JPH11347514A - 粒状硫黄固化成形物の製造方法 - Google Patents
粒状硫黄固化成形物の製造方法Info
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- JPH11347514A JPH11347514A JP10154768A JP15476898A JPH11347514A JP H11347514 A JPH11347514 A JP H11347514A JP 10154768 A JP10154768 A JP 10154768A JP 15476898 A JP15476898 A JP 15476898A JP H11347514 A JPH11347514 A JP H11347514A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 産業廃棄物や焼却灰等の原料を硫黄と溶融混
練して得られる、有害物質の溶出を防止する硫黄固化成
形物を製造するにあたり、余分な操作を経ることなく溶
融硫黄混練物を固化し、所望の粒径を有する硫黄固化成
形物を得ることができる製造方法を提供する。 【解決手段】 産業廃棄物や焼却灰等の被処理物及び硫
黄を含有する原料混合物を加熱混練して得た流動性溶融
硫黄混練物を、固化、造粒して粒状硫黄固化成形物を製
造するに当たり、前記溶融硫黄混練物を振動移送手段に
連続的に供給し、振動台で溶融硫黄混練物を振動により
飛びはねさせ、それを分断させながら移動させ粒状に固
化成形する粒状硫黄固化成形物の製造方法。
練して得られる、有害物質の溶出を防止する硫黄固化成
形物を製造するにあたり、余分な操作を経ることなく溶
融硫黄混練物を固化し、所望の粒径を有する硫黄固化成
形物を得ることができる製造方法を提供する。 【解決手段】 産業廃棄物や焼却灰等の被処理物及び硫
黄を含有する原料混合物を加熱混練して得た流動性溶融
硫黄混練物を、固化、造粒して粒状硫黄固化成形物を製
造するに当たり、前記溶融硫黄混練物を振動移送手段に
連続的に供給し、振動台で溶融硫黄混練物を振動により
飛びはねさせ、それを分断させながら移動させ粒状に固
化成形する粒状硫黄固化成形物の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鋼スラグ、製鋼
ダスト等その他の産業廃棄物、またはポリ塩化ビフェニ
ル類(PCB)、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン類
(PCDD)等の有機塩素化合物その他の有害物質を含
む焼却灰、媒塵、飛灰等を硫黄で固化封鎖することによ
り無害化し、再利用可能な硫黄固化成形物を製造する方
法に関する。さらに詳しくは本発明は、硫黄固化成形物
の製造にあたり、固化前の流動性を有する状態から直接
所望の粒径を有する粒状の硫黄固化成形物を製造する方
法に関する。
ダスト等その他の産業廃棄物、またはポリ塩化ビフェニ
ル類(PCB)、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン類
(PCDD)等の有機塩素化合物その他の有害物質を含
む焼却灰、媒塵、飛灰等を硫黄で固化封鎖することによ
り無害化し、再利用可能な硫黄固化成形物を製造する方
法に関する。さらに詳しくは本発明は、硫黄固化成形物
の製造にあたり、固化前の流動性を有する状態から直接
所望の粒径を有する粒状の硫黄固化成形物を製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、そのまま廃棄されていた製鋼スラ
グ、製鋼ダスト等その他の産業廃棄物の有効活用及びそ
の減少を図る観点から、またはPCB(ポリ塩化ビフェ
ニル類)等の人体に有害な物質を含む焼却灰、媒塵等を
無害化し有害物質の溶出を防止するとの観点から、この
ような産業廃棄物や焼却灰等を、所定の条件下において
溶融硫黄と混練した後固化封鎖し、重金属、PCB等の
有害物質を溶出させない硫黄固化物の製造方法が提供さ
れている(特開平8−318244号等)。この硫黄固
化物を再利用するには、適当な成形品として提供するの
が好ましいが、工業的に実施しうる適当な方法は、これ
まで開発されていない。考えうる方法としては産業廃棄
物や焼却灰等を硫黄と混練して得た溶融硫黄混練物を、
型ワクに流し込み塊状にして固化させて、硫黄固化物を
得る方法がある。しかしこの方法は生産効率が劣るとい
う難点がある。また、硫黄固化物を建築材料等にしよう
とする場合には、運搬の便宜、取扱上の観点から、一度
塊状に成形された固化物を破砕機で砕き、その後篩い等
で粒度を調整する必要があった。そのためこの方法は、
一度溶融硫黄混練物を固化させた後再度粉砕するため無
駄なエネルギーが必要であった。さらには適度な粒径に
するには粉砕した後篩いにより分級しなければならず、
所望の範囲、サイズを有する硫黄固化物を得るのが容易
ではなく、得られた破砕品も望ましくない扁平なものが
多かった。図3は、この従来の破砕の説明図である。原
料混合物は混練機31で混練され、ホッパー32から成
形トロリ33を介して成形型34に供給される。成形型
34で成形された成形品は破砕機35で破砕され、振動
篩機36で篩い分けされる。そして、所定の粒径以下の
破砕品はベルトコンベア38に乗せられる。一方所定の
粒径以上の破砕品はベルトコンベア37を通じて破砕機
35に戻されて再度破砕されるのである。このようにし
て得られた破砕品39は表面積の大きな凹凸のあるもの
であり、また粉状のかなり小さな粒径のものも含まれ
る。ところで上記の硫黄固化物の別の製造方法として、
溶融硫黄混練物を混練した状態のまま電動フルイ等を通
過させた後、水中に投入して固化(水砕)させて成形す
る方法が考えられる。しかしこの方法によると、一度固
化したものを破砕機で砕く工程は省かれるものの、得ら
れた硫黄固化物の粒径は、一定ではなく、さらに分級す
る必要があった。また水中投入時に有害物質が水中に溶
出するおそれも懸念された。そこで、上記方法のような
破砕又は分級する工程を経ることなく、容易に所望の粒
径になるように溶融硫黄混練物を固化し成形する硫黄固
化成形物の製造方法の開発が望まれていた。
グ、製鋼ダスト等その他の産業廃棄物の有効活用及びそ
の減少を図る観点から、またはPCB(ポリ塩化ビフェ
ニル類)等の人体に有害な物質を含む焼却灰、媒塵等を
無害化し有害物質の溶出を防止するとの観点から、この
ような産業廃棄物や焼却灰等を、所定の条件下において
溶融硫黄と混練した後固化封鎖し、重金属、PCB等の
有害物質を溶出させない硫黄固化物の製造方法が提供さ
れている(特開平8−318244号等)。この硫黄固
化物を再利用するには、適当な成形品として提供するの
が好ましいが、工業的に実施しうる適当な方法は、これ
まで開発されていない。考えうる方法としては産業廃棄
物や焼却灰等を硫黄と混練して得た溶融硫黄混練物を、
型ワクに流し込み塊状にして固化させて、硫黄固化物を
得る方法がある。しかしこの方法は生産効率が劣るとい
う難点がある。また、硫黄固化物を建築材料等にしよう
とする場合には、運搬の便宜、取扱上の観点から、一度
塊状に成形された固化物を破砕機で砕き、その後篩い等
で粒度を調整する必要があった。そのためこの方法は、
一度溶融硫黄混練物を固化させた後再度粉砕するため無
駄なエネルギーが必要であった。さらには適度な粒径に
するには粉砕した後篩いにより分級しなければならず、
所望の範囲、サイズを有する硫黄固化物を得るのが容易
ではなく、得られた破砕品も望ましくない扁平なものが
多かった。図3は、この従来の破砕の説明図である。原
料混合物は混練機31で混練され、ホッパー32から成
形トロリ33を介して成形型34に供給される。成形型
34で成形された成形品は破砕機35で破砕され、振動
篩機36で篩い分けされる。そして、所定の粒径以下の
破砕品はベルトコンベア38に乗せられる。一方所定の
粒径以上の破砕品はベルトコンベア37を通じて破砕機
35に戻されて再度破砕されるのである。このようにし
て得られた破砕品39は表面積の大きな凹凸のあるもの
であり、また粉状のかなり小さな粒径のものも含まれ
る。ところで上記の硫黄固化物の別の製造方法として、
溶融硫黄混練物を混練した状態のまま電動フルイ等を通
過させた後、水中に投入して固化(水砕)させて成形す
る方法が考えられる。しかしこの方法によると、一度固
化したものを破砕機で砕く工程は省かれるものの、得ら
れた硫黄固化物の粒径は、一定ではなく、さらに分級す
る必要があった。また水中投入時に有害物質が水中に溶
出するおそれも懸念された。そこで、上記方法のような
破砕又は分級する工程を経ることなく、容易に所望の粒
径になるように溶融硫黄混練物を固化し成形する硫黄固
化成形物の製造方法の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、産業
廃棄物や焼却灰等の被処理物を溶融硫黄と混練して得ら
れる、有害物質の溶出を防止する硫黄固化成形物を製造
するにあたり、余分な操作を経ることなく溶融硫黄混練
物を固化し、所望の粒径を有する硫黄固化成形物を得る
ことができる製造方法を提供することを目的とする。
廃棄物や焼却灰等の被処理物を溶融硫黄と混練して得ら
れる、有害物質の溶出を防止する硫黄固化成形物を製造
するにあたり、余分な操作を経ることなく溶融硫黄混練
物を固化し、所望の粒径を有する硫黄固化成形物を得る
ことができる製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)産業廃棄物や焼却灰等の被処理物及び硫黄を含有
する原料混合物を加熱混練して得た流動性溶融硫黄混練
物を、固化、造粒して粒状硫黄固化成形物を製造するに
当たり、前記溶融硫黄混練物を振動移送手段に連続的に
供給し、振動台で溶融硫黄混練物を振動により飛びはね
させ、それを分断させながら移動させ粒状に固化成形す
ることを特徴とする粒状硫黄固化成形物の製造方法、及
び(2)振動移送手段に供給された溶融硫黄混練物を冷
却装置により冷却することを特徴とする(1)項記載の
粒状硫黄固化成形物の製造方法を提供するものである。
(1)産業廃棄物や焼却灰等の被処理物及び硫黄を含有
する原料混合物を加熱混練して得た流動性溶融硫黄混練
物を、固化、造粒して粒状硫黄固化成形物を製造するに
当たり、前記溶融硫黄混練物を振動移送手段に連続的に
供給し、振動台で溶融硫黄混練物を振動により飛びはね
させ、それを分断させながら移動させ粒状に固化成形す
ることを特徴とする粒状硫黄固化成形物の製造方法、及
び(2)振動移送手段に供給された溶融硫黄混練物を冷
却装置により冷却することを特徴とする(1)項記載の
粒状硫黄固化成形物の製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の一実施態様
に従って説明する。図1は、本発明の方法に用いうる製
造装置を正面から示した説明図、図2は、図1で示した
装置を側面から示した説明図である。図1中、1はホッ
パーである。11は産業廃棄物、焼却灰等の被処理物と
溶融硫黄の混練機である。混練機11において調製され
た溶融硫黄混練物はホッパー1を通じて振動造粒装置2
に供給される。本発明において用いられる溶融硫黄混練
物は、産業廃棄物、焼却灰等の被処理物及び硫黄を含有
する原料混合物を加熱混練して得たものである。ここで
被処理物には、製鋼スラグ、製鋼ダスト等その他の産業
廃棄物や、PCB(ポリ塩化ビフェニル類)等の人体に
有害な物質を含む焼却灰、媒塵、飛灰、汚染土壌などを
挙げることができ、またこの被処理物中には石炭灰、シ
ュレッダーダストが混入されていてもよい。被処理物の
例については、特公昭62−51440号、同61−1
5759号、同62−15724号、特公平2−496
80号などに記載されているものを用いることができる
がこれらに限定されるものではなく、溶融硫黄と混練さ
れた後固化物を生成するものであればよい。但し、有害
物質の溶出防止の観点から、被処理物の含水量は好まし
くは3重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下であ
る。硫黄は、必ずしも高純度のものである必要はなく、
コークス製造、製鉄、石油精製工場などの脱硫工程から
副生する副生硫黄でも良く、天然産の原素状硫黄でも良
い。硫黄と被処理物の比率については特に制限はなく、
被処理物を充分に硫黄で固化封鎖することができる範囲
内であれば良い。また混練は被混練物の温度が、通常9
5〜150℃程度であり、好ましくは最高でも160℃
程度、さらに好ましくは115〜140℃に保たれて行
われる。混練機11は、被処理物に溶融硫黄が充分浸透
するための時間をとることに重点をおいて選定すれば良
く、一軸、二軸又はバッチ式、連続式等どのような形式
でも良い。
に従って説明する。図1は、本発明の方法に用いうる製
造装置を正面から示した説明図、図2は、図1で示した
装置を側面から示した説明図である。図1中、1はホッ
パーである。11は産業廃棄物、焼却灰等の被処理物と
溶融硫黄の混練機である。混練機11において調製され
た溶融硫黄混練物はホッパー1を通じて振動造粒装置2
に供給される。本発明において用いられる溶融硫黄混練
物は、産業廃棄物、焼却灰等の被処理物及び硫黄を含有
する原料混合物を加熱混練して得たものである。ここで
被処理物には、製鋼スラグ、製鋼ダスト等その他の産業
廃棄物や、PCB(ポリ塩化ビフェニル類)等の人体に
有害な物質を含む焼却灰、媒塵、飛灰、汚染土壌などを
挙げることができ、またこの被処理物中には石炭灰、シ
ュレッダーダストが混入されていてもよい。被処理物の
例については、特公昭62−51440号、同61−1
5759号、同62−15724号、特公平2−496
80号などに記載されているものを用いることができる
がこれらに限定されるものではなく、溶融硫黄と混練さ
れた後固化物を生成するものであればよい。但し、有害
物質の溶出防止の観点から、被処理物の含水量は好まし
くは3重量%以下、さらに好ましくは1重量%以下であ
る。硫黄は、必ずしも高純度のものである必要はなく、
コークス製造、製鉄、石油精製工場などの脱硫工程から
副生する副生硫黄でも良く、天然産の原素状硫黄でも良
い。硫黄と被処理物の比率については特に制限はなく、
被処理物を充分に硫黄で固化封鎖することができる範囲
内であれば良い。また混練は被混練物の温度が、通常9
5〜150℃程度であり、好ましくは最高でも160℃
程度、さらに好ましくは115〜140℃に保たれて行
われる。混練機11は、被処理物に溶融硫黄が充分浸透
するための時間をとることに重点をおいて選定すれば良
く、一軸、二軸又はバッチ式、連続式等どのような形式
でも良い。
【0006】振動移送手段である振動造粒装置2は、4
本のスプリング5を介して架台10の上に載置されてい
る。振動造粒装置2中の振動子4が振動することによっ
て振動造粒装置2全体が振動する。ホッパー1を通じて
振動造粒装置2中の振動台3上に供給された溶融硫黄混
練物は、振動を受け、振動造粒装置2の出口6方向へ移
動しながら造粒される。その後、造粒された硫黄固化成
形物は出口6から排出され受袋12に納入される。この
過程において、冷却機7から排出された冷風は、パイプ
8を通じて振動造粒装置2に供給され溶融硫黄混練物を
冷却する。その後パイプ9を通り冷却機器7へ戻され
る。本発明の硫黄固化成形物の製造方法では、溶融硫黄
混練物に冷風を当てて冷却すればより多量の粒状硫黄固
化成形物の製造が可能となるため、図1に示した実施態
様のように冷却装置を任意に設置することもできる。振
動造粒装置2中の振動子4は、電動機でアンバランスウ
エイト(偏心ウエイト)を回転させ振動を発生させる構
造よりなり、振動子4が振動することにより振動造粒装
置2、及び振動造粒装置2中の振動台3を振動させる。
振動台3は、溶融硫黄混練物を所望の粒径に造粒するも
のであればどのような構造をしていてもよい。ここでは
ベルトコンベア構造を有し、振動台自体がモーターで動
くものを用いている。ホッパー1から振動台の上に供給
された溶融硫黄混練物は振動台上をベルトコンベアにし
たがって出口6方向に移動する。この間、振動台自体が
振動造粒装置2とともに振動するため、溶融硫黄混練物
は出口6に移動するまでに振動を受けて造粒される。振
動台に与えられる振動は、要求する硫黄固化成形物の平
均粒径によって相違するが、好ましくは、上下方向の振
幅が、0.2〜0.5cm、またその振動数は30〜6
0サイクル/秒である。振動台上で溶融硫黄混練物が振
動を受ける時間は、好ましくは、1〜3分である。振動
時間が短かすぎると造粒、固化が不十分であり、所定の
粒径を有する硫黄固化成形物が製造できない。また、あ
まり長く振動を与えても造粒、固化はすでに終了してお
り電気代等が無駄になる。なお、図1では、振動台は水
平に設置されているが、傾斜させることも可能である。
なお、図4は、図3に示した従来の製造方法と本発明の
製造方法を対比するために表した、本発明の製造方法の
概略を示した説明図である。被処理物及び硫黄を含有す
る原料混合物は混練機41で混練され溶融硫黄混練物と
なり、ホッパー42から振動造粒装置43に供給され
る。振動造粒装置43は振動子44を有している。溶融
硫黄混練物は振動造粒装置43において硫黄固化成形物
に造粒成形される。46はベルトコンベア45から送ら
れたきた粒状硫黄固化成形物である。
本のスプリング5を介して架台10の上に載置されてい
る。振動造粒装置2中の振動子4が振動することによっ
て振動造粒装置2全体が振動する。ホッパー1を通じて
振動造粒装置2中の振動台3上に供給された溶融硫黄混
練物は、振動を受け、振動造粒装置2の出口6方向へ移
動しながら造粒される。その後、造粒された硫黄固化成
形物は出口6から排出され受袋12に納入される。この
過程において、冷却機7から排出された冷風は、パイプ
8を通じて振動造粒装置2に供給され溶融硫黄混練物を
冷却する。その後パイプ9を通り冷却機器7へ戻され
る。本発明の硫黄固化成形物の製造方法では、溶融硫黄
混練物に冷風を当てて冷却すればより多量の粒状硫黄固
化成形物の製造が可能となるため、図1に示した実施態
様のように冷却装置を任意に設置することもできる。振
動造粒装置2中の振動子4は、電動機でアンバランスウ
エイト(偏心ウエイト)を回転させ振動を発生させる構
造よりなり、振動子4が振動することにより振動造粒装
置2、及び振動造粒装置2中の振動台3を振動させる。
振動台3は、溶融硫黄混練物を所望の粒径に造粒するも
のであればどのような構造をしていてもよい。ここでは
ベルトコンベア構造を有し、振動台自体がモーターで動
くものを用いている。ホッパー1から振動台の上に供給
された溶融硫黄混練物は振動台上をベルトコンベアにし
たがって出口6方向に移動する。この間、振動台自体が
振動造粒装置2とともに振動するため、溶融硫黄混練物
は出口6に移動するまでに振動を受けて造粒される。振
動台に与えられる振動は、要求する硫黄固化成形物の平
均粒径によって相違するが、好ましくは、上下方向の振
幅が、0.2〜0.5cm、またその振動数は30〜6
0サイクル/秒である。振動台上で溶融硫黄混練物が振
動を受ける時間は、好ましくは、1〜3分である。振動
時間が短かすぎると造粒、固化が不十分であり、所定の
粒径を有する硫黄固化成形物が製造できない。また、あ
まり長く振動を与えても造粒、固化はすでに終了してお
り電気代等が無駄になる。なお、図1では、振動台は水
平に設置されているが、傾斜させることも可能である。
なお、図4は、図3に示した従来の製造方法と本発明の
製造方法を対比するために表した、本発明の製造方法の
概略を示した説明図である。被処理物及び硫黄を含有す
る原料混合物は混練機41で混練され溶融硫黄混練物と
なり、ホッパー42から振動造粒装置43に供給され
る。振動造粒装置43は振動子44を有している。溶融
硫黄混練物は振動造粒装置43において硫黄固化成形物
に造粒成形される。46はベルトコンベア45から送ら
れたきた粒状硫黄固化成形物である。
【0007】本発明の方法により粒状硫黄固化成形物が
容易に製造できる理由は次のように考えられる。振動台
は上下方向に振動するため、振動台上の溶融硫黄混練物
は、振動台から飛び上がり空中に浮いた状態となる。す
ると、溶融硫黄混練物は表面張力により球状になろうと
する。また、振動台上でも溶融硫黄混練物はころがり丸
くなろうとするのである。溶融硫黄混練物はこのように
して、振動造粒装置2の出口6に移動するまでの間に徐
々に粒状化し硬化する。本発明に用いられる溶融硫黄混
練物は、従来の方法で製造した場合、すなわち溶融硫黄
混練物を成形型に流し込み固化した硫黄固化物を、破砕
機で破壊、粉砕して粉体とした場合にも、所定の被処理
物を所定の温度で加熱混練した場合には、有害物質の水
中への溶出がないことがすでに確認されている。しかし
ながら、破砕機の機械的切断力によって硫黄固化物を破
壊して調製する従来の製造方法によれば、機械的切断に
よって、溶融硫黄と接触していない被処理物の内部が表
面にむき出しになる恐れがある。一方、本発明の方法に
おいては、破砕機等による機械的切断力は全く加えられ
ない。本発明の方法では溶融硫黄混練物の丸くなろうと
する表面張力を利用して造粒しているため、製造された
硫黄固化物の表面は硫黄に覆われたものとなるのであ
る。加えて、上記の従来の方法によれば、生成する硫黄
固化物は表面形状が複雑で表面積の大きなものとなるの
に対して、本発明の方法によって生成する粒状硫黄固化
成形物は球状のきれいな表面を有し、表面積の小さな成
形品となるのである。
容易に製造できる理由は次のように考えられる。振動台
は上下方向に振動するため、振動台上の溶融硫黄混練物
は、振動台から飛び上がり空中に浮いた状態となる。す
ると、溶融硫黄混練物は表面張力により球状になろうと
する。また、振動台上でも溶融硫黄混練物はころがり丸
くなろうとするのである。溶融硫黄混練物はこのように
して、振動造粒装置2の出口6に移動するまでの間に徐
々に粒状化し硬化する。本発明に用いられる溶融硫黄混
練物は、従来の方法で製造した場合、すなわち溶融硫黄
混練物を成形型に流し込み固化した硫黄固化物を、破砕
機で破壊、粉砕して粉体とした場合にも、所定の被処理
物を所定の温度で加熱混練した場合には、有害物質の水
中への溶出がないことがすでに確認されている。しかし
ながら、破砕機の機械的切断力によって硫黄固化物を破
壊して調製する従来の製造方法によれば、機械的切断に
よって、溶融硫黄と接触していない被処理物の内部が表
面にむき出しになる恐れがある。一方、本発明の方法に
おいては、破砕機等による機械的切断力は全く加えられ
ない。本発明の方法では溶融硫黄混練物の丸くなろうと
する表面張力を利用して造粒しているため、製造された
硫黄固化物の表面は硫黄に覆われたものとなるのであ
る。加えて、上記の従来の方法によれば、生成する硫黄
固化物は表面形状が複雑で表面積の大きなものとなるの
に対して、本発明の方法によって生成する粒状硫黄固化
成形物は球状のきれいな表面を有し、表面積の小さな成
形品となるのである。
【0008】
【実施例】次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 次に示す被処理物及び硫黄を用い、溶融硫黄混練物を調
製した。 1)製鋼スラグ: 転炉灰と称されるものを、500g
用いた。 粒径・・・・・4.0〜0.25mmの徐冷スラグ(I
D−C3) 水分・・・・・3%以下 かさ比重・・・2.04g/cm2 T−Fe・・・58.8% 2)製鋼ダスト: 400g用いた。 粒径・・・・・1.0〜0.25mmの磁選粉(LD−
OB) 水分・・・・・3%以下 かさ比重・・・1.82g/cm2 T−Fe・・・59.8% 3)硫黄は石油精製の脱硫硫黄で、純度99.5%以上
のものを400g使用した。水分は含有されていない。 上記被処理物及び硫黄を120±130℃にて20分間
混練した。得られた溶融硫黄混練物を溶融硫黄混練物a
とした。次に溶融硫黄混練物aは、以下に示した条件に
従い、造粒して粒状硫黄固化成形物(試料A〜C)を製
造した。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 次に示す被処理物及び硫黄を用い、溶融硫黄混練物を調
製した。 1)製鋼スラグ: 転炉灰と称されるものを、500g
用いた。 粒径・・・・・4.0〜0.25mmの徐冷スラグ(I
D−C3) 水分・・・・・3%以下 かさ比重・・・2.04g/cm2 T−Fe・・・58.8% 2)製鋼ダスト: 400g用いた。 粒径・・・・・1.0〜0.25mmの磁選粉(LD−
OB) 水分・・・・・3%以下 かさ比重・・・1.82g/cm2 T−Fe・・・59.8% 3)硫黄は石油精製の脱硫硫黄で、純度99.5%以上
のものを400g使用した。水分は含有されていない。 上記被処理物及び硫黄を120±130℃にて20分間
混練した。得られた溶融硫黄混練物を溶融硫黄混練物a
とした。次に溶融硫黄混練物aは、以下に示した条件に
従い、造粒して粒状硫黄固化成形物(試料A〜C)を製
造した。
【0009】
【表1】
【0010】得られた硫黄固化成形物の粒径を測定した
ところ、試料A、B、Cの平均粒径は、各々12mm、
15mm、18mmであり、略球状の比較的そろった粒
子であった。粒子の表面は凹凸が少なくなめらかであり
きれいなものであった。また、被処理物の粒子の露出も
みられず良好な粒状硫黄固化成形物が得られた。
ところ、試料A、B、Cの平均粒径は、各々12mm、
15mm、18mmであり、略球状の比較的そろった粒
子であった。粒子の表面は凹凸が少なくなめらかであり
きれいなものであった。また、被処理物の粒子の露出も
みられず良好な粒状硫黄固化成形物が得られた。
【0011】
【発明の効果】本発明の粒状硫黄固化成形物の製造方法
は、固化前の流動性溶融硫黄混練物から直接所望の粒径
を有する粒状硫黄固化成形物を製造することができ、破
砕、ふるい分け等の工程を省くことができる。さらに、
本発明の粒状硫黄固化成形物の製造方法により製造され
た硫黄固化成形物は、被処理物が粒体表面に露出してお
らず、有害物質の封鎖効果も優れる。また、この硫黄固
化成形物は、粒径のそろった表面のなめらかな略球状の
粒子であるため、建設資材の原料、例えば骨材等として
用いる場合に扱いやすい、性能の優れたものとなる。
は、固化前の流動性溶融硫黄混練物から直接所望の粒径
を有する粒状硫黄固化成形物を製造することができ、破
砕、ふるい分け等の工程を省くことができる。さらに、
本発明の粒状硫黄固化成形物の製造方法により製造され
た硫黄固化成形物は、被処理物が粒体表面に露出してお
らず、有害物質の封鎖効果も優れる。また、この硫黄固
化成形物は、粒径のそろった表面のなめらかな略球状の
粒子であるため、建設資材の原料、例えば骨材等として
用いる場合に扱いやすい、性能の優れたものとなる。
【図1】本発明の方法を実施するに好適な粒状硫黄固化
成形物の製造装置の一例を正面から示した説明図であ
る。
成形物の製造装置の一例を正面から示した説明図であ
る。
【図2】本発明の方法を実施するに好適な粒状硫黄固化
成形物の製造装置の一例を側面から示した説明図であ
る。
成形物の製造装置の一例を側面から示した説明図であ
る。
【図3】従来の製造方法の概略を示した説明図である。
【図4】本発明の製造方法の概略を示した説明図であ
る。
る。
1、42 ホッパー 2、43 振動造粒装置 3 振動台 4、44 振動子 5 スプリング 6 出口 7 冷却機 8、9 パイプ 10 架台 11、41 混練機 46 粒状硫黄固化成形物
Claims (2)
- 【請求項1】 産業廃棄物や焼却灰等の被処理物及び硫
黄を含有する原料混合物を加熱混練して得た流動性溶融
硫黄混練物を、固化、造粒して粒状硫黄固化成形物を製
造するに当たり、前記溶融硫黄混練物を振動移送手段に
連続的に供給し、振動台で溶融硫黄混練物を振動により
飛びはねさせ、それを分断させながら移動させ粒状に固
化成形することを特徴とする粒状硫黄固化成形物の製造
方法。 - 【請求項2】 振動移送手段に供給された溶融硫黄混練
物を冷却装置により冷却することを特徴とする請求項1
記載の粒状硫黄固化成形物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154768A JPH11347514A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 粒状硫黄固化成形物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154768A JPH11347514A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 粒状硫黄固化成形物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11347514A true JPH11347514A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15591477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10154768A Pending JPH11347514A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 粒状硫黄固化成形物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11347514A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITMI20110668A1 (it) * | 2011-04-19 | 2012-10-20 | Claudio Paolo Cecchini | Procedimento per la preparazione di manufatti a base di zolfo |
| JP2016042059A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | 真一郎 樫村 | 放射性廃棄物処理方法 |
| KR102291899B1 (ko) * | 2021-03-24 | 2021-08-19 | 김철희 | 활성탄 냉각 진동 이송장치 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP10154768A patent/JPH11347514A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITMI20110668A1 (it) * | 2011-04-19 | 2012-10-20 | Claudio Paolo Cecchini | Procedimento per la preparazione di manufatti a base di zolfo |
| WO2012143388A3 (en) * | 2011-04-19 | 2012-12-27 | Ausy S.R.L. | Procedure for the preparation of sulphur-based articles of manufacture |
| CN103608286A (zh) * | 2011-04-19 | 2014-02-26 | 奥西有限公司 | 基于硫的制品的制备方法 |
| US8894720B2 (en) | 2011-04-19 | 2014-11-25 | Ausy S.R.L. | Procedure for the preparation of sulphur-based articles of manufacture |
| JP2016042059A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | 真一郎 樫村 | 放射性廃棄物処理方法 |
| KR102291899B1 (ko) * | 2021-03-24 | 2021-08-19 | 김철희 | 활성탄 냉각 진동 이송장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050601 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
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