JPH11348706A5 - - Google Patents
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- JPH11348706A5 JPH11348706A5 JP1998160780A JP16078098A JPH11348706A5 JP H11348706 A5 JPH11348706 A5 JP H11348706A5 JP 1998160780 A JP1998160780 A JP 1998160780A JP 16078098 A JP16078098 A JP 16078098A JP H11348706 A5 JPH11348706 A5 JP H11348706A5
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- bag
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【発明の名称】エアベルト及びエアベルト装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】車両の座席乗員を保護するためのベルトであって、内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルトにおいて、
該エアベルトは、内部にガスが導入される袋状ベルトと、該袋状ベルトを覆っている伸縮性を有したカバーと、該カバーと袋状ベルトとの間に介在されたクッション層とを有することを特徴とするエアベルト。
【請求項2】請求項1において、前記クッション層とカバーとの間に摩擦係数の低いフィルム又はテープが介在していることを特徴とするエアベルト。
【請求項3】請求項1において、前記クッション層の表面に低摩擦処理を施してあることを特徴とするエアベルト。
【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエアベルトと、該エアベルトを膨張させるガス発生器とを備えてなるエアベルト装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両乗員を車両衝突時等に保護するためのシートベルトに関するものであり、特にガスによって膨張するエアベルトと、このエアベルトを有するエアベルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のエアベルト装置は、例えば特開平5−85301号公報等にみられる通り公知となっている。第6図(a)は同号公報のエアベルト装置の全体斜視図、同(b)は同(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0003】
このエアベルト装置1は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるショルダーベルト2と、乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト3と、車体床部等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時にバックル装置4に挿入係止されるタング5と、ショルダーベルト2を案内する中間ガイド6とを備えている。
【0004】
ショルダーベルト2は、従来の一般的なシートベルトと同様のノーマルベルト(ウェビング)2aと、このノーマルベルト2aの一端に連結された袋状のベルト2bとから構成されている。ノーマルベルト2aは中間ガイド6に摺動自在に案内掛通されている。ノーマルベルト2aの他端は、車体に固定された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)7に連結されている。このシートベルトリトラクタ7にノーマルベルト2aは巻き取り可能とされている。
【0005】
袋状ベルト2bは乗員が当接する部分に位置するようになっており、ノーマルベルト2aとの連結端部と反対側の端部がタング5に連結されている。
【0006】
ラップベルト3は、一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング5に連結されているとともに、他端が車体に固定されたシートベルトリトラクタ(ELR)8に連結されている。更にバックル装置4には、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス発生装置9が連結されている。
【0007】
タング5及びバックル装置4には、ガス発生装置9からのガスを袋状ベルト2bに導くための通路が設けられている。
【0008】
ショルダーベルト2の袋状のベルト2bは、第6図(b)に実線で示すように袋状のベルト本体2cを折り畳んで例えばカバー2dにより覆うと共にこのカバー2dの両端を縫製2eすることにより、通常時には帯状に保形されている。このカバー2dは、ガス発生装置9の作動時には縫製部2eがショルダーベルト2の膨張力で簡単に外れ、袋状ベルト2bは二点鎖線で示すように膨張展開する。
【0009】
上記の袋状のベルト本体2bは例えばゴムライニングされた布などよりなり、カバー2dは伸縮性に富む軟質なニット(編物)よりなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエアベルトにあっては、人体に接触したときの触感がやや固い。本発明は、このような触感を改善することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアベルトは、車両の座席乗員を保護するためのベルトであって、内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルトにおいて、該エアベルトは、内部にガスが導入される袋状ベルトと、該袋状ベルトを覆っている伸縮性を有したカバーと、該カバーと袋状ベルトとの間に介在されたクッション層とを有することを特徴とするものである。
【0012】
かかるエアベルトにあっては、袋状ベルトとカバーとの間にクッション層が存在するので、人体に接触したときの触感が柔らかいものとなる。
【0013】
本発明では、クッション層とカバーとの界面の摩擦抵抗を小さくすることにより、エアベルトを屈曲し易いものとするのが好ましい。このようにクッション層とカバーとの間の界面の摩擦抵抗を小さくするには、クッション層表面に低摩擦処理を施したり、クッション層とカバーとの間に低摩擦係数のフィルムやテープを介在させるのが好ましい。
【0014】
本発明のエアベルト装置は、このような本発明のエアベルトと、該エアベルトを膨張させるためのガス発生器とを備えてなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1図は実施の形態に係るエアベルト10を示すものであり、(a)図は全体図、(b)図は断面斜視図、第2図(a)はショルダーベルトとエアベルトとの連結部付近の平面図、第2図(b)は袋状ベルトの平面図、第2図(c),(d),(e)はそれぞれ第2図(a)のC−C線、D−D線、E−E線に沿う断面図である。第3図(a)はエアベルトが膨張した状態におけるショルダーベルトの平面図、第3図(b)は膨張した状態の袋状ベルトの平面図、第3図(c)及び(d)は第3図(a)のC−C線、D−D線に沿う断面図である。第4図はエアベルトのカバーの編み方の説明図である。第5図は別の実施の形態に係るエアベルト10Aの断面斜視図である。
【0016】
このエアベルト10は、細長い帯状に折り畳まれた袋状ベルト11と、該袋状ベルト11を覆うカバー(ニットカバー)12と該袋状ベルト11とカバー12との間に介在されたクッション層13とを備えてなる。
【0017】
袋状ベルト11は、シートに座った乗員の胸から腹にかけた部分が広がった形状を有しており、第2図に示すように、この広がった部分を折り畳むことにより長い帯状とされる。この袋状ベルト11は、シリコンゴムなどの軟質ゴムがライニングされた布を縫製したのものであり、11aはこの縫製の縫目を示す。
【0018】
このクッション層13は、例えばポリウレタン、PVC等の軟質材料にて構成される。このクッション層13の厚さは0.5〜5mmとくに1〜3mm程度が好ましい。
【0019】
第1図(b)にあっては、このクッション層13の外面(カバー12と接する面)に低摩擦処理を施してある。この低摩擦処理としては、フッ素樹脂コーティング、PVCディッピング等が例示される。
【0020】
第5図に示すエアベルト10Aにあっては、クッション層13の両面とカバー12との間に低摩擦係数の材料よりなるテープ14が介在されている。このようなテープとしては、フッ素樹脂テープなどが例示される。
【0021】
第5図ではテープ14を介在させているが、クッション層13の全体をフッ素樹脂等の低摩擦材料よりなるフィルムにて被包してもよい。この場合、被包用フィルムにはミシン目やスリットなどよりなるテアラインを入れておき、袋状ベルト11が膨張するときにはこのテアラインに沿ってフィルムが開裂するように構成しておくのが好ましい。
【0022】
袋状ベルト11の一端はタング15に接続されており、このタング15にはタングプレート16とガス導入用の筒状のソケット17とが設けられている。
【0023】
このタングプレート16はバックル装置(図示略)のタングプレート挿入部に挿入され、ラッチ機構によってラッチされ、また該バックル装置のプレスボタンを押すことによりこのラッチが解除される。ソケット17はバックル装置のプラグに嵌合し、ガス発生器(インフレータ)からのガスが該プラグからソケット17を通って袋状ベルト11内に導入される。
【0024】
このエアベルト10はショルダーベルトの一部を構成しており、袋状ベルト11の他端にはショルダーベルトを構成するウェビング18の先端が縫合等により結合されている。このウェビング18の後端はショルダーベルト用リトラクタの巻取軸(リールシャフト)に連結されている。図示はしないがラップベルトの先端がタング15に連結され、後端がラップベルト用リトラクタの巻取軸に連結されている。
【0025】
カバー12は幅方向には柔軟に伸縮するが、長手方向には殆ど伸長しない構成のものとなっている。第4図(a),(b)にこのカバーの編み方の一例を示す。第4図(a)は通常のたて編みである。第4図(b)は挿入糸を入れることにより強度を高め且つ薄くしうるようにしたものである。本発明ではいずれの編み方でも良い。このカバー12は加熱延伸加工を施すことにより、ベルト長手方向(引張方向)への伸びを殆ど無くすようにしている。
【0026】
このカバー12は筒状とされ、その一端が袋状ベルト11と共に前記タング15に連結され、他端が袋状ベルト11と共にウェビング18に縫合等により連結されている。カバー12は、ウェビング18とタング15の双方に接合されることにより、エアベルトに加えられる引張負荷を負担する。
【0027】
このニットカバー12は加熱延伸加工が施されることによりベルト長手方向へは殆ど伸びないものとなっている。袋状ベルト11が膨らんだときにニットカバー12の編目が横方向に広がり、その結果としてニットカバー12が長手方向に縮み、エアベルト10,10Aの長手方向の長さが短くなる。
【0028】
このように構成されたエアベルト10,10Aにおいては、タング15をバックルに装着することにより通常のシートベルトと同様にして乗員保護に用いられる。このエアベルト10,10Aは、クッション層13がカバー12と袋状ベルト11との間に介在しており、触感が柔らかい。また、このクッション層13とカバー12との間の摩擦が小さいので、エアベルト10,10Aが柔軟に屈曲し、乗員の身体に密着し易い。
【0029】
自動車の衝突時や横転時等にガス発生装置が作動して袋状ベルト11内にガスが供給されると、袋状ベルト11が膨張する。袋状ベルト11の膨張に伴ってクッション層13及びカバー12も膨張する。
【0030】
なお、クッション層13にミシン目あるいはスリットなどよりなるテアラインを設けておき、袋状ベルト11が膨張するときにクッション層13が該テアラインに沿って開裂するように構成しても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上の通り、本発明のエアベルトは触感が柔らかく、これを装着したときの乗員の快適さに優れる。また、本発明によると、クッション層とカバーとの間の摩擦を小さくすることによりエアベルトを屈曲し易いものとすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るエアベルトを示すものであり、(a)図は全体図、(b)図は断面斜視図である。
【図2】エアベルトの構成図である。
【図3】エアベルトの膨張時の構成図である。
【図4】カバーの構成図である。
【図5】別の実施の形態に係るエアベルトの断面斜視図である。
【図6】従来のエアベルト装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10,10A エアベルト
11 袋状ベルト
12 カバー
13 クッション層
14 テープ
15 タング
16 タングプレート
17 ソケット
18 ウェビング
【特許請求の範囲】
【請求項1】車両の座席乗員を保護するためのベルトであって、内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルトにおいて、
該エアベルトは、内部にガスが導入される袋状ベルトと、該袋状ベルトを覆っている伸縮性を有したカバーと、該カバーと袋状ベルトとの間に介在されたクッション層とを有することを特徴とするエアベルト。
【請求項2】請求項1において、前記クッション層とカバーとの間に摩擦係数の低いフィルム又はテープが介在していることを特徴とするエアベルト。
【請求項3】請求項1において、前記クッション層の表面に低摩擦処理を施してあることを特徴とするエアベルト。
【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエアベルトと、該エアベルトを膨張させるガス発生器とを備えてなるエアベルト装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両乗員を車両衝突時等に保護するためのシートベルトに関するものであり、特にガスによって膨張するエアベルトと、このエアベルトを有するエアベルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のエアベルト装置は、例えば特開平5−85301号公報等にみられる通り公知となっている。第6図(a)は同号公報のエアベルト装置の全体斜視図、同(b)は同(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0003】
このエアベルト装置1は、乗員の右側から左側へ斜めに延設されるショルダーベルト2と、乗員の右側から左側へ延設されるラップベルト3と、車体床部等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時にバックル装置4に挿入係止されるタング5と、ショルダーベルト2を案内する中間ガイド6とを備えている。
【0004】
ショルダーベルト2は、従来の一般的なシートベルトと同様のノーマルベルト(ウェビング)2aと、このノーマルベルト2aの一端に連結された袋状のベルト2bとから構成されている。ノーマルベルト2aは中間ガイド6に摺動自在に案内掛通されている。ノーマルベルト2aの他端は、車体に固定された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)7に連結されている。このシートベルトリトラクタ7にノーマルベルト2aは巻き取り可能とされている。
【0005】
袋状ベルト2bは乗員が当接する部分に位置するようになっており、ノーマルベルト2aとの連結端部と反対側の端部がタング5に連結されている。
【0006】
ラップベルト3は、一般的なシートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング5に連結されているとともに、他端が車体に固定されたシートベルトリトラクタ(ELR)8に連結されている。更にバックル装置4には、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するガス発生装置9が連結されている。
【0007】
タング5及びバックル装置4には、ガス発生装置9からのガスを袋状ベルト2bに導くための通路が設けられている。
【0008】
ショルダーベルト2の袋状のベルト2bは、第6図(b)に実線で示すように袋状のベルト本体2cを折り畳んで例えばカバー2dにより覆うと共にこのカバー2dの両端を縫製2eすることにより、通常時には帯状に保形されている。このカバー2dは、ガス発生装置9の作動時には縫製部2eがショルダーベルト2の膨張力で簡単に外れ、袋状ベルト2bは二点鎖線で示すように膨張展開する。
【0009】
上記の袋状のベルト本体2bは例えばゴムライニングされた布などよりなり、カバー2dは伸縮性に富む軟質なニット(編物)よりなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエアベルトにあっては、人体に接触したときの触感がやや固い。本発明は、このような触感を改善することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアベルトは、車両の座席乗員を保護するためのベルトであって、内部にガスが導入されることにより膨張するエアベルトにおいて、該エアベルトは、内部にガスが導入される袋状ベルトと、該袋状ベルトを覆っている伸縮性を有したカバーと、該カバーと袋状ベルトとの間に介在されたクッション層とを有することを特徴とするものである。
【0012】
かかるエアベルトにあっては、袋状ベルトとカバーとの間にクッション層が存在するので、人体に接触したときの触感が柔らかいものとなる。
【0013】
本発明では、クッション層とカバーとの界面の摩擦抵抗を小さくすることにより、エアベルトを屈曲し易いものとするのが好ましい。このようにクッション層とカバーとの間の界面の摩擦抵抗を小さくするには、クッション層表面に低摩擦処理を施したり、クッション層とカバーとの間に低摩擦係数のフィルムやテープを介在させるのが好ましい。
【0014】
本発明のエアベルト装置は、このような本発明のエアベルトと、該エアベルトを膨張させるためのガス発生器とを備えてなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1図は実施の形態に係るエアベルト10を示すものであり、(a)図は全体図、(b)図は断面斜視図、第2図(a)はショルダーベルトとエアベルトとの連結部付近の平面図、第2図(b)は袋状ベルトの平面図、第2図(c),(d),(e)はそれぞれ第2図(a)のC−C線、D−D線、E−E線に沿う断面図である。第3図(a)はエアベルトが膨張した状態におけるショルダーベルトの平面図、第3図(b)は膨張した状態の袋状ベルトの平面図、第3図(c)及び(d)は第3図(a)のC−C線、D−D線に沿う断面図である。第4図はエアベルトのカバーの編み方の説明図である。第5図は別の実施の形態に係るエアベルト10Aの断面斜視図である。
【0016】
このエアベルト10は、細長い帯状に折り畳まれた袋状ベルト11と、該袋状ベルト11を覆うカバー(ニットカバー)12と該袋状ベルト11とカバー12との間に介在されたクッション層13とを備えてなる。
【0017】
袋状ベルト11は、シートに座った乗員の胸から腹にかけた部分が広がった形状を有しており、第2図に示すように、この広がった部分を折り畳むことにより長い帯状とされる。この袋状ベルト11は、シリコンゴムなどの軟質ゴムがライニングされた布を縫製したのものであり、11aはこの縫製の縫目を示す。
【0018】
このクッション層13は、例えばポリウレタン、PVC等の軟質材料にて構成される。このクッション層13の厚さは0.5〜5mmとくに1〜3mm程度が好ましい。
【0019】
第1図(b)にあっては、このクッション層13の外面(カバー12と接する面)に低摩擦処理を施してある。この低摩擦処理としては、フッ素樹脂コーティング、PVCディッピング等が例示される。
【0020】
第5図に示すエアベルト10Aにあっては、クッション層13の両面とカバー12との間に低摩擦係数の材料よりなるテープ14が介在されている。このようなテープとしては、フッ素樹脂テープなどが例示される。
【0021】
第5図ではテープ14を介在させているが、クッション層13の全体をフッ素樹脂等の低摩擦材料よりなるフィルムにて被包してもよい。この場合、被包用フィルムにはミシン目やスリットなどよりなるテアラインを入れておき、袋状ベルト11が膨張するときにはこのテアラインに沿ってフィルムが開裂するように構成しておくのが好ましい。
【0022】
袋状ベルト11の一端はタング15に接続されており、このタング15にはタングプレート16とガス導入用の筒状のソケット17とが設けられている。
【0023】
このタングプレート16はバックル装置(図示略)のタングプレート挿入部に挿入され、ラッチ機構によってラッチされ、また該バックル装置のプレスボタンを押すことによりこのラッチが解除される。ソケット17はバックル装置のプラグに嵌合し、ガス発生器(インフレータ)からのガスが該プラグからソケット17を通って袋状ベルト11内に導入される。
【0024】
このエアベルト10はショルダーベルトの一部を構成しており、袋状ベルト11の他端にはショルダーベルトを構成するウェビング18の先端が縫合等により結合されている。このウェビング18の後端はショルダーベルト用リトラクタの巻取軸(リールシャフト)に連結されている。図示はしないがラップベルトの先端がタング15に連結され、後端がラップベルト用リトラクタの巻取軸に連結されている。
【0025】
カバー12は幅方向には柔軟に伸縮するが、長手方向には殆ど伸長しない構成のものとなっている。第4図(a),(b)にこのカバーの編み方の一例を示す。第4図(a)は通常のたて編みである。第4図(b)は挿入糸を入れることにより強度を高め且つ薄くしうるようにしたものである。本発明ではいずれの編み方でも良い。このカバー12は加熱延伸加工を施すことにより、ベルト長手方向(引張方向)への伸びを殆ど無くすようにしている。
【0026】
このカバー12は筒状とされ、その一端が袋状ベルト11と共に前記タング15に連結され、他端が袋状ベルト11と共にウェビング18に縫合等により連結されている。カバー12は、ウェビング18とタング15の双方に接合されることにより、エアベルトに加えられる引張負荷を負担する。
【0027】
このニットカバー12は加熱延伸加工が施されることによりベルト長手方向へは殆ど伸びないものとなっている。袋状ベルト11が膨らんだときにニットカバー12の編目が横方向に広がり、その結果としてニットカバー12が長手方向に縮み、エアベルト10,10Aの長手方向の長さが短くなる。
【0028】
このように構成されたエアベルト10,10Aにおいては、タング15をバックルに装着することにより通常のシートベルトと同様にして乗員保護に用いられる。このエアベルト10,10Aは、クッション層13がカバー12と袋状ベルト11との間に介在しており、触感が柔らかい。また、このクッション層13とカバー12との間の摩擦が小さいので、エアベルト10,10Aが柔軟に屈曲し、乗員の身体に密着し易い。
【0029】
自動車の衝突時や横転時等にガス発生装置が作動して袋状ベルト11内にガスが供給されると、袋状ベルト11が膨張する。袋状ベルト11の膨張に伴ってクッション層13及びカバー12も膨張する。
【0030】
なお、クッション層13にミシン目あるいはスリットなどよりなるテアラインを設けておき、袋状ベルト11が膨張するときにクッション層13が該テアラインに沿って開裂するように構成しても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上の通り、本発明のエアベルトは触感が柔らかく、これを装着したときの乗員の快適さに優れる。また、本発明によると、クッション層とカバーとの間の摩擦を小さくすることによりエアベルトを屈曲し易いものとすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るエアベルトを示すものであり、(a)図は全体図、(b)図は断面斜視図である。
【図2】エアベルトの構成図である。
【図3】エアベルトの膨張時の構成図である。
【図4】カバーの構成図である。
【図5】別の実施の形態に係るエアベルトの断面斜視図である。
【図6】従来のエアベルト装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10,10A エアベルト
11 袋状ベルト
12 カバー
13 クッション層
14 テープ
15 タング
16 タングプレート
17 ソケット
18 ウェビング
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|---|---|---|---|
| JP16078098A JP3760632B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | エアベルト及びエアベルト装置 |
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| JP16078098A JP3760632B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | エアベルト及びエアベルト装置 |
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|---|---|
| JPH11348706A JPH11348706A (ja) | 1999-12-21 |
| JPH11348706A5 true JPH11348706A5 (ja) | 2004-11-11 |
| JP3760632B2 JP3760632B2 (ja) | 2006-03-29 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16078098A Expired - Fee Related JP3760632B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | エアベルト及びエアベルト装置 |
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