JPH11348292A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH11348292A JPH11348292A JP17667298A JP17667298A JPH11348292A JP H11348292 A JPH11348292 A JP H11348292A JP 17667298 A JP17667298 A JP 17667298A JP 17667298 A JP17667298 A JP 17667298A JP H11348292 A JPH11348292 A JP H11348292A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- flow path
- electrode
- wall surface
- guide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クロストークが発生しにくい、かつ、短い周
期で安定してインクの吐出が可能な記録ヘッドを提供す
ることにある。 【解決手段】 色剤を溶媒中に分散させたインクを流す
流路を構成し、流路に設けた電極に選択的に印加した記
録電圧によって形成される静電界によって色剤成分が凝
集したインクを飛翔させ、記録媒体に付着させることに
より画像を記録するインクジェット記録装置において、
壁面にインク吐出電極15と該電極に近接した位置にイ
ンクガイド部材14が存在する流路(基板13、12
a、スペーサ11b)と、壁面にインク吐出電極とイン
クガイド部材が存在しない流路(基板13、12b、ス
ペーサ11c)を有し、両流路を交互に配置し、インク
吐出電極と該電極の両側にインクガイド部材をインクの
流れ方向に並べて設け、インク吐出電極の先端を流路壁
面よりも突出させる。
期で安定してインクの吐出が可能な記録ヘッドを提供す
ることにある。 【解決手段】 色剤を溶媒中に分散させたインクを流す
流路を構成し、流路に設けた電極に選択的に印加した記
録電圧によって形成される静電界によって色剤成分が凝
集したインクを飛翔させ、記録媒体に付着させることに
より画像を記録するインクジェット記録装置において、
壁面にインク吐出電極15と該電極に近接した位置にイ
ンクガイド部材14が存在する流路(基板13、12
a、スペーサ11b)と、壁面にインク吐出電極とイン
クガイド部材が存在しない流路(基板13、12b、ス
ペーサ11c)を有し、両流路を交互に配置し、インク
吐出電極と該電極の両側にインクガイド部材をインクの
流れ方向に並べて設け、インク吐出電極の先端を流路壁
面よりも突出させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドの電極
から吐出したインク滴を記録媒体上に付着させて画像を
印刷するインクジェット記録装置に係り、特に、記録ヘ
ッドの構造に関する。
から吐出したインク滴を記録媒体上に付着させて画像を
印刷するインクジェット記録装置に係り、特に、記録ヘ
ッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微小な吐出部から少量のインク滴
を吐出させ、記録媒体上に該インク滴を付着させて画像
を印刷するインクジェット記録装置は、インクタンクか
ら各吐出部にインクを導き、そのインクに運動エネルギ
ーを与えることにより、吐出部からインク滴を吐出さ
せ、記録媒体に付着させてドットを形成する構成であ
る。インクに運動エネルギーを与える駆動方法の1つと
して、吐出電極と記録媒体が接触する共通電極との間に
電圧を印加し、静電力によってインクを吐出させる方式
がある。この方式は吐出電極に印加する電圧をパルス幅
変調することにより、記録媒体上に吐出させるインク量
を制御できるので、高精細インクジェットプリンタを実
現する方式として以前から注目されている。このような
方式の例として、特表平7−502218号公報には、
溶媒中に低濃度に色剤を分散させたインクを吐出電極表
面に供給し、吐出電極に電圧を印加して電界を形成し、
電荷を持った色剤を凝集させて記録媒体上に飛翔させる
技術が記載されている。また、特開平8−149253
号公報には、上記公報の改良を示し、各種のヘッド構成
が開示されている。
を吐出させ、記録媒体上に該インク滴を付着させて画像
を印刷するインクジェット記録装置は、インクタンクか
ら各吐出部にインクを導き、そのインクに運動エネルギ
ーを与えることにより、吐出部からインク滴を吐出さ
せ、記録媒体に付着させてドットを形成する構成であ
る。インクに運動エネルギーを与える駆動方法の1つと
して、吐出電極と記録媒体が接触する共通電極との間に
電圧を印加し、静電力によってインクを吐出させる方式
がある。この方式は吐出電極に印加する電圧をパルス幅
変調することにより、記録媒体上に吐出させるインク量
を制御できるので、高精細インクジェットプリンタを実
現する方式として以前から注目されている。このような
方式の例として、特表平7−502218号公報には、
溶媒中に低濃度に色剤を分散させたインクを吐出電極表
面に供給し、吐出電極に電圧を印加して電界を形成し、
電荷を持った色剤を凝集させて記録媒体上に飛翔させる
技術が記載されている。また、特開平8−149253
号公報には、上記公報の改良を示し、各種のヘッド構成
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の例の方式で記録
ヘッドを製作する場合、記録ヘッドをキャリッジに載せ
て、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と垂直な方向に移
動しながら記録する方式(走査型ヘッド)と、記録ヘッ
ドを固定した状態で、記録媒体幅と同じ幅のヘッドから
インクを飛翔させる方式(ライン型ヘッド)がある。ホ
ーム用やオフィス用プリンタは小型であることが第一で
あるため、走査型ヘッドが望ましく、産業用プリンタは
高速印刷が求められるため、ライン型の記録ヘッドが望
ましい。上記どちらの方式のヘッドにおいても、インク
ジェット記録装置を実現する場合に解決しなければなら
ない課題は、記録ヘッドの吐出電極まわりにおけるイン
クの溶媒の揮発による目詰まりを防止することである。
上記の例では、印刷中はインクを循環させているので、
溶媒が揮発することによるインクの固まりが発生しにく
い構成であると考えられる。この構成により、印刷中の
インクの詰まりを防止できるので、次の課題は、適切な
量のインクを短周期で安定して記録媒体上に飛翔させる
方法を確立することである。インクを短周期で安定して
飛翔させるためには、インクが吐出する部材の先端部に
電界を集中させること、及び、吐出部先端に急速にイン
クを供給することが非常に重要である。インクが吐出す
る部材の先端部に電界が集中することで、インク中の色
剤粒子に作用する静電力が大きくなり、インクが飛翔し
やすくなる。また、吐出部へのインクの供給能力を向上
させることによって、インクの吐出周期を短くすること
が可能になる。上記の特表平7−502218号公報の
方法では、先端が尖った電極に電圧を印加してインクを
飛翔させることが示されているが、隣接する電極との間
に境界がないため、インクを吐出させる時に電極に電圧
を印加すると、隣接する電極部からのインクの飛翔(以
下、クロストークと呼ぶ。)が起こりやすい構成であ
る。また、特開平8−149253号公報の方法では、
インク吐出部が1つの電極だけで構成されているので、
インクを電極先端に供給する能力が小さく、高速印刷に
対応しにくい構成である。
ヘッドを製作する場合、記録ヘッドをキャリッジに載せ
て、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と垂直な方向に移
動しながら記録する方式(走査型ヘッド)と、記録ヘッ
ドを固定した状態で、記録媒体幅と同じ幅のヘッドから
インクを飛翔させる方式(ライン型ヘッド)がある。ホ
ーム用やオフィス用プリンタは小型であることが第一で
あるため、走査型ヘッドが望ましく、産業用プリンタは
高速印刷が求められるため、ライン型の記録ヘッドが望
ましい。上記どちらの方式のヘッドにおいても、インク
ジェット記録装置を実現する場合に解決しなければなら
ない課題は、記録ヘッドの吐出電極まわりにおけるイン
クの溶媒の揮発による目詰まりを防止することである。
上記の例では、印刷中はインクを循環させているので、
溶媒が揮発することによるインクの固まりが発生しにく
い構成であると考えられる。この構成により、印刷中の
インクの詰まりを防止できるので、次の課題は、適切な
量のインクを短周期で安定して記録媒体上に飛翔させる
方法を確立することである。インクを短周期で安定して
飛翔させるためには、インクが吐出する部材の先端部に
電界を集中させること、及び、吐出部先端に急速にイン
クを供給することが非常に重要である。インクが吐出す
る部材の先端部に電界が集中することで、インク中の色
剤粒子に作用する静電力が大きくなり、インクが飛翔し
やすくなる。また、吐出部へのインクの供給能力を向上
させることによって、インクの吐出周期を短くすること
が可能になる。上記の特表平7−502218号公報の
方法では、先端が尖った電極に電圧を印加してインクを
飛翔させることが示されているが、隣接する電極との間
に境界がないため、インクを吐出させる時に電極に電圧
を印加すると、隣接する電極部からのインクの飛翔(以
下、クロストークと呼ぶ。)が起こりやすい構成であ
る。また、特開平8−149253号公報の方法では、
インク吐出部が1つの電極だけで構成されているので、
インクを電極先端に供給する能力が小さく、高速印刷に
対応しにくい構成である。
【0004】本発明の課題は、クロストークが発生しに
くい、かつ、短い周期で安定してインクの吐出が可能な
記録ヘッドを有するインクジェット記録装置を提供する
ことにある。
くい、かつ、短い周期で安定してインクの吐出が可能な
記録ヘッドを有するインクジェット記録装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、インクジェット記録装置を以下のような構成にす
る。すなわち、色剤を溶媒中に分散させたインクを流す
流路を構成し、流路に設けた吐出電極に選択的に印加し
た記録電圧によって形成される静電力によって、色剤成
分が凝集したインクを飛翔させ、記録媒体に付着させる
ことにより、画像を記録するインクジェット記録装置に
おいて、流路壁面にインク吐出電極と該吐出電極に近接
させてインクガイド部材とを設ける流路と、インク吐出
電極とインクガイド部材を設けない流路を形成し、隣接
するインク吐出部間でインクを分断する。また、インク
吐出電極とインクガイド部材とを並べて両者間にインク
メニスカスを形成させるとともに、インク吐出部電極を
流路壁面より突出させ、また、インク吐出部電極が存在
する流路の壁面の高さをインク吐出部電極を設けない流
路の壁面よりも高く設定して、インクの表面張力を利用
してインク吐出部にインクを供給する。
に、インクジェット記録装置を以下のような構成にす
る。すなわち、色剤を溶媒中に分散させたインクを流す
流路を構成し、流路に設けた吐出電極に選択的に印加し
た記録電圧によって形成される静電力によって、色剤成
分が凝集したインクを飛翔させ、記録媒体に付着させる
ことにより、画像を記録するインクジェット記録装置に
おいて、流路壁面にインク吐出電極と該吐出電極に近接
させてインクガイド部材とを設ける流路と、インク吐出
電極とインクガイド部材を設けない流路を形成し、隣接
するインク吐出部間でインクを分断する。また、インク
吐出電極とインクガイド部材とを並べて両者間にインク
メニスカスを形成させるとともに、インク吐出部電極を
流路壁面より突出させ、また、インク吐出部電極が存在
する流路の壁面の高さをインク吐出部電極を設けない流
路の壁面よりも高く設定して、インクの表面張力を利用
してインク吐出部にインクを供給する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明によるインクジェット
記録装置の一実施形態を示す。1は筐体、2は記録ヘッ
ド、3は補給用インクタンク、4はインク循環系、5は
インク吐出部、6は共通電極、7は記録媒体、8は記録
媒体搬送路、9は記録媒体搬送装置である。インクジェ
ット記録装置は、記録ヘッド2、共通電極6、記録媒体
搬送路8及び記録媒体搬送装置9から構成する。記録ヘ
ッド2は、インクタンク3、インク循環系4及びインク
循環系4の一部に適当な間隔で配列された多数のインク
吐出部5を備え、該吐出部5の並び方向が記録媒体7の
搬送方向と交差する方向となるように配置する。なお、
カラー印刷が可能なインクジェット記録装置において
は、少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、黒の色ご
とに記録ヘッド2を配置する。インク吐出部5と記録媒
体搬送路8が対向する位置には共通電極6を配置し、共
通電極6は、記録ヘッド2のインク吐出部5に存在する
吐出電極との間に記録信号に応じて電圧が印加されるよ
うに駆動される。そのとき、インク循環系4内に循環さ
れているインク中の色剤成分が凝集してインク吐出部5
より吐出する。インク吐出によって減少した色剤成分
は、インクタンク3から補給される。使用するインクと
しては、例えば粘度が小さい1〜10mPa・s程度の
イソパラフィンなどの石油系の溶剤中に、帯電している
顔料を帯電制御剤とともに分散させたものを用いること
ができる。なお、インク循環方法や記録ヘッド2の構成
は後で詳しく述べる。記録媒体搬送装置9は、モータ
(図示省略)によって駆動され、記録媒体7を記録媒体
搬送路8上で搬送する。特に、共通電極6の前後ではロ
ーラなどによって直線的に記録媒体7を搬送する。この
場合、記録媒体7のインクを付着させない面が下側にな
り、記録媒体7を記録媒体搬送装置9によって記録媒体
搬送路8に押しつけるように搬送する。そのため、イン
ク吐出部5と記録媒体7との間隔(1mm程度)を一定
に保った状態で印刷することができる。また、印刷面が
記録媒体搬送路8に接しないので、印刷後に画像を汚す
ことがない。
用いて説明する。図1は、本発明によるインクジェット
記録装置の一実施形態を示す。1は筐体、2は記録ヘッ
ド、3は補給用インクタンク、4はインク循環系、5は
インク吐出部、6は共通電極、7は記録媒体、8は記録
媒体搬送路、9は記録媒体搬送装置である。インクジェ
ット記録装置は、記録ヘッド2、共通電極6、記録媒体
搬送路8及び記録媒体搬送装置9から構成する。記録ヘ
ッド2は、インクタンク3、インク循環系4及びインク
循環系4の一部に適当な間隔で配列された多数のインク
吐出部5を備え、該吐出部5の並び方向が記録媒体7の
搬送方向と交差する方向となるように配置する。なお、
カラー印刷が可能なインクジェット記録装置において
は、少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、黒の色ご
とに記録ヘッド2を配置する。インク吐出部5と記録媒
体搬送路8が対向する位置には共通電極6を配置し、共
通電極6は、記録ヘッド2のインク吐出部5に存在する
吐出電極との間に記録信号に応じて電圧が印加されるよ
うに駆動される。そのとき、インク循環系4内に循環さ
れているインク中の色剤成分が凝集してインク吐出部5
より吐出する。インク吐出によって減少した色剤成分
は、インクタンク3から補給される。使用するインクと
しては、例えば粘度が小さい1〜10mPa・s程度の
イソパラフィンなどの石油系の溶剤中に、帯電している
顔料を帯電制御剤とともに分散させたものを用いること
ができる。なお、インク循環方法や記録ヘッド2の構成
は後で詳しく述べる。記録媒体搬送装置9は、モータ
(図示省略)によって駆動され、記録媒体7を記録媒体
搬送路8上で搬送する。特に、共通電極6の前後ではロ
ーラなどによって直線的に記録媒体7を搬送する。この
場合、記録媒体7のインクを付着させない面が下側にな
り、記録媒体7を記録媒体搬送装置9によって記録媒体
搬送路8に押しつけるように搬送する。そのため、イン
ク吐出部5と記録媒体7との間隔(1mm程度)を一定
に保った状態で印刷することができる。また、印刷面が
記録媒体搬送路8に接しないので、印刷後に画像を汚す
ことがない。
【0007】次に、インク循環系4について説明する。
図12は、インク循環系の構成を示す。補給用インクタ
ンク3からインクたまり31に収容されるインクは、ポ
ンプ32aの吸引力によってインク循環路34、35を
通ってインク流量調整室33に搬送される。インク流量
調整室33に入ったインクは、インク流量調整室33と
インク吐出部5との高低差で決まる位置エネルギーの差
によって吐出電極の並ぶインク循環路5に流れる。ポン
プ32bによってインクの一部をインク流量調整室33
から排出させ、インク流量調整室33の液面を一定に保
っている。インク流量調整室33から排出したインク
は、インク循環路36、37を通ってインクたまり31
に戻る。また、インク吐出部5を通過したインクはポン
プ32cによって回収され、インクたまり31に戻る。
図12は、インク循環系の構成を示す。補給用インクタ
ンク3からインクたまり31に収容されるインクは、ポ
ンプ32aの吸引力によってインク循環路34、35を
通ってインク流量調整室33に搬送される。インク流量
調整室33に入ったインクは、インク流量調整室33と
インク吐出部5との高低差で決まる位置エネルギーの差
によって吐出電極の並ぶインク循環路5に流れる。ポン
プ32bによってインクの一部をインク流量調整室33
から排出させ、インク流量調整室33の液面を一定に保
っている。インク流量調整室33から排出したインク
は、インク循環路36、37を通ってインクたまり31
に戻る。また、インク吐出部5を通過したインクはポン
プ32cによって回収され、インクたまり31に戻る。
【0008】次に、インク流量調整方法を図13を用い
てさらに詳しく説明する。図13は、インク流量調整室
33の断面図である。印刷を開始するときには、ポンプ
32a、32b、33cによってインク循環を開始す
る。インクがインク循環路35を通ってインク流量調整
室33に入ってくると、液面が徐々に上昇する。インク
液面検出器42によって液面を検知しながら、インク流
量調整室33からポンプ32bによって適量のインクを
排出すると、インクの液面とインク吐出部との高低差を
一定に保つことができる。この高低差を一定に保ちなが
ら、流路41よりインクをインク吐出部5に送ることに
より、インク吐出部5に搬送するインク圧力を一定に保
つことができるようになる。そして、インク圧力が安定
した後、印刷を開始する。
てさらに詳しく説明する。図13は、インク流量調整室
33の断面図である。印刷を開始するときには、ポンプ
32a、32b、33cによってインク循環を開始す
る。インクがインク循環路35を通ってインク流量調整
室33に入ってくると、液面が徐々に上昇する。インク
液面検出器42によって液面を検知しながら、インク流
量調整室33からポンプ32bによって適量のインクを
排出すると、インクの液面とインク吐出部との高低差を
一定に保つことができる。この高低差を一定に保ちなが
ら、流路41よりインクをインク吐出部5に送ることに
より、インク吐出部5に搬送するインク圧力を一定に保
つことができるようになる。そして、インク圧力が安定
した後、印刷を開始する。
【0009】次に、記録ヘッドの構成について述べる。
図2は、本発明に使用されるインクジェット記録装置の
インク吐出部5周辺の断面図である。インク吐出部5と
対向する位置には共通電極6が存在し、インク吐出部5
と共通電極6との間に印加される電界により、インクが
共通電極6の表面を搬送されてくる記録媒体上に吐出す
る。インクは矢印の方向に循環しており、インク吐出部
5には一定電圧(バイアス電圧)が印加可能なバイアス
電源10と、インクを吐出させる場合に画像信号に応じ
てパルス幅変調された記録電圧が印加可能なパルス電源
20が接続される。このパルス電圧の印加時間を制御す
ることによって、吐出させるインク量を調節してドット
ごとに大きさを変化させる。
図2は、本発明に使用されるインクジェット記録装置の
インク吐出部5周辺の断面図である。インク吐出部5と
対向する位置には共通電極6が存在し、インク吐出部5
と共通電極6との間に印加される電界により、インクが
共通電極6の表面を搬送されてくる記録媒体上に吐出す
る。インクは矢印の方向に循環しており、インク吐出部
5には一定電圧(バイアス電圧)が印加可能なバイアス
電源10と、インクを吐出させる場合に画像信号に応じ
てパルス幅変調された記録電圧が印加可能なパルス電源
20が接続される。このパルス電圧の印加時間を制御す
ることによって、吐出させるインク量を調節してドット
ごとに大きさを変化させる。
【0010】さらに、インク吐出部5の構成を図3を用
いて詳しく説明する。インク吐出部5は、基板12、1
3とスペーサ11とを交互に積層した構造からなる。基
板13上には2本の柱状部材14と、柱状部材14に挟
まれた位置に存在する別の柱状部材15が存在する。柱
状部材15は柱状部材14よりも長い部材である。基板
12と基板13が対面する壁がインク流路壁となり、基
板12、13とスペーサ11で囲まれる領域をインクが
流れる。
いて詳しく説明する。インク吐出部5は、基板12、1
3とスペーサ11とを交互に積層した構造からなる。基
板13上には2本の柱状部材14と、柱状部材14に挟
まれた位置に存在する別の柱状部材15が存在する。柱
状部材15は柱状部材14よりも長い部材である。基板
12と基板13が対面する壁がインク流路壁となり、基
板12、13とスペーサ11で囲まれる領域をインクが
流れる。
【0011】図4は、基板13の表面にインク17が流
れているときの様子を示す。図4のようにインク17が
流れる場合、基板13上に段差を有して存在する柱状部
材14、15の間にはインクの表面張力により、インク
メニスカス16が形成される。インクメニスカス16は
インクを柱状部材15の先端にインクを供給する役割を
果たす。この方式のインクジェット記録装置は、電界に
よる静電力によってインクを吐出させるものであるが、
本発明では、以下に示す2通りの電圧印加方法が実施で
きる。第1の方法は、基板13上の柱状部材15を吐出
電極として電圧を印加し、柱状部材14をガイド部材と
する方法である。この構成の場合、先鋭化された柱状部
材15の先端で最も電界が集中しており、その位置に集
まるようにインクが供給されるので、帯電しているイン
ク中の色剤成分が凝集して吐出しやすくなり、1ドット
の濃度を大きくすることが可能となる。さらに、吐出電
極に印加するパルス電圧の幅を変化させることにより、
1ドットの直径を変化させることができるため、コント
ラストの大きい画像を得ることができる。第2の方法
は、基板13上の柱状部材14を吐出電極として電圧を
印加し、柱状部材15をガイド部材とする方法である。
この構成の場合、柱状部材14の先端にはインクがかぶ
った状態になるので、電界の集中度が第1の方法に比べ
て低下する。したがって、柱状部材15の先端に色剤成
分を移動させる力が減少するが、2本で柱状部材15の
先端に凝集したインクを供給するので、1ドットの濃度
は第1の方法と同等になる。また、吐出点では柱状部材
15の先端が絶縁物であるので、放電が発生しにくい構
成であるという利点がある。
れているときの様子を示す。図4のようにインク17が
流れる場合、基板13上に段差を有して存在する柱状部
材14、15の間にはインクの表面張力により、インク
メニスカス16が形成される。インクメニスカス16は
インクを柱状部材15の先端にインクを供給する役割を
果たす。この方式のインクジェット記録装置は、電界に
よる静電力によってインクを吐出させるものであるが、
本発明では、以下に示す2通りの電圧印加方法が実施で
きる。第1の方法は、基板13上の柱状部材15を吐出
電極として電圧を印加し、柱状部材14をガイド部材と
する方法である。この構成の場合、先鋭化された柱状部
材15の先端で最も電界が集中しており、その位置に集
まるようにインクが供給されるので、帯電しているイン
ク中の色剤成分が凝集して吐出しやすくなり、1ドット
の濃度を大きくすることが可能となる。さらに、吐出電
極に印加するパルス電圧の幅を変化させることにより、
1ドットの直径を変化させることができるため、コント
ラストの大きい画像を得ることができる。第2の方法
は、基板13上の柱状部材14を吐出電極として電圧を
印加し、柱状部材15をガイド部材とする方法である。
この構成の場合、柱状部材14の先端にはインクがかぶ
った状態になるので、電界の集中度が第1の方法に比べ
て低下する。したがって、柱状部材15の先端に色剤成
分を移動させる力が減少するが、2本で柱状部材15の
先端に凝集したインクを供給するので、1ドットの濃度
は第1の方法と同等になる。また、吐出点では柱状部材
15の先端が絶縁物であるので、放電が発生しにくい構
成であるという利点がある。
【0012】図5は、インク吐出部5を対向電極6側か
ら見た図である。インクは矢印の方向を流路として流れ
ており、壁面にインク吐出部(柱状部材15a、柱状部
材14−1a、柱状部材14−2a及び柱状部材15
b、柱状部材14−1b、柱状部材14−2b)が存在
する流路(基板13a、基板12a、スペーサ11a及
び基板13b、基板12b、スペーサ11cから形成さ
れる。)とインク吐出部が存在しない流路(基板13
b、基板12a、スペーサ11b及び基板13c、基板
12b、スペーサ11dから形成される。)が存在す
る。インクはスペーサ11の上を流れて循環する。上述
したようにインクは静電力によって柱状部材15より吐
出する。
ら見た図である。インクは矢印の方向を流路として流れ
ており、壁面にインク吐出部(柱状部材15a、柱状部
材14−1a、柱状部材14−2a及び柱状部材15
b、柱状部材14−1b、柱状部材14−2b)が存在
する流路(基板13a、基板12a、スペーサ11a及
び基板13b、基板12b、スペーサ11cから形成さ
れる。)とインク吐出部が存在しない流路(基板13
b、基板12a、スペーサ11b及び基板13c、基板
12b、スペーサ11dから形成される。)が存在す
る。インクはスペーサ11の上を流れて循環する。上述
したようにインクは静電力によって柱状部材15より吐
出する。
【0013】図6は、図5におけるa−a’からみた断
面図である。インクはスペーサ11を底面とし、基板1
2、13を壁面として流れ、色剤成分が凝集したインク
が吐出する柱状部材15と基板12との間、及び、基板
12と基板13との間にはインクメニスカス16が形成
される。本実施形態では、流路を流れるインクは表面張
力によって常に柱状部材15の先端に供給されることに
なるので、数kHz〜十数kHz(例えば、5〜10k
Hz)の周波数、すなわち、短い周期(0.1〜0.2
μs)でインクを吐出させることが可能になる。ここ
で、柱状部材15が存在しない流路の底面となるスペー
サ11bと11dを、柱状部材が存在する流路の底面と
なるスペーサ11aと11cよりも低くして流路の深さ
を深く設定する。このように設定することによって、柱
状部材が存在しない流路の液面の高さが低くなるので、
隣接する流路の柱状部材間でインクメニスカスが形成さ
れることはない。因に、柱状部材が存在しない流路を設
けない場合を図7を用いて説明する。図7は、図6にお
いて基板12が存在しない場合の断面図を示す。この構
成にすると、吐出部よりもインク循環路の下流側でイン
クを吸引していても、基板13の上部がインクで濡れた
場合には、隣接する柱状部材15間でインクメニスカス
が形成される。基板13の上部を乾燥させた状態に保つ
ことは非常に困難であるので、この構成はクロストーク
が発生しやすい構成となる。本実施形態では、図6に示
したように、柱状部材が存在しない流路を設けることに
よって、クロストークを防止することができる。
面図である。インクはスペーサ11を底面とし、基板1
2、13を壁面として流れ、色剤成分が凝集したインク
が吐出する柱状部材15と基板12との間、及び、基板
12と基板13との間にはインクメニスカス16が形成
される。本実施形態では、流路を流れるインクは表面張
力によって常に柱状部材15の先端に供給されることに
なるので、数kHz〜十数kHz(例えば、5〜10k
Hz)の周波数、すなわち、短い周期(0.1〜0.2
μs)でインクを吐出させることが可能になる。ここ
で、柱状部材15が存在しない流路の底面となるスペー
サ11bと11dを、柱状部材が存在する流路の底面と
なるスペーサ11aと11cよりも低くして流路の深さ
を深く設定する。このように設定することによって、柱
状部材が存在しない流路の液面の高さが低くなるので、
隣接する流路の柱状部材間でインクメニスカスが形成さ
れることはない。因に、柱状部材が存在しない流路を設
けない場合を図7を用いて説明する。図7は、図6にお
いて基板12が存在しない場合の断面図を示す。この構
成にすると、吐出部よりもインク循環路の下流側でイン
クを吸引していても、基板13の上部がインクで濡れた
場合には、隣接する柱状部材15間でインクメニスカス
が形成される。基板13の上部を乾燥させた状態に保つ
ことは非常に困難であるので、この構成はクロストーク
が発生しやすい構成となる。本実施形態では、図6に示
したように、柱状部材が存在しない流路を設けることに
よって、クロストークを防止することができる。
【0014】次に、インク吐出部付近におけるインク循
環路の寸法について、図8を用いて説明する。インク流
路の幅は、スペーサ11の厚さa、cと基板12の厚さ
bによって決定するが、a、b、cを過小とすると、基
板12にセラミック等の硬い材料を使用しても反りが発
生するので、a、b、cともに50μm以上に設定す
る。しかし、aとcを500μm以上とすると、図3に
示したように鉛直成分を有してインクが流れる際に、流
路内よりインクが漏れてインクジェット記録装置内を汚
染するという問題が発生する。一方、a、b、cが過大
であると、印刷時のドット間隔が広がるので、最大でも
150μm程度とすることが望ましい。また、柱状部材
15の厚さは、柱状部材14とともに数十μmとして、
両者間でインクメニスカスが形成されるようにする。さ
らに、柱状部材15の先端は、基板13よりdだけ突出
させて製作する。このように、柱状部材15を基板より
突出させることによって、柱状部材15の先端に薄層の
インクを供給することが可能になる。柱状部材15の先
端を基板より突出させない場合は、インク吐出時に柱状
部材15の先端でインクの吐出を妨げる表面張力が作用
するので、かなり大きな電圧を印加する必要がある。電
圧が高い電源を使用すると、汚れや塵などの外乱によっ
て記録ヘッドや記録装置内の他の部分で放電が発生する
ことがあるので、インク吐出時に必要な電圧は低くする
ことが重要である。ところで、図6を用いて説明したよ
うに、インクメニスカスは流路幅方向にも存在する。柱
状部材15の先端を基板12よりも適当な大きさだけ高
くしておくと、インクが表面張力によって柱状部材15
の先端に供給されるようになる。また、基板12と基板
13に高低差eをつけることにより、柱状部材15の先
端間におけるインクメニスカスの発生がなくなる。d、
eは50μm以上とすると、上記に示した効果が出てく
るが、d+eが流路幅aの2倍以上とすると、柱状部材
15の先端にインクが供給されなくなる問題が発生する
ので、dやeは流路幅に依存して決定する。流路の深さ
fは、図6に示したインクメニスカスができるように設
定する必要がある。fが過小の場合はインクメニスカス
が形成されない。逆に、過大の場合はインクの流路抵抗
が増してインクが流れにくくなる。これらより、fの適
正な範囲は流路幅aの2倍以上5倍以下にするとよい。
また、スペーサ11aと11bの高低差gは、柱状部材
15間におけるインクメニスカスの発生を防止するた
め、50μm以上とするとよい。ここで、上述した具体
的な数値は、以下の実験条件により求めた数値である。 インク中の顔料濃度 2〜5wtパーセント インクの濃度 1〜2mPa・s インクの表面張力 23〜25dyne/cm 電極に印加する電圧 バイアス電圧 1.5〜2.5kV パルス電圧 0.3〜0.8kV ヘッドの電極数 4列 吐出部を通過したインクを回収するポンプの能力 50ml/分 インク流路が大気中に開放される長さ(2図参照) 3mm
環路の寸法について、図8を用いて説明する。インク流
路の幅は、スペーサ11の厚さa、cと基板12の厚さ
bによって決定するが、a、b、cを過小とすると、基
板12にセラミック等の硬い材料を使用しても反りが発
生するので、a、b、cともに50μm以上に設定す
る。しかし、aとcを500μm以上とすると、図3に
示したように鉛直成分を有してインクが流れる際に、流
路内よりインクが漏れてインクジェット記録装置内を汚
染するという問題が発生する。一方、a、b、cが過大
であると、印刷時のドット間隔が広がるので、最大でも
150μm程度とすることが望ましい。また、柱状部材
15の厚さは、柱状部材14とともに数十μmとして、
両者間でインクメニスカスが形成されるようにする。さ
らに、柱状部材15の先端は、基板13よりdだけ突出
させて製作する。このように、柱状部材15を基板より
突出させることによって、柱状部材15の先端に薄層の
インクを供給することが可能になる。柱状部材15の先
端を基板より突出させない場合は、インク吐出時に柱状
部材15の先端でインクの吐出を妨げる表面張力が作用
するので、かなり大きな電圧を印加する必要がある。電
圧が高い電源を使用すると、汚れや塵などの外乱によっ
て記録ヘッドや記録装置内の他の部分で放電が発生する
ことがあるので、インク吐出時に必要な電圧は低くする
ことが重要である。ところで、図6を用いて説明したよ
うに、インクメニスカスは流路幅方向にも存在する。柱
状部材15の先端を基板12よりも適当な大きさだけ高
くしておくと、インクが表面張力によって柱状部材15
の先端に供給されるようになる。また、基板12と基板
13に高低差eをつけることにより、柱状部材15の先
端間におけるインクメニスカスの発生がなくなる。d、
eは50μm以上とすると、上記に示した効果が出てく
るが、d+eが流路幅aの2倍以上とすると、柱状部材
15の先端にインクが供給されなくなる問題が発生する
ので、dやeは流路幅に依存して決定する。流路の深さ
fは、図6に示したインクメニスカスができるように設
定する必要がある。fが過小の場合はインクメニスカス
が形成されない。逆に、過大の場合はインクの流路抵抗
が増してインクが流れにくくなる。これらより、fの適
正な範囲は流路幅aの2倍以上5倍以下にするとよい。
また、スペーサ11aと11bの高低差gは、柱状部材
15間におけるインクメニスカスの発生を防止するた
め、50μm以上とするとよい。ここで、上述した具体
的な数値は、以下の実験条件により求めた数値である。 インク中の顔料濃度 2〜5wtパーセント インクの濃度 1〜2mPa・s インクの表面張力 23〜25dyne/cm 電極に印加する電圧 バイアス電圧 1.5〜2.5kV パルス電圧 0.3〜0.8kV ヘッドの電極数 4列 吐出部を通過したインクを回収するポンプの能力 50ml/分 インク流路が大気中に開放される長さ(2図参照) 3mm
【0015】次に、柱状部材14、15の製作方法につ
いて述べる。図9は、基板13上に柱状部材14、15
を製作するプロセスの一例を示し、図5と同様に、イン
ク吐出部5を対向電極6側から見た図である。まず、図
9(a)に示すように、基板13の表面にポリイミドな
どの絶縁物22をコートし、その上に銅、ニッケル、ア
ルミニウムなどの金属層23を形成する。絶縁物22の
厚さは数十μmとし、金属は数μm程度とする。フォト
マスク24を用いて不要な部分の金属を酸などでエッチ
ングすると、金属25a、25b、25cの形状を有す
る図9(b)に示すような構造になる。次に、プラズマ
を用いてドライエッチングすることによって、絶縁物2
6a、26b、26cの形状を有する図9(c)に示す
ような構造になる。ところで、図4を用いてインク吐出
時の2種類の電圧印加方法について述べたが、基板13
上の柱状部材15を吐出電極として電圧を印加し、柱状
部材14をガイド部材とする第1の方法の場合では、図
9(c)に示した状態の後で金属25bを除去して、図
9(d)に示した構成とする。また、基板13上の柱状
部材14を吐出電極として電圧を印加し、柱状部材15
をガイド部材とする第2の方法の場合では、図9(c)
に示した状態の後で金属25aと25cとを除去して、
図9(e)に示した構成とする。
いて述べる。図9は、基板13上に柱状部材14、15
を製作するプロセスの一例を示し、図5と同様に、イン
ク吐出部5を対向電極6側から見た図である。まず、図
9(a)に示すように、基板13の表面にポリイミドな
どの絶縁物22をコートし、その上に銅、ニッケル、ア
ルミニウムなどの金属層23を形成する。絶縁物22の
厚さは数十μmとし、金属は数μm程度とする。フォト
マスク24を用いて不要な部分の金属を酸などでエッチ
ングすると、金属25a、25b、25cの形状を有す
る図9(b)に示すような構造になる。次に、プラズマ
を用いてドライエッチングすることによって、絶縁物2
6a、26b、26cの形状を有する図9(c)に示す
ような構造になる。ところで、図4を用いてインク吐出
時の2種類の電圧印加方法について述べたが、基板13
上の柱状部材15を吐出電極として電圧を印加し、柱状
部材14をガイド部材とする第1の方法の場合では、図
9(c)に示した状態の後で金属25bを除去して、図
9(d)に示した構成とする。また、基板13上の柱状
部材14を吐出電極として電圧を印加し、柱状部材15
をガイド部材とする第2の方法の場合では、図9(c)
に示した状態の後で金属25aと25cとを除去して、
図9(e)に示した構成とする。
【0016】図10は、図9で示した基板上における給
電線の様子を示す。図10(a)が図9(d)で示した
基板13の表面、図10(b)が図9(e)で示した基
板13の表面を表している。図10(a)において、柱
状部材15の先端は図9(d)の26b、柱状部材14
(図面の左)の先端は図9(d)の25a、26a、柱
状部材14(図面の右)の先端は図9(d)の25c、
26cに対応する。また、図10(b)において、柱状
部材15の先端は図9(e)の25b、26b、柱状部
材14(図面の左)の先端は図9(e)の26a、柱状
部材14(図面の右)の先端は図9(e)の26cに対
応する。19は導体を表す。
電線の様子を示す。図10(a)が図9(d)で示した
基板13の表面、図10(b)が図9(e)で示した基
板13の表面を表している。図10(a)において、柱
状部材15の先端は図9(d)の26b、柱状部材14
(図面の左)の先端は図9(d)の25a、26a、柱
状部材14(図面の右)の先端は図9(d)の25c、
26cに対応する。また、図10(b)において、柱状
部材15の先端は図9(e)の25b、26b、柱状部
材14(図面の左)の先端は図9(e)の26a、柱状
部材14(図面の右)の先端は図9(e)の26cに対
応する。19は導体を表す。
【0017】次に、吐出時の電圧の供給方法について説
明する。図11は、図10(a)を用いる第1の電圧印
加方法でヘッドを製作する場合の基板13とスペーサ1
1の形状を示す。図11において、(a)、(c)、
(e)が基板13、(b)、(d)、(f)がスペーサ
11である。まず、(a)に示す基板13の上に(b)
に示すスペーサ11を接着する。その上に(b)と同様
の切り欠きを有する基板12(図示せず)を接着し、そ
の上に(b)と同様の切り欠きを有し、図8を用いて説
明したように(b)よりも先端高さがgだけ低いスペー
サ11を接着する。この上に(c)に示す基板13、
(d)に示すスペーサ11を接着し、さらに基板12、
スペーサ11を接着する。同様にして(e)、(f)と
接着し、さらに基板12、スペーサ11と接着してい
く。このような方法で積層していくと、(a)では給電
部51、(b)では給電部52、(c)では給電部53
で電源からの給電線を接続することができる。
明する。図11は、図10(a)を用いる第1の電圧印
加方法でヘッドを製作する場合の基板13とスペーサ1
1の形状を示す。図11において、(a)、(c)、
(e)が基板13、(b)、(d)、(f)がスペーサ
11である。まず、(a)に示す基板13の上に(b)
に示すスペーサ11を接着する。その上に(b)と同様
の切り欠きを有する基板12(図示せず)を接着し、そ
の上に(b)と同様の切り欠きを有し、図8を用いて説
明したように(b)よりも先端高さがgだけ低いスペー
サ11を接着する。この上に(c)に示す基板13、
(d)に示すスペーサ11を接着し、さらに基板12、
スペーサ11を接着する。同様にして(e)、(f)と
接着し、さらに基板12、スペーサ11と接着してい
く。このような方法で積層していくと、(a)では給電
部51、(b)では給電部52、(c)では給電部53
で電源からの給電線を接続することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色剤を溶媒中に分散させたインクを流す流路を構成し、
流路に設けた吐出電極に選択的に印加した記録電圧によ
って形成される静電力によって凝集した色剤成分を飛翔
させ、記録媒体に付着させることにより、画像を記録す
るインクジェット記録装置において、流路壁面に吐出電
極と該吐出電極に近接させてガイド部材とを設ける流路
と、吐出電極とガイド部材を設けない流路を形成し、隣
接するインク吐出部間でインクを分断すること、及び、
スペーサの高さをインク吐出部の有無により変えて液面
差を設けることにより、クロストークの発生を防止する
ことができる。また、吐出電極とガイド部材とを並べて
両者間にインクメニスカスを形成させるとともに、イン
ク吐出部材を流路壁面より突出させ、また、インク吐出
部材が存在する流路の壁面の高さをインク吐出部材を設
けない流路の壁面よりも高く設定することにより、イン
クの表面張力を利用してインクをインク吐出部に安定し
て供給することができる。また、流路壁面の基板の表面
に絶縁物をコートし、その上に金属層を形成し、その後
不要な部分の金属と絶縁物を除去することにより、イン
ク吐出電極とインクガイド部材を基板の表面上に容易に
形成することができる。
色剤を溶媒中に分散させたインクを流す流路を構成し、
流路に設けた吐出電極に選択的に印加した記録電圧によ
って形成される静電力によって凝集した色剤成分を飛翔
させ、記録媒体に付着させることにより、画像を記録す
るインクジェット記録装置において、流路壁面に吐出電
極と該吐出電極に近接させてガイド部材とを設ける流路
と、吐出電極とガイド部材を設けない流路を形成し、隣
接するインク吐出部間でインクを分断すること、及び、
スペーサの高さをインク吐出部の有無により変えて液面
差を設けることにより、クロストークの発生を防止する
ことができる。また、吐出電極とガイド部材とを並べて
両者間にインクメニスカスを形成させるとともに、イン
ク吐出部材を流路壁面より突出させ、また、インク吐出
部材が存在する流路の壁面の高さをインク吐出部材を設
けない流路の壁面よりも高く設定することにより、イン
クの表面張力を利用してインクをインク吐出部に安定し
て供給することができる。また、流路壁面の基板の表面
に絶縁物をコートし、その上に金属層を形成し、その後
不要な部分の金属と絶縁物を除去することにより、イン
ク吐出電極とインクガイド部材を基板の表面上に容易に
形成することができる。
【図1】本発明によるインクジェット記録装置の一実施
形態
形態
【図2】本発明のインクジェット記録装置のインク吐出
部周辺の断面図
部周辺の断面図
【図3】本発明のインク吐出部の構成図
【図4】本発明のインクジェットヘッドの吐出電極付近
のインクメニスカスの様子を示す図
のインクメニスカスの様子を示す図
【図5】図3に示したインク吐出部の上面図
【図6】図3に示したインク吐出部の側面図
【図7】望ましくないインクメニスカス形状を示すイン
ク吐出部の側面図
ク吐出部の側面図
【図8】インク吐出部の形状を示す図
【図9】本発明のインクジェットヘッドのインク吐出部
を製作する方法の一例を示す図
を製作する方法の一例を示す図
【図10】図9に示したインク吐出部の給電部の形態を
示す図
示す図
【図11】本発明のインクジェットヘッドの給電方法を
示す図
示す図
【図12】本発明のインクジェットヘッドのインク循環
系を示す図
系を示す図
【図13】図12に示したインク循環系のインク圧力を
調整する方法を説明する図
調整する方法を説明する図
1…匡体、2…記録ヘッド、3…インクタンク、4…イ
ンク循環系 5…インク吐出部、6…共通電極、7…記録媒体、8…
記録媒体搬送路 9…記録媒体搬送装置
ンク循環系 5…インク吐出部、6…共通電極、7…記録媒体、8…
記録媒体搬送路 9…記録媒体搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 敦士 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 深野 善信 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】 色剤を溶媒中に分散させたインクを流す
流路を構成し、流路に設けた電極に選択的に印加した記
録電圧によって形成される静電界によって色剤成分が凝
集したインクを飛翔させ、記録媒体に付着させることに
より画像を記録するインクジェット記録装置において、
壁面にインク吐出電極と該電極に近接した位置にインク
ガイド部材が存在する流路と、壁面にインク吐出電極と
インクガイド部材が存在しない流路を有することを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 請求項1において、壁面にインク吐出電
極とインクガイド部材とが存在する流路と、壁面に電極
とインクガイド部材が存在しない流路を交互に配置する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、流路
壁面にインク吐出電極と該電極の両側にインクガイド部
材をインクの流れ方向に並べて設けるとともに、インク
吐出電極の先端を流路壁面よりも突出させることを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2において、流路
壁面にインクガイド部材と該インクガイド部材の両側に
インク吐出電極をインクの流れ方向に並べて設けるとと
もに、インクガイド部材の先端を流路壁面よりも突出さ
せることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4において、イン
ク吐出電極とインクガイド部材は、流路壁面の一部をな
す基板の表面に絶縁物をコートし、その上に金属層を形
成し、その後不要な部分の金属を除去し、さらに不要な
部分の絶縁物を除去して形成することを特徴とするイン
クジェット記録装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかにおい
て、壁面にインク吐出電極とインクガイド部材が存在し
ない流路の深さが、壁面にインク吐出電極とインクガイ
ド部材が存在する流路の深さよりも深いことを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかにおい
て、壁面にインク吐出電極とインクガイド部材が存在す
る流路の壁面高さが、壁面にインク吐出電極とインクガ
イド部材が存在しない流路の壁面よりも高いことを特徴
とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17667298A JPH11348292A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17667298A JPH11348292A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11348292A true JPH11348292A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=16017711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17667298A Pending JPH11348292A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11348292A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001000415A1 (en) * | 1999-06-30 | 2001-01-04 | Hitachi, Ltd. | Ink-jet recording head and ink-jet recorder |
| GB2371267A (en) * | 2001-01-18 | 2002-07-24 | Tonejet Corp Pty Ltd | Drop-on-demand printer having an electrode located within a guard channel disposed between adjacent ink ejection channels to reduce electrostatic cross-talk |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP17667298A patent/JPH11348292A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001000415A1 (en) * | 1999-06-30 | 2001-01-04 | Hitachi, Ltd. | Ink-jet recording head and ink-jet recorder |
| US6604816B1 (en) | 1999-06-30 | 2003-08-12 | Hitachi, Ltd. | Ink-jet recording head and ink-jet recorder |
| GB2371267A (en) * | 2001-01-18 | 2002-07-24 | Tonejet Corp Pty Ltd | Drop-on-demand printer having an electrode located within a guard channel disposed between adjacent ink ejection channels to reduce electrostatic cross-talk |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040324 |