JPH11342214A - 鼻フィルター - Google Patents

鼻フィルター

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JPH11342214A
JPH11342214A JP10151484A JP15148498A JPH11342214A JP H11342214 A JPH11342214 A JP H11342214A JP 10151484 A JP10151484 A JP 10151484A JP 15148498 A JP15148498 A JP 15148498A JP H11342214 A JPH11342214 A JP H11342214A
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nasal
filter
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nasal filter
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Yoichi Suzuki
陽一 鈴木
Keiji Abe
啓二 阿部
Masamichi Senoo
正道 妹尾
Toru Yoshihara
徹 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、優れた濾過性と強度を有する
鼻フィルターを提供する。 【解決手段】 不織布より成形された側壁部及び頂部を
具備する鼻孔挿入式鼻フィルターであり、上記側壁部は
保形性を有する程度に緻密で、且つ上記頂部及びその近
傍が呼吸に支障がない程度に粗な構造を有していること
を特徴とする鼻フィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、花粉や粉塵の吸引
を防止するための鼻孔挿入型の鼻フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら使用されている花粉や粉塵対策として最も一般的なマ
スクは、食事の時には外さなくてはならない、蒸れて暑
い、呼吸や会話がし辛い、見た目が見苦しい等の問題が
ある。
【0003】このようなマスクの問題を解決すべく種々
の提案がなされており、実開平6−66711号公報の
局部鼻用マスク、特開平9−56838号公報の鼻栓タ
イプ、実開平1−107359号公報の鼻フィルタータ
イプの3タイプに大別される。
【0004】しかしながら、上記局部鼻用マスクは装着
性や見た目が悪く、上記鼻栓タイプは呼吸がし辛い、上
記鼻フィルタータイプは濾過性と強度の両立が難しい
等、どのタイプでもまだ十分満足できるものではない。
【0005】従って、本発明の目的は、簡単な構造で、
優れた濾過性と強度を有する鼻フィルターを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは検討の結
果、不織布により成形し、側壁部が緻密で、頂部近傍及
びその近傍が粗な構造とすることによって、上記目的が
達成し得ることを知見した。
【0007】本発明は、不織布より成形された側壁部及
び頂部を具備する鼻孔挿入式鼻フィルターであり、上記
側壁部は保形性を有する程度に緻密で、且つ上記頂部及
びその近傍が呼吸に支障がない程度に粗な構造を有して
いることを特徴とする鼻フィルターを提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鼻フィルターにつ
いて、添付図面を参照して説明する。図1〜5は、本発
明の鼻フィルターの実施形態をそれぞれ示すものであ
り、各図において、1,1′は鼻フィルター、1aは鼻
フィルター頂部、1bは鼻フィルター側壁部、2は連結
部、3は鼻装着用引っ掛け部、4は補強部材をそれぞれ
示す。また、図1において、lは開口部から頂部までの
長さをそれぞれ示す。
【0009】図1の鼻フィルター1は、2本の鼻フィル
ターをその開口部端部にて針金、プラスチック等からな
る連結部2により連結したものである。
【0010】この鼻フィルター1は、不織布を図1のよ
うに釣り鐘状に成形することにより得られ、その頂部1
a近傍が呼吸に支障がない程度に粗な構造をしており、
また側壁部1bが保形性を有する程度に緻密な構造をし
ている。側壁部1bの構造は緻密で、開口部から頂部に
向かって不織布を構成する繊維が配向、延伸されている
ので鼻孔に挿入してもつぶれることなく、また、頂部近
傍が粗な構造をしているので呼吸も楽である。本発明の
鼻フィルター1の開口部から頂部までの長さ(l)は5
〜40mmが好ましく、更に好ましくは10〜20mm
である。
【0011】この頂部1a近傍が呼吸に支障がない程度
に粗な構造とするには、頂部1a近傍の不織布の坪量が
5〜50g/m2 であることが好ましく、10〜40g
/m 2 であることが更に好ましい。また、不織布の密度
が0.1〜0.35g/cm 3 であることが好ましく、
0.15〜0.3g/cm3 であることが更に好まし
い。
【0012】この側壁部1bが保形性を有する程度に緻
密な構造とするには、側壁部1bの不織布の坪量が20
〜200g/m2 であることが好ましく、40〜100
g/m2 であることが更に好ましい。また、不織布の密
度が0.1〜0.8g/cm 3 であることが好ましく、
0.2〜0.5g/cm3 であることが更に好ましい。
【0013】別の実施形態の幅フィルターは、図2に示
す1枚の不織布を単層または積層させて成形させ、両方
の鼻孔に嵌挿される2本タイプである。
【0014】本発明の鼻フィルターは、上述の2本タイ
プとは制限されず、上記鼻フィルター1を1本のみから
なるタイプでも良い。また、図3の鼻フィルター1のよ
うに、その開口部端部に鼻装着用の引っ掛け部3が設け
られたタイプも装着性が良好となる。
【0015】更に、図4の鼻フィルター1は、別のフィ
ルター1′を嵌挿し、2層構造としたものであり、補強
とフィルター効果の向上を図ったものである。この鼻フ
ィルター1とフィルター1′間に吸収性パルプ等の吸収
体を挿入し、鼻汁等を吸収してもよい。また、この2層
構造としたフィルターにおいても、上記したのと同様
に、側壁部が保形性を有する程度に緻密であり、且つ頂
部近傍が呼吸に支障がない程度に粗な構造をしているこ
とが必要である。図5の鼻フィルター1は、その側壁部
1bを別の不織布からなる補強部材4で補強し、強度を
向上させたり、粗密の差をつけたものである。また、こ
れら図1〜5に示す鼻フィルター1においては、フィル
ターに種々の徐放性薬剤を含浸して薬効を付与してもよ
い。
【0016】本発明の鼻フィルターに保持される薬剤と
しては、特に限られるものではないが、好ましくは吸
入することによって鼻や喉等の呼吸器官の炎症を鎮静さ
せたり、またいわゆるアロマテラピー効果として精神を
リラックスや高揚させたりするもの、もしくは鼻粘膜
に付着することにより、鼻粘膜をコートし、鼻粘膜とア
レルゲンや刺激物質、誘引物質との接触を阻害するよう
なもの、もしくは付着することにより直接レセプター
に作用して血管収縮等の生理活性を示すもの等が挙げら
れる。より具体的にはに該当する薬剤としては、カン
フル、メントール、ペパーミント油、ユーカリ油、ニク
ズク油、テレビン油、ローズマリー油、ラベンダー油、
杉胚油、ヒノキチオール等が、に該当する薬剤として
は、カラギーナン等の水溶性高分子、シリコン油、ビタ
ミンA、ビタミンE等が、に該当する薬剤としては、
マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチ
ン、塩酸メチルエフェドリン、塩酸フェニルプロパノー
ルアミン等が挙げられる。
【0017】本発明の鼻フィルターの側壁部1bの圧縮
強度は、好ましくは0.5N以上、更に好ましくは1N
以上である。この圧縮強度は、鼻フィルター側壁部を長
さ10mm(円筒形)に切り出し、縦方向に圧縮し、5
mm圧縮させた時の値で示され、(株)オリエンテック
製テンシロンRTM25、圧縮速度100mm/分で測
定される。
【0018】本発明の鼻フィルターは、不織布モールデ
ィング成形法によって得られる。この成形法を図6に示
す。すなわち、未延伸繊維により形成された不織布5を
凹型金型6と凸型金型7の間に挟み(図6(a))、例
えば100〜200℃の熱をかけながら圧縮成形をする
(図6(b))。このようにして本発明の鼻フィルター
1が得られる(図6(c))。不織布シートを形成する
繊維は圧縮変形により配向、延伸されるために特に側壁
部の強度が増加する。また、頂部近傍にかけて変形の度
合いが大きくなるので、繊維間距離が拡がり粗な構造と
なる。
【0019】上記不織布5の坪量は50〜250g/m
2 が好ましい。厚みは0.5mm以下、好ましくは0.
2〜0.4mmであることが好ましい。不織布の厚みが
0.5mm以下でも目付が小さいと、成形時に目付が低
下し目が粗くなり、強度が低下し、使用に耐えなくな
る。このため、不織布の厚みは上記範囲の目付量と関連
して決定する必要がある。
【0020】本発明に用いられる不織布としては、通気
度が高く、軽量で、柔軟性に富み、かつ適度の剛性を有
する不織布が好ましく用いられる。また、不織布に対し
て圧縮成形加工する際、不織布の強度の点から、シート
の伸度は100%以上であるのが好ましい。
【0021】このような不織布は、例えばポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
やナイロン、ビニロン等の繊維形成性ポリマーを原料と
して公知の不織布製造法、例えばメルトブロー、スパン
ボンド法等によってを形成する。
【0022】不織布を構成する単糸の繊度(d)は20
d以下、好ましくは0.5〜15dの比較的細い繊維の
使用が望ましい。
【0023】また、不織布を構成する繊維にエレクトレ
ット化繊維を混合することが望ましく、エレクトレット
化した不織布を用いても望ましい。エレクトレット化繊
維の材料は、PP、PET、PC、ポリスチレン、テフ
ロンが好ましい。エレクトレット化繊維は、熱エレクト
レット、光エレクトレット、磁気エレクトレット等によ
り製造されることが好ましく、特にコロナ放電加工等に
よるエレクトロエレクトレットにより製造されることが
好ましい。エレクトレット化不織布は、上記ポリマーの
フィルムをエレクトレット化してから解繊した繊維を用
いて製造されてもよく、また、メルトブロー法等により
不織布に加工してからエレクトレット化してもよい。
【0024】このエレクトレット化繊維及び不織布は、
いつまでも帯電を保持できる性質を有していることか
ら、花粉や粉塵等の捕集に優れており、本発明の鼻フィ
ルターに用いることにより、マスク及びフィルター機能
が良好な鼻フィルターを提供することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のような本発明の鼻フィルターにお
いては、次のような効果を奏する。 (1)鼻毛を鼻孔側面に倒すことにより吸引による抵抗
が減少し、呼吸が楽になる。 (2)フィルター径を鼻孔径よりもやや大きくすること
により、鼻孔が拡がり呼吸が楽になる。フィルター側壁
部は緻密で繊維が配向、延伸されているので強度があ
り、つぶれにくい。 (3)鼻孔内壁を緻密構造のフィルターで覆うことによ
り、直接アレルギー物質(花粉等)に触れることがな
い。 (4)フィルターに徐放性薬剤を含浸する場合には、鼻
孔内壁に直接且つ長時間薬剤と接触できるので効率的な
治療が可能。 (5)吸収性のある素材でフィルターを構成すれば、鼻
汁を吸収し鼻汁による鼻孔の閉鎖を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の鼻フィルターの第1の実施形
態を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の鼻フィルターの第2の実施形
態を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の鼻フィルターの第3の実施形
態を示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明の鼻フィルターの第4の実施形
態を示す斜視図である。
【図5】図5は、本発明の鼻フィルターの第5の実施形
態を示す断面図である。
【図6】図6は、本発明の鼻フィルターの成形方法を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1,1′:鼻フィルター、1a:鼻フィルター頂部、1
b:鼻フィルター側壁部、2:連結部、3:鼻装着用引
っ掛け部、4:補強部材、5:不織布シート、6:凹型
金型、7:凸型金型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 徹 東京都墨田区文化2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布より成形された側壁部及び頂部を
    具備する鼻孔挿入式鼻フィルターであり、上記側壁部は
    保形性を有する程度に緻密で、且つ上記頂部及びその近
    傍が呼吸に支障がない程度に粗な構造を有していること
    を特徴とする鼻フィルター。
  2. 【請求項2】 上記不織布を構成する繊維が開口部から
    頂部に向かって配向、延伸されていることを特徴とする
    請求項1記載の鼻フィルター。
  3. 【請求項3】 上記鼻フィルター側壁部が上記不織布と
    別の不織布で補強されていることを特徴とする請求項1
    記載の鼻フィルター。
  4. 【請求項4】 上記不織布を構成する繊維に、エレクト
    レット化繊維が混合されていることを特徴とする請求項
    1記載の鼻フィルター。
  5. 【請求項5】 上記鼻フィルターに、薬剤が保持されて
    いることを特徴とする請求項1記載の鼻フィルター。
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