JPH11341443A - 多画面表示システム - Google Patents

多画面表示システム

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JPH11341443A
JPH11341443A JP10190557A JP19055798A JPH11341443A JP H11341443 A JPH11341443 A JP H11341443A JP 10190557 A JP10190557 A JP 10190557A JP 19055798 A JP19055798 A JP 19055798A JP H11341443 A JPH11341443 A JP H11341443A
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Mitsuyuki Nozaki
光之 野▲崎▼
Kazuhiko Taira
和彦 平良
Shinichi Kikuchi
伸一 菊地
Hidenori Mimura
英紀 三村
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチアングル再生が可能な場面において、ど
のようなアングル映像が見れるのかをユーザが容易に知
ることができるようにする。また、アングル映像の内容
を自動切替できるようにする。 【解決手段】同一時間帯に再生可能なアングルあるいは
シーンが複数ある場合、再生画面を自動的に複数に分割
して、分割された画面それぞれに、再生可能な複数アン
グルあるいは複数シーンの一部あるいは全部を同時表示
(ダイジェスト表示)する。また、再生可能な複数アン
グルあるいは複数シーンの表示内容を自動的に変更でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大容量情報記録
媒体から多画面表示可能な情報を再生する再生システム
およびこの再生システムで再生できる情報記録媒体に関
する。
【0002】とくに、同一時間帯に選択的に再生できる
複数のマルチシーン映像(マルチアングル映像)が記録
された光ディスクから、各時点で再生可能な複数シーン
(複数アングル)映像のダイジェスト再生ができる再生
システムに関する。
【0003】さらに、マルチアングル映像が記録された
光ディスクから、種々なアングル映像を自動的に切替な
がら再生できる再生システムに関する。
【0004】
【従来の技術】近年、波長の短いレーザを利用した光ピ
ックアップ技術の向上、高密度記録技術およびデータ圧
縮技術の進歩に伴い、光ディスクなどの記録媒体の大容
量化が進み、記録媒体へ記録できる情報量が飛躍的に増
大した。
【0005】具体例を挙げると、読取レーザ波長が78
0nmのCD(コンパクトディスク)の記録容量が約6
50MBであるのに対し、読取レーザ波長650nmの
DVD(デジタルビデオディスクまたはデジタルバーサ
タイルディスク)では、情報記録層が単層のディスクで
約4.7GBまでのディジタル情報量を記録することが
できる。DVDはCDと同じ直径120mmの光ディス
クであるが、単層ディスクのDVDであっても、その記
憶容量はCDのおよそ7倍に及ぶ。さらに、DVDでは
2層〜4層の情報記録層を設けることが可能であり、記
録層を多層化すれば、その記憶容量はさらに大きくな
る。
【0006】DVDでは膨大な情報を記録できるので、
CDあるいはLD(ビデオ信号をアナログ記録したレー
ザディスク)では実現されなかった機能を実現できるよ
うになっている。
【0007】たとえば、あるミュージックアーチストの
ライブコンサートビデオを製作する場合を想定してみ
る。この場合、コンサートの模様の種々なシーンが複数
のカメラで撮影収録される(たとえば5台のカメラで
「バンド全体」、「ボーカリストのみ」、「ギタリスト
のみ」、「ベーシストのみ」、「ドラマーのみ」がそれ
ぞれ撮影される)。こうして収録した5種類のカメラア
ングルのシーン映像は、最終のビデオ作品が完成するま
でに編集される。その編集過程において、編集者(製作
者)は、どのカメラで撮影した画像をビデオ作品のどの
部分で使用するのかを決定し、一本のコンサートビデオ
として完成させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして完成
された従来のコンサートビデオ作品では、編集者(製作
者)が決定したカメラアングル(通常は殆どがボーカリ
スト中心)からのみでしかコンサートを楽しむことがで
きない。この場合、そのビデオ作品の視聴者(再生装置
ユーザ)がたとえばギタリストの奏法をマスタするため
に「ギタリストのみ」を常に見たいと欲しても、その視
聴者の要求は満たされない。
【0009】ところで、DVDでは記録容量が極めて大
きくなったことから、上記のような従来のコンサートビ
デオにおいて、5台のカメラで収録した同一時間帯の映
像の全て(バンド全体のカメラアングル、ボーカリスト
のみのカメラアングル、ギタリストのみのカメラアング
ル、ベーシストのみのカメラアングル、ドラマーのみの
カメラアングル)を個別に収録することが可能となって
いる。これにより、それぞれのカメラで撮った映像(マ
ルチアングル映像)を再生装置ユーザが自由に選択して
再生することができるようになった。これがビデオメデ
ィア分野に初めて導入されたDVDのマルチアングル機
能であり、このマルチアングル機能を利用したビデオ映
像を含むDVDをマルチアングルソフトと呼ぶことがで
きる。
【0010】しかし、これまでのDVD再生装置でマル
チアングルソフトを再生する場合、ユーザが所望のカメ
ラアングル映像を自由に選択して再生することは可能だ
が、アングル選択状態の変更(あるいはアングル再生の
デフォルト状態へのリセット)がなされない限り、一度
選んだアングルだけがそれ以降いつも再生されることに
なる。このような状態では、通常のコンサートビデオ
(ビデオ制作者が意図した編集状態のオリジナルアング
ル再生)として視聴したいという別のユーザの要求が満
たされない。
【0011】また、編集者(製作者)が従来の編集済み
コンサートビデオを1つのアングルとして収録してある
場合は、それを選択すれば良いが、その場合は常に同じ
映像を視聴することになり、視聴回数を重ねる毎に味気
なくなり、新鮮味に欠けてユーザは飽きてしまう。
【0012】また、上記1アングル収録の場合では、ユ
ーザが見たいと欲するアングルが複数ある場合、その見
たいアングルだけを任意に選択して見るという要求を実
現できないし、見たくないアングルをマスクして、その
他のアングルを選択して見たいという要求も実現できな
い。
【0013】さらに、ユーザが見たいと欲するアングル
が複数ある場合、その見たいアングルだけを交互にある
いはランダムに自動的に選択して見たいという要求を実
現できないし、見たくないアングルをマスク(スキッ
プ)して、その他のアングルを自動的に選択して見たい
という要求も実現できない。
【0014】さらに、マルチアングル(マルチシーン)
映像が記録された媒体から複数アングル(複数シーン)
映像を再生できる場面において、ユーザは、いちいちア
ングル(シーン)切り替え操作をして各アングル(シー
ン)を再生してみないと、いまどんなアングル(シー
ン)映像が再生できるのかを知ることができない。
【0015】ところで、マルチアングルソフトのアング
ル切替には、アングル切替の繋ぎ目が再生時間の流れの
中で連続しているシームレスアングル切替と、アングル
切替の繋ぎ目が再生時間の流れの中で不連続なノンシー
ムレスアングル切替とがある。このシームレスアングル
切替とノンシームレスアングル切替とを再生システム側
で自動的に区別してアングル切替を行なうには、アング
ル切替がシームレスなのかノンシームレスなのかを識別
する情報を記録媒体から取り出す必要がある。
【0016】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、その第1の目的は、マルチアングル(マルチシー
ン)再生が可能な場面において、どのようなアングル
(シーン)映像が再生可能なのかをユーザが容易に認識
できる再生システム(装置または方法を含む)を提供す
ることである。
【0017】また、この発明の第2の目的は、マルチア
ングル映像のアングル切替えを自動的に実行できるよう
にすることで、ユーザ(マルチアングルソフトの視聴
者)に対して、変化に富んだ、飽きの少ないアングル切
替え機能を実現できるマルチアングル自動切替再生シス
テム(装置または方法を含む)を提供することである。
【0018】また、この発明の第3の目的は、マルチア
ングル(マルチシーン)再生が可能な場面においてどの
ようなアングル(シーン)映像が記録されているのかを
ユーザに通知するための情報を持った、情報記録媒体を
提供することである。
【0019】また、この発明の第4の目的は、マルチア
ングル映像がシームレスアングル切替を使用するものか
ノンシームレスアングル切替を利用するものかを再生シ
ステムが自動検出できるようにするために、シームレス
アングル切替とノンシームレスアングル切替との識別情
報を持った情報記録媒体を提供することである。
【0020】この発明の第5の目的は、マルチアングル
映像のアングル切替え(あるいは複数のマルチアングル
画面の同時表示)を自動的に実行できるようにするマル
チアングル処理プログラムを持つコンピュータリーダブ
ルなプログラム保持媒体を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、この発明に係る再生システムは、同一時間帯
に再生可能なアングルあるいはシーンが複数ある場合、
再生画面を複数分割して、分割された画面それぞれに再
生可能な複数アングルあるいは複数シーンの一部あるい
は全部を同時表示(ダイジェスト表示)できるように構
成されている。
【0022】上記第2の目的を達成するために、この発
明に係る再生システムは、同一時間帯に選択的に再生で
きる複数の映像データで構成されたマルチアングル映像
が記録された記録媒体から、前記マルチアングル中の1
つのアングルを自動的に選択して再生・表示(オートア
ングル表示)できるように構成されている。
【0023】上記第3の目的を達成するために、この発
明に係る情報記録媒体には、同一時間帯に再生可能なア
ングルあるいはシーンの映像が複数ある場面(アングル
ブロック)において、その複数アングルあるいは複数シ
ーンに関連した情報(SML_AGLIまたはNSML
_AGLI)が記録されている。この複数アングルある
いは複数シーンに関連した情報を媒体から取り出すこと
により、マルチアングルあるいはマルチシーン再生時
に、再生可能なアングル数あるいはシーン数に対応して
分割されたモニタ画面上に、同一時間帯に再生可能な複
数アングルあるいは複数シーンの映像が同時表示できる
ようになる。
【0024】上記第4の目的を達成するために、この発
明に係る情報記録媒体には、小単位(2kB)のビデオ
情報が記録されたビデオパックを1以上含むビデオオブ
ジェクトユニットが1以上集まって構成されるセルを複
数含むビデオタイトルセットが、1以上記録される。こ
こで、1以上の前記セルにより構成されるものであって
第1のカメラアングル映像情報を含む第1アングルセル
(AGL_C#1)と1以上の前記セルにより構成され
るものであって第2のカメラアングル映像情報を含む第
2アングルセル(AGL_C#i)とを含むアングルブ
ロックが、前記ビデオタイトルセットに記録される。こ
のアングルブロックを再生する場合に、前記第1アング
ルセル(AGL_C#1)と前記第2アングルセル(A
GL_C#i)との間で行うことができる再生アングル
切替がノンシームレスアングル切替なのかシームレスア
ングル切替なのかを示すアングル変更フラグ(図27の
b24)が、前記ビデオタイトルセットに記録される。
このアングル変更フラグの内容は、前記再生アングル切
替がノンシームレスに行われるのかシームレスに行われ
るのかを自動判別することに利用できる。
【0025】上記第5の目的を達成するために、この発
明に係るコンピュータリーダブルなプログラム保持媒体
には、同一時間帯に選択的に再生できる複数の映像デー
タで構成され記録順に番号付けられたマルチアングルの
中から所望のアングルを自動的に選択して再生アングル
の切替えを行なう手順(ST40〜ST60)が記述さ
れている。
【0026】あるいは、この発明に係るコンピュータリ
ーダブルなプログラム保持媒体には、同一時間帯に選択
的に再生できる複数の映像データで構成され記録順に番
号付けられたマルチアングルの中から複数のアングルを
選択し、選択されたアングル数に応じて再生スクリーン
上の各アングルの表示位置および表示サイズを決定する
手順(ST43)が記述されている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係る多画面表示システム、マルチアン
グル自動切替システムおよびこのシステムで使用される
情報記録媒体の物理的・論理的な構成を説明する。な
お、重複説明を避けるために、複数の図面に渡り機能上
共通する部分には共通の参照符号が用いられている。
【0028】図1は、この発明で使用できる光ディスク
(再生専用DVDビデオディスク)の物理構造を説明す
る図である。
【0029】図1に示されるように、この光ディスク1
0は、一対の複合ディスク層(単層または2層)18と
この複合ディスク層18間に介挿された極薄(たとえば
40μm厚の紫外線硬化性樹脂)の接着層20とから構
成されている。各複合ディスク層18は、透明基板(た
とえば0.6mm厚のポリカーボネート)14および記
録層、すなわち光反射層16(アルミニウム、アルミニ
ウム合金、あるいは金などを蒸着またはスパッタリング
して形成したエンボス情報記録層17)から構成されて
いる。これら一対のディスク層18は、光反射層16
(エンボス情報記録層17)が接着層20の面上に接触
するようにして貼り合わされ、1.2mm厚の高記録密
度光ディスクとなる。
【0030】光ディスク10には中心孔22が設けられ
ており、ディスク両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10をその回転時に押さえるためのクランピン
グエリア24が設けられている。中心孔22には、光デ
ィスク装置にディスク10が装填された際に図示しない
ディスクモータのスピンドルが挿入される。そして、デ
ィスクが回転される間、光ディスク10は、そのクラン
ピングエリア24でディスククランパ(図示せず)によ
りクランプされる。
【0031】光ディスク10は、その両面のクランピン
グエリア24の周囲に、ビデオデータ、オーディオデー
タその他の情報を記録することができる情報エリア25
を有している。
【0032】情報エリア25のうち、その外周領域には
リードアウトエリア26が設けられ、またクランピング
エリア24に接するその内周領域にはリードインエリア
27が設けられている。そして、リードアウトエリア2
6とリードインエリア27との間がデータ記録エリア2
8として定められている。
【0033】情報エリア25の記録層(光反射層)16
には、データ記録エリア28としての記録トラックがた
とえばスパイラル状に連続して形成されている。その連
続トラックは複数の物理セクタに分割され、これらのセ
クタには連続番号が付されている。このセクタを記録単
位として、光ディスク10に種々なデータが記録され
る。
【0034】情報エリア25のデータ記録エリア28
は、実際のデータ記録領域であって、再生情報として、
ビデオデータ(主映像データ)、副映像データおよびオ
ーディオデータが、同様なピット列(光学的な状態変化
をもたらす物理的形状つまりエンボス形状)として記録
されている。
【0035】読み出し専用の光ディスク(DVDーRO
Mディスク)10では、透明基板14にピット列が予め
スタンパーで形成され、このピット列が形成された透明
基板14の面に反射層が蒸着またはスパッタリングによ
り形成され、その反射層(エンボス層)が記録層16と
して使用されることとなる。
【0036】なお、読み出し専用の光ディスク10で
は、通常、記録トラックとしてのグルーブは特に設けら
れず、透明基板14の面に形成されたピット列がトラッ
クとして機能するようになっている。(ただし記録・再
生あるいは読み書きが可能なDVDーRAMディスクで
は、上記グルーブが設けられる。)後述する光ディスク
再生装置(DVDプレーヤ)において、ユーザ(視聴
者)が装置本体のフロントパネルに設けられたキー入力
部あるいはリモートコントローラを操作することによっ
て、光ディスク10に記録されたデータを再生すること
ができる。再生された記録データ(主映像データ、副映
像データおよび音声データ)は、再生装置内でオーディ
オ(音声)信号およびビデオ信号に変換され、外部のモ
ニタ部およびスピーカ部に送られて、ビデオ映像および
音声として再現される。
【0037】図2は、図1の光ディスク(再生専用DV
DーROMディスク)の記録領域のトラック/セクタ構
造を説明する図である。
【0038】この光ディスク10は、たとえば片面4.
7Gバイトの記憶量量をもつ両面貼合せディスクであ
り、ディスク内周側のリードインエリア27からディス
ク外周側のリードアウトエリア26までの間のデータ記
録エリア28に多数の記録トラックが配置されている。
各トラックは多数の論理セクタで構成されており、それ
ぞれのセクタに各種情報(適宜圧縮されたデジタルデー
タ)が格納されている。
【0039】図1に示した情報エリア25のエンボス情
報記録層17は、通常、データが記録される領域とさ
れ、トラックがスパイラル状に連続して形成されてい
る。その連続するトラックは、図2に示すように、一定
記憶容量の複数論理セクタ(最小記録単位)に分割さ
れ、この論理セクタを基準にデータが記録されている。
【0040】この1つの論理セクタの記録容量は、後述
する1パックデータ長と同じ2048バイト(または2
kバイト)に決められている。情報エリア25のデータ
記録エリア28は、実際のデータ記録領域であって、管
理データ、主映像データ、副映像データおよび音声(オ
ーディオ)データが同様にピットの物理的状態変化とし
て記録されている。
【0041】読み出し専用の超高密度光ディスク(DV
DーROMディスク)10では、透明基板14にピット
列が予めスタンパーで形成され、このピット列が形成さ
れた透明基板14の面に反射層が蒸着またはスパッタリ
ングにより形成され、その反射層が記録層14として形
成される。通常、この読み出し専用の光ディスク10で
は、トラックとしてのグルーブは特に設けられず、ピッ
ト列がトラックとして定められている。
【0042】図3は、この発明で使用できる光ディスク
(再生用および録画再生用DVDディスク;DVDーR
AM/DVD−RWディスク等)の物理構造を説明する
図である。
【0043】図3に示すように、この光ディスク10
は、それぞれ記録層17が設けられた一対の透明基板1
4を接着層20で貼り合わせた構造を持つ。各基板14
は0.6mm厚のポリカーボネートで構成することがで
き、接着層20は極薄(たとえば40μm厚)の紫外線
硬化性樹脂で構成することができる。これら一対の0.
6mm基板14を、記録層17が接着層20の面上で接
触するようにして貼り合わすことにより、1.2mm厚
の大容量光ディスク10が得られる。
【0044】なお、記録層17はROM/RAM2層構
造を持つことができる。その場合、読み出し面19側か
らみて近い方にROM層/光反射層(エンボス層)17
Aが形成され、読み出し面19側からみて遠い方にRA
M層/相変化記録層17Bが形成される。
【0045】情報エリア25の記録層(光反射層)17
には、記録トラックがたとえばスパイラル状に連続して
形成されている。その連続トラックは複数の物理セクタ
に分割され、これらのセクタには連続番号が付されてい
る。このセクタを記録単位として、光ディスク10に種
々なデータが記録される。
【0046】データ記録エリア28は、実際のデータ記
録領域であって、記録・再生情報として、映画等のビデ
オデータ(主映像データ)、字幕・メニュー等の副映像
データおよび台詞・効果音等のオーディオデータが、同
様なピット列(レーザ反射光に光学的な変化をもたらす
物理的な形状あるいは相状態)として記録されている。
【0047】光ディスク10が片面1層で両面記録のR
AMディスクの場合は、各記録層17は、2つの硫化亜
鉛・酸化シリコン混合物(ZnS・SiO2)で相変化
記録材料層(たとえばGe2Sb2Te5)を挟み込ん
だ3重層により構成できる。
【0048】光ディスク10が片面1層で片面記録のR
AMディスクの場合は、読み出し面19側の記録層17
は、上記相変化記録材料層を含む3重層により構成でき
る。この場合、読み出し面19から見て反対側に配置さ
れる層17は情報記録層である必要はなく、単なるダミ
ー層でよい。
【0049】光ディスク10が片面読み取り型の2層R
AM/ROMディスクの場合は、2つの記録層17は、
1つの相変化記録層(読み出し面19からみて奥側;読
み書き用)と1つの半透明金属反射層(読み出し面19
からみて手前側;再生専用)で構成できる。
【0050】光ディスク10がライトワンスのDVDー
Rである場合は、基板としてはポリカーボネートが用い
られ、、図示しない反射膜としては金、図示しない保護
膜としては紫外線硬化樹脂を用いることができる。この
場合、記録層17には有機色素が用いられる。この有機
色素としては、シアニン、スクアリリウム、クロコニッ
ク、トリフェニルメンタン系色素、キサンテン、キノン
系色素(ナフトキン、アントラキノン等)、金属錯体系
色素(フタロシアン、ボルフィリン、ジチオール錯体
等)その他が利用可能である。
【0051】このようなDVD−Rディスクへのデータ
書き込みは、たとえば波長650nmで出力6〜12m
W程度の半導体レーザを用いて行うことができる。
【0052】光ディスク10が片面読み取り型の2層R
OMディスクの場合は、2つの記録層17は、1つの金
属反射層(読み出し面19からみて奥側)と1つの半透
明金属反射層(読み出し面19からみて手前側)で構成
できる。
【0053】読み出し専用のDVDーROMディスク1
0では、基板14にピット列が予めスタンパーで形成さ
れ、このピット列が形成された基板14の面に金属等の
反射層が形成され、この反射層が記録層17として使用
されることになる。このようなDVD−ROMディスク
10では、通常、記録トラックとしてのグルーブは特に
設けられず、基板14の面に形成されたピット列がトラ
ックとして機能するようになっている。
【0054】上記各種の光ディスク10において、再生
専用のROM情報はエンボス信号として記録層17に記
録される。これに対して、読み書き用(またはライトワ
ンス用)の記録層17を持つ基板14にはこのようなエ
ンボス信号は刻まれておらず、その代わりに連続のグル
ーブ溝が刻まれている。このグルーブ溝に、相変化記録
層が設けられるようになっている。読み書き用DVDー
RAMディスクの場合は、さらに、グルーブの他にラン
ド部分の相変化記録層も情報記録に利用される。
【0055】なお、光ディスク10が片面読み取りタイ
プ(記録層が1層でも2層でも)の場合は、読み出し面
19から見て裏側の基板14は読み書き用レーザに対し
て透明である必要はない。この場合は裏側基板14全面
にラベル印刷がされていても良い。
【0056】後述するDVDデジタルビデオレコーダ
は、DVDーRAMディスク(またはDVD−RWディ
スク)に対する反復記録・反復再生(読み書き)と、D
VDーRディスクに対する1回の記録・反復再生と、D
VDーROMディスクに対する反復再生が可能なように
構成できる。
【0057】図4は、図3の光ディスク(再生用および
録画再生用DVDディスク)の記録領域のトラック/セ
クタ構造を説明する図である。
【0058】ディスク10がDVD−RAM(またはD
VD−RW)の場合は、デリケートなディスク面を保護
するために、ディスク10の本体がカートリッジ11に
収納されるようになっている。DVD−RAMディスク
10がカートリッジ11ごと後述するDVDビデオレコ
ーダのディスクドライブに挿入されると、カートリッジ
11からディスク10が引き出されて図示しないスピン
ドルモータのターンテーブルにクランプされ、図示しな
い光ヘッドに向き合うようにして回転駆動される。
【0059】一方、ディスク10がDVDーRまたはD
VDーROMの場合は、ディスク10の本体はカートリ
ッジ11に収納されておらず、裸のディスク10がディ
スクドライブのディスクトレイに直接セットされるよう
になる。
【0060】図3に示した情報エリア25の記録層17
には、データ記録トラックがスパイラル状に連続して形
成されている。その連続するトラックは、図4に示すよ
うに一定記憶容量の複数論理セクタ(最小記録単位)に
分割され、この論理セクタを基準にデータが記録されて
いる。1つの論理セクタの記録容量は、1パックデータ
長と同じ2048バイト(あるいは2kバイト)に決め
られている。
【0061】データ記録エリア28には、実際のデータ
記録領域であって、管理データ、主映像(ビデオ)デー
タ、副映像データおよび音声(オーディオ)データが同
様に記録されている。
【0062】なお、図3のディスク10のデータ記録エ
リア28は、リング状(年輪状)に複数の記録エリア
(複数の記録ゾーン)に分割することができる。各記録
ゾーン毎にディスク回転速度は異なるが、各ゾーン内で
は線速度または角速度を一定にすることができる。この
場合、各ゾーン毎に予備の記録エリアすなわちスペアエ
リア(フリースペース)を設けることができる。このゾ
ーン毎のフリースペースを集めて、そのディスク10の
リザーブエリアとすることができる。
【0063】図5は、図1の光ディスクの光反射層16
または図3の光ディスクのROM層17Aに記録される
データの構造を説明する図である。
【0064】光ディスク10に形成されたデータ記録エ
リア28は、図5に示すようなボリュームおよびファイ
ル構造を有している。この構造の論理フォーマットは、
たとえば標準規格の1つであるISO9660およびユ
ニバーサルディスクフォーマット(UDF)ブリッジに
準拠して定められている。
【0065】リードインエリア27からリードアウトエ
リア26までの間のデータ記録エリア28はボリューム
スペースとして割り当てられ、このボリュームスペース
は特定規格(DVDの規格)のアプリケーションのため
の空間およびこの特定規格のアプリケーション以外のた
めの空間を含むことができる。
【0066】データ記録エリア28のボリュームスペー
スは、多数のセクタに物理的に分割され、それらの物理
的セクタには連続番号が付されている。このボリューム
スペース(データ記録エリア28)に記録されるデータ
の論理アドレスは、ISO9660およびUDFブリッ
ジで定められるように論理セクタ番号(LSN)を意味
している。ここでの論理セクタサイズは物理セクタサイ
ズと同様に2048バイト(あるいは2kバイト)とし
てある。論理セクタ番号(LSN)は、物理セクタ番号
の昇順に対応して連続番号が付加されている。
【0067】なお、論理セクタと異なり、物理セクタに
はエラー訂正情報等の冗長な情報が付加されている。こ
のため、物理セクタサイズは、厳密に言うと論理セクタ
サイズと一致しない。
【0068】図5に示すように、データ記録エリア28
のボリュームスペースは階層構造を有しており、ボリュ
ームおよびファイル構造領域70、1以上のビデオタイ
トルセットVTS72からなるDVDビデオ領域71、
および他の記録領域73を含んでいる。これら領域は、
論理セクタの境界上で区分されている。ここで、1論理
セクタは2048バイトと定義され、1論理ブロックも
2048バイトと定義される。したがって、1論理セク
タは1論理ブロックと対等に定義される。
【0069】ファイル構造領域70は、ISO9660
およびUDFブリッジに定められる管理領域に相当す
る。この領域70の記述に基づいて、ビデオマネージャ
ーVMGの内容が後述する再生装置(DVDプレーヤ)
のメモリに格納される。
【0070】ビデオマネージャーVMGは複数のファイ
ル74Aで構成され、これらのファイルには、ビデオタ
イトルセット(VTS#1〜#n)72を管理する情報
(ビデオマネージャ情報VMGI75、ビデオマネージ
ャメニュー用ビデオオブジェクトセットVMGM_VO
BS、ビデオマネージャ情報バックアップファイルVM
GI_BUP)が記述されている。
【0071】各ビデオタイトルセットVTS72には、
MPEG等の所定規格により圧縮されたビデオデータ
(ビデオパック)、所定規格により圧縮されあるいは非
圧縮のオーディオデータ(オーディオパック)、および
ランレングス圧縮された副映像データ(副映像パック;
1画素が複数ビットで定義されたビットマップデータを
含む)とともに、これらのデータを再生するための情報
(ナビゲーションパック;再生制御情報/プレゼンテー
ション制御情報PCIやデータサーチ情報DSIを含
む)が格納されている。
【0072】このビデオタイトルセット(VTS)72
も、ビデオマネージャーVMGと同様に、複数のファイ
ル74Bで構成されている。各ファイル74Bは、ビデ
オタイトルセット情報(VTSI)、ビデオタイトルセ
ットメニュー用オブジェクトセット(VTSM_VOB
S)、ビデオタイトルセットタイトル用ビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS;最大9ファイ
ル)、ビデオタイトルセット情報のバックアップ(VT
SI_BUP)を含んでいる。
【0073】ここでは、ビデオタイトルセット(VTS
#1〜#n)72の数は最大99個に制限され、また、
各ビデオタイトルセット(VTS)72を構成するファ
イル74Bの数は最大12個に定められているとする。
これらのファイル74Aおよび74Bは、論理セクタの
境界で、同様に区分されている。
【0074】他の記録領域73には、上述したビデオタ
イトルセット(VTS)72で利用可能な情報、あるい
はビデオタイトルセットとは関係ない他の情報を記録す
ることができる。この他の記録領域73は必須ではな
く、使用しないなら削除されてもよい。
【0075】図5の各ビデオタイトルセット(VTS)
72は、複数のビデオオブジェクトセット(VTSTT
_VOBS)を含んでいる。ビデオタイトルセット(V
TS)72中のビデオオブジェクトセット(VOBS)
には、ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェ
クトセット(VTSM_VOBS)、および1以上のビ
デオタイトルセットのタイトルのためのビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)があり、いずれの
ビデオオブジェクトセットもその用途が異なるのみで同
様の構造を有している。
【0076】ビデオオブジェクトセット(VTSTT_
VOBS)は1以上のビデオオブジェクトユニット(V
OBU)で構成され、各ビデオオブジェクトユニット
(VOBU)は1以上のセルで構成されている。そし
て、セルを単位とした集合であるビデオオブジェクトセ
ット(VTSTT_VOBS)により、1以上のプログ
ラムチェーン(PGC)が記録される。マルチストーリ
を構成する各ストーリは、このPGCを単位に構成でき
る。
【0077】1つのPGCを1本のドラマに例えれば、
このPGCを構成する複数のセルはドラマ中の種々なシ
ーンに対応すると解釈可能である。このPGCの中身
(あるいはセルの中身)は、たとえばディスク10に記
録される内容を制作するソフトウエアプロバイダにより
決定される。
【0078】なお、マルチアングルを構成する各アング
ルは、セル単位で構成される。
【0079】図6は、図5のビデオオブジェクトセット
VTSTT_VOBSに含まれる情報の階層構造を示
す。
【0080】図6に示すように、ビデオオブジェクトセ
ットVOBS82は、1以上のビデオオブジェクトVO
B83の集合として定義される。ビデオオブジェクトセ
ットVOBS82中のビデオオブジェクトVOB83は
同一用途に用いられる。
【0081】メニュー用のビデオオブジェクトセット
(VTSM_VOBS)82は、通常、1つのビデオオ
ブジェクト83で構成され、そこには複数のメニュー画
面表示用データが格納される。これに対して、タイトル
セット用のビデオオブジェクトセット(VTSTT_V
OBS)82は、通常、複数のビデオオブジェクト83
で構成される。
【0082】ここで、タイトルセット用ビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)82を構成するビ
デオオブジェクト83は、あるロックバンドのコンサー
トビデオを例にとれば、そのバンドの演奏の映像データ
に相当すると考えることができる。この場合、ビデオオ
ブジェクト83を指定することによって、そのバンドの
コンサート演奏曲目のたとえば3曲目を再生することが
できる。
【0083】また、メニュー用ビデオオブジェクトセッ
ト(VTSM_VOBS)82を構成するビデオオブジ
ェクト83には、そのバンドのコンサート演奏曲目全曲
のメニューデータが格納され、そのメニューの表示にし
たがって、特定の曲、たとえばアンコール演奏曲目を再
生することができる。
【0084】なお、通常のビデオプログラムでは、1つ
のビデオオブジェクト83で1つのビデオオブジェクト
セット82を構成することができる。この場合、1本の
ビデオストリームが1ビデオオブジェクト83で完結す
ることとなる。
【0085】一方、たとえば複数ストーリのアニメーシ
ョン集あるいはオムニバス形式の映画では、1ビデオオ
ブジェクトセット82中に各ストーリに対応して複数の
ビデオストリーム(複数のプログラムチェーン)を設け
ることができる。この場合は、各ビデオストリームが対
応するビデオオブジェクト83に格納されることにな
る。その際、各ビデオストリームに関連したオーディオ
ストリームおよび副映像ストリームも各ビデオオブジェ
クト83中で完結する。
【0086】ビデオオブジェクト(VOB)83には、
識別番号(IDN#i;i=0〜i)が付され、この識
別番号によってそのビデオオブジェクト83を特定する
ことができる。ビデオオブジェクト83は、1または複
数のセル84から構成される。通常のビデオストリーム
は複数のセルで構成されるが、メニュー用のビデオスト
リームは1つのセル84で構成される場合もある。
【0087】各セルには、ビデオオブジェクト(VO
B)83の場合と同様に、識別番号(C_IDN#j)
が付され、このセル識別番号(C_IDN#j;j=0
〜j)を特定することができる。後に説明するアングル
の変更時には、このセル番号を特定することによってア
ングルが変更される。
【0088】ここで、上記アングル変更とは、通常は被
写体映像を見る角度(カメラアングル)を変えることを
意味する。ロックコンサートビデオの例でいえば、同一
曲の演奏シーン(同一イベント)において、ボーカリス
ト主体に捕らえたシーン、ギタリスト主体に捕らえたシ
ーン、ドラマー主体に捕らえたシーン等、様々な角度か
らのシーンを見ることができることを意味する。
【0089】アングル変更がなされるケースとしては、
視聴者の好みに応じてアングル選択ができる場合と、ス
トーリの流れの中で自動的に同一シーンがアングルを変
えて繰り返される場合(ソフトウエア制作者/プロバイ
ダがそのようにストーリを構成した場合)がある。
【0090】また、アングルを選定する場合としては、
次のものがある。すなわち、同一シーンの始めに戻って
アングルが変わる時間的に不連続なノンシームレス再生
の場合(たとえばボクサーがカウンターパンチを入れる
瞬間のシーンでカメラアングルが別アングルに変り再び
カウンターが打ち出され始めるシーンが再生される場
合)と、そのシーンに続くシーンでアングルが変わる時
間的に連続したシームレス再生の場合(たとえばボクサ
ーがカウンターを入れそのパンチが入った瞬間にカメラ
アングルが別アングルに変りカウンターを食らった相手
が吹っ飛ぶシーンが時間的に連続して再生される場合)
とがある。
【0091】図6に示すように、各セル84は1以上の
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85により構
成される。そして、各ビデオオブジェクトユニット85
は、ナビゲーションパック86を先頭とする、ビデオパ
ック88、副映像パック90、およびオーディオパック
91の集合体(パック列)として構成されている。すな
わち、ビデオオブジェクトユニット85は、あるナビゲ
ーションパック86から次のナビゲーションパック86
の直前まで記録される全パックの集まりとして定義され
る。
【0092】これらのパックは、データ転送処理を行う
際の最小単位となる。また、論理上の処理を行う最小単
位はセル単位であり、論理上の処理はこのセル単位で行
わる。
【0093】上記ナビゲーションパック86は、いずれ
のアングル変更(ノンシームレス再生およびシームレス
再生)も実現できるように、ビデオオブジェクトユニッ
ト85中に組み込まれている。
【0094】上記ビデオオブジェクトユニット85の再
生時間は、ビデオオブジェクトユニット85中に含まれ
る1以上の映像グループ(グループオブピクチャー;略
してGOP)で構成されるビデオデータの再生時間に相
当し、その再生時間は0.4秒〜1.2秒の範囲内に定
められる。1GOPは、MPEG規格では通常約0.5
秒であって、その間に15枚程度の画像を再生するよう
に圧縮された画面データである。
【0095】ビデオオブジェクトユニット85がビデオ
データを含む場合には、ビデオパック88、副映像パッ
ク90およびオーディオパック91から構成されるGO
P(MPEG規格準拠)が配列されてビデオデータスト
リームが構成される。しかし、このGOPの数とは無関
係に、GOPの再生時間を基準にしてビデオオブジェク
トユニット85が定められ、その先頭には、図6に示す
ようにナビゲーションパック86が配列される。
【0096】なお、オーディオおよび/または副映像デ
ータのみの再生データにあってもビデオオブジェクトユ
ニット85を1単位として再生データが構成される。た
とえば、ナビゲーションパック86を先頭としてオーデ
ィオパック91のみでビデオオブジェクトユニット85
が構成されいる場合、ビデオデータのビデオオブジェク
ト83の場合と同様に、そのオーディオデータが属する
ビデオオブジェクトユニット85の再生時間内に再生さ
れるべきオーディオパック91が、そのビデオオブジェ
クトユニット85に格納される。
【0097】ところで、図6に示すような構造のビデオ
オブジェクトセット82を含むビデオタイトルセットV
TSを光ディスク10に記録できるDVDビデオレコー
ダでは、このVTSの記録後に記録内容を編集したい場
合が生じる。この要求に答えるため、各ビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)85内に、ダミーパック89
を適宜挿入できるようになっている。このダミーパック
89は、後に編集用データを記録する場合などに利用で
きる。
【0098】なお、DVDビデオレコーダの記録フォー
マットとしては、図6のナビゲーションパックなしで各
VOBU85を構成するものもある。
【0099】図7は、図6のビデオオブジェクトユニッ
トに含まれる各パック(ディスクから読み出されるデー
タ)の内容を説明する図である。
【0100】図7は、光ディスク10に記録されている
記録データを読み出し、ディスクドライブ部において信
号復調及びエラー訂正した後に出力されるパック形式の
データ列(パック列)を示している。
【0101】このパック列には、先頭にナビゲーション
パック(制御パック)86、その後に順不同でビデオパ
ック、ダミーパック、副映像パック、オーディオパック
等が含まれる。これらのパックは全て、図2の論理セク
タと同様に2048バイト単位のデータで構成されてい
る。
【0102】ナビゲーションパック86は、パックヘッ
ダ110、再生制御情報/プレゼンテーション制御情報
(Presentation Control Information=PCI)パケッ
ト116およびデータ検索情報(Data Search Informat
ion=DSI)パケット117を含んでいる。PCIパ
ケット116はパケットヘッダ112およびPCIデー
タ113で構成され、DSIパケット117はパケット
ヘッダ114およびDSIデータ115で構成されてい
る。PCIパケット116はノンシームレスアングル切
替時に使用する制御データを含み、DSIパケット11
7はシームレスアングル切替時に使用する制御データを
含んでいる。
【0103】ここで、上記アングル切替とは、通常は、
被写体映像を見る角度(カメラアングル)を変えること
を意味する。ロックコンサートビデオの例でいえば、同
一曲の演奏シーン(同一イベント)において、ボーカリ
スト主体に捕らえたシーン、ギタリスト主体に捕らえた
シーン、ドラマー主体に捕らえたシーン等、様々な角度
からのシーンを見ることができることを意味する。
【0104】アングル切替(またはアングル変更)がな
されるケースとしては、視聴者の好みに応じてアングル
選択ができる場合と、ストーリの流れの中で自動的に同
一シーンがアングルを変えて繰り返される場合(ソフト
ウエア制作者/プロバイダがそのようにストーリを構成
した場合;あるいは後述するDVDビデオレコーダのユ
ーザがそのような編集を行った場合)がある。
【0105】また、アングルを選定する場合としては、
次のものがある。すなわち、同一シーンの始めに戻って
アングルが変わる時間的に不連続なノンシームレス再生
の場合(たとえばボクサーがカウンターパンチを入れる
瞬間のシーンでカメラアングルが別アングルに変り再び
カウンターが打ち出され始めるシーンが再生される場
合)と、そのシーンに続くシーンでアングルが変わる時
間的に連続したシームレス再生の場合(たとえばボクサ
ーがカウンターを入れそのパンチが入った瞬間にカメラ
アングルが別アングルに変りカウンターを食らった相手
が吹っ飛ぶシーンが時間的に連続して再生される場合)
とがある。
【0106】ビデオパック88は、パックヘッダ881
およびビデオパケット882で構成されている。ダミー
パック89は、パックヘッダ891とパティングパケッ
ト890とで構成され、パティングパケット890はパ
ケットヘッダ892とパディングデータ893とで構成
されている。ただし、パディングデータ893には無効
データが入れられている。
【0107】副映像パック90は、パックヘッダ901
および副映像パケット902で構成されている。オーデ
ィオパック91は、パックヘッダ911およびオーディ
オパケット912で構成されている。
【0108】なお、図7のビデオパケット882は図示
しないパケットヘッダを含み、このパケットヘッダには
デコードタイムスタンプ(DST)およびプレゼンテー
ションタイムスタンプ(PTS)が記録されている。ま
た、副映像パケット902およびオーディオパケット9
12は、それぞれ、図示しないパケットヘッダを含み、
それらのパケットヘッダには、プレゼンテーションタイ
ムスタンプ(PTS)が記録されている。
【0109】図8は、図7のナビゲーションパック1パ
ック分のデータ構造を示す。
【0110】すなわち、1パックのナビゲーションパッ
ク86は、14バイトのパックヘッダ110、24バイ
トのシステムヘッダ111および2つのパケット(11
6、117)を含む2010バイトのナビゲーションデ
ータで構成される。このナビゲーションデータを構成す
る2つのパケットとは、前述した再生制御情報(PC
I)パケット116およびデータサーチ情報(DSI)
パケット117である。
【0111】PCIパケット116は、6バイトのパケ
ットヘッダ112A、1バイトのサブストリーム識別子
(サブストリームID)112B、および979バイト
のPCIデータ113で構成される。サブストリームI
D112Bの8ビットコード「00000000」によ
りPCIデータ113のデータストリームが指定され
る。
【0112】また、DSIパケット117は、6バイト
のパケットヘッダ114A、1バイトのサブストリーム
識別子(サブストリームID)114B、および101
7バイトのDSIデータ115で構成される。サブスト
リームID114Bの8ビットコード「0000000
1」によりDSIデータ115のデータストリームが指
定される。
【0113】このように構成されたナビゲーションパッ
ク86の1パック分のデータ長は、図2の論理セクタ1
つに相当する2048バイト(2kバイト)となる。
【0114】図8のパックヘッダ110およびシステム
ヘッダ111は、MPEG2のシステムレイヤで定義さ
れる。すなわちパックヘッダ110には、パック開始コ
ード、システムクロックリファレンス(SCR)および
多重化レートの情報が格納され、システムヘッダ111
には、ビットレート、ストリームIDが記載される。同
様に、PCIパケット116のパケットヘッダ112A
およびDSIパケット117のパケットヘッダ114A
には、MPEG2のシステムレイヤに定められているよ
うに、パケット開始コード、パケット長およびストリー
ムIDが格納されている。
【0115】図8のナビゲーションパック86に格納さ
れるPCIパケット116およびDSIパケット117
の階層構造を図6に当てはめると、以下のようになる
(階層レベルはスラッシュで区切っている)。
【0116】VOBS/VOB/CELL/VOBU/NV-PACK/PCI&DSI 上記階層構造の最下層にあるPCIパケット116に後
述するノンシームレス再生のためのアングル情報(図1
3のNSML_AGLI)が格納され、同じく最下層に
あるDSIパケット117に後述するシームレス再生の
ためのアングル情報(図19のSML_AGLI)が格
納されるようになっている。この実施の形態においてマ
ルチアングル再生を行なう場合は、上記階層構造中のP
CIパケット116またはDSIパケット117から必
要なアングル情報を取り出すことになる。
【0117】なお、図7のダミーパック89は、次のよ
うな構造を持つ。すなわち、1パックのダミーパック8
9は、パックヘッダ891と、所定のストリームIDを
持つパケットヘッダ892と、所定のコードで埋められ
たパディングデータ893とで、構成されている。(パ
ケットヘッダ892およびパティングデータ893はパ
ティングパケットを構成している。)未使用ダミーパッ
クのパディングデータ893の内容は、特に意味を持た
ない。このダミーパック89は、図4のディスク10に
所定の録画がなされたあと、この録画内容を編集する場
合に、適宜利用することができる。
【0118】たとえば、ポータブルビデオカメラで家族
旅行を録画したビデオテープをDVDーRAM(または
DVD−RW)ディスク10に録画し編集する場合を考
えてみる。
【0119】この場合、まず1枚のディスクにまとめた
いビデオシーンだけを選択的にディスク10に録画す
る。このビデオシーンはビデオパック88に記録され
る。また、ビデオカメラで同時録音された音声は、オー
ディオパック91に記録される。
【0120】このビデオパック88等を含むVOBU8
5は、その先頭にナビゲーションパック86を持ってい
る。図7に示すように、このナビゲーションパック86
は再生制御情報PCIおよびデータ検索情報DSIを含
んでいる。このPCIあるいはDSIを利用して、各V
OBUの再生手順を制御できる(たとえば飛び飛びのシ
ーンを自動的に繋いだり、マルチアングルシーンを記録
することができる)。
【0121】ビデオテープからディスク10に編集録画
したあと、各シーンにVOBU単位で音声・効果音等を
アフレコする場合あるいはバックグラウンドミュージッ
クBGMを追加する場合に、アフレコ音声またはBGM
をダミーパック89記録できる。また、録画内容の解説
を追加する場合には、追加の文字、図形等の副映像をダ
ミーパック89に記録できる。さらに追加のビデオ映像
をインサートしたい場合には、そのインサートビデオを
ダミーパック89記録することもできる。
【0122】上述したアフレコ音声等は、オーディオパ
ックとして利用するダミーパック89のパディングデー
タ893に書き込まれる。また、上記追加の解説等は、
副映像パックとして利用するダミーパック89のパディ
ングデータ893に書き込まれる。同様に、上記インサ
ートビデオは、ビデオパックとして利用するダミーパッ
ク89のパディングデータ893に書き込まれる。
【0123】つまり、ダミーパック89は、使用目的に
よってオーディオパックにも副映像パックにもビデオパ
ックにもなり得る、ワイルドカードのようなパックであ
る。
【0124】図9は、各VOBU85の先頭に配置され
るナビゲーションパック86に含まれるPCIパケット
116を示す。PCIパケット116は、図示するよう
に、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85内の
ビデオデータの再生状態に同期して表示内容あるいは再
生内容(プレゼンテーション内容)を変更するためのナ
ビゲーションデータである再生制御情報PCI(PCI
データ)113を含む。
【0125】ナビゲーションパック(NV_PCK)8
6は、図9に示すビデオオブジェクトユニット(VOB
U#n)85または対応するグループオブピクチャー
(GOP)中の最初のデータが含まれるビデオパック
(図6でいえば下段左から2番目のビデオパック88)
の直前に配置することができる。ビデオオブジェクトユ
ニット85がビデオパックを含まない場合は、ナビゲー
ションパック86は、対応GOPの最初のオーディオパ
ックまたは副映像パックを含むオブジェクトユニットの
先頭に配置される。ここで必要なことは、ビデオオブジ
ェクトユニット85の先頭にナビゲーションパック86
が配置されることのみである。
【0126】このようにビデオオブジェクトユニット8
5がビデオパックを含まない場合であっても、ビデオオ
ブジェクトユニットがビデオパックを含んでいる場合と
同様に、ビデオオブジェクトユニットの再生時間は、ビ
デオが再生される単位を基準に定められる。
【0127】ここで、グループオブピクチャー(GO
P)とは、MPEGの規格に従って圧縮された連続する
複数画面のデータ列である。この圧縮データを伸張する
と連続した複数フレームの画像データが得られ、この画
像データによって動画を再生することができる。
【0128】図10は、図9の再生制御情報(PCIデ
ータ)113の内容を示す。PCIデータ113は、6
0バイトのPCI一般情報(PCI_GI)と、36バ
イトのノンシームレス再生用アングル情報(NSML_
AGLI)と、694バイトのハイライト情報(HL
I)と、189バイトの記録情報(RECI)を含んで
いる。この記録情報(RECI)は、国際標準の著作権
管理コード(ISRC)を含むことができる。
【0129】上記ハイライト情報HLIは、次のような
ハイライト処理を実行する際に利用できる。すなわち、
後述する再生装置(DVDビデオプレーヤ)のMPU
(あるいはCPU)は、ハイライト情報HLIを読み取
って、副映像により表示される矩形領域(ハイライトボ
タン)の、X/Y座標値、色、コントラスト値等を検知
する。これらの検知情報に応じて、DVDビデオプレー
ヤのMPUは、たとえばメニュー選択項目等の表示に対
してハイライト処理を行う。このハイライト処理は、視
覚上のユーザーインターフェイスにおいて、ユーザが表
示された特定のアイテムを容易に認知できるようにする
手段として利用される。具体的には、光ディスク10に
録画されたDVDビデオタイトルがマルチリンガル対応
のプログラムである場合、特定の音声言語(たとえば英
語)および特定言語の字幕言語(たとえば日本語)が、
ハイライト処理により視覚上目立つように表示されたハ
イライトボタンにより、選択される。
【0130】図11は、図10の再生制御情報一般情報
PCI_GIの内容を示す。
【0131】この再生制御情報一般情報PCI_GIに
は、ナビゲーションパックの論理ブロック番号(NV_
PCK_LBN)と、ビデオオブジェクトユニット(V
OBU)のカテゴリー(VOBU_CAT)と、ビデオ
オブジェクトユニット(VOBU)のユーザ操作制御
(VOBU_UOP_CTL)と、ビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)の表示開始時間(VOBU_S_
PTM)と、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)
の表示終了時間(VOBU_E_PTM)と、ビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)内のシーケンス末尾の
表示終了時間(VOBU_SE_PTM)と、セル経過
時間(C_ELTM)とが記載される。
【0132】ここで、上記論理ブロック番号(NV_P
CK_LBN)は、再生制御情報(PCI)が含まれる
ナビゲーションパックのアドレス(記録位置)を、その
PCIが含まれたビデオオブジェクトセット(VOB
S)の最初の論理ブロックからの相対ブロック数で示し
たものである。
【0133】上記カテゴリー(VOBU_CAT)は、
再生制御情報(PCI)が含まれるビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)内のビデオおよび副映像に対応す
るアナログ信号のコピープロテクトの内容を記載したも
のである。
【0134】上記ユーザ操作制御(VOBU_UOP_
CTL)は、再生制御情報(PCI)が含まれるビデオ
オブジェクトユニット(VOBU)の表示(プレゼンテ
ーション)期間中に禁止されるユーザ操作を記載したも
のである。
【0135】上記表示開始時間(VOBU_S_PT
M)は、再生制御情報(PCI)が含まれるビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)の表示(プレゼンテーシ
ョン)開始時間を記載したものである。より具体的にい
うと、このVOBU_S_PTMは、ビデオオブジェク
トユニット(VOBU)内の最初のGOPの表示順序に
おける最初の映像(最初のピクチャー)の表示開始時間
を指す。
【0136】上記表示終了時間(VOBU_E_PT
M)は、再生制御情報(PCI)が含まれるビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)の表示(プレゼンテーシ
ョン)終了時間を記載したものである。より具体的にい
うと、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)内のビ
デオデータが連続しているときは、このVOBU_E_
PTMは、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)内
の最後のGOPの表示順序における最後の映像(最後の
ピクチャー)の表示終了時間を指す。
【0137】一方、ビデオオブジェクトユニット(VO
BU)内にビデオデータが存在しないとき、あるいはそ
のビデオオブジェクトユニット(VOBU)の再生が停
止されたときは、このVOBU_E_PTMは、フィー
ルド間隔(NTSCビデオでは1/60秒)の時間グリ
ッドにアラインされた仮想的なビデオデータの終了時間
を指すようになる。
【0138】上記表示終了時間(VOBU_SE_PT
M)は、再生制御情報(PCI)が含まれるビデオオブ
ジェクトユニット(VOBU)内のビデオデータのシー
ケンスエンドコードによる、表示(プレゼンテーショ
ン)終了時間を記載したものである。より具体的にいう
と、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)内のシー
ケンスエンドコードが含まれるところの、表示順序の最
後の映像(最後のピクチャー)の表示終了時間を指す。
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)内にシーケン
スエンドコード付の映像(ピクチャー)が存在しないと
きは、VOBU_SE_PTMに00000000h
(hはヘキサデシマルの意)がエンターされる。
【0139】上記セル経過時間(C_ELTM)は、再
生制御情報(PCI)が含まれるセルの表示順序におけ
る最初のビデオフレームから、このPCIが含まれるビ
デオオブジェクトユニット(VOBU)の表示順序にお
ける最初のビデオフレームまでの相対的な表示(プレゼ
ンテーション)時間を、BCD形式の時間、分、秒およ
びフレームで記述したものである。ビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)内にビデオデータがないときは、
前記仮想的なビデオデータの最初のビデオフレームが、
上記ビデオフレームとして使用される。
【0140】図12は、図11のVOBUユーザ操作制
御VOBU_UOP_CTLの内容を説明する図であ
る。
【0141】このユーザ操作制御VOBU_UOP_C
TLは、4バイト(32ビット)で構成され、その中に
含まれるユーザ操作禁止フラグUOP3〜UOP16お
よびUOP18〜UOP24によって、再生中のVOB
Uにおける特定操作の可否を決定している。すなわち、
各ユーザ操作禁止フラグビット(UOP3〜UOP1
6;UOP18〜UOP24)によって、そのビット内
容が0bのときは対応するユーザ操作が許可されている
ことが示され、そのビット内容が1bのときは対応する
ユーザ操作が禁止されていることが示される。
【0142】ビデオオブジェクトユニットVOBUでの
ユーザ操作禁止フラグビット(UOP3〜UOP16;
UOP18〜UOP24)が記述されたユーザ操作制御
VOBU_UOP_CTLは、図5のビデオタイトルセ
ットVTSの下位階層に埋め込まれている。
【0143】すなわち、図6に示すようにビデオタイト
ルセットVTSに含まれるビデオオブジェクトセットV
OBS82がナビゲーションパック86(図8)を含
み、このナビゲーションパック86が再生制御情報PC
I(図9)を含み、この再生制御情報PCIがPCI一
般情報PCI_GI(図10)を含み、このPCI一般
情報PCI_GIがユーザ操作制御VOBU_UOP_
CTL(図11)を含む。このようにVTS/VOBS
/NV_PCK/PCI/PCI_GI/VOBU_U
OP_CTLといった階層パスを辿ることにより、上記
ユーザ操作禁止フラグビット(UOP3〜UOP16;
UOP18〜UOP24)を獲得できる。
【0144】図13は、図10のノンシームレスアング
ル情報NSML_AGLIの内容を示す。図示するよう
に、アングル情報(NSML_AGLI)には、アング
ルブロックを構成するマルチアングルの数#nだけ、飛
び先のアングルセル(切替先アングルを構成するセル;
AGL_C#n)のスタートアドレス(NSML_AG
L_C#n_DSTA)が記載される。
【0145】図14は、図13のノンシームレスアング
ル変更セル飛び先アドレスNSML_AGL_Cn_D
STAの内容を示す。この飛び先アドレス(NSML_
AGL_C#n_DSTA)は、再生制御情報(PC
I)が含まれるナビゲーションパックの論理ブロックか
らの相対論理ブロック数によって、飛び先アングルセル
(AGL_C#n)内のビデオオブジェクトユニット
(VOBU)のスタートアドレスを記述したもので、図
14に示すような32ビット(4バイト)構成を持って
いる。
【0146】すなわち、最初の1バイトでアングルセル
(AGL_C#n)の下位8ビットが構成され、続く2
バイトでアングルセル(AGL_C#n)の中間8+8
ビットが構成され、続く7ビットでアングルセル(AG
L_C#n)の上位7ビットが構成され、最後の1ビッ
ト(32ビット目)はアングルセルのロケーションフラ
グ(AGL_C location)として用いられるようにな
っている。
【0147】アングルセルのロケーションフラグ(AG
L_C location)は、該当再生制御情報(PCI)が
含まれるナビゲーションパック(NV_PCK)の前に
飛び先が配置されているかどうかを記述するものであ
る。すなわち、フラグ(AGL_C location)が0b
(バイナリ0)であれば飛び先がナビゲーションパック
の後であることが示され、それが1bであれば飛び先が
ナビゲーションパックの前あるいはナビゲーションパッ
クそのものであることが示される。
【0148】図15は、複数のマルチアングルセルで構
成されるアングルブロック内においてノンシームレスア
ングル変更がどのように行われるかを説明する図であ
る。
【0149】上記飛び先セルのビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)の再生(プレゼンテーション)開始時
間は、前記再生制御情報(PCI)が含まれるVOBU
の再生開始と同時刻(図15のt20)か、その直前の
VOBUの開始時間(図15のt10)に選ばれる。
【0150】なお、後述するが、図8のDSIデータ1
15を用いたアングル変更シームレス再生では、飛び先
セルのビデオオブジェクトユニット(VOBU)の再生
(プレゼンテーション)開始時間は、アングル変更が行
われた(図21のt70)直後のインターリーブドユニ
ット中の先頭VOBUの再生時間(図21のt80)に
選ばれる。
【0151】PCIデータ113によって制御されるア
ングルセル(AGL_C#i;i=1〜n)は、図15
に示すように、ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85の単位(再生時間で0.4秒〜1.2秒相当)
で変更することができる。図15では、再生順序にした
がってビデオオブジェクトユニット(VOBU)85に
連続番号#nが付されている。
【0152】アングルブロック中のアングルセル(AG
L_C#i;i=1〜n)は、再生時間の流れの中では
並列に配置される。また、アングルブロック以外のセル
との関係では、アングルブロックのセルは再生時間の流
れの中で前後のセルと直列に配置される。
【0153】ここで、あるアングルセル(AGL_C#
i)の再生番号#n(たとえばn=2)に対応する他の
アングルセル(AGL_C#1あるいはAGL_C#
9)84のビデオオブジェクトユニット(VOBU#
n;n=1または2)85には、再生番号#2のビデオ
オブジェクトユニット(VOBU#2)85と同一時刻
(t20)の別アングルデータ(VOBU#2)あるい
は最も近いそれ以前(t10)の別アングルデータ(V
OBU#1)が格納されている。
【0154】たとえば、あるアングルセル(AGL_C
#i)84において、ピッチヤーおよびバッターの入っ
た全景によって投球/打撃の一連の動作が映し出される
ビデオデータとして、ビデオオブジェクトユニットVO
BU#n85が連続配列されているとする。また、他の
アングルセル(AGL_C#1)84には打撃フォーム
を鑑賞するためにバッターのみが画面に映し出されるビ
デオデータとしてビデオオブジェクトユニットVOBU
85が連続配列され、さらに他のアングルセル(AGL
_C#9)84にはピッチャーの表情のみが画面に映し
出されるビデオデータとしてビデオオブジェクトユニッ
トVOBU85が連続して配列されていると仮定する。
【0155】始めアングルセル#i(AGL_C#i)
のビデオを視聴中、バッターがボールを打った瞬間に、
視聴者が再生アングルをアングルセル#1に変更したと
する。すなわち、バッターが打った瞬間に再生アングル
がバッターのみが映し出されるカメラアングルに変更さ
れたとする。すると、ボールを打った後の画面からでは
なく、たとえばバットスイング開始直前からの画面にア
ングル変更される(VOBU1個分以内の0.4秒〜
1.2秒ほど時間の流れが逆戻る)。
【0156】また、アングルセル#i(AGL_C#
i)のビデオ視聴中、バッターがボールを打った瞬間に
アングルセル#9に変更されると、すなわちピッチャー
がボールを打たれた瞬間に再生アングルがピッチヤーの
みのカメラアングルに変更されると、打たれた瞬間のピ
ッチヤーの表情が画面に表示され、ピッチヤーの心理的
な変化を鑑賞することができる。
【0157】このようなアングルセルのスタートアドレ
ス(NSML_AGL_C#n_DSTA)の記述によ
って、具体的には、次のようなアングル変更(ストーリ
展開上での時間の流れが逆戻る不連続なノンシームレス
再生)も実現できる。
【0158】ここでは、野球の試合でピッチヤーAが投
球してからバッターBが打ち、その打球がホームランと
なるまでの一連の場面を想定したノンシームレスアング
ル変更を説明する。
【0159】図15において、各アングルセル(AGL
_C#i;I=1〜9)はバッターBがピッチャーAの
投球をホームランする同一イベントを、種々なカメラア
ングルで撮影したビデオ情報を含んでいるとする。たと
えば、アングルセルAGL_C#1は1塁側内野席に設
置されたカメラからのビデオ情報を含み、アングルセル
AGL_C#i(たとえばi=5)はバックネット裏に
設置されたカメラからのビデオ情報を含み、アングルセ
ルAGL_C#9はセンターからピッチャーBの背中越
しにバッターAを捕らえるように設置されたカメラから
のビデオ情報を含んでいるとする。
【0160】後述する再生装置(DVDプレーヤ)で上
記アングルセル(AGL_C#i;i=5)を含むDV
Dディスク10を観賞中の視聴者(装置ユーザ)が、図
示しないアングルマーク等の点滅により現在アングル変
更が可能なことを知り、後述するリモートコントローラ
5(図48を参照して後述)のアングルボタン5ang
および番号ボタン(テンキー)5tを用いて、再生アン
グルを#5から#9に切り替えたとする。(そのとき、
たとえばアングルボタン5angが押された瞬間に再生
中の画像がフリーズし、そこで動画再生状態が一時停止
する。) そのあと視聴者がアングルボタン5angを押してアン
グル変更再生に入ると(図15の時間t30)、再生装
置(DVDプレーヤ)のシステムCPU部は、図13の
アングル情報(NSML_AGLI)を参照して、セル
番号#9の飛び先アドレスを獲得する(ここではVOB
U#2のスタートアドレス)。そしてDVDディスク1
0に記録されたアングル#9のビデオ情報(VOBU#
2以降)を時間t20から再生する。(それまでフリー
ズしていたアングル#5の画面がアングル#9の画面に
切り替わり、動画再生に入る。) いま図15のVOBU#2以降がバッターBのバットが
ボールにミートした瞬間以降のビデオデータであるとす
ると、バックネット裏からのカメラアングル(#5)で
ボールがミートされた瞬間の映像は、センターからのカ
メラアングル(#9)でボールがミートされた瞬間の映
像に切り替わり、そこからボールがスタンドに飛び込ん
でくるまでのシーンが再生される。
【0161】一方、視聴者がリモートコントローラ5の
アングルボタン5angおよび番号ボタン(テンキー)
5tを用いて、再生アングルを#5から#1に切り替え
たとする。
【0162】そのあと視聴者がアングルボタン5ang
を押してアングル変更再生に入ると(図15の時間t3
0)、再生装置(DVDプレーヤ)システムCPU部
は、図13のアングル情報(NSML_AGLI)を参
照して、セル番号#1の飛び先アドレスを獲得する(こ
こではVOBU#1のスタートアドレス)。そしてDV
Dディスク10に記録されたアングル#1のビデオ情報
(VOBU#1以降)を時間t10から再生する。ここ
での飛び先アドレスが何になるかは、DVDディスク1
0のプロバイダ(ソフトウエア制作者)が図13の情報
テーブルの中にどのアドレスを書き込むかによって決ま
る。
【0163】図15のVOBU#1以降が、ピッチャー
AがバッターBへボールを投げる直前からの映像である
とすると、バックネット裏からのカメラアングル(#
5)でボールがミートされた瞬間の映像は、1塁内野ス
タンドからのカメラアングル(#1)でピッチャーがホ
ームランボールを投げる直前の映像に切り替わる。する
と、視聴者は、画面右側からピッチャーAがボールを投
げ、画面左側のバッターBがそのボールを打ち、打球が
画面右側のライトスタンドに突き刺さるまでのシーンを
見ることができる。
【0164】なお、図13の情報テーブルのNSML_
AGL_C1_DSTAにアングルAGL_C#1のV
OBU#1より以前のセルアドレスを書き込んで置け
ば、アングル#iからアングル#1への切り替えに伴い
時間t10以前からの別アングル再生も可能となる。
(この場合は1秒以上時間が逆戻ったノンシームレスア
ングル変更ができる。) アングル変更に伴い大幅に時間を逆戻らせたいときは、
VOBU単位のアングル変更に、より大きな時間単位の
サーチ動作を組合せても良い。たとえば、図6のビデオ
オブジェクト(VOB_IDN2)83中のあるアング
ルセル(#5)を再生中にアングル切替操作を行い、ビ
デオオブジェクト(VOB_IDN1)中の別アングル
セル(#9)のカメラアングルから再生を開始すること
は、(そのような要求があれば)可能である。
【0165】いずれにせよ、図15の例では、アングル
切り替えに伴い再生時間(ストーリ展開上の時間の流
れ)が前に逆戻ることから、時間的に不連続なノンシー
ムレス再生となる。
【0166】図16は、図8のデータサーチ情報DSI
のデータ配置を説明する図である。図8に示したDSI
パケット117は、図16に示すように、ビデオオブジ
ェクトユニット(VOBU#n)85をサーチするため
のナビゲーションデータであるDSIデータ(DSI
n)115を含む。
【0167】図17は、図16のデータサーチ情報DS
Iの内容を示す。DSIデータ115は、図17に示す
ように、32バイトのDSI一般情報(DSI_GI)
と、148バイトのシームレス再生情報(SML_PB
I)と、54バイトのシームレス再生用アングル情報
(SML_AGLI)と、168バイトのビデオオブジ
ェクトユニット用サーチ情報(VOBU_SRI)と、
144バイトの同期再生情報(SYNCI)とを含んで
いる。
【0168】図18は、図17のデータサーチ情報一般
情報DSI_GIの内容を示す。DSI一般情報(DS
I_GI)には、図18に示すように、DSIデータ1
15全体に関する情報が記述されている。すなわち、D
SI一般情報(DSI_GI)には、初めにナビゲーシ
ョンパック86のシステム時刻基準参照値(NV_PC
K_SCR)が記載されている(SCRはシステムクロ
ックリファレンスの略)。
【0169】このシステム時刻基準参照値(NV_PC
K_SCR)は、後述する再生装置(DVDプレーヤ)
の内部に組み込まれているシステムタイムクロック(S
TC;図示せず)にロードされる。このSTCを基準に
して、再生装置において、ビデオパック、オーディオパ
ックおよび副映像パックが、それぞれ、ビデオ、オーデ
ィオおよび副映像デコーダ部にてデコードされ、デコー
ドされた映像および音声がモニタ部およびスピーカ部で
再生される。
【0170】また、DSI一般情報(DSI_GI)に
は、DSIパケット117が含まれるビデオオブジェク
トセット82の論理ブロックの先頭からの相対論理ブロ
ック数(RLBN)でもってこのDSIパケットが含ま
れるナビゲーションパック86のアドレス(スタートア
ドレス)を記述したところの、ナビゲーションパック論
理ブロック番号(NV_PCK_LBN)が記載され
る。
【0171】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、DSIパケット117が含まれるビデオオブジェ
クトユニット85の先頭論理ブロックからの相対論理ブ
ロック数(RLBN)でもってこのビデオオブジェクト
ユニット85内の最終パックのアドレスを記述したとこ
ろの、ビデオオブジェクトユニットエンドアドレス(V
OBU_EA)が記載される。
【0172】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、DSIパケット117が記録されたビデオオブジ
ェクトユニット85の先頭論理ブロックからの相対ブロ
ック数(RLBN)でもって、このDSIパケットの後
に来る最初のエンコーデッドリファレンスピクチャー
(最初のIピクチャー)の最終データが記録されている
ビデオパケット88のアドレスを記述したところの、ビ
デオオブジェクトユニット第1リファレンスピクチャー
エンドアドレス(VOBU_1STREF_EA)が記
載される。もしこのビデオオブジェクトユニット85が
Iピクチャーを含まない(あるいはビデオデータを含ま
ない)ときは、このVOBU_1STREF_EAには
00000000hが書き込まれる。
【0173】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、DSIパケット117が記録されたビデオオブジ
ェクトユニット85の先頭論理ブロックからの相対ブロ
ック数(RLBN)でもって、このDSIパケットの後
に来る2番目のエンコーデッドリファレンスピクチャー
(IピクチャーまたはPピクチャー;通常は最初のPピ
クチャー)の最終データが記録されているビデオパケッ
ト88のアドレスを記述したところの、ビデオオブジェ
クトユニット第2リファレンスピクチャーエンドアドレ
ス(VOBU_2NDREF_EA)が記載される。も
しこのビデオオブジェクトユニット85が第2リファレ
ンスピクチャーを含まないときは、このVOBU_2N
DREF_EAには00000000hが書き込まれ
る。
【0174】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、DSIパケット117が記録されたビデオオブジ
ェクトユニット85の先頭論理ブロックからの相対ブロ
ック数(RLBN)でもって、このDSIパケットの後
に来る3番目のエンコーデッドリファレンスピクチャー
(IピクチャーまたはPピクチャー;通常は2番目のP
ピクチャー)の最終データが記録されているビデオパケ
ット88のアドレスを記述したところの、ビデオオブジ
ェクトユニット第3リファレンスピクチャーエンドアド
レス(VOBU_3RDREF_EA)が記載される。
もしこのビデオオブジェクトユニット85が第3リファ
レンスピクチャーを含まないときは、このVOBU_3
RDREF_EAには00000000hが書き込まれ
る。
【0175】なお、ビデオオブジェクトユニット(VO
BU)は、通常、いくつかのグループオブピクチャー
(GOP)を含んでいる。この場合、上記第2および第
3リファレンスピクチャーは、第1リファレンスピクチ
ャーの属するグループオブピクチャー(GOP)以外の
GOPに属するものであってもよい。その際、上記エン
ドアドレス(VOBU_2NDREF_EAおよびVO
BU_3RDREF_EA)は、グループオブピクチャ
ー(GOP)の境界を跨って算出される。
【0176】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、DSIパケット117が含まれるビデオオブジェ
クト83の識別番号(VOBU_VOB_IDN)が記
載される。
【0177】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、DSIパケット117が含まれるセル84の識別
番号(VOBU_C_IDN)が記載される。
【0178】さらに、DSI一般情報(DSI_GI)
には、図11の再生制御情報一般情報(PCI_GI)
のテーブル内のセル経過時間(C_ELTM)と同一内
容のセル経過時間(C_ELTM)が記載される。
【0179】図19は、図17のシームレスアングル情
報SML_AGLIの内容示す。図19のシームレス再
生用アングル情報(SML_AGLI)には、PCIデ
ータ113のノンシームレス再生用アングル情報(NS
ML_AGLI)と同様な、飛び先アングルセルのアド
レスが記載されている。
【0180】図19に示すように、アングル情報(SM
L_AGLI)には、選択可能なアングルの数だけ、飛
び先のアングルセル(AGL_C#n)のスタートアド
レスおよびセルサイズを示すシームレスアングルセル飛
び先(SML_AGL_Cn_DSTA)が記載され
る。このSML_AGL_Cn_DSTAは、図20に
示すように、48ビット(6バイト)で構成されてい
る。
【0181】図29を参照して後述する「再生とジャン
プによるアングル切替」を実行するために、ナビゲーシ
ョンパック86内のDSIパケットの中に、図19に示
すようなアングル情報のテーブルが記録されている。
【0182】このテーブルには、各アングル毎に次に再
生するインターリーブユニットILVUの飛び先情報が
記録されている。
【0183】図20は、図19のアングル情報テーブル
中に記述されたシームレスアングル変更セル飛び先アド
レスSML_AGL_Cn_DSTAの1つを示すもの
で、そのアングル番号の次の飛び先を示す4バイトのア
ドレス情報である飛び先アドレスと、そのアングル番号
の次の飛び先で再生されるアングルのサイズを示すIL
VUサイズを含んでいる。
【0184】すなわち、最初の2バイト(下位16ビッ
ト)でアングルセル(AGL_C#n)の飛び先インタ
ーリーブドユニット(ILVU)のサイズが示され、続
く31ビットでアングルセル(AGL_C#n)の飛び
先アドレスが示され、最後の1ビット(48ビット目の
b47)でアングルセルの配置すなわちロケーションフ
ラグの(AGL_C location)が示されるようになっ
ている。
【0185】ここでのロケーションフラグ(AGL_C
location)は、該当データサーチ情報(DSI)が含
まれるナビゲーションパック(NV_PCK)の前に飛
び先が配置されているかどうかを記述するものである。
すなわち、フラグ(AGL_C location)が0b(バ
イナリ0)であれば飛び先がナビゲーションパックの後
であることが示される。それが1bの場合の取り扱いは
とくに決まっていない。
【0186】図19のシームレス再生用アングル情報
(SML_AGLI)は、アングル変更がシームレスに
行われるときにのみ(図27を参照して後述するシーム
レスアングル変更フラグが立っているときにのみ)有効
な情報である。このシームレスアングル変更フラグが立
っていないときはアングル変更がノンシームレスに行わ
れ、その場合は図13のノンシームレス再生用アングル
情報(NSML_AGLI)が有効となる。
【0187】図20の飛び先アドレスで示される飛び先
のアングルセル(AGL_C#n)のスタートアドレス
は、次のようにして記述したものである。すなわち、D
SIデータ115が含まれたあるアングルセルのインタ
ーリーブドユニット(ILVU#nー1)の再生完了時
に、そのあと引き続いて再生されるべきアングルセル
(AGL_C#n)のインターリーブドユニット(IL
VU#n)のスタートアドレスを、このDSIデータ1
15が含まれるナビゲーションパック86の論理ブロッ
クからの相対論理ブロック数(RLBN)でもって記述
したものである。
【0188】ここで、インターリーブドユニット(IL
VU#n)とは、プログラム内容の観点からみれば各々
連続した複数のアングルセル(AGL_C#n)を、物
理的には光ディスク(DVDディスク)10上で互い違
いに(細切れに)インターリーブ記録する際の記録単位
である。
【0189】このインターリーブドユニット(ILVU
#n)を図6のビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85に対応させてみると、複数アングルセルそれぞ
れの1以上のVOBU(より細かく言えばVOBUを構
成するビデオパックの集合)がDVDディスク10のト
ラック上でインターリーブ記録されることになる。(ち
なみに、各インターリーブドユニットは1以上のVOB
Uで構成されるようになっている。) 図21は、複数のマルチアングルセルで構成されるアン
グルブロック内においてシームレスアングル変更がどの
ように行われるかを説明する図である。
【0190】図21の図解を例にとると、アングルセル
AGL_C#1ないしアングルセルAGL_C#9のイ
ンターリーブドユニットILVU#1が物理的に順番に
DVDディスク10の記録トラック上に配置され、その
後にアングルセルAGL_C#1ないしアングルセルA
GL_C#9のインターリーブドユニットILVU#2
が物理的に順番に配置される。以下同様に、AGL_C
#1〜#9のILVU#3が配置され、その後にAGL
_C#1〜#9のILVU#4が配置されて行く(各I
LVU#は1以上のVOBUで構成されている)。
【0191】アングルブロック中のアングルセル(AG
L_C#i;i=1〜n)は、再生時間の流れの中では
並列に配置される。また、アングルブロック以外のセル
との関係では、アングルブロックのセルは再生時間の流
れの中で前後のセルと直列に配置される。
【0192】以上のように、各アングルセル(#1〜#
9)の情報(複数VOBU)がインターリーブドユニッ
トILVU#1、#2、#3、…の形で細切れにインタ
ーリーブ記録された部分をインターリーブドブロックと
呼ぶ。そして、各アングルセルAGL_C#1〜AGL
_C#9のインターリーブドユニットILVUは、たと
えば同じバッターのホームランシーンのような同一イベ
ントを種々なカメラアングルで捕らえた映像情報を、再
生時間が0.4秒〜1.2秒のビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)を単位として含んでいる。
【0193】図19に示したシームレス再生アングル情
報(SML_AGLI)に基づくアングルの変更が上記
インターリーブドブロックの再生中に行われる場合に
は、たとえば次のような動作が行われる。
【0194】すなわち、図21に示すように、DSIデ
ータ115が記録された現在再生中のアングルセル(A
GL_C#i)のインターリーブドユニット(ILVU
#2)の再生時間(t60〜t80)の直後に続く飛び
先アングルセル(AGL_C#1または#9)のインタ
ーリーブドユニット(ILVU#3)に、図示しない光
ピックアップのトレース先が飛ぶ。
【0195】図21の例では、アングル切り替えに伴い
再生時間がセル切替直後の時間へ(再生動作が途切れる
ことなく)飛ぶことから、時間的に連続したシームレス
再生となる。
【0196】なお、上記アングル変更が行われないとき
は、インターリーブドブロック中のアングルセル(AG
L_C#i)を再生している間、図示しない光ピックア
ップは、そのアングルセル(AGL_C#i)だけのイ
ンターリーブドユニットILVU#1、#2、#3、…
を、(AGL_C#i以外のILVU#1、#2、#
3、…は飛ばして)飛び飛びにトレースする。
【0197】前述したPCIのアングル情報(NSML
_AGLI)を用いた場合はビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)単位(0.4秒〜1.2秒)で時間的に
逆戻るアングル変更がなされたが、DSIのアングル情
報(SML_AGLI)を用いた場合には、インターリ
ーブ記録単位(VOBU単位以上の時間間隔)でアング
ルが変更され、時間的に連続して(逆戻らないで)別ア
ングルのシーンに変更される。
【0198】すなわち、再生制御情報(PCI)のアン
グル情報(NSML_AGLI)が時間的に不連続(シ
ームレス不可能)なアングル変更を記述しているのに対
して、DSIのアングル情報(SML_AGLI)に
は、時間的に連続(シームレス可能)するアングル変更
を記述している。
【0199】ここで、野球のゲームシーンを例として、
シームレスアングル変更をより具体的に説明する。ここ
で、アングルセルAGL_C#iは、ピッチャーAが投
球しその球をバッターBが打ちその打球がホームランと
なるシーンを内野席から連続撮影したビデオデータのス
トリームであり、アングルセルAGL_C#1は同じ場
面を外野席から撮影したビデオデータストリームである
とする。また、アングルセルAGL_C#9は、同じ場
面についてバッターBが属するチームの様子を撮影した
ビデオデータストリームであるとする。
【0200】いま、アングルセルAGL_C#iを鑑賞
している視聴者が、バッターBがボールを打った瞬間に
アングルセルAGL_C#1(外野席からのシーン)に
変更すると、バッターBの打撃直後から時間的に連続し
て、外野に(視聴者側に)打球が飛んでくる画面に切り
替わる。(切替途中で画面をフリーズさせない。) また、始めにアングルセルAGL_C#iを鑑賞してい
て打球がホームランとなった瞬間にアングルセルAGL
_C#9に変更すると、バッターBの属するチームの様
子が映し出されるアングルに切り替わる。すると、ホー
ムランで大騒ぎとなったチームの様子および監督の表情
が画面に表示される。
【0201】このようにPCIデータ113のアングル
情報(NSML_AGLI)およびDSIデータ115
のアングル情報(SML_AGLI)を適宜使い分ける
ことにより、視聴者にとって感覚上明らかに異なるマル
チアングルシーンの再現が可能になる。
【0202】ここで話が変わるが、プログラムチェーン
(PGC)には、ファーストプレイPGC(FP_PG
C)、ビデオマネージャメニューPGC(VMGM_P
GC)、ビデオタイトルセットメニューPGC(VTS
M_PGC)およびタイトルPGC(TT_PGC)の
4種類がある。
【0203】これらのプログラムチェーン(PGC)
は、通常はプログラムチェーン情報(PGCI)と1以
上のビデオオブジェクト(VOB;それぞれ1以上のセ
ルを含む)とで構成されるが、ビデオオブジェクトなし
でプログラムチェーン情報(PGCI)だけのプログラ
ムチェーン(PGC)もあり得る。プログラムチェーン
情報(PGCI)だけのプログラムチェーン(PGC)
は、再生条件を決定し再生を他のプログラムチェーンに
移管するときに使用される。
【0204】プログラムチェーン情報(PGCI)の数
は、PGCIサーチポインタの記載順に1から割り当て
られる。プログラムチェーン(PGC)の数はプログラ
ムチェーン情報(PGCI)の数と同じになる。プログ
ラムチェーンがブロック構造をとる場合でも、ブロック
内のプログラムチェーン(PGC)数はPGCIサーチ
ポインタの連続数と一致する。
【0205】図22は、図5のビデオタイトルセット情
報VTSIに含まれるプログラムチェーン情報PGCI
の構成を説明する図である。
【0206】プログラムチェーン情報(PGCI)は、
図22に示すような構造を持つ。すなわち、プログラム
チェーン情報(PGCI)は、プログラムチェーン一般
情報(PGC_GI;必須)、プログラムチェーンコマ
ンドテーブル(PGC_CMDT;オプション)、プロ
グラムチェーンプログラムマップ(PGC_PGMA
P;次のC_PBITが存在するときは必須)、セル再
生情報テーブル(C_PBIT;オプション)、および
セル位置情報テーブル(C_POSIT;前記C_PB
ITが存在するときは必須)によって構成されている。
【0207】図5に示した各ビデオタイトルセット(V
TS#1、VTS#2、…)72それぞれのプログラム
チェーン情報(VTS_PGCI)は、ビデオタイトル
セット情報VTSI94に含まれている。
【0208】図23は、図22のプログラムチェーン情
報PGCIに含まれるプログラムチェーン一般情報(P
GC_GI)の内容を説明する図である。
【0209】図23に示すように、プログラムチェーン
一般情報(PGC_GI)には、プログラムチェーンの
内容(PGC_CNT)と、プログラムチェーンの再生
時間(PGC_PB_TM)と、プログラムチェーンの
ユーザ操作制御情報(PGC_UOP_CTL)と、プ
ログラムチェーンオーディオストリームの制御テーブル
(PGC_AST_CTLT)と、プログラムチェーン
副映像ストリームの制御テーブル(PGC_SPST_
CTLT)と、プログラムチェーンのナビゲーション制
御情報(PGC_NV_CTL)と、プログラムチェー
ンの副映像パレット(PGC_SP_PLT)と、プロ
グラムチェーンのコマンドテーブルの開始アドレス(P
GC_CMDT_SA)と、プログラムチェーンのプロ
グラムマップの開始アドレス(PGC_PGMAP_S
A)と、プログラムチェーン内のセルの再生情報テーブ
ルの開始アドレス(C_PBIT_SA)と、プログラ
ムチェーン内のセルの位置情報テーブルの開始アドレス
(C_POSIT_SA)とが記載されている。
【0210】プログラムチェーンの内容(PGC_CN
T)は、そのプログラムチェーン内のプログラム数およ
びセル数(最大255)を示す。ビデオオブジェクトV
OBなしのプログラムチェーンでは、プログラム数は
「0」となる。
【0211】プログラムチェーンの再生時間(PGC_
PB_TM)は、そのプログラムチェーン内のプログラ
ムの合計再生時間を時間、分、秒、およびビデオのフレ
ーム数で示したものである。このPGC_PB_TMに
はビデオフレームのタイプを示すフラグ(tc_fla
g)も記述されており、このフラグの内容によって、フ
レームレート(毎秒25フレームあるいは毎秒30フレ
ーム)等が指定される。
【0212】プログラムチェーンのユーザ操作制御情報
(PGC_UOP_CTL)は、再生中のプログラムチ
ェーンにおいて禁止されるユーザ操作を示す(その内容
は、図24を参照して後述する)。
【0213】プログラムチェーンオーディオストリーム
の制御テーブル(PGC_AST_CTLT)は、8個
のオーディオストリームそれぞれの制御情報を含むこと
ができる。これらの制御情報各々は、該当プログラムチ
ェーン内でそのオーディオストリームが利用可能かどう
かを示すフラグ(アベイラビリティフラグ)およびオー
ディオストリーム番号からデコードするオーディオスト
リーム番号への変換情報を含んでいる。
【0214】プログラムチェーン副映像ストリームの制
御テーブル(PGC_SPST_CTLT)は、該当プ
ログラムチェーン内でその副映像ストリームが利用可能
かどうかを示すフラグ(アベイラビリティフラグ)、お
よび副映像ストリーム番号(32個)からデコードする
副映像ストリーム番号への変換情報を含んでいる。
【0215】プログラムチェーンのナビゲーション制御
情報(PGC_NV_CTL)は、現在再生中のプログ
ラムチェーンの次に再生すべきプログラムチェーン番号
を示すNext_PGCNと、ナビゲーションコマンド
「LinkPrevPGC」あるいは「PrevPGC
_Search()」によって引用されるプログラムチ
ェーン番号(PGCN)を示すPrevious_PG
CNと、そのプログラムチェーンからリターンすべきプ
ログラムチェーン番号を示すGoUp_PGCNと、プ
ログラムの再生モード(シーケンシャル再生、ランダム
再生、シャッフル再生等)を示すPG Playbac
k modeと、そのプログラムチェーンの再生後のス
チル時間を示すStill time valueとを
含んでいる。
【0216】プログラムチェーンの副映像パレット(P
GC_SP_PLT)は、そのプログラムチェーンにお
ける副映像ストリームで使用される16セットの輝度信
号および2つの色差信号を記述している。
【0217】プログラムチェーンのコマンドテーブルの
開始アドレス(PGC_CMDT_SA)は、プリコマ
ンド(PGC再生前に実行される)、ポストコマンド
(PGC再生後に実行される)およびセルコマンド(セ
ル再生後に実行される)のための記述エリアである。
【0218】プログラムチェーンのプログラムマップの
開始アドレス(PGC_PGMAP_SA)は、そのプ
ログラムチェーン内のプログラムの構成を示すプログラ
ムマップPGC_PGMAPの開始アドレスを、プログ
ラムチェーン情報PGCIの最初のバイトからの相対ア
ドレスで記述したものである。
【0219】プログラムチェーン内のセルの再生情報テ
ーブルの開始アドレス(C_PBIT_SA)は、その
プログラムチェーン内のセルの再生順序を決めるセル再
生情報テーブルC_PBITの開始アドレスを、プログ
ラムチェーン情報PGCIの最初のバイトからの相対ア
ドレスで記述したものである。
【0220】プログラムチェーン内のセルの位置情報テ
ーブルの開始アドレス(C_POSIT_SA)は、そ
のプログラムチェーン内で使用されるVOB識別番号お
よびセル識別番号を示すセル位置情報テーブルC_PO
SITの開始アドレスを、プログラムチェーン情報PG
CIの最初のバイトからの相対アドレスで記述したもの
である。
【0221】図24は、図23に示したプログラムチェ
ーン一般情報PGC_GIに含まれるプログラムチェー
ンユーザ操作制御(PGC_UOP_CTL)の内容を
説明する図である。
【0222】このプログラムチェーンユーザ操作制御情
報(PGC_UOP_CTL)は、再生中のプログラム
チェーンにおいて禁止されるユーザ操作を示す。このユ
ーザ操作制御PGC_UOP_CTLは、4バイト(3
2ビット)で構成され、その中に含まれるユーザ操作禁
止フラグUOP0〜UOP3およびUOP5〜UOP2
4によって、再生中のPGCにおける特定操作の可否を
決定している。
【0223】すなわち、各ユーザ操作禁止フラグビット
(UOP0〜UOP3;UOP5〜UOP24)によっ
て、そのビット内容が0bのときは対応するユーザ操作
が許可されていることが示され、そのビット内容が1b
のときは対応するユーザ操作が禁止されていることが示
される。
【0224】DVDディスク10のプロバイダ(ソフト
ウエア制作者)は、上記ユーザ操作制御情報(PGC_
UOP_CTL)の中身(各種UOPのビット内容)に
より、たとえばあるタイトルの特定PGCの再生中にユ
ーザがメニューを呼び出して他のタイトルへ飛ぶことが
できないようにできる(この場合は、そのPGCを再生
し終えた後にメニューコール/タイトル番号選択等が可
能になるよう設定できる)。あるいは特定PGC再生中
は早送りを禁止するようにできる(そのPGCがたとえ
ばシリーズものの映画の予告編なら、ユーザが再生装置
を停止させない限り、その予告編を全てユーザに見させ
ることができる)。
【0225】図25は、図22のセル再生情報テーブル
C_PBITの内容を示す。このセル再生情報テーブル
C_PBITは、図25に示すような構成を持ち、最大
255個のセル再生情報(C_PBIn;#n=#1〜
#255)を含んでいる。
【0226】図26は、図25のセル再生情報C_PB
Iの内容を説明する図である。図25に示した各セル再
生情報(C_PBI#)は、図26に示すように、セル
カテゴリー(C_CAT;4バイト)、セル再生時間
(C_PBTM;4バイト)、セル内の最初のビデオオ
ブジェクトユニット(VOBU)のスタートアドレス
(C_FVOBU_SA;4バイト)、セル内の最初の
インターリーブドユニット(ILVU)のエンドアドレ
ス(C_FILVU_EA;4バイト)、セル内の最終
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)のスタートア
ドレス(C_LVOBU_SA;4バイト)、およびセ
ル内の最終ビデオオブジェクトユニット(VOBU)の
エンドアドレス(C_LVOBU_EA;4バイト)を
含んでいる。
【0227】図27は、図26のセルカテゴリーC_C
ATの内容を説明する図である。セルカテゴリー(C_
CAT)は、図27に示すように、下位8ビット(b0
〜b7)でセルコマンド数を示し、次の8ビット(b8
〜b15)でセルスチル時間を示し、次の5ビット(b
16〜b20)でセルタイプ(たとえばカラオケか)を
示し、次の1ビット(b21)でアクセス制限フラグを
示し、次の1ビット(b22)でセル再生モード(たと
えば動画かスチルか)を示し、予約ビットを飛んで次の
1ビット(b24)でシームレスアングル変更フラグを
示し、次の1ビット(b25)でシステムタイムクロッ
クSTCの不連続フラグ(STCをリセットするかどう
か)を示し、次の1ビット(b26)でインターリーブ
配置フラグ(C_PBIで指定されたセルが連続ブロッ
ク中のものであるのかインターリーブドブロック中のも
のであるのか)を示し、次の1ビット(b27)でシー
ムレス再生フラグ(C_PBIで指定されたセルがシー
ムレス再生されるべきかどうか)を示し、次の2ビット
(b28〜b29)でセルブロックタイプ(たとえばア
ングルブロックかどうか)を示し、最後の2ビット(b
30〜b31)でセルブロックモード(たとえばブロッ
ク内の最初のセルかどうか)を示すようになっている。
【0228】ここで、セルブロックモードが00b(b
はバイナリの意)のときはブロック内セルではないこと
を示し、それが01bのときはブロック内の最初のセル
であることを示し、それが10bのときはブロック中の
セルであることを示し、それが11bのときはブロック
内の最後のセルであることを示す。
【0229】また、セルブロックタイプが00bのとき
は該当ブロックの一部ではないことを示し、それが01
bのときは該当ブロックがアングルブロック(マルチア
ングルのセルを含むブロック)であることを示す。
【0230】マルチアングルセルを含むタイトル再生中
でこのセルブロックタイプが01bでないときは、たと
えば図示しないアングルマークは点灯されたままとされ
る(このアングルマークは、TVモニタ画面の片隅か、
再生装置本体の操作パネルの一部か、再生装置のリモコ
ンの一部に表示可能)。
【0231】一方、このセルブロックタイプ=01bを
再生中に検知すれば、現在アングルブロック再生中であ
ることを、図示しないアングルマークの点滅(または点
灯色の変更、あるいはアングルマークの形の変更)によ
り、視聴者に通知できる。これにより、視聴者は現在再
生中の映像に関して別アングルの画像再生が可能なこと
を知ることができる。
【0232】このとき(セルブロックタイプ=01bを
検知したとき)、各アングル映像の多画面ダイジェスト
表示を自動的に実行してもよい。
【0233】また、インターリーブ配置フラグが0bの
ときは該当セルが連続ブロック中(複数VOBUが連続
記録されている)のものであることを示し、インターリ
ーブ配置フラグが1bのときは該当セルがインターリー
ブドブロック(各々が1以上のVOBUを含むILVU
がインターリーブ記録されている)中のものであること
を示す。
【0234】また、シームレスアングル変更フラグが立
っている(=1b)ときは該当セルがシームレス再生の
対象であることを示し、このフラグが立っていない(=
0b)ときは該当セルがノンシームレス再生の対象であ
ることを示す。
【0235】すなわち、インターリーブ配置フラグ=1
bでシームレスアングル変更フラグ=1bのときはシー
ムレスアングル変更可能状態となり、シームレスアング
ル変更フラグ=0bときはノンシームレスアングル変更
可能状態となる。
【0236】なお、アクセス時間の極めて早いメディア
ドライブシステム(ビデオの1フレーム期間以内に所望
のアングルブロックの先頭にアクセスできるシステム;
光ディスクドライブシステムに必ずしも限定しない)が
使用されるならば、インターリーブ配置フラグ=0b、
すなわちインターリーブ記録されていないVOBUの集
合(別々のアングルセル)の間でも、スムースなアング
ル変更を実現できる。
【0237】比較的アクセス速度の遅い光ディスク10
が記録メディアとして用いられる場合は、そのディスク
の記録トラック1周分をインターリーブドブロック1個
分の記録に割り当てておくとよい。そうすれば、隣接イ
ンターリーブドブロック間のジャンプ(アングル変更)
時に光ヘッドのトレース先はディスクの半径方向に1ト
ラック分だけ微動すればよいので、タイムラグの殆どな
いトラックジャンプ(シームレスアングル変更に適す
る)が可能になる。この場合、1ビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)分のトラックジャンプをすると、最
大、ディスクの1回転分のタイムラグが生じ得る。した
がって、VOBU単位のジャンプを伴うアングル変更
は、ノンシームレスアングル変更に適している。
【0238】ここで、シームレスアングル変更フラグの
内容は、通常は、プロバイダ(DVDディスク10に記
録される各タイトルのプログラム内容を制作するソフト
ウエア制作者)により予め決定される。つまり、シーム
レスアングル変更フラグの内容を予め決めておくことに
より、図15のノンシームレスアングル変更にするか図
21のシームレスアングル変更にするかをプロバイダが
一義的に決めてしまうことができる。
【0239】しかし、光ディスクから該当タイトルセッ
トのセルデータを読み取った後に、読み取りデータ中の
シームレスアングル変更フラグの内容を視聴者(装置ユ
ーザ)が任意に変更できるようにハードウエアを構成す
ることは、技術的には可能である。
【0240】なお、シームレスアングル変更フラグはナ
ビゲーションパック86内に記載されているアングル情
報がシームレスアングルかノンシームレスアングルかを
示すフラグなので、たとえばDVDビデオレコーダのユ
ーザがこのフラグを変更したときは、ナビゲーションパ
ック86内のアングル情報を修正(たとえばシームレス
アングル情報からノンシームレスアングル情報への変
更)する必要は出てくる。
【0241】また、セル再生モードが0bのときはセル
内で連続再生することを示し、それが1bのときはセル
内に存在するそれぞれのVOBUでスチル再生すること
を示す。
【0242】また、アクセス制限フラグはユーザ操作に
よる直接選択を禁止するときに使用できる。たとえば、
問題集の回答が記録されたセルのアクセス制限フラグを
1bとすることによって、ユーザが問題の回答をつまみ
食いすることを禁止できる。
【0243】また、セルタイプは、たとえば該当セルが
カラオケ用に作成されている場合に、その5ビットの内
容によって、以下のものを示すことができる。
【0244】すなわち、00000bならセルタイプの
指定がなされず、00001bならカラオケのタイトル
画像が指定され、00010bならカラオケのイントロ
が指定され、00011bならクライマックス(さび)
以外の歌唱部分が指定され、00100bなら第1のク
ライマックスの歌唱部分が指定され、00101bなら
第2のクライマックスの歌唱部分が指定され、0011
0bなら男性ボーカルの歌唱部分が指定され、0011
1bなら女性ボーカルの歌唱部分が指定され、0100
0bなら男女混声ボーカルの歌唱部分が指定され、01
001bなら間奏曲(楽器だけの演奏)部分が指定さ
れ、01010bなら間奏曲のフェードインが指定さ
れ、01011bなら間奏曲のフェードアウトが指定さ
れ、01100bなら第1のエンディング演奏部分が指
定され、01101bなら第2のエンディング演奏部分
が指定される。残りの5ビットコードの内容はその他の
用途に使用できる。
【0245】なお、アングル変更は、カラオケの背景ビ
デオのアングル変更にも適用できる。たとえば、ガイド
ボーカルを歌う歌手の全身映像、顔のアップ映像、口元
のアップ映像などを、カラオケ音楽の流れに沿ってシー
ムレスに、あるいは少し前に逆戻りしてノンシームレス
に、さらには所望小節間のリピート再生中に、視聴者が
望むままにアングル変更できる。
【0246】また、図27のセルスチル時間の8ビット
内容が00000000bのときは、スチルでないこと
が指定され、それが11111111bのときは時限な
しのスチルが指定され、それが00000001b〜1
1111110bのときは、この内容で指定された十進
数(1〜254)を秒数表示した長さのスチル表示が指
定される。
【0247】またセルコマンド数は、該当セルの再生終
了時に実行されるべきコマンド数を示す。
【0248】図28は、アングルブロックにおけるシー
ムレス再生の制限を説明する図である。
【0249】図27中のシームレス再生フラグおよびシ
ステムタイムクロックSTC不連続フラグは、セル再生
状態に応じて、図28に示すような内容をとる。すなわ
ち、直前のセルがアングルブロック内のセルであり現在
のセルが単独のセルであれば、シームレス再生フラグお
よびSTC不連続フラグはそれぞれ”1”および”1”
となる。直前のセルが単独セルであり現在のセルがアン
グルブロック内のセルである場合も、シームレス再生フ
ラグおよびSTC不連続フラグはそれぞれ”1”およ
び”1”となる。(つまり、アングルブロックと通常ブ
ロックが切り替えられるため不連続フラグに”1”が立
つ。) 一方、直前のセルも現在のセルもアングルブロック内の
セルであれば、シームレス再生フラグおよびSTC不連
続フラグはそれぞれ”1”および”0”となる。(つま
り、アングルブロックがそのまま切り替えられないため
不連続フラグが立たず、この不連続フラグは”0”にな
る。) 上記不連続フラグがアクティブ(フラグ=”1”)であ
れば、システムタイムクロック(STC)は不連続であ
ると判定される(この判定は例えば主映像信号の垂直ブ
ランキング期間中に行なうことができる)。この不連続
判定がなされると、プレゼンテーションタイムスタンプ
(PTS)とSTCとの比較結果が無視され、現在の表
示制御が維持される。その間は、サブタイマーの計数動
作も維持され、メインタイマーに関しては最新のシステ
ムクロックリファレンス(SCR)が設定されることに
なる。その後、次のアングル切換が行われるまでの間
は、通常再生と同様となる。
【0250】図29は、後述する再生装置(DVDプレ
ーヤ)で実行されるアングル切替の一例(シームレスの
場合)を説明する図である。図29は、DVDディスク
10から読み出されたパック列と切替再生されるアング
ルとの関係を示しており、ここでは3つのアングルが存
在する場合を例示している。
【0251】図29上段において、ビデオオブジェクト
ユニットVOBUは、制御パックとしてのナビゲーショ
ンパック(NVパック)から次のNVパックの直前のパ
ックまでを、再生および制御の単位として、構成されて
いる。ノンシームレスアングル再生は、このVOBUを
単位として実行される。一方、インターリーブドユニッ
トILVUは、1以上のVOBUで構成され、シームレ
スアングル再生の単位として用いられる。
【0252】図29中段において、シームレスマルチア
ングル再生用セルデータ(図21のAGL_C#相当)
は、アングル#1(AGL1−1〜AGL1−n)、ア
ングル#2(AGL2−1〜AGL2−n)、アングル
#3(AGL3−1〜AGL3−n)の順に配置され、
これらのアングル#1〜#3がアングルブロック(イン
ターリーブドブロック)としてまとめられている。
【0253】シームレスアングル切替では、アングル切
替にともない再生画像が途切れてはいけない。アングル
切替にともなう画像途切れを防ぐために、各アングルの
データ(ILVU)は、AGL1−1・AGL2−1・
AGL3−1/AGL1−2・AGL2−2・AGL3
−2/AGL1−3…のようにインターリーブ配置され
ている。
【0254】このように、アングルデータを比較的小さ
な単位(ILVU)に区切り交互配置して、DVDディ
スク10の記録トラック(図2)に物理的に記録する。
そうすると、アングル切替が実行される際にディスクド
ライブ部の光ピックアップ(図示せず)がジャンプする
物理的な間隔を小さくできる。
【0255】たとえば、図29中段〜下段において、ア
ングル2(AGL2−2)の再生中にアングル3へシー
ムレスにアングル切替する場合、図示しない光ピックア
ップが物理的にジャンプしなければならない間隔は、イ
ンターリーブドユニットの3つ分(AGL3−2・AG
L1−3・AGL2−3)で済む(図21に示したよう
に再生可能アングル数が最大9個の場合は、ジャンプ間
隔は最大でILVU9個分)。この程度のジャンプ間隔
(最大でILVU9個分)なら、再生装置のMPEGバ
ッファメモリ(図示せず)に蓄えられたMPEGデコー
ド後の映像を再生している間に、光ピックアップがアン
グル切替ジャンプを完了し新アングルのデータ読み出し
を開始するように構成することが、技術的に可能であ
る。
【0256】すなわち、それぞれのインターリーブドユ
ニットILVUを、アングル#1、アングル#2、アン
グル#3の順にアングルブロックとしてまとめてインタ
ーリーブ配置することによって、アングル切替時に再生
画像が途切れるのを防ぐ(つまりアングル切り替えをシ
ームレスに行なう)ことが実用レベルで可能になる。
【0257】図29に図示した例におけるシームレスア
ングル切替動作について、もう少し具体的に説明する。
【0258】図29中段は、初期値としてアングル#2
が選択されている場合を示している。その結果、図29
のインターリーブブロック内では、1番目のアングル#
1(AGL1−1)はスキップされ、1番目のアングル
#2(AGL2−1)の先頭にジャンプして1番目のア
ングル#2(AGL2−1)が再生されることになる。
同様に1番目のアングル#3(AGL3−1)および2
番目のアングル#1(AGL1−2)がスキップされ、
2番目のアングル#2(AGL2−2)の先頭にジャン
プして2番目のアングル#2(AGL2−2)が再生さ
れることになる。
【0259】図29下段は、図29中段で選択されたア
ングルの再生状態を示している。いま、2番目のアング
ル#2(AGL2−2)を再生中にアングル#3へのア
ングル切替要求が発生したとする。この場合、図29中
段に示すように、2番目のアングル#2(AGL2−
2)から3番目のアングル#3(AGL3−3)へジャ
ンプして、3番目のアングル#3(AGL3−3)を再
生することになる。
【0260】このようにして、各アングルのILVUを
単位としてディスクドライブ部の光ピックアップが再生
とジャンプを繰り返し、所定アングルの再生とシームレ
スアングル切替が実行される。
【0261】この再生とジャンプの繰り返しによるアン
グル切替を実行するために、NVパック86中のDSI
パケット117(図16)に、図19に示すようなアン
グル情報テーブルが記録されている。このテーブルに
は、各アングル毎に次に再生するILVUの飛び先アド
レスおよびサイズ情報が記録されている。
【0262】また、図19のアングル情報テーブル中の
1つ(SML_AGL_Cn_DSTA)は図20に示
すような構成を持ち、飛び先アドレス(そのアングル番
号の次の飛び先を示す4バイトのアドレス情報)と、そ
のアングル番号の次の飛び先で再生されるアングルのサ
イズを含んでいる。
【0263】なお、図29のシームレスアングル切替の
例において、2番目のアングル#2(AGL2−2)か
ら2番目のアングル#3(AGL3−2)へ即座に切替
わらないのは、次の理由による。すなわち、上記2つの
アングル(AGL2−2とAGL3−2)は同一時間帯
で再生されるアングルブロックを構成している。シーム
レスアングル切替の単位はアングル再生単位を構成する
各々のILVUであるが、同一時間帯のILVU間(A
GL2−2のILVUとAGL3−2のILVU)でア
ングル切替を行なうと動画再生の流れが時間的に不連続
(ノンシームレス)となり、次のアングルブロック(A
GL3−3)にならないと時間的に連続したシームレス
なアングル切替が実行できない。このため、2番目のア
ングル#2(AGL2−2)から2番目のアングル#3
(AGL3−2)へ即座に切替わらないようになってい
る。
【0264】図30は、後述する再生装置で使用される
メニューの構成を示すもので、システムメニューとユー
ザ操作機能との対応を説明する概念図である。再生装置
で使用されるメニュー(モニタ部の画面上に適宜ポップ
アップされるもの)には、大別して、タイトルメニュ
ー、ビデオタイトルセットメニュー、およびオプション
メニューがある。そのうち、ビデオタイトルセットメニ
ューにおける各メニューの呼び出しはメニューIDの内
容に基づいて行われる。
【0265】すなわち、最初にメニューコールがある
と、メニューID=0011bのルートメニュー用プロ
グラムチェーンが呼び出される。その後、オーディオメ
ニューを表示するときはメニューID=0101bのオ
ーディオメニュー用プログラムチェーンが呼び出され、
副映像メニューを表示するときはメニューID=010
0bの副映像メニュー用プログラムチェーンが呼び出さ
れ、アングルメニューを表示するときはメニューID=
0110bのアングルメニュー用プログラムチェーンが
呼び出され、パートオブタイトル(チャプター)メニュ
ーを表示するときはメニューID=0111bのパート
オブタイトルメニュー用プログラムチェーンが呼び出さ
れる。
【0266】再生装置のユーザ(視聴者)がアングル変
更をするときは、メニューID=0110bのアングル
メニュー用プログラムチェーンが適宜呼び出され、アン
グルメニューがモニタ部に表示される。(なお、アング
ルメニューをモニタ部へ出さずにアングル変更する場合
もある。その場合は、現在どのアングルが再生されてい
るのかを視聴者に通知するために、たとえば図示しない
再生装置本体全面の表示パネルに現在再生中のアングル
番号が表示される。) 図31は、DVDディスク10から再生されるマルチア
ングル映像情報のうち、特定のアングルの再生許可/再
生禁止をユーザが選択設定するメニューを説明する図で
ある。
【0267】いま、ユーザがリモートコントローラ5
(その詳細は図48を参照して後述)のセットアップキ
ー5yを押したとする。この場合、再生装置のシステム
CPU部は、DVDディスク10に記録されたアングル
情報(図13または図19参照)を参照し、選択可能な
アングル番号(最大9)を検知する。検知されたアング
ル番号が#1〜#7であるとすれば、切替可能なアング
ル数は最大7個となる。この場合、システムCPU部は
再生装置内のOSD部(図51を参照して後述)に、ア
ングル番号#1〜#7それぞれの再生許可/禁止を設定
するメニューの生成を指示する。
【0268】なお、図5のビデオマネージャ情報VMG
I75は、図示しないが、ビデオマネージャ情報管理テ
ーブルVMGI_MAT、タイトルサーチポインタテー
ブルTT_SRPTその他の情報を含んでおり、このタ
イトルサーチポインタテーブルTT_SRPTにも、ア
ングル情報(選択可能なアングル数)が記述されてい
る。
【0269】再生装置内のOSD部は、図示しないRO
Mから図31に例示するような再生アングル選択メニュ
ーのデータを読み出す。このメニューは、ブルーバック
画面(またはDVDディスク10から読み出されたビデ
オ画面)を背景として、モニタ部に出画される。
【0270】図31に示すメニュー画面において、ユー
ザは、リモートコントローラ5のカーソルキー5qの上
向き三角マーク部分(カーソル↑)または下向き三角マ
ーク部分(カーソル↓)を適宜操作ることによって、D
VDディスク10に記録されているアングル番号#1〜
#7のアングル選択を行なうことができる。このカーソ
ル操作において、現在選択されているアングル番号は白
黒反転処理あるいは色・コントラストの変更等によりハ
イライト表示される(図31ではアングル番号#3が現
在選択されており、その番号が点々の網掛けで図示され
ている)。
【0271】図31に示すメニュー画面がOSD表示さ
れているときに、リモートコントローラ5のエンターキ
ー5sが押されると、現在選択されているアングル番号
(図31では#3)のアングル再生状態の許可/禁止の
ハイライト表示がトグル切替される。たとえば、図31
の図示状態においてエンターキー5sを1度押すと、ハ
イライト表示部分(図中の点々網掛け部分)が「禁止」
の位置から「許可」の位置に変わり、エンターキー5s
をもう1度押すと、ハイライト表示部分が「許可」の位
置から「禁止」の位置に戻る。
【0272】以上のようなエンターキー操作で所望の再
生許可/禁止状態を決めた後、カーソルキー5qにより
選択アングル番号位置を変えると、エンターキー5sの
トグル切替操作によりハイライト表示させていた部分
(点々網掛け部分)の選択状態が確定し、その部分が別
のハイライト表示(斜線網掛け)に変化する(たとえば
アングル番号#5の斜線網掛けのようになる)。
【0273】ユーザが選択可能アングル番号#1〜#7
の全てについて上記再生許可/禁止状態の設定を行なう
と、たとえば図31に示すようになる。ここでは、選択
可能アングル番号#1〜#7のうち、アングル番号#
1、#2、#4および#7が実際に再生できるアングル
番号となり、アングル番号#3、#5および#6のアン
グルは、DVDディスク10のアングルブロックに記録
されていても再生実行時にマスクされ、DVDプレーヤ
で再生されないようになる。
【0274】たとえばクラシックのオーケストラを収録
したDVDビデオのアングルブロックにおいて、アング
ル#1がコンサートの聴衆側(指揮者の背中側)からオ
ーケストラ全体を捕らえたロングショットであり、アン
グル#2が指揮者の顔をオーケストラ側から捕らえたア
ップショットであり、アングル#3がコンサートの聴衆
をオーケストラ側から捕らえたロングショットであり、
アングル#4が第1バイオリン群を聴衆側から捕らえた
ミドルショットであり、アングル#5がビオラ〜コント
ラバス群を聴衆側から捕らえたミドルショットであり、
アングル#6が管楽器群を聴衆側から捕らえたミドルシ
ョットであり、アングル#7が打楽器群を聴衆側から捕
らえたアップショットであるとする。
【0275】上記オーケストラのアングルブロックを再
生する場合、デフォルト状態では、ユーザ(視聴者)は
アングル#1〜#7のどのアングルも選択的に視聴でき
る。しかし、図31に示すような再生アングル選択メニ
ューの設定をしたあとは、アングル#3の聴衆、アング
ル#5のビオラ〜コントラバス群およびアングル#6の
管楽器群を選択して再生することはできなくなる(つま
り、アングル#3、#5、#6はマスクされる)。
【0276】この場合は、アングル#1のオーケストラ
全体、アングル#2の指揮者、アングル#4の第1バイ
オリン群およびアングル#7の打楽器群が、再生可能な
アングルとなる。これらの再生可能アングル(#1、#
2、#4、#7)について、後述するオートアングル再
生(マルチアングル情報が記録されたアングルブロック
の再生中において、再生アングルを自動的に種々に変え
てマルチアングル再生を行なうこと)または多画面同時
表示(マルチアングルダイジェスト表示)が行われるよ
うになる。
【0277】なお、ユーザが図31の再生アングル選択
メニューで再生禁止をとくに設定しない場合は、DVD
ディスク10のアングルブロックに記録されたアングル
番号#1〜#7のアングルは全て再生許可状態となるよ
うに、デフォルト設定される。
【0278】図32は、図31のメニューで設定された
結果を保持するフラグセットを説明する図である。
【0279】図31に示す再生アングル選択画面におい
てユーザが設定した結果は、再生装置のシステムCPU
内部のアングル番号決定部(図63の506)によっ
て、図32に示すようなアングル番号に対応した9ビッ
トのフラグセットに設定される。このフラグセットは、
再生装置の内部RAMあるいは別途用意したEEPRO
M等に格納される。
【0280】後述するオートアングル再生(再生アング
ルを自動的に変えてアングルブロックの再生を行なうこ
と)またはマルチアングルダイジェスト表示(再生可能
な夫々のアングル映像が小さく分割された複数表示領域
上で同時再生されること)が実行される際、この内部R
AM内のフラグセットが参照される。そして、禁止フラ
グ(ビット「1」)が立っていないアングル番号のアン
グル(つまりフラグがビット「0」のアングル)のみ
が、色々と切り替えられながら(あるいは一斉に)再生
されることになる。
【0281】なお、図32のフラグセットの未使用アン
グル対応部分(図31例ではアングル#8とアングル#
9)は、すべて禁止状態(ビット「1」)にしておく。
これらの処理は、上述したアングル番号決定部(図63
の506)によって実行できる。
【0282】図33は、図31のメニューを介して図3
2のフラグセットの各フラグを設定する動作を説明する
フローチャートである。
【0283】ユーザがリモートコントローラ5(図4
8)のセットアップキー5yを押すと、再生装置(図4
5〜図47、図63〜図64)のモニタ部6に、種々な
設定メニューの選択項目(図示せず)がOSD表示され
る。表示された設定メニューのうち、再生アングル選択
メニューをリモートコントローラ5のカーソルキー操作
およびエンターキー操作で選ぶと、モニタ部6に、図3
1に示すような再生アングル選択メニューがOSD表示
される。
【0284】あるいは、リモートコントローラ5のアン
グルキー5angとメニューキー5nを同時に押すこと
により、図31の再生アングル選択メニュー(OSD)
を1アクションで呼び出すこともできる。この状態に入
ると、図33の処理が開始される。
【0285】まず、再生装置のシステムCPU部は、D
VDディスク10に記録されたアングル情報(図13ま
たは図19)を参照し、選択可能なアングル番号(最大
9)を検知する。検知されたアングル番号が#1〜#7
であるとすれば、切替可能なアングル数は最大7個とな
る。この場合、アングル数AGLmax=7を再生装置
のCPU部が取得する(ステップST10)。
【0286】選択可能なアングル数(AGLmax=
7)が判明したあと、図31のメニュー画面で最初にア
クティブになるアングル番号AGLNの初期設定(AG
LN=1)がなされる(ステップST12)。この初期
設定により、図31のアングル番号#1がアクティブと
なる。
【0287】ユーザが図31のメニューで特定アングル
の再生を禁止に設定しない限り、初めは、全てのアング
ル#1〜#7が選択可能になっている。一方、再生対象
アングルブロックが7個のアングルしか含んでいない場
合を想定しているから、アングル#8、#9は再生不可
能になっている。
【0288】再生不可能なアングルのフラグをビット
「1」としているので、この場合の再生アングル許可/
禁止フラグセットAGL_flag(図32)の内容
は、9ビット目から1ビット目に向かって並べると、
「110000000」に初期設定される(ステップS
T14)。
【0289】次に、選択可能なアングル数AGLmax
=7、設定アングル番号初期値AGLN=1および再生
アングル許可/禁止フラグセットの初期値AGL_fl
ag=「110000000」が参照され、図31に示
すような再生アングル選択メニューがOSD表示され
(ステップST16)、ユーザからのキー入力待ちとな
る(ステップST18)。
【0290】なお、ステップST12でアングル番号A
GLNは「1」に初期設定されているので、最初はその
番号「1」がハイライトされる(図31はアングル番号
「3」がハイライトされた場合を例示している)。
【0291】ユーザがリモートコントローラ5のカーソ
ルキー5qの「↓」キーを1度押すと(ステップST2
0イエス)、アクティブになるアングル番号AGLNが
1つインクリメントされる(ステップST22)。この
場合、AGLN=2となり、図31のアングル番号
「2」がハイライト表示され、アクティブとなる。
「↓」キーが反復して押され、インクリメントされたA
GLNがAGLmax=7を超えると、AGLNは
「1」に戻る。
【0292】ユーザがリモートコントローラ5のカーソ
ルキー5qの「↓」キーは押さず(ステップST20ノ
ー)、「↑」キーを1度押すと(ステップST24イエ
ス)、アクティブになるアングル番号AGLNが1つデ
クリメントされる(ステップST26)。AGLN=1
のときに「↑」キーが押されるとAGLN=0となる
が、その場合はAGLNはAGLmax=7にセットさ
れ、図31のアングル番号「7」がハイライト表示され
て、アクティブとなる。「↑」キーが反復して押され、
デクリメントされたAGLNがAGLmax=0になる
度に、AGLNはAGLmax=7に戻る。
【0293】リモートコントローラ5のカーソルキー5
qの「↓」キーまたは「↑」キーによりたとえばアング
ル番号「3」をアクティブとしその状態でリモートコン
トローラ5のエンターキー5sを押すと(ステップST
28イエス)、アングル番号「3」に対応するフラグビ
ットの内容が0から1に反転される(ステップST3
0)。同様な操作をアングル番号「5」および「6」に
対して行うと、再生アングル許可/禁止フラグセットA
GL_flagのビット内容は、図32に示すように、
「110110100」となる。これにより、その後の
オートアングル再生においては、アングル番号「1」、
「2」、「4」、「7」だけが再生対象となり得るよう
になる。
【0294】図31の再生アングル選択メニューの設定
がユーザの希望通りとなれば、ユーザは図2のリモート
コントローラ5のエンドキー5endを押す(ステップ
ST32イエス)。すると、図33の処理は終了する。
【0295】なお、図33の処理は、リモートコントロ
ーラ5のアングルキー5angとメニューキー5nを同
時に押すことでも終了させることができる。
【0296】図34は、アングル自動切替の第1の例
(乱数発生によるオートアングル)を説明するフローチ
ャートである。
【0297】図33の処理により再生対象アングル番号
が決定されたあとにリモートコントローラ5の再生キー
5cが押されると、DVDディスク10の再生が開始さ
れる。そして再生箇所が図15または図21のアングル
ブロックに入ると、再生装置のCPU部は、そのアング
ルブロックにおけるアングル数(図31の例では7個)
を取得する(ステップST40)。
【0298】これから再生するアングルブロックのアン
グル数AGLmax=7を取得したあと、再生装置のC
PU部は、再生装置のメモリ内に格納された図32の再
生アングル許可/禁止フラグセットAGL_flag=
「110110100」を取得する(ステップST4
2)。
【0299】次に、その時点で(これから再生すべきア
ングル番号として)設定されているアングル番号AGL
Nが、取得したアングル数AGLmax=7を超えてい
るかどうかチェックする。このAGLNがAGLmax
=7を超えていれば(ステップST44イエス)、アン
グル番号AGLNをAGLmax以下の所定値、たとえ
ば「1」にリセットする(ステップST46)。このと
きのAGLNがAGLmax=7以下であれば(ステッ
プST44ノー)、ステップST46のリセット処理は
スキップされる。
【0300】次に、再生装置のCPU部は、図27のセ
ルカテゴリーC_CATをDVDディスク10から読み
出し、DVDディスク10のプロバイダが書き込んでい
るシームレスアングル変更フラグ(ビット24)の内容
をチェックする(ステップST48)。
【0301】このシームレスアングル変更フラグがビッ
ト「1」であれば(ステップST50イエス)、そのア
ングルブロックは図21に示すようなILVUを単位と
するシームレスアングルブロックということになる。こ
の場合は、これから再生しようとするアングル番号のI
LVUの最初のVOBUの先頭ナビゲーションパック8
6(図16)から、DSIデータ115が読み取られる
(ステップST52)。
【0302】このDSIデータは図19に示すようなシ
ームレスアングル情報SML_AGLIを含んでいる。
これから再生しようとするアングル番号が#1であれ
ば、再生装置のCPU部は、このシームレスアングル情
報SML_AGLI中のSML_AGL_C1_DST
Aを参照し、そこから、アングル番号#1(AGLN=
1)への飛び先アドレスおよびそのアングル番号のIL
VUのサイズを取得する(ステップST54)。
【0303】こうして取得したアングル番号#1(AG
LN=1)への飛び先アドレスおよびそのアングル番号
のILVUのサイズに基づいて、再生装置のCPU部は
ディスクドライブ部の読み取り動作を制御し、そのIL
VUを最後まで読み取り再生を実行する(ステップST
56)。
【0304】このILVUの読み取りが終了すれば(ス
テップST58)、そのときのアングル番号#1(AG
LN=1)の次のILVUの飛び先アドレスがサーチさ
れる(ステップST58)。このサーチは、たとえば図
29の例でいえば、AGL2ー1のILVUの読み取り
終了後に、AGL2ー2のILVUがサーチされること
に対応する。
【0305】上記サーチ後、オートアングル切替モード
に入っていないときは(ステップST59ノー)、この
サーチにより、次のILVUの最初のVOBUの先頭ナ
ビゲーションパック86から、そのDSIデータ115
が読み取られる(ステップST52)。以下、同様な操
作(ST50イエス〜ST58)が反復される。
【0306】図27を参照して前述したシームレスアン
グル変更フラグがビット「0」であれば(ステップST
50ノー)、そのアングルブロックは図15に示すよう
なVOBUを単位とするノンシームレスアングルブロッ
クということになる。この場合は、これから再生しよう
とするアングル番号のVOBUが一定時間読み出され、
その再生が実行される(ステップST61)。この一定
時間を数秒とすると、1つのVOBUの再生時間は通常
0.5秒程度なので、ステップST61では複数の連続
したVOBUに対して読み取り・再生が行われる。この
とき、再生中のVOBUの先頭ナビゲーションパック8
6(図9)から、PCIデータ113が読み取られる
(ステップST62)。
【0307】このPCIデータは図13に示すようなノ
ンシームレスアングル情報NSML_AGLIを含んで
いる。これから再生しようとするアングル番号が#2で
あれば、再生装置のCPU部は、このノンシームレスア
ングル情報NSML_AGLI中のNSML_AGL_
C2_DSTAを参照し、そこから、アングル番号#2
(AGLN=2)への飛び先アドレスを取得する(ステ
ップST64)。
【0308】こうして取得したアングル番号#2(AG
LN=2)への飛び先アドレスに基づいて、再生装置の
CPU部はディスクドライブ部(たとえば図63の3
0)の読み取り動作を制御し、その時点で再生されてい
た(たとえばアングル番号#1の)VOBUの画面をス
チルさせて、その次の(たとえばアングル番号#2の)
VOBUをサーチする(ステップST68)。
【0309】オートアングル切替モードに入っていない
ときは(ステップST59ノー)、このサーチにより、
次のVOBU(それ以前と同じアングルのVOBU)が
一定時間再生される(ステップST61)。以下、同様
な操作(ST50ノー、ST61〜ST68)が反復さ
れる。
【0310】オートアングル切替モードに入っていると
きは(ステップST59イエス)、再生装置のCPU内
部の乱数発生/カウント部(図63の504)により、
1からAGLmax(=7)の間で乱数が発生される。
それまでのアングル番号#1(AGLN=1)はこの乱
数発生/カウント部が発生する乱数のアングル番号(1
の場合もあり得るが1以外のアングル番号になる確率が
高い)に置換され(ステップST60)、ステップST
48へ戻る。以後、新たなアングル番号のアングルセル
に対して、上記と同様な処理(ST52〜ST58のシ
ームレス再生またはST61〜ST68のノンシームレ
ス再生)が繰り返される。
【0311】なお、オートアングル切替モード(ステッ
プST59)に入るかどうかは、再生装置のユーザが自
由に決定できる。たとえば、リモートコントローラ5の
セットアップキー5yを押して再生装置のモニタ部にセ
ットアップメニューをOSD表示させる。このOSD表
示にはオートアングル切替のオン・オフ設定部が設けら
れており、ユーザがリモートコントローラ5のカーソル
キー5qおよびエンターキー5sを用いて「オートアン
グル切替=オン」を選択すれば、オートアングル切替モ
ードに入ることになる(ステップST59イエス)。
【0312】図33の処理により設定された再生アング
ル許可/禁止フラグセットAGL_flagは、ステッ
プST60の処理において、次のように利用することが
できる。
【0313】すなわち、再生装置のCPU内部の乱数発
生/カウント部(図63の504)によりAGLmax
値以下の乱数を発生させる。そして、システムCPUに
より、「発生乱数」マイナス「1」だけ値”1”を左に
ビットシフトした値とAGL_flagとの論理積(ロ
ジカルAND)をとる。そして、論理積が0となると
き、この発生した乱数値のアングル番号を、再生許可さ
れたアングルとして取り扱う。
【0314】この乱数は、たとえばrandam(n;
nは発生するmax値)関数等において発生する最大値
(max値)を与えて、発生させることができる。この
randam(n)関数からの戻り値、および再生アン
グル許可/禁止フラグAGL_flagのビット値に基
づいて、再生可能か否かの判定が行われる。
【0315】より具体的に説明すると、図31の例では
AGLmax=7であるから、randam(7)関数
が使用される。この関数からの戻り値は「1」〜「7」
のいずれかの値となる。いま、この戻り値が「4」であ
り、AGL_flagが”110・110・100”で
あると仮定する。
【0316】前記値”1”は、AGL_flagと同じ
ビット数で表現すると、”000・000・001”で
ある。この”000・000・001”を「4」ー
「1」=「3」だけ左にビットシフトすると、”000
・001・000”となる。このビット値”000・0
01・000”と前記AGL_flagのビット値”1
10・110・100”との論理積(AND)をとる
と、その結果は”000・000・000”となる。す
なわち、再生アングル許可/禁止フラグAGL_fla
gの対応ビット(図32のアングル4のビット)の論理
積演算結果が”0”で再生許可となり、アングル番号=
「4」のアングルが再生されることになる。
【0317】一方、randam(7)関数の戻り値が
「4」のときに前記再生アングル許可/禁止フラグAG
L_flagが”110・111・100”となってお
れば(つまりアングル4に再生禁止ビット1が立ってお
れば)、AGL_flag”110・111・100”
と左3ビットシフト値”000・001・000”との
論理積(AND)が演算される。この演算結果は”00
0・001・000”となる。つまり、再生アングル許
可/禁止フラグAGL_flagの対応ビットが”1”
で再生禁止となり、アングル番号=「4」のアングルは
再生されない。この場合は、randam(7)関数か
ら別の乱数(戻り値)を得て、上記論理積(AND)の
演算結果のうち再生対象アングル番号の対応ビットが”
0”となるまで(つまり再生許可状態が得られるま
で)、乱数発生および論理積演算が繰り返される。
【0318】図35は、アングル自動切替の第2の例
(アングル番号カウントによるオートアングル)を説明
するフローチャートである。
【0319】図35は、図34のステップST60にお
ける乱数発生処理を、アングル番号のカウント処理ステ
ップST60Aに置換したものである。
【0320】図34の乱数発生処理では、アングル自動
切替モード(ステップST59イエス)では次にどのア
ングルが自動再生されるか予測がつかないが、図35の
カウント処理では、アングル自動切替モード(ステップ
ST59イエス)において次にどのアングルが自動再生
されるか予測できる。
【0321】なお、ここでも再生アングル許可/禁止フ
ラグセットAGL_flagを利用した処理が可能であ
る。たとえば、アングル番号のカウント処理ステップS
T60Aにおいて、再生禁止されたアングル番号(図3
2の例においてビット”1”が立っている部分の対応ア
ングル)をスキップしたカウントを行い、再生許可状態
にあるアングル番号(図32の例においてビット”0”
となっている部分の対応アングル)だけを再生するよう
に構成できる。
【0322】図36は、アングル自動切替の第3の例
(アングル切替周期を可変とした乱数発生によるオート
アングル)を説明するフローチャートである。
【0323】図36は、図34のステップST52〜S
T58におけるシームレスアングル再生処理およびステ
ップST61〜ST68におけるノンシームレスアング
ル再生処理を、アングル再生の長さが変化するようにモ
ディファイしたものである。図36の場合、シームレス
のオートアングル再生中は、再生アングルが自動的に切
り替わるのみならず、その再生周期も変化するようにな
っている。同様に、ノンシームレスのオートアングル再
生中でも、再生アングルが自動的に切り替わるだけでな
くその再生周期も変化する。
【0324】図37は、図36のアングル自動切替にお
けるシームレスアングル切替処理(ST70)の内容を
説明するフローチャートである。
【0325】図36の処理でシームレスアングル変更フ
ラグ=1が検出されると(ステップST50イエス)、
図37のシームレスの再生周期可変オートアングル処理
にエンターする。
【0326】まず、再生装置のCPU内部の乱数発生/
カウント部(図63の504)から、ステップST60
での乱数とは別の再生周期決定用乱数を発生させる。こ
の再生周期決定用乱数は、これから再生しようとするア
ングルを構成するILVU(n個あるとする)のうち、
いくつをそのアングルで再生するかを決める数値であ
る。たとえば図21の場合でいえば、アングルを構成す
るILVUは6個(n=6)であり、乱数発生/カウン
ト部は、1〜6の間で任意の再生周期決定用乱数を発生
する。ここでは、発生された乱数が[3]であると仮定
して説明を続ける。
【0327】再生周期決定用乱数=[3]が乱数発生/
カウント部から発生されると、これから再生するILV
Uは「3つ」となる(ステップST701)。
【0328】再生対象アングル(たとえば図21のAG
L_C#i)の3つの再生ILVUのうち、最初のIL
VU(たとえば図21のILVU#2)の先頭VOBU
のナビゲーションパック86(図16)から、DSIデ
ータ115が読み取られる(ステップST702)。
【0329】このDSIデータは図19に示すようなシ
ームレスアングル情報SML_AGLIを含んでいる。
これから再生しようとするアングル番号が#1であれば
(AGL_C#i=AGL_C#1)、再生装置のCP
U部は、このシームレスアングル情報SML_AGLI
中のSML_AGL_C1_DSTAを参照し、そこか
ら、アングル番号#1(AGLN=1)への飛び先アド
レスおよびそのアングル番号のILVUのサイズを取得
する(ステップST703)。そして、現在再生してい
るアングル番号#nのILVU#1を最後まで読み取り
再生を実行する(ステップST704)。
【0330】このILVU#1の読み取りが終了すれ
ば、切り替えるアングル番号#1(AGLN=1)のI
LVUの飛び先アドレスがサーチされる(ステップST
705)。このサーチは、図21の例でいえば、ILV
U#1の読み取り終了後に、ILVU#2がサーチされ
ることに対応する。
【0331】こうして、3つのILVU(#2〜#4)
のうちの1つ(#2)の再生終了後に次のILVU(#
3)のサーチが実行されたあと、[2]に設定されてい
た再生周期決定用乱数=[ILVUの数]は1つデクリ
メントされ(ステップST706)、[1]となる。
【0332】こうしてデクリメントされた[ILVUの
数=1]はゼロより小さくないので(ステップST70
7ノー)、ステップST702に戻り、次のILVU
(#3)の読み出し・再生が実行される(ステップST
704)。
【0333】以上のステップST702〜ST705の
処理は、[ILVUの数]がゼロより小さくなるまで繰
り返される。
【0334】アングル番号#1(AGLN=1)のIL
VU(#2〜#4)の読み出し・再生が3回繰り返され
ると、[ILVUの数]はゼロより小さくなる(ステッ
プST707イエス)。すると、図36のステップST
59へ処理がリターンする。
【0335】図37のステップST701で決定される
再生ILVUの数(ステップST706の[ILVUの
数]の初期値)は再生装置のCPU内部の乱数発生/カ
ウント部(図63の504)から発生される乱数により
不特定に変化するから、図36のステップST48、S
T50、ST70、ST59、ST60のループを通る
毎に、アングル再生の長さ(=ILVUの数)が変化す
ることになる。
【0336】こうして再生長さ(再生周期)が変化する
アングルがどのアングルになるかは、ステップST60
の乱数処理により、決定される。
【0337】すなわち、図36および図37の処理によ
れば、再生アングル番号がステップST60によりラン
ダムに変化し、ステップST70によりシームレスアン
グル再生の長さも毎回変化することになる。
【0338】図38は、図36のアングル自動切替にお
けるノンシームレスアングル切替処理(ST80)の内
容を説明するフローチャートである。
【0339】まず、再生装置のCPU内部の乱数発生/
カウント部(図63の504)から、ステップST60
での乱数とは別の再生周期決定用乱数を発生させる。こ
の再生周期決定用乱数は、これから再生しようとするア
ングルを構成するVOBU(m個あるとする)のうち、
いくつをそのアングルで再生するかを決める数値であ
る。たとえば図15の場合でいえば、アングルを構成す
るVOBUは6個(m=6)であり、乱数発生/カウン
ト部は、1〜6の間で任意の再生周期決定用乱数を発生
する。ここでは、発生された乱数が[2]であると仮定
して説明を続ける。
【0340】再生周期決定用乱数=[2]が乱数発生/
カウント部から発生されると、これから再生するVOB
Uは「2つ」となる(ステップST801)。
【0341】再生対象アングル(たとえば図15のAG
L_C#i)の2つの再生VOBUのうち、最初のVO
BU(たとえば図15のVOBU#2)のナビゲーショ
ンパック86(図9)から、PCIデータ113が読み
取られ、そのVOBU#2の再生が実行される(ステッ
プST802)。
【0342】このVOBU#2の再生が終了したあと、
[2]に設定されていた再生周期決定用乱数=[VOB
Uの数]は1つデクリメントされ(ステップST80
3)、[1]となる。
【0343】こうしてデクリメントされた[VOBUの
数=1]はゼロでないので(ステップST804ノ
ー)、ステップST802に戻り、次のVOBU(#
3)の制御パック(PCI)取り込みおよびそのVOB
Uの再生が実行される。
【0344】以上のステップST802の処理は、[V
OBUの数]がゼロになるまで繰り返される。
【0345】アングル番号#i(AGLN=i)のVO
BU(#2〜#3)の読み出し・再生が2回繰り返され
ると、[VOBUの数]はゼロになる(ステップST8
04イエス)。すると、[VOBUの数]がゼロになっ
たときのVOBU(VOBU#3)のナビゲーションパ
ックからPCIデータが読み出される(ステップST8
05)。
【0346】このPCIデータは図13に示すようなノ
ンシームレスアングル情報NSML_AGLIを含んで
いる。これから再生しようとするアングル番号が#1で
あれば(AGL_C#i=AGL_C#1)、再生装置
のCPU部は、このノンシームレスアングル情報NSM
L_AGLI中のNSML_AGL_C1_DSTAを
参照し、そこから、アングル番号#1(AGLN=1)
への飛び先アドレスを取得する(ステップST80
6)。
【0347】そのあと、再生装置のCPU部は、直前に
再生していたVOBU(#3)の画面をスチルにしてか
ら、取得したアングル番号#1(AGLN=1)への飛
び先アドレスに基づいて、アングル番号#1のVOBU
#4をサーチし(ステップST807)、図36のステ
ップST59へ処理がリターンする。
【0348】図38のステップST801で決定される
再生VOBUの数(ステップST803の[VOBUの
数]の初期値)は再生装置のCPU内部の乱数発生/カ
ウント部(図63の504)から発生される乱数により
不特定に変化するから、図36のステップST48、S
T50、ST80、ST59、ST60のループを通る
毎に、アングル再生の長さ(=VOBUの数)が変化す
ることになる。
【0349】こうして再生長さ(再生周期)が変化する
アングルがどのアングルになるかは、ステップST60
の乱数処理により、決定される。
【0350】すなわち、図36および図38の処理によ
れば、再生アングル番号がステップST60によりラン
ダムに変化し、ステップST80によりノンシームレス
アングル再生の長さも毎回変化することになる。
【0351】図39は、図34〜図36のいずれかのア
ングル自動切替モードにおいて、再生アングルが切り替
えられた場合の再生画面の変化を例示している。
【0352】再生アングルが(ユーザの意識から離れ
て)自動的に切替えられると、何処でどのアングルに切
替わったのか、ユーザには分からなくなる。特に、ラン
ダムにアングル切替が実行された場合は、なおさらであ
る。
【0353】そこで、図39に示すように、アングル自
動切替時(オートアングル・オン)には、再生装置のO
SD部から現在再生中のアングル番号を示す文字または
記号を発生させ、それを再生中のアングル画像にスーパ
ーインポーズする。このようにすれば、ユーザは、スー
パーインポーズされたオートアングル再生中のアングル
番号(AUTO−ANGLE#4、AUTO−ANGL
E#7のように再生アングルに応じて変化する)によっ
て、現在再生中のアングルが何であるかを知ることがで
きる。
【0354】なお、オートアングル再生中のアングル番
号(AUTO−ANGLE#4、AUTO−ANGLE
#7等)は、常に再生画面に表示させておく必要は、必
ずしもない。セットアップメニューを用いたユーザ設定
により、アングル変更が自動的になされてから一定時間
(数秒間程度)だけアングル番号を表示し、この一定時
間経過後はアングル番号(AUTO−ANGLE#4、
AUTO−ANGLE#7等)を消去するようにしても
良い。あるいは、セットアップメニューを用いたユーザ
設定により、アングル変更が自動的になされてもアング
ル番号(AUTO−ANGLE#4、AUTO−ANG
LE#7等)が全く表示されないようにしても良い。
【0355】図40は、後述する図45〜図47、図6
3のいずれかの装置の一部を変更して得られるマルチア
ングル自動切替再生システムの要部構成を説明するブロ
ック図である。
【0356】通常、マルチアングル映像には対応する音
声が伴っている。その場合、この音声の内容変化に基づ
いて再生アングルの自動切替を行うことが可能になる。
【0357】すなわち、DVDディスク10に記録され
た音声データ(オーディオパック)は、システムプロセ
サ部54からオーディオデコーダ部60に転送される。
オーディオデコーダ部60は、再生装置のシステムCP
U部50の制御下で、再生中のアングルに関連したオー
ディオパックのデジタルデータをデジタル・アナログコ
ンバータDAC644Aに転送する。このDAC644
Aは、受け取ったオーディオデータのビットストリーム
を対応するアナログ信号にD/A変換する。変換された
アナログオーディオ信号は、出力回路644Bで適宜増
幅され、外部のスピーカ部8L/8Rへ出力される。
【0358】DAC644Aで処理されたアナログ音声
信号(またはデジタル音声データ)は、音声レベル検出
部646に入力される。音声レベル検出部646は、入
力されたアナログ音声信号の信号レベル(またはデジタ
ル音声データのデータ値)を検出する。検出された信号
レベル(データ値)は、音声レベル判定部648におい
て所定の判定レベル(判定データ)と比較される。検出
された信号レベル(データ値)が所定の判定レベル(判
定データ)を超えていれば、音声レベル判定部648
は、アングル切替タイミングであると判定し、その旨を
再生装置のシステムCPU部に通知する。
【0359】図41は、アングル自動切替の第4の例
(音声レベル検出によるオートアングル)を説明するフ
ローチャートである。
【0360】図41の処理は、図34の乱数発生オート
アングル処理に、音声レベル検出工程(ステップST6
9)を付加したもので、図40のハードウエアにより実
施される。図41のステップST40〜68の処理は図
34の場合と同様なので、その説明は省略する。
【0361】図40の構成は、図41の手順にしたがっ
て、次のような動作を行なうことができる。
【0362】いま、DVDディスク10にあるロックバ
ンドのライブコンサートが収録されており、そのコンサ
ートの種々なシーンが複数のカメラで撮影収録される場
合を想定する。たとえば5台のカメラで、「バンド全
体」、「ボーカリストのみ」、「ギタリストのみ」、
「ベーシストのみ」、「ドラマーのみ」が、それぞれマ
ルチアングル収録されているとする。そして、「バンド
全体」のアングルにはバンド全体の演奏音のオーディオ
パックがリンクされており、「ボーカリストのみ」のア
ングルにはボーカルが強調されたオーディオパックがリ
ンクされており、「ギタリストのみ」のアングルにはリ
ードギターが強調されたオーディオパックがリンクされ
ており、「ベーシストのみ」のアングルにはベースギタ
ーが強調されたオーディオパックがリンクされており、
「ドラマーのみ」のアングルにはドラム・パーカッショ
ンが強調されたオーディオパックがリンクされていると
する。
【0363】最初、バンド全体のアングルである曲のイ
ントロ部分が再生されており、そのイントロが終了して
演奏音が急に大きくなったとする。この演奏音のレベル
変化は音声レベル検出部646+音声レベル判定部64
8で検出され(図41のステップST69イエス)、ア
ングル自動切替のタイミングが来たことが、再生装置の
CPU部に通知される。
【0364】すると、オートアングルモードであれば
(ステップST59イエス)、再生装置のCPU部は、
ステップST60で自動発生されたアングル番号に基づ
いて、ディスクドライブ部が別アングルのセルのILV
U(またはVOBU)を読み取るように制御する(ステ
ップST60)。
【0365】その結果、たとえばボーカリストが自動選
択されたとすれば、ボーカリストのアングル映像ととも
に、この映像にリンクしたボーカル強調音声が再生され
るようになる。また、ドラマーが自動選択されたとすれ
ば、ドラマーのアングル映像とともに、この映像にリン
クしたドラム・パーカッションの強調音声が再生される
ようになる。
【0366】なお、図41の乱数発生によるアングル番
号自動決定処理(ST60)は、図35あるいは図44
に示すようなアングル番号カウント処理(ST60A;
アングル番号のインクリメント処理あるいはデクリメン
ト処理)に置き換えても良い。
【0367】図40の構成において、アングル自動切替
のための音声レベル検出にアナログ音声信号を利用する
場合は、たとえば次のような処理を行なうことができ
る。
【0368】すなわち、入力信号レベルのうち必要に応
じて200Hz〜2kHz程度の中音域信号をバンドパ
スフィルタを介して取り出す(意図しないノイズ成分で
音声レベルによるアングル自動切替が誤動作するのを防
ぐため)。取り出した中域音声信号を検波しその音声信
号振幅(またはその信号のエンベロープレベル)を検出
する(音声レベル検出部646)。
【0369】検出した信号振幅(エンベロープレベル)
をたとえば映像信号の1フレーム周期毎(標準NTSC
のカラーTV信号では1/30秒毎)にサンプリング
し、サンプル値(直流レベル)を一旦ラッチする。ラッ
チしたサンプル値はアナログコンパレータで所定の基準
値と比較される。サンプル値が基準値を超えたときに、
コンパレータ(音声レベル判定部648)から音声検出
信号(ローレベルからハイレベルに変化した2値信号)
が出力される。
【0370】再生装置のCPU部は、この音声検出信号
がハイレベルに変化する信号エッジに応答して、アング
ル自動切替を実行する(図41のステップST69イエ
ス、ST59イエス、ST60の処理)。コンパレータ
(音声レベル判定部648)から出力される音声検出信
号がハイレベルからローレベルに変化した場合あるいは
ローレベル状態にあるときは、アングル自動切替は実行
されない(図41のステップST69ノー)。
【0371】なお、上記200Hz〜2kHz程度のバ
ンドパスフィルタは常に必要なものではない。S/Nの
良い音源の場合はこのバンドパスフィルタは不要なこと
も多い。一方、たとえば車の走行音等の騒音がある中で
人声に反応するアングル自動切替を行なう場合は、その
騒音環境に応じて通過帯域幅を狭めたバンドパスフィル
タ(あるいはハイパスまたはローパスフィルタ)で目的
の人声を検出するようにできる。
【0372】図40の構成において、音声レベル検出に
デジタル音声信号(16〜24ビットリニアPCM)を
利用する場合は、たとえば次のような処理を行なうこと
ができる(ここでは上記フィルタを使用しない場合を想
定する)。すなわち、D/A変換前の16〜24ビット
デジタル音声データのうち上位8ビットを8ビットレジ
スタにセットする(下位8〜16ビットは最大音量レベ
ル(フルビットで0dB)からー48dB以下の小音量
レベル情報のデータであるため、ここでは無視する)。
【0373】8ビットレジスタにセットされた音声デー
タが「00000000」なら音声レベルはー48dB
以下の微少音量レベルであり、アングル自動切替は実行
しない(図41のステップST69ノー)。
【0374】8ビットレジスタにセットされた音声デー
タが、LSB〜MSBのビット並びでいって「1111
0000」なら、音声レベルはー24dBの小音量レベ
ルであるが、バラード等を歌う人声はこの程度のレベル
に対応するため、アングル自動切替を実行する(図41
のステップST69イエス、ST59イエス、ST60
の処理)。
【0375】なお、再生対象のアングルブロックにおい
てボーカリストのアングル番号が事前に分かっていると
きは、音声データ=「11110000」が検出された
ときにボーカリストのアングル番号をサーチする処理
(図41のステップST60でボーカリストのアングル
番号を設定したあとの、ST58またはST68)を実
行するように、再生装置のCPU部をプログラミングし
てもよい。その際、音声データ=「11110000」
がボーカルから得られたものなのか伴奏音から得られた
ものなのかの区別は付かないから、ボーカル再生が開始
されたら必ずボーカルアングルに切り替わるという保証
はできない。しかし、音声レベル変化に応答したアング
ル自動切替は機能する。
【0376】8ビットレジスタにセットされた音声デー
タが、LSB〜MSBのビット並びでいって「1111
1100」なら、音声レベルはー12dBの中音量レベ
ルとなる。多くの音楽演奏音はこの程度のレベルに対応
するため、アングル自動切替を実行する(図41のステ
ップST69イエス、ST59イエス、ST60の処
理)。この場合は、音声データ=「11111100」
の音源種類は特定できない場合が多いので、アングル切
替はランダムに実行するとよい(図41のステップST
60)。
【0377】図42は、表示エリアがn分割された画面
(ここでは4分割)にn個の再生可能アングル映像を表
示し、そのうち現在選択されているアングル映像を動画
で表示する場合を説明する図である。
【0378】ディスクに記録されたアングルブロック内
のアングルの数がたとえば4つの場合には、図42のよ
うにモニタ画面を4分割して表示することができる。こ
の4分割画面は、再生装置のフレームメモリ部(図45
〜図47、図63の642)に展開され、モニタ部に送
られる。
【0379】表示画面をn分割してn個のアングル映像
を同時に表示する場合、まずn個の各アングルにおける
開始アドレスとサイズが設定される。シームレスアング
ルブロックに4個のアングルセルが記録されており、そ
れらを4分割されたモニタ画面に表示する場合を例にと
ると、図42上段に示すように、モニタ部の左上部分に
アングル#1が動画映像として再生される。このとき、
アングル#2〜#4は静止画となっている。(現在のD
VDビデオ規格では1つのアングルブロック内で最大9
個のアングルセルを持つことができるので、分割数nは
最大9となる。)アングル#1の読み取り再生が所定の
ILVU数分終了すると、アングル切替先の新たなIL
VUに光ピックアップ(図示せず)がトレースジャンプ
し、図42下段のように、次のアングル#2が動画映像
となって再生される。このとき、アングル#1、#3、
#4は静止画となる。
【0380】このようにして、順次アングル自動切替再
生を実行して、アングル最大(ここではAGLmax=
4)まで再生が終わると、再生アングルがアングル#1
に戻る。以後、アングル#1〜#4がサイクリックに再
生される(後述する図43のアングルインクリメント処
理ST60Aを利用する場合)。
【0381】あるいは、再生アングルをランダムに切り
替えながら、アングル#1〜#4をサイクリックに再生
することもできる(前述した図34の乱数アングル処理
ST60を利用する場合)。
【0382】再生装置のビデオデコーダ部が2〜4個の
MPEGデコーダを持ち、2〜4個のMPEGエンコー
ドされたビデオストリーム(2〜4個のアングルセルデ
ータ)を同時に別々にデコードできるようになっている
場合は、図42の4分割画面のうち任意の画面(1〜4
画面)を動画映像とすることもできる。
【0383】たとえば、再生装置が走査線525本で水
平解像度500本の通常ビデオ(デジタルNTSC)お
よび走査線1050本で水平解像度1000本の高解像
度ビデオ(デジタルハイビジョン)の双方に対応したD
VDプレーヤであり、ハイビジョンDVDディスク再生
を4つのMPEG2デコーダの並列処理で実行している
とする。このようなDVDプレーヤでは、NTSCのマ
ルチアングルDVDディスクを再生する場合は4つのM
PEGデコーダを使用できるから、図42の4分割画面
の映像を全て動画映像とすることが可能になる。
【0384】また、上記のように複数の(ここでは4
つ)MPEGデコーダを用いて複数のビデオストリーム
を同時に並列デコードできる場合であって、充分な大き
さのバッファメモリが利用できる場合は、図42の4分
割画面の映像は、図15または図21のアングルセル
(AGL_C#i)の映像でなく、図5の複数のプログ
ラムチェーン(PGC#1〜PGC#k)の映像とする
ことも可能である。
【0385】なお、図42は4つの画面をタイリング配
置した場合を例示しているが、オーバーラッピングウイ
ンドウを用いて4画面を表示することもできる。たとえ
ば、図42の上段の場合でいえば、動画再生されるアン
グル#1をフルスクリーン表示し、スチル画再生状態の
アングル#2〜#4を、アングル#1の表示画面上にポ
ップアップした小さなウインドウに出画させるようにし
ても良い。この場合、図42の下段に示すように動画再
生されるアングルが#2に切り替えられると、アングル
#2の動画映像がフルスクリーン表示され、アングル#
1、#3、#4のスチル画が3つの小ウインドウで表示
されるようになる。
【0386】図43は、アングル自動切替の第5の例
(n分割表示のオートアングル)を説明するフローチャ
ートである。
【0387】図33の処理により再生対象アングル番号
が決定されたあとにリモートコントローラ5の再生キー
5cが押されると、DVDディスク10の再生が開始さ
れる。そして、再生箇所が図15または図21のアング
ルブロックに入ると、再生装置のCPU部は、そのアン
グルブロックにおけるアングル数AGLmax(図42
の例では4個)およびこれから再生される現アングル番
号AGLN(図42上段の例では#1)を取得する(ス
テップST40A)。
【0388】こうして獲得したアングル数AGLmax
(=4)に基づき、再生装置のフレームメモリへの各ア
ングルの書込位置および書込サイズが決定される(ステ
ップST43)。
【0389】たとえばフレームメモリに展開されるビッ
トマップ画像の1フレームが640X480ドットの解
像度を持ち、各ドットが8ビット階調で表現される場合
を考えてみる。この場合、獲得アングル数分の均等分割
表示を行なうなら、1フレームが320X240ドット
の小画面4つに分割される。そして、第1の小画面(水
平1〜320ドットの位置;垂直1〜240ドットの位
置)がアングル#1に割り当てられ、第2の小画面(水
平321〜640ドットの位置;垂直1〜240ドット
の位置)がアングル#2に割り当てられ、第3の小画面
(水平1〜320ドットの位置;垂直241〜480ド
ットの位置)がアングル#3に割り当てられ、第4の小
画面(水平321〜640ドットの位置;垂直241〜
480ドットの位置)がアングル#4に割り当てられ
る。
【0390】あるいは、動画表示する1つのアングルを
フルスクリーン表示し、それ以外のアングルを小ウイン
ドウにスチル表示するなら、次のように1フレームの割
り当てを行なっても良い。
【0391】すなわち、動画表示アングルAGLN=x
にフルスクリーン(640X480ドット)を割り当
て、第1のスチル表示アングルAGLN=y1に第1ウ
インドウフレーム(水平40〜160ドットの位置;垂
直50〜140ドットの位置)を割り当て、第2のスチ
ル表示アングルAGLN=y2に第2ウインドウフレー
ム(水平40〜160ドットの位置;垂直190〜28
0ドットの位置)を割り当て、第3のスチル表示アング
ルAGLN=y3に第3ウインドウフレーム(水平40
〜160ドットの位置;垂直330〜420ドットの位
置)を割り当てる。この場合、フルスクリーンフレーム
(AGLx)の左上に90x120ドットの第1ウイン
ドウフレーム(AGLy1)がポップアップ表示され、
フルスクリーンフレームの左寄り中央に90x120ド
ットの第2ウインドウフレーム(AGLy2)がポップ
アップ表示され、フルスクリーンフレームの左下に90
x120ドットの第3ウインドウフレーム(AGLy
3)がポップアップ表示される。
【0392】上記フルスクリーン+3ポップアップウイ
ンドウの表示において、これから再生されるものとして
選択された現アングル番号AGLN(図42上段の例で
はAGLx=#1)の動画がフルスクリーン表示され、
第1の非選択アングル番号(図42上段の例ではAGL
y1=#2)のスチル画が第1ウインドウフレームに表
示され、第2の非選択アングル番号(図42上段の例で
はAGLy2=#3)のスチル画が第2ウインドウフレ
ームに表示され、第3の非選択アングル番号(図42上
段の例ではAGLy3=#4)のスチル画が第3ウイン
ドウフレームに表示される。
【0393】以上のようにして各アングルに対するフレ
ームメモリへの書込位置および書込サイズを決定したあ
と、その時点で(これから再生すべきアングル番号とし
て)設定されているアングル番号AGLNが、取得した
アングル数AGLmax=4を超えているかどうかチェ
ックする。このAGLNがAGLmax=4を超えてい
れば(ステップST44イエス)、アングル番号AGL
NをAGLmax以下の所定値、たとえば「1」にリセ
ットする(ステップST46)。このときのAGLNが
AGLmax=4以下であれば(ステップST44ノ
ー)、ステップST46のリセット処理はスキップされ
る。
【0394】以上のようにして、これから再生すべきア
ングル番号AGLNが取得したアングル数AGLmax
=4を超えない状態にしてから、これから再生すべきア
ングル番号AGLN(ここではアングル#1)のフレー
ムメモリへの書込位置および書込サイズを指定する(ス
テップST47)。
【0395】図42のように均等4分割表示の場合は、
ステップST47において、第1の小画面(水平1〜3
20ドットの位置;1〜240ドットの位置)がアング
ル#1に割り当てられる。
【0396】それ以後は、ステップST48〜ST58
およびステップST61〜ST68まで、図34と同様
な処理が行われる。
【0397】図34ではステップST58あるいはST
68の飛び先アドレスサーチのあとにアングル自動切替
モードに入っているかどうかのチェックステップST5
9があるが、図43ではこのチェックステップを省略し
ている(つまりST58あるいはST68の処理が済む
と必ず、ステップST60Aにおいて動画再生されるア
ングル番号が変更される。
【0398】なお、図43のアングル番号インクリメン
ト処理ステップST60は、アングル番号デクリメント
処理でも良いし、図34のような乱数発生処理ステップ
ST60と置換されても良い。
【0399】以上の説明は実質的に同一の場面を異なる
カメラアングルで収録したマルチアングルの場合で説明
したが、この発明の自動切替再生システムは、異なる場
面の種々なシーンを収録したマルチシーンに対しても、
同様に適用できる。たとえば、図42の左上画面#1を
サラリーマンが走るシーンとし、右上画面#2を図39
のようなスポーツカーの走行シーンとし、左下画面#3
を野球のホームランシーンとし、右下画面#4をボクシ
ングの試合のシーンとしても良い。
【0400】図44は、アングル自動切替の第6の例
(アングル切替周期を可変としたアングル番号カウント
によるオートアングル)を説明するフローチャートであ
る。
【0401】図44は、この発明の他の実施形態に係る
アングル自動切替の第6の例(アングル切替周期を可変
としたアングル番号カウントによるオートアングル)を
説明するフローチャートである。このフローチャート
は、図36の乱数発生処理ステップST60をアングル
番号インクリメント/デクリメント処理ステップST6
0Aに置換したもので、その他の処理ステップSTは共
通している。
【0402】ところで、DVDーROMドライブでDV
Dビデオが再生できるようになっているパーソナルコン
ピュータ(図64を参照して後述)において、この発明
のオートアングルをソフトウエアで実施することは可能
である。その場合、パーソナルコンピュータにインスト
ールされるオートアングルソフトウエアは、図33〜図
44の処理に対応する処理をプログラミングしたものと
なる。
【0403】このようにパーソナルコンピュータでオー
トアングルをプログラミングする場合は、たとえば図3
5のアングル番号インクリメント処理ステップST60
Aをもう少し高度なものにできる。
【0404】たとえば、図31のように設定されたアン
グル再生において、アングル番号を単純にインクリメン
トさせると、アングル番号#1、#2、#4、#7、#
1、#2…のようにアングル番号が自動的に切り替わ
る。が、これをパーソナルコンピュータのプログラミン
グにより、#1、#7、#4、#2、#4、#7、#
1、#7…のような、ユーザが希望する順番のオートア
ングル再生に発展させることもできる。
【0405】以上のようなオートアングルプログラム
は、フロッピーディスク、CD−ROM、DVD−RO
Mあるいは通信媒体を介して、DVDドライブ付のパー
ソナルコンピュータに個別にインストールすることがで
きる。
【0406】なお、図34〜図44を参照して説明した
オートアングルは、特定の1アングル映像だけがTVモ
ニタ上に表示されている場合に限定されない。図42に
例示するように複数のアングル映像がTVモニタ上で同
時表示される場合において、各アングル画面毎に別々に
オートアングル(アングル自動切替)が実行されるよう
にすることも可能である。
【0407】図45は、マルチアングルシーンのダイジ
ェスト表示システムが組み込まれた第1の再生装置の全
体構成を説明するブロック図である。
【0408】この再生装置は、ユーザ操作を受け付ける
リモートコントローラ5、リモートコントローラ5の操
作状況を受信するリモートコントローラ受信部4A、再
生装置本体側でユーザ操作を受け付けるキー入力部4、
およびユーザによる操作結果やDVDディスク(光ディ
スク)10の再生状況等をユーザに通知するもので再生
装置本体(および/またはリモートコントローラ)に設
けられたパネル表示部4Bを備えている。それ以外の外
部装置としては、モニタ部6およびスピーカー部8L/
8Rが用意されている。
【0409】キー入力部4、パネル表示部4B、リモー
トコントローラ5およびモニタ部6は、視覚上のユーザ
ーインターフェイスを構成している。モニタ部6は、D
VDディスクの再生映像モニタとして使用されるだけで
なく、オンスクリーンディスプレイOSDの表示手段と
しても利用される。このモニタ部6は、直視型のCRT
ディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イに限定されるものではなく、直視型ディスプレイの他
に、大スクリーンにOSD情報を含む映像を投射するC
RT型プロジェクタ、液晶型プロジェクタあるいはマイ
クロミラー型プロジェクタであっても良い。
【0410】聴覚上のユーザーインターフェイスを構成
する部分としては、スピーカー部8L/8Rを備えてい
る。ここでは簡単な例として2チャネルステレオペアの
スピーカ部8L/8Rを示しているが、より多チャネル
のデジタルサラウンド(AC−3、DTS、SDDS
等)に対応するために5組以上のスピーカが用意される
こともある。
【0411】リモートコントローラ5からのユーザ操作
情報は、リモートコントローラ受信部4Aを介して、再
生装置全体の動作を制御するシステムCPU部50に通
知される。キー入力部4からのユーザ操作情報は、CP
U部50に直接通知される。このCPU部50によっ
て、ユーザ操作情報に対応した再生装置の動作状況(各
種設定状態やDVDディスクの再生情報)が、適宜、パ
ネル表示部4Bに表示される。
【0412】再生装置のシステムCPU部50は、所定
の処理プログラムにより構築されるアングル自動切替部
500を備えている。このアングル自動切替部500
は、マルチアングル映像の切替再生の周期を決定する再
生周期決定部502と、複数アングルの同時表示および
その中で動画表示されるアングル番号と表示タイミング
を判断する同時表示制御部504Aと、ユーザ指定のア
ングル番号への切り替え表示、副映像・音声の同時再
生、アングル番号の画面上への同時表示等の制御を行う
選択制御部506Aとを含んでいる。この構成により、
システムCPU部50は、アングル多画面の表示制御
(マルチアングルのダイジェスト表示制御)を行えるよ
うになる。
【0413】なお、アングル切替をILVU単位で行う
ときは同一アングルの連続動画再生時間(周期)は任意
に決定できる。このアングルの連続動画再生時間(周
期)はシステムCPU部50内の再生周期決定部502
で管理できる。
【0414】また、このアングル自動切替部500は、
自動切替の対象となるアングル番号を乱数発生あるいは
アングル番号カウントにより発生する乱数発生/カウン
ト部(図63の504)、およびユーザが再生許可状態
に指定したアングル番号に関して自動切替の対象となる
アングルを決定するアングル番号決定部(図63の50
6)も含むことができる。この構成により、システムC
PU部50は、マルチアングル映像が記録された部分に
おいて再生アングルを自動的に切り替える制御(オート
アングル制御)も行えるようになる。
【0415】システムCPU部50には、メモリ(RA
MおよびROM)52およびメモリインターフェイス
(メモリI/F)53が接続されている。メモリ52の
ROMには再生装置の動作制御に用いる各種処理プログ
ラムが格納され、メモリ52のRAMはワークエリアと
して使用される。このメモリ52の入出力制御は、メモ
リI/F53を介して行われる。
【0416】CPU部50は、メモリ52のRAMをワ
ークエリアとして使用し、メモリ52のROMに格納さ
れた各種処理プログラムに基づいて、ディスクドライブ
部30、システムプロセサ部54、ビデオデコーダ部5
8、オーディオデコーダ部60、副映像デコーダ部6
2、およびD/A変換・再生処理部64の動作を制御す
る。
【0417】ディスクドライブ部30は、再生装置本体
のトレイ(図示せず)にセットされたDVDディスク1
0を回転駆動するとともに、DVDディスク10から記
録データ(動画情報・静止画情報を含む主映像データ/
ビデオデータ、字幕情報・メニュー情報を含む副映像デ
ータ、音声情報を含むオーディオデータ、DVDディス
クのプロバイダが意図した再生制御を行なうためのナビ
ゲーションデータ等)を読み出す。読み出されたデータ
は、ディスクドライブ部30において、信号復調および
エラー訂正等の信号処理を受け、パック形式のデータ列
(図7参照)となって、システムプロセサ部54に送ら
れる。
【0418】なおディスクドライブ部30からのデータ
列においては、ナビゲーションパック以降の3種類のパ
ックの並び順は任意である。また、ナビゲーションパッ
ク以降のパックの種類は、3種類以下(なし、1種類、
または2種類)の場合もあり得る。これらのパックのう
ち、DVDビデオにおけるマルチアングル再生には、最
低限ナビゲーションパックとビデオパックが必要とな
る。
【0419】システムプロセサ部54は、DVDディス
ク10から再生されたデータに含まれる種々なパケット
の種別を判断して、そのパケット内のデータを対応する
各デコーダ(58〜62)へ転送するパケット転送処理
部(図示せず)を内蔵している。
【0420】また、システムプロセサ部54、ビデオデ
コータ部58、オーディオデコーダ部60および副映像
デコーダ部62は、それぞれ、動作タイミングを知るた
めのシステムタイムクロック(STC)およびシステム
CPU部50からの指令・情報等を一時格納するレジス
タ(図示せず)を含んでいる。
【0421】システムプロセサ部54内の前記パケット
転送処理部は、ディスクドライブ部30からのパック形
式データ列を、4種類のパック(ナビゲーションパッ
ク、ビデオパック(主映像パック)、副映像パック、お
よびビデオパック)に切り分ける。切り分けられたパッ
クそれぞれには、転送時間データおよびデータの種類を
示すIDデータが記録されている。
【0422】システムプロセサ部54は、これらの転送
時間データおよびIDデータを参照して、ビデオパッ
ク、副映像パック、およびビデオパックを、それぞれ、
ビデオデコーダ部58、副映像デコーダ部62、および
オーディオデコーダ部60へ、転送する。
【0423】また、システムプロセサ部54は、ナビゲ
ーションパック内の制御データを、メモリI/F53を
介してメモリ(RAM)52に転送する。メモリI/F
53はこのRAM52への入出力を制御するインターフ
ェイス回路である。このRAM52は転送された制御デ
ータを一時記憶する。CPU部50は、RAM52内に
記憶された制御データを参照して、再生装置本体の各部
の再生動作を制御する。
【0424】ビデオデコーダ部58は、システムプロセ
サ部54から転送されてきたビデオパック内のMPEG
エンコードされたビデオデータをデコードし、圧縮前の
映像データを生成する。
【0425】副映像デコーダ部62は、システムプロセ
サ部54から転送されてきた副映像パック内のランレン
グス圧縮された副映像データをデコードし、圧縮前のビ
ットマップ副映像データを生成する。
【0426】この副映像デコーダ部62には、システム
プロセサ部54からの副映像データをデコードする副映
像デコーダの他に、デコード後の副映像データに対して
ハイライト処理を行うハイライト処理部(図示せず)が
設けられている。
【0427】上記副映像デコーダは、所定の規則にした
がってランレングス圧縮された2ビット単位の画素デー
タ(強調画素、パターン画素、背景画素等を含む)を伸
長し元のビットマップ画像を復元するものである。
【0428】上記ハイライト処理部は、システムCPU
部50から供給されるハイライト情報(たとえばメニュ
ー選択選択項目)が表示される矩形領域を示すX・Y座
標値、色コード、およびハイライト色/コントラスト値
に応じて、対応するハイライト処理を行うものである。
【0429】このハイライト処理は、モニタ部6上での
視覚ユーザーインターフェイスにおいて、ユーザが表示
された特定のアイテム(再生音声言語の種類や再生字幕
の使用言語の種類等の特定項目を選択するボタン)を容
易に認知できるようにする手段として利用できる。
【0430】デコード後の副映像データの画素毎の色と
コントラストが前記ハイライト情報に応じて変更される
と、この変更後の副映像データはビデオプロセサ部64
0内の画像合成部(図示せず)に供給される。この画像
合成部においてデコード後の主映像データ(ビデオデー
タ)とハイライト処理後の副映像データ(字幕、メニュ
ーなど)が合成され、その合成画像がモニタ部6で表示
されるようになる。
【0431】前述したメモリ52は、副映像メニュー、
オーディオメニュー、アングルメニュー、チャプター
(プログラム)メニューなどのスタートアドレスを格納
するメニューテーブルを含んでいる。これらのメニュー
の特定部分を強調するのに、前記ハイライト処理が利用
される。
【0432】オーディオデコーダ部60は、システムプ
ロセサ部54から転送されてきたオーディオパック内の
オーディオデータをデコードし、モノラル、2チャネル
ステレオ、あるいは多チャネルステレオの音声データを
生成する。オーディオパック内のオーディオデータが圧
縮エンコードされたデータ(MPEG、ACー3、DT
S等)の場合はそのデコード処理もオーディオデコーダ
部60内部で実行される。
【0433】ビデオデコーダ部58でデコードされた映
像データ(通常は動画信号)および副映像デコーダ部6
2でデコードされた副映像データ(通常は字幕またはメ
ニューのビットマップデータ)は、ビデオプロセサ部6
40に転送される。このビデオプロセサ部640内にお
いて、映像データと副映像データは所定の割合で混合さ
れ、表示用のビデオデータ(デジタル)が生成される。
生成されたビデオデータは、ビデオエンコーダ641を
介して最終的なアナログ映像信号(コンポジットビデオ
信号、セパレートS信号、あるいはコンポーネント信号
Y/Cr/CbまたはY/R−Y/B−Y)となって、
モニタ部6に出力される。
【0434】ビデオデコーダ部58でデコードされた映
像データが映画の本編部分のときは、副映像データは通
常はユーザが選択した言語の字幕であり、字幕入りの映
画本編がモニタ部6で上演される。
【0435】ビデオデコーダ部58でデコードされた映
像データが映画のメニュー部分のときは、副映像データ
は通常はメニューを構成する文字およびユーザ選択ボタ
ン(適宜ハイライト処理される)となる。この場合は、
映像データによりメニューの背景(静止画または動画)
がモニタ部6に表示され、副映像データによりユーザ選
択操作に対応して表示が変化するボタンが背景画の上に
重なって表示される。
【0436】なお、ビデオプロセサ部640はオンスク
リーンディスプレイの表示データを発生するOSD部
(図51参照)を具備することができる。リモートコン
トローラ5等からのユーザ操作はシステムCPU部50
で処理され、その処理結果はCPU部50からビデオプ
ロセサ部640のOSD部に送られる。OSD部は、シ
ステムCPU部50からの処理結果に対応した画像デー
タを発生し、それをアナログ映像信号形式でモニタ部6
に送出する。
【0437】別の言い方をすれば、ビデオプロセサ部6
40は、ビデオデコーダ部58および副映像デコーダ部
62から出力されたディジタル信号をアナログ信号に変
換し多重化する部分といえる。
【0438】ビデオプロセサ部640には、フレームメ
モリ部642が接続されている。このフレームメモリ部
642は、上記映像データの画像および副映像データの
画像の多重化に使用されるほか、図42を参照して説明
したn分割(4分割や9分割)マルチ画面表示にも利用
される。
【0439】このフレームメモリ部642は、チャプタ
ーサーチ等が行われる場合において、ビデオデコーダ部
58からの映像の一部をスチル画として固定し、ターゲ
ットチャプターの再生が始まるまでこのスチル画をモニ
タ部6に送る場合に、使用することができる。
【0440】さらに、このフレームメモリ部642は、
ユーザ操作結果に対応した表示をOSDにより行なう場
合に、そのOSD表示の映像データへの多重化を行なう
ときにも、利用することができる。
【0441】オーディオデコーダ部60でデコードされ
たオーディオデータは、DAC・出力回路644に転送
される。DAC・出力回路644によりオーディオデコ
ーダ部60からのオーディオデータ(デジタル)は対応
するアナログ音声信号に変換され、適宜増幅されて、ス
ピーカ部8L/8Rに送られる。
【0442】前記ビデオプロセサ部640、ビデオエン
コーダ641、フレームメモリ部642およびDAC・
出力回路644は、D/A変換および再生処理部64を
構成している。
【0443】図46は、マルチアングルシーンのダイジ
ェスト表示(複数アングル同時動画再生)システムが組
み込まれた第2の再生装置の全体構成を説明するブロッ
ク図である。図46は複数のMPEGデコーダを用いる
例を示している。
【0444】図46の構成は、デコーダ部分(58〜6
2)およびシステムCPU部50の機能(プログラム)
を除き、図45の構成と共通している。そこで、図45
と異なる点を中心に図46の再生装置を説明する。
【0445】図46において、第1デコーダ部58A
は、システムプロセサ部54から転送されてくるビデオ
パックおよびオーディオパックのデータをデコードし、
MPEGデコード後のビデオ信号(主映像信号)をビデ
オプロセサ部640へ転送するとともに、デコード後の
オーディオ信号(AC3マルチチャネル信号あるいはリ
ニアPCM信号等)をDAC644へ転送する。
【0446】第2デコーダ部62Aは、システムプロセ
サ部54から転送されてくる副映像パックおよびオーデ
ィオパックのデータをデコードし、デコード(ランレン
グス伸張)後の副映像信号(字幕あるいはメニュー)を
ビデオプロセサ部640へ転送するとともに、デコード
後のオーディオ信号をDAC644へ転送する。
【0447】また、第3デコーダ部60Aは、システム
プロセサ部54から転送されてくるビデオパックおよび
オーディオパックのデータをデコードし、MPEGデコ
ード後のビデオ信号(主映像信号)をビデオプロセサ部
640へ転送するとともに、デコード後のオーディオ信
号をDAC644へ転送する。
【0448】DAC644は、第1〜第3デコーダ部か
ら転送されてくるオーディオ信号のいずれか(1または
複数)をシステムCPU部50の指令により選択し、ア
ナログオーディオ信号に変換して、出力する。
【0449】
【0437N】また、ビデオプロセサ部640は、第1
および第3デコーダ部から転送されてくるビデオ信号の
いずれか(または全て)をシステムCPU部50の指令
により選択し、それに第2デコーダ部からの副映像を適
宜重畳して、ビデオエンコーダ641へ転送する。
【0450】図46のように複数のMPEGデコーダ
(第1および第3デコーダ部の2つ)を備えている場合
は、図42のように多画面マルチアングルダイジェスト
表示を行なうにあたって、複数(ここでは2つ)のアン
グル画面を動画表示とすることができる。この多画面マ
ルチアングル動画ダイジェスト表示は、システムCPU
部50のアングル多画面表示制御部508が適宜指令す
る。この多画面マルチアングル動画ダイジェスト表示に
あたって、2画面同時動画表示を滑らかに行なうために
は、ディスクドライブ部30に2〜3倍速以上の高速ド
ライブを用いることが望ましい。
【0451】さらに、図46の構成は複数の独立したオ
ーディオデコーダを持つので、複数種類(リニアPC
M、AC3マルチチャネル、DTSマルチチャネル等)
のオーディオデコードを並列実行することが可能にな
る。
【0452】たとえば第1デコーダ58AがAC3デコ
ーダを備え、第2デコーダ62AがDTSデコーダを備
え、第3デコーダ60AがリニアPCMのデコーダを備
えているとする。DVDディスク10から再生されたオ
ーディオパックがAC3デジタルオーディオ信号とリニ
アPCMオーディオ信号の2種を含んでいるときは、第
1デコーダ部58AからAC3の5.1チャネルマルチ
音声データを取り出し、第3デコーダ部60Aから2チ
ャネルステレオ音声データを取り出すことができる。こ
れらの音声データをDAC644でアナログ音声信号に
変換する。そして、前方左右2チャネル音声をリニアP
CMで再生し、サラウンドチャネルおよびサブウーファ
チャネルをAC3で再生する、といったことが可能にな
る。
【0453】同様に、DVDディスク10から再生され
たオーディオパックがDTSデジタルオーディオ信号と
リニアPCMオーディオ信号の2種を含んでいるとき
は、第1デコーダ部58AからDTSの5.1チャネル
マルチ音声データを取り出し、第3デコーダ部60Aか
ら2チャネルステレオ音声データを取り出すこともでき
る。これらの音声データをDAC644でアナログ音声
信号に変換する。そして、前方左右2チャネル音声をリ
ニアPCMで再生し、サラウンドチャネルおよびサブウ
ーファチャネルをDTSで再生する、といったことが可
能になる。
【0454】図47は、マルチアングルシーンのダイジ
ェスト表示(複数アングル同時動画再生)システムが組
み込まれた他の再生装置の全体構成を説明するブロック
図である。図47は高性能のデコーダを用いる例を示し
ている。
【0455】図47の構成は、デコーダ部分(58)の
機能(処理性能)を除き、図45の構成と共通してい
る。そこで、図45と異なる点を中心に図47の再生装
置を説明する。
【0456】図47において、ビデオデコーダ部58B
は、システムプロセサ部54から高速転送されてくるビ
デオパックのデータ(マルチアングル部分のデータ)を
高速デコードし、MPEGデコード後のビデオ信号(マ
ルチアングルの主映像信号)をビデオプロセサ部640
へ転送する。図42の例に対応させるならば、ビデオデ
コーダ部58Bにおいて、複数(最大4つ)のアングル
のビデオストリームが実質的に同時にMPEGデコード
される。
【0457】副映像デコーダ部・選択出力62Bは、シ
ステムプロセサ部54から転送されてくる副映像パック
のデータをデコードし、デコード(ランレングス伸張)
後の副映像信号(字幕あるいはメニュー)を、システム
CPU部50の指令により選択的にビデオプロセサ部6
40へ転送する。
【0458】たとえば、ビデオデコーダ部58Bから4
つの多画面動画ビデオ信号がビデオプロセサ部640へ
転送されている場合において、特定のアングル(たとえ
ば図42のアングル#1)が選択された状態なら、この
特定アングル(アングル#1)に対応した副映像(字幕
等)が選択される。そして、選択された副映像が副映像
デコーダ部・選択出力62Bからビデオプロセサ部64
0へ転送される。
【0459】ビデオプロセサ部640は、ビデオデコー
ダ部58Bからの4画面マルチアングル映像信号のうち
前記特定アングル(アングル#1)の映像に副映像デコ
ーダ部・選択出力62Bからの副映像(字幕等)を重畳
して、ビデオエンコーダ641に送る。
【0460】また、オーディオデコーダ部・選択出力6
0Bは、システムプロセサ部54から転送されてくるオ
ーディオパックのデータをデコードし、デコードした複
数アングル分(図42の例に対応させれば4アングル
分)のオーディオ信号のいずれか(図42の例に対応さ
せれば太枠で囲まれた動画表示アングル#1または#
2)をシステムCPU部50からの指令により選択す
る。そして、選択されたアングルのデジタルオーディオ
信号がDAC644に転送される。
【0461】DAC644は、オーディオデコーダ部・
選択出力60Bから転送されてきたデジタルオーディオ
信号をアナログオーディオ信号に変換して、再生装置の
外部へ出力する。
【0462】なお、図42のようにマルチアングルダイ
ジェスト表示された各アングル映像#1〜#4の音声が
全アングルに対して共通しているときは、オーディオデ
コーダ部・選択出力60Bにおける上記オーディオ信号
の選択操作は不要である。
【0463】図47のビデオデコーダ部58BのMPE
G処理能力は高く、複数のMPEGデコードを実質上同
時に実行できる性能(たとえば通常再生の4倍以上のス
ピードでMPEGデコードする性能)を備えている。こ
の場合は、図42のように多画面マルチアングルダイジ
ェスト表示を行なうにあたって、複数(ここでは最大4
つ)のアングル画面を全て動画表示とすることができ
る。この多画面マルチアングル動画ダイジェスト表示
は、システムCPU部50のアングル多画面表示制御部
508が適宜指令する。この多画面マルチアングル動画
ダイジェスト表示にあたって、4画面同時動画表示を滑
らかに行なうためには、ディスクドライブ部30に4〜
5倍速以上の高速ドライブを用いることが望ましい。
【0464】図48は、図45〜図47、図63〜図6
4の再生装置/DVDビデオプレーヤ/DVD再生機能
を備えたパーソナルコンピュータ(または図示しない録
画再生装置/DVDビデオレコーダ)で使用できるリモ
ートコントローラの構成を説明する図である。DVDビ
デオプレーヤあるいはDVDビデオレコーダは、その本
体フロントパネル(図示せず)に設けられた操作キーで
も基本的な操作は可能であるが、DVDの特徴を生かし
た各種操作はリモートコントローラ5で行なうようにな
っている。
【0465】以下、図48のリモートコントローラ5の
各キーの機能(あるいは使い方)を説明する。
【0466】[電源キー(POWER)5aの機能] <1>装置本体の交流電源回路の二次側をオン/オフす
る。
【0467】<2>装置内部にディスクがセットされた
状態で電源キーが押されたときは、ディスクの種類(D
VDーRW、DVD−RあるいはDVDビデオ)を判別
して表示する。そのディスクが再生不能ディスクである
場合はその旨を表示する。
【0468】<3>装置内部にセットされたディスクが
ファーストプレイプログラムチェーン(オートスタート
コード)を含む場合に電源キーが押されると、このプロ
グラムチェーンの再生が自動的に開始される。
【0469】<4>電源オンかつトレイオープン状態で
電源キーが押されたときは、トレイクローズ後に電源オ
フとなる。
【0470】[オープン/クローズキー(OPEN/CLOSE)
5gの機能] <5>ディスクトレイをオープンまたはクローズする。
ディスク再生中にオープン/クローズキーが押される
と、それまでの装置動作が終了し、ディスクトレイがオ
ープンする。録画中はこのキー5gの操作は無効とされ
る。
【0471】<6>電源オフかつトレイクローズ状態で
オープン/クローズキーが押されると、電源がオンしデ
ィスクトレイがオープンする。
【0472】<7>ディスクトレイオープン状態でオー
プン/クローズキーが押されると、ディスクトレイが装
置本体に引き込まれる。このときトレイにディスクがセ
ットされておれば、その管理情報が読み取られ、セット
されたディスクの種類(DVDーRW、DVD−Rある
いはDVDビデオ)が表示される。そのディスクが再生
不能ディスクである場合はその旨が表示される。
【0473】<8>ディスクトレイオープン状態でオー
プン/クローズキーが押されると、ディスクトレイが装
置本体に引き込まれる。このときトレイにディスクがセ
ットされていなければ、たとえば”NO DISK”と
いう文字が表示部48またはモニタTVに表示される
(OSD)。
【0474】<9>オープン/クローズキーのオンによ
り装置本体に引き込まれたディスクがファーストプレイ
プログラムチェーン(オートスタートコード)を含む場
合は、このプログラムチェーンの再生が自動的に開始さ
れる。
【0475】[停止キー(STOP)5eの機能] <10>ディスク再生中または録画中に押されると、再
生または録画を停止させる。停止中に押されると、それ
まで再生または録画していたタイトル番号(あるいはデ
フォルト設定のタイトル番号)が表示される。
【0476】[再生キー(PLAY)5cの機能] <11>ディスクトレイにディスクがセットされている
状態で押されると、その時点での設定条件(デフォルト
設定、またはユーザが設定した画面のアスペクト比、音
声言語、字幕言語等)でディスクの再生が開始する。
【0477】<12>ディスクトレイオープン状態でデ
ィスクをトレイ上にセットしてから再生キーを押した場
合は、トレイを装置本体に引き込み、DVDディスクに
記録されているデフォルトタイトル(またはタイトル制
作者が指定したタイトル)から再生を開始する。ただし
ディスクがファーストプレイプログラムチェーン(オー
トスタートコード)を含む場合は、それを実行する。
【0478】<13>ディスクの記録情報で特に指定し
ていない限り、タイトルが終わるまで再生すると、再生
動作は終了する。
【0479】<14>メモリ設定画面表示中において設
定画面にチャプターおよびタイトル番号が設定されてい
る状態で押されると、設定されたチャプターおよびタイ
トル番号の所からメモリ再生を開始する。
【0480】<15>ランダムモードが設定されている
ときに押されると、トレイにセットされているディスク
の内容をランダム再生する。
【0481】<16>再生中にディスクのセル再生モー
ドがスチルになった場合は、それまでの再生動作が解除
され静止画再生状態となる。
【0482】[一時停止キー(PAUSE)5dの機能] <17>あるタイトル内のプログラムチェーン再生中に
押されると、現再生中のプログラムチェーンのビデオフ
レームで静止画となる。この状態でさらに一時停止キー
を押すと、次のフレームの静止画に切り替わる。以下同
様に、一時停止キーを押す度に時間進行方向にフレーム
が切り替わり、このキーを押した回数分のコマ送りが行
われる。
【0483】<18>上記静止画またはコマ送り再生中
は、副映像は再生するが、音声は再生しないようにでき
る。
【0484】<19>この静止画/コマ送りは現再生中
のプログラムチェーン内でのみ可能であり、タイトル内
の最終フレームまでコマ送りされたあとは、このキー操
作は無効となる。
【0485】<20>セル再生モードでスチルとなって
いる場合、スチルセルの最終セルでは、このキー操作は
無効となる。
【0486】<21>このキー操作による静止画状態で
再生キーを押すと、通常再生に戻る。
【0487】[スキップキー(SKIP/右向き縦棒付2段
三角マーク)5fの機能その1;1シーケンシャルプロ
グラムチェーンタイトルの場合] <22>再生中に押されると、現再生中のタイトル内の
次のチャプター(またはプログラム)をサーチしそれを
再生する。次のチャプターがない場合は、このキー操作
は無効となる。チャプターサーチ中は、表示部48(ま
たはOSD)のサーチ先チャプター番号を点滅させてサ
ーチ中であることをユーザに通知できる。
【0488】<23>停止中に押すと現チャプターの次
のチャプターが選択される。ここで再生キーをオンする
と、選択されたチャプターがサーチされ再生される。
【0489】なお、停止中では、2つのタイトルに跨っ
たチャプター(またはプログラム)のスキップができ
る。たとえばタイトル1の最終チャプター番号が表示さ
れているとき、さらにこのスキップキーを押すと、タイ
トル2の初めのチャプター番号が選択される。ここで再
生キーをオンすると、選択されたチャプター(タイトル
2のチャプター1)がサーチされ再生される。
【0490】<24>停止状態で所定時間以上押し続け
られると、一定の速度でチャプター番号が1づつ繰り上
がる(次のタイトルがあるときは現タイトルから次タイ
トルへ跨ったチャプター番号の連続変更を可能にでき
る)。押し続けているこのスキップキーを離したあと再
生キーを押すと、そのときのタイトルのチャプターがサ
ーチされ再生される。
【0491】[スキップキー(SKIP/右向き縦棒付2段
三角マーク)5fの機能その2;ランダムプログラムチ
ェーンタイトルの場合] <25>再生中に押すと、現再生中のタイトル内のチャ
プターの次にランダム選択されたチャプター(またはプ
ログラム)をサーチしそれを再生する。ただしランダム
再生ループの回数が最後であってタイトル内に次のプロ
グラムチェーンがない場合は、このキー操作は無効とな
る。
【0492】<26>静止画再生中に押された場合は、
選択されたチャプター(またはプログラム)をサーチし
その先頭で静止画再生となる。ただしセル再生モードで
スチルとなっていた場合、選択されたチャプターをサー
チしその先頭のスチルが再生される。
【0493】<27>メモリ設定画面で設定されている
チャプター番号(プログラム番号)およびタイトル番号
の選択(数字のインクリメントあるいはカーソルの前方
移動等)に使用できる。
【0494】<28>メニューの頁送りに使用できる。
【0495】[スキップキー(SKIP/左向き縦棒付2段
三角マーク)5fの機能その1;1シーケンシャルプロ
グラムチェーンタイトルの場合] <29>再生中に押されると、現再生中のチャプター
(またはプログラム)の先頭をサーチしそれを再生す
る。さらに連続して押すとチャプター番号1までチャプ
ター番号が1づつ繰り下がる。
【0496】<30>停止中に押すと現チャプターの1
つ前のチャプターが選択される。ここで再生キーをオン
すると、選択されたチャプターがサーチされ再生され
る。
【0497】なお、停止中では、2つのタイトルに跨っ
たチャプター(またはプログラム)のスキップができ
る。たとえばタイトル3のチャプター番号1が表示され
ているとき、さらにこのスキップキーを押すと、タイト
ル2の最後のチャプター番号Xが選択される。ここで再
生キーをオンすると、選択されたチャプター(タイトル
2のチャプターX)がサーチされ再生される。
【0498】このタイトルを跨ったチャプター繰り下が
りスキップは、タイトル1のチャプター1になるまで実
行できる。
【0499】<31>停止状態で所定時間以上押し続け
られると、一定の速度でチャプター番号が1づつ繰り下
がる(タイトル1のチャプター1になるまで)。押し続
けているこのスキップキーを離したあと再生キーを押す
と、そのときのタイトルのチャプターがサーチされ再生
される。
【0500】[スキップキー(SKIP/左向き縦棒付2段
三角マーク)5fの機能その2;ランダムプログラムチ
ェーンタイトルの場合] <32>再生中に押すと、現再生中のタイトル内のチャ
プター(またはプログラム)の先頭をサーチしそれを再
生する。ただし、連続して押してもサーチ先は現再生中
のチャプター(プログラム)の先頭となるようにでき
る。
【0501】<33>静止画再生中に押された場合は、
現再生中のチャプター(またはプログラム)をの先頭サ
ーチしそこで静止画再生となる。セル再生モードでスチ
ルとなっていた場合、現再生中のチャプターをサーチし
その先頭のスチルが再生される。
【0502】<34>メモリ設定画面で設定されている
チャプター番号(プログラム番号)およびタイトル番号
の選択(数字のデクリメントあるいはカーソルの後方移
動等)に使用できる。
【0503】<35>メニューの頁戻しに使用できる。
【0504】[メニューキー(MENU)5nの機能] <36>ディスクがトレイにセットされている場合は、
ディスクに記録されている現在選択中のビデオタイトル
セット内のルートメニューを再生表示する。ディスクが
セットされていない場合はエラー(または警告)表示を
行なう(OSD)。
【0505】<37>現在選択中のビデオタイトルセッ
ト内にルートメニューがない場合は、エラー(または警
告)表示を行なう。
【0506】<38>通常再生中にこのメニューキーを
押してメニューを再生した後メニュー操作によってメニ
ューから抜け出すと、メニュー再生前に再生していた箇
所またはメニューで指定された箇所から再生が再開され
る。
【0507】<39>ルートメニュー表示中に押した場
合は、ルートメニュー表示前の状態に戻る。
【0508】[タイトルキー(TITLE)5pの機能] <40>ディスクがトレイにセットされており、かつデ
ィスクにタイトルメニューが記録されている場合は、タ
イトルメニューを表示する。ディスクがセットされてい
ない場合は、エラー(または警告)表示を行なう(OS
D)。
【0509】<41>トレイにセットされたディスクに
タイトルメニューが記録されてない場合は、ディスク再
生中(あるいは停止中)に以下の動作ができる。
【0510】すなわち、タイトルキーを押すと画面の一
部(たとえば左上コーナー)にタイトル番号およびチャ
プター番号が表示される。後述するクリアキーが押され
るかタイトルキーがもう一度押されるかその後のキー操
作がないまま所定時間(たとえば3秒)が経過すると、
画面からタイトル番号およびチャプター番号が消去され
る。
【0511】画面にタイトル番号(たとえば「1」)お
よびチャプター番号(たとえば「1」)が表示されてい
る状態でテンキーから所望のタイトル番号(たとえば
「2」)が入力されると、上記の例でいえば、画面表示
は「タイトル番号:2」および「チャプター番号:1」
となる。この状態で再生キーを押すかあるいは所定時間
(たとえば2秒)放置すると、タイトル2のチャプター
1から再生が開始される。
【0512】この場合、タイトルおよびチャプターのサ
ーチ中は、表示部48のサーチ先タイトル番号およびチ
ャプター番号を点滅させてサーチ中であることをユーザ
に通知できる。
【0513】<42>通常再生中にタイトルキーを押し
てタイトルメニュー再生になった後、タイトルの選択が
確定しないうちに再びタイトルキーを押したときは、タ
イトルメニュー再生前に再生していた箇所から再生を再
開する。
【0514】[セレクトキー/カーソルキー(上向き・
下向きの三角マーク対)5qの機能] <43>ディスクメニュー(タイトルキーまたはメニュ
ーキーで呼び出すメニュー)内の項目選択、およびセッ
トアップメニュー内の項目選択に使用する。たとえば上
記セレクトキー/カーソルキーの上向きまたは下向き三
角マークを押してある項目を選択した場合において、そ
の項目がさらに幾つかの選択枝を含んでいるときに、そ
の選択枝を選ぶのにこのセレクトキー/カーソルキーの
左向きまたは右向き三角マークを使用できる。
【0515】<44>オーディオストリーム、副映像ス
トリーム、またはアングルのいずれかの設定値表示中に
押す場合において、このセレクトキーの上向き三角マー
クを押すと次のストリームあるいはアングルに切り替わ
り、下向き三角マークを押すと1つ前のストリームある
いはアングルに切り替わる。
【0516】<45>キャラクタジェネレータによるタ
イトル番号表示中に押す場合において、このセレクトキ
ーの上向き三角マークを押すと次のタイトルに切り替わ
り、下向き三角マークを押すと1つ前のスタイトルに切
り替わる。
【0517】[終了キー(END)5endの機能] <46>ユーザ選択設定の処理の終了を装置に通知する
とき(再生可能アングルの設定等の処理ループを抜ける
とき)に使用する。
【0518】マルチアングルの選択メニュー画面(図示
せず)表示中に、所望のアングルを選択するカーソル操
作には、前記セレクトキー/カーソルキー5qあるいは
後述するテンキー5tを利用することができる。(図示
はしないがマウス操作あるいはタッチパネル操作も実現
可能。) [確定キー(ENTER)5sの機能] <47>ディスクメニュー内あるいはセットアップメニ
ュー内で選択された項目を確定するときに使用する。
【0519】<48>メモリ画面においてタイトル番号
およびチャプター番号を確定するときにも使用できる。
【0520】[リターンキー(RETURN)5rの機能] <49>タイトル制作者(ソフトウエアのプロバイダ)
が予め設定したディスク上のアドレスへのサーチを行な
うときに使用する。具体的には、メニューからの抜け出
しあるいは再生開始(再開)点への戻り(リターン)動
作を指示するときに押される。あるいは、マルチストー
リの内の1つを再生している間にユーザ選択可能なマル
チストーリの選択分岐点に戻る動作を指示するときにも
使用できる。
【0521】[オーディオキー(AUDIO)5audの機
能その1;再生中の場合] <50>再生中にオーディオキーを押すと、(ディスク
に収録されたオーディオストリーム情報を調べてから)
キャラクタジェネレータを用いて、現再生中のオーディ
オストリームの言語名(オーディオストリームの種別が
音楽等でなく言語であるとき)を再生画面上に所定時間
(たとえば3秒)表示する(OSD)。この表示中にさ
らにオーディオキーを押すと、次のオーディオストリー
ム番号の音声が再生されるようになる。このオーディオ
キー操作を繰り返すと、そのタイトルに記録されている
オーディオストリームの音声(種々な言語)が順次サイ
クリックに再生される。
【0522】<51>オーディオストリーム設定値の画
面表示中に前記セレクトキー/カーソルキー5qを押す
ことにより、現在設定されているオーディオストリーム
の次のオーディオストリームまたは1つ前のオーディオ
ストリームに切り替えることができる。すると、切り替
えられたオーディオストリームの内容が再生される。
【0523】<52>オーディオストリーム設定値の画
面表示中にテンキーを押すと、テンキー入力した番号の
オーディオストリームに切り替えることができる。する
と、切り替えられたオーディオストリームの内容が再生
される。
【0524】<53>オーディオストリーム設定値の画
面表示中にクリアキーを押すと、オーディオストリーム
の設定値表示を画面から消去することができる。
【0525】[オーディオキー(AUDIO)5audの機
能その2;停止中(ブルーバック画面表示中)の場合] <54>停止中にオーディオキーを押すと、(ディスク
に収録されたオーディオストリーム情報を調べてから)
キャラクタジェネレータを用いて、現在選択されている
タイトルに設定されているオーディオストリームの言語
名(オーディオストリームの種別が言語のとき)をブル
ーバック画面上に所定時間(たとえば3秒)表示する。
この表示中にさらにオーディオキーを押すと、次のオー
ディオストリーム番号が設定される。このオーディオキ
ー操作を繰り返すと、そのタイトルに記録されているオ
ーディオストリーム音声が順次サイクリックに設定・表
示される。
【0526】<55>オーディオストリーム設定値のブ
ルーバック画面表示中に前記セレクトキー/カーソルキ
ー5qを押すと、現在設定されているオーディオストリ
ームの次のオーディオストリームまたは1つ前のオーデ
ィオストリームに切り替わる。
【0527】<56>オーディオストリーム設定値のブ
ルーバック画面表示中にテンキーを押すと、テンキー入
力した番号のオーディオストリームに切り替わる。
【0528】<57>オーディオストリーム設定値のブ
ルーバック画面表示中にクリアキーを押すと、オーディ
オストリームの設定値表示が画面から消去される。
【0529】[サブタイトルキー(SUBTITLE)5sbt
の機能その1;再生中の場合] <58>再生中に押すと、(ディスクに収録された副映
像ストリーム情報を調べてから)キャラクタジェネレー
タを用いて、現再生中の副映像ストリームの言語名(副
映像ストリームの種別が言語の場合)を再生画面上に所
定時間(たとえば3秒)表示する(OSD)。この表示
中にさらにサブタイトルキーを押すと、次のストリーム
番号の副映像が再生されるようになる。このサブタイト
ルキー操作を繰り返すと、そのタイトルに記録されてい
る副映像ストリームが順次サイクリックに再生される。
【0530】<59>副映像ストリーム設定値の画面表
示中に前記セレクトキー/カーソルキー5qを押すこと
により、現在設定されている副映像ストリームの次の副
映像ストリームまたは1つ前の副映像ストリームに切り
替えることができる。すると、切り替えられた副映像ス
トリームの内容が再生される。
【0531】<60>副映像ストリーム設定値の画面表
示中にテンキーを押すと、テンキー入力した番号の副映
像ストリームに切り替えることができる。すると、切り
替えられた副映像ストリームの内容が再生される。
【0532】<61>副映像ストリーム設定値の画面表
示中にクリアキーを押すと、副映像ストリームの設定値
表示を画面から消去することができる。
【0533】[サブタイトルキー(SUBTITLE)5sbt
の機能その2;停止中(ブルーバック画面表示中)の場
合] <62>停止中にサブタイトルキーを押すと、(ディス
クに収録された副映像ストリーム情報を調べてから)キ
ャラクタジェネレータを用いて、現在選択されているタ
イトルに設定されている副映像ストリームの言語名(副
映像ストリームの種別が言語のとき)をブルーバック画
面上に所定時間(たとえば3秒)表示する。この表示中
にさらにサブタイトルキーを押すと、次の副映像ストリ
ーム番号が設定される。このサブタイトルキー操作を繰
り返すと、そのタイトルに記録されている副映像ストリ
ーム音声が順次サイクリックに設定・表示される。
【0534】<63>副映像ストリーム設定値のブルー
バック画面表示中に前記セレクトキー/カーソルキー5
qを押すと、現在設定されている副映像ストリームの次
の副映像ストリームまたは1つ前の副映像ストリームに
切り替わる。
【0535】<64>副映像ストリーム設定値のブルー
バック画面表示中にテンキーを押すと、テンキー入力し
た番号の副映像ストリームに切り替わる。
【0536】<65>副映像ストリーム設定値のブルー
バック画面表示中にクリアキーを押すと、副映像ストリ
ームの設定値表示が画面から消去される。
【0537】[サブタイトルオン・オフキー(SUBTITLE
ON/OFF)5vの機能] <66>副映像(サブタイトル)の表示をオン・オフす
る。
【0538】<67>ビデオ再生中かつ副映像表示中
(副映像表示オン設定状態)にサブタイトルオン・オフ
キーを押すと、副映像ストリーム番号設定値がオフされ
るとともに、その設定値がキャラクタジェネレータで所
定時間(たとえば3秒)表示(OSD)されたあと、副
映像が画面から消去される。
【0539】<68>ビデオ再生中だが副映像が表示さ
れていないとき(副映像表示オフ設定状態)にサブタイ
トルオン・オフキーを押すと、副映像ストリーム番号設
定値がオンされるとともに、その設定値がキャラクタジ
ェネレータで所定時間(たとえば3秒)表示されたあ
と、オンされた設定ストリーム番号の言語の副映像が再
生される(再生中のディスクに副映像が記録されている
場合)。
【0540】<69>ビデオ再生停止中にサブタイトル
オン・オフキーを押したときは、副映像表示のオン・オ
フ設定のみ実行できる。
【0541】<70>副映像表示オフ設定状態におい
て、再生しているオーディオストリームと同一言語コー
ドの副映像ストリームに強制出画コマンドが含まれてい
たときは、このコマンドに対応する副映像を必ず再生し
画面に出画させる。
【0542】[アングルキー(ANGLE)5angの機
能] <71>マルチアングル情報で構成されるアングルブロ
ックを持つタイトルが選択されており、このアングルブ
ロック(アングル区間)が再生されているときに押す
と、現再生中のアングル番号がキャラクタジェネレータ
により所定時間(たとえば5秒)表示される(OS
D)。このアングル番号表示期間中にもう一度アングル
キーを押すと、次のアングル番号のセルの同一時刻地点
がサーチされそこから再生が開始される。
【0543】たとえば、あるバッターのホームランシー
ンがマルチアングルブロックのアングル番号1(センタ
ー側からピッチャーの背中を見るカメラアングル)で再
生されており、そのアングルブロックセルの再生開始時
刻から5秒後にバットがボールにミートし、さらに3秒
後に打球がライトスタンドに突き刺さるとする。このホ
ームランシーンを別のカメラアングルで見たいと思った
ユーザがアングルキーを押してアングル番号2を押す
と、そのアングルブロックセルの再生開始時刻地点がサ
ーチされ、そこからアングル2(たとえば1塁内野スタ
ンド側からグランド全体を見るカメラアングル)でのホ
ームランシーンの再生が再開されるようになる。
【0544】上記アングル番号表示期間中にさらにアン
グルキーを押すと、記録されているアングル番号が順次
サイクリックに切り替わり、選択後のアングルの再生が
再開される。
【0545】<72>キャラクタジェネレータでアング
ル番号が画面表示されているときは、テンキー操作によ
り所望のアングル番号をダイレクトに選択することもで
きる(再生中のアングルブロックに存在しないアングル
番号がテンキー入力されたときは、そのキー入力は無
効)。あるいは、前記セレクトキー/カーソルキー5q
によりアングル番号を昇降させることもできる。
【0546】<73>マルチアングルブロックのセル内
で静止画再生中にアングル切り替えが行われたときも、
同様な再生時点サーチが行われ、サーチされた別アング
ルの静止画が再生される。
【0547】たとえば、ある自動車の静止画がアングル
番号1(正面から見るカメラアングル)で再生されてい
たとする。この自動車を別のカメラアングルで見たいと
思ったユーザがアングルキーを押してアングル番号2を
押すと、アングル番号2のアングルブロックセルの再生
開始時刻地点がサーチされ、そこからアングル2(たと
えば右側面から見るカメラアングル)での静止画が再生
される。
【0548】上記アングル番号表示期間中にさらにアン
グルキーを押すと、記録されているアングル番号が順次
サイクリックに切り替わり、選択後のアングルの静止画
が再生される。
【0549】<74>マルチアングルブロック以外のセ
ル再生中にアングルキー操作をおこなってもアングル設
定(アングル番号切替)は受け付けないようにできる。
アングル設定(アングル番号切替)は再生中のタイトル
にマルチアングルブロックセルが存在する場合に限り受
け付ける。
【0550】<75>選択されたタイトルにマルチアン
グルブロックセルが存在する場合は、停止中であって
も、アングル設定(アングル番号切替)を受け付けるよ
うにできる。
【0551】[早送り(FWD)キー/早戻し(REV)キー
(左向き・右向きの二重三角マーク)5jの機能] <76>動画再生中または静止画再生中に早送りキーま
たは早戻しキー押すと、通常再生時より早く(たとえば
通常再生時の約2倍)早送りまたは早戻し再生が行われ
る。(動画では動きが倍速になり、静止画ではそのコマ
送り的な切替周期が半分に短縮される。)さらに押し続
けると、通常再生時よりさらに早く(たとえば通常再生
時の約8倍)早送りまたは早戻し再生が行われる。(動
画では動きが8倍速になり、静止画ではそのコマ送り的
な表示切替周期が1/8に短縮される。) なお、早送り・早戻しの場合の主映像ビデオの再生表示
において、2倍速ではMPEGのIピクチャ+Pピクチ
ャを再生し、それ以上の多倍速ではIピクチャを再生す
るように構成できる。
【0552】その際、音声再生については、次のように
することができる。すなわち、2倍速再生の場合では、
音声データを通常再生の倍のクロックでデコードして、
2倍速の音声データをデコードする。また多倍速の場合
は、(あるIピクチャから次のIピクチャまで)ジャン
プした先の音声データを、通常再生で部分的に再生する
ことにより、多倍速時の音声デコードを行なう。
【0553】<77>再生キーを押すと、早送り再生ま
たは早戻し再生は解除され、通常速度の再生に戻る。
【0554】<78>上記早送りキーまたは早戻しキー
による早送りまたは早戻し再生は、そのキー操作をした
時点で再生中のプログラムチェーン内でのみ行われる。
そのプログラムチェーンの最後まで早送りされ、あるい
はそのプログラムチェーンの先頭まで早戻しがなされた
後は、そこで一時停止状態となる。
【0555】<79>上記早送りキーまたは早戻しキー
による早送りまたは早戻し再生中は、音声(オーディオ
ストリーム)およびサブタイトル(副映像ストリーム)
の再生は自動的に禁止できる。
【0556】なお、音声については再生ピッチを早送り
速度に対応して変更しながら再生するようにしてもよ
い。動画がたとえばマラソン競技の記録映画であり、サ
ブタイトルが競技スタートからの時間経過の表示に使わ
れているときは、早送りまたは早戻し再生時にサブタイ
トルを再生するようにしてもよい。
【0557】<80>上記早送りキーまたは早戻しキー
による早送りまたは早戻し再生中にセル再生モードがス
チルになった場合は、早送りまたは早戻し動作は解除さ
れ、静止画再生に入る。セル再生モードがスチルになっ
ているときに早送りキー(または早戻しキー)を押すこ
とにより、たとえば1秒あたり約1画面の切り替えレー
トで連続コマ送り(または連続コマ戻し)動作に入るこ
とができる。このとき早送りキー(または早戻しキー)
をさらに押し続けると、たとえば約4画面/秒のレート
で連続コマ送り(または連続コマ戻し)動作に入ること
ができる。さらにもう一度押すと、約1画面/秒のレー
トの連続コマ送り(または連続コマ戻し)動作に戻るよ
うにできる。この連続コマ送り(または連続コマ戻し)
動作中にセル再生モードから外れたら、約2倍速の早送
り(または早戻し)再生が行われるようにできる。
【0558】上記「セル再生モードがスチルになった場
合」がビデオオブジェクトユニット単位のスチル(VO
BUスチル)ならば、上記早送りキー(または早戻しキ
ー)が押されると、次の(または前の)VOBUを再生
しそのVOBUの再生が終了したらスチルとなる。ただ
し、VOBU再生中にさらに上記早送りキー(または早
戻しキー)が押されると、そのVOBUが早送り(また
は早戻し)され、その後VOBUスチルとなって停止す
る。
【0559】[表示キー(DISPLAY)5uの機能] <81>停止中あるいは再生中においてこのキーを押す
と、そのときの各種キー操作内容に対応した表示が(装
置本体の表示部48および/またはモニタ部6の画面上
で)行われる。
【0560】[テンキー([0]〜[9]&[+10])5tの機
能] <82>通常再生中においては、現再生タイトル内のチ
ャプター番号の指定に使用できる。テンキー入力確定
(前記確定キー操作)と同時に指定された番号のチャプ
ターへのサーチ動作に入る(このサーチは後述するタイ
トル番号キーTによっても可能とすることができる)。
存在しないチャプター番号は受け付けない。
【0561】<83>停止中においては、選択されてい
るタイトル内のチャプター番号の指定に使用できる。テ
ンキー入力確定と同時に指定された番号のチャプターへ
のサーチ動作に入る(このサーチはタイトル番号キーT
によっても可能)。存在しないチャプター番号は受け付
けない。
【0562】<84>マルチアングルブロックを含んだ
タイトルを再生中(アングルセル再生中)であって、か
つアングル番号表示中のときは、テンキー入力されたア
ングル番号がダイレクトに選択される。ただし存在しな
いアングル番号の入力は受け付けない。
【0563】<85>ディスクメニュー表示中におい
て、各ディスクメニュー画面中の項目に番号が付されて
いる場合はテンキー入力した番号に対応した項目が選択
され実行される。ただし存在しない項目番号の入力は受
け付けない。
【0564】<86>セットアップメニューからパレン
タルロックの設定を行なう場合において、暗証番号の入
力にテンキーを使用できる。
【0565】[クリアキー(CLEAR)5crの機能] <87>タイトル番号あるいはチャプター番号のキー入
力の取り消しに使用される。
【0566】<88>パレンタルレベル変更のための暗
証番号入力の取り消しに使用される。
【0567】<89>後述するリピートモードの解除に
使用される。
【0568】<90>後述するメモリ設定画面操作時の
入力番号の取り消しに使用される。
【0569】<91>後述するメモリ再生モードの解除
に使用される。
【0570】<92>後述するランダム再生モードの解
除に使用される。
【0571】<93>タイトル、音声(オーディオスト
リーム)、サブタイトル(副映像ストリーム)、アング
ルそれぞれの番号表示の取り消しに使用される。
【0572】[リピートキー(REPEAT)5kの機能] <94>チャプターまたはタイトルのリピート設定に用
いる(ただし1シーケンシャルプログラムチェーンのタ
イトルのみ)。
【0573】<95>このキーを押す毎に、「チャプタ
ーリピート」→「タイトルリピート」→「リピートオ
フ」→「チャプターリピート」といったように、リピー
トモードが順次サイクリックに切り替えられる。
【0574】<96>後述するA−Bリピート動作中に
リピートキーを押すと、A−Bリピート動作を解除し、
チャプターリピートに移るようにできる。
【0575】<97>早送りキー、早戻しキー、あるい
はスキップキーの操作によりリピート区間を外れると、
リピート動作は解除される。
【0576】<98>リピート区間内にマルチアングル
ブロックがある場合、アングルチェンジは可能とする
(リピートモード内でも前記アングルキーが機能す
る)。
【0577】[A−Bリピートキー(A-B REPEAT)5k
の機能] <99>2点間リピート動作の始点と終点を設定するの
に用いる(ただし1シーケンシャルプログラムチェーン
のタイトルのみ)。
【0578】<100>1回目にこのキーを押すことで
始点(A)が設定され、2回目に押すことで終点(B)
が設定される。終点の設定完了と同時に設定された始点
がサーチされ、以降AーB間が繰り返し再生される。
【0579】<101>A−B間リピートは前記クリア
キー操作で解除できる。
【0580】<102>A−B間リピート動作中にA−
B間以外のタイトルまたはチャプターの再生に変更され
たとき、または前記リピートキーが押されたときに、A
−B間リピートが解除されるようにできる。
【0581】<103>早送りキー、早戻しキー、ある
いはスキップキーの操作によりA−Bリピート区間を外
れると、A−B間リピート動作は解除される。
【0582】<104>リピート終点(B)の設定前に
クリアキー、早送りキー、早戻しキー、あるいはスキッ
プキーを押すことにより、A−B間リピート動作を解除
することができる。
【0583】<105>A−B間リピート再生中に終点
(B)に達する前にタイトルが終了した場合は、A−B
間リピート動作は解除される。
【0584】<106>マルチアングルブロック区間内
では、A−B間リピートの始点(A)の設定を無効とす
ることができる。(マルチアングルブロック区間の先頭
をA−B間リピートの始点とすることはできる。たとえ
ばあるマルチアングルブロックのアングル番号1のカメ
ラアングルシーンを、その案ブルブロック内においてA
−B間リピートさせることはできる。) <107>A−B間リピート再生中にマルチアングルブ
ロックが来た場合は、A−B間リピート動作を解除でき
る。
【0585】<108>A−B間リピートキーにより設
定された始点(A)および終点(B)は、設定直後の対
応する画像データ(グループオブピクチャー)の先頭
(スタートアドレス)を指すようになる。
【0586】[メモリキー(MEMORY)5mの機能] <109>トレイが閉じられていてディスクがセットさ
れている場合にこのキーを押すこと、メモリ設定画面が
表示される(OSD)。メモリ設定画面表示中にこのキ
ーを押した場合は、メモリ設定画面表示前の状態に戻
る。
【0587】<110>メモリ設定方法は、メモリ設定
画面表示中にメモリ再生させたいタイトルおよびチャプ
ターの番号を前記テンキーおよび後述するタイトル番号
(T)キーにより順次入力して行くことにより行なう。
【0588】<111>前記セレクトキー/カーソルキ
ーで表示画面中のカーソルを移動させ、カーソル位置の
メモリ番号で上記メモリ設定入力を行なうと、そのメモ
リ番号以降のメモリ番号で設定されていたタイトル・チ
ャプター番号は、1つづつ後ろのメモリ番号にずれる。
【0589】たとえば、メモリ番号1およびメモリ番号
2で既に「タイトル1・チャプター3」および「タイト
ル2・チャプター1」が設定されており、メモリ番号3
以降は設定無しであったとする。ここでメモリ番号1に
カーソルを合わせ、「タイトル2・チャプター5」を設
定したとすると、それまでメモリ番号1およびメモリ番
号2に設定されていた内容はメモリ番号2およびメモリ
番号3にシフトする。その結果、メモリ番号1、2およ
び3の設定内容は、それぞれ、「タイトル2・チャプタ
ー5」、「タイトル1・チャプター3」および「タイト
ル2・チャプター1」となる。
【0590】<112>前記セレクトキー/カーソルキ
ーで表示画面中のカーソルを移動させ、カーソル位置の
メモリ番号で前記クリアキー操作を行なうと、そのメモ
リ番号で設定されていた内容はクリアされ、そのメモリ
番号以降のメモリ番号で設定されていた内容が1つ前の
メモリ番号に繰り上がる。
【0591】たとえば、メモリ番号1、メモリ番号2お
よびメモリ番号3に、それぞれ、「タイトル2・チャプ
ター5」、「タイトル1・チャプター3」および「タイ
トル2・チャプター1」が設定されており、メモリ番号
4以降は設定無しであったとする。ここでメモリ番号2
にカーソルを合わせ、クリアキー操作を行なうと、それ
までメモリ番号2に設定されていた内容「タイトル1・
チャプター3」がクリアされ、それまでメモリ番号3に
設定されていた内容がメモリ番号2にシフトし、それま
でメモリ番号4に設定されていた内容(無設定)がメモ
リ番号3にシフトする。その結果、メモリ番号1、2お
よび3の設定内容は、それぞれ、「タイトル2・チャプ
ター5」、「タイトル2・チャプター1」および「無設
定」となる。
【0592】なお、メモリ設定の数(メモリ番号の上
限)に制限を付ける必然性は必ずしも無いが、実際のソ
フトウエアにおける必要性および装置側の物理的なメモ
リ容量の問題から、メモリ設定の最大数は、たとえば3
0程度に選ばれる。(1枚のディスクに99タイトル記
録されているとしても、一般ユーザの立場からいえば、
メモリ設定の最大数は必ずしも99必要とするわけでは
ない。一方業務用の装置では99のタイトルそれぞれの
中の複数チャプターにメモリ設定する要求が出る可能性
があり、その場合はメモリ設定の最大数を99以上にし
てもよい。) <113>メモリ設定画面表示中に前記再生キーを押す
と、メモリ設定登録した順番でメモリ再生が開始され
る。
【0593】たとえば、メモリ番号1、メモリ番号2お
よびメモリ番号3に、それぞれ、「タイトル2・チャプ
ター5」、「タイトル1・チャプター3」および「タイ
トル2・チャプター1」が設定されており、メモリ番号
4以降は無設定であり、その状態でメモリ設定画面表示
中に再生キーが押されると、メモリ再生は次のように行
われる。すなわち、最初に「タイトル2・チャプター
5」が再生され、次に「タイトル1・チャプター3」が
再生され、最後に「タイトル2・チャプター1」が再生
される。「タイトル2・チャプター1」の再生が終了す
ると、再生は停止する。
【0594】<114>メモリ再生中に前記クリアキー
を押すことによりメモリ再生モードを解除してそのまま
通常再生に移行させることができる。
【0595】<115>メモリ設定画面で設定した内容
は以下の方法によりクリアすることができる。
【0596】(イ)メモリ設定画面表示中に、設定され
ているタイトル番号・チャプター番号の全てをクリアキ
ーにより消去する。
【0597】(ロ)トレイを開けてディスクを装置外に
排出した場合。(ただし、業務用装置では、装置内部に
不揮発性内部メモリを設け、ディスクを排出しても、メ
モリ設定を、そのディスクを特定するコードとともに保
存しておくようにしてもよい。) [ランダムキー(RANDOM)5rmの機能] <116>選択されているタイトルが1シーケンシャル
プログラムチェーンである場合、そのタイトル内でのチ
ャプターのランダム再生を行なう。
【0598】<117>再生中にこのキーを押すと、現
在再生しているチャプターの次のチャプターからランダ
ム再生に入る。(たとえばチャプター1〜9を含むタイ
トルのチャプター2を再生中にランダムキーが押される
と、チャプター3の再生に入るときにランダム再生とな
り、たとえばチャプター5、3、7、1、9のようにラ
ンダムに各チャプターが再生される。
【0599】<118>停止中にこのキーを押すと、次
に前記再生キーを押してディスク再生を始めたときから
ランダム再生に入る。
【0600】<119>選択されているタイトル内の全
てのチャプターのランダム再生が終了した後は、再生停
止となる。このランダム再生中において、通常は同じチ
ャプター番号の重複再生は行わず、あくまで再生順序を
ランダム化するだけとする。しかし、重複再生を含むラ
ンダム再生を可能としてもよいし、電源がオフされある
いは停止キーが押されない限りランダム再生を無限ルー
プで繰り返すようにしてもよい。
【0601】<120>ランダム再生中に前記クリアキ
ーを押すことによりメモリ再生モードを解除してそのま
ま通常再生に移行させることができる。
【0602】<121>ランダム再生中にランダムキー
を押すとランダム再生モードが解除される。
【0603】[スローキー(SLOW)5swの機能] <122>再生中にスローキーを押すと、正方向にたと
えば1/2スピードのスロー再生となり、同時にキャラ
クタジェネレータを用いて再生中のビデオ映像上に「1
/2」またはこれに対応する数字・記号等を表示する。
【0604】<123>続いてこのキーを押すと、正方
向にたとえば1/8スピードのスロー再生となる。さら
に押すと、1/16→1/8→1/2→1/8→1/1
6…のように周期的にスロー再生速度が切り換えられ、
再生中のビデオ映像上のスロー表示も対応して変化す
る。
【0605】<124>再生動作が一時停止中(前記一
時停止キー操作による)にスローキーが押されると、た
とえば1/16スロースピード再生となる。その後のス
ローキーの効き方は上記と同じ。
【0606】<125>スロー再生中に前記再生キーを
押すと、通常再生に移る。
【0607】<126>スロー再生中にタイトル変更が
行われたときは、スロー再生モードは解除され、通常再
生に移る。
【0608】<127>セル再生モードでスチル再生中
はスローキー操作は無効とする。
【0609】<128>スロー再生中は、通常は音声を
再生しないが、再生速度に応じてオーディオデータのピ
ッチを変更して再生してもよい。
【0610】[ラストプレイキー(LAST PLAY)5tp
の機能] <129>ディスク再生中に前記停止キーまたは電源キ
ーのオフにより(停電を含む)再生が中断されたあとこ
のラストプレイキーを押すと、中断した位置または中断
位置より少し前の位置から再生を開始する。
【0611】<130>停止後ディスクトレイをオープ
ンした場合は再生中断位置のメモリをクリアしてラスト
プレイキーを無効にできる。再生中断位置のメモリをク
リアせず装置内のメモリに保存しておけば、ディスクを
トレイから出し入れした後でも、ラストプレイキーを押
すことにより中断した位置または中断位置より少し前の
位置から再生が再開されるようにできる。
【0612】<131>そのディスクにファーストプレ
イプログラムチェーン(オートスタート)が存在する場
合において、電源オフにより再生が中断されたときは、
このラストプレイキーは無効とする。(つまり、ファー
ストプレイプログラムチェーンから再生が始まる。
【0613】<132>ランダムプログラムチェーンの
再生中に再生中断した場合は、ランダム再生のループ回
数を装置内部で記憶してあれば、ラストプレイキーを押
すことにより中断した位置または中断位置より少し前の
位置から再生が再開されるようにできる。
【0614】[セットアップキー(SETUP)5yの機
能] <133>装置の各種設定(画面サイズ/アスペクト比
の設定、アングルマークの設定、パレンタルロックの設
定、所望の音声言語種類の設定、所望の字幕言語種類の
設定、所望のメニュー言語種類の設定、オートアングル
モードの設定など)を行なうためのセットアップメニュ
ーを呼び出すキーで、再生停止中のみ有効とする。
【0615】<134>セットアップメニュー表示中に
このセットアップキーを押すと、セットアップメニュー
の表示がオフされ、再生停止状態(ブルーバック画面)
となる。
【0616】[タイトル番号キー(T)5ttの機能] <135>サーチ動作あるいはメモリ再生動作を行なう
ためのタイトル番号・チャプター番号の指定時におい
て、このキーを押す前にテンキー入力された数字がタイ
トル番号として設定され、このキーを押した後にテンキ
ー入力された数字がチャプター番号として設定される。
【0617】<136>前記ランダムキーを押す前にこ
のタイトル番号キーを押すと、チャプターのランダム再
生ではなくタイトルのランダム再生となる。たとえばト
レイにセットされたディスクにタイトル1、2、3、
4、5が記録されており、タイトル番号キーをおしてか
らランダムキーを押すと(停止中ならさらに再生キーを
押すと)、たとえばタイトル2、5、1、4、3の順で
タイトル単位のランダム再生が開始される。
【0618】[リモートコントローラ切替キー5xの機
能] <137>図48のリモートコントローラ5をDVDビ
デオプレーヤあるいはDVDビデオレコーダ以外の機器
(たとえばAVテレビジョンやVCR)の操作用に切り
替える場合に用いられる。あるいは、1台のDVDビデ
オプレーヤと1台のDVDビデオレコーダが同時に設置
されている場合において、1つのリモートコントローラ
5でもってDVDビデオプレーヤおよびDVDビデオレ
コーダを個別に操作する場合に、その操作切替のために
リモートコントローラ切替キー5x用いることができ
る。
【0619】[録画モードキー5rmdの機能] <138>録画停止中、または録画ポーズ中にこのキー
が押されると、1度押される度に、MPEG2/8Mb
ps→MPEG2/6Mbps→MPEG2/4Mbp
s→MPEG2/2Mbps→MPEG1/2Mbps
→MPEG1/1Mbps→自動画質モード→MPEG
2/8Mbps→………、のように、録画モードがサイ
クリックに切り替わる。
【0620】NTSCの放送スタジオ並のクォリテイが
希望なら、録画時間は短くなるが、MPEG2/8Mb
psを選択する。もう少し録画時間を延ばしてS−VH
Sビデオの標準モード以上の画質を得たいときは、MP
EG2/6MbpsまたはMPEG2/4Mbpsを選
択する。さらに録画時間を延ばしてS−VHSビデオの
3倍モード以上の画質を得たいときは、MPEG2/2
Mbpsを選択する。通常VHS(またはビデオCD)
程度の画質で良いならば、MPEG1/2Mbpsまた
はMPEG1/1Mbpsを選択すれば、さらに録画時
間を延ばすことができる。
【0621】[録画キー5recの機能] <139>図示しないDVDビデオレコーダ本体にセッ
トされたDVD−RWディスク(またはDVD−Rディ
スク)10に空き容量があり、かつ録画のための初期設
定(MPEG2/MPEG1の区別、記録の平均ビット
レートの設定等)が済んでいるときに押されると、録画
を開始する。
【0622】なお、ユーザがこの初期設定を行わないで
録画キーを押したときは、この初期設定としてデフォル
ト設定が自動的に採用され、録画が開始される。
【0623】[表示モードキー5dmの機能] <140>録画可能なDVD−RWディスク(またはD
VD−Rディスク)10がDVDビデオレコーダ本体に
セットされた状態でこのキーが押されると、1度押され
る度に、以下の内容でOSD表示(または装置本体の表
示部)が切り替わる: (1)録画ソース(TVチャネル番号またはAV入力の
番号)+現在の日時; (2)現在のタイトルセット番号、録画済時間、記録可
能な残り時間+その時の平均記録レート; (3)表示オフ なお、上記(1)と(2)は、同時に表示されても良
い。
【0624】<141>アングルブロック再生中に前述
したアングルキー5angと表示モードキー5dmとを
同時に押すことにより、図42に示すようなマルチアン
グル多画面ダイジェスト表示モードに入る。
【0625】多画面ダイジェスト表示モードにおいて何
画面表示となるか、つまり画面を何分割するかは、以下
のいずれかの方法で決定できる: (イ)アングルブロック再生中にユーザがアングルキー
5angと表示モードキー5dmとを同時に押すと、デ
フォルトで、画面が4分割される。デフォルトが9分割
に設定されておれば、5angと5dmのキーコンビネ
ーションにより9分割画面の多画面ダイジェスト表示モ
ードになる。デフォルト分割数は、図示しないが、メニ
ュー操作でユーザが自由に設定できる。現在のアングル
ブロックで再生可能なアングル数がたとえば7つである
のに画面が4分割されているときは、カーソルキー5q
の操作でアングル番号を「1」→「2」→「3」→
「4」と順次変更した後さらにアングル番号が増える方
向にカーソルキー操作をする。すると、4分割画面の内
容は残りの3アングル分の画面となる(4分割画面のう
ち最後の1画面はブランク)。そして、カーソルキー5
qの操作でアングル番号を「5」→「6」→「7」と順
次変更した後さらにアングル番号が増える方向にカーソ
ルキー操作をすると、4分割画面の内容は最初の4アン
グル分の画面に戻る; (ロ)アングルブロック再生中にユーザがアングルキー
5angと表示モードキー5dmとを同時に押すと、図
13のノンシームレスアングル情報NSML_AGLI
および図19のシームレスアングル情報SML_AGL
Iのうち実際に記録されている方が参照され、そのアン
グルブロックのアングル数が検知される。次に、図32
の選択可能アングル許可/禁止フラグが参照され、再生
が禁止されていないアングルが特定される。たとえば、
そのアングルブロックが7つのアングルセルを含み(こ
の場合たとえば図19のシームレスアングル情報SML
_AGLIは7つのアドレス情報SML_AGL_C#
1_DSTA〜SML_AGL_C#7_DSTAを含
む)、再生が許可されたアングルが4つであれば、画面
は4分割される。そのアングルブロックが7つのアング
ルセルを含み再生が許可されたアングルが5つであれ
ば、画面は9分割される。この場合、9分割画面のうち
の4つはブランクとなる; [OSDキー5osdの機能] <142>図45〜図47のCPU部50(または図5
1の多画面表示制御部508)がOSD表示するための
文字(または画像)データを出力しているときにこのキ
ーを押すと、ユーザが希望しないOSD表示がモニタス
クリーンから消去される。もう一度このキーを押すと、
CPU部50が出力しているOSDデータがモニタスク
リーンに表示される。
【0626】[タイマキー5tmeの機能] <143>図示しないDVDビデオレコーダに対してこ
のキーが押されると、タイマ予約のメニュー(録画希望
チャネル、録画予約日時、録画モード、平均記録レート
等を予約番組毎に指定する表を含む)が、モニタ部6の
スクリーンに出力される(OSD)。このメニュー中で
の番組予約設定は、カーソルキー5q、テンキー5t、
エンターキー5s等を利用して、行なうことができる。
【0627】<144>タイマ予約の操作がなされたあ
と、録画可能なDVD−RWディスク(またはDVD−
Rディスク)10が図示しないDVDビデオレコーダ本
体にセットされた状態でこのタイマキー5tmeと録画
キー5recとが同時に押されると、このDVDビデオ
レコーダは、予約録画モード(タイマ録画スタンバイ状
態)に入る。
【0628】図49は、マルチアングルのビデオストリ
ームの流れとその表示タイミングを説明する図である。
【0629】図15を参照して説明したように、ノンシ
ームレスアングル変更を行なうアングルブロックの各ア
ングルセル(AGL_C#)はビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)を最小単位として構成されている。ま
た、図21を参照して説明したように、シームレスアン
グル変更を行なうアングルブロックの各アングルセル
(AGL_C#)は1以上のVOBUの集まりであるイ
ンターリーブドユニット(ILVU)を最小単位として
構成されている。したがって、図49に例示された再生
アングル#1〜#3がノンシームレスアングル変更を行
なうアングルブロックのものであれば各アングルはVO
BUで構成され、シームレスアングル変更を行なうアン
グルブロックのものであれば各アングルはILVUで構
成されることになる。
【0630】再生アングル#1〜#3のビデオストリー
ムの流れに対応して再生される各アングルの動画表示
は、図49のようになる。すなわち、再生アングル#1
のストリーム再生中にアングル#1の動画表示(または
アングル#1のデコード出力)が行われ、再生アングル
#1のストリーム終了後次の再生アングル#2のストリ
ームが始まる前に、アングル#1の動画表示が終了す
る。このアングル#1の動画表示終了点を、(たとえば
図45でいえばビデオデコーダ部58からビデオプロセ
サ部640へ)転送されたアングル#1ストリームの再
生終了確認ポイントとすることができる。
【0631】同様に、アングル#2の動画表示終了点を
転送されたアングル#2ストリームの再生終了確認ポイ
ントとすることができ、アングル#3の動画表示終了点
を転送されたアングル#3ストリームの再生終了確認ポ
イントとすることができる。
【0632】図50は、マルチアングルのビデオストリ
ームの流れとそのシームレスな動画表示タイミングを説
明する図である。
【0633】アングルブロックのビデオストリームは連
続的にデコーダ部(図45では58〜62)に転送され
る。図50は、デコーダ(とくにビデオデコーダ部5
8)に流し込まれたデータによる同一アングル番号の表
示が終了した時点で、画面表示上で動画再生がシームレ
スにつながる(表示位置はアングル番号に対応して変化
する)ことを表している。
【0634】アングルブロックにおける動画表示をシー
ムレスに行うためには、各デコーダ(図45では58〜
62)から送出される信号のアングル毎の切り替わりタ
イミングを知る必要がある。とくに、ビデオデコーダ部
58に内蔵されるMPEG2デコーダから多画面ダイジ
ェスト表示処理を行うビデオプロセッサ部640へ送出
されるビデオ信号に関して、「アングル番号が切り替わ
ったという情報」を知る必要がある。
【0635】上記「アングル番号が切り替わったという
情報」として、図50の例では、各アングルの動画表示
終了点(図49のアングルストリーム再生終了確認ポイ
ントに対応)でレベル反転する信号を用いている。この
アングル番号切り替わり情報信号(図50の一番下の信
号)は、たとえばアングル#1の動画表示中は論理レベ
ル”1”であり、次のアングル#2の動画表示中は論理
レベル”0”となり、次のアングル#3の動画表示中は
論理レベル”1”に戻る信号である。換言すれば、この
アングル番号切り替わり情報信号は、アングルが切り替
わる毎に0/1がトグル切り替えされる信号である。
【0636】なお、上記「アングルが切り替わる毎に0
/1がトグル切り替えされる信号」は一例であって他の
信号形態も可能である。たとえば、アングル#1の再生
中はデューティ比25%のパルスを発生し、次のアング
ル#2ではデューティ比50%のパルスを発生し、次の
アングル#3ではデューティ比75%のパルスを発生す
るようにしてもよい。または、アングル切り替え毎に周
波数または位相が変化する信号を上記「アングル番号が
切り替わったという情報」として利用することもでき
る。
【0637】あるいは、4ビットレジスタを用意し、そ
こに現在再生中のアングル番号のバイナリコードを書き
込むようにしてもよい。この場合、4ビットレジスタの
内容はアングル切り替え毎に再生アングル番号に対応し
たものに変化する。たとえば、アングル#1再生中はこ
のレジスタの内容は「0001」であり、アングル#2
再生中はこのレジスタの内容は「0010」となり、ア
ングル#3に切り替わるとこのレジスタの内容は「00
11」に変化する。この4ビットレジスタは、たとえば
図45のシステムCPU部50が、ソフトウエア処理
で、メモリ52内に一時的に形成してもよい。
【0638】その他、上記「アングル番号が切り替わっ
たという情報」さえ伝達できれば、どんな形態をとって
もかまわない。
【0639】図51は、マルチアングルシーンのシーム
レス多画面表示を実現する回路構成を説明するブロック
図である。
【0640】図45〜図47のビデオデコーダ部58に
内蔵されるMPEG2デコーダ580は、アングル切替
情報(図50のアングル切替信号等)およびアングルブ
ロックのストリームを含むビデオ信号(MPEGデコー
ドされたデジタルビデオ)を、ビデオプロセサ640に
転送する。このMPEG2デコーダ580はまた、上記
アングル切替情報とともに、再生対象のアングル番号情
報を、多画面表示制御部508Aに転送する。ここでの
アングル切替情報の転送は、ビデオ信号の転送と同期し
て行われる。また、再生対象のアングル番号情報は、図
42の例でいえば4画面同時表示アングルのアングル番
号#1〜#4に対応する(DVDビデオではこのアング
ル番号は最大#9)。
【0641】多画面表示制御部508Aは、MPEG2
デコーダ580からの情報に基づいて、多画面ダイジェ
スト表示の対象となる各アングル映像のアングル番号、
表示位置、表示サイズ等を決定する。そして、決定され
た表示位置および表示サイズの情報は、画面分割指令の
一部としてビデオプロセサ640に送られる。また、決
定されたアングル番号等は、OSD発生用の情報とし
て、オンスクリーンディスプレイ(OSD)649に送
られる。
【0642】ビデオプロセサ640は、フレームメモリ
642をワークエリアとして使用し、多画面表示制御部
508Aからの画面分割指令に基づいて、フレームメモ
リ642中に展開されたビデオRAMエリアを4分割ま
たは9分割する。また、4分割または9分割されたエリ
ア内の映像がモニタスクリーンのどの位置にどのくらい
のサイズで表示されるのかも決定する。
【0643】たとえば、MPEG2デコーダ580から
多画面表示制御部508Aへ「現在のアングルブロック
が2ないし4個のアングルセルを含むこと」が通知され
ておれば、多画面表示制御部508Aは4分割指令をビ
デオプロセサ640に出力する。この場合、モニタスク
リーンがたとえば640ドットX480ドットのサイズ
を持つビットマップ相当であれば、320ドットX24
0ドットのサイズを持つ1/4縮小画面が、4分割画面
それぞれの表示エリアに割り当てられる。
【0644】また、MPEG2デコーダ580から多画
面表示制御部508Aへ「現在のアングルブロックが5
ないし9個のアングルセルを含むこと」が通知されてお
れば、多画面表示制御部508Aは9分割指令をビデオ
プロセサ640に出力する。この場合、213ドットX
160ドットのサイズを持つ1/9縮小画面が、9分割
画面それぞれの表示エリアに割り当てられる。
【0645】MPEG2デコーダ580から多画面表示
制御部508Aへ「現在のアングルブロックが1個のア
ングルセルしか含まないこと」が通知されておれば、あ
るいは「現在アングルブロック以外が再生されている」
ときは、多画面表示制御部508Aは分割指令をビデオ
プロセサ640に出力しない。この場合は、ビデオプロ
セサ640は、フレームメモリ642のビデオRAMエ
リアを分割せず、モニタ部6の表示スクリーンサイズ目
一杯分(上記例でいえば640ドットX480ドットの
サイズ)のビデオデータをこのRAMエリアに展開す
る。
【0646】また、MPEG2デコーダ580から多画
面表示制御部508Aへ「現在のアングルブロックで再
生可能なアングルの番号」が通知されておれば、多画面
表示制御部508Aは、通知されたアングル番号のデー
タをオンスクリーンディスプレイ(OSD)649に送
る。このOSD649は、送られてきたデータを対応す
るビットマップピクチャ(文字または絵柄のドットパタ
ーン)に変換するパターン発生器として機能する。
【0647】OSD649で発生された文字(アングル
番号等)または絵柄(カメラアングルが分かるように作
画されたアイコン等)のパターン(モノクロまたはカラ
ー)は、ビデオプロセサ640に送られる。ビデオプロ
セサ640は、多画面表示制御部508Aからの分割指
令に基づき分割した各画面のアングル映像上に、それぞ
れに対応するアングル番号あるいはアイコン等を、スー
パーインポーズする(これらの処理はデジタル処理)。
【0648】こうしてアングル番号情報に対応する文字
あるいはアイコンが適宜スーパーインポーズされた多画
面ビデオ信号(デジタル)は図45〜図47のビデオエ
ンコーダ641に送られる。ビデオエンコーダ641
は、送られてきた多画面ビデオ信号(デジタル)を所定
フォーマット(たとえばNTSC)のアナログビデオ信
号に変換し、外部のアナログモニタ部6へ送出する。
【0649】これにより、ユーザが実際に視聴するモニ
タスクリーン上に、再生可能な複数アングル映像(その
うち1以上は動画)が同時表示され、それらのアングル
映像に対応するアングル番号等がOSD表示される。
【0650】たとえば、図32の例でいえば、「現在の
アングルブロックで再生可能なアングルの番号」は#1
と#2と#4と#7の4つである。この場合、アングル
番号#1と#2と#4と#7が、4分割されたモニタス
クリーン上の対応するアングル映像画面に、OSD表示
される。(再生可能なアングル番号が#1〜#4なら図
42のような表示となる。) 上記多画面表示制御部508Aは、図45〜図47のシ
ステムCPU部50の処理能力に余裕があるときはシス
テムCPU部50内の(ソフトウエアで形成された)ア
ングル多画面表示制御部508で構成できる。図45〜
図47のシステムCPU部50の処理能力が手一杯のと
きは、専用の制御用MPUまたはロジック回路でもっ
て、多画面表示制御部508Aで構成できる。多画面表
示制御部508Aをどのように構成するかは、実際の製
品毎に決定すればよい。
【0651】なお、図51の例ではアングル切替情報を
提供する手段としてMPEG2デコーダ580を用いた
が、この「アングル切替情報」またはそれに対応する内
容の情報を、MPEG2デコーダ580以外の情報発生
手段から得ても一向に差し支えない。たとえば、アング
ル毎に個別のオーディオが割り当てられているなら、つ
まりアングルが切り替わるとそれに対応してオーディオ
も切り替わるなら、図45のオーディオデコーダ部60
を、「アングル切替情報」に対応する内容の情報を発生
する手段として利用できる。
【0652】また、図51のアングル切替情報は、ビデ
オ信号と同期して別経路でMPEG2デコーダ580か
らビデオプロセサ640に伝達されるが、このアングル
切替情報をビデオ信号のブランキング期間に埋め込み、
同一の信号伝送経路でアングル切替情報をビデオ信号と
ともに伝達してもよい。ブランキング期間に重畳された
アングル切替情報はビデオプロセサ640から出力され
る時点では取り除かれ、ブランキングを示す信号に置換
される。この方法を用いれば、MPEG2デコーダ58
0とビデオプロセサ640との間の信号線数を減らすこ
とが可能となる。
【0653】以上の多画面表示では、副映像・音声のオ
ン・オフを任意のタイミングに切り替えることが可能で
ある。このオン・オフはユーザー操作によるものでも良
いし、ILVU単位で表示に同期して再生装置が自動的
に切り替えても良い。
【0654】図52(a)〜図52(d)は、マルチア
ングル同時表示(ダイジェスト表示)を行なうn分割
(4分割または9分割)の縮小表示例を説明する図であ
る。図52(a)は画面を均等4分割して4つのアング
ル映像を同時表示する場合を示し、図52(b)〜図5
2(d)は画面を均等9分割して7つのアングル映像を
同時表示する場合を示している。
【0655】DVDでは複数の表示画面のアスペクト比
(たとえば水平:垂直の比率が4:3と16:9)が可
能となっている。ここで、アスペクト比を変えずに多画
面表示する一例として、水平・垂直方向ともにn分割す
る方法がある。n=2の場合には最大4アングル、n=
3の場合には最大9アングルの同時表示が可能となる。
【0656】図52(b)〜図52(d)に例示された
7アングルのうち、全てを表示するのであれば、9分割
のうち7つを使用する。一方、7アングルの全てを同時
表示しなくてもよいときは、図52(a)のように画面
を4分割し、7アングルから任意の4アングルを選択表
示することも可能である。この場合、各アングル表示画
面サイズは9分割よりも大きいので、画面内容が見やす
くなる。
【0657】ところで、一般の家庭用TVのCRTをモ
ニタ部6として使用する場合、モニタはオーバースキャ
ンに調整されていることが多い。画面の上下エッジ部分
を出画させるとその部分に映像本体と関係ないノイズの
ようなちらつきが生じることがあるし、画面のラスタを
全て表示するとモニタの画像歪が出やすいからである。
(家庭用TVのCRTではラスタを正確に長方形に調整
することが製品コスト上難しく、本来長方形であるべき
ラスタが樽型に膨らんでいたり糸巻きフレームのように
凹んでいたり、台形になってしまうことが多い。)TV
のCRTモニタスクリーンをオーバースキャンさせれ
ば、画像歪やちらつきの目立つラスタ周辺は、モニタス
クリーンの物理的な画面外に追い出されるので、一般ユ
ーザは上記画像歪やラスタエッジ部分のノイズに気付か
ないようになる。
【0658】モニタのオーバースキャンは上記のような
メリットがあるが、画面(ラスタ)を細かく分割すると
(とくに9分割の場合)、個々の画面サイズが相対的に
小さいので、ラスタ周辺の画面欠けが問題になってく
る。たとえば、図52(b)の9分割7アングルダイジ
ェスト表示の画面が図52(c)のようなオーバースキ
ャンモニタに表示されると、アングル#1〜#4、#
6、#7の周辺の斜線部分が見えなくなってしまう。
【0659】しかし、図52(d)に例示するように、
n分割(n=2〜9;ここでは9分割)画面全体のサイ
ズを若干縮小すれば、モニタTV自体はオーバースキャ
ンに調整されていても、ラスタ周辺の画面欠けの問題は
解消する。
【0660】具体的には、一般の家庭用TVモニタが1
10%オーバースキャンであるとして、9分割マルチダ
イジェスト画面全体のサイズを、画面分割しない場合の
サイズの80%〜90%に縮小する。そうすれば、一般
家庭用TVのオーバースキャンモニタでラスタ歪等のボ
ロ隠しをした上で、9分割マルチダイジェスト画面全体
を欠け無く表示できるようになる。
【0661】図53は、図42または図52のn分割縮
小表示の処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。ここでは、図21のシームレスアングル変更の場合
に限定して説明するが、図15のノンシームレスアング
ル変更の場合にも同様な処理手順を適用することができ
る。
【0662】ユーザがたとえばリモートコントローラ5
の再生キー5cを押すと、DVDディスク10の再生が
開始される。そして再生箇所が図21のアングルブロッ
クに入ると、再生装置のCPU部50は、そのアングル
ブロックにおけるアングル数(図42の例では4個)を
取得する(ステップST40)。
【0663】こうして獲得したアングル数AGLmax
(=4)に基づき、再生装置(図45〜図47)のフレ
ームメモリ642への各アングルの書込位置および書込
サイズが決定される(ステップST43)。
【0664】たとえばフレームメモリ642に展開され
るビットマップ画像の1フレームが640X480ドッ
トの解像度を持ち、各ドットが8ビット階調で表現され
る場合を考えてみる。この場合、獲得アングル数分の均
等分割表示を行なうなら、1フレームが320X240
ドットの小画面4つに分割される。そして、第1の小画
面(水平1〜320ドットの位置;垂直1〜240ドッ
トの位置)がアングル#1に割り当てられ、第2の小画
面(水平321〜640ドットの位置;垂直1〜240
ドットの位置)がアングル#2に割り当てられ、第3の
小画面(水平1〜320ドットの位置;垂直241〜4
80ドットの位置)がアングル#3に割り当てられ、第
4の小画面(水平321〜640ドットの位置;垂直2
41〜480ドットの位置)がアングル#4に割り当て
られる。
【0665】あるいは、動画表示する1つのアングルを
フルスクリーン表示し、それ以外のアングルを小ウイン
ドウにスチル(または動画)表示するなら、次のように
1フレームの割り当てを行なっても良い。
【0666】すなわち、メインとなる動画表示アングル
AGLN=xにフルスクリーン(640X480ドッ
ト)を割り当て、サブとなる第1のスチル(または動
画)表示アングルAGLN=y1に第1ウインドウフレ
ーム(水平40〜160ドットの位置;垂直50〜14
0ドットの位置)を割り当て、サブとなる第2のスチル
(または動画)表示アングルAGLN=y2に第2ウイ
ンドウフレーム(水平40〜160ドットの位置;垂直
190〜280ドットの位置)を割り当て、サブとなる
第3のスチル(または動画)表示アングルAGLN=y
3に第3ウインドウフレーム(水平40〜160ドット
の位置;垂直330〜420ドットの位置)を割り当て
る。
【0667】この場合、フルスクリーンフレーム(AG
Lx)の左上に120x90ドットの第1ウインドウフ
レーム(AGLy1)がポップアップ表示され、フルス
クリーンフレームの左寄り中央に120x90ドットの
第2ウインドウフレーム(AGLy2)がポップアップ
表示され、フルスクリーンフレームの左下に120x9
0ドットの第3ウインドウフレーム(AGLy3)がポ
ップアップ表示される。
【0668】上記フルスクリーン+3ポップアップウイ
ンドウの表示において、これから再生されるものとして
選択された現アングル番号AGLN(図42上段の例で
はAGLx=#1)の動画がフルスクリーン表示され、
第1の非選択アングル番号(図42上段の例ではAGL
y1=#2)のスチル画(または動画)が第1ウインド
ウフレームに表示され、第2の非選択アングル番号(図
42上段の例ではAGLy2=#3)のスチル画(また
は動画)が第2ウインドウフレームに表示され、第3の
非選択アングル番号(図42上段の例ではAGLy3=
#4)のスチル画(または動画)が第3ウインドウフレ
ームに表示される。
【0669】以上のようにして各アングルに対するフレ
ームメモリ642への書込位置および書込サイズを決定
したあと、その時点で「これから再生すべきアングル番
号」として設定されているアングル番号AGLNが、取
得したアングル数AGLmax=4を超えているかどう
かチェックする。このAGLNがAGLmax=4を超
えていれば(ステップST44イエス)、アングル番号
AGLNをAGLmax以下の所定値、たとえば「1」
にリセットする(ステップST46)。このときのAG
LNがAGLmax=4以下であれば(ステップST4
4ノー)、ステップST46のリセット処理はスキップ
される。
【0670】以上のようにして、これから再生すべきア
ングル番号AGLNが取得したアングル数AGLmax
=4を超えない状態にしてから、これから再生すべきア
ングル番号AGLNのフレームメモリ642への書込位
置および書込サイズを指定する(ステップST47)。
【0671】次に、これから再生しようとするアングル
番号のILVUの最初のVOBUの先頭ナビゲーション
パック86(図16)から、DSIデータ115が読み
取られる(ステップST52)。
【0672】このDSIデータは図19に示すようなシ
ームレスアングル情報SML_AGLIを含んでいる。
これから再生しようとするアングル番号が#1であれ
ば、再生装置のCPU部は、このシームレスアングル情
報SML_AGLI中のSML_AGL_C1_DST
Aを参照し、そこから、アングル番号#1(AGLN=
1)への飛び先アドレスおよびそのアングル番号のIL
VUのサイズを取得する(ステップST54)。
【0673】こうして取得したアングル番号#1(AG
LN=1)への飛び先アドレスおよびそのアングル番号
のILVUのサイズに基づいて、再生装置のCPU部5
0はディスクドライブ部30の読み取り動作を制御し、
そのILVUを最後まで読み取りフレームメモリ642
に書き込んで、そのアングルの再生を実行する(ステッ
プST56A)。その際、再生中のアングルの番号(#
1)を、対応する分割画面の所定位置(図42の例では
4分割画面の中央よりコーナー)にOSD表示する。
【0674】その後、転送したストリーム(アングル番
号#1のビデオストリーム)の再生が終わるまで、図4
2に示すような4分割ダイジェスト表示(初めはアング
ル#1の画面から)が継続される(ステップST57ノ
ーのループ)。
【0675】ビデオデコーダ部58に送り込まれたアン
グル#1のストリームの再生・表示が終了すると、その
終了情報(図49の再生終了確認ポイントあるいは図5
0のアングル切替信号のレベル変化点)をデコーダ(5
8〜62のいずれか)から受け取り、次のステップに進
む(ステップST57イエス)。
【0676】次のステップでは、まずこれから再生しよ
うとするアングル#2(AGLN=2)の飛び先アドレ
スがサーチされ(ステップST58)、アングル番号が
インクリメント(#1から#2)される(ステップST
60A)。
【0677】その後、新たなアングル番号(#2)に対
する書込位置および書込サイズが指定され(ステップS
T47)、そのアングルのILVUの最初のVOBUの
先頭ナビゲーションパック86から、DSIデータ11
5が読み取られる(ステップST52)。以下、同様な
操作(ST54〜ST60A)が実行される。
【0678】そして、ステップST60Aでアングル番
号が#1から#4にインクリメントされるまでステップ
ST44ノー〜ST60Aがサイクリックに反復実行さ
れる結果、図42に示すような多画面ダイジェスト表示
が実現する。
【0679】図53の例ではステップST58で次のア
ングルのアドレスにサーチしているが、表示切替単位を
ILVU単位にした場合は、このアドレスサーチはせず
に、ILVU単位のデータを連続転送すればよい。その
際、同一アングルの連続動画再生時間(周期)は、IL
VU単位であれば、任意である。この周期は図45再生
周期決定部502で管理できる。
【0680】図54は、n分割縮小動画表示をシームレ
スに行なう処理手順の一例を説明するフローチャートで
ある。このフローチャートは図53と共通部分が多いの
で、その説明は、図53と異なる点に絞る。主な違い
は、図53では1以上のILVUを含むストリームの最
後まで再生してからアングル番号をインクリメントして
いる(ステップST57〜ST60A)のに対して、図
54では各ILVUのストリーム転送が終わってからア
ングル番号をインクリメントしている(ステップST5
7A〜ST60A)点にある。
【0681】すなわち、現在のILVUのストリームを
最後までデコーダ部58に流し込んだら(ステップST
56A)次のステップへ進む。
【0682】現在のILVUの読み出し終了後に(ステ
ップST57A)、アングル番号(たとえばAGLN=
#2)で示されるアングルの飛び先アドレスへサーチす
る(ステップST58)。その後アングル番号をインク
リメントし(ステップST60A)、ステップST44
へ戻って再生を続ける。
【0683】図54の例ではステップST58で次のア
ングルのアドレスにサーチしているが、表示切替単位も
ILVU単位にする場合は、このアドレスサーチはせず
に、ILVU単位のデータを連続転送すればよい。
【0684】図55は、図42または図52のn分割縮
小表示の処理手順の他例を説明するフローチャートであ
る。
【0685】図55の例は、処理ステップST56の内
容以外、図53と共通である。すなわち、図53ステッ
プST56Aではn分割縮小表示画面上でのアングル多
画面ダイジェスト表示をするときに、対応するアングル
番号情報がOSDされるが、図55のステップST56
ではこのOSD表示が省略されている。
【0686】図56は、図42または図52のn分割縮
小表示を行なうにあたって、システムタイムクロックS
TCが不連続となる部分での映像・音声同期合わせを説
明するフローチャートである。
【0687】図56の例は、処理ステップST40〜S
T56まで、図55と共通であり、その後の処理が異な
っている。すなわち、現在のILVUの再生実行後、新
ILVUのデータ転送が開始されたら、STCを新たに
設定し直し、映像データと音声データの同期を取り直す
(ステップST56B)。
【0688】この映像・音声の同期取り直しをしてから
新ILVUのデータの読み出し終了後に、そのILVU
の次のアングル番号の飛び先アドレスをサーチし、サー
チされたアドレスのILVUのデータ転送を続行する
(ステップST58A)。
【0689】上記飛び先アドレスの最後のILVUのデ
ータ転送が終了する直前に前記「映像データと音声デー
タの同期」を解除し、ビデオデータおよびオーディオデ
ータの転送をフリーラン状態にする(ステップST5
9)。
【0690】その後アングル番号をインクリメントし
(ステップST60A)、ステップST44〜ST60
Aのループをダイジェスト表示対象アングル全て(図4
2の例では#1〜#4)に対してサイクリックに反復す
る。そのループにおいて、ステップST56Bで映像・
音声の同期取り直しを行い、ステップST59でこの同
期を解除する。
【0691】ここで、図50のストリーム転送におい
て、デコーダ(図45の58〜62)に入力されるスト
リームの中で、アングルが切り替わる時点では、ストリ
ームに記されたタイムスタンプの連続性が途切れること
になる。この場合、タイムスタンプが不連続であること
を検出し、タイムスタンプの不連続処理を、MPEG・
副映像・音声の各デコーダ(58〜62)で行うこと
で、シームレス再生が可能となる。この不連続処理が、
図56のステップST56Bに対応する。
【0692】図57は、映像・音声の同期合わせをせず
にマルチアングル同時表示(ダイジェスト表示)を行な
う処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【0693】複数アングルの多画面表示を行う際には、
図28の説明で触れたタイムスタンプの比較を止め、各
デコーダが独自の時間管理で動作するフリーラン状態に
固定してもよい。図57はその場合の処理例であり、ス
テップST43の直後で図56のステップST59に対
応する処理を行っている。
【0694】すなわち、複数アングルに対するフレーム
メモリ書込位置・書込サイズが決定されたあと(ステッ
プST43)、映像・音声の同期が解除され、ビデオデ
ータおよびオーディオデータの転送がフリーラン状態と
なる(ステップST431)。この状態で、図56のス
テップST44〜ST60Aの処理ループが実行され
る。ただし、図56のステップST56BおよびST5
9の処理は、図57では削除される。
【0695】図58は、図52のn分割(4分割または
9分割)縮小表示の処理手順において、4分割表示と9
分割表示を区別して処理する例を説明するフローチャー
トである。
【0696】図58の処理は、フレームメモリ642の
分割数を自動的に決定する処理を除き、図57と共通し
ている。そこで、フレームメモリの自動分割処理につい
てだけ説明する。
【0697】まず、図19の情報テーブルから現在のア
ングルブロックのアングルセル数を取り出し、図32の
アングル許可フラグからどのアングルが再生可能なのか
をチェックする。たとえばそのアングルブロックが7つ
のアングルセルを含みそのうちの4つに再生許可のフラ
グが立っておれば、多画面ダイジェスト表示するアング
ル数(AGLmax)が「4」と分かる(ステップST
40)。
【0698】このアングル数が「4」であれば(ステッ
プST41Aイエス)、画面分割数は4でよい。その場
合は、画面を4分割した場合のフレームメモリ642へ
のアングル映像情報書込位置および書込サイズを決定す
る(ステップST43A)。
【0699】一方、ステップST40で取得されたアン
グル数がたとえば「7」であれば(ステップST41A
ノー;ステップST41Bイエス)、画面を9分割した
場合のフレームメモリ642へのアングル映像情報書込
位置および書込サイズを決定する(ステップST43
B)。
【0700】ステップST40で取得されたアングル数
が「1」の場合は(ステップST41Aノー;ステップ
ST41Bノー)、画面を分割する必要はない。この場
合はマルチアングル切替表示動作(マルチアングルダイ
ジェスト表示)は行われず、図58の処理は終了する
(この場合はモニタ画面をフルに使用した通常再生が行
われる)。
【0701】図59は、ディスク上のアングルブロック
の記録パターン(複数アングルビデオデータストリーム
のインターリーブ配列)と、時間軸を揃えて並べ替えた
複数アングルデータとの対応関係を説明する図である。
【0702】DVDビデオディスク10のシームレスア
ングルブロックから再生されるビデオデータストリーム
は、図59の上部に示すようなシリアルデータとなって
いる。このストリームの内容を実際の個々の再生アング
ルデータに合わせてに配置し直すと、図59の下部に示
すようなパラレルデータになる。
【0703】図60は、システムタイムクロックSTC
が連続する場合におけるアングル切り替えを説明する図
である。
【0704】図59のような並びのアングルデータを用
いてアングル#1→アングル#2→アングル#3→アン
グル#1…とアングルを切り替える場合、切替経路a1
→a2→a3…のようにアングルの読み出しデータが切
り替わる場合は、システムタイムクロックSTCは連続
する。この場合は、アングルの切り替わり目(図49の
再生終了確認ポイントまたは図50のアングル切替信号
のレベル変化点)を入力制御部(図51では制御部50
8A)から再生部(ビデオプロセサ640)に送って、
表示位置切替情報の作成に利用する。この場合は、たと
えば図54のフローチャートの処理が使用される。
【0705】図61は、システムタイムクロックSTC
が連続しない場合におけるアングル切り替えを説明する
図である。
【0706】図59のような並びのアングルデータを用
いてアングル#1→アングル#2→アングル#3→アン
グル#1…とアングルを切り替える場合、切替経路b1
→b2→b3…のようにアングルの読み出しデータが切
り替わる場合は、システムタイムクロックSTCは不連
続となる。この場合は、アングルの切り替わり目(図4
9の再生終了確認ポイントまたは図50のアングル切替
信号のレベル変化点)を入力制御部(図51では制御部
508A)から再生部(ビデオプロセサ640)に送っ
て、表示位置切替情報の作成に利用する。この場合は、
たとえば図56のフローチャートの処理が使用される。
【0707】図62は、図42または図52のn分割縮
小表示が行われる場合において、各アングルの動画表示
タイミングとMPEGのテンポラル・リファレンスとの
対応関係を説明する図である。
【0708】前述した図50の例では、アングル切替情
報は動画表示されるアングルの切替に同期した0/1の
2値信号であったが、その他に、 (a)デコーダ(58〜62)が出力するアングル切替
に対応した任意の信号; (b)アングル番号(ストリームに情報として記録され
ている); (c)テンポラル・リファレンス; (d)上記(a)〜(c)の組み合わせ を、アングル切替情報として用いることができる。
【0709】ここで(c)のテンポラル・リファレンス
は、MPEGの1GOP内の表示順を示す情報であり、
図62の番号00〜14に対応する。このテンポラル・
リファレンス番号が14から00に切り替わる瞬間を、
「アングル切替情報」として、図51のMPEG2デコ
ーダ580から多画面表示制御部508Aへ与えること
ができる。
【0710】なお、以上の実施の形態では多画面ダイジ
ェスト表示の内容をマルチアングル映像を用いて説明し
たが、再生装置のデータサーチ速度・読み出し速度・デ
コード速度が早ければ、図42の分割表示エリアの各映
像を、アングルブロック以外の種々なシーンの映像とす
ることも可能である。
【0711】また、図35、図43、図53〜図58の
ステップST60Aではアングル番号のカウント処理と
してカウントアップになるインクリメントを例示してい
るが、このステップは、図44のステップST60Aに
示すようにカウントダウンになるデクリメントでも良
い。
【0712】図63は、この発明の一実施形態に係るマ
ルチアングル自動切替再生システム(別称オートアング
ル再生システム)が組み込まれた光ディスク再生装置
(DVD専用プレーヤあるいはDVD/CDコンパチブ
ルプレーヤ等)の全体構成を説明するブロック図であ
る。
【0713】以下、図45の構成と異なる部分を主に説
明する。
【0714】システムCPU部50は、所定の処理プロ
グラムにより構築されるアングル自動切替部500を備
えている。このアングル自動切替部500は、マルチア
ングル映像の自動切替再生の周期を決定する再生周期決
定部502と、自動切替の対象となるアングル番号を乱
数発生あるいはアングル番号カウントにより発生する乱
数発生/カウント部504と、ユーザが再生許可状態に
指定したアングル番号に関して自動切替の対象となるア
ングルを決定するアングル番号決定部504とを含んで
いる。
【0715】図63の構成では、乱数発生/カウント部
504により発生されたアングル番号を利用してモニタ
部6に表示されるアングル画像を自動的に切り替えるこ
とができる。また、そのアングル自動切替の周期(また
は各アングル画像の表示期間)を、再生周期決定部50
2により自動的に変更することができる。
【0716】つまり、図63の構成では、システムCP
U部50の制御動作(図34〜図38、図41、図4
3、図44参照)により、ユーザ(視聴者)がリモート
コントローラ5(図48)のアングルボタン5angあ
るいはカーソルキー5qもしくはテンキーf5tをいち
いち操作しなくても、DVDディスク10を視聴する度
にアングル画像および/またはその再生期間が自動的に
変化するマルチアングル映像を楽しむことができる。
【0717】なおディスクドライブ部30からのデータ
列においては、ナビゲーションパック以降の3種類のパ
ックの並び順は任意である。また、ナビゲーションパッ
ク以降のパックの種類は、3種類以下(なし、1種類、
または2種類)の場合もあり得る。この発明のマルチア
ングル自動切替システムでは、これらのパックのうち、
最低限ナビゲーションパックとビデオパックが必要とな
る。
【0718】図64は、汎用パーソナルコンピュータを
用いてマルチアングルシーンの自動切替再生システムあ
るいはマルチアングルシーンのダイジェスト表示システ
ムを構築する場合を説明するブロック図である。図64
のパーソナルコンピュータ1000は、専用ハードウエ
アで構成してもよいが、一般的な構成の汎用パーソナル
コンピュータで構成することもできる。
【0719】すなわち、パーソナルコンピュータ100
0の内部バス1002には、メインCPU1004、基
本入出力システムROM(BIOS・ROM)100
8、メインメモリ1010、ビデオメモリ1012、フ
ロッピーディスクドライブ(FDD)1022、キーボ
ードI/Oデバイス1024、マウスI/Oデバイス1
026、通信I/Oデバイス1028などが接続されて
いる。メインCPU1004には、専用の高速バスを介
してキャッシュメモリ1006が直結されている。
【0720】パーソナルコンピュータ1000の内部バ
ス1002には複数の汎用バススロット(図示せず)が
設けられている。これらのスロットに、スカジインター
フェイス(SCSIボード)1014、DVD処理ボー
ド1030、ビデオI/Oデバイス(ビデオカード)1
032、オーディオI/Oデバイス(オーディオカー
ド)1034などがインサートされている。
【0721】SCSIタイプのボード1014にはSC
SIハードディスクドライブ(HDD)1018および
SCSIタイプのDVD−ROM/DVD−RAMコン
パチブルドライブ1020が接続される(ドライブ10
20はさらにCDとコンパチブルでもよい)。
【0722】ビデオカード1032には高解像度のビッ
トマップディスプレイ(アナログRGBタイプ)6が接
続され、オーディオカード1034には2チャネルステ
レオペアのスピーカ8が接続される(カード1034が
パワーアンプを内蔵していないときは、スピーカ8にパ
ワーアンプを内蔵させるか、カード1034とスピーカ
8との間に図示しないステレオアンプを挿入することに
なる)。
【0723】図64のDVD処理ボード1030には、
図45、図46、図47または図63の再生装置本体
(main body of player)の信号処理機能に相当するハ
ードウエアが組み込まれている。
【0724】図45、図46、図47または図63のデ
ィスクドライブ32は、図64のDVDROM/RAM
ドライブ1020に対応する。
【0725】また、図64のメモリ1010またはビデ
オメモリ1012の記憶エリアの一部を、必要に応じ
て、図45、図46、図47または図63のメモリ52
またはフレームメモリ642として利用することは可能
である。
【0726】さらに、図64のハードディスク1018
の一部を、図45、図46、図47または図63のディ
スクドライブ30からの再生信号のバッファメモリとし
て利用することも可能である。
【0727】もしハードディスク1018が数ギガバイ
ト(たとえば3〜5GB)の大容量ディスクの場合は、
このディスク中の所定エリア(たとえば4.7GB分)
をパーティショニングし、ここにDVDディスク10か
らの再生信号を一時記憶すれば、それを仮想的なDVD
ディスク10として取り扱うこともできる。
【0728】図45、図46、図47または図63の再
生装置本体操作キーの機能は、図64のキーボードI/
Oデバイス1024に接続される図示しないキーボート
に割り当てることができる。また、図48のリモートコ
ントローラ5の各種キー(ボタン、カーソル)の機能
は、図64のキーボードI/Oデバイス1024に接続
される図示しないキーボート、またはマウスI/Oデバ
イス1026に接続される図示しないマウス、あるいは
通信I/Oデバイス1028に接続される図示しない外
部コントローラに割り当てることができる。
【0729】ところで、DVDーROMドライブ(また
はDVD−ROM/RAMコンパチブルドライブ)でD
VDビデオが再生できるようになっているパーソナルコ
ンピュータにおいて、この発明のオートアングル再生あ
るいはマルチアングルダイジェスト表示をソフトウエア
で実施することは可能である。その場合、パーソナルコ
ンピュータにインストールされるソフトウエアは、図3
3〜図44または図53〜図58の処理に対応する処理
をプログラミングしたものとなる。
【0730】このようにパーソナルコンピュータでオー
トアングル再生あるいはマルチアングルダイジェスト表
示の処理をプログラミングする場合は、たとえば図35
のアングル番号インクリメント処理ステップST60A
をもう少し高度なものにできる。
【0731】たとえば、図31のように設定されたアン
グル再生において、アングル番号を単純にインクリメン
トさせると、アングル番号#1、#2、#4、#7、#
1、#2…のようにアングル番号が自動的に切り替わ
る。が、これをパーソナルコンピュータのプログラミン
グにより、#1、#7、#4、#2、#4、#7、#
1、#7…のような、ユーザが希望する順番のオートア
ングル再生に適宜発展させることもできる。
【0732】以上のようなオートアングル再生プログラ
ムあるいはマルチアングルダイジェスト表示プログラム
は、フロッピーディスク、CD−ROM、DVD−RO
Mあるいは通信媒体を介して、DVDドライブ付のパー
ソナルコンピュータに個別にインストールすることがで
きる。
【0733】
【発明の効果】以上説明したように本発明の再生装置に
よれば、記録媒体に記録された複数のアングルを1画面
に同時表示することで、ユーザは一目でアングル全体を
把握することができる。また、1画面に同時表示された
アングル映像の内容を自動的に切替変更することも可能
である。このため、アングル選択のバリエーションを増
大させ、ユーザに対して、変化に富んだ、飽きの少ない
マルチアングル映像再生を提供することができる。
【0734】また、本発明の再生装置によれば、アング
ル選択のバリエーションを増大させ、ユーザに対して、
変化に富んだ、飽きの少ない映像再生を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で使用できる光ディスク(再生専用D
VDディスク)の物理構造を説明する図。
【図2】図1の光ディスク(再生専用DVDディスク)
の記録領域のトラック/セクタ構造を説明する図。
【図3】この発明で使用できる光ディスク(再生用およ
び録画再生用DVDディスク)の物理構造を説明する
図。
【図4】図3の光ディスク(再生用および録画再生用D
VDディスク)の記録領域のトラック/セクタ構造を説
明する図。
【図5】図1の光ディスクの光反射層16または図3の
光ディスクのROM層17Aに記録されるデータの構造
を説明する図。
【図6】図5のビデオオブジェクトセットのデータの階
層構造の一例を説明する図。
【図7】図6のビデオオブジェクトユニットに含まれる
各パック(ディスクから読み出されるデータ)の内容を
説明する図。
【図8】図7のナビゲーションパックNV_PCKのデ
ータ構造を説明する図。
【図9】図8の再生制御情報PCIのデータ配置を説明
する図。
【図10】図9の再生制御情報PCIの内容を説明する
図。
【図11】図10の再生制御情報一般情報PCI_GI
の内容を説明する図。
【図12】図11のVOBUユーザ操作制御VOBU_
UOP_CTLの内容を説明する図。
【図13】図10のノンシームレスアングル情報NSM
L_AGLIの内容を説明する図。
【図14】図13のノンシームレスアングル変更セル飛
び先アドレスNSML_AGL_Cn_DSTAの内容
を説明する図。
【図15】複数のマルチアングルセルで構成されるアン
グルブロック内においてノンシームレスアングル変更が
どのように行われるかを説明する図。
【図16】図8のデータサーチ情報DSIのデータ配置
を説明する図。
【図17】図16のデータサーチ情報DSIの内容を説
明する図。
【図18】図17のデータサーチ情報一般情報DSI_
GIの内容を説明する図。
【図19】図17のシームレスアングル情報SML_A
GLIの内容を説明する図。
【図20】図19のシームレスアングル変更セル飛び先
アドレスSML_AGL_Cn_DSTAの内容を説明
する図。
【図21】複数のマルチアングルセルで構成されるアン
グルブロック内においてシームレスアングル変更がどの
ように行われるかを説明する図。
【図22】図5のビデオタイトルセット情報VTSIに
含まれるプログラムチェーン情報PGCIの構成を説明
する図。
【図23】図22のプログラムチェーン一般情報PGC
_GIの構成を説明する図。
【図24】図23のプログラムチェーンユーザ操作制御
PGC_UOP_CTLの内容を説明する図。
【図25】図22のセル再生情報テーブルC_PBIT
の構成を説明する図。
【図26】図25のセル再生情報C_PBIの内容を説
明する図。
【図27】図26のセルカテゴリーC_CATの内容を
説明する図。
【図28】アングルブロックにおけるシームレス再生の
制限を説明する図。
【図29】アングル切替の一例(シームレスの場合)を
説明する図。
【図30】使用可能なメニューの構成を説明する図。
【図31】図1または図3の光ディスクから再生される
マルチアングル映像情報のうち、特定のアングルの再生
許可/再生禁止を選択設定するメニューを説明する図。
【図32】図31のメニューで設定された結果を保持す
るフラグセットを説明する図。
【図33】図31のメニューを介して図32のフラグセ
ットの各フラグを設定する動作を説明するフローチャー
ト。
【図34】アングル自動切替の第1の例(乱数発生によ
るオートアングル)を説明するフローチャート。
【図35】アングル自動切替の第2の例(アングル番号
カウントによるオートアングル)を説明するフローチャ
ート。
【図36】アングル自動切替の第3の例(アングル切替
周期を可変とした乱数発生によるオートアングル)を説
明するフローチャート。
【図37】図36のアングル自動切替におけるシームレ
スアングル切替処理(ST70)の内容を説明するフロ
ーチャート。
【図38】図36のアングル自動切替におけるノンシー
ムレスアングル切替処理(ST80)の内容を説明する
フローチャート。
【図39】図34〜図36のいずれかのアングル自動切
替モードにおいて、再生アングルが切り替えられた場合
の再生画面の変化を例示する図。
【図40】マルチアングル自動切替再生システムの要部
構成を説明するブロック図。
【図41】アングル自動切替の第4の例(音声レベル検
出によるオートアングル)を説明するフローチャート。
【図42】表示エリアがn分割された画面(ここでは4
分割)にn個の再生可能アングル映像を表示し、そのう
ち現在選択されているアングル映像を動画で表示する場
合を説明する図。
【図43】アングル自動切替の第5の例(n分割表示の
オートアングル)を説明するフローチャート。
【図44】アングル自動切替の第6の例(アングル切替
周期を可変としたアングル番号カウントによるオートア
ングル)を説明するフローチャート。
【図45】この発明の一実施形態に係るマルチアングル
シーンのダイジェスト表示システムが組み込まれた再生
装置の全体構成を説明するブロック図。
【図46】この発明の他の実施形態に係るマルチアング
ルシーンのダイジェスト表示(複数アングル同時動画再
生)システムが組み込まれた再生装置の全体構成を説明
するブロック図。
【図47】この発明のさらに他の実施形態に係るマルチ
アングルシーンのダイジェスト表示(複数アングル同時
動画再生)システムが組み込まれた再生装置の全体構成
を説明するブロック図。
【図48】この発明に係る再生装置(または録画再生装
置)で使用できるリモートコントローラの構成を説明す
る図。
【図49】マルチアングルのビデオストリームの流れと
その表示タイミングを説明する図。
【図50】マルチアングルのビデオストリームの流れと
そのシームレスな動画表示タイミングを説明する図。
【図51】マルチアングルシーンのシームレス多画面表
示を実現する回路構成を説明するブロック図。
【図52】マルチアングル同時表示(ダイジェスト表
示)を行なうn分割(4分割または9分割)の縮小表示
例を説明する図。
【図53】図42または図52に例示されるようなn分
割縮小表示の処理手順の一例を説明するフローチャー
ト。
【図54】n分割縮小動画表示をシームレスに行なう処
理手順の一例を説明するフローチャート。
【図55】図42または図52のn分割縮小表示の処理
手順の他例を説明するフローチャート。
【図56】図42または図52のn分割縮小表示を行な
うにあたって、システムタイムクロックSTCが不連続
となる部分での映像・音声同期合わせを説明するフロー
チャート。
【図57】映像・音声の同期合わせをせずにマルチアン
グル同時表示(ダイジェスト表示)を行なう処理手順の
一例を説明するフローチャート。
【図58】図52のn分割(4分割または9分割)縮小
表示の処理手順において、4分割表示と9分割表示を区
別して処理する例を説明するフローチャート。
【図59】ディスク上のアングルブロックの記録パター
ン(複数アングルビデオデータストリームのインターリ
ーブ配列)と、時間軸を揃えて並べ替えた複数アングル
データとの対応関係を説明する図。
【図60】システムタイムクロックSTCが連続する場
合におけるアングル切り替えを説明する図。
【図61】システムタイムクロックSTCが連続しない
場合におけるアングル切り替えを説明する図。
【図62】図42または図52のn分割縮小表示が行わ
れる場合において、各アングルの動画表示タイミングと
MPEGのテンポラルリファレンスとの対応関係を説明
する図。
【図63】この発明の一実施形態に係るマルチアングル
自動切替再生システム(別称オートアングル再生システ
ム)が組み込まれた再生装置の全体構成を説明するブロ
ック図。
【図64】汎用パーソナルコンピュータを用いてマルチ
アングルシーンの自動切替再生システムあるいはマルチ
アングルシーンのダイジェスト表示システムを構築する
場合を説明するブロック図。
【符号の説明】
4…キー入力部;4A…リモートコントローラ受信部;
4B…パネル表示部;5…リモートコントローラ;6…
モニタ部;8L/8R…スピーカ部;10…光ディスク
(DVDーROMディスクまたはDVDーROM/RA
Mディスク);11…カートリッジ;14…透明基板
(0.6mm厚のポリカーボネート);16…光反射
層;17…エンボス情報記録層;17A…ROM層(光
反射層);17B…RAM層(相変化記録層);18…
ディスク対(基板2枚の貼合せで合計1.2mm厚);
19…情報読み出し面;20…接着層;22…中心孔;
24…クランプエリア;25…情報エリア;26…リー
ドアウトエリア;27…リードインエリア;28…デー
タ記録エリア(ボリュームスペース);30…ディスク
ドライブ部;50…システムCPU部;500…アング
ル自動切替部(ソフトウエアまたはファームウエア処
理);502…再生周期決定部;504A…同時表示制
御部;506A…選択制御部;508…アングル多画面
表示制御部;508A…多画面表示制御部;52…メモ
リ;53…メモリI/F;54…システムプロセサ部;
58…ビデオデコーダ部;58A…第1デコーダ部;5
8B…ビデオデコーダ部;580…MPEG2デコー
ダ;60…オーディオデコーダ部;60A…第3デコー
ダ部;60B…オーディオデコーダ・選択出力部;62
…副映像デコーダ部;62A…第2デコーダ部;62B
…副映像デコーダ・選択出力部;64…D/A変換およ
び再生処理部;640…ビデオプロセサ部;641…ビ
デオエンコーダ;642…フレームメモリ部;644…
DACおよび出力回路部;644A…DAC;644B
…出力回路(オーディオアンプ);646…音声レベル
検出部;648…音声レベル判定部;649…オンスク
リーンディスプレイ(OSD)処理部;70…ボリュー
ムおよびファイル構造領域;71…DVDビデオ領域;
72…ビデオタイトルセットVTS#n;73…他の記
録エリア;74A…ビデオマネージャファイル;74B
…ビデオタイトルセットファイル;75…ビデオマネー
ジャ情報VMGI;82…ビデオオブジェクトセットV
OBS;83…ビデオオブジェクトVOB;84…セ
ル;85…ビデオオブジェクトユニットVOBU;86
…ナビゲーションパック;88…ビデオパック;89…
ダミーパック;90…副映像パック;91…オーディオ
パック;94…ビデオタイトルセット情報VTSI;1
10、881、891、901、911…パックヘッ
ダ;111…システムヘッダ;112、112A、11
4、114A、892…パケットヘッダ;112B、1
14B…サブストリームID;113…再生制御情報P
CIデータ;115…データサーチ情報DSIデータ;
116…再生制御情報PCIパケット;117…データ
サーチ情報DSIパケット;882…ビデオパケット;
893…パディングデータ;902…副映像パケット;
912…オーディオパケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 伸一 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 三村 英紀 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択的に再生できる複数の映像データで構
    成されたマルチ映像から所定の複数映像を選択して再生
    するものにおいて、 前記複数映像の表示エリアを複数用意し;用意された複
    数表示エリアの少なくとも一部それぞれに、各時点で再
    生可能な前記複数映像を個別に展開することを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】前記各時点で再生可能な複数映像の数を検
    出し;前記検出した複数映像の数に基づき各複数映像に
    対する表示エリアの位置および表示サイズを決定し;決
    定された位置およびサイズの複数表示エリアそれぞれ
    に、前記各時点で再生可能な複数映像を個別に展開する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記各時点で再生可能な複数映像の数を検
    出し;前記検出した複数映像の数が2以上4以下なら表
    示領域を4分割して4つの表示エリアを用意し;前記検
    出した複数映像の数が5以上9以下なら表示領域を9分
    割して9つの表示エリアを用意し;前記検出した複数映
    像の数が2以上4以下なら前記4つの表示エリアに、ま
    た前記検出した複数映像の数が5以上9以下なら前記9
    つの表示エリアに、前記各時点で再生可能な複数映像の
    情報を個別に書き込むことを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】前記検出した複数映像の数が2以上9以下
    の場合において、前記表示エリアの全体のサイズを、所
    定の割合で縮小するように構成したことを特徴とする請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記マルチ映像を構成する複数映像データ
    のうち前記複数表示エリアに展開できるものを選択的に
    指定する処理を設けたことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記複数表示エリアに展開される映像デー
    タを再生順に変化させる処理を設けたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記複数表示エリアに展開される映像デー
    タをランダムに変化させる処理を設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】前記複数表示エリアに展開された映像デー
    タを表示する場合において、その表示周期を映像データ
    の内容に応じて変化させる処理を設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】前記マルチ映像は同一時間帯に選択的に再
    生できる複数のマルチアングル映像を含み、各マルチア
    ングル映像には自身を示す特定のアングル番号が付与さ
    れており、 前記複数表示エリアそれぞれに、各時点で再生可能な複
    数マルチアングル映像を、自身のアングル番号とともに
    個別に表示する処理を設けたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記複数表示エリアに表示される映像ア
    ングルが切り替わるとそれに対応して前記アングル番号
    を切り替える処理を設けたことを特徴とする請求項9に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】同一時間帯に選択的に再生される複数の
    映像データで構成された複数アングルが記録された媒体
    から記録データを再生するものであって、 前記複数アングルの中から所定のアングルを選択して再
    生する手段と;前記複数アングルのうち2つ以上を同時
    に表示させる複数アングル表示手段と;画面上に同時表
    示される複数アングルの画像の中で動画再生されるエリ
    アの切り替えを制御する動画表示エリア切り替え制御手
    段とを備えた再生装置に適用され、 所定の操作で前記再生装置に前記複数アングルの同時表
    示を指令できるキーを持ったリモートコントローラ。
  12. 【請求項12】同一時間帯に選択的に再生できる複数の
    映像データで構成され記録順に番号付けられたマルチア
    ングルが記録された記録媒体から、このマルチアングル
    の1つを選択して再生するものにおいて、 前記マルチアングルの中から1つのアングルを自動的に
    選択して再生アングルの切替えを行なう自動切替工程を
    具備することを特徴とするマルチアングル自動切替再生
    方法。
  13. 【請求項13】前記自動切替工程が、乱数を発生する乱
    数発生工程と;発生された乱数値により選択すべきアン
    グル番号を決定するアングル番号決定工程とを含むこと
    を特徴とする請求項12に記載のマルチアングル自動切
    替再生方法。
  14. 【請求項14】前記自動切替工程が、アングル番号をイ
    ンクリメントまたはデクリメントするカウント工程と;
    このアングル番号カウント工程で得られたカウント値に
    より選択すべきアングル番号を決定するアングル番号決
    定工程とを含むことを特徴とする請求項12に記載のマ
    ルチアングル自動切替再生方法。
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