JPH1134342A - 配線材押え具 - Google Patents

配線材押え具

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JPH1134342A
JPH1134342A JP19012397A JP19012397A JPH1134342A JP H1134342 A JPH1134342 A JP H1134342A JP 19012397 A JP19012397 A JP 19012397A JP 19012397 A JP19012397 A JP 19012397A JP H1134342 A JPH1134342 A JP H1134342A
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JP
Japan
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wiring member
ink
actuator
control electrode
ink ejection
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JP19012397A
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English (en)
Inventor
Motohito Hino
元人 日野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2列のインク噴射孔を有するアクチュエータ
であっても、配線材を、アクチュエータとの間に挟ん
で、制御電極から剥がれることを防止できる配線材押え
具を提供する。 【解決手段】 配線材押え具40は、制御電極37が設
けられた側面に沿った形状の当接部と、当接部の両端に
それぞれ形成され、他の係合片の係合部と係合可能な一
対の係合部とからなり、係合片40a,40bの係合部
を係合することにより形成される。また、配線材押え具
40は、インク噴射面39の周囲側面を囲って、制御電
極37に密接する面どうしの面間距離が、アクチュエー
タ36の厚さと、FPC2枚分の厚さとの和と同じかや
や小さめに構成されている。従って、FPC38が制御
電極37に確実に密着するので、プリンタ組立作業中
に、記録ヘッド部14に触れても配線材38が制御電極
37から剥がれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクが噴射され
る噴射孔が設けられたインク噴射面の周囲側面に、イン
クの噴射を制御するための制御電極を備えるインクジェ
ット式のアクチュエータに取り付けられ、制御電極に制
御信号を伝送するための配線材を制御電極に押圧する配
線材押え具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット記録装置とし
て、例えばインクジェットプリンタが知られている。こ
のインクジェットプリンタでは、インクを噴射する記録
ヘッド部は、キャリッジに搭載されるヘッドユニットに
組み込まれている。また記録ヘッド部にインクを供給す
るインクカートリッジをヘッドユニットに交換可能に装
着するようにされたものが知られている。
【0003】ここで、図6(a)は、このようなヘッド
ユニットの一例を表す斜視図、図6(b)はその分解図
であり、図7(a)は、記録ヘッド部の斜視図、図7
(b)はその分解図である。図6(a)に示すように、
ヘッドユニット110は、カラー印字が可能なように構
成されたものであり、4個のインクカートリッジを保持
可能なヘッドホルダ112と、紙等の記録媒体と対向す
る面に一列に配設されたブラック、シアン、マゼンタ、
イエローのインクをそれぞれ噴射するための4個の記録
ヘッド部114と、インク噴射面の周囲側面を囲ってい
る配線材押え具のインク噴射面側及びインク噴射面を除
く記録ヘッド部114を覆って記録ヘッド部114を保
護するヘッドガイド116と、ヘッドホルダ112と共
にインクカートリッジの保持空間を形成するケースホル
ダ118とを備えている。
【0004】このうち、記録ヘッド部114は、いずれ
も同様の構成をしており、図7(a)及び(b)に示す
ように、インクを噴射するための多数のインク噴射孔が
1列に形成されたアクチュエータ120を備えている。
なお、アクチュエータ120は、インク噴射孔毎に設け
られたインク流路(チャネルという)の容積を圧電素子
によって変化させ、この容積変化に伴って加圧されたチ
ャネル内のインクをインク噴射孔から外部へ噴射するよ
うに構成された周知のものである。
【0005】また記録ヘッド部114は、インク噴射面
129の周囲側面で、インク噴出孔が配列される方向に
平行な側面のうちの片側側面に形成された圧電素子制御
用の制御電極122に制御信号を供給するための配線材
124と、配線材124を制御電極122に押しつけて
保持するための配線材押え具126と、アクチュエータ
120のインク噴射面129とは反対側の面に接着さ
れ、外部から供給されるインクを各チャネルに分配する
ための空間を形成するマニホールド128と、マニホー
ルド128と一体に設けられ、ヘッドホルダ112に保
持されたインクカートリッジからマニホールド128へ
インクを導くインク吸入口133が先端に設けられ、供
給されるインクに含まれた異物を除去するためのフィル
タ130を内蔵するフィルタハウジング132とを備え
ている。
【0006】なお、配線材押え具126は、その大きさ
が、インク噴射面129の周囲側面を囲うことが可能に
構成され、インク噴射面129の周囲側面を囲った状態
でのインク噴射面129に平行なその断面が、略長方形
状に構成され、その各辺が、インク噴射面129の周囲
側面に平行に平板状に構成された枠である。
【0007】また、アクチュエータ120の周囲側面に
配置されたときの配線材押え具126のインク噴射面1
29側の内側には、配線材押え具126とアクチュエー
タ120との隙間へのインクの侵入を防いで、制御電極
122にインクが付着し短絡することを防止するための
充填剤(以後「ポッティング剤」と呼ぶ。)を充填する
ための堀121(図9参照)が設けられている。
【0008】そして、記録ヘッド部114は、図6
(b)に示すように、インクカートリッジの収納空間S
にインク吸入口133を突出させた状態となるようにヘ
ッドホルダ112に取り付けられ、そのインク吸入口1
33には、インク漏れを防止するためのシールラバー1
34がそれぞれ取り付けられている。
【0009】このように構成されたヘッドユニット11
0は、図8に示すように、キャリッジ140に装着さ
れ、インク吸入口133に取り付けられたシールラバー
134に、インクカートリッジ142のインク供給口を
押しつけるようにして、インクカートリッジ142を収
納した状態で使用される。そして、インクカートリッジ
142からのインクは、フィルタ130にて異物が除去
された後マニホールド128を介してアクチュエータ1
20の各チャネルに供給され、インク噴射孔から噴射さ
れるのである。
【0010】ここで、図9より記録ヘッド部114の構
成をより詳細に説明する。図9は、図7(a)のC−C
断面図である。図9において、WF1はアクチュエータ
120の制御電極122が設けられた面に当接する面
と、制御電極が設けられていない面に対向する面との間
の配線材押え具126の面間距離、WN1はインク噴射
面129の幅、WA1はアクチュエータ120の幅を表
している。
【0011】図9に示すように、インク噴射面129の
幅は、アクチュエータ120よりも一回り大きく、WN
1>WA1となるように構成され、その結果、アクチュ
エータ120のインク噴射面129が設けられる面の周
囲に堀121に突出した堰部123が設けられる。
【0012】ところで、通常インクジェット式のプリン
タでは、インク噴射面129の表面に残ったインクを付
着したままにしておくと、インクが固化してインク噴射
孔を閉じてしまい、インクの噴射ができなる恐れがある
ので、プリンタ内に設けられたワイパ部材によりインク
噴射面129を拭って、インク噴射面129に付着した
インクを取り除いている。
【0013】しかし、仮に堀121に注入されたポッテ
ィング剤がインク噴射面129に溢れて固化したとする
と、固化したポッティング剤の周囲にインクが溜って固
化し、固化したインクがインク噴射面129に薄く広が
ってこびりつき、ワイパ部材による除去ができなくなっ
たり、あるいは、固化したポッティング剤にワイパ部材
が引っかかる等して、インク噴射面129に付着したイ
ンクを十分落とすことができない。
【0014】そこで、インク噴射面129をアクチュエ
ータ120よりも側方へ張出して堰部123を設けるこ
とによって、堀121にポッティング剤を注入する際、
インク噴射面129にポッティング剤が溢れさせないよ
うにしているのである。次に、配線材押え具126は、
WF1>WN1となるように構成されている。
【0015】これは、記録ヘッド部114を組み立てる
際、アクチュエータ120は、配線材押え具126の堀
121が設けられている面とは反対側の面から、インク
噴射面129を通して配線材押え具126に挿入される
からである。このように構成された記録ヘッド部114
は以下の様にして組み立られる。まず、配線材124を
制御電極122にハンダ付けしたあと、インク噴射面1
29の側から配線材押え具126をアクチュエータ12
0に取り付ける。そして、配線材押え具126により配
線材124を押さえるため、アクチュエータ120の制
御電極122が形成された面に、配線材押え具126の
内壁が当接する面(図9で見て左側の面)が当接するよ
うに配線材押え具126を右側に移動し、配線材押え具
126とアクチュエータ120との隙間に紫外線硬化性
の粘度の低い接着剤を流し込んで、アクチュエータ12
0と配線材押え具126とを接着する。そして、堀12
1と、制御電極122が設けられていないアクチュエー
タ120側面(図9の図でみて右側の面)と配線材押え
具126との隙間にポッティング剤を注入し、約60℃
の炉の中で1日程暖め、ポッティング剤を固化させるの
である。
【0016】以上のように記録ヘッド部114が組み立
てられると、配線材124は、ボンド付けされたアクチ
ュエータ120と配線材押え具126とにより制御電極
122に押し付けられて強固に固定されるので、製造中
に、記録ヘッド部114に触れる等しても制御電極12
2から剥がれることはなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、画像
の解像度を向上するため、インク噴射面にインク噴出孔
が2列設けられているアクチュエータが用いられるよう
になった。この2列のインク噴射孔が設けられたアクチ
ュエータは、インク噴射孔毎に設けられたインク流路
(チャネルという)の容積を圧電素子によって変化さ
せ、この容積変化に伴って加圧されたチャネル内のイン
クをインク噴射孔から外部へ噴射するように構成された
周知のものである。
【0018】尚、以下に示す記録ヘッド部114aは、
先に説明した記録ヘッド部114と、各構成部品の配置
関係がほぼ同様であるので、先に示した構成部品と同じ
符号に「a」を付して説明を省略して説明する。またア
クチュエータについても、同じ符号に「a」を付して説
明する。
【0019】また、先に説明した各構成部品の面間距離
WF1、及び各幅WA1、WN1に対応する、各構成部
品の面間距離及び各幅をそれぞれWF2、WA2、WN
2で表す。ここで、図10は、2列のインク噴射孔を有
するアクチュエータ120aの、図9に示した1列のイ
ンク噴射孔を有するアクチュエータ120aのC−C断
面図に対応する断面図である。
【0020】2列のインク噴射孔を有するアクチュエー
タ120aを備える記録ヘッド部114aを組み立てる
には、まず、配線材124aを制御電極122aにハン
ダ付けしたあと、インク噴射面129aの側から配線材
押え具126aをアクチュエータ120aに取り付け
る。そして、先に示したように配線材押え具126aを
アクチュエータ120aに当接させるため移動させるこ
となく、そのまま、アクチュエータ120aと配線剤押
え具126aとの隙間にポッティング剤を注入し、約6
0℃の炉の中で1日程暖め、ポッティング剤を固化させ
るのである。
【0021】尚、堰部123aを設けたのは、先に述べ
た堰部123を設けたことと同様の理由からである。こ
こで、インク噴射面129aに2列のインク噴出孔を有
するアクチュエータ120aは、インク噴射面129a
の周囲側面であって、インク噴出孔が配列された方向に
平行な面の両側面に制御電極122aが設けられてい
る。
【0022】一方、記録ヘッド部114aを組み立てる
際、アクチュエータ120aを、配線材押え具126a
の堀121aが設けられている面とは反対側の面から、
インク噴射面129aを通して配線材押え具126aに
挿入する必要があるため、WF2>WN2>WA2とな
るように、アクチュエータ120a及び、配線材押え具
126aが構成されている。
【0023】また配線材124aの厚さは0.1mm以
下、堰部123aの突出し長さは0.2mm〜0.3m
mが好適である。従って、配線材押え具126aを、イ
ンク噴射面129aの周囲側面に配置すると、先に示し
た1列のインク噴射孔を有するアクチュエータ120を
備える記録ヘッド部114のように、配線材押え具12
6を寄せて配線材を制御電極に押さえつけることが出来
ないので、図10に示すように、アクチュエータ120
aと配線材押え具126aとの間に隙間ができてしまっ
ていた。
【0024】また、記録ヘッド部114aを組み立てる
際、隙間にポッティング剤を注入するが、ポッティング
剤は乾燥前は流動性のある物体であるので、配線材12
4aを制御電極122aに押さえつけるといった作用は
期待できず、製造途中に配線材押え具126aに触れる
などの、ちょっとした振動で容易に剥がれてしまい、記
録ヘッド部114aの取扱いが非常に面倒であった。
【0025】また、炉でポッティング剤を乾燥固化した
後でもポッティング剤には弾性があり、配線材124a
を押さえつけるのに十分な剛性を期待できない。一方、
アクチュエータ120aと配線材押え具126aとの隙
間を少しでも小さくする手段として、配線材押え具12
6aの幅WF2を小さくすることが考えられるが、前述
したように、インク噴射面129の幅WN2を、アクチ
ュエータ120aの幅WA2に比べ大きく構成して、堰
部123aを設けねばならない。そのため、少なくとも
WN2よりWF2を小さくすることは出来なかった。
【0026】仮に堰部123aを設けないで、アクチュ
エーエタ120aのインク噴射面の周囲側面と密着する
形状の配線材押え具を用意して、配線材押え具をアクチ
ュエータ120aに取り付けるとしても、配線材押え具
をアクチュエータに取り付ける際に、配線材押え具が制
御電極上にハンダ付けした配線材を削るようにして剥い
でしまうので、このような構成とすることができない。
【0027】そこで、本発明では、2列のインク噴射孔
を有するアクチュエータであっても、配線材を、アクチ
ュエータとの間に挟んで制御電極から剥がれることを防
止できる配線材押え具を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するための請求項1記載の発明は、インクが噴射
される噴射孔が設けられたインク噴射面の周囲側面に、
インクの噴射を制御するための制御電極を備えるインク
ジェット式のアクチュエータに取り付けられ、前記制御
電極に制御信号を伝送するための配線材を前記制御電極
に押圧する配線材押え具であって、互いに係合可能な複
数の係合片からなり、該係合片を組み上げると前記アク
チュエータの前記周囲側面を囲うと共に、組み上げた前
記係合片の内周が前記周囲側面の外周と略同じ大きさに
形成されることを特徴とする配線材押え具である。 こ
の請求項1記載の発明では、配線材押え具は、複数の係
合片をアクチュエータの周囲に互いに係合させて組み上
げられ、組み上がった配線材押え具は、配線材を挟んで
アクチュエータの周囲側面に密着する。
【0029】従って、請求項1記載の配線材押え具は、
アクチュエータをインク噴射面の側から配線材押え具に
挿入するのではなく、インク噴射面の周囲側面上に係合
片を係合させて組立てるので、配線材押え具の内周をイ
ンク噴射面の外周より大きく構成する必要がなく、ま
た、配線材押え具によりアクチュエータのインク噴射面
の周囲側面を囲んだとき、アクチュエータと配線材押え
具との隙間をなくすことができる。
【0030】また、配線材を制御電極に強く当接させる
ことができるので、配線材が制御電極から剥がれること
を十分防止することができる。次に、請求項2記載の発
明は、請求項1記載の配線材押え具において、前記係合
片は、前記制御電極が設けられた前記周囲側面に沿った
形状の当接部と、該当接部の両端にそれぞれ形成され、
他の係合片と弾性係合可能な一対の係合部とからなるこ
とを特徴とする。
【0031】この請求項2記載の配線材押え具では、当
接部が制御電極が設けられた周囲側面に沿った形状をし
ているので、配線材を制御電極に確実に密着させること
ができる。また、記録ヘッド部の組み立てを行う際、制
御電極が設けられた周囲側面の両側面側から、配線材押
え具を向かいあわせにして当接部を制御電極に当て、係
合部を他の係合片の係合部と係合させるだけの簡単な組
立工程で配線材押え具をアクチュエータの周囲側面に設
置することができる。
【0032】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1または2記載の配線材押え具において、前記噴射孔
はインク噴射面に2列あり前記制御電極は噴射孔列に対
応して相互に反対側の2側面にそれぞれあり、前記係合
片は、各側面の制御電極に接続される配線材と対応して
一対あることを特徴とするアクチュエータでも、対にな
った2つの係合片をアクチュエータを挟んで向い合わせ
に組み合わせるだけの簡単作業で配線材押え具をアクチ
ュエータの周囲側面に取り付けることができる。
【0033】また請求項4記載の発明のように、請求項
1〜3いずれか記載の配線材押え具において、前記係合
片は前記アクチュエータとの間に接着剤が充填されて固
着されていれば、アクチュエータの前後方向のずれを防
止することができ、より強力に配線材が制御電極から剥
がれることを防止することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
のインクジェットプリンタについて図面と共に説明す
る。図1は、第1実施例のインクジェットプリンタの概
略構成図である。
【0035】図1に示すように、本実施例のインクジェ
ットプリンタ2は、ガイドロッド4及びガイド部材6に
よってスライド可能に支持されたキャリッジ8と、キャ
リッジ8に固着されたベルト10を駆動して、キャリッ
ジ8をガイドロッド4に沿って往復移動させるCRモー
タ12と、キャリッジ8上に搭載され、記録媒体である
記録用紙P上にインク液滴を吐出することにより印字を
行うインクジェット式の記録ヘッド部14を4個備えた
ヘッドユニット16とを備えている。
【0036】そして、記録ヘッド部14と対向する位置
には、記録用紙Pを搬送する搬送機構LFが配設され、
搬送機構LFの側方には、記録ヘッド部14のインク噴
射動作の維持・回復を行う維持・回復機構RMが設けら
れている。この維持・回復機構RMは、記録ヘッド部1
4の噴射不良を解消するため、吸引ポンプ20により吸
引キャップ18を介してインクを吸引する吸引器22
と、インクジェットプリンタ2の不使用時に記録ヘッド
部14のインク噴射孔面を覆ってインクの乾燥を防止す
る保存キャップ24と、インク噴射孔面を拭うワイパ部
材26とを備えている。
【0037】ここで、図2(a)はヘッドユニット16
の斜視図、図2(b)はその分解図であり、図3(a)
は記録ヘッド部14の斜視図、図3(b)はその分解図
である。図2(a)及び(b)に示すように、ヘッドユ
ニット16は、4個の記録ヘッド部14が取り付けら
れ、各記録ヘッド部14に各々インク(本実施例ではブ
ラックk、シアンc,マゼンタm,イエローy)を供給
する4個のインクカートリッジ28(図5参照)を着脱
可能なヘッドホルダ30と、記録ヘッド部14のインク
噴射面の周囲側面を囲っている配線材押え具のインク噴
射面側及びインク噴射面を除く記録ヘッド114を覆っ
て記録ヘッド部14を保護するヘッドガイド32と、ヘ
ッドホルダ30と共にインクカートリッジ28の保持空
間を形成するケースホルダ19とを備えている。
【0038】このうち、記録ヘッド部14は、いずれも
同様の構成をしており、図3(a)及び(b)に示すよ
うに、インクを噴射するための多数のインク噴出孔が2
列に形成されたアクチュエータ36を備えている。な
お、アクチュエータ36は、インク噴射孔毎に設けられ
たインク流路(チャネルという)の容積を圧電素子によ
って変化させ、この容積変化に伴って加圧されたチャネ
ル内のインクをインク噴射孔から外部へ噴射するように
構成された周知のものである。
【0039】また記録ヘッド部14は、アクチュエータ
36のインク噴射面39の周囲側面で、インク噴射孔が
配列される方向に平行な両側面に形成された圧電素子制
御用の制御電極37に制御信号を供給するためのフレキ
シブル基板コネクタ(FPC)38と、FPC38を制
御電極37に押さえつけて保持するための配線材押え具
40と、アクチュエータ36のインク噴射面39とは反
対側に接着され、外部から供給されるインクを各チャネ
ルに分配するための空間を形成するマニホールド42
と、マニホールド42と一体に設けられ、外部から供給
されるインクに含まれた異物を除去するためのフィルタ
50を内蔵するフィルタハウジング52とを備えてい
る。
【0040】なお、配線材押え具40は、制御電極37
が設けられたインク噴射面39の周囲側面に沿った形状
の当接部と、当接部の両端にそれぞれ形成され、他の係
合片の係合部と係合可能な一対の係合部とからなる係合
片40a,40bを係合することにより形成される。
【0041】また、係合片40a,40bを互いに係合
させてなる配線材押え具40は、その大きさが、インク
噴射面39の周囲側面を囲うことが可能に構成され、特
に、制御電極に密接する面どうしの面間距離が、アクチ
ュエータ36の厚さと、FPC2枚分の厚さとの和と同
じかやや小さめに構成されており、また、インク噴射面
39の周囲側面を囲った状態でのインク噴射面39に平
行なその断面が、略長方形状に構成され、その各辺が、
インク噴射面39の周囲側面に平行に平板状に構成され
た枠である。
【0042】各係合片40a,40bは、それぞれコ字
状をなし、一端に弾性爪41a、他端にその弾性爪が係
合可能な形状の凹部41bを備え、各係合片40a,4
0bはアクチュエータを中心に点対称に配置され、弾性
爪41a及び凹部41bを他方の係合片の弾性爪41a
及び凹部41bと係合して、配線押さえ具40として組
み上げられる。ここでは、両係合片40a,40bは同
じ部品が使用されている。
【0043】さらに、アクチュエータ36の周囲側面に
配置されたときの配線材押え具40のインク噴射面39
側の内側には、配線材押え具40とアクチュエータ36
との隙間へのインクの侵入を防いで、制御電極37にイ
ンクが付着し短絡することを防止するための充填剤(以
後「ポッティング剤」と呼ぶ。)を充填するための堀3
1が設けられている。
【0044】ここで、図4に図3(a)のA−A断面図
を示す。図4において、WFはアクチュエータ36の制
御電極37が設けられた面に当接する配線材押え具40
の2つの対向する面の面間距離、WNはインク噴射面3
9の幅、WAはアクチュエータ36の幅を表している。
【0045】図4に示すように、インク噴射面39の幅
WNは、アクチュエータ36よりも一回り大きく、WN
>WAとなるように構成され、その結果、アクチュエー
タ36のインク噴射面39が設けられる面の周囲に堰部
33が設けられる。尚、堰部33は、既に説明したよう
に、堀31にポッティング剤を注入する際、ポッティン
グ剤がインク噴射面39に溢れさせないようにするため
のものである。 そして、記録ヘッド部14は、図2
(b)に示すように、インクカートリッジの収納空間S
にインク吸入口53を突出させた状態となるようにヘッ
ドホルダ30に取り付けられ、そのインク吸入口53に
は、インク漏れを防止するためのシールラバー54がそ
れぞれ取り付けられている。
【0046】このように構成されたヘッドユニット16
は、図5(a)に示すように、キャリッジ8に装着さ
れ、インク吸入口53に取り付けられたシールラバー5
4に、インクカートリッジ60のインク供給口を押しつ
けるようにして、インクカートリッジ60を収納した状
態で使用される。そして、インクカートリッジ60から
のインクは、インク吸入口53内に備えられたフィルタ
にて異物が除去された後マニホールド42を介してアク
チュエータ36の各チャネルに供給され、インク噴射孔
から噴射されるのである。
【0047】ところで記録ヘッド部14は、以下の様に
して組み立てられる。まず、FPC38を制御電極37
にハンダ付けした後、図3(b)に示すように、係合片
40a,40bを、インク噴射面39の周囲側面の制御
電極37が設けられた両側面に各係合片40a,40b
の当接部を対向させ、アクチュエータ36を挟みこんで
FPC38を制御電極37に当接させた状態で、対向す
る係合片40a,40bの係合部を係合させる。このと
き、アクチュエータ36の制御電極37が形成された側
面と配線剤押え具40を構成する係合片40a,40b
の各当接面との間の面間距離は、極めて小さいものとな
る。そして、アクチュエータ36と配線材押え具40と
の隙間に紫外線硬化性の粘度の小さい接着剤を注入して
固着し、堀31に充填剤(ポッティング剤)を注入し、
約60℃の炉の中で1日程暖め、ポッティング剤を乾か
すことで組立を終了する。
【0048】以上説明したように、本実施例のインクジ
ェットプリンタ2においては、配線材押え具40は、係
合片40a,40bをアクチュエータ36の周囲に互い
に係合させて組み上げられ、しかも、従来の配線剤押え
具のようにアクチュエータ36をインク噴射面39の側
から配線材押え具40に挿入する必要がないようにされ
ている。
【0049】従って、本実施例のインクジェットプリン
タによれば、アクチュエータ36の制御電極37が設け
られた面に当接する配線材押え具40の2つの対向する
面の面間距離WFがインク噴射面39の幅WNよりも大
きくなるように(WF>WN)、配線材押え具40を構
成する必要がなく、一方、当接部が制御電極37が設け
られた周囲側面に沿った形状をしているので、組み上が
った配線材押え具40は、FPC38を挟んでアクチュ
エータ36のインク噴出面39の周囲側面に確実に密着
する。
【0050】その結果、FPC38が制御電極37に確
実に密着するので、プリンタ組立作業中に、記録ヘッド
部14に触れてもFPC38が制御電極から剥がれるこ
とがない。また、配線剤押え具40とアクチュエータ3
6との隙間が殆どなくなるので、ポッティング剤を削減
することができる。
【0051】また、本実施例のインクジェットプリンタ
によれば、配線材押え具40は前記アクチュエータ36
との間に接着剤が充填されて固着されるので、アクチュ
エータ36の前後方向のずれを防止することができ、よ
り強力にFPC38が制御電極37から剥がれることを
防止することができる。
【0052】また、記録ヘッド部14の組み立てを行う
際、制御電極37が設けられた周囲側面の両側面側か
ら、係合片40a,40bを向かいあわせにして当接部
を制御電極に当て、係合部を他の係合片の係合部と係合
させるだけの簡単な組立工程で配線材押え具40をアク
チュエータ36の周囲側面に設置することができる。
【0053】尚、上記実施例では、配線材としてFPC
38を用いたが、その他どのような配線材でもよい。ま
た、上記実施例では、アクチュエータ36は、ノズル毎
に設けられたインク流路の容積を圧電素子によって変化
させているが、他の手段によって容積変化を生じさせて
もよく、また、インク流路に設けられたヒータによって
インクを瞬時に気化させ、そのときに発生する圧力変動
によりインクを噴射する形式のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のインクジェット式プリンタの概略
構成図である。
【図2】 本実施例のヘッドユニットの斜視図及び分解
斜視図である。
【図3】 本実施例の記録ヘッド部の斜視図及び分解斜
視図である。
【図4】 本実施例の記録ヘッド部の断面図である。
【図5】 本実施例のキャリッジ及びヘッドユニット1
6の斜視図である。
【図6】 従来のヘッドユニットの斜視図及び分解斜視
図である。
【図7】 従来の記録ヘッド部の斜視図及び分解斜視図
である。
【図8】 従来のキャリッジ及びヘッドユニットの斜視
図である。
【図9】 従来の記録ヘッド部の断面図である。
【図10】従来の記録ヘッド部(2列のインク噴出孔を
有するアクチュエータ)の断面図である。
【符号の説明】
2…インクジェットプリンタ、4…ガイドロッド、6…
ガイド部材、8…キャリッジ、10…ベルト、12…C
Rモータ、14…記録ヘッド部、16…ヘッドユニッ
ト、18…吸引キャップ、19…ケースホルダ、20…
吸引ポンプ、22…吸引器、24…保存キャップ、26
…ワイパ部材、28…インクカートリッジ、30…ヘッ
ドホルダ、31…堀、32…ヘッドガイド、33…堰
部、36…アクチュエータ、37…制御電極、38…F
PC、39…インク噴射面、40…配線材押え具、40
a,40b…係合部、42…マニホールド、50…フィ
ルタ、52…フィルタハウジング、53…インク吸入
口、54…シールラバー、60…インクカートリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが噴射される噴射孔が設けられた
    インク噴射面の周囲側面に、インクの噴射を制御するた
    めの制御電極を備えるインクジェット式のアクチュエー
    タに取り付けられ、前記制御電極に制御信号を伝送する
    ための配線材を前記制御電極に押圧する配線材押え具で
    あって、 互いに係合可能な複数の係合片からなり、該係合片を組
    み上げると前記アクチュエータの前記周囲側面を囲うと
    共に、組み上げた前記係合片の内周が前記周囲側面の外
    周と略同じ大きさに形成されることを特徴とする配線材
    押え具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配線材押え具において、 前記係合片は、 前記制御電極が設けられた前記周囲側面に沿った形状の
    当接部と、 該当接部の両端にそれぞれ形成され、他の係合片と弾性
    係合可能な一対の係合部とからなることを特徴とする配
    線材押え具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の配線材押え具に
    おいて、 前記噴射孔はインク噴射面に2列あり前記制御電極は噴
    射孔列に対応して相互に反対側の2側面にそれぞれあ
    り、 前記係合片は、各側面の制御電極に接続される配線材と
    対応して一対あることを特徴とする配線材押え具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の配線材押え
    具において、 前記係合片は前記アクチュエータとの間に接着剤が充填
    されて固着されていることを特徴とする配線材押え具。
JP19012397A 1997-07-15 1997-07-15 配線材押え具 Pending JPH1134342A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7059703B2 (en) * 2001-05-31 2006-06-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording head
US7207653B2 (en) 2003-03-18 2007-04-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet head unit
JP2010125658A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Brother Ind Ltd フレーム、液滴吐出ヘッド、フレームの製造方法及びフレーム基材構造体

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