JPH11344883A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH11344883A JPH11344883A JP10165848A JP16584898A JPH11344883A JP H11344883 A JPH11344883 A JP H11344883A JP 10165848 A JP10165848 A JP 10165848A JP 16584898 A JP16584898 A JP 16584898A JP H11344883 A JPH11344883 A JP H11344883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- belt
- fixing
- sheet
- fixing device
- Prior art date
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
録媒体の搬送速度の上昇を達成することのできる定着装
置を提供することである。 【構成】 定着ロールと、この定着ロールに転接するよ
うに付勢される加圧ロールとを備え、未定着トナーが表
面上に担持されたシートが、前記定着ロール及び加圧ロ
ールの転接部を一方向に沿って通過することにより、前
記未定着トナーを前記シート上に定着させる定着装置に
おいて、前記定着ロールの、前記加圧ロールが配設され
る側とは反対側に隣接して配設され、内部に発熱手段が
配設された加熱ロールと、前記加圧ロールの前記一方向
に関して上流側に、該加圧ロールから独立して配設され
たベルト搬送手段であって、エンドレス走行する搬送ベ
ルトを備え、この搬送ベルトの上側面で前記転接部を通
過する前の前記シートの下面を支持して、該搬送ベルト
のエンドレス走行により該転接部に向けて該シートを搬
送するベルト搬送手段と、前記ベルト搬送手段を加熱し
て、これにより搬送中の前記シートを予熱する発熱手段
とを具備することを特徴としている。
Description
定着トナーを溶融圧着し、記録媒体に定着させるために
使用する定着装置に関する。
おいては、従前の加熱ロール定着方式ではなく、例えば
図10に特開平6−318001号公報に記載の技術と
して示されるように、定着ロールR1と加熱ロールR3
との間に定着ベルトBを張設し、この定着ベルトBを介
して下方より定着ロールR1を押圧する加圧ロールR2
を設けたベルト定着方式により、記録媒体Dを予熱する
ことを組み合わせた技術が開発されている。
圧ロールR2と定着ベルトBとのニップ部の温度を低く
設定することができ、熱容量の小さい定着ベルトBを用
いることで、記録媒体Dのニップ部の通過時に、定着ベ
ルトBの温度を急速に冷却させることが可能となる。ま
た、この冷却により、ニップ部の出口での定着ベルトB
と分離するトナーの凝集力を高めることができ、この凝
集力の高まりにより、定着ベルトBとトナーの離型性を
高めて、オイルレス或いは微量のオイルしか塗布しない
状態でも、オフセットのない、鮮明な定着画像が得られ
ることになる。このように、ベルト定着方式は、従来の
加熱ロール方式では解決できなかった離型性とオイル塗
布との両方の問題が一挙に解決した定着装置を提供する
ものである。
着方式の定着装置の構成を概略的に説明すると、定着ロ
ールR1と、加圧ロールR2と、加熱兼テンションロー
ルR3とを備え、定着ロールR1と加熱兼テンションロ
ールR3との間には、定着ベルトBが張設されている。
この定着ベルトBの上部には、オイル塗布ロールR4が
配設されており、定着ベルトBの下部には、隙間をあけ
てガイド板Gが配設されている。この定着ベルトBの下
部とガイド板Gとの間の空間から、記録媒体Dの予熱通
路が規定されている。
には、加熱源Hが備えられており、更に、補助的に定着
ロールR1や加圧ロールR2の内部に加熱源を設ける場
合もありえる。また、定着ベルトBの温度を制御するた
めに、定着ベルトBの非通紙部に接触する状態で、サー
ミスタSが設けられている。
た構成を有する従来構成の定着装置においては、上述し
たように記録媒体Dの予熱通路として、定着ベルトBと
ガイド板Gとにより挟まれる空間が規定されているの
で、上面に未定着のトナー像が担持された記録媒体Dが
ガイド板G上を搬送されてくる際に、例えば、用紙にカ
ール癖があったり、搬送途中での記録媒体Dの跳ね上が
りが生じたり、転写部との搬送速度差で記録媒体Dにた
るみが生じたりすると、記録媒体Dが部分的に湾曲した
状態で持ち上がり、この持ち上がった部分が定着ベルト
Bに下方から触れて、ここに担持されていた未定着のト
ナー像が乱されて、画像不良を引き起こす可能性が指摘
されており、改善が要望されている。
たもので、この発明の主たる目的は、記録媒体の予熱を
より効果的に達成して、記録媒体の搬送速度の上昇を達
成することのできる定着装置を提供することである。
予熱を受けている最中に、定着ベルトに擦れてトナー像
が乱れる虞を解消することのできる定着装置を提供する
ことである。
予熱を受けている最中に、これの搬送負荷を極力低減し
て、確実な搬送状態を達成することのできる定着装置を
提供することである。
目的を達成するため、この発明に係わる定着装置は、請
求項1の記載によれば、定着ロールと、この定着ロール
に転接するように付勢される加圧ロールとを備え、未定
着トナーが表面上に担持されたシートが、前記定着ロー
ル及び加圧ロールの転接部を一方向に沿って通過するこ
とにより、前記未定着トナーを前記シート上に定着させ
る定着装置において、前記定着ロールの、前記加圧ロー
ルが配設される側とは反対側に隣接して配設され、内部
に発熱手段が配設された加熱ロールと、この加熱ロール
と前記定着ロールとにエンドレスに掛け渡され、前記発
熱手段からの熱伝達を受けて前記転接部を通過する前記
シート上の未定着トナーを加熱する熱伝達ベルトと、
前記加圧ロールの前記一方向に関して上流側に、該加圧
ロールから独立して配設されたベルト搬送手段であっ
て、エンドレス走行する搬送ベルトを備え、この搬送ベ
ルトの上側面で前記転接部を通過する前の前記シートの
下面を支持して、該搬送ベルトのエンドレス走行により
該転接部に向けて該シートを搬送するベルト搬送手段
と、前記ベルト搬送手段を加熱して、これにより搬送中
の前記シートを予熱する発熱手段とを具備することを特
徴としている。
項2の記載によれば、前記発熱手段は、前記搬送ベルト
を加熱することを特徴としている。
項3の記載によれば、前記ベルト搬送手段は、前記搬送
ベルトがエンドレスに掛け渡される一対のロールを供
え、前記発熱手段は、少なくとも一方のロールに内蔵さ
れていることを特徴としている。
項4の記載によれば、前記熱伝達ベルトと搬送ベルトと
の間は、該搬送ベルト上を搬送される前記シートが前記
転接部以前に該熱伝達ベルトに接触しないように離間さ
れていることを特徴としている。
項5の記載によれば、前記熱伝達ベルトは、前記搬送ベ
ルト上を搬送される前記シートが通過する可能性のある
領域を外れた位置に配設されていることを特徴としてい
る。
項6の記載によれば、前記熱伝達ベルトは、熱伝達材か
ら形成されたエンドレス状の基材と、この基材の外周面
に被覆された離型層とを備えて形成されていることを特
徴としている。
項7の記載によれば、前記エンドレス状の基材は、金属
製であることを特徴としている。
項8の記載によれば、前記エンドレス状の基材は、ニッ
ケル電鋳ベルトから形成されていることを特徴としてい
る。
項9の記載によれば、前記エンドレス状の基材は、合成
樹脂製であることを特徴としている。
項8の記載によれば、前記エンドレス状の基材は、ポリ
イミド樹脂から形成されていることを特徴としている。
項9の記載によれば、前記搬送ベルトは、エンドレス状
の基材と、この基材の外周面に被覆され、帯電可能な材
料から形成された表面層とを備えることを特徴としてい
る。
項10の記載によれば、前記搬送ベルトに対向する状態
で配設され、該搬送ベルトを帯電させて、前記シートを
吸着する帯電手段を更に具備することを特徴としてい
る。
装置の一実施例の構成を、添付図面を参照して以下に詳
細に説明する。
示すように、この実施例の定着装置10は、ハウジング
構造として、図示しない電子式画像形成装置、例えば、
電子複写装置のフレームに固定されるハウジング12を
備えており、このハウジング12は、装置フレーム上に
直接的に固定される底板14と、この底板14の左右両
側縁から夫々起立した側板16と、この側板16にこれ
の図中略右上部を覆うように取付けられた上カバー部1
8と、側板16にこれの略左側部を覆うように取付けら
れた左カバー部20とを備えている。
して固定された状態で取付けられ、これの右上部には、
揺動レバー22が図中右方に位置する第1の支軸24回
りに図中左方が開放されるように、揺動自在に軸支され
ている。一方、左カバー部20は、下部に位置する第2
の支軸26回りに上方が開放されるように、揺動自在に
側板16に取付けられている。
して、側板16に固定軸線回りに回転自在に軸支された
定着ロール28と、定着ロール28の略下方(具体的に
は、斜め下方)でこれに転接する状態で、且つ、定着ロ
ール28の固定軸線と平行に設定された固定軸線回りに
側板16に回転自在に支持された加圧ロール30と、定
着ロール28の略上方(具体的には、斜め上方)に位置
する状態で揺動レバー22に取付けられ、自身の中心軸
線回りに回動自在に支持され、内部に例えばハロゲンラ
ンプ等の定着用発熱源32を内蔵した加熱ロール34と
を備えて構成されている。また、この定着装置10は、
定着ロール28と加熱ロール34とに渡りエンドレスに
巻回された定着ベルト(熱伝達ベルト)36を更に備え
ている。
8は弾性ロールから構成され、一方、加圧ロール30は
弾性ロールより硬いロール上硬度を有するロールから構
成されている。一方、定着ロール28と加圧ロール30
との互いの回転中心間距離Dは、図2に示すように、定
着ロール28の半径R1及び加圧ロール30のR2の半
径の和(R1+R2)より、僅かであるが短く設定され
ている。この結果、定着ロール28と加圧ロール30と
の互いの転接部(ニップ部)においては、両者は互いに
所定の圧接力P1で転接し、これにより、定着ロール2
8が転接部で凹んだ状態にもたらされることになる。即
ち、ニップ幅が十分に確保されることになる。
6の外表面にシリコーンオイルを塗布すると共に、この
定着ベルト36の外表面をクリーニングするためのオイ
ル塗布ロール38と、このオイル塗布ロール38を定着
ベルト36に直交する状態で圧接させて、定着ベルト3
6に所定のテンションを付与させる第1のコイルバネ4
0と、加熱ロール34を定着ロール28から離間する方
向に付勢して、第1のコイルバネ40と協同して定着ベ
ルト36に所定のテンションを付与させる第2のコイル
スプリング42とを更に備えている。
部は、大きく開放されて、未定着トナーが上面に担持さ
れたシート(以下、単に、未定着シートと呼ぶ。)S
が、図中矢印で示す一方向(搬送方向)に沿ってハウジ
ング12内に取り込まれる入口ポート44が規定されて
いる。この入口ポート44には、電子複写装置側から搬
出されてきた未定着シートSを、定着ロール28と加圧
ロール30との転接部に向けて搬送するためのベルト搬
送機構46が配設されている。このベルト搬送機構46
については、後に詳細に説明する。
は、転接部を通過して定着ロール28と加圧ロール30
とにより熱圧着により未定着トナーを定着されたシート
(以下、定着済みシートと呼ぶ。)が排出される排紙通
路48が形成されており、この実施例においては、この
排紙通路48は、定着済みシートを略直立した状態で上
方に向けて排出するように設定されている。
た状態で、下排紙ロール50が左カバー部20に回転自
在に軸支されており、この下排紙ロール50は、後述す
る駆動機構52からの駆動力を得て、加圧ロール30よ
り同速以上の速さ(例えば、加圧ロール30の速度より
5%早く設定された回転速度)で回転駆動されるように
構成されている。そして、この下排紙ロール50には、
斜め上方から転接する状態で、上排紙ロール54が板バ
ネ56を介して所定の弾性力で圧接した状態で転接して
いる。尚、この上排紙ロール54の配設位置は、これと
下排紙ロール50との互いの中心位置を結ぶ線分が、定
着済みシートの排紙パスに対して、略直交する状態に設
定されている。
おいては、電子複写装置側から搬出れてきた未定着シー
トSは、未定着トナーが付着していない下面をベルト搬
送機構46上に接触・支持されると共に、定着ベルト3
6が巻かれた定着ロール28と加圧ロール30との転接
部(ニップ部)に向けて案内され、両者28、30の間
を圧接された状態で挿通されることにより、トナーが熱
圧着されてシート上に定着されるように設定されてい
る。
ール28は、側板16に図示しないベアリングを介して
回転自在に軸支される芯金部28Aと、この芯金部28
Aの外周に同軸に配設され、定着ベルト36が巻回され
るロール本体28Bとを備えて構成され、ロール外径を
この実施例では38.0mmに設定されている。ここ
で、この実施例において、芯金部28Aは、直径25m
mの鉄製シャフトから形成され、ロール本体28Bは、
芯金部28Aの外周に厚さ6.5mmで取り付けられた
シリコーンゴム耐熱弾性体(具体的には、JIS A硬
度で18度のシリコーンゴム)からソフトロールとして
形成されている。
には、第1の従動ギヤ58がこれと同軸に、詳細を後述
するワンウエイクラッチ60を介して取付けられてお
り、この第1の従動ギヤ58には、詳細は後述する駆動
機構52の一部を構成する伝達ギヤ62が噛合してい
る。このようにして、この伝達ギヤ62を介して駆動機
構52からの駆動力が第1の従動ギヤ58に図中時計方
向の回転力として伝達されて、ワンウェイクラッチ60
を介して定着ロール28にこの回転力が伝達される構成
されている。
ール30は、側板16に図示しないベアリングを介して
回転自在に軸支される芯金部30Aと、この芯金部30
Aの外周に同軸に配設されたロール本体30Bとを備え
て構成され、ロール外径を35mmに設定されている。
ここで、この実施例において、芯金部30Aは、直径3
2mmの鉄製シャフトから形成され、ロール本体30B
は、芯金部30Aの外周に厚さ1.5mmで取り付けら
れたシリコーンゴム耐熱弾性体(具体的には、上述した
定着ロール28よりも硬めのJIS A硬度で20度の
シリコーンゴム)から形成されている。尚、このロール
本体30Bの外周には、厚さ50μmのフッ素樹脂製チ
ューブが被覆されている。
は、第2の従動ギヤ64が同軸に固定されており、この
第2の従動ギヤ64には、上述した第1の従動ギヤ58
が噛合しており、この第1の従動ギヤ58を介してこれ
からの駆動力が第2の従動ギヤ64に伝達されて、加圧
ロール30が定着ロール28とは反対の反時計方向に沿
って回転駆動されるように構成されている。
ートの搬送用の主駆動としては、加圧ロール30が設定
されており、定着ロール28はこれの熱膨張時において
も周速が加圧ロール30の周速よりも早くならないよう
に、第1及び第2の従動ギヤ58、64のギヤ比が設定
されている。即ち、定着ロール28が第2の従動ギヤ6
4により回転される際の回転速度は、定着ベルト36を
介して加圧ロール30と摩擦係合して回転される際の回
転速度よりも、僅かに遅くなるように設定されている。
30は、定着ロール28の直下方に位置しているのでは
なく、定着ロール28の直下方位置よりも、未定着シー
トの搬送方向に沿って偏倚した位置に配設されており、
定着ロール28の中心点を通る垂線を基線とした場合
に、この基線と、定着ロール28及び加圧ロール30の
両中心点を通る線分とのなす角度が、所定の鋭角となる
ような位置に配設されている。尚、この加圧ロール30
の中心点を規定する前記線分は、未定着シートの搬送方
向と略直交するように設定されているものである。
で、上述したワンウェイクラッチ60は、定着ロール2
8の第1の従動ギヤ58に対する図中時計方向の相対的
な回転を許容するが、図中反時計方向の相対的な回転を
係止するように、換言すれば、両者が一体回転するよう
に構成されている。詳細には、冷機状態では、即ち、定
着ベルト36が加圧ロール30と摩擦係合して、また、
定着ロール28が定着ベルト36と摩擦係合して、加圧
ロール30により定着ロール28及び定着ベルト36が
従動(連れ回り)する状態では、定着ロール28の図中
時計方向に回転する周速は、加圧ロール30の周速と同
一となり、第1の従動ギヤ58の周速よりも僅かに速く
なされることになるが、この速度差は、ワンウェイクラ
ッチ60により吸収されることになる。
ル36が定着ベルト36を介して加熱され暖機状態とな
り、定着ロール36の外径が熱膨張により大きくなって
定着ロール36の周速が早くなったとしても、加圧ロー
ル30の周速より早くはならないように設定されている
ので、この場合でも、この速度差は、ワンウェイクラッ
チ60により確実に吸収されることになる。
を設けているため、以下のような効果が付随的に達成さ
れることになる。即ち、仮に、このようなワンウェイク
ラッチ60を設けていないとすると、転接部に未定着シ
ートとして例えばコート紙のような表面に光沢のある用
紙が搬送されてきた場合に、未定着シートと定着ベルト
36との間に滑りが発生し、加圧ロール30の駆動力が
定着ベルト36及び定着ロール28に伝達されずに、こ
れらが従動(連れ回り)されない事態が発生することと
なる。このような事態が発生すると、未定着シートが転
接部で止まってジャムすることになるか、又は、例え転
接部を通過出来たとしても、未定着シート上の未定着ト
ナーは、停止中の定着ベルト36により擦られて、画像
が乱されてしまうことになる。
イクラッチ60を定着ロール28と第1の従動ギヤ58
との間に設けているため、仮に、加圧ロール30の駆動
力が定着ベルト36に伝達されない事態が発生したとし
ても、定着ロール28の周速が第1の従動ギヤ58の周
速よりも遅く成りはじめた時点で、この第1の従動ギヤ
58により図中時計方向に回転駆動されることになる。
このようにして、未定着シートは転接部を確実に通過さ
せられ、ここでジャムする虞が効果的に防止されること
になると共に、転接部を通過時の未定着トナーの画像の
乱れが抑制されることになる。
ール34の内部には、定着用発熱源32として、この一
実施例においては、両端の配光を中央より50%大きく
設定した800Wのハロゲンランプが備えられている。
この加熱ロール34は、この実施例においては、直径3
0mmで、肉厚3.5mmのアルミパイプ芯金に、厚さ
20μmのPTFEの被覆層をコーティングしたもの
で、両端の軸受け部には、耐熱樹脂のポリエーテルエー
テルケトン(PEEK)製の直径30mmのカラー66
が圧入されており、これにより、定着ベルト36の蛇行
や片寄りを防止している。
ルト36は、未定着シートS上の未定着トナーを定着温
度まで放熱により予熱し、過剰な熱量を与えることなく
定着できるように、その定着ベルト36の1平方cm当
たりの熱容量が、0.002cal/℃〜0.025c
al/℃のものが好ましいものである。このため、この
実施例においては、定着ベルト36は、内径が60m
m、厚さが100μmのポリイミド製の無端状のベルト
本体と、このベルト本体の外周面に厚さ200μmでコ
ーティングされたシリコーンゴムの耐熱弾性離型層とを
備えて構成されている。
シリコンゴムとから形成されることに限定されることな
く、例えば、40μmのニッケル電鋳等の無端状のベル
ト本体と、このベルト本体の外周面に厚さ200μmで
コーティングされたシリコーンゴムの耐熱弾性離型層と
を備えるように構成してもよい。
装置10は、定着ベルト36の外周面に、離型用のオイ
ルを微量に塗布するためのオイル塗布ロール38を備え
ている。このオイル塗布ロール38は、ケーシング68
に軸線固定状態で回転自在に軸支された支軸38Aと、
この支軸38Aの外周にシリコーンオイルを含浸させた
耐熱紙層38Bとを備えて構成されており、支軸38A
は、この一実施例においては、直径8mmの鉄製シャフ
トから形成され、耐熱紙層38Bは、その外周に100
μmの多孔質フッ素樹脂フィルム38Cが装着された状
態で、直径22mmのローラ外径を有するように形成さ
れている。このように、オイル塗布ロール38を構成す
ることにより、定着ベルト36の外周面への安定した微
量のオイル塗布が可能となる。
は、定着ベルト36の外周面に付着した汚れ(トナー
等)が転移して付着し、汚されることになる。この為、
このオイル塗布ロール38の外周面には、クリーニング
用ブラシが接触しており、常時、オイル塗布ロール38
の外周面を清掃して、ここに付着した汚れを掻き落とす
ようになされている。
の説明}上述したように、この実施例では、定着ベルト
36へテンションを付与するための機構として、このオ
イル塗布ロール38を定着ベルト36に直交する状態で
圧接させて、定着ベルト36に所定のテンションを付与
させる第1のコイルバネ40と、加熱ロール34を定着
ロール28から離間する方向に付勢して、第1のコイル
バネ40と協同して定着ベルト36に所定のテンション
を付与させる第2のコイルスプリング42とを備えてい
る。
塗布ロール38を回転自在に支持するケーシング68
を、定着ベルト36に向けて付勢するように、左カバー
部20に取付けられている。即ち、ケーシング68は、
側板16に取り付けられたガイドリブ70により、定着
ベルト36に対して接離自在に支持されている。このよ
うにして、左カバー部20が図中左方に開かれた際に、
ケーシング68を押圧していた第1のコイルバネ40が
ケーシング68から取り外され、これにより、オイル塗
布ロール38の定着ベルト36への押圧状態が解除され
ることになる。また、左カバー部20が図中右方に回動
されて閉じられることにより、第1のコイルバネ40が
ケーシング68を押圧力P2で押圧して、オイル塗布ロ
ール38が定着ベルト36を所定のテンションで押圧す
ることになる。
ー22の図中左端と側板16との間に介設され、揺動レ
バー22を図中時計方向に沿って回動するように、換言
すれば、この揺動レバー22に支持された加熱ロール3
4が定着ロール28から離間する方向に第3の押圧力P
3で押圧するように取付けられている。これにより、定
着ベルト36には、所定のテンションが付与されること
になる。
により揺動レバー22を介して加熱ロール34は、定着
ロール28から離間する方向に偏倚させられ、これによ
り、加熱ロール34と定着ロール28とにエンドレスに
掛け渡された定着ベルト36は、所定のテンションに緊
張された状態で張られることになる。
0、42の作用により、定着ベルト36は、加圧ロール
30と摩擦係合して連れ回りし、且つ、この定着ベルト
36の連れ回りに応じて、定着ロール28は定着ベルト
36に対してスリップや緩みの無い安定した状態で従動
されることになる。
ルト搬送機構46は、この実施例においては、加圧ロー
ル30の搬送方向に関して上流側に、この加圧ロール3
0から独立して配設されており、搬送方向に関して下流
側に位置する駆動ロール72と、搬送方向に関して上流
側に位置する従動ロール74と、両ロール72、74に
エンドレスに巻回される搬送ベルト76と、搬送ベルト
76を加熱するために従動ロール74に内蔵されたハロ
ゲンランプ等の予熱用発熱源78とを備えて構成されて
いる。尚、駆動ロール74は、後述する駆動機構52に
より図中反時計方向に沿って回転駆動され、搬送ベルト
76上にもたらされた未定着シートSを、図中矢印で示
す方向に沿って、定着ロール28と加圧ロール30との
転接部に向けて搬送するように構成されている。
さ位置は、駆動ロール72の方が、従動ロール74より
も高い位置となるように規定されている。即ち、両ロー
ル72、74に巻回された搬送ベルト76が、ハウジン
グ12内に入るにつれてその高さが高まるように図中左
斜め上方に傾斜するように取付けられている。一方、搬
送ベルト76の導入側端部、即ち、図中右下側の端部
は、電子複写装置内であって入口ポート44の図中右側
に隣接した状態で配設され、搬送ベルト76の導出側端
部、即ち、図中左上側の端部は、定着ロール28と加圧
ロール30との転接部(ニップ部)に対向した状態に位
置決めされている。
ト76は、シリコーンゴム製のエンドレスベルトから形
成されており、定着動作時には、予熱用発熱源78から
の熱伝達を受けて加熱され、未定着トナーを下面から予
熱するように設定されている。この予熱用発熱源78
は、発熱時において、この予熱用発熱源78を内蔵する
支持ロール40に巻き付いた搬送ベルト76を加熱する
ように構成されている。
ンドレス走行する状態において駆動ロール72や従動ロ
ール74との間で摩擦帯電し、その帯電量は、1〜5K
V(30秒間のアイドリング状態における帯電量)との
測定結果を得ているが、このような搬送ベルト76の摩
擦帯電により、ここに搬送されてきた未定着シートS
は、搬送ベルト76の表面に密着した状態となり、この
搬送ベルト76の走行に応じて、定着ロール28と加圧
ロール30との転接部(ニップ部)に向けて搬送される
ことになる。このように未定着シートSが搬送ベルト7
6の表面に密着した状態で搬送されることにより、この
搬送ベルト76から未定着シートSへの熱伝達は均一に
実行されることとなり、未定着シートSの温度むらは、
極力抑制されたものとなる。このように搬送ベルト76
の摩擦帯電量に基づき未定着シートSの温度の均一性が
担保されることにより、上述したベタ画像における画像
ムラの発生に関して「良好」となる試験結果が得られて
いる。
にシリコーンゴム製に限定されることなく、表層のみが
導電性ゴムで形成される構成も可能であり、この場合、
30秒間のアイドリング状態における帯電量が、500
V〜1KVとの測定結果が得られ、このような搬送ベル
ト76の摩擦帯電量に基づき未定着シートSの温度の均
一性が上述したと同様にして担保されることにより、上
述したベタ画像における画像ムラの発生に関して「良
好」となる試験結果が得られている。
ル30や駆動ロール72等を回転駆動するための駆動機
構52は、図3に示すように、電子複写装置にこの定着
装置10が装着された状態で、電子複写装置側の駆動源
に図示しないギヤトレインを介して接続された出力ギヤ
GEに噛合し、これからの駆動力を受けて回転駆動され
る伝達ギヤ62と、この伝達ギヤ62に常時噛合すると
共に、ワンウェイクラッチ60を介して定着ロール28
に連結される第1の従動ギヤ58と、この第1の従動ギ
ヤに常時噛合すると共に、加圧ロール30に同軸に固定
される第2の従動ギヤ64とを備えている。
ギヤ62に常時噛合する第1のアイドルギヤ80を更に
備え、この第1のアイドルギヤ80は、下排紙ローラ5
0に同軸に固定された第3の従動ギヤ82と常時噛合
し、下排紙ロール50を加圧ロール30の回転と同速以
上の速さで回転駆動するように構成されている。
ヤ64に常時噛合する第2のアイドルギヤ84を更に備
え、この第2のアイドルギヤ84は、駆動ロール72に
同軸に固定された第4の従動ギヤ86と常時噛合し、駆
動ロール72を加圧ロール30の回転速度よりも遅い回
転速度で回転駆動するように構成されている。
0は、上述した構成の他、再び図1に示すように、加圧
ロール30の外周面に付着した定着済みシートを引き剥
がすための剥離爪88と、上述した下排紙ロール50と
上排紙ロール54との間(転接部)に定着済みシートの
先端が搬送されてきたことを検出する排紙センサ90と
を備えている。
発熱源32及び従動ロール74に内蔵された予熱用発熱
源78の温度制御のために、加熱ロール34の外周面に
巻き付いた定着ベルト36の部分の温度を検出する第1
のサーミスタ92と、定着ロール28の外周に巻き付い
た定着ベルト36の部分の外周面の温度を検出する第2
のサーミスタ94と、加圧ロール30の外周面の温度を
検出する第3のサーミスタ96と、従動ロール74の外
周に巻き付いた搬送ベルト76の部分の外周面の温度を
検出する第4のサーミスタ98と、図4に示すように、
これら第1乃至第4のサーミスタ92、94、96、9
8からの検出結果に基づき、発熱源32を発熱制御する
制御回路100とを更に備えている。尚、この制御回路
100は、第1のヒータドライバ102を介して定着用
発熱源32の発熱状態、また、第2のヒータドライバ1
04を介して予熱用発熱源78の発熱状態を夫々制御す
るように構成されている。
したように、この実施例においては、加熱ロール34は
定着ロール28の略上方に配設されており、これによ
り、加熱ロール34と定着ロール28との間にエンドレ
スに巻回された定着ベルト36とガイド板44との間
は、このガイド板44上を搬送される未定着シートが定
着ベルト36に接触しないように離間されることにな
る。換言すれば、この定着ベルト36は、ガイド板44
上を搬送される未定着シートが通過する可能性のある領
域を外れた位置に配設されていることを意味している。
8の上方に配置することにより、搬送途中の未定着シー
トがどのような湾曲姿勢(カール状態)にあろうとも、
このシートの上面に担持された未定着トナーが定着ベル
ト36に接触することから確実に防止され、未定着トナ
ーを乱すことなく定着ロール28と加圧ロール30との
転接部に導いて、これを定着させることが可能となる。
した構成の定着装置10において、上述したように加熱
ロール34を定着ロール28の略上方に配設することに
より、特有の効果を達成することが出来るものである。
ここで、「略上方」の範囲を明確に規定するために、図
5に示すように、加熱ロール34の構成角度を種々変更
して、その最適範囲を求める実験例を説明する。
中心点を通る垂線を基線Bとして定義し、この基線B
と、定着ロール28及び加熱ロール34の両中心点を結
ぶ線分Lとのなす構成角度をθと定義した場合、加熱ロ
ール34の位置を変更して、この構成角度θが90°〜
180°となるようにして、定着ロール28と加圧ロー
ル30との転接部の入口での画像の擦れの発生頻度、及
び、転接部の出口での異常の発生頻度を、片面コピー時
と両面コピー時とで、夫々測定した。
時計方向に測定した値を「+」とし、基線Bから図中時
計方向に測定した値を「−」と定義した。従って、+1
80°にある加熱ロール34と、−180°にある加熱
ロール34とは、同一位置を示すことになり、また、+
105°にある加熱ロール34と、−255°にある加
熱ロール34とは、同一位置を示すことになる。一方、
転接部の出口における異常とは、この実施例では、転接
部の出口におけるオフセットの発生又はジャムの発生を
意味するものとする。
設定し、このための圧接力P1を24kgf/片側に設
定した。一方、定着ロール28に巻回されている定着ベ
ルト36の部分の温度を160℃に、また、加圧ロール
30の表面温度を140℃に設定した。更に、未定着シ
ートの搬送速度を180mm/secに設定し、これに
同期した状態で、加圧ロール30を回転駆動した。そし
て、トナーとしては、富士ゼロックス社製のAカラート
ナーを用い、シートとして、64g/m2の普通紙を採
用した。
05°、120°、150°、180°、−150°、
−120°、−105°、−90°の9種類に分けて、
上述した測定条件で測定した。
105°より大きい場合、及び、−105°よりも小さ
い場合、即ち、構成角度θを反時計方向のみに測定した
場合に、これが105°乃至255°の範囲内にある場
合には、転接部の入口での画像の擦れの発生、及び、転
接部の出口での異常の発生がなく、良好な定着動作が実
行されていることが判明した。一方、構成角度θが10
5°以下の場合には、転接部の入口での画像の擦れ又は
転接部の出口での異常の何れかが発生し、良好な定着動
作が実行されないことが判明した。
は、加熱ロール34を定着ロール28の略上方に配置
し、具体的には、加熱ロール34を、これの中心点と定
着ロール28の中心点とを結ぶ線分Lが、定着ロール2
8と加圧ロール30との互いの中心点を結ぶ線分を基線
Bとした状態で、該基線Bから計測した角度が約105
度乃至約255度の範囲となる位置に配設しているの
で、加熱ロール34と定着ロール28との間にエンドレ
スに巻回された定着ベルト36とガイド板44との間
は、このガイド板44上を搬送される未定着シートが定
着ベルト36に接触しないように離間されることにな
る。換言すれば、この定着ベルト36は、ガイド板44
上を搬送される未定着シートが通過する可能性のある領
域を外れた位置に配設されていることを意味している。
の未定着シートが、跳ね上がりや転写部との搬送速度差
に基づくたるみ等により、どのような湾曲姿勢(カール
状態)にあろうとも、このシートの上面に担持された未
定着トナーが定着ベルト36に接触することから確実に
防止され、未定着トナーを乱すことなく定着ロール28
と加圧ロール30との転接部に導いて、これを確実に定
着させることが可能となる。
以上のように構成される定着装置10における、未定着
シートSへの定着動作を次に説明する。
セス機器において未定着シートSが、この実施例の定着
装置10まで搬送されてくるまでの時間(即ち、アイド
リング時間)において、出力ギヤGEが回転駆動され
て、これに順次噛合する伝達ギヤ62、第1の従動ギヤ
58、第2の従動ギヤ64が順次反対方向に回転駆動さ
れることにより、定着ロール28及び加圧ロール30が
互いに反対方向に回転駆動されることになる。そして、
両ロール28、30の回転に伴い、定着ロール28と加
熱ロール34とに巻き付けられている定着ベルト36が
図中時計方向回りに走行駆動されることになる。一方、
第2の従動ギヤ64に第2のアイドルギヤ84を介して
噛合する第4の従動ギヤ86が、第2の従動ギヤ74と
同方向に回転駆動されることにより、駆動ロール72が
図中反時計方向に回転駆動され、この結果、搬送ベルト
76が図中反時計方向回りに走行駆動されることにな
る。
2により加熱されると共に、搬送ベルト76は、予熱用
発熱源78により、夫々、加熱される状態となる。
されているアイドリング状態から、図示しないプロセス
機器が起動して所定の画像形成プロセスが実行されてシ
ート上に未定着トナーが担持されると、この未定着トナ
ーが担持されたシート、即ち、未定着シートSは、図示
しない搬送機構により、定着装置10の搬送ベルト76
上まで搬送され、この搬送ベルト76の上述した帯電量
に基づき、この上に密着する状態で載置されることにな
る。これにより、未定着シートSは、この後、この搬送
ベルト76の走行に伴い、定着ロール28と加圧ロール
30とのニップ部に向けて搬送され続けられることにな
る。
ップ部に向けて搬送されている途中において、未定着シ
ートSは、搬送ベルト76からの接触熱伝達を受けて、
未定着シートS自身が下面から予熱されることになる。
このようにして、未定着シートSの先端がニップ部にも
たらされる時点で、この上に担持された未定着トナー
は、充分に加熱された状態にもたらされることになる。
未定着トナーは、ニップ部で圧接されつつここを通過す
ることにより、シート上に熱融着して定着させられるこ
とになるが、このニップ部を通過する際に、未定着シー
トSに与える熱量は、ここにいたるまでに未定着シート
Sが既に予熱されているので少なくて済むことになる。
従って、この実施例によれば、ニップ部において必要と
される定着温度の下限温度を低めることが可能となり、
これにより、各ロールの寿命を伸ばすことが可能とな
り、従って、ランニングコストの低廉化を達成すること
が可能となる利点がある。また、発熱源36における発
熱量の低下を図ることも可能となり、これにより、ラン
ニングコストの低廉化を達成することも可能となる。
一定であるとすれば、未定着シートSの搬送速度を上げ
たとしても必要最低限の定着温度を確保することが可能
となるものであり、これにより、1分間当たりの定着処
理枚数の増大、即ち、プロセス速度の高速化を達成する
ことが可能となる利点がある。
着シートSが搬送ベルト76により搬送されている途中
において、この未定着シートSは、搬送ベルト76にそ
の帯電量に基づきこれに密着した状態で搬送されること
になる。このため、搬送ベルト76から接触により熱伝
達される熱量は、未定着シートSに均一に行き渡り、加
熱むらが極力排除された状態で、良好な定着状態(画像
むらの無い良好な画像形成状態)が達成される効果が奏
せられることになる。
ロール28をソフトロールから、また、下方の加圧ロー
ル30をハードロールから夫々形成しているので、転接
部におけるニップの形状が、定着ロールをハードロール
から形成する従来構成と比較して、下向きに凹んだ状態
から、上方に凹んだ状態を容易に達成することが出来る
ことになる。この結果、この実施例によれば、転接部に
おけるニップ形状自身から、定着済みシートが定着ベル
ト36から離間する方向の力を得ることとなり、定着ベ
ルト36に接触する側の表面にトナーが担持されていた
としても、定着ベルト36へのオフセット防止用のオイ
ル塗布ロール38によるオイル塗布量を微量に押さえる
ことができると共に、オイルレスとしても、定着ベルト
36側へのオフセットや、ジャムの無い定着動作が達成
されることになる。
ロール28を弾性ロールから、また、下方の加圧ロール
30を定着ロール28よりも硬いロール上硬度を有する
ロールから夫々形成しているので、転接部におけるニッ
プの向きが、両者を硬いロールから形成する場合と比較
して、略水平から、上方に凸状の状態を容易に達成する
ことが出来ることになる。この結果、この実施例によれ
ば、オフセット用のオイル塗布ロール38によるオイル
塗布量を微量に押さえることができると共に、オイルレ
スとしても、オフセット、ジャムの無い定着動作が達成
されることになる。
トとしての定着ベルト36として、小熱容量の材質を採
用すると共に、加熱ロール34への定着ベルト36の巻
き付け角度が大きく、且つ、加熱ロール34へ定着ベル
ト36が密着していることになる。この結果、この実施
例によれば、シートを高速で、即ち、単位時間当たりの
通紙枚数を多数枚としても、定着ロール28と加圧ロー
ル30との転接部において、定着動作に必要な温度を確
実に維持することが出来ることになる。
として構成される定着ロール28に発熱源を内蔵させず
に、定着ロール28から離間した位置に配設された加熱
ロール34に発熱源32を内蔵するようにしたので、定
着ロール28のシリコーンゴム耐熱弾性体28Bの厚さ
を十分に厚くすることが可能となり、この結果、この実
施例によれば、転接部におけるニップ幅を、定着ロール
28を小径に維持しながら、十分に広く取ることが可能
となる。
ギヤ58と定着ロール28との間にワンウェイクラッチ
60を介設することにより、シートの搬送のための主駆
動(即ち、シートの搬送速度を規定する駆動ロール)と
して、定着ロール28ではなく、加圧ロール30を設定
している。この為、例え、定着ロール28が定着動作に
伴い加熱され、この結果、熱膨張により定着ロール28
の外径が熱膨張したとしても、この定着ロール28でシ
ートの搬送速度を規定していないので、この熱膨張によ
りシートの搬送速度が変化することなく、常に、一定に
保持することが出来ることになる。この結果、この実施
例によれば、線速を一定に維持して、転写ずれや画像の
擦れ等を確実に防止することが可能になる。
限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形可能であることは言うまでもない。
装置10は電子式複写装置に適用される場合につき説明
したが、この発明は、このような適用に限定されること
なく、電子式ファクシミリ装置、電子式プリンタ等の電
子画像形成装置に適用され得ることは言うまでもない。
シートは横方向から定着装置10に搬送されてくるよう
に説明したが、この発明は、このような構成に限定され
ることなく、未定着シートは上下方向、例えば、下から
上に向けて搬送されるように構成してもよい。
発熱源78は従動ロール74の内部に配設されるように
説明したが、この発明はこのような構成に限定されるこ
となく、図6に第1の変形例として示すように、定着装
置10Aにおいて、予熱用発熱源78を駆動ロール72
の内部に配設するようにしてもよい。
うに、定着装置10Bにおいて、予熱用発熱源78を従
動ロール74及び駆動ロール72に共に配設するように
構成してもよい。
ベルト76は摩擦帯電され、この帯電電荷に基づき、未
定着シートSを搬送ベルト76に密着させるように説明
したが、この発明は、このような構成に限定されること
なく、図8に第3の変形例として示すように構成しても
良い。即ち、第3の変形例に係わる定着装置10Cは、
上述した一実施例の構成に付加した状態で、搬送ベルト
76を強制的に帯電させる帯電器106を備えている。
この帯電器106は、この第3の変形例においては、コ
ロナチャージャから構成されている。
帯電器106を備えることにより、搬送ベルト76を確
実に帯電させることが出来、この搬送ベルト76に搬送
されてきた未定着シートSを確実に吸着して、搬送ベル
ト76の走行に伴い、これに吸着された未定着シートS
をニップ部に向けて搬送させることが出来るように構成
されている。
した帯電状態に基づき、未定着シートSが搬送ベルト7
6の表面に密着した状態で、吸着されることになる。こ
の結果、例え未定着シートSがカールした状態で搬送ベ
ルト76上に搬送されてきたとしても、上述した帯電量
に基づきカールした未定着シートSは搬送ベルト76上
に密着した状態で吸着されることになる。従って、未定
着シートSが予熱通路Pにおいて予熱を受けている最中
に、未定着シートS上の未定着のトナー像が定着ベルト
42に擦れて、トナー像が乱れる虞が確実に解消される
ことになる。
は、未定着シートSの搬送方向は、実質的に横方向とな
るように説明したが、この発明は、このような構成に限
定されることなく、図示していないが、未定着シートS
の搬送方向を縦方向、即ち、加圧ロール30を定着ロー
ル28の側方に配設するようにしてもよい。特に、搬送
方向が縦方向となる縦形構成では、未定着シートSが確
実に搬送ベルト76に密着する必要があるので、上述し
た第3の変形例に示す帯電器106を備える構成におい
て、特に効果を発揮することが出来るものである。
は、定着ロール28と加圧ロール30十の互いの転接部
を加熱するために、定着用発熱源32を備えるように説
明したが、この発明は、このような構成に限定されるこ
となく、図9に第4の変形例として示すように構成して
も良い。即ち、この第4の変形例に係わる定着装置10
Dにおいては、加圧ロール30の芯金30A内に、補助
発熱源108が配設され、加圧ロール30の外周自身を
加熱するようにして、転接部における加熱温度を、定着
用発熱源32と共に昇温させるように構成されている。
10Dを構成することにより、上述した実施例の場合よ
りも、更に転接部における定着温度を上昇させることが
可能となり、これに伴って、未定着シートSの搬送速度
をより高速に設定することが可能となる。
ば、記録媒体の予熱をより効果的に達成して、記録媒体
の搬送速度の上昇を達成することのできる定着装置が提
供されることになる。
を受けている最中に、定着ベルトに擦れて、トナー像が
乱れる虞を解消することのできる定着装置が提されるこ
とになる。
を受けている最中に、これの搬送負荷を極力低減して、
確実な搬送状態を達成することのできる定着装置が提供
されることになる。
示す正面断面図である。
である。
る。
成を示すブロック図である。
容範囲を調べるために行われた実験例における構成角度
を示す図である。
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
である。
Claims (12)
- 【請求項1】定着ロールと、この定着ロールに転接する
ように付勢される加圧ロールとを備え、未定着トナーが
表面上に担持されたシートが、前記定着ロール及び加圧
ロールの転接部を一方向に沿って通過することにより、
前記未定着トナーを前記シート上に定着させる定着装置
において、 前記定着ロールの、前記加圧ロールが配設される側とは
反対側に隣接して配設され、内部に発熱手段が配設され
た加熱ロールと、 この加熱ロールと前記定着ロールとにエンドレスに掛け
渡され、前記発熱手段からの熱伝達を受けて前記転接部
を通過する前記シート上の未定着トナーを加熱する熱伝
達ベルトと、 前記加圧ロールの前記一方向に関して上流側に、該加圧
ロールから独立して配設されたベルト搬送手段であっ
て、エンドレス走行する搬送ベルトを備え、この搬送ベ
ルトの上側面で前記転接部を通過する前の前記シートの
下面を支持して、該搬送ベルトのエンドレス走行により
該転接部に向けて該シートを搬送するベルト搬送手段
と、 前記ベルト搬送手段を加熱して、これにより搬送中の前
記シートを予熱する発熱手段と、 を具備することを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】前記発熱手段は、前記搬送ベルトを加熱す
ることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 【請求項3】前記ベルト搬送手段は、前記搬送ベルトが
エンドレスに掛け渡される一対のロールを供え、 前記発熱手段は、少なくとも一方のロールに内蔵されて
いることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 - 【請求項4】前記熱伝達ベルトと搬送ベルトとの間は、
該搬送ベルト上を搬送される前記シートが前記転接部以
前に該熱伝達ベルトに接触しないように離間されている
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 - 【請求項5】前記熱伝達ベルトは、前記搬送ベルト上を
搬送される前記シートが通過する可能性のある領域を外
れた位置に配設されていることを特徴とする請求項2に
記載の定着装置。 - 【請求項6】前記熱伝達ベルトは、熱伝達材から形成さ
れたエンドレス状の基材と、この基材の外周面に被覆さ
れた離型層とを備えて形成されていることを特徴とする
請求1に記載の定着装置。 - 【請求項7】前記エンドレス状の基材は、金属製である
ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。 - 【請求項8】前記エンドレス状の基材は、ニッケル電鋳
ベルトから形成されていることを特徴とする請求項7に
記載の定着装置。 - 【請求項9】前記エンドレス状の基材は、合成樹脂製で
あることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。 - 【請求項10】前記エンドレス状の基材は、ポリイミド
樹脂から形成されていることを特徴とする請求項9に記
載の定着装置。 - 【請求項11】前記搬送ベルトは、エンドレス状の基材
と、この基材の外周面に被覆され、帯電可能な材料から
形成された表面層とを備えることを特徴とする請求項1
に記載の定着装置。 - 【請求項12】前記搬送ベルトに対向する状態で配設さ
れ、該搬送ベルトを帯電させて、前記シートを吸着する
帯電手段を更に具備することを特徴とする請求項11に
記載の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10165848A JPH11344883A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10165848A JPH11344883A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11344883A true JPH11344883A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15820156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10165848A Pending JPH11344883A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11344883A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016194732A (ja) * | 2016-08-24 | 2016-11-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着部の構造及び画像形成装置 |
| US20170185018A1 (en) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing device and image forming apparatus |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP10165848A patent/JPH11344883A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20170185018A1 (en) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Fixing device and image forming apparatus |
| JP2016194732A (ja) * | 2016-08-24 | 2016-11-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着部の構造及び画像形成装置 |
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