JPH11341969A - 糸状海藻類の定量輸送装置及び定量充填装置 - Google Patents

糸状海藻類の定量輸送装置及び定量充填装置

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JPH11341969A
JPH11341969A JP10150882A JP15088298A JPH11341969A JP H11341969 A JPH11341969 A JP H11341969A JP 10150882 A JP10150882 A JP 10150882A JP 15088298 A JP15088298 A JP 15088298A JP H11341969 A JPH11341969 A JP H11341969A
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filamentous seaweed
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 もずく等の糸状海藻類を切断することなく輸
送し、または、充填する定量輸送装置及び定量充填装置
を提供する。 【解決手段】 タンク1またはホッパー3に貯蔵された
糸状海藻類Mを容器等に定量送りする移送手段110
は、タンク1またはホッパー3に吸入弁V1,V2を介
して接続したシリンダ容器C1,C2と、上記シリンダ
容器に吐出弁V3,V4を介して接続した吐出管P1,
P2 と、上記シリンダ容器C1,C2に真空弁V5,
V6を介して接続した減圧手段と、上記シリンダ容器に
加圧弁V7,V8を介して接続した加圧手段Kとからな
り、上記シリンダ容器は、減圧手段Gによるシリンダ容
器内の真空でタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸
状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、上記加圧手段Kに
よるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容器内の糸状海藻
類を吐出管から容器等へ吐出する。これにより、糸状海
藻類を切断することなく輸送し、定量充填できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、もずく等の糸状海
藻類の定量輸送装置及び定量充填装置に係り、特に、も
ずく等の糸状海藻類を切断したり傷付けることなく定量
輸送し、または、正確に定量充填することができるよう
にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、もずく等の糸状海藻類は、海より
収穫直後に産地の一次加工工場において、輸送装置によ
り洗浄機に運ばれ、海水による洗浄、視覚による異物除
去を行い、その後、20パーセント程度の食塩と混合
し、塩蔵タンクに塩蔵される。そして、上記塩蔵された
もずく等の糸状海藻類は、充填装置により20リッター
缶に18キログラム程度ずつ計量充填し、消費地の問屋
に出荷される。問屋は必要量を脱塩及び洗浄してから、
三杯酢等によって味付けして製品とする。
【0003】上記一次加工工場において、もずく等の糸
状海藻類の輸送装置としては、ポンプ等の輸送手段が使
用される。また、もずく等の糸状海藻類の計量充填装置
は、計量器の秤量台の上部にノズルと計量弁を配置し、
このノズルにポンプ等の輸送手段からの配管を接続す
る。もずく等の糸状海藻類を20リッター缶に18キロ
グラム程度ずつ缶に計量充填べく、計量器の秤量台上に
載せた缶に対してノズルを介して、ポンプ等の輸送手段
から送り出されるもずく等の糸状海藻類を供給する。そ
して、缶への設定量で計量弁を閉塞操作して、計量充填
を完了する。
【0004】上記輸送手段のポンプは、シリンダ内をプ
ランジャー(ピストン)が往復動するプランジャーポン
プやスライドベーン型回転ポンプ、変形ネジポンプ等が
利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記輸送手段のポンプ
により、もずく等の糸状海藻類を輸送すると、糸状海藻
類はポンプの輸送作用時に切断される。このもずくの切
断片は、後工程の脱塩及び洗浄工程によって使用される
金網等のメッシュから排水とともに流出し、歩留りを悪
化してしまう。この切断作用を防止する方法としては、
プランジャーポンプではシリンダを大型化して低速作動
させ、回転ポンプでは輸送能力に比較してポンプを大型
化して低速運転させることも考えられる。しかし、この
方法では、輸送手段の設備費が高くなるばかりか、糸状
海藻類の切断量を充分に減少させることができないとい
う問題点を有している。
【0006】更に、上記輸送手段から供給されるもずく
等の糸状海藻類を缶やコンテナ等に定量充填する充填装
置は、上記輸送手段が糸状海藻類の輸送部にポンプを使
用しているから、計量完了時に計量弁を半開したときポ
ンプ吐出側が高圧となり、閉塞操作したときポンプを破
壊するに至る。この回避対策として、インバータ等でポ
ンプの回転数を低速に切り替えたり、閉塞時にポンプを
停止する等の操作を行っている。
【0007】上記回避対策では、ポンプの運転制御が煩
雑になるばかりか、ポンプの起動・停止の繰り返しで、
もずくの切断作用を誘発するとともに、ポンプ寿命を短
縮させてしまう問題点を有している。尚、上記一次加工
でのもずくの切断作用は、輸送時のほか、塩蔵されたも
ずくを20リッター缶に18キログラム程度ずつ計量充
填したり、コンテナに容量充填する充填時にも発生す
る。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、糸状海藻類の切断作用を大
幅に減少させた定量輸送装置を提供することにある。
【0009】更に、本発明の目的は、上記定量輸送装置
において、吐出管から吐出する糸状海藻類の時間当りの
吐出量を正確に調節できる定量輸送装置を提供すること
にある。
【0010】更に、本発明の目的は、上記定量輸送装置
から送り込まれる糸状海藻類の切断作用を減少させると
ともに、正確に所定重量の糸状海藻類を容器等に重量充
填する定量充填装置を提供することにある。
【0011】更に、本発明の目的は、上記定量輸送装置
から送り込まれる糸状海藻類の切断作用を減少させると
ともに、正確に所定容積の糸状海藻類を容器等に容積充
填する定量充填装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
糸状海藻類の定量輸送装置は、タンクまたはホッパーに
貯蔵された糸状海藻類を容器等に輸送する輸送手段を備
え、上記輸送手段は、タンクまたはホッパーに吸入弁を
介して接続したシリンダ容器と、上記シリンダ容器に吐
出弁を介して接続した吐出管と、上記シリンダ容器に真
空弁を介して接続した減圧手段と、上記シリンダ容器に
加圧弁を介して接続した加圧手段とからなり、上記シリ
ンダ容器は、減圧手段によるシリンダ容器内の真空でタ
ンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ
容器内に吸入し、上記加圧手段によるシリンダ容器内の
加圧でシリンダ容器内の糸状海藻類を吐出管から外部容
器等へ吐出することにより輸送するものであることを特
徴とする。
【0013】請求項2の糸状海藻類の定量輸送装置は、
請求項1記載の糸状海藻類の定量輸送装置において、上
記輸送手段は、シリンダ容器内の加圧力と、吐出弁の開
口量との調節により、シリンダ容器内から吐出する時間
当りの糸状海藻類の吐出量を所定量に調節可能とするも
のであることを特徴とする。
【0014】請求項3の糸状海藻類の定量充填装置は、
タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類を輸送手
段により充填部に輸送し、容器等に充填する糸状海藻類
の定量充填装置において、上記輸送手段は、タンクまた
はホッパーに吸入弁を介して接続したシリンダ容器と、
上記シリンダ容器に吐出弁を介して接続した吐出管と、
上記シリンダ容器に真空弁を介して接続した減圧手段
と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して接続した加圧手
段とからなり、上記シリンダ容器は、減圧手段によるシ
リンダ容器内の真空でタンクまたはホッパーに貯蔵され
た糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、上記加圧手段
によるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容器内の糸状海
藻類を吐出管から吐出するようになし、上記充填部は、
吐出管に接続される計量弁と、上記計量弁から容器に充
填される糸状海藻類の重量を計量する計量手段とからな
り、容器の充填重量が所定重量になると計量手段が計量
弁を閉口制御することを特徴とする。
【0015】請求項4の糸状海藻類の定量充填装置は、
タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類を輸送手
段により充填部に輸送し、容器等に充填する糸状海藻類
の定量充填装置において、上記輸送手段は、タンクまた
はホッパーに吸入弁を介して接続したシリンダ容器と、
上記シリンダ容器に吐出弁を介して接続した吐出管と、
上記シリンダ容器に真空弁を介して接続した減圧手段
と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して接続した加圧手
段とからなり、上記シリンダ容器は、減圧手段によるシ
リンダ容器内の真空でタンクまたはホッパーに貯蔵され
た糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、上記加圧手段
によるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容器内の糸状海
藻類を吐出管から上記充填部へ吐出するようになし、上
記充填部は、上記シリンダ容器が吸入する糸状海藻類の
1回または数回分の吐出量により、所定容量を計量充填
することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の請求項1によると、吸入弁及び吐出弁
の閉口時に真空弁を開口して減圧手段によりシリンダ容
器内を真空とした後、吸入弁を開口してタンクまたはホ
ッパーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入
し、上記各弁の閉口時に加圧弁を開口して加圧手段から
加圧空気をシリンダ容器内に挿入して加圧状態とした
後、吐出弁を開口してシリンダ容器内の糸状海藻類を吐
出管に加圧吐出する。これにより、タンクまたはホッパ
ー内のもくず等の糸状海藻類を切断させることなく、充
分離れた場所へ定量輸送できる。
【0017】請求項2によると、シリンダ容器内の加圧
力と吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内か
ら加圧吐出する糸状海藻類の時間当りの吐出量が正確に
調節される。しかして、輸送手段からたとえば遠く離れ
た工場内に配置した処理装置等に対して、所定量のもず
く等の糸状海藻類を切断させることなく正確に輸送でき
る。
【0018】請求項3によると、上記輸送手段により糸
状海藻類は充填部に送り込まれる。充填部では吐出管か
ら送られる糸状海藻類を計量手段に載せた缶等に充填
し、計量弁を介して所定重量だけ充填したところで停止
させる。これにより、一定重量の糸状海藻類を切断させ
ることなく缶等に正確に充填できる。また、従来のポン
プとは異なり、輸送手段ではシリンダ容器内に一定加圧
をかけた状態にしておいて計量弁を開閉操作することが
できるから、弁の開閉に伴う輸送手段の制御が不要であ
る。
【0019】請求項4によると、上記輸送手段により糸
状海藻類は充填部に送り込まれる。シリンダ容器内に1
回の吸入により吸引される糸状海藻類を設定し、この吸
引・吐出作用を所定回数繰り返すことで、吐出する糸状
海藻類の供給量を定量にできる。従って、定量充填装置
に糸状海藻類を切断することなく、所定量の糸状海藻類
を容器等に正確に充填できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明に係る糸状海藻類の定量輸送装置及び定量充填装置を
説明する。まず、図6を参照して上記糸状海藻類の定量
輸送装置100及びこれを使用した定量充填装置200
又は300の工場設置例について説明する。もずく等の
糸状海藻類Mは、海水による洗浄、視覚による異物除去
後、20パーセント程度の食塩と混合し、これをタンク
1またはホッパー3に貯蔵しておく。そして、これを、
コンテナ等の容器に充填し、または缶に充填して出荷す
る。このため、処理装置の構成及び流れとしては、ロー
ラコンベア50により原料もずく等の糸状海藻類Mを計
量器51へ搬入させ、ここから原料タンク52に一時的
に貯める。続いて、もくず等の糸状海藻類Mは、海水と
ともに一次洗浄機53に送り込む。この後、目視選別機
54からアジャストタンク55に送り込まれる。このア
ジャストタンク55から塩と混合する混合機57に糸状
海藻類Mを送り込んだ後、タンク1に貯められる。この
原料タンク52から一次洗浄機53に送り込む部分及び
アジャストタンク55から混合機57に糸状海藻類Mを
送り込む部分に、本発明の定量輸送装置100が適用さ
れる。
【0021】また、タンク1に貯められた糸状海藻類M
はコンテナ40等の容器等に送り込んだり、缶30に送
り込まれて計量され。一定量充填されて、出荷される。
このタンク1からコンテナ40等の容器等または缶30
に送り込む部分に定量充填装置200又は300が適用
される。
【0022】図1,図2は、上記定量輸送装置100の
構成を示している。もずく等の糸状海藻類Mは、海水に
よる洗浄、視覚による異物除去後、20パーセント程度
の食塩と混合し、これをタンク1またはホッパー3に貯
蔵されている。上記もずく等の糸状海藻類Mの定量輸送
装置100は、糸状海藻類Mをタンク1またはホッパー
3から洗浄装置等へ、または、タンク1またはホッパー
3から充填部へ一定量ずつ送り出す輸送手段110を主
要構成とする。先ず、上記定量輸送装置100における
輸送手段110の実施形態から説明する。上記輸送手段
110の外観構成は、図7,8に示すようになってい
る。移動台車112上には、2つのシリンダ容器C1,
C2を垂直姿勢に保持しており、このシリンダ容器C
1,C2には、上部に吸入弁V1,V2が配置され、ま
た下部に吐出弁V3,V4が配置される。また、減圧手
段Gとしての真空ポンプPoとこれを駆動するモータ1
15とを備え、分離器TPの容器10を備えている。
【0023】上記輸送手段110は、タンク1またはホ
ッパー3に各々吸入弁V1,V2を介して接続した2つ
のシリンダ容器C1,C2と、上記2つのシリンダ容器
C1,C2に各々吐出弁V3,V4を介して接続した吐
出管P1,P2と、上記2つのシリンダ容器C1,C2
に各々真空弁V5,V6と分離器TP,遮断弁Vsを介
して接続した減圧手段Gと、上記2つのシリンダ容器C
1,C2に各々加圧弁V7,V8を介して接続した加圧
手段Kとからなる。
【0024】上記減圧手段Gとしては、適宜容量の真空
ポンプ等が使用される。また、加圧手段Kとしては、圧
縮機又は圧縮空気等が使用される。そして、2つのシリ
ンダ容器C1,C2は、内部の減圧又は加圧により、も
ずくMを吸入及び吐出する容器である。上記2つのシリ
ンダ容器C1,C2内の上下に配置したHiレベルセン
サS1及びLoレベルセンサS2は、シリンダ容器C
1,C2に出入りするもずくMの上限位置(Hi)と、
下限位置(Lo)とを検出して切換弁(V1,V2及び
V5,V6)を切換える機能を持ち、上下レベルセンサ
S1、S2間の容量(通常は0.1立法メートル程度の
容積)により1回当りの吐出容量が決定される。
【0025】上記分離器TPは、上記減圧手段Gの真空
ポンプPoに吸入する空気Eに混入するもずくMを分離
する機能を持っている。上記分離器TPは、図2に示す
ように、容器10内の底部にブロー弁BVを繋ぎ、上部
には真空弁V5,V6と、遮断弁Vsが繋がれている。
この遮断弁Vsは真空ポンプPoに接続され、真空ポン
プPoは水道水の給水電磁弁EVと排水管HPに接続さ
れている。容器10内には、これに混入するもずくMの
レベルセンサS3を備えており、このレベルセンサS3
のON動作により又は一定時間毎に分離器TPを起動さ
せる。
【0026】上記構成からなる輸送手段110の2つの
シリンダ容器は、図2,図3に示すように、相反する交
互運転により連続吐出作用を行なう。先ず、図2に示す
ように、シリンダ容器C1側において、吸入弁V1及び
吐出弁V3の閉口時に真空弁V5を開口して減圧手段G
によりシリンダ容器C1内を真空とした後、吸入弁V1
を開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状
海藻類Mをシリンダ容器C1内に吸入する。このとき、
シリンダ容器C2側において、上記各弁V2,V3,V
6,V7を閉口し、加圧弁V8を開口して加圧手段Kか
ら加圧空気E1をシリンダ容器C2内に挿入して加圧状
態とした後、吐出弁V4を開口してシリンダ容器C2内
の糸状海藻類Mを吐出管P2に加圧吐出させる吐出作用
を行なう。
【0027】そして、図3に示すように、次の段階にお
いては、シリンダ容器C2側おいて、吸入弁V2及び吐
出弁V4の閉口時に真空弁V6を開口して減圧手段Gに
よりシリンダ容器C2内を真空とした後、吸入弁V2を
開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海
藻類Mをシリンダ容器C2内に吸入する。このとき、シ
リンダ容器C1側において、上記各弁V1,V3,V
5,V7を閉口し、加圧弁V7の開口で加圧手段Kから
加圧空気E1をシリンダ容器C1内に挿入して加圧状態
とした後、吐出弁V3を開口してシリンダ容器C1内の
糸状海藻類Mを吐出管P1に加圧吐出させる吐出作用を
行なう。
【0028】上記2つのシリンダ容器C1,C2は、相
反する吸入・吐出作用を交互に繰り返すことにより、連
続吐出作用を行ない、タンク1またはホッパー3内のも
ずく等の糸状海藻類Mを切断させることなく円滑に連続
して送り出す。尚、上記シリンダ容器C1,C2に出入
りする糸状海藻類Mの1回当たりの吐出量Qは、上下に
配置したHiレベルセンサS1及びLoレベルセンサS
2の上限位置(Hi)と、下限位置(Lo)とで決定さ
れる。尚、輸送手段110は2つのシリンダ容器を交互
に使用して連続吐出させるようにしたものを示したが、
これに代えて1つのシリンダ容器C1又はC2だけで糸
状海藻類Mを間欠吐出させるようにした単一シリンダタ
イプとしても良い。
【0029】また、上記輸送手段110は、上記シリン
ダ容器C1,C2内の加圧力と、吐出弁V3,V4の開
口量との調節により、各シリンダ容器C1,C2内から
加圧吐出する時間当りの糸状海藻類Mの吐出量を調節す
ることができる。これにより、加圧吐出する糸状海藻類
の時間当りの輸送量を精密に制御することができる。
【0030】上記定量輸送装置100によると、以下の
効果を奏する。先ず、タンクまたはホッパー内のもずく
等の糸状海藻類は、シリンダ容器内の減圧及び加圧によ
り吸引・吐出されるから、切断されることなく充分離れ
た場所へ定量送りできる。また、2つのシリンダ容器の
相反する交互運転により、糸状海藻類Mを切断させるこ
となく円滑に連続吐出することができる。
【0031】そして、吐出管P1,P2から吐出するも
ずく等の糸状海藻類Mは、シリンダ容器C1,C2内の
加圧力と吐出弁V3,V4の開口量との調節により、シ
リンダ容器内から加圧吐出される糸状海藻類の時間当り
の吐出量が正確に制御されるから、例えば輸送手段11
0から遠く離れた工場内に配置した洗浄機等に対して、
もずく等の糸状海藻類を切断させることなく必要量だけ
正確に定量輸送できる。
【0032】次に、図4により、定量充填装置200の
第1実施形態を説明する。この定量充填装置200は、
タンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mを
送り出す上記輸送手段110と、この糸状海藻類を缶3
0等の容器に充填する充填部210とからなる。
【0033】上記充填部210は、図4に示すように、
定量輸送装置100における吐出管P1,P2の先端側
に設けられ輸送手段110から送り出される糸状海藻類
Mの流量を開閉制御する計量弁125と、この計量弁1
25から缶30に充填される糸状海藻類Mの重量を計量
する計量手段123とからなる。図9に示すように、充
填部210の外観構成としては、空缶30をストックす
る空缶ストッカ63と、この空缶30を計量手段123
へ押し出すプッシャー60と、計量手段123上にある
缶30に糸状海藻類Mを供給する計量弁125と、重量
充填した缶30を排出する搬出コンベア65とからな
る。
【0034】上記計量手段123は、計量秤33として
ロードセル秤を使用しており、充填開始前に空缶30の
風袋を消去し、充填開始後の設定重量直前と設定重量Q
とで、外部に計量信号を出力する。また、上記計量弁1
25は、計量秤33からの出力により、「全開→半開→
全閉」のように開度を変更する。計量弁125は設定重
量直前の計量信号で半開となり、設定重量の計量信号で
全閉となり、計測を終了する。更に、図示しないが、缶
移動手段として、マガジンにストックされた空缶30を
計量秤33に供給するとともに、充填が終了した缶30
を計量秤33から排出する装置を備えている。
【0035】上記定量充填装置200の第1実施形態
は、上記のように構成され、以下のように作用する。上
記輸送手段110は、シリンダ容器C1側において、吸
入弁V1及び吐出弁V3の閉口時に真空弁V5を開口し
て減圧手段Gによりシリンダ容器C1内を真空とした
後、吸入弁V1を開口してタンク1またはホッパー3に
貯蔵された糸状海藻類Mをシリンダ容器C1内に吸入す
る。このとき、シリンダ容器C2側において、上記各弁
V2,V3,V6,V7を閉口し、加圧弁V8を開口し
て加圧手段Kから加圧空気E1をシリンダ容器C2内に
挿入して加圧状態とした後、吐出弁V4を開口してシリ
ンダ容器C2内の糸状海藻類Mを吐出管P2に加圧吐出
させる吐出作用を行なう。そして、図3に示すように、
次の段階においては、シリンダ容器C2側おいて、吸入
弁V2及び吐出弁V4の閉口時に真空弁V6を開口して
減圧手段Gによりシリンダ容器C2内を真空とした後、
吸入弁V2を開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵
された糸状海藻類Mをシリンダ容器C2内に吸入する。
このとき、シリンダ容器C1側において、上記各弁V
1,V3,V5,V7を閉口し、加圧弁V7の開口で加
圧手段Kから加圧空気E1をシリンダ容器C1内に挿入
して加圧状態とした後、吐出弁V3を開口してシリンダ
容器C1内の糸状海藻類Mを吐出管P1に加圧吐出させ
る吐出作用を行なう。
【0036】上記の作用で糸状海藻類Mは充填部210
に送り込まれる。上記充填部210では計量弁125を
介して吐出管P1,P2から送られる糸状海藻類Mを計
量手段123に載せた缶30に供給する。計量手段12
3は、容器30への充填重量が所定重量直前で計量弁1
25を半開し、所定重量になると計量弁125を閉口す
るように制御する。これにより、一定重量の糸状海藻類
が切断されることなく缶30に正確に充填される。
【0037】上記充填部210を備えた定量充填装置2
00によると、以下の効果を奏する。先ず、一定量のも
ずく等の糸状海藻類を切断することなく、缶30等に正
確な重量にて高精度に充填できる。
【0038】次に、図5により、定量充填装置300の
第2実施形態を説明する。この定量充填装置300は、
上記輸送手段110から送り出される糸状海藻類Mをコ
ンテナ40等に定量充填するものである。定量充填装置
300は、タンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状
海藻類Mを送り出す上記輸送手段110と、この糸状海
藻類をコンテナ40等の容器等に定量充填する充填部2
20とからなる。上記充填部220は吐出管の先端にコ
ンテナ40等に臨ませて吐出口153を設け、吐出管P
1,P2に設けた吐出弁V3,V4が定量充填の機能を
果たす部分である。そして、上記シリンダ容器C1,C
2が吸入する糸状海藻類の1回または数回分の吐出によ
り、所定容量Qの糸状海藻類をコンテナ40等に所定容
量充填したのち、吐出弁V3,V4を閉口して充填を完
了するものである。
【0039】上記定量充填装置300は、以下のように
作用する。上記定量充填装置200と同様に、上記定量
輸送装置100の輸送手段110から送り出される糸状
海藻類は、上記シリンダ容器C1,C2が吸入する糸状
海藻類の1回または数回分の吐出により、所定容量Qの
糸状海藻類をコンテナ40等に充填する。尚、上記シリ
ンダ容器C1,C2に出入りする糸状海藻類Mの1回当
たりの吐出量は、上下に配置したHiレベルセンサS1
及びLoレベルセンサS2の上限位置(Hi)と、下限
位置(Lo)とで決定される。従って、上記シリンダ容
器C1,C2の容積を0.1立方メートル程度とする
と、1立方メートルのコンテナ40への充填は、10回
分の吐出により、所定容量Qの糸状海藻類がコンテナ4
0等に所定容量充填されることになる。
【0040】上記定量充填装置300によると、以下の
効果を奏する。先ず、一定量のもずく等の糸状海藻類を
切断することなく、コンテナ40等に正確な容量で充填
できる。更に、もずく等の糸状海藻類の吐出量を正確に
加減制御することで、各シリンダ容器からの吐出回数の
管理により糸状海藻類をコンテナに高精度に充填でき
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、シリンダ容
器内の圧力を減圧時に、タンクまたはホッパーに貯蔵さ
れた糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、シリンダ容
器内の圧力を加圧時に、吐出弁を開口してシリンダ容器
内の糸状海藻類を吐出管に加圧吐出させるから、タンク
またはホッパー内のもずく等の糸状海藻類を切断させる
ことなく、充分離れた場所へ輸送する効果を発揮する。
【0042】請求項2によると、シリンダ容器内の加圧
力と吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内か
ら加圧吐出する糸状海藻類の時間当りの吐出量が正確に
加減制御されるから、所定量のもずく等の糸状海藻類を
切断させることなく正確に輸送できる効果を発揮する。
【0043】請求項3によると、上記輸送手段により糸
状海藻類を充填部に送り込み、上記充填部は所定重量だ
け重量計測したところで充填を停止させるから、一定重
量の糸状海藻類を切断させることなく缶等に正確に充填
させられる効果を発揮する。
【0044】請求項4によると、上記輸送手段により糸
状海藻類を充填部に送り込み、上記充填部は所定容積の
糸状海藻類を、所定回数吐出してこれを容器等に充填す
るから、一定容量の糸状海藻類を切断させることなく容
器等に正確に充填させられる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、糸状海藻類の定量輸
送装置の正面図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、定量輸送装置の輸送
手段の正面図である。
【図3】本発明の実施形態を示し、定量輸送装置の輸送
手段の作用正面図である。
【図4】本発明の実施形態を示し、重量充填部を採用し
た定量充填装置の正面図である。
【図5】本発明の実施形態を示し、容量充填部を採用し
た定量充填装置の正面図である。
【図6】本発明の最適な工場実施例を示し、定量輸送装
置及び定量充填装置全体の平面図である。
【図7】本発明の最適な工場実施例を示し、シリンダ容
器の正面図である。
【図8】本発明の最適な工場実施例を示し、シリンダ容
器の平面図である。
【図9】本発明の最適な工場実施例を示し、重量充填部
の正面図である。
【符号の説明】
1 塩蔵タンク 3 ホッパー 10 容器 30 缶 33 計量秤 40 コンテナ 60 プッシャー 63 空缶ストッカ 65 搬出コンベア 100 定量輸送装置 123 缶移動手段 125 計量弁 200,300 定量充填装置 110 輸送手段 210 容量充填部 220 重量充填部 C1,C2 シリンダ容器 V1,V2 吸入弁 V3,V4 吐出弁 V5,V6 真空弁 V7,V8 加圧弁 P1,P2 吐出管 Po 真空ポンプ G 減圧手段 K 加圧手段 M 糸状海藻類 S1 Hiレベルセンサ S2 Loレベルセンサ Hi 上限位置 Lo 下限位置 Q 所定容量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状
    海藻類を容器等に輸送する輸送手段を備え、上記輸送手
    段は、タンクまたはホッパーに吸入弁を介して接続した
    シリンダ容器と、上記シリンダ容器に吐出弁を介して接
    続した吐出管と、上記シリンダ容器に真空弁を介して接
    続した減圧手段と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して
    接続した加圧手段とからなり、上記シリンダ容器は、減
    圧手段によるシリンダ容器内の真空でタンクまたはホッ
    パーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入
    し、上記加圧手段によるシリンダ容器内の加圧でシリン
    ダ容器内の糸状海藻類を吐出管から容器等へ吐出するこ
    とにより輸送するものであることを特徴とする糸状海藻
    類の定量輸送装置。
  2. 【請求項2】 上記輸送手段は、シリンダ容器内の加圧
    力と、吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内
    から吐出する時間当りの糸状海藻類の吐出量を所定量に
    調節可能とするものであることを特徴とする請求項1記
    載の糸状海藻類の定量輸送装置。
  3. 【請求項3】 タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状
    海藻類を輸送手段により充填部に輸送し、容器等に充填
    する糸状海藻類の定量充填装置において、上記輸送手段
    は、タンクまたはホッパーに吸入弁を介して接続したシ
    リンダ容器と、上記シリンダ容器に吐出弁を介して接続
    した吐出管と、上記シリンダ容器に真空弁を介して接続
    した減圧手段と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して接
    続した加圧手段とからなり、上記シリンダ容器は、減圧
    手段によるシリンダ容器内の真空でタンクまたはホッパ
    ーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、
    上記加圧手段によるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容
    器内の糸状海藻類を吐出管から吐出するようになし、上
    記充填部は、吐出管に接続される計量弁と、上記計量弁
    から容器に充填される糸状海藻類の重量を計量する計量
    手段とからなり、容器の充填重量が所定重量になると計
    量手段が計量弁を閉口制御することを特徴とする糸状海
    藻類の定量充填装置。
  4. 【請求項4】 タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状
    海藻類を輸送手段により充填部に輸送し、容器等に充填
    する糸状海藻類の定量充填装置において、上記輸送手段
    は、タンクまたはホッパーに吸入弁を介して接続したシ
    リンダ容器と、上記シリンダ容器に吐出弁を介して接続
    した吐出管と、上記シリンダ容器に真空弁を介して接続
    した減圧手段と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して接
    続した加圧手段とからなり、上記シリンダ容器は、減圧
    手段によるシリンダ容器内の真空でタンクまたはホッパ
    ーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、
    上記加圧手段によるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容
    器内の糸状海藻類を吐出管から上記充填部へ吐出するよ
    うになし、上記充填部は、上記シリンダ容器が吸入する
    糸状海藻類の1回または数回分の吐出量により、所定容
    量を計量充填することを特徴とする糸状海藻類の定量充
    填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058456A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 Seiko Engineering Kk モズク塩蔵槽のモズク排出装置
KR101365963B1 (ko) * 2012-11-07 2014-03-12 주식회사농심 다시마 겹침 분리 연속 공급장치

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