JPH11342003A - 扁平型簡易スリッパ及び扁平型簡易スリッパの製造方法 - Google Patents

扁平型簡易スリッパ及び扁平型簡易スリッパの製造方法

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JPH11342003A
JPH11342003A JP10170601A JP17060198A JPH11342003A JP H11342003 A JPH11342003 A JP H11342003A JP 10170601 A JP10170601 A JP 10170601A JP 17060198 A JP17060198 A JP 17060198A JP H11342003 A JPH11342003 A JP H11342003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強固な接着が困難とされている甲被覆部と底
板部を接着せずに構成できるようにした簡易スリッパを
提供する。また、スリッパの甲被覆部の両側縁部を歩行
による上下方向の圧力集中に対しても剥離しないように
強化した簡易スリッパを提供する。 【解決手段】 扁平な包装形態の被覆シート部材3の表
面側被覆シート部1に該表面側被覆シート部を甲被覆部
4と踵被踏部5に区分けする足入れ用開口部6を形成
し、この被覆シート部材3内に底部補強部材30を非接
着な状態に包装して簡易スリッパを構成した。また、前
記被覆シート部材3の外周縁部で甲被覆部4の両側縁部
4a,4aとして機能される部分をシートを折り曲げて
形成した折り曲げ輪郭形状部10とし、前記足入れ用開
口部6の両端部を前記折り曲げ輪郭形状部の近くに位置
するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にホテルや病院
等で来客用に用いられる使い捨てに適した扁平型簡易ス
リッパとこの扁平型簡易スリッパの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に室内履物として使用されるスリ
ッパは、ほぼ足裏の大きさに形成されていて足の裏面を
支持するための底板部材から成る底板部と足の爪先や甲
部を覆う甲被覆部材から成る甲被覆部とから構成され、
通常、前記底板部材の所定位置に甲被覆部材の周縁部を
ヒートシールによる熱接着や接着剤による接着や縫着な
ど前記底板部材と甲被覆部の素材に応じた固着手段で取
付けて形成している。前記底板部材は足の裏面を支持す
るという目的からスリッパ形状を保持できる堅牢な材質
である程度の厚さをもち、しかも衝撃に対して緩衝力を
もつ材質が望ましく、また甲被覆部材は足の爪先や甲部
を覆うという目的から足に違和感の少ない柔らかな材質
が望ましいが厚さは比較的薄くても良いものとされてい
る。一度あるいは数度の使用で捨ててしまう、いわゆる
使い捨て用の簡易スリッパの素材としては、前記の目的
を達成できると共に安価なものが要求され、底板部材と
しては、例えば、厚ボール紙、クッション性のある樹脂
材、あるいはこれらに柔らかな不織布や紙や布などを積
層したもの、甲被覆部材としては柔らかな熱可塑性の不
織布などが用いられている。このように底板部材と甲被
覆部材はその目的や機能から異質な素材で肉厚の異なる
素材が用いられていることが多い。また、前記したよう
に底板部材は種々なシート材を重ね合わせて形成される
ことが多いが、この底板部材の重ね合わせ部を互いに固
着する個所と、この底板部材に更に甲被覆部材の周縁部
を固着する個所では固着される素材や肉厚が不均一とな
っしまう。このように固着される素材が異質であった
り、肉厚が不均一ある素材同志を、例えば熱接着によっ
て同時に強固に接着することは大変困難であり、特に甲
被覆部材が底板部材から剥がれやすいため、手間のかか
る縫製作業によってこれらの接着工程を行なっているの
が実情である。しかも、底板部材に甲被覆部材を固着し
て形成した簡易スリッパは、使用目的に応じて底板部材
のみを取り替えることが出来ない。
【0003】また、スリッパの甲被覆部と底板部との接
合部、特に甲被覆部の両側縁部の後端側と底板部との接
合部は、歩行による上下方向の強い圧力が加えられるこ
とから、この接合部の接着力が弱い場合には剥離してし
まうおそれがあった。
【0004】このような甲被覆部と底板部との剥離を防
ぐために、この接合工程を手間のかかる縫製作業によっ
て行なう場合には、生産性が悪く製造コストが高くなっ
てしまう弊害があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、底板部材
に甲被覆部材を接着したタイプの接着型簡易スリッパの
製品としての良否を決定する大きな要素は底板部材に対
する甲被覆部材の接着性の良否と言われているが、本発
明は、甲被覆部を含む扁平な包装形態の被覆シート部材
から成るスリッパ主体と板状の底部補強部材とを別体と
し、扁平な包装形態の被覆シート部材から成るスリッパ
主体内に板状の底部補強部材を非接着な状態に包装する
ことによって、素材が異なり接着な困難な甲被覆部材と
底板部材を接着せずに構成した簡易スリッパを提供する
ものである。強固な接着が困難とされている甲被覆部材
と底板部材を接着せずに簡易スリッパを形成することに
より、底板部材の素材や厚さの選定が容易であり、例え
ば表面に凹凸部を形成した底板部材の採用も可能にした
簡易スリッパを提供するものである。また、スリッパ主
体に対して底板部材のみ交換できる簡易スリッパを提供
するものである。また、底板部材を包装してない被覆シ
ート部材から成るスリッパ主体のみを、通常のビニール
製やフェルト製のスリッパ内に挿入して使用するスリッ
パ用インソールとしても用いることができる簡易スリッ
パを提供するものである。また、本発明の目的は、スリ
ッパの甲被覆部の両側縁部として機能される部分を歩行
による上下方向の圧力集中に対しても剥離しないように
特に強化させた簡易スリッパを提供することである。特
に、歩行による上下方向の圧力が集中され、甲を覆う部
分と足で押圧される底部側とを互いに引き離す力が強く
作用される甲被覆部の開口側縁部と足で押圧される底部
側との境目を剥離しないように強化させたものである。
また、本発明の目的は、甲被覆部の両側部、特に歩行に
よって、甲を覆う部分と足で押圧される底部側とを互い
に引き離す力が強く作用される甲被覆部の開口側縁部と
足で押圧される底部側との境目が剥離されにくい新規な
簡易スリッパを連続的かつ高速的に機械製造するのに適
した製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、スリッパ輪郭形状の表面側被覆シート部
(1)と底面側被覆シート部(2)とをもつ扁平な包装
形態に形成された被覆シート部材(3)と、この被覆シ
ート部材(3)の前記表面側被覆シート部(1)に形成
され、該表面側被覆シート部(1)を甲被覆部(4)と
踵被踏部(5)とに区分けする足入れ用開口部(6)に
よってスリッパ主体(20)を形成してあり、このよう
に形成されたスリッパ主体の前記被覆シート部材(3)
内の表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部
(2)の間にほぼ足裏の大きさに形成された板状の底部
補強部材(30)を包装したことを特徴とする扁平型簡
易スリッパを提供する。ここで提供された簡易スリッパ
は、甲被覆部(4)を含む扁平な包装形態の被覆シート
部材(3)から成るスリッパ主体(20)と板状の底部
補強部材(30)とを別体とし、扁平な包装形態の被覆
シート部材(3)から成るスリッパ主体(20)内に板
状の底部補強部材(30)を包装することによって、接
着が困難な甲被覆部(4)と板状の底部補強部材(3
0)を接着せずに構成した簡易スリッパを提供するもの
である。
【0007】また、本発明は、シート部材によってスリ
ッパ輪郭形状の表面側被覆シート部(1)と底面側被覆
シート部(2)をもつ扁平な包装形態に形成された被覆
シート部材(3)と、この被覆シート部材(3)の前記
表面側被覆シート部(1)に形成され、該表面側被覆シ
ート部(1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区
分けする足入れ用開口部(6)によってスリッパ主体
(20)を形成してなり、前記被覆シート部材(3)の
外周縁部を、扁平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両
側縁部(4a,4a)として機能されるシートを折り曲
げて形成された折り曲げ輪郭形状部(10,10)と、
該折り曲げ輪郭形状部を除く外周縁部をスリッパ輪郭形
状に沿うように接着して形成した接着輪郭形状部(1
1)とで形成し、前記足入れ用開口部(6)の両端部
(6a,6a)を前記甲被覆部(4)の両側縁部(4
a,4a)として機能される前記折り曲げ輪郭形状部
(10,10)の近くに位置するように形成したことを
特徴とし、前記被覆シート部材(3)内の表面側被覆シ
ート部(1)と底面側被覆シート部(2)の間に前記接
着輪郭形状部(11)より小さな外形をもちほぼ足裏の
大きさに形成された板状の底部補強部材(30)を該底
部補強部材の外周縁部を前記接着輪郭形状部(11)か
ら遊離させた非接着状態に包装したことを特徴とする扁
平型簡易スリッパを提供する。前記折り曲げ輪郭形状部
(10,10)を除く外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿
うように接着して接着輪郭形状部(11)を形成する接
着手段は、接着剤を介した接着方法も可能であるが、前
記シート部材として熱可塑性素材を用い、ヒートシール
や、超音波接着などの接着方法に、よる事が好ましい。
ここで提供された簡易スリッパは、甲被覆部(4)を含
む扁平な包装形態の被覆シート部材(3)から成るスリ
ッパ主体(20)と板状の底部補強部材(20)とを別
体とし、扁平な包装形態の被覆シート部材(3)から成
るスリッパ主体(20)内に板状の底部補強部材(3
0)を非接着な状態に包装して構成したものであり、更
に、前記被覆シート部材(3)の外周縁部を、扁平状態
でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)
として機能される部分をシートを折り曲げて形成された
折り曲げ輪郭形状部(10,10)としてあり、前記足
入れ用開口部(6)の両端部(6a,6a)を前記甲被
覆部(4)の両側縁部(4a,4a)として機能される
前記折り曲げ輪郭形状部(10,10)の近くに位置す
るように形成したことによって、特に、歩行による上下
方向の圧力集中が顕著である甲被覆部の両側縁部の後端
側と底面部との境目を剥離しないように強化させたもの
である。
【0008】また、本発明は、シート部材によってスリ
ッパ輪郭形状の表面側被覆シート部(1)と底面側被覆
シート部(2)をもつ扁平な包装形態に形成された被覆
シート部材(3)と、この被覆シート部材(3)の前記
表面側被覆シート部(1)に形成され、該表面側被覆シ
ート部(1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区
分けする足入れ用開口部(6)によってスリッパ主体
(20)を形成してなり、前記被覆シート部材(3)の
外周縁部を、扁平状態でスリッパの爪先側前縁部(4
b)と踵側後縁部(5a)として機能されるシートを折
り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状部(10,10)
と、該折り曲げ輪郭形状部を除く外周縁部をスリッパ輪
郭形状に沿うように接着して形成した接着輪郭形状部
(11)とで形成し、前記足入れ用開口部(6)の両端
部(6a,6a)を前記接着輪郭形状部(11)の近く
に位置するように形成したことを特徴とし、前記被覆シ
ート部材(3)内の表面側被覆シート部(1)と底面側
被覆シート部(2)の間に前記接着輪郭形状部(11)
より小さな外形をもちほぼ足裏の大きさに形成された板
状の底部補強部材(30)を該底部補強部材の外周縁部
を前記接着輪郭形状部(11)から遊離させた非接着状
態に包装したことを特徴とする扁平型簡易スリッパを提
供する。前記折り曲げ輪郭形状部(10,10)を除く
外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿うように接着して接着
輪郭形状部(11)を形成する接着手段は、接着剤を介
した接着方法も可能であるが、前記シート部材として熱
可塑性素材を用い、ヒートシールや、超音波接着などの
接着方法に、よる事が好ましい。ここで提供された簡易
スリッパは、甲被覆部(4)を含む扁平な包装形態の被
覆シート部材(3)から成るスリッパ主体(20)と板
状の底部補強部材(30)とを別体とし、扁平な包装形
態の被覆シート部材(3)から成るスリッパ主体(2
0)内に板状の底部補強部材(30)を非接着な状態に
包装して構成したものであり、更に、前記被覆シート部
材(3)の外周縁部を、扁平状態でスリッパの爪先側前
縁部(4b)と踵側後縁部(5a)として機能される部
分をシートを折り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状部
(10,10)としたことによって、歩行による足爪先
部の圧力が加えられるスリッパの爪先側前縁部(4b)
を剥離しないように強化させている。スリッパの爪先側
前縁部(4b)をシートを折り曲げて折り曲げ輪郭形状
部(10)としたこの簡易スリッパは、スリッパ主体の
みを通常のスリッパ内に挿入してスリッパ用インソール
として用いた場合に特に効果的である。
【0009】また、本発明は、シート部材によってスリ
ッパ輪郭形状の表面側被覆シート部(1)と底面側被覆
シート部(2)をもつ扁平な包装形態に形成された被覆
シート部材(3)と、この被覆シート部材(3)の前記
表面側被覆シート部(1)に形成され、該表面側被覆シ
ート部(1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区
分けする足入れ用開口部(6)によってスリッパ主体
(20)を形成してなり、前記被覆シート部材(3)の
外周縁部を扁平状態でスリッパ輪郭形状に沿うように接
着して形成した接着輪郭形状部(11)で形成し、前記
足入れ用開口部(6)の両端部(6a,6a)を前記接
着輪郭形状部(11)の近くに位置するように形成した
ことを特徴とし、前記被覆シート部材(3)内の表面側
被覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)の間に
前記接着輪郭形状部(11)より小さな外形をもちほぼ
足裏の大きさに形成された板状の底部補強部材(30)
を該底部補強部材の外周縁部を前記接着輪郭形状部(1
1)から遊離させた非接着状態に包装したことを特徴と
する扁平型簡易スリッパを提供する。前記接着輪郭形状
部(11)を形成する接着手段は、接着剤を介した接着
方法も可能であるが、前記シート部材として熱可塑性素
材を用い、ヒートシールや、超音波接着などの接着方法
に、よる事が好ましい。ここで提供された簡易スリッパ
は、甲被覆部(4)を含む扁平な包装形態の被覆シート
部材(3)から成るスリッパ主体(20)と板状の底部
補強部材(30)とを別体とし、扁平な包装形態の被覆
シート部材(3)から成るスリッパ主体(20)内に板
状の底部補強部材(30)を非接着な状態に包装するこ
とによって、接着が困難な甲被覆部材と板状の底部補強
部材を接着せずに構成した簡易スリッパを提供するもの
である。
【0010】また、本発明は、熱可塑性素材からなるシ
ート部材によってスリッパ輪郭形状の表面側被覆シート
部(1)と底面側被覆シート部(2)をもつ扁平な包装
形態に形成された被覆シート部材(3)と、この被覆シ
ート部材(3)の前記表面側被覆シート部(1)に形成
され、該表面側被覆シート部(1)を甲被覆部(4)と
踵被踏部(5)とに区分けする足入れ用開口部(6)に
よってスリッパ主体(20)を形成してなり、前記被覆
シート部材(3)の外周縁部を、扁平状態でスリッパの
甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)として機能さ
れるシートを折り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状部
(10,10)と、該折り曲げ輪郭形状部を除く外周縁
部をスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着して形成した
熱接着輪郭形状部(11)とで形成し、前記足入れ用開
口部(6)の両端部(6a,6a)を前記甲被覆部
(4)の両側縁部(4a,4a)として機能される前記
折り曲げ輪郭形状部(10,10)の後端部の近くに位
置するように形成してなり、更に、前記スリッパ主体
(20)の前記被覆シート部材(3)内の表面側被覆シ
ート部(1)と底面側被覆シート部(2)の間に、足裏
巾とほぼ同じ横巾に形成された熱可塑性素材からなる板
状の底部補強部材(30)を、該底部補強部材の横巾方
向の外周縁部を少なくとも前記甲被覆部(4)の両側縁
部(4a,4a)から該両側縁部(4a,4a)を立ち
上げるための所定の立ち上げ遊び巾(L3,L3)を与
えられる位置に配設すると共に、この底部補強部材(3
0)の爪先側と踵側に位置する長手方向の外周縁部を前
記熱接着輪郭形状部(11)で前記表面側被覆シート部
(1)と底面側被覆シート部(2)の間に挟まれて熱接
着された接着状態に包装したことを特徴とする扁平型簡
易スリッパを提供する。前記折り曲げ輪郭形状部(1
0,10)を除く外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿うよ
うに接着して熱接着輪郭形状部(11)を形成する接着
手段は、ヒートシールによる接着方法も可能であるが、
超音波接着による接着方法が好ましい。ここで提供され
た簡易スリッパは、前記被覆シート部材(3)の外周縁
部を、扁平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部
(4a,4a)として機能される部分をシートを折り曲
げて形成された折り曲げ輪郭形状部(10,10)とし
てあり、前記足入れ用開口部(6)の両端部(6a,6
a)を前記甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)と
して機能される前記折り曲げ輪郭形状部(10,10)
の後端部の近くに位置するように形成したことによっ
て、特に、歩行による上下方向の圧力集中が顕著である
甲被覆部の両側縁部の後端側と底面部との境目を剥離し
ないように強化させたものである。また、ここで提供さ
れた簡易スリッパは、連続的かつ高速的に機械製造する
のに適している。
【0011】前述した、被覆シート部材(3)の外周縁
部を、扁平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部
(4a,4a)として機能されるシートを折り曲げて形
成された折り曲げ輪郭形状部(10,10)とした構造
の扁平型簡易スリッパは、シート長手方向の中央部に扁
平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,
4a)として機能される該両側縁部(4a,4a)の平
行な延長線で囲まれた表面側被覆シート部形成範囲(4
1)と、この表面側被覆シート部形成範囲(41)の両
側部に各端部が互いに接合される所定巾を与えられた底
面側被覆シート部形成範囲(42,42)とをもつ所定
のシート巾に形成された熱可塑性素材からなる長尺のシ
ート部材(40)であり、該シート部材(40)の前記
表面側被覆シート部形成範囲(41)に、前記表面側被
覆シート部形成範囲(41)をシート長手方向に沿って
スリッパ単位を構成する甲被覆部(4)と踵被踏部
(5)とに区分けする足入れ用開口部(6)を該足入れ
用開口部(6)の両端部(6a,6a)を前記表面側被
覆シート部形成範囲(41)の側縁位置の近くに位置す
るようにスリッパ形成単位ごと所定の間隔をおいて順次
形成する足入れ用開口部形成工程と、この足入れ用開口
部形成工程で足入れ用開口部(6)を順次形成されたシ
ート部材(40)の前記表面側被覆シート部形成範囲
(41)内にほぼ足裏の大きさに形成された板状の底部
補強部材(30)を該底部補強部材(30)が甲被覆部
(4)と踵被踏部(5)とに区分けする足入れ用開口部
(6)の形成位置に対応されるように重ね合わせる底部
補強部材重ね合わせ工程と、前記足入れ用開口部形成工
程で足入れ用開口部(6)を順次形成され、且つ前記底
部補強部材重ね合わせ工程で前記表面側被覆シート部形
成範囲(41)に重ね合わせた底部補強部材(30)を
前記シート部材(40)で包装すべくシート部材(4
0)を扁平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部
(4a,4a)として機能される該両側縁部(4a,4
a)の平行な延長線に沿ってシート部材の長手方向の両
側端部を各両側端部が互いに接合されるようにそれぞれ
折り曲げて足入れ用開口部(6)を形成した表面側被覆
シート部(1)と各折り曲げ片から成る底面側被覆シー
ト部(2)とを形成する折り曲げ工程と、この折り曲げ
工程で前記底部補強部材(30)を包装した状態に折り
曲げられた各折り曲げ片の接合部を熱接着することによ
って表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部
(2)をもつ扁平な筒状被覆体を形成する筒状被覆体形
成工程と、前記折り曲げ工程の後で前記筒状被覆体形成
工程の前後あるいは同時に表面側被覆シート部(1)に
形成されている前記足入れ用開口部(6)の両端部(6
a,6a)が前記甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4
a)として機能される折り曲げ部の後端部の近くに位置
するようにして前記甲被覆部(4)の両側縁部(4a,
4a)として機能される折り曲げ部を除く表面側被覆シ
ート部(1)と底面側被覆シート部(2)とを前記底部
補強部材(30)の外周縁部から遊離させた所定のスリ
ッパ輪郭形状に沿うように熱接着する熱接着輪郭形状部
形成工程と、この熱接着輪郭形状部形成工程で熱接着さ
れた熱接着輪郭形状部(11)の外側にあるシート部材
(40)を取り除くべく切断するカット工程によって、
連続的かつ高速的に製造することができる。
【0012】また、前記底部補強部材(30)を包装し
てないスリッパ主体(20)のみからなる簡易スリッパ
を製造する場合は、前記の工程から底部補強部材重ね合
わせ工程を省略することによって達成できる。
【0013】また、ほぼ足裏の大きさに形成された板状
の底部補強部材(30)をシート部材(40)に重ね合
わせるようにした前記底部補強部材重ね合わせ工程に代
えて、足裏巾とほぼ同じ横巾に形成された熱可塑性素材
からなる板状の長尺な底部補強用シート部材(31)を
用い、この底部補強用シート部材(31)を前記シート
部材(40)の前記表面側被覆シート部形成範囲(4
1)内で該底部補強用シート部材(31)の両側縁部を
スリッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)と
して機能される該両側縁部の平行な延長線(L1,L
1)から該両側縁部(4a,4a)を立ち上げるための
所定の立ち上げ遊び巾(L3,L3)を与えて前記シー
ト部材(40)の長手方向に沿わして重ね合わせるよう
にした底部補強用シート部材重ね合わせ工程を設け、後
工程の熱接着輪郭形状部形成工程でシート部材の表面側
被覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)の間に
挟まれて熱接着された底部補強用シート部材(31)の
爪先側と踵側に位置する長手方向の両端部を、シート部
材(40)と一緒に次工程のカット工程で熱接着輪郭形
状部(11)の外側に在る部分を取り除くべく切断する
ことによって、製造することができる。この製法では、
歩行による上下方向の圧力集中が顕著であるスリッパの
甲被覆部の両側縁部の後端側と底面部との境目を剥離し
ないように強化した簡易スリッパを、より連続的かつ高
速的に機械製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る扁平型簡易スリッパ
及び扁平型簡易スリッパの製造方法について添付の図面
を参照しながら説明する。図1から図13は本発明の扁
平型簡易スリッパを示している。これらの図面に示され
た扁平型簡易スリッパに共通する構成は、スリッパ輪郭
形状の表面側被覆シート部1と底面側被覆シート部2と
をもつ扁平な包装形態に形成された被覆シート部材3
と、この被覆シート部材3の前記表面側被覆シート部1
に形成され、該表面側被覆シート部1を爪先や甲を覆う
甲被覆部4と踵で踏まれる踵被踏部5とに区分けする足
入れ用開口部6によってスリッパ主体20を形成してあ
り、このように形成されたスリッパ主体20の前記被覆
シート部材3内の表面側被覆シート部1と底面側被覆シ
ート部2の間にほぼ足裏の大きさに形成された板状の底
部補強部材30を包装したことである。図1から図10
に示した簡易スリッパは、甲被覆部4を含む扁平な包装
形態の被覆シート部材3から成るスリッパ主体20と板
状の底部補強部材30とを別体とし、扁平な包装形態の
被覆シート部材3から成るスリッパ主体20内に板状の
底部補強部材30を前記被覆シート部材30と互いに非
接着な状態に包装することによって、接着剤による接着
や、ヒートシールによる接着方法では、強固な接着が困
難な甲被覆部4と板状の底部補強部材30を接着せずに
構成したものである。図1から図10に示した簡易スリ
ッパは、前記スリッパ主体20の被覆シート部材3内に
包装されている底部補強部材30を、開口されている前
記足入れ用開口部6から手作業で挿入して包装しても良
く、機械的製造過程で包装しても良い。また、図1から
図10に示した簡易スリッパは、前記スリッパ主体20
を構成する前記被覆シート部材3内に前記底部補強部材
30を内包してないスリッパ主体20のみでも簡易スリ
ッパとして用いることができ、また、通常のビニール製
などのスリッパ内に挿入してスリッパ用インソールとし
ても用いることができる。また、図1から図13に示し
た簡易スリッパは、前記足入れ用開口部6として、湾曲
した切れ目を図示してあるが、これに限定されず足の甲
部を入れることができる開口部を形成したものであれば
良い。
【0015】図1から図4に示した扁平型簡易スリッパ
は、熱可塑性の不織布など熱溶着可能な素材からなるシ
ート部材によってスリッパ輪郭形状の表面側被覆シート
部1と底面側被覆シート部2をもつ扁平な包装形態に形
成された被覆シート部材3と、この被覆シート部材3の
前記表面側被覆シート部1に形成され、該表面側被覆シ
ート部1を甲被覆部4と踵被踏部5とに区分けする足入
れ用開口部6によってスリッパ主体20を形成してな
り、前記被覆シート部材3の外周縁部を、扁平状態でス
リッパの甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機能さ
れるシートを折り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状部
10,10と、該折り曲げ輪郭形状部10,10を除く
外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着して形
成した熱接着輪郭形状部11とで形成し、前記足入れ用
開口部6の両端部6a,6aを前記甲被覆部4の両側縁
部4a,4aとして機能される前記折り曲げ輪郭形状部
10,10の後端部の近くに位置するように形成したこ
とを特徴とし、前記被覆シート部材3内の表面側被覆シ
ート部1と底面側被覆シート部2の間に前記熱接着輪郭
形状部11より小さな外形をもちほぼ足裏の大きさに形
成された厚ボール紙などの板状の底部補強部材30を該
底部補強部材30の外周縁部を前記熱接着輪郭形状部1
0,10から遊離させた非接着状態に包装して構成した
ものである。スリッパ輪郭形状の表面側被覆シート部1
と底面側被覆シート部2をもつ扁平な包装形態の前記被
覆シート部材3は、熱可塑性の不織布など熱溶着可能な
素材からなる略矩形のシート部材を該シート部材の対向
する一方の両側端部をこの両側端部が互いに接合される
ように扁平状態でスリッパの甲被覆部4の両側縁部4
a,4aとして機能される該両側縁部4a,4aの延長
線L1に沿ってそれぞれ折り曲げ、折り曲げられた各折
り曲げ片の接合部を熱接着8することによって扁平な筒
状被覆体を形成し、この扁平な筒状被覆体の両折り曲げ
部のうち前記甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機
能させる範囲の折り曲げ輪郭形状部10,10と該折り
曲げ輪郭形状部10を除いてスリッパの輪郭形状に沿う
ように熱接着された熱接着輪郭形状部11とでスリッパ
輪郭形状を形成し、このスリッパ輪郭形状を形成する熱
接着輪郭形状部11の外側のシート部分を取り除くべく
切断することによって構成される。ここで提供された簡
易スリッパは、甲被覆部4を含む扁平な包装形態の被覆
シート部材3から成るスリッパ主体20と板状の底部補
強部材30とを別体とし、扁平な包装形態の被覆シート
部材3から成るスリッパ主体20内に板状の底部補強部
材30を非接着な状態に包装して構成したものであり、
更に、前記被覆シート部材3の外周縁部を、扁平状態で
スリッパの甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機能
されるシートを折り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状
部10,10としてあり、前記足入れ用開口部6の両端
部6a,6aを前記甲被覆部4の両側縁部4a,4aと
して機能される前記折り曲げ輪郭形状部10,10の後
端部の近くに位置するように形成したことによって、特
に、歩行による上下方向の圧力集中が顕著である甲被覆
部4の両側縁部の後端側と底面部との境目を剥離しない
ように強化させたものである。なお、前記筒状被覆体を
形成するに際して、各折り曲げ片の重ね合わせた接合部
を熱接着したものを図示してあるが、図面のように重ね
合わせずに各折り曲げ片の突き合わされた端部を互いに
接合させ、この接合された突合せ端部を熱接着すること
によって接着することもできる。また、前記被覆シート
部材3を形成するシート部材として熱可塑性素材を用い
ているが、この熱可塑性素材から成るシート部材には、
シート部材全体を熱可塑性素材で形成したものの他、例
えば、紙やレーヨン不織布から成る素材に熱可塑性樹脂
などの熱可塑性素材層をコーティングしたものも含むも
のであり、これは後述する図5から図13に示した実施
形態における被覆シート部材も同様である。
【0016】図5から図7に示した扁平型簡易スリッパ
は、熱可塑性素材、例えば熱可塑性の不織布からなるシ
ート部材によってスリッパ輪郭形状の表面側被覆シート
部1と底面側被覆シート部2をもつ扁平な包装形態に形
成された被覆シート部材3と、この被覆シート部材3の
前記表面側被覆シート部1に形成され、該表面側被覆シ
ート部1を甲被覆部4と踵被踏部5とに区分けする足入
れ用開口部6によってスリッパ主体20を形成してな
り、前記被覆シート部材3の外周縁部を、扁平状態でス
リッパの爪先側前縁部4bと踵側後縁部5aとして機能
されるシートを折り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状
部10,10と、該折り曲げ輪郭形状部10,10を除
く外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着して
形成した熱接着輪郭形状部11とで形成し、前記足入れ
用開口部6の両端部6a,6aを前記熱接着輪郭形状部
11の近くに位置するように形成したことを特徴とし、
前記被覆シート部材3内の表面側被覆シート部1と底面
側被覆シート部2の間に前記熱接着輪郭形状部11より
小さな外形をもちほぼ足裏の大きさに形成された厚ボー
ル紙などの板状の底部補強部材30を該底部補強部材3
0の外周縁部を前記熱接着輪郭形状部11から遊離させ
た非接着状態に包装して構成したものである。ここで提
供された簡易スリッパは、甲被覆部4を含む扁平な包装
形態の被覆シート部材3から成るスリッパ主体20と板
状の底部補強部材30とを別体とし、扁平な包装形態の
被覆シート部材3から成るスリッパ主体20内に板状の
底部補強部材30を非接着な状態に包装して構成したも
のであり、更に、前記被覆シート部材3の外周縁部を、
扁平状態でスリッパの爪先側前縁部4bと踵側後縁部5
aとして機能されるシートを折り曲げて形成された折り
曲げ輪郭形状部10,10としたことによって、歩行に
よる足爪先部の圧力が加えられるスリッパの爪先側前縁
部4bを剥離しないように強化させている。スリッパの
爪先側前縁部4bをシートを折り曲げて折り曲げ輪郭形
状部10としたこの簡易スリッパは、スリッパ主体20
のみを通常のスリッパ内に挿入してスリッパ用インソー
ルとして用いた場合に特に効果的である。
【0017】図8から図10に示した扁平型簡易スリッ
パは、熱可塑性素材、例えば熱可塑性の不織布からなる
シート部材によってスリッパ輪郭形状の表面側被覆シー
ト部1と底面側被覆シート部2をもつ扁平な包装形態に
形成された被覆シート部材3と、この被覆シート部材3
の前記表面側被覆シート部1に形成され、該表面側被覆
シート部1を甲被覆部4と踵被踏部5とに区分けする足
入れ用開口部6によってスリッパ主体20を形成してな
り、前記被覆シート部材3の外周縁部を扁平状態でスリ
ッパ輪郭形状に沿うように熱接着して形成した熱接着輪
郭形状部11で形成し、前記足入れ用開口部6の両端部
6a,6aを前記熱接着輪郭形状部11の近くに位置す
るように形成したことを特徴とし、前記被覆シート部材
3内の表面側被覆シート部1と底面側被覆シート部2の
間に前記熱接着輪郭形状部11より小さな外形をもちほ
ぼ足裏の大きさに形成された厚ボール紙などの板状の底
部補強部材30を該底部補強部材30の外周縁部を前記
熱接着輪郭形状部11から遊離させた非接着状態に包装
して構成してある。ここで提供された簡易スリッパは、
甲被覆部4を含む扁平な包装形態の被覆シート部材3か
ら成るスリッパ主体20と板状の底部補強部材30とを
別体とし、扁平な包装形態の被覆シート部材3から成る
スリッパ主体20内に板状の底部補強部材30を非接着
な状態に包装することによって、接着な困難な甲被覆部
4と板状の底部補強部材30を接着せずに構成したもの
である。なお、図8及び図9に示した実施形態では、前
記表面側被覆シート部1に前記足入れ用開口部6を形成
すると共にこの足入れ用開口部6の形成位置より踵側に
スリッパ長手方向と直交する第2開口部7を形成し、前
記足入れ用開口部6と前記第2開口部7の間に在る表面
側被覆シート部1を図示する如く底部補強シート部材3
0の下側に位置するように底部補強シート部材30を前
記被覆シート部材3内の表面側被覆シート部1と底面側
被覆シート部2の間に包装いている。前記足入れ用開口
部6の他に前記第2開口部7を形成した場合、前記被覆
シート部材3内に後から手作業で前記底部補強部材20
を挿入する操作が容易である。
【0018】図11から図13に示した扁平型簡易スリ
ッパは、熱可塑性の不織布など熱溶着可能な熱可塑性素
材からなるシート部材によってスリッパ輪郭形状の表面
側被覆シート部1と底面側被覆シート部2をもつ扁平な
包装形態に形成された被覆シート部材3と、この被覆シ
ート部材3の前記表面側被覆シート部1に形成され、該
表面側被覆シート部1を甲被覆部4と踵被踏部5とに区
分けする足入れ用開口部6によってスリッパ主体20を
形成してなり、前記被覆シート部材3の外周縁部を、扁
平状態でスリッパの甲被覆部4の両側縁部4a,4aと
して機能されるシートを折り曲げて形成された折り曲げ
輪郭形状部10,10と、該折り曲げ輪郭形状部を除く
外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着して形
成した熱接着輪郭形状部11とで形成し、前記足入れ用
開口部6の両端部6a,6aを前記甲被覆部4の両側縁
部4a,4aとして機能される前記折り曲げ輪郭形状部
10,10の後端部の近くに位置するように形成し、更
に、前記スリッパ主体20の前記被覆シート部材3内の
表面側被覆シート部1と底面側被覆シート部2の間に、
足裏巾とほぼ同じ横巾L2に形成された熱可塑性の不織
布など熱溶着可能な熱可塑性素材からなるやや厚目のシ
ート厚をもつ板状の底部補強部材30を、該底部補強部
材の横巾方向の外周縁部を少なくとも前記甲被覆部4の
両側縁部4a,4aから該両側縁部4a,4aを立ち上
げるための所定の立ち上げ遊び巾L3,L3を与えられ
る位置に配設すると共に、この底部補強部材30の爪先
側と踵側に位置する長手方向の外周縁部を前記熱接着輪
郭形状部11で前記表面側被覆シート部1と底面側被覆
シート部2の間に挟まれて熱接着された接着状態に包装
して構成したものである。前記折り曲げ輪郭形状部1
0,10を除く外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿うよう
に接着して熱接着輪郭形状部11を形成する接着手段
は、ヒートシールによる接着、好ましくは超音波接着に
よる接着方法によって行なわれる。スリッパ輪郭形状の
表面側被覆シート部1と底面側被覆シート部2をもつ扁
平な包装形態の前記被覆シート部材3は、図1乃至図4
の実施形態と同様に、熱可塑性の不織布など熱溶着可能
な素材からなる略矩形のシート部材を該シート部材の対
向する一方の両側端部をこの両側端部が互いに接合され
るように扁平状態でスリッパの甲被覆部4の両側縁部4
a,4aとして機能される該両側縁部4a,4aの延長
線L1に沿ってそれぞれ折り曲げ、折り曲げられた各折
り曲げ片の接合部を熱接着8することによって扁平な筒
状被覆体を形成し、この扁平な筒状被覆体の両折り曲げ
部のうち前記甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機
能させる範囲の折り曲げ輪郭形状部10,10と該折り
曲げ輪郭形状部10を除いてスリッパの輪郭形状に沿う
ように熱接着された熱接着輪郭形状部11とでスリッパ
輪郭形状を形成し、このスリッパ輪郭形状を形成する熱
接着輪郭形状部11の外側のシート部分を取り除くべく
切断することによって構成される。ここで提供された簡
易スリッパは、前記被覆シート部材3の外周縁部を、扁
平状態でスリッパの甲被覆部4の両側縁部4a,4aと
して機能される部分をシートを折り曲げて形成された折
り曲げ輪郭形状部10,10としてあり、前記足入れ用
開口部6の両端部6a,6aを前記甲被覆部4の両側縁
部4a,4aとして機能される前記折り曲げ輪郭形状部
10,10の後端部の近くに位置するように形成したこ
とによって、特に、歩行による上下方向の圧力集中が顕
著である甲被覆部の両側縁部の後端側と底面部との境目
を剥離しないように強化させたものである。また、ここ
で提供された簡易スリッパは、連続的かつ高速的に機械
製造するのに適している。
【0019】次に図1乃至図4に示した簡易スリッパの
製造方法について、図14(a)(b)(c)を加えて
説明する。シート長手方向の中央部に扁平状態でスリッ
パの甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機能される
該両側縁部4a,4aの平行な延長線で囲まれた表面側
被覆シート部形成範囲41と、この表面側被覆シート部
形成範囲41の両側部に各端部が互いに接合される所定
巾を与えられた底面側被覆シート部形成範囲42,42
とをもつ所定のシート巾に形成された熱可塑性の不織布
などからなる長尺のシート部材40であり、該シート部
材40の前記表面側被覆シート部形成範囲41に、前記
表面側被覆シート部形成範囲41をシート長手方向に沿
ってスリッパ単位を構成する甲被覆部4と踵被踏部5と
に区分けする足入れ用開口部6を該足入れ用開口部6の
両端部6a,6aを前記表面側被覆シート部形成範囲4
1の側縁位置の近くに位置するようにスリッパ形成単位
ごと所定の間隔をおいて順次形成する図11(a)に概
略を示す足入れ用開口部形成工程と、この足入れ用開口
部形成工程で足入れ用開口部6を順次形成されたシート
部材40の前記表面側被覆シート部形成範囲41内にほ
ぼ足裏の大きさに形成された厚ボール紙などの板状の底
部補強部材30を該底部補強部材30が甲被覆部4と踵
被踏部5とに区分けする足入れ用開口部6の形成位置に
対応されるように重ね合わせる底部補強部材重ね合わせ
工程と、前記足入れ用開口部形成工程で足入れ用開口部
6を順次形成され、且つ前記底部補強部材重ね合わせ工
程で前記表面側被覆シート部形成範囲41内に重ね合わ
せた底部補強部材30を前記シート部材40で包装すべ
くシート部材40を扁平状態でスリッパの甲被覆部4の
両側縁部4a,4aとして機能される該両側縁部4a,
4aの平行な延長線L1に沿ってシート部材40の長手
方向の両側端部を各両側端部が互いに接合されるように
それぞれ折り曲げて足入れ用開口部を形成した表面側被
覆シート部1と各折り曲げ片から成る底面側被覆シート
部2とを形成する折り曲げ工程と、この折り曲げ工程で
前記底部補強部材30を包装した状態に折り曲げられた
各折り曲げ片の接合部を熱接着8することによって表面
側被覆シート部1と底面側被覆シート2部をもつ扁平な
筒状被覆体を形成する図11(b)に概略を示す筒状被
覆体形成工程と、前記折り曲げ工程の後で前記筒状被覆
体形成工程の前後あるいは同時に表面側被覆シート部1
に形成されている前記足入れ用開口部6の両端部6a,
6aが前記甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機能
される折り曲げ部の後端部の近くに位置するようにして
前記甲被覆部4の両側縁部4a,4aとして機能される
折り曲げ部を除く表面側被覆シート部1と底面側被覆シ
ート部2とを前記底部補強部材30の外周縁部から遊離
させた所定のスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着する
図11(c)に概略を示す熱接着輪郭形状部形成工程
と、この熱接着輪郭形状部形成工程で熱接着された熱接
着輪郭形状部11の外側に在るシート部材40を取り除
くべく切断するカット工程によって、連続的かつ高速的
に偏平型簡易スリッパを製造することができる。
【0020】なお、板状の底部補強部材30を包装して
ないスリッパ主体20のみからなる簡易スリッパを製造
する場合は、前記の工程から底部補強部材重ね合わせ工
程を省略することによって達成できる。
【0021】また、ほぼ足裏の大きさに形成された板状
の底部補強部材30をシート部材40に重ね合わせるよ
うにした前記底部補強部材重ね合わせ工程に代えて、図
15(a)(b)(c)に製造工程の概略を示すよう
に、足裏巾とほぼ同じ横巾L2に形成された熱可塑性素
材からなる板状の長尺な底部補強用シート部材31を用
い、この底部補強用シート部材31を前記シート部材4
0の前記表面側被覆シート部形成範囲41内で該底部補
強用シート部材31の両側縁部をスリッパの甲被覆部4
の両側縁部4a,4aとして機能される該両側縁部の平
行な延長線L1,L1から該両側縁部4a,4aを立ち
上げるための所定の立ち上げ遊び巾L3,L3を与えて
前記シート部材40の長手方向に沿わして重ね合わせる
ようにした底部補強用シート部材重ね合わせ工程を設
け、後工程の熱接着輪郭形状部形成工程でシート部材4
0の表面側被覆シート部1と底面側被覆シート部2の間
に挟まれて熱接着された底部補強用シート部材31の爪
先側と踵側に位置する長手方向の両端部を、シート部材
40と一緒に次工程のカット工程で熱接着輪郭形状部1
1の外側に在る部分を取り除くべく切断することによっ
て、製造することができる。前記熱接着輪郭形状部形成
工程における接着手段は、超音波接着による接着方法が
好ましい。なお、図15における、その他の製造工程の
説明は、図14と同様である。この製法では、歩行によ
る上下方向の圧力集中が顕著であるスリッパの甲被覆部
の両側縁部の後端側と底面部との境目を剥離しないよう
に強化した簡易スリッパを、より連続的かつ高速的に機
械製造することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る扁平型簡易スリッパは、甲
被覆部を含む扁平な包装形態の被覆シート部材から成る
スリッパ主体と板状の底部補強部材とを別体とし、扁平
な包装形態の被覆シート部材から成るスリッパ主体内に
板状の底部補強部材を非接着な状態に包装することによ
って、素材が異なり接着が困難な甲被覆部材と底板部材
を接着せずに構成したものであり、強固な接着が困難と
されている甲被覆部材と底板部材として機能する板状の
底部補強部材を接着せずに簡易スリッパを形成したこと
により、底板部材として機能する板状の底部補強部材の
素材や厚さの選定が容易であり、例えば表面に凹凸部を
形成した底板部材の採用も可能である。また、本発明の
係る扁平型簡易スリッパは、スリッパ主体に対して底板
部材として機能する板状の底部補強部材のみ交換でき
る。また、本発明の係る扁平型簡易スリッパは、底板部
材として機能する板状の底部補強部材を包装してない被
覆シート部材から成るスリッパ主体のみを、通常のビニ
ール製やフェルト製のスリッパ内に挿入して使用するス
リッパ用インソールとしても用いることができる。
【0023】また、本発明の係る扁平型簡易スリッパ
は、前記被覆シート部材の外周縁部を、扁平状態でスリ
ッパの甲被覆部の両側縁部として機能されるシートを折
り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状部としてあり、前
記足入れ用開口部の両端部を前記甲被覆部の両側縁部と
して機能される前記折り曲げ輪郭形状部の後端部の近く
に位置するように形成し、歩行による上下方向の圧力が
集中され、甲を覆う部分と足で押圧される底部側とを互
いに引き離す力が強く作用される甲被覆部の開口側縁部
と足で押圧される底部側との境目をつなぎ目の無いシー
ト部材によって構成したことによって、スリッパの甲被
覆部の両側縁部として機能される部分を歩行による上下
方向の圧力集中に対しても剥離しないように特に強化さ
せたものである。特に歩行による上下方向の圧力集中が
顕著である甲被覆部の開口側縁部と足で押圧される底部
側との境目を剥離しないように強化させたものである。
【0024】また、本発明の係る扁平型簡易スリッパの
製法によれば、甲被覆部の両側部、特に歩行によって、
甲を覆う部分と足で押圧される底部側とを互いに引き離
す力が強く作用される甲被覆部の開口側縁部と足で押圧
される底部側との境目が剥離されにくい新規な簡易スリ
ッパを連続的かつ高速的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扁平型簡易スリッパを示す平面図であ
る。
【図2】図1の扁平型簡易スリッパの底面図である。
【図3】図1のA−A矢視線に沿った縦断面図である。
【図4】図1のB−B矢視線に沿った縦断面図である。
【図5】本発明の扁平型簡易スリッパの他の実施形態を
示す平面図である。
【図6】図5の扁平型簡易スリッパの底面図である。
【図7】図5のC−C矢視線に沿った縦断面図である。
【図8】本発明の扁平型簡易スリッパの他の実施形態を
示す平面図である。
【図9】図8のD−D矢視線に沿った縦断面図である。
【図10】図8のE−E矢視線に沿った縦断面図であ
る。
【図11】本発明の扁平型簡易スリッパの他の実施形態
を示す平面図である。
【図12】図11の扁平型簡易スリッパの底面図であ
る。
【図13】図11のF−F矢視線に沿った縦断面図であ
る。
【図14】図1乃至図5に示した扁平型簡易スリッパの
製造工程を示す図である。
【図15】図11乃至図13に示した扁平型簡易スリッ
パの製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 表面側被覆シート部 2 底面側被覆シート部 3 被覆シート部材 4 甲被覆部 4a,4a 甲被覆部の両側縁部 5 踵被踏部 6 足入れ用開口部 6a,6a 足入れ用開口部の両端部 10 折り曲げ輪郭形状部 11 熱接着輪郭形状部 20 スリッパ主体 30 底部補強部材 31 底部補強用シート部材 40 シート部材 41 表面側被覆シート部形成範囲 42 底面側被覆シート部形成範囲

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリッパ輪郭形状の表面側被覆シート部
    (1)と底面側被覆シート部(2)とをもつ扁平な包装
    形態に形成された被覆シート部材(3)と、この被覆シ
    ート部材(3)の前記表面側被覆シート部(1)に形成
    され、該表面側被覆シート部(1)を甲被覆部(4)と
    踵被踏部(5)とに区分けする足入れ用開口部(6)に
    よってスリッパ主体(20)を形成したことを特徴とす
    る扁平型簡易スリッパ。
  2. 【請求項2】 前記被覆シート部材(3)内の表面側被
    覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)の間にほ
    ぼ足裏の大きさに形成された板状の底部補強部材(3
    0)を包装したことを特徴とする請求項1記載の扁平型
    簡易スリッパ。
  3. 【請求項3】 シート部材によってスリッパ輪郭形状の
    表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)
    をもつ扁平な包装形態に形成された被覆シート部材
    (3)と、この被覆シート部材(3)の前記表面側被覆
    シート部(1)に形成され、該表面側被覆シート部
    (1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区分けす
    る足入れ用開口部(6)によってスリッパ主体(20)
    を形成してなり、前記被覆シート部材(3)の外周縁部
    を、扁平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部
    (4a,4a)として機能されるシートを折り曲げて形
    成された折り曲げ輪郭形状部(10,10)と、該折り
    曲げ輪郭形状部を除く外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿
    うように接着して形成した接着輪郭形状部(11)とで
    形成し、前記足入れ用開口部(6)の両端部(6a,6
    a)を前記甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)と
    して機能される前記折り曲げ輪郭形状部(10,10)
    の近くに位置するように形成したことを特徴とする扁平
    型簡易スリッパ。
  4. 【請求項4】 シート部材によってスリッパ輪郭形状の
    表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)
    をもつ扁平な包装形態に形成された被覆シート部材
    (3)と、この被覆シート部材(3)の前記表面側被覆
    シート部(1)に形成され、該表面側被覆シート部
    (1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区分けす
    る足入れ用開口部(6)によってスリッパ主体(20)
    を形成してなり、前記被覆シート部材(3)の外周縁部
    を、扁平状態でスリッパの爪先側前縁部(4b)と踵側
    後縁部(5a)として機能されるシートを折り曲げて形
    成された折り曲げ輪郭形状部(10,10)と、該折り
    曲げ輪郭形状部を除く外周縁部をスリッパ輪郭形状に沿
    うように接着して形成した接着輪郭形状部(11)とで
    形成し、前記足入れ用開口部(6)の両端部(6a,6
    a)を前記熱溶着輪郭形状部(11)の近くに位置する
    ように形成したことを特徴とする扁平型簡易スリッパ。
  5. 【請求項5】 シート部材によってスリッパ輪郭形状の
    表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)
    をもつ扁平な包装形態に形成された被覆シート部材
    (3)と、この被覆シート部材(3)の前記表面側被覆
    シート部(1)に形成され、該表面側被覆シート部
    (1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区分けす
    る足入れ用開口部(6)によってスリッパ主体(20)
    を形成してなり、前記被覆シート部材(3)の外周縁部
    を扁平状態でスリッパ輪郭形状に沿うように接着して形
    成した接着輪郭形状部(11)で形成し、前記足入れ用
    開口部(6)の両端部(6a,6a)を前記熱溶着輪郭
    形状部(11)の近くに位置するように形成したことを
    特徴とする扁平型簡易スリッパ。
  6. 【請求項6】 前記被覆シート部材(3)内の表面側被
    覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)の間に前
    記接着輪郭形状部(11)より小さな外形をもちほぼ足
    裏の大きさに形成された板状の底部補強部材(30)を
    該底部補強部材の外周縁部を前記接着輪郭形状部(1
    1)から遊離させた非接着状態に包装したことを特徴と
    する請求項3,4又は5記載の扁平型簡易スリッパ。
  7. 【請求項7】 熱可塑性素材からなるシート部材によっ
    てスリッパ輪郭形状の表面側被覆シート部(1)と底面
    側被覆シート部(2)をもつ扁平な包装形態に形成され
    た被覆シート部材(3)と、この被覆シート部材(3)
    の前記表面側被覆シート部(1)に形成され、該表面側
    被覆シート部(1)を甲被覆部(4)と踵被踏部(5)
    とに区分けする足入れ用開口部(6)によってスリッパ
    主体(20)を形成してなり、前記被覆シート部材
    (3)の外周縁部を、扁平状態でスリッパの甲被覆部
    (4)の両側縁部(4a,4a)として機能されるシー
    トを折り曲げて形成された折り曲げ輪郭形状部(10,
    10)と、該折り曲げ輪郭形状部を除く外周縁部をスリ
    ッパ輪郭形状に沿うように熱接着して形成した熱接着輪
    郭形状部(11)とで形成し、前記足入れ用開口部
    (6)の両端部(6a,6a)を前記甲被覆部(4)の
    両側縁部(4a,4a)として機能される前記折り曲げ
    輪郭形状部(10,10)の後端部の近くに位置するよ
    うに形成してなり、 更に、前記スリッパ主体(20)の前記被覆シート部材
    (3)内の表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シー
    ト部(2)の間に、足裏巾とほぼ同じ横巾に形成された
    熱可塑性素材からなる板状の底部補強部材(30)を、
    該底部補強部材の横巾方向の外周縁部を少なくとも前記
    甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)から該両側縁
    部(4a,4a)を立ち上げるための所定の立ち上げ遊
    び巾(L3,L3)を与えられる位置に配設すると共
    に、この底部補強部材(30)の爪先側と踵側に位置す
    る長手方向の外周縁部を前記熱接着輪郭形状部(11)
    で前記表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部
    (2)の間に挟まれて熱接着された接着状態に包装した
    ことを特徴とする扁平型簡易スリッパ。
  8. 【請求項8】 シート長手方向の中央部に扁平状態でス
    リッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)とし
    て機能される該両側縁部(4a,4a)の平行な延長線
    で囲まれた表面側被覆シート部形成範囲(41)と、こ
    の表面側被覆シート部形成範囲(41)の両側部に各端
    部が互いに接合される所定巾を与えられた底面側被覆シ
    ート部形成範囲(42,42)とをもつ所定のシート巾
    に形成された熱可塑性素材からなる長尺のシート部材
    (40)であり、該シート部材(40)の前記表面側被
    覆シート部形成範囲(41)に、前記表面側被覆シート
    部形成範囲(41)をシート長手方向に沿ってスリッパ
    単位を構成する甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区
    分けする足入れ用開口部(6)を該足入れ用開口部
    (6)の両端部(6a,6a)を前記表面側被覆シート
    部形成範囲(41)の側縁位置の近くに位置するように
    スリッパ形成単位ごと所定の間隔をおいて順次形成する
    足入れ用開口部形成工程と、 この足入れ用開口部形成工程で足入れ用開口部(6)を
    順次形成されたシート部材(40)を扁平状態でスリッ
    パの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)として機
    能される該両側縁部(4a,4a)の平行な延長線に沿
    ってシート部材(40)の長手方向の両側端部を各両側
    端部が互いに接合されるようにそれぞれ折り曲げて足入
    れ用開口部(6)を形成した表面側被覆シート部(1)
    と各各折り曲げ片から成る底面側被覆シート部(2)と
    を形成する折り曲げ工程と、 この折り曲げ工程で折り曲げられた各折り曲げ片の接合
    部を熱接着することによって表面側被覆シート部(1)
    と底面側被覆シート部(2)をもつ扁平な筒状被覆体を
    形成する筒状被覆体形成工程と、前記折り曲げ工程の後
    で前記筒状被覆体形成工程の前後あるいは同時に表面側
    被覆シート部(1)に形成されている前記足入れ用開口
    部(6)の両端部(6a,6a)が前記甲被覆部(4)
    の両側縁部(4a,4a)として機能される折り曲げ部
    の後端部の近くに位置するようにして前記甲被覆部
    (4)の両側縁部(4a,4a)として機能される折り
    曲げ部を除く表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シ
    ート部(2)とを所定のスリッパ輪郭形状に沿うように
    熱接着する熱接着輪郭形状部形成工程と、この熱接着輪
    郭形状部形成工程で熱接着された熱接着輪郭形状部(1
    1)の外側にあるシート部材(40)を取り除くべく切
    断するカット工程とからなる偏平型簡易スリッパの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 シート長手方向の中央部に扁平状態でス
    リッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)とし
    て機能される該両側縁部(4a,4a)の平行な延長線
    で囲まれた表面側被覆シート部形成範囲(41)と、こ
    の表面側被覆シート部形成範囲(41)の両側部に各端
    部が互いに接合される所定巾を与えられた底面側被覆シ
    ート部形成範囲(42,42)とをもつ所定のシート巾
    に形成された熱可塑性素材からなる長尺のシート部材
    (40)であり、該シート部材(40)の前記表面側被
    覆シート部形成範囲(41)に、前記表面側被覆シート
    部形成範囲(41)をシート長手方向に沿ってスリッパ
    単位を構成する甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区
    分けする足入れ用開口部(6)を該足入れ用開口部
    (6)の両端部(6a,6a)を前記表面側被覆シート
    部形成範囲(41)の側縁位置の近くに位置するように
    スリッパ形成単位ごと所定の間隔をおいて順次形成する
    足入れ用開口部形成工程と、 この足入れ用開口部形成工程で足入れ用開口部(6)を
    順次形成されたシート部材(40)の前記表面側被覆シ
    ート部形成範囲(41)内にほぼ足裏の大きさに形成さ
    れた板状の底部補強部材(30)を該底部補強部材が甲
    被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区分けする足入れ用
    開口部(6)の形成位置に対応されるように重ね合わせ
    る底部補強部材重ね合わせ工程と、 前記足入れ用開口部形成工程で足入れ用開口部(6)を
    順次形成され、且つ前記底部補強部材重ね合わせ工程で
    前記表面側被覆シート部形成範囲(41)内の所定位置
    に重ね合わせた底部補強部材(30)を前記シート部材
    (40)で包装すべくシート部材(40)を扁平状態で
    スリッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)と
    して機能される該両側縁部の平行な延長線に沿ってシー
    ト部材(40)の長手方向の両側端部を各両側端部が互
    いに接合されるようにそれぞれ折り曲げて足入れ用開口
    部(6)を形成した表面側被覆シート部(1)と各折り
    曲げ片から成る底面側被覆シート部(2)とを形成する
    折り曲げ工程と、 この折り曲げ工程で前記底部補強部材(30)を包装し
    た状態に折り曲げられた各折り曲げ片の接合部を熱接着
    することによって表面側被覆シート部(1)と底面側被
    覆シート部(2)をもつ扁平な筒状被覆体を形成する筒
    状被覆体形成工程と、前記折り曲げ工程の後で前記筒状
    被覆体形成工程の前後あるいは同時に表面側被覆シート
    部(1)に形成されている前記足入れ用開口部(6)の
    両端部(6a,6a)が前記甲被覆部(4)の両側縁部
    (4a,4a)として機能される折り曲げ部の後端部の
    近くに位置するようにして前記甲被覆部(4)の両側縁
    部(4a,4a)として機能される折り曲げ部を除く表
    面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部(2)と
    を前記底部補強部材(30)の外周縁部から遊離させた
    所定のスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着する熱接着
    輪郭形状部形成工程と、この熱接着輪郭形状部形成工程
    で熱接着された熱接着輪郭形状部(11)の外側にある
    シート部材(40)を取り除くべく切断するカット工程
    とからなる偏平型簡易スリッパの製造方法。
  10. 【請求項10】 シート長手方向の中央部に扁平状態で
    スリッパの甲被覆部(4)の両側縁部(4a,4a)と
    して機能される該両側縁部(4a,4a)の平行な延長
    線で囲まれた表面側被覆シート部形成範囲(41)と、
    この表面側被覆シート部形成範囲(41)の両側部に各
    端部が互いに接合される所定巾を与えられた底面側被覆
    シート部形成範囲(42,42)とをもつ所定のシート
    巾に形成された熱可塑性素材からなる長尺のシート部材
    (40)であり、該シート部材(40)の前記表面側被
    覆シート部形成範囲(41)に、前記表面側被覆シート
    部形成範囲(41)をシート長手方向に沿ってスリッパ
    単位を構成する甲被覆部(4)と踵被踏部(5)とに区
    分けする足入れ用開口部(6)を該足入れ用開口部
    (6)の両端部(6a,6a)を前記表面側被覆シート
    部形成範囲(41)の側縁位置の近くに位置するように
    スリッパ形成単位ごと所定の間隔をおいて順次形成する
    足入れ用開口部形成工程と、 この足入れ用開口部形成工程で足入れ用開口部(6)を
    順次形成されたシート部材(40)の前記表面側被覆シ
    ート部形成範囲(41)内に足裏巾とほぼ同じ横巾に形
    成された熱可塑性素材からなる板状の長尺な底部補強用
    シート部材(31)を、該底部補強用シート部材(3
    1)の両側縁部をスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部
    (4a,4a)として機能される該両側縁部の平行な延
    長線(L1,L1)から該両側縁部(4a,4a)を立
    ち上げるための所定の立ち上げ遊び巾(L3,L3)を
    与えて前記シート部材(40)の長手方向に沿わして重
    ね合わせる底部補強用シート部材重ね合わせ工程と、 前記足入れ用開口部形成工程で足入れ用開口部(6)を
    順次形成され、且つ前記底部補強用シート部材重ね合わ
    せ工程で前記表面側被覆シート部形成範囲(41)内の
    所定位置に重ね合わせた底部補強用シート部材(31)
    を前記シート部材(40)で包装すべくシート部材(4
    0)を扁平状態でスリッパの甲被覆部(4)の両側縁部
    (4a,4a)として機能される該両側縁部(4a,4
    a)の平行な延長線に沿ってシート部材(40)の長手
    方向の両側端部を各両側端部が互いに接合されるように
    それぞれ折り曲げて足入れ用開口部(6)を形成した表
    面側被覆シート部(1)と各折り曲げ片から成る底面側
    被覆シート部(2)とを形成する折り曲げ工程と、 この折り曲げ工程で前記底部補強用シート部材(31)
    を包装した状態に折り曲げられた各折り曲げ片の接合部
    を熱接着することによって表面側被覆シート部(1)と
    底面側被覆シート部(2)をもつ扁平な筒状被覆体を形
    成する筒状被覆体形成工程と、前記折り曲げ工程の後で
    前記筒状被覆体形成工程の前後あるいは同時に表面側被
    覆シート部(1)に形成されている前記足入れ用開口部
    (6)の両端部(6a,6a)が前記甲被覆部(4)の
    両側縁部(4a,4a)として機能される折り曲げ部の
    後端部の近くに位置するようにして前記甲被覆部(4)
    の両側縁部(4a,4a)として機能される折り曲げ部
    を除く表面側被覆シート部(1)と底面側被覆シート部
    (2)とを該両シート部(1,2)間に前記前記底部補
    強用シート部材(31)の長手方向の両端部を挟着した
    状態で所定のスリッパ輪郭形状に沿うように熱接着する
    熱接着輪郭形状部形成工程と、この熱接着輪郭形状部形
    成工程で熱接着された熱接着輪郭形状部(11)の外側
    に在るシート部材(40)と底部補強用シート部材(3
    1)の長手方向の両端部を取り除くべく切断するカット
    工程とからなる偏平型簡易スリッパの製造方法。
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