JPH1134205A - 油性食品用遮光性包装材料 - Google Patents
油性食品用遮光性包装材料Info
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- JPH1134205A JPH1134205A JP9192524A JP19252497A JPH1134205A JP H1134205 A JPH1134205 A JP H1134205A JP 9192524 A JP9192524 A JP 9192524A JP 19252497 A JP19252497 A JP 19252497A JP H1134205 A JPH1134205 A JP H1134205A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着
フィルムを使用しないプラスチックフィルムからなる油
性食品に含まれている油脂の種類に応じた油性食品の包
装材料を提供することにある。 【解決手段】本発明は、油性食品をその含まれている油
脂の種類により、酸化のされ易さを分類し、その分類に
応じた油性食品用遮光性包装材料としたものである。
フィルムを使用しないプラスチックフィルムからなる油
性食品に含まれている油脂の種類に応じた油性食品の包
装材料を提供することにある。 【解決手段】本発明は、油性食品をその含まれている油
脂の種類により、酸化のされ易さを分類し、その分類に
応じた油性食品用遮光性包装材料としたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油性食品の保存方
法、特に、アルミニウム箔、またはアルミニウム蒸着フ
ィルムを用いない(アルミを含まない)プラスチックフ
ィルムからなる包材で包装する包装材料に関し、油性食
品の酸化を防止し、長期間保存する油性食品用遮光性包
装材料に関するものである。
法、特に、アルミニウム箔、またはアルミニウム蒸着フ
ィルムを用いない(アルミを含まない)プラスチックフ
ィルムからなる包材で包装する包装材料に関し、油性食
品の酸化を防止し、長期間保存する油性食品用遮光性包
装材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スナック菓子、チョコレート、ピーナッ
ツ、油揚げ食品等の油脂を含む食品(以下、油性食品と
いう)は、酸化されやすく、その酸化は光の影響により
促進されるため、油性食品をプラスチックフィルムを用
いて保存する場合には、酸素バリア性および遮光性に優
れたアルミニウム箔、またはアルミニウム蒸着フィルム
を用いた包材が使用されている。
ツ、油揚げ食品等の油脂を含む食品(以下、油性食品と
いう)は、酸化されやすく、その酸化は光の影響により
促進されるため、油性食品をプラスチックフィルムを用
いて保存する場合には、酸素バリア性および遮光性に優
れたアルミニウム箔、またはアルミニウム蒸着フィルム
を用いた包材が使用されている。
【0003】このアルミニウム箔を用いた包材は、前記
の長所を有するが、使用後の廃棄の時、焼却が困難な欠
点を有している。また、アルミニウム蒸着フィルムは、
使用されているアルミニウムの量が微量であるため、廃
棄の際の問題は生じないが、外観がアルミニウム箔と区
別しにくい問題がある。
の長所を有するが、使用後の廃棄の時、焼却が困難な欠
点を有している。また、アルミニウム蒸着フィルムは、
使用されているアルミニウムの量が微量であるため、廃
棄の際の問題は生じないが、外観がアルミニウム箔と区
別しにくい問題がある。
【0004】一方、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着
フィルムを使用しないフィルムでは、廃棄の際の問題は
無いが、酸素バリア性が劣るとともに、遮光性がないた
め、油性食品に使用した場合には、光の影響で油脂が酸
化されやすく、そのままでは使用できないと考えられて
いた。一部では、酸素バリア性の包材として、ポリ塩化
ビニリデン(PVDC)フィルムやPVDCコーティン
グフィルム、あるいはエチレン・酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物のフィルムが使用されているが、焼却時の塩素ガ
スの発生や高湿環境下での酸素バリア性の低下などの問
題がある。
フィルムを使用しないフィルムでは、廃棄の際の問題は
無いが、酸素バリア性が劣るとともに、遮光性がないた
め、油性食品に使用した場合には、光の影響で油脂が酸
化されやすく、そのままでは使用できないと考えられて
いた。一部では、酸素バリア性の包材として、ポリ塩化
ビニリデン(PVDC)フィルムやPVDCコーティン
グフィルム、あるいはエチレン・酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物のフィルムが使用されているが、焼却時の塩素ガ
スの発生や高湿環境下での酸素バリア性の低下などの問
題がある。
【0005】そこで、アルミニウム箔やアルミニウム蒸
着フィルムを用いた包材に代わる酸素バリア性および遮
光性を有する包材として特願平8−138281に記載
の包材が提案されている。
着フィルムを用いた包材に代わる酸素バリア性および遮
光性を有する包材として特願平8−138281に記載
の包材が提案されている。
【0006】ところが、油性食品に含まれている油脂の
種類は食品ごとに異なり、油性食品の酸化のされ易さ
は、含まれている油脂の種類によって左右される。すな
わち、酸化され易い油脂を含む油性食品では、酸素バリ
ア性で遮光性を有するフィルムで包装しても、包装内に
酸素が存在すれば酸化され、一方、酸化され難い油脂を
含む油性食品では、酸素が存在しても、遮光されていれ
ば酸化されない。
種類は食品ごとに異なり、油性食品の酸化のされ易さ
は、含まれている油脂の種類によって左右される。すな
わち、酸化され易い油脂を含む油性食品では、酸素バリ
ア性で遮光性を有するフィルムで包装しても、包装内に
酸素が存在すれば酸化され、一方、酸化され難い油脂を
含む油性食品では、酸素が存在しても、遮光されていれ
ば酸化されない。
【0007】言い換えれば、特願平8−138281に
記載の包材は全ての油性食品に使用可能ではなく、ま
た、油性食品によっては酸素バリア性を必要としない油
性食品もある。
記載の包材は全ての油性食品に使用可能ではなく、ま
た、油性食品によっては酸素バリア性を必要としない油
性食品もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ア
ルミニウム箔やアルミニウム蒸着フィルムを使用しない
プラスチックフィルムからなる油性食品に含まれている
油脂の種類に応じた油性食品の包装材料を提供すること
を目的とする。
ルミニウム箔やアルミニウム蒸着フィルムを使用しない
プラスチックフィルムからなる油性食品に含まれている
油脂の種類に応じた油性食品の包装材料を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく発明されたものである。即ち、請求項1に記載の
発明は、ヨウ素価が50以下の油脂を含む油性食品を包
装するアルミを含まない包装材料であって、全光線透過
率が30%以下の遮光層を設けたプラスチックフィルム
からなることを特徴とする油性食品用遮光性包装材料、
としたものである。請求項2に記載の発明は、ヨウ素価
が100以下の油脂を含む油性食品を包装するアルミを
含まない包装材料であって、全光線透過率が10%以下
の遮光層を設けたプラスチックフィルムからなることを
特徴とする油性食品用遮光性包装材料、としたものであ
る。請求項3に記載の発明は、遮光層が印刷層により付
与されていることを特徴とする請求項1または2に記載
の油性食品用遮光性包装材料、としたものである。請求
項4に記載の発明は、遮光層が着色樹脂層により付与さ
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の油
性食品用遮光性包装材料、としたものである。請求項5
に記載の発明は、遮光層が印刷層および着色樹脂層によ
り付与されていることを特徴とする請求項1または2に
記載の油性食品用遮光性包装材料、としたものである。
本発明は、油性食品をその含まれている油脂の種類によ
り、酸化のされ易さを分類し、その分類に応じた油性食
品用遮光性包装材料を提供する。
すべく発明されたものである。即ち、請求項1に記載の
発明は、ヨウ素価が50以下の油脂を含む油性食品を包
装するアルミを含まない包装材料であって、全光線透過
率が30%以下の遮光層を設けたプラスチックフィルム
からなることを特徴とする油性食品用遮光性包装材料、
としたものである。請求項2に記載の発明は、ヨウ素価
が100以下の油脂を含む油性食品を包装するアルミを
含まない包装材料であって、全光線透過率が10%以下
の遮光層を設けたプラスチックフィルムからなることを
特徴とする油性食品用遮光性包装材料、としたものであ
る。請求項3に記載の発明は、遮光層が印刷層により付
与されていることを特徴とする請求項1または2に記載
の油性食品用遮光性包装材料、としたものである。請求
項4に記載の発明は、遮光層が着色樹脂層により付与さ
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の油
性食品用遮光性包装材料、としたものである。請求項5
に記載の発明は、遮光層が印刷層および着色樹脂層によ
り付与されていることを特徴とする請求項1または2に
記載の油性食品用遮光性包装材料、としたものである。
本発明は、油性食品をその含まれている油脂の種類によ
り、酸化のされ易さを分類し、その分類に応じた油性食
品用遮光性包装材料を提供する。
【0010】油脂の酸化のされ易さは、油脂を構成して
いる脂肪酸に含まれる不飽和結合の数によって決定され
る。その不飽和結合の数は、油脂100gに結合できる
ヨウ素の量として、ヨウ素価で表される。発明者の実験
の結果より、ヨウ素価が50以下の油脂は酸化され難
く、遮光さえできれば酸化を防止できる。一方、ヨウ素
価が100以上の油脂は、遮光しても酸素が存在すれ
ば、酸化される。なお、大豆油やパーム油といった単独
の油脂ではなく、複数の油脂が含まれている油性食品で
は、それらの油脂をあわせたものを1種類の油脂とみな
して、ヨウ素価を求めればよい。
いる脂肪酸に含まれる不飽和結合の数によって決定され
る。その不飽和結合の数は、油脂100gに結合できる
ヨウ素の量として、ヨウ素価で表される。発明者の実験
の結果より、ヨウ素価が50以下の油脂は酸化され難
く、遮光さえできれば酸化を防止できる。一方、ヨウ素
価が100以上の油脂は、遮光しても酸素が存在すれ
ば、酸化される。なお、大豆油やパーム油といった単独
の油脂ではなく、複数の油脂が含まれている油性食品で
は、それらの油脂をあわせたものを1種類の油脂とみな
して、ヨウ素価を求めればよい。
【0011】そして、ヨウ素価が50以下の油脂からな
る油性食品は、通常の保存状態では、ある程度の遮光が
できれば、包材に酸素バリア性を必要としない。そこ
で、このような油性食品は、全光線透過率が30%以下
の包材で包装すれば、油脂の酸化を防止できる。
る油性食品は、通常の保存状態では、ある程度の遮光が
できれば、包材に酸素バリア性を必要としない。そこ
で、このような油性食品は、全光線透過率が30%以下
の包材で包装すれば、油脂の酸化を防止できる。
【0012】ヨウ素価が50から100の間の油脂から
なる油性食品では、光の影響を受けやすくなるが、全光
線透過率が10%以下のほとんど光を透過しない包材で
包装すれば、油脂の酸化を防止できる。なお、この保存
方法は、ヨウ素価が50以下の油脂からなる油性食品に
適用しても問題は無い。
なる油性食品では、光の影響を受けやすくなるが、全光
線透過率が10%以下のほとんど光を透過しない包材で
包装すれば、油脂の酸化を防止できる。なお、この保存
方法は、ヨウ素価が50以下の油脂からなる油性食品に
適用しても問題は無い。
【0013】ヨウ素価が100以上の油脂からなる油性
食品は、完全に遮光しても、酸素が存在すれば酸化され
るので、ガス置換包装が必要であり、そのためには、包
材に酸素バリア性が必要となる。なお、この場合は、包
装内に酸素が存在しないため、光の影響によって酸化さ
れることが無くなり、本発明の包装材料を使用する必要
がなくなる。
食品は、完全に遮光しても、酸素が存在すれば酸化され
るので、ガス置換包装が必要であり、そのためには、包
材に酸素バリア性が必要となる。なお、この場合は、包
装内に酸素が存在しないため、光の影響によって酸化さ
れることが無くなり、本発明の包装材料を使用する必要
がなくなる。
【0014】次に、本発明の油性食品用遮光性包装材料
について説明する。
について説明する。
【0015】ヨウ素価が100以下の油脂からなる油性
食品の保存に使用する遮光性包材は、少なくとも基材フ
ィルムとシーラント層からなる積層プラスチックフィル
ムであり、基材フィルムの片面に、遮光層として、少な
くとも白色の第1印刷層と茶色あるいは黒色や銀色等、
遮光性に優れた色の第2印刷層を設けることにより、所
定の遮光性を付与した包材である。また、上記印刷層の
代わりに、遮光層として、白色、茶色、黒色等の着色樹
脂層を、基材フィルムとシーラント層の間に設けてもよ
い。さらには、上記印刷層と着色樹脂層を併用して、遮
光層を形成してもよい。
食品の保存に使用する遮光性包材は、少なくとも基材フ
ィルムとシーラント層からなる積層プラスチックフィル
ムであり、基材フィルムの片面に、遮光層として、少な
くとも白色の第1印刷層と茶色あるいは黒色や銀色等、
遮光性に優れた色の第2印刷層を設けることにより、所
定の遮光性を付与した包材である。また、上記印刷層の
代わりに、遮光層として、白色、茶色、黒色等の着色樹
脂層を、基材フィルムとシーラント層の間に設けてもよ
い。さらには、上記印刷層と着色樹脂層を併用して、遮
光層を形成してもよい。
【0016】ヨウ素価が100以下の油性食品であっ
て、吸湿によっても品質が低下する油性食品では、包材
に酸素バリア性は必要ないが、水蒸気バリア性が必要と
なる。そこで、水蒸気バリア性を有する包材に遮光性を
付与して使用すればよい。
て、吸湿によっても品質が低下する油性食品では、包材
に酸素バリア性は必要ないが、水蒸気バリア性が必要と
なる。そこで、水蒸気バリア性を有する包材に遮光性を
付与して使用すればよい。
【0017】水蒸気バリア性の包材は、少なくとも基材
とシーラント層からなる積層プラスチックフィルムに、
金属酸化物蒸着層を水蒸気バリア層として設けた包材で
ある。また、金属酸化物蒸着層の代わりに、水蒸気バリ
ア層として、水溶性高分子と金属アルコキシドまたはそ
の加水分解物を含む被覆層を設けた包材でもよい。さら
には、上記金属酸化物蒸着層面に水溶性高分子と金属ア
ルコキシドまたはその加水分解物を含む被覆層を水蒸気
バリア層として設けた包材でもよい。なお、本発明とは
関係ないが、これら水蒸気バリア層は、酸素バリア性も
有する。
とシーラント層からなる積層プラスチックフィルムに、
金属酸化物蒸着層を水蒸気バリア層として設けた包材で
ある。また、金属酸化物蒸着層の代わりに、水蒸気バリ
ア層として、水溶性高分子と金属アルコキシドまたはそ
の加水分解物を含む被覆層を設けた包材でもよい。さら
には、上記金属酸化物蒸着層面に水溶性高分子と金属ア
ルコキシドまたはその加水分解物を含む被覆層を水蒸気
バリア層として設けた包材でもよい。なお、本発明とは
関係ないが、これら水蒸気バリア層は、酸素バリア性も
有する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に使用する遮光性
包装材料Aの構成を説明する断面図で、1は基材フィル
ム、2は白色の第1印刷層、3は茶色、黒色、銀色等、
遮光性に優れた色の第2印刷層、および4はシーラント
層からなる遮光性包装材料である。
包装材料Aの構成を説明する断面図で、1は基材フィル
ム、2は白色の第1印刷層、3は茶色、黒色、銀色等、
遮光性に優れた色の第2印刷層、および4はシーラント
層からなる遮光性包装材料である。
【0019】また、図2は、他の構成を示す断面図で、
図1の印刷層の代わりに、着色樹脂層5を設けた遮光性
包装材料Aである。
図1の印刷層の代わりに、着色樹脂層5を設けた遮光性
包装材料Aである。
【0020】さらに、図3も他の構成を示す断面図で、
図1の構成の遮光性包装材料に、さらに、着色樹脂層5
を設けた遮光性包装材料Aである。
図1の構成の遮光性包装材料に、さらに、着色樹脂層5
を設けた遮光性包装材料Aである。
【0021】図4は、水蒸気バリア性を有する遮光性包
装材料Bの構成を説明する断面図で、図1の構成の遮光
性包装材料の基材フィルム1に金属酸化物蒸着層6を設
けた水蒸気バリア性遮光性を有する包装材料である。
装材料Bの構成を説明する断面図で、図1の構成の遮光
性包装材料の基材フィルム1に金属酸化物蒸着層6を設
けた水蒸気バリア性遮光性を有する包装材料である。
【0022】また、図5は、他の構成を示す断面図で、
図4の金属酸化物蒸着層の代わりに、水蒸気バリア性の
被覆層7を設けた水蒸気バリア性を有する遮光性包装材
料Bである。
図4の金属酸化物蒸着層の代わりに、水蒸気バリア性の
被覆層7を設けた水蒸気バリア性を有する遮光性包装材
料Bである。
【0023】さらに、図6も他の構成を示す断面図で、
図4の金属酸化物蒸着層6の面に被覆層7を設けた水蒸
気バリア性を有する遮光性包装材料Bである。
図4の金属酸化物蒸着層6の面に被覆層7を設けた水蒸
気バリア性を有する遮光性包装材料Bである。
【0024】なお、上記水蒸気バリア性を有する遮光性
包装材料B以外にも、図2や図3の基材フィルム1と第
1印刷層2や着色樹脂層5の間に金属酸化物蒸着層や水
蒸気バリア性の被覆層あるいはその両者を設けて水蒸気
バリア性を有する遮光性包装材料としても良い。
包装材料B以外にも、図2や図3の基材フィルム1と第
1印刷層2や着色樹脂層5の間に金属酸化物蒸着層や水
蒸気バリア性の被覆層あるいはその両者を設けて水蒸気
バリア性を有する遮光性包装材料としても良い。
【0025】遮光性包装材料Aや水蒸気バリア性を有す
る遮光性包装材料Bに使用する基材フィルム1は、機械
的な強度を有するフィルムで、具体的には、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンからな
るフィルムで、延伸フィルムが好ましい。この基材フィ
ルムには、例えば、帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、滑剤、着色剤など公知の添加剤を加えることがで
き、必要に応じて適宜添加される。
る遮光性包装材料Bに使用する基材フィルム1は、機械
的な強度を有するフィルムで、具体的には、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンからな
るフィルムで、延伸フィルムが好ましい。この基材フィ
ルムには、例えば、帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、滑剤、着色剤など公知の添加剤を加えることがで
き、必要に応じて適宜添加される。
【0026】また、シーラント層4は、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のヒ
ートシール性を有する樹脂が使用できる。このシーラン
ト層4は、フィルム化した材料を接着剤を介してラミネ
ートして設けてもよいし、溶融した樹脂を直接押出しコ
ーティングによりラミネートしてもよい。なお、油性食
品には、耐油性の点からポリプロピレンを使用すること
が好ましい。
ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のヒ
ートシール性を有する樹脂が使用できる。このシーラン
ト層4は、フィルム化した材料を接着剤を介してラミネ
ートして設けてもよいし、溶融した樹脂を直接押出しコ
ーティングによりラミネートしてもよい。なお、油性食
品には、耐油性の点からポリプロピレンを使用すること
が好ましい。
【0027】図1および図3の遮光性包装材料Aの第1
印刷層2、および第2印刷層3は、基材フィルム1の面
に直接設けるものであるが、図4、図5および図6の水
蒸気バリア性を有する遮光性包装材料Bを使用する場合
には、金属酸化物蒸着層6、または被覆層7の面に直接
設ける。印刷層を形成するインキとしては、密着性に優
れたウレタン系のインキが好ましい。第1印刷層2は、
酸化チタン等の白色顔料を5〜10重量%含むインキで
全面に設ける構成の他、他の色のインキで部分的に設け
る印刷を組み合わせた構成でもよい。第2印刷層3は、
遮光性の高いインキ、例えば、茶色や黒色の顔料、ある
いはアルミニウムペーストを10〜20重量%含むイン
キで全面に設ける。さらに、図には示さなかったが、遮
光性を向上させるため、あるいは、開封後の第2印刷層
の色を隠蔽するため、白色インキ等による第3印刷層を
設けてもよい。
印刷層2、および第2印刷層3は、基材フィルム1の面
に直接設けるものであるが、図4、図5および図6の水
蒸気バリア性を有する遮光性包装材料Bを使用する場合
には、金属酸化物蒸着層6、または被覆層7の面に直接
設ける。印刷層を形成するインキとしては、密着性に優
れたウレタン系のインキが好ましい。第1印刷層2は、
酸化チタン等の白色顔料を5〜10重量%含むインキで
全面に設ける構成の他、他の色のインキで部分的に設け
る印刷を組み合わせた構成でもよい。第2印刷層3は、
遮光性の高いインキ、例えば、茶色や黒色の顔料、ある
いはアルミニウムペーストを10〜20重量%含むイン
キで全面に設ける。さらに、図には示さなかったが、遮
光性を向上させるため、あるいは、開封後の第2印刷層
の色を隠蔽するため、白色インキ等による第3印刷層を
設けてもよい。
【0028】また、図2および図3の遮光性包装材料A
の着色樹脂層5は、顔料をポリプロピレンやポリエチレ
ン等の樹脂中に5〜15重量%分散させたものである。
5重量%以下では、遮光性に乏しく、15重量%以上で
は樹脂層がもろくなる。顔料としては、隠蔽性が高く、
紫外線および可視光を十分遮蔽する顔料を使用すること
が好ましく、必要な遮光性が得られれば、色は特に限定
されない。この着色樹脂層5は、着色されたフィルムを
接着剤を介して基材フィルム1にラミネートして設けて
もよいし、溶融した着色樹脂を直接基材フィルム1に押
出しコーティングによりラミネートしても、シーラント
層4と共押出しコーティングによりラミネートしてもよ
い。
の着色樹脂層5は、顔料をポリプロピレンやポリエチレ
ン等の樹脂中に5〜15重量%分散させたものである。
5重量%以下では、遮光性に乏しく、15重量%以上で
は樹脂層がもろくなる。顔料としては、隠蔽性が高く、
紫外線および可視光を十分遮蔽する顔料を使用すること
が好ましく、必要な遮光性が得られれば、色は特に限定
されない。この着色樹脂層5は、着色されたフィルムを
接着剤を介して基材フィルム1にラミネートして設けて
もよいし、溶融した着色樹脂を直接基材フィルム1に押
出しコーティングによりラミネートしても、シーラント
層4と共押出しコーティングによりラミネートしてもよ
い。
【0029】以上の印刷、あるいは着色樹脂層、または
その両者の併用により、必要な遮光性を得られるように
すればよい。
その両者の併用により、必要な遮光性を得られるように
すればよい。
【0030】図4および図6の水蒸気バリア性を有する
遮光性包装材料Bの金属酸化物蒸着層6は、珪素、アル
ミニウム、チタン、ジルコニウム、錫、マグネシウムな
どの酸化物の単体、あるいはそれらの複合物からなり、
真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法な
どの真空プロセスにより、基材フィルム1の表面に形成
される。この金属酸化物蒸着層6の膜厚は、100〜2
000Åの範囲が、水蒸気バリア性の面で適している。
遮光性包装材料Bの金属酸化物蒸着層6は、珪素、アル
ミニウム、チタン、ジルコニウム、錫、マグネシウムな
どの酸化物の単体、あるいはそれらの複合物からなり、
真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法な
どの真空プロセスにより、基材フィルム1の表面に形成
される。この金属酸化物蒸着層6の膜厚は、100〜2
000Åの範囲が、水蒸気バリア性の面で適している。
【0031】また、図5および図6の水蒸気バリア性を
有する遮光性包装材料Bの被覆層7は、水溶性高分子と
(a)1種以上の金属アルコキシドおよびその加水分解
物、または(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水溶
液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とするコー
ティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫を水系溶媒
で溶解させた溶液、あるいはこれに金属アルコキシドを
直接、あるいは予め加水分解させるなどの処理を行った
ものを混合した溶液を、基材フィルム1、あるいは金属
酸化物蒸着層6にコーティングし、加熱乾燥させて形成
したものである。
有する遮光性包装材料Bの被覆層7は、水溶性高分子と
(a)1種以上の金属アルコキシドおよびその加水分解
物、または(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水溶
液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とするコー
ティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫を水系溶媒
で溶解させた溶液、あるいはこれに金属アルコキシドを
直接、あるいは予め加水分解させるなどの処理を行った
ものを混合した溶液を、基材フィルム1、あるいは金属
酸化物蒸着層6にコーティングし、加熱乾燥させて形成
したものである。
【0032】なお、このコーティング剤に含まれる水溶
性高分子や金属アルコキシド等の各成分は、例えば、特
願平8−138281に記載されている通りである。
性高分子や金属アルコキシド等の各成分は、例えば、特
願平8−138281に記載されている通りである。
【0033】コーティング剤の塗布方法は、通常用いら
れている、ディッピング法、ロールコーティング法、ス
クリーン印刷法、スプレー法など公知の手段が用いられ
る。被覆層の厚さは、コーティング剤の種類によって異
なるが、乾燥後で0.01〜100μmの範囲であれば
よいが、50μm以上では被覆層7にクラックが生じや
すくなるため、0.01〜50μmとすることが望まし
い。
れている、ディッピング法、ロールコーティング法、ス
クリーン印刷法、スプレー法など公知の手段が用いられ
る。被覆層の厚さは、コーティング剤の種類によって異
なるが、乾燥後で0.01〜100μmの範囲であれば
よいが、50μm以上では被覆層7にクラックが生じや
すくなるため、0.01〜50μmとすることが望まし
い。
【0034】油性食品に含まれる油脂のヨウ素価が10
0以下の場合には、以上のようにして得られる遮光性包
装材料Aから、油性食品に含まれる油脂のヨウ素価に応
じた必要な遮光性(全光線透過率30%以下、あるいは
10%以下)を有する包材を選択し、その包材をシーラ
ント層4を内面として、ピロー包装袋、4方シール袋、
3方シール袋、ガゼット状袋、スタンディングパウチ等
の容器に成形し、その容器でヨウ素価が100以下の油
脂からなる油性食品を密封包装し、保存する。
0以下の場合には、以上のようにして得られる遮光性包
装材料Aから、油性食品に含まれる油脂のヨウ素価に応
じた必要な遮光性(全光線透過率30%以下、あるいは
10%以下)を有する包材を選択し、その包材をシーラ
ント層4を内面として、ピロー包装袋、4方シール袋、
3方シール袋、ガゼット状袋、スタンディングパウチ等
の容器に成形し、その容器でヨウ素価が100以下の油
脂からなる油性食品を密封包装し、保存する。
【0035】なお、ヨウ素価が100以下の油脂からな
る油性食品で吸湿による品質劣化が生じる油性食品は水
蒸気バリア性を有する遮光性包装材料Bを、上記の遮光
性包装材料の場合と同様にして、容器に成形し、その容
器で油性食品を包装することにより、油性食品を保存す
る。
る油性食品で吸湿による品質劣化が生じる油性食品は水
蒸気バリア性を有する遮光性包装材料Bを、上記の遮光
性包装材料の場合と同様にして、容器に成形し、その容
器で油性食品を包装することにより、油性食品を保存す
る。
【0036】本発明は、白色の第1印刷層および遮光性
の高い色の第2印刷層、または着色樹脂層、あるいは両
者を併用することにより、全光線透過率を30%以下に
した包材を用いることで、ヨウ素価が50以下の油脂か
らなる油性食品を、また、同様に、全光線透過率を10
%以下にした包材を用いることで、ヨウ素価が100以
下の油脂からなる油性食品を保存できる。さらには、吸
湿が問題なる油性食品の場合は、金属酸化物蒸着層およ
び/または水溶性高分子と金属アルコキシドまたはその
加水分解物を含む被覆層を設けた水蒸気バリア性を有す
るプラスチックフィルムからなる包材を使用すること
で、ヨウ素価が100以下の油性食品を保存できる。
の高い色の第2印刷層、または着色樹脂層、あるいは両
者を併用することにより、全光線透過率を30%以下に
した包材を用いることで、ヨウ素価が50以下の油脂か
らなる油性食品を、また、同様に、全光線透過率を10
%以下にした包材を用いることで、ヨウ素価が100以
下の油脂からなる油性食品を保存できる。さらには、吸
湿が問題なる油性食品の場合は、金属酸化物蒸着層およ
び/または水溶性高分子と金属アルコキシドまたはその
加水分解物を含む被覆層を設けた水蒸気バリア性を有す
るプラスチックフィルムからなる包材を使用すること
で、ヨウ素価が100以下の油性食品を保存できる。
【0037】
<包材構成>実施例および比較例のテストのために作成
した包材の構成と、それら包材の全光線透過率をあわせ
て以下に示す。なお、包材4、包材5、および包材6は
水蒸気バリア性を有する構成である。 [包材の構成] [全光線透過率] 包材1:ONy/黒色樹脂層/CPP 28.3% 包材2:ONy/白色印刷層/茶色印刷層/CPP 18.5% 包材3:ONy/白色印刷層/銀色印刷層/茶色樹脂層/CPP 8.8% 包材4:OPP/被覆層/白色印刷層/茶色印刷層/CPP 16.8% 包材5:PET/蒸着層(酸化アルミニウム/被覆層/ 白色印刷層/銀色印刷層/茶色樹脂層/CPP 7.4% 包材6:PET/蒸着層(酸化珪素)/白色樹脂層/CPP 36.6% ONy:厚さ20μmの二軸延伸ナイロンフィルム PET:厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム OPP:厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム CPP:厚さ30μmの無延伸ポリプロピレンフィルム 白色印刷層:LPスーパー白インキ(東洋インキ製造株
式会社製)を200線、版深30μmのグラビア版を用
いて7.0g/m2 塗布 茶色印刷層:LPスーパー茶インキを白色と同様のグラ
ビア版で塗布 銀色印刷層:LPスーパー白インキにアルミペーストを
15重量%加えたインキを白色と同様のグラビア版で塗
布 黒色樹脂層:カーボンブラックを8重量%混合した厚さ
20μmの低密度ポリエチレン 茶色樹脂層:酸化チタン、イソインドリノンイエロー、
ペリレンレッド、およびカーボンブラックを混合した顔
料を2重量%混合した厚さ20μmの低密度ポリエチレ
ン 白色樹脂層:酸化チタン粉末を7重量%混合した厚さ2
0μmの低密度ポリエチレン 蒸着層:酸化珪素または酸化アルミニウムの膜厚400
Åの蒸着膜 被覆層:テトラエトキシシラン10.4gに0.1規定
塩酸を89.6g加え、30分間撹拌し、加水分解させ
た固形分3重量%の加水分解溶液と、ポリビニルアルコ
ールの3重量%の水/イソプロピルアルコール(90/
10)溶液を混合した塗液を、塗布、乾燥させた厚さ約
0.5μmの塗膜
した包材の構成と、それら包材の全光線透過率をあわせ
て以下に示す。なお、包材4、包材5、および包材6は
水蒸気バリア性を有する構成である。 [包材の構成] [全光線透過率] 包材1:ONy/黒色樹脂層/CPP 28.3% 包材2:ONy/白色印刷層/茶色印刷層/CPP 18.5% 包材3:ONy/白色印刷層/銀色印刷層/茶色樹脂層/CPP 8.8% 包材4:OPP/被覆層/白色印刷層/茶色印刷層/CPP 16.8% 包材5:PET/蒸着層(酸化アルミニウム/被覆層/ 白色印刷層/銀色印刷層/茶色樹脂層/CPP 7.4% 包材6:PET/蒸着層(酸化珪素)/白色樹脂層/CPP 36.6% ONy:厚さ20μmの二軸延伸ナイロンフィルム PET:厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム OPP:厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム CPP:厚さ30μmの無延伸ポリプロピレンフィルム 白色印刷層:LPスーパー白インキ(東洋インキ製造株
式会社製)を200線、版深30μmのグラビア版を用
いて7.0g/m2 塗布 茶色印刷層:LPスーパー茶インキを白色と同様のグラ
ビア版で塗布 銀色印刷層:LPスーパー白インキにアルミペーストを
15重量%加えたインキを白色と同様のグラビア版で塗
布 黒色樹脂層:カーボンブラックを8重量%混合した厚さ
20μmの低密度ポリエチレン 茶色樹脂層:酸化チタン、イソインドリノンイエロー、
ペリレンレッド、およびカーボンブラックを混合した顔
料を2重量%混合した厚さ20μmの低密度ポリエチレ
ン 白色樹脂層:酸化チタン粉末を7重量%混合した厚さ2
0μmの低密度ポリエチレン 蒸着層:酸化珪素または酸化アルミニウムの膜厚400
Åの蒸着膜 被覆層:テトラエトキシシラン10.4gに0.1規定
塩酸を89.6g加え、30分間撹拌し、加水分解させ
た固形分3重量%の加水分解溶液と、ポリビニルアルコ
ールの3重量%の水/イソプロピルアルコール(90/
10)溶液を混合した塗液を、塗布、乾燥させた厚さ約
0.5μmの塗膜
【0038】<実施例1>前記包材1、包材2および包
材3で100mm×100mmの大きさの袋を作成し、
その中にパーム油(ヨウ素価(IV):48、初期過酸
化物価(POV):2.6meq./kg)および牛脂
硬化油(IV:42、初期POV:0.3meq./k
g)をそれぞれ20gずつ、空気が10〜20cc程度
残るように充填密封し、2000ルクスの蛍光灯照射
下、室温で2週間保存後のPOVを測定した。ここで、
POVは、油脂の酸化により生じる過酸化物の量を表す
値であり、値が大きいほど、油脂が酸化されていること
を示す。その結果を表1に示す。
材3で100mm×100mmの大きさの袋を作成し、
その中にパーム油(ヨウ素価(IV):48、初期過酸
化物価(POV):2.6meq./kg)および牛脂
硬化油(IV:42、初期POV:0.3meq./k
g)をそれぞれ20gずつ、空気が10〜20cc程度
残るように充填密封し、2000ルクスの蛍光灯照射
下、室温で2週間保存後のPOVを測定した。ここで、
POVは、油脂の酸化により生じる過酸化物の量を表す
値であり、値が大きいほど、油脂が酸化されていること
を示す。その結果を表1に示す。
【0039】<比較例1>前記包材9を用いて、実施例
1と同様のテストを行った。その結果を表1に示す。
1と同様のテストを行った。その結果を表1に示す。
【0040】<実施例2>前記包材3を用い、実施例1
と同様のテストを、オリーブ油(IV:85、初期PO
V:1.8meq./kg)で行った。その結果を表1
に示す。
と同様のテストを、オリーブ油(IV:85、初期PO
V:1.8meq./kg)で行った。その結果を表1
に示す。
【0041】<比較例2>前記包材1、および包材2を
用いて、実施例2と同様のテストを行った。その結果を
表1に示す。
用いて、実施例2と同様のテストを行った。その結果を
表1に示す。
【0042】<比較例3>前記包材3を用い、実施例1
と同様のテストをコーン油(IV:129、初期PO
V:5.6meq./kg)および大豆油(IV:13
9、初期POV:0.9meq./kg)で行った。そ
の結果を表1に示す。
と同様のテストをコーン油(IV:129、初期PO
V:5.6meq./kg)および大豆油(IV:13
9、初期POV:0.9meq./kg)で行った。そ
の結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】上記のテストは、保存期間が2週間と短い
が、その間、光照射により油脂の酸化を促進していたこ
と、および油菓子の販売基準のPOVが30meq./
kg(以下、単位省略)以下(酸価5以下の場合)であ
ることを考慮すれば、この保存条件でPOVが10以下
であれば、十分に実用的であるとみなせる。
が、その間、光照射により油脂の酸化を促進していたこ
と、および油菓子の販売基準のPOVが30meq./
kg(以下、単位省略)以下(酸価5以下の場合)であ
ることを考慮すれば、この保存条件でPOVが10以下
であれば、十分に実用的であるとみなせる。
【0045】実施例1のIVが50以下のパーム油や牛
脂硬化油では、包材に酸素バリア性が無くても、全光線
透過率が30%以下である包材1、包材2、および包材
3でPOVを10以下に保つことができた。比較例1で
は、酸素バリア性包装材料であっても、全光線透過率が
36.6%の包材9では、牛脂硬化油ではPOVが10
以下であったが、パーム油でPOVが10を超えた。
脂硬化油では、包材に酸素バリア性が無くても、全光線
透過率が30%以下である包材1、包材2、および包材
3でPOVを10以下に保つことができた。比較例1で
は、酸素バリア性包装材料であっても、全光線透過率が
36.6%の包材9では、牛脂硬化油ではPOVが10
以下であったが、パーム油でPOVが10を超えた。
【0046】実施例2と比較例2では、IVが85のオ
リーブ油は、全光線透過率8.8%の包材3のみでPO
Vが10以下であり、実施例1で良好であった包材1お
よび包材2ではPOVが10を超えていた。
リーブ油は、全光線透過率8.8%の包材3のみでPO
Vが10以下であり、実施例1で良好であった包材1お
よび包材2ではPOVが10を超えていた。
【0047】比較例3では、IVが100を超えるコー
ン油や大豆油は遮光性の高い包材3でもPOVが10以
上であった。
ン油や大豆油は遮光性の高い包材3でもPOVが10以
上であった。
【0048】<実施例4>パーム油(IV:47)を使
用して作ったポテトチップ(初期POV:2.3)を、
前記包材4、および包材5からなる180mm×250
mmの大きさの袋に、65gずつ充填し、1500ルク
スの蛍光灯照射下で、室温で1カ月間保存した後、PO
Vを測定し、官能検査により吸湿を歯ごたえで確認し
た。その結果を表2に示す。
用して作ったポテトチップ(初期POV:2.3)を、
前記包材4、および包材5からなる180mm×250
mmの大きさの袋に、65gずつ充填し、1500ルク
スの蛍光灯照射下で、室温で1カ月間保存した後、PO
Vを測定し、官能検査により吸湿を歯ごたえで確認し
た。その結果を表2に示す。
【0049】<比較例4>実施例4のポテトチップを、
前記包材3、および包材6を用いて、実施例4と同様の
保存テストを行った。その結果を表2に示す。
前記包材3、および包材6を用いて、実施例4と同様の
保存テストを行った。その結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】実施例4では、いずれも低いPOVであ
り、吸湿も認められなかった。一方、比較例4では、水
蒸気バリア性のない包材3ではPOVは低かったが、吸
湿による湿り気が感じられ、また水蒸気バリア性はある
が遮光性の低い包材6では湿り気は全く感じられなかっ
たが、POVが高く、油菓子の販売基準の限界に近かっ
た。
り、吸湿も認められなかった。一方、比較例4では、水
蒸気バリア性のない包材3ではPOVは低かったが、吸
湿による湿り気が感じられ、また水蒸気バリア性はある
が遮光性の低い包材6では湿り気は全く感じられなかっ
たが、POVが高く、油菓子の販売基準の限界に近かっ
た。
【0052】<実施例5>ピーナッツ(抽出油脂のI
V:91、初期POV:5.8)を、前記包材5からな
る80mm×100mmの大きさの袋に、40gずつ充
填し、800ルクスの蛍光灯照射下で、室温で3カ月間
保存した後、POVを測定した。その結果を表3に示
す。
V:91、初期POV:5.8)を、前記包材5からな
る80mm×100mmの大きさの袋に、40gずつ充
填し、800ルクスの蛍光灯照射下で、室温で3カ月間
保存した後、POVを測定した。その結果を表3に示
す。
【0053】<比較例5>実施例5のピーナッツを、前
記包材3、および包材4を用いて、実施例4と同様の保
存テストを行った。その結果を表3に示す。
記包材3、および包材4を用いて、実施例4と同様の保
存テストを行った。その結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】実施例5では、低いPOVであり、吸湿も
認められなかった。一方、比較例5では、包材4はPO
Vが油菓子の販売基準の限界を超えており、包材3に関
しては吸湿が認められた。
認められなかった。一方、比較例5では、包材4はPO
Vが油菓子の販売基準の限界を超えており、包材3に関
しては吸湿が認められた。
【0056】
【発明の効果】本発明の油性食品用遮光性包装材料は以
上の如き構成であり、アルミニウム箔やアルミニウム蒸
着フィルムを用いなくても、油脂食品に含まれる油脂の
ヨウ素価により、使用する包材の遮光性などを調整する
ことで、油性食品の保存(酸化防止)が可能となる。ま
た、本発明の油性食品用遮光性包装材料は、印刷インキ
中にアルミペーストを含むこともあるが、金属検知器に
反応しないので、金属異物を検知可能な包装材料であ
る。
上の如き構成であり、アルミニウム箔やアルミニウム蒸
着フィルムを用いなくても、油脂食品に含まれる油脂の
ヨウ素価により、使用する包材の遮光性などを調整する
ことで、油性食品の保存(酸化防止)が可能となる。ま
た、本発明の油性食品用遮光性包装材料は、印刷インキ
中にアルミペーストを含むこともあるが、金属検知器に
反応しないので、金属異物を検知可能な包装材料であ
る。
【0057】さらに、本発明の油性食品用遮光性包装材
料は、水蒸気バリア性の包材と組み合わせることによ
り、低水分含量の油性食品の吸湿防止もでき、油性食品
を長期間保存することができる。
料は、水蒸気バリア性の包材と組み合わせることによ
り、低水分含量の油性食品の吸湿防止もでき、油性食品
を長期間保存することができる。
【図1】本発明の包材の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の包材の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の包材の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の他の包材の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の包材の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の他の包材の実施例を示す断面図であ
る。
る。
1‥‥基材フィルム 2‥‥第1印刷層 3‥‥第2印刷層 4‥‥シーラント層 5‥‥着色樹脂層 6‥‥金属酸化物蒸着層 7‥‥被覆層 A‥‥遮光性包装材料 B‥‥水蒸気バリア性を有する遮光性包装材料
Claims (5)
- 【請求項1】ヨウ素価が50以下の油脂を含む油性食品
を包装するアルミを含まない包装材料であって、全光線
透過率が30%以下の遮光層を設けたプラスチックフィ
ルムからなることを特徴とする油性食品用遮光性包装材
料。 - 【請求項2】ヨウ素価が100以下の油脂を含む油性食
品を包装するアルミを含まない包装材料であって、全光
線透過率が10%以下の遮光層を設けたプラスチックフ
ィルムからなることを特徴とする油性食品用遮光性包装
材料。 - 【請求項3】遮光層が印刷層により付与されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の油性食品用遮光
性包装材料。 - 【請求項4】遮光層が着色樹脂層により付与されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の油性食品用
遮光性包装材料。 - 【請求項5】遮光層が印刷層および着色樹脂層により付
与されていることを特徴とする請求項1または2に記載
の油性食品用遮光性包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9192524A JPH1134205A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 油性食品用遮光性包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9192524A JPH1134205A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 油性食品用遮光性包装材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1134205A true JPH1134205A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16292726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9192524A Pending JPH1134205A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 油性食品用遮光性包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1134205A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002211630A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-07-31 | Toppan Printing Co Ltd | イージーピール蓋材 |
| JP2008062956A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd | 積層軟包装材料及びこの製造方法 |
| WO2008038716A1 (fr) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Fuji Tokushu Shigyo Co., Ltd. | Matériau de conditionnement souple,aminé et son procédé de fabrication |
| WO2008047581A1 (fr) * | 2006-10-02 | 2008-04-24 | Fuji Tokushu Shigyo Co., Ltd. | Matériau de conditionnement flexible et stratifié et son procédé de fabrication |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP9192524A patent/JPH1134205A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002211630A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-07-31 | Toppan Printing Co Ltd | イージーピール蓋材 |
| JP2008062956A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Nihon Tokkyo Kanri Co Ltd | 積層軟包装材料及びこの製造方法 |
| WO2008038716A1 (fr) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Fuji Tokushu Shigyo Co., Ltd. | Matériau de conditionnement souple,aminé et son procédé de fabrication |
| JPWO2008038716A1 (ja) * | 2006-09-29 | 2010-01-28 | 富士特殊紙業株式会社 | 積層軟包装材料及びその製造方法 |
| WO2008047581A1 (fr) * | 2006-10-02 | 2008-04-24 | Fuji Tokushu Shigyo Co., Ltd. | Matériau de conditionnement flexible et stratifié et son procédé de fabrication |
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