JPH11350367A - スチールコード及びスチールラジアルタイヤ - Google Patents
スチールコード及びスチールラジアルタイヤInfo
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- JPH11350367A JPH11350367A JP10154670A JP15467098A JPH11350367A JP H11350367 A JPH11350367 A JP H11350367A JP 10154670 A JP10154670 A JP 10154670A JP 15467098 A JP15467098 A JP 15467098A JP H11350367 A JPH11350367 A JP H11350367A
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- steel cord
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- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0646—Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
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- D07B2207/205—Double twist winding comprising flyer
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要な強度を維持しつつゴム浸透性に優れ、
かつ、繰り返し曲げ荷重を受けても容易に座屈を生じな
い耐疲労性に優れた長寿命のスチールコード及びスチー
ルラジアルタイヤを提供する。 【構成】 ゴム成形体のなかに埋め込まれて用いられる
単層オープン撚り(1×n)構造(ただし、n=7,
8)のスチールコードにおいて、偏平比D1/D2を
1.2〜2.5の範囲とし、かつ、1本のワイヤが2〜
50ピッチ当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤより
も形付けの小さい部分を有し、コード心部のほうへ変位
している。
かつ、繰り返し曲げ荷重を受けても容易に座屈を生じな
い耐疲労性に優れた長寿命のスチールコード及びスチー
ルラジアルタイヤを提供する。 【構成】 ゴム成形体のなかに埋め込まれて用いられる
単層オープン撚り(1×n)構造(ただし、n=7,
8)のスチールコードにおいて、偏平比D1/D2を
1.2〜2.5の範囲とし、かつ、1本のワイヤが2〜
50ピッチ当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤより
も形付けの小さい部分を有し、コード心部のほうへ変位
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチールラジアル
タイヤやコンベアベルト等のゴム成形体の補強に用いら
れるスチールコード及びこのスチールコードを用いたス
チールラジアルタイヤに関する。
タイヤやコンベアベルト等のゴム成形体の補強に用いら
れるスチールコード及びこのスチールコードを用いたス
チールラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スチールコードは複数本のワイヤを撚り
合わせてなり、スチールラジアルタイヤやコンベアベル
ト等のゴム成形品の補強材として用いられている。スチ
ールコードは、必要な機械的強度を備えることは勿論の
こと、ゴム材との密着性に優れ、内部への十分なゴム浸
透性を有する必要がある。
合わせてなり、スチールラジアルタイヤやコンベアベル
ト等のゴム成形品の補強材として用いられている。スチ
ールコードは、必要な機械的強度を備えることは勿論の
こと、ゴム材との密着性に優れ、内部への十分なゴム浸
透性を有する必要がある。
【0003】スチールコードには、例えば軽車両用の空
気入りラジアルタイヤを補強するための単層撚り1×n
(n=3〜6)構造のものと、トラック、バス等の重車
両用の空気入りラジアルタイヤを補強するための束撚り
1×n(n=7〜27)構造、複層撚りl+m,l+m
+n(l=1〜3,m=6〜9,n=12〜15)構
造、多重撚りm×n(m=3〜7,n=3〜7)構造の
ものとがある。
気入りラジアルタイヤを補強するための単層撚り1×n
(n=3〜6)構造のものと、トラック、バス等の重車
両用の空気入りラジアルタイヤを補強するための束撚り
1×n(n=7〜27)構造、複層撚りl+m,l+m
+n(l=1〜3,m=6〜9,n=12〜15)構
造、多重撚りm×n(m=3〜7,n=3〜7)構造の
ものとがある。
【0004】しかし、これらクローズド撚り線構造のス
チールコードは、隣合うワイヤが相互に密着するように
撚り合わせているので、コード心部や各ワイヤ相互間隙
にゴムが充填されない空洞部が形成されやすい。コード
内部にゴムが十分に浸透しないと、そこへ水分が浸入し
てワイヤが腐食され、ワイヤとゴムとが分離してしまう
いわゆるセパレーション現象を生じる。また、コード内
部に浸入した水分がコード全長にわたり伝播してワイヤ
を腐食させ、コードの機械的強度を大幅に低下させる。
チールコードは、隣合うワイヤが相互に密着するように
撚り合わせているので、コード心部や各ワイヤ相互間隙
にゴムが充填されない空洞部が形成されやすい。コード
内部にゴムが十分に浸透しないと、そこへ水分が浸入し
てワイヤが腐食され、ワイヤとゴムとが分離してしまう
いわゆるセパレーション現象を生じる。また、コード内
部に浸入した水分がコード全長にわたり伝播してワイヤ
を腐食させ、コードの機械的強度を大幅に低下させる。
【0005】そこで、スチールコードとゴム材との密着
性を改善するために、例えば特開昭55−90692号
公報に記載のように、3〜6本のワイヤを各ワイヤ間に
適当な隙間を設けながら撚り合わせた撚りの緩い所謂オ
ープン撚りコードと称する1×n(n=3〜6)構造の
ものが提案されている。
性を改善するために、例えば特開昭55−90692号
公報に記載のように、3〜6本のワイヤを各ワイヤ間に
適当な隙間を設けながら撚り合わせた撚りの緩い所謂オ
ープン撚りコードと称する1×n(n=3〜6)構造の
ものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のオー
プン撚りスチールコードにおいては、コード内部にゴム
材を十分に浸入させるためには各ワイヤ相互間の隙間が
少なくとも0.01mm以上は必要とされる。しかし、
隙間が過大になると次のような不都合を生じる。すなわ
ち、図4に示すように、ワイヤ3aと両隣のワイヤ3と
の隙間Sが過大になると、ワイヤ3aの拘束が緩くなり
すぎてワイヤ3aに片寄りが生じ、撚りが長手方向に不
均一となる。このため、隙間Sにばらつきを生じてゴム
の浸透が不十分な部分が発生する。さらに、複合体シー
ト成形時に加えられる極低荷重の張力によって隙間Sが
減少し、コード内部へのゴム材の浸入が全く不十分にな
る場合もある。また、隙間Sが大きすぎると剛性が不足
するので、座屈を生じやすくなる。
プン撚りスチールコードにおいては、コード内部にゴム
材を十分に浸入させるためには各ワイヤ相互間の隙間が
少なくとも0.01mm以上は必要とされる。しかし、
隙間が過大になると次のような不都合を生じる。すなわ
ち、図4に示すように、ワイヤ3aと両隣のワイヤ3と
の隙間Sが過大になると、ワイヤ3aの拘束が緩くなり
すぎてワイヤ3aに片寄りが生じ、撚りが長手方向に不
均一となる。このため、隙間Sにばらつきを生じてゴム
の浸透が不十分な部分が発生する。さらに、複合体シー
ト成形時に加えられる極低荷重の張力によって隙間Sが
減少し、コード内部へのゴム材の浸入が全く不十分にな
る場合もある。また、隙間Sが大きすぎると剛性が不足
するので、座屈を生じやすくなる。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、必要な強度を維持しつつゴム浸透性に
優れ、かつ、繰り返し曲げ荷重を受けても容易に座屈を
生じない耐疲労性に優れた長寿命のスチールコード及び
スチールラジアルタイヤを提供することを目的とする。
たものであって、必要な強度を維持しつつゴム浸透性に
優れ、かつ、繰り返し曲げ荷重を受けても容易に座屈を
生じない耐疲労性に優れた長寿命のスチールコード及び
スチールラジアルタイヤを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスチールコ
ードは、ゴム成形体のなかに埋め込まれて用いられる単
層オープン撚り(1×n)構造(ただし、n=7,8)
のスチールコードにおいて、偏平比D1/D2を1.2
〜2.5の範囲とし、かつ、1本のワイヤが2〜50ピ
ッチ当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤよりも形付
けの小さい部分を有し、コード心部のほうへ変位してい
ることを特徴とする。
ードは、ゴム成形体のなかに埋め込まれて用いられる単
層オープン撚り(1×n)構造(ただし、n=7,8)
のスチールコードにおいて、偏平比D1/D2を1.2
〜2.5の範囲とし、かつ、1本のワイヤが2〜50ピ
ッチ当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤよりも形付
けの小さい部分を有し、コード心部のほうへ変位してい
ることを特徴とする。
【0009】本発明に係るスチールラジアルタイヤは、
偏平比D1/D2を1.2〜2.5の範囲とし、かつ、
1本のワイヤが2〜50ピッチ当たりに1回の割合で周
囲の他のワイヤよりも形付けの小さい部分を有し、コー
ド心部のほうへ変位している単層オープン撚り(1×
n)構造(ただし、n=7,8)のスチールコードを、
プライコードあるいはベルトコードとしてゴム成形体の
なかに埋め込んだことを特徴とする。
偏平比D1/D2を1.2〜2.5の範囲とし、かつ、
1本のワイヤが2〜50ピッチ当たりに1回の割合で周
囲の他のワイヤよりも形付けの小さい部分を有し、コー
ド心部のほうへ変位している単層オープン撚り(1×
n)構造(ただし、n=7,8)のスチールコードを、
プライコードあるいはベルトコードとしてゴム成形体の
なかに埋め込んだことを特徴とする。
【0010】本発明のスチールコードにおいては、構成
ワイヤのうちの1本を2〜50ピッチ当たりに1回の割
合で周囲の他のワイヤよりも部分的に形付けを小さく
し、コード心部のほうへ変位させているので、その部分
だけ隙間Sが小さくなり、ワイヤの拘束がキツクなり、
繰り返し曲げ応力がかかった場合でもワイヤが容易に座
屈しなくなる。
ワイヤのうちの1本を2〜50ピッチ当たりに1回の割
合で周囲の他のワイヤよりも部分的に形付けを小さく
し、コード心部のほうへ変位させているので、その部分
だけ隙間Sが小さくなり、ワイヤの拘束がキツクなり、
繰り返し曲げ応力がかかった場合でもワイヤが容易に座
屈しなくなる。
【0011】構成ワイヤのうちの1本を2〜50ピッチ
当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤよりも部分的に
形付けを小さくする。形付け低減部は、2ピッチよりも
短い範囲に形成するとコード全長にわたって1本形付け
の小さいワイヤが存在するので、2ピッチよりも長い範
囲に1回だけ形成することとする。一方、50ピッチよ
りも長い範囲に形付け低減部を形成すると、1本形付け
の小さいワイヤを設けることによるコード中のワイヤの
拘束力の効果が無くなるので、形付け低減部は50ピッ
チよりも短い範囲に1回とする。
当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤよりも部分的に
形付けを小さくする。形付け低減部は、2ピッチよりも
短い範囲に形成するとコード全長にわたって1本形付け
の小さいワイヤが存在するので、2ピッチよりも長い範
囲に1回だけ形成することとする。一方、50ピッチよ
りも長い範囲に形付け低減部を形成すると、1本形付け
の小さいワイヤを設けることによるコード中のワイヤの
拘束力の効果が無くなるので、形付け低減部は50ピッ
チよりも短い範囲に1回とする。
【0012】通常の形付け高さは、長径方向のワイヤ形
付け高さとすると、(D1−d)となる。ただし、dは
ワイヤ径である。落ち込みワイヤの形付け高さも同様に
長径方向のワイヤ形付け高さとすると、(D1−d)を
下回る範囲とする。
付け高さとすると、(D1−d)となる。ただし、dは
ワイヤ径である。落ち込みワイヤの形付け高さも同様に
長径方向のワイヤ形付け高さとすると、(D1−d)を
下回る範囲とする。
【0013】コードの短径D2に対する長径D1の比率
(偏平比)D1/D2を1.2〜2.5の範囲とする。
偏平比を1.2より小さくすると、ゴム浸透性が低下す
るからである。一方、偏平比を2.5より大きくする
と、コード隙間量が大きくなりすぎ、繰り返し曲げ応力
がかかったときにワイヤが容易に座屈してしまう。
(偏平比)D1/D2を1.2〜2.5の範囲とする。
偏平比を1.2より小さくすると、ゴム浸透性が低下す
るからである。一方、偏平比を2.5より大きくする
と、コード隙間量が大きくなりすぎ、繰り返し曲げ応力
がかかったときにワイヤが容易に座屈してしまう。
【0014】なお、構成ワイヤの径は0. 15〜0.5
0mmの範囲とすることが好ましい。また、構成ワイヤに
は引張り強度が280〜400kgf/mm2 級の高張力
鋼線を用いることが望ましい。スチールコードが所望の
破断強度を得るためにはワイヤの引張り強度を280k
gf/mm2 以上とする必要があるからである。一方、ワ
イヤの引張り強度が400kgf/mm2 を越えると、ワ
イヤが脆くなって断線を生じやすくなるからである。
0mmの範囲とすることが好ましい。また、構成ワイヤに
は引張り強度が280〜400kgf/mm2 級の高張力
鋼線を用いることが望ましい。スチールコードが所望の
破断強度を得るためにはワイヤの引張り強度を280k
gf/mm2 以上とする必要があるからである。一方、ワ
イヤの引張り強度が400kgf/mm2 を越えると、ワ
イヤが脆くなって断線を生じやすくなるからである。
【0015】また、構成ワイヤには炭素含有量が0.7
0〜1.00重量%の高張力鋼線を用いることが望まし
い。スチールコードが所望の破断強度を得るためにはワ
イヤの炭素含有量を0.70重量%以上とする必要があ
るからである。一方、ワイヤの炭素含有量が1.00重
量%を越えると、ワイヤが脆くなって断線を生じやすく
なるからである。
0〜1.00重量%の高張力鋼線を用いることが望まし
い。スチールコードが所望の破断強度を得るためにはワ
イヤの炭素含有量を0.70重量%以上とする必要があ
るからである。一方、ワイヤの炭素含有量が1.00重
量%を越えると、ワイヤが脆くなって断線を生じやすく
なるからである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。引張り
強度が280〜400kgf/mm2 級(C含有量0.7
0〜1.00重量%)の7本の高張力鋼線3を、図1に
示すバンチャー型撚り線機20に送給し、これらを一括
に撚り合わせて図2に示す1×7構造のオープン撚りス
チールコード2Aを製造した。バンチャー型撚り線機2
0は、複数対の偏平ならしロールをもつ偏平化装置24
を備えており、複数本のワイヤを撚り合わせた一次コー
ドを直後に偏平加工するようになっている。このような
偏平化装置を備えたバンチャー型撚り線機は、例えば特
開平8−209566号公報に開示されている。
本発明の好ましい実施の形態について説明する。引張り
強度が280〜400kgf/mm2 級(C含有量0.7
0〜1.00重量%)の7本の高張力鋼線3を、図1に
示すバンチャー型撚り線機20に送給し、これらを一括
に撚り合わせて図2に示す1×7構造のオープン撚りス
チールコード2Aを製造した。バンチャー型撚り線機2
0は、複数対の偏平ならしロールをもつ偏平化装置24
を備えており、複数本のワイヤを撚り合わせた一次コー
ドを直後に偏平加工するようになっている。このような
偏平化装置を備えたバンチャー型撚り線機は、例えば特
開平8−209566号公報に開示されている。
【0017】図1に示すように、7個のサプライリール
11の各々からワイヤ3がそれぞれ送り出され、オープ
ン形付け装置(プリフォーマ)14、鏡板15及びボイ
ス16を次々と通って撚り線機20に入るようになって
いる。
11の各々からワイヤ3がそれぞれ送り出され、オープ
ン形付け装置(プリフォーマ)14、鏡板15及びボイ
ス16を次々と通って撚り線機20に入るようになって
いる。
【0018】7つのうち1つのリール11とプリフォー
マ14との間には偏心カム13が設けられている。この
偏心カム13はワイヤ3に印可される張力を変える役割
をもち、これによりワイヤ3はプリフォーマ14での形
付け率が所定ピッチごとに低減されるようになってい
る。
マ14との間には偏心カム13が設けられている。この
偏心カム13はワイヤ3に印可される張力を変える役割
をもち、これによりワイヤ3はプリフォーマ14での形
付け率が所定ピッチごとに低減されるようになってい
る。
【0019】6本の通常形付けワイヤ3と1本の部分低
減形付けワイヤ3Aとは鏡板15を通過してボイス16
に集合し、撚り線機20に入る。そして、1本のコード
に撚り合わせられながら偏平化装置24で偏平化され、
最後に巻取りドラム26に巻き取られる。
減形付けワイヤ3Aとは鏡板15を通過してボイス16
に集合し、撚り線機20に入る。そして、1本のコード
に撚り合わせられながら偏平化装置24で偏平化され、
最後に巻取りドラム26に巻き取られる。
【0020】このようにして製造されたスチールコード
2Aは、図3に示すように2〜50ピッチ毎に1回の割
合で落ち込み部4が形成されている。この落ち込み部4
は他の通常部5よりも形付け率が低く、両隣のワイヤ3
よりコード心部のほうに少し落ち込んでいる。
2Aは、図3に示すように2〜50ピッチ毎に1回の割
合で落ち込み部4が形成されている。この落ち込み部4
は他の通常部5よりも形付け率が低く、両隣のワイヤ3
よりコード心部のほうに少し落ち込んでいる。
【0021】表1に実施例1〜8、比較例1,2、従来
例1,2の各々のコード構成と性能をそれぞれ示す。表
中の形付け高さは、長径(D1)方向のワイヤ形付け高
さ(mm)をそれぞれ示したものである。各コードのゴ
ム浸透性は次のようにして評価した。 [ゴム浸透性の評価]上記実施例1〜8のスチールコー
ドを比較例1,2及び従来例1,2のものと比べて次の
ようにしてゴム浸透性につき評価した。
例1,2の各々のコード構成と性能をそれぞれ示す。表
中の形付け高さは、長径(D1)方向のワイヤ形付け高
さ(mm)をそれぞれ示したものである。各コードのゴ
ム浸透性は次のようにして評価した。 [ゴム浸透性の評価]上記実施例1〜8のスチールコー
ドを比較例1,2及び従来例1,2のものと比べて次の
ようにしてゴム浸透性につき評価した。
【0022】先ず、実施例及び比較例のそれぞれにつき
10ピッチ分の長さのスチールコードを用意する。各コ
ードの側ワイヤを剥ぎ取り、心を形成するワイヤを肉眼
により表と裏の各箇所につき合計20箇所のゴム浸透状
態を目視検査する。
10ピッチ分の長さのスチールコードを用意する。各コ
ードの側ワイヤを剥ぎ取り、心を形成するワイヤを肉眼
により表と裏の各箇所につき合計20箇所のゴム浸透状
態を目視検査する。
【0023】目視検査には点数制を採用した。ゴムが完
全に浸透している箇所を5点、ゴムが半分程度浸透して
いる箇所を2.5点、ゴムが浸透していない箇所を0点
とした場合に、表50点、裏50点のうち合計何点かを
それぞれ調べた。これを百分率表示することによりゴム
浸透性を評価した。ゴム浸透性が70%以上となるもの
を合格と判定した。
全に浸透している箇所を5点、ゴムが半分程度浸透して
いる箇所を2.5点、ゴムが浸透していない箇所を0点
とした場合に、表50点、裏50点のうち合計何点かを
それぞれ調べた。これを百分率表示することによりゴム
浸透性を評価した。ゴム浸透性が70%以上となるもの
を合格と判定した。
【0024】以下に、実施例及び比較例のそれぞれの評
価結果を示す。 試料 ゴム浸透性(%) 判定 実施例1 85 良 実施例2 100 良 実施例3 100 良 実施例4 100 良 実施例5 100 良 実施例6 100 良 実施例7 100 良 実施例8 100 良 比較例1 10 不良 比較例2 60 不良 従来例1 0 不良 従来例2 0 不良
価結果を示す。 試料 ゴム浸透性(%) 判定 実施例1 85 良 実施例2 100 良 実施例3 100 良 実施例4 100 良 実施例5 100 良 実施例6 100 良 実施例7 100 良 実施例8 100 良 比較例1 10 不良 比較例2 60 不良 従来例1 0 不良 従来例2 0 不良
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明のスチールコードは、構成ワイヤ
のうちの1本を2〜50ピッチ当たりに1回の割合で周
囲の他のワイヤよりも部分的に形付けを小さくし、コー
ド心部のほうへ変位させているので、その部分だけ隙間
Sが小さくなり、ワイヤの拘束がキツクなり、繰り返し
曲げ応力がかかった場合でもワイヤが容易に座屈しなく
なる。また、本発明のスチールコードは、必要な強度を
維持しつつゴム浸透性に優れている。
のうちの1本を2〜50ピッチ当たりに1回の割合で周
囲の他のワイヤよりも部分的に形付けを小さくし、コー
ド心部のほうへ変位させているので、その部分だけ隙間
Sが小さくなり、ワイヤの拘束がキツクなり、繰り返し
曲げ応力がかかった場合でもワイヤが容易に座屈しなく
なる。また、本発明のスチールコードは、必要な強度を
維持しつつゴム浸透性に優れている。
【図1】本発明のスチールコードを製造するための撚り
線機を示す概要図。
線機を示す概要図。
【図2】本発明の実施形態に係るスチールコードを示す
横断面図。
横断面図。
【図3】実施形態のスチールコードを示す外観図。
【図4】隙間内での形付けワイヤの状態を説明するため
に本発明のスチールコードを示す外観模式図。
に本発明のスチールコードを示す外観模式図。
【図5】隙間内での形付けワイヤの状態を説明するため
に本発明のスチールコードの一部を示す外観模式図。
に本発明のスチールコードの一部を示す外観模式図。
2,2A,4,4A…スチールコード、 3,3A,3a,5,5A,5a…ワイヤ、 4…落ち込み部、5…通常部、 13…偏心カム、 14…オープン形付け装置(プリフォーマ)、 S…間隙。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:08 305:12
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム成形体のなかに埋め込まれて用いら
れる単層オープン撚り(1×n)構造(ただし、n=
7,8)のスチールコードにおいて、偏平比D1/D2
を1.2〜2.5の範囲とし、かつ、1本のワイヤが2
〜50ピッチ当たりに1回の割合で周囲の他のワイヤよ
りも形付けの小さい部分を有し、コード心部のほうへ変
位していることを特徴とするスチールコード。 - 【請求項2】 偏平比D1/D2を1.2〜2.5の範
囲とし、かつ、1本のワイヤが2〜50ピッチ当たりに
1回の割合で周囲の他のワイヤよりも形付けの小さい部
分を有し、コード心部のほうへ変位している単層オープ
ン撚り(1×n)構造(ただし、n=7,8)のスチー
ルコードを、プライコードあるいはベルトコードとして
ゴム成形体のなかに埋め込んだことを特徴とするスチー
ルラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154670A JPH11350367A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | スチールコード及びスチールラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154670A JPH11350367A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | スチールコード及びスチールラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11350367A true JPH11350367A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15589344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10154670A Pending JPH11350367A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | スチールコード及びスチールラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11350367A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009062655A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Bridgestone Corp | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ |
| US8146339B2 (en) | 2005-10-31 | 2012-04-03 | Bridgestone Corporation | Steel cord for reinforcing rubber article and pneumatic radial tire |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP10154670A patent/JPH11350367A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8146339B2 (en) | 2005-10-31 | 2012-04-03 | Bridgestone Corporation | Steel cord for reinforcing rubber article and pneumatic radial tire |
| JP2009062655A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Bridgestone Corp | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りタイヤ |
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