JPH11347464A - スプレーガンを用いたマーキング方法と装置 - Google Patents

スプレーガンを用いたマーキング方法と装置

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JPH11347464A
JPH11347464A JP10163766A JP16376698A JPH11347464A JP H11347464 A JPH11347464 A JP H11347464A JP 10163766 A JP10163766 A JP 10163766A JP 16376698 A JP16376698 A JP 16376698A JP H11347464 A JPH11347464 A JP H11347464A
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JP10163766A
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Hisataka Ichiba
久貴 市場
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Shin Nippon Koki KK
Original Assignee
Shin Nippon Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料を用いて低コストで効率よく鮮明なマー
キングを行う。 【解決手段】 スプレーガンによりマーキングを行うた
めの方法及び装置。ボール64をマーキング面Sに当て
る等して、スプレーガンノズル49とマーキング面Sと
の間隔を所定の微小間隔δに保持しながら、上記ノズル
49からマーキング面Sに塗料を噴射させる動作と、ス
プレーガンとマーキング面Sとを相対移動させる動作と
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装用のスプレー
ガンを用いて線書きや印字等のマーキングを行うための
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼材等に線書きや番号等の印字を
施す、いわゆるマーキング作業は、作業者がチョークを
用いて手書きで行っていた。しかしながら、このような
手作業によるマーキングは、作業者の負担が大きく、ま
たコスト削減の大きな妨げとなる。そこで近年は、マー
キング面に対してノズルからマーキング用の色付きパウ
ダーを噴射し、これをマーキング面に焼き付けるパウダ
ーマーキングの開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなパウダー
マーキングには、次のような問題点がある。
【0004】 パウダーマーキングでは、1回のマー
キングに必要なパウダーの量が多く、複数の母材に連続
してマーキングを行うことは非常に難しいため、作業効
率が悪い。ましてや、装置を自動化して夜間無人運転を
行うといったことは極めて困難である。
【0005】 噴射されるパウダーとマーキングノズ
ルとの間に擦れが生じるので、ノズルの摩耗損傷が激し
い。このため、ノズル交換の頻度が高く、その分コスト
が増大する。
【0006】 パウダーの焼き付けでは鮮明度が低い
ため、特に目立たない色のマーキングには不向きであ
り、この場合には従来と同様に手書きでマーキングを行
わなければならない。
【0007】このような問題点を解決する手段として、
マーキング面の上に所望のマーキング形状(例えば数字
の形状)と同形状の貫通孔をもつ型枠を置き、この型枠
の上から塗装用のスプレーガンで塗料を吹き付けること
により、当該塗料でマーキングを行うことが考えられ
る。しかし、この場合には、マーキング形状ごとにその
形状に応じた型枠を製作しなければならず、また、マー
キング個所に逐次型枠を載置するという煩わしい作業が
必要であり、有効なコストの削減は期待できない。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、低コス
トで効率よく鮮明なマーキングを行うことができる方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、塗料を噴射するスプレーガン
を用いて所定のマーキング面にマーキングを施すための
方法及び装置であって、上記スプレーガンの噴射口と上
記マーキング面との間隔を所定の微小間隔に保持しつ
つ、上記噴射口から塗料を噴射させながらスプレーガン
とマーキング面とを当該マーキング面と平行な方向に移
動させることによりマーキングを行う方法である。
【0010】ここで「所定の微小間隔」は、スプレーガ
ンでのマーキングが実質上可能になる間隔であればよ
く、噴射口径やエア圧、マーキング太さ等に応じて適宜
設定すればよい。一般的な目安としては5mm前後が好
適である。
【0011】この方法では、マーキングに塗料を用いて
いるので、パウダーマーキングのようにノズルの摩耗損
傷が生じるおそれがなく、また、少量の塗料で効率よく
マーキングができる。しかも、噴射口とマーキング面と
を微小間隔に保つことによって塗料によるマーキングを
可能にしているので、型枠等は不要であり、簡素な構成
で上記マーキングを実現できる。
【0012】また、本発明は、塗料を噴射するスプレー
ガンを所定のマーキング面と平行な方向に相対移動させ
ることにより当該マーキング面にマーキングを施すため
の装置であって、上記スプレーガンをマーキング面に対
して接離する方向に移動させる接離手段と、上記スプレ
ーガンによるマーキング時に当該スプレーガンの噴射口
と上記マーキング面との間隔を所定の微小間隔に保持す
る間隔保持手段とを備えたものである。
【0013】この装置において、上記接離手段によりス
プレーガンをマーキング面へ近づけ、このスプレーガン
の噴射口とマーキング面との間隔を間隔保持手段で一定
に保った状態で、スプレーガンとマーキング面とを相対
移動させることにより、上記のマーキング方法を実行す
ることができる。
【0014】上記間隔保持手段としては、上記マーキン
グ面に対してスプレーガンと一体に接離するようにスプ
レーガンと連結され、このスプレーガンの噴射口よりも
先方の位置で上記マーキング面に当接する当接部をもつ
当接部材を備えたものが好適である。この構成によれ
ば、上記当接部材の当接部がマーキング面に当たる位置
までスプレーガンをマーキング面に近づけるだけで、ス
プレーガン噴射口とマーキング面との間隔を自動的に所
定微小間隔に合致させることができる。そして、当該当
接状態を保ったままスプレーガンとマーキング面とを相
対移動させることにより、上記微小間隔を保ちながらの
マーキングを行うことができる。
【0015】この場合、上記当接部の少なくとも上記マ
ーキング面に当接する面を球面とすれば、この当接部と
マーキング面との接触面積が著しく減少し、その分、上
記相対移動の際の摩擦抵抗が減ってマーキング動作がよ
り円滑になる。
【0016】さらに、上記当接部を、上記マーキング面
上で転動可能となるように当接部材本体側に保持された
球体で構成することにより、マーキング動作はさらに円
滑となる。
【0017】上記接離手段は、単一であってもよいし、
上記スプレーガンを第1のストロークで移動させる第1
接離手段と、この第1接離手段に連結され、上記スプレ
ーガンを上記第1のストロークよりも小さい第2のスト
ロークで移動させる第2接離手段とを備えるようにして
もよい。後者の構成によれば、マーキング開始時及び終
了時には第1接離手段を作動させてスプレーガンをマー
キング面に対して大きく接離させることができる一方、
マーキング中に一時的にスプレーガンとマーキング面と
を離間させたいような場合には、第2接離手段のみを作
動させることにより、細かくて機敏な動きを行わせるこ
とができる。
【0018】上記間隔保持手段としては、上記スプレー
ガンの噴射口とマーキング面との距離を検出する距離検
出手段と、この距離検出手段により検出された距離が予
め設定された微小距離と合致する位置にスプレーガンを
位置決めするように上記接離手段の作動を制御する接離
制御手段とを備えたものも好適である。この構成によれ
ば、距離検出手段の検出信号に基づく接離制御手段の制
御動作によって、スプレーガン噴射口とマーキング面と
の間隔が自動的に一定に保たれる。しかも、マーキング
面と接触する個所がないので、上述の接触式のものより
もスムーズにスプレーガンの移送ができる。
【0019】この場合、上記接離手段として、上記保持
部材及びスプレーガンを第1のストロークで移動させる
第1接離手段と、この第1接離手段に連結され、上記ス
プレーガンを任意の位置で静止させることが可能な第2
接離手段とを備え、上記距離検出手段により検出された
距離に基づいて上記第2接離手段の作動を制御するよう
に上記接離制御手段を構成すれば、マーキング開始時及
び終了時には第1接離手段を作動させてスプレーガンを
マーキング面に対して大きく接離させることができる一
方、接離制御は第2接離手段を用いることによってスプ
レーガンの正確な位置決めを行うことができる。
【0020】上記各装置では、スプレーガンに直接接離
手段を連結し、スプレーガンを単独で移送するようにし
てもよいが、このスプレーガンを保持部材に固定し、こ
の保持部材とスプレーガンとを一体に移動させるように
上記接離手段を構成するとともに、当該保持部材に上記
スプレーガンの噴射レバーを操作する噴射操作手段を取
付ければ、この噴射操作手段を用いてスプレーガンを自
動的に所定のタイミングで噴射動作させることが可能に
なる。
【0021】本発明では、マーキング中、上記スプレー
ガンを静止させた状態でマーキング面側を何らかの手段
で移動させるようにしてもよいし、上記接離手段を、上
記スプレーガンをマーキング面と平行な方向に移動させ
る平行移送手段に連結するようにしてもよい。後者の場
合、例えば、上記接離手段を、数値制御加工装置の移送
装置に連結することにより、既存の加工装置を利用して
マーキングを行うことが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図5に基づいて説明する。
【0023】図1に示すマーキング装置は、互いに平行
な向きに配置される一対のレール10を備え、これらの
レール10の間に図略の母材が載置されるようになって
いる。両レール10の上には、これらのレール10に跨
ってサドル12が設置され、このサドル12は、図略の
送り機構によりレール10に沿ってスライド駆動される
ようになっている。サドル12の下面には、レール10
と直交する水平方向に延びるレール14が設けられ、こ
のレール14にスライド部材16が取付けられている。
このスライド部材16も、図略の送り機構によりレール
14に沿ってスライド駆動されるようになっている。そ
して、このスライド部材16にマーキング装置本体18
が取付けられている。
【0024】すなわち、上記レール10、サドル12、
レール14、スライド部材16、及び図略の送り機構に
より、マーキング装置本体18をマーキング面と平行な
方向(水平方向)に移送する平行移送手段が構成されて
いる。
【0025】なお、この平行移送手段は、マーキング専
用に準備するようにしてもよいし、既存のNC加工装置
に上記マーキング装置本体18を装着するようにしても
よい。後者の場合には、NC加工装置の移送手段を流用
することにより、特別な平行移送手段は不要になる。
【0026】マーキング装置本体18の構造を図2に示
す。前記スライド部材16には、下向きに第1エアシリ
ンダ(第1接離手段)20が固定され、この第1エアシ
リンダ20の伸縮ロッド21の先端(下端)に第1昇降
板22が連結されている。
【0027】図3に示すように、上記第1昇降板22
は、垂直方向に延び、その裏側面(図2では左側面)か
ら側方(図2では左方)に連結部23が突設されてお
り、この連結部23に前記伸縮ロッド21の下端が連結
されている。従って、第1エアシリンダ20の伸縮に伴
って第1昇降板22が昇降するようになっている。
【0028】この第1昇降板22の下部には、シリンダ
取付板24が固定され、このシリンダ取付板24に、前
記第1エアシリンダ20よりもストロークの小さい第2
エアシリンダ(第2接離手段)26が下向きに固定され
ている。この第2エアシリンダ26の伸縮ロッド27の
先端(下端)には、第2昇降板(保持部材)28が連結
されている。具体的に、第2昇降板28は、垂直方向に
延び、その裏側面から側方(図3では左方)に連結部3
0が突設されており、この連結部30には上下方向の貫
通孔31が設けられている。そして、この貫通孔31を
上記伸縮ロッド27が貫通した状態で、この伸縮ロッド
27の先端に貫通孔31よりも大径の抜け止め板32が
固定されている。従って、この抜け止め板32の上に連
結部30が載った状態で、第2エアシリンダ26の伸縮
に伴い第2昇降板28が昇降する一方、第2昇降板28
の下降が阻止された状態で第2エアシリンダ26が伸長
した場合には、連結部30から抜け止め板32が離れて
当該抜け止め板32のみが下降するようになっている。
【0029】図4に示すように、前記第2昇降板28の
表側面(図3では右側面)には、塗装用のスプレーガン
34が下向きに固定されている。このスプレーガン34
の本体管36には、配管38を介して塗料タンク40
(図3)が接続されるとともに、配管42を介してエア
ポンプ44が接続されており、配管42の途中には、本
体管36へのエア供給圧を制御するための減圧弁46が
設けられている。そして、上記スプレーガン34に設け
られた噴射レバー48が上向きに操作されることにより
(図4二点鎖線)、上記塗料タンク40内の塗料がエア
ポンプ44から送られるエアと混合されてノズル(噴射
口)49から下向きに噴射されるようになっている。
【0030】ここで、上記塗料タンク40内に収容する
塗料、すなわちマーキングに使用する塗料には、種々の
ものが考えられるが、例えば即乾性に優れたアクリル系
水溶性塗料を用いることにより、作業効率を高め、マー
キング面への定着安定性も向上させることができる。こ
の場合、塗料原液をそのまま噴射するようにしてもよい
が、塗料の乾燥によるノズル詰まりをより確実に防ぐに
は、塗料を水で80〜90%程度薄めておくのがよい。
また、マーキング線の太さ及び吹き付け量は、ガン上端
のノズル調整つまみ35及びノズル49直上方のニード
ルカバーの操作によって行う。
【0031】上記第2昇降板28の表側面には、ブラケ
ット50を介してエアシリンダ52が下向きに取付けら
れている。このエアシリンダ52の伸縮ロッド54の先
端(下端)にはブロック56が固定され、このブロック
56の左右両側面に、上下に延びる連結板58の上端が
固定されており、両連結板58の下端同士が左右方向の
ピン59により連結されている。このピン59は前記噴
射レバー48の下方にもぐり込んでおり、エアシリンダ
52の収縮とともに上記ピン59が上昇して噴射レバー
48を上向きに操作するようになっている(図4の二点
鎖線)。
【0032】すなわち、上記エアシリンダ52等によ
り、噴射レバー48を自動的に回動操作する噴射操作手
段が構成されている。
【0033】第2昇降板28の下端には、図5にも示す
ような当接部材60が固定されている。この当接部材6
0は、本体板62を備え、この本体板62の略中央部に
貫通穴63が設けられており、この貫通穴63を通じて
前記スプレーガン34のノズル49が本体板62から下
方に突出している。
【0034】本体板62の左右両側部には、ボール(当
接部)64を転動可能に保持するボール保持部材66が
固定されている。このボール保持部材66の上面には、
上方に突出する雄ねじ部67が形成され、この雄ねじ部
67が本体板62に設けられた貫通孔を上方に貫通した
状態で当該雄ねじ部67にナット68が締め付けられる
ことにより、当該ボール保持部材66が本体板62に固
定されている。この固定状態で、上記ボール保持部材6
6に保持されたボール64はノズル49の下端よりも下
方に所定の微小寸法δだけ突出しており、図3に示すよ
うにボール64がマーキング面Sに当接した状態で、上
記ノズル49の下端面とマーキング面Sとの間に上記微
小寸法δの隙間が確保されるようになっている。
【0035】なお、この隙間寸法δは、ノズル口径やマ
ーキング太さ等に応じて適宜設定すればよいが、一般的
な目安としては5mm前後がよい。
【0036】次に、この装置により行われるマーキング
方法を説明する。
【0037】 エアシリンダ20,26を収縮させた
状態で、図1に示すサドル12及びスライド部材16を
それぞれスライドさせ、マーキング面Sにおけるマーキ
ング開始位置の直上方にノズル49を位置させる。
【0038】 エアシリンダ20を伸長させ、第1昇
降板22及び第2昇降板28とともにスプレーガン34
及び当接部材60を一次下降させる。
【0039】 エアシリンダ26を伸長させ、第2昇
降板28とともにスプレーガン34及び当接部材60を
さらに下降させる。その下降ストローク中、各ボール6
4がマーキング面Sに当接した時点で、当接部材60、
スプレーガン34、及び第2昇降板28の降下が阻止さ
れ、伸縮ロッド27の下端の抜け止め板32のみが下降
することになる。その結果、最終状態では第2昇降板2
8の連結部30と抜け止め板32とが僅かに離間する
(図3の状態)。この及び前記の動作は同時に行っ
てもよい。
【0040】 エアシリンダ52を収縮作動させてピ
ン59を上昇させることにより、噴射レバー48を上向
きに操作させる。これによりノズル49からマーキング
面Sに向けて塗料が噴射される。これと同時に、サドル
12及びスライド部材16を適当な方向にスライドさ
せ、マーキング装置本体18全体を水平移動させる。こ
の移動に伴って、ボール64はマーキング面S上を自由
に転動し、ノズル49の下端面とマーキング面Sとの隙
間寸法δを維持する。これにより、塗装用のスプレーガ
ンを用いながらマーキング面S上に鮮明なマーキングを
施すことができる。
【0041】なお、マーキング途中で一時的にノズル4
9をマーキング面Sから離間させたい場合には、小スト
ロークのエアシリンダ26のみを収縮作動させることに
より、エアシリンダ20を作動させるよりも機敏な接離
動作を行わせることができ、作業効率を高めることがで
きる。これに対し、マーキングが終了した後は、エアシ
リンダ20も収縮させてスプレーガン34をマーキング
面Sから大きく離間させる。
【0042】以上のような方法及び装置によれば、塗料
を用いて鮮明かつ効率の高いマーキング作業を行うこと
ができる。ここで、上記ボール64は必ずしも転動可能
としなくてもよく、また、当接部が球面でなくてもマー
キング動作は可能であるが、当該当接部を球面とするこ
とによりマーキング面Sとの接触面積を大幅に減らして
摺動抵抗を削減することができ、さらにこれを転動可能
なボールとすることによって、より円滑にマーキング動
作を行わせることが可能になる。
【0043】次に、第2の実施の形態を図6〜図8に基
づいて説明する。ただし、この実施の形態にかかる平行
移送手段は、前記図1に示したものと同等であり、ここ
では説明を省略する。また、図6〜図8においても、前
記第1の実施の形態で示した構成要素と同等のものには
共通の参照符を付し、その説明を省略する。
【0044】この第2の実施の形態では、間隔保持手段
として、前記当接部材60に代え、第2昇降板28の下
端に距離検出板70が固定されている。この距離検出板
70は、静電容量センサからなり、マーキング面Sと平
行となる向きで固定されており、当該マーキング面Sと
の間の静電容量を検出することにより、マーキング面S
と距離検出板70自身の下面との距離dを検出するよう
に構成されている。この距離検出板70の中央にも貫通
孔72が設けられ、この貫通孔72を通じて下方にスプ
レーガンノズル49が突出している。従って、このノズ
ル49と上記距離検出板70との相対位置は完全に固定
された状態となっている。
【0045】一方、第1昇降板22の表側面には、第2
接離手段として電動モータ74が下向きに固定されてい
る。この電動モータ74の出力軸には送りねじ76が固
定される一方、第2昇降板28の裏側面には上下方向の
ネジ孔をもつナット78が固定されており、このナット
78に上記送りネジ76が螺合状態で挿通されている。
第2昇降板28自体は第1昇降板22に設けられた図略
の案内機構によって上下方向に案内されるようになって
おり、上記電動モータ74の作動で送りネジ76が回転
駆動されるに伴い、第2昇降板28が昇降駆動されるよ
うになっている。
【0046】前記距離検出板70の検出信号は、コンピ
ュータ等からなる制御装置80に入力され、この制御装
置80によって電動モータ74の作動が制御されるよう
になっている。この制御装置80は、上記電動モータ7
4の他、エアシリンダ20,26,52を作動させる空
気圧回路や平行移送手段の作動を制御するものであり、
この点は前記第1の実施の形態についても同様である。
【0047】次に、この装置により行われるマーキング
方法を説明する。なお、前記第1の実施の形態で示した
及びの段階はこの第2の実施の形態でも同様である
ため、ここでは説明を省略する。
【0048】´制御装置80は電動モータ74に制御
信号を出力してこれを作動させ、第2昇降板28ととも
にスプレーガン34及び距離検出板70を徐々に下降さ
せる。この時、距離検出板70により検出される距離、
すなわち、距離検出板70とマーキング面Sとの距離d
は次第に減少していくが、この距離dが所定の距離にな
った時点、具体的には、図7に示すようにノズル49と
マーキング面Sとの離間寸法が所定微小寸法δに合致す
るような距離になった時点で、電動モータ74の作動を
停止させる。
【0049】´前記第1の実施の形態で示した段階
と全く同様に、エアシリンダ52の収縮作動でレバー4
8を上向き操作させて塗料噴射を開始させると同時に、
サドル12及びスライド部材16のスライド駆動によっ
てマーキング装置本体18全体を水平移動させる。この
時、電動モータ74は停止していてノズル49の下端面
とマーキング面Sとの隙間寸法δは維持されるため、前
記第1の実施の形態と同様、塗装用のスプレーガンを用
いながらマーキング面S上に鮮明なマーキングを施すこ
とができる。
【0050】なお、この実施の形態において、ノズル4
9とマーキング面Sとの距離を検出するための具体的な
手段は特に問わず、上記静電容量センサの他、超音波セ
ンサ、光学センサ、磁気センサ等、一般的な距離センサ
が適用可能である。第2接離手段についても、上記電動
モータ47と送りネジ76との組み合わせに限らず、ス
プレーガン34を任意の位置で静止させることが可能な
種々の昇降駆動手段を適用することができる。
【0051】その他、本発明は例として次のような実施
の形態をとることも可能である。
【0052】(1) 前記各実施形態では、接離手段として
第1接離手段及び第2接離手段を備えた2段階のものを
示したが、当該接離手段は単数であってもよいし、3段
階以上のものであってもよい。
【0053】(2) 前記各実施形態では、スプレーガン3
4側を水平移動させるものを示したが、スプレーガン3
4は静止させておいてマーキング面S側(すなわち母材
側)を何らかの手段でマーキング面Sと平行に移送する
ようにしてもよい。
【0054】(3) 本発明では、スプレーガン34に直
接、接離手段を連結するようにしてもよい。また、前記
実施形態のように第1接離手段(エアシリンダ20)及
び第2接離手段(エアシリンダ26)を用いる場合、こ
れら第1接離手段と第2接離手段とを直結するようにし
てもよい。
【0055】(3) 本発明方法及び装置は、用途に応じて
従来のパウダーマーキング装置と併用することも可能で
ある。例えば、前記スライド部材16に本発明にかかる
スプレーガンマーキング装置と従来のパウダーマーキン
グ装置の双方を装着し、両装置を任意選択して作動させ
るようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明は、塗料を噴射する
スプレーガンを用いて所定のマーキング面にマーキング
を施すための方法及び装置であり、上記スプレーガンの
噴射口と上記マーキング面との間隔を所定の微小間隔に
保持しながらスプレーガンとマーキング面とを相対移動
させてマーキングを行うようにしたものであるので、型
枠等を使用することなく、塗料を用いて鮮明なマーキン
グを効率よくかつ低コストで行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるマーキング
装置の平行移送手段を示す平面図である。
【図2】上記平行移送手段により移送されるマーキング
装置本体の正面図である。
【図3】上記マーキング装置本体の要部を示す正面図で
ある。
【図4】上記マーキング装置本体の要部を示す側面図で
ある。
【図5】上記マーキング装置本体の底面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるマーキング
装置本体の正面図である。
【図7】図6にかかるマーキング装置本体の要部を示す
正面図である。
【図8】図6にかかるマーキング装置本体の要部を示す
側面図である。
【符号の説明】
10 レール(平行移送手段) 12 サドル(平行移送手段) 14 レール(平行移送手段) 16 スライド部材(平行移送手段) 18 マーキング装置本体 20 エアシリンダ(第1接離手段) 26 エアシリンダ(第2接離手段) 28 第2昇降板(保持部材) 34 スプレーガン 48 噴射レバー 49 ノズル(噴射口) 52 エアシリンダ(噴射操作手段) 60 当接部材 62 本体板 64 ボール(当接部) 66 ボール保持部材 70 距離検出板 74 電動モータ(第2接離手段) 80 制御装置(接離制御手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料を噴射するスプレーガンを用いて所
    定のマーキング面にマーキングを施すための方法であっ
    て、上記スプレーガンの噴射口と上記マーキング面との
    間隔を所定の微小間隔に保持しつつ、上記噴射口から塗
    料を噴射させながらスプレーガンとマーキング面とを当
    該マーキング面と平行な方向に相対移動させることによ
    りマーキングを行うことを特徴とするスプレーガンを用
    いたマーキング方法。
  2. 【請求項2】 塗料を噴射するスプレーガンを所定のマ
    ーキング面と平行な方向に相対移動させることにより当
    該マーキング面にマーキングを施すための装置であっ
    て、上記スプレーガンをマーキング面に対して接離する
    方向に移動させる接離手段と、上記スプレーガンによる
    マーキング時に当該スプレーガンの噴射口と上記マーキ
    ング面との間隔を所定の微小間隔に保持する間隔保持手
    段とを備えたことを特徴とするスプレーガンを用いたマ
    ーキング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスプレーガンを用いたマ
    ーキング装置において、上記間隔保持手段として、上記
    マーキング面に対してスプレーガンと一体に接離するよ
    うにスプレーガンと連結され、このスプレーガンの噴射
    口よりも先方の位置で上記マーキング面に当接する当接
    部をもつ当接部材を備えたことを特徴とするスプレーガ
    ンを用いたマーキング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスプレーガンを用いたマ
    ーキング装置において、上記当接部の少なくとも上記マ
    ーキング面に当接する面を球面としたことを特徴とする
    スプレーガンを用いたマーキング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスプレーガンを用いたマ
    ーキング装置において、上記当接部を、上記マーキング
    面上で転動可能となるように当接部材本体側に保持され
    た球体で構成したことを特徴とするスプレーガンを用い
    たマーキング装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載のスプレ
    ーガンを用いたマーキング装置において、上記接離手段
    として、上記スプレーガンを第1のストロークで移動さ
    せる第1接離手段と、この第1接離手段に連結され、上
    記スプレーガンを上記第1のストロークよりも小さい第
    2のストロークで移動させる第2接離手段とを備えたこ
    とを特徴とするスプレーガンを用いたマーキング装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のスプレーガンを用いたマ
    ーキング装置において、上記間隔保持手段として、上記
    スプレーガンの噴射口とマーキング面との距離を検出す
    る距離検出手段と、この距離検出手段により検出された
    距離が予め設定された微小距離と合致する位置にスプレ
    ーガンを位置決めするように上記接離手段の作動を制御
    する接離制御手段とを備えたことを特徴とするスプレー
    ガンを用いたマーキング装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスプレーガンを用いたマ
    ーキング装置において、上記接離手段として、上記保持
    部材及びスプレーガンを第1のストロークで移動させる
    第1接離手段と、この第1接離手段に連結され、上記ス
    プレーガンを任意の位置で静止させることが可能な第2
    接離手段とを備え、上記距離検出手段により検出された
    距離に基づいて上記第2接離手段の作動を制御するよう
    に上記接離制御手段を構成したことを特徴とするスプレ
    ーガンを用いたマーキング装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜8のいずれかに記載のスプレ
    ーガンを用いたマーキング装置において、上記スプレー
    ガンを保持部材に固定し、この保持部材とスプレーガン
    とを一体に移動させるように上記接離手段を構成すると
    ともに、当該保持部材に上記スプレーガンの噴射レバー
    を操作する噴射操作手段を取付けたことを特徴とするス
    プレーガンを用いたマーキング装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9のいずれかに記載のスプ
    レーガンを用いたマーキング装置において、上記接離手
    段を、上記スプレーガンとマーキング面とをマーキング
    面と平行な方向に移動させる平行移送手段に連結したこ
    とを特徴とするスプレーガンを用いたマーキング装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のスプレーガンを用い
    たマーキング装置において、上記接離手段を、数値制御
    加工装置の移送装置に連結したことを特徴とするスプレ
    ーガンを用いたマーキング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104417100A (zh) * 2013-09-02 2015-03-18 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 用于喷标机的控制装置、控制方法及喷标机
CN109550620A (zh) * 2018-09-28 2019-04-02 重庆福瑞斯自动化设备股份有限公司 铅剂自动喷涂系统
CN115069468A (zh) * 2022-06-15 2022-09-20 浙江雅阁集成吊顶股份有限公司 一种铝扣板自动压花喷涂设备

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