JPH11345559A - 電子管用陰極 - Google Patents

電子管用陰極

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JPH11345559A
JPH11345559A JP15132998A JP15132998A JPH11345559A JP H11345559 A JPH11345559 A JP H11345559A JP 15132998 A JP15132998 A JP 15132998A JP 15132998 A JP15132998 A JP 15132998A JP H11345559 A JPH11345559 A JP H11345559A
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JP
Japan
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cathode
electron
material layer
emitting material
opening
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Pending
Application number
JP15132998A
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English (en)
Inventor
Takuya Ohira
卓也 大平
Shuhei Nakada
修平 中田
Tetsuya Shiraishi
哲也 白石
Hiroyuki Teramoto
浩行 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収束性能が良く、かつドライブ特性も優れた
電子管用陰極を得る。 【解決手段】 電子管用陰極において、基体1上に被着
形成された電子放射物質層5は、グリッド電極6の開口
部の下部に、上記開口部の開口径より小さい径で、かつ
周辺部より突出した凸部8を有し、この凸部8の高さを
10μm以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子管用陰極、特
に、CRT、電子顕微鏡、電子ビーム露光装置などに用
いられる陰極線管用の電子銃における陰極に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特公昭64−5417号
公報に示されたテレビ用ブラウン管や映像管に用いられ
る電子管用陰極(カソード)を示すものであり、図にお
いて、1はシリコン(Si)、マグネシウム(Mg)な
どの還元性元素を微量含む、主成分がニッケルからなる
基体、2はニクロムなどで構成された陰極スリーブ、5
は上記基体1に被着され、少なくともバリウムを含み、
他にストロンチウムあるいはカルシウムを含むアルカリ
土類金属酸化物4を主成分とし、0.1〜20重量%の
酸化スカンジウムなどの希土類金属酸化物を含んだ電子
放射物質層、3は上記基体1内に配設されたヒータで、
加熱により上記電子放射物質層5から熱電子を放出させ
るものである。6は上記電子放射物質層5に近接するグ
リッド電極である。このように構成されたカソードの上
記電子放射物質層の表面は、特に意図した凹凸は無く、
平坦である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6は、従来の構成の
電子放射物質層を持つカソードから放射される電子の電
子軌道を示したカソード近傍の断面側面図である。図に
おいて、G1、G2、G3は各々第1、第2、第3グリ
ッド電極であり、7はカソードから放出された電子の電
子軌道である。この図から、中心軸の近傍から放射され
る電子はカソードから遠いところで交差点を持つが、中
心軸から離れた箇所から放射される電子はカソードから
近距離の位置に交差点を持つことがわかる。従来の構成
のカソードにおいては、中心軸から離れたところから放
射された電子の交差点と、中心軸近傍から放射された電
子の交差点とが一致しないため、蛍光面に電子ビームが
入射する際にハローが生じ、収束性能が良くならないと
言う問題が生じた。
【0004】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、収束性能が良く、かつドライ
ブ特性も優れた電子管用陰極を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
る電子管用陰極は、基体上に被着形成された電子放射物
質層が、グリッド電極の開口部の下部に、上記開口部の
開口径より小さい径で、かつ周辺部より突出した凸部を
有するものである。
【0006】また、本発明の第2の構成による電子管用
陰極は、上記第1の構成において、凸部の高さを10μ
m以上としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図1により
この発明の実施の形態1を説明する。図において、1は
シリコン(Si)、マグネシウム(Mg)などの還元性
元素を微量含む、主成分がニッケルからなる基体、2は
ニクロムなどで構成された陰極スリーブ、3は上記基体
1内に配設されたヒータ、5は基体1上に被着され、少
なくともバリウムを含み、他にストロンチウムあるいは
カルシウムを含むアルカリ土類金属酸化物4を主成分と
し、0.01〜25重量%の酸化スカンジウム、酸化イ
ットリウムなどの希土類酸化物を含む電子放射物質層で
ある。8は電子放射物質層5の電子放出部に相当する一
部に設けられた凸部であり、グリッド電極6の開口部の
下部に、上記開口部の開口径より小さい径で、かつ周辺
部より突出した凸部である。
【0008】図2は上記構成の電子管用陰極を通常のテ
レビジョンに装着し、通常の排気行程を経て完成したC
RTの収束性能を、従来例と比較して示したものであ
る。ここで、実施の形態1に係わる電子放射物質層5全
体の厚さは100μmであり、電子放射物質層5の凸部
8の高さは20μm、凸部8の表面径は200μmのカ
ソードを装着した。電子放射物質層5としては、7重量
%の酸化スカンジウムを含むアルカリ土類金属酸化物を
用い、凸部8は、電子放出部となる凸部以外を加圧する
ことにより形成した。また、用いた蛍光体は、全面緑色
の蛍光体であり、一つのカソードから出るビームをアパ
ーチャを通して走査させた。アパーチャの間隔はおよそ
0.25mm間隔であり、アパーチャ開口部の径は0.
05mm程度である。一つのカソードのビームは開口部
に沿って1ラインを走査した後、2ライン飛び越して、
次のアパーチャのラインを走査する。従って、蛍光体に
現れる光のラインは0.75mm間隔になるはずであ
る。図2にその様子を模式的に示すが、従来のカソード
を用いた場合(図2(b))には、どのように走査して
も上記のようにならず、0.25mm間隔の発光ライン
がみえる。このことはビーム径が0.5mm以上である
ことを示している。一方、本実施の形態のカソードを用
いた場合(図2(a))、発光ラインが0.75mm間
隔でみられた。このことは本実施の形態のビーム径が
0.45mm以下であることを示している。よって、本
実施の形態のものは従来例のものに比べ収束性能が向上
しているといえる。
【0009】このような本実施の形態による電子管用陰
極の優れた特性の原因の一つは以下のように考えられ
る。即ち、収束性能を悪くする要因である、電子放出の
中心部から離れたところから放出される電子は、凸部8
を設けることで減少、または、放出されなくなるため収
束性能が向上すると考えられる。
【0010】なお、本実施の形態においては、酸化物カ
ソードを用いたが、タングステンを基体上に蒸着したW
蒸着型カソードや、含浸型カソードにおいても同様の効
果が得られる。また、本実施の形態においては、加圧に
よって凸部8を形成したが、レーザにより凸部の周囲を
取り去るようにしてもよいし、電子放射物質層を形成す
る際にマスキングを行い凸部を形成するようにしてもよ
い。
【0011】実施の形態2.図3は、図1の構成の電子
管用陰極における凸部8の高さと凸部以外の領域のエミ
ッション放出量の関係を表すシミュレーション結果であ
る。凸部の高さを10μmとすると、電子の量は凸部表
面の量より50%減少し、40μm以上では放出されな
くなる。収束性能は、凸部が10μm以上で効果が現
れ、40μm以上で効果が顕著になる。40μm以上で
は、効果が変わらない。従って、電子放射物質層の凸部
の高さは10μm以上、望ましくは40μmが適当であ
る。
【0012】なお、上記実施の形態1、2では、基体上
の全面に電子放射物質層5が被着形成され、グリッド電
極の開口部の下部に凸部8が突出した形状のものを示し
たが、基体上のグリッド電極の開口部の下部のみに、上
記開口部の開口径より小さい径で、かつ周辺の基体より
突出した凸部のみの電子放射物質層としてもよい。この
場合にも凸部の高さは10μm以上、望ましくは40μ
mが適当である。
【0013】実施の形態3.図4は、凸部の高さが40
μmの時のドライブ電圧と放出電流の関係を表すシミュ
レーション結果である。通常の放出電流は300μA以
下であるが、この範囲では、同等の放出電流を得るため
のドライブ電圧は従来例よりも低くなっている。これ
は、凸部を設けたことで、カットオフ電圧(カソードか
ら電子が放出しはじめる電圧)が下がるためと考えられ
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の構成によ
れば、基体上に被着形成された電子放射物質層が、グリ
ッド電極の開口部の下部に、上記開口部の開口径より小
さい径で、かつ周辺部より突出した凸部を有するので、
周辺部から放射される電子が少なくなり、収束特性が向
上する。さらに、この凸部を設けることにより、カット
オフ電圧が下がるため、ドライブ特性の良いものが得ら
れる効果がある。
【0015】また、本発明の第2の構成によれば、上記
第1の構成において、凸部の高さを10μm以上とした
ので、収束性能の良いものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による電子銃のカソー
ド近傍を拡大して示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による電子管用陰極の
収束性能を従来のものと比較して示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係わる凸部高さとそ
の周辺部の放出電流の関係を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係わるドライブ電圧
と放出電流の関係を示す図である。
【図5】 従来の電子銃のカソード近傍を拡大して示す
断面図である。
【図6】 従来のカソードから放射される電子の電子軌
道を示したカソード近傍の断面側面図である。
【符号の説明】
1 基体、2 陰極スリーブ、3 ヒータ、4 アルカ
リ土類金属酸化物、5電子放射物質層、6 グリッド電
極、7 電子軌道、8 凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 浩行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に、電子放射物質層を被着形成し
    た電子管用陰極において、上記電子放射物質層は、上記
    電子放射物質層に近接するグリッド電極の開口部の下部
    に、上記開口部の開口径より小さい径で、かつ周辺部よ
    り突出した凸部を有することを特徴とする電子管用陰
    極。
  2. 【請求項2】 凸部の高さを10μm以上としたことを
    特徴とする請求項1記載の電子管用陰極。
JP15132998A 1998-06-01 1998-06-01 電子管用陰極 Pending JPH11345559A (ja)

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JP15132998A JPH11345559A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 電子管用陰極

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