JPH11349701A - 不透明着色軟質樹脂シート及びその製造方法 - Google Patents

不透明着色軟質樹脂シート及びその製造方法

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JPH11349701A
JPH11349701A JP10157819A JP15781998A JPH11349701A JP H11349701 A JPH11349701 A JP H11349701A JP 10157819 A JP10157819 A JP 10157819A JP 15781998 A JP15781998 A JP 15781998A JP H11349701 A JPH11349701 A JP H11349701A
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opaque colored
soft resin
colored soft
ethylene
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Kenichi Fujiwara
健一 藤原
Toru Yukimoto
徹 行本
Tomohiro Nagao
知浩 長尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に対して安全であり、かつ光学的及び機
械的特性にも優れた不透明着色軟質樹脂シート、及び表
面光沢を低下させないで製造できるこの不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法を提供する。 【解決手段】 軟質ポリオレフィン系樹脂よりなる層を
1層以上含み、(a)引張り弾性率が20〜1000MPa、
(b)少なくとも一方の面の表面粗さRaが0.05μm未満
という特性を有する。製造方法で使用する装置は、第1
の冷却ロール13と第2の冷却ロール14との間に巻装され
た金属製エンドレスベルト15を有し、この第1の冷却ロ
ール13の外周面には、弾性材18が被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不透明着色軟質樹
脂シート及びその製造方法に関する。得られたシート
は、文房具(多色ペンケ−ス、チャック付き筆記具ケ−
ス等)、携帯用バッグ(ファッションバッグ、旅行用
品)、化粧品類ケース、自動車内装材、二輪車座席シー
トカバー材、商品袋(衣料、雑貨)、化粧シート(建装
材、家具)、洋服カバー、テーブルクロス、デスクマッ
ト、間仕切り、ドアカーテン、農業用温室カバ−等に使
用できる。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来、着
色の軟質ポリ塩化ビニルシート(フィルム)は、光沢、
二次加工性(印刷、エンボス加工、高周波融着、等)に
優れ、しかも安価に供給できるため、各種の用途で使用
されている。しかし、このようなポリ塩化ビニル(PV
C)シートは、使用中に毒性のある可塑剤やモノマーが
ブリードアウトしたり、焼却した際に塩化水素や毒性の
あるダイオキシンが発生したりして環境的にも問題があ
った。
【0003】このような問題点を解決するため、例え
ば、ポリエチレンシート(フィルム)が提案されている
(特開平5-30979号公報、特開平5-229082号公報等)。
また、ポリプロピレン系シート(フィルム)としては、
低立体規則性ポリプロピレンをベースとしたポリプロピ
レン系フィルム(特開平7-171849号公報)、ポリプロピ
レン層/ポリプロピレン- エチレン- ブテン-1共重合体
層/ポリプロピレン層の積層ポリプロピレン系フィルム
(特開平6-218892号公報)等も提案されている。
【0004】しかし、ポリエチレン系シートは、表面光
沢、耐熱性、腰の強さの点で、ポリ塩化ビニルシートほ
どではない。また、ポリプロピレン系のシートは、低温
ヒートシール性と脆化温度の点で優れており、剛性、強
度などの機械的性質はPVCに近くなるが、表面光沢
(グロス)の点ではPVCに匹敵するものは未だ得られ
ていない。
【0005】そこで、本発明は、環境に対して安全であ
り、かつ光学的及び機械的特性にも優れた不透明着色軟
質樹脂シート、及び表面光沢を低下させないで製造でき
るこの不透明着色軟質樹脂シートの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
不透明着色軟質樹脂シートは、軟質ポリオレフィン系樹
脂よりなる層を1層以上含み、下記特性(a)、(b) を有
することを特徴とする。即ち、本発明は、PVCの代わ
りに、軟質ポリオレフィン系樹脂を使用し、シートの引
張り弾性率と表面粗さRaを特定の範囲に限定することに
より、環境に安全であり、しかも良好な表面光沢を有す
る不透明着色軟質樹脂シートが得られることを見出した
ものである。
【0007】(a)引張り弾性率が20〜1000MPa この引張り弾性率が20MPa より小さい場合には、シート
の腰が弱すぎるため、実用上の価値が低くなる。また、
1000MPa より大きい場合には、シートが硬質となって、
ハンドリング性が不良になるため、目的とする用途に適
さなくなる。好ましくは、50〜800MPaである。
【0008】(b)少なくとも一方の面の表面粗さRaが
0.05μm 未満 シート表面に凹凸があると、光の入射角と反射角が異な
ることになるため、光沢の良否に大きな影響を与える。
表面粗さを、中心線平均粗さRaで定量的に表現した場
合、0.05μm 未満とすることにより、光沢の低下を防止
することができるようになる。
【0009】前記表面粗さは、シート表面に対する研
磨、コーティング、スクライビング、等の方法により制
御することもできる。本発明においては、前記軟質ポリ
オレフィン系樹脂よりなる層を含んでいれば、単層でも
多層でもよい。多層の場合、具体的な層数は任意である
が、例えば2層〜8層とする。この多層構造は、例えば
共押出し等によって得られる。
【0010】この多層構造において、前記軟質ポリオレ
フィン系樹脂よりなる層は、表面層又は中間層のいずれ
でもよい。多層のうちの前記軟質ポリオレフィン系樹脂
層以外の層を構成する樹脂種は、PVC以外であればよ
く、例えば、通常のホモポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−ブ
テン-1ランダム共重合体、エチレン−αオレフィン共重
合体、スチレン−αオレフィン−スチレン共重合体体、
等を単独で又は組み合わせて使用できる。また、これら
の水添物などの熱可塑性エラストマーをブレンドしたも
のでもよい。
【0011】本軟質樹脂シートを着色するための着色剤
としては、有機系顔料、無機系顔料、染料、カーボンブ
ラック等を使用できる。具体的な色は任意であり、例え
ば白、アイボリー、黒、赤、青、黄、緑、等とすること
ができる。多層構成とした場合には、全ての層に着色剤
を入れてもよく、又は一部の層のみに着色剤を入れても
よい。なお、本発明のシートは、厚さの比較的薄いフィ
ルムと呼ばれるものであってもよい。
【0012】本発明の第2発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフィ
ン系樹脂として、ホモポリプロピレンの立体規則性につ
いて 13C−NMRを用いて測定したペンタッド分率にお
いて、mmmmの割合(PI値)が50〜90%である低立体規則
性ポリプロピレン系樹脂を用いることを特徴とする。
【0013】前記mmmm(00000 )又は(11111 )は、ア
イソタクチックペンタッドである。m はアイソタクチッ
クヤードを示し、0,1 はポリマー鎖に沿った個々のモノ
マー単位のコンフィギュレーションを示し、0がある1
つのコンフィギュレーションを表し、1はその反対のコ
ンフィギュレーションを表す。PI(Pentad Isotactici
ty)値は、ポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位で
のアイソタクチック分率である。このアイソタクチック
分率の測定法については、マクロモレキュールズ(Macr
omolecules)6925(1973 )に発表されている。前記PI値
が50%未満の場合には、耐熱性が悪化し、強度も低下す
る。90%を超えると、樹脂が硬くなり、軟質シートとし
ての使用が困難になる。本発明に係る低立体規則性ポリ
プロピレン系樹脂は、気相1段重合法又はスラリー1段
重合法によって製造することができる(特開平3-14851
号、特開平6-263934号)。
【0014】本発明の第3発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第2発明において、前記低立体規則性ポリ
プロピレン系樹脂のrrrr/(1-mmmm)の値が15〜50%に
あることを特徴とする。前記rrrrは、いわゆるシンジオ
タクシティの程度を表す。rrrr/(1-mmmm)が15%未満
の場合には、樹脂が硬くなり、軟質シートとしての使用
が困難になる。50%を超えると、耐熱性が悪化し、強度
も低下する。
【0015】本発明の第4発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第3発明において、前記低立体規則性ポリ
プロピレン系樹脂が、極限粘度[η]0.5〜9.0dl/gの
沸騰ヘプタン不溶性のポリプロピレン系樹脂(50〜95wt
%)と、極限粘度[η]1.2dl/g 以上の沸騰ヘプタン可
溶性のポリプロピレン系樹脂(5〜50wt%)とから構成
されていることを特徴とする。
【0016】沸騰ヘプタン不溶性のポリプロピレン系樹
脂の[η]が0.5dl/g未満では、耐衝撃性に著しく劣る
ようになり、9.0dl/gを越えると、成形が困難になる。
沸騰ヘプタン可溶性のポリプロピレン系樹脂の[η]が
1.2dl/g 未満では破断応力が低く、ゴム弾性が損なわれ
る虞れがある。なお、前記極限粘度[η]は、温度135
℃のデカリン溶液中で測定した値である。
【0017】本発明の第5発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフィ
ン系樹脂として、エチレン−プロピレンランダム共重合
体(エチレン含有量5〜30wt%)を用いることを特徴と
する。
【0018】本発明の第6発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第5発明において、エチレン(E) とプロピ
レン(P) の4個連続したユニットPPEPが、PPの連続部分
に対してラセミのコンフィギュレーションを有するエチ
レン−プロピレンランダム共重合体の割合が極めて少な
いことを特徴とする。前記具体的割合は、1%未満であ
ることが好ましい。1%未満とすることにより、柔軟
性、引っ張り強度、耐熱性及び加工性に優れたものとな
る。この割合の測定は、例えば”POLYMER ”第29巻第22
08頁(1988 年)及び”POLYMER ”第29巻第138 頁(1988
年)に記載の方法によって行うことができる。
【0019】本発明の第7発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフィ
ン系樹脂として、非晶性のブテン-1−プロピレン共重合
体を用いることを特徴とする。
【0020】本発明の第8発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフィ
ン系樹脂として、非晶性のブテン-1−プロピレン共重合
体とポリプロピレンとの混合物を用いることを特徴とす
る。
【0021】本発明の第9発明に係る不透明着色軟質樹
脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフィ
ン系樹脂として、プロピレン−エチレン−ブテン-1共重
合体を用いることを特徴とする。
【0022】本発明の第10発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフ
ィン系樹脂として、プロピレン−エチレン−ブテン-1共
重合体とポリプロピレンとの混合物を用いることを特徴
とする。
【0023】本発明の第11発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフ
ィン系樹脂は、リアクターブレンド型のエチレン−プロ
ピレン共重合体エラストマーを含有することを特徴とす
る。
【0024】本発明の第12発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフ
ィン系樹脂は、リアクターブレンド型のエチレン−プロ
ピレン−ブテン-1共重合体を含有することを特徴とす
る。
【0025】本発明の第13発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフ
ィン系樹脂として、エチレン単独重合体及びエチレン−
α-オレフィン共重合体より選ばれた少なくとも1種を
用いることを特徴とする。
【0026】本発明の第14発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第13発明において、前記エチレン単独
重合体が、高圧法低密度ポリエチレン及び低圧法低密度
ポリエチレンより選ばれた少なくとも1種であることを
特徴とする。
【0027】本発明の第15発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第13発明において、前記エチレン−α
- オレフィン共重合体が、チーグラーナッタ触媒系直鎖
状低密度ポリエチレン、メタロセン触媒系直鎖状低密度
ポリエチレン、メタロセン系の幾何拘束触媒を用いて重
合された主鎖に長鎖分岐を有するエチレン−オクテン共
重合体のうちの少なくとも1種であることを特徴とす
る。
【0028】本発明の第16発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第1発明において、前記軟質ポリオレフ
ィン系樹脂は、エチレンと極性基置換エチレンとの共重
合体であることを特徴とする。本発明の第17発明に係
る不透明着色軟質樹脂シートは、第16発明において、
前記エチレンと極性基置換エチレンとの共重合体は、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−アク
リル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共
重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸メチル共重
合体(EMA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(E
MAA)の金属イオン架橋体、エチレン−アクリル酸共
重合体(EAA)の金属イオン架橋体より選ばれた少な
くとも1種であることを特徴とする。前記樹脂種のう
ち、選択する具体的な樹脂種の種類と数、樹脂種の混合
割合、等は、任意である。
【0029】本発明の第18発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、軟質ポリプロピレン系樹脂よりなること
を特徴とする。前記軟質とは、シートの引張り弾性率が
1000MPa 以下であることを意味する。好ましくは800MPa
以下、より好ましくは600MPa以下である。前記軟質ポリ
プロピレン系樹脂の具体例には、エチレン−プロピレン
共重合樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン共重合樹
脂、プロピレン−ヘキセン共重合樹脂(特開昭49-53983
号公報)、弾性ポリプロピレン(特開昭61-179247 号公
報)、アタクチックポリプロピレン(特開昭63-243106
号公報)、低立体規則性の軟質ポリプロピレン(特開平
3-14851 号公報、特開平6-263934号公報)等が含まれ
る。
【0030】この不透明着色軟質樹脂シートの層構造は
任意であり、例えば単層構造でも、共押出しによる多層
構造でもよい。また、本発明のシートには、厚さの比較
的薄いフィルムも含まれる。本発明の不透明着色軟質樹
脂シートによれば、ポリ塩化ビニルが含まれていないた
め、有害ガス発生の虞れがなくなり、環境に対して安全
である。また、軟質ポリプロピレン系樹脂よりなるた
め、透明性、ヘイズ、グロス等の光学的特性が向上し、
耐熱性、機械的強度、腰の強さも良好なものとなる。
【0031】本発明の第19発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第18発明において、水素添加スチレン
・ブタジエンゴムが2〜30重量%配合されていることを
特徴とする。前記水素添加SBRの配合量が2重量%未
満の場合、改質(軟質化)の効果がなくなる。30重量%
を超えると、べたつきが生じて外観不良となり、また成
形の際、ネックインが大きくなって、安定な吐出ができ
なくなる。好ましくは、5〜20重量%である。
【0032】本発明の第20発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第18発明において、エチレン−αオレ
フィン共重合体が2〜30重量%配合されていることを特
徴とする。前記αオレフィンとしては、例えば炭素数3
〜8のαオレフィンを使用できる。前記エチレン−αオ
レフィン共重合体の配合量が2重量%未満の場合、改質
(軟質化)の効果が少なくなる。30重量%を超えると、
べたつきが生じて外観不良となり、また成形の際、ネッ
クインが大きくなって、安定な吐出ができなくなる。好
ましくは、5〜20重量%である。
【0033】本発明の第21発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートは、第18発明において、エチレン・オクテ
ン共重合体が2〜15重量%配合されていることを特徴と
する。前記エチレン・オクテン共重合体の配合量が2重
量%未満の場合、改質(軟質化)の効果が少なくなる。
30重量%を超えると、べたつきが生じて外観不良とな
り、また成形の際、ネックインが大きくなって、安定な
吐出ができなくなる。好ましくは、5〜20重量%であ
る。
【0034】なお、第1〜第21発明の不透明着色軟質
樹脂シートには、特性を阻害しない範囲内で、酸化防止
剤、アンチブロッキング剤、滑剤、核剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、耐候剤、抗菌剤、石油樹脂、等を添加し
てもよい。
【0035】本発明の第22発明は、冷却ロールと、こ
の冷却ロールと樹脂シートを介して当接する金属製エン
ドレス部材とを有し、前記冷却ロールと金属製エンドレ
ス部材との間に樹脂シートが導入されてこの樹脂シート
が冷却される部分の前記金属製エンドレス部材の背面側
には弾性材が設けられた製造装置を使用した不透明着色
軟質樹脂シートの製造方法であって、溶融状態にある第
1〜第21発明のいずれかの不透明着色軟質樹脂シート
を、前記冷却ロールと接触している前記金属製エンドレ
ス部材と、前記冷却ロールとに略同時に接触するように
して前記冷却ロールと金属製エンドレス部材との間に導
入し、前記弾性材を弾性変形させながら前記不透明着色
軟質樹脂シートを面状に圧接して冷却することを特徴と
する。
【0036】前記溶融状態にある樹脂シートは、例えば
押出機のダイより押し出された直後の樹脂シートであ
る。前記弾性材の材質としては、フッ素系ゴム、シリコ
ーン系ゴム、EPDM等を使用できる。また、弾性材の
厚さは、弾性変形して良好な面圧を得るために、3mm以
上が好ましい。前記金属製エンドレス部材及びロールの
樹脂シートと接触する表面は、鏡面とすることが好まし
く、例えば表面粗さ0.5 S以下とする。エンドレス部材
の材質としては、ステンレス鋼、炭素鋼、チタン合金等
を使用できる。エンドレス部材の厚さは任意であるが、
強度的に0.3mm 以上が好ましい。
【0037】本発明では、前記弾性材の弾性変形を伴っ
て前記樹脂シートを面状に圧接して冷却するため、冷却
と鏡面転写の効率が高まる。また、前記樹脂シートを、
前記冷却ロールと接触している前記金属製エンドレス部
材と、前記冷却ロールとに略同時に接触するようにして
前記冷却ロールと金属製エンドレス部材との間に導入す
ることにより、樹脂シートの圧接と冷却を同時に行うこ
とが可能になり、樹脂シートの透明性を高めることがで
きる。仮に、樹脂シートを金属製エンドレス部材又は冷
却ロールに先に接触させた場合、シート両面への鏡面転
写がなされる前に樹脂シートの冷却、固化が進んでしま
うことになる。
【0038】本発明の第23発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第22発明において、前記金
属製エンドレス部材は、少なくとも2個のロール間に巻
装され、前記弾性材はこれらのロールのうちの前記冷却
ロール側の外周面に形成されていることを特徴とする。
即ち、本発明では、前記金属製エンドレス部材が少なく
とも2個のロール間に巻装された金属製エンドレスベル
トとなっている。なお、金属製エンドレスベルト内に
は、前記2個のロール以外のロールとして、冷却ロール
又は張力調整用のロールが設けられていてもよい。
【0039】本発明の第24発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第18発明において、一方の
前記金属製エンドレス部材と並走するように、前記冷却
ロールを含んで他方の金属製エンドレス部材が巻装さ
れ、溶融状態にある第1〜第17発明のいずれかの不透
明着色軟質樹脂シートを、前記一方と他方の金属製エン
ドレス部材に略同時に接触するようにして両金属製エン
ドレス部材の間に導入し、前記弾性材を弾性変形させな
がら前記軟質透明樹脂シートを面状に圧接して冷却する
ことを特徴とする。即ち、本発明の場合、2本の金属製
エンドレス部材で不透明着色軟質樹脂シートを挟んで冷
却するものである。
【0040】本発明の第25発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第22発明において、前記弾
性材はロールの外周面に形成され、前記金属製エンドレ
ス部材は、この弾性材の外周面に筒状に形成されている
ことを特徴とする。即ち、本発明では、前記金属製エン
ドレス部材がロールの外層として形成されている。
【0041】本発明の第26発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第22〜第25発明のいずれ
かにおいて、前記樹脂シートと直接接触している前記金
属製エンドレス部材及び前記冷却ロールの温度を露点〜
50℃とすることを特徴とする。前記樹脂シートを冷却す
るための金属製エンドレス部材及びロールの温度が露点
より低い場合には、シートに水滴斑が発生する。また、
50℃を超える場合には、良好な透明性が得られなくな
る。好ましくは、30℃以下である。
【0042】本発明の第27発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第22〜第26発明のいずれ
かにおいて、前記弾性材の弾性変形を伴って前記樹脂シ
ートを面状圧接する際の面圧を0.1MPa〜20.0MPa とする
ことを特徴とする。面圧を前記0.1MPaより低くすると、
鏡面転写と冷却の効率が劣るようになり、また面圧を前
記20.0MPa より高くすると、エンドレスベルトの場合に
は張力が高くなるため、寿命の点から好ましくない。
【0043】本発明の第28発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第22〜第27発明のいずれ
かにおいて、前記弾性材は、その硬度(JIS K6301 A型
に準拠)が95度以下であることを特徴とする。前記硬度
が95度より大きい場合には、弾性力が弱くなり、樹脂シ
ートを、冷却ロールと金属製エンドレス部材に略同時に
接触させる際に樹脂バンクが生じやすくなる。
【0044】本発明の第29発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、冷却用の水が流れるスリット
が形成された水盤と、この水盤の下方に配置された水槽
と、この水槽内に少なくとも一部分が水没して配置され
た挟圧用の一対のロールとが設けられた製造装置を使用
した不透明着色軟質樹脂シートの製造方法であって、溶
融状態にある第1〜第21発明のいずれかの不透明着色
軟質樹脂シートを前記スリットに挿通させながら冷却用
の水で冷却し、引き続きこの樹脂シートを前記水槽の水
中に前記挟圧用の一対のロール間を通して導入すること
を特徴とする。前記冷却用の水の温度は、10℃以下が好
ましい。この水には、必要に応じて塩化カルシウムを添
加しておいてもよい。
【0045】本発明の第30発明に係る不透明着色軟質
樹脂シートの製造方法は、第22〜第29発明のいずれ
かにおいて、得られた樹脂シートに対して、アニーリン
グ処理を施すことを特徴とする。前記アニーリング処理
は、例えば80〜130 ℃、好ましくは110 〜130 ℃で行
う。このアニーリング処理によって、シート表面の硬度
を増加させることができるようになる。
【0046】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1を参照して
本実施形態に係る不透明着色軟質樹脂シート11及びその
製造方法を説明する。先ず、本実施形態の製造方法にお
いて使用する製造装置の構成を説明する。この製造装置
は、押出機(図示せず)のTダイ12と、第1の冷却ロー
ル13と第2の冷却ロール14との間に巻装された金属製エ
ンドレスベルト15と、樹脂シート11と金属製エンドレス
ベルト15を介して第1の冷却ロール13と接触する第3の
冷却ロール16と、第2の冷却ロール14の近傍に設けられ
た第4のロール17とを備えて構成されている。
【0047】前記第1の冷却ロール13は、その外周面に
フッ素ゴム等の弾性材18が被覆されている。この弾性材
18は、その硬度(JIS K6301 A 型に準拠)が95度以下、
厚さが3mm以上のものである。前記金属製エンドレスベ
ルト15は、ステンレス等よりなり、表面粗さが0.5 S以
下の鏡面を有している。第1と第2の冷却ロール13,14
の少なくとも一方は、その回転軸19が回転駆動手段(図
示せず)と連結されている。
【0048】前記第3の冷却ロール16も、表面粗さが0.
5S以下の鏡面を有している。そして、この冷却ロール1
6は、樹脂シート11と金属製エンドレスベルト15を介し
て第1の冷却ロール13と接触し、しかもエンドレスベル
ト15でこの冷却ロール16側に押圧された樹脂シート11を
抱き込むようにして設けられている。即ち、金属製エン
ドレスベルト15とこのエンドレスベルト15と接触してい
る樹脂シート11は、第3の冷却ロール16の外周面の一部
に巻き付くようにして蛇行している。前記第4のロール
17は、樹脂シート11がエンドレスベルト15を介して第2
の冷却ロール14に圧接されるように樹脂シート11をガイ
ドするものである。
【0049】冷却ロールのうち、前記第1及び第3の冷
却ロール13,16 には、表面の温度調整を可能とする水冷
式等の温度調整手段(図示せず)が設けられている。他
の冷却ロール14には、温度調整手段は特に設けられてい
ないが、設けても良い。なお、図1に一点鎖線で示した
ように、エンドレスベルト15内の第1の冷却ロール13の
前に更に冷却ロール31を設けて第1の冷却ロール13に到
るエンドレスベルト15の上流部分を予め冷却するように
してもよい。また、この冷却ロール31は、エンドレスベ
ルト15の張力調整用としても機能する。
【0050】次に、上記製造装置を使用した本実施形態
の不透明着色軟質樹脂シート11の製造方法を説明する。
先ず、樹脂シート11と直接接触する金属製エンドレスベ
ルト15及び第3の冷却ロール16の表面温度が50℃以下、
露点以上に保たれるように、各冷却ロール13,14,16 の
温度制御をしておく。
【0051】そして、着色剤入りの原料ペレットを押出
機に投入して溶融混練した後、Tダイ12より押し出され
た溶融状態の樹脂シート11を、第1の冷却ロール13と接
触しているエンドレスベルト15と、第3の冷却ロール16
とに略同時に接触するようにして第1と第3の冷却ロー
ル13,16の間に導入し、これらの第1と第3の冷却ロー
ル13,16で樹脂シート11を圧接して50℃以下に冷却す
る。この際、弾性材18は、第1と第3の冷却ロール13,1
6間の押圧力で圧縮されるようにして弾性変形し、この
弾性材18が弾性変形している両ロール13,16の中心から
の角度θ1 部分において樹脂シート11は、両ロール13,1
6による面状圧接となっている。この際の面圧は、0.1MP
a〜20.0MPa である。
【0052】引き続き、この樹脂シート11を前記鏡面の
エンドレスベルト15で第3の冷却ロール16に対して圧接
して50℃以下に冷却する。エンドレスベルト15でこの冷
却ロール16側に押圧された樹脂シート11は、冷却ロール
16の中心からの角度θ2 で冷却ロール16に抱き込まれ、
樹脂シート11は、この抱き角度θ2 部分においてエンド
レスベルト15と第3の冷却ロール16により面状に圧接さ
れている。この際の面圧は、0.01MPa 〜0.5MPaである。
【0053】次に、樹脂シート11をエンドレスベルト15
に重なるように沿わせた状態でエンドレスベルト15の回
動と共に第2の冷却ロール14側に移動させ、この樹脂シ
ート11をエンドレスベルト15を介して第2の冷却ロール
14に対して圧接して50℃以下に冷却して本実施形態の不
透明着色軟質樹脂シート11を製造する。樹脂シート11を
第4のロール17のガイドによりこの冷却ロール14側に押
圧した際、この樹脂シート11は、エンドレスベルト15を
介して冷却ロール14の中心からの角度θ3 部分において
面状に圧接されている。この際の面圧は、0.01MPa 〜0.
5MPaである。なお、図1の2点鎖線で示すように、樹脂
シー11は、第1と第3の冷却ロール13,16 で冷却した
後、直ちにエンドレスベルト15から剥離して引き取るよ
うにしてもよい。
【0054】本実施形態によれば、着色軟質ポリオレフ
ィン系樹脂を原料としてTダイ12より押し出された溶融
樹脂シート11に対して、弾性材18が弾性変形している第
1と第3のロール13, 16の角度θ1 部分において両ロー
ル13,16 によるシート11の面状圧接と冷却を行い、引き
続き、角度θ2 部分において金属製エンドレスベルト15
と第3の冷却ロール16によるシート11の面状圧接と冷却
を行った後、第2の冷却ロール14の角度θ3 部分におい
てエンドレスベルト15と第2の冷却ロール14によるシー
ト11の面状圧接と冷却を行うため、得られたシート11は
下記特性(a〜c)を有している。
【0055】(a)引張り弾性率が20〜1000MPa (b)少なくとも一方の面の表面粗さRaが0.05μm未満
【0056】〔第2実施形態〕図2を参照して本実施形
態に係る不透明着色軟質樹脂シート11及びその製造方法
を説明する。本実施形態の製造方法において使用する製
造装置は、金属エンドレス部材として、第1実施形態に
係る、第1の冷却ロール13と第2の冷却ロール14との間
に巻装された金属製エンドレスベルト15の代わりに、第
1の冷却ロール13の弾性材18の外周面に形成された金属
製エンドレス層20となっている。
【0057】本実施形態の装置を使用した製造方法で
は、軟質ポリオレフィン系樹脂を原料としてTダイ12よ
り押し出された溶融樹脂シート11に対して、弾性材18が
弾性変形している第1と第3のロール13, 16の角度θ1
部分において、両ロール13,16によるシート11の面状圧
接と冷却が行われて前記特性(a,b)を有するシート
11が得られる。
【0058】〔第3実施形態〕図3を参照して本実施形
態に係る不透明着色軟質樹脂シート11及びその製造方法
を説明する。先ず、本実施形態で使用する製造装置の構
成を説明する。この製造装置は、押出機のTダイ12と、
第1の冷却ロール21と第2の冷却ロール22との間に巻装
された第1の金属製エンドレスベルト23と、第3の冷却
ロール24と第4の冷却ロール25との間に巻装された第2
の金属製エンドレスベルト26と、第4の冷却ロール25の
近傍に設けられた第5のロール27と、エンドレスベルト
23,26 への付圧手段として設けられた2対のロール28,2
9 とを備えて構成されている。
【0059】前記第1の冷却ロール21は、その表面にフ
ッ素ゴム等の弾性材18が被覆されている。この弾性材18
は、その硬度(JIS K6301 A 型に準拠)が95度以下、厚
さが3mm以上のものである。前記第1と第2の金属製エ
ンドレスベルト23,26 は、第1と第2のロール21,22間
及び第3と第4のロール24,25 間において、不透明着色
軟質樹脂シート11を挟んで並走するように設けられてい
る。これらのエンドレスベルト23,26 は、それぞれステ
ンレス等よりなり、表面粗さが0.5S以下の鏡面を有し
ている。
【0060】前記付圧手段となる2対のロール28,29
は、第1と第2のロール21, 22間及び第3と第4のロー
ル24,25 間の略中間において両エンドレスベルト23,26
を挟んで対向するようにして設けられている。上下のロ
ール28,29 間には、多少間隔があいている。なお、対と
なっている各ロール28,29 は、対向させないで互いにず
らせて配置してもよい。前記第5のロール27は、樹脂シ
ート11が第2のエンドレスベルト26を介して第4の冷却
ロール25に圧接されるように樹脂シート11をガイドする
ものである。前記各冷却ロール21,22,24,25 には、表面
の温度調整を可能とする水冷式等の温度調整手段(図示
せず)が設けられている。
【0061】次に、上記製造装置を使用した本実施形態
の不透明着色軟質樹脂シート11の製造方法を説明する。
先ず、樹脂シート11と直接接触している金属製エンドレ
スベルト23,26 の表面温度が50℃以下、露点以上に保た
れるように、各冷却ロール21, 22,24,25の温度制御をし
ておく。
【0062】そして、押出機のTダイ12より押出された
溶融樹脂シート11を、第1の冷却ロール21と接触してい
る第1の金属製エンドレスベルト23と、第3の冷却ロー
ル24と接触している第2の金属製エンドレスベルト26と
に略同時に接触するようにして第1と第2の金属製エン
ドレスベルト23,26 の間に導入し、第1と第3の冷却ロ
ール21,24 で樹脂シート11を圧接して50℃以下に冷却す
る。この際、第1と第3の冷却ロール21,24 間の押圧力
で弾性材18が圧縮されるようにして弾性変形し、弾性材
18が弾性変形している両ロール21,24 の中心からの角度
θ1 部分において樹脂シート11は、両ロール21,24 によ
って面状に圧接されている。この際の面圧は、0.1MPa〜
20.0MPa である。
【0063】引き続き、両エンドレスベルト23,26 が並
走する区間において、付圧手段となる2対のロール28,2
9 で両エンドレスベルト23,26 に挟まれた樹脂シート11
を圧接して50℃以下に冷却する。上下のロール28,29 間
における両エンドレスベルト23,26 で挟まれた樹脂シー
ト11は、対のロール28,29 の押圧力によって面状に圧接
されている。この際の面圧は、0.01MPa 〜0.5MPaであ
る。
【0064】次に、前記不透明着色軟質樹脂シート11を
両エンドレスベルト23,26 の回動と共に第2と第4の冷
却ロール22,25 に移動させ、この樹脂シート11を第2の
エンドレスベルト26を介して第4の冷却ロール25に対し
て圧接して50℃以下に冷却する。第5のロール27でガイ
ドされてこの冷却ロール25側に押圧されたポリオレフィ
ン樹脂シート11は、冷却ロール25の中心からの角度θ3
部分においてエンドレスベルト26に面状に圧接されてい
る。この際の面圧は、0.01MPa 〜0.5MPaである。
【0065】本実施形態によれば、弾性材18が弾性変形
している第1と第3のロール21,24の角度θ1 部分にお
ける両ロール21,24 とエンドレスベルト23,26 によるシ
ート11の面状圧接と冷却、付圧手段となる2対のロール
28,29 間におけるシート11の面状圧接と冷却及び角度θ
3 部分における第2の金属製エンドレスベルト26と第4
の冷却ロール25によるシート11の面状圧接と冷却によっ
て、前記特性(a,b)を有するシート11が得られる。
【0066】〔第4実施形態〕本実施形態に係る製造方
法において使用する装置の構成は、第1実施形態と同じ
である。この製造装置を使用した不透明着色軟質樹脂シ
ート11の製造方法は、第1実施形態と同様であるが、押
出機に供給する樹脂シート11の原料として、軟質ポリプ
ロピレン系樹脂よりなるペレット、及びこの樹脂に水素
添加SBR、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレ
ン・オクテン共重合体のうちの1種が配合されたペレッ
トを用意する。
【0067】本実施形態によれば、軟質ポリプロピレン
系樹脂、又はこの樹脂に水素添加SBR、エチレン−α
オレフィン共重合体、エチレン・オクテン共重合体のう
ちの1種が配合されたものを原料としてTダイ12より押
し出された樹脂シート11に対して、弾性材18が弾性変形
している第1と第3のロール13, 16の角度θ1 部分にお
いて両ロール13,16 によるシート11の面状圧接と冷却を
行い、引き続き、角度θ2 部分において金属製エンドレ
スベルト15と第3の冷却ロール16によるシート11の面状
圧接と冷却を行った後、第2の冷却ロール14の角度θ3
部分においてエンドレスベルト15と第2の冷却ロール14
によるシート11の面状圧接と冷却を行うため、樹脂シー
ト11を高速度で製造することができる。
【0068】〔第5実施形態〕図4を参照して本実施形
態に係る不透明着色軟質樹脂シート11の製造方法を説明
する。先ず、本実施形態で使用する製造装置の構成を説
明する。この装置は、押出機のTダイ12と、水盤31と、
この水盤31の下方に配置された水槽32と、この水槽32内
に配置されたシート挟圧用の一対のロール33とを備えて
構成されている。また、樹脂シート11のガイド用のガイ
ドロール34が水槽32内と水槽32の近傍に配置されてい
る。
【0069】前記水盤31は、その中央に冷却用の水が流
れるスリット35が形成されている。このスリット35の長
さは、樹脂シート11の幅より若干大きめとなっている。
前記一対のロール33は、両ロール33が対向して配置さ
れ、これらのロール33間の隙間がスリット35の下方に位
置するように設けられている。これらのロール33は、前
記水槽32内の水36に半分程度が没するようにして配置さ
れている。この装置を使用して次のように不透明着色軟
質樹脂シート11を製造する。
【0070】押出機のTダイ12より押出された溶融樹脂
シート11を前記スリット35に挿通させながら冷却用の水
36で冷却する。引き続き、この樹脂シート11を水槽32の
水36中に挟圧用の一対のロール33間を通して導入し、ガ
イドロール34を介して水槽32外に引き取る。
【0071】また、前記第1〜第4実施形態で得られた
樹脂シート11に対して、アニーリング処理を施してもよ
い。このアニーリング処理は、加熱ロール、又は加熱ロ
ール間に巻装されたベルトを介して行うことができる。
これらの加熱ロール又は加熱ロールの個数は任意であ
る。または、この樹脂シート11を加熱して、溶融状態の
樹脂シート11に対して第1実施形態と同様の処理を施し
てもよい。
【0072】
【実施例】〔実施例1〜17〕上記第1実施形態におい
て、各実施例のシート原料の具体例、配合割合等を下記
のように変えて不透明着色軟質樹脂シート11を製造し
た。実施例1〜8の樹脂シート11は、単層構造である。
各実施例の樹脂シート11が有する前記特性(a,b)を
表1に示す。 押出機の直径…90mm。 Tダイの幅…800mm 。 弾性材…材質:シリコーンゴム、厚さ:10mm、硬度:30
度。
【0073】シートの引取り速度…16m/min 。 シートと接触しているエンドレスベルトとロールの表面
温度…20℃。 実施例1の軟質ポリオレフィン系樹脂…低立体規則性ホ
モポリプロピレン(MI:3.1 g/10分、密度:0.90g/cm
3 、引張り弾性率:500MPa、PI:76%、rrrr/(1-mmm
m):24.2%、沸騰ヘプタン不溶分:90wt%)。出光石
油化学株式会社製TPO E-2900(商品名)。シートの厚さ
…0.2mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX3203 Green5部
(顔料マスターバッチ、以下同じ)。
【0074】実施例2の軟質ポリオレフィン系樹脂…多
段の重合リアクタを用いて合成され、約43wt%のエチレ
ン−プロピレンゴム(EPR)成分が均一に微分散した
形態を有するエチレン−プロピレン共重合体(MI:0.
84g/10分、密度:0.89g/cm3、引張り弾性率:150MP
a)。ハイモント社製キャタロイ KS-082P(商品名)。
シートの厚さ…0.3mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX3161 Blue5部。
【0075】実施例3の軟質ポリオレフィン系樹脂…多
段の重合リアクタを用いて合成され、約50wt%のEPR
成分が均一に微分散した形態を有するエチレン−プロピ
レン共重合体(MI:0.60g/10分、密度:0.89g/cm3
引張り弾性率:100MPa)。ハイモント株式会社製キャタ
ロイ KS-052P (商品名)。シートの厚さ…0.3mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX3022 Red5部。 実施例4の軟質ポリオレフィン系樹脂…エチレン20wt%
とプロピレン80wt%から1段のリアクタでソフトセグメ
ントとハードセグメントを生成させたエチレン−プロピ
レンランダム共重合体(MI:1.50g/10分、密度:0.88
g/cm3 、引張り弾性率:100MPa)。株式会社トクヤマ製
PER T-310E(商品名)。シートの厚さ…0.2mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX3161 Blue5部。
【0076】実施例5の軟質ポリオレフィン系樹脂…エ
チレン10wt%とプロピレン90wt%から実施例4と同様に
合成したエチレン−プロピレンランダム共重合体(M
I:1.50g/10分、密度:0.88g/cm3 、引張り弾性率:12
0MPa)。株式会社トクヤマ製PER T-310J(商品名)。シ
ートの厚さ…0.2mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX197101 White5
部。 実施例6の軟質ポリオレフィン系樹脂…実施例1と同じ
低立体規則性ホモポリプロピレン70wt%と、水素添加ス
チレン・ブタジエンゴム(日本合成ゴム株式会社製ダイ
ナロン 1320P、商品名)30wt%とがブレンドされた樹脂
組成物。シートの厚さ…0.3mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX197101 White5
部。
【0077】実施例7の軟質ポリオレフィン系樹脂…実
施例1と同じ低立体規則性ホモポリプロピレン80wt%
と、エチレン・プロピレンゴム(EPR)(三井石油化
学株式会社製タフマーP0280 、商品名)20wt%とがブレ
ンドされた樹脂組成物。シートの厚さ…0.3mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX197101 White5
部。 実施例8の軟質ポリオレフィン系樹脂…実施例1と同じ
低立体規則性ホモポリプロピレン85wt%と、エチレン・
オクテン共重合体(ダウ・ケミカル株式会社製エンゲー
ジ EG-8200 、商品名)15wt%とがブレンドされた樹脂
組成物。シートの厚さ…0.3mm 。 着色剤…東京インキ(株)製PEX197101 White5
部。
【0078】実施例9〜11の樹脂シート11は、2層構造
である。 実施例9の一方の層の軟質ポリオレフィン系樹脂…低圧
法直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE、MI:3
g/10分、密度:0.907g/cm3)。出光石油化学株式会社製
モアテックV-0398CN(商品名)。厚さ…120 μm 。 実施例9の他方の層の樹脂……硬質ポリプロピレン系樹
脂。出光石油化学株式会社製F-704NP(商品名)。厚さ
…80μm 。 実施例10の一方の層の軟質ポリオレフィン系樹脂…メタ
ロセン系の幾何拘束触媒を用いて重合された主鎖に長鎖
分岐を有するエチレン−オクテン共重合体(MI:1g/
10分、密度:0.902g/cm3)。米国ダウ社製プラストマー
アフィニティPL1880(商品名)。厚さ…120μm 。 実施例10の他方の層の樹脂……硬質ポリプロピレン系樹
脂。出光石油化学株式会社製F-704NP(商品名)。厚さ
…80μm 。
【0079】実施例11の一方の層の軟質ポリオレフィン
系樹脂…メタロセン系の幾何拘束触媒を用いて重合され
た主鎖に長鎖分岐を有するエチレン−オクテン共重合体
(MI:1g/10分、密度:0.902g/cm3)。米国ダウ社製
プラストマー アフィニティPL1880(商品名)。厚さ…
160μm 。 実施例11の他方の層の樹脂……硬質ポリプロピレン系樹
脂。出光石油化学株式会社製F-704NP(商品名)。厚さ
…40μm 。 実施例9〜11で使用した着色剤は、実施例5の着色剤と
同じであり、各層に入れた。
【0080】実施例12〜17の樹脂シート11は、3層構造
である。 実施例12〜14の中間層の軟質ポリオレフィン系樹脂…ブ
テン−1(35wt%)とプロピレン(65wt%)のランダム
共重合により合成した非晶質ポリオレフィン(密度:0.
86g/cm3、190 ℃の溶融粘度:10000cps)50wt%と、結
晶性ポリプロピレン(MI:1.00g/10分、密度:0.90g/
cm3 )50wt%とがブレンドされた樹脂組成物(引張り弾
性率:100MPa)。宇部レキセン株式会社製CAP-355Y(商
品名)。中間層の厚さ…0.16mm。 実施例12〜14の両表面層の樹脂…硬質ポリプロピレン系
樹脂。出光石油化学株式会社製F-704NP (商品名)。各
表面層の厚さ…0.02mm。 着色剤は、実施例12〜14の両表面層(PP層)に実施例
5と同じものを10部ずつ入れた。
【0081】実施例15の中間層の軟質ポリオレフィン系
樹脂…高圧法低密度ポリエチレン(LDPE、MI:4
g/10分、密度:0.921g/cm3)。東ソー株式会社製ペトロ
セン190 (商品名)。中間層の厚さ…0.16mm。 着色剤は、中間層にのみ実施例1と同じものを10部入れ
た。 実施例15の両表面層の樹脂…ランダムポリプロピレン
(エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン含
有量:4wt%、MI:11g/10分)。グランドポリマー株
式会社製グランドポリプロS235(商品名)。各表面層の
厚さ…0.02mm。 着色剤は、中間層と両表面層に実施例2と同じものを10
部入れた。
【0082】実施例16の中間層の軟質ポリオレフィン系
樹脂…低圧法直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDP
E、MI:3g/10分、密度:0.907g/cm3)。出光石油化
学株式会社製モアテックV-0398CN(商品名)。中間層の
厚さ…0.16mm。 実施例16の両表面層の樹脂…ランダムポリプロピレン
(エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン含
有量:4wt%、MI:11g/10分)。グランドポリマー株
式会社製グランドポリプロS235(商品名)。各表面層の
厚さ…0.02mm。 着色剤は、中間層にのみ実施例5と同じものを10部入れ
た。
【0083】実施例17の中間層の軟質ポリオレフィン系
樹脂…メタロセン系の幾何拘束触媒を用いて重合された
主鎖に長鎖分岐を有するエチレン−オクテン共重合体
(MI:1g/10分、密度:0.902g/cm3)。米国ダウ社製
プラストマー アフィニティPL1880(商品名)。中間層
の厚さ…0.16mm。 実施例17の両表面層の樹脂…ランダムポリプロピレン
(エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン含
有量:4wt%、MI:7g/10分)。出光石油化学株式会
社製F-744NP (商品名)。各表面層の厚さ…0.02mm。 着色剤は、中間層にのみ実施例5と同じものを10部入れ
た。
【0084】〔比較例1,2〕冷却ロールを使用した従
来のタッチロール式のシート成形法で樹脂シートを製造
した。冷却ロールの温度は、40℃である。比較例1の場
合、原料樹脂は、実施例1と同じである。比較例2の場
合、実施例15と同じ3層構造であり、原料樹脂も同じで
ある。着色剤は、実施例5と同じものを比較例1には10
部、比較例2には中間層に10部入れた。
【0085】〔特性の評価〕前記実施例1〜17及び比較
例1,2で得られた樹脂シートに対して、引張り弾性
率、表面粗さ及びグロスを測定した。それらの結果を表
1と2に示す。
【0086】前記引張り弾性率は、JIS K-7113に準じて
測定した。前記表面粗さは、JIS B 0610-1982 に準拠し
て測定した。測定装置として、(株)エリオニクス社製
の電子線三次元粗さ解析装置(ERA-4000)を使用し、15
00倍で像を観察し、また電子のプローブにより試料表面
の微細な凹凸を測定して中心面平均粗さRaを計算した。
この測定をロール巻き状態のシートの内面側及び外面側
に対して行った。
【0087】前記グロスは、自動式測色色差計(例え
ば、AUD-CH-2型-45,60,スガ試験機株式会社製)を使用
し、シートに光を入射角60度で照射し、同じく60度で反
射光を受光したときの反射光束ψs を測定し、屈折率1.
567 のガラス表面からの反射光束ψos との比により、
下記の通り求めた。 グロス(Gs )=(ψs /ψos)×100
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】表1より、実施例1〜8に係る不透明着色
軟質樹脂シート11によれば、前記特性(a,b)を有す
る軟質ポリオレフィン系樹脂よりなるため、グロスが高
くて光沢が良好であることがわかる。また、実施例9〜
17に係る不透明着色軟質樹脂シート11によれば、両表面
層の少なくとも一方の表面層が、硬質ポリプロピレン系
樹脂よりなる多層構造の場合にも同様の良好な特性が得
られることがわかる。また、本発明に係る製造方法によ
って、前記特性(a,b)を有する不透明着色軟質樹脂
シート11を製造することができる。
【0091】一方、表2より、比較例1と2によれば、
得られた樹脂シートは、グロスが低くて光沢が不良であ
ることがわかる。また、比較例1は、引張り弾性率が高
く、柔軟性に劣っている。
【0092】〔実施例18〜21〕上記第2実施形態におい
て、各実施例のシート原料の具体例、配合割合等を下記
のように変えて樹脂シート11を製造した。実施例18〜21
の樹脂シート11は、3層構造である。各実施例の樹脂シ
ート11が有する前記特性(a,b)を表3に示す。製造
の具体的条件は、実施例1と同様である。実施例18の中
間層と両表面層の樹脂は、前記実施例12と同じである。
実施例19の中間層と両表面層の樹脂は、前記実施例15と
同じである。実施例20の中間層と両表面層の樹脂は、前
記実施例16と同じである。実施例21の中間層と両表面層
の樹脂は、前記実施例17と同じである。各実施例の着色
剤とその配合量は、対応する実施例と同じである。
【0093】〔比較例3,4〕比較例1と同様にして樹
脂シートを製造した。比較例3と4に係る樹脂シートの
構成と樹脂の組成は、比較例1、2と同じである。ま
た、各比較例の着色剤とその配合量は、対応する比較例
と同じである。
【0094】〔特性の評価〕前記実施例18〜21及び比較
例3,4で得られた樹脂シートに対して、引張り弾性
率、表面粗さ及びグロスを測定した。それらの結果を表
3と4に示す。
【0095】
【表3】
【0096】
【表4】
【0097】表3より、実施例18〜21に係る3層構造の
不透明着色軟質樹脂シート11によれば、前記特性(a,
b)を有する軟質ポリオレフィン系樹脂よりなるため、
グロスが高くて光沢が良好であることがわかる。また、
本発明に係る製造方法によって、前記特性(a,b)を
有する不透明着色軟質樹脂シート11を製造することがで
きる。
【0098】一方、表4より、比較例3によれば、原料
は実施例18と同じであるが、タッチロール式のシート成
形法で樹脂シートを製造し、得られた樹脂シートは、グ
ロスが低くて光沢が不良であることがわかる。また、引
張り弾性率が高く、柔軟性に劣っている。比較例4によ
れば、タッチロール式のシート成形法で樹脂シートを製
造したため、得られた樹脂シートは、グロスが低くて光
沢が不良である。
【0099】〔実施例22〜25〕上記第3実施形態におい
て、各実施例のシート原料の具体例、配合割合等を下記
のように変えて樹脂シート11を製造した。実施例22〜25
の樹脂シート11は、3層構造である。各実施例の樹脂シ
ート11が有する前記特性(a,b)を表5に示す。製造
の具体的条件は、実施例1と同様である。実施例22の中
間層と両表面層の樹脂は、前記実施例12と同じである。
実施例23の中間層と両表面層の樹脂は、前記実施例15と
同じである。実施例24の中間層と両表面層の樹脂は、前
記実施例16と同じである。実施例25の中間層と両表面層
の樹脂は、前記実施例17と同じである。各実施例の着色
剤とその配合量は、対応する実施例と同じである。
【0100】〔比較例5,6〕比較例1と同様にして樹
脂シートを製造した。比較例5と6に係る樹脂シートの
構成と樹脂の組成は、比較例1、2と同じである。ま
た、各比較例の着色剤とその配合量は、対応する比較例
と同じである。
【0101】〔特性の評価〕前記実施例22〜25及び比較
例5,6で得られた樹脂シートに対して、引張り弾性
率、表面粗さ及びグロスを測定した。それらの結果を表
5と6に示す。
【0102】
【表5】
【0103】
【表6】
【0104】表5より、実施例22〜25に係る3層構造の
不透明着色軟質樹脂シート11によれば、前記特性(a,
b)を有する軟質ポリオレフィン系樹脂よりなるため、
グロスが高くて光沢が良好であることがわかる。また、
引張り弾性率が低く、柔軟性に富むことがわかる。更
に、本発明に係る製造方法によって、前記特性(a,
b)を有する不透明着色軟質樹脂シート11を製造するこ
とができる。一方、表6より、比較例5と6によれば、
得られた樹脂シートは、グロスが低くて光沢が不良であ
る。また、比較例5は、引張り弾性率が高く、柔軟性に
劣っている。
【0105】〔実施例26〜34〕上記第4実施形態におい
て、各実施例のシート原料の具体例、配合割合等を下記
のように変えて樹脂シート11を製造した。各実施例の樹
脂シート11が有する前記特性(a,b)を表7に示す。
製造の具体的条件は、実施例1と同様である。また、添
加した着色剤とその配合量も実施例1と同様である。
【0106】実施例26〜33の樹脂シート11は、単層構造
である。 実施例26の軟質ポリプロピレン系樹脂…低立体規則性ホ
モポリプロピレン(MI:3.1 g/10分 、密度:0.90g/c
m3、引張り弾性率:500MPa、沸騰ヘプタン不溶分:90wt
%)。出光石油化学株式会社製TPO E-2900(商品名)。
樹脂シートの厚さ…0.2mm 。 実施例27の軟質ポリプロピレン系樹脂…多段の重合リア
クタを用いて合成され、約43wt%のエチレン−プロピレ
ンゴム(EPR)成分が均一に微分散した形態を有する
エチレン−プロピレン共重合体(MI:0.84g/10分、密
度:0.89g/cm3、引張り弾性率:150MPa)。ハイモント
社製キャタロイ KS-082P(商品名)。
【0107】実施例28の軟質ポリプロピレン系樹脂…多
段の重合リアクタを用いて合成され、約50wt%のEPR
成分が均一に微分散した形態を有するエチレン−プロピ
レン共重合体(MI:0.60g/10分、密度:0.89g/cm3
引張り弾性率:100MPa)。ハイモント株式会社製キャタ
ロイ KS-052P (商品名)。 実施例29の軟質ポリプロピレン系樹脂…エチレン20wt%
とプロピレン80wt%から1段のリアクタでソフトセグメ
ントとハードセグメントを生成させたエチレン−プロピ
レンランダム共重合体(MI:1.50g/10分 、密度:0.
88g/cm3 、引張り弾性率:100MPa)。株式会社トクヤマ
製PER T-310E(商品名)。
【0108】実施例30の軟質ポリプロピレン系樹脂…エ
チレン10wt%とプロピレン90wt%から実施例18と同様に
合成したエチレン−プロピレンランダム共重合体(M
I:1.50g/10分、密度:0.88g/cm3 、引張り弾性率:12
0MPa)。株式会社トクヤマ製PER T-310J(商品名)。 実施例31の軟質ポリプロピレン系樹脂…実施例1と同じ
低立体規則性ホモポリプロピレン70wt%と、水素添加ス
チレン・ブタジエンゴム(日本合成ゴム株式会社製ダイ
ナロン 1320P、商品名)30wt%とがブレンドされた樹脂
組成物。
【0109】実施例32の軟質ポリプロピレン系樹脂…実
施例26と同じ低立体規則性ホモポリプロピレン80wt%
と、エチレン・プロピレンゴム(EPR)(三井石油化
学株式会社製タフマー P0280 、商品名)20wt%とがブ
レンドされた樹脂組成物。 実施例33の軟質ポリプロピレン系樹脂…実施例15と同じ
低立体規則性ホモポリプロピレン85wt%と、エチレン・
オクテン共重合体(ダウ・ケミカル株式会社製エンゲー
ジ EG-8200 、商品名)15wt%とがブレンドされた樹脂
組成物。
【0110】実施例34の樹脂シート11は、3層構造であ
る。 実施例34の中間層の軟質ポリプロピレン系樹脂…ブテン
−1(35wt%)とプロピレン(65wt%)のランダム共重
合により合成した非晶質ポリオレフィン(密度:0.86g/
cm3 、190 ℃の溶融粘度:10000cps)50wt%と、結晶性
ポリプロピレン(MI:1.00g/10分、密度:0.90g/cm
3 )50wt%とがブレンドされた樹脂組成物(引張り弾性
率:100MPa)。宇部レキセン株式会社製CAP-355 (商品
名)。厚さ…160 μm。 実施例34の両表面層の樹脂…硬質ポリプロピレン系樹
脂。出光石油化学株式会社製F-704NP (商品名)。各表
面層の厚さ…20μm。
【0111】〔比較例7,8〕比較例1と同様にして樹
脂シートを製造した。比較例7と8に係る樹脂シートの
構成と樹脂の組成は、比較例1、2と同じである。
【0112】〔特性の評価〕前記実施例26〜34及び比較
例7,8で得られた樹脂シートに対して、引張り弾性
率、表面粗さ及びグロスを測定した。それらの結果を表
7と8に示す。
【0113】
【表7】
【0114】
【表8】
【0115】表7より、実施例26〜30によれば、軟質ポ
リプロピレン系樹脂を原料として押出機より押し出され
た樹脂シート11に対して、前記製造装置で冷却を行った
ため、得られた樹脂シート11は、グロスが高くて光沢が
良好であることがわかる。また、引張り弾性率が低く、
柔軟性に富むことがわかる。
【0116】実施例31によれば、軟質ポリプロピレン系
樹脂と水素添加SBRよりなる樹脂組成物を原料として
同様に製造したため、得られた樹脂シート11は、ヘイズ
が低く、グロスが高いことがわかる。実施例32によれ
ば、軟質ポリプロピレン系樹脂とエチレン−αオレフィ
ン共重合体よりなる樹脂組成物を原料として同様に製造
したため、得られた樹脂シート11は、グロスが高いこと
がわかる。また、引張り弾性率も低く、柔軟性に富んで
いる。
【0117】実施例33によれば、軟質ポリプロピレン系
樹脂とエチレン・オクテン共重合体よりなる樹脂組成物
を原料として同様に製造したため、得られた樹脂シート
11は、グロスが高いことがわかる。また、引張り弾性率
も低く、柔軟性に富んでいる。実施例34によれば、両表
面層が硬質ポリプロピレン系樹脂よりなる3層構造の場
合にも、グロス及び引張り弾性率に関して良好である。
【0118】一方、表8より、比較例7によれば、原料
は実施例1と同じであるが、タッチロール式のシート成
形法で樹脂シートを製造したため、得られた樹脂シート
は、グロスが低くて光沢も不良である。比較例8によれ
ば、タッチロール式のシート成形法で樹脂シートを製造
したため、得られた樹脂シートは、グロスが低くて光沢
が不良である。
【0119】〔実施例35〜37〕上記第4実施形態におい
て、各実施例のシート原料の具体例、配合割合等を下記
のように変えて樹脂シート11を製造した。各実施例の樹
脂シート11が有する前記特性(a,b)を表9に示す。
製造の具体的条件は、実施例1と同様である。冷却水36
の温度は6℃である。
【0120】実施例35の軟質ポリプロピレン系樹脂は、
実施例17と同じである。着色剤とその配合量も同じであ
る。実施例36では、第1実施形態のエンドレスベルト15
を100 ℃に加熱し、実施例35で得られた樹脂シート11に
対してこのエンドレスベルト15でアニーリング処理を施
した。実施例37では、第3実施形態のエンドレスベルト
23,26 を100 ℃に加熱し、実施例35で得られた樹脂シー
ト11に対してこれらのエンドレスベルト23,26 でアニー
リング処理を施した。
【0121】〔実施例38,39 〕実施例38では、第1実施
形態のエンドレスベルト15を80℃に加熱し、実施例17で
得られた樹脂シート11に対してこのエンドレスベルト15
でアニーリング処理を施した。実施例39では、第3実施
形態のエンドレスベルト23,26 を100 ℃に加熱し、実施
例17で得られた樹脂シート11に対してこれらのエンドレ
スベルト23,26 でアニーリング処理を施した。
【0122】〔特性の評価〕前記実施例35〜39で得られ
た樹脂シート11に対して、引張り弾性率、表面粗さ及び
グロスを測定した。それらの結果を表9に示す。
【0123】
【表9】
【0124】表9より、実施例35〜39で得られた不透明
着色軟質樹脂シートは、前記特性(a,b)を有する軟
質ポリオレフィン系樹脂よりなるため、グロスが高くて
光沢が良好であることがわかる。また、引張り弾性率が
低く、柔軟性に富むことがわかる。更に、本発明に係る
製造方法によって、前記特性(a,b)を有する不透明
着色軟質樹脂シート11を製造することができる。
【0125】
【発明の効果】本発明に係る不透明着色軟質樹脂シート
によれば、環境に対して安全であり、かつ光学的及び機
械的特性にも優れている。また、本発明に係る製造方法
によれば、光沢を低下させないでこの不透明着色軟質樹
脂シートを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る不透明着色軟質樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態に係る不透明着色軟質樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図3】本発明の第3実施形態に係る不透明着色軟質樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【図4】本発明の第4実施形態に係る不透明着色軟質樹
脂シートの製造方法で使用する製造装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
11 樹脂シート 13 第1の冷却ロール 14 第2の冷却ロール 15 金属製エンドレスベルト 16 第3の冷却ロール 17 第4の冷却ロール 18 弾性材 22 金属製エンドレス層 31 水盤 32 水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/16 C08L 23/16 // B29K 23:00 B29L 7:00 9:00

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質ポリオレフィン系樹脂よりなる層を
    1層以上含み、下記特性(a)、(b) を有することを特徴
    とする不透明着色軟質樹脂シート。 (a)引張り弾性率が20〜1000MPa (b)少なくとも一方の面の表面粗さRaが0.05μm 未満
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、ホモポリプロピ
    レンの立体規則性について13C−NMRを用いて測定
    したペンタッド分率において、mmmmの割合(PI値)が50
    〜90%である低立体規則性ポリプロピレン系樹脂を用い
    ることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記低立体規則性ポリプロピレン系樹脂のrrrr/(1-mmm
    m)の値が15〜50%にあることを特徴とする不透明着色
    軟質樹脂シート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記低立体規則性ポリプロピレン系樹脂が、極限粘度
    [η]0.5〜9.0dl/gの沸騰ヘプタン不溶性のポリプロ
    ピレン系樹脂(50〜95wt%)と、極限粘度[η]1.2dl/
    g 以上の沸騰ヘプタン可溶性のポリプロピレン系樹脂
    (5 〜50wt%)とから構成されていることを特徴とする
    不透明着色軟質樹脂シート。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、エチレン−プロ
    ピレンランダム共重合体(エチレン含有量5〜30wt%)
    を用いることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 エチレン(E) とプロピレン(P) の4個連続したユニット
    PPEPが、PPの連続部分に対してラセミのコンフィギュレ
    ーションを有するエチレン−プロピレンランダム共重合
    体の割合が極めて少ないことを特徴とする不透明着色軟
    質樹脂シート。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、非晶性のブテン
    -1−プロピレン共重合体を用いることを特徴とする不透
    明着色軟質樹脂シート。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、非晶性のブテン
    -1−プロピレン共重合体とポリプロピレンとの混合物を
    用いることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂シ
    ートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、プロピレン−エ
    チレン−ブテン-1共重合体を用いることを特徴とする不
    透明着色軟質樹脂シート。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂
    シートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、プロピレン−エ
    チレン−ブテン-1共重合体とポリプロピレンとの混合物
    を用いることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂
    シートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂は、リアクターブレンド
    型のエチレン−プロピレン共重合体エラストマーを含有
    するポリプロピレン系樹脂であることを特徴とする不透
    明着色軟質樹脂シート。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂
    シートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂は、リアクターブレンド
    型のエチレン−プロピレン−ブテン-1共重合体を含有す
    るポリプロピレン系樹脂であることを特徴とする不透明
    着色軟質樹脂シート。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂
    シートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂として、エチレン単独重
    合体及びエチレン−α- オレフィン共重合体より選ばれ
    た少なくとも1種を用いることを特徴とする不透明着色
    軟質樹脂シート。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートにおいて、 前記エチレン単独重合体が、高圧法低密度ポリエチレン
    及び低圧法低密度ポリエチレンより選ばれた少なくとも
    1種であることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シー
    ト。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートにおいて、 前記エチレン−α- オレフィン共重合体が、チーグラー
    ナッタ触媒系直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン触
    媒系直鎖状低密度ポリエチレン、メタロセン系の幾何拘
    束触媒を用いて重合された主鎖に長鎖分岐を有するエチ
    レン−オクテン共重合体のうちの少なくとも1種である
    ことを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の不透明着色軟質樹脂
    シートにおいて、 前記軟質ポリオレフィン系樹脂は、エチレンと極性基置
    換エチレンとの共重合体であることを特徴とする不透明
    着色軟質樹脂シート。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートにおいて、 前記エチレンと極性基置換エチレンとの共重合体は、エ
    チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エ
    チルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−アク
    リル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共
    重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸メチル共重
    合体(EMA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(E
    MAA)の金属イオン架橋体、エチレン−アクリル酸共
    重合体(EAA)の金属イオン架橋体より選ばれた少な
    くとも1種であることを特徴とする不透明着色軟質樹脂
    シート。
  18. 【請求項18】 軟質ポリプロピレン系樹脂よりなるこ
    とを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートにおいて、 水素添加スチレン・ブタジエンゴムが2〜30重量%配合
    されていることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シー
    ト。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートにおいて、 エチレン−αオレフィン共重合体が2〜30重量%配合さ
    れていることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートにおいて、 エチレン・オクテン共重合体が2〜15重量%配合されて
    いることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シート。
  22. 【請求項22】 冷却ロールと、この冷却ロールと樹脂
    シートを介して当接する金属製エンドレス部材とを有
    し、前記冷却ロールと金属製エンドレス部材との間に樹
    脂シートが導入されてこの樹脂シートが冷却される部分
    の前記金属製エンドレス部材の背面側には弾性材が設け
    られた製造装置を使用した不透明着色軟質樹脂シートの
    製造方法であって、 溶融状態にある請求項1〜21のいずれかに記載の不透
    明着色軟質樹脂シートを、前記冷却ロールと接触してい
    る前記金属製エンドレス部材と、前記冷却ロールとに略
    同時に接触するようにして前記冷却ロールと金属製エン
    ドレス部材との間に導入し、 前記弾性材を弾性変形させながら前記不透明着色軟質樹
    脂シートを面状に圧接して冷却することを特徴とする不
    透明着色軟質樹脂シートの製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートの製造方法において、 前記金属製エンドレス部材は、少なくとも2個のロール
    間に巻装され、前記弾性材はこれらのロールのうちの前
    記冷却ロール側の外周面に形成されていることを特徴と
    する不透明着色軟質樹脂シートの製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートの製造方法において、 一方の前記金属製エンドレス部材と並走するように、前
    記冷却ロールを含んで他方の金属製エンドレス部材が巻
    装され、 溶融状態にある請求項1〜21のいずれかに記載の不透
    明着色軟質樹脂シートを、前記一方と他方の金属製エン
    ドレス部材に略同時に接触するようにして両金属製エン
    ドレス部材の間に導入し、 前記弾性材を弾性変形させながら前記不透明着色軟質樹
    脂シートを面状に圧接して冷却することを特徴とする不
    透明着色軟質樹脂シートの製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項21に記載の不透明着色軟質樹
    脂シートの製造方法において、 前記弾性材はロールの外周面に形成され、前記金属製エ
    ンドレス部材は、この弾性材の外周面に筒状に形成され
    ていることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シートの製
    造方法。
  26. 【請求項26】 請求項22〜25のいずれかに記載の
    不透明着色軟質樹脂シートの製造方法において、 前記樹脂シートと直接接触している前記金属製エンドレ
    ス部材及び前記冷却ロールの温度を露点〜50℃とするこ
    とを特徴とする不透明着色軟質樹脂シートの製造方法。
  27. 【請求項27】 請求項22〜26のいずれかに記載の
    不透明着色軟質樹脂シートの製造方法において、 前記弾性材の弾性変形を伴って前記樹脂シートを面状圧
    接する際の面圧を0.1MPa 〜20.0MPa とすることを特徴
    とする不透明着色軟質樹脂シートの製造方法。
  28. 【請求項28】 請求項22〜27のいずれかに記載の
    不透明着色軟質樹脂シートの製造方法において、 前記弾性材は、その硬度(JIS K6301A型に準拠)が95
    度以下であることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シー
    トの製造方法。
  29. 【請求項29】 冷却用の水が流れるスリットが形成さ
    れた水盤と、この水盤の下方に配置された水槽と、この
    水槽内に少なくとも一部分が水没して配置された挟圧用
    の一対のロールとが設けられた製造装置を使用した不透
    明着色軟質樹脂シートの製造方法であって、 溶融状態にある請求項1〜21のいずれかに記載の不透
    明着色軟質樹脂シートを前記スリットに挿通させながら
    冷却用の水で冷却し、引き続きこの樹脂シートを前記水
    槽の水中に前記挟圧用の一対のロール間を通して導入す
    ることを特徴とする不透明着色軟質樹脂シートの製造方
    法。
  30. 【請求項30】 請求項22〜29のいずれかに記載の
    不透明着色軟質樹脂シートの製造方法において、 得られた樹脂シートに対して、アニーリング処理を施す
    ことを特徴とする不透明着色軟質樹脂シートの製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002264261A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Oguri Mokko Kk 積層シート、積層体及び積層体の製造方法
JP2006321990A (ja) * 2005-04-22 2006-11-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 容器包装用エチレン系樹脂
JP2008018731A (ja) * 2007-10-05 2008-01-31 Idemitsu Unitech Co Ltd 透明ポリプロピレンシートの製造方法および透明ポリプロピレンシート

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