は、キャリア周波数とローカル周波数の大小関係によっ
て異なってくる。つまり、ωc >ωL の場合と、ωc <
ωL の場合とで異なる。
【0033】まず、ローカル周波数ωL をキャリア周波
数ωc よりも低く設定した場合(ωc >ωL )について
考える。この場合、ωc −ωL =ωIFという関係が成り
立つため、ミキサ172の出力(式(7))は下式のよ
うになる。
【0034】
【数8】
【0035】そして、これより、フィルタ173にて、
ベースバンド信号である第2項のみを取り出すので、フ
ィルタ173の出力は以下のように示される。
【0036】
【数9】
【0037】一方、ミキサ174出力(式(8))は下
式のようになる。
【0038】
【数10】
【0039】そして、これより、フィルタ174にて、
ベースバンド信号である第1項のみを取り出すので、フ
ィルタ174の出力は以下のように示される。
【0040】
【数11】
【0041】次に、ローカル周波数ωL をキャリア周波
数ωc よりも高く設定した場合(ωc <ωL )について
考える。この場合、ωc −ωL =−ωIFという関係が成
り立つため、ミキサ172の出力(式(7))は下式の
ようになる。
【0042】
【数12】
【0043】そして、これより、フィルタ173にて、
ベースバンド信号である第1項のみを取り出すので、フ
ィルタ173の出力は以下のように示される。
【0044】
【数13】
【0045】一方、ミキサ174出力(式(8))は下
式のようになる。
【0046】
【数14】
【0047】そして、これより、フィルタ174にて、
ベースバンド信号である第2項のみを取り出すので、フ
ィルタ174の出力は以下のように示される。
【0048】
【数15】
【0049】以上をまとめると、ローカル周波数をキャ
リア周波数よりも低く設定した場合には、フィルタ17
3,175の各出力は、下式のようになる。
【0050】
【数16】
【0051】すなわち、図24に示すようにフィルタ1
75出力の位相に対してフィルタ173出力の位相の方
が90度進んだ状態になる。尚、図24に示すベクトル
図では、式(12)をx軸に、式(10)をy軸に取っ
ている。
【0052】一方、ローカル周波数をキャリア周波数よ
りも高く設定した場合には、フィルタ173,175の
各出力は、下式のようになる。
【0053】
【数17】
【0054】すなわち、図25に示すようにフィルタ1
75出力の位相に対してフィルタ173出力の位相の方
が90度遅れた状態になる。尚、図25に示すベクトル
図では、式(16)をx軸に、式(14)をy軸に取っ
ている。
【0055】以上のように、2つのシステム帯域のキャ
リア周波数に対してローカル周波数を、図17(あるい
は図20)や図19に示したように設定すると、使用す
るシステム通信帯域が変わるとそのローカル周波数とキ
ャリア周波数との大小関係が変わることになる。
【0056】このような周波数設定が行なわれた場合
に、スーパーヘテロダイン方式のマルチバンド移動無線
機の受信系に図21に示したような構成を用いると、シ
ステム通信帯域が変わると復調によって得られる2つの
ベースバンド信号の位相関係が変わってしまい正常な受
信ができなくなってしまうという問題があった。
【0057】この問題は、図21に示した構成に限ら
ず、図22に示した構成の場合も同様に発生する。図2
2は、図21に示した構成と類似しているが、図21の
発振回路171を、181とした点が異なっている。発
振回路181は、発振器1711と、移相器(−π/
4)1713と、移相器(π/4)1714とからな
る。
【0058】この発振回路181では、発振器1711
にて生成したトーン信号を2分配し、一方の位相を移相
器1713にて45゜進めてミキサ172に入力し、他
方の位相を45゜遅らせてミキサ174に入力するよう
にしている。
【0059】このような構成により、ミキサ172に入
力されるローカル信号の位相と、ミキサ174に入力さ
れるローカル信号の位相とが直交するようにした構成で
あっても、上述の問題は同様にして発生する。
【0060】また、上述では、高周波信号処理部の受信
系について説明したが、送信系においても同様の問題が
生じる。以下、図23を参照して、高周波信号処理部の
送信系について説明する。
【0061】図23は、上記高周波信号処理部の送信系
の一部を示したものである。この図では、図15と同様
に25はミキサ、26はフィルタ、27はIFアンプ、
28は直交変調器、31は局部発振器をそれぞれ示して
いる。
【0062】また、直交変調器28は、発振回路281
と、ミキサ282,283と、加算器284とからな
り、そして、発振回路281は、発振器2811と、移
相器2812(π/2)とからなる。図示しないデータ
生成器から直交データとして、I信号とQ信号が入力さ
れる。このうち、ミキサ282には、変調信号としてQ
信号が入力され、ミキサ283には、変調信号としてI
信号が入力される。このI信号およびQ信号は、一般に
下式で示される。
【0063】
【数18】
【0064】ここで、Aは振幅、ωc は搬送波の角周波
数[red/sec]で、φi(t)は伝送データであ
る。また、発振器2811にて生成されるトーン信号出
力LQ(t)は、2分配されて、ミキサ282と移相器28
12に入力される。移相器2812では、LQ(t)の位相
をπ/2だけ進めて、LI(t)としてミキサ283に入力
する。尚、LQ(t)、およびLI(t)は次のように示され
る。
【0065】
【数19】
【0066】尚、上式において、ωIFは発振器2811
の角周波数であり、両信号の振幅を簡単のため1とし
た。式(17)と式(19)より、ミキサ282の出力
は下式(21)で示され、また式(18)と式(20)
より、ミキサ283の出力は下式(22)で示される。
【0067】
【数20】
【0068】そして、これらミキサ出力は、加算器28
4で加算され、IFアンプ27にて所定の利得で増幅さ
れたのち、フィルタ26でフィルタリングされ、位相変
調された中間周波信号がミキサ25に入力される。
【0069】
【数21】
【0070】ミキサ25では、上式で示される中間周波
信号を、局部発振器31にて生成されたローカル信号L
(t) =Bcos(ωLt) を用いてアップコンバートする。以
下に、ミキサ25の出力を示す。尚、上式においては、
式を簡略化するため、Gt =A・B・1/2とする。
【0071】
【数22】
【0072】ここで、式(24)の2つの項のうち、一
方が所望の無線周波信号であり、他方がイメージ信号で
ある。このイメージ信号は、実際にはフィルタ24など
で除去されて送信されないが、第1項が所望波になる
か、第2項目が所望波になるかは、ローカル周波数と所
望波周波数の大小関係により変化する。
【0073】ローカル周波数を所望波周波数より低く設
定する場合は、フィルタ24などにより、式(24)の
第1項目を取り出し、第2項目が減衰する。この時の所
望波角周波数ωc は、ωc =ωL +ωIFであり、無線周
波数はローカル周波数より中間周波数分だけ高い周波数
になる。
【0074】また、ローカル周波数を所望波周波数より
高く設定する場合は、フィルタ24などにより、式(2
4)の第2項目を取り出し、第1項目が減衰する。この
時の所望波角周波数ωc は、ωc =ωL −ωIFであり、
無線周波数はローカル周波数より中間周波数分だけ低い
周波数になる。
【0075】このように、ローカル周波数に対して上側
に発生した側波帯も下側に発生した側波帯も、フィルタ
24の設定によりどちらも無線変調信号として用いるこ
とができるが、使用するシステム通信帯域の変更によっ
て、無線変調信号に含まれる位相データの符号が逆にな
っている(式(24)の第1項目と第2項目では、φi
(t)の符号が逆になっている)。
【0076】したがって、2つのシステム通信帯域のキ
ャリア周波数に対して、ローカル周波数が図17(ある
いは図20)や図19に示したように設定される場合
に、スーパーヘテロダイン方式のマルチバンド移動無線
機の送信系に図23に示したような構成を用いてシステ
ム通信帯域を切り替えると、伝送される位相データの極
性(回転方向)が逆になってしまい、どちらかの帯域で
の正常な送信がなされなくなるという問題が生じる。
【0077】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチバンド移
動無線機では、使用するシステム通信帯域を切換えた際
に、キャリア周波数とローカル周波数の大小関係が入れ
替わるような設定がなされていると、少なくとも一方の
システム通信帯域での通信ができないという問題があっ
た。
【0078】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、使用するシステム通信帯域を切換えた際に、
キャリア周波数とローカル周波数の大小関係が入れ替わ
るような設定がなされている場合であっても、選択可能
なシステム通信帯域すべてにおいて正常な通信を行なう
ことができるマルチバンド移動無線機を提供することを
目的とする。
【0079】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わるマルチバンド移動無線機は、ス
ーパーへテロダイン方式を採用し、複数のシステム通信
帯域の信号を選択的に受信可能で、受信するシステム通
信帯域を切換えた場合に、受信するシステム通信帯域の
RF信号の周波数と、この信号のダウンコンバートに用
いるローカル信号の周波数との大小関係が変化するマル
チバンド移動無線機において、受信信号に対して直交復
調を行なって、IデータとQデータを得る直交復調手段
と、受信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号
のダウンコンバートに用いるローカル信号の周波数との
大小関係に応じて、前記IデータとQデータを入れ替え
て出力したり、あるいは前記IデータとQデータをその
まま出力するデータ切換手段とを具備して構成するよう
にした。
【0080】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
受信するシステム通信帯域に応じて、直交復調により得
たI信号とQ信号を入れ替えて出力することにより、常
にQ信号がI信号よりも90゜位相が進んだ直交データ
を後段のデータ再生部に出力するようにしている。
【0081】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、直交データが本来の位相関係で復調されることにな
るため、正常な受信を行なうことができる。
【0082】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウンコ
ンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、受信信号に
対して直交復調を行なって、I信号とQ信号を得る直交
復調手段と、受信するシステム通信帯域のRF信号と、
この信号のダウンコンバートに用いるローカル信号の周
波数との大小関係に応じて、前記I信号(あるいはQ信
号)の極性を反転して出力したり、あるいはそのまま出
力するデータ極性反転手段とを具備して構成するように
した。
【0083】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
受信するシステム通信帯域に応じて、直交復調により得
たI信号(あるいはQ信号)の極性を反転することによ
り、常にQ信号がI信号よりも90゜位相が進んだ直交
データを後段のデータ再生部に出力するようにしてい
る。
【0084】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、直交データが本来の位相関係で復調されることにな
るため、正常な受信を行なうことができる。
【0085】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウンコ
ンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、受信するシ
ステム通信帯域のRF信号を、前記ローカル信号を用い
てIF信号にダウンコンバートする周波数変換手段と、
第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
号生成手段と、受信するシステム通信帯域のRF信号
と、前記ローカル信号の周波数との大小関係に応じて、
前記第1のトーン信号と第2のトーン信号を入れ替えて
出力したり、あるいは前記第1のトーン信号と第2のト
ーン信号をそのまま出力するトーン切換手段と、このト
ーン切換手段より出力される第1のトーン信号を用い
て、前記IF信号を直交復調して、Q信号を得る第1の
直交復調手段と、前記トーン切換手段より出力される第
2のトーン信号を用いて、前記IF信号を直交復調し
て、I信号を得る第2の直交復調手段とを具備して構成
するようにした。
【0086】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
受信するシステム通信帯域に応じて直交復調に用いる2
つのトーン信号を入れ替えることにより、常にQ信号が
I信号よりも90゜位相が進んだ直交データを後段のデ
ータ再生部に出力するようにしている。
【0087】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、直交データが本来の位相関係で復調されることにな
るため、正常な受信を行なうことができる。
【0088】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウンコ
ンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、受信するシ
ステム通信帯域のRF信号を、前記ローカル信号を用い
てIF信号にダウンコンバートする周波数変換手段と、
第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
号生成手段と、受信するシステム通信帯域のRF信号
と、前記ローカル信号の周波数との大小関係に応じて、
前記第2のトーン信号(あるいは第1のトーン信号)の
極性を反転して出力したり、あるいはそのまま出力する
トーン極性反転手段と、前記第1のトーン信号(あるい
は前記トーン極性反転手段より出力される第1のトーン
信号)を用いて、前記IF信号を直交復調して、Q信号
を得る第1の直交復調手段と、前記トーン極性反転手段
より出力される第2のトーン信号(あるいはトーン信号
生成手段にて生成されたままの第2のトーン信号)を用
いて、前記IF信号を直交復調して、I信号を得る第2
の直交復調手段とを具備して構成するようにした。
【0089】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
使用するシステム通信帯域に応じて、直交復調に用いる
2つのトーン信号の一方の位相を反転させて、2つのト
ーン信号の位相関係を切換えることにより、常にQ信号
がI信号よりも90゜位相が進んだ直交データを後段の
データ再生部に出力するようにしている。
【0090】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、直交データが本来の位相関係で復調されることにな
るため、正常な受信を行なうことができる。
【0091】上記の目的を達成するために、この発明に
係わるマルチバンド移動無線機は、スーパーへテロダイ
ン方式を採用し、複数のシステム通信帯域の信号を選択
的に送信可能で、送信するシステム通信帯域を切換えた
場合に、送信するシステム通信帯域のRF信号の周波数
と、この信号のアップコンバートに用いたローカル信号
の周波数との大小関係が変化するマルチバンド移動無線
機において、送信するシステム通信帯域のRF信号と、
この信号のアップコンバートに用いたローカル信号の周
波数との大小関係に応じて、直交変調に用いるI信号と
Q信号を入れ替えて出力したり、あるいは前記I信号と
Q信号をそのまま出力するデータ切換手段と、このデー
タ切換手段が出力するI信号とQ信号を用いて、直交変
調を行なう直交変調手段とを具備して構成するようにし
た。
【0092】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
送信するシステム通信帯域に応じて、Q信号とI信号を
入れ替えることにより、無線周波信号に含まれる位相デ
ータの極性を一定にするようにしている。
【0093】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、極性が変化しない位相データを含んだ無線周波信号
を送信することができる。
【0094】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアップコ
ンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、送信するシ
ステム通信帯域のRF信号と、この信号のアップコンバ
ートに用いたローカル信号の周波数との大小関係に応じ
て、直交変調に用いるI信号とQ信号のうち、前記I信
号(あるいはQ信号)の極性を反転して出力したり、あ
るいはそのまま出力するデータ極性反転手段と、このデ
ータ極性反転手段が出力するI信号(あるいは極性反転
されていないI信号)と、前記Q信号(あるいはデータ
極性反転手段が出力するQ信号)を用いて、直交変調を
行なう直交変調手段とを具備して構成するようにした。
【0095】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
送信するシステム通信帯域に応じて、一方の直交データ
の位相を反転することにより、無線周波信号に含まれる
位相データの極性を一定にするようにしている。
【0096】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、極性が変化しない位相データを含んだ無線周波信号
を送信することができる。
【0097】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアップコ
ンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、第1のトー
ン信号と、この信号と周波数が同じで、位相が90゜進
んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信号生成手段
と、送信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ロー
カル信号の周波数との大小関係に応じて、前記第1のト
ーン信号と第2のトーン信号を入れ替えて出力したり、
あるいは前記第1のトーン信号と第2のトーン信号をそ
のまま出力するトーン切換手段と、このトーン切換手段
より出力される第1のトーン信号を、Q信号を用いて直
交変調する第1の直交変調手段と、前記トーン切換手段
より出力される第2のトーン信号を、I信号を用いて直
交変調する第2の直交変調手段と、前記第1の直交変調
手段の出力と前記第2の直交変調手段の出力を加算し、
この加算結果と前記ローカル信号を用いて前記RF信号
を生成する手段とを具備して構成するようにした。
【0098】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
送信するシステム通信帯域に応じて、直交変調に用いる
2つのトーン信号の位相関係を入れ替えることにより、
無線周波信号に含まれる位相データの極性を一定にする
ようにしている。
【0099】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、極性が変化しない位相データを含んだ無線周波信号
を送信することができる。
【0100】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアップコ
ンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、第1のトー
ン信号と、この信号と周波数が同じで、位相が90゜進
んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信号生成手段
と、送信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ロー
カル信号の周波数との大小関係に応じて、前記第2のト
ーン信号(あるいは第1のトーン信号)の極性を反転し
て出力したり、あるいはそのまま出力するトーン極性反
転手段と、前記第1のトーン信号(あるいはトーン極性
反転手段より出力される第1のトーン信号)を、Q信号
を用いて直交復調する第1の直交復調手段と、前記トー
ン極性反転手段より出力される第2のトーン信号(ある
いはトーン信号生成手段にて生成されたままの第2のト
ーン信号)を、I信号を用いて直交変調する第2の直交
復調手段と、前記第1の直交変調手段の出力と前記第2
の直交変調手段の出力を加算し、この加算結果と前記ロ
ーカル信号を用いて前記RF信号を生成する手段とを具
備して構成するようにした。
【0101】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
送信するシステム通信帯域に応じて、直交変調に用いる
2つのトーン信号のうち、一方を位相反転させることに
より、無線周波信号に含まれる位相データの極性を一定
にするようにしている。
【0102】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、極性が変化しない位相データを含んだ無線周波信号
を送信することができる。
【0103】また、この発明に係わるマルチバンド移動
無線機は、スーパーへテロダイン方式を採用し、複数の
システム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送信す
るシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシステ
ム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアップコ
ンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関係が
変化するマルチバンド移動無線機において、送信するシ
ステム通信帯域のRF信号と、この信号のアップコンバ
ートに用いたローカル信号の周波数との大小関係に応じ
て、ベースバンド信号の極性を反転させて出力したり、
あるいはそのまま出力する極性反転手段と、この極性反
転手段より出力されるベースバンド信号より、直交変調
に用いるとI信号とQ信号を生成する直交データ生成手
段と、この直交データ生成手段にて生成されたI信号と
Q信号を用いて、直交変調を行なう直交変調手段とを具
備して構成するようにした。
【0104】上記構成のマルチバンド移動無線機では、
送信するシステム通信帯域に応じて、ベースバンド信号
の極性を反転させることにより、無線周波信号に含まれ
る位相データの極性を一定にするようにしている。
【0105】したがって、上記構成のマルチバンド移動
無線機によれば、いずれのシステム通信帯域を使用して
も、極性が変化しない位相データを含んだ無線周波信号
を送信することができる。
【0106】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、本発明をマルチバ
ンド移動無線機の受信系に適用した場合ついて説明す
る。
【0107】図1は、この発明の第1の実施形態に係わ
るマルチバンド移動無線機の受信系の構成を示すもの
で、図21に示した従来の受信系の構成に加え、新たに
切換回路101を備えたものである。
【0108】前段のアンテナにて基地局より受信したR
F信号は、ミキサ14にて、局部発振器31にて生成さ
れるローカル信号とミキシングされたのち、フィルタ1
5に入力される。
【0109】尚、局部発振器31のローカル信号の周波
数は、例えば図20に示すように2つのシステム通信帯
域の間に設定されており、使用するシステム通信帯域を
切換えた際に、キャリア周波数とローカル周波数の大小
関係が入れ替わるようなものとなっている。
【0110】フィルタ15は、ミキサ14の出力から高
周波側成分を除去し、ダウンコンバートされた低周波側
の成分であるIF信号だけを出力する。このIF信号
は、IFアンプ16で増幅されたのち2分配され、ミキ
サ172,174にそれぞれ入力される。
【0111】ミキサ172では、入力されたIF信号
が、発振回路171で生成されたトーン信号とミキシン
グされたのち、フィルタ173に入力される。フィルタ
173は、ミキサ172の出力に対してフィルタリング
を行なう。そしてこのフィルタリングにより、ダウンコ
ンバートされた低周波側の成分であるベースバンド信号
のみ取り出し、切換回路101に出力する。
【0112】一方、ミキサ174には、発振器1711
で生成されたトーン信号が移相器1712にて90゜だ
け位相が進められて入力される。そして、ミキサ174
は、上記トーン信号とIFアンプ16からのIF信号と
をミキシングし、フィルタ175に入力する。
【0113】フィルタ175は、ミキサ174の出力に
対してフィルタリングを行なう。そしてこのフィルタリ
ングにより、ダウンコンバートされた低周波側の成分で
あるベースバンド信号のみ取り出し、切換回路101に
出力する。
【0114】切換回路101に入力された、フィルタ1
73からのベースバンド信号は、2分配されて、切換ス
イッチ1011の第1の入力端子と、切換スイッチ10
12の第2の入力端子にそれぞれ入力される。
【0115】同様に、切換回路101に入力された、フ
ィルタ175からのベースバンド信号は、2分配され
て、切換スイッチ1011の第2の入力端子と、切換ス
イッチ1012の第1の入力端子にそれぞれ入力され
る。
【0116】切換スイッチ1011,1012は、それ
ぞれ制御部C1によって切換制御され、第1の入力端子
と第2の入力端子に入力される信号のうち、一方を選択
的に出力する。そして、切換スイッチ1011の出力を
Q信号とし、切換スイッチ1012の出力をI信号とす
る直交データを、後段の図示しないデータ再生部に出力
する。
【0117】制御部C1は、CPUなどの集積回路であ
って、局部発振器31や発振回路171が生成する信号
の周波数を制御するなど、当該マルチバンド無線機の各
部に指示を与えて通常の通信に係わる制御機能を備える
他に、新たな制御機能として、使用するシステム通信帯
域に応じて、切換スイッチ1011,1012を切換制
御する機能を備えている。
【0118】次に、上記構成のマルチバンド無線機の受
信動作について説明する。制御部C1は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ1011および切換スイッチ1
012に対して第1の入力端子に入力される信号をトー
ン信号として出力するように指示を与える。
【0119】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からはGrcos(φi(t)) が出力
され、これがQ信号となり、またフィルタ175からは
Grsin(φi(t))が出力され、これがI信号となる。
【0120】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C1
は、切換スイッチ1051および切換スイッチ1052
に対して第2の入力端子に入力される信号をトーン信号
として出力するように指示を与える。
【0121】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からはGrcos(φi(t)) が出力
され、フィルタ175からは−Gr sin(φi(t))が出力
されるが、これらのベースバンド信号が切換回路101
を介することにより、Q信号として−Gr sin(φi(t))
が出力され、I信号としてGr cos(φi(t)) が出力され
ることになり、Q信号がI信号よりも90゜位相が進ん
だ直交データが得られる。
【0122】以上のように、上記構成の受信系を備えた
マルチバンド無線機では、従来の技術の項においても説
明したように、使用するシステム通信帯域に応じて、キ
ャリア周波数と、局部発振器31にて生成されるローカ
ル信号の周波数の大小関係が入れ替わることにより、ミ
キサ173および175により得られる2つの信号の位
相関係が入れ替わるが、使用するシステム通信帯域に応
じて、ミキサ173および175の出力を切換回路10
1にて入れ替えて出力することにより、常にQ信号がI
信号よりも90゜位相が進んだ直交データを後段のデー
タ再生部に出力するようにしている。
【0123】したがって、上記構成の受信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、直交データが本来の位相関係で復調され
ることになるため、正常な受信を行なうことができる。
【0124】次に、図2を参照して、この発明の第2の
実施形態に係わるマルチバンド移動無線機の受信系につ
いて説明する。図2はその構成を示すものである。この
図に示す受信系は、図1に示した受信系の構成とは、切
換回路101に代わって、切換回路102を備えた点が
異なっている。このため、切換回路102を中心に説明
する。
【0125】フィルタ173は、ミキサ172の出力に
対してフィルタリングを行ない、このフィルタリングに
よりダウンコンバートされた低周波側の成分であるベー
スバンド信号のみ取り出し、切換回路102に出力す
る。
【0126】一方、フィルタ175は、ミキサ174の
出力に対してフィルタリングを行ない、このフィルタリ
ングによりダウンコンバートされた低周波側の成分であ
るベースバンド信号のみ取り出し、切換回路102に出
力する。
【0127】切換回路102は、反転アンプ1021
と、切換スイッチ1022を備えている。フィルタ17
3によって得たベースバンド信号は、そのままQ信号と
して後段のデータ再生部に出力され、一方、フィルタ1
75によって得たベースバンド信号は、反転アンプ10
21と、切換スイッチ1022の第1の入力端子に入力
される。
【0128】反転アンプ1021は、入力されるベース
バンド信号の位相を反転して、切換スイッチ1022の
第2の入力端子に入力する。切換スイッチ1022は、
制御部C2からの制御信号に応じて、第1の入力端子に
入力される信号と、第2の入力端子に入力される信号と
のうち、一方を選択しI信号として後段のデータ再生部
に出力する。
【0129】制御部C2は、制御部C1と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、使用するシステ
ム通信帯域に応じて、切換スイッチ1022を切換制御
する機能を備えている。
【0130】次に、上記構成のマルチバンド無線機の受
信動作について説明する。制御部C2は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ1022に対して第1の入力端
子に入力される信号をI信号として出力させるように指
示を与える。
【0131】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からのGrcos(φi(t)) がQ信
号として出力され、またフィルタ175からのGr sin
(φi(t))がI信号として出力される。
【0132】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C2
は、切換スイッチ1022に対して第2の入力端子に入
力される信号をI信号として出力させるように指示を与
える。
【0133】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からのGrcos(φi(t)) がQ信
号として出力され、またフィルタ175からの−Gr si
n(φi(t))が位相反転されてGr sin(φi(t))となり、
I信号として出力され、Q信号がI信号よりも90゜位
相が進んだ直交データが得られる。
【0134】以上のように、上記構成の受信系を備えた
マルチバンド無線機では、使用するシステム通信帯域に
応じて、切換回路102がフィルタ175にて取り出さ
れたベースバンド信号の位相を反転させるようにしてい
るため、常にQ信号がI信号よりも90゜位相が進んだ
直交データが後段のデータ再生部に出力されることにな
り、正常な受信を行なうことができる。
【0135】次に、図3を参照して、この発明の第3の
実施形態に係わるマルチバンド移動無線機の受信系につ
いて説明する。図3はその構成を示すものである。この
図に示す受信系は、図2に示した受信系の構成とは、切
換回路102に代わって、切換回路103を備えた点が
異なっている。このため、切換回路103を中心に説明
する。
【0136】切換回路103は、切換回路102と同様
に、一方のフィルタによって得たベースバンド信号の位
相を反転するもので、切換回路102がフィルタ175
にて得たベースバンド信号の位相を反転するのに対し
て、制御部C3の指示により切換回路103はフィルタ
173にて得たベースバンド信号の位相を反転するもの
である。
【0137】切換回路103は、反転アンプ1031
と、切換スイッチ1032を備えている。フィルタ17
5によって得たベースバンド信号は、そのままI信号と
して後段のデータ再生部に出力され、一方、フィルタ1
73によって得たベースバンド信号は、反転アンプ10
31と、切換スイッチ1032の第1の入力端子に入力
される。
【0138】反転アンプ1031は、入力されるベース
バンド信号の位相を反転して、切換スイッチ1032の
第2の入力端子に入力する。切換スイッチ1032は、
制御部C3からの制御信号に応じて、第1の入力端子に
入力される信号と、第2の入力端子に入力される信号と
のうち、一方を選択しQ信号として後段のデータ再生部
に出力する。
【0139】制御部C3は、制御部C1と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、使用するシステ
ム通信帯域に応じて、切換スイッチ1032を切換制御
する機能を備えている。
【0140】次に、上記構成のマルチバンド無線機の受
信動作について説明する。制御部C2は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ1032に対して第1の入力端
子に入力される信号をQ信号として出力させるように指
示を与える。
【0141】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からのGrcos(φi(t)) がQ信
号として出力され、またフィルタ175からのGr sin
(φi(t))がI信号として出力される。
【0142】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C3
は、切換スイッチ1032に対して第2の入力端子に入
力される信号をQ信号として出力させるように指示を与
える。
【0143】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からのGrcos(φi(t)) が位相
反転されて−Gr cos(φi(t)) となり、Q信号として出
力され、またフィルタ175からの−Gr sin(φi(t))
がI信号として出力され、Q信号がI信号よりも90゜
位相が進んだ直交データが得られる。
【0144】以上のように、使用するシステム通信帯域
に応じて、切換回路103がフィルタ173にて取り出
されたベースバンド信号の位相を反転させるようにして
いるため、常にQ信号がI信号よりも90゜位相が進ん
だ直交データが後段のデータ再生部に出力されることに
なり、正常な受信を行なうことができる。
【0145】次に、図4を参照して、この発明の第4の
実施形態に係わるマルチバンド移動無線機の受信系につ
いて説明する。図4はその構成を示すものである。この
図に示す受信系は、図21に示した従来の受信系の構成
における発振回路171に加え、トーン位相切換回路1
04を新たに備えたものでる。
【0146】前段のアンテナにて基地局より受信したR
F信号は、ミキサ14にて、局部発振器31にて生成さ
れるローカル信号とミキシングされたのち、フィルタ1
5に入力される。
【0147】フィルタ15は、ミキサ14の出力から高
周波側成分を除去し、ダウンコンバートされた低周波側
の成分であるIF信号だけを出力する。このIF信号
は、IFアンプ16で増幅されたのち2分配され、ミキ
サ172,174にそれぞれ入力される。
【0148】発振回路171の発振器1711で生成さ
れたトーン信号は、2分配され、このうち一方はそのま
まトーン位相切換回路104に入力され、他方は移相器
1712にて90゜位相が進められたのちトーン位相切
換回路104に入力される。
【0149】トーン位相切換回路104は、切換スイッ
チ1041,1042からなり、両スイッチの出力が後
述の制御部C4によって切換制御される。切換スイッチ
1041の第1の入力端子には、発振器1711で生成
されたトーン信号が直接入力され、第2の入力端子に
は、移相器1712にて90゜位相が進められたトーン
信号が入力され、切換スイッチ1041は、後述の制御
部C4からの制御信号に応じて、一方の入力信号をミキ
サ172に入力する。
【0150】また、切換スイッチ1042の第1の入力
端子には、移相器1712にて90゜位相が進められた
トーン信号入力され、第2の入力端子には、発振器17
11で生成されたトーン信号が直接が入力され、切換ス
イッチ1042は後述の制御部C4からの制御信号に応
じて、一方の入力信号をミキサ174に入力する。
【0151】制御部C4は、制御部C1と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、使用するシステ
ム通信帯域に応じて、切換スイッチ1041,1042
を切換制御する機能を備えている。
【0152】次に、上記構成のマルチバンド無線機の受
信動作について説明する。制御部C4は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ1041,1042に対して第
1の入力端子に入力される信号をトーン信号として出力
するように指示を与える。
【0153】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173によりGrcos(φi(t)) が得ら
れ、Q信号として出力され、またフィルタ175からは
Grsin(φi(t))が得られ、I信号として出力される。
【0154】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C4
は、切換スイッチ1041,1042に対して第2の入
力端子に入力される信号をトーン信号として出力するよ
うに指示を与える。
【0155】これによれば、フィルタ173により−G
r sin(φi(t)) が得られ、Q信号として出力され、また
フィルタ175からはGr cos(φi(t)) が得られ、I信
号として出力され、Q信号がI信号よりも90゜位相が
進んだ直交データが得られる。
【0156】以上のように、上記構成の受信系を備えた
マルチバンド無線機では、ミキサ173および175に
おいて、互いに直交する2つのトーン信号をそれぞれ用
いて、IF信号から2つの直交するベースバンド信号を
得るが、上記ミキサ173および175に入力される2
つのトーン信号を、使用するシステム通信帯域に応じて
入れ替えることにより、常にQ信号がI信号よりも90
゜位相が進んだ直交データを後段のデータ再生部に出力
するようにしている。
【0157】したがって、上記構成の受信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、直交データが所望の位相関係で復調され
ることになるため、正常な受信を行なうことができる。
【0158】次に、図5を参照して、この発明の第5の
実施形態に係わるマルチバンド移動無線機の受信系につ
いて説明する。図5はその構成を示すものである。この
図に示す受信系は、図21に示した従来の受信系の構成
における発振回路171に加え、トーン位相切換回路1
05を新たに備えたものでる。
【0159】前段のアンテナにて基地局より受信したR
F信号は、ミキサ14にて、局部発振器31にて生成さ
れるローカル信号とミキシングされたのち、フィルタ1
5に入力される。
【0160】フィルタ15は、ミキサ14の出力から高
周波側成分を除去し、ダウンコンバートされた低周波側
の成分であるIF信号だけを出力する。このIF信号
は、IFアンプ16で増幅されたのち2分配され、ミキ
サ172,174にそれぞれ入力される。
【0161】発振回路171の発振器1711で生成さ
れたトーン信号は、2分配され、このうち一方はそのま
まミキサ172に入力され、他方は移相器1712にて
90゜位相が進められたのちトーン位相切換回路105
に入力される。
【0162】トーン位相切換回路105は、反転アンプ
1051と切換スイッチ1052とからなる。移相器1
712にて90゜位相が進められたトーン信号は、反転
アンプ1051と切換スイッチ1052の第1の入力端
子に入力される。反転アンプ1051は、移相器171
2より入力されたトーン信号の位相を反転して、切換ス
イッチ1052の第2の入力端子に入力する。
【0163】切換スイッチ1052は、後述の制御部C
5からの制御信号によって切換制御され、第1の入力端
子および第2の入力端子に入力される信号のうち一方
を、選択的にミキサ174に入力する。
【0164】制御部C5は、制御部C1と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、使用するシステ
ム通信帯域に応じて、切換スイッチ1052を切換制御
する機能を備えている。
【0165】ミキサ172では、入力されたIF信号
が、発振回路171から入力されるトーン信号とミキシ
ングされたのち、フィルタ173に入力される。フィル
タ173は、ミキサ172の出力に対してフィルタリン
グを行ない、このフィルタリングによって、ダウンコン
バートされた低周波側の成分であるベースバンド信号の
み取り出し、後段のデータ再生部に出力する。
【0166】一方、ミキサ174には、IFアンプ16
からのIF信号がトーン位相切換回路104から入力さ
れるトーン信号とミキシングされ、フィルタ175に入
力される。
【0167】フィルタ175は、ミキサ174の出力に
対してフィルタリングを行ない、このフィルタリングに
より、ダウンコンバートされた低周波側の成分であるベ
ースバンド信号のみ取り出し、後段のデータ再生部に出
力する。
【0168】次に、上記構成のマルチバンド無線機の受
信動作について説明する。制御部C5は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ1052に対して第1の入力端
子に入力される信号をトーン信号として出力するように
指示を与える。
【0169】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からはGrcos(φi(t)) が出力
され、これがQ信号となり、またフィルタ175からは
Grsin(φi(t)) が出力され、これがI信号となる。
【0170】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C5
は、切換スイッチ1052に対して第2の入力端子に入
力される信号をトーン信号として出力するように指示を
与える。
【0171】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からはGrcos(φi(t)) が出力
される。そして、ミキサ174の出力は、下式のように
なる。
【0172】
【数23】
【0173】また、ωc −ωL =−ωIFより、フィルタ
175の出力は、下式のようになる。
【0174】
【数24】
【0175】尚、上式の第2項は、フィルタ175にて
除去されるため、フィルタ175の出力は、Gr sin(φ
i(t)) となる。したがって、Q信号としてGr cos(φi
(t)) が出力され、I信号としてGr sin(φi(t))が出
力されることになる。
【0176】以上のように、上記構成の受信系を備えた
マルチバンド無線機では、ミキサ172および174に
おいて、互いに直交する2つのトーン信号をそれぞれ用
いて、IF信号から2つの直交するベースバンド信号を
得るが、使用するシステム通信帯域に応じて、ミキサ1
74に入力されるトーン信号の位相を反転させて、2つ
のミキサ172,174に入力されるトーン信号の位相
関係を切換えるようにしている。
【0177】したがって、上記構成の受信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、直交データが所望の位相関係で復調され
ることになるため、正常な受信を行なうことができる。
【0178】次に、図6を参照して、この発明の第6の
実施形態に係わるマルチバンド移動無線機の受信系につ
いて説明する。図6はその構成を示すものである。この
図に示す受信系は、図21に示した従来の受信系の構成
における発振回路171に加え、トーン位相切換回路1
06を新たに備えたものでる。
【0179】前段のアンテナにて基地局より受信したR
F信号は、ミキサ14にて、局部発振器31にて生成さ
れるローカル信号とミキシングされたのち、フィルタ1
5に入力される。
【0180】フィルタ15は、ミキサ14の出力から高
周波側成分を除去し、ダウンコンバートされた低周波側
の成分であるIF信号だけを出力する。このIF信号
は、IFアンプ16で増幅されたのち2分配され、ミキ
サ172,174にそれぞれ入力される。
【0181】発振回路171の発振器1711で生成さ
れたトーン信号は、2分配され、このうち一方はトーン
位相切換回路106に入力され、他方は移相器1712
にて90゜位相が進められたのちミキサ174に入力さ
れる。
【0182】トーン位相切換回路106は、反転アンプ
1061と切換スイッチ1062とからなる。発振器1
711で生成されたトーン信号は、反転アンプ1061
と切換スイッチ1062の第1の入力端子に入力され
る。反転アンプ1061は、発振器1711より入力さ
れたトーン信号の位相を反転して、切換スイッチ106
2の第2の入力端子に入力する。
【0183】切換スイッチ1062は、後述の制御部C
6からの制御信号によって切換制御され、第1の入力端
子および第2の入力端子に入力される信号のうち一方
を、選択的にミキサ174に入力する。
【0184】制御部C6は、制御部C1と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、使用するシステ
ム通信帯域に応じて、切換スイッチ1062を切換制御
する機能を備えている。
【0185】ミキサ172では、入力されたIF信号
が、トーン位相切換回路106から入力されるトーン信
号とミキシングされたのち、フィルタ173に入力され
る。フィルタ173は、ミキサ172の出力に対してフ
ィルタリングを行ない、このフィルタリングによって、
ダウンコンバートされた低周波側の成分であるベースバ
ンド信号のみ取り出し、後段のデータ再生部に出力す
る。
【0186】一方、ミキサ174には、IFアンプ16
からのIF信号が発振回路171から入力されるトーン
信号とミキシングされ、フィルタ175に入力される。
フィルタ175は、ミキサ174の出力に対してフィル
タリングを行ない、このフィルタリングにより、ダウン
コンバートされた低周波側の成分であるベースバンド信
号のみ取り出し、後段のデータ再生部に出力する。
【0187】次に、上記構成のマルチバンド無線機の受
信動作について説明する。制御部C6は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ1052に対して第1の入力端
子に入力される信号をトーン信号として出力するように
指示を与える。
【0188】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、フィルタ173からはGrcos(φi(t)) が出力
され、これがQ信号となり、またフィルタ175からは
Grsin(φi(t))が出力され、これがI信号となる。
【0189】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C4
は、切換スイッチ1052に対して第2の入力端子に入
力される信号をトーン信号として出力するように指示を
与える。
【0190】これによれば、ミキサ172の出力は、下
式のようになる。
【0191】
【数25】
【0192】また、ωc −ωL =−ωIFより、フィルタ
173の出力は、下式のようになる。
【0193】
【数26】
【0194】尚、上式の第2項は、フィルタ175にて
除去されるため、フィルタ173の出力は、−Gr cos
(φi(t)) となる。そして、フィルタ175からは、従
来技術の項でも説明したように、−Gr sin(φi(t)) が
出力される。
【0195】したがって、Q信号として−Gr cos(φi
(t)) が出力され、I信号として−Gr sin(φi(t))が
出力されることになり、Q信号がI信号よりも90゜位
相が進んだ直交データが得られる。
【0196】以上のように、上記構成の受信系を備えた
マルチバンド無線機では、ミキサ172および174に
おいて、互いに直交する2つのトーン信号をそれぞれ用
いて、IF信号から2つの直交するベースバンド信号を
得るが、使用するシステム通信帯域に応じて、ミキサ1
72に入力されるトーン信号の位相を反転させて、2つ
のミキサ172,174に入力されるトーン信号の位相
関係を切換えるようにしている。
【0197】したがって、上記構成の受信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、直交データが所望の位相関係で復調され
ることになるため、正常な受信を行なうことができる。
【0198】次に、本発明をマルチバンド移動無線機の
送信系に適用した場合ついて説明する。図7は、この発
明の第7の実施形態に係わるマルチバンド移動無線機の
送信系の構成を示すもので、図23に示した従来の送信
系の構成に加え、新たに切換回路201を備えたもので
ある。
【0199】図示しないデータ生成器から入力される直
交データが切換回路201に入力される。切換回路20
1は、切換スイッチ2011と、切換スイッチ2012
とからなる。
【0200】切換回路201に入力された直交データの
うち、Q信号は2分配されて、切換スイッチ2011の
第1の入力端子と切換スイッチ2012の第2の入力端
子に入力され、I信号は2分配されて、切換スイッチ2
011の第2の入力端子と切換スイッチ2012の第1
の入力端子に入力される。
【0201】切換スイッチ2011は、後述の制御部C
7によって切換制御され、第1の入力端子と第2の入力
端子に入力される信号のうち、一方を選択的にミキサ2
82に入力する。
【0202】同様に、切換スイッチ2012は、制御部
C7によって切換制御され、第1の入力端子と第2の入
力端子に入力される信号のうち、一方を選択的にミキサ
283に入力する。
【0203】発振回路281は、発振器2811と、移
相器2812(π/2)とからなる。発振器2811で
生成されたトーン信号は、2分配されて、ミキサ282
と移相器2812とにそれぞれ入力される。移相器28
12は、発振器2811より入力されるトーン信号の位
相を90゜進めてミキサ383に入力する。ミキサ28
2は、切換スイッチ2011より入力される一方の直交
データと、発振器2811より入力されるトーン信号と
をミキシングして、加算器284に入力する。
【0204】ミキサ283は、切換スイッチ2012よ
り入力される一方の直交データと、移相器2812より
入力されるトーン信号とをミキシングして、加算器28
4に入力する。
【0205】加算器284は、ミキサ282とミキサ2
83から入力される信号を加算する。この加算結果は、
IFアンプ27にて所定の利得で増幅されたのち、フィ
ルタ26でフィルタリングされ、位相変調された中間周
波信号がミキサ25に入力される。
【0206】ミキサ25は、フィルタ26からのIF信
号と、局部発振器31にて生成されたローカル信号とを
ミキシングする。そして、このミキシング結果は、フィ
ルタ24に入力されることにより、イメージ信号が除去
されて、所望の無線周波信号が出力される。
【0207】制御部C7は、CPUなどの集積回路であ
って、局部発振器31や発振器2811が生成する信号
の周波数を制御するなど、当該マルチバンド無線機の各
部に指示を与えて通常の通信に係わる制御機能を備える
他に、新たな制御機能として、使用するシステム通信帯
域に応じて、切換スイッチ2011,2012を切換制
御する機能を備えている。
【0208】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C7は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ2011および切換スイッチ2
012に対して第1の入力端子に入力される直交データ
を出力するように指示を与える。
【0209】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、ミキサ25の出力は式(24)で示される。そ
して、フィルタ24により式(24)の第2項目が減衰
して、下式で表される無線周波信号が得られる。このと
き、角周波数ωc =ωL +ωIFとなり、位相データの符
号は正となる。
【0210】
【数27】
【0211】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C7
は、切換スイッチ2011および切換スイッチ2012
に対して第2の入力端子に入力される直交データを出力
するように指示を与える。
【0212】これによれば、ミキサ282、およびミキ
サ283の出力は、下式で示される中間周波信号とな
る。
【0213】
【数28】
【0214】そして、これらを加算した加算器284の
出力は、下式で示される。
【0215】
【数29】
【0216】よって、ミキサ25の出力は、下式のよう
になる。
【0217】
【数30】
【0218】そして、フィルタ24により上式の第2項
目が減衰して、第1項目が無線周波信号として得られ
る。このとき、角周波数は、ωc =ωL −ωIFとなり、
位相データの符号は正となる。
【0219】以上のように、上記構成の送信系を備えた
マルチバンド無線機では、切換回路201を新たに備え
て、使用するシステム通信帯域に応じて、Q信号とI信
号を入れ替えることにより、無線周波信号に含まれる位
相データの極性を一定にするようにしている。
【0220】したがって、上記構成の送信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、極性が変化しない位相データを含んだ無
線周波信号を送信することができる。
【0221】図8は、この発明の第8の実施形態に係わ
るマルチバンド移動無線機の送信系の構成を示すもので
ある。この図に示す送信系は、図7に示した送信系の切
換回路201代わって、切換回路202を備えたもの
で、以下の説明では、異なる部分を中心に説明する。
【0222】図示しないデータ生成器から入力される直
交データが切換回路202に入力される。切換回路20
2は、反転アンプ2021と、切換スイッチ2022と
からなる。
【0223】切換回路201に入力された直交データの
うち、Q信号はそのままミキサ282に入力される。一
方、I信号は2分配されて、反転アンプ2021と切換
スイッチ2022の第1の入力端子に入力される。
【0224】反転アンプ2021は、入力されるI信号
の位相を反転して、切換スイッチ2022の第2の入力
端子に入力する。切換スイッチ2022は、後述の制御
部C8によって切換制御され、第1の入力端子と第2の
入力端子に入力される信号のうち、一方を選択的にミキ
サ283に入力する。
【0225】制御部C8は、制御部C7と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、新たな制御機能
として、使用するシステム通信帯域に応じて、切換スイ
ッチ2022を切換制御する機能を備えている。
【0226】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C8は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ2022に対して第1の入力端
子に入力される直交データを出力するように指示を与え
る。
【0227】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、ミキサ25の出力は式(24)で示される。そ
して、フィルタ24により式(24)の第2項目が減衰
して、下式で表される無線周波信号が得られる。このと
き、角周波数ωc =ωL +ωIFとなり、位相データの符
号は正となる。
【0228】
【数31】
【0229】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C8
は、切換スイッチ2022に対して第2の入力端子に入
力される、位相反転された直交データを出力するように
指示を与える。
【0230】これによれば、ミキサ283の出力は、下
式で示される中間周波信号となる。
【0231】
【数32】
【0232】また、ミキサ282の出力は、下式で示さ
れる中間周波信号となる。
【0233】
【数33】
【0234】そして、これらを加算した加算器284の
出力は、下式で示される。
【0235】
【数34】
【0236】よって、ミキサ25の出力は、下式のよう
になる。
【0237】
【数35】
【0238】そして、フィルタ24により上式の第1項
目が減衰して、第2項目が無線周波信号として得られ
る。このとき、角周波数は、ωc =ωL −ωIFとなり、
位相データの符号は正となる。
【0239】以上のように、上記構成の送信系を備えた
マルチバンド無線機では、切換回路202を新たに備え
て、使用するシステム通信帯域に応じて、I信号の位相
を反転することにより、無線周波信号に含まれる位相デ
ータの極性を一定にするようにしている。
【0240】したがって、上記構成の送信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、極性が変化しない位相データを含んだ無
線周波信号を送信することができる。
【0241】図9は、この発明の第9の実施形態に係わ
るマルチバンド移動無線機の送信系の構成を示すもので
ある。この図に示す送信系は、図7に示した送信系の切
換回路201代わって、切換回路203を備えたもの
で、以下の説明では、異なる部分を中心に説明する。
【0242】図示しないデータ生成器から入力される直
交データが切換回路203に入力される。切換回路20
3は、反転アンプ2031と、切換スイッチ2032と
からなる。
【0243】切換回路201に入力された直交データの
うち、Q信号は2分配されて、反転アンプ2031と切
換スイッチ2032の第1の入力端子に入力される。一
方、I信号は、そのままミキサ283に入力される。
【0244】反転アンプ2031は、入力されるQ信号
の位相を反転して、切換スイッチ2032の第2の入力
端子に入力する。切換スイッチ2032は、後述の制御
部C9によって切換制御され、第1の入力端子と第2の
入力端子に入力される信号のうち、一方を選択的にミキ
サ282に入力する。
【0245】制御部C9は、制御部C7と同様に、通常
の通信に係わる制御機能を備える他に、新たな制御機能
として、使用するシステム通信帯域に応じて、切換スイ
ッチ2032を切換制御する機能を備えている。
【0246】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C9は、DCS180
0を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成する
ローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い
場合には、切換スイッチ2022に対して第1の入力端
子に入力される直交データを出力するように指示を与え
る。
【0247】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、ミキサ25の出力は式(24)で示される。そ
して、フィルタ24により式(24)の第2項目が減衰
して、下式で表される無線周波信号が得られる。このと
き、角周波数ωc =ωL +ωIFとなり、位相データの符
号は正となる。
【0248】
【数36】
【0249】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C9
は、切換スイッチ2032に対して、第2の入力端子に
入力される、位相反転された直交データを出力するよう
に指示を与える。
【0250】これによれば、ミキサ282の出力は、下
式で示される中間周波信号となる。
【0251】
【数37】
【0252】また、ミキサ283の出力は、下式で示さ
れる中間周波信号となる。
【0253】
【数38】
【0254】そして、これらを加算した加算器284の
出力は、下式で示される。
【0255】
【数39】
【0256】よって、ミキサ25の出力は、下式のよう
になる。
【0257】
【数40】
【0258】そして、フィルタ24により上式の第2項
目が減衰して、第1項目が無線周波信号として得られ
る。このとき、角周波数は、ωc =ωL −ωIFとなり、
位相データの符号は正となる。
【0259】以上のように、上記構成の送信系を備えた
マルチバンド無線機では、切換回路203を新たに備え
て、使用するシステム通信帯域に応じて、Q信号の位相
を反転することにより、無線周波信号に含まれる位相デ
ータの極性を一定にするようにしている。
【0260】したがって、上記構成の送信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、極性が変化しない位相データを含んだ無
線周波信号を送信することができる。
【0261】図10は、この発明の第10の実施形態に
係わるマルチバンド移動無線機の送信系の構成を示すも
のである。この図に示すマルチバンド移動無線機の送信
系は、図23に示した従来の送信系の構成に加え、新た
に切換回路204を備えたもので、以下の説明では、異
なる部分を中心に説明する。図示しないデータ生成器か
ら入力される直交データのうち、Q信号はミキサ282
に入力され、一方、I信号はミキサ283に入力され
る。
【0262】発振回路281の発振器2811で生成さ
れたトーン信号は、2分配され、このうち一方はそのま
まトーン位相切換回路204に入力され、他方は移相器
2812にて90゜位相が進められたのちトーン位相切
換回路204に入力される。
【0263】トーン位相切換回路204は、切換スイッ
チ2041,2042からなり、両スイッチの出力が後
述の制御部C10によって切換制御される。切換スイッ
チ2041の第1の入力端子には、発振器2811で生
成されたトーン信号が直接入力され、第2の入力端子に
は、移相器2812にて90゜位相が進められたトーン
信号が入力され、切換スイッチ2041は、後述の制御
部C10からの制御信号に応じて、一方の入力信号をミ
キサ282に入力する。
【0264】また、切換スイッチ2042の第1の入力
端子には、移相器2812にて90゜位相が進められた
トーン信号入力され、第2の入力端子には、発振器28
11で生成されたトーン信号が直接が入力され、切換ス
イッチ2042は後述の制御部C10からの制御信号に
応じて、一方の入力信号をミキサ284に入力する。
【0265】制御部C10は、制御部C7と同様に、通
常の通信に係わる制御機能を備える他に、新たな制御機
能として、使用するシステム通信帯域に応じて、切換ス
イッチ2041,2042を切換制御する機能を備えて
いる。
【0266】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C10は、DCS18
00を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成す
るローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低
い場合には、切換スイッチ2041に対して第1の入力
端子に入力されるトーン信号を出力するように指示を与
え、切換スイッチ2042に対しては第1の入力端子に
入力される、位相が90゜進んだトーン信号を出力する
ように指示を与える。
【0267】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、ミキサ25の出力は式(24)で示される。そ
して、フィルタ24により式(24)の第2項目が減衰
して、下式で表される無線周波信号が得られる。このと
き、角周波数ωc =ωL +ωIFとなり、位相データの符
号は正となる。
【0268】
【数41】
【0269】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C10
は、切換スイッチ2041に対して、第2の入力端子に
入力される、位相が90゜進んだトーン信号を出力する
ように指示を与え、切換スイッチ2032に対しては、
第2の入力端子に入力されるトーン信号を出力するよう
に指示を与える。
【0270】これによれば、ミキサ282およびミキサ
283の出力は、下式で示される中間周波信号となる。
【0271】
【数42】
【0272】そして、これらを加算した加算器284の
出力は、下式で示される。
【0273】
【数43】
【0274】よって、ミキサ25の出力は、下式のよう
になる。
【0275】
【数44】
【0276】そして、フィルタ24により上式の第2項
目が減衰し、第1項目が無線周波信号として得られる。
このとき、角周波数は、ωc =ωL −ωIFとなり、位相
データの符号は正となる。
【0277】以上のように、上記構成の送信系を備えた
マルチバンド無線機では、トーン位相切換回路204を
新たに備えて、使用するシステム通信帯域に応じて、2
つのミキサ282,283に入力されるトーン信号の位
相関係を入れ替えることにより、無線周波信号に含まれ
る位相データの極性を一定にするようにしている。
【0278】したがって、上記構成の送信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、極性が変化しない位相データを含んだ無
線周波信号を送信することができる。
【0279】図11は、この発明の第11の実施形態に
係わるマルチバンド移動無線機の送信系の構成を示すも
のである。この図に示すマルチバンド移動無線機の送信
系は、図23に示した従来の送信系の構成に加え、新た
に切換回路205を備えたもので、以下の説明では、異
なる部分を中心に説明する。図示しないデータ生成器か
ら入力される直交データのうち、Q信号はミキサ282
に入力され、一方、I信号はミキサ283に入力され
る。
【0280】発振回路281の発振器2811で生成さ
れたトーン信号は、2分配され、このうち一方はそのま
まミキサ282に入力され、他方は移相器2812にて
90゜位相が進められたのちトーン位相切換回路205
に入力される。
【0281】トーン位相切換回路205は、反転アンプ
2051と、切換スイッチ2052とからなる。移相器
2812にて90゜位相が進められたトーン信号は、反
転アンプ2051と切換スイッチ2052の第1の入力
端子に入力される。反転アンプ2051は、移相器28
12より入力されたトーン信号の位相を反転して、切換
スイッチ2052の第2の入力端子に入力する。
【0282】切換スイッチ2052は、後述の制御部C
11からの制御信号によって切換制御され、第1の入力
端子および第2の入力端子に入力される信号のうち一方
を、選択的にミキサ283に入力する。
【0283】制御部C11は、制御部C7と同様に、通
常の通信に係わる制御機能を備える他に、新たな制御機
能として、使用するシステム通信帯域に応じて、切換ス
イッチ2052を切換制御する機能を備えている。
【0284】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C11は、DCS18
00を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成す
るローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低
い場合には、切換スイッチ2052に対して第1の入力
端子に入力されるトーン信号を出力するように指示を与
える。
【0285】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、ミキサ25の出力は式(24)で示される。そ
して、フィルタ24により式(24)の第2項目が減衰
して、下式で表される無線周波信号が得られる。このと
き、角周波数ωc =ωL +ωIFとなり、位相データの符
号は正となる。
【0286】
【数45】
【0287】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C11
は、切換スイッチ2052に対して、第2の入力端子に
入力される、位相が反転したトーン信号を出力するよう
に指示を与える。
【0288】これによれば、ミキサ283の出力は、下
式で示される中間周波信号となる。
【数46】
【0289】また、ミキサ282の出力は、下式で示さ
れる中間周波信号となる。
【0290】
【数47】
【0291】そして、これらを加算した加算器284の
出力は、下式で示される。
【0292】
【数48】
【0293】よって、ミキサ25の出力は、下式のよう
になる。
【0294】
【数49】
【0295】そして、フィルタ24により上式の第1項
目が減衰し、第2項目が無線周波信号として得られる。
このとき、角周波数は、ωc =ωL −ωIFとなり、位相
データの符号は正となる。
【0296】以上のように、上記構成の送信系を備えた
マルチバンド無線機では、トーン位相切換回路205を
新たに備えて、使用するシステム通信帯域に応じて、ミ
キサ283に入力されるトーン信号の位相を反転させ
て、2つのミキサ282,283に入力されるトーン信
号の位相関係を切換えることにより、無線周波信号に含
まれる位相データの極性を一定にするようにしている。
【0297】したがって、上記構成の送信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、極性が変化しない位相データを含んだ無
線周波信号を送信することができる。
【0298】図12は、この発明の第12の実施形態に
係わるマルチバンド移動無線機の送信系の構成を示すも
のである。この図に示すマルチバンド移動無線機の送信
系は、図23に示した従来の送信系の構成に加え、新た
に切換回路206を備えたもので、以下の説明では、異
なる部分を中心に説明する。図示しないデータ生成器か
ら入力される直交データのうち、Q信号はミキサ282
に入力され、一方、I信号はミキサ283に入力され
る。
【0299】発振回路281の発振器2811で生成さ
れたトーン信号は、2分配され、このうち一方は移相器
2812にて90゜位相が進められたのちミキサ283
に入力され、他方はトーン位相切換回路206に入力さ
れる。
【0300】トーン位相切換回路206は、反転アンプ
2061と、切換スイッチ2062とからなる。発振器
2811で生成されたトーン信号は、反転アンプ206
1と切換スイッチ2062の第1の入力端子に入力され
る。反転アンプ2061は、発振器2811より入力さ
れたトーン信号の位相を反転して、切換スイッチ206
2の第2の入力端子に入力する。
【0301】切換スイッチ2062は、後述の制御部C
12からの制御信号によって切換制御され、第1の入力
端子および第2の入力端子に入力される信号のうち一方
を、選択的にミキサ282に入力する。
【0302】制御部C12は、制御部C7と同様に、通
常の通信に係わる制御機能を備える他に、新たな制御機
能として、使用するシステム通信帯域に応じて、切換ス
イッチ2062を切換制御する機能を備えている。
【0303】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C12は、DCS18
00を使用する場合、すなわち局部発振器31の生成す
るローカル信号の周波数の方がキャリア周波数よりも低
い場合には、切換スイッチ2062に対して第1の入力
端子に入力されるトーン信号を出力するように指示を与
える。
【0304】これによれば、従来技術の項でも説明した
ように、ミキサ25の出力は式(24)で示される。そ
して、フィルタ24により式(24)の第2項目が減衰
して、下式で表される無線周波信号が得られる。このと
き、角周波数ωc =ωL +ωIFとなり、位相データの符
号は正となる。
【0305】
【数50】
【0306】一方、GSM900を使用する場合、すな
わち局部発振器31の生成するローカル信号の周波数の
方がキャリア周波数よりも高い場合には、制御部C12
は、切換スイッチ2062に対して、第2の入力端子に
入力される、位相が反転したトーン信号を出力するよう
に指示を与える。
【0307】これによれば、ミキサ282の出力は、下
式で示される中間周波信号となる。
【0308】
【数51】
【0309】また、ミキサ283の出力は、下式で示さ
れる中間周波信号となる。
【0310】
【数52】
【0311】そして、これらを加算した加算器284の
出力は、下式で示される。
【0312】
【数53】
【0313】よって、ミキサ25の出力は、下式のよう
になる。
【0314】
【数54】
【0315】そして、フィルタ24により上式の第2項
目が減衰し、第1項目が無線周波信号として得られる。
このとき、角周波数は、ωc =ωL −ωIFとなり、位相
データの符号は正となる。
【0316】以上のように、上記構成の送信系を備えた
マルチバンド無線機では、トーン位相切換回路206を
新たに備えて、使用するシステム通信帯域に応じて、ミ
キサ282に入力されるトーン信号の位相を反転させ
て、2つのミキサ282,283に入力されるトーン信
号の位相関係を切換えることにより、無線周波信号に含
まれる位相データの極性を一定にするようにしている。
【0317】したがって、上記構成の送信系を備えたマ
ルチバンド無線機によれば、いずれのシステム通信帯域
を使用しても、極性が変化しない位相データを含んだ無
線周波信号を送信することができる。
【0318】次に、この発明の第13の実施形態に係わ
るマルチバンド移動無線機の送信系の変調部について説
明する。その構成を図13に示す。図13に示す変調部
は、図23に示した従来の送信系の前段に設けられ、G
MSK変調を行なって直交データを生成するものであ
る。
【0319】‘1’、‘0’で示されるディジタルデー
タDは、2分配され、このうち一方は、そのまま切換ス
イッチ3052の第1の入力端子に入力され、他方はイ
ンバータ3051に入力されてそのデータが反転され、
切換スイッチ3052の第2の入力端子に入力される。
【0320】切換スイッチ3052は、制御部C13か
らの制御信号により、上記第1の入力端子あるいは第2
の入力端子に入力されるディジタルデータDを、データ
変換器301に入力する。
【0321】データ変換器301は、‘1’、‘0’で
示されるディジタルデータDを、それぞれ‘π’、‘−
π’の数値データαに変換する。この変換結果は、パル
ス発生器302に入力される。
【0322】パルス発生器302は、上記数値データα
を所定のタイミングでサンプリングし、所定周期のパル
ス信号Pを発生する。このパルス信号Pは、ガウスフィ
ルタ303に入力される。
【0323】ガウスフィルタ303は、上記パルス信号
にガウスフィルタによる重み付け処理を行なう。この処
理結果は、位相データφi(t)として直交データ変換器3
04に入力される。直交データ変換器304は、ガウス
フィルタ302の位相データφi(t)から、互いに直交す
る位相データ(I信号、Q信号)を生成する。
【0324】制御部C13は、制御部C7と同様に、通
常の通信に係わる制御機能を備える他に、新たな制御機
能として、使用するシステム通信帯域に応じて、切換ス
イッチ3052を切換制御する機能を備えている。
【0325】次に、上記構成のマルチバンド無線機の送
信動作について説明する。制御部C13が、ローカル信
号の周波数の方がキャリア周波数よりも低い場合には、
切換スイッチ3052を切換制御して、第1の入力端子
に入力されるディジタルデータDを出力させる場合、各
回路の出力は図14(a)に示すようになる。
【0326】これに対して、制御部C13が、ローカル
信号の周波数の方がキャリア周波数よりも高い場合に
は、切換スイッチ3052を切換制御して、第2の入力
端子に入力されるディジタルデータDを出力させる場
合、各回路の出力は図14(b)に示すようになる。
【0327】すなわち、切換スイッチ3052を切換え
ることにより、位相データφi(t)の極性が反転すること
になる。ここで、下式の関係に着目する。
【0328】
【数55】
【0329】このように、位相データφi(t)の極性が反
転しても、sin の極性のみが変わるだけ、すなわちI信
号の極性だけが変わることになるため、前述の第8の実
施形態における反転アンプ202を用いた場合と同様の
効果が得られる。
【0330】その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはい
うまでもない。
【0331】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、受信
するシステム通信帯域に応じて、復調された直交データ
を入れ替えるなどして、常に2つの直交データの位相関
係を所定の状態に保つようにしたり、あるいは、送信す
るシステム通信帯域に応じて、変調に用いる2つの直交
データを入れ替えるなどして、無線周波信号に含まれる
位相データの極性を一定に保つようにしている。
【0332】したがって、この発明によれば、使用する
システム通信帯域を切換えた際に、キャリア周波数とロ
ーカル周波数の大小関係が入れ替わるような設定がなさ
れている場合であっても、選択可能なシステム通信帯域
すべてにおいて正常な通信を行なうことが可能なマルチ
バンド移動無線機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
1の実施の形態の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図2】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
2の実施の形態の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図3】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
3の実施の形態の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図4】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
4の実施の形態の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図5】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
5の実施の形態の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図6】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
6の実施の形態の受信系の構成を示す回路ブロック図。
【図7】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
7の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック図。
【図8】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
8の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック図。
【図9】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の第
9の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック図。
【図10】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の
第10の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック
図。
【図11】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の
第11の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック
図。
【図12】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の
第12の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック
図。
【図13】この発明に係わるマルチバンド移動無線機の
第13の実施の形態の送信系の構成を示す回路ブロック
図。
【図14】図13に示したマルチバンド移動無線機の動
作を説明するための信号波形図。
【図15】従来のマルチバンド移動無線機の高周波信号
処理部の代表的な回路ブロック構成を示す図。
【図16】2つのシステム通信帯域の周波数と、ローカ
ル信号の周波数の関係を示すスペクトル図。
【図17】2つのシステム通信帯域の周波数と、ローカ
ル信号の周波数の関係を示すスペクトル図。
【図18】2つのシステム通信帯域の周波数と、ローカ
ル信号の周波数の関係を示すスペクトル図。
【図19】2つのシステム通信帯域の周波数と、ローカ
ル信号の周波数の関係を示すスペクトル図。
【図20】2つのシステム通信帯域の周波数と、ローカ
ル信号の周波数の関係を示すスペクトル図。
【図21】従来のマルチバンド移動無線機の受信系の構
成を示す回路ブロック図。
【図22】従来のマルチバンド移動無線機の受信系の構
成を示す回路ブロック図。
【図23】従来のマルチバンド移動無線機の送信系の構
成を示す回路ブロック図。
【図24】図21に示した従来のマルチバンド移動無線
機の受信系によって得られるI信号とQ信号の位相関係
を示す図。
【図25】図21に示した従来のマルチバンド移動無線
機の受信系によって得られるI信号とQ信号の位相関係
を示す図。
【符号の説明】 14…ミキサ 15…フィルタ 16…IFアンプ 171…発振回路 1711…発振器 1712…移相器 172,174…ミキサ 173,175…フィルタ 101,102,103…切換回路 104,105…トーン位相切換回路 1011,1012,1022,1032…切換スイッ
チ 1021,1031,1051,1061…反転アンプ 1041,1042,1052,1062…切換スイッ
チ 24…フィルタ 25…ミキサ 26…フィルタ 27…IFアンプ 28…直交変調器 281…発振回路 282,283…ミキサ 2811…発振器 2812…移相器 284…加算器 201,202,203,204,205,206…切
換回路 2011,2012,2022,2032…切換スイッ
チ 2021,2031,2051,2061,3051…
反転アンプ 2041,2042,2052,2062,3052…
切換スイッチ 31…局部発振器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウ
    ンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 受信信号に対して直交復調を行なって、IデータとQデ
    ータを得る直交復調手段と、 受信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のダ
    ウンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、前記IデータとQデータを入れ替えて出
    力したり、あるいは前記IデータとQデータをそのまま
    出力するデータ切換手段とを具備することを特徴とする
    マルチバンド移動無線機。
  2. 【請求項2】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウ
    ンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 受信信号に対して直交復調を行なって、I信号とQ信号
    を得る直交復調手段と、 受信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のダ
    ウンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、前記I信号の極性を反転して出力した
    り、あるいはそのまま出力するデータ極性反転手段とを
    具備することを特徴とするマルチバンド移動無線機。
  3. 【請求項3】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウ
    ンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 受信信号に対して直交復調を行なって、I信号とQ信号
    を得る直交復調手段と、 受信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のダ
    ウンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、前記Q信号の極性を反転して出力した
    り、あるいはそのまま出力するデータ極性反転手段とを
    具備することを特徴とするマルチバンド移動無線機。
  4. 【請求項4】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウ
    ンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 受信するシステム通信帯域のRF信号を、前記ローカル
    信号を用いてIF信号にダウンコンバートする周波数変
    換手段と、 第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
    が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
    号生成手段と、 受信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ローカル
    信号の周波数との大小関係に応じて、前記第1のトーン
    信号と第2のトーン信号を入れ替えて出力したり、ある
    いは前記第1のトーン信号と第2のトーン信号をそのま
    ま出力するトーン切換手段と、 このトーン切換手段より出力される第1のトーン信号を
    用いて、前記IF信号を直交復調して、Q信号を得る第
    1の直交復調手段と、 前記トーン切換手段より出力される第2のトーン信号を
    用いて、前記IF信号を直交復調して、I信号を得る第
    2の直交復調手段とを具備することを特徴とするマルチ
    バンド移動無線機。
  5. 【請求項5】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウ
    ンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 受信するシステム通信帯域のRF信号を、前記ローカル
    信号を用いてIF信号にダウンコンバートする周波数変
    換手段と、 第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
    が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
    号生成手段と、 受信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ローカル
    信号の周波数との大小関係に応じて、前記第2のトーン
    信号の極性を反転して出力したり、あるいはそのまま出
    力するトーン極性反転手段と、 前記第1のトーン信号を用いて、前記IF信号を直交復
    調して、Q信号を得る第1の直交復調手段と、 前記トーン極性反転手段より出力される第2のトーン信
    号を用いて、前記IF信号を直交復調して、I信号を得
    る第2の直交復調手段とを具備することを特徴とするマ
    ルチバンド移動無線機。
  6. 【請求項6】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に受信可能で、受
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、受信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のダウ
    ンコンバートに用いるローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 受信するシステム通信帯域のRF信号を、前記ローカル
    信号を用いてIF信号にダウンコンバートする周波数変
    換手段と、 第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
    が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
    号生成手段と、 受信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ローカル
    信号の周波数との大小関係に応じて、前記第1のトーン
    信号の極性を反転して出力したり、あるいはそのまま出
    力するトーン極性反転手段と、 このトーン極性反転手段が出力する第1のトーン信号を
    用いて、前記IF信号を直交復調して、Q信号を得る第
    1の直交復調手段と、 前記第2のトーン信号を用いて、前記IF信号を直交復
    調して、I信号を得る第2の直交復調手段とを具備する
    ことを特徴とするマルチバンド移動無線機。
  7. 【請求項7】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアッ
    プコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、直交変調に用いるI信号とQ信号を入れ
    替えて出力したり、あるいは前記I信号とQ信号をその
    まま出力するデータ切換手段と、 このデータ切換手段が出力するI信号とQ信号を用い
    て、直交変調を行なう直交変調手段とを具備することを
    特徴とするマルチバンド移動無線機。
  8. 【請求項8】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアッ
    プコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、直交変調に用いるI信号とQ信号のう
    ち、前記I信号の極性を反転して出力したり、あるいは
    そのまま出力するデータ極性反転手段と、 このデータ極性反転手段が出力するI信号と、前記Q信
    号を用いて、直交変調を行なう直交変調手段とを具備す
    ることを特徴とするマルチバンド移動無線機。
  9. 【請求項9】 スーパーへテロダイン方式を採用し、複
    数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、送
    信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信するシ
    ステム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のアッ
    プコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小関
    係が変化するマルチバンド移動無線機において、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、直交変調に用いるI信号とQ信号のう
    ち、前記Q信号の極性を反転して出力したり、あるいは
    そのまま出力するデータ極性反転手段と、 このデータ極性反転手段が出力するQ信号と、前記I信
    号を用いて、直交変調を行なう直交変調手段とを具備す
    ることを特徴とするマルチバンド移動無線機。
  10. 【請求項10】 スーパーへテロダイン方式を採用し、
    複数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、
    送信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信する
    システム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係が変化するマルチバンド移動無線機において、 第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
    が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
    号生成手段と、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ローカル
    信号の周波数との大小関係に応じて、前記第1のトーン
    信号と第2のトーン信号を入れ替えて出力したり、ある
    いは前記第1のトーン信号と第2のトーン信号をそのま
    ま出力するトーン切換手段と、 このトーン切換手段より出力される第1のトーン信号
    を、Q信号を用いて直交変調する第1の直交変調手段
    と、 前記トーン切換手段より出力される第2のトーン信号
    を、I信号を用いて直交変調する第2の直交変調手段
    と、 前記第1の直交変調手段の出力と前記第2の直交変調手
    段の出力を加算し、この加算結果と前記ローカル信号を
    用いて前記RF信号を生成する手段とを具備することを
    特徴とするマルチバンド移動無線機。
  11. 【請求項11】 スーパーへテロダイン方式を採用し、
    複数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、
    送信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信する
    システム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係が変化するマルチバンド移動無線機において、 第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
    が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
    号生成手段と、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ローカル
    信号の周波数との大小関係に応じて、前記第2のトーン
    信号の極性を反転して出力したり、あるいはそのまま出
    力するトーン極性反転手段と、 前記第1のトーン信号を、Q信号を用いて直交復調する
    第1の直交復調手段と、 前記トーン極性反転手段より出力される第2のトーン信
    号を、I信号を用いて直交変調する第2の直交復調手段
    と、 前記第1の直交変調手段の出力と前記第2の直交変調手
    段の出力を加算し、この加算結果と前記ローカル信号を
    用いて前記RF信号を生成する手段とを具備することを
    特徴とするマルチバンド移動無線機。
  12. 【請求項12】 スーパーへテロダイン方式を採用し、
    複数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、
    送信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信する
    システム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係が変化するマルチバンド移動無線機において、 第1のトーン信号と、この信号と周波数が同じで、位相
    が90゜進んだ第2のトーン信号とを生成するトーン信
    号生成手段と、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、前記ローカル
    信号の周波数との大小関係に応じて、前記第1のトーン
    信号の極性を反転して出力したり、あるいはそのまま出
    力するトーン極性反転手段と、 このトーン極性反転手段より出力される第1のトーン信
    号を、Q信号を用いて直交復調する第1の直交復調手段
    と、 前記第2のトーン信号を、I信号を用いて直交変調する
    第2の直交復調手段と、 前記第1の直交変調手段の出力と前記第2の直交変調手
    段の出力を加算し、この加算結果と前記ローカル信号を
    用いて前記RF信号を生成する手段とを具備することを
    特徴とするマルチバンド移動無線機。
  13. 【請求項13】 スーパーへテロダイン方式を採用し、
    複数のシステム通信帯域の信号を選択的に送信可能で、
    送信するシステム通信帯域を切換えた場合に、送信する
    システム通信帯域のRF信号の周波数と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係が変化するマルチバンド移動無線機において、 送信するシステム通信帯域のRF信号と、この信号のア
    ップコンバートに用いたローカル信号の周波数との大小
    関係に応じて、ベースバンド信号の極性を反転させて出
    力したり、あるいはそのまま出力する極性反転手段と、 この極性反転手段より出力されるベースバンド信号よ
    り、直交変調に用いるとI信号とQ信号を生成する直交
    データ生成手段と、 この直交データ生成手段にて生成されたI信号とQ信号
    を用いて、直交変調を行なう直交変調手段とを具備する
    ことを特徴とするマルチバンド移動無線機。
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