JPH11347667A - 放熱器及びその形成方法 - Google Patents

放熱器及びその形成方法

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JPH11347667A
JPH11347667A JP17537598A JP17537598A JPH11347667A JP H11347667 A JPH11347667 A JP H11347667A JP 17537598 A JP17537598 A JP 17537598A JP 17537598 A JP17537598 A JP 17537598A JP H11347667 A JPH11347667 A JP H11347667A
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JP
Japan
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slit
radiator
forming
hollow cylindrical
hole
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JP17537598A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Miyahara
英行 宮原
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Nakamura Seisakusho KK
Original Assignee
Nakamura Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱効果を一段と高められ、しかも安価で任
意の位置に放熱部を製造することが可能な放熱器を提供
する。 【構成】 金属板20の一面に塑性変形により表裏に貫
通した中空筒状に形成された突出部3が複数個立設さ
れ、これら突出部3は軸方向に延びる複数のスリット5
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に電子部品等の
発熱素子に接合し、発熱素子から生ずる熱を効率的に放
熱するための放熱器に関するものであり、詳しくは中空
筒状の突出部の胴部に軸方向に延びるスリットを形成し
た放熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】CPU等の半導体集積回路やパワートラ
ンジスタ、或いは、ハイブリットIC等の素子は、その
作動に伴って発熱することがある。しかし、発熱によっ
て素子の能力が低下し、効率ロスや誤動作を招来する虞
れがある。そこで、このような発熱を伴う素子の放熱を
効率的に行うために、図11に示すような放熱器を素子
に接合して放熱させる技術が一般に知られている。即
ち、回路基板100には発熱を伴うCPU等の半導体集
積回路からなる素子101が搭載され、この素子101
に放熱器102を当接させ、素子101から生じた熱を
放熱器102に伝達することにより放熱効果を高めてい
る。
【0003】この放熱器102は、アルミニウム等の熱
伝導性に優れた金属材料を、予め所定の形状に形成され
た金型を用いて鋳造や鍛造もしくは押出し成形等の加工
を施すことよって、断面が櫛歯状を呈するように形成さ
れている。即ち、平板状の基部103からほぼ垂直方向
に突出する複数の放熱フィン104が互いに略平行に列
設されて放熱器102が構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、放熱器の放熱
効果は放熱器全体の表面積や体積にほぼ比例すると言わ
れている。図5に示す放熱器102の場合、放熱効果を
高めるためには放熱フィン104の数を増やして配列間
隔を狭くしたり、放熱フィン104の表面に凹凸部を設
ける工夫が施されている。さらに大きな放熱効果を得た
い場合には、放熱器102自体の体積を大きくしてい
る。しかしながら、放熱フィン104の数を増やして配
列間隔を狭くしたり、表面形状に工夫を凝らした場合に
は、必然的に成形用の金型形状が複雑になり、製造コス
トが高騰してしまう問題がある。
【0005】また、上記放熱器102は、平板状の基部
103に対して垂直に板状の放熱フィン104が列設さ
れているので、放熱フィン104の面とほぼ平行な向き
に冷却風が流れた場合には放熱効果を高めることができ
る。ところが、放熱フィン104に対して直角な向きに
冷却風が流れた場合には、一方側の放熱フィンによって
遮られ、充分な放熱効果を得ることができない問題があ
る。
【0006】また、上記放熱器102は、鋳造型或いは
押し出し成形型によって形成されるので、放熱フィン1
04が設けられる位置が予め決まってしまっていて、こ
れに伴い素子101を取り付ける位置もある程度制約さ
れてしまう。したがって、回路基板100における配線
パターンの設計自由度も制約を受けてしまう。仮に放熱
フィン104の位置を変更する場合には、金型を変更し
なければならず膨大な費用がかかってしまう。
【0007】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、放熱効果を一段と高め
られ、しかも安価で任意の位置に放熱部を製造すること
が可能な放熱器を提供することを目的とする。
【0008】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる放熱器は、金属板の一面に塑性変
形により表裏に貫通した中空筒状に形成された突出部が
複数個立設され、これら突出部は軸方向に延びる複数の
スリットが形成されている。
【0009】また、放熱器の上記中空筒状の突出部に
は、その胴部を軸方向に切除したスリットが形成されて
いる。
【0010】さらに、放熱器の中空筒状に形成した突出
部には、複数に分割した胴部が、1つおきの分割片を突
出部より外方に拡開してスリットを形成している。
【0011】本発明にかかる放熱器は、金属板の一面に
塑性変形により表裏に貫通した中空筒状の突出部を形成
するバーリング工程と、外周にスリット形成部を複数個
形成したスリット形成パンチを上記突出部の一方から圧
入してスリットを形成するスリット形成工程からなる形
成方法により形成される。
【0012】上記放熱器の形成方法において、スリット
形成パンチは、外周にカッター片を複数個形成し、突出
部の一方側から圧入して胴部を軸方向に打ち抜きにより
削除してスリットを形成する。
【0013】また、上記放熱器の形成方法において、ス
リット形成パンチは、外周に複数個の拡開用突堤を軸方
向に突出形成し、突出部の一方から圧入して拡開用突堤
により胴部を複数に分割すると共に、突出部より外方に
拡開して隣接する分割片間にスリットを形成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
かかる放熱器の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】[放熱器の構造]図1乃至図4は、本発明
を適用した放熱器を示し、図1は放熱器単体の全体を示
した斜視図、図2は当該放熱器の突出部を拡大して示し
た部分拡大斜視図、図3は放熱器全体を示す平面図、図
4は放熱器の断面図である。
【0016】図1乃至図4に示す放熱器1は、アルミニ
ウム、銅等の熱伝導性に優れた金属板からなる基部2
と、この基部2の一部を塑性変形することにより、円形
の筒状に形成された多数の突出部3を一体に形成してい
る。さらに、突出部3には軸方向中央に貫通孔4が設け
られ、この貫通孔4は基部2から突出部3の先端に貫通
している。また、中空筒状に形成した突出部3には、基
部2から先端に至る軸方向に延びた4本のスリット5が
等間隔に形成されている。このように形成された中空筒
状の突出部3は、後に詳述する成形方法によって、金属
板の基部2の板厚t以上、好ましくは2〜5倍の高さh
をもって形成されている。
【0017】また、この筒状の突出部3が形成された基
部2裏側の対応位置周縁には、所定の内径wを有する薄
肉部6が形成されている。この薄肉部6は、基部2の板
厚tよりも薄くなっていて、本来あるべき肉(金属材)
は、突出部3に所定の高さhを得るために塑性変形する
際に突出部3に移動している。そして、各筒状の突出部
3は薄肉部6の所定の内径w以上の隣接間隔pをおいて
立設されている。尚、薄肉部6は突出部3が円筒の場合
は円形に形成することが好ましいが、円形でなくとも、
略四角形や三角形等の多角形であってもよい。
【0018】このように構成された放熱器1は、多数の
突出部3が筒状に形成されていることから、従来技術に
示した放熱フィンを有する放熱器(図11を参照)に比
較して面積が増大している。従って、この表面積の増大
に比例して放熱効果が高められる。つまり、筒状の突出
部3は、内周面と外周面および上端面を合計した面積が
表面積となるが、筒状の突出部3の場合には、少なくと
も貫通孔4の内周面の表面積が拡大している。また、こ
の貫通孔4を設けたことにより、貫通孔4内に冷却用の
空気が流通し、基部2に垂直な方向に流れる気流により
放熱が大幅に促進する。
【0019】さらに、突出部3には、その胴部分に基部
2から先端に至る軸方向に延びたスリット5が形成され
ていることから、図5に示すように、実線で示す冷却用
の空気7がスリット5を通過すると、貫通孔4内が負圧
の状態になる。このため、基部2の裏面側から、点線で
示すように、放熱器1の裏面側に面接合した発熱を伴う
素子8から発生する加熱空気9、及び、素子8の周囲の
加熱された空気10が吸入され、冷却用の空気7と共に
排出される。この結果、上記した貫通孔4による放熱効
果に相乗して放熱効果が大幅に高められる。また、基部
2に蓄積した熱も加熱空気10の通過によって冷却さ
れ、放熱効果がさらに高められる。即ち、突出部3にス
リット5を形成することによって、ほぼ理想的な放熱器
を構成することができる。尚、図11に示した従来一般
の放熱器と同様に、放熱器1に伝えられた素子8の熱
が、放熱器1の表面から輻射熱となって放出されること
はいうまでもない。
【0020】[放熱器の製造方法]次に、本発明にかか
る放熱器の形成方法について説明する。図6は、中空な
筒状の突出部3の形成工程を示すものであり、第1の工
程から第5の工程は、金属板の一面に塑性変形により表
裏に貫通した中空筒状の突出部3を形成するためのバー
リング工程を示し、第6の工程は、突出部3の外周にス
リット5を形成するスリット形成工程を示している。
【0021】先ず、第1の工程としてアルミニウム等の
熱伝導性に優れた金属板20に、先端が平坦でこの先端
からテーパ状に拡開する形状の第1の工具31を、その
一面から押圧して、片面に凹部21を形成すると共に他
面に凸部22を形成する。
【0022】次に、第2の工程として、第1工程を経た
金属板20に、外径寸法aが前記凸部22の外径bより
も大きい円柱形状の第2の工具32の端面32aを前記
凹部21側から当接させて押圧し、前記薄肉部6を形成
する。第2の工具32の押圧により、押された部分の肉
量が抵抗のない中空部23に移動しながら凸部22に移
動し、凸部22がさらに突出する。
【0023】続いて、第3の工程として、第2工程を経
た金属板20に、前記第1の工具31を凹部21側から
再度押圧し、凸部22に高さを加える。ここまでの工程
を経ることによって、金属板20の板厚の2倍以上の高
さを有する凸部22を形成することができる。
【0024】次に、第4の工程として、第3工程を経た
金属板20に細径の棒状部分を有する第3の工具33を
凹部21側から貫通させることにより、凸部22の先端
を打ち抜いて、ここに孔24を穿設する。
【0025】さらに、第4工程を経た金属板20に対
し、第5の工程として、第3の工具33の棒状部分より
も太径の棒状部分を有する第4の工具34を開口側から
貫通させることにより、孔24の拡径を行なう。この第
5の工程を経ることにより、中空な筒状の突出部3が形
成され、第4の工具34を貫通することによって形成さ
れた突出部3の軸方向中心には、前記薄肉部6から突出
部3の先端に至る貫通孔4が形成される。前述した第1
乃至第5の工程は、何れも金属板20に対して塑性変形
を施したものであり、鋳造型など複雑な構造の金型は一
切必要としないので、低コストで製造することが可能と
なる。なお、これらの工程は一連の順送り加工で行なっ
てもよいし、単発加工で行なってもよい。
【0026】以上のように成形された筒状の突出部3の
高さは、金属板20の板厚に対して2倍から5倍の寸法
に形成することができる。その後、第6の工程により、
突出部3の筒状部分の外周に複数のスリット5を形成す
る。
【0027】第6の工程に用いる第5の工具はスリット
形成パンチ35であり、図6に示すように、突出部3に
形成された貫通孔4に挿通可能な外径寸法を有する丸棒
部35aの周囲に、軸方向に延びる羽根状に形成された
4枚のカッター片35bが、等間隔に突出形成されてい
る。さらに、カッター片35bの幅は、4枚のカッター
片35bの外周をつなぐ見掛け上の円形の直径が、上記
突出部3の外径寸法とほぼ等しくなるように設定されて
いる。また、カッター片35bの先端は、全体的に先端
側から基端側に至るに従って広くなるテーパ状に形成さ
れているが、外端部には段部35cが形成されている。
また、丸棒部35aの先端は、上記貫通孔4への挿通を
容易にするために先細に形成されている。
【0028】一方、金属板20の突出部3を図示しない
金型のダイに形成した孔部に挿入して設置した後に、上
記第5の工具35を前記凹部21側から挿通すると、丸
棒部分35aが貫通孔4に挿通すると共に、4枚のカッ
ター片35bが突出部3の筒状部分を軸方向に押圧しな
がら切削する。そして、カッター片35bが突出部3の
先端を越えることにより、突出部3の筒状部分には、4
条のスリット5が形成される。
【0029】尚、上記スリット形成パンチ35に突出形
成するカッター片35bの数は、4枚に限らず、必要と
するスリット5の数に応じて2枚から8枚の任意の枚数
に設定できる。また、上記実施態様において、カッター
片35bの先端部分に段部35cを形成したが、これは
必ずしも必要としない。但し、体裁の良いスリット5を
形成するためには、段部35cを形成することが望まし
い。さらに、第5の工具35の先端形状は、略円錐状に
形成する他、半球状に形成しても良い。さらにまた、上
記第2及び第3の工程は、突出部3の高さを高くするた
めに2工程を必要としたが、突出部3の高さを低くして
も良い場合は、少なくとも第3の工程を省略することが
できる。この場合、第2の工程に示した第2の工具32
を先端部が略円錐台状の工具に変えることもできる。
【0030】このように、金属板20の一面に塑性変形
によって表裏に貫通した中空筒状の突出部3を形成する
バーリング工程と、突出部3の外周に対し、カッター片
35bを複数個形成したスリット形成パンチ35を突出
部3の貫通孔4に圧入してスリット5を形成するスリッ
ト形成工程からなる工程により、スリット5を有する突
出部3を形成すると、必要とする高さの突出部3が容易
に形成できると共に、突出部3の外周にスリット5を容
易に形成することができる。
【0031】[その他の実施の形態]上記の実施形態
は、中空筒状に形成した突出部3の外周に、軸方向のス
リット5を複数形成した放熱器1を例示したが、スリッ
トは他の形状に形成することもできる。図7乃至図9
は、中空筒状に形成した突出部の胴部を複数に分割し、
1つおきの分割片を突出部より外方に拡開し、分割片間
にスリットを形成した例を示している。
【0032】図7(A)は、中空筒状に形成した突出部
50の胴部を8分割し、1つおきの分割片51を突出部
50の基部から先端側に至るに従って外方に拡開するこ
とにより、突出部50をあたかも花弁のように形成し、
これら分割片51の間にスリット52を形成したもので
ある。このような突出部50においても、先端側にスリ
ット52が形成されているので、前述した実施態様と同
様に、冷却用の空気がスリット52を通過することによ
り、貫通孔53内が負圧の状態になり、放熱器50の裏
面側に面接合した図示しない発熱を伴う素子から発生す
る加熱空気や周囲の加熱された空気が吸入され、冷却用
の空気と共に排出される効果を奏する。
【0033】次に、かかる図7(A)に例示した突出部
50の形成方法を説明する。中空筒状の突出部50を形
成するまで方法は、前述の実施態様で説明した図6の第
1の工程から第5の工程までの工程と同じであり、その
説明を省略する。このように形成された中空筒状の突出
部50は、スリット形成用の金型55に設置される。金
型35は、図7(B)に示すように、突出部50を挿入
する挿入孔56が設けられ、挿入孔56の内周面には、
4箇所に溝57が等分割に形成されている。この溝57
の内周面の半径は、挿入孔56の半径に突出部50の肉
厚寸法を加えた寸法より大きく形成されている。また、
スリット形成パンチ58は、突出部50の貫通孔53に
挿入可能な外径寸法に形成された棒状部58aと、上記
溝57に対応位置して棒状部58aの外周から突出形成
した4個の拡開用突堤59から構成されている。この拡
開用突堤59は、先端側から徐々に幅が大きくしたテー
パ状に形成されている。
【0034】そして、金型55の挿入孔56に突出部5
0を挿入した後、この突出部50の先端側からスリット
形成パンチ58を圧入する。これにより、溝57に対応
位置した突出部50の外周が、拡開用突堤59の押圧よ
り徐々に剪断し、図7(B)において二点鎖線で示すよ
うに、1つおきの分割片51が溝57内に押し込まれ
る。この結果、図7(A)に示すように、中空筒状に形
成した突出部50の胴部が8分割され、1つおきの分割
片51と隣接した残余の突出部50の胴部との間にスリ
ット52が形成される。
【0035】図8(A)は、中空筒状に形成した突出部
60の胴部を8分割し、1つおきの分割片61を略L字
状に屈曲して外方に拡開することにより、これら分割片
61の間にスリット62を形成したものである。このよ
うな突出部60においても、スリット62を形成したこ
とにより、前述した実施態様と同様に、冷却用の空気が
スリット62を通過することにより、貫通孔63内を負
圧の状態として、加熱空気や周囲の加熱された空気を吸
入効率よく排出する効果を奏する。
【0036】次に、かかる図8(A)に例示した突出部
60の形成方法を説明する。中空筒状の突出部60を形
成するまで方法は、前述の実施態様で説明した図6の第
1の工程から第5の工程までの工程と同じであり、ま
た、スリット形成用の金型は前述の図7(B)に例示し
た金型55とほぼ同じであるので、同符号を付し、その
詳細な説明は省略する。一方、スリット形成パンチ65
は、突出部60の貫通孔63に挿入可能な外径寸法に形
成された棒状部66と、金型55の溝56に対応位置し
て棒状部65の外周から突出形成した4個の拡開用突堤
67から構成されている。この拡開用突堤67は、先端
側のテーパ部67aから連続して基部側が一定寸法に形
成している。
【0037】そして、金型55の挿入孔56に突出部6
0を挿入した後、この突出部60の先端側からスリット
形成パンチ65を挿入する。これにより、溝57に対応
位置した突出部60の外周が、拡開用突堤67を押圧す
ることにより徐々に剪断し、図8(B)において二点鎖
線で示すように、1つおきの分割片61が溝57内に押
し込まれる。この結果、図8(A)に示すように、中空
筒状に形成した突出部60の胴部が8分割されると共
に、1つおきの分割片61が略L字状に屈曲し、突出部
60の外周よりも拡開する。これにより、隣接した残余
の突出部60の胴部との間にスリット62が形成され
る。
【0038】図9(A)は、図7及び図8の例と同様
に、中空筒状に形成した突出部70の胴部を8分割し、
1つおきの分割片71がなす軌跡円の外径寸法を突出部
70の外周寸法よりも大きく形成して、これら分割片7
1の間にスリット72を形成したものである。このよう
な突出部70においても、スリット72を形成したこと
により、前述した実施態様と同様に、冷却用の空気がス
リット72を通過することにより、貫通孔73内を負圧
の状態として、加熱空気や周囲の加熱された空気を吸入
効率よく排出する効果を奏する。
【0039】次に、かかる図9(A)に例示した突出部
70の形成方法を説明する。中空筒状の突出部70を形
成するまで方法は、前述の実施態様で説明した図6の第
1の工程から第5の工程までの工程と同じであり、ま
た、スリット形成用の金型は前述の図7(B)に例示し
た金型55とほぼ同じであるので、同符号を付し、その
詳細な説明は省略する。一方、スリット形成パンチ75
は、突出部70の貫通孔73に挿入可能な外径寸法に形
成された棒状部76と、上記溝57に対応して棒状部7
6の外周から突出形成した4個の拡開用突堤77から構
成されている。この拡開用突堤77は、先端側のテーパ
状に形成した導入部77aから連続して基部側が一定寸
法に形成している。
【0040】そして、金型55の挿入孔56に突出部7
0を挿入した後、この突出部70とは反対側の金属板2
0側からスリット形成パンチ75を挿入する。さらにス
リット形成パンチ75を押し進めると、導入部77aが
溝57に対応位置した突出部70の基部から圧入し、拡
開用突堤67によって徐々に剪断しながら図8(B)に
おいて二点鎖線で示すように、1つおきの分割片71を
外方に拡開して溝57内に押し込む。この結果、中空筒
状に形成した突出部70の胴部が8分割されると共に、
1つおきの分割片71が基部から立ち上がる、この1つ
おきの分割片71がなす軌跡円は、突出部70の外周寸
法よりも大きくなり、これにより、隣接した残余の突出
部70の胴部との間にスリット72が形成される。
【0041】図10は、さらに他の実施態様を示し、4
個の平坦な分割片81を起立させると共に、互いに対抗
させた突出部80を形成し、各分割片81間にスリット
82を形成した例である。突出部80には、基部から先
端に至る軸方向に延びたスリット82が形成されている
ことから、図示の実線で示す冷却用の空気8がスリット
82を通過すると、貫通孔83内が負圧の状態になる。
このため、基部の裏面側から点線で示すように、放熱器
1の裏面側に面接合した発熱を伴う素子から発生する加
熱空気10等が吸入され、冷却用の空気8と共に排出さ
れる。
【0042】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、筒状の突出部3の加工工
程において、第5の工程では太径の棒状部分を有する第
4の工具34を開口側から貫通させて、孔24の拡径を
行なうが、この第4の工具34の外周面に条溝を形成し
て孔24に押し込むことにより、孔24の内周面にも条
溝を形成し、さらに内周面の表面積を増大するようにし
ても良い。また、図7乃至図9に示した他の実施態様に
おいて、各分割片を略等分に分割したが、突出部に突出
する分割片の周方向の幅を小さくする等不等分割に形成
しても良い。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による放熱器
によれば、突出部の胴部に基部から先端に至る軸方向に
延びたスリットを形成したことから、冷却空気がスリッ
トを通過することにより、貫通孔内を負圧状態とし、基
部の裏面側に生じた加熱空気等を吸入し、冷却空気と共
に排出するので、突出部の貫通孔による放熱効果に相乗
して放熱効果を大幅に高めることができる。また、本発
明による放熱器の形成方法によれば、金属板の一方面に
突出部をバーリング工程により形成し、突出部の外周を
スリット形成パンチによりスリットを形成するので、少
ない工程によりスリットを有する突出部を容易に形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる放熱器の第1の実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1の放熱器における突出部を拡大した要部拡
大斜視図である。
【図3】図1に示す放熱器の平面図である。
【図4】図1に示す放熱器の断面図である。
【図5】図1に示す放熱器の作用を示す説明図である。
【図6】本発明にかかる放熱器の突出部を形成する工程
を示した製造工程図である。
【図7】本発明にかかる放熱器の第2の実施態様を示
し、(A)は突出部の斜視図、(B)はスリット形成方
法を示す金型の断面図である。
【図8】本発明にかかる放熱器の第3の実施態様を示
し、(A)は突出部の斜視図、(B)はスリット形成方
法を示す金型の断面図である。
【図9】本発明にかかる放熱器の第4の実施態様を示
し、(A)は突出部の斜視図、(B)はスリット形成方
法を示す金型の断面図である。
【図10】本発明にかかる放熱器の第5の実施態様を示
す突出部の斜視図である。
【図11】従来の放熱器の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 放熱器 2 基部 3 突出部 4 貫通孔 5 スリット 6 薄肉部 35 スリット形成パンチ 35b カッター片 59 拡開用突堤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の一面に塑性変形により表裏に貫
    通した中空筒状の突出部が複数個立設され、これら突出
    部は軸方向に延びる複数のスリットが形成されているこ
    とを特徴とする放熱器。
  2. 【請求項2】 中空筒状の突出部の胴部を切除したスリ
    ットを形成したことを特徴とする請求項1に記載の放熱
    器。
  3. 【請求項3】 中空筒状に形成した突出部の胴部を複数
    に分割し、1つおきの分割片を突出部より外方に拡開し
    てスリットを形成したことを特徴する請求項1に記載の
    放熱器。
  4. 【請求項4】 金属板の一面に塑性変形により表裏に貫
    通した中空筒状の突出部を形成するバーリング工程と、
    外周にカッター片を複数個形成したスリット形成パンチ
    を上記突出部の貫通孔から圧入してスリットを形成する
    スリット形成工程からなることを特徴する放熱器の形成
    方法。
  5. 【請求項5】 スリット形成パンチは、外周にカッター
    片を複数個形成し、突出部の一方側から圧入して胴部を
    軸方向に打ち抜きにより削除してスリットを形成するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の放熱器の形成方法。
  6. 【請求項6】 スリット形成パンチは、外周に複数個の
    拡開用突堤を突出形成し、突出部の一方開口側から圧入
    して拡開用突堤により胴部を複数に分割すると共に、外
    方に拡開して隣接する分割片間にスリットを形成したこ
    とを特徴する請求項4に記載の放熱器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114412645A (zh) * 2021-12-26 2022-04-29 西北工业大学 涡扇发动机燃烧室用带狭缝肋层板冷却结构及冷却方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114412645A (zh) * 2021-12-26 2022-04-29 西北工业大学 涡扇发动机燃烧室用带狭缝肋层板冷却结构及冷却方法
CN114412645B (zh) * 2021-12-26 2023-01-31 西北工业大学 涡扇发动机燃烧室用带狭缝肋层板冷却结构及冷却方法

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