JPH11345685A - 電極用ニップル - Google Patents

電極用ニップル

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JPH11345685A
JPH11345685A JP10155525A JP15552598A JPH11345685A JP H11345685 A JPH11345685 A JP H11345685A JP 10155525 A JP10155525 A JP 10155525A JP 15552598 A JP15552598 A JP 15552598A JP H11345685 A JPH11345685 A JP H11345685A
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electrode
nipple
socket
screwed
face
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JP10155525A
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Seiji Baba
清治 馬場
Toru Kida
徹 喜田
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Tokai Carbon Co Ltd
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Tokai Carbon Co Ltd
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    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P10/25—Process efficiency

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極ポールの端部に形成したソケットに螺合
して電極ポールを相互に接続する電気製鋼炉用黒鉛電極
のニップルにおいて、ソケットとニップルとの螺合部の
最終端に発生する応力を緩和し、電極とニップルとの熱
膨張差を吸収して、電極接続部における折損事故を防止
できる電極用ニップルを提供する。 【解決手段】 ソケットに螺入したときソケットの底面
に対向するニップルの円形端面の最外周縁部に、好まし
くは円形端面の直径の1〜30%の端面肉厚を有する周
壁部が立上がり形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極用ニップル、詳し
くは、電気製鋼炉用黒鉛電極を相互に接続し、電気製鋼
炉の操業中において、黒鉛電極の接続部の破損を防止す
るための電極用ニップルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電気製鋼炉においては黒鉛電極が使用さ
れ、電極先端と炉内に装入された製鋼原料との間にアー
クを飛ばして原料を溶解する。黒鉛電極はアークによ
り、例えば3000℃にも達するため消耗が激しく、そ
の消耗を補うため、一般には、黒鉛電極を炉外上部から
順次接続して補給している。
【0003】黒鉛電極の接続は、図4に示すように、電
極ポール1の両端部にテーパー状のソケット(雌ねじ
部)2を形成し、ソケット2に、両端部に向けてテーパ
ーを付け、テーパー部に雄ねじ部を形成したニップル
(黒鉛継手)3を螺入することにより行われる。
【0004】このように連結された黒鉛電極の接続部は
強度が弱いため、操業中、原料スクラップの崩れ落ちな
どにより衝撃(機械的応力)が負荷されると、ソケット
のねじ山谷底部、とくに応力集中の大きいニップルとソ
ケットの螺合部の終端部(図5のA部)が起点となって
折損が生じることが経験されている。
【0005】また、とくに大径の電極においては、半径
方向に温度差が生じ易く、熱応力による電極破損も問題
となる。電極の接続部においては、ニップルは電極ポー
ルに比べて大幅に温度が高くなり、電極ポールより熱膨
張係数が大きいこともあって、内部に位置するニップル
が熱膨張してソケット部を破壊する破損事故が発生する
ことがある。
【0006】接続部が操業中に破損すると、その下部の
電極が溶鋼中に落下して作業を遅延させ、ときには炉の
操業を休止させることもあって生産性を低下させ、また
落下した電極が溶鋼中に混入して鋼の品質を劣化させる
などの問題が生じるため、電極の折損事故を防止するた
めに、電極接続部の改良について、これまで多くの提案
がなされている。
【0007】例えば、機械的応力に基づく電極接続部の
破損を防止するために、図6に示すように、ニップル3
の端部に、その直径の50〜80%の径を有する肉ぬす
み部9を設けるとともに、この肉ぬすみ部9を電極ポー
ル1のソケット2の底部に螺合する構造の電極継手が提
案されている。(実公昭56−7115号公報)この構
造のものは、ニップルとソケットの螺合部の終端部の応
力集中を緩和し、電極の長さ方向に直角な面に生じる割
れ(横割れ)を防止するのにかなり有効であるが、最近
のように、電気炉を複数設けて交互に操業を行う方式で
は、黒鉛電極の加熱冷却サイクルが頻繁に行われる関係
から十分な対策とはなっていない。
【0008】熱応力による電極破損を防止するために、
図7に示すように、ニップル3の端面から長手方向に切
込み溝10を設けることも提案されている。(実公昭5
9−1357号公報)この構造は、電極接続部の円周方
向の熱応力を緩和し、長さ方向に対して平行な面に生じ
る割れ(縦割れ)を防止するには有効であるが、電極の
長さ方向に直角な面に生じる横割れを防止するには効果
がない。
【0009】図8、図9に示すように、ニップル3の端
面3Aと対向するソケット2の底面に、ソケット3のテ
ーパー面と連続した球面を有する空所11を設け、且つ
ニップル3の端面3Aからその内部に向けて斜めの切り
溝12を複数本設けるものも提案されている。(実公昭
62−24957号公報)
【0010】この構造は、電極接続部で発生した応力を
切り溝12および空所11で吸収、分散させて、電極ポ
ールの折損を防止することを目的とするものであるが、
この構造においても、電極の長さ方向に直角な面に生じ
る横割れを防止するには不十分である。
【0011】発明者らは、電気製鋼炉に使用する黒鉛電
極の接続部における上記従来の問題点を解消できる接続
構造を開発するために、従来から提案されているニップ
ルの構造について再検討を加えた結果、ソケットの底面
に対向するニップルの端面に肉ぬすみ部9(図6)を設
ける構造が、肉ぬすみ部の形状によっては、電極の長さ
方向に直角な面に生じる横割れの防止のみでなく縦割れ
の防止に対しても有効に機能し得ることを見出した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の知見
に基づいて、肉むすみ部の形状と割れ発生との関連につ
いてさらに実験、検討を重ねた結果としてなされたもの
であり、その目的は、ニップルとソケットの螺合部の終
端部に生じる応力を緩和するとともに、ニップルとソケ
ットの熱膨張差を吸収して、電極の横割れおよび縦割れ
を効果的に防止することを可能とする電気製鋼炉用黒鉛
電極の電極用ニップルを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による電極用ニップルは、電極ポールの端部
に形成したソケットに螺入して電極ポールを相互に接続
する電気製鋼炉用黒鉛電極のニップルにおいて、ソケッ
トに螺入したときソケットの底面と対向するニップルの
円形端面に溝部が周設され、該溝部とニップルの端部側
面とによって立ち上がり周壁部が形成されていることを
第1の特徴とする。
【0014】また、電極ポールの端部に形成したソケッ
トに螺入して電極ポールを相互に接続する電気製鋼炉用
黒鉛電極のニップルにおいて、ソケットに螺入したとき
ソケットの底面と対向するニップルの円形端面に溝部が
周設され、該溝部とニップルの端部側面との間が円形端
面の直径の1〜30%の端面肉厚を有する立ち上がり周
壁部に形成されていることを第2の特徴とする。
【0015】さらに、上記の構造において、周壁部が連
続して形成されていること、および周壁部の1個所また
は複数個所に切欠きが形成されていることを第3および
第4の特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。なお、従来技術と同じ部材については同一
の符号を付した。本発明においては、図1、図2に示す
ように、ソケット2の底面2Aと対向するニップル3の
円形端面3Aの外周部に溝部5が周設され、溝部5とニ
ップル3の端部側面6との間が立ち上がり周壁部4に形
成されている。この構成により、ソケットとニップルと
の螺合部の最終端に発生する応力を緩和するとともに、
電極とニップルとの熱膨張差も吸収して、電極接続部に
おける折損を効果的に減少させることができる。
【0017】立ち上がり周壁部4の端面肉厚tは、円形
端面3Aの直径Dの1〜30%とするのが好ましく、1
〜30%の厚さとすることにより、操業条件にかかわら
ず、電極の横割れおよび縦割れを確実に防止することが
できる。周壁部4の端面肉厚tが円形端面3Aの直径D
の1%未満では、立ち上がり部分が破壊される現象を招
き、30%を越えると、電極の横割れや縦割れを防止す
る効果が低下する。
【0018】溝部5の深さは、とくに規定しないが、ニ
ップル3の強度を考慮すると、実用上はニップル3の半
長L/2の半分以下の長さとするのが好ましい。また、
溝部5の底部は丸みを付けるのが好ましい。さらに、溝
部5の幅は5〜50mmとするのが好ましい。図1〜2
において、溝部5は、ニップル3に軸方向と平行に形成
されているが、ニップルとソケットの螺合の終端部の応
力集中を低下させるという目的を達成することができれ
ば、必ずしも平行に形成されなくてもよい。
【0019】ニップル3の円形端面3Aの中央部7は、
ニップルの端面強度を保持するために機能するととも
に、ニップルの取扱いを容易にする。中央部7には、電
極使用中の応力の緩和度を調整するために、必要に応じ
て孔開け、スリット形成などの加工を行ってもよい。
【0020】ソケットの円形端面の周壁部4は、図1〜
2に示すように、連続的に形成することもできるが、図
3に示すように、応力の吸収度、分散度を調整するため
に、周壁部4の1個所または複数個所に切欠き8を設け
ることもできる。複数個所に切欠き8を設ける場合には
放射状に設けるのが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 外径762mm(30インチ)の電極ポールの両端に、
深さが310mmのソケットを形成し、図1、図2に示
すように、端面3Aに連続的に溝部5を周設したニップ
ル(端面径292mm)を螺入して電極ポールを接続し
た。
【0022】溝部5の幅は20mm、深さは100mm
とし、ニップルの円形端面の最外端縁部には、端面肉厚
(t)30mmの連続的な周壁部を形成した。
【0023】150トン電気製鋼炉に、上記のように接
続方式の黒鉛電極を装着し、1か月の連続操業を行った
ところ、電極接続部の折損事故率はいずれも3%以下で
あった。
【0024】これに対して、外径762mm(30イン
チ)の電極ポールの両端に,深さHが300mmのソケ
ットを形成し、端面に溝部を形成しない通常のニップル
(端面径380mm)を螺入して接続した電極ポールを
使用して、同じ炉中で1か月の連続操業を行った結果、
電極接続部の折損事故率は10%を越えた。
【0025】また、溝部の幅20mm、深さ100m
m、端面肉厚(t)が30mmで、3箇所に放射状に幅
5mmの切欠きを設けた周壁部を形成した電極ポールに
ついても、上記と同様に電気製鋼炉に装着、1か月の連
続操業を行ったが、電極接続部の折損事故率は3%以下
であった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、電気製鋼炉用黒鉛電極
において、電極ポールの両端部に形成したソケットにニ
ップルを螺入して電極ポールを相互に接続して操業する
場合、ソケットとニップルとの螺合部の最終端に発生す
る応力を緩和し、且つ電極とニップルとの熱膨張差も吸
収して、電極接続部における折損事故を防止することを
可能とする電極用ニップルが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極用ニップルの一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】図1の電極用ニップルの端面図である。
【図3】本発明の電極用ニップルの他の実施例を示す斜
視図である。
【図4】従来の黒鉛電極の接続を示す一部断面図であ
る。
【図5】従来の黒鉛電極の接続部における割れ発生状況
を示す一部断面図である。
【図6】従来の黒鉛電極の接続部を示す一部断面図であ
る。
【図7】従来の電極用ニップルの一例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の黒鉛電極の接続部を示す一部断面図であ
る。
【図9】図8のニップルの端面図である。
【符号の説明】
1 電極ポール 2 ソケット 2A ソケットの底面 3 ニップル 3A ニップルの端面 4 周壁部 5 溝部 6 端部側面 7 中央部 8 切欠き 9 肉ぬすみ部 10 切込み溝 11 空所 12 切り溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極ポールの端部に形成したソケットに
    螺入して電極ポールを相互に接続する電気製鋼炉用黒鉛
    電極のニップルにおいて、ソケットに螺入したときソケ
    ットの底面と対向するニップルの円形端面に溝部が周設
    され、該溝部とニップルの端部側面とによって立ち上が
    り周壁部が形成されていることを特徴とする電極用ニッ
    プル。
  2. 【請求項2】 電極ポールの端部に形成したソケットに
    螺入して電極ポールを相互に接続する電気製鋼炉用黒鉛
    電極のニップルにおいて、ソケットに螺入したときソケ
    ットの底面と対向するニップルの円形端面に溝部が周設
    され、該溝部とニップルの端部側面との間が円形端面の
    直径の1〜30%の端面肉厚を有する立ち上がり周壁部
    に形成されていることを特徴とする電極用ニップル。
  3. 【請求項3】 周壁部が連続して形成されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の電極用ニップル。
  4. 【請求項4】 周壁部の1個所または複数個所に切欠き
    が形成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の電極用ニップル。
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