JPH11341502A - 固体撮像素子の信号処理回路およびカメラシステム - Google Patents
固体撮像素子の信号処理回路およびカメラシステムInfo
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- JPH11341502A JPH11341502A JP10145536A JP14553698A JPH11341502A JP H11341502 A JPH11341502 A JP H11341502A JP 10145536 A JP10145536 A JP 10145536A JP 14553698 A JP14553698 A JP 14553698A JP H11341502 A JPH11341502 A JP H11341502A
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- Japan
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- primary color
- signal
- color separation
- circuit
- imaging device
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- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体撮像素子に画像を取り込む光学系中に、
赤外線カットフィルタを配置した場合には感度が低下
し、配置しない場合には色再現性が悪くなる。 【解決手段】 カラーフィルタを有する撮像素子13か
ら出力される画像信号をR,G,Bの原色信号に分離す
る原色分離回路161と、この原色分離回路161に対
して原色分離マトリクス定数を設定するとともに、撮像
素子13に画像を取り込む光学系中に赤外線(IR)カ
ットフィルタ19が配置される場合と配置されない場合
とでそのマトリクス定数を切り替える原色分離マトリク
ス定数設定回路162と、原色分離回路161から出力
されるR,G,Bの原色信号の相互間のゲイン調整を行
うホワイトバランスアンプ165R,165G,165
Bとを備える。
赤外線カットフィルタを配置した場合には感度が低下
し、配置しない場合には色再現性が悪くなる。 【解決手段】 カラーフィルタを有する撮像素子13か
ら出力される画像信号をR,G,Bの原色信号に分離す
る原色分離回路161と、この原色分離回路161に対
して原色分離マトリクス定数を設定するとともに、撮像
素子13に画像を取り込む光学系中に赤外線(IR)カ
ットフィルタ19が配置される場合と配置されない場合
とでそのマトリクス定数を切り替える原色分離マトリク
ス定数設定回路162と、原色分離回路161から出力
されるR,G,Bの原色信号の相互間のゲイン調整を行
うホワイトバランスアンプ165R,165G,165
Bとを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子の信
号処理回路およびカメラシステムに関し、特にカラーフ
ィルタを有する固体撮像素子が出力される画像信号を処
理する信号処理回路およびこれを用いたカメラシステム
に関する。
号処理回路およびカメラシステムに関し、特にカラーフ
ィルタを有する固体撮像素子が出力される画像信号を処
理する信号処理回路およびこれを用いたカメラシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の比視感度は波長にして約400n
m〜700nmの範囲にある。これに対して、固体撮像
素子、例えばCCD(Charge Coupled Device) 撮像素子
では、赤外領域(700nm〜)にも感度を持つため、
人間の見た目と色が異なることになる。したがって、カ
ラーフィルタを有するCCD撮像素子を用いた撮像シス
テムを構成する場合において、CCD撮像素子の撮像面
上に被写体からの入射光を取り込む光学系には、通常、
色再現性を良くするために赤外線カットフィルタが配さ
れる。
m〜700nmの範囲にある。これに対して、固体撮像
素子、例えばCCD(Charge Coupled Device) 撮像素子
では、赤外領域(700nm〜)にも感度を持つため、
人間の見た目と色が異なることになる。したがって、カ
ラーフィルタを有するCCD撮像素子を用いた撮像シス
テムを構成する場合において、CCD撮像素子の撮像面
上に被写体からの入射光を取り込む光学系には、通常、
色再現性を良くするために赤外線カットフィルタが配さ
れる。
【0003】図8(a),(b)に、CCD撮像素子に
使用されている補色フィルタ(シアン(Cy)、黄(Ye)、緑
(G)、マゼンタ(Mg))の分光感度特性を示す。ここで
は、人間の比視感度が波長にして約400nm〜700
nmの範囲にあるため、その範囲内の特性のみを示して
いる。この分光感度特性から明らかなように、赤外線カ
ットフィルタを通る前(a)は、赤外領域(700nm
〜)にも感度を有しているのに対して、赤外線カットフ
ィルタを通った後(b)は、赤外領域を含めて長波長側
の感度が落ちることが分かる。
使用されている補色フィルタ(シアン(Cy)、黄(Ye)、緑
(G)、マゼンタ(Mg))の分光感度特性を示す。ここで
は、人間の比視感度が波長にして約400nm〜700
nmの範囲にあるため、その範囲内の特性のみを示して
いる。この分光感度特性から明らかなように、赤外線カ
ットフィルタを通る前(a)は、赤外領域(700nm
〜)にも感度を有しているのに対して、赤外線カットフ
ィルタを通った後(b)は、赤外領域を含めて長波長側
の感度が落ちることが分かる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、赤外線カ
ットフィルタを通してCCD撮像素子の撮像面上に被写
体からの入射光(像光)を取り込むことにより、CCD
撮像素子の感度は低下する。したがって、従来のカラー
フィルタを有するCCD撮像素子を用いた撮像システム
では、光学系に赤外線カットフィルタを有するために、
感度を向上するにも限界があった。
ットフィルタを通してCCD撮像素子の撮像面上に被写
体からの入射光(像光)を取り込むことにより、CCD
撮像素子の感度は低下する。したがって、従来のカラー
フィルタを有するCCD撮像素子を用いた撮像システム
では、光学系に赤外線カットフィルタを有するために、
感度を向上するにも限界があった。
【0005】これに対し、感度向上を目的として赤外線
カットフィルタを外すと、先述したように、色再現性が
悪くなる。特に、例えば屋内、屋外という色温度が異な
る条件下で撮像した場合には、被写体の色が全く違うも
のになり、撮像システム(カメラシステム)の特性とし
てはNGということになる。ここに、色温度とは、テス
ト光源と同じ色度を持った黒体の温度(K)を言う。
カットフィルタを外すと、先述したように、色再現性が
悪くなる。特に、例えば屋内、屋外という色温度が異な
る条件下で撮像した場合には、被写体の色が全く違うも
のになり、撮像システム(カメラシステム)の特性とし
てはNGということになる。ここに、色温度とは、テス
ト光源と同じ色度を持った黒体の温度(K)を言う。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、赤外線カットフィル
タを使用した場合と使用しない場合の双方に対応でき、
しかも赤外線カットフィルタを使用しない場合には感度
を向上できるとともに、使用した場合と同等の色再現性
を維持できる固体撮像素子の信号処理回路およびカメラ
システムを提供することにある。
であり、その目的とするところは、赤外線カットフィル
タを使用した場合と使用しない場合の双方に対応でき、
しかも赤外線カットフィルタを使用しない場合には感度
を向上できるとともに、使用した場合と同等の色再現性
を維持できる固体撮像素子の信号処理回路およびカメラ
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像素
子の信号処理回路は、カラーフィルタを有する固体撮像
素子から出力される画像信号をR,G,Bの原色信号に
分離する原色分離回路と、この原色分離回路に対して原
色分離マトリクス定数を設定するとともに、そのマトリ
クス定数を切替え可能な原色分離マトリクス定数設定回
路と、原色分離回路から出力されるR,G,Bの原色信
号の相互間のゲイン調整を行うホワイトバランスアンプ
とを備えた構成となっている。
子の信号処理回路は、カラーフィルタを有する固体撮像
素子から出力される画像信号をR,G,Bの原色信号に
分離する原色分離回路と、この原色分離回路に対して原
色分離マトリクス定数を設定するとともに、そのマトリ
クス定数を切替え可能な原色分離マトリクス定数設定回
路と、原色分離回路から出力されるR,G,Bの原色信
号の相互間のゲイン調整を行うホワイトバランスアンプ
とを備えた構成となっている。
【0008】上記構成の固体撮像素子の信号処理回路に
おいて、原色分離回路の原色分離マトリクス定数がその
設定回路によって切替え可能であることから、そのマト
リクス定数として、固体撮像素子の撮像面上に被写体か
らの入射光を取り込む光学系中に、赤外線カットフィル
タが配置される場合と配置されない場合とでそれぞれに
最適化された値を設定することで、赤外線カットフィル
タを配置しない場合でも配置した場合と同等の色再現性
が得られる。
おいて、原色分離回路の原色分離マトリクス定数がその
設定回路によって切替え可能であることから、そのマト
リクス定数として、固体撮像素子の撮像面上に被写体か
らの入射光を取り込む光学系中に、赤外線カットフィル
タが配置される場合と配置されない場合とでそれぞれに
最適化された値を設定することで、赤外線カットフィル
タを配置しない場合でも配置した場合と同等の色再現性
が得られる。
【0009】本発明によるカメラシステムは、カラーフ
ィルタを有する固体撮像素子と、この固体撮像素子の撮
像面上に被写体からの入射光を取り込む光学系と、画像
信号をR,G,Bの原色信号に分離する原色分離回路
と、原色分離回路に対して原色分離マトリクス定数を設
定するとともに、上記光学系中に赤外線カットフィルタ
が配置される場合と配置されない場合とでそのマトリク
ス定数を切り替える原色分離マトリクス定数設定回路
と、原色分離回路から出力されるR,G,Bの原色信号
の相互間のゲイン調整を行うホワイトバランスアンプと
を備えた構成となている。
ィルタを有する固体撮像素子と、この固体撮像素子の撮
像面上に被写体からの入射光を取り込む光学系と、画像
信号をR,G,Bの原色信号に分離する原色分離回路
と、原色分離回路に対して原色分離マトリクス定数を設
定するとともに、上記光学系中に赤外線カットフィルタ
が配置される場合と配置されない場合とでそのマトリク
ス定数を切り替える原色分離マトリクス定数設定回路
と、原色分離回路から出力されるR,G,Bの原色信号
の相互間のゲイン調整を行うホワイトバランスアンプと
を備えた構成となている。
【0010】上記構成のカメラシステムにおいて、光学
系中に赤外線カットフィルタを配置した場合には、赤外
領域も含めて長波長側の感度が低下することから、シス
テム全体としての感度が低下するものの、良好な色再現
性が得られる。一方、光学系中に赤外線カットフィルタ
を配置しない場合には、感度を向上できるとともに、コ
スト低減が図れるものの、色再現性が悪化する。このと
き、原色分離回路の原色分離マトリクス定数として最適
化された値を設定することで、赤外線カットフィルタを
配置しない場合でも配置した場合と同等の色再現性が得
られる。
系中に赤外線カットフィルタを配置した場合には、赤外
領域も含めて長波長側の感度が低下することから、シス
テム全体としての感度が低下するものの、良好な色再現
性が得られる。一方、光学系中に赤外線カットフィルタ
を配置しない場合には、感度を向上できるとともに、コ
スト低減が図れるものの、色再現性が悪化する。このと
き、原色分離回路の原色分離マトリクス定数として最適
化された値を設定することで、赤外線カットフィルタを
配置しない場合でも配置した場合と同等の色再現性が得
られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係るカメラシステムの構
成を示すブロック図である。同図から明らかなように、
本カメラシステム10は、一例として、レンズ11、光
学ローパスフィルタ(LPF)12、撮像素子13、プ
リアンプ14、A/Dコンバータ15、デジタル信号処
理回路16、オプディカルディテクタ17およびシステ
ムコントローラ18を備えた構成となっている。なお、
光学ローパスフィルタ12の後段には、必要に応じて、
赤外線(IR;infrared )カットフィルタ19が配置さ
れる。
成を示すブロック図である。同図から明らかなように、
本カメラシステム10は、一例として、レンズ11、光
学ローパスフィルタ(LPF)12、撮像素子13、プ
リアンプ14、A/Dコンバータ15、デジタル信号処
理回路16、オプディカルディテクタ17およびシステ
ムコントローラ18を備えた構成となっている。なお、
光学ローパスフィルタ12の後段には、必要に応じて、
赤外線(IR;infrared )カットフィルタ19が配置さ
れる。
【0013】上記構成のカメラシステム10において、
レンズ11は、被写体(図示せず)からの入射光(像
光)を光学ローパスフィルタ12を通して撮像素子13
の撮像面上に結像させる。撮像素子13としては、CC
D撮像素子などの固体撮像素子が用いられる。この撮像
素子13は、補色あるいは原色のカラーフィルタ(図示
せず)を有し、その撮像面上に結像された画像を電気信
号に変換し、アナログ画像信号としてプリアンプ14に
供給する。
レンズ11は、被写体(図示せず)からの入射光(像
光)を光学ローパスフィルタ12を通して撮像素子13
の撮像面上に結像させる。撮像素子13としては、CC
D撮像素子などの固体撮像素子が用いられる。この撮像
素子13は、補色あるいは原色のカラーフィルタ(図示
せず)を有し、その撮像面上に結像された画像を電気信
号に変換し、アナログ画像信号としてプリアンプ14に
供給する。
【0014】プリアンプ14は、撮像素子13から出力
されるアナログ画像信号をサンプルホールドして必要な
データを取り出すとともに、適正なレベルに合わせるた
めにゲインコントロールを行う。このプリアンプ14を
経たアナログ画像信号は、A/Dコンバータ15に供給
される。A/Dコンバータ15は、プリアンプ14の出
力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換してデ
ジタル信号処理回路16に供給する。
されるアナログ画像信号をサンプルホールドして必要な
データを取り出すとともに、適正なレベルに合わせるた
めにゲインコントロールを行う。このプリアンプ14を
経たアナログ画像信号は、A/Dコンバータ15に供給
される。A/Dコンバータ15は、プリアンプ14の出
力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換してデ
ジタル信号処理回路16に供給する。
【0015】デジタル信号処理回路16は、例えば、原
色分離回路161、原色分離マトリクス定数設定回路1
62、切替えスイッチ163、減衰器164、ホワイト
バランスアンプ165R,165G,165B、ガンマ
補正回路166、色差マトリクス回路167、エンコー
ダ168およびD/Aコンバータ169を有する構成と
なっている。
色分離回路161、原色分離マトリクス定数設定回路1
62、切替えスイッチ163、減衰器164、ホワイト
バランスアンプ165R,165G,165B、ガンマ
補正回路166、色差マトリクス回路167、エンコー
ダ168およびD/Aコンバータ169を有する構成と
なっている。
【0016】なお、A/Dコンバータ15をデジタル信
号処理回路16内に設ける構成を採ることも可能であ
り、またD/Aコンバータ169をデジタル信号処理回
路16外に設ける構成を採ることも可能である。
号処理回路16内に設ける構成を採ることも可能であ
り、またD/Aコンバータ169をデジタル信号処理回
路16外に設ける構成を採ることも可能である。
【0017】デジタル信号処理回路16において、原色
分離回路161は、A/Dコンバータ15から供給され
るデジタル画像信号をR(赤),G(緑),B(青)の
原色信号であるR信号Sr1,G信号Sg1およびB信
号Sb1に分離し、これらをホワイトバランスアンプ1
65R,165G,165Bに供給する。本カメラシス
テム10においては、原色分離回路161は、輝度信号
Yおよび2つの色差信号Cr,Cbから、次式に基づい
てR,G,Bの原色信号を分離する。
分離回路161は、A/Dコンバータ15から供給され
るデジタル画像信号をR(赤),G(緑),B(青)の
原色信号であるR信号Sr1,G信号Sg1およびB信
号Sb1に分離し、これらをホワイトバランスアンプ1
65R,165G,165Bに供給する。本カメラシス
テム10においては、原色分離回路161は、輝度信号
Yおよび2つの色差信号Cr,Cbから、次式に基づい
てR,G,Bの原色信号を分離する。
【0018】 R=Cr+RMATY×Yr+RMATC×Cb G=Y+Cr+Cb B=Cb+BMATY×Yb+BMATC×Cr 但し、RMATY,RMATC,BMATY,BMAT
Cは原色分離マトリクス定数である。
Cは原色分離マトリクス定数である。
【0019】この原色分離マトリクス定数RMATY,
RMATC,BMATY,BMATCは、原色分離マト
リクス定数設定回路162によって設定される。原色分
離マトリクス定数設定回路162は、光学ローパスフィ
ルタ12の後段に赤外線カットフィルタ19を配置する
システムの場合と配置しないシステムの場合とで、原色
分離マトリクス定数RMATY,RMATC,BMAT
Y,BMATCを切り替えてそれぞれに最適化された異
なる値を設定する構成となっている。
RMATC,BMATY,BMATCは、原色分離マト
リクス定数設定回路162によって設定される。原色分
離マトリクス定数設定回路162は、光学ローパスフィ
ルタ12の後段に赤外線カットフィルタ19を配置する
システムの場合と配置しないシステムの場合とで、原色
分離マトリクス定数RMATY,RMATC,BMAT
Y,BMATCを切り替えてそれぞれに最適化された異
なる値を設定する構成となっている。
【0020】原色分離回路161から出力されるR信号
Sr1,G信号Sg1,B信号Sb1のうち、R信号S
r1のホワイトバランスアンプ165Rに至る信号経路
中には、切替えスイッチ163が挿入されている。この
切替えスイッチ163は、光学ローパスフィルタ12の
後段に赤外線カットフィルタ19を配置するシステムの
場合にはR信号Sr1を直接ホワイトバランスアンプ1
65Rに供給し、赤外線カットフィルタ19を配置しな
いシステムの場合にはR信号Sr1を減衰器164で所
定量だけ減衰させてホワイトバランスアンプ165Rに
供給する。
Sr1,G信号Sg1,B信号Sb1のうち、R信号S
r1のホワイトバランスアンプ165Rに至る信号経路
中には、切替えスイッチ163が挿入されている。この
切替えスイッチ163は、光学ローパスフィルタ12の
後段に赤外線カットフィルタ19を配置するシステムの
場合にはR信号Sr1を直接ホワイトバランスアンプ1
65Rに供給し、赤外線カットフィルタ19を配置しな
いシステムの場合にはR信号Sr1を減衰器164で所
定量だけ減衰させてホワイトバランスアンプ165Rに
供給する。
【0021】ホワイトバランスアンプ165Rは、シス
テムコントローラ18から与えられるRゲイン信号Sr
2に基づいて、原色分離回路161から供給されるR信
号Sr1のゲインを調整し、R信号Sr3としてガンマ
補正回路166に供給する。ホワイトバランスアンプ1
65Gは、システムコントローラ18から与えられるG
ゲイン信号Sg2に基づいて、原色分離回路161から
供給されるG信号Sg1のゲインを調整し、G信号Sg
3としてガンマ補正回路166に供給する。ホワイトバ
ランスアンプ165Bは、システムコントローラ18か
ら与えられるBゲイン信号Sb2に基づいて、原色分離
回路161から供給されるB信号Sb1のゲインを調整
し、B信号Sb3としてガンマ補正回路166に供給す
る。
テムコントローラ18から与えられるRゲイン信号Sr
2に基づいて、原色分離回路161から供給されるR信
号Sr1のゲインを調整し、R信号Sr3としてガンマ
補正回路166に供給する。ホワイトバランスアンプ1
65Gは、システムコントローラ18から与えられるG
ゲイン信号Sg2に基づいて、原色分離回路161から
供給されるG信号Sg1のゲインを調整し、G信号Sg
3としてガンマ補正回路166に供給する。ホワイトバ
ランスアンプ165Bは、システムコントローラ18か
ら与えられるBゲイン信号Sb2に基づいて、原色分離
回路161から供給されるB信号Sb1のゲインを調整
し、B信号Sb3としてガンマ補正回路166に供給す
る。
【0022】すなわち、ホワイトバランスアンプ165
R,165G,165Bにおいて、システムコントロー
ラ18から与えられるRゲイン信号Sr2,Gゲイン信
号Sg2およびBゲイン信号Sb2に基づいて、R信号
Sr1,G信号Sg1およびB信号Sb1の比率が等し
くなるように、各ゲインの調整が行われることによって
ホワイトバランスがとられる。
R,165G,165Bにおいて、システムコントロー
ラ18から与えられるRゲイン信号Sr2,Gゲイン信
号Sg2およびBゲイン信号Sb2に基づいて、R信号
Sr1,G信号Sg1およびB信号Sb1の比率が等し
くなるように、各ゲインの調整が行われることによって
ホワイトバランスがとられる。
【0023】ガンマ補正回路166は、R信号Sr3,
G信号Sg3およびB信号Sb3に基づいて、忠実な色
再現のためのガンマ(γ)補正を行う。その後、色差マ
トリクス回路167で色差マトリクス処理を行い、エン
コーダ168にて図示しないY信号と合成して映像信号
に変換した後、D/Aコンバータ169でデジタル信号
からアナログ信号に変換する。ホワイトバランスアンプ
165R,165G,165Bを通ったR信号Sr3,
G信号Sg3,B信号Sb3は、オプティカルディテク
タ17にも供給される。
G信号Sg3およびB信号Sb3に基づいて、忠実な色
再現のためのガンマ(γ)補正を行う。その後、色差マ
トリクス回路167で色差マトリクス処理を行い、エン
コーダ168にて図示しないY信号と合成して映像信号
に変換した後、D/Aコンバータ169でデジタル信号
からアナログ信号に変換する。ホワイトバランスアンプ
165R,165G,165Bを通ったR信号Sr3,
G信号Sg3,B信号Sb3は、オプティカルディテク
タ17にも供給される。
【0024】オプティカルディテクタ17の回路構成の
一例を図2に示す。同図から明らかなように、オプティ
カルディテクタ17は、R信号からG信号を減算する減
算器171と、B信号からG信号を減算する減算器17
2と、減算器171,172の各出力信号である色差信
号、即ちR−G信号およびB−G信号をフィールドごと
に積分する積分回路173とを含む回路構成となってい
る。
一例を図2に示す。同図から明らかなように、オプティ
カルディテクタ17は、R信号からG信号を減算する減
算器171と、B信号からG信号を減算する減算器17
2と、減算器171,172の各出力信号である色差信
号、即ちR−G信号およびB−G信号をフィールドごと
に積分する積分回路173とを含む回路構成となってい
る。
【0025】積分回路173は、図3に示すように、輝
度レベルに基づく積分スライスレベルによって高輝度部
と通常輝度部とに分けられた異なる積分範囲を持ち、高
輝度部では積分スライスレベルよりも高い輝度のデータ
(R−G,B−G)のみを積分し、通常輝度部では積分
スライスレベルよりも低い輝度のデータ(R−G,B−
G)のみを積分する。ただし、輝度が極端に高い場合は
飽和しているものと判断し、高輝度リミッタレベル以上
のデータについては積分しない。また、輝度が低すぎる
データはノイズとみなし、低輝度リミッタレベル以下の
データについても積分を行わない。
度レベルに基づく積分スライスレベルによって高輝度部
と通常輝度部とに分けられた異なる積分範囲を持ち、高
輝度部では積分スライスレベルよりも高い輝度のデータ
(R−G,B−G)のみを積分し、通常輝度部では積分
スライスレベルよりも低い輝度のデータ(R−G,B−
G)のみを積分する。ただし、輝度が極端に高い場合は
飽和しているものと判断し、高輝度リミッタレベル以上
のデータについては積分しない。また、輝度が低すぎる
データはノイズとみなし、低輝度リミッタレベル以下の
データについても積分を行わない。
【0026】このように、オプティカルディテクタ17
では、特殊な条件(例えば、全面単色などの条件)の場
合にホワイトバランス処理が誤動作しないように、様々
なリミッタや特殊な処理が施される。そして、フィール
ドごとに高輝度部/通常輝度部の異なる積分範囲で積分
して得られた積分値データ(R−G,B−G)は、次段
のシステムコントローラ18に供給される。
では、特殊な条件(例えば、全面単色などの条件)の場
合にホワイトバランス処理が誤動作しないように、様々
なリミッタや特殊な処理が施される。そして、フィール
ドごとに高輝度部/通常輝度部の異なる積分範囲で積分
して得られた積分値データ(R−G,B−G)は、次段
のシステムコントローラ18に供給される。
【0027】なお、本例では、R,G,B信号から色差
信号R−G,B−Gを生成し、しかる後この色差信号R
−G,B−Gを積分するとしたが、R,G,B信号を先
ず積分し、しかる後この積分したR,G,B信号から色
差信号R−G,B−Gを生成する構成とすることも可能
である。
信号R−G,B−Gを生成し、しかる後この色差信号R
−G,B−Gを積分するとしたが、R,G,B信号を先
ず積分し、しかる後この積分したR,G,B信号から色
差信号R−G,B−Gを生成する構成とすることも可能
である。
【0028】上述したオプティカルディテクタ17から
R−G,B−Gの各積分値データが供給されるシステム
コントローラ18は、例えばマイクロコンピュータによ
って構成されている。このシステムコントローラ18の
機能ブロックの一例を図4に示す。
R−G,B−Gの各積分値データが供給されるシステム
コントローラ18は、例えばマイクロコンピュータによ
って構成されている。このシステムコントローラ18の
機能ブロックの一例を図4に示す。
【0029】図4から明らかなように、システムコント
ローラ18は、比較回路181、加算器182、減算器
183およびゲイン設定回路184を有する構成となっ
ている。比較回路181は、オプティカルディテクタ1
7から供給される高輝度部の積分値データ(R−G,B
−G)と、通常輝度部の積分値データ(R−G,B−
G)とを比較し、0に近い方の積分値データを出力す
る。
ローラ18は、比較回路181、加算器182、減算器
183およびゲイン設定回路184を有する構成となっ
ている。比較回路181は、オプティカルディテクタ1
7から供給される高輝度部の積分値データ(R−G,B
−G)と、通常輝度部の積分値データ(R−G,B−
G)とを比較し、0に近い方の積分値データを出力す
る。
【0030】加算器182は、この比較回路181で選
択されたR−Gの積分値データとB−Gの積分値データ
とを加算してR+B−2Gのデータを生成し、これをゲ
イン設定回路184に供給する。減算器183は、R−
Gの積分値データからB−Gの積分値データを減算して
R−Bのデータを生成し、これをゲイン設定回路184
に供給する。ゲイン設定回路184は、加算器182か
ら出力されるR+B−2Gのデータおよび減算器183
から出力されるR−Bのデータに基づいてRゲイン信号
Sr2、Gゲイン信号Sg2およびBゲイン信号Sb2
を生成する。
択されたR−Gの積分値データとB−Gの積分値データ
とを加算してR+B−2Gのデータを生成し、これをゲ
イン設定回路184に供給する。減算器183は、R−
Gの積分値データからB−Gの積分値データを減算して
R−Bのデータを生成し、これをゲイン設定回路184
に供給する。ゲイン設定回路184は、加算器182か
ら出力されるR+B−2Gのデータおよび減算器183
から出力されるR−Bのデータに基づいてRゲイン信号
Sr2、Gゲイン信号Sg2およびBゲイン信号Sb2
を生成する。
【0031】ここで、本実施形態に係るシステムコント
ローラ18では、比較回路181、加算器182、減算
器183およびゲイン設定回路174の各機能を、例え
ばソフトウェアによって実行する構成を採っている。そ
して、これらの機能を実現するためのプログラム18′
が、図1に示すように、システムコントローラ18に内
蔵されている。
ローラ18では、比較回路181、加算器182、減算
器183およびゲイン設定回路174の各機能を、例え
ばソフトウェアによって実行する構成を採っている。そ
して、これらの機能を実現するためのプログラム18′
が、図1に示すように、システムコントローラ18に内
蔵されている。
【0032】このように、システムコントローラ18に
おいて、オプティカルディテクタ17から供給されるR
−G,B−Gの各色差信号を積分して得られる各積分値
データを、加減算処理にてR+B−2G,R−Bの各デ
ータに変換することにより、加算および減算という簡単
な演算処理だけでデータ変換できるため、ソフトウェア
の負担を軽減することができる。
おいて、オプティカルディテクタ17から供給されるR
−G,B−Gの各色差信号を積分して得られる各積分値
データを、加減算処理にてR+B−2G,R−Bの各デ
ータに変換することにより、加算および減算という簡単
な演算処理だけでデータ変換できるため、ソフトウェア
の負担を軽減することができる。
【0033】なお、本例では、R+B−2G,R−Bの
各データの算出を、システムコントローラ18に内蔵し
たプログラム18′にしたがってソフトウェアにて実行
する構成としたが、システムコントローラ18の各機能
ブロックである比較回路181、加算器182、減算器
183およびゲイン設定回路184をハードウェアで構
成することも可能であり、この場合にはソフトウェアの
負担を軽減できることになる。
各データの算出を、システムコントローラ18に内蔵し
たプログラム18′にしたがってソフトウェアにて実行
する構成としたが、システムコントローラ18の各機能
ブロックである比較回路181、加算器182、減算器
183およびゲイン設定回路184をハードウェアで構
成することも可能であり、この場合にはソフトウェアの
負担を軽減できることになる。
【0034】システムコントローラ18で生成されたR
ゲイン信号Sr2、Gゲイン信号Sg2およびBゲイン
信号Sb2は、先述したデジタル信号処理回路16内の
ホワイトバランスアンプ165R,165G,165B
(図1を参照)にフィードバックされることにより、こ
れらホワイトバランスアンプ165R,165G,16
5Bの各ゲインを制御する。すなわち、このシステムコ
ントローラ18において得られたホワイトバランスゲイ
ン(Rゲイン、Gゲイン、Bゲイン)を、ホワイトバラ
ンスアンプ165R,165G,165Bに反映させ
る。
ゲイン信号Sr2、Gゲイン信号Sg2およびBゲイン
信号Sb2は、先述したデジタル信号処理回路16内の
ホワイトバランスアンプ165R,165G,165B
(図1を参照)にフィードバックされることにより、こ
れらホワイトバランスアンプ165R,165G,16
5Bの各ゲインを制御する。すなわち、このシステムコ
ントローラ18において得られたホワイトバランスゲイ
ン(Rゲイン、Gゲイン、Bゲイン)を、ホワイトバラ
ンスアンプ165R,165G,165Bに反映させ
る。
【0035】上述したカメラシステム10では、撮像素
子13の撮像面上に被写体からの入射光(像光)を取り
込んで結像させる光学系において、光学ローパスフィル
タ12の後段に、必要に応じて、赤外線カットフィルタ
19が配置されるようになっている。赤外線カットフィ
ルタ19を使用しないカメラシステムの場合には、赤外
線カットフィルタ19での感度低下がないため、システ
ム全体としての感度を向上でき、また赤外線カットフィ
ルタ19の価格分だけシステム全体のコストを低減でき
る。
子13の撮像面上に被写体からの入射光(像光)を取り
込んで結像させる光学系において、光学ローパスフィル
タ12の後段に、必要に応じて、赤外線カットフィルタ
19が配置されるようになっている。赤外線カットフィ
ルタ19を使用しないカメラシステムの場合には、赤外
線カットフィルタ19での感度低下がないため、システ
ム全体としての感度を向上でき、また赤外線カットフィ
ルタ19の価格分だけシステム全体のコストを低減でき
る。
【0036】ここで、赤外線カットフィルタ19を使用
しない場合の色再現性について考える。図5に、赤外線
カットフィルタ19を使用しない場合のベクトルスコー
プ上の色再現の一例を示す。これは、7色のカラーバー
チャートを撮像した場合の座標系で、横軸が色差信号B
−Yの振幅(ゲイン)を、縦軸が色差信号R−Yの振幅
をそれぞれ示し、原点が白(W)である。
しない場合の色再現性について考える。図5に、赤外線
カットフィルタ19を使用しない場合のベクトルスコー
プ上の色再現の一例を示す。これは、7色のカラーバー
チャートを撮像した場合の座標系で、横軸が色差信号B
−Yの振幅(ゲイン)を、縦軸が色差信号R−Yの振幅
をそれぞれ示し、原点が白(W)である。
【0037】この座標系において、第2象限にあるのは
マゼンタ(Mg)、赤(R)、黄(Ye)であり、第3象限にあ
るのは緑(G)、第4象限にあるのはシアン(Cy)、青
(B)である。また、座標系中の黒丸(●)は約3,2
00Kの比較的低い色温度(例えば、白熱電球)での色
再現であり、白丸(○)は約10,000Kの高い色温
度(例えば、海やスキー場など)での色再現である。
マゼンタ(Mg)、赤(R)、黄(Ye)であり、第3象限にあ
るのは緑(G)、第4象限にあるのはシアン(Cy)、青
(B)である。また、座標系中の黒丸(●)は約3,2
00Kの比較的低い色温度(例えば、白熱電球)での色
再現であり、白丸(○)は約10,000Kの高い色温
度(例えば、海やスキー場など)での色再現である。
【0038】ここで、カメラシステムを構成する上で、
低色温度と高色温度のどちらの色温度でも色再現性が良
いということが重要な条件となる。また、低色温度と高
色温度にて色再現が変化しないことが理想的であるが、
赤外線カットフィルタ19を配置しない場合には大きな
変化を生じる。これにより、例えば屋内、屋外という色
温度が異なるような条件下で撮像した場合に、被写体の
色が全く違うものとなる。
低色温度と高色温度のどちらの色温度でも色再現性が良
いということが重要な条件となる。また、低色温度と高
色温度にて色再現が変化しないことが理想的であるが、
赤外線カットフィルタ19を配置しない場合には大きな
変化を生じる。これにより、例えば屋内、屋外という色
温度が異なるような条件下で撮像した場合に、被写体の
色が全く違うものとなる。
【0039】そこで、本実施形態では、赤外線カットフ
ィルタ19を配置しない場合にも、配置した場合と同様
に色再現性を良くし、なおかつ色温度変化に対しても色
再現変化が少なくなるようにするために、原色分離マト
リクス定数設定回路162において、原色分離回路16
1での原色分離の際に用いる原色分離マトリクス定数R
MATY,RMATC,BMATY,BMATCを最適
化された値に設定する。この原色分離マトリクス定数の
最適化は、色再現シミュレータを使い、色再現性と色温
度変化の両方の観点から行う。
ィルタ19を配置しない場合にも、配置した場合と同様
に色再現性を良くし、なおかつ色温度変化に対しても色
再現変化が少なくなるようにするために、原色分離マト
リクス定数設定回路162において、原色分離回路16
1での原色分離の際に用いる原色分離マトリクス定数R
MATY,RMATC,BMATY,BMATCを最適
化された値に設定する。この原色分離マトリクス定数の
最適化は、色再現シミュレータを使い、色再現性と色温
度変化の両方の観点から行う。
【0040】このように、赤外線カットフィルタ19を
配置しない(使用しない)カメラシステム10におい
て、原色分離回路161での原色分離の際に用いる原色
分離マトリクス定数RMATY,RMATC,BMAT
Y,BMATCを最適化することにより、赤外線カット
フィルタ19を使用した場合と同等の色再現性を保ち、
同時に色温度変化に対しても色再現変化を少なくするこ
とができる。
配置しない(使用しない)カメラシステム10におい
て、原色分離回路161での原色分離の際に用いる原色
分離マトリクス定数RMATY,RMATC,BMAT
Y,BMATCを最適化することにより、赤外線カット
フィルタ19を使用した場合と同等の色再現性を保ち、
同時に色温度変化に対しても色再現変化を少なくするこ
とができる。
【0041】図6に、赤外線カットフィルタ19を使用
しない場合(a)および原色分離マトリクス定数の最適
化を行った場合(b)のベクトルスコープ上の色再現を
それぞれ示す。また、図7に、原色分離マトリクス定数
の最適化前(a)および最適化後(b)の原色分離後の
分光感度特性をそれぞれ示す。同図(b)から明らかよ
うに、原色分離マトリクス定数の最適化を行うことによ
り、長波長側の分光感度を抑えることができる。
しない場合(a)および原色分離マトリクス定数の最適
化を行った場合(b)のベクトルスコープ上の色再現を
それぞれ示す。また、図7に、原色分離マトリクス定数
の最適化前(a)および最適化後(b)の原色分離後の
分光感度特性をそれぞれ示す。同図(b)から明らかよ
うに、原色分離マトリクス定数の最適化を行うことによ
り、長波長側の分光感度を抑えることができる。
【0042】また、原色分離回路161から出力される
R信号Sr1のホワイトバランスアンプ165Rに至る
信号経路において、切替えスイッチ163は、赤外線カ
ットフィルタ19を配置しない(使用しない)システム
の場合には、R信号Sr1の信号レベルを減衰器164
で下げてホワイトバランスアンプ165Rに供給するよ
うにする。その理由について、以下に説明する。
R信号Sr1のホワイトバランスアンプ165Rに至る
信号経路において、切替えスイッチ163は、赤外線カ
ットフィルタ19を配置しない(使用しない)システム
の場合には、R信号Sr1の信号レベルを減衰器164
で下げてホワイトバランスアンプ165Rに供給するよ
うにする。その理由について、以下に説明する。
【0043】先ず、撮像素子13としてCCD撮像素子
を用いた場合に、CCD撮像素子は赤外領域(700n
m〜)にも感度を持つため、赤外線カットフィルタ19
を使用しないことにより、長波長側のエネルギーが増す
る。これにより、全体のバランスをとると、ホワイトバ
ランスは赤(長波長)側にシフトし、ホワイトバランス
がずれてしまうために、R信号の信号レベルを抑えるの
である。
を用いた場合に、CCD撮像素子は赤外領域(700n
m〜)にも感度を持つため、赤外線カットフィルタ19
を使用しないことにより、長波長側のエネルギーが増す
る。これにより、全体のバランスをとると、ホワイトバ
ランスは赤(長波長)側にシフトし、ホワイトバランス
がずれてしまうために、R信号の信号レベルを抑えるの
である。
【0044】また、原色分離マトリクス定数を最適化し
ても、長波長側の分光感度を完全には抑えることができ
ないため、低色温度の場合には長波長成分のエネルギー
が増大する。そのために、低色温度ではRゲインをより
小さくしなければならず、ホワイトバランスアンプ16
5Rの調整下限にすぐに達してしまうことになる。した
がって、ホワイトバランスアンプ165Rに入力される
前にR信号の信号レベルを抑えることで、ホワイトバラ
ンスアンプ165Rのゲインの調整範囲を広げることが
できる。
ても、長波長側の分光感度を完全には抑えることができ
ないため、低色温度の場合には長波長成分のエネルギー
が増大する。そのために、低色温度ではRゲインをより
小さくしなければならず、ホワイトバランスアンプ16
5Rの調整下限にすぐに達してしまうことになる。した
がって、ホワイトバランスアンプ165Rに入力される
前にR信号の信号レベルを抑えることで、ホワイトバラ
ンスアンプ165Rのゲインの調整範囲を広げることが
できる。
【0045】一方、赤外線カットフィルタ19を配置す
る(使用する)カメラシステムにおいては、原色分離マ
トリクス定数設定回路162は原色分離回路161に対
して従来と同じ値の原色分離マトリクス定数RMAT
Y,RMATC,BMATY,BMATCを設定し、切
替えスイッチ163は原色分離回路161から出力され
るR信号Sr1をそのままホワイトバランスアンプ16
5Rに供給するようにする。これにより、赤外線カット
フィルタ19での感度低下の分だけシステム全体の感度
が低下するものの、優れた色再現性を得ることができ
る。
る(使用する)カメラシステムにおいては、原色分離マ
トリクス定数設定回路162は原色分離回路161に対
して従来と同じ値の原色分離マトリクス定数RMAT
Y,RMATC,BMATY,BMATCを設定し、切
替えスイッチ163は原色分離回路161から出力され
るR信号Sr1をそのままホワイトバランスアンプ16
5Rに供給するようにする。これにより、赤外線カット
フィルタ19での感度低下の分だけシステム全体の感度
が低下するものの、優れた色再現性を得ることができ
る。
【0046】なお、本発明に係るカメラシステムは、オ
ートホワイトバランス機能を持つ民生用、業務用および
産機用カメラに適用可能である。これにより、赤外線カ
ットフィルタを使用しないシステムを構成した場合に
は、システム全体としての感度を向上できるとともに、
システム全体のコストを低減できる。
ートホワイトバランス機能を持つ民生用、業務用および
産機用カメラに適用可能である。これにより、赤外線カ
ットフィルタを使用しないシステムを構成した場合に
は、システム全体としての感度を向上できるとともに、
システム全体のコストを低減できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラーフィルタを有する固体撮像素子から出力される画
像信号の処理に際し、原色分離回路の原色分離マトリク
ス定数を切替え可能とし、そのマトリクス定数として、
固体撮像素子の撮像面上に被写体からの入射光を取り込
む光学系中に赤外線カットフィルタが配置される場合と
配置されない場合とで、それぞれに最適化された値を設
定するようにしたことにより、光学系中に赤外線カット
フィルタを配置した場合にはその作用によって良好な色
再現性が得られる一方、光学系中に赤外線カットフィル
タを配置しない場合には、感度を向上できかつコスト低
減が図れるとともに、赤外線カットフィルタを配置した
場合と同等の色再現性を得ることができる。
カラーフィルタを有する固体撮像素子から出力される画
像信号の処理に際し、原色分離回路の原色分離マトリク
ス定数を切替え可能とし、そのマトリクス定数として、
固体撮像素子の撮像面上に被写体からの入射光を取り込
む光学系中に赤外線カットフィルタが配置される場合と
配置されない場合とで、それぞれに最適化された値を設
定するようにしたことにより、光学系中に赤外線カット
フィルタを配置した場合にはその作用によって良好な色
再現性が得られる一方、光学系中に赤外線カットフィル
タを配置しない場合には、感度を向上できかつコスト低
減が図れるとともに、赤外線カットフィルタを配置した
場合と同等の色再現性を得ることができる。
【図1】本発明に係るカメラシステムの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】オプティカルディテクタの構成の一例を示す回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
【図3】オプティカルディテクタ内の積分回路での積分
範囲を示す図である。
範囲を示す図である。
【図4】システムコントローラの一例を示す機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】赤外線カットフィルタを使用しない場合のベク
トルスコープ上の色再現を示す図である。
トルスコープ上の色再現を示す図である。
【図6】ベクトルスコープ上の色再現を示す図であり、
(a)は赤外線カットフィルタがない場合を、(b)は
原色分離マトリクス定数を最適化した場合をそれぞれ示
している。
(a)は赤外線カットフィルタがない場合を、(b)は
原色分離マトリクス定数を最適化した場合をそれぞれ示
している。
【図7】原色分離後の分光感度特性を示す図であり、
(a)は原色分離マトリクス定数の最適化前の特性を、
(b)は原色分離マトリクス定数の最適化後の特性をそ
れぞれ示している。
(a)は原色分離マトリクス定数の最適化前の特性を、
(b)は原色分離マトリクス定数の最適化後の特性をそ
れぞれ示している。
【図8】補色フィルタの分光感度特性を示す図であり、
(a)は赤外線カットフィルタを通る前の特性を、
(b)は赤外線カットフィルタを通った後の特性をそれ
ぞれ示している。
(a)は赤外線カットフィルタを通る前の特性を、
(b)は赤外線カットフィルタを通った後の特性をそれ
ぞれ示している。
10…カメラシステム、12…光学ローパスフィルタ、
13…撮像素子、16…デジタル信号処理回路、17…
オプティカルディテクタ、18…システムコントロー
ラ、19…赤外線(IR)カットフィルタ、161…原
色分離回路、162…原色分離マトリクス定数設定回
路、163…切替えスイッチ、164…減衰器、165
R,165G,165B…ホワイトバランスアンプ
13…撮像素子、16…デジタル信号処理回路、17…
オプティカルディテクタ、18…システムコントロー
ラ、19…赤外線(IR)カットフィルタ、161…原
色分離回路、162…原色分離マトリクス定数設定回
路、163…切替えスイッチ、164…減衰器、165
R,165G,165B…ホワイトバランスアンプ
Claims (5)
- 【請求項1】 カラーフィルタを有する固体撮像素子か
ら出力される画像信号を処理する信号処理回路であっ
て、 前記画像信号をR(赤),G(緑),B(青)の原色信
号に分離する原色分離回路と、 前記原色分離回路に対して原色分離マトリクス定数を設
定するとともに、そのマトリクス定数を切替え可能な原
色分離マトリクス定数設定回路と、 前記原色分離回路から出力される前記R,G,Bの原色
信号の相互間のゲイン調整を行うホワイトバランスアン
プとを備えたことを特徴とする固体撮像素子の信号処理
回路。 - 【請求項2】 前記原色分離マトリクス定数設定回路
は、前記固体撮像素子の撮像面上に被写体からの入射光
を取り込む光学系中に、赤外線カットフィルタが配置さ
れる場合と配置されない場合とでマトリクス定数を切り
替えることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子の
信号処理回路。 - 【請求項3】 前記原色分離回路から出力される前記R
の原色信号の前記ホワイトバランスアンプに至る信号経
路中に、前記マトリクス定数の切替えに連動して前記R
の原色信号の信号レベルを選択的に下げる手段を有する
ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子の信号処
理回路。 - 【請求項4】 カラーフィルタを有する固体撮像素子
と、 前記固体撮像素子の撮像面上に被写体からの入射光を取
り込む光学系と、 前記画像信号をR(赤),G(緑),B(青)の原色信
号に分離する原色分離回路と、 前記原色分離回路に対して原色分離マトリクス定数を設
定するとともに、前記光学系中に赤外線カットフィルタ
が配置される場合と配置されない場合とでそのマトリク
ス定数を切り替える原色分離マトリクス定数設定回路
と、 前記原色分離回路から出力される前記R,G,Bの原色
信号の相互間のゲイン調整を行うホワイトバランスアン
プとを備えたことを特徴とするカメラシステム。 - 【請求項5】 前記原色分離回路から出力される前記R
の原色信号の前記ホワイトバランスアンプに至る信号経
路中に、前記マトリクス定数の切替えに連動して前記R
の原色信号の信号レベルを選択的に下げる手段を有する
ことを特徴とする請求項4記載のカメラシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10145536A JPH11341502A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 固体撮像素子の信号処理回路およびカメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10145536A JPH11341502A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 固体撮像素子の信号処理回路およびカメラシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11341502A true JPH11341502A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15387476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10145536A Pending JPH11341502A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 固体撮像素子の信号処理回路およびカメラシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11341502A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN100428778C (zh) * | 2005-02-08 | 2008-10-22 | 奥林巴斯映像株式会社 | 颜色调整方法及颜色调整装置 |
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-
1998
- 1998-05-27 JP JP10145536A patent/JPH11341502A/ja active Pending
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