JPH1135064A - 容器積載用セパレートシート - Google Patents
容器積載用セパレートシートInfo
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- JPH1135064A JPH1135064A JP19160397A JP19160397A JPH1135064A JP H1135064 A JPH1135064 A JP H1135064A JP 19160397 A JP19160397 A JP 19160397A JP 19160397 A JP19160397 A JP 19160397A JP H1135064 A JPH1135064 A JP H1135064A
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- separate sheet
- antibacterial
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- surface layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴミや雑菌等の付着を防止し、低コストなセ
パレートシート。 【解決手段】 複数の容器14を積み重ねる際にそれら
の間に介在させるセパレートシート10において、ポリ
エチレングリコールとポリアミドを添加したアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂からなる。コスト増
加をほとんど伴うことなく帯電防止性能を発現し、ゴミ
等の付着が少なく、容器を清潔に保つことができる。洗
浄が可能で、再使用できるので、長寿命化を図ることが
でき、資源保護の点からも望ましい。
パレートシート。 【解決手段】 複数の容器14を積み重ねる際にそれら
の間に介在させるセパレートシート10において、ポリ
エチレングリコールとポリアミドを添加したアクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂からなる。コスト増
加をほとんど伴うことなく帯電防止性能を発現し、ゴミ
等の付着が少なく、容器を清潔に保つことができる。洗
浄が可能で、再使用できるので、長寿命化を図ることが
でき、資源保護の点からも望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスビン等の飲
食用容器を積み重ねる際に、それら積み重ねられた飲食
用容器の間に介在させるセパレートシートに関するもの
である。
食用容器を積み重ねる際に、それら積み重ねられた飲食
用容器の間に介在させるセパレートシートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】水、ジュース、清涼飲料水などは様々な
ガラスビン、ペットボトル、缶などの飲食用容器に充填
される。そのような飲食用容器は、内容液が充填される
前、即ち、ガラス加工工場、樹脂成形工場、製罐工場等
から内容液の充填工場迄の流通過程においては、パレッ
ト上に複数の飲食用容器を並べ、かつ積重ねることが行
われる。飲食用容器を積み重ねるには、飲食用容器の上
に直接他の飲食用容器を積載することはできないので、
そのような積重ねた飲食用容器の各段の間には、平板状
のセパレートシートを介在させる。セパレートシートと
しては、低コスト、軽量等の理由で、ダンボール等の紙
製の平板が用いられていた。
ガラスビン、ペットボトル、缶などの飲食用容器に充填
される。そのような飲食用容器は、内容液が充填される
前、即ち、ガラス加工工場、樹脂成形工場、製罐工場等
から内容液の充填工場迄の流通過程においては、パレッ
ト上に複数の飲食用容器を並べ、かつ積重ねることが行
われる。飲食用容器を積み重ねるには、飲食用容器の上
に直接他の飲食用容器を積載することはできないので、
そのような積重ねた飲食用容器の各段の間には、平板状
のセパレートシートを介在させる。セパレートシートと
しては、低コスト、軽量等の理由で、ダンボール等の紙
製の平板が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セパレートシートを使
用して飲食用容器を積み重ねた状態においては、各飲食
用容器の口部にセパレートシートが接触することにな
る。その為、セパレートシートが汚れていると、飲食用
容器内にセパレートシートからゴミや雑菌等が混入する
可能性が全くないわけではなかった。セパレートシート
としては、清浄性を保つ必要性からも、一度使用したも
のは廃棄する使い捨てとし、常に新規なものを使用して
いる。しかしながら、新規なものであっても、製造して
から使用に供するまでの間に、または飲食用容器の間に
介在させているときに、ゴミや雑菌等が付着する可能性
は否めない。特に、セパレートシートが静電気を帯びる
とゴミを引き付け、付着しやすくなる。また、使い捨て
としていることは、さらなるコストダウンの障壁になる
と共に、資源保護の点からも望ましくないものであっ
た。そこで、こうした紙製のセパレートシートに抗菌剤
を塗布することが考えられる。しかしながら、抗菌剤の
塗布工程の追加は生産コストを大幅に増加させてしまう
ものであった。本発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、ゴミや雑菌等の付着を防止し、低コストな
セパレートシートを目的とするものである。
用して飲食用容器を積み重ねた状態においては、各飲食
用容器の口部にセパレートシートが接触することにな
る。その為、セパレートシートが汚れていると、飲食用
容器内にセパレートシートからゴミや雑菌等が混入する
可能性が全くないわけではなかった。セパレートシート
としては、清浄性を保つ必要性からも、一度使用したも
のは廃棄する使い捨てとし、常に新規なものを使用して
いる。しかしながら、新規なものであっても、製造して
から使用に供するまでの間に、または飲食用容器の間に
介在させているときに、ゴミや雑菌等が付着する可能性
は否めない。特に、セパレートシートが静電気を帯びる
とゴミを引き付け、付着しやすくなる。また、使い捨て
としていることは、さらなるコストダウンの障壁になる
と共に、資源保護の点からも望ましくないものであっ
た。そこで、こうした紙製のセパレートシートに抗菌剤
を塗布することが考えられる。しかしながら、抗菌剤の
塗布工程の追加は生産コストを大幅に増加させてしまう
ものであった。本発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、ゴミや雑菌等の付着を防止し、低コストな
セパレートシートを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の飲食用
容器を積み重ねる際にそれらの間に介在させるセパレー
トシートにおいて、ポリエチレングリコールとポリアミ
ドとが添加されたアクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン樹脂からなることを特徴とするものである。この
際、さらに銀イオンを含有する溶解性ガラスを有するこ
とが望ましい。また、セパレートシートを多層体とし、
その表面層にポリエチレングリコールとポリアミドが添
加されていることが好ましい。この際も、表面層が銀イ
オンを含有する溶解性ガラスをさらに有することが望ま
しい。
容器を積み重ねる際にそれらの間に介在させるセパレー
トシートにおいて、ポリエチレングリコールとポリアミ
ドとが添加されたアクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン樹脂からなることを特徴とするものである。この
際、さらに銀イオンを含有する溶解性ガラスを有するこ
とが望ましい。また、セパレートシートを多層体とし、
その表面層にポリエチレングリコールとポリアミドが添
加されていることが好ましい。この際も、表面層が銀イ
オンを含有する溶解性ガラスをさらに有することが望ま
しい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のセパレートシートは、図
1に示すように、ガラスビンやペットボトル、缶等の飲
食用容器14を積み重ねた際に、各段の飲食用容器14
間に介在させて使用される。セパレートシート10は、
平板状の板体で、その大きさは、パレット12とほぼ等
しく、1100×1300mmのものが一般的である。ま
た、板厚は、厚いほど剛性が増すので好ましいが、軽量
化やコストの面から、0.5〜4mmのものが好適であ
る。本発明のセパレートシートは、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン樹脂(以下、ABSと称する。)
からなることを特徴とする。金属製であると重過ぎ、他
の樹脂であると、後述する平滑性等の諸性能が望ましく
ないからである。
1に示すように、ガラスビンやペットボトル、缶等の飲
食用容器14を積み重ねた際に、各段の飲食用容器14
間に介在させて使用される。セパレートシート10は、
平板状の板体で、その大きさは、パレット12とほぼ等
しく、1100×1300mmのものが一般的である。ま
た、板厚は、厚いほど剛性が増すので好ましいが、軽量
化やコストの面から、0.5〜4mmのものが好適であ
る。本発明のセパレートシートは、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン樹脂(以下、ABSと称する。)
からなることを特徴とする。金属製であると重過ぎ、他
の樹脂であると、後述する平滑性等の諸性能が望ましく
ないからである。
【0006】本発明においては、そのABS樹脂に、特
定の帯電防止剤、即ち、ポリエチレングリコールとポリ
アミドの親水性ポリマーが添加されていることに特徴が
ある。従来のプラスチック製のセパレートシートである
と、摩擦等による静電気により、帯電し、ゴミが付着し
易いことがあった。しかしながら、本発明においては、
ABS板が上記成分からなる帯電防止剤を有することに
より、効果的に帯電が防止され、ゴミ等の付着が抑制さ
れる。一般的な帯電防止剤は界面活性剤を利用するもの
であるが、それは表面の布拭きや水洗等の洗浄によっ
て、その効果が低減してしまうものである。したがっ
て、帯電防止効果を持続させる為には洗浄することがで
きず、衛生上、または、再利用するにあたっては望まし
くなかった。しかしながら、本発明におけるポリエチレ
ングリコールとポリアミドからなる帯電防止剤である
と、洗浄等による効果の低減は少なく、永続的に帯電防
止効果が持続し、洗浄等に供することもでき、衛生管理
上望ましく、また、高品位に再利用することができ、長
寿命化を図ることができる。ポリアミドの添加量は、A
BSに対して10〜20重量%が好ましく、約15重量
%が最適である。10重量%よりも少ないと帯電防止効
果が小さく、20重量%よりも多いとABSによる特性
が損なわれるからである。ポリエチレングリコールの添
加量は、ABSの共重合割合によっても左右されるもの
であるが、0.1〜3重量%が好ましく、約1重量%が
最適である。0.1重量%よりも少ないとその効果が小
さく、3重量%よりも多いと表面にべた付きが生じてく
るからである。また、ABS等の樹脂組成物においては
ステアリン酸カルシウムなどの分散剤を添加することが
通常行なわれるが、ポリエチレングリコールを添加する
ことによって、そのような分散剤を不要とすることがで
きる。また、このような帯電防止剤に加えてさらに界面
活性剤からなる帯電防止剤を添加することもできる。そ
のような界面活性剤としては特に制限されるものではな
く、例えば、ノニオン系、アニオン系、カチオン系、両
性系界面活性剤が適用できる。帯電防止剤をABS板に
添加する手段としては、成形後のABS板の表面に塗布
することもできるが、成形前のABSペレットに練り込
んでおくことが好ましい。また、帯電防止剤を高濃度に
練り込んでおいたマスターバッチを使用することも好適
である。このように帯電防止剤を含有したセパレートシ
ートであると、セパレートシートにゴミ等が付着しにく
くなり、飲食用容器の口部が直接接触しても、飲食用容
器内へのゴミ等の混入を防ぐことができる。特に本発明
においてはその帯電防止効果は低下しにくく永続的に発
揮される。また、ABSからなることで、洗浄が可能
で、使い捨てとすることの他に、帯電防止効果を低下さ
せることなく洗浄できるので清浄を保つこともでき、ま
た、使用後に洗浄することで複数回使用が可能となり、
コスト削減を図ることができる。また、リサイクルして
使用できるので、資源保護の点からも望ましい。
定の帯電防止剤、即ち、ポリエチレングリコールとポリ
アミドの親水性ポリマーが添加されていることに特徴が
ある。従来のプラスチック製のセパレートシートである
と、摩擦等による静電気により、帯電し、ゴミが付着し
易いことがあった。しかしながら、本発明においては、
ABS板が上記成分からなる帯電防止剤を有することに
より、効果的に帯電が防止され、ゴミ等の付着が抑制さ
れる。一般的な帯電防止剤は界面活性剤を利用するもの
であるが、それは表面の布拭きや水洗等の洗浄によっ
て、その効果が低減してしまうものである。したがっ
て、帯電防止効果を持続させる為には洗浄することがで
きず、衛生上、または、再利用するにあたっては望まし
くなかった。しかしながら、本発明におけるポリエチレ
ングリコールとポリアミドからなる帯電防止剤である
と、洗浄等による効果の低減は少なく、永続的に帯電防
止効果が持続し、洗浄等に供することもでき、衛生管理
上望ましく、また、高品位に再利用することができ、長
寿命化を図ることができる。ポリアミドの添加量は、A
BSに対して10〜20重量%が好ましく、約15重量
%が最適である。10重量%よりも少ないと帯電防止効
果が小さく、20重量%よりも多いとABSによる特性
が損なわれるからである。ポリエチレングリコールの添
加量は、ABSの共重合割合によっても左右されるもの
であるが、0.1〜3重量%が好ましく、約1重量%が
最適である。0.1重量%よりも少ないとその効果が小
さく、3重量%よりも多いと表面にべた付きが生じてく
るからである。また、ABS等の樹脂組成物においては
ステアリン酸カルシウムなどの分散剤を添加することが
通常行なわれるが、ポリエチレングリコールを添加する
ことによって、そのような分散剤を不要とすることがで
きる。また、このような帯電防止剤に加えてさらに界面
活性剤からなる帯電防止剤を添加することもできる。そ
のような界面活性剤としては特に制限されるものではな
く、例えば、ノニオン系、アニオン系、カチオン系、両
性系界面活性剤が適用できる。帯電防止剤をABS板に
添加する手段としては、成形後のABS板の表面に塗布
することもできるが、成形前のABSペレットに練り込
んでおくことが好ましい。また、帯電防止剤を高濃度に
練り込んでおいたマスターバッチを使用することも好適
である。このように帯電防止剤を含有したセパレートシ
ートであると、セパレートシートにゴミ等が付着しにく
くなり、飲食用容器の口部が直接接触しても、飲食用容
器内へのゴミ等の混入を防ぐことができる。特に本発明
においてはその帯電防止効果は低下しにくく永続的に発
揮される。また、ABSからなることで、洗浄が可能
で、使い捨てとすることの他に、帯電防止効果を低下さ
せることなく洗浄できるので清浄を保つこともでき、ま
た、使用後に洗浄することで複数回使用が可能となり、
コスト削減を図ることができる。また、リサイクルして
使用できるので、資源保護の点からも望ましい。
【0007】さらに、この帯電防止剤に加えて、抗菌剤
を含有していることが望ましい。抗菌剤としては、種々
のものが適用できるものの、防カビ性に優れているもの
が良く、銀、銅、亜鉛などの抗菌性金属、特に銀イオン
を含有した溶解性ガラスが好適である。抗菌剤を含有さ
せるには、成形したものに抗菌剤を塗布することによっ
ても行なえるが、成形前の材料に適宜、抗菌剤を添加し
ておくことが好ましく、きわめて簡便に行える。したが
って、成形後の塗布工程等を必ずしも必要とせず、抗菌
剤そのものの材料費を除けば、抗菌剤の添加工程による
コスト増加は殆どなく、紙製のものと比しても、コスト
削減を図ることができる。
を含有していることが望ましい。抗菌剤としては、種々
のものが適用できるものの、防カビ性に優れているもの
が良く、銀、銅、亜鉛などの抗菌性金属、特に銀イオン
を含有した溶解性ガラスが好適である。抗菌剤を含有さ
せるには、成形したものに抗菌剤を塗布することによっ
ても行なえるが、成形前の材料に適宜、抗菌剤を添加し
ておくことが好ましく、きわめて簡便に行える。したが
って、成形後の塗布工程等を必ずしも必要とせず、抗菌
剤そのものの材料費を除けば、抗菌剤の添加工程による
コスト増加は殆どなく、紙製のものと比しても、コスト
削減を図ることができる。
【0008】抗菌剤を塗布する場合には、例えば、噴霧
による方法、転写による方法、浸漬による方法等が適用
できる。噴霧による塗布方法では、遠心力を利用した噴
霧式塗布方法が良く、その回転数を制御することにより
塗布量を調整できる。しかしながら、抗菌剤は霧状に塗
布されるので、膜状に均一に延ばす必要がある。転写に
よる塗布方法では、例えば、ロール表面に液状抗菌剤を
付着させ、グラビア方式により成形体の表面に転写する
方法が挙げられるが、抗菌剤の塗布量がロールの表面に
形成されている凹凸によって制約を受ける為、塗布量を
変更するには、ロール自体を変更しなければならず、不
便である。浸漬による塗布方法では、液状抗菌剤の満た
された槽内を通過させることによりなされ、塗布の確実
性は高いものの、引取速度、液面高さ等の要件によって
浸漬時間が制約を受け、塗布量を調整することは困難で
ある。
による方法、転写による方法、浸漬による方法等が適用
できる。噴霧による塗布方法では、遠心力を利用した噴
霧式塗布方法が良く、その回転数を制御することにより
塗布量を調整できる。しかしながら、抗菌剤は霧状に塗
布されるので、膜状に均一に延ばす必要がある。転写に
よる塗布方法では、例えば、ロール表面に液状抗菌剤を
付着させ、グラビア方式により成形体の表面に転写する
方法が挙げられるが、抗菌剤の塗布量がロールの表面に
形成されている凹凸によって制約を受ける為、塗布量を
変更するには、ロール自体を変更しなければならず、不
便である。浸漬による塗布方法では、液状抗菌剤の満た
された槽内を通過させることによりなされ、塗布の確実
性は高いものの、引取速度、液面高さ等の要件によって
浸漬時間が制約を受け、塗布量を調整することは困難で
ある。
【0009】銀イオンを含有した溶解性ガラスの場合に
は、その溶解性ガラスの粒径は0.4〜49μmが好ま
しい。これよりも大きい場合には、セパレートシートの
表面の摩擦抵抗が増加し、セパレートシート上に載置す
る容器の滑りが悪化するおそれがあるからである。抗菌
剤の含有量は、抗菌性を発揮できれば特に限定されるも
のではないが、0.1〜10重量%が好ましく、また、
銀イオンの溶出量が0.4〜50μg/100cm2/日
となる量が好ましい。0.4μg/cm2/日よりも少な
いと、抗菌効果が十分でなく、100μg/cm2/日
よりも多いと、コスト増加の割に抗菌効果の増加が乏し
いからである。このように抗菌剤を含有したセパレート
シートであると、そのセパレートシート上で雑菌等が繁
殖せず、飲食用容器の口部が直接接触しても、飲食用容
器内への雑菌等の混入を防ぐことができる。特に、本発
明のセパレートシートでは帯電防止剤として親水性ポリ
マーを含んでいることから、銀イオンを含有する溶解性
ガラスからなる抗菌剤の抗菌効果がより高められる。即
ち、帯電防止剤が水分を吸収することから、抗菌剤の溶
解速度が高められ、抗菌効果が向上する。したがって、
本発明のセパレートシートであると帯電防止効果と抗菌
効果とが相乗的に発揮される。また、界面活性剤からな
る帯電防止剤は表面に被膜を形成するので、抗菌剤と併
用すると抗菌効果が損なわれるおそれがあるが、上述し
た親水性ポリマーからなる帯電防止剤であるとそのよう
なことはなく、この点からも抗菌剤との共用に適してい
る。なお、ABSには、安全性等を損なわない範囲内
で、他の添加剤、例えば、顔料、耐熱安定剤、耐候安定
剤、難燃剤、補強剤等を添加することができる。このよ
うなセパレートシートの成形手段は特に制限されるもの
でなく、種々の周知の手段を適用することができるが、
押出成形によるものであると射出成形によるものと比し
て、その配向現象により帯電防止効果が損なわれるおそ
れがある。
は、その溶解性ガラスの粒径は0.4〜49μmが好ま
しい。これよりも大きい場合には、セパレートシートの
表面の摩擦抵抗が増加し、セパレートシート上に載置す
る容器の滑りが悪化するおそれがあるからである。抗菌
剤の含有量は、抗菌性を発揮できれば特に限定されるも
のではないが、0.1〜10重量%が好ましく、また、
銀イオンの溶出量が0.4〜50μg/100cm2/日
となる量が好ましい。0.4μg/cm2/日よりも少な
いと、抗菌効果が十分でなく、100μg/cm2/日
よりも多いと、コスト増加の割に抗菌効果の増加が乏し
いからである。このように抗菌剤を含有したセパレート
シートであると、そのセパレートシート上で雑菌等が繁
殖せず、飲食用容器の口部が直接接触しても、飲食用容
器内への雑菌等の混入を防ぐことができる。特に、本発
明のセパレートシートでは帯電防止剤として親水性ポリ
マーを含んでいることから、銀イオンを含有する溶解性
ガラスからなる抗菌剤の抗菌効果がより高められる。即
ち、帯電防止剤が水分を吸収することから、抗菌剤の溶
解速度が高められ、抗菌効果が向上する。したがって、
本発明のセパレートシートであると帯電防止効果と抗菌
効果とが相乗的に発揮される。また、界面活性剤からな
る帯電防止剤は表面に被膜を形成するので、抗菌剤と併
用すると抗菌効果が損なわれるおそれがあるが、上述し
た親水性ポリマーからなる帯電防止剤であるとそのよう
なことはなく、この点からも抗菌剤との共用に適してい
る。なお、ABSには、安全性等を損なわない範囲内
で、他の添加剤、例えば、顔料、耐熱安定剤、耐候安定
剤、難燃剤、補強剤等を添加することができる。このよ
うなセパレートシートの成形手段は特に制限されるもの
でなく、種々の周知の手段を適用することができるが、
押出成形によるものであると射出成形によるものと比し
て、その配向現象により帯電防止効果が損なわれるおそ
れがある。
【0010】また、セパレートシートはABSからなる
単層の板体で構成することもできるが、表面層と芯層を
具備した多層体とすることがより望ましい。この場合、
表面層と芯層の2層構造、2枚の表面層の間に芯層を介
在させた3層構造、表面層の間に芯層の他に多の層をも
介在させた4層以上からなる多層構造が挙げられるが、
3層構造としたものが最適である。この多層構造とした
ものにおいても、芯層および表面層はともにABSから
なるが、帯電防止剤またはさらに抗菌剤(以下、「帯電
防止剤等」と略称する)は少なくとも表面層が含有して
いれば十分である。帯電防止剤等を添加したABS材料
を使用して成形した場合、帯電防止剤等は成形物に一様
に分散され、その表面部分は勿論のこと、表面に露出し
ない内側の部分にも分散される。こうしたものにおい
て、実際に帯電作用(またはさらに抗菌作用)を発揮す
るのは、その表面に存在する帯電防止剤等か、若しくは
表面にブリードした帯電防止剤等であって、成形体の肉
厚が厚い場合に、表面から遠い位置に存在する帯電防止
剤等はその帯電防止作用(またはさらに抗菌作用)を十
分に発揮せず、添加した帯電防止剤等を十分に活用しき
れない。しかしながら、外部に露出した表面層とその内
方に位置する芯層とを具備した多層体であって、表面層
に帯電防止剤等を含有させたものであると、帯電防止剤
等はセパレートシートの表面に集中して存在するように
なるので、セパレートシート全体としての諸物性を低下
させることなく、使用した添加剤の殆どを有効に利用す
ることができるようになり、帯電防止剤等の使用量を低
減することもできる。また、このように芯層と表面層と
を有する多層体とすると、清浄性を高度に保つために表
面層には新規なABS、表面に露出しない芯層には、再
利用によるABSをと使い分けることができる。すなわ
ち、古くなって廃棄処分となったセパレートシートを芯
層の材料として再使用し、使用量が僅かな表面層だけに
新規な材料を使用することで、高い清浄性とリサイクル
性とを共に向上させることができ、環境、資源問題上か
らも有益である上に、コストダウンを図ることもでき
る。
単層の板体で構成することもできるが、表面層と芯層を
具備した多層体とすることがより望ましい。この場合、
表面層と芯層の2層構造、2枚の表面層の間に芯層を介
在させた3層構造、表面層の間に芯層の他に多の層をも
介在させた4層以上からなる多層構造が挙げられるが、
3層構造としたものが最適である。この多層構造とした
ものにおいても、芯層および表面層はともにABSから
なるが、帯電防止剤またはさらに抗菌剤(以下、「帯電
防止剤等」と略称する)は少なくとも表面層が含有して
いれば十分である。帯電防止剤等を添加したABS材料
を使用して成形した場合、帯電防止剤等は成形物に一様
に分散され、その表面部分は勿論のこと、表面に露出し
ない内側の部分にも分散される。こうしたものにおい
て、実際に帯電作用(またはさらに抗菌作用)を発揮す
るのは、その表面に存在する帯電防止剤等か、若しくは
表面にブリードした帯電防止剤等であって、成形体の肉
厚が厚い場合に、表面から遠い位置に存在する帯電防止
剤等はその帯電防止作用(またはさらに抗菌作用)を十
分に発揮せず、添加した帯電防止剤等を十分に活用しき
れない。しかしながら、外部に露出した表面層とその内
方に位置する芯層とを具備した多層体であって、表面層
に帯電防止剤等を含有させたものであると、帯電防止剤
等はセパレートシートの表面に集中して存在するように
なるので、セパレートシート全体としての諸物性を低下
させることなく、使用した添加剤の殆どを有効に利用す
ることができるようになり、帯電防止剤等の使用量を低
減することもできる。また、このように芯層と表面層と
を有する多層体とすると、清浄性を高度に保つために表
面層には新規なABS、表面に露出しない芯層には、再
利用によるABSをと使い分けることができる。すなわ
ち、古くなって廃棄処分となったセパレートシートを芯
層の材料として再使用し、使用量が僅かな表面層だけに
新規な材料を使用することで、高い清浄性とリサイクル
性とを共に向上させることができ、環境、資源問題上か
らも有益である上に、コストダウンを図ることもでき
る。
【0011】表面層の厚さの総和は、全体の厚さに対し
て3〜30%が好ましく、10〜20%であればより好
ましい。即ち、3層構造の場合、表面層を20%とする
為には、各層の割合を 表面層:芯層:表面層 =1:
8:1 とすれば良い。例えば、全体の厚さが2mmの場
合に表面層の厚さを10%とするには、表面層/芯層/
表面層の各厚さは、0.1mm/1.8mm/0.1mm とな
る。この多層体としたものであると、表面層に帯電防止
剤等を添加するので、表面層の厚さが薄くなると帯電防
止剤等の添加量が少なくなるが、表面層の厚さが10%
程度あれば、実際上、十分な帯電防止剤等が添加される
こととなる。また、30%よりも厚くすると、帯電防止
作用(またはさらに抗菌作用)に寄与しない帯電防止剤
等の添加量が増えることになると共に、押出し成形によ
って製造する場合はその安定性が低下する。尚、芯層と
しては表面層と異なる材料、例えば、ポリプロピレン等
や、また異なる種類のABS材料を使用することも可能
ではあるが、芯層と表面層とは同種のABS材料を使用
することが望ましい。材料の種類が異なるものである
と、芯層と表面層との間で層間剥離が生じやすくなり、
強度が低下したり、また、再利用する場合のリサイクル
性が低下するからである。
て3〜30%が好ましく、10〜20%であればより好
ましい。即ち、3層構造の場合、表面層を20%とする
為には、各層の割合を 表面層:芯層:表面層 =1:
8:1 とすれば良い。例えば、全体の厚さが2mmの場
合に表面層の厚さを10%とするには、表面層/芯層/
表面層の各厚さは、0.1mm/1.8mm/0.1mm とな
る。この多層体としたものであると、表面層に帯電防止
剤等を添加するので、表面層の厚さが薄くなると帯電防
止剤等の添加量が少なくなるが、表面層の厚さが10%
程度あれば、実際上、十分な帯電防止剤等が添加される
こととなる。また、30%よりも厚くすると、帯電防止
作用(またはさらに抗菌作用)に寄与しない帯電防止剤
等の添加量が増えることになると共に、押出し成形によ
って製造する場合はその安定性が低下する。尚、芯層と
しては表面層と異なる材料、例えば、ポリプロピレン等
や、また異なる種類のABS材料を使用することも可能
ではあるが、芯層と表面層とは同種のABS材料を使用
することが望ましい。材料の種類が異なるものである
と、芯層と表面層との間で層間剥離が生じやすくなり、
強度が低下したり、また、再利用する場合のリサイクル
性が低下するからである。
【0012】多層体を製造する方法は、特に限られるも
のではなく、コーティング方法、ラミネート方法、共押
出し方法等が挙げられるが、工程数等を起因としたコス
トを考慮すると、共押出し方法が最適である。表面層と
して帯電防止剤等を含有したABS製フィルムを芯層に
ラミネートする方法においては、例えば、熱ラミネート
やドライラミネート等による手段が適用され得る。熱ラ
ミネートは、熱融着を利用するもので、シート成形時の
溶融熱を利用することができ、ランニングコストを低減
することができるが、芯層と表面層とが相溶性をもつも
のにしか適用できない。ドライラミネートは、接着剤を
利用するもので、非相溶な層どうしを積層する場合にも
適用できる。接着剤には種々のものを適宜選択して使用
でき、硬化速度等の調整ができる2液タイプのものが好
適である。
のではなく、コーティング方法、ラミネート方法、共押
出し方法等が挙げられるが、工程数等を起因としたコス
トを考慮すると、共押出し方法が最適である。表面層と
して帯電防止剤等を含有したABS製フィルムを芯層に
ラミネートする方法においては、例えば、熱ラミネート
やドライラミネート等による手段が適用され得る。熱ラ
ミネートは、熱融着を利用するもので、シート成形時の
溶融熱を利用することができ、ランニングコストを低減
することができるが、芯層と表面層とが相溶性をもつも
のにしか適用できない。ドライラミネートは、接着剤を
利用するもので、非相溶な層どうしを積層する場合にも
適用できる。接着剤には種々のものを適宜選択して使用
でき、硬化速度等の調整ができる2液タイプのものが好
適である。
【0013】飲食用容器の積み重ねは、各段毎の飲食用
容器とセパレートシートとを交互に載置することを繰り
返すことにより行われる。これらの作業は、機械により
自動化されており、各段ごとの複数の飲食用容器を纏め
てセパレートシート上を滑らせて移動させ所定の位置に
配置する。したがって、飲食用容器はセパレートシート
上を滑って移動し、整列、配置されるので、このときの
セパレートシートの平坦性とその上面(積載面)の平滑
性は重要である。すなわち、セパレートシートが歪んで
いたり、また飲食用容器を積載することで容易に撓んだ
りすると、飲食用容器の配置が乱れたり、又、飲食用容
器のスライドが円滑でなくなる。また、摩擦係数が大き
く平滑性が不十分で滑りが悪いと、飲食用容器がセパレ
ートシート上を滑らず、飲食用容器が所定の位置に円滑
に配置せず、また飲食用容器が転倒するおそれがある。
また、摩擦係数が小さく、平滑性が高くて滑り過ぎて
も、飲食用容器の整列、配置が困難になったり、その後
の安定性が低下し、荷ずれが生じやすくなる。このよう
な軽量でありながら平坦でかつ表面の平滑性が適当なも
のとしてABSはきわめて優れている。ポリプロピレン
(PP)やポリスチレン等の他の樹脂であると撓みやす
く、ABSのような平坦性を保つことができなかった
り、また平滑性を発揮することができず、飲食用容器の
スライドを円滑に行うことができないが、ABSである
と撓みにくく、飲食用容器を円滑にスライドさせて配置
することができる。平坦性を保つため、曲げ弾性率は1
0000kg/cm2以上あることが好ましく、20000k
g/cm2以上あることがより好ましい。また、飲食用容器
が長時間積載されることがあることから、高いクリープ
性能を有することが望ましい。これらの点においてもA
BS板であると、極めて優れた特性を示す。
容器とセパレートシートとを交互に載置することを繰り
返すことにより行われる。これらの作業は、機械により
自動化されており、各段ごとの複数の飲食用容器を纏め
てセパレートシート上を滑らせて移動させ所定の位置に
配置する。したがって、飲食用容器はセパレートシート
上を滑って移動し、整列、配置されるので、このときの
セパレートシートの平坦性とその上面(積載面)の平滑
性は重要である。すなわち、セパレートシートが歪んで
いたり、また飲食用容器を積載することで容易に撓んだ
りすると、飲食用容器の配置が乱れたり、又、飲食用容
器のスライドが円滑でなくなる。また、摩擦係数が大き
く平滑性が不十分で滑りが悪いと、飲食用容器がセパレ
ートシート上を滑らず、飲食用容器が所定の位置に円滑
に配置せず、また飲食用容器が転倒するおそれがある。
また、摩擦係数が小さく、平滑性が高くて滑り過ぎて
も、飲食用容器の整列、配置が困難になったり、その後
の安定性が低下し、荷ずれが生じやすくなる。このよう
な軽量でありながら平坦でかつ表面の平滑性が適当なも
のとしてABSはきわめて優れている。ポリプロピレン
(PP)やポリスチレン等の他の樹脂であると撓みやす
く、ABSのような平坦性を保つことができなかった
り、また平滑性を発揮することができず、飲食用容器の
スライドを円滑に行うことができないが、ABSである
と撓みにくく、飲食用容器を円滑にスライドさせて配置
することができる。平坦性を保つため、曲げ弾性率は1
0000kg/cm2以上あることが好ましく、20000k
g/cm2以上あることがより好ましい。また、飲食用容器
が長時間積載されることがあることから、高いクリープ
性能を有することが望ましい。これらの点においてもA
BS板であると、極めて優れた特性を示す。
【0014】飲食用容器のセパレートシートとして、上
面に積載する飲食用容器のスライドを円滑に行うため
に、その上面の粗さは10点平均粗さRz(JIS B0601-
1982に準拠、カットオフ値:0.8mm、測定長さ:25m
m)は50〜200μmであることが好ましく、80〜
140μmであるとより好ましい。この範囲よりも粗い
と、飲食用容器のスライドを円滑に行うことが困難にな
り、この範囲よりも平滑であっても、積載状態が不安定
になるからである。また、飲食用容器の材質、重量、底
面の形状等の影響を受けるものの、セパレートシートと
して好適な平滑性を発揮させるためには、セパレートシ
ートの上面とそこに積載する飲食用容器との摩擦係数は
0.15〜0.5であることが望ましい。これら平滑性等
の要件を満たすように、セパレートシートの上面にはシ
ボ等からなる凹凸を形成しておくことが望ましい。シボ
の形成は、セパレートシートを成形する際の金型に目的
とするシボ模様を形成しておくことにより容易になされ
る。また、飲食用容器の保護の為には、セパレートシー
トの表面に弾力性がある方が好ましいが、飲食用容器を
円滑にスライドさせる為には、表面に適度な硬度を有す
るものが良く、ゴム弾性が高すぎるものは不適当で、こ
の点からもABSは好適である。
面に積載する飲食用容器のスライドを円滑に行うため
に、その上面の粗さは10点平均粗さRz(JIS B0601-
1982に準拠、カットオフ値:0.8mm、測定長さ:25m
m)は50〜200μmであることが好ましく、80〜
140μmであるとより好ましい。この範囲よりも粗い
と、飲食用容器のスライドを円滑に行うことが困難にな
り、この範囲よりも平滑であっても、積載状態が不安定
になるからである。また、飲食用容器の材質、重量、底
面の形状等の影響を受けるものの、セパレートシートと
して好適な平滑性を発揮させるためには、セパレートシ
ートの上面とそこに積載する飲食用容器との摩擦係数は
0.15〜0.5であることが望ましい。これら平滑性等
の要件を満たすように、セパレートシートの上面にはシ
ボ等からなる凹凸を形成しておくことが望ましい。シボ
の形成は、セパレートシートを成形する際の金型に目的
とするシボ模様を形成しておくことにより容易になされ
る。また、飲食用容器の保護の為には、セパレートシー
トの表面に弾力性がある方が好ましいが、飲食用容器を
円滑にスライドさせる為には、表面に適度な硬度を有す
るものが良く、ゴム弾性が高すぎるものは不適当で、こ
の点からもABSは好適である。
【0015】また、セパレートシートは、使用に供され
る迄は積み重ねられて保管されており、使用時には1枚
づつ上から取り出されて使用に供される。このとき、各
セパレートシートが密着し、1枚づつ取り出すことが困
難になるときがある。特に、セパレートシートの搬送を
機械化しロボットアームで吸着を利用してセパレートシ
ートを取り出すときに、各セパレートシートの密着が起
こりやすく、不都合である。このようなセパレートシー
トどうしの密着を防止する為、セパレートシートの下面
にもシボによる凹凸を形成しておくことが望ましい。そ
のようなシボとしては、表面粗さが上面のそれよりも大
きく、かつ200μm以下のものが好ましい。または、
下面に接触する飲食用容器との摩擦係数が0.2〜0.5
となるものが望ましく、0.3〜0.4であるとより望ま
しい。この範囲にある凹凸を形成することは、上記密着
防止に貢献すると共に、積み重ねた状態の安定性にも寄
与し、搬送時等の荷ずれ防止にも貢献する。
る迄は積み重ねられて保管されており、使用時には1枚
づつ上から取り出されて使用に供される。このとき、各
セパレートシートが密着し、1枚づつ取り出すことが困
難になるときがある。特に、セパレートシートの搬送を
機械化しロボットアームで吸着を利用してセパレートシ
ートを取り出すときに、各セパレートシートの密着が起
こりやすく、不都合である。このようなセパレートシー
トどうしの密着を防止する為、セパレートシートの下面
にもシボによる凹凸を形成しておくことが望ましい。そ
のようなシボとしては、表面粗さが上面のそれよりも大
きく、かつ200μm以下のものが好ましい。または、
下面に接触する飲食用容器との摩擦係数が0.2〜0.5
となるものが望ましく、0.3〜0.4であるとより望ま
しい。この範囲にある凹凸を形成することは、上記密着
防止に貢献すると共に、積み重ねた状態の安定性にも寄
与し、搬送時等の荷ずれ防止にも貢献する。
【0016】
[実施例1]ABS樹脂に対して、粉末状のポリエチレ
ングリコールを1重量%、粉末状のポリアミドを15重
量%配合したものを溶融混練し、表面層となるように押
出成形して、ABSからなる芯層と共に厚さ1.8mm
の平板状の3層構造の複合セパレートシートを成形し
た。このセパレートシートを32×32mmにカットし
た試験片について、表面の電気抵抗値を測定した。測定
には、ヒューレットパッカード(株)製「HP4339
A」を使用した。比較例として、帯電防止剤を配合しな
かったこと以外は同様のセパレートシートを成形し、同
様に評価した。結果を表1に示す。
ングリコールを1重量%、粉末状のポリアミドを15重
量%配合したものを溶融混練し、表面層となるように押
出成形して、ABSからなる芯層と共に厚さ1.8mm
の平板状の3層構造の複合セパレートシートを成形し
た。このセパレートシートを32×32mmにカットし
た試験片について、表面の電気抵抗値を測定した。測定
には、ヒューレットパッカード(株)製「HP4339
A」を使用した。比較例として、帯電防止剤を配合しな
かったこと以外は同様のセパレートシートを成形し、同
様に評価した。結果を表1に示す。
【表1】 表1から、本実施例のセパレートシートであると、制電
効果が高く、ゴミ等の付着が抑制されることがわかる。
効果が高く、ゴミ等の付着が抑制されることがわかる。
【0017】[実施例2]また、ABS樹脂に対して、
ポリエチレングリコールを1重量%、ポリアミドを15
重量%と、銀イオンを含有した溶解性ガラスを5重量%
添加して上記実施例1と同様に成形したセパレートシー
トについて、抗菌性試験と、抗カビ性試験を行った。抗
菌性試験は、銀等無機抗菌剤研究会「銀等無機抗菌剤の
自主規格及び抗菌試験法 抗菌加工製品の抗菌力試験法
I(1995年度版)フィルム密着法」に準じて行なったも
ので、試験菌として大腸菌を用いた。試料上に菌液を滴
下し、35±1℃、相対湿度90%以上の条件下で24
時間保管した後の生菌数を測定した。その結果、大腸菌
は検出されなかった。抗カビ性試験は、ASTM G21に準じ
て行なったもので、試験片に胞子懸濁液を噴霧し、28
〜30℃、相対湿度85%以上で31日間培養した後の
菌糸の発育状態を肉眼および実体顕微鏡にて観察した。
その結果、カビの発育は認められなかった。
ポリエチレングリコールを1重量%、ポリアミドを15
重量%と、銀イオンを含有した溶解性ガラスを5重量%
添加して上記実施例1と同様に成形したセパレートシー
トについて、抗菌性試験と、抗カビ性試験を行った。抗
菌性試験は、銀等無機抗菌剤研究会「銀等無機抗菌剤の
自主規格及び抗菌試験法 抗菌加工製品の抗菌力試験法
I(1995年度版)フィルム密着法」に準じて行なったも
ので、試験菌として大腸菌を用いた。試料上に菌液を滴
下し、35±1℃、相対湿度90%以上の条件下で24
時間保管した後の生菌数を測定した。その結果、大腸菌
は検出されなかった。抗カビ性試験は、ASTM G21に準じ
て行なったもので、試験片に胞子懸濁液を噴霧し、28
〜30℃、相対湿度85%以上で31日間培養した後の
菌糸の発育状態を肉眼および実体顕微鏡にて観察した。
その結果、カビの発育は認められなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明のセパレートシートであると、コ
スト増加をほとんど伴うことなく帯電防止性能を発現
し、ゴミ等の付着が少なく、容器を清潔に保つことがで
きる。また、洗浄が可能で、再使用できるので、長寿命
化を図ることができ、資源保護の点からも望ましい。特
に、さらに銀イオンを含有した溶解性ガラスからなる抗
菌剤を添加したものであると、特定の帯電防止剤を含ん
でいることから、抗菌効果が特に大きい。したがって、
この帯電防止効果と抗菌効果の相乗効果を発揮する本発
明は、帯電性と抗菌性を特に重要とするセパレートシー
トにおいてきわめて優れたものである。また、セパレー
トシートを多層体で構成し、その表面層に帯電防止剤ま
たはさらに抗菌剤を添加するようにしたものであると、
帯電防止剤等の利用効率が向上し、帯電防止剤等の使用
量を低減できる。
スト増加をほとんど伴うことなく帯電防止性能を発現
し、ゴミ等の付着が少なく、容器を清潔に保つことがで
きる。また、洗浄が可能で、再使用できるので、長寿命
化を図ることができ、資源保護の点からも望ましい。特
に、さらに銀イオンを含有した溶解性ガラスからなる抗
菌剤を添加したものであると、特定の帯電防止剤を含ん
でいることから、抗菌効果が特に大きい。したがって、
この帯電防止効果と抗菌効果の相乗効果を発揮する本発
明は、帯電性と抗菌性を特に重要とするセパレートシー
トにおいてきわめて優れたものである。また、セパレー
トシートを多層体で構成し、その表面層に帯電防止剤ま
たはさらに抗菌剤を添加するようにしたものであると、
帯電防止剤等の利用効率が向上し、帯電防止剤等の使用
量を低減できる。
【図1】 セパレートシートの使用状態を示す斜視図で
ある。
ある。
10 セパレートシート 14 飲食用容器
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の容器を積み重ねる際にそれらの間
に介在させるセパレートシートにおいて、ポリエチレン
グリコールとポリアミドを添加したアクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン樹脂からなることを特徴とするセ
パレートシート。 - 【請求項2】 銀イオンを含有する溶解性ガラスをさら
に有することを特徴とする請求項1記載のセパレートシ
ート。 - 【請求項3】 複数の飲食用容器を積み重ねる際にそれ
らの間に介在させるセパレートシートにおいて、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂からなる表面層
と芯層とを具備した多層体からなり、該表面層にはポリ
エチレングリコールとポリアミドが添加されていること
を特徴とするセパレートシート。 - 【請求項4】 前記表面層は、銀イオンを含有する溶解
性ガラスをさらに有することを特徴とする請求項3記載
のセパレートシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19160397A JPH1135064A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 容器積載用セパレートシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19160397A JPH1135064A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 容器積載用セパレートシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135064A true JPH1135064A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16277393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19160397A Withdrawn JPH1135064A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 容器積載用セパレートシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135064A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200372A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | 電気機器 |
| JP2002199923A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | ケース体 |
| JP2004196376A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Jsp Corp | 気泡緩衝シート |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP19160397A patent/JPH1135064A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002199923A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | ケース体 |
| JP2002200372A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | 電気機器 |
| JP2004196376A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Jsp Corp | 気泡緩衝シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |