JPH11345699A - 液体プラズマ発生方法及びその装置 - Google Patents
液体プラズマ発生方法及びその装置Info
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- JPH11345699A JPH11345699A JP10167727A JP16772798A JPH11345699A JP H11345699 A JPH11345699 A JP H11345699A JP 10167727 A JP10167727 A JP 10167727A JP 16772798 A JP16772798 A JP 16772798A JP H11345699 A JPH11345699 A JP H11345699A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規な作動液体搬送系を用いた液体プラズマ
発生方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 陰極4と陽極2との間に発生させたアー
クで液体蒸気を電離させてプラズマを作る液体プラズマ
装置において、該液体を収容する液収容部の液体24
を、交番電気エネルギーを機械振動に変換する素子28
で液滴化してアーク発生箇所11側に供給することを特
徴とする。
発生方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 陰極4と陽極2との間に発生させたアー
クで液体蒸気を電離させてプラズマを作る液体プラズマ
装置において、該液体を収容する液収容部の液体24
を、交番電気エネルギーを機械振動に変換する素子28
で液滴化してアーク発生箇所11側に供給することを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱プラズマ発生方
法及びその装置に関し、詳しくは、陰極と陽極との間に
発生させたアークで液体を気化させた蒸気を電離させて
プラズマジェットあるいはプラズマアークを作る液体プ
ラズマ発生方法及びその装置に関するものである。
法及びその装置に関し、詳しくは、陰極と陽極との間に
発生させたアークで液体を気化させた蒸気を電離させて
プラズマジェットあるいはプラズマアークを作る液体プ
ラズマ発生方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱プラズマ発生装置は、鉄鋼業での溶解
・精錬や、化学工業での毒性廃棄物処理、アセチレンな
どのガス合成等のためのプロセスで使用されている。ま
た、微粒子合成、溶射、焼結などのプロセスでも使用さ
れている。実用化されている熱プラズマ発生装置の多く
は、プラズマ源あるいは作動媒体(以下、作動媒体とい
う)として、アルゴン、水素、窒素等のガスを用いたい
わゆるガスプラズマ装置であるが、作動媒体として水な
どの液体を用いた液体プラズマ装置も提案され、一部実
用化もされている。例えば、液体として水を用い、か
つ、プラズマジェットを溶射に用いた水プラズマ溶射装
置が知られている。また、液体として水を用い、かつプ
ラズマジェットを溶接に用いる装置も知られている。
・精錬や、化学工業での毒性廃棄物処理、アセチレンな
どのガス合成等のためのプロセスで使用されている。ま
た、微粒子合成、溶射、焼結などのプロセスでも使用さ
れている。実用化されている熱プラズマ発生装置の多く
は、プラズマ源あるいは作動媒体(以下、作動媒体とい
う)として、アルゴン、水素、窒素等のガスを用いたい
わゆるガスプラズマ装置であるが、作動媒体として水な
どの液体を用いた液体プラズマ装置も提案され、一部実
用化もされている。例えば、液体として水を用い、か
つ、プラズマジェットを溶射に用いた水プラズマ溶射装
置が知られている。また、液体として水を用い、かつプ
ラズマジェットを溶接に用いる装置も知られている。
【0003】図3は米国特許第5609777号で提案
されている液体を用いたプラズマトーチの概略構成図で
ある。このプラズマトーチは、放電室11を備えたプラズ
マトーチ本体1と、作動流体用の容器6とを備えてい
る。本体1は、吐出口が形成されたアノード2と、この
吐出口と同軸の棒状のカソード4とを有する。このカー
ド4はホルダ3に固定されている。このホルダ3は電気
絶縁性のチューブ12に囲まれ、さらにこの電気絶縁性
のチューブ12が熱伝導性のチューブ13に囲まれてい
る。また、本体1は、熱伝導性材料からなるリング9を
有する。このリング9はアノード2に接触し、かつ、こ
のアノード2との接触部に接線方向に形成された放電室
11への通路10を有している。この通路はリング9の
中心を軸とする円周方向に、少し(例えば3度〜10度
程度)傾斜している。
されている液体を用いたプラズマトーチの概略構成図で
ある。このプラズマトーチは、放電室11を備えたプラズ
マトーチ本体1と、作動流体用の容器6とを備えてい
る。本体1は、吐出口が形成されたアノード2と、この
吐出口と同軸の棒状のカソード4とを有する。このカー
ド4はホルダ3に固定されている。このホルダ3は電気
絶縁性のチューブ12に囲まれ、さらにこの電気絶縁性
のチューブ12が熱伝導性のチューブ13に囲まれてい
る。また、本体1は、熱伝導性材料からなるリング9を
有する。このリング9はアノード2に接触し、かつ、こ
のアノード2との接触部に接線方向に形成された放電室
11への通路10を有している。この通路はリング9の
中心を軸とする円周方向に、少し(例えば3度〜10度
程度)傾斜している。
【0004】上記容器6は上記本体1側のスリーブ部5
を介して本体1に接続され、その内部が湿気吸収材7で
満たされている。この湿気吸収材7としては例えばカオ
リンウールやガラスウールなどを使用できる。
を介して本体1に接続され、その内部が湿気吸収材7で
満たされている。この湿気吸収材7としては例えばカオ
リンウールやガラスウールなどを使用できる。
【0005】本体1と容器6とのギャップは、多孔質の
熱伝導性材8で満たされている。この多孔質熱伝導性材
8は本体1側で上記リング9に接触しており、また容器
6側で上記湿気吸収材7に接触している。この多孔質熱
伝導性材8としては焼結銅ショットや銅チップなどを使
用できる。
熱伝導性材8で満たされている。この多孔質熱伝導性材
8は本体1側で上記リング9に接触しており、また容器
6側で上記湿気吸収材7に接触している。この多孔質熱
伝導性材8としては焼結銅ショットや銅チップなどを使
用できる。
【0006】上記カソードホルダ3、電気絶縁性チュー
ブ12及び熱導電性チューブ13は、上記多孔質熱伝導
性材8や湿気吸収材7を貫通して後端側に延びている。
このうち両チューブ12、13の後端側は構造体21に
固設されている。上記カソードホルダ3は、電気絶縁性
チューブ12内で軸線方向に可動にされており、その後
端部にボタン16が取り付けられている。このボタン1
6は、その先端部が構造体22に取り付けられた蓋14
のセンタ孔を貫通して外部に露出し、かつ、その基端側
のフランジ部20が該孔の内周縁部に突き当たるように
配置されている。そして、スプリング15で後端側に付
勢されている。そして、図示を省略した外部電源からの
電圧がアノード2及びカソード4に印加できるようにな
っている。
ブ12及び熱導電性チューブ13は、上記多孔質熱伝導
性材8や湿気吸収材7を貫通して後端側に延びている。
このうち両チューブ12、13の後端側は構造体21に
固設されている。上記カソードホルダ3は、電気絶縁性
チューブ12内で軸線方向に可動にされており、その後
端部にボタン16が取り付けられている。このボタン1
6は、その先端部が構造体22に取り付けられた蓋14
のセンタ孔を貫通して外部に露出し、かつ、その基端側
のフランジ部20が該孔の内周縁部に突き当たるように
配置されている。そして、スプリング15で後端側に付
勢されている。そして、図示を省略した外部電源からの
電圧がアノード2及びカソード4に印加できるようにな
っている。
【0007】このプラズマトーチを使用する場合には、
まず、栓17を外して作動流体補充孔18から容器6内
に作動流体としての水を入れ、容器内の湿気吸収材に水
を含ませる。その後栓17を取り付ける。この状態で外
部電源のスイッチを入れてアノード2等への電圧印加を
開始する。そして、ボタン16を押し、カソードホルダ
3を移動させ、その先端にあるカソード4をアノード2
に接触させる。そして、ボタン16の押し込みを止め
る。押し込みを止めるとスプリング15の付勢力でボタ
ン16が押し戻され、これに伴ってカソードホルダ3も
初期位置に戻る。この戻りに伴いカソード4がアノード
2から離れるときに放電室11内でアーク放電が開始す
る。
まず、栓17を外して作動流体補充孔18から容器6内
に作動流体としての水を入れ、容器内の湿気吸収材に水
を含ませる。その後栓17を取り付ける。この状態で外
部電源のスイッチを入れてアノード2等への電圧印加を
開始する。そして、ボタン16を押し、カソードホルダ
3を移動させ、その先端にあるカソード4をアノード2
に接触させる。そして、ボタン16の押し込みを止め
る。押し込みを止めるとスプリング15の付勢力でボタ
ン16が押し戻され、これに伴ってカソードホルダ3も
初期位置に戻る。この戻りに伴いカソード4がアノード
2から離れるときに放電室11内でアーク放電が開始す
る。
【0008】このアーク放電で電流が流れて発生した熱
は、熱伝導性リンク9を介して多孔質熱伝導性材8に含
まれている水に伝わる。この結果、水は蒸気になる。そ
して、過剰圧力が生じ、この蒸気はリング9の接線の流
路10を通り抜けて放電室11に進入する。ここで水蒸気は
プラズマ化される。それからアノード2の中心軸の穴を
通して外部に吹き出す。これにより、そのアーク柱を安
定させ、同時にアノード2やカソード4を冷やす。水蒸
気は通路10を通過するときに前記した円周方向の傾斜
により、スパイラル方向の推進力を得る。プラズマ化さ
れてもこの推進力は受け継がれ、アークをより一層安定
させ、かつ、アノード2の中心軸の孔より吹き出すプラ
ズマを安定させる。
は、熱伝導性リンク9を介して多孔質熱伝導性材8に含
まれている水に伝わる。この結果、水は蒸気になる。そ
して、過剰圧力が生じ、この蒸気はリング9の接線の流
路10を通り抜けて放電室11に進入する。ここで水蒸気は
プラズマ化される。それからアノード2の中心軸の穴を
通して外部に吹き出す。これにより、そのアーク柱を安
定させ、同時にアノード2やカソード4を冷やす。水蒸
気は通路10を通過するときに前記した円周方向の傾斜
により、スパイラル方向の推進力を得る。プラズマ化さ
れてもこの推進力は受け継がれ、アークをより一層安定
させ、かつ、アノード2の中心軸の孔より吹き出すプラ
ズマを安定させる。
【0009】このプラズマトーチでは、1KWの入力パ
ワーで25分間連続作動させたときに、水を70ml程
度消費するとされている。
ワーで25分間連続作動させたときに、水を70ml程
度消費するとされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この公知のプラズマト
ーチでは、作動液体としての水をアーク放電に伴って発
生した熱で蒸気にし、しかも、その蒸気圧で放電室側に
移動させるので、プラズマジェットの生成初期のプラズ
マジェットの不安定な時期が生じたり、アーク放電に伴
って発生する熱を水のメインの収容部、あるいは、その
近傍まで伝え得るような構造を必要とする等の構造上の
制約が生じたりする。
ーチでは、作動液体としての水をアーク放電に伴って発
生した熱で蒸気にし、しかも、その蒸気圧で放電室側に
移動させるので、プラズマジェットの生成初期のプラズ
マジェットの不安定な時期が生じたり、アーク放電に伴
って発生する熱を水のメインの収容部、あるいは、その
近傍まで伝え得るような構造を必要とする等の構造上の
制約が生じたりする。
【0011】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、新規な作動液体搬送系
を用いた液体プラズマ発生方法及びその装置を提供する
ことである。
あり、その目的とするところは、新規な作動液体搬送系
を用いた液体プラズマ発生方法及びその装置を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、陰極と陽極との間に発生させた
アークで液体蒸気を電離させてプラズマを作る液体プラ
ズマ発生方法において、該液体を収容する液収容部の液
体を、交番電気エネルギーを機械振動に変換する素子で
液滴化してアーク発生箇所側に供給することを特徴とす
るものである。
に、請求項1の発明は、陰極と陽極との間に発生させた
アークで液体蒸気を電離させてプラズマを作る液体プラ
ズマ発生方法において、該液体を収容する液収容部の液
体を、交番電気エネルギーを機械振動に変換する素子で
液滴化してアーク発生箇所側に供給することを特徴とす
るものである。
【0013】また、請求項2の発明は、陰極と陽極との
間に発生させたアークで液体蒸気を電離させてプラズマ
を作る液体プラズマ装置において、該液体を収容する液
収容部の液体を、交番電気エネルギーを機械振動に変換
する素子で液滴化してアーク発生箇所側に供給すること
を特徴とするものである。
間に発生させたアークで液体蒸気を電離させてプラズマ
を作る液体プラズマ装置において、該液体を収容する液
収容部の液体を、交番電気エネルギーを機械振動に変換
する素子で液滴化してアーク発生箇所側に供給すること
を特徴とするものである。
【0014】ここで、交番電気エネルギーを機械振動に
変換する素子としては、磁気ひずみ型と圧電型のいずれ
の素子でもよい。特に、20kHz以上の交番電流エネルギ
ーを,同じ周波数をもった機械的振動に変換する超音波
変換器が好適である。
変換する素子としては、磁気ひずみ型と圧電型のいずれ
の素子でもよい。特に、20kHz以上の交番電流エネルギ
ーを,同じ周波数をもった機械的振動に変換する超音波
変換器が好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明を液体プラズマ装置である、作動液体として水を用
いたプラズマトーチに適用した一実施形態について説明
する。本実施形態のプラズマトーチは、前述の図3に示
す公知のプラズマトーチに改良を加えたものである。図
1において、上記公知のプラズマトーチの構成に対応す
る部分には同一の符号を付している。
発明を液体プラズマ装置である、作動液体として水を用
いたプラズマトーチに適用した一実施形態について説明
する。本実施形態のプラズマトーチは、前述の図3に示
す公知のプラズマトーチに改良を加えたものである。図
1において、上記公知のプラズマトーチの構成に対応す
る部分には同一の符号を付している。
【0016】図1において、本実施形態のプラズマトー
チが、上記公知のプラズマトーチと異なる点は、次の点
である。 (1)作動流体用の容器6から湿気吸収材7を取り出
し、容器内部を仕切部材25で仕切って、後端側の内部
空間に直接水24を収容する水収容室を形成した。 (2)追加して設けた仕切壁26、27で水収容室より
トーチ本体1側に超音波振動で水をミスト化するための
ミスト化室を形成し、ここに圧電素子、例えば超音波振
動子としての例えばピエゾ素子28を配置した。このピ
エゾ素子28には外部電源から電圧を印加するための図
示を省略した外部駆動回路やスイッチを接続した。 (3)水収容室の水をミスト化室に供給するため、両室
にまたがるように水伝達用部材としてのフェルト29を
配置した。このフェルト29のミスト化室側の端部は上
記ピエゾ素子28に接するように位置決めした。 (4)多孔質熱伝導性材8を短めにし、後述するように
形状を変更した。更に、この形状変更に伴ってリンク9
の形状も変更した。 (5)多孔質熱導電性材8の外周面とトーチ本体1の内
周面との間の間隙と上記ミスト化室内とを複数本の耐熱
性パイプ30で接続した。 (6)なお、アノード2とカソード4は、互いに電圧を
逆にしてカソード2,アノード4として使用してもよ
い。
チが、上記公知のプラズマトーチと異なる点は、次の点
である。 (1)作動流体用の容器6から湿気吸収材7を取り出
し、容器内部を仕切部材25で仕切って、後端側の内部
空間に直接水24を収容する水収容室を形成した。 (2)追加して設けた仕切壁26、27で水収容室より
トーチ本体1側に超音波振動で水をミスト化するための
ミスト化室を形成し、ここに圧電素子、例えば超音波振
動子としての例えばピエゾ素子28を配置した。このピ
エゾ素子28には外部電源から電圧を印加するための図
示を省略した外部駆動回路やスイッチを接続した。 (3)水収容室の水をミスト化室に供給するため、両室
にまたがるように水伝達用部材としてのフェルト29を
配置した。このフェルト29のミスト化室側の端部は上
記ピエゾ素子28に接するように位置決めした。 (4)多孔質熱伝導性材8を短めにし、後述するように
形状を変更した。更に、この形状変更に伴ってリンク9
の形状も変更した。 (5)多孔質熱導電性材8の外周面とトーチ本体1の内
周面との間の間隙と上記ミスト化室内とを複数本の耐熱
性パイプ30で接続した。 (6)なお、アノード2とカソード4は、互いに電圧を
逆にしてカソード2,アノード4として使用してもよ
い。
【0017】図2(a)及び(b)において、上記多孔
質熱伝導性材8は、図3の多孔質熱導電性材に対し、ト
ーチ本体1の内周面に対向する部分のみを残しそれより
後端側を切断した形状にした。また、外周面に無数の突
起31を螺旋状に設けた。更にリンク9との接触先端部
にテーパを設け、このテーパ部に接線方向の溝通路32
を複数本形成した。そして、リンク9の後端面形状を、
上記テーパ部に接触するように逆テーパ形状にした。そ
して、リンク9の外周面には複数本(図示の例では8
本)の溝通路10aを形成した。またリンク9のアノー
ト2と接触する先端テーパ部に、上記外周面の複数の溝
10aのうちの一部(図示の例では3本)についてのみ
連続させて、通路用の溝通路10を形成した。
質熱伝導性材8は、図3の多孔質熱導電性材に対し、ト
ーチ本体1の内周面に対向する部分のみを残しそれより
後端側を切断した形状にした。また、外周面に無数の突
起31を螺旋状に設けた。更にリンク9との接触先端部
にテーパを設け、このテーパ部に接線方向の溝通路32
を複数本形成した。そして、リンク9の後端面形状を、
上記テーパ部に接触するように逆テーパ形状にした。そ
して、リンク9の外周面には複数本(図示の例では8
本)の溝通路10aを形成した。またリンク9のアノー
ト2と接触する先端テーパ部に、上記外周面の複数の溝
10aのうちの一部(図示の例では3本)についてのみ
連続させて、通路用の溝通路10を形成した。
【0018】図2(c)において、上記ピエゾ素子とし
ては平板状のピエゾ素子28を使用し、その状面に接触
するようにフェルト端部を重ねた。このフェルト端には
四角の孔33を形成した。このような形状に代え図2
(d)に示すように複数の丸状の孔34を形成してもよ
い。更には同図(d)に仮想線で示すように上記耐熱性
パイプの一端をこの丸状の孔34に接続してもよい。
ては平板状のピエゾ素子28を使用し、その状面に接触
するようにフェルト端部を重ねた。このフェルト端には
四角の孔33を形成した。このような形状に代え図2
(d)に示すように複数の丸状の孔34を形成してもよ
い。更には同図(d)に仮想線で示すように上記耐熱性
パイプの一端をこの丸状の孔34に接続してもよい。
【0019】以上の構成において、本実施形態のプラズ
マトーチを使用する場合には、まず、栓17を外して作
動流体補充孔18から容器6内の水収容室に作動流体と
しての水を入れる。この水収容室内の水24はフェルト
29を伝ってミスト化室に供給され、ピエゾ素子27上
面に重なっているフェルト端部に水が保持され、フェル
ト29に形成された孔33内も水で満たされる。その後
栓17を取り付ける。この状態で外部電源のスイッチを
入れてアノード2等への電圧印加を開始する。そして、
ボタン16を押し、カソードホルダ3を移動させ、その
先端にあるカソード4をアノード2に接触させる。そし
て、ボタン16の押し込みを止める。押し込みを止める
とスプリング15の付勢力でボタン16が押し戻され、
これに伴ってカソードホルダ3も初期位置に戻る。この
戻りに伴いカソード4がアノード2から離れるときに放
電室10内でアーク放電が開始する。ふた14とプラス
チックカバー19の接触部はネジになっている。このネ
ジを手で廻すことにより、ふた14とプラスチックカバ
ー19の位置関係を調整できる。これにより、アノード
2とカソード4の距離を調整することができる。従って
アークの最適な長さを得ることができる。
マトーチを使用する場合には、まず、栓17を外して作
動流体補充孔18から容器6内の水収容室に作動流体と
しての水を入れる。この水収容室内の水24はフェルト
29を伝ってミスト化室に供給され、ピエゾ素子27上
面に重なっているフェルト端部に水が保持され、フェル
ト29に形成された孔33内も水で満たされる。その後
栓17を取り付ける。この状態で外部電源のスイッチを
入れてアノード2等への電圧印加を開始する。そして、
ボタン16を押し、カソードホルダ3を移動させ、その
先端にあるカソード4をアノード2に接触させる。そし
て、ボタン16の押し込みを止める。押し込みを止める
とスプリング15の付勢力でボタン16が押し戻され、
これに伴ってカソードホルダ3も初期位置に戻る。この
戻りに伴いカソード4がアノード2から離れるときに放
電室10内でアーク放電が開始する。ふた14とプラス
チックカバー19の接触部はネジになっている。このネ
ジを手で廻すことにより、ふた14とプラスチックカバ
ー19の位置関係を調整できる。これにより、アノード
2とカソード4の距離を調整することができる。従って
アークの最適な長さを得ることができる。
【0020】ここで、本実施形態では、上記外部電源の
スイッチを入れるのに伴い、あいるは、上記ボタン16
を押すのに伴い、前述のピエゾ素子28の駆動回路にも
電圧が印加されピエゾ素子28が超音波振動を開始す
る。この超音波振動で、ピエゾ素子上のフェルト端部に
保持されている水がミスト化される。特に、フェルト端
部に形成された孔33内に満たされている水が効率良く
ミスト化される。そして、水のミストは耐熱性パイプ3
0を介して多孔質熱導電性材8の外周面とトーチ本体1
の内周面との間の間隙に供給される。
スイッチを入れるのに伴い、あいるは、上記ボタン16
を押すのに伴い、前述のピエゾ素子28の駆動回路にも
電圧が印加されピエゾ素子28が超音波振動を開始す
る。この超音波振動で、ピエゾ素子上のフェルト端部に
保持されている水がミスト化される。特に、フェルト端
部に形成された孔33内に満たされている水が効率良く
ミスト化される。そして、水のミストは耐熱性パイプ3
0を介して多孔質熱導電性材8の外周面とトーチ本体1
の内周面との間の間隙に供給される。
【0021】そして、上記アーク放電で電流が流れて発
生した熱は、熱伝導性リンク9を介して多孔質熱伝導性
材8に伝わる。この結果、多孔質熱導電性材8の外周面
とトーチ本体1の内周面との間の間隙に供給されている
水のミストが蒸気になる。そして、過剰圧力が生じ、こ
の蒸気は、図2(a)中に符号Aで示すように、リンク
9の外周面の通路10a及び先端テーパ部の溝通路10
を介して放電室11に進入する。なお、リンク9の外周
面の複数の通路10aのうち、先端テーパ部の通路10
に連続していないものに進入した蒸気は逆流する。ま
た、上記過剰圧力で、上記蒸気の一部は、図2(a)中
に符号Bで示すように、多孔質熱導電性材9の先端テー
パ部の通路32を通って直接放電室11に進入する。上
記逆流した上記の一部もこの通路32を通って直接放電
室11に進入する。それから、放電室11に進入した蒸
気はプラズマ化され、アノード2の中心軸の穴を通して
外部に吹き出す。これにより、そのアーク柱を安定さ
せ、同時にアノード2やカソード4を冷やす。
生した熱は、熱伝導性リンク9を介して多孔質熱伝導性
材8に伝わる。この結果、多孔質熱導電性材8の外周面
とトーチ本体1の内周面との間の間隙に供給されている
水のミストが蒸気になる。そして、過剰圧力が生じ、こ
の蒸気は、図2(a)中に符号Aで示すように、リンク
9の外周面の通路10a及び先端テーパ部の溝通路10
を介して放電室11に進入する。なお、リンク9の外周
面の複数の通路10aのうち、先端テーパ部の通路10
に連続していないものに進入した蒸気は逆流する。ま
た、上記過剰圧力で、上記蒸気の一部は、図2(a)中
に符号Bで示すように、多孔質熱導電性材9の先端テー
パ部の通路32を通って直接放電室11に進入する。上
記逆流した上記の一部もこの通路32を通って直接放電
室11に進入する。それから、放電室11に進入した蒸
気はプラズマ化され、アノード2の中心軸の穴を通して
外部に吹き出す。これにより、そのアーク柱を安定さ
せ、同時にアノード2やカソード4を冷やす。
【0022】以上の実施形態に係るプラズマトーチによ
れば、超音波振動子でミスト化した水をトーチ本体1側
に供給するので、トーチ本体側への水供給を超音波振動
子の駆動制御によりコントロールできる。よつて、例え
ば連続駆動により安定した水の供給が可能である。ま
た、作動開始直後から安定したプラズマジェット流の噴
射が可能である。これに対し、前述の図3に示す公知の
プラズマトーチでは、環境や使用履歴によって変動する
容器9内の水部分状態等によりトーチ本体1側への水供
給状態や加熱により蒸気発生状態が左右され、特に、作
動開始直後はプラズマジェット流が不安定になりがちで
ある。
れば、超音波振動子でミスト化した水をトーチ本体1側
に供給するので、トーチ本体側への水供給を超音波振動
子の駆動制御によりコントロールできる。よつて、例え
ば連続駆動により安定した水の供給が可能である。ま
た、作動開始直後から安定したプラズマジェット流の噴
射が可能である。これに対し、前述の図3に示す公知の
プラズマトーチでは、環境や使用履歴によって変動する
容器9内の水部分状態等によりトーチ本体1側への水供
給状態や加熱により蒸気発生状態が左右され、特に、作
動開始直後はプラズマジェット流が不安定になりがちで
ある。
【0023】また、本実施形態のプラズマトーチでは、
湿気吸収材7に吸収させた状態ではなく、水収容室内に
直接水を収容しているので、湿気吸収材7を用いない分
だけ、水収容量を多めに確保できる。よって、プラズマ
トーチ全体の内容量の小型化あるいは収容水容量の増大
が図れる。
湿気吸収材7に吸収させた状態ではなく、水収容室内に
直接水を収容しているので、湿気吸収材7を用いない分
だけ、水収容量を多めに確保できる。よって、プラズマ
トーチ全体の内容量の小型化あるいは収容水容量の増大
が図れる。
【0024】なお、以上の実施形態に係る液体プラズマ
装置は、手に持って扱えるものであるが、本発明は、固
定式の液体プラズマ装置にも適用できる。また、上記実
施形態に係るプラズマ装置は、プラズマジェット流とし
て噴出するプラズマジェットあるいは非移行性アーク生
成タイプのものであるが、本発明は、移行性アークを生
成するタイプのものにも適用できる。更に、上記実施形
態は、アーク放電を起こすのに、陰極と陽極を接触させ
て電流を通電し、その後電極を引き離す方法を採用した
ものであるが、これに代え、電極間に高周波高電圧を印
加して電極間の気体を電離する方法、電極間を細いワイ
ヤーで短絡し、電流によってワイヤーが溶断する際のア
ークを種プラズマとする方法などを採用したものにも、
本発明は適用できる。
装置は、手に持って扱えるものであるが、本発明は、固
定式の液体プラズマ装置にも適用できる。また、上記実
施形態に係るプラズマ装置は、プラズマジェット流とし
て噴出するプラズマジェットあるいは非移行性アーク生
成タイプのものであるが、本発明は、移行性アークを生
成するタイプのものにも適用できる。更に、上記実施形
態は、アーク放電を起こすのに、陰極と陽極を接触させ
て電流を通電し、その後電極を引き離す方法を採用した
ものであるが、これに代え、電極間に高周波高電圧を印
加して電極間の気体を電離する方法、電極間を細いワイ
ヤーで短絡し、電流によってワイヤーが溶断する際のア
ークを種プラズマとする方法などを採用したものにも、
本発明は適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、新規な作動液体搬送系
を用いた液体プラズマ発生方法及びその装置を提供でき
る。
を用いた液体プラズマ発生方法及びその装置を提供でき
る。
【図1】実施形態に係るプラズマトーチの概略構成図。
【図2】(a)乃至(d)は同プラズマトーチの部分説
明図。
明図。
【図3】従来例に係るプラズマトーチの概略構成図。
1 プラズマトーチ本体 6 作動流体用の容器 2 吐出口が形成されたアノード 3 カソードホルダ 4 カード 5 容器のスリーブ部 8 多孔質熱伝導性材 9 熱伝導性リング 10 接線方向の通路 11 放電室 12 電気絶縁性の管 13 熱導電性の管 14 ふた 15 スプリング 16 ボタン 17 栓 18 作動流体補充用孔 19 プラスチックカバー 20 ボタンのフランジ部 25 仕切部材 26 仕切部材 27 仕切部材 28 ピエゾ素子 29 フェルト 30 耐熱性パイプ 31 突起 32 溝通路 33 孔 34 孔
Claims (2)
- 【請求項1】陰極と陽極との間に発生させたアークで液
体を気化させた蒸気を電離させてプラズマを作る液体プ
ラズマ発生方法において、該液体を収容する液収容部の
液体を、交番電気エネルギーを機械振動に変換する素子
で液を滴化してアーク発生箇所側に供給することを特徴
とする液体プラズマ発生方法。 - 【請求項2】陰極と陽極との間に発生させたアークで液
体蒸気を電離させてプラズマを作る液体プラズマ装置に
おいて、該液体を収容する液収容部の液体を、交番電気
エネルギーを機械振動に変換する素子で液を滴化してア
ーク発生箇所側に供給することを特徴とする液体プラズ
マ発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10167727A JPH11345699A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 液体プラズマ発生方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10167727A JPH11345699A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 液体プラズマ発生方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11345699A true JPH11345699A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15855050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10167727A Withdrawn JPH11345699A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 液体プラズマ発生方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11345699A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100709923B1 (ko) * | 2002-04-01 | 2007-04-24 | 고쿠리쓰다이가쿠호진 에히메다이가쿠 | 액중플라즈마발생장치, 액중플라즈마발생방법 및액중플라즈마에 의한 유해물질분해방법 |
| JP2009506892A (ja) * | 2005-09-09 | 2009-02-19 | フロニウス・インテルナツィオナール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 蒸気プラズマバーナおよび蒸気切断装置を作動させる方法 |
| CN101941115A (zh) * | 2010-09-01 | 2011-01-12 | 柯进电气(上海)有限公司 | 便携式多功能水蒸气等离子弧焊切机 |
| CN103737165A (zh) * | 2014-01-21 | 2014-04-23 | 柳州市欧博科技有限公司 | 一种便携式水蒸气等离子体脉冲弧切焊机 |
| JP2014532265A (ja) * | 2011-10-07 | 2014-12-04 | 博文 吹越 | プラズマ発生方法およびシステム |
| CN112040626A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-12-04 | 苏州国科兴旺医疗设备有限公司 | 一种带有按压放电开关的等离子枪及使用方法 |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP10167727A patent/JPH11345699A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100709923B1 (ko) * | 2002-04-01 | 2007-04-24 | 고쿠리쓰다이가쿠호진 에히메다이가쿠 | 액중플라즈마발생장치, 액중플라즈마발생방법 및액중플라즈마에 의한 유해물질분해방법 |
| JP2009506892A (ja) * | 2005-09-09 | 2009-02-19 | フロニウス・インテルナツィオナール・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 蒸気プラズマバーナおよび蒸気切断装置を作動させる方法 |
| CN101941115A (zh) * | 2010-09-01 | 2011-01-12 | 柯进电气(上海)有限公司 | 便携式多功能水蒸气等离子弧焊切机 |
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| CN103737165A (zh) * | 2014-01-21 | 2014-04-23 | 柳州市欧博科技有限公司 | 一种便携式水蒸气等离子体脉冲弧切焊机 |
| CN103737165B (zh) * | 2014-01-21 | 2016-04-27 | 柳州市欧博科技有限公司 | 一种便携式水蒸气等离子体脉冲弧切焊机 |
| CN112040626A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-12-04 | 苏州国科兴旺医疗设备有限公司 | 一种带有按压放电开关的等离子枪及使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |