JPH11341941A - 散撒装置 - Google Patents

散撒装置

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JPH11341941A
JPH11341941A JP21821598A JP21821598A JPH11341941A JP H11341941 A JPH11341941 A JP H11341941A JP 21821598 A JP21821598 A JP 21821598A JP 21821598 A JP21821598 A JP 21821598A JP H11341941 A JPH11341941 A JP H11341941A
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英希 熊谷
Kazuhiro Nishiyama
和浩 西山
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Kumagai Noki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 もみがら2を畑のうね19巾などの散撒巾に合
わせてむらなく一様に自動的に撒くことができる画期的
な散撒装置を提供すること。 【解決手段】 トラクターなどの移動車1に連結して牽
引され、もみがらや炭や肥料などの田畑に撒く散撒物2
を収納する牽引収納体3の底部に、この散撒物2を落下
排出する排出口部4を設け、この排出口部4の下部にふ
るい体5を配設し、このふるい体5を前記排出口部4か
ら落下する散撒物2の落下方向と交差する方向に往復動
させるふるい体振動機構6を備えた散撒装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、もみがらや炭や肥
料などの散撒物を田畑に撒く散撒装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、もみがらやもみがらを焼いた炭は水を多く含むこと
ができるもので、暑いときには水分を蒸発させてその蒸
発熱により土が熱くなり過ぎることを防ぎ、寒いときに
は水分を吸収して霜が降りることを防いだり、害虫除け
となったりするなど、田畑に様々な効能がある。
【0003】従来例えば、このような効能があるためも
みがらを撒く場合、もみがらを一旦田畑の数カ所に山盛
りに積み、これを作業者がスコップなどで田畑に撒いて
いたが、もみがら自体は軽く散撒し易いものの、非常に
労力の要る厄介な作業であるうえ、むらなく一様に撒く
ことが困難であるという問題点があった。たとえホーキ
やレーキなどで均一となるようにもみがらをならそうと
してもなかなかうまくいかない。
【0004】しかも、もみがらを畑のうねに散撒する場
合には、うねとうねとの間の足場が狭いため余計作業が
厄介であるうえ、もみがらがうねからはみ出てしまった
りして無駄が多いという問題点もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
これを解決するもので、全く新しい発想に基づきもみが
らや炭や肥料などを畑のうね巾などの散撒巾に合わせて
むらなく一様に自動的に撒くことができる画期的な散撒
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】トラクターなどの移動車1に連結して牽引
され、もみがらや炭や肥料などの田畑に撒く散撒物2を
収納する牽引収納体3の底部に、この散撒物2を落下排
出する排出口部4を設け、この排出口部4の下部にふる
い体5を配設し、このふるい体5に前記排出口部4から
落下する散撒物2の落下方向と交差する方向に往復動さ
せるふるい体振動機構6を備えたことを特徴とする散撒
装置に係るものである。
【0008】前記ふるい体5を格子又は網板により構成
し、この格子間隔又は網目間隔を前記排出口部4から落
下する前記散撒物2が目詰まりしてふるい体5上に多量
に積載されない大きさとし、且つこの落下する散撒物2
を前記ふるい体振動機構6の往復動によって一様にふる
い落下する小ささとしたことを特徴とする請求項1記載
の散撒装置に係るものである。
【0009】前記ふるい体5を前記排出口部4の下方に
水平方向に往復移動自在に垂設し、駆動源17によって回
転する回転軸部7に偏心部8を設け、この偏心部8の偏
心運動によって前記ふるい体5が往復運動するように前
記ふるい体振動機構6を構成したことを特徴とする請求
項1,2のいずれか1項に記載の散撒装置に係るもので
ある。
【0010】前記ふるい体5の一側部と前記偏心部8と
を連結体9によって連結してこの偏心部8の偏心運動に
よって前記ふるい体5が往復運動するように構成し、こ
のふるい体5の反対側に前記偏心運動の少なくとも一方
向への移動に対して抗する弾性体10を設けて前記ふるい
体振動機構6を構成したことを特徴とする請求項3記載
の散撒装置に係るものである。
【0011】前記排出口部4に排出口部4の開口度を調
整し得る開閉機構12を設けたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項に記載の散撒装置に係るものであ
る。
【0012】前記ふるい体5若しくは前記排出口部4の
一部を遮って散撒巾を調整し得る散撒巾調整体11を設け
たことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
の散撒装置に係るものである。
【0013】前記ふるい体5若しくは前記排出口部4の
一部を遮って散撒巾を調整し得るシート状の散撒巾調整
体11を設け、この散撒巾調整体11を巻き取る巻き取り部
24を設け、この巻き取り部24を回動して散撒巾調整体11
を巻き取る若しくは巻き出すことにより前記ふるい体5
若しくは前記排出口部4を遮る度合いを調整して散撒巾
を調整し得るように構成したことを特徴とする請求項6
記載の散撒装置に係るものである。
【0014】前記ふるい体5若しくは前記排出口部4の
一部を遮って散撒巾を調整し得るシート状の散撒巾調整
体11・11を、前記移動車1の進行方向に対して左右に対
向状態に設け、この散撒巾調整体11・11に夫々散撒巾調
整体11・11を巻き取る巻き取り部24・24を設け、このう
ち少なくともいずれか一方の巻き取り部24を回動して前
記ふるい体5若しくは前記排出口部4を遮る度合いを調
整して散撒巾を調整し得るように構成し、この散撒巾調
整体11を常に張った状態で弛まないように保持する弛み
防止弾性体26を設け、この弛み防止弾性体26に抗して前
記散撒巾調整体11を前記巻き取り部24に巻き取るように
構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
に記載の散撒装置に係るものである。
【0015】前記牽引収納体3の底部に設けた前記ふる
い体5の側部であって、前記移動車1の進行方向に対す
る左右の側部のうち少なくとも一方側に、ふるい体5を
通過しないでこのふるい体5の上に残る不純物27を排出
し得る排出部28を設け、この排出部28に排出部28を開口
閉塞し得る開閉板29を設けたことを特徴とする請求項1
〜8のいずれか1項に記載の散撒装置に係るものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】例えば、田畑にもみがらなどの散撒物2を
撒く場合、散撒物2を収納した牽引収納体3をトラクタ
ーなどの移動車1に連結し、この牽引収納体3の底部の
排出口部4を開口して移動車1を走行させる。
【0018】散撒物2は走行している牽引収納体3底部
の排出口部4から少しずつ落下し、この排出口部4の下
部で往復動しているふるい体5を通過して田畑にふるい
落下される。
【0019】即ち、ふるい体5はふるい体振動機構6に
よって散撒物2の落下方向と交差する方向に往復動して
いるから、排出口部4より落下する散撒物2がこのふる
い体5に当たり、またふるい体5に当たった散撒物2は
横方向に跳ね返ったりしながら、このふるい体5を通過
し、いわゆるふるい落下され、所定範囲において均等な
厚みで一様に散撒物2を撒くことができることになる。
【0020】また、散撒物2の厚みは移動車1の移動速
度や排出口部4の開口度合やふるい体5の振動速度な
ど、散撒物2の落下量の調整によって調整することがで
きることとなる。即ち、例えば移動速度を速くしたり、
あるいは排出口部4の開口度合を狭くしたり、あるいは
ふるい体5の振動速度を速くすれば、薄く撒くことがで
きる。しかも、前記ふるい体5のふるい体振動機構6に
よる前記ふるい落下作用によって従来のようなならし作
業を行わなくても均一に散撒物2を撒くことができる。
【0021】また、ふるい体5に設けた連結体9の反対
側に弾性体10を設け、この弾性体10がふるい体5の振動
による衝撃などを吸収してふるい体振動機構6によるふ
るい体5の往復動をスムーズにし、且つふるい体5の往
復動による騒音を大幅に低減することになる。
【0022】また、牽引収納体3の底部に設けたふるい
体5の側部であって、移動車1の進行方向に対する左右
の側部のうち少なくとも一方側に排出部28を設ければ、
この排出部28からふるい体5を通過しないでこのふるい
体5の上に残ってしまう不純物27を排出でき、ふるい体
5上に散撒物2や不純物27が目詰まりしてしまうのを確
実に防止できる上、この排出部28から散撒物2を排出し
ながら移動車1を走行させれば散撒物2を素早く厚く均
一に堆積できることになる。
【0023】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0024】本実施例は、牽引収納体3を収納箱状に形
成して例えばもみがらなどの散撒物2を多量に収納し得
るように構成し、畑のうね19とうね19との間の足場に車
輪を合わせて走行できるトラクターなどの移動車1に連
結して、牽引走行しながら牽引収納体3底部の排出口部
4から散撒物2をうね19上に落下排出し得るように構成
している。具体的には前記牽引収納体3の左右方向に、
広めの畑のうね巾に間隔を合わせた開口領域を有する前
記排出口部4を牽引収納体3の前後方向に複数設け、排
出口部4になっていない牽引収納体3底部には斜面状の
突起部13を設けている。
【0025】また、図3,図5,図6に示すように、前
記各排出口部4に各排出口部4を開閉するシャッター板
14を水平状態に架設配設し、このシャッター板14が、開
閉機構12により一斉に作動して開口度を調整し得るよう
に構成している。
【0026】具体的には図3に示すように、排出口部4
に形を合わせた窓を設けたシャッター板14と、シャッタ
ー板操作杆15とを回動軸16を介して枢着して開閉機構12
を構成し、シャッター板操作杆15を矢印方向に回動させ
るとシャッター板14が矢印方向に前後移動し得るように
構成し、排出口部4の開口度をシャッター板操作杆15の
操作により調整し得るように構成している。
【0027】従って、牽引収納体3をトラクターなどの
移動車1により牽引走行し、散撒物2を落下排出させた
いところで開閉機構12を作動操作してシャッター板14を
移動させると、牽引収納体3底部に複数設けた各排出口
部4が一斉に開口し、この開口した各排出口部4から散
撒物2が落下排出される。
【0028】また、排出口部4の開口度を調整し得るよ
うに構成したから、散撒物2の落下排出量を調節するこ
とができることになる。
【0029】また、排出口部4になっていない牽引収納
体3底部には斜面状の突起部13を設けたから、あまり散
撒物2を牽引収納体3底部に残さずに撒き切ることが可
能となり、また開閉機構12の作動操作をトラクターなど
の移動車1の運転席で操作できるようにすることで、非
常に効率よく均一に撒くことが簡単にでき、これまで厄
介であった撒き作業が極めて簡単になし得ることにな
る。
【0030】また、本実施例では、排出口部4の下部に
ふるい体5を配設し、このふるい体5に前記排出口部4
から落下する散撒物2の落下方向と交差する方向に往復
動させるふるい体振動機構6を構成している。
【0031】具体的には、ふるい体5を畑のうね19巾に
横幅を略合わせた周囲枠22付きの網板により構成し、ふ
るい体5の網目間隔は、前記ふるい落下作用を果たすよ
うに適正な大きさとしている。即ち、排出口部4から落
下する散撒物2が目詰まりしてふるい体5上に多量に積
載されない大きさとし、且つこの落下する散撒物2を前
記ふるい体振動機構6の往復動によって一様にふるい落
下する小ささとなるように構成している。更に説明すれ
ば、散撒物2に対して網目間隔が小さすぎてふるい体5
の網目に目詰まりしたり、網目間隔が大きすぎて散撒物
2がこの網目を素通りしてふるい作用を果たさないこと
がないように網目間隔を適正に構成している。
【0032】尚、このふるい体5は散撒物2の大きさに
対応して網目間隔の異なるふるい体5をいくつか用意し
ておき、必要に応じて適正な間隔となるように交換でき
るように構成してもよい。
【0033】また、ふるい体5は牽引収納体3の前後両
側面の底部に枢着した吊下体21に枢着して水平方向に往
復移動自在に垂設し、このふるい体5の一側部両端に、
夫々連結体9の基端部9Aを枢着し、この連結体9の先
端部にリング状のリング部9Bを設け、後述する偏心部
8にこの連結体9のリング部9Bを環装して、回転する
偏心部8の偏心運動によりふるい体5が垂下状態で略水
平方向に往復運動するようにふるい体振動機構6を構成
している。
【0034】この偏心部8は図4に示したように、駆動
源17により回転する回転軸部7の所定位置に偏心部8と
して偏心カム8を設け、この回転軸部7が回転するとこ
の偏心カム8が回転し、この偏心カム8に被嵌した前記
連結体9のリング部9Bが偏心カム8の外周カム面によ
って進退移動し、この連結体9を介してふるい体5が往
復運動する。
【0035】また、本実施例では、回転軸部7を回動さ
せる駆動源17としてトラクターなどの移動車1の回動す
る駆動源17を採用し、動力伝達機構18により駆動源17の
回動を回転軸部7に伝達するように構成している。
【0036】また、ふるい体5に枢着した連結杆9の反
対側の両端に弾性体10を配設している。
【0037】この弾性体10は、本実施例ではコイルバネ
を採用し、このバネの一端側をふるい体5の周囲枠22に
付設し、他端側を牽引収納体3に垂設した機枠23の所定
位置に付設固定して、ふるい体5が偏心カム8によって
水平方向の連結体9側へ引動された場合にふるい体5を
逆方向(戻り方向)に引っ張り、戻り付勢するように構
成している。
【0038】従って、排出口部4から落下排出された散
撒物2は排出口部4の下部に設けたふるい体5を通過し
てふるい落下されることになる。その際、図9に示した
ように、排出口部4から落下排出する散撒物2の量に多
少むらがあっても、あるいは走行速度にむらがあっても
ふるい体5の網目をふるわれて通り抜ける散撒物2の量
は略一定のままに保たれて且つふるい体5に当たった散
撒物2は横方向に跳ね返ったりしながらふるい落下され
るから、所定範囲において均等厚に均一に散撒物2を撒
くことができる。
【0039】また、このとき、ふるい体5はふるい体振
動機構6により水平方向に振動しているから、散撒物2
はふるい体5の網目に詰まりにくく、前記ふるい作用が
確実に発揮され、均一に散撒物2を撒くことができるこ
とになる。
【0040】また、ふるい体振動機構6を回転する偏心
カム8の偏心運動により往復運動するように構成したか
ら、極めて簡単で製作容易な構成にして確実にふるい体
5を往復運動させることができることになる。
【0041】また、ふるい体5に枢着した連結体9の反
対側に弾性体10を配設したから、この弾性体10がふるい
体5を弾性体10側に移動する際に引っ張り、ふるい体5
の往復運動をスムーズにして、且つ、ふるい体5の往復
運動に伴う衝撃を吸収し、騒音を大幅に低減することに
なる。また、この弾性体10は二箇所に設けたからふるい
体5の往復運動が片寄らずに安定する。
【0042】また、このふるい体振動機構6の駆動源17
を移動車1に設ける構成としたから、牽引収納体3に重
いモータなどの駆動源を載置する必要がなく、簡単な動
力伝達機構18により駆動源17の回転を偏心カム8に伝達
させるだけでよく、軽量化できてしかも製作容易にな
る。
【0043】また、ふるい体5は散撒物2の大きさに対
応して網目間隔の異なるふるい体5をいくつか用意して
おき、必要に応じて交換することができるように構成す
れば、もみがらや炭や肥料など様々な散撒物2を撒くこ
とができ、極めて実用性に秀れることとなる。
【0044】また、本実施例では図3,図7,図8に示
すように、散撒巾調整体11として板状の散撒巾調整板11
を排出口部4の下部であって牽引収納体3の移動方向の
左右にそれぞれ水平状態に架設し、この2枚の散撒巾調
整板11の間隔を調節して係止し、散撒巾を調整し得るよ
うに構成している。
【0045】従って、図7に示すような巾が狭いうね19
に散撒物2を撒く場合には、2枚の散撒巾調整板11の間
隔を狭めて散撒巾をうね19の巾に合わせ、図8に示すよ
うな巾が広いうね19に散撒物2を撒く場合には、2枚の
散撒巾調整板11の間隔を広げて散撒巾をうね19の巾に合
わせることができ、散撒物2を撒く必要のないうね19と
うね19との間に散撒物2を撒いて無駄にすることがな
い。
【0046】尚、本実施例では散撒巾調整板11を排出口
部4とふるい体5の間に設けたが、ふるい体5の下部に
設けてもよく、また、本実施例のように2枚の散撒巾調
整板11の間隔で散撒巾を調整しないで、1枚の散撒巾調
整板11のみを移動調節できるようにして、この散撒巾調
整板11と排出口部4の一端との間隔で散撒巾を調整する
ように構成してもよく、要は落下排出される散撒物2の
散撒巾を調整できれば散撒巾調整板11はどの場所に設け
てもよい。
【0047】また、牽引収納体3は三点リンク昇降装置
20によってトラクターなどの移動車1の後方に連結する
構成としており、この三点リンク昇降装置20は移動車1
の運転席の操作により昇降操作できるように構成されて
いる(この三点リンク昇降装置20は最近のトラクターに
は一般的に装備されているものであるため、更に詳細な
説明は省略する。)。
【0048】図10,11,12は散撒巾調整体11の第
2実施例を示すものである。
【0049】この散撒巾調整体11はシート状で、排出口
部4の下部であって牽引収納体3の移動方向の左右にそ
れぞれ水平状態に架設し、この2枚の散撒巾調整体11の
間隔をシート状の散撒巾調整体11を巻き取ったり,巻き
出したりすることによりふるい体5を遮る度合いを調節
して係止し、散撒巾を調整し得るように構成している。
【0050】また、散撒巾調整体11には左右夫々の外側
縁に散撒巾調整体11を巻き取ったり,巻き出したりする
巻き取り部24が設けられており、夫々の巻き取り部24同
士は連鎖回動機構25により一方の巻き取り部24Aを回動
すると他方の巻き取り部24Bが連鎖回動するように構成
している。
【0051】また、一方の巻き取り部24Aと他方の巻き
取り部24Bの巻き取り回動方向を逆向きに構成してい
る。即ち、図10を用いて説明すると、一方の巻き取り
部24Aを矢印方向に回動させて散撒巾調整体11を巻き取
ると、前記連鎖回動機構25により他方の巻き取り部24B
も矢印方向に連鎖回動して散撒巾調整体11を巻き取るこ
ととなる。
【0052】巻き取り部24Aの回動はこの巻き取り部24
Aの一端部に設けた巻き取り操作機構33の回動操作によ
り行う。
【0053】この巻き取り操作機構33は、係止凹部31が
複数設けられた回動操作部34と、この係止凹部31に当接
係止する係止杆32とから構成されていて、回動操作部34
を一方向(本実施例では散撒巾調整体11を巻き出す方
向)のみに回動しうるラチェット式の構成となってい
る。
【0054】また、係止杆32はバネ等の弾性体により引
っ張られて係止凹部31を常に押圧しており、回動操作部
34を他方向(本実施例では散撒巾調整体11を巻き戻す方
向)に回動させようとするときは、この係止杆32を引動
して係止凹部31から離して回動操作部34の回動を自由に
して行う。
【0055】また、散撒巾調整体11の先端部には弛み防
止弾性体26を配設している。
【0056】この弛み防止弾性体26は一端側を散撒巾調
整体11に付設し、他端側をふるい体5の枠の所定位置に
付設して散撒巾調整体11を引っ張り、この弛み防止弾性
体26の引っ張り力に抗して散撒巾調整体11を巻き取り部
24に巻き取るように構成している。
【0057】また、夫々の散撒巾調整体11には弛み防止
杆35を当接させて巻き取り部24に添接状態に設け、この
弛み防止杆35を介して散撒巾調整体11が弛み防止弾性体
26によって引っ張られることにより、散撒巾調整体11が
常に張った状態で弛まないように構成している。
【0058】従って、第2実施例はシート状の散撒巾調
整体11を巻き取り部24に巻き取ったり,巻き出したりし
て散撒巾を調節する構成としたから、巻き取り部24を回
動するだけで前述の板状の散撒巾調整板11を用いた場合
に比べ極めて簡単にうね19の巾に合わせて散撒巾の調節
ができることとなる。
【0059】即ち、板状の散撒巾調整板11を用いた場合
ではこの散撒巾調整板11を手で一々押したり引いたりし
て散撒巾を調節しなければならず、しかも運転中の振動
で散撒巾調整板11が位置ずれしないように一々ボルトな
どで固定しなければならないため、煩わしく且つ微調整
が難しく、更に、一種類の散撒巾調整板11で調節できる
範囲が狭いため、広い範囲の調整をする必要がある場合
には長さの異なる散撒巾調整板11を用意しておかなけれ
ばならないのに比べ、第2実施例のシート状の散撒巾調
整体11は巻き取り部24を回動するだけで散撒巾を調節で
き、不要な散撒巾調整板11は巻き取り部24に巻き取るこ
とができるから調節範囲が広く、どの範囲においてもス
ムーズに調節できて且つ微調整が容易である。
【0060】また、第2実施例では左右一対の散撒巾調
整板11を連鎖回動機構25により連動させて巻き取り若し
くは巻き出しし得る構成としたから、一方の散撒巾調整
体11の巻き取り部24を回動操作するだけで極めて簡単且
つスムーズに散撒巾調整できることとなる。
【0061】また、散撒巾調整板11は弛み防止弾性体26
により常に引っ張られているから巻き取り部24から散撒
巾調整板11を巻き出して散撒巾を狭める場合に散撒巾調
整板11が弛んでしまうことなくスムーズに散撒巾調整で
きることとなる。
【0062】また、巻き取り部24を回動操作するラチェ
ット式の巻き取り操作機構33を設けたから、所定の散撒
巾に調節すれば運転中の振動等により勝手に散撒巾調整
体11の位置がずれてしまったりして散撒巾が変わってし
まうことがなく、極めて実用性に秀れることとなる。
【0063】図11,12,13は牽引収納体3の底部
にふるい体5を通過しないでこのふるい体5の上に残る
不純物27を排出する排出部28を設けた第3実施例を示す
ものである。
【0064】排出部28は図12に示すように、牽引収納
体3の底部に設けたふるい体5の側部であって、移動車
1の進行方向に対する左右の側部のうちの一方に開口状
態に設けられている。
【0065】また、図中符号29は開閉板で、前記排出部
28を配したふるい体5の周囲枠22に枢着されており、こ
の開閉板29を回動して排出部28を開口閉塞し得るように
構成している。
【0066】従って、第3実施例は排出部28を設けたか
ら、この排出部28からふるい体5を通過しないでこのふ
るい体5の上に残ってしまう不純物27を排出でき、ふる
い体5上に散撒物2や不純物27が目詰まりしてしまうの
を確実に防止できる上、この排出部28から散撒物2を落
下排出しながら移動車1を走行させれば暗渠30などに散
撒物2を素早く厚く均一に堆積できることとなる。
【0067】尚、暗渠30などに散撒物2を堆積させる場
合は、図示していないが散撒巾調整体11を完全に閉じて
散撒物2が散撒巾調整体11上に沿って排出部28に流れる
ようにし、且つ、図13に示したように移動車1の三点
リンク昇降装置20によって牽引収納体3を傾けながら移
動車1を走行させると散撒物2が良好に落下排出され
る。この場合、三点リンク昇降装置20は個々に昇降調節
できることが望ましい。
【0068】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ふ
るい体とふるい体振動機構のふるい作用により、もみが
らや炭や肥料などの散撒物を極めて均一に拡散させて均
等な厚さに撒くことができ、移動車の走行速度の調整に
よって散撒量や散撒物の厚さを容易に調整することがで
きる実用性に秀れた散撒装置となる。
【0069】また、請求項2記載の発明においては、ふ
るい体の格子又は網目に散撒物が目詰まりしたりせず
に、確実にふるい作用を発揮する極めて実用性に秀れた
散撒装置となる。
【0070】また、請求項3記載の発明においては、前
記ふるい体振動機構を容易に実現することができる一層
実用性に秀れた散撒装置となる。
【0071】また、請求項4記載の発明においては、ふ
るい体が振動する際に生じる衝撃を弾性体が吸収してふ
るい体の往復動をスムーズにし、且つふるい体の往復動
に伴う騒音を大幅に低減する極めて実用性に秀れたもみ
がら散撒装置となる。
【0072】また、請求項5記載の発明においては、開
閉機構を作動させて排出口部の開閉や開口度を調整で
き、移動車の走行速度の調整に加えて開口度の調整によ
っても散撒量や散撒物の厚さを容易に調整しながら散撒
物を極めて均一に撒くことができる極めて実用性に秀れ
た散撒装置となる。
【0073】また、請求項6記載の発明においては、散
撒巾調整体により散撒巾を畑のうね巾に合わせて調整
し、散撒物をうねからはみ出させたりしてて無駄にする
ことがない。
【0074】また、請求項7記載の発明においては、シ
ート状の散撒巾調整体を巻き取り若しくは巻き出しする
ことにより散撒巾の調節をスムーズに行え、しかも散撒
巾調整体をコンパクトに巻き取ることができるから邪魔
にならず、散撒巾を広い範囲に調節可能となる。
【0075】また、請求項8記載の発明においては、簡
単に左右の散撒巾調整体を連動させて巻き取り若しくは
巻き出しすることにより散撒巾の調節をスムーズに行
え、しかも、微調整も容易で散撒巾を所定の巾に合わせ
て簡単に調節できて係止され、振動等により勝手に散撒
巾調整体がずれてしまったり、また、弛み防止弾性体に
より散撒巾調整体が常に張った状態に保持されて勝手に
散撒巾が変わってしまうことがなく、極めて実用性に秀
れた散撒装置となる。
【0076】また、請求項9記載の発明においては、排
出部からふるい体を通過しないでこのふるい体の上に残
ってしまう不純物を排出でき、ふるい体上に散撒物や不
純物が目詰まりしてしまうのを確実に防止できる上、こ
の排出部から散撒物を排出しながら移動車を走行させれ
ば散撒物を素早く厚く均一に堆積できる極めて実用性に
秀れた散撒装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明側面図である。
【図2】本実施例の使用状態を示す説明正面図である。
【図3】本実施例の説明分解斜視図である。
【図4】本実施例のふるい体振動機構を示す説明分解斜
視図である。
【図5】本実施例のシャッター開閉機構を示すものであ
って、排出口部を閉塞した状態の要部の説明側面図であ
る。
【図6】本実施例のシャッター開閉機構を示すものであ
って、排出口部を開口した状態の要部の説明側面図であ
る。
【図7】本実施例の散撒巾調整体を示すものであって、
巾が狭いうねに調整した状態の要部の説明正面図であ
る。
【図8】本実施例の散撒巾調整体を示すものであって、
巾が広いうねに調整した状態の要部の説明正面図であ
る。
【図9】本実施例の説明正断面図である。
【図10】第2実施例の散撒巾調整体を示す説明分解斜
視図である。
【図11】第2実施例の散撒巾調整体及び第3実施例の
排出部を示す説明斜視図である。
【図12】第3実施例の排出部を示す説明断面図であ
る。
【図13】第3実施例の排出部から散撒物を落下排出さ
せる場合の説明図である。
【符号の説明】
1 移動車 2 散撒物 3 牽引収納体 4 排出口部 5 ふるい体 6 ふるい体振動機構 7 回転軸部 8 偏心部 9 連結体 10 弾性体 11 散撒巾調整体 12 開閉機構 17 駆動源 24 巻き取り部 26 弾性体 27 不純物 28 排出部 29 開閉板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクターなどの移動車に連結して牽引
    され、もみがらや炭や肥料などの田畑に撒く散撒物を収
    納する牽引収納体の底部に、この散撒物を落下排出する
    排出口部を設け、この排出口部の下部にふるい体を配設
    し、このふるい体に前記排出口部から落下する散撒物の
    落下方向と交差する方向に往復動させるふるい体振動機
    構を備えたことを特徴とする散撒装置。
  2. 【請求項2】 前記ふるい体を格子又は網板により構成
    し、この格子間隔又は網目間隔を前記排出口部から落下
    する前記散撒物が目詰まりしてふるい体上に多量に積載
    されない大きさとし、且つこの落下する散撒物を前記ふ
    るい体振動機構の往復動によって一様にふるい落下する
    小ささとしたことを特徴とする請求項1記載の散撒装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ふるい体を前記排出口部の下方に水
    平方向に往復移動自在に垂設し、駆動源によって回転す
    る回転軸部に偏心部を設け、この偏心部の偏心運動によ
    って前記ふるい体が往復運動するように前記ふるい体振
    動機構を構成したことを特徴とする請求項1,2のいず
    れか1項に記載の散撒装置。
  4. 【請求項4】 前記ふるい体の一側部と前記偏心部とを
    連結体によって連結してこの偏心部の偏心運動によって
    前記ふるい体が往復運動するように構成し、このふるい
    体の反対側に前記偏心運動の少なくとも一方向への移動
    に対して抗する弾性体を設けて前記ふるい体振動機構を
    構成したことを特徴とする請求項3記載の散撒装置。
  5. 【請求項5】 前記排出口部に排出口部の開口度を調整
    し得る開閉機構を設けたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の散撒装置。
  6. 【請求項6】 前記ふるい体若しくは前記排出口部の一
    部を遮って散撒巾を調整し得る散撒巾調整体を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の散
    撒装置。
  7. 【請求項7】 前記ふるい体5若しくは前記排出口部4
    の一部を遮って散撒巾を調整し得るシート状の散撒巾調
    整体11を設け、この散撒巾調整体11を巻き取る巻き取り
    部24を設け、この巻き取り部24を回動して散撒巾調整体
    11を巻き取る若しくは巻き出すことにより前記ふるい体
    5若しくは前記排出口部4を遮る度合いを調整して散撒
    巾を調整し得るように構成したことを特徴とする請求項
    6記載の散撒装置。
  8. 【請求項8】 前記ふるい体5若しくは前記排出口部4
    の一部を遮って散撒巾を調整し得るシート状の散撒巾調
    整体11・11を、前記移動車1の進行方向に対して左右に
    対向状態に設け、この散撒巾調整体11・11に夫々散撒巾
    調整体11・11を巻き取る巻き取り部24・24を設け、この
    うち少なくともいずれか一方の巻き取り部24を回動して
    前記ふるい体5若しくは前記排出口部4を遮る度合いを
    調整して散撒巾を調整し得るように構成し、この散撒巾
    調整体11を常に張った状態で弛まないように保持する弛
    み防止弾性体26を設け、この弛み防止弾性体26に抗して
    前記散撒巾調整体11を前記巻き取り部24に巻き取るよう
    に構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の散撒装置。
  9. 【請求項9】 前記牽引収納体3の底部に設けた前記ふ
    るい体5の側部であって、前記移動車1の進行方向に対
    する左右の側部のうち少なくとも一方側に、ふるい体5
    を通過しないでこのふるい体5の上に残る不純物27を排
    出し得る排出部28を設け、この排出部28に排出部28を開
    口閉塞し得る開閉板29を設けたことを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の散撒装置。
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