JPH11346186A - 移動無線端末 - Google Patents

移動無線端末

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JPH11346186A
JPH11346186A JP10167750A JP16775098A JPH11346186A JP H11346186 A JPH11346186 A JP H11346186A JP 10167750 A JP10167750 A JP 10167750A JP 16775098 A JP16775098 A JP 16775098A JP H11346186 A JPH11346186 A JP H11346186A
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software
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radio
wireless
downloaded
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JP10167750A
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Inventor
Yoshimi Miyazaki
義実 宮崎
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変復調処理等の無線機の基本機能をもダウン
ロードにより設定変更可能な移動無線端末を提供する。 【解決手段】 広帯域無線送受信装置1、2と、広帯域
A/D−D/A変換装置3と、ソフトウエア・ラジオ技
術を用いて無線デジタル信号にチャネル分離と変復調処
理を含むデジタル無線通信に必要な無線ベースバンド処
理5と音声帯域データ処理6と移動無線端末各部の制御
処理7を実施可能なデジタル信号処理装置4を有する移
動無線端末において、デジタル信号処理装置4は、無線
通信に使用される受信回線から無線機能を定義するソフ
トウエアを含むソフトウエア・ラジオ技術を用いたソフ
トウェアをダウンロードして記憶し、記憶したソフトウ
ェアを起動するようにして、無線ベースバンド処理5の
ダウンロードしたソフトウエアによる実施を可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウエア・ラ
ジオ技術を用いた移動無線端末に関し、更に詳しくは、
無線通信に使用されるソフトウェアをダウンロードによ
り得るソフトウエア・ラジオ技術を用いた移動無線端末
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHSやページャー等
が急速に普及すると共に、それらの移動通信ネットワー
クにおいては、新サービスの追加やデータ通信対応によ
る通信機能の高度化、或いは、ネットワーク上の機能や
仕様の多様化が進み、それらを含む新サービスへの迅速
な対応をするためにネットワーク上の各装置においても
機能や仕様の迅速な変更や更新が要求されている。その
要求を満たす一手段として、例えば、基地局を含むネッ
トワーク側では、交換ソフトウェアのダウンロードが行
われている。即ち、基地局等においては、ROM等のプ
ログラムを格納した媒体を交換することなく、記憶され
ている交換ソフトウェアのダウンロードによる追加変
更、あるいは、新たに作成したプログラムとのダウンロ
ードによる差し替えが行われており、それにより、新シ
ステムの立ち上げ時のように、仕様変更が頬繁に行われ
る場合でも迅速に対応することが可能になっている。但
し、従来のソフトウェアのダウンロードによる差し替え
では、基地局等における付加サービスの追加変更や各種
バグ修正等に目的が限られており、実際にもその目的以
外にはソフトウェアのダウンロードによる差し替えは実
施されていない。
【0003】上記した基地局等におけるプログラムの差
し替え等を目的とするソフトウェアのダウンロードの実
行形態としては、その基地局等を含むネットワークのサ
ービスを停止させた保守状態で行う場合と、その基地局
等を含むネットワークのサービスを稼働状熊のまま行う
場合とがある。上記したネットワークのサービスを停止
させた保守状態で基地局等で行われるダウンロードの場
合では、基地局等で運用しているプログラムやデータは
サービス停止中で保存されているため、そのダウンロー
ド中に誤ってそのプログラムやデータを破損してしまう
等の危険性はないものの、そのネットワークにおけるサ
ービスが一時的に中断されてしまう。通常の通信ネット
ワークにおいては、例え、プログラムやデータのアップ
デートが目的であるとしても、サービスを中断すること
は好ましくなく、そのために通信中の呼が中断される等
のサービスへの影響がある場合にはその中断は許される
ものではない。従って、一般的には、サービスは稼働状
態のままで、基地局等のソフトウェアダウンロードを行
うようにしている。上記したサービスが稼働状態のまま
基地局等のソフトウエアのダウンロードを行うようにす
る具体的な例としては、ネットワークのサービスを運用
する系を2系統分用意して、その一方の系統でサービス
の運用を継続させながら、他方の系統に新たなソフトウ
ェアをダウンロードして、ダウンロードが終了した後、
運用する系統を新しくダウンロードした系統に切り替え
る方法や、他の具体的な例として、基地局等のプログラ
ムやデータを記憶するメモリにおける空きのメモリ領域
に、現在運用中のソフトウエアとアップデータされるソ
フトウエアの差分ソフトウェアのみをダウンロードする
プラグイン方式等が提案されており、それらにより、通
信中のサービスに影響を与えずに、ソフトウェアのダウ
ンロードが実施されている。以上のように、ネットワー
クの基地局等における、交換(アップデート)するため
のソフトウェアのダウンロードの従来例を説明したが、
ネットワークの端末におけるソフトウェアのダウンロー
ドについては、例えば、特開平9−261745号公報
には、プログラムのダウンロードにより機能プログラム
を書換可能な携帯電話機及び携帯電話システム及びその
処理方法について記載されている。このように、ネット
ワークや提供機器にソフトウェアのダウンロード機能を
持たせることで、新しいシステム仕様の標準化が決定さ
れる以前に、又は、そのシステム仕様の標準化が決定さ
れた後、直ちに、その新しいシステム仕様に従ったサー
ビスをネットワークや機器に提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信システムでは、その中で使用される変復調方式
やアクセス方式等の無線通信方式における基本機能につ
いては、事前に決定された仕様を基にしてハードウエア
を中心として構成されたり、そのための重要部分がハー
ドウエアで構成されている等のため、それらが無線通信
方式におけるハードウェア上の制約になり、その基本機
能の変更や更新は、上記したソフトウエアのダウンロー
ドのように容易にはできないという問題があった。この
ため、従来の無線通信システムでは、上記した基本機能
自体を動作させたり制御したりするソフトウエアだけで
なく、その基本機能に関係する周辺機能のソフトウェア
のダウンロードすら行われていない。上記基本機能に関
係するソフトウェアのダウンロードが行われない理由と
して、例えば、以下に携帯電話システムにおける場合を
説明する。携帯電話システムにおいては、その加入者の
増大により、1周波数で1チャンネルのアナログシステ
ムから、1周波数で多チャンネル利用が可能なデジタル
システムへの移行が進められ、更に、そのデジタルシス
テムの多数の方式の中でも、技術的なブレイクスルーの
発表やそれらの開発・技術標準化、その部品や量産技術
等の見込み等により効率の良い方式の利用が検討されて
きた。しかし、そのようなデジタルシステムの移動無線
端末の製造者側における開発着手の時点では、将来提供
されるそのデジタルシステムのアクセス方式が、時分割
多元接続のTDMA方式となるか、符号分割多元接続の
CDMA方式となるか、あるいは、その変調方式につい
ては、QPSK方式となるかQAM方式となるかは不明
であることが多かった。そのため、通常は、それらのデ
ジタルシステムにおける移動無線端末のハードウェア
は、将来的に採用される変調方式等を想定した構成とは
ならずに現状の方式のみを考慮したハードウエアの構成
で設計されている。従って、移動無線端末のハードウェ
アが対応していなければ、基本機能自体を変更すること
はできないので、それに関わるソフトウェアダウンロー
ドも行われないことになる。
【0005】また、上記の特開平9一261745号公
報に記載したソフトウエアのダウンロードには、常時ネ
ットワークに接続した基地局等における無線通信の基本
機能の変更を伴わないソフトウエアのダウンロードでな
く、移動無線端末におけるソフトウエアのダウンロード
についても記載されている。しかし、その中では、ソフ
トウエアのダウンロードのためのシーケンスの概略につ
いては述べられているものの、そのソフトウエアは上記
と同様に無線通信の基本機能の変更を伴わないものにつ
いてしか記載されておらず、更に、本願発明に記載した
ようなソフトウエアのプログラムの基地局から移動無線
端末への具体的な伝送方法については、それらの公報等
には全く述べられていない。従って、本願発明について
記載したり、本願発明の内容の一部を示唆する内容を上
記特許公報に含んでいるとは考えられない。本発明の目
的は、上記した問題を解決するためになされたものであ
って、従来はハードウェアで構成していた変復調処理等
の無線機の基本機能をソフトウエア・ラジオ(SR)技
術を用いたソフトウェアで記述することによって、基本
機能をもダウンロードする移動無線端末を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の移動無線端末では、所定の全帯域の周波
数で無線送受信が可能な広帯域無線送受信手段と、前記
広帯域無線送受信手段で送受信される広帯域の無線アナ
ログ信号と無線デジタル信号を双方向で変換可能な広帯
域A/D−D/A変換手段と、ソフトウエア・ラジオ技
術を用いて前記無線デジタル信号にチャネル分離と変復
調処理を含むデジタル無線通信に必要な無線ベースバン
ド処理を実施すると共に該無線ベースバンド処理前後の
音声帯域データ処理及び前記各手段を含む移動無線端末
の各部の制御処理を実施可能なデジタル信号処理手段を
有する移動無線端末において、前記デジタル信号処理手
段は、前記無線通信に使用される受信回線から無線機能
を定義するソフトウエアを含む前記ソフトウエア・ラジ
オ技術を用いたソフトウェアをダウンロードして記憶
し、該記憶したソフトウェアを起動して少なくとも前記
無線ベースバンド処理の実施が可能であることを特徴と
し、ソフトウエア・ラジオ技術を用いて前記無線デジタ
ル信号にチャネル分離と変復調処理を含むデジタル無線
通信に必要な無線ベースバンド処理を実施可能なデジタ
ル信号処理手段を設けて無線機能を定義するソフトウエ
アを含む前記ソフトウエア・ラジオ技術を用いたソフト
ウェアをダウンロードするようにした。請求項2の移動
無線端末では、請求項1に記載の移動無線端末におけ
る、前記ソフトウェアのダウンロードは、制御チャネル
を使用したメッセージとして実施されることを特徴と
し、無線機能を定義するソフトウエアを含むことで、制
御チャネルのメッセージとしてダウンロードが可能とな
った。請求項3の移動無線端末では、請求項1または2
に記載の移動無線端末における、前記ソフトウェアのダ
ウンロードは、開放型システム間相互接続(OSI)モ
デルにおけるレイヤ3呼制御の「ユーザ情報」メッセー
ジの「ユーザ・ユーザ」情報要素を介して行うことを特
徴とし、無線機能を定義するソフトウエアを含むこと
で、「ユーザ・ユーザ」情報要素を介してのダウンロー
ドが可能となった。請求項4の移動無線端末では、請求
項1または2に記載の移動無線端末における、前記ソフ
トウェアのダウンロードは、開放型システム間相互接続
(OSI)モデルにおけるレイヤ3無線管理メッセージ
又は移動管理メッセージ「オペレータ固有情報」を介し
て行うことを特徴とし、無線機能を定義するソフトウエ
アを含むことで、「ユーザ・ユーザ」情報要素だけでな
く、レイヤ3無線管理メッセージ又は移動管理メッセー
ジ「オペレータ固有情報」を介して行うことが可能とな
った。請求項5の移動無線端末では、請求項1〜4の何
れか1項に記載の移動無線端末における、前記ダウンロ
ードされる無線機能を定義するソフトウエアには、少な
くとも、要求の対象となるソフトウエアの種類を示す情
報を含むソフトウエア要求と、応答の対象となるソフト
ウエアの種類とバージョンを示す情報を含むソフトウエ
ア応答と、ダウンロードの対象となるソフトウエアの種
類とダウンロードの開始と終了を示す情報を含むダウン
ロード制御と、ダウンロードの対象となるソフトウエア
の種類とダウンロードの開始と終了及びダウンロードの
受付の可否を示す情報を含むダウンロード応答と、その
ダウンロードデータが分割した何番目かを示す情報を含
むダウンロードデータと、確認したダウンロードデータ
が分割した何番目かを示す情報を含むダウンロードデー
タ確認と、ダウンロードしたソフトウエアの種類とバー
ジョンを示す情報を含むソフトウエア切替と、の各組み
込みメッセージの定義を含むことを特徴とし、無線機能
を定義したので、デジタル無線通信に必要な無線ベース
バンド処理を実施可能なソフトウェアをダウンロードで
きるようになった。
【0007】
【発明の実施の形態】最初に、本発明で利用するソフト
ウエア・ラジオ技術(以下、SRと記載する。)につい
て説明する。SRは、変復調方式、アクセス方式等の無
線機の基本機能を、ソフトウェアで記述するものであ
る。従って、ハードウェアの変更なしに、無線端末の基
本機能を容易に変更できるので、「発明の解決しようと
する課題」の項に前記した課題を解決するために有効な
技術である。SR端末の「システム拡張」は、無線を通
じてダウンロードにより行われ、上記したようなハード
ウエアに依存する技術の限界も、上記「システム拡張」
により、VHDL(verilog Hardware
Discript Language)等をダウンロ
ードすることにより克服される。なお、SRの詳細につ
いては、Joe Mitola:“The Softw
are Radio Architecture“,l
EEE Comunications Magazin
e, Vol.33, No.5, pp.26‐38
(May 1995)に述べられている。以下に、本発
明の実施形態を、ハードウェア構成、ソフトウェア構
成、ダウンロードするソフトウェアの取り扱い、ダウン
ロードシーケンスの順に図を用いて詳細に説明する。ま
ず、SRを用いた端末の一般的なハードウエアの全体構
成を示すブロック図である図1を用いてハードウェア構
成を説明する。図1において、アンテナ1、RF変換部
2、広帯域A/D−D/A変換部(以下、AD部と記載
する。)、ソフトウエア処理部4の各ブロックから構成
され、ソフトウエア処理部4は、更に、無線ベースバン
ド処理部5、データ処理部6、及び、制御部7から構成
される。アンテナ1からRF変換部2とAD部3を経由
してソフトウエア処理部4までは、各々が直列に接続さ
れる。ソフトウエア処理部4の中では、制御部7は無線
ベースバンド処理部5、及び、データ処理部6に接続さ
れ、無線ベースバンド処理部5はデータ処理部6と接続
され、無線ベースバンド処理部5はAD部3と接続され
る。上記のように、無線ベースバンド処理部5、データ
処理部6、制御部7で構成されるソフトウェア処理部4
が、本発明で用いられるソフトウエアのダウンロードが
適用される部分であり、その中でも特に無線ベースバン
ド処理部5は、本発明で利用されるソフトウエア・ラジ
オ技術が適用される主な対象となる部分であり、従来の
技術ではハードウエアで構成され、ソフトウエア処理が
行われておらず、従って、ダウンロードの対象にはなっ
ていなかった部分である。
【0008】上記図1の構成の動作としては、アンテナ
1から入力した広帯域信号は、RF変換部2で中間周波
数IFに変換される。このIF信号は、広帯域のままチ
ャネル分離されずにAD部3へ送られる。AD部3で
は、入力した広帯域信号を一括してデジタル信号に変換
し、ソフトウエア処理部4の中の無線ベースバンド処理
部5へ送る。無線ベースバンド処理 部5では、前記し
たSR技術により、チャネル分離、変復調、誤り訂正等
のビット操作の「チャネル処理」を行う。無線ベースバ
ンド処理部5の処理は、従来の構成ではハードウェアで
行っていたものであるが、本実施形態では、DSP(D
igital Signal Processor)等
の高速プログラマブル・プロセッサ上のソフトウェアで
行われる。無線ベースバンド処理部5からのデジタル信
号のうち音声等は、データ処理部6へ送られ、通信制御
データは、制御部へ送られる。制御部7は、無線ベース
バンド処理部5から送られてきた通信制御データに基づ
き、無線回線制御、呼接続制御等を行うもので、ダウン
ロードするデータ用に系を2つ有している。データ処理
部6は、音声処理の他、FAX、モデム等のデータ処理
を行う。以上、無線受信時の動作概略を説明したが、逆
に、無線ベースバンド部5からの送信信号を送出する場
合には、その送出信号は、AD部3でD/A変換され、
RF変換部2で周波数変換と電力増幅され、アンテナ1
を介して基地局等へ送信される。
【0009】次に、図1のハードウエアにおけるソフト
ウェアの構成を説明する。図2は、SRを用いた無線通
信端末のソフトウェア構成図であり、ベースバンド処理
部8、ダウンロード制御部9、及び、通信制御部10か
ら構成される。ベースバンド処理部8は、上記した図1
の無線ベースバンド処理部5で説明した基本機能を含
み、チャネル分離処理81、変復調処理82、ビットス
トリーム処理83の各処理を行うもので、本発明でダウ
ンロードされるソフトウエアの主たる対象となる処理を
実施するソフトウエアである。ダウンロード制御部9
は、ソフトウェアのダウンロードの制御を行うもので、
後述する通信制御部10を介してネットワーク側から送
られてくるダウンロードのデータや、そのデータの前後
等に送られてくる制御コマンドに従って動作する。ま
た、無線ベースバンド処理部8との信号の送受を制御す
る。通信制御部10は、従来の端末と同様であり、詳し
くは、次の図3に示す。図3は、図2の通信制御部10
のソフトウエア構造を示す図であり、図3では、OSI
のレイヤ構造を採用する。図3中で、ヒューマンインタ
フェース(HMI)と示されたレイヤ17は、キーボー
ドからのダイヤル入力や、LCDへの各種情報表示等を
行う。レイヤ3と示されたレイヤ15、及び、そのレイ
ヤ3の上位レイヤ(サービスレイヤと称する)として示
されたレイヤ16は、共に無線管理機能(RT)、移動
管理機能(MM)、呼処理機能(CC)を有する。無線
管理機能(RT:Radio Frequency T
ransmission Management)と
は、無線回線の制御を意味し、移動管理機能(MM:M
obility Management)とは、位置登
禄、及び、認証を意味する。呼処理機能(CC:Cal
I Control)とは、発信、着信等の呼接続制御
を意味し、ITU‐TQ.931に準拠した動作を行
う。レイヤ2は、リンクアクセス処理(LAPDM:L
ink Access Procedure for
Digital Mobile channel)を行
い、ITU‐TQ.921に準拠した動作をする。レイ
ヤ1は、フレーム同期、データフレームのチャネルコー
ディング、及び、べースバンド処理部8への指示を行
う。各レイヤは、マネジメント11の制御の下、統合し
てネットワークとの信号の送受を行う。これらの図2と
図3に示したソフトウェアは、リアルタイムOS上で動
作する。以上のように、本実施形態のソフトウェアとし
ては、ダウンロードの対象であるベースバンド処理部8
と、ダウンロード制御部9、及び、通信制御部10とを
別々に構成する。
【0010】更に次に、ダウンロードするソフトウェア
の取り扱いについて説明する。ネットワーク側から無線
通信端末へのダウンロードの方法としては、基本的に
は、前述した通り無線を通じて行われるが、その中で
は、ダウンロードするプログラムデータを、音声やモデ
ムデータと同じように「ユーザ情報」として、情報チャ
ネル(TCH)で送る方法と、レイヤ3で転送される通
信制御に関する「メッセージ」として、制御チャネル
(CCH)で送る方法とがある。一般的には、ソフトウ
エア等のプログラムデータは、通信制御に関する「メッ
セージ」ではないので、「ユーザ情報」として取り扱う
のが妥当と考えられる。しかし、通信中には「ユーザ情
報」として、音声やFAX、モデム等のデータが伝送さ
れているため、その「ユーザ情報」のままでは、上記し
たようにサービスを停止してのダウンロードはできない
ことから、「ユーザ情報」の通信中に同時に、ソフトウ
ェアダウンロードを行うのは難しいことになる。そこ
で、本発明の実施形態では、プログラムデータを「メッ
セージ」として取り扱えるようにしている。このように
すれば、情報チャネル(TCH)を用いて音声等の伝送
を行いつつ、同時に、制御チャネル(CCH)を用いて
ソフトウェアダウンロードを行うことが可能となる。ダ
ウンロードに用いるメッセージは、レイヤ3呼制御の
「ユーザ情報」メッセージとする。その理由としては、
メッセージの伝送手順、及び、コーディングが規定され
ていて一般性があること、呼制御メッセージは、レイヤ
2の1フレームで伝送されるため、再送制御機能がある
ことからである。また、「ユーザ情報」メッセージ、レ
イヤ2の1フレーム共、標準規格のメッセージを流用す
るので、既存システムとの整合性も保てるからである。
ところで、「ユーザ・ユーザ」情報要素の具体的使用方
法は、標準規格では規定されていないため、そこにメッ
セージを組み込み、「ユーザ情報」を送受することによ
ってダウンロードを行うようにした。ユーザ情報に組み
込むメッセージ(以下「組み込みメッセージ」と称す)
として、以下の7つを定義する。
【0011】(1)ソフトウエアバージョン要求:要求
の対象となるソフト種類(例えば、通信制御、無線ベー
スバンド、ダウンロード制御)を示す情報が載る。 (2)ソフトウェアバージョン応答:応答の対象となる
ソフト種類とそのバージョン情報が載る。 (3)ダウンロード制御:ダウンロード対象となるソフ
ト種類とダウンロードの開始/終了を示す情報が載る。 (4)ダウンロード応答:ダウンロード対象となるソフ
ト種類、ダウンロードの開始/終了、及びダウンロード
制御を受け付けたか否かを示す情報が載る。 (5)ダウンロードデータ:ダウンロードデータと、そ
れが分割した何番目かを示す情報が載る。 (6)ダウンロードデータ確認:確認したデータが分割
した何番目かを示す情報が載る。 (7)ソフトウェア切替:ダウンロードしたソフトの種
類とそのバージョン情報が載る。
【0012】更にその次に、ソフトウェアのダウンロー
ドのシーケンスについて説明する。図4は、本発明の実
施形態におけるダウンロードの概略を示すメッセージ・
シーケンス・チャート(MSC:Message Se
quense Chart、以下、シーケンス図と記載
する)である。 (1)ソフトウェアのバージョンチェック:ネットワー
クは、端末ソフトウェアのバージョン(S1)を要求
し、端末は、バージョン(S2)を返す。 (2)ダウンロード開始:ネットワークは、ダウンロー
ド開始指令(S3)を送り、端末はこれに応答(S4)
を返す。 (3)ダウンロード:データ全体は分割してネットワー
クから端末へダウンロード(S5)される。ダウンロー
ド中、誤りチェック等が適宜入る。 (4)ダウンロード終了:データ全体のダウンロードが
終了すると、ネットワークは、ダウンロード終了指令
(S6)を送り、端末はこれに応答(S7)を返す。 (5)ソフトウェア切替:ネットワークは、ソフトウェ
ア切替指令(S8)を送り、端末は新しくダウンロード
したソフトウェアに切り替える。
【0013】ここで、前記図4のシーケンス図に示され
たダウンロード(S5)について、更にその詳細を、図
5に示す。図5において、ダウンロードされるプログラ
ム全体は、「ユーザ・ユーザ」情報要素に載るように複
数バイトに分割される。ネットワークと端末との間で再
送制御を行う単位をWindowと称し、1つのWin
dowは、Nバイトから成るものとする。ダウンロード
されるデータ全体は、まずM個のWindowに分割
(Win=1/M〜Win=M/M)される。M個に分
割されたダウンロードデータの各々は、そのWindo
w毎に更に番号(Div=1/N〜Div=N/N)を
付して順番に送られる。この番号をDivisionと
称する。図5では、端末は、N個のデータ(S51〜S
53)を受信すると、当該Window(Win=1)
の受信を確認した旨の応答(S54)を返す。ネットワ
ークは、応答(S54)を受けて1つのWindowの
送信が成功した場合には、引き続き、次のWindow
(Win=2)のデータを順番(S55〜S56)に送
信する。ここで、例えば、端末側でWindow(Wi
n=2)の受信に失敗した場合は、確認の応答(S5
7)がネットワークに返らないので、ネットワークで
は、そのWindow(Win=2)のデータ全体を再
送する。以下、全データの最後のWindow(Win
=M)がネットワークから送出(S58)されて、その
応答(S59)が返されて、全てのWindowのダウ
ンロードが終わるまで、上記手順に従って、順次Win
dowのダウンロード処理を繰り返される。ところで、
本発明の実施形態では、図3に示したように、ダウンロ
ードをレイヤ3呼制御メッセージ「ユーザ情報」の情報
要素「ユーザ・ユーザ」を用いて行っている。これによ
り、情報チャネルを介して音声伝送を行いつつ、制御チ
ャネルを介してダウンロードを可能としている。更に、
標準規格のメッセージを流用しているので、既存システ
ムとの整合性も保てる。
【0014】このように、本発明の実施形態では、SR
技術を用いた移動無線端末にソフトウェアのダウンロー
ド機能を持たせることにより、従来のネットワークの基
地局におけるシステムソフトウエアのダウンロードによ
る変更と同様に、システム仕様の標準化決定以前に、又
は、システム仕様の標準化決定後、直ちに、移動無線端
末においても新たに標準化が決定されたシステムサービ
スを提供することができる。例えば、TDMAとCDM
Aのように異なるアクセス方式のデュアルモード端末
を、上記したSR技術を用いて本発明に従って実現すれ
ば、一旦、片方の方式で移動無線端末を配布した場合
で、チャネル分離、変復調処理、ビットストリーム処理
など無線機の基本機能に関するソフトウェアの他方の方
式に変更する場合であっても、無線通信回線を通じたダ
ウンロードにより、ハードウェアの変更をせずに異なる
通信方式に対応させることができる。更に具体的には、
デジタル携帯電話(PDC)とCDMA方式携帯電話と
のデュアルモード機に適応させた場合には有効である。
尚、上記説明では、ダウンロードに用いるメッセージ
を、呼制御の「ユーザ情報」として説明したが、無線管
理、又は、移動管理の「オペレータ固有情報」とするこ
とができる。「オペレータ固有情報」メッセージをダウ
ンロードに用いる場合には、その伝送手順、コーディン
グ、使用法とも規定がなく、全てオペレータに要されて
いることから、より自由度が出てくる。また、無線管理
メッセ一ジ、及び、移動管理メッセージは、レイヤ2の
UIフレームで伝送されるため、Iフレームに比べて、
へッダが少なく、伝送速度が高くなるという利点が出て
くる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
無線端末では、SR技術を用い、ソフトウェアを無線ベ
ースバンド処理部、ダウンロード制御部、通信制御部で
構成し、レイヤ3呼制御「ユーザ情報」メッセージを介
してソフトウェアダウンロードを行うものであるので、
移動無線端末における、付加サービスの追加変更、バグ
修正、更には、変復調方式等の基本機能自体の変更を容
易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動無線端末のハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る移動無線端末のソフトウェア構成
を示すブロック図である。
【図3】図2の通信制御部の詳細ブロック図である。
【図4】本発明に係るソフトウェアのダウンロードの概
略を示すシーケンス図である。
【図5】本発明に係るソフトウェアのダウンロードの詳
細を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1・・・アンテナ、2・・・RF変換部、3・・・広帯
域A/D−D/A変換部、4・・・ソフトウエア処理
部、5・・・無線ベースバンド処理部、6・・・データ
処理部、7・・・制御部、8・・・ベースバンド処理
部、9・・・ダウンロード制御部、10・・・通信制御
部、11・・・マネジメント部、12・・・リアルタイ
ムOS部、13・・・レイヤ1部、14・・・レイヤ2
部、15・・・レイヤ3部、16・・・高次レイヤ部
(RT、MM、CC)、17・・・高次レイヤ部(HM
I)、81・・・チャネル分離処理、82・・・変調復
調処理、83・・・ビットストリーム処理

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の全帯域の周波数で無線送受信が可
    能な広帯域無線送受信手段と、前記広帯域無線送受信手
    段で送受信される広帯域の無線アナログ信号と無線デジ
    タル信号を双方向で変換可能な広帯域A/D−D/A変
    換手段と、ソフトウエア・ラジオ技術を用いて前記無線
    デジタル信号にチャネル分離と変復調処理を含むデジタ
    ル無線通信に必要な無線ベースバンド処理を実施すると
    共に該無線ベースバンド処理前後の音声帯域データ処理
    及び前記各手段を含む移動無線端末の各部の制御処理を
    実施可能なデジタル信号処理手段を有する移動無線端末
    において、前記デジタル信号処理手段は、前記無線通信
    に使用される受信回線から無線機能を定義するソフトウ
    エアを含む前記ソフトウエア・ラジオ技術を用いたソフ
    トウェアをダウンロードして記憶し、該記憶したソフト
    ウェアを起動して少なくとも前記無線ベースバンド処理
    の実施が可能であることを特徴とする移動無線端末。
  2. 【請求項2】 前記ソフトウェアのダウンロードは、制
    御チャネルを使用したメッセージとして実施されること
    を特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  3. 【請求項3】 前記ソフトウェアのダウンロードは、開
    放型システム間相互接続(OSI)モデルにおけるレイ
    ヤ3呼制御の「ユーザ情報」メッセージの「ユーザ・ユ
    ーザ」情報要素を介して行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載の移動無線端末。
  4. 【請求項4】 前記ソフトウェアのダウンロードは、開
    放型システム間相互接続(OSI)モデルにおけるレイ
    ヤ3無線管理メッセージ又は移動管理メッセージ「オペ
    レータ固有情報」を介して行うことを特徴とする請求項
    1または2に記載の移動無線端末。
  5. 【請求項5】 前記ダウンロードされる無線機能を定義
    するソフトウエアには、少なくとも、要求の対象となる
    ソフトウエアの種類を示す情報を含むソフトウエア要求
    と、応答の対象となるソフトウエアの種類とバージョン
    を示す情報を含むソフトウエア応答と、ダウンロードの
    対象となるソフトウエアの種類とダウンロードの開始と
    終了を示す情報を含むダウンロード制御と、ダウンロー
    ドの対象となるソフトウエアの種類とダウンロードの開
    始と終了及びダウンロードの受付の可否を示す情報を含
    むダウンロード応答と、そのダウンロードデータが分割
    した何番目かを示す情報を含むダウンロードデータと、
    確認したダウンロードデータが分割した何番目かを示す
    情報を含むダウンロードデータ確認と、ダウンロードし
    たソフトウエアの種類とバージョンを示す情報を含むソ
    フトウエア切替と、の各組み込みメッセージの定義を含
    むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の
    移動無線端末。
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