JPH11345606A - 電池及びその製造方法 - Google Patents
電池及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH11345606A JPH11345606A JP10153010A JP15301098A JPH11345606A JP H11345606 A JPH11345606 A JP H11345606A JP 10153010 A JP10153010 A JP 10153010A JP 15301098 A JP15301098 A JP 15301098A JP H11345606 A JPH11345606 A JP H11345606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- battery
- resin layer
- positive electrode
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】組み付け性の改善に有利な電池及びその製造方
法を提供すること。 【解決手段】電極(例えば正極1)の少なくとも片面に
多孔質の樹脂層14が一体的に積層されており、樹脂層
14をセパレータとする。製造方法としては、樹脂を含
む液状物を電極(例えば正極1)の少なくとも片面に吹
き付けることにより、多孔質の樹脂層14を電極に一体
的に積層する。
法を提供すること。 【解決手段】電極(例えば正極1)の少なくとも片面に
多孔質の樹脂層14が一体的に積層されており、樹脂層
14をセパレータとする。製造方法としては、樹脂を含
む液状物を電極(例えば正極1)の少なくとも片面に吹
き付けることにより、多孔質の樹脂層14を電極に一体
的に積層する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電極を備えた電池及
びその製造方法に関する。
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電池は、正極及び負極をそれ
ぞれ構成する2種の電極と、負極と正極との間に介装さ
れ両者間の短絡を防止するセパレータと、負極と正極と
の間に介在する電解質とを備えている。セパレータは、
正極と負極との接触を防止するためのものである。
ぞれ構成する2種の電極と、負極と正極との間に介装さ
れ両者間の短絡を防止するセパレータと、負極と正極と
の間に介在する電解質とを備えている。セパレータは、
正極と負極との接触を防止するためのものである。
【0003】このような電池として、負極活物質として
の水素吸蔵合金を含むシート状をなす負極の表面に、高
分子をコーティングして負極の摩擦抵抗を低減し、これ
により負極を渦巻き状に巻回し易くし、更に、正極と負
極とは別体をなす布製のセパレータを正極と負極との間
に配置するとともに、正極、負極、セパレータを巻回し
て収容した巻回式の電池が知られている(特開平5−1
82687号公報)。
の水素吸蔵合金を含むシート状をなす負極の表面に、高
分子をコーティングして負極の摩擦抵抗を低減し、これ
により負極を渦巻き状に巻回し易くし、更に、正極と負
極とは別体をなす布製のセパレータを正極と負極との間
に配置するとともに、正極、負極、セパレータを巻回し
て収容した巻回式の電池が知られている(特開平5−1
82687号公報)。
【0004】また正極と負極とは別体をなす多孔質のセ
パレータとして、球状樹脂粒子同士を接着するととも
に、隣設する球状樹脂粒子同士間に、電解液保持用の隙
間を形成したものが知られている(特開平1−1679
48号公報)。
パレータとして、球状樹脂粒子同士を接着するととも
に、隣設する球状樹脂粒子同士間に、電解液保持用の隙
間を形成したものが知られている(特開平1−1679
48号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した電池では、セ
パレータは電極とは別体なシート状であるため、組み付
け性には改善の余地がある。本発明は上記した実情に鑑
みなされたものであり、組み付け性の改善に有利な電池
及びその製造方法を提供することを課題とする。
パレータは電極とは別体なシート状であるため、組み付
け性には改善の余地がある。本発明は上記した実情に鑑
みなされたものであり、組み付け性の改善に有利な電池
及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電池は、電
極を備えた電池であって、電極の少なくとも片面に多孔
質の樹脂層が一体的に積層されており、樹脂層をセパレ
ータとしたことを特徴とするものである。本発明に係る
電池の製造方法は、樹脂を含む液状物を電極の少なくと
も片面に吹き付けることにより、多孔質の樹脂層を電極
に一体的に積層し、その後、電極を組み付けて電池を形
成するとともに、電極に一体的に積層された樹脂層をセ
パレータとして利用することを特徴とするものである。
極を備えた電池であって、電極の少なくとも片面に多孔
質の樹脂層が一体的に積層されており、樹脂層をセパレ
ータとしたことを特徴とするものである。本発明に係る
電池の製造方法は、樹脂を含む液状物を電極の少なくと
も片面に吹き付けることにより、多孔質の樹脂層を電極
に一体的に積層し、その後、電極を組み付けて電池を形
成するとともに、電極に一体的に積層された樹脂層をセ
パレータとして利用することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る電池によれば、電極
の少なくとも片面に多孔質の樹脂層が一体的に積層され
ており、樹脂層をセパレータとしている。本発明に係る
樹脂層は、電極の両面に積層しても良いし、片面に積層
しても良い。セパレータとして機能する樹脂層を積層す
る電極としては、正極でも良いし、負極でも良い。
の少なくとも片面に多孔質の樹脂層が一体的に積層され
ており、樹脂層をセパレータとしている。本発明に係る
樹脂層は、電極の両面に積層しても良いし、片面に積層
しても良い。セパレータとして機能する樹脂層を積層す
る電極としては、正極でも良いし、負極でも良い。
【0008】セパレータとして機能する樹脂層の厚みが
薄すぎると、正極及び負極間における短絡のおそれが生
じる。樹脂層の厚みが厚すぎると、正極と負極との距離
が長くなり、活物質イオンの移動距離が増加し、電池の
内部抵抗が増加するおそれがある。これらの点などを考
慮すると、セパレータとして機能する樹脂層の厚みは、
25〜60μm、25〜40μm程度にできる。但しこ
れに限定されるものではない。
薄すぎると、正極及び負極間における短絡のおそれが生
じる。樹脂層の厚みが厚すぎると、正極と負極との距離
が長くなり、活物質イオンの移動距離が増加し、電池の
内部抵抗が増加するおそれがある。これらの点などを考
慮すると、セパレータとして機能する樹脂層の厚みは、
25〜60μm、25〜40μm程度にできる。但しこ
れに限定されるものではない。
【0009】樹脂層は多孔質である。電解液の保持性等
を考慮し、樹脂層の気孔率は体積比で30〜60%程度
が好ましく、40〜50%が適当である。但しこれに限
定されるものではない。樹脂層を構成する樹脂として
は、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン
(PP)等のオレフイン系を含む熱可塑性樹脂を採用で
きる。
を考慮し、樹脂層の気孔率は体積比で30〜60%程度
が好ましく、40〜50%が適当である。但しこれに限
定されるものではない。樹脂層を構成する樹脂として
は、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン
(PP)等のオレフイン系を含む熱可塑性樹脂を採用で
きる。
【0010】本発明に係る製造方法によれば、樹脂を含
む液状物を電極の少なくとも片面に吹き付けることによ
り、多孔質の樹脂層を電極に一体的に積層する工程を実
施する。この場合には前述同様に、電極の片面のみに吹
き付けても良いし、電極の両面に吹き付けても良い。電
極としては、正極でも良いし、負極でも良い。樹脂層を
電極に積層する方式としては、樹脂を主要成分とする液
状物をスプレーで吹き付けて塗布する方式を採用でき
る。この場合には気体を利用して噴霧できる。気体とし
ては空気を採用できるが、窒素ガス、希ガスでも良い。
気体の温度は、常温でも良いし、加熱されていても良
い。気体が加熱されていれば、スプレードライヤ性が向
上し、樹脂を主要成分とする液状物をスプレー塗布の際
に早期に乾燥させるのに有利である。蒸散する溶媒を液
状物に添加しておれば、樹脂層の気孔率の調整も容易で
ある。
む液状物を電極の少なくとも片面に吹き付けることによ
り、多孔質の樹脂層を電極に一体的に積層する工程を実
施する。この場合には前述同様に、電極の片面のみに吹
き付けても良いし、電極の両面に吹き付けても良い。電
極としては、正極でも良いし、負極でも良い。樹脂層を
電極に積層する方式としては、樹脂を主要成分とする液
状物をスプレーで吹き付けて塗布する方式を採用でき
る。この場合には気体を利用して噴霧できる。気体とし
ては空気を採用できるが、窒素ガス、希ガスでも良い。
気体の温度は、常温でも良いし、加熱されていても良
い。気体が加熱されていれば、スプレードライヤ性が向
上し、樹脂を主要成分とする液状物をスプレー塗布の際
に早期に乾燥させるのに有利である。蒸散する溶媒を液
状物に添加しておれば、樹脂層の気孔率の調整も容易で
ある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に示すように、正極1は、箔状をなすアルミ
系の集電体10(厚み:15μm)に、活物質層(厚
み:55μm)11,12を積層し、活物質層11の上
に樹脂層14を積層したものである。活物質層11,1
2は次のように形成した。即ち、正極活物質として機能
するリチウム酸化物の粉末(LiCoO2,平均粒径1
0〜20μm)と、導電化材として機能する炭素粉末
(平均粒径1〜2μm)と、結着材として機能するポリ
フッ化ビニリデン(PVDF)とを混合したペースト状
の混合物を用い、塗工機により混合物を集電体10の両
面に塗布し、その後、溶媒飛散用の乾燥機で乾燥(18
0℃×2時間)することにより、活物質層11,12を
集電体10に積層し、その後、活物質層11の上に樹脂
層14を被覆し、これにより正極1(幅54mm)が構
成されている。
する。図1に示すように、正極1は、箔状をなすアルミ
系の集電体10(厚み:15μm)に、活物質層(厚
み:55μm)11,12を積層し、活物質層11の上
に樹脂層14を積層したものである。活物質層11,1
2は次のように形成した。即ち、正極活物質として機能
するリチウム酸化物の粉末(LiCoO2,平均粒径1
0〜20μm)と、導電化材として機能する炭素粉末
(平均粒径1〜2μm)と、結着材として機能するポリ
フッ化ビニリデン(PVDF)とを混合したペースト状
の混合物を用い、塗工機により混合物を集電体10の両
面に塗布し、その後、溶媒飛散用の乾燥機で乾燥(18
0℃×2時間)することにより、活物質層11,12を
集電体10に積層し、その後、活物質層11の上に樹脂
層14を被覆し、これにより正極1(幅54mm)が構
成されている。
【0012】また図3に示すように、負極2は、箔状を
なす銅系の集電体20(厚み:10μm)に、活物質層
21(厚み:35μm)を積層したものである。この場
合には、負極活物質として機能する炭素粉末(天然黒
鉛,平均粒径10〜20μm)と、結着材として機能す
るポリフッ化ビニリデン(PVDF)とを混合したペー
スト状の混合物を用い、塗工機により混合物を集電体2
0に塗布し、その後、乾燥処理(真空乾燥,180℃×
2時間)することにより、活物質層21が集電体20に
積層されており、これにより負極2(幅55mm)が構
成されている。
なす銅系の集電体20(厚み:10μm)に、活物質層
21(厚み:35μm)を積層したものである。この場
合には、負極活物質として機能する炭素粉末(天然黒
鉛,平均粒径10〜20μm)と、結着材として機能す
るポリフッ化ビニリデン(PVDF)とを混合したペー
スト状の混合物を用い、塗工機により混合物を集電体2
0に塗布し、その後、乾燥処理(真空乾燥,180℃×
2時間)することにより、活物質層21が集電体20に
積層されており、これにより負極2(幅55mm)が構
成されている。
【0013】本実施例によれば、前記した正極1の樹脂
層14は次のように形成した。即ち、図4に示すよう
に、集電体10と活物質層11,12とからなるロール
状をなす正極シート3を用い、その正極シート3の上方
に距離LA(例えば120mm)離間させてスプレー装
置4を配置する。スプレー装置4は、加熱して溶融した
樹脂(ポリプロピレン)を噴霧して吹き付け得るノズル4
0と、空気源41につながるとともに噴霧のための空気
を送給する空気送給管42と、樹脂を主要成分とする液
状物(蒸散する溶媒を添加していても良い)をノズル4
0に送給する樹脂供給源44とをもつ。
層14は次のように形成した。即ち、図4に示すよう
に、集電体10と活物質層11,12とからなるロール
状をなす正極シート3を用い、その正極シート3の上方
に距離LA(例えば120mm)離間させてスプレー装
置4を配置する。スプレー装置4は、加熱して溶融した
樹脂(ポリプロピレン)を噴霧して吹き付け得るノズル4
0と、空気源41につながるとともに噴霧のための空気
を送給する空気送給管42と、樹脂を主要成分とする液
状物(蒸散する溶媒を添加していても良い)をノズル4
0に送給する樹脂供給源44とをもつ。
【0014】上記した状態で、正極シート3の平坦面を
出した状態で、正極シート3をその長手方向につまり矢
印X1方向に所定速度で走行させつつ、スプレー装置4
のノズル40から吹き付けて塗布する。これにより正極
シート3の上面である片面に樹脂層14が一体的に接合
されて積層され、以て正極1が構成される。本実施例で
は、樹脂層14の厚みは30μmプラスマイナス3μ
m、気孔率は体積比で30〜60%程度とした。気孔率
は、電解液を含浸させたときの重量変化により把握し
た。
出した状態で、正極シート3をその長手方向につまり矢
印X1方向に所定速度で走行させつつ、スプレー装置4
のノズル40から吹き付けて塗布する。これにより正極
シート3の上面である片面に樹脂層14が一体的に接合
されて積層され、以て正極1が構成される。本実施例で
は、樹脂層14の厚みは30μmプラスマイナス3μ
m、気孔率は体積比で30〜60%程度とした。気孔率
は、電解液を含浸させたときの重量変化により把握し
た。
【0015】上記した吹き付け条件としては、正極シー
ト3の走行速度が2cm/秒とし、ノズル口径が1.3
mm、噴霧距離が120mm、空気圧が3.0kgf/
cm 2とした。なお、正極シート3の幅が大きいときに
は、スプレー装置4及び正極シート3の少なくとも一方
を、正極シート3の横断方向に沿ってつまり矢印Y方向
に移動させることができる。
ト3の走行速度が2cm/秒とし、ノズル口径が1.3
mm、噴霧距離が120mm、空気圧が3.0kgf/
cm 2とした。なお、正極シート3の幅が大きいときに
は、スプレー装置4及び正極シート3の少なくとも一方
を、正極シート3の横断方向に沿ってつまり矢印Y方向
に移動させることができる。
【0016】図2は樹脂層14の内部の概念図を示す。
本実施例によれば、樹脂層14を積層する際に、スプレ
ー装置4のノズル40から吹き付けられた液状樹脂成分
をもつ粒子が正極シート3に衝突して偏平化し、その偏
平化したものが堆積すると考えられる。従って図2に概
念図として示したように、樹脂層14の内部構造は、多
数の気孔14cをもつうろこ状積層構造、または、これ
に近似した構造を呈すると考えられる。
本実施例によれば、樹脂層14を積層する際に、スプレ
ー装置4のノズル40から吹き付けられた液状樹脂成分
をもつ粒子が正極シート3に衝突して偏平化し、その偏
平化したものが堆積すると考えられる。従って図2に概
念図として示したように、樹脂層14の内部構造は、多
数の気孔14cをもつうろこ状積層構造、または、これ
に近似した構造を呈すると考えられる。
【0017】上記したように樹脂層14を積層した後、
図5(A)に示すように、樹脂層14が積層された正極
1を保持する中間ローラ60と、負極2を保持する中間
ローラ62と、正極1と負極2とを積層するための巻回
ローラ64とを用い、正極1及び負極2の長手方向に張
力Tを付加しつつ巻回ローラ64を矢印Z方向に回転駆
動させ、これにより正極1と負極2とを積層した状態で
巻回ローラ64に巻き付ける。正極1と負極2との間に
は、セパレータとして機能する樹脂層14が介在してい
る。正極1の長さは600mmとし、負極2の長さは6
25mmとした。
図5(A)に示すように、樹脂層14が積層された正極
1を保持する中間ローラ60と、負極2を保持する中間
ローラ62と、正極1と負極2とを積層するための巻回
ローラ64とを用い、正極1及び負極2の長手方向に張
力Tを付加しつつ巻回ローラ64を矢印Z方向に回転駆
動させ、これにより正極1と負極2とを積層した状態で
巻回ローラ64に巻き付ける。正極1と負極2との間に
は、セパレータとして機能する樹脂層14が介在してい
る。正極1の長さは600mmとし、負極2の長さは6
25mmとした。
【0018】正極1と負極2とを電池缶の内部に組み付
けるとともに、電池缶に電解液(溶媒:EC(エチレン
カーボネート):DEC(ジエチルカーボネート)=2
0:80,電解質:LiClO4,濃度:1.0モル/リ
ットル)を収容し、封缶して電池(18650siz
e,Φ18mm×65mm)を形成した。なお図5
(B)は、正極とセパレータとが別体である場合の巻き
付け工程を概略して示す。図5(B)に示すように、正
極1’用の中間ローラ60,負極2’用の中間ローラ6
2の他に、セパレータM用の中間ローラ65,66が必
要され、四軸方式となり、正極1’、負極2’、セパレ
ータMを積層しつつ均一に巻き付けるには、巻回ローラ
64の回転制御の他に、各中間ローラ60,62,6
5,66の回転制御をも必要とし、電極巻き付けの際に
おける制御が複雑化する。この点本実施例では、セパレ
ータとして機能する樹脂層14が正極1と一体的に積層
されているため、図5(A)から理解できるように、巻
回ローラ64の回転制御の他には、各中間ローラ60,
62の回転制御を行えば良く、電極巻き付けの際におけ
る制御が容易となる利点が得られる。
けるとともに、電池缶に電解液(溶媒:EC(エチレン
カーボネート):DEC(ジエチルカーボネート)=2
0:80,電解質:LiClO4,濃度:1.0モル/リ
ットル)を収容し、封缶して電池(18650siz
e,Φ18mm×65mm)を形成した。なお図5
(B)は、正極とセパレータとが別体である場合の巻き
付け工程を概略して示す。図5(B)に示すように、正
極1’用の中間ローラ60,負極2’用の中間ローラ6
2の他に、セパレータM用の中間ローラ65,66が必
要され、四軸方式となり、正極1’、負極2’、セパレ
ータMを積層しつつ均一に巻き付けるには、巻回ローラ
64の回転制御の他に、各中間ローラ60,62,6
5,66の回転制御をも必要とし、電極巻き付けの際に
おける制御が複雑化する。この点本実施例では、セパレ
ータとして機能する樹脂層14が正極1と一体的に積層
されているため、図5(A)から理解できるように、巻
回ローラ64の回転制御の他には、各中間ローラ60,
62の回転制御を行えば良く、電極巻き付けの際におけ
る制御が容易となる利点が得られる。
【0019】本実施例によれば、セパレータとして機能
する樹脂層14が正極1と一体的に積層されているた
め、正極1を負極2とともにそのまま電池として組み付
ければ、従来と異なり、別体のセパレータを組み付ける
工程が必要なくなる。更に、セパレータとして機能する
樹脂層14が正極1の活物質層11を一体的に被覆して
いるため、組み付け工程などにおける活物質層11の脱
落を抑制するのに有利である。故に電池の目標性能を発
揮するのに有利である。
する樹脂層14が正極1と一体的に積層されているた
め、正極1を負極2とともにそのまま電池として組み付
ければ、従来と異なり、別体のセパレータを組み付ける
工程が必要なくなる。更に、セパレータとして機能する
樹脂層14が正極1の活物質層11を一体的に被覆して
いるため、組み付け工程などにおける活物質層11の脱
落を抑制するのに有利である。故に電池の目標性能を発
揮するのに有利である。
【0020】繊維を基材とする布を利用してセパレータ
が形成されている場合には、繊維方向に起因する異方性
が生じ易く、セパレータの曲げ形状自由度が制約され
る。この点本実施例によれば、前述したように液状成分
をもつ粒子が正極シート3に衝突して偏平化し、その偏
平化したものが堆積して、樹脂層14が形成されてい
る。従って樹脂層14の異方性の度合は低減される。よ
って正極1を曲げる際に、セパレータとして機能する樹
脂層14の曲げ形状自由度が大きい。よって渦巻き状に
巻回する方式の電池に適する。
が形成されている場合には、繊維方向に起因する異方性
が生じ易く、セパレータの曲げ形状自由度が制約され
る。この点本実施例によれば、前述したように液状成分
をもつ粒子が正極シート3に衝突して偏平化し、その偏
平化したものが堆積して、樹脂層14が形成されてい
る。従って樹脂層14の異方性の度合は低減される。よ
って正極1を曲げる際に、セパレータとして機能する樹
脂層14の曲げ形状自由度が大きい。よって渦巻き状に
巻回する方式の電池に適する。
【0021】また液状成分をもつ粒子が正極シート3に
衝突して偏平化し、その偏平化したものが堆積して、樹
脂層14が形成されているため、樹脂層14に形成され
ている気孔14cは、正極1に対してまっすぐに立つ形
態とはなりにくく、偏平気味になり易く、且つ、ランダ
ムな配置となり易い。そのため正極1においてリチウム
デンドライトが生成したとしても、リチウムデンドライ
トが樹脂層14の気孔14cを貫通することを抑えるの
に有利となる。よってリチウムデンドライトに起因する
極間短絡を抑えるのに有利である。
衝突して偏平化し、その偏平化したものが堆積して、樹
脂層14が形成されているため、樹脂層14に形成され
ている気孔14cは、正極1に対してまっすぐに立つ形
態とはなりにくく、偏平気味になり易く、且つ、ランダ
ムな配置となり易い。そのため正極1においてリチウム
デンドライトが生成したとしても、リチウムデンドライ
トが樹脂層14の気孔14cを貫通することを抑えるの
に有利となる。よってリチウムデンドライトに起因する
極間短絡を抑えるのに有利である。
【0022】(試験例)上記した実施例品に係る電池の
性能を試験した。比較例品に係る電池についても、同様
に試験した。比較例品の電池は、実施例品の電池と同サ
イズ、同構造をもつものの、正極とセパレータとが別体
である。この場合には、1/5Cで2サイクル充放電し
た後に、1〜6mA/cm2にて充放電負荷特性を調べ
た。その結果を図6に示す。
性能を試験した。比較例品に係る電池についても、同様
に試験した。比較例品の電池は、実施例品の電池と同サ
イズ、同構造をもつものの、正極とセパレータとが別体
である。この場合には、1/5Cで2サイクル充放電し
た後に、1〜6mA/cm2にて充放電負荷特性を調べ
た。その結果を図6に示す。
【0023】図6においては、○印は実施例品の充電
時、△印は実施例品の放電時、●印は比較例品の充電
時、×印は比較例品の放電時を示す。図6の試験結果か
ら理解できるように、負荷特性としては、実施例品は比
較例品に匹敵するか、やや良好であった。殊に、図6か
ら理解できるように、電流密度が5〜6mA/cm2と
増加するにつれて、実施例品の電池は、比較例品の電池
よりも良好となる。
時、△印は実施例品の放電時、●印は比較例品の充電
時、×印は比較例品の放電時を示す。図6の試験結果か
ら理解できるように、負荷特性としては、実施例品は比
較例品に匹敵するか、やや良好であった。殊に、図6か
ら理解できるように、電流密度が5〜6mA/cm2と
増加するにつれて、実施例品の電池は、比較例品の電池
よりも良好となる。
【0024】また実施例品に係る電池、比較例品に係る
電池について、1mA/cm2にてサイクル特性も調べ
た。その結果を図7に示す。図7において○印は実施例
品を示し、●印は比較例品を示す。図7の試験結果から
理解できるように、実施例品は比較例品に匹敵するサイ
クル特性が得られた。上記した結果に基づけば、実施例
品の電池は、比較例品の電池に対して電池性能を確保し
つつ、組み付け性を向上させることができる。
電池について、1mA/cm2にてサイクル特性も調べ
た。その結果を図7に示す。図7において○印は実施例
品を示し、●印は比較例品を示す。図7の試験結果から
理解できるように、実施例品は比較例品に匹敵するサイ
クル特性が得られた。上記した結果に基づけば、実施例
品の電池は、比較例品の電池に対して電池性能を確保し
つつ、組み付け性を向上させることができる。
【0025】(適用例)図8は円筒形状の電池に適用し
た適用例の要部を示す。この例では、電池を構成する円
筒形状をなす電池缶70の収容室71に正極1及び負極
2が渦巻き状に巻回されて収容されている。電池缶70
に電池蓋74がガスケット75を介して被着されてい
る。収容室71には電解液が収容されている。更に円筒
形状の電池に限らず、ボタン型電池、コイン型電池、角
型電池に適用しても良いことは勿論である。
た適用例の要部を示す。この例では、電池を構成する円
筒形状をなす電池缶70の収容室71に正極1及び負極
2が渦巻き状に巻回されて収容されている。電池缶70
に電池蓋74がガスケット75を介して被着されてい
る。収容室71には電解液が収容されている。更に円筒
形状の電池に限らず、ボタン型電池、コイン型電池、角
型電池に適用しても良いことは勿論である。
【0026】なお、図8に示す電池は、正極や負極を渦
巻き状に巻回する方式の電池に適用した例であるが、こ
れに限らず、平板状の正極及び負極を並設する方式の電
池に適用しても良いことは勿論である。
巻き状に巻回する方式の電池に適用した例であるが、こ
れに限らず、平板状の正極及び負極を並設する方式の電
池に適用しても良いことは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る電池によれば、電極の少な
くとも片面に多孔質の樹脂層が一体的に積層されてお
り、樹脂層をセパレータとしている。そのため、別体の
セパレータを電極とともに組み付ける方式に比較して、
電池の組み付け工程の容易化を図り得る。更に、樹脂層
が電極の活物質層を覆っていれば、活物質層の脱落を抑
えるのにも有利である。
くとも片面に多孔質の樹脂層が一体的に積層されてお
り、樹脂層をセパレータとしている。そのため、別体の
セパレータを電極とともに組み付ける方式に比較して、
電池の組み付け工程の容易化を図り得る。更に、樹脂層
が電極の活物質層を覆っていれば、活物質層の脱落を抑
えるのにも有利である。
【0028】本発明に係る製造方法によれば、樹脂を含
む液状物を電極の少なくとも片面に吹き付けることによ
り、多孔質の樹脂層を電極に一体的に積層し、その後、
電極を組み付けて電池を形成するとともに、電極に一体
的に積層された樹脂層をセパレータとして利用する。そ
のため、別体のセパレータを電極とともに組み付ける方
式に比較して、電池の組み付け工程の容易化を図り得
る。更に、樹脂層が電極の活物質層を覆っていれば、活
物質層の脱落を抑えるのにも有利である。
む液状物を電極の少なくとも片面に吹き付けることによ
り、多孔質の樹脂層を電極に一体的に積層し、その後、
電極を組み付けて電池を形成するとともに、電極に一体
的に積層された樹脂層をセパレータとして利用する。そ
のため、別体のセパレータを電極とともに組み付ける方
式に比較して、電池の組み付け工程の容易化を図り得
る。更に、樹脂層が電極の活物質層を覆っていれば、活
物質層の脱落を抑えるのにも有利である。
【図1】正極の断面図である。
【図2】正極の樹脂層の内部構造を模式的に示す概念図
である。
である。
【図3】負極の断面図である。
【図4】正極シートに樹脂層を吹き付ける形態を模式的
に示す工程図である。
に示す工程図である。
【図5】(A)は実施例に係り正極及び負極を巻き付け
る形態を模式的に示す工程図であり、(B)は従来例に
係り正極及び負極を巻き付ける形態を模式的に示す工程
図である。
る形態を模式的に示す工程図であり、(B)は従来例に
係り正極及び負極を巻き付ける形態を模式的に示す工程
図である。
【図6】充放電負荷特性を示すグラフである。
【図7】サイクル特性を示すグラフである。
【図8】適用例に係る電池の要部の斜視図である。
図中、1は正極、10は集電体、11は活物質層、14
は樹脂層、4はスプレー装置、40はノズルを示す。
は樹脂層、4はスプレー装置、40はノズルを示す。
Claims (2)
- 【請求項1】電極を備えた電池であって、 前記電極の少なくとも片面に多孔質の樹脂層が一体的に
積層されており、前記樹脂層をセパレータとしたことを
特徴とする電池。 - 【請求項2】樹脂を含む液状物を電極の少なくとも片面
に吹き付けることにより、多孔質の樹脂層を電極に一体
的に積層し、 その後、前記電極を組み付けて電池を形成するととも
に、電極に一体的に積層された樹脂層をセパレータとし
て利用することを特徴とする電池の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10153010A JPH11345606A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 電池及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10153010A JPH11345606A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 電池及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11345606A true JPH11345606A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15552992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10153010A Pending JPH11345606A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 電池及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11345606A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005243303A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 電気化学素子用部材及びその製造方法、並びにそれを用いた電気化学素子 |
| US7252689B2 (en) | 2002-03-07 | 2007-08-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for fabricating lithium ion secondary battery |
| US20170092930A1 (en) * | 2015-09-21 | 2017-03-30 | Lg Chem, Ltd. | Preparing method of electrode for lithium secondary battery, electrode for lithium secondary battery prepared thereby and lithium secondary battery comprising the same |
| JP2018508641A (ja) * | 2014-12-22 | 2018-03-29 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | フルオロポリマーフィルム |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP10153010A patent/JPH11345606A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7252689B2 (en) | 2002-03-07 | 2007-08-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for fabricating lithium ion secondary battery |
| JP2005243303A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 電気化学素子用部材及びその製造方法、並びにそれを用いた電気化学素子 |
| JP2018508641A (ja) * | 2014-12-22 | 2018-03-29 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | フルオロポリマーフィルム |
| US20170092930A1 (en) * | 2015-09-21 | 2017-03-30 | Lg Chem, Ltd. | Preparing method of electrode for lithium secondary battery, electrode for lithium secondary battery prepared thereby and lithium secondary battery comprising the same |
| US10811670B2 (en) * | 2015-09-21 | 2020-10-20 | Lg Chem, Ltd. | Preparing method of electrode for lithium secondary battery, electrode for lithium secondary battery prepared thereby and lithium secondary battery comprising the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9871240B2 (en) | Electrospinning for integrated separator for lithium-ion batteries | |
| US9548496B2 (en) | Paper-based lithium-ion batteries | |
| US20120219841A1 (en) | Lithium ion cell design apparatus and method | |
| US20120135306A1 (en) | Negative electrode for non-aqueous electrolyte secondary battery, method for producing the same, and non-aqueous electrolyte secondary battery | |
| US20100330268A1 (en) | Batteries, electrodes for batteries, and methods of their manufacture | |
| JP5534369B2 (ja) | リチウムイオン二次電池、その製造方法および車両 | |
| WO1999026306A1 (en) | Lithium ion secondary battery and manufacture thereof | |
| US6117593A (en) | Current collector manufacture by arc spray deposition | |
| CN107925066A (zh) | 具有改善的输出特性的负极活性材料和包含该负极活性材料的用于电化学装置的电极 | |
| WO1999031751A1 (en) | Lithium ion secondary battery and its manufacture | |
| JP2004273282A (ja) | 電池の製造方法 | |
| JP2014060123A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
| JP2014060125A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
| JP5228501B2 (ja) | 電極用活物質粒子、電極、電気化学デバイス及び電極の製造方法 | |
| JP6108735B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用セパレータ及びリチウムイオン二次電池 | |
| JPH11345606A (ja) | 電池及びその製造方法 | |
| US20050221186A1 (en) | Lithium rechargeable battery | |
| JPH11238411A (ja) | 固体電解質、リチウム2次電池および電気2重層キャパシタ | |
| EP4401227A1 (en) | Method for manufacturing electrochemical device separator | |
| JP5211480B2 (ja) | 電極用活物質粒子、電極、電気化学デバイス及び電極の製造方法 | |
| JP3598186B2 (ja) | セパレータ、これを採用する2次電池及びその製造方法 | |
| JP2014060119A (ja) | リチウムイオン二次電池の充電方法 | |
| JP2011222258A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
| US8709648B2 (en) | Conductor-mixed active electrode material, electrode structure, rechargeable battery, and manufacturing method of conductor-mixed active electrode material | |
| JP2005243588A (ja) | リチウム電池用集電材、その製造方法、及びリチウム電池 |