JPH11350215A - 防火服 - Google Patents
防火服Info
- Publication number
- JPH11350215A JPH11350215A JP10154526A JP15452698A JPH11350215A JP H11350215 A JPH11350215 A JP H11350215A JP 10154526 A JP10154526 A JP 10154526A JP 15452698 A JP15452698 A JP 15452698A JP H11350215 A JPH11350215 A JP H11350215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garment
- fiber
- fire protection
- fire
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 身体をスムーズに動かすことができる防火服
を得ることにある。 【解決手段】 袖が伸縮部を介在して上衣本体につなが
れ、伸縮部が耐熱難燃性繊維のニットからなるととも
に、脇となる領域に位置する第一の部分と、第一の部分
から襟元に向かって延びる細長い第二の部分とを具備し
ている。腕を上下させると、第一の部分が伸縮し、腕を
前後に動かすと、第二の部分が第一の部分といっしょに
伸縮するため、腕がスムーズに動き、消防士に負担をか
けない。
を得ることにある。 【解決手段】 袖が伸縮部を介在して上衣本体につなが
れ、伸縮部が耐熱難燃性繊維のニットからなるととも
に、脇となる領域に位置する第一の部分と、第一の部分
から襟元に向かって延びる細長い第二の部分とを具備し
ている。腕を上下させると、第一の部分が伸縮し、腕を
前後に動かすと、第二の部分が第一の部分といっしょに
伸縮するため、腕がスムーズに動き、消防士に負担をか
けない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は消火活動に際して
着用される防火服の改良に関している。
着用される防火服の改良に関している。
【0002】
【従来の技術】従来、防火服、たとえばセパレート型の
防火服は、上衣およびズボンが外衣および外衣に着脱可
能に装着された内衣とを備えている。通常、上衣外衣は
アラミド繊維などの耐熱性繊維布からなり、肩および肘
には同じ布からなるパットが取り付けられている。上衣
内衣は、耐熱繊維からなるフェルトを芯材とし、これに
耐熱性繊維布を複数重ね、さらに透湿防水性樹脂シート
を重ね合わせたものからなり、上衣外衣の内部に装着さ
れているとともに、スナップやジップファスナなどによ
って上衣外衣に結合されている。ズボン外衣もアラミド
繊維などの耐熱性繊維布からなり、膝に同じ布からなる
パットが取り付けられている。ズボン内衣は透湿防水性
樹脂シートを含む上衣内衣と同じ構造からなる、ズボン
とほぼ同じ形態をなすもので、ズボン外衣の内部に装着
されているとともに、スナップなどによってズボン外衣
に結合されている。
防火服は、上衣およびズボンが外衣および外衣に着脱可
能に装着された内衣とを備えている。通常、上衣外衣は
アラミド繊維などの耐熱性繊維布からなり、肩および肘
には同じ布からなるパットが取り付けられている。上衣
内衣は、耐熱繊維からなるフェルトを芯材とし、これに
耐熱性繊維布を複数重ね、さらに透湿防水性樹脂シート
を重ね合わせたものからなり、上衣外衣の内部に装着さ
れているとともに、スナップやジップファスナなどによ
って上衣外衣に結合されている。ズボン外衣もアラミド
繊維などの耐熱性繊維布からなり、膝に同じ布からなる
パットが取り付けられている。ズボン内衣は透湿防水性
樹脂シートを含む上衣内衣と同じ構造からなる、ズボン
とほぼ同じ形態をなすもので、ズボン外衣の内部に装着
されているとともに、スナップなどによってズボン外衣
に結合されている。
【0003】消防士は、このようなズボンおよび上衣を
着用するだけでなく、厚い防火手袋をはめ、ヘルメット
をかぶり、消防靴をはき、さらに、空気呼吸器を背負っ
て、火災現場での消火活動をおこなっている。
着用するだけでなく、厚い防火手袋をはめ、ヘルメット
をかぶり、消防靴をはき、さらに、空気呼吸器を背負っ
て、火災現場での消火活動をおこなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防火服は、重いばかりか、上衣を構成している外衣の剛
性がたかく、袖部の肘に厚みのあるパットをもち、内衣
もかなりの厚みがあるため、腕を簡単に、かつスムーズ
に曲げることができず、さらに、ズボンも外衣の剛性が
たかく、膝に厚みのあるパットをもつため、しゃがみ込
むなどの足および腰を曲げる動作をスムーズにおこなえ
ない。消防士は、このような身体を自由に動かせない状
態において、つねに死を隣合わせにした危険かつ過酷な
作業を強いられているのが現状である。
防火服は、重いばかりか、上衣を構成している外衣の剛
性がたかく、袖部の肘に厚みのあるパットをもち、内衣
もかなりの厚みがあるため、腕を簡単に、かつスムーズ
に曲げることができず、さらに、ズボンも外衣の剛性が
たかく、膝に厚みのあるパットをもつため、しゃがみ込
むなどの足および腰を曲げる動作をスムーズにおこなえ
ない。消防士は、このような身体を自由に動かせない状
態において、つねに死を隣合わせにした危険かつ過酷な
作業を強いられているのが現状である。
【0005】本発明の目的は、身体をスムーズに動かす
ことができる、改良された防火服を提供することにあ
る。
ことができる、改良された防火服を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防火服は、消防士のボディ上に位置する本
体と腕上に位置する袖と首のまわりに位置する襟とをも
つ外衣と、外衣に着脱可能に装着された内衣とを備えて
いるが、袖は、耐熱難燃性繊維のニットからなるととも
に、消防士の脇となる領域に位置する第一の部分と、第
一の部分から襟元に向かって延びる細長い第二の部分と
をもつ、伸縮部を介在して上衣本体につながれているこ
とを特徴とする防火服。
に、本発明の防火服は、消防士のボディ上に位置する本
体と腕上に位置する袖と首のまわりに位置する襟とをも
つ外衣と、外衣に着脱可能に装着された内衣とを備えて
いるが、袖は、耐熱難燃性繊維のニットからなるととも
に、消防士の脇となる領域に位置する第一の部分と、第
一の部分から襟元に向かって延びる細長い第二の部分と
をもつ、伸縮部を介在して上衣本体につながれているこ
とを特徴とする防火服。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の防火服は、上衣とズボン
とからなる、いわゆるセパレート型あるいは消防士ボデ
ィの下半身まで覆い、ズボンを含まない、いわゆるコー
ト型の形態につくられる。
とからなる、いわゆるセパレート型あるいは消防士ボデ
ィの下半身まで覆い、ズボンを含まない、いわゆるコー
ト型の形態につくられる。
【0008】本発明の防火服では、袖と消防士のボディ
上に位置する本体とをつなぐ伸縮部が耐熱難燃性繊維か
らなっているため、火炎や熱風から消防士を確実に保護
することができるばかりか、メリヤス編みされている、
つまり、ニットからなっているため、消防士が腕を上下
させると、伸縮部を構成する第一の部分が伸縮し、腕を
前後に動かすと、第二の部分が第一の部分といっしょに
伸縮し、消火活動においてもっとも使われる腕がスムー
ズに動き、消防士は負担なしに、消火作業をおこなえ
る。伸縮部は、第二の部分における第一の部分の付近か
ら肩の外側に向かって延び、かつニットからなる第三の
部分をさらに具備していてもよく、そうすることによっ
て、腕をよりスムーズに動かすことができる。
上に位置する本体とをつなぐ伸縮部が耐熱難燃性繊維か
らなっているため、火炎や熱風から消防士を確実に保護
することができるばかりか、メリヤス編みされている、
つまり、ニットからなっているため、消防士が腕を上下
させると、伸縮部を構成する第一の部分が伸縮し、腕を
前後に動かすと、第二の部分が第一の部分といっしょに
伸縮し、消火活動においてもっとも使われる腕がスムー
ズに動き、消防士は負担なしに、消火作業をおこなえ
る。伸縮部は、第二の部分における第一の部分の付近か
ら肩の外側に向かって延び、かつニットからなる第三の
部分をさらに具備していてもよく、そうすることによっ
て、腕をよりスムーズに動かすことができる。
【0009】さらに、内衣は、複数の布あるいはシート
もしくはこれら双方を重ねたものからなるとともに、一
部の布あるいはシートに凹凸を形成されていてもよい。
凹凸はプリーツ加工によってシートあるいは布全体に折
り目を設けることによって形成して、突起などをシート
あるいは布に設けることによって形成してもよい。この
ような凹凸は、内衣の内部に断熱をおこなう空気層を形
成するため、内衣の構成枚数を減少させ、より軽量な防
火服とさせることができ、消防士の負担を減少させる。
もしくはこれら双方を重ねたものからなるとともに、一
部の布あるいはシートに凹凸を形成されていてもよい。
凹凸はプリーツ加工によってシートあるいは布全体に折
り目を設けることによって形成して、突起などをシート
あるいは布に設けることによって形成してもよい。この
ような凹凸は、内衣の内部に断熱をおこなう空気層を形
成するため、内衣の構成枚数を減少させ、より軽量な防
火服とさせることができ、消防士の負担を減少させる。
【0010】本発明において、外衣および外衣に着脱可
能に装着された内衣をもつズボンを含む、いわゆるセパ
レート型のものとして構成されたときに、ズボンが背面
における腰となる領域を耐熱難燃性繊維のニットによっ
て構成してもよく、そうすることによって、腰を曲げる
動作も容易におこなえる。これにおいても、内衣が、複
数の布あるいはシートもしくはこれら双方を重ねたもの
からなるとともに、一部の布あるいはシートに凹凸を形
成されていてもよく、そうすることによって、ズボンも
軽量化され、より軽量な防火服とさせることができ、消
防士の負担を減少させる。
能に装着された内衣をもつズボンを含む、いわゆるセパ
レート型のものとして構成されたときに、ズボンが背面
における腰となる領域を耐熱難燃性繊維のニットによっ
て構成してもよく、そうすることによって、腰を曲げる
動作も容易におこなえる。これにおいても、内衣が、複
数の布あるいはシートもしくはこれら双方を重ねたもの
からなるとともに、一部の布あるいはシートに凹凸を形
成されていてもよく、そうすることによって、ズボンも
軽量化され、より軽量な防火服とさせることができ、消
防士の負担を減少させる。
【0011】ある実施の形態において、本発明の防火服
は、上衣とズボンとからなるセパレート型のものとして
構成され、上衣およびズボンの各々が外衣とこれに着脱
可能に装着された内衣とを具備している。上衣外衣は、
消防士のボディ上に位置する本体および腕上に位置する
袖および首のまわりに位置する襟をもち、本体に肩パッ
トを、袖に肘パットを設けられている。そして、袖は、
耐熱難燃性繊維のニットからなるとともに、前記消防士
の脇となる領域に位置する第一の部分と、第一の部分か
ら襟元に向かって延びる細長い第二の部分とをもつ、伸
縮部を介在して上衣本体につながれている。
は、上衣とズボンとからなるセパレート型のものとして
構成され、上衣およびズボンの各々が外衣とこれに着脱
可能に装着された内衣とを具備している。上衣外衣は、
消防士のボディ上に位置する本体および腕上に位置する
袖および首のまわりに位置する襟をもち、本体に肩パッ
トを、袖に肘パットを設けられている。そして、袖は、
耐熱難燃性繊維のニットからなるとともに、前記消防士
の脇となる領域に位置する第一の部分と、第一の部分か
ら襟元に向かって延びる細長い第二の部分とをもつ、伸
縮部を介在して上衣本体につながれている。
【0012】これにおいても、伸縮部が第二の部分にお
ける第一の部分の付近から肩の外側に向かって延び、か
つニットからなる第三の部分をさらに具備していると、
腕をよりスムーズに動かすことができる。伸縮部を構成
する各々の部分に用いられる耐熱難燃性繊維のニット
は、メタ系芳香族ポリアミド繊維やパラ系ポリアミド繊
維などのアラミド繊維、ポリベンズイミダゾール繊維
(PBI繊維)あるいはポリベンズオキサゾール繊維
(PBO繊維)の糸のみから編んだもの、もしくは、少
なくとも二つ以上のこれらの糸を編んだものを用いるこ
とが好ましく、とくにPBO繊維とアラミド繊維とから
なるニットは、耐熱性および難燃性がたかいことに加え
て、優れた引き裂き強度を有するため好ましい結果を得
られる。
ける第一の部分の付近から肩の外側に向かって延び、か
つニットからなる第三の部分をさらに具備していると、
腕をよりスムーズに動かすことができる。伸縮部を構成
する各々の部分に用いられる耐熱難燃性繊維のニット
は、メタ系芳香族ポリアミド繊維やパラ系ポリアミド繊
維などのアラミド繊維、ポリベンズイミダゾール繊維
(PBI繊維)あるいはポリベンズオキサゾール繊維
(PBO繊維)の糸のみから編んだもの、もしくは、少
なくとも二つ以上のこれらの糸を編んだものを用いるこ
とが好ましく、とくにPBO繊維とアラミド繊維とから
なるニットは、耐熱性および難燃性がたかいことに加え
て、優れた引き裂き強度を有するため好ましい結果を得
られる。
【0013】肩パットおよび肘パットが、これを形成す
る内外布を、縦に配置され、かつたがいに平行に配置さ
れた糸目に縫い合わされ、該糸目よって形成された複数
の袋状の密閉空間に弾性体を挿入されたものからなって
いると、腕の運動に伴って、肩が動いても、肩パットが
簡単に曲がるばかりか、腕を前後に曲げたときに、肘パ
ットは袖を形成する背面形成部分が曲がるときの抵抗と
ならないために、さらに手の動きがスムーズになり、消
防士に負担をかけない。
る内外布を、縦に配置され、かつたがいに平行に配置さ
れた糸目に縫い合わされ、該糸目よって形成された複数
の袋状の密閉空間に弾性体を挿入されたものからなって
いると、腕の運動に伴って、肩が動いても、肩パットが
簡単に曲がるばかりか、腕を前後に曲げたときに、肘パ
ットは袖を形成する背面形成部分が曲がるときの抵抗と
ならないために、さらに手の動きがスムーズになり、消
防士に負担をかけない。
【0014】また、ズボンの外衣の背面における腰とな
る領域が、耐熱難燃性繊維のニットによってからなって
いると、腰を曲げる動作も容易におこなえる。これにお
いても、ニットは、メタ系芳香族ポリアミド繊維やパラ
系ポリアミド繊維などのアラミド繊維、ポリベンズイミ
ダゾール繊維(PBI繊維)あるいはポリベンズオキサ
ゾール繊維(PBO繊維)の糸のみ、もしくは、少なく
とも二つ以上これらの繊維の糸を編んだものからなるこ
とが好ましく、とくにPBO繊維とアラミド繊維とから
なるニットは、耐熱性および難燃性がたかいことに加え
て、優れた引き裂き強度を有するため好ましい結果を得
られる。さらに、膝パットが、これを形成する内外布
を、ズボンの長手方向と直角な方向に配置され、かつた
がいに平行に配置された糸目に縫い合わされ、該糸目よ
って形成された複数の袋状の密閉空間に弾性体を挿入し
たものからなっていると、膝もスムーズに曲がるため、
腰を曲げる動作を容易におこなえることと相俟って、し
ゃがみ込みも簡単におこなえる。
る領域が、耐熱難燃性繊維のニットによってからなって
いると、腰を曲げる動作も容易におこなえる。これにお
いても、ニットは、メタ系芳香族ポリアミド繊維やパラ
系ポリアミド繊維などのアラミド繊維、ポリベンズイミ
ダゾール繊維(PBI繊維)あるいはポリベンズオキサ
ゾール繊維(PBO繊維)の糸のみ、もしくは、少なく
とも二つ以上これらの繊維の糸を編んだものからなるこ
とが好ましく、とくにPBO繊維とアラミド繊維とから
なるニットは、耐熱性および難燃性がたかいことに加え
て、優れた引き裂き強度を有するため好ましい結果を得
られる。さらに、膝パットが、これを形成する内外布
を、ズボンの長手方向と直角な方向に配置され、かつた
がいに平行に配置された糸目に縫い合わされ、該糸目よ
って形成された複数の袋状の密閉空間に弾性体を挿入し
たものからなっていると、膝もスムーズに曲がるため、
腰を曲げる動作を容易におこなえることと相俟って、し
ゃがみ込みも簡単におこなえる。
【0015】さらにまた、上衣およびズボンの内衣が、
複数の布あるいはシートもしくはこれら双方を重ねたも
のからなるとともに、一部の布あるいはシートに凹凸を
形成されていると、凹凸が内衣の内部に断熱をおこなう
空気層を形成するため、内衣の構成枚数が減少し、より
軽量な防火服とさせることができ、消防士の負担を減少
させる。
複数の布あるいはシートもしくはこれら双方を重ねたも
のからなるとともに、一部の布あるいはシートに凹凸を
形成されていると、凹凸が内衣の内部に断熱をおこなう
空気層を形成するため、内衣の構成枚数が減少し、より
軽量な防火服とさせることができ、消防士の負担を減少
させる。
【0016】本発明の防火服の実施例は、以下に、図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0017】この防火服は上衣およびズボンからなるセ
パレート型のものからなっている。
パレート型のものからなっている。
【0018】上衣10は、図1ないし図4に示すよう
に、外衣11および外衣11に着脱可能に装着された内
衣12からなっている。
に、外衣11および外衣11に着脱可能に装着された内
衣12からなっている。
【0019】外衣11は、図1および図2に示すよう
に、左前身頃、右前身頃および後身頃をもっているが、
後身頃は中央で分割され、後身頃の半分と左前身頃とは
ひとつの半身部分13を、後身頃の残る半分と右前身頃
とはもうひとつの半身部分13を形成している。これら
の半身部分13は、アラミド繊維とPBI繊維との混紡
布のような耐熱性繊維布からなるもので、背側となる側
縁同志を縫い合わされ、ひとつの本体を形成している。
左右身頃の前側側縁にはジップファスナ14が取り付け
られている。襟15および肩パット16が各々の半身部
分13の上部に、袖17が肩パット16および半身部分
13の各々に縫い付けられている。肘パット18は袖1
7の各々に取り付けられている。これらの半身部分1
3、襟15、肩パット16、袖17および肘パット18
はアラミド繊維とPBI繊維との混紡布を縫製すること
でつくられている。
に、左前身頃、右前身頃および後身頃をもっているが、
後身頃は中央で分割され、後身頃の半分と左前身頃とは
ひとつの半身部分13を、後身頃の残る半分と右前身頃
とはもうひとつの半身部分13を形成している。これら
の半身部分13は、アラミド繊維とPBI繊維との混紡
布のような耐熱性繊維布からなるもので、背側となる側
縁同志を縫い合わされ、ひとつの本体を形成している。
左右身頃の前側側縁にはジップファスナ14が取り付け
られている。襟15および肩パット16が各々の半身部
分13の上部に、袖17が肩パット16および半身部分
13の各々に縫い付けられている。肘パット18は袖1
7の各々に取り付けられている。これらの半身部分1
3、襟15、肩パット16、袖17および肘パット18
はアラミド繊維とPBI繊維との混紡布を縫製すること
でつくられている。
【0020】しかし、この防火服において、各々の袖1
7は伸縮部を介在して半身部分13の各々および肩パッ
ト16の各々に縫い付けられている。この伸縮部は三つ
の部分21,22,23からなっている。第一の部分2
1はこの防火服の脇となる領域に配置され、第二の部分
22は第一の部分21から襟元に向かって延び、そし
て、第三の部分23は第二の部分22における第一の部
分22の付近から肩の外側に向かって延びている。より
詳しく説明すると、第一の部分21は、脇下から見たと
きの形態がほぼ楕円をなしているとともに、逆U字ある
いは逆V字形断面をもつもので、外側周縁を袖17に縫
い付けられ、袖17の付け根とともにこの防火服の脇に
おける襠を形成している。第二の部分22は、幅狭く、
細長い形態をなすもので、中間を脇に配置し、両端が襟
15の付け根に向かって、防火服の前面上および背面上
を延び、外側縁の中間を第一の部分21の内周縁に、袖
17および肩パット16に、内側縁を半身部分13に縫
い付けられている。第三の部分23は、中間が袖17の
付け根あるいはこの防火服の肩の外側に配置され、両端
が第二の部分22における第一の部分21の付近に向か
って防火服前面および背面上を延び、かつ第二の部分2
2に縫い付けられているとともに、両側縁を肩パット1
6の外側側縁および半身部分13に縫い付けられてい
る。これらの部分21〜23は、いずれも、PBO繊維
(ポリベンスオキサゾール繊維)をメリヤス編みしたも
の、つまり、PBO繊維のニットからなっている。
7は伸縮部を介在して半身部分13の各々および肩パッ
ト16の各々に縫い付けられている。この伸縮部は三つ
の部分21,22,23からなっている。第一の部分2
1はこの防火服の脇となる領域に配置され、第二の部分
22は第一の部分21から襟元に向かって延び、そし
て、第三の部分23は第二の部分22における第一の部
分22の付近から肩の外側に向かって延びている。より
詳しく説明すると、第一の部分21は、脇下から見たと
きの形態がほぼ楕円をなしているとともに、逆U字ある
いは逆V字形断面をもつもので、外側周縁を袖17に縫
い付けられ、袖17の付け根とともにこの防火服の脇に
おける襠を形成している。第二の部分22は、幅狭く、
細長い形態をなすもので、中間を脇に配置し、両端が襟
15の付け根に向かって、防火服の前面上および背面上
を延び、外側縁の中間を第一の部分21の内周縁に、袖
17および肩パット16に、内側縁を半身部分13に縫
い付けられている。第三の部分23は、中間が袖17の
付け根あるいはこの防火服の肩の外側に配置され、両端
が第二の部分22における第一の部分21の付近に向か
って防火服前面および背面上を延び、かつ第二の部分2
2に縫い付けられているとともに、両側縁を肩パット1
6の外側側縁および半身部分13に縫い付けられてい
る。これらの部分21〜23は、いずれも、PBO繊維
(ポリベンスオキサゾール繊維)をメリヤス編みしたも
の、つまり、PBO繊維のニットからなっている。
【0021】襟15は、内外二つの布の間にフェルトな
どを挟んだものからなっているが、全面にキルティング
加工が施されている。糸目24は、このためのもので、
菱形に内外布およびフェルトを縫い付けている。バンド
25は前側端部を襟15の前面側に縫い付けられ、他端
に面ファスナ26を取り付けられ、面ファスナ26に係
合する面ファスナ27が襟15の前面側に取り付けられ
ている。
どを挟んだものからなっているが、全面にキルティング
加工が施されている。糸目24は、このためのもので、
菱形に内外布およびフェルトを縫い付けている。バンド
25は前側端部を襟15の前面側に縫い付けられ、他端
に面ファスナ26を取り付けられ、面ファスナ26に係
合する面ファスナ27が襟15の前面側に取り付けられ
ている。
【0022】肩パット16は、内外布が周縁を糸目28
によって結合され、さらに縦方向に配置され、かつたが
いに間隔をおいて配置された糸目29によっても縫わ
れ、図3に示すように、矩形断面をなす細長いフェルト
30がこれらの糸目28,29によって形成された袋状
の密閉空間の各々に挿入されている、いいかえれば、シ
ャーリング加工を施されている。
によって結合され、さらに縦方向に配置され、かつたが
いに間隔をおいて配置された糸目29によっても縫わ
れ、図3に示すように、矩形断面をなす細長いフェルト
30がこれらの糸目28,29によって形成された袋状
の密閉空間の各々に挿入されている、いいかえれば、シ
ャーリング加工を施されている。
【0023】袖17は、図2によく示されているよう
に、三つの部分31,32,33を縫製することによっ
てつくられている、つまり、三枚裁ちにされている。背
面形成部分31は、袖17の付け根から袖17の裾に渡
って延びる、細長い形態をなしている。前面形成部分3
2,33も、袖17の付け根から袖17の裾に渡って延
びた細長い形態をなしており、背面形成部分31の両側
縁に配置され、かつ背面形成部分31を向いた側縁を背
面形成部分31のそれに縫い付けられ、そして、反対側
側縁を互いに縫い合わされている。これらの部分31〜
33の付け根が伸縮部21〜23に縫い付けられてい
る。肘パット18はこのような袖17の背面形成部分3
1に配置されている。肘パット自体は、肩パット16と
同様に、背面形成部分31の上に外布を配置し、周縁を
糸目34によって背面形成部分31に縫い付けるととも
に、袖17の長手方向と直角な方向を向き、かつ互いに
間隔をおいて配列された糸目35によって背面形成部分
31に縫い、断面矩形をなす幅長いフェルトがこれらの
糸目34,35によって形成された袋状の密閉空間に挿
入されたもの、つまりシャーリング加工を施されたもの
からなっている。
に、三つの部分31,32,33を縫製することによっ
てつくられている、つまり、三枚裁ちにされている。背
面形成部分31は、袖17の付け根から袖17の裾に渡
って延びる、細長い形態をなしている。前面形成部分3
2,33も、袖17の付け根から袖17の裾に渡って延
びた細長い形態をなしており、背面形成部分31の両側
縁に配置され、かつ背面形成部分31を向いた側縁を背
面形成部分31のそれに縫い付けられ、そして、反対側
側縁を互いに縫い合わされている。これらの部分31〜
33の付け根が伸縮部21〜23に縫い付けられてい
る。肘パット18はこのような袖17の背面形成部分3
1に配置されている。肘パット自体は、肩パット16と
同様に、背面形成部分31の上に外布を配置し、周縁を
糸目34によって背面形成部分31に縫い付けるととも
に、袖17の長手方向と直角な方向を向き、かつ互いに
間隔をおいて配列された糸目35によって背面形成部分
31に縫い、断面矩形をなす幅長いフェルトがこれらの
糸目34,35によって形成された袋状の密閉空間に挿
入されたもの、つまりシャーリング加工を施されたもの
からなっている。
【0024】ポケット36およびバンド環37が本体前
面に、もうひとつのバンド環37が本体背面に取り付け
られ、そして、胸、裾および袖先には反射体38が取り
付けられている。
面に、もうひとつのバンド環37が本体背面に取り付け
られ、そして、胸、裾および袖先には反射体38が取り
付けられている。
【0025】内衣12は前開きの形態をもつもので、図
4に示すように左前身頃、右前身頃および後身頃が一体
に形成された本体41と、左右の袖42とからなってお
り、本体41を外衣11の本体13に、袖42を袖17
の内部に入れ、外衣11の内部に配置されているととも
に、本体41をジップファスナ43によって外衣11
に、袖42をスナップによって外衣41の袖17に結合
されている。生地は、従来の防火服と同様に、複数の布
あるいはシートもしくはこれら双方を重ねたものからな
っている。しかし、この実施例において、内衣12の生
地は、図5に示すように、内側から順に、内布44、芯
布45,46および外布47の四枚のみを積み重ねたも
のからなっている。内布44は、たとえば、アラミド繊
維などの耐熱難燃性繊維の織物、芯布45,46は、有
機繊維を温度200〜300℃で焼成することによって
つくられたプレカーボン繊維(耐炎化性繊維)のような
耐熱性、難燃性、耐炎性を有する繊維の織物あるいは不
織布、外布47は微細孔ポリウレタン樹脂や多孔質ポリ
テトラフルオロエチレン樹脂のような透湿防水性シート
とアラミド繊維のような難燃性繊維あるいは難燃性を有
する織物との積層体からそれぞれなっている。さらに、
内衣12における芯布46には、凹凸が形成されてい
る。凹凸はたとえばプリーツ加工によって芯布46に襞
を設けることによって形成されている。芯布45および
外布47との間にはこれらの襞によって空間48が形成
されている。そして、これらの内布44および芯布4
5,46は図4に示すように格子をなす糸目49によっ
て結合され、外布47は内布44および芯布45,46
からなるこのような積層体に周縁を縫合されている。
4に示すように左前身頃、右前身頃および後身頃が一体
に形成された本体41と、左右の袖42とからなってお
り、本体41を外衣11の本体13に、袖42を袖17
の内部に入れ、外衣11の内部に配置されているととも
に、本体41をジップファスナ43によって外衣11
に、袖42をスナップによって外衣41の袖17に結合
されている。生地は、従来の防火服と同様に、複数の布
あるいはシートもしくはこれら双方を重ねたものからな
っている。しかし、この実施例において、内衣12の生
地は、図5に示すように、内側から順に、内布44、芯
布45,46および外布47の四枚のみを積み重ねたも
のからなっている。内布44は、たとえば、アラミド繊
維などの耐熱難燃性繊維の織物、芯布45,46は、有
機繊維を温度200〜300℃で焼成することによって
つくられたプレカーボン繊維(耐炎化性繊維)のような
耐熱性、難燃性、耐炎性を有する繊維の織物あるいは不
織布、外布47は微細孔ポリウレタン樹脂や多孔質ポリ
テトラフルオロエチレン樹脂のような透湿防水性シート
とアラミド繊維のような難燃性繊維あるいは難燃性を有
する織物との積層体からそれぞれなっている。さらに、
内衣12における芯布46には、凹凸が形成されてい
る。凹凸はたとえばプリーツ加工によって芯布46に襞
を設けることによって形成されている。芯布45および
外布47との間にはこれらの襞によって空間48が形成
されている。そして、これらの内布44および芯布4
5,46は図4に示すように格子をなす糸目49によっ
て結合され、外布47は内布44および芯布45,46
からなるこのような積層体に周縁を縫合されている。
【0026】図6および図7は上衣10とともにこの防
火服を構成しているズボン50を示している。ズボン5
0も外衣および外衣に着脱可能に装着された内衣からな
っている。
火服を構成しているズボン50を示している。ズボン5
0も外衣および外衣に着脱可能に装着された内衣からな
っている。
【0027】外衣51は、前開きのもので、ウエストバ
ンド53、左右の前身頃54および左右の後身頃55を
縫い付けることによってつくられている。生地は、外衣
11と同じ、アラミド繊維とPBI繊維との混紡布から
なっている。しかし、各々の後身頃55は、図7に示す
ように、高さが前身頃54よりも低く、ウエストバンド
53との間に逆三角形の形態をなす伸縮部56を配置さ
れている。後身頃55の上縁は伸縮部56の斜辺に、伸
縮部56の底辺はウエストバンド53の下縁にそれぞれ
縫い付けられている。この伸縮部56も、PBO繊維を
メリヤス編みすることによってつくられたもの、すなわ
ちPBO繊維のニットからなっている。
ンド53、左右の前身頃54および左右の後身頃55を
縫い付けることによってつくられている。生地は、外衣
11と同じ、アラミド繊維とPBI繊維との混紡布から
なっている。しかし、各々の後身頃55は、図7に示す
ように、高さが前身頃54よりも低く、ウエストバンド
53との間に逆三角形の形態をなす伸縮部56を配置さ
れている。後身頃55の上縁は伸縮部56の斜辺に、伸
縮部56の底辺はウエストバンド53の下縁にそれぞれ
縫い付けられている。この伸縮部56も、PBO繊維を
メリヤス編みすることによってつくられたもの、すなわ
ちPBO繊維のニットからなっている。
【0028】脚となる部分には膝パット57が取り付け
られている。膝パット57は、肩パット16および肘パ
ット18と同様に、外布の周縁を外衣51の膝となる領
域に糸目58によって縫い付け、ズボン50の長手方向
と直角な方向に間隔をおいて配置された糸目59によっ
て外衣51に縫い付け、これらの糸目58,59によっ
て形成された袋状の密閉空間に矩形断面をもつ細長いフ
ェルトを挿入することによってつくられている。
られている。膝パット57は、肩パット16および肘パ
ット18と同様に、外布の周縁を外衣51の膝となる領
域に糸目58によって縫い付け、ズボン50の長手方向
と直角な方向に間隔をおいて配置された糸目59によっ
て外衣51に縫い付け、これらの糸目58,59によっ
て形成された袋状の密閉空間に矩形断面をもつ細長いフ
ェルトを挿入することによってつくられている。
【0029】サスペンダ61は、環を介して、両端をズ
ボン本体のウエストバンド53に連結されている。吊り
環62がズボン本体の背面に、ポケット63がズボン本
体の側面に、そして、反射体64がズボン本体の裾に取
り付けられている。
ボン本体のウエストバンド53に連結されている。吊り
環62がズボン本体の背面に、ポケット63がズボン本
体の側面に、そして、反射体64がズボン本体の裾に取
り付けられている。
【0030】ズボン50の内衣は、図示されていない
が、二つの前身頃および二つの後身頃を縫製することに
よってつくられた、外衣51とほぼ同様な形態をなして
いる。生地は、上衣内衣12と同じに、耐熱難燃性繊維
の布からなる内布と、耐熱性、難燃性、耐燃性を有する
繊維の織物あるいは不織布からなる二つの芯布とを格子
状の糸目によって縫い合わせ、該積層体に透湿防水性シ
ートと難燃性繊維あるいは難燃性を有する織物との積層
体からなる外布とを重ね、かつ周縁を縫合し、そして、
外布側に位置する芯布に凹凸を形成したものからなって
いる。外衣51への組み付けは、消防士の腰を覆う部分
および足を覆う部分を外衣51のこれらに位置させて、
外衣51の内部に配置するとともに、ジップファスナや
スナップなどの留め具で結合することによってなされて
いる。
が、二つの前身頃および二つの後身頃を縫製することに
よってつくられた、外衣51とほぼ同様な形態をなして
いる。生地は、上衣内衣12と同じに、耐熱難燃性繊維
の布からなる内布と、耐熱性、難燃性、耐燃性を有する
繊維の織物あるいは不織布からなる二つの芯布とを格子
状の糸目によって縫い合わせ、該積層体に透湿防水性シ
ートと難燃性繊維あるいは難燃性を有する織物との積層
体からなる外布とを重ね、かつ周縁を縫合し、そして、
外布側に位置する芯布に凹凸を形成したものからなって
いる。外衣51への組み付けは、消防士の腰を覆う部分
および足を覆う部分を外衣51のこれらに位置させて、
外衣51の内部に配置するとともに、ジップファスナや
スナップなどの留め具で結合することによってなされて
いる。
【0031】消火活動にはいるときに、消防士は、ズボ
ン50をはき、消防靴を履き、上衣10を羽織り、ヘル
メットをかぶり、手袋をはめ、空気呼吸器を背負って出
動する。ズボンの着用は、たとえば、内衣12の内側に
足を通してズボン50をはいたあと、サスペンダ61を
肩に掛け、前部にあるジップファスナを閉じることによ
ってなされる。上衣10の着用は、内衣12の内側に手
を通して上衣10を着たあと、バンド環37にバンドを
通し、必要に応じて襟15を立てることによってなされ
る。襟立ては、バンド25を襟15の開放側を跨ぐよう
に拡げ、端部を面ファスナ26,27によって連結する
とともに、ジップファスナ14を閉じることによってな
される。
ン50をはき、消防靴を履き、上衣10を羽織り、ヘル
メットをかぶり、手袋をはめ、空気呼吸器を背負って出
動する。ズボンの着用は、たとえば、内衣12の内側に
足を通してズボン50をはいたあと、サスペンダ61を
肩に掛け、前部にあるジップファスナを閉じることによ
ってなされる。上衣10の着用は、内衣12の内側に手
を通して上衣10を着たあと、バンド環37にバンドを
通し、必要に応じて襟15を立てることによってなされ
る。襟立ては、バンド25を襟15の開放側を跨ぐよう
に拡げ、端部を面ファスナ26,27によって連結する
とともに、ジップファスナ14を閉じることによってな
される。
【0032】着用すると、上衣10における本体13が
消防士ボディの腰から上を、襟15が首まわりを、袖1
7が手首までを、そして、ズボン50が腰から下を覆
う。このときに、袖17と上衣本体13とをつなぐ伸縮
部の第一の部分21は消防士の脇に、第二の部分22は
脇と首の付け根付近との間に位置し、しかも、これらの
部分21,22がニットからなっているため、ヘルメッ
トをかぶり、空気呼吸器を背負うために、消防士が腕を
上下させても、第一の部分21が伸び縮みして、袖17
を引っ張らない。このため、消防士は、腕をスムーズに
動かすことができる。
消防士ボディの腰から上を、襟15が首まわりを、袖1
7が手首までを、そして、ズボン50が腰から下を覆
う。このときに、袖17と上衣本体13とをつなぐ伸縮
部の第一の部分21は消防士の脇に、第二の部分22は
脇と首の付け根付近との間に位置し、しかも、これらの
部分21,22がニットからなっているため、ヘルメッ
トをかぶり、空気呼吸器を背負うために、消防士が腕を
上下させても、第一の部分21が伸び縮みして、袖17
を引っ張らない。このため、消防士は、腕をスムーズに
動かすことができる。
【0033】このあと、重い消火ホースなどを抱え、消
火活動をおこなったときにも、消防士が腕を上下させる
と、第一の部分21が伸縮し、腕をさらに大きく上下さ
せると、第二の部分22が第一の部分21といっしょに
伸縮し、また、腕を前後に動かすと、第二の部分22が
伸縮して、袖17を引っ張らないため、消防士は負担な
しに、腕をスムーズに動かすことができ、機敏に消火作
業をおこなえる。さらに、この防火服では、腕を上下に
動かしたときに、第三の部分23が第一の部分21およ
び第二の部分22と一緒に伸縮するとともに、肩パット
16が第三の部分23の伸縮によって袖17といっしょ
に移動せず、腕を前後に動かしたときにも、第三の部分
23が第一の部分21および第二の部分22と一緒に伸
縮するため、これらの運動をよりスムーズにおこなえ
る。そして、肩パット16は、これらの腕の上下および
前後運動をおこなったときに、糸目29に沿って前後に
折れ曲がって、肩の動きを妨げない。
火活動をおこなったときにも、消防士が腕を上下させる
と、第一の部分21が伸縮し、腕をさらに大きく上下さ
せると、第二の部分22が第一の部分21といっしょに
伸縮し、また、腕を前後に動かすと、第二の部分22が
伸縮して、袖17を引っ張らないため、消防士は負担な
しに、腕をスムーズに動かすことができ、機敏に消火作
業をおこなえる。さらに、この防火服では、腕を上下に
動かしたときに、第三の部分23が第一の部分21およ
び第二の部分22と一緒に伸縮するとともに、肩パット
16が第三の部分23の伸縮によって袖17といっしょ
に移動せず、腕を前後に動かしたときにも、第三の部分
23が第一の部分21および第二の部分22と一緒に伸
縮するため、これらの運動をよりスムーズにおこなえ
る。そして、肩パット16は、これらの腕の上下および
前後運動をおこなったときに、糸目29に沿って前後に
折れ曲がって、肩の動きを妨げない。
【0034】さらに、ヘルメットや空気呼吸器などを着
用および消火活動に際して、消防士が肘を曲げると、袖
17の背面形成部分31は袖17の長手方向に延びる細
長い形態をなし、肘の動きに追従して簡単に折れ曲がる
ため、消防士は容易にこの動作をおこなえる。このとき
に、肘パット18は、糸目35から曲がって、肘を曲げ
る運動をより容易におこわせるため、消防士は伸縮部2
1〜23および肩パット16のシャーリング加工と相俟
って、手全体をさらに容易に動かすことができる。
用および消火活動に際して、消防士が肘を曲げると、袖
17の背面形成部分31は袖17の長手方向に延びる細
長い形態をなし、肘の動きに追従して簡単に折れ曲がる
ため、消防士は容易にこの動作をおこなえる。このとき
に、肘パット18は、糸目35から曲がって、肘を曲げ
る運動をより容易におこわせるため、消防士は伸縮部2
1〜23および肩パット16のシャーリング加工と相俟
って、手全体をさらに容易に動かすことができる。
【0035】さらに、この防火服では、消火活動をおこ
なっているときに、消防士が腰を曲げると、ズボン50
の伸縮部56が腰の動きに追従して容易に伸縮するた
め、この動作も負担なしにおこなえる。すなわち、ズボ
ンを着用すると、伸縮部56は消防士の腰下部付近に位
置し、伸縮部自体がニットからなっているため、腰を曲
げ、ズボン50が引っ張られると、伸縮部56が伸び、
ズボン50が引っ張られず、腰をスムーズに曲げること
ができる。膝パット57も、糸目59から曲がるため、
伸縮部56によって腰をスムーズに曲げることができる
ことと相俟って、しゃがみ込みも容易におこなえる。
なっているときに、消防士が腰を曲げると、ズボン50
の伸縮部56が腰の動きに追従して容易に伸縮するた
め、この動作も負担なしにおこなえる。すなわち、ズボ
ンを着用すると、伸縮部56は消防士の腰下部付近に位
置し、伸縮部自体がニットからなっているため、腰を曲
げ、ズボン50が引っ張られると、伸縮部56が伸び、
ズボン50が引っ張られず、腰をスムーズに曲げること
ができる。膝パット57も、糸目59から曲がるため、
伸縮部56によって腰をスムーズに曲げることができる
ことと相俟って、しゃがみ込みも容易におこなえる。
【0036】そして、これらの伸縮部21〜23および
伸縮部56は、繊維自体がPBO繊維のニットからなっ
ているため、伸縮するにもかかわらず、火炎や熱風など
から消防士を確実に保護することができる。
伸縮部56は、繊維自体がPBO繊維のニットからなっ
ているため、伸縮するにもかかわらず、火炎や熱風など
から消防士を確実に保護することができる。
【0037】さらにまた、内衣12は、前述のように、
芯布46が凹凸をもち、凹凸が外衣11の内側に断熱空
気層48を形成し、内衣12の構成枚数を減少させて
も、外衣11とともに消防士を火炎や熱風から確実に保
護することができるため、上衣全体が薄くなり、着やす
いばかりか、軽量化され、消火作業における消防士の負
担を減少させる。
芯布46が凹凸をもち、凹凸が外衣11の内側に断熱空
気層48を形成し、内衣12の構成枚数を減少させて
も、外衣11とともに消防士を火炎や熱風から確実に保
護することができるため、上衣全体が薄くなり、着やす
いばかりか、軽量化され、消火作業における消防士の負
担を減少させる。
【0038】さらにまた、首および顔を保護するため
に、襟15を立てても、襟15がキルティング加工され
ているため撓まず、立てた状態が維持され、これらを火
炎や熱風などから確実に保護することができる。
に、襟15を立てても、襟15がキルティング加工され
ているため撓まず、立てた状態が維持され、これらを火
炎や熱風などから確実に保護することができる。
【0039】なお、以上説明した実施例において、上衣
10はズボン50とともにひとつの防火服を構成してい
るが、上衣が消防士ボディの下半身まで覆い、ズボンを
含まない、いわゆるコート型の防火服として構成しても
よい。さらに、ズボン50は消防靴と分離しているが、
ズボン外衣51の裾と消防靴とを留め具によって連結す
るとともに、ズボン内衣の裾を消防靴の内部に挿入し、
この状態のまま、吊り環62によって壁にあるフックな
どに吊しておき、出動に際して、ズボン50をはくと同
時に、消防靴も履けるようにして、より迅速な出動をお
こなえるようにするなどしてもよい。
10はズボン50とともにひとつの防火服を構成してい
るが、上衣が消防士ボディの下半身まで覆い、ズボンを
含まない、いわゆるコート型の防火服として構成しても
よい。さらに、ズボン50は消防靴と分離しているが、
ズボン外衣51の裾と消防靴とを留め具によって連結す
るとともに、ズボン内衣の裾を消防靴の内部に挿入し、
この状態のまま、吊り環62によって壁にあるフックな
どに吊しておき、出動に際して、ズボン50をはくと同
時に、消防靴も履けるようにして、より迅速な出動をお
こなえるようにするなどしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の防火服は、以上説明したよう
に、腕がスムーズに移動し、かつ消防士に負担をかけな
いため、消火作業を容易におこなうことができる。
に、腕がスムーズに移動し、かつ消防士に負担をかけな
いため、消火作業を容易におこなうことができる。
【図1】本発明の消防服の一実施例を示し、上衣の正面
図である。
図である。
【図2】図1に示す上衣の背面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1に示す上衣の内部に組み込まれる内衣の正
面図である。
面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1の上衣といっしょに防火服を構成するズボ
ンの正面図である。
ンの正面図である。
【図7】図6に示すズボンの腰まわりの背面図である。
10…上衣 11…上衣外衣 12…上衣内衣 13…本体を形成する半身部分 15…襟 16…肩パット 17…袖 18…肘パット 21…第一の部分 22…第二の部分 23…第三の部分 50…ズボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A41D 31/00 503 A41D 31/00 503F 31/02 31/02 H A62B 17/00 A62B 17/00
Claims (5)
- 【請求項1】 消防士のボディ上に位置する本体と腕上
に位置する袖と首のまわりに位置する襟とをもつ外衣
と、外衣に着脱可能に装着された内衣とを備える防火服
において、袖が、耐熱難燃性繊維のニットからなるとと
もに、消防士の脇となる領域に位置する第一の部分と、
第一の部分から襟元に向かって延びる細長い第二の部分
とをもつ、伸縮部を介在して上衣本体につながれている
ことを特徴とする防火服。 - 【請求項2】 伸縮部が第二の部分における第一の部分
の付近から肩の外側に向かって延びる第三の部分をさら
に具備している請求項1に記載の防火服。 - 【請求項3】 伸縮部を構成する耐熱難燃性繊維のニッ
トがアラミド繊維、ポリベンズイミタゾール繊維あるい
はポリベンズオキサゾール繊維の糸のみ、もしくは、ふ
たつ以上のこれらの糸からなっている請求項1あるいは
請求項2に記載の防火服。 - 【請求項4】 外衣と外衣に着脱可能に装着された内衣
をもつズボンを含み、ズボンが背面における腰となる領
域を耐熱難燃性繊維のニットによって構成されている請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載の防火服。 - 【請求項5】 内衣が複数の布あるいはシートもしくは
これら双方を重ねたものからなるとともに、一部の布あ
るいはシートが凹凸を形成され、隣接する布あるいはシ
ートとの間に空間を形成している請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載の防火服。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154526A JPH11350215A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 防火服 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154526A JPH11350215A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 防火服 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11350215A true JPH11350215A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15586194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10154526A Pending JPH11350215A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 防火服 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11350215A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011106070A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Teijin Techno Products Ltd | 耐熱性防護服 |
| JP2014031598A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Kuraray Co Ltd | 機動性被服 |
| KR101446544B1 (ko) * | 2014-08-18 | 2014-11-04 | 신종호 | 구조효율성을 높인 소방복 |
| CN105617562A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-06-01 | 刘雷 | 一种高层建筑逃生用防火服 |
| CN108477705A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-04 | 邦威防护科技股份有限公司 | 电焊高温防护袋 |
| JP2018534444A (ja) * | 2015-10-25 | 2018-11-22 | トン、ジアンルン | 骨組み式服装 |
| CN111000302A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-14 | 湖南中泰特种装备有限责任公司 | 一种防护服 |
| CN113813522A (zh) * | 2021-10-18 | 2021-12-21 | 宜禾股份有限公司 | 一种具备可开合通气结构的消防用防烟阻燃型防护服 |
| CN114712742A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-07-08 | 顾秋平 | 基于消防使用的具备喷水灭火功能的防火服 |
| KR20250016642A (ko) * | 2023-07-21 | 2025-02-04 | 주식회사 한컴라이프케어 | 소방용 방화복 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP10154526A patent/JPH11350215A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011106070A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Teijin Techno Products Ltd | 耐熱性防護服 |
| JP2014031598A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Kuraray Co Ltd | 機動性被服 |
| KR101446544B1 (ko) * | 2014-08-18 | 2014-11-04 | 신종호 | 구조효율성을 높인 소방복 |
| JP2018534444A (ja) * | 2015-10-25 | 2018-11-22 | トン、ジアンルン | 骨組み式服装 |
| CN105617562A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-06-01 | 刘雷 | 一种高层建筑逃生用防火服 |
| CN108477705A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-04 | 邦威防护科技股份有限公司 | 电焊高温防护袋 |
| CN111000302A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-14 | 湖南中泰特种装备有限责任公司 | 一种防护服 |
| CN113813522A (zh) * | 2021-10-18 | 2021-12-21 | 宜禾股份有限公司 | 一种具备可开合通气结构的消防用防烟阻燃型防护服 |
| CN114712742A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-07-08 | 顾秋平 | 基于消防使用的具备喷水灭火功能的防火服 |
| KR20250016642A (ko) * | 2023-07-21 | 2025-02-04 | 주식회사 한컴라이프케어 | 소방용 방화복 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5072454A (en) | Garments with appendage portions having extensible flexible joints | |
| US9079050B2 (en) | Structural fire glove | |
| CA2848850C (en) | Protective garments with curved extremities | |
| EP2672850B1 (en) | Protective trousers with curved extremity and inseam | |
| RU99932U1 (ru) | Комплект защитной одежды | |
| RU101336U1 (ru) | Комплект защитной одежды пожарного | |
| JPH11350215A (ja) | 防火服 | |
| US11752368B2 (en) | Firefighter pants having knee pads | |
| US8701218B2 (en) | Protective garment with hang-down pockets | |
| CN209316861U (zh) | 一种灭火防护服 | |
| JP4024391B2 (ja) | 耐熱防護服 | |
| CN118925111A (zh) | 一种舒适透气型消防员灭火防护服 | |
| CA2993706C (en) | Protective interfaces for firefighter garments | |
| CN215741471U (zh) | 一种防护性好的新型灭火防护服 | |
| RU130805U1 (ru) | Боевая одежда пожарного (варианты) | |
| RU99931U1 (ru) | Комплект защитной одежды специального назначения | |
| CN223311551U (zh) | 一种舒适透气型消防员灭火防护服 | |
| JP2001037893A (ja) | 防護性と動作性とを兼ね備えた防火服の構成方法、および、同防火服 | |
| JP3616183B2 (ja) | 防火被服 | |
| CN222172893U (zh) | 一种分体式消防员灭火防护服 | |
| JP3649351B2 (ja) | 防火服の上衣 | |
| JP3055829U (ja) | 防火服 | |
| KR102795829B1 (ko) | 착용감이 개선된 소방복 | |
| JP3168251U (ja) | 防火服上着における袖口の改良構造 | |
| RU75287U1 (ru) | Комплект кислотозащитной одежды |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050513 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070412 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071023 |