JPH11351044A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
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- JPH11351044A JPH11351044A JP10163646A JP16364698A JPH11351044A JP H11351044 A JPH11351044 A JP H11351044A JP 10163646 A JP10163646 A JP 10163646A JP 16364698 A JP16364698 A JP 16364698A JP H11351044 A JPH11351044 A JP H11351044A
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- Japan
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- combustion
- mode
- fuel injection
- engine
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】リッチスパイク制御等によって燃焼方式が切り
換えられるとき、吸入空気量が適切な値からずれて失火
が発生するのを防止することのできる内燃機関の制御装
置を提供する。 【解決手段】リッチスパイク制御中にエンジン11の燃
料噴射形態変更によって燃焼方式が切り換えられると
き、スロットルバルブ23の開度が切換後の燃焼方式に
適したものへと変更されるが、そのスロットル開度変更
に基づく吸入空気量変化には機関負荷(燃料噴射量)な
どエンジン11の運転状態に応じて変化する応答遅れが
生じる。しかし、スロットル開度変更に対する燃料噴射
形態変更は、機関運転状態(燃料噴射量)等に応じて設
定される遅延カウンタがカウントダウンされて「0」に
なるまで行われず、その遅延カウンタが「0」になるま
での間だけ遅延される。
換えられるとき、吸入空気量が適切な値からずれて失火
が発生するのを防止することのできる内燃機関の制御装
置を提供する。 【解決手段】リッチスパイク制御中にエンジン11の燃
料噴射形態変更によって燃焼方式が切り換えられると
き、スロットルバルブ23の開度が切換後の燃焼方式に
適したものへと変更されるが、そのスロットル開度変更
に基づく吸入空気量変化には機関負荷(燃料噴射量)な
どエンジン11の運転状態に応じて変化する応答遅れが
生じる。しかし、スロットル開度変更に対する燃料噴射
形態変更は、機関運転状態(燃料噴射量)等に応じて設
定される遅延カウンタがカウントダウンされて「0」に
なるまで行われず、その遅延カウンタが「0」になるま
での間だけ遅延される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼方式が切り換
えられる内燃機関の制御装置に関するものである。
えられる内燃機関の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等の内燃機関
では、吸気通路を介して燃焼室内に吸入される空気と、
燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合して混合気を形
成し、その混合気に点火プラグで点火を行って燃焼室内
で燃焼させることによりピストンを往復移動させて駆動
力を得ている。また、燃焼後の混合気は、排気として内
燃機関の排気通路を介して外部へ排出される。こうした
内燃機関の吸気通路には、燃焼室に吸入される空気の量
を調整するためのスロットルバルブが設けられている。
そして、スロットルバルブの開度を調節して燃焼室へ吸
入される空気の量を調整することにより、燃焼室へ充填
される混合気の量が変化し、内燃機関の出力が調整され
るようになる。
では、吸気通路を介して燃焼室内に吸入される空気と、
燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合して混合気を形
成し、その混合気に点火プラグで点火を行って燃焼室内
で燃焼させることによりピストンを往復移動させて駆動
力を得ている。また、燃焼後の混合気は、排気として内
燃機関の排気通路を介して外部へ排出される。こうした
内燃機関の吸気通路には、燃焼室に吸入される空気の量
を調整するためのスロットルバルブが設けられている。
そして、スロットルバルブの開度を調節して燃焼室へ吸
入される空気の量を調整することにより、燃焼室へ充填
される混合気の量が変化し、内燃機関の出力が調整され
るようになる。
【0003】ところで、近年は、燃費を向上させること
及び十分な機関出力を得ることの両立を図るために、機
関運転状態に応じて燃料噴射形態を変更することで燃焼
方式を切り換えるタイプの内燃機関が提案され、実用化
されている。こうしたタイプの内燃機関の一例として
は、特開平7−332071号公報に記載されたものが
あげられる。
及び十分な機関出力を得ることの両立を図るために、機
関運転状態に応じて燃料噴射形態を変更することで燃焼
方式を切り換えるタイプの内燃機関が提案され、実用化
されている。こうしたタイプの内燃機関の一例として
は、特開平7−332071号公報に記載されたものが
あげられる。
【0004】同公報に記載された内燃機関では、機関運
転状態が高回転高負荷になるにつれて、燃焼方式が「成
層燃焼」、「弱成層燃焼」、「均質リーン燃焼」、及び
「均質ストイキ燃焼」へと順次切り換えられる。このよ
うに燃焼方式を変化させることで、高出力が要求される
高回転高負荷になるほど空燃比がリッチ側の値になって
高出力が得られ、あまり高出力を必要としない低回転低
負荷になるほど空燃比がリーン側の値になって燃費の向
上が図られる。
転状態が高回転高負荷になるにつれて、燃焼方式が「成
層燃焼」、「弱成層燃焼」、「均質リーン燃焼」、及び
「均質ストイキ燃焼」へと順次切り換えられる。このよ
うに燃焼方式を変化させることで、高出力が要求される
高回転高負荷になるほど空燃比がリッチ側の値になって
高出力が得られ、あまり高出力を必要としない低回転低
負荷になるほど空燃比がリーン側の値になって燃費の向
上が図られる。
【0005】即ち、「均質ストイキ燃焼」では、内燃機
関の吸気行程中に燃焼室内に燃料を噴射供給することに
よって、理論空燃比となる均質な混合気を燃焼室内に形
成し、その混合気を燃焼させることにより十分な機関出
力を得るようにしている。
関の吸気行程中に燃焼室内に燃料を噴射供給することに
よって、理論空燃比となる均質な混合気を燃焼室内に形
成し、その混合気を燃焼させることにより十分な機関出
力を得るようにしている。
【0006】また、「均質リーン燃焼」では、内燃機関
の吸気行程中に「均質ストイキ燃焼」時よりも少量の燃
料を燃焼室内に噴射供給することによって、理論空燃比
よりもリーンとなる均質な混合気を燃焼室内に形成し、
その混合気を燃焼室内のスワールによって安定して燃焼
させる。
の吸気行程中に「均質ストイキ燃焼」時よりも少量の燃
料を燃焼室内に噴射供給することによって、理論空燃比
よりもリーンとなる均質な混合気を燃焼室内に形成し、
その混合気を燃焼室内のスワールによって安定して燃焼
させる。
【0007】一方、「弱成層燃焼」では、内燃機関の吸
気行程と圧縮行程とに燃焼室内に燃料を噴射供給し、平
均空燃比が「均質リーン燃焼」時よりもリーン側の値に
なる混合気を燃焼室内に形成する。こうした「弱成層燃
焼」時において、吸気行程のときに噴射供給された燃料
はスワールによって燃焼室内の空気に均等に分散され、
圧縮行程のときに噴射供給された燃料はスワール及びピ
ストンの頭部に設けられた窪みによって点火プラグの周
りに集められる。このように吸気行程と圧縮行程との二
回に分けて燃料噴射を行うことで、上記「均質リーン燃
焼」と後述する「成層燃焼」との中間の燃焼方式(「弱
成層燃焼」)で混合気の燃焼が行われる。
気行程と圧縮行程とに燃焼室内に燃料を噴射供給し、平
均空燃比が「均質リーン燃焼」時よりもリーン側の値に
なる混合気を燃焼室内に形成する。こうした「弱成層燃
焼」時において、吸気行程のときに噴射供給された燃料
はスワールによって燃焼室内の空気に均等に分散され、
圧縮行程のときに噴射供給された燃料はスワール及びピ
ストンの頭部に設けられた窪みによって点火プラグの周
りに集められる。このように吸気行程と圧縮行程との二
回に分けて燃料噴射を行うことで、上記「均質リーン燃
焼」と後述する「成層燃焼」との中間の燃焼方式(「弱
成層燃焼」)で混合気の燃焼が行われる。
【0008】また、「成層燃焼」では、内燃機関の圧縮
行程中に燃焼室内に燃料を噴射供給し、平均空燃比が
「弱成層燃焼」時よりもリーン側の値になる混合気を燃
焼室内に形成する。こうして圧縮行程のときに噴射供給
された燃料は、スワール及びピストン頭部の窪みによっ
て点火プラグ周りに集められる。そのため、混合気の平
均空燃比を「弱成層燃焼」時より大きくしても、同プラ
グ周りの混合気の燃料濃度が高められて良好な混合気へ
の着火が行われ、混合気が安定して燃焼するようにな
る。
行程中に燃焼室内に燃料を噴射供給し、平均空燃比が
「弱成層燃焼」時よりもリーン側の値になる混合気を燃
焼室内に形成する。こうして圧縮行程のときに噴射供給
された燃料は、スワール及びピストン頭部の窪みによっ
て点火プラグ周りに集められる。そのため、混合気の平
均空燃比を「弱成層燃焼」時より大きくしても、同プラ
グ周りの混合気の燃料濃度が高められて良好な混合気へ
の着火が行われ、混合気が安定して燃焼するようにな
る。
【0009】上記のように機関運転状態に応じて燃料噴
射形態を変更することで内燃機関の燃焼方式を、「均質
ストイキ燃焼」、「均質リーン燃焼」、「弱成層燃
焼」、及び「成層燃焼」の間で切り換えることにより、
燃費を向上させることができるとともに十分な機関出力
が得られるようになる。
射形態を変更することで内燃機関の燃焼方式を、「均質
ストイキ燃焼」、「均質リーン燃焼」、「弱成層燃
焼」、及び「成層燃焼」の間で切り換えることにより、
燃費を向上させることができるとともに十分な機関出力
が得られるようになる。
【0010】こうした燃焼方式を切り換えるタイプの内
燃機関においては、混合気の空燃比が理論空燃比よりも
リーンとなる燃焼方式が実行されているとき、排気中の
窒素酸化物(NOx )を吸着するNOx 吸蔵還元触媒が
同機関の排気通路に設けられる。このNOx 吸蔵還元触
媒は、NOx の浄化が困難な希薄燃焼(「均質リーン燃
焼」、「弱成層燃焼」、「成層燃焼」)時に排気中のN
Ox を一時的に吸着し、理論空燃比より濃い空燃比での
燃焼中には吸着したNOx を排気中の炭化水素(HC)
等によって窒素(N2 )に還元するものである。
燃機関においては、混合気の空燃比が理論空燃比よりも
リーンとなる燃焼方式が実行されているとき、排気中の
窒素酸化物(NOx )を吸着するNOx 吸蔵還元触媒が
同機関の排気通路に設けられる。このNOx 吸蔵還元触
媒は、NOx の浄化が困難な希薄燃焼(「均質リーン燃
焼」、「弱成層燃焼」、「成層燃焼」)時に排気中のN
Ox を一時的に吸着し、理論空燃比より濃い空燃比での
燃焼中には吸着したNOx を排気中の炭化水素(HC)
等によって窒素(N2 )に還元するものである。
【0011】そして、NOx 吸蔵還元触媒に吸着された
NOx が飽和しないように、混合気の空燃比を理論空燃
比より濃い空燃比にする、いわゆるリッチスパイク制御
が行われる。ここで、例えば「成層燃焼」時に「成層燃
焼」のままで混合気の空燃比を理論空燃比より濃い空燃
比にすると、点火プラグ周りの燃料濃度が過度に高くな
って失火を招いてしまう。そのため、理論空燃比よりも
リッチとなる均質な混合気を形成し、その混合気を燃焼
させる「均質リッチ燃焼」を強制的に実行するリッチス
パイク制御を行う。こうしたリッチスパイク制御を行う
ことにより、失火を防止しつつ、NOx 吸蔵還元触媒に
吸着されたNOx が飽和しNOx エミッションが悪化す
るのを防止することができるようになる。
NOx が飽和しないように、混合気の空燃比を理論空燃
比より濃い空燃比にする、いわゆるリッチスパイク制御
が行われる。ここで、例えば「成層燃焼」時に「成層燃
焼」のままで混合気の空燃比を理論空燃比より濃い空燃
比にすると、点火プラグ周りの燃料濃度が過度に高くな
って失火を招いてしまう。そのため、理論空燃比よりも
リッチとなる均質な混合気を形成し、その混合気を燃焼
させる「均質リッチ燃焼」を強制的に実行するリッチス
パイク制御を行う。こうしたリッチスパイク制御を行う
ことにより、失火を防止しつつ、NOx 吸蔵還元触媒に
吸着されたNOx が飽和しNOx エミッションが悪化す
るのを防止することができるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にリッチスパイク制御が行われて、燃焼方式が「成層燃
焼」から「均質リッチ燃焼」に切り換えられると、燃焼
方式の急変に伴うトルクショックが生じてしまう。その
ため、上記のように燃焼方式を「成層燃焼」から「均質
リッチ燃焼」に切り換えるときには、「弱成層燃焼」及
び「均質リーン燃焼」を経て「均質リッチ燃焼」へと燃
焼方式が切り換えられる。また、上記のように順次行わ
れる燃焼方式の切換中には、内燃機関の出力トルクが一
定となるように燃焼方式切換のための燃料噴射形態の変
更が行われるとともに、内燃機関のスロットルバルブ開
度が切換後の燃焼方式に適した開度となるようにスロッ
トルバルブの開度が変更される。
にリッチスパイク制御が行われて、燃焼方式が「成層燃
焼」から「均質リッチ燃焼」に切り換えられると、燃焼
方式の急変に伴うトルクショックが生じてしまう。その
ため、上記のように燃焼方式を「成層燃焼」から「均質
リッチ燃焼」に切り換えるときには、「弱成層燃焼」及
び「均質リーン燃焼」を経て「均質リッチ燃焼」へと燃
焼方式が切り換えられる。また、上記のように順次行わ
れる燃焼方式の切換中には、内燃機関の出力トルクが一
定となるように燃焼方式切換のための燃料噴射形態の変
更が行われるとともに、内燃機関のスロットルバルブ開
度が切換後の燃焼方式に適した開度となるようにスロッ
トルバルブの開度が変更される。
【0013】しかし、上記スロットルバルブの開度が変
化する際、そのバルブ開度の変化に対する内燃機関の吸
入空気量の変化には応答遅れが生じることとなる。従っ
て、上記燃焼方式の切換中にスロットルバルブの開度が
変化しても吸入空気量は直ちに変化せず、その吸入空気
量変化の応答遅れが生じた状態で燃焼方式切換のための
燃料噴射形態の変更が行われる。更に、こうした吸入空
気量変化の応答遅れは、そのときの内燃機関の運転状態
に応じて変化する。そのため、燃焼方式の切換中に、上
記吸入空気量応答遅れによって当該燃焼方式に適した吸
入空気量が得られなくなり、燃焼室内の空燃比が適正値
よりもリーン又はリッチになって失火が生じてしまう。
化する際、そのバルブ開度の変化に対する内燃機関の吸
入空気量の変化には応答遅れが生じることとなる。従っ
て、上記燃焼方式の切換中にスロットルバルブの開度が
変化しても吸入空気量は直ちに変化せず、その吸入空気
量変化の応答遅れが生じた状態で燃焼方式切換のための
燃料噴射形態の変更が行われる。更に、こうした吸入空
気量変化の応答遅れは、そのときの内燃機関の運転状態
に応じて変化する。そのため、燃焼方式の切換中に、上
記吸入空気量応答遅れによって当該燃焼方式に適した吸
入空気量が得られなくなり、燃焼室内の空燃比が適正値
よりもリーン又はリッチになって失火が生じてしまう。
【0014】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、リッチスパイク制御等によ
って燃焼方式が切り換えられるとき、吸入空気量が適切
な値からずれて失火が発生するのを防止することのでき
る内燃機関の制御装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、リッチスパイク制御等によ
って燃焼方式が切り換えられるとき、吸入空気量が適切
な値からずれて失火が発生するのを防止することのでき
る内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、機関出力トルクが一定と
なるように燃料噴射形態を変更することで燃焼方式が切
り換えられる内燃機関の制御装置において、前記燃焼方
式の切換時に内燃機関のスロットルバルブの開度を切換
後の燃焼方式に適した開度へと変更するスロットル開度
変更手段と、前記燃焼方式切り換えのための燃料噴射形
態の変更を、前記スロットル開度変更手段によるスロッ
トルバルブ開度の変更に対し、内燃機関の運転状態に応
じて遅延させる遅延手段とを備えた。
め、請求項1記載の発明では、機関出力トルクが一定と
なるように燃料噴射形態を変更することで燃焼方式が切
り換えられる内燃機関の制御装置において、前記燃焼方
式の切換時に内燃機関のスロットルバルブの開度を切換
後の燃焼方式に適した開度へと変更するスロットル開度
変更手段と、前記燃焼方式切り換えのための燃料噴射形
態の変更を、前記スロットル開度変更手段によるスロッ
トルバルブ開度の変更に対し、内燃機関の運転状態に応
じて遅延させる遅延手段とを備えた。
【0016】燃焼方式の切換時にスロットルバルブの開
度を切換後の燃焼方式に適した開度へと変更するとき、
そのスロットルバルブ開度の変更に対し、吸入空気量の
変化には機関運転状態に応じた応答遅れが生じる。しか
し、同構成によれば、燃焼方式を切り換えるための燃料
噴射形態の変更が、上記スロットルバルブ開度の変更に
対して機関運転状態に応じて遅延される。そのため、吸
入空気量変化の応答遅れによって混合気の空燃比が適正
値よりもリーン又はリッチになって失火が生じるのを防
止することができるようになる。
度を切換後の燃焼方式に適した開度へと変更するとき、
そのスロットルバルブ開度の変更に対し、吸入空気量の
変化には機関運転状態に応じた応答遅れが生じる。しか
し、同構成によれば、燃焼方式を切り換えるための燃料
噴射形態の変更が、上記スロットルバルブ開度の変更に
対して機関運転状態に応じて遅延される。そのため、吸
入空気量変化の応答遅れによって混合気の空燃比が適正
値よりもリーン又はリッチになって失火が生じるのを防
止することができるようになる。
【0017】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記遅延手段は、前記スロットル開度変
更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われてか
ら燃料噴射形態が変更されるまでの遅延時間を内燃機関
の機関負荷状態に応じて設定し、前記スロットル開度変
更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われてか
ら前記遅延時間が経過した後、燃焼方式を切り換えるた
めに燃料噴射形態を変更するものとした。
発明において、前記遅延手段は、前記スロットル開度変
更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われてか
ら燃料噴射形態が変更されるまでの遅延時間を内燃機関
の機関負荷状態に応じて設定し、前記スロットル開度変
更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われてか
ら前記遅延時間が経過した後、燃焼方式を切り換えるた
めに燃料噴射形態を変更するものとした。
【0018】同構成によれば、スロットル開度変更手段
によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから燃料
噴射形態が変更されるまでの遅延時間は、内燃機関の機
関負荷状態に応じて設定される。そのため、機関負荷状
態等の内燃機関の運転状態に応じて変化する上記スロッ
トルバルブ開度変更時の吸入空気量応答遅れによって、
混合気の空燃比が適正値よりもリーン又はリッチになっ
て失火が生じるのを防止することができるようになる。
によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから燃料
噴射形態が変更されるまでの遅延時間は、内燃機関の機
関負荷状態に応じて設定される。そのため、機関負荷状
態等の内燃機関の運転状態に応じて変化する上記スロッ
トルバルブ開度変更時の吸入空気量応答遅れによって、
混合気の空燃比が適正値よりもリーン又はリッチになっ
て失火が生じるのを防止することができるようになる。
【0019】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記遅延手段は、内燃機関の吸入空気量
を監視するとともに、前記スロットル開度変更手段によ
るスロットルバルブ開度の変更に基づき前記吸入空気量
が所定の値に達したとき、燃焼方式を切り換えるために
燃料噴射形態を変更するものとした。
発明において、前記遅延手段は、内燃機関の吸入空気量
を監視するとともに、前記スロットル開度変更手段によ
るスロットルバルブ開度の変更に基づき前記吸入空気量
が所定の値に達したとき、燃焼方式を切り換えるために
燃料噴射形態を変更するものとした。
【0020】同構成によれば、スロットル開度変更手段
によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから、そ
の開度変更に基づき吸入空気量が所定の値に達するまで
は燃料噴射形態の切り換えが行われない。従って、上記
スロットルバルブ開度の変更に対して吸入空気量の変化
に応答遅れが生じ、その吸入空気量変化の応答遅れが内
燃機関の運転状態に応じて変化したとしても、同吸入空
気量が切換後の燃焼方式に適した値になってから燃料噴
射形態の切り換えが行われるため、混合気の空燃比が適
正値よりもリッチ又はリーンになって失火が生じるのを
防止することができるようになる。
によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから、そ
の開度変更に基づき吸入空気量が所定の値に達するまで
は燃料噴射形態の切り換えが行われない。従って、上記
スロットルバルブ開度の変更に対して吸入空気量の変化
に応答遅れが生じ、その吸入空気量変化の応答遅れが内
燃機関の運転状態に応じて変化したとしても、同吸入空
気量が切換後の燃焼方式に適した値になってから燃料噴
射形態の切り換えが行われるため、混合気の空燃比が適
正値よりもリッチ又はリーンになって失火が生じるのを
防止することができるようになる。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記所定の値は、前記スロットル開度変
更手段によるスロットルバルブ開度の変更後に得られる
吸入空気量に応じた値であり、機関運転状態に基づき求
められるものとした。
発明において、前記所定の値は、前記スロットル開度変
更手段によるスロットルバルブ開度の変更後に得られる
吸入空気量に応じた値であり、機関運転状態に基づき求
められるものとした。
【0022】同構成によれば、スロットル開度変更手段
によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから、そ
の開度変更に基づき吸入空気量が切換後の燃焼方式が行
われたときの吸入空気量に応じた値に達するまでは燃料
噴射形態の切り換えが行われない。従って、上記スロッ
トルバルブ開度の変更に対して吸入空気量の変化に応答
遅れが生じ、その吸入空気量変化の応答遅れが機関負荷
状態など内燃機関の運転状態に応じて変化したとして
も、同吸入空気量が切換後の燃焼方式に適した値になっ
てから燃料噴射形態の切り換えが行われるため、混合気
の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火
が生じるのを一層好適に防止することができるようにな
る。
によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから、そ
の開度変更に基づき吸入空気量が切換後の燃焼方式が行
われたときの吸入空気量に応じた値に達するまでは燃料
噴射形態の切り換えが行われない。従って、上記スロッ
トルバルブ開度の変更に対して吸入空気量の変化に応答
遅れが生じ、その吸入空気量変化の応答遅れが機関負荷
状態など内燃機関の運転状態に応じて変化したとして
も、同吸入空気量が切換後の燃焼方式に適した値になっ
てから燃料噴射形態の切り換えが行われるため、混合気
の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火
が生じるのを一層好適に防止することができるようにな
る。
【0023】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明において、前記燃焼方式の切換タ
イミングから次の燃焼方式の切換タイミングまでの燃焼
方式保持時間を、前記スロットル開度変更手段によりス
ロットルバルブ開度が変更されてから燃料噴射形態が変
更されるまでの時間に応じて変更する保持時間変更手段
を更に備えた。
いずれかに記載の発明において、前記燃焼方式の切換タ
イミングから次の燃焼方式の切換タイミングまでの燃焼
方式保持時間を、前記スロットル開度変更手段によりス
ロットルバルブ開度が変更されてから燃料噴射形態が変
更されるまでの時間に応じて変更する保持時間変更手段
を更に備えた。
【0024】燃焼方式を段階的に順次変更する場合など
において、スロットル開度変更手段によるスロットルバ
ルブ開度の変更が行われてから、その開度変更に基づき
変化する吸入空気量が切換後の燃焼方式に適した値に達
するまでの時間は、機関負荷状態など内燃機関の運転状
態に応じて変化する。しかし、同構成によれば、上記時
間に基づき今回の燃焼方式の切換タイミングから次の燃
焼方式の切換タイミングまでの燃焼方式保持時間が変更
される。従って、燃焼方式を段階的に順次変更する場合
などにおいて、スロットル開度変更手段によるスロット
ルバルブの開度変更により吸入空気量が切換後の燃焼方
式に適した値に達するまでに、更に次の燃焼方式に切り
換えられることにより混合気の空燃比が適正値よりもリ
ッチ又はリーンになって、失火が生じるのを防止するこ
とができるようになる。
において、スロットル開度変更手段によるスロットルバ
ルブ開度の変更が行われてから、その開度変更に基づき
変化する吸入空気量が切換後の燃焼方式に適した値に達
するまでの時間は、機関負荷状態など内燃機関の運転状
態に応じて変化する。しかし、同構成によれば、上記時
間に基づき今回の燃焼方式の切換タイミングから次の燃
焼方式の切換タイミングまでの燃焼方式保持時間が変更
される。従って、燃焼方式を段階的に順次変更する場合
などにおいて、スロットル開度変更手段によるスロット
ルバルブの開度変更により吸入空気量が切換後の燃焼方
式に適した値に達するまでに、更に次の燃焼方式に切り
換えられることにより混合気の空燃比が適正値よりもリ
ッチ又はリーンになって、失火が生じるのを防止するこ
とができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
直列4気筒の自動車用ガソリンエンジンに適用した第1
実施形態を図1〜図15に従って説明する。
直列4気筒の自動車用ガソリンエンジンに適用した第1
実施形態を図1〜図15に従って説明する。
【0026】図1に示すように、エンジン11は、その
シリンダブロック11a内に往復移動可能に設けられた
合計四つのピストン12(図1には一つのみ図示)を備
えている。これらピストン12は、コンロッド13を介
して出力軸であるクランクシャフト14に連結されてい
る。そして、ピストン12の往復移動は、上記コンロッ
ド13によってクランクシャフト14の回転へと変換さ
れるようになっている。
シリンダブロック11a内に往復移動可能に設けられた
合計四つのピストン12(図1には一つのみ図示)を備
えている。これらピストン12は、コンロッド13を介
して出力軸であるクランクシャフト14に連結されてい
る。そして、ピストン12の往復移動は、上記コンロッ
ド13によってクランクシャフト14の回転へと変換さ
れるようになっている。
【0027】クランクシャフト14にはシグナルロータ
14aが取り付けられている。このシグナルロータ14
aの外周部には、複数の突起14bがクランクシャフト
14の軸線を中心とする等角度毎に設けられている。ま
た、シグナルロータ14aの側方には、クランクポジシ
ョンセンサ14cが設けられている。そして、クランク
シャフト14が回転して、シグナルロータ14aの各突
起14bが順次クランクポジションセンサ14cの側方
を通過することにより、同センサ14cからはそれら各
突起14bの通過に対応したパルス状の検出信号が出力
されるようになる。
14aが取り付けられている。このシグナルロータ14
aの外周部には、複数の突起14bがクランクシャフト
14の軸線を中心とする等角度毎に設けられている。ま
た、シグナルロータ14aの側方には、クランクポジシ
ョンセンサ14cが設けられている。そして、クランク
シャフト14が回転して、シグナルロータ14aの各突
起14bが順次クランクポジションセンサ14cの側方
を通過することにより、同センサ14cからはそれら各
突起14bの通過に対応したパルス状の検出信号が出力
されるようになる。
【0028】また、シリンダブロック11aの上端には
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間には燃焼室16が設けられている。
この燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けられた
一対の吸気ポート17a,17bと、同じく一対の排気
ポート18a,18bとが連通している(図1には一方
の吸気ポート17b及び排気ポート18bのみ図示)。
これら吸気及び排気ポート17a,17b,18a,1
8bの平断面形状を図2に示す。
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間には燃焼室16が設けられている。
この燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けられた
一対の吸気ポート17a,17bと、同じく一対の排気
ポート18a,18bとが連通している(図1には一方
の吸気ポート17b及び排気ポート18bのみ図示)。
これら吸気及び排気ポート17a,17b,18a,1
8bの平断面形状を図2に示す。
【0029】同図に示されるように、吸気ポート17a
は湾曲して延びるヘリカルポートとなっており、吸気ポ
ート17bは直線状に延びるストレートポートとなって
いる。そして、吸気ポート(ヘリカルポート)17aを
通過して燃焼室16に空気が吸入されると、その燃焼室
16内に破線矢印で示す方向へスワールが発生するよう
になる。こうした吸気ポート17a,17b及び排気ポ
ート18a,18bには、それぞれ吸気バルブ19及び
排気バルブ20が設けられている。
は湾曲して延びるヘリカルポートとなっており、吸気ポ
ート17bは直線状に延びるストレートポートとなって
いる。そして、吸気ポート(ヘリカルポート)17aを
通過して燃焼室16に空気が吸入されると、その燃焼室
16内に破線矢印で示す方向へスワールが発生するよう
になる。こうした吸気ポート17a,17b及び排気ポ
ート18a,18bには、それぞれ吸気バルブ19及び
排気バルブ20が設けられている。
【0030】一方、図1に示すように、シリンダヘッド
15には、上記吸気バルブ19及び排気バルブ20を開
閉駆動するための吸気カムシャフト21及び排気カムシ
ャフト22が回転可能に支持されている。これら吸気及
び排気カムシャフト21,22は、タイミングベルト及
びギヤ(共に図示せず)等を介してクランクシャフト1
4に連結され、同ベルト及びギヤ等によりクランクシャ
フト14の回転が伝達されるようになる。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、吸気バルブ19が開閉
駆動されて、吸気ポート17a,17bと燃焼室16と
が連通・遮断される。また、排気カムシャフト22が回
転すると、排気バルブ20が開閉駆動されて、排気ポー
ト18a,18bと燃焼室16とが連通・遮断される。
15には、上記吸気バルブ19及び排気バルブ20を開
閉駆動するための吸気カムシャフト21及び排気カムシ
ャフト22が回転可能に支持されている。これら吸気及
び排気カムシャフト21,22は、タイミングベルト及
びギヤ(共に図示せず)等を介してクランクシャフト1
4に連結され、同ベルト及びギヤ等によりクランクシャ
フト14の回転が伝達されるようになる。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、吸気バルブ19が開閉
駆動されて、吸気ポート17a,17bと燃焼室16と
が連通・遮断される。また、排気カムシャフト22が回
転すると、排気バルブ20が開閉駆動されて、排気ポー
ト18a,18bと燃焼室16とが連通・遮断される。
【0031】シリンダヘッド15において、吸気カムシ
ャフト21の側方には、同シャフト21の外周面に設け
られた突起21aを検出して検出信号を出力するカムポ
ジションセンサ21bが設けられている。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、同シャフト21の突起
21aがカムポジションセンサ21bの側方を通過す
る。この状態にあっては、カムポジションセンサ21b
から上記突起21aの通過に対応して所定間隔毎に検出
信号が出力されるようになる。
ャフト21の側方には、同シャフト21の外周面に設け
られた突起21aを検出して検出信号を出力するカムポ
ジションセンサ21bが設けられている。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、同シャフト21の突起
21aがカムポジションセンサ21bの側方を通過す
る。この状態にあっては、カムポジションセンサ21b
から上記突起21aの通過に対応して所定間隔毎に検出
信号が出力されるようになる。
【0032】吸気ポート17a,17b及び排気ポート
18a,18bには、それぞれ吸気管30及び排気管3
1が接続されている。この吸気管30内及び吸気ポート
17a,17b内は吸気通路32となっており、排気管
31内及び排気ポート18a,18b内は排気通路33
となっている。排気通路33の途中には、エンジン11
の排気を浄化するための排気浄化触媒33a,33b
と、排気中の酸素濃度に対応した信号を出力する酸素
(O2 )センサ37とが設けられている。一方、吸気通
路32の上流部分にはスロットルバルブ23が設けられ
ている。このスロットルバルブ23は、スロットル用モ
ータ24の駆動により回動されて開度調節がなされる。
そして、スロットルバルブ23の開度は、スロットルポ
ジションセンサ44によって検出される。
18a,18bには、それぞれ吸気管30及び排気管3
1が接続されている。この吸気管30内及び吸気ポート
17a,17b内は吸気通路32となっており、排気管
31内及び排気ポート18a,18b内は排気通路33
となっている。排気通路33の途中には、エンジン11
の排気を浄化するための排気浄化触媒33a,33b
と、排気中の酸素濃度に対応した信号を出力する酸素
(O2 )センサ37とが設けられている。一方、吸気通
路32の上流部分にはスロットルバルブ23が設けられ
ている。このスロットルバルブ23は、スロットル用モ
ータ24の駆動により回動されて開度調節がなされる。
そして、スロットルバルブ23の開度は、スロットルポ
ジションセンサ44によって検出される。
【0033】また、上記スロットル用モータ24の駆動
は、自動車の室内に設けられたアクセルペダル25の踏
込量(アクセル踏み込み量)に基づき制御される。即
ち、自動車の運転者がアクセルペダル25を踏込操作す
ると、アクセル踏込量がアクセルポジションセンサ26
によって検出され、同センサ26の検出信号に基づきス
ロットル用モータ24が駆動制御される。このスロット
ル用モータ24の駆動制御に基づくスロットルバルブ2
3の開度調節により、吸気通路32の空気流通面積が変
化して燃焼室16へ吸入される空気の量が調整されるよ
うになる。
は、自動車の室内に設けられたアクセルペダル25の踏
込量(アクセル踏み込み量)に基づき制御される。即
ち、自動車の運転者がアクセルペダル25を踏込操作す
ると、アクセル踏込量がアクセルポジションセンサ26
によって検出され、同センサ26の検出信号に基づきス
ロットル用モータ24が駆動制御される。このスロット
ル用モータ24の駆動制御に基づくスロットルバルブ2
3の開度調節により、吸気通路32の空気流通面積が変
化して燃焼室16へ吸入される空気の量が調整されるよ
うになる。
【0034】吸気通路32においてスロットルバルブ2
3の下流側に位置する部分には、同通路32内の圧力を
検出するバキュームセンサ36が設けられている。そし
て、バキュームセンサ36は検出した吸気通路32内の
圧力に対応した検出信号を出力する。また、吸気通路3
2においてバキュームセンサ36よりも下流側に位置し
て吸気ポート(ストレートポート)17bに連通する部
分には、スワールコントロールバルブ(SCV)34が
設けられている。SCV34は、スワール用モータ35
の駆動により回動されて開度調節がなされる。そして、
SCV34の開度が小さくなるほど、図2に示される吸
気ポート(ヘリカルポート)17aを通過する空気の量
が多くなり、燃焼室16内に生じるスワールが強くな
る。
3の下流側に位置する部分には、同通路32内の圧力を
検出するバキュームセンサ36が設けられている。そし
て、バキュームセンサ36は検出した吸気通路32内の
圧力に対応した検出信号を出力する。また、吸気通路3
2においてバキュームセンサ36よりも下流側に位置し
て吸気ポート(ストレートポート)17bに連通する部
分には、スワールコントロールバルブ(SCV)34が
設けられている。SCV34は、スワール用モータ35
の駆動により回動されて開度調節がなされる。そして、
SCV34の開度が小さくなるほど、図2に示される吸
気ポート(ヘリカルポート)17aを通過する空気の量
が多くなり、燃焼室16内に生じるスワールが強くな
る。
【0035】更に、吸気通路32におけるスロットルバ
ルブ23よりも下流には、負圧通路49を介してブレー
キブースタ50が接続されている。このブレーキブース
タ50は、自動車のブレーキペダル51を踏込操作する
ときの操作力を軽減するためのものであって、エンジン
11の運転時に吸気通路32内に生じる負圧を利用して
駆動される。
ルブ23よりも下流には、負圧通路49を介してブレー
キブースタ50が接続されている。このブレーキブース
タ50は、自動車のブレーキペダル51を踏込操作する
ときの操作力を軽減するためのものであって、エンジン
11の運転時に吸気通路32内に生じる負圧を利用して
駆動される。
【0036】また、図1に示すように、シリンダヘッド
15には、燃焼室16内に燃料を噴射供給する燃料噴射
弁40と、燃焼室16内に充填される燃料と空気とから
なる混合気に対して点火を行う点火プラグ41とが設け
られている。この点火プラグ41による上記混合気への
点火時期は、点火プラグ41の上方に設けられたイグナ
イタ41aによって調整される。
15には、燃焼室16内に燃料を噴射供給する燃料噴射
弁40と、燃焼室16内に充填される燃料と空気とから
なる混合気に対して点火を行う点火プラグ41とが設け
られている。この点火プラグ41による上記混合気への
点火時期は、点火プラグ41の上方に設けられたイグナ
イタ41aによって調整される。
【0037】そして、燃料噴射弁40から燃焼室16内
へ燃料が噴射されると、同燃料が吸気通路32を介して
燃焼室16に吸入された空気と混ぜ合わされ、燃焼室1
6内で空気と燃料とからなる混合気が形成される。更
に、燃焼室16内の混合気は点火プラグ41によって点
火がなされて燃焼し、燃焼後の混合気は排気として排気
通路33に送り出されて排気浄化触媒33a,33bに
よって浄化される。これら排気浄化触媒33a,33b
の内、触媒33bは窒素酸化物(NOx )を浄化するた
めのNOx 吸蔵還元触媒となっている。従って、触媒3
3bは、NOx の浄化が困難な希薄空燃比での燃焼時に
排気中のNOx を一時的に吸着し、理論空燃比より濃い
空燃比での燃焼時に上記吸着したNOx を排気中の炭化
水素(HC)等によって窒素(N2 )に還元する。
へ燃料が噴射されると、同燃料が吸気通路32を介して
燃焼室16に吸入された空気と混ぜ合わされ、燃焼室1
6内で空気と燃料とからなる混合気が形成される。更
に、燃焼室16内の混合気は点火プラグ41によって点
火がなされて燃焼し、燃焼後の混合気は排気として排気
通路33に送り出されて排気浄化触媒33a,33bに
よって浄化される。これら排気浄化触媒33a,33b
の内、触媒33bは窒素酸化物(NOx )を浄化するた
めのNOx 吸蔵還元触媒となっている。従って、触媒3
3bは、NOx の浄化が困難な希薄空燃比での燃焼時に
排気中のNOx を一時的に吸着し、理論空燃比より濃い
空燃比での燃焼時に上記吸着したNOx を排気中の炭化
水素(HC)等によって窒素(N2 )に還元する。
【0038】一方、吸気通路32のスロットルバルブ2
3よりも下流側は、排気再循環(EGR)通路42を介
して排気通路33と連通している。このEGR通路42
の途中には、ステップモータ43aを備えたEGRバル
ブ43が設けられている。そして、EGRバルブ43
は、ステップモータ43aを駆動制御することで開度調
節が行われる。こうしたEGRバルブ43の開度調節に
より、排気通路33を介して吸気通路32へ再循環する
排気の量が調整されるようになる。そして、エンジン1
1の排気が吸気通路32に再循環されることで、燃焼室
16内の温度が下がって窒素酸化物(NOx )の生成が
抑制され、エミッションの低減が図られる。
3よりも下流側は、排気再循環(EGR)通路42を介
して排気通路33と連通している。このEGR通路42
の途中には、ステップモータ43aを備えたEGRバル
ブ43が設けられている。そして、EGRバルブ43
は、ステップモータ43aを駆動制御することで開度調
節が行われる。こうしたEGRバルブ43の開度調節に
より、排気通路33を介して吸気通路32へ再循環する
排気の量が調整されるようになる。そして、エンジン1
1の排気が吸気通路32に再循環されることで、燃焼室
16内の温度が下がって窒素酸化物(NOx )の生成が
抑制され、エミッションの低減が図られる。
【0039】次に、本実施形態におけるエンジン11の
制御装置の電気的構成を図3に基づいて説明する。この
制御装置は、燃料噴射量制御、点火時期制御、スロット
ル開度制御、SCV開度制御及びEGR制御など、エン
ジン11の運転状態を制御するための電子制御ユニット
(以下「ECU」という)92を備えている。このEC
U92は、ROM93、CPU94、RAM95及びバ
ックアップRAM96等を備える論理演算回路として構
成されている。
制御装置の電気的構成を図3に基づいて説明する。この
制御装置は、燃料噴射量制御、点火時期制御、スロット
ル開度制御、SCV開度制御及びEGR制御など、エン
ジン11の運転状態を制御するための電子制御ユニット
(以下「ECU」という)92を備えている。このEC
U92は、ROM93、CPU94、RAM95及びバ
ックアップRAM96等を備える論理演算回路として構
成されている。
【0040】ここで、ROM93は各種制御プログラム
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
【0041】外部入力回路98には、クランクポジショ
ンセンサ14c、カムポジションセンサ21b、アクセ
ルポジションセンサ26、バキュームセンサ36、酸素
センサ37、及びスロットルポジションセンサ44等が
接続されている。一方、外部出力回路99には、スロッ
トル用モータ24、スワール用モータ35、燃料噴射弁
40、イグナイタ41a、及びEGRバルブ43等が接
続されている。
ンセンサ14c、カムポジションセンサ21b、アクセ
ルポジションセンサ26、バキュームセンサ36、酸素
センサ37、及びスロットルポジションセンサ44等が
接続されている。一方、外部出力回路99には、スロッ
トル用モータ24、スワール用モータ35、燃料噴射弁
40、イグナイタ41a、及びEGRバルブ43等が接
続されている。
【0042】このように構成されたECU92は、クラ
ンクポジションセンサ14cからの検出信号に基づきエ
ンジン回転数NEを求める。更に、アクセルポジション
センサ26又はバキュームセンサ36からの検出信号
と、上記エンジン回転数NEとに基づきエンジン11の
負荷を表す燃料噴射量Qを求める。ECU92は、図4
に示すように、均質ストイキ燃焼領域A、均質リーン燃
焼領域B、弱成層燃焼領域C及び成層燃焼領域Dを備え
たマップを参照し、エンジン回転数NE及び燃料噴射量
Qから内燃機関の燃焼方式を決定する。
ンクポジションセンサ14cからの検出信号に基づきエ
ンジン回転数NEを求める。更に、アクセルポジション
センサ26又はバキュームセンサ36からの検出信号
と、上記エンジン回転数NEとに基づきエンジン11の
負荷を表す燃料噴射量Qを求める。ECU92は、図4
に示すように、均質ストイキ燃焼領域A、均質リーン燃
焼領域B、弱成層燃焼領域C及び成層燃焼領域Dを備え
たマップを参照し、エンジン回転数NE及び燃料噴射量
Qから内燃機関の燃焼方式を決定する。
【0043】即ち、ECU92は、エンジン回転数NE
及び燃料噴射量Qが上記領域A〜Dのいずれの領域に位
置する状態かにより、バルブ指示モードFMODE及び
噴射・点火指示モードFMODEIを、例えば「FMO
DE,FMODEI=0(成層燃焼)」、「FMOD
E,FMODEI=4(弱成層燃焼)」、「FMOD
E,FMODEI=8(均質リーン燃焼)」、「FMO
DE,FMODEI=12(均質ストイキ燃焼)」のよ
うに設定する。
及び燃料噴射量Qが上記領域A〜Dのいずれの領域に位
置する状態かにより、バルブ指示モードFMODE及び
噴射・点火指示モードFMODEIを、例えば「FMO
DE,FMODEI=0(成層燃焼)」、「FMOD
E,FMODEI=4(弱成層燃焼)」、「FMOD
E,FMODEI=8(均質リーン燃焼)」、「FMO
DE,FMODEI=12(均質ストイキ燃焼)」のよ
うに設定する。
【0044】上記バルブ指示モードFMODEは、スロ
ットルバルブ23、SCV34、及びEGRバルブ43
の開度を、図4のマップに基づき決定された燃焼方式に
適した値へと制御するためのものである。また、上記噴
射・点火指示モードFMODEIは、上記決定された燃
焼方式へとエンジン11の燃焼方式が切り換えられるよ
うに、同エンジン11の燃料噴射形態及び点火時期を制
御するためのものである。ECU92は、両モードFM
ODE,FMODEIに応じて、各バルブ23,34,
43の開度、燃料噴射形態、及び点火時期が上記決定さ
れた燃焼方式に適したものとなるように、各バルブ2
3,34,43の開度制御、燃料噴射形態の変更、及び
点火時期制御を行う。こうした各種制御によって、上記
決定された燃焼方式が実行されるようになる。
ットルバルブ23、SCV34、及びEGRバルブ43
の開度を、図4のマップに基づき決定された燃焼方式に
適した値へと制御するためのものである。また、上記噴
射・点火指示モードFMODEIは、上記決定された燃
焼方式へとエンジン11の燃焼方式が切り換えられるよ
うに、同エンジン11の燃料噴射形態及び点火時期を制
御するためのものである。ECU92は、両モードFM
ODE,FMODEIに応じて、各バルブ23,34,
43の開度、燃料噴射形態、及び点火時期が上記決定さ
れた燃焼方式に適したものとなるように、各バルブ2
3,34,43の開度制御、燃料噴射形態の変更、及び
点火時期制御を行う。こうした各種制御によって、上記
決定された燃焼方式が実行されるようになる。
【0045】図4に示すマップから明らかなように、エ
ンジン11の運転状態が高回転高負荷へと移行するに従
い、エンジン11の燃焼方式は「成層燃焼」、「弱成層
燃焼」、「均質リーン燃焼」、「均質ストイキ燃焼」へ
と順次変化することとなる。このように燃焼方式を変化
させるのは、高出力が要求される高回転高負荷時には
「均質燃焼」とし混合気の空燃比を小さくしてエンジン
出力を高め、あまり高出力を必要としない低回転低負荷
時には「成層燃焼」とし空燃比を大きくして燃費の向上
を図るためである。
ンジン11の運転状態が高回転高負荷へと移行するに従
い、エンジン11の燃焼方式は「成層燃焼」、「弱成層
燃焼」、「均質リーン燃焼」、「均質ストイキ燃焼」へ
と順次変化することとなる。このように燃焼方式を変化
させるのは、高出力が要求される高回転高負荷時には
「均質燃焼」とし混合気の空燃比を小さくしてエンジン
出力を高め、あまり高出力を必要としない低回転低負荷
時には「成層燃焼」とし空燃比を大きくして燃費の向上
を図るためである。
【0046】ここで、各燃焼方式が実行されるときにE
CU92を通じて実行される燃焼制御態様について、
「均質ストイキ燃焼」、「均質リーン燃焼」、「弱成層
燃焼」、及び「成層燃焼」の各燃焼方式毎にそれぞれ説
明する。
CU92を通じて実行される燃焼制御態様について、
「均質ストイキ燃焼」、「均質リーン燃焼」、「弱成層
燃焼」、及び「成層燃焼」の各燃焼方式毎にそれぞれ説
明する。
【0047】・「均質ストイキ燃焼」エンジン11の燃
焼方式が「均質ストイキ燃焼」に決定されると、バルブ
指示モードFMODE及び噴射・点火指示モードFMO
DEIは「12」に設定される。この状態にあっては、
ECU92は、周知のマップを参照して、バキュームセ
ンサ36からの検出信号に基づき求められる吸気圧PM
とエンジン回転数NEとに基づき燃料噴射量Qをマップ
演算する。こうして算出された燃料噴射量Qは、エンジ
ン回転数NEが高くなるとともに、吸気圧PMが高くな
るほど大きい値になる。
焼方式が「均質ストイキ燃焼」に決定されると、バルブ
指示モードFMODE及び噴射・点火指示モードFMO
DEIは「12」に設定される。この状態にあっては、
ECU92は、周知のマップを参照して、バキュームセ
ンサ36からの検出信号に基づき求められる吸気圧PM
とエンジン回転数NEとに基づき燃料噴射量Qをマップ
演算する。こうして算出された燃料噴射量Qは、エンジ
ン回転数NEが高くなるとともに、吸気圧PMが高くな
るほど大きい値になる。
【0048】ECU92は、「FMODE=12」であ
ることに基づき、アクセル踏込量に応じて変化するスロ
ットルバルブ23の開度が、「均質ストイキ燃焼」に適
した状態を維持するように、スロットル用モータ24を
駆動制御する。また、ECU92は、「FMODEI=
12」であることに基づき、上記燃料噴射量Qに対応し
た量の燃料をエンジン11の吸気行程中に噴射させるべ
く、燃料噴射弁40を駆動制御する。更に、ECU92
は、酸素センサ37からの検出信号に基づき燃料噴射量
Qを補正し、燃焼室16内における混合気の空燃比を理
論空燃比へとフィードバック制御する。
ることに基づき、アクセル踏込量に応じて変化するスロ
ットルバルブ23の開度が、「均質ストイキ燃焼」に適
した状態を維持するように、スロットル用モータ24を
駆動制御する。また、ECU92は、「FMODEI=
12」であることに基づき、上記燃料噴射量Qに対応し
た量の燃料をエンジン11の吸気行程中に噴射させるべ
く、燃料噴射弁40を駆動制御する。更に、ECU92
は、酸素センサ37からの検出信号に基づき燃料噴射量
Qを補正し、燃焼室16内における混合気の空燃比を理
論空燃比へとフィードバック制御する。
【0049】一方、ECU92は、「FMODE=1
2」であることに基づき、SCV34及びEGRバルブ
43が「均質ストイキ燃焼」に適した開度となるよう、
スワール用モータ35及びステップモータ43aを駆動
制御する。そして、上記スワール用モータ35の駆動制
御によってSCV34が開度調節されると、燃焼室16
内の混合気がスワールによって均質なものとされる。ま
た、ECU92は、「FMODEI=12」であること
に基づき、点火プラグ41による混合気への点火時期が
「均質ストイキ燃焼」に適した時期となるように、イグ
ナイタ41aを駆動制御する。
2」であることに基づき、SCV34及びEGRバルブ
43が「均質ストイキ燃焼」に適した開度となるよう、
スワール用モータ35及びステップモータ43aを駆動
制御する。そして、上記スワール用モータ35の駆動制
御によってSCV34が開度調節されると、燃焼室16
内の混合気がスワールによって均質なものとされる。ま
た、ECU92は、「FMODEI=12」であること
に基づき、点火プラグ41による混合気への点火時期が
「均質ストイキ燃焼」に適した時期となるように、イグ
ナイタ41aを駆動制御する。
【0050】・「均質リーン燃焼」エンジン11の燃焼
方式が「均質リーン燃焼」に決定されると、バルブ指示
モードFMODE及び噴射・点火指示モードFMODE
Iは「8」に設定される。この状態にあっては、ECU
92は、周知のマップを参照してアクセル踏込量とエン
ジン回転数NEとに基づき燃料噴射量Qをマップ演算す
る。こうして算出された燃料噴射量Qは、エンジン回転
数NEが高くなるととともに、アクセル踏込量が大きく
なるほど大きい値になる。
方式が「均質リーン燃焼」に決定されると、バルブ指示
モードFMODE及び噴射・点火指示モードFMODE
Iは「8」に設定される。この状態にあっては、ECU
92は、周知のマップを参照してアクセル踏込量とエン
ジン回転数NEとに基づき燃料噴射量Qをマップ演算す
る。こうして算出された燃料噴射量Qは、エンジン回転
数NEが高くなるととともに、アクセル踏込量が大きく
なるほど大きい値になる。
【0051】ECU92は、「FMODE=8」である
ことに基づき、燃料噴射量Qに応じて変化するスロット
ルバルブ23の開度が、「均質リーン燃焼」に適した状
態を維持するように、スロットル用モータ24を駆動制
御する。また、ECU92は、「FMODEI=8」で
あることに基づき、上記燃料噴射量Qに対応した量の燃
料をエンジン11の吸気行程中に噴射させるべく燃料噴
射弁40を駆動制御し、混合気の空燃比を理論空燃比よ
りも大きい値(例えば15〜23)にする。
ことに基づき、燃料噴射量Qに応じて変化するスロット
ルバルブ23の開度が、「均質リーン燃焼」に適した状
態を維持するように、スロットル用モータ24を駆動制
御する。また、ECU92は、「FMODEI=8」で
あることに基づき、上記燃料噴射量Qに対応した量の燃
料をエンジン11の吸気行程中に噴射させるべく燃料噴
射弁40を駆動制御し、混合気の空燃比を理論空燃比よ
りも大きい値(例えば15〜23)にする。
【0052】一方、ECU92は、「FMODE=8」
であることに基づき、SCV34及びEGRバルブ43
が「均質リーン燃焼」に適した開度となるよう、スワー
ル用モータ35及びステップモータ43aを駆動制御す
る。そして、上記スワール用モータ35の駆動制御によ
ってSCV34が開度調節されると、理論空燃比よりも
大きい空燃比の混合気がスワールによって安定して燃焼
するようになる。また、ECU92は、「FMODEI
=8」であることに基づき、点火プラグ41による混合
気への点火時期が「均質リーン燃焼」に適した時期とな
るように、イグナイタ41aを駆動制御する。
であることに基づき、SCV34及びEGRバルブ43
が「均質リーン燃焼」に適した開度となるよう、スワー
ル用モータ35及びステップモータ43aを駆動制御す
る。そして、上記スワール用モータ35の駆動制御によ
ってSCV34が開度調節されると、理論空燃比よりも
大きい空燃比の混合気がスワールによって安定して燃焼
するようになる。また、ECU92は、「FMODEI
=8」であることに基づき、点火プラグ41による混合
気への点火時期が「均質リーン燃焼」に適した時期とな
るように、イグナイタ41aを駆動制御する。
【0053】・「弱成層燃焼」エンジン11の燃焼方式
が「弱成層燃焼」に決定されると、バルブ指示モードF
MODE及び噴射・点火指示モードFMODEIは
「4」に設定される。この状態にあっては、ECU92
は、上記と同様にアクセル踏込量及びエンジン回転数N
Eとから燃料噴射量Qを算出する。
が「弱成層燃焼」に決定されると、バルブ指示モードF
MODE及び噴射・点火指示モードFMODEIは
「4」に設定される。この状態にあっては、ECU92
は、上記と同様にアクセル踏込量及びエンジン回転数N
Eとから燃料噴射量Qを算出する。
【0054】ECU92は、「FMODE=4」である
ことに基づき、燃料噴射量Qに応じて変化するスロット
ルバルブ23の開度が、「弱成層燃焼」に適した状態を
維持するように、スロットル用モータ24を駆動制御す
る。また、ECU92は、「FMODEI=4」である
ことに基づき、上記燃料噴射量Qに対応した量の燃料を
エンジン11の吸気行程と圧縮行程とに噴射させるべく
燃料噴射弁40を駆動制御し、混合気の空燃比を「均質
リーン燃焼」時の空燃比よりも大きい値(例えば20〜
23)にする。
ことに基づき、燃料噴射量Qに応じて変化するスロット
ルバルブ23の開度が、「弱成層燃焼」に適した状態を
維持するように、スロットル用モータ24を駆動制御す
る。また、ECU92は、「FMODEI=4」である
ことに基づき、上記燃料噴射量Qに対応した量の燃料を
エンジン11の吸気行程と圧縮行程とに噴射させるべく
燃料噴射弁40を駆動制御し、混合気の空燃比を「均質
リーン燃焼」時の空燃比よりも大きい値(例えば20〜
23)にする。
【0055】こうした「弱成層燃焼」時において、吸気
行程のときに噴射供給された燃料はスワールによって燃
焼室16内の空気に均等に分散され、圧縮行程のときに
噴射供給された燃料はスワール及びピストン12の頭部
に設けられた窪み12a(図1)によって点火プラグ4
1の周りに集められる。即ち、ECU92は、「FMO
DE=4」であることに基づき、SCV34が「弱成層
燃焼」に適した開度となるようスワール用モータ35を
駆動制御し、その駆動制御によってスワールの強さを上
記のような燃料の分散及び集合に適したものとする。ま
た、上記のように吸気行程と圧縮行程との二回に分けて
燃料噴射を行うことで、上記「均質リーン燃焼」と後述
する「成層燃焼」との中間の燃焼方式(弱成層燃焼)で
混合気の燃焼が行われ、その「弱成層燃焼」によって
「均質リーン燃焼」と「成層燃焼」との切り換え時のト
ルクショックが抑えられる。
行程のときに噴射供給された燃料はスワールによって燃
焼室16内の空気に均等に分散され、圧縮行程のときに
噴射供給された燃料はスワール及びピストン12の頭部
に設けられた窪み12a(図1)によって点火プラグ4
1の周りに集められる。即ち、ECU92は、「FMO
DE=4」であることに基づき、SCV34が「弱成層
燃焼」に適した開度となるようスワール用モータ35を
駆動制御し、その駆動制御によってスワールの強さを上
記のような燃料の分散及び集合に適したものとする。ま
た、上記のように吸気行程と圧縮行程との二回に分けて
燃料噴射を行うことで、上記「均質リーン燃焼」と後述
する「成層燃焼」との中間の燃焼方式(弱成層燃焼)で
混合気の燃焼が行われ、その「弱成層燃焼」によって
「均質リーン燃焼」と「成層燃焼」との切り換え時のト
ルクショックが抑えられる。
【0056】一方、ECU92は、「FMODE=4」
であることに基づき、EGRバルブ43が「弱成層燃
焼」に適した開度となるようステップモータ43aを駆
動制御する。また、ECU92は、「FMODEI=
4」であることに基づき、点火プラグ41による混合気
への点火時期が「弱成層燃焼」に適した時期となるよう
に、イグナイタ41aを駆動制御する。
であることに基づき、EGRバルブ43が「弱成層燃
焼」に適した開度となるようステップモータ43aを駆
動制御する。また、ECU92は、「FMODEI=
4」であることに基づき、点火プラグ41による混合気
への点火時期が「弱成層燃焼」に適した時期となるよう
に、イグナイタ41aを駆動制御する。
【0057】・「成層燃焼」エンジン11の燃焼方式が
「成層燃焼」に決定されると、バルブ指示モードFMO
DE及び噴射・点火モードFMODEIが「0」に設定
される。この状態にあっては、ECU92は、上記と同
様にアクセル踏込量及びエンジン回転数NEとから燃料
噴射量Qを算出する。
「成層燃焼」に決定されると、バルブ指示モードFMO
DE及び噴射・点火モードFMODEIが「0」に設定
される。この状態にあっては、ECU92は、上記と同
様にアクセル踏込量及びエンジン回転数NEとから燃料
噴射量Qを算出する。
【0058】ECU92は、「FMODE=0」である
ことに基づき、燃料噴射量Qに応じて変化するスロット
ルバルブ23の開度が、「成層燃焼」に適した状態を維
持するように、スロットル用モータ24を駆動制御す
る。また、ECU92は、「FMODEI=0」である
ことに基づき、上記燃料噴射量Qに対応した量の燃料を
エンジン11の圧縮行程に噴射させるべく燃料噴射弁4
0を駆動制御し、混合気の空燃比を「弱成層燃焼」時の
空燃比よりも大きい値(例えば25〜50)にする。
ことに基づき、燃料噴射量Qに応じて変化するスロット
ルバルブ23の開度が、「成層燃焼」に適した状態を維
持するように、スロットル用モータ24を駆動制御す
る。また、ECU92は、「FMODEI=0」である
ことに基づき、上記燃料噴射量Qに対応した量の燃料を
エンジン11の圧縮行程に噴射させるべく燃料噴射弁4
0を駆動制御し、混合気の空燃比を「弱成層燃焼」時の
空燃比よりも大きい値(例えば25〜50)にする。
【0059】一方、ECU92は、「FMODE=0」
であることに基づき、SCV34及びEGRバルブ43
が「成層燃焼」に適した開度となるよう、スワール用モ
ータ35及びステップモータ43aを駆動制御する。そ
して、上記スワール用モータ35の駆動制御によってS
CV34が開度調節されると、燃焼室16内に噴射供給
された燃料がスワールによって点火プラグ41の周りに
集められる。このように点火プラグ41の周りに燃料を
集めることによって、燃焼室16内の混合気全体の平均
空燃比を「弱成層燃焼」時より大きくしても、同プラグ
41周りの混合気の燃料濃度が高められて良好な混合気
への着火が行われる。また、ECU92は、「FMOD
EI=0」であることに基づき、点火プラグ41による
混合気への点火時期が「成層燃焼」に適した時期となる
ように、イグナイタ41aを駆動制御する。
であることに基づき、SCV34及びEGRバルブ43
が「成層燃焼」に適した開度となるよう、スワール用モ
ータ35及びステップモータ43aを駆動制御する。そ
して、上記スワール用モータ35の駆動制御によってS
CV34が開度調節されると、燃焼室16内に噴射供給
された燃料がスワールによって点火プラグ41の周りに
集められる。このように点火プラグ41の周りに燃料を
集めることによって、燃焼室16内の混合気全体の平均
空燃比を「弱成層燃焼」時より大きくしても、同プラグ
41周りの混合気の燃料濃度が高められて良好な混合気
への着火が行われる。また、ECU92は、「FMOD
EI=0」であることに基づき、点火プラグ41による
混合気への点火時期が「成層燃焼」に適した時期となる
ように、イグナイタ41aを駆動制御する。
【0060】ところで、各バルブ23,34,43の開
度を燃焼方式に適した値へと制御するための上記バルブ
指示モードFMODEと、決定された燃焼方式へと切り
換えられるように燃料噴射形態及び点火時期を制御する
ための上記噴射・点火指示モードFMODEIとは、通
常は同じ値に設定される。しかし、燃焼方式が切り換え
られるときには、バルブ指示モードFMODEと噴射・
点火指示モードFMODEIとが異なる値に設定され
る。即ち、燃焼方式の切換時においてECU92は、先
ずバルブ指示モードFMODEを切換後の燃焼方式に対
応した値に設定し、その後に所定時間経過してから噴射
・点火指示モードFMODEIを切換後の燃焼方式に対
応した値に設定する。
度を燃焼方式に適した値へと制御するための上記バルブ
指示モードFMODEと、決定された燃焼方式へと切り
換えられるように燃料噴射形態及び点火時期を制御する
ための上記噴射・点火指示モードFMODEIとは、通
常は同じ値に設定される。しかし、燃焼方式が切り換え
られるときには、バルブ指示モードFMODEと噴射・
点火指示モードFMODEIとが異なる値に設定され
る。即ち、燃焼方式の切換時においてECU92は、先
ずバルブ指示モードFMODEを切換後の燃焼方式に対
応した値に設定し、その後に所定時間経過してから噴射
・点火指示モードFMODEIを切換後の燃焼方式に対
応した値に設定する。
【0061】このように燃焼方式の切換時に両モードF
MODE,FMODEIの設定タイミングをずらすの
は、各バルブ23,34,43の開度変化に基づくエン
ジン11の運転状態変化は、燃料噴射形態及び点火時期
の変化に基づくエンジン11の運転状態変化に対して応
答遅れが生じるためである。即ち、バルブ指示モードF
MODEが変化して例えばスロットルバルブ23の開度
が変化する際には、同開度変化に対する吸入空気量変化
に応答遅れが生じる。これに対し、噴射・点火指示モー
ドFMODEIが変化して例えば燃料噴射形態が変化す
る際には、噴射・点火指示モードFMODEIの変化に
応答性よく追従して燃料噴射形態が変化することとな
る。従って、上記のように両モードFMODE,FMO
DEIの設定タイミングをずらすことによって、噴射・
点火指示モードFMODEIの変化に基づく燃料噴射形
態変化が、バルブ指示モードFMODEの変化に基づく
吸入空気量変化の応答遅れに対応して遅延され、上記燃
料噴射形態変化時の吸入空気量が適正なものとされるよ
うになる。
MODE,FMODEIの設定タイミングをずらすの
は、各バルブ23,34,43の開度変化に基づくエン
ジン11の運転状態変化は、燃料噴射形態及び点火時期
の変化に基づくエンジン11の運転状態変化に対して応
答遅れが生じるためである。即ち、バルブ指示モードF
MODEが変化して例えばスロットルバルブ23の開度
が変化する際には、同開度変化に対する吸入空気量変化
に応答遅れが生じる。これに対し、噴射・点火指示モー
ドFMODEIが変化して例えば燃料噴射形態が変化す
る際には、噴射・点火指示モードFMODEIの変化に
応答性よく追従して燃料噴射形態が変化することとな
る。従って、上記のように両モードFMODE,FMO
DEIの設定タイミングをずらすことによって、噴射・
点火指示モードFMODEIの変化に基づく燃料噴射形
態変化が、バルブ指示モードFMODEの変化に基づく
吸入空気量変化の応答遅れに対応して遅延され、上記燃
料噴射形態変化時の吸入空気量が適正なものとされるよ
うになる。
【0062】次に、NOx 吸蔵還元触媒である触媒33
bに吸着されたNOx が飽和しないように、所定のタイ
ミングを見はからって理論空燃比よりもリッチな空燃比
の混合気を燃焼させる「均質リッチ燃焼」を強制的に実
行する、いわゆるリッチスパイク制御について説明す
る。
bに吸着されたNOx が飽和しないように、所定のタイ
ミングを見はからって理論空燃比よりもリッチな空燃比
の混合気を燃焼させる「均質リッチ燃焼」を強制的に実
行する、いわゆるリッチスパイク制御について説明す
る。
【0063】こうしたリッチスパイク制御は通常、「成
層燃焼」、「弱成層燃焼」、及び「均質リーン燃焼」な
どの希薄燃焼が行われているときに実行されることとな
る。例えば「成層燃焼」中にリッチスパイク制御が実行
されると、ECU92は、燃焼方式を「均質リッチ燃
焼」へと順次段階的に変更し、その「均質リッチ燃焼」
を所定時間実行した後、燃焼方式を順次段階的に元に戻
す。このように所定時間「均質リッチ燃焼」を実行する
ことにより、触媒33bに吸着されたNOx がエンジン
11の排気中に含まれるHC等によってN2 に還元さ
れ、触媒33bにおけるNOx の飽和が防止される。な
お、「均質リッチ燃焼」では、上記バルブ指示モードF
MODE及び噴射点火指示モードFMODEIが「1
1」に設定されることとなる。
層燃焼」、「弱成層燃焼」、及び「均質リーン燃焼」な
どの希薄燃焼が行われているときに実行されることとな
る。例えば「成層燃焼」中にリッチスパイク制御が実行
されると、ECU92は、燃焼方式を「均質リッチ燃
焼」へと順次段階的に変更し、その「均質リッチ燃焼」
を所定時間実行した後、燃焼方式を順次段階的に元に戻
す。このように所定時間「均質リッチ燃焼」を実行する
ことにより、触媒33bに吸着されたNOx がエンジン
11の排気中に含まれるHC等によってN2 に還元さ
れ、触媒33bにおけるNOx の飽和が防止される。な
お、「均質リッチ燃焼」では、上記バルブ指示モードF
MODE及び噴射点火指示モードFMODEIが「1
1」に設定されることとなる。
【0064】ここで、リッチスパイク制御中のバルブ指
示モードFMODE、後述する燃焼方式保持カウンタC
MHOLD、スロットル目標開度、吸気圧PM、後述す
る遅延カウンタCr、噴射・点火指示モードFMODE
I、燃料噴射量Q、及びエンジン出力トルクの推移を図
6に示す。
示モードFMODE、後述する燃焼方式保持カウンタC
MHOLD、スロットル目標開度、吸気圧PM、後述す
る遅延カウンタCr、噴射・点火指示モードFMODE
I、燃料噴射量Q、及びエンジン出力トルクの推移を図
6に示す。
【0065】「成層燃焼」時にリッチスパイク制御が行
われると、エンジン11の燃焼方式が順次「弱成層燃
焼」、「均質リーン燃焼」、「均質リッチ燃焼」へと切
り換えられる。更に、「均質リッチ燃焼」が所定期間実
行された後、「均質リーン燃焼」、「弱成層燃焼」、
「成層燃焼」へと順次切り換えられ、燃焼方式は元に戻
される。こうした燃焼方式の切換時には、バルブ指示モ
ードFMODEが、図6(a)に示すように、順次「0
(成層燃焼)」から「4(弱成層燃焼)」、「8(均質
リーン燃焼)」、「11(均質リッチ燃焼)」、
「8」、「4」、「0」へと変更される。このようにバ
ルブ指示モードFMODEが順次変更されるとき、EC
U92は、バルブ指示モードFMODEに基づき、例え
ば図6(c)に示すようにスロットルバルブ23の目標
開度(スロットル目標開度)を各燃焼方式に適した値へ
と変更する。
われると、エンジン11の燃焼方式が順次「弱成層燃
焼」、「均質リーン燃焼」、「均質リッチ燃焼」へと切
り換えられる。更に、「均質リッチ燃焼」が所定期間実
行された後、「均質リーン燃焼」、「弱成層燃焼」、
「成層燃焼」へと順次切り換えられ、燃焼方式は元に戻
される。こうした燃焼方式の切換時には、バルブ指示モ
ードFMODEが、図6(a)に示すように、順次「0
(成層燃焼)」から「4(弱成層燃焼)」、「8(均質
リーン燃焼)」、「11(均質リッチ燃焼)」、
「8」、「4」、「0」へと変更される。このようにバ
ルブ指示モードFMODEが順次変更されるとき、EC
U92は、バルブ指示モードFMODEに基づき、例え
ば図6(c)に示すようにスロットルバルブ23の目標
開度(スロットル目標開度)を各燃焼方式に適した値へ
と変更する。
【0066】上記スロットル目標開度は、アクセル踏込
量とエンジン回転数NEとに基づき求められる燃料噴射
量Qの変化に応じて推移し、エンジン回転数NEを一定
とした条件下では燃料噴射量Qが大きくなるほど開き側
の値になる。この燃料噴射量Qに応じて推移するスロッ
トル目標開度の推移態様は燃焼方式毎に異なるものとな
る。また、上記燃料噴射量Qは、図7に示すように、エ
ンジン回転数NEを一定とした条件下ではアクセル踏込
量が大きくなるほど大きい値になる。ここで、各燃焼方
式毎における燃料噴射量Qとエンジン出力トルクとの関
係を図8に示す。同図から明らかなように、「成層燃
焼」、「弱成層燃焼」、「均質リーン燃焼」及び「均質
リッチ燃焼」時には、上記求められるスロットル目標開
度がエンジン回転数NEを一定とした条件下でエンジ出
力トルクの変化に対してそれぞれ図中実線L1〜L4で
示すように推移することとなる。
量とエンジン回転数NEとに基づき求められる燃料噴射
量Qの変化に応じて推移し、エンジン回転数NEを一定
とした条件下では燃料噴射量Qが大きくなるほど開き側
の値になる。この燃料噴射量Qに応じて推移するスロッ
トル目標開度の推移態様は燃焼方式毎に異なるものとな
る。また、上記燃料噴射量Qは、図7に示すように、エ
ンジン回転数NEを一定とした条件下ではアクセル踏込
量が大きくなるほど大きい値になる。ここで、各燃焼方
式毎における燃料噴射量Qとエンジン出力トルクとの関
係を図8に示す。同図から明らかなように、「成層燃
焼」、「弱成層燃焼」、「均質リーン燃焼」及び「均質
リッチ燃焼」時には、上記求められるスロットル目標開
度がエンジン回転数NEを一定とした条件下でエンジ出
力トルクの変化に対してそれぞれ図中実線L1〜L4で
示すように推移することとなる。
【0067】実線L1〜L4から明らかなように、スロ
ットル目標開度は、エンジン回転数NEが一定であるこ
とを条件に出力トルクが大きくなるほど開き側の値にな
る。リッチスパイク制御が行われないエンジン11の通
常運転時においては、「成層燃焼」、「弱成層燃焼」、
又は「均質リーン燃焼」の実行中にエンジン回転数NE
が一定の状態で燃料噴射量Qが変化すると、その燃料噴
射量Qに応じて燃焼方式が切り換えられ、求められるス
ロットル目標開度が図8の二点鎖線上を推移することと
なる。こうしたスロットル目標開度の推移に合わせて、
ECU92がスロットル用モータ24を駆動制御するこ
とにより、スロットルバルブ23の開度が各燃焼方式に
適した値となる。
ットル目標開度は、エンジン回転数NEが一定であるこ
とを条件に出力トルクが大きくなるほど開き側の値にな
る。リッチスパイク制御が行われないエンジン11の通
常運転時においては、「成層燃焼」、「弱成層燃焼」、
又は「均質リーン燃焼」の実行中にエンジン回転数NE
が一定の状態で燃料噴射量Qが変化すると、その燃料噴
射量Qに応じて燃焼方式が切り換えられ、求められるス
ロットル目標開度が図8の二点鎖線上を推移することと
なる。こうしたスロットル目標開度の推移に合わせて、
ECU92がスロットル用モータ24を駆動制御するこ
とにより、スロットルバルブ23の開度が各燃焼方式に
適した値となる。
【0068】一方、上記のように「成層燃焼」実行中に
リッチスパイク制御によって燃焼方式が順次切り換えら
れるときには、エンジン回転数NE及び出力トルクが一
定に維持される。従って、求められるスロットル目標開
度が例えば図8のP1点で示す状態にあるとき、リッチ
スパイク制御による燃焼方式の切り換えが実行される
と、同スロットル目標開度はP1点から順次P2点,P
3点,P4点、P3点、p2点、P1点へと変化する。
リッチスパイク制御によって燃焼方式が順次切り換えら
れるときには、エンジン回転数NE及び出力トルクが一
定に維持される。従って、求められるスロットル目標開
度が例えば図8のP1点で示す状態にあるとき、リッチ
スパイク制御による燃焼方式の切り換えが実行される
と、同スロットル目標開度はP1点から順次P2点,P
3点,P4点、P3点、p2点、P1点へと変化する。
【0069】なお、P1〜P4点間の距離の内、P2点
とP3点との間が特に大きいのは、「弱成層燃焼」及び
「均質リーン燃料」でのスロットル目標開度の推移傾向
を示す実線L2,L3の間の距離が各実線L1〜L4間
の距離の内で最も大きいためである。従って、リッチス
パイク制御中においては、燃焼方式の切り換えに基づく
スロットルバルブ23の開度変化の内、「弱成層燃焼」
と「均質リーン燃焼」との間で燃焼方式が切り換えられ
るときにスロットルバルブ23の開度変化が最も大きく
なる。
とP3点との間が特に大きいのは、「弱成層燃焼」及び
「均質リーン燃料」でのスロットル目標開度の推移傾向
を示す実線L2,L3の間の距離が各実線L1〜L4間
の距離の内で最も大きいためである。従って、リッチス
パイク制御中においては、燃焼方式の切り換えに基づく
スロットルバルブ23の開度変化の内、「弱成層燃焼」
と「均質リーン燃焼」との間で燃焼方式が切り換えられ
るときにスロットルバルブ23の開度変化が最も大きく
なる。
【0070】そして、上記バルブ指示モードFMODE
における「0(成層燃焼)」と「11(均質リッチ燃
焼)」との間での変化に基づき、スロットル目標開度
が、図8にはP1点で示す状態から順次P2点,P3
点,P4点,P3点、P2点、P1点で示す状態へと変
化し、図6(c)には実線で示すように推移することと
なる。ECU92は、スロットルポジションセンサ44
からの検出信号に基づき、その推移するスロットル目標
開度と実際のスロットル開度とが一致するようにスロッ
トル用モータ24を駆動制御する。
における「0(成層燃焼)」と「11(均質リッチ燃
焼)」との間での変化に基づき、スロットル目標開度
が、図8にはP1点で示す状態から順次P2点,P3
点,P4点,P3点、P2点、P1点で示す状態へと変
化し、図6(c)には実線で示すように推移することと
なる。ECU92は、スロットルポジションセンサ44
からの検出信号に基づき、その推移するスロットル目標
開度と実際のスロットル開度とが一致するようにスロッ
トル用モータ24を駆動制御する。
【0071】その結果、上記スロットル目標開度(実際
のスロットル開度)が段階的に閉じ側の値へと順次変化
した後に開き側へ順次変化するのに対し、図6(d)に
示すようにエンジン11の吸気圧PM(吸入空気量)が
所定の応答遅れをもって追従する。このスロットル開度
変化に対する吸気圧PMの変化の応答遅れは、燃料噴射
量Qで表される機関負荷などエンジン11の運転状態に
応じて変化する。
のスロットル開度)が段階的に閉じ側の値へと順次変化
した後に開き側へ順次変化するのに対し、図6(d)に
示すようにエンジン11の吸気圧PM(吸入空気量)が
所定の応答遅れをもって追従する。このスロットル開度
変化に対する吸気圧PMの変化の応答遅れは、燃料噴射
量Qで表される機関負荷などエンジン11の運転状態に
応じて変化する。
【0072】ECU92は、上記吸入空気量の応答遅れ
を見越して、燃焼方式の切り換えに基づくバルブ指示モ
ードFMODEの変化よりも若干遅らせて、噴射・点火
指示モードFMODEIを「0(成層燃焼)」から「1
1(均質リッチ燃焼)」との間で順次変化させる。即
ち、ECU92は、リッチスパイク制御中の燃焼モード
FMODE変化時(燃焼方式切換時)に、点火プラグ4
1の点火毎にカウントダウンされる遅延カウンタCrを
図6(e)に示すように設定し、その遅延カウンタCr
が「0」になったときに噴射・点火指示モードFMOD
EIを変化させる。
を見越して、燃焼方式の切り換えに基づくバルブ指示モ
ードFMODEの変化よりも若干遅らせて、噴射・点火
指示モードFMODEIを「0(成層燃焼)」から「1
1(均質リッチ燃焼)」との間で順次変化させる。即
ち、ECU92は、リッチスパイク制御中の燃焼モード
FMODE変化時(燃焼方式切換時)に、点火プラグ4
1の点火毎にカウントダウンされる遅延カウンタCrを
図6(e)に示すように設定し、その遅延カウンタCr
が「0」になったときに噴射・点火指示モードFMOD
EIを変化させる。
【0073】こうしてバルブ指示モードFMODEの変
化に対する噴射・点火指示モードFMODEIの変化が
遅延されるようになる。なお、上記噴射・点火指示モー
ドFMODEIの変化の遅延は、「均質リッチ燃焼」か
ら「均質リーン燃焼」への切換時や、「弱成層燃焼」か
ら「成層燃焼」への切換時には行われない。これは、そ
れら燃焼方式の切換時には上記吸入空気量の応答遅れが
小さく、その応答遅れによる悪影響が無視できるほど小
さいためである。
化に対する噴射・点火指示モードFMODEIの変化が
遅延されるようになる。なお、上記噴射・点火指示モー
ドFMODEIの変化の遅延は、「均質リッチ燃焼」か
ら「均質リーン燃焼」への切換時や、「弱成層燃焼」か
ら「成層燃焼」への切換時には行われない。これは、そ
れら燃焼方式の切換時には上記吸入空気量の応答遅れが
小さく、その応答遅れによる悪影響が無視できるほど小
さいためである。
【0074】ECU92は、上記噴射・点火指示モード
FMODEIの変化に基づき、「成層燃焼」から「均質
リッチ燃焼」の間で燃焼方式を切り換えるために、燃料
噴射弁40を駆動制御して燃料噴射量及び燃料噴射時期
など燃料噴射形態を変更する。従って、噴射・点火指示
モードFMODEIの変化に基づく燃料噴射形態の変更
は、上記の例外を除いてバルブ指示モードFMODEの
変化に基づくスロットル開度変更に対して遅れて実行さ
れることとなる。そのため、上記のようにスロットル開
度変化に対する吸気圧PM(吸入空気量)の変化に応答
遅れが生じたとしても、その応答遅れに基づき燃料噴射
形態変更時に吸入空気量が不適切な値になり、混合気の
空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火が
生じることは防止される。
FMODEIの変化に基づき、「成層燃焼」から「均質
リッチ燃焼」の間で燃焼方式を切り換えるために、燃料
噴射弁40を駆動制御して燃料噴射量及び燃料噴射時期
など燃料噴射形態を変更する。従って、噴射・点火指示
モードFMODEIの変化に基づく燃料噴射形態の変更
は、上記の例外を除いてバルブ指示モードFMODEの
変化に基づくスロットル開度変更に対して遅れて実行さ
れることとなる。そのため、上記のようにスロットル開
度変化に対する吸気圧PM(吸入空気量)の変化に応答
遅れが生じたとしても、その応答遅れに基づき燃料噴射
形態変更時に吸入空気量が不適切な値になり、混合気の
空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火が
生じることは防止される。
【0075】ところで、上記遅延カウンタCrは、マッ
プを参照して、燃料噴射量Q(機関負荷)とエンジン回
転数NEとに基づき設定される。上記マップは、「成層
燃焼」から「弱成層燃焼」へ切り換えられるときと、
「弱成層燃焼」から「均質リーン燃焼へ切り換えられる
ときと、「均質リーン燃焼」から「均質リッチ燃焼」へ
切り換えられるときと、「均質リーン燃焼」から「弱成
層燃焼」へ切り換えられるときとで、それぞれ異なるも
のが用いられる。ここで、「弱成層燃焼」から「均質リ
ーン燃焼」に切り換えられるときに、遅延カウンタCr
を設定するために参照されるマップを図5に示す。
プを参照して、燃料噴射量Q(機関負荷)とエンジン回
転数NEとに基づき設定される。上記マップは、「成層
燃焼」から「弱成層燃焼」へ切り換えられるときと、
「弱成層燃焼」から「均質リーン燃焼へ切り換えられる
ときと、「均質リーン燃焼」から「均質リッチ燃焼」へ
切り換えられるときと、「均質リーン燃焼」から「弱成
層燃焼」へ切り換えられるときとで、それぞれ異なるも
のが用いられる。ここで、「弱成層燃焼」から「均質リ
ーン燃焼」に切り換えられるときに、遅延カウンタCr
を設定するために参照されるマップを図5に示す。
【0076】このマップから明らかなように、遅延カウ
ンタCrは、エンジン回転数NEに拘わらず燃料噴射量
Qが小さくなるほど大きい値に設定される。スロットル
目標開度は、燃料噴射量Qに基づき算出され、燃料噴射
量Qが小さいほど小さくなる。従って、エンジン回転数
NEが一定である条件下では、燃料噴射量Qが小さくな
るほどエンジン11の吸入空気量が少なくなる。そし
て、吸入空気量が少ないときほど、スロットルバルブ2
3の開度変化に対する吸入空気量変化の応答遅れが大き
くなる。
ンタCrは、エンジン回転数NEに拘わらず燃料噴射量
Qが小さくなるほど大きい値に設定される。スロットル
目標開度は、燃料噴射量Qに基づき算出され、燃料噴射
量Qが小さいほど小さくなる。従って、エンジン回転数
NEが一定である条件下では、燃料噴射量Qが小さくな
るほどエンジン11の吸入空気量が少なくなる。そし
て、吸入空気量が少ないときほど、スロットルバルブ2
3の開度変化に対する吸入空気量変化の応答遅れが大き
くなる。
【0077】そのため、上記マップを参照して設定され
た遅延カウンタCrが燃料噴射量Qが小さくなるほど大
きい値になることで、上記噴射・点火指示モードFMO
DEI変化の遅延を上記吸入空気量応答遅れに応じたも
のとすることができるようになる。また、上記のように
設定される遅延カウンタCrは、燃料噴射形態の変更の
遅延が過度に行われて、エンジン11の出力トルクが過
度に低下することのない値に設定されることとなる。
た遅延カウンタCrが燃料噴射量Qが小さくなるほど大
きい値になることで、上記噴射・点火指示モードFMO
DEI変化の遅延を上記吸入空気量応答遅れに応じたも
のとすることができるようになる。また、上記のように
設定される遅延カウンタCrは、燃料噴射形態の変更の
遅延が過度に行われて、エンジン11の出力トルクが過
度に低下することのない値に設定されることとなる。
【0078】なお、「成層燃焼」から「弱成層燃焼」へ
切り換えられるときと、「均質リーン燃焼」から「均質
リッチ燃焼」へ切り換えられるときと、「均質リーン燃
焼」から「弱成層燃焼」へ切り換えられるときに、遅延
カウンタCrを設定するために参照されるマップは、燃
料噴射量Q及びエンジン回転数NEに対応する値は図5
のマップと異なるが、それら燃料噴射量Q及びエンジン
回転数NEの変化に対する推移傾向としては図5に示す
マップと同様の傾向になる。
切り換えられるときと、「均質リーン燃焼」から「均質
リッチ燃焼」へ切り換えられるときと、「均質リーン燃
焼」から「弱成層燃焼」へ切り換えられるときに、遅延
カウンタCrを設定するために参照されるマップは、燃
料噴射量Q及びエンジン回転数NEに対応する値は図5
のマップと異なるが、それら燃料噴射量Q及びエンジン
回転数NEの変化に対する推移傾向としては図5に示す
マップと同様の傾向になる。
【0079】そして、上記噴射・点火指示モードFMO
DEIの変化に基づく燃料噴射形態の変更により、燃料
噴射量Qが図6(g)に実線で示すように変化し、リッ
チスパイク制御中において「成層燃焼」と「均質リッチ
燃焼」との間で燃焼方式が切り換えられるときのエンジ
ン11の出力トルクが図6(h)に実線で示すように一
定に保たれる。
DEIの変化に基づく燃料噴射形態の変更により、燃料
噴射量Qが図6(g)に実線で示すように変化し、リッ
チスパイク制御中において「成層燃焼」と「均質リッチ
燃焼」との間で燃焼方式が切り換えられるときのエンジ
ン11の出力トルクが図6(h)に実線で示すように一
定に保たれる。
【0080】こうしたリッチスパイク制御に基づく「成
層燃焼」と「均質リッチ燃焼」との間での燃焼方式の切
り換えにおいて、「弱成層燃焼」、「均質リーン燃
焼」、及び「均質リッチ燃焼」が保持される期間、即ち
バルブ指示モードFMODEが「4」、「8」、「1
1」に保持される期間は、図6(b)に示す燃焼方式保
持カウンタCMHOLDによって決定される。この保持
カウンタCMHOLDは、上記各燃焼方式の実行開始時
に所定の値に設定されるとともに、点火プラグ41によ
る点火毎にカウントダウンされるようになっている。そ
して、保持カウンタCMHOLDが「0」になったと
き、今回の燃焼方式から次に行われるべき燃焼方式へと
変化し、それに伴いバルブ指示モードFMODEも変化
する。
層燃焼」と「均質リッチ燃焼」との間での燃焼方式の切
り換えにおいて、「弱成層燃焼」、「均質リーン燃
焼」、及び「均質リッチ燃焼」が保持される期間、即ち
バルブ指示モードFMODEが「4」、「8」、「1
1」に保持される期間は、図6(b)に示す燃焼方式保
持カウンタCMHOLDによって決定される。この保持
カウンタCMHOLDは、上記各燃焼方式の実行開始時
に所定の値に設定されるとともに、点火プラグ41によ
る点火毎にカウントダウンされるようになっている。そ
して、保持カウンタCMHOLDが「0」になったと
き、今回の燃焼方式から次に行われるべき燃焼方式へと
変化し、それに伴いバルブ指示モードFMODEも変化
する。
【0081】「成層燃焼」から「均質リッチ燃焼」への
切り換えにおいて、バルブ指示モードFMODEが「4
(弱成層燃焼)」になると、保持カウンタCMHOLD
が「16」に設定され、「FMODE=4」の状態が点
火プラグ41による点火が16回行われるまで保持され
る。そして、点火が16回行われて「CMHOLD=
0」になると、バルブ指示モードFMODEが「8(均
質リーン燃焼)」に変化する。
切り換えにおいて、バルブ指示モードFMODEが「4
(弱成層燃焼)」になると、保持カウンタCMHOLD
が「16」に設定され、「FMODE=4」の状態が点
火プラグ41による点火が16回行われるまで保持され
る。そして、点火が16回行われて「CMHOLD=
0」になると、バルブ指示モードFMODEが「8(均
質リーン燃焼)」に変化する。
【0082】こうして「FMODE=8」になると、保
持カウンタCMHOLDが「FMODE=8」になって
から「FMODEI=8」になるまでの時間、即ち「F
MODE=4」から「FMODE=8」へ変更されると
きに設定される遅延カウンタCrの値に応じて「16」
又は「20」に設定される。そして、「FMODE=
8」になってから「FMODEI=8」になるまでの時
間が短いとき(遅延カウンタCrが小のとき)には「C
MHOLD=16」とされ、同時間が長いとき(遅延カ
ウンタCrが大のとき)には「CMHOLD=20」と
される。
持カウンタCMHOLDが「FMODE=8」になって
から「FMODEI=8」になるまでの時間、即ち「F
MODE=4」から「FMODE=8」へ変更されると
きに設定される遅延カウンタCrの値に応じて「16」
又は「20」に設定される。そして、「FMODE=
8」になってから「FMODEI=8」になるまでの時
間が短いとき(遅延カウンタCrが小のとき)には「C
MHOLD=16」とされ、同時間が長いとき(遅延カ
ウンタCrが大のとき)には「CMHOLD=20」と
される。
【0083】図9(a),(b)に示すように、バルブ
指示モードFMODEの「4(弱成層燃焼)」から「8
(均質リーン燃焼)」への変更に基づきスロットル開度
が変化するとき、上記のようにバルブ指示モードFMO
DEが変化してから、実際に吸入空気量が「均質リーン
燃焼」に適した値になるまでに時間t1がかかるものと
する。吸入空気量は機関負荷を表す燃料噴射量Qに応じ
て例えば図9(c)に実線及び波線で示すように推移傾
向が変化するため、上記時間t1は燃料噴射量Qが小さ
くなるほど長くなり同燃料噴射量Qが大きくなるほど短
くなる。また、上記遅延カウンタCrは、燃料噴射量Q
が小さくなるほど大きくなり、同燃料噴射量Qが大きく
なるほど小さくなる。
指示モードFMODEの「4(弱成層燃焼)」から「8
(均質リーン燃焼)」への変更に基づきスロットル開度
が変化するとき、上記のようにバルブ指示モードFMO
DEが変化してから、実際に吸入空気量が「均質リーン
燃焼」に適した値になるまでに時間t1がかかるものと
する。吸入空気量は機関負荷を表す燃料噴射量Qに応じ
て例えば図9(c)に実線及び波線で示すように推移傾
向が変化するため、上記時間t1は燃料噴射量Qが小さ
くなるほど長くなり同燃料噴射量Qが大きくなるほど短
くなる。また、上記遅延カウンタCrは、燃料噴射量Q
が小さくなるほど大きくなり、同燃料噴射量Qが大きく
なるほど小さくなる。
【0084】従って、上記時間t1が長く且つ上記遅延
カウンタCrが大きくなる燃料噴射量Qが小のとき、保
持カウンタCMHOLDを「20」という大きい値に設
定することで、「均質リーン燃焼」の実行期間が図9
(a)に波線で示すように長くなる。このように「均質
リーン燃焼」の実行期間を長くすることにより、実際の
吸入空気量が「均質リーン燃焼」に適した値になる前
に、次に実行される予定の「均質リッチ燃焼」が行われ
るといった不具合はなくなる。
カウンタCrが大きくなる燃料噴射量Qが小のとき、保
持カウンタCMHOLDを「20」という大きい値に設
定することで、「均質リーン燃焼」の実行期間が図9
(a)に波線で示すように長くなる。このように「均質
リーン燃焼」の実行期間を長くすることにより、実際の
吸入空気量が「均質リーン燃焼」に適した値になる前
に、次に実行される予定の「均質リッチ燃焼」が行われ
るといった不具合はなくなる。
【0085】なお、保持カウンタCMHOLDを「1
6」に設定するか「20」に設定するかは、本実施形態
では燃料噴射量Qが所定値v1よりも小さいか否かによ
って決定される。このように燃料噴射量Qに基づき保持
カウンタCMHOLDの設定値を決定することができる
のは、燃料噴射量Qが遅延カウンタCrの値、即ち「F
MODE=8」になってから「FMODEI=8」にな
るまでの時間の変化に対応して推移するためである。ま
た、本実施形態の所定値v1は、上述した不具合の防止
にとって好ましい値に設定されている。
6」に設定するか「20」に設定するかは、本実施形態
では燃料噴射量Qが所定値v1よりも小さいか否かによ
って決定される。このように燃料噴射量Qに基づき保持
カウンタCMHOLDの設定値を決定することができる
のは、燃料噴射量Qが遅延カウンタCrの値、即ち「F
MODE=8」になってから「FMODEI=8」にな
るまでの時間の変化に対応して推移するためである。ま
た、本実施形態の所定値v1は、上述した不具合の防止
にとって好ましい値に設定されている。
【0086】そして、「16」又は「20」に設定され
た保持カウンタCrが点火毎にカウントダウンされて
「0」になると、バルブ指示モードFMODEが「11
(均質リッチ燃焼)」に変化する。こうして「FMOD
E=11」になると保持カウンタMHOLDが所定値a
に設定され、この設定された保持カウンタMHOLDが
「0」になるまでは「均質リッチ燃焼」が実行されるこ
ととなる。本実施形態の所定値aは、触媒33bに吸着
されたNOx を十分N2 に還元することが可能な「均質
リッチ燃焼」実行期間に対応した値となっている。
た保持カウンタCrが点火毎にカウントダウンされて
「0」になると、バルブ指示モードFMODEが「11
(均質リッチ燃焼)」に変化する。こうして「FMOD
E=11」になると保持カウンタMHOLDが所定値a
に設定され、この設定された保持カウンタMHOLDが
「0」になるまでは「均質リッチ燃焼」が実行されるこ
ととなる。本実施形態の所定値aは、触媒33bに吸着
されたNOx を十分N2 に還元することが可能な「均質
リッチ燃焼」実行期間に対応した値となっている。
【0087】こうして「均質リッチ燃焼」が行われた
後、その「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」への切り
換えが行われることとなる。この「均質リッチ燃焼」か
ら「成層燃焼」への切り換えにおいて、バルブ指示モー
ドFMODEが「8(均質リーン燃焼)」になると、保
持カウンタCMHOLDが「16」に設定され、「FM
ODE=8」の状態が点火プラグ41による点火が16
回行われるまで保持される。そして、点火が16回行わ
れて「CMHOLD=0」になると、バルブ指示モード
FMODEが「4(弱成層燃焼)」に変化する。
後、その「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」への切り
換えが行われることとなる。この「均質リッチ燃焼」か
ら「成層燃焼」への切り換えにおいて、バルブ指示モー
ドFMODEが「8(均質リーン燃焼)」になると、保
持カウンタCMHOLDが「16」に設定され、「FM
ODE=8」の状態が点火プラグ41による点火が16
回行われるまで保持される。そして、点火が16回行わ
れて「CMHOLD=0」になると、バルブ指示モード
FMODEが「4(弱成層燃焼)」に変化する。
【0088】「FMODE=4」になると、保持カウン
タCMHOLDが「FMODE=4」になってから「F
MODEI=4」になるまでの時間、即ち「FMODE
=8」から「FMODE=4」へ変更されるときに設定
される遅延カウンタCrの値に応じて「16」又は「2
0」に設定される。そして、「FMODE=4」になっ
てから「FMODEI=4」になるまでの時間が短いと
き(遅延カウンタCrが小のとき)には「CMHOLD
=16」とされ、同時間が長いとき(遅延カウンタCr
が大のとき)には「CMHOLD=20」とされる。
タCMHOLDが「FMODE=4」になってから「F
MODEI=4」になるまでの時間、即ち「FMODE
=8」から「FMODE=4」へ変更されるときに設定
される遅延カウンタCrの値に応じて「16」又は「2
0」に設定される。そして、「FMODE=4」になっ
てから「FMODEI=4」になるまでの時間が短いと
き(遅延カウンタCrが小のとき)には「CMHOLD
=16」とされ、同時間が長いとき(遅延カウンタCr
が大のとき)には「CMHOLD=20」とされる。
【0089】図10(a),(b)に示すように、バル
ブ指示モードFMODEの「8(均質リーン燃焼)」か
ら「4(弱成層燃焼)」への変更に基づきスロットル開
度が変化するとき、上記のようにバルブ指示モードFM
ODEが変化してから、実際に吸入空気量が「弱成層燃
焼」に適した値になるまでに時間t2がかかるものとす
る。吸入空気量は機関負荷を表す燃料噴射量Qに応じて
例えば図10(c)に実線及び波線で示すように推移傾
向が変化するため、上記時間t2は燃料噴射量Qが小さ
くなるほど長くなり同燃料噴射量Qが大きくなるほど短
くなる。また、上記遅延カウンタCrは、燃料噴射量Q
が小さくなるほど大きくなり、同燃料噴射量Qが大きく
なるほど小さくなる。
ブ指示モードFMODEの「8(均質リーン燃焼)」か
ら「4(弱成層燃焼)」への変更に基づきスロットル開
度が変化するとき、上記のようにバルブ指示モードFM
ODEが変化してから、実際に吸入空気量が「弱成層燃
焼」に適した値になるまでに時間t2がかかるものとす
る。吸入空気量は機関負荷を表す燃料噴射量Qに応じて
例えば図10(c)に実線及び波線で示すように推移傾
向が変化するため、上記時間t2は燃料噴射量Qが小さ
くなるほど長くなり同燃料噴射量Qが大きくなるほど短
くなる。また、上記遅延カウンタCrは、燃料噴射量Q
が小さくなるほど大きくなり、同燃料噴射量Qが大きく
なるほど小さくなる。
【0090】従って、上記時間t2が長く且つ上記遅延
カウンタCrが大きくなる燃料噴射量Qが小のとき、保
持カウンタCMHOLDを「20」という大きい値に設
定することで、「弱成層燃焼」の実行期間が図10
(a)に波線で示すように長くなる。このように「均質
リーン燃焼」の実行期間を長くすることにより、実際の
吸入空気量が「弱成層燃焼」に適した値になる前に、次
に実行される予定の「成層燃焼」が行われるといった不
具合はなくなる。
カウンタCrが大きくなる燃料噴射量Qが小のとき、保
持カウンタCMHOLDを「20」という大きい値に設
定することで、「弱成層燃焼」の実行期間が図10
(a)に波線で示すように長くなる。このように「均質
リーン燃焼」の実行期間を長くすることにより、実際の
吸入空気量が「弱成層燃焼」に適した値になる前に、次
に実行される予定の「成層燃焼」が行われるといった不
具合はなくなる。
【0091】なお、保持カウンタCMHOLDを「1
6」に設定するか「20」に設定するかは、本実施形態
では燃料噴射量Qが所定値v2よりも小さいか否かによ
って決定される。このように燃料噴射量Qに基づき保持
カウンタCMHOLDの設定値を決定することができる
のは、燃料噴射量Qが遅延カウンタCrの値、即ち「F
MODE=4」になってから「FMODEI=4」にな
るまでの時間の変化に対応して推移するためである。ま
た、本実施形態の所定値v2は、上述した不具合の防止
にとって好ましい値に設定されている。
6」に設定するか「20」に設定するかは、本実施形態
では燃料噴射量Qが所定値v2よりも小さいか否かによ
って決定される。このように燃料噴射量Qに基づき保持
カウンタCMHOLDの設定値を決定することができる
のは、燃料噴射量Qが遅延カウンタCrの値、即ち「F
MODE=4」になってから「FMODEI=4」にな
るまでの時間の変化に対応して推移するためである。ま
た、本実施形態の所定値v2は、上述した不具合の防止
にとって好ましい値に設定されている。
【0092】そして、「16」又は「20」に設定され
た保持カウンタCrが点火毎にカウントダウンされて
「0」になると、バルブ指示モードFMODEが「0
(成層燃焼)」に変化する。こうしてエンジン11の燃
焼方式は、リッチスパイク制御実行開始前と同じ「成層
燃焼」に戻ることとなる。
た保持カウンタCrが点火毎にカウントダウンされて
「0」になると、バルブ指示モードFMODEが「0
(成層燃焼)」に変化する。こうしてエンジン11の燃
焼方式は、リッチスパイク制御実行開始前と同じ「成層
燃焼」に戻ることとなる。
【0093】次に、リッチスパイク制御中の燃焼方式切
換手順について図11を参照して説明する。図11は、
リッチスパイク制御中において燃焼方式を切り換えるた
めの燃焼方式切換ルーチンを示すフローチャートであ
る。この燃焼方式切換ルーチンは、ECU92を通じて
例えば点火プラグ41による点火毎の割り込みにて実行
される。
換手順について図11を参照して説明する。図11は、
リッチスパイク制御中において燃焼方式を切り換えるた
めの燃焼方式切換ルーチンを示すフローチャートであ
る。この燃焼方式切換ルーチンは、ECU92を通じて
例えば点火プラグ41による点火毎の割り込みにて実行
される。
【0094】燃焼方式切換ルーチンにおいてECU92
は、ステップS101の処理としてリッチスパイク制御
中か否か判断する。そして、ECU92は、ステップS
101の処理において、リッチスパイク制御中でない旨
判断すると、この燃焼方式切換ルーチンを一旦終了す
る。また、ステップS101の処理において、リッチス
パイク制御中である旨判断されると、ステップS102
に進む。ECU92は、ステップS102の処理とし
て、燃焼方式保持カウンタCMHOLDが「0」である
か否か判断する。リッチスパイク制御の開始直後には、
上記ステップS101の処理でリッチスパイク制御中で
ある旨判断され、且つ燃焼方式保持カウンタCMHOL
Dが「0」となる。
は、ステップS101の処理としてリッチスパイク制御
中か否か判断する。そして、ECU92は、ステップS
101の処理において、リッチスパイク制御中でない旨
判断すると、この燃焼方式切換ルーチンを一旦終了す
る。また、ステップS101の処理において、リッチス
パイク制御中である旨判断されると、ステップS102
に進む。ECU92は、ステップS102の処理とし
て、燃焼方式保持カウンタCMHOLDが「0」である
か否か判断する。リッチスパイク制御の開始直後には、
上記ステップS101の処理でリッチスパイク制御中で
ある旨判断され、且つ燃焼方式保持カウンタCMHOL
Dが「0」となる。
【0095】この燃焼方式保持カウンタCMHOLD
は、リッチスパイク制御中に実行される各燃焼方式を、
どれほどの期間実行するか決定するためのものである。
即ち、保持カウンタCMHOLDは、リッチスパイク制
御中に所定燃焼方式が実行開始時されたときに所定の値
に設定され、後述するステップS104の処理によって
点火プラグ41による点火毎に「1」ずつ減算される。
こうして保持カウンタCMHOLDが減算されて「0」
に達したとき、上記所定燃焼方式の後に実行すべき別の
燃焼方式が実行開始されるようになる。従って、リッチ
スパイク制御中における各燃焼方式の実行期間は、ステ
ップS103の処理で設定される保持カウンタCMHO
LDの大きさに応じて変化する。
は、リッチスパイク制御中に実行される各燃焼方式を、
どれほどの期間実行するか決定するためのものである。
即ち、保持カウンタCMHOLDは、リッチスパイク制
御中に所定燃焼方式が実行開始時されたときに所定の値
に設定され、後述するステップS104の処理によって
点火プラグ41による点火毎に「1」ずつ減算される。
こうして保持カウンタCMHOLDが減算されて「0」
に達したとき、上記所定燃焼方式の後に実行すべき別の
燃焼方式が実行開始されるようになる。従って、リッチ
スパイク制御中における各燃焼方式の実行期間は、ステ
ップS103の処理で設定される保持カウンタCMHO
LDの大きさに応じて変化する。
【0096】上記ステップS102の処理において、
「CMHOLD=0」である旨判断されると続くステッ
プS103に進み、「CMHOLD=0」でない旨判断
されるとステップS104に進む。ECU92は、ステ
ップS103の処理として燃焼方式保持カウンタCMH
OLDを設定するための処理を実行し、ステップS10
4の処理として保持カウンタCMHOLDを「1」だけ
減算する。続いてECU92は、ステップS105の処
理として保持カウンタCMHOLDがマイナスにならな
いようにガード処理を実行し、ステップS106の処理
として保持カウンタCMHOLDが「0」であるか否か
を判断する。
「CMHOLD=0」である旨判断されると続くステッ
プS103に進み、「CMHOLD=0」でない旨判断
されるとステップS104に進む。ECU92は、ステ
ップS103の処理として燃焼方式保持カウンタCMH
OLDを設定するための処理を実行し、ステップS10
4の処理として保持カウンタCMHOLDを「1」だけ
減算する。続いてECU92は、ステップS105の処
理として保持カウンタCMHOLDがマイナスにならな
いようにガード処理を実行し、ステップS106の処理
として保持カウンタCMHOLDが「0」であるか否か
を判断する。
【0097】そして、ステップS106の処理におい
て、「CMHOLD=0」である旨判断されると、ステ
ップS107に進む。ECU92は、ステップS107
の処理として、リッチスパイク制御において今まで行っ
ていた燃焼方式の次に行うべき燃焼方式へと、エンジン
11の燃焼方式を切り換えた後、この燃焼方式切換ルー
チンを一旦終了する。また、ステップS106の処理に
おいて、「CMHOLD=0」でない旨判断された場合
も、ECU92は、この燃焼方式切換ルーチンを一旦終
了する。
て、「CMHOLD=0」である旨判断されると、ステ
ップS107に進む。ECU92は、ステップS107
の処理として、リッチスパイク制御において今まで行っ
ていた燃焼方式の次に行うべき燃焼方式へと、エンジン
11の燃焼方式を切り換えた後、この燃焼方式切換ルー
チンを一旦終了する。また、ステップS106の処理に
おいて、「CMHOLD=0」でない旨判断された場合
も、ECU92は、この燃焼方式切換ルーチンを一旦終
了する。
【0098】次に、上記燃焼方式切換ルーチンにおける
ステップS103の処理について、図12及び図13を
参照して詳しく説明する。この図12及び図13は、上
記燃焼方式保持カウンタCMHOLDを設定するための
保持カウンタ設定ルーチンを示すフローチャートであ
る。保持カウンタ設定ルーチンは、上記燃焼方式切換ル
ーチンのステップS103に進んだとき、ECU92を
通じて実行される。
ステップS103の処理について、図12及び図13を
参照して詳しく説明する。この図12及び図13は、上
記燃焼方式保持カウンタCMHOLDを設定するための
保持カウンタ設定ルーチンを示すフローチャートであ
る。保持カウンタ設定ルーチンは、上記燃焼方式切換ル
ーチンのステップS103に進んだとき、ECU92を
通じて実行される。
【0099】この保持カウンタ設定ルーチンにおいて、
図12に示すステップS201の処理、及び図13に示
すS202,S203の処理は、保持カウンタCMHO
LDが「0」になったとき、いずれの燃焼方式が実行さ
れているか判断するためのものである。
図12に示すステップS201の処理、及び図13に示
すS202,S203の処理は、保持カウンタCMHO
LDが「0」になったとき、いずれの燃焼方式が実行さ
れているか判断するためのものである。
【0100】ECU92は、上記ステップS201(図
12)の処理として、バルブ指示モードFMODEが
「4」であるか否か、即ち「CMHOLD=0」になっ
たときの燃焼方式が「弱成層燃焼」であるか否か判断す
る。リッチスパイク制御が開始されて「成層燃焼」から
「弱成層燃焼」に切り換えられたとき、リッチスパイク
制御が開始されたときに「弱成層燃焼」が行われている
とき、及びリッチスパイク制御中に「均質リーン燃焼」
から「弱成層燃焼」に切り換えられたとき等には、上記
ステップS201の処理でYESと判断されることとな
る。
12)の処理として、バルブ指示モードFMODEが
「4」であるか否か、即ち「CMHOLD=0」になっ
たときの燃焼方式が「弱成層燃焼」であるか否か判断す
る。リッチスパイク制御が開始されて「成層燃焼」から
「弱成層燃焼」に切り換えられたとき、リッチスパイク
制御が開始されたときに「弱成層燃焼」が行われている
とき、及びリッチスパイク制御中に「均質リーン燃焼」
から「弱成層燃焼」に切り換えられたとき等には、上記
ステップS201の処理でYESと判断されることとな
る。
【0101】そして、ステップS201の処理でYES
と判断された場合には、ステップS204に進む。EC
U92は、ステップS204の処理として、「均質リッ
チ燃焼」が今回のリッチスパイク制御中において未実行
であるか否かを判断する。そして、「均質リッチ燃焼」
が未実行である旨判断されるとステップS206に進
む。こうしてステップS206に進むということは、リ
ッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッチ燃焼」へ
と向かう過程で、現在「弱成層燃焼」が行われているこ
とを意味する。そして、ECU92は、ステップS20
6の処理として、保持カウンタCMHOLDを所定の値
(本実施形態では「16」)に設定する。その後、EC
U92は、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了し
て燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。こうして保
持カウンタCMHOLDが設定されると、同カウンタC
MHOLDが「0」になるまで「弱成層燃焼」が実行さ
れることとなる。
と判断された場合には、ステップS204に進む。EC
U92は、ステップS204の処理として、「均質リッ
チ燃焼」が今回のリッチスパイク制御中において未実行
であるか否かを判断する。そして、「均質リッチ燃焼」
が未実行である旨判断されるとステップS206に進
む。こうしてステップS206に進むということは、リ
ッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッチ燃焼」へ
と向かう過程で、現在「弱成層燃焼」が行われているこ
とを意味する。そして、ECU92は、ステップS20
6の処理として、保持カウンタCMHOLDを所定の値
(本実施形態では「16」)に設定する。その後、EC
U92は、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了し
て燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。こうして保
持カウンタCMHOLDが設定されると、同カウンタC
MHOLDが「0」になるまで「弱成層燃焼」が実行さ
れることとなる。
【0102】上記ステップS204の処理において、
「均質リッチ燃焼」が未実行でない旨判断されると、ス
テップS205に進む。こうしてステップS205に進
むということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へと戻る過程
で、現在「弱成層燃焼」が行われていることを意味す
る。そして、ECU92は、ステップS205の処理と
して、燃料噴射量Qが所定値v2よりも小さいか否か判
断する。その燃料噴射量Qは、図6(a)に示すように
バルブ指示モードFMODEが「8(均質リーン燃
焼)」から「4(弱成層燃焼)」に変化したときの遅延
カウンタCrに対応した値、即ち「FMODE=4」な
ってから「FMODEI=4」になるまでの時間に対応
している。
「均質リッチ燃焼」が未実行でない旨判断されると、ス
テップS205に進む。こうしてステップS205に進
むということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へと戻る過程
で、現在「弱成層燃焼」が行われていることを意味す
る。そして、ECU92は、ステップS205の処理と
して、燃料噴射量Qが所定値v2よりも小さいか否か判
断する。その燃料噴射量Qは、図6(a)に示すように
バルブ指示モードFMODEが「8(均質リーン燃
焼)」から「4(弱成層燃焼)」に変化したときの遅延
カウンタCrに対応した値、即ち「FMODE=4」な
ってから「FMODEI=4」になるまでの時間に対応
している。
【0103】そして、ステップS205の処理におい
て、「FMODE=4」になってから「FMODEI=
4」になるまでの時間が短く「Q<v2」でない旨判断
されると、ステップS206に進む。ECU92は、ス
テップS206の処理として、保持カウンタCMHOL
Dを「16」に設定した後、この保持カウンタ設定ルー
チンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図11)に
戻る。また、ステップS205の処理において、「FM
ODE=4」になってから「FMODEI=4」になる
までの時間が長く「Q<v2」である旨判断されると、
ステップS207に進む。ECU92は、ステップS2
07の処理として、保持カウンタCMHOLDを上記
「16」よりも大きい値(本実施形態では「20」)に
設定した後、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了
して燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。
て、「FMODE=4」になってから「FMODEI=
4」になるまでの時間が短く「Q<v2」でない旨判断
されると、ステップS206に進む。ECU92は、ス
テップS206の処理として、保持カウンタCMHOL
Dを「16」に設定した後、この保持カウンタ設定ルー
チンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図11)に
戻る。また、ステップS205の処理において、「FM
ODE=4」になってから「FMODEI=4」になる
までの時間が長く「Q<v2」である旨判断されると、
ステップS207に進む。ECU92は、ステップS2
07の処理として、保持カウンタCMHOLDを上記
「16」よりも大きい値(本実施形態では「20」)に
設定した後、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了
して燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。
【0104】「FMODE=4」になってから「FMO
DEI=4」になるまでの時間が長い場合(遅延カウン
タCrが大の場合)には、保持カウンタCMHOLDが
大きい値である「20」に設定されて「弱成層燃焼」の
実行期間が長くなる。上記遅延カウンタCrが大である
ということは、「FMODE=4」であることに基づき
スロットル開度が変化したとき、吸入空気量が「弱成層
燃焼」に適した値に達するのにかかる時間が長くなると
いうことである。このように吸入空気量が「弱成層燃
焼」に適した値に達するのにかかる時間が長くなって
も、上記のように「弱成層燃焼」の実行期間が長くなる
ため、吸入空気量が「弱成層燃焼」に適した値になる前
に次に実行される予定の「成層燃焼」が行われるといっ
た不具合はなくなる。そして、こうした不具合により混
合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって
失火が生じるのを好適に防止することができるようにな
る。
DEI=4」になるまでの時間が長い場合(遅延カウン
タCrが大の場合)には、保持カウンタCMHOLDが
大きい値である「20」に設定されて「弱成層燃焼」の
実行期間が長くなる。上記遅延カウンタCrが大である
ということは、「FMODE=4」であることに基づき
スロットル開度が変化したとき、吸入空気量が「弱成層
燃焼」に適した値に達するのにかかる時間が長くなると
いうことである。このように吸入空気量が「弱成層燃
焼」に適した値に達するのにかかる時間が長くなって
も、上記のように「弱成層燃焼」の実行期間が長くなる
ため、吸入空気量が「弱成層燃焼」に適した値になる前
に次に実行される予定の「成層燃焼」が行われるといっ
た不具合はなくなる。そして、こうした不具合により混
合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって
失火が生じるのを好適に防止することができるようにな
る。
【0105】一方、上記ステップS201の処理におい
て、バルブ指示モードFMODEが「4」でなく、「C
MHOLD=0」になったときの燃焼方式が「弱成層燃
焼」でない旨判断されると、ステップS202(図1
3)に進む。ECU92は、ステップS202の処理と
して、バルブ指示モードFMODEが「8」であるか否
か、即ち「CMHOLD=0」になったときの燃焼方式
が「均質リーン燃焼」であるか否か判断する。リッチス
パイク制御中に「弱成層燃焼」と「均質リーン燃焼」と
の間で燃焼方式が切り換えられたとき、及びリッチスパ
イク制御が開始されたときに「均質リーン燃焼」が行わ
れているとき等には、上記ステップS202の処理でY
ESと判断されることとなる。
て、バルブ指示モードFMODEが「4」でなく、「C
MHOLD=0」になったときの燃焼方式が「弱成層燃
焼」でない旨判断されると、ステップS202(図1
3)に進む。ECU92は、ステップS202の処理と
して、バルブ指示モードFMODEが「8」であるか否
か、即ち「CMHOLD=0」になったときの燃焼方式
が「均質リーン燃焼」であるか否か判断する。リッチス
パイク制御中に「弱成層燃焼」と「均質リーン燃焼」と
の間で燃焼方式が切り換えられたとき、及びリッチスパ
イク制御が開始されたときに「均質リーン燃焼」が行わ
れているとき等には、上記ステップS202の処理でY
ESと判断されることとなる。
【0106】そして、ステップS202の処理でYES
と判断された場合には、ステップS208に進む。EC
U92は、ステップS208の処理として、「均質リッ
チ燃焼」が今回のリッチスパイク制御中において未実行
であるか否かを判断する。そして、「均質リッチ燃焼」
が未実行でない旨判断されるとステップS209に進
む。こうしてステップS209に進むということは、リ
ッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッチ燃焼」か
ら「成層燃焼」側へと戻る過程で、現在「均質リーン燃
焼」が行われていることを意味する。そして、ECU9
2は、ステップS209の処理として、保持カウンタC
MHOLDを所定の値(本実施形態では「16」)に設
定する。その後、ECU92は、この保持カウンタ設定
ルーチンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図1
1)に戻る。
と判断された場合には、ステップS208に進む。EC
U92は、ステップS208の処理として、「均質リッ
チ燃焼」が今回のリッチスパイク制御中において未実行
であるか否かを判断する。そして、「均質リッチ燃焼」
が未実行でない旨判断されるとステップS209に進
む。こうしてステップS209に進むということは、リ
ッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッチ燃焼」か
ら「成層燃焼」側へと戻る過程で、現在「均質リーン燃
焼」が行われていることを意味する。そして、ECU9
2は、ステップS209の処理として、保持カウンタC
MHOLDを所定の値(本実施形態では「16」)に設
定する。その後、ECU92は、この保持カウンタ設定
ルーチンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図1
1)に戻る。
【0107】上記ステップS208の処理において、
「均質リッチ燃焼」が未実行である旨判断されると、ス
テップS210に進む。こうしてステップS210に進
むということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」へと向かう過程で、現在「均質リー
ン燃焼」が行われていることを意味する。そして、EC
U92は、ステップS210の処理として、燃料噴射量
Qが所定値v1よりも小さいか否か判断する。その燃料
噴射量Qは、図6(a)に示すようにバルブ指示モード
FMODEが「4(弱成層燃焼)」から「8(均質リー
ン燃焼)」に変化したときの遅延カウンタCrに対応し
た値、即ち「FMODE=8」なってから「FMODE
I=8」になるまでの時間に対応している。
「均質リッチ燃焼」が未実行である旨判断されると、ス
テップS210に進む。こうしてステップS210に進
むということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」へと向かう過程で、現在「均質リー
ン燃焼」が行われていることを意味する。そして、EC
U92は、ステップS210の処理として、燃料噴射量
Qが所定値v1よりも小さいか否か判断する。その燃料
噴射量Qは、図6(a)に示すようにバルブ指示モード
FMODEが「4(弱成層燃焼)」から「8(均質リー
ン燃焼)」に変化したときの遅延カウンタCrに対応し
た値、即ち「FMODE=8」なってから「FMODE
I=8」になるまでの時間に対応している。
【0108】そして、ステップS210の処理におい
て、「FMODE=8」になってから「FMODEI=
8」になるまでの時間が短く「Q<v1」でない旨判断
されると、ステップS209に進む。ECU92は、ス
テップS209の処理として、保持カウンタCMHOL
Dを「16」に設定した後、この保持カウンタ設定ルー
チンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図11)に
戻る。また、ステップS210の処理において、「FM
ODE=8」になってから「FMODEI=8」になる
までの時間が長く「Q<v1」である旨判断されると、
ステップS211に進む。ECU92は、ステップS2
11の処理として、保持カウンタCMHOLDを上記
「16」よりも大きい値(本実施形態では「20」)に
設定した後、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了
して燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。
て、「FMODE=8」になってから「FMODEI=
8」になるまでの時間が短く「Q<v1」でない旨判断
されると、ステップS209に進む。ECU92は、ス
テップS209の処理として、保持カウンタCMHOL
Dを「16」に設定した後、この保持カウンタ設定ルー
チンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図11)に
戻る。また、ステップS210の処理において、「FM
ODE=8」になってから「FMODEI=8」になる
までの時間が長く「Q<v1」である旨判断されると、
ステップS211に進む。ECU92は、ステップS2
11の処理として、保持カウンタCMHOLDを上記
「16」よりも大きい値(本実施形態では「20」)に
設定した後、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了
して燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。
【0109】「FMODE=8」になってから「FMO
DEI=8」になるまでの時間が長い場合(遅延カウン
タCrが大の場合)には、保持カウンタCMHOLDが
大きい値である「20」に設定されて「均質リーン燃
焼」の実行期間が長くなる。上記遅延カウンタCrが大
であるということは、「FMODE=8」であることに
基づきスロットル開度が変化したとき、吸入空気量が
「均質リーン燃焼」に適した値に達するのにかかる時間
が長くなるということである。このように吸入空気量が
「均質リーン燃焼」に適した値に達するのにかかる時間
が長くなっても、上記のように「均質リーン燃焼」の実
行期間が長くなるため、吸入空気量が「均質リーン燃
焼」に適した値になる前に次に実行される予定の「均質
リッチ燃焼」が行われるといった不具合はなくなる。そ
して、こうした不具合により混合気の空燃比が適正値よ
りもリッチ又はリーンになって失火が生じるのを好適に
防止することができるようになる。
DEI=8」になるまでの時間が長い場合(遅延カウン
タCrが大の場合)には、保持カウンタCMHOLDが
大きい値である「20」に設定されて「均質リーン燃
焼」の実行期間が長くなる。上記遅延カウンタCrが大
であるということは、「FMODE=8」であることに
基づきスロットル開度が変化したとき、吸入空気量が
「均質リーン燃焼」に適した値に達するのにかかる時間
が長くなるということである。このように吸入空気量が
「均質リーン燃焼」に適した値に達するのにかかる時間
が長くなっても、上記のように「均質リーン燃焼」の実
行期間が長くなるため、吸入空気量が「均質リーン燃
焼」に適した値になる前に次に実行される予定の「均質
リッチ燃焼」が行われるといった不具合はなくなる。そ
して、こうした不具合により混合気の空燃比が適正値よ
りもリッチ又はリーンになって失火が生じるのを好適に
防止することができるようになる。
【0110】一方、上記ステップS202の処理におい
て、バルブ指示モードFMODEが「8」でなく、「C
MHOLD=0」になったときの燃焼方式が「均質リー
ン燃焼」でない旨判断されると、ステップS203に進
む。ECU92は、ステップS203の処理として、バ
ルブ指示モードFMODEが「11」であるか否か、即
ち「CMHOLD=0」になったときの燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」であるか否か判断する。リッチスパイク
制御中に「均質リーン燃焼」から「均質リッチ燃焼」へ
と切り換えられたとき等には、上記ステップS203の
処理でYESと判断されることとなる。
て、バルブ指示モードFMODEが「8」でなく、「C
MHOLD=0」になったときの燃焼方式が「均質リー
ン燃焼」でない旨判断されると、ステップS203に進
む。ECU92は、ステップS203の処理として、バ
ルブ指示モードFMODEが「11」であるか否か、即
ち「CMHOLD=0」になったときの燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」であるか否か判断する。リッチスパイク
制御中に「均質リーン燃焼」から「均質リッチ燃焼」へ
と切り換えられたとき等には、上記ステップS203の
処理でYESと判断されることとなる。
【0111】そして、ステップS203の処理でYES
と判断された場合には、ステップS212に進む。EC
U92は、ステップS212の処理として、保持カウン
タCMHOLDを所定値aに設定する。その後、ECU
92は、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了して
燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。なお、上記所
定値aは、リッチスパイク制御中における「均質リッチ
燃焼」の実行期間を決定するためのものであって、本実
施形態では触媒33bに吸着されたNOx をN2 に十分
還元することが可能な値に設定されている。
と判断された場合には、ステップS212に進む。EC
U92は、ステップS212の処理として、保持カウン
タCMHOLDを所定値aに設定する。その後、ECU
92は、この保持カウンタ設定ルーチンを一旦終了して
燃焼方式切換ルーチン(図11)に戻る。なお、上記所
定値aは、リッチスパイク制御中における「均質リッチ
燃焼」の実行期間を決定するためのものであって、本実
施形態では触媒33bに吸着されたNOx をN2 に十分
還元することが可能な値に設定されている。
【0112】上記ステップS203の処理でNOと判断
された場合には、ECU92は、この保持カウンタ設定
ルーチンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図1
1)に戻る。リッチスパイク制御が開始されたとき「成
層燃焼」が行われているとき等には、上記ステップS2
03の処理でNOと判断されることとなる。この場合、
燃焼方式切換ルーチン(図11)におけるステップS1
07の処理で、燃焼方式が「成層燃焼」から「弱成層燃
焼」に切り換えられる。
された場合には、ECU92は、この保持カウンタ設定
ルーチンを一旦終了して燃焼方式切換ルーチン(図1
1)に戻る。リッチスパイク制御が開始されたとき「成
層燃焼」が行われているとき等には、上記ステップS2
03の処理でNOと判断されることとなる。この場合、
燃焼方式切換ルーチン(図11)におけるステップS1
07の処理で、燃焼方式が「成層燃焼」から「弱成層燃
焼」に切り換えられる。
【0113】次に、リッチスパイク制御中における噴射
・点火指示モードFMODEIの設定手順について図1
4を参照して説明する。図14は、リッチスパイク制御
中において噴射・点火指示モードFMODEIを設定す
るための噴射・点火指示モード設定ルーチンを示すフロ
ーチャートである。この噴射・点火指示モード設定ルー
チンは、ECU92を通じて例えば点火プラグ41によ
る点火毎の割り込みにて実行される。
・点火指示モードFMODEIの設定手順について図1
4を参照して説明する。図14は、リッチスパイク制御
中において噴射・点火指示モードFMODEIを設定す
るための噴射・点火指示モード設定ルーチンを示すフロ
ーチャートである。この噴射・点火指示モード設定ルー
チンは、ECU92を通じて例えば点火プラグ41によ
る点火毎の割り込みにて実行される。
【0114】噴射・点火指示モード設定ルーチンにおい
て、ECU92は、ステップS301の処理としてリッ
チスパイク制御中か否かを判断する。そして、ステップ
S301の処理において、リッチスパイク制御中でない
旨判断されると、ECU92は、この噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンを一旦終了する。また、ステップS3
01の処理において、リッチスパイク制御中である旨判
断されると、ステップS302に進む。
て、ECU92は、ステップS301の処理としてリッ
チスパイク制御中か否かを判断する。そして、ステップ
S301の処理において、リッチスパイク制御中でない
旨判断されると、ECU92は、この噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンを一旦終了する。また、ステップS3
01の処理において、リッチスパイク制御中である旨判
断されると、ステップS302に進む。
【0115】ECU92は、ステップS302の処理と
して、今回のバルブ指示モードFMODEi が前回のバ
ルブ指示モードFMODEi-1 と等しくないか否か、即
ち燃焼方式が切り換えられてバルブ指示モードFMOD
Eが変化したか否かを判断する。そして、ステップS3
02の処理において、「FMODEi ≠FMODEi-1
」でなくバルブ指示モードFMODEが変化していな
い旨判断されると、ステップS304に進む。また、ス
テップS302の処理において、「FMODEi≠FM
ODEi-1 」であってバルブ指示モードFMODEが変
化した旨判断されると、ステップS303に進む。
して、今回のバルブ指示モードFMODEi が前回のバ
ルブ指示モードFMODEi-1 と等しくないか否か、即
ち燃焼方式が切り換えられてバルブ指示モードFMOD
Eが変化したか否かを判断する。そして、ステップS3
02の処理において、「FMODEi ≠FMODEi-1
」でなくバルブ指示モードFMODEが変化していな
い旨判断されると、ステップS304に進む。また、ス
テップS302の処理において、「FMODEi≠FM
ODEi-1 」であってバルブ指示モードFMODEが変
化した旨判断されると、ステップS303に進む。
【0116】こうしてステップS303に進むのは、リ
ッチスパイク制御中に燃焼方式が切り換えられたときで
ある。ECU92は、ステップS303の処理として、
遅延カウンタCrを設定するための処理を実行する。そ
の後、ステップS304に進む。ECU92は、ステッ
プS304の処理として、上記遅延カウンタCrが
「0」であるか否か判断する。そして、「Cr=0」で
ない場合にはステップS306に進み、「Cr=0」で
ある場合にはステップS305に進む。ECU92は、
それらステップS305,S306の処理の内のいずれ
か一方を実行した後、この噴射・点火指示モード設定ル
ーチンを一旦終了する。
ッチスパイク制御中に燃焼方式が切り換えられたときで
ある。ECU92は、ステップS303の処理として、
遅延カウンタCrを設定するための処理を実行する。そ
の後、ステップS304に進む。ECU92は、ステッ
プS304の処理として、上記遅延カウンタCrが
「0」であるか否か判断する。そして、「Cr=0」で
ない場合にはステップS306に進み、「Cr=0」で
ある場合にはステップS305に進む。ECU92は、
それらステップS305,S306の処理の内のいずれ
か一方を実行した後、この噴射・点火指示モード設定ル
ーチンを一旦終了する。
【0117】ECU92は、上記ステップS306の処
理として遅延カウンタCrを「1」だけ減算し、上記ス
テップS305の処理として現在のバルブ指示モードF
MODEを噴射・点火指示モードFMODEIとして設
定する。従って、バルブ指示モードFMODEが変化し
て遅延カウンタCrが所定の値に設定されると、その遅
延カウンタCrがカウントダウンされて「0」になるま
では、噴射・点火指示モードFMODEIがバルブ指示
モードFMODEと異なる値になる。そして、上記遅延
カウンタCrがカウントダウンされて「0」になると、
噴射・点火指示モードFMODEIがバルブ指示モード
FMODEの変化に応じて変化することとなる。
理として遅延カウンタCrを「1」だけ減算し、上記ス
テップS305の処理として現在のバルブ指示モードF
MODEを噴射・点火指示モードFMODEIとして設
定する。従って、バルブ指示モードFMODEが変化し
て遅延カウンタCrが所定の値に設定されると、その遅
延カウンタCrがカウントダウンされて「0」になるま
では、噴射・点火指示モードFMODEIがバルブ指示
モードFMODEと異なる値になる。そして、上記遅延
カウンタCrがカウントダウンされて「0」になると、
噴射・点火指示モードFMODEIがバルブ指示モード
FMODEの変化に応じて変化することとなる。
【0118】一般に、燃焼方式の切換時にバルブ指示モ
ードFMODEの変化に基づきスロットル開度が変化し
たときには、スロットル開度変化に対する吸入空気量変
化の応答遅れが生じる。しかし、本実施形態では、バル
ブ指示モードFMODEの変化に対し、遅延カウンタC
rが「0」になるまでの間だけ噴射・点火指示モードF
MODEIの変化が遅延される。そのため、上記スロッ
トル開度変化に対する吸入空気量変化の応答遅れが生じ
たとしても、その吸入空気量変化の応答遅れに対応して
上記噴射・点火指示モードFMODEIの変化が遅らさ
れる。そして、その噴射・点火指示モードFMODEI
変化の遅延に応じて、燃焼方式切換のための燃料噴射形
態の変更も遅らされるため、同燃料噴射形態変更時の吸
入空気量が適正なものとされるようになる。
ードFMODEの変化に基づきスロットル開度が変化し
たときには、スロットル開度変化に対する吸入空気量変
化の応答遅れが生じる。しかし、本実施形態では、バル
ブ指示モードFMODEの変化に対し、遅延カウンタC
rが「0」になるまでの間だけ噴射・点火指示モードF
MODEIの変化が遅延される。そのため、上記スロッ
トル開度変化に対する吸入空気量変化の応答遅れが生じ
たとしても、その吸入空気量変化の応答遅れに対応して
上記噴射・点火指示モードFMODEIの変化が遅らさ
れる。そして、その噴射・点火指示モードFMODEI
変化の遅延に応じて、燃焼方式切換のための燃料噴射形
態の変更も遅らされるため、同燃料噴射形態変更時の吸
入空気量が適正なものとされるようになる。
【0119】次に、上記噴射・点火指示モード設定ルー
チンにおけるステップS303の処理について、図15
を参照して詳しく説明する。この図15は、上記遅延カ
ウンタCrを設定するための遅延カウンタ設定ルーチン
を示すフローチャートである。遅延カウンタ設定ルーチ
ンは、上記噴射・点火指示モード設定ルーチンのステッ
プS303に進んだとき、ECU92を通じて実行され
る。
チンにおけるステップS303の処理について、図15
を参照して詳しく説明する。この図15は、上記遅延カ
ウンタCrを設定するための遅延カウンタ設定ルーチン
を示すフローチャートである。遅延カウンタ設定ルーチ
ンは、上記噴射・点火指示モード設定ルーチンのステッ
プS303に進んだとき、ECU92を通じて実行され
る。
【0120】この遅延カウンタ設定ルーチンにおいて、
ステップS401〜S405の処理は、リッチスパイク
制御中に燃焼方式が切り換えられたとき(「FMODE
i ≠FMODEi-1 のとき)、いずれの燃焼方式が実行
されているか判断するためのものである。
ステップS401〜S405の処理は、リッチスパイク
制御中に燃焼方式が切り換えられたとき(「FMODE
i ≠FMODEi-1 のとき)、いずれの燃焼方式が実行
されているか判断するためのものである。
【0121】ECU92は、上記ステップS401の処
理として、バルブ指示モードFMODEが「4」である
か否か、即ち切換後の燃焼方式が「弱成層燃焼」である
か否かを判断する。そして、ステップS401の処理に
おいて、「FMODE=4」であって切換後の燃焼方式
が「弱成層燃焼」である旨判断されると、ステップS4
04に進む。ECU92は、ステップS404の処理と
して、「均質リッチ燃焼」が今回のリッチスパイク制御
中において未実行か否かを判断する。そして、「均質リ
ッチ燃焼」が未実行である旨判断されるとステップS4
06に進む。
理として、バルブ指示モードFMODEが「4」である
か否か、即ち切換後の燃焼方式が「弱成層燃焼」である
か否かを判断する。そして、ステップS401の処理に
おいて、「FMODE=4」であって切換後の燃焼方式
が「弱成層燃焼」である旨判断されると、ステップS4
04に進む。ECU92は、ステップS404の処理と
して、「均質リッチ燃焼」が今回のリッチスパイク制御
中において未実行か否かを判断する。そして、「均質リ
ッチ燃焼」が未実行である旨判断されるとステップS4
06に進む。
【0122】こうしてステップS406に進むというこ
とは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッチ
燃焼」へと向かう過程で、現在「弱成層燃焼」が行われ
ていることを意味する。そして、ECU92は、ステッ
プS406の処理として、「均質リッチ燃焼」へと向か
う過程での「弱成層燃焼」に対応したマップを参照し、
燃料噴射量Q及びエンジン回転数NEに基づき遅延カウ
ンタCrを設定する。その後、ECU92は、この遅延
カウンタ設定ルーチンを一旦終了して噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンに戻る。
とは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッチ
燃焼」へと向かう過程で、現在「弱成層燃焼」が行われ
ていることを意味する。そして、ECU92は、ステッ
プS406の処理として、「均質リッチ燃焼」へと向か
う過程での「弱成層燃焼」に対応したマップを参照し、
燃料噴射量Q及びエンジン回転数NEに基づき遅延カウ
ンタCrを設定する。その後、ECU92は、この遅延
カウンタ設定ルーチンを一旦終了して噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンに戻る。
【0123】上記ステップS404の処理において、
「均質リッチ燃焼」が未実行でない旨判断されるとステ
ップS407に進む。こうしてステップS407に進む
ということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程で、現在
「弱成層燃焼」が行われていることを意味する。そし
て、ECU92は、ステップS407の処理として、
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程での
「弱成層燃焼」に対応したマップを参照し、燃料噴射量
Q及びエンジン回転数NEに基づき遅延カウンタCrを
設定する。その後、ECU92は、この遅延カウンタ設
定ルーチンを一旦終了して噴射・点火指示モード設定ル
ーチンに戻る。
「均質リッチ燃焼」が未実行でない旨判断されるとステ
ップS407に進む。こうしてステップS407に進む
ということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程で、現在
「弱成層燃焼」が行われていることを意味する。そし
て、ECU92は、ステップS407の処理として、
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程での
「弱成層燃焼」に対応したマップを参照し、燃料噴射量
Q及びエンジン回転数NEに基づき遅延カウンタCrを
設定する。その後、ECU92は、この遅延カウンタ設
定ルーチンを一旦終了して噴射・点火指示モード設定ル
ーチンに戻る。
【0124】一方、上記ステップS401の処理におい
て、「FMODE=4」でない旨判断されると、ステッ
プS402に進む。ECU92は、ステップS402の
処理として、バルブ指示モードFMODEが「8」であ
るか否か、即ち切換後の燃焼方式が「均質リーン燃焼」
であるか否か判断する。そして、ステップS402の処
理において、「FMODE=8」であって切換後の燃焼
方式が「均質リーン燃焼」である旨判断すると、ステッ
プS405に進む。ECU92は、ステップS405の
処理として、「均質リッチ燃焼」が今回のリッチスパイ
ク制御中において未実行か否かを判断する。
て、「FMODE=4」でない旨判断されると、ステッ
プS402に進む。ECU92は、ステップS402の
処理として、バルブ指示モードFMODEが「8」であ
るか否か、即ち切換後の燃焼方式が「均質リーン燃焼」
であるか否か判断する。そして、ステップS402の処
理において、「FMODE=8」であって切換後の燃焼
方式が「均質リーン燃焼」である旨判断すると、ステッ
プS405に進む。ECU92は、ステップS405の
処理として、「均質リッチ燃焼」が今回のリッチスパイ
ク制御中において未実行か否かを判断する。
【0125】そして、ステップS405の処理におい
て、「均質リッチ燃焼」が未実行でない旨判断される
と、ECU92は、この遅延カウンタ設定ルーチンを一
旦終了して噴射・点火指示モード設定ルーチンに戻る。
上記ステップS405の処理でNOと判断されるという
ことは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッ
チ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程で、現在「均質
リーン燃焼」が行われていることを意味する。
て、「均質リッチ燃焼」が未実行でない旨判断される
と、ECU92は、この遅延カウンタ設定ルーチンを一
旦終了して噴射・点火指示モード設定ルーチンに戻る。
上記ステップS405の処理でNOと判断されるという
ことは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が「均質リッ
チ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程で、現在「均質
リーン燃焼」が行われていることを意味する。
【0126】また、ステップS405の処理において、
「均質リッチ燃焼」が未実行である旨判断されると、ス
テップS408に進む。こうしてステップS408に進
むということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」へ向かう過程で、現在「均質リーン
燃焼」が行われていることを意味する。そして、ECU
92は、ステップS408の処理として、「均質リッチ
燃焼」へ向かう過程での「均質リーン燃焼」に対応した
マップ(図5)を参照し、燃料噴射量Q及びエンジン回
転数NEに基づき遅延カウンタCrを設定する。その
後、ECU92は、この遅延カウンタ設定ルーチンを一
旦終了して噴射・点火指示モード設定ルーチンに戻る。
「均質リッチ燃焼」が未実行である旨判断されると、ス
テップS408に進む。こうしてステップS408に進
むということは、リッチスパイク制御中に燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」へ向かう過程で、現在「均質リーン
燃焼」が行われていることを意味する。そして、ECU
92は、ステップS408の処理として、「均質リッチ
燃焼」へ向かう過程での「均質リーン燃焼」に対応した
マップ(図5)を参照し、燃料噴射量Q及びエンジン回
転数NEに基づき遅延カウンタCrを設定する。その
後、ECU92は、この遅延カウンタ設定ルーチンを一
旦終了して噴射・点火指示モード設定ルーチンに戻る。
【0127】一方、上記ステップS402の処理におい
て、「FMODE=8」でなく切換後の燃焼方式が「均
質リーン燃焼」でない旨判断されると、ステップS40
3に進む。ECU92は、ステップS403の処理とし
て、バルブ指示モードFMODEが「11」であるか否
か、即ち切換後の燃焼方式が「均質リッチ燃焼」である
か否か判断する。そして、ステップS403の処理にお
いて「FMODE=11」でなく切換後の燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」でない旨判断されると、ECU92
は、この遅延カウンタ設定ルーチンを一旦終了して噴射
・点火モード設定ルーチンに戻る。このようにステップ
S403の処理でNOと判断されるのは、リッチスパイ
ク制御中に燃焼方式が「成層燃焼」側へ戻る過程で、そ
の「成層燃焼」が実行されてリッチスパイク制御が終了
するときである。
て、「FMODE=8」でなく切換後の燃焼方式が「均
質リーン燃焼」でない旨判断されると、ステップS40
3に進む。ECU92は、ステップS403の処理とし
て、バルブ指示モードFMODEが「11」であるか否
か、即ち切換後の燃焼方式が「均質リッチ燃焼」である
か否か判断する。そして、ステップS403の処理にお
いて「FMODE=11」でなく切換後の燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」でない旨判断されると、ECU92
は、この遅延カウンタ設定ルーチンを一旦終了して噴射
・点火モード設定ルーチンに戻る。このようにステップ
S403の処理でNOと判断されるのは、リッチスパイ
ク制御中に燃焼方式が「成層燃焼」側へ戻る過程で、そ
の「成層燃焼」が実行されてリッチスパイク制御が終了
するときである。
【0128】また、ステップS403の処理において、
「FMODE=11」であって切換後の燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」である旨判断されると、ステップS40
9に進む。ECU92は、ステップS409の処理とし
て、その「均質リッチ燃焼」に対応したマップを参照
し、燃料噴射量Q及びエンジン回転数NEに基づき遅延
カウンタCrを設定する。その後、ECU92は、遅延
カウンタ設定ルーチンを一旦終了して噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンに戻る。
「FMODE=11」であって切換後の燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」である旨判断されると、ステップS40
9に進む。ECU92は、ステップS409の処理とし
て、その「均質リッチ燃焼」に対応したマップを参照
し、燃料噴射量Q及びエンジン回転数NEに基づき遅延
カウンタCrを設定する。その後、ECU92は、遅延
カウンタ設定ルーチンを一旦終了して噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンに戻る。
【0129】上記ステップS406〜S409のいずれ
かの処理によって設定された遅延カウンタCrは、エン
ジン回転数NEに拘わらず、機関負荷を表す燃料噴射量
Qが小さくなるほど大きい値になる。そして、遅延カウ
ンタCrが設定されると、同カウンタCrが「0」にな
るまでは、バルブ指示モードFMODEの値と噴射・点
火指示モードFMODEIの値が一致することはなくな
る。即ち、バルブ指示モードFMODEの変化に対し、
噴射・点火指示モードFMODEが遅れて変化するよう
になる。そして、バルブ指示モードFMODEの変化に
基づくスロットル開度変化に対し、噴射・点火指示モー
ドFMODEIの変化に基づく燃焼方式切換のための燃
料噴射形態の変更が遅らされる。
かの処理によって設定された遅延カウンタCrは、エン
ジン回転数NEに拘わらず、機関負荷を表す燃料噴射量
Qが小さくなるほど大きい値になる。そして、遅延カウ
ンタCrが設定されると、同カウンタCrが「0」にな
るまでは、バルブ指示モードFMODEの値と噴射・点
火指示モードFMODEIの値が一致することはなくな
る。即ち、バルブ指示モードFMODEの変化に対し、
噴射・点火指示モードFMODEが遅れて変化するよう
になる。そして、バルブ指示モードFMODEの変化に
基づくスロットル開度変化に対し、噴射・点火指示モー
ドFMODEIの変化に基づく燃焼方式切換のための燃
料噴射形態の変更が遅らされる。
【0130】このスロットル開度変化に基づく吸入空気
量の変化には、燃料噴射量Q(機関負荷)に応じて変化
する応答遅れが生じるが、上記燃料噴射形態の変更は燃
料噴射量Qに応じて設定される遅延カウンタCrに基づ
いて遅延されることとなる。従って、その燃料噴射形態
の変更時に上記吸入空気量の応答遅れにより、混合気の
空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火が
生じるのを防止することができるようになる。
量の変化には、燃料噴射量Q(機関負荷)に応じて変化
する応答遅れが生じるが、上記燃料噴射形態の変更は燃
料噴射量Qに応じて設定される遅延カウンタCrに基づ
いて遅延されることとなる。従って、その燃料噴射形態
の変更時に上記吸入空気量の応答遅れにより、混合気の
空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火が
生じるのを防止することができるようになる。
【0131】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)リッチスパイク制御中に燃焼方式が順次切り換え
られるとき、バルブ指示モードFMODEの変化に基づ
きスロットル開度が切換後の燃焼方式に適したものへと
変化されるが、そのスロットル開度変更に基づく吸入空
気量変化には機関負荷(燃料噴射量Q)などエンジン1
1の運転状態に応じて変化する応答遅れが生じる。しか
し、バルブ指示モードFMODEの変化に対する噴射・
点火指示モードFMODEIの変化は、機関運転状態
(燃料噴射量Q)等に応じて設定される遅延カウンタC
rが「0」になるまで行われず、その遅延カウンタCr
がカウントダウンされて「0」になるまでの間だけ遅延
される。従って、上記噴射・点火指示モードFMODE
Iの変化に基づいて、燃焼方式切換のために燃料噴射形
態の変更が行われたとき、上記吸入空気量の応答遅れに
よって混合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーン
になって失火が生じるのを防止することができる。
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)リッチスパイク制御中に燃焼方式が順次切り換え
られるとき、バルブ指示モードFMODEの変化に基づ
きスロットル開度が切換後の燃焼方式に適したものへと
変化されるが、そのスロットル開度変更に基づく吸入空
気量変化には機関負荷(燃料噴射量Q)などエンジン1
1の運転状態に応じて変化する応答遅れが生じる。しか
し、バルブ指示モードFMODEの変化に対する噴射・
点火指示モードFMODEIの変化は、機関運転状態
(燃料噴射量Q)等に応じて設定される遅延カウンタC
rが「0」になるまで行われず、その遅延カウンタCr
がカウントダウンされて「0」になるまでの間だけ遅延
される。従って、上記噴射・点火指示モードFMODE
Iの変化に基づいて、燃焼方式切換のために燃料噴射形
態の変更が行われたとき、上記吸入空気量の応答遅れに
よって混合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーン
になって失火が生じるのを防止することができる。
【0132】(2)リッチスパイク制御中において、
「弱成層燃焼」から「均質リーン燃焼」に切り換えられ
るとき、及び「均質リーン燃焼」から「弱成層燃焼」に
切り換えられるときには、機関負荷を表す燃料噴射量Q
に応じて切換後の燃焼方式を実行する期間が変更され
る。上記燃料噴射量Qは、上記燃焼方式切換時にバルブ
指示モードFMODEが変更されてから同モードFMO
DEと噴射・点火指示モードFMODEIとが等しくな
るまでの時間(遅延カウンタCr)に対応して変化す
る。即ち、上記燃料噴射量Qは、バルブ指示モードFM
ODEの変更に基づくスロットル開度の変更によって変
化する吸入空気量が、切換後の燃焼方式に適した吸入空
気量に達するまでの時間に対応して変化する。従って、
上記燃料噴射量Qに応じて切換後の燃焼方式を実行する
期間が変更されることにより、上記吸入空気量が切換後
の燃焼方式に適した値になる前に、次に行われるべき燃
焼方式へと変化してしまうという不具合を防止すること
ができる。そして、こうした不具合により混合気の空燃
比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火が生じ
るのを好適に防止することができる。
「弱成層燃焼」から「均質リーン燃焼」に切り換えられ
るとき、及び「均質リーン燃焼」から「弱成層燃焼」に
切り換えられるときには、機関負荷を表す燃料噴射量Q
に応じて切換後の燃焼方式を実行する期間が変更され
る。上記燃料噴射量Qは、上記燃焼方式切換時にバルブ
指示モードFMODEが変更されてから同モードFMO
DEと噴射・点火指示モードFMODEIとが等しくな
るまでの時間(遅延カウンタCr)に対応して変化す
る。即ち、上記燃料噴射量Qは、バルブ指示モードFM
ODEの変更に基づくスロットル開度の変更によって変
化する吸入空気量が、切換後の燃焼方式に適した吸入空
気量に達するまでの時間に対応して変化する。従って、
上記燃料噴射量Qに応じて切換後の燃焼方式を実行する
期間が変更されることにより、上記吸入空気量が切換後
の燃焼方式に適した値になる前に、次に行われるべき燃
焼方式へと変化してしまうという不具合を防止すること
ができる。そして、こうした不具合により混合気の空燃
比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火が生じ
るのを好適に防止することができる。
【0133】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図16〜図19に基づいて説明する。本実施形態
では、リッチスパイク制御中において、バルブ指示モー
ドFMODE変化に対し噴射・点火指示モードFMOD
EIを遅らせて変化させるための遅延カウンタCrを設
定する代わりに、吸気圧PMを用いて上記両指示モード
FMODE,FMODEIの変化をずらすようにした点
が第1実施形態と異なる。即ち、本実施形態では、バル
ブ指示モードFMODE変化に基づきスロットル開度が
変化してから、吸気圧PM(吸入空気量)が切換後の燃
焼方式が行われたときの定常時吸気圧PMTA(定常時
吸入空気量)に達したときに、噴射・点火指示モードF
MODEIを変化させる。これは、アクセルペダル25
操作中でのリッチスパイク制御開始など、リッチスパイ
ク制御中に機関負荷(燃料噴射量Q)が変化する運転状
況のときでも、燃焼方式切り換えのための燃料噴射形態
の変更を的確に行って失火の防止を図るためである。
形態を図16〜図19に基づいて説明する。本実施形態
では、リッチスパイク制御中において、バルブ指示モー
ドFMODE変化に対し噴射・点火指示モードFMOD
EIを遅らせて変化させるための遅延カウンタCrを設
定する代わりに、吸気圧PMを用いて上記両指示モード
FMODE,FMODEIの変化をずらすようにした点
が第1実施形態と異なる。即ち、本実施形態では、バル
ブ指示モードFMODE変化に基づきスロットル開度が
変化してから、吸気圧PM(吸入空気量)が切換後の燃
焼方式が行われたときの定常時吸気圧PMTA(定常時
吸入空気量)に達したときに、噴射・点火指示モードF
MODEIを変化させる。これは、アクセルペダル25
操作中でのリッチスパイク制御開始など、リッチスパイ
ク制御中に機関負荷(燃料噴射量Q)が変化する運転状
況のときでも、燃焼方式切り換えのための燃料噴射形態
の変更を的確に行って失火の防止を図るためである。
【0134】なお、本実施形態では、噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンが第1実施形態と異なっている。従っ
て、本実施形態では第1実施形態と異なる部分について
のみ説明し、第1実施形態と同一部分については詳細な
説明を省略する。
ード設定ルーチンが第1実施形態と異なっている。従っ
て、本実施形態では第1実施形態と異なる部分について
のみ説明し、第1実施形態と同一部分については詳細な
説明を省略する。
【0135】図16に示すように、本実施形態の噴射・
点火指示モード設定ルーチンは、第1実施形態の噴射・
点火指示モード設定ルーチン(図11)におけるステッ
プS303〜S306の処理の代わりに、ステップS5
03〜ステップS508の処理が実行される。この噴射
・点火指示モード設定ルーチンは、ECU92を通じて
例えば点火プラグ41の点火毎の割り込みにて実行され
る。
点火指示モード設定ルーチンは、第1実施形態の噴射・
点火指示モード設定ルーチン(図11)におけるステッ
プS303〜S306の処理の代わりに、ステップS5
03〜ステップS508の処理が実行される。この噴射
・点火指示モード設定ルーチンは、ECU92を通じて
例えば点火プラグ41の点火毎の割り込みにて実行され
る。
【0136】噴射・点火指示モード設定ルーチンにおい
て、ECU92は、ステップS501の処理としてリッ
チスパイク制御中か否かを判断する。そして、ステップ
S501の処理において、リッチスパイク制御中でない
旨判断されると、ECU92は、この噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンを一旦終了する。また、ステップS5
01の処理において、リッチスパイク制御中である旨判
断されると、ステップS502に進む。
て、ECU92は、ステップS501の処理としてリッ
チスパイク制御中か否かを判断する。そして、ステップ
S501の処理において、リッチスパイク制御中でない
旨判断されると、ECU92は、この噴射・点火指示モ
ード設定ルーチンを一旦終了する。また、ステップS5
01の処理において、リッチスパイク制御中である旨判
断されると、ステップS502に進む。
【0137】ECU92は、ステップS502の処理と
して、今回のバルブ指示モードFMODEi が前回のバ
ルブ指示モードFMODEi-1 と等しくないか否か、即
ちバルブ指示モードFMODEが変化したか否かを判断
する。そして、ステップS502の処理において、「F
MODEi ≠FMODEi-1 」でなくバルブ指示モード
FMODEが変化していない旨判断されると、ECU9
2は、この噴射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終
了する。また、ステップS502の処理として、「FM
ODEi ≠FMODEi-1 」であってバルブ指示モード
FMODEが変化した旨判断されると、ステップS50
3に進む。
して、今回のバルブ指示モードFMODEi が前回のバ
ルブ指示モードFMODEi-1 と等しくないか否か、即
ちバルブ指示モードFMODEが変化したか否かを判断
する。そして、ステップS502の処理において、「F
MODEi ≠FMODEi-1 」でなくバルブ指示モード
FMODEが変化していない旨判断されると、ECU9
2は、この噴射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終
了する。また、ステップS502の処理として、「FM
ODEi ≠FMODEi-1 」であってバルブ指示モード
FMODEが変化した旨判断されると、ステップS50
3に進む。
【0138】このステップS503以降の処理は、バル
ブ指示モードFMODEの変化に対し、噴射・点火指示
モードFMODEIを遅らせて変化させるためのもので
ある。なお、本実施形態では、リッチスパイク制御中に
おける全ての燃焼方式の切換時に、バルブ指示モードF
MODE変化に対して噴射・点火指示モードFMODE
Iの変化を遅延させるようにしている。
ブ指示モードFMODEの変化に対し、噴射・点火指示
モードFMODEIを遅らせて変化させるためのもので
ある。なお、本実施形態では、リッチスパイク制御中に
おける全ての燃焼方式の切換時に、バルブ指示モードF
MODE変化に対して噴射・点火指示モードFMODE
Iの変化を遅延させるようにしている。
【0139】ECU92は、ステップS503の処理と
して、バルブ指示モードFMODEが「0(成層燃
焼)」〜「11(均質リッチ燃焼)」のいずれであるか
に基づき、定常時吸気圧PMTAを算出するための各燃
焼方式に応じた四種類のマップの内から、上記バルブ指
示モードFMODEに応じたマップを選択する。ECU
92は、続くステップS504の処理として、上記選択
したマップから定常時吸気圧PMTAを算出する。
して、バルブ指示モードFMODEが「0(成層燃
焼)」〜「11(均質リッチ燃焼)」のいずれであるか
に基づき、定常時吸気圧PMTAを算出するための各燃
焼方式に応じた四種類のマップの内から、上記バルブ指
示モードFMODEに応じたマップを選択する。ECU
92は、続くステップS504の処理として、上記選択
したマップから定常時吸気圧PMTAを算出する。
【0140】この定常時吸気圧PMTAは、リッチスパ
イク制御中に実行される各燃焼方式が行われたときのエ
ンジン定常状態での吸入空気圧であって、スロットル開
度が上述したスロットル目標開度とされたときに得られ
る吸入空気圧である。こうした定常時吸気圧PMTA
は、機関負荷(燃料噴射量Q)及びエンジン回転数NE
に応じて変化する。ここで、エンジン回転数NEを一定
とした条件下での燃料噴射量Qの変化に対する上記定常
時吸気圧PMTAの推移傾向を、上記四種類のマップ毎
(FMODE毎)に図17に示す。
イク制御中に実行される各燃焼方式が行われたときのエ
ンジン定常状態での吸入空気圧であって、スロットル開
度が上述したスロットル目標開度とされたときに得られ
る吸入空気圧である。こうした定常時吸気圧PMTA
は、機関負荷(燃料噴射量Q)及びエンジン回転数NE
に応じて変化する。ここで、エンジン回転数NEを一定
とした条件下での燃料噴射量Qの変化に対する上記定常
時吸気圧PMTAの推移傾向を、上記四種類のマップ毎
(FMODE毎)に図17に示す。
【0141】同図において、「FMODE=0(成層燃
焼)」、「FMODE=4(弱成層燃焼)」、「FMO
DE=8(均質リーン燃焼)」及び「FMODE=11
(均質リッチ燃焼)」時における上記定常時吸気圧PM
TAは、それぞれ図中実線L5〜L8で示すように推移
する。これら実線L5〜L8から明らかなように、上記
定常時吸気圧PMTAは、エンジン回転数NEが一定で
あることを条件に燃料噴射量Qが大きくなるほど高くな
る。
焼)」、「FMODE=4(弱成層燃焼)」、「FMO
DE=8(均質リーン燃焼)」及び「FMODE=11
(均質リッチ燃焼)」時における上記定常時吸気圧PM
TAは、それぞれ図中実線L5〜L8で示すように推移
する。これら実線L5〜L8から明らかなように、上記
定常時吸気圧PMTAは、エンジン回転数NEが一定で
あることを条件に燃料噴射量Qが大きくなるほど高くな
る。
【0142】上記のように定常時吸気圧PMTAを算出
した後、ステップS505に進むこととなる。ECU9
2は、ステップS505の処理として、今回のリッチス
パイク制御中において「均質リッチ燃焼」が未実行であ
るか否か判断する。そして、ステップS505の処理に
おいて、「均質リッチ燃焼」が未実行である旨判断され
ると、ステップS506に進む。
した後、ステップS505に進むこととなる。ECU9
2は、ステップS505の処理として、今回のリッチス
パイク制御中において「均質リッチ燃焼」が未実行であ
るか否か判断する。そして、ステップS505の処理に
おいて、「均質リッチ燃焼」が未実行である旨判断され
ると、ステップS506に進む。
【0143】こうしてステップS506に進むというこ
とは、リッチスパイク制御中において現在「均質リッチ
燃焼」へ向かう過程にあることを意味する。この場合、
バルブ指示モードFMODEが図18(a)に実線で示
すように推移し、そのバルブ指示モードFMODEの推
移に対応してスロットル開度が図18(b)に実線で示
すように推移する。
とは、リッチスパイク制御中において現在「均質リッチ
燃焼」へ向かう過程にあることを意味する。この場合、
バルブ指示モードFMODEが図18(a)に実線で示
すように推移し、そのバルブ指示モードFMODEの推
移に対応してスロットル開度が図18(b)に実線で示
すように推移する。
【0144】ECU92は、ステップS506の処理と
して、吸気圧PMが定常時吸気圧PMTAに所定値αを
加算したものよりも小さいか否か判断する。そして、バ
ルブ指示モードFMODEの変化に基づきスロットル開
度が変化し、図18(c)に示す吸気圧PMが切換後の
燃焼方式での定常吸気圧PMTAに所定値α分まで近づ
いたとき、上記ステップS506の処理において「PM
<PMTA+α」である旨判断され、ステップS508
に進む。なお、所定値αは、上記ステップS506の処
理でYESと判断されたとき、吸気圧PMが定常時吸気
圧PMTAに十分近づいた状態となる値に設定される。
また、上記ステップS506の処理において、「PM<
PMTA+α」でない旨判断されると、ECU92は、
この噴射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終了す
る。
して、吸気圧PMが定常時吸気圧PMTAに所定値αを
加算したものよりも小さいか否か判断する。そして、バ
ルブ指示モードFMODEの変化に基づきスロットル開
度が変化し、図18(c)に示す吸気圧PMが切換後の
燃焼方式での定常吸気圧PMTAに所定値α分まで近づ
いたとき、上記ステップS506の処理において「PM
<PMTA+α」である旨判断され、ステップS508
に進む。なお、所定値αは、上記ステップS506の処
理でYESと判断されたとき、吸気圧PMが定常時吸気
圧PMTAに十分近づいた状態となる値に設定される。
また、上記ステップS506の処理において、「PM<
PMTA+α」でない旨判断されると、ECU92は、
この噴射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終了す
る。
【0145】ECU92は、上記ステップS508の処
理として、現在のバルブ指示モードFMODEを噴射・
点火指示モードFMODEIとして設定した後、この噴
射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終了する。従っ
て、バルブ指示モードFMODEが変化したときには、
吸気圧PM(吸入空気量)が定常時吸気圧PMTA(定
常時吸入空気量)に所定値αを加算したものより小さく
なるまでは、噴射・点火指示モードFMODEIがバル
ブ指示モードFMODEと異なる値になる。
理として、現在のバルブ指示モードFMODEを噴射・
点火指示モードFMODEIとして設定した後、この噴
射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終了する。従っ
て、バルブ指示モードFMODEが変化したときには、
吸気圧PM(吸入空気量)が定常時吸気圧PMTA(定
常時吸入空気量)に所定値αを加算したものより小さく
なるまでは、噴射・点火指示モードFMODEIがバル
ブ指示モードFMODEと異なる値になる。
【0146】そして、「PM<PMTA+α」になる
と、図18(d)に実線で示すように、噴射・点火指示
モードFMODEIがバルブ指示モードFMODEの変
化に応じて変化する。従って、噴射・点火指示モードF
MODEIの変化は、バルブ開度指示モードFMODE
の変化に対し、吸気圧PM(吸入空気量)などエンジン
11の運転状態に応じて遅延されることとなる。従っ
て、上記スロットル開度変化に対する吸入空気量変化に
応答遅れが生じたとしても、上記噴射・点火指示モード
FMODEI変化の遅延に応じて、燃焼方式切換のため
の燃料噴射形態の変更も遅らされ、同燃料噴射形態変更
時の吸入空気量が適正なものとされる。
と、図18(d)に実線で示すように、噴射・点火指示
モードFMODEIがバルブ指示モードFMODEの変
化に応じて変化する。従って、噴射・点火指示モードF
MODEIの変化は、バルブ開度指示モードFMODE
の変化に対し、吸気圧PM(吸入空気量)などエンジン
11の運転状態に応じて遅延されることとなる。従っ
て、上記スロットル開度変化に対する吸入空気量変化に
応答遅れが生じたとしても、上記噴射・点火指示モード
FMODEI変化の遅延に応じて、燃焼方式切換のため
の燃料噴射形態の変更も遅らされ、同燃料噴射形態変更
時の吸入空気量が適正なものとされる。
【0147】また、アクセルペダル25の操作中にリッ
チスパイク制御が開始されときなどには、そのリッチス
パイク制御中におけるスロットル開度変化に対する吸入
空気量変化の応答遅れも変動することとなる。しかし、
本実施形態では、吸気圧PM(吸入空気量)が定常吸気
圧PMTA(定常時吸入空気量)に所定値αを加算した
値を越えるまで、燃焼方式切り換えのために燃料噴射形
態が変更されることはない。従って、上記のように吸入
空気量変化の応答遅れが変動する場合であっても、燃料
噴射形態変更時の吸入空気量が適正なものとされ、混合
気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失
火が生じるのを防止することができるようになる。
チスパイク制御が開始されときなどには、そのリッチス
パイク制御中におけるスロットル開度変化に対する吸入
空気量変化の応答遅れも変動することとなる。しかし、
本実施形態では、吸気圧PM(吸入空気量)が定常吸気
圧PMTA(定常時吸入空気量)に所定値αを加算した
値を越えるまで、燃焼方式切り換えのために燃料噴射形
態が変更されることはない。従って、上記のように吸入
空気量変化の応答遅れが変動する場合であっても、燃料
噴射形態変更時の吸入空気量が適正なものとされ、混合
気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失
火が生じるのを防止することができるようになる。
【0148】一方、上記ステップS505の処理におい
て、今回のリッチスパイク制御中において「均質リッチ
燃焼」が未実行でない旨判断されると、ステップS50
7に進む。こうしてステップS507に進むということ
は、リッチスパイク制御中において現在「均質リッチ燃
焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程にあることを意味す
る。この場合、バルブ指示モードFMODEが図19
(a)に実線で示すように推移し、そのバルブ指示モー
ドFMODEの推移に対応してスロットル開度が図19
(b)に実線で示すように推移する。
て、今回のリッチスパイク制御中において「均質リッチ
燃焼」が未実行でない旨判断されると、ステップS50
7に進む。こうしてステップS507に進むということ
は、リッチスパイク制御中において現在「均質リッチ燃
焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程にあることを意味す
る。この場合、バルブ指示モードFMODEが図19
(a)に実線で示すように推移し、そのバルブ指示モー
ドFMODEの推移に対応してスロットル開度が図19
(b)に実線で示すように推移する。
【0149】ECU92は、ステップS507の処理と
して、吸気圧PMが定常時吸気圧PMTAから所定値α
を減算したものよりも大きいか否か判断する。そして、
バルブ指示モードFMODEの変化に基づきスロットル
開度が変化し、図19(c)に示す吸気圧PMが切換後
の燃焼方式での定常吸気圧PMTAに所定値α分まで近
づいたとき、上記ステップS507の処理において「P
M>PMTA−α」である旨判断され、ステップS50
8に進む。また、上記ステップS507の処理におい
て、「PM>PMTA−α」でない旨判断されると、E
CU92は、この噴射・点火指示モード設定ルーチンを
一旦終了する。
して、吸気圧PMが定常時吸気圧PMTAから所定値α
を減算したものよりも大きいか否か判断する。そして、
バルブ指示モードFMODEの変化に基づきスロットル
開度が変化し、図19(c)に示す吸気圧PMが切換後
の燃焼方式での定常吸気圧PMTAに所定値α分まで近
づいたとき、上記ステップS507の処理において「P
M>PMTA−α」である旨判断され、ステップS50
8に進む。また、上記ステップS507の処理におい
て、「PM>PMTA−α」でない旨判断されると、E
CU92は、この噴射・点火指示モード設定ルーチンを
一旦終了する。
【0150】ECU92は、上記ステップS508の処
理として、現在のバルブ指示モードFMODEを噴射・
点火指示モードFMODEIとして設定した後、この噴
射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終了する。従っ
て、バルブ指示モードFMODEが変化したときには、
吸気圧PM(吸入空気量)が定常時吸気圧PMTA(定
常時吸入空気量)から所定値αを減算したものより大き
くなるまでは、噴射・点火指示モードFMODEIがバ
ルブ指示モードFMODEと異なる値になる。
理として、現在のバルブ指示モードFMODEを噴射・
点火指示モードFMODEIとして設定した後、この噴
射・点火指示モード設定ルーチンを一旦終了する。従っ
て、バルブ指示モードFMODEが変化したときには、
吸気圧PM(吸入空気量)が定常時吸気圧PMTA(定
常時吸入空気量)から所定値αを減算したものより大き
くなるまでは、噴射・点火指示モードFMODEIがバ
ルブ指示モードFMODEと異なる値になる。
【0151】そして、「PM>PMTA−α」になる
と、図19(d)に実線で示すように、噴射・点火指示
モードFMODEIがバルブ指示モードFMODEの変
化に応じて変化する。従って、噴射・点火指示モードF
MODEIの変化は、バルブ開度指示モードFMODE
の変化に対し、吸気圧PM(吸入空気量)などエンジン
11の運転状態に応じて遅延されることとなる。従っ
て、上記スロットル開度変化に対する吸入空気量変化に
応答遅れが生じたとしても、上記噴射・点火指示モード
FMODEI変化の遅延に応じて、燃焼方式切り換えの
ための燃料噴射形態の変更も遅らされ、同燃料噴射形態
変更時の吸入空気量が適正なものとされる。
と、図19(d)に実線で示すように、噴射・点火指示
モードFMODEIがバルブ指示モードFMODEの変
化に応じて変化する。従って、噴射・点火指示モードF
MODEIの変化は、バルブ開度指示モードFMODE
の変化に対し、吸気圧PM(吸入空気量)などエンジン
11の運転状態に応じて遅延されることとなる。従っ
て、上記スロットル開度変化に対する吸入空気量変化に
応答遅れが生じたとしても、上記噴射・点火指示モード
FMODEI変化の遅延に応じて、燃焼方式切り換えの
ための燃料噴射形態の変更も遅らされ、同燃料噴射形態
変更時の吸入空気量が適正なものとされる。
【0152】また、アクセルペダル25の操作中にリッ
チスパイク制御が開始されときなどには、そのリッチス
パイク制御中におけるスロットル開度変化に対する吸入
空気量変化の応答遅れも変動することとなる。しかし、
本実施形態では、吸気圧PM(吸入空気量)が定常吸気
圧PMTA(定常時吸入空気量)から所定値αを減算し
た値を越えるまで、燃焼方式切り換えのために燃料噴射
形態が変更されることはない。従って、上記のように吸
入空気量変化の応答遅れが変動する場合であっても、燃
料噴射形態変更時の吸入空気量が適正なものとされ、混
合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって
失火が生じるのを防止することができるようになる。
チスパイク制御が開始されときなどには、そのリッチス
パイク制御中におけるスロットル開度変化に対する吸入
空気量変化の応答遅れも変動することとなる。しかし、
本実施形態では、吸気圧PM(吸入空気量)が定常吸気
圧PMTA(定常時吸入空気量)から所定値αを減算し
た値を越えるまで、燃焼方式切り換えのために燃料噴射
形態が変更されることはない。従って、上記のように吸
入空気量変化の応答遅れが変動する場合であっても、燃
料噴射形態変更時の吸入空気量が適正なものとされ、混
合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって
失火が生じるのを防止することができるようになる。
【0153】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (3)リッチスパイク制御中に燃焼方式が順次切り換え
られるとき、バルブ指示モードFMODEの変化に基づ
きスロットル開度が切換後の燃焼方式に適したものへと
変化されるが、そのスロットル開度変更に基づく吸入空
気量変化にはエンジン11の運転状態に応じて変化する
応答遅れが生じる。しかし、バルブ指示モードFMOD
Eの変化に対する噴射・点火指示モードFMODEIの
変化は、吸気圧PM(吸入空気量)が切換後の燃焼方式
が行われたときの定常時吸気圧(定常時吸入空気量)に
十分近づくまでは行われず、その十分に近づくまでの間
だけ遅延される。従って、上記噴射・点火指示モードF
MODEIの変化に基づいて、燃焼方式切り換えのため
に燃料噴射形態の変更が行われたとき、上記吸入空気量
の応答遅れによって混合気の空燃比が適正値よりもリッ
チ又はリーンになって失火が生じるのを防止することが
できる。
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (3)リッチスパイク制御中に燃焼方式が順次切り換え
られるとき、バルブ指示モードFMODEの変化に基づ
きスロットル開度が切換後の燃焼方式に適したものへと
変化されるが、そのスロットル開度変更に基づく吸入空
気量変化にはエンジン11の運転状態に応じて変化する
応答遅れが生じる。しかし、バルブ指示モードFMOD
Eの変化に対する噴射・点火指示モードFMODEIの
変化は、吸気圧PM(吸入空気量)が切換後の燃焼方式
が行われたときの定常時吸気圧(定常時吸入空気量)に
十分近づくまでは行われず、その十分に近づくまでの間
だけ遅延される。従って、上記噴射・点火指示モードF
MODEIの変化に基づいて、燃焼方式切り換えのため
に燃料噴射形態の変更が行われたとき、上記吸入空気量
の応答遅れによって混合気の空燃比が適正値よりもリッ
チ又はリーンになって失火が生じるのを防止することが
できる。
【0154】(4)アクセルペダル25の操作中にリッ
チスパイク制御が開始されときなどには、そのリッチス
パイク制御中におけるスロットル開度変化に対する吸入
空気量変化の応答遅れも変動するが、吸気圧PM(吸入
空気量)が定常吸気圧PMTA(定常時吸入空気量)に
十分近づくまでは燃料噴射形態が変更されることはな
い。従って、上記のように吸入空気量変化の応答遅れが
変動する場合であっても、燃料噴射形態変更時の吸入空
気量が適正なものとされ、混合気の空燃比が適正値より
もリッチ又はリーンになって失火が生じるのを好適に防
止することができる。
チスパイク制御が開始されときなどには、そのリッチス
パイク制御中におけるスロットル開度変化に対する吸入
空気量変化の応答遅れも変動するが、吸気圧PM(吸入
空気量)が定常吸気圧PMTA(定常時吸入空気量)に
十分近づくまでは燃料噴射形態が変更されることはな
い。従って、上記のように吸入空気量変化の応答遅れが
変動する場合であっても、燃料噴射形態変更時の吸入空
気量が適正なものとされ、混合気の空燃比が適正値より
もリッチ又はリーンになって失火が生じるのを好適に防
止することができる。
【0155】なお、上記各実施形態は、例えば以下のよ
うに変更することもできる。 ・上記各実施形態では、リッチスパイク制御中において
燃焼方式が「弱成層燃焼」と「質リーン燃焼」との間で
切り換えられるとき、燃料噴射量Qが所定値v1,v2
よりも小さいか大きいかに応じて、切換後の燃焼方式実
行期間を16又は20点火分にしたが、本発明はこれに
限定されない。即ち、上記燃焼方式実行期間を燃料噴射
量Qに応じてマップや式に基づき一層細かく設定するよ
うにしてもよい。
うに変更することもできる。 ・上記各実施形態では、リッチスパイク制御中において
燃焼方式が「弱成層燃焼」と「質リーン燃焼」との間で
切り換えられるとき、燃料噴射量Qが所定値v1,v2
よりも小さいか大きいかに応じて、切換後の燃焼方式実
行期間を16又は20点火分にしたが、本発明はこれに
限定されない。即ち、上記燃焼方式実行期間を燃料噴射
量Qに応じてマップや式に基づき一層細かく設定するよ
うにしてもよい。
【0156】・上記のような燃焼方式実行期間の可変
を、「弱成層燃焼」と「質リーン燃焼」との間での燃焼
方式の切り換え以外に、別の組み合わせでの燃焼方式の
切り換えの際に実行してもよい。
を、「弱成層燃焼」と「質リーン燃焼」との間での燃焼
方式の切り換え以外に、別の組み合わせでの燃焼方式の
切り換えの際に実行してもよい。
【0157】・上記各実施形態において、リッチスパイ
ク制御中の燃焼方式実行期間を16点火分などに固定し
てもよい。 ・第1実施形態実施形態において、遅延カウンタCrを
燃焼方式切換の種類別に四種類のマップから求めたが、
これに代えて例えば一つのマップから遅延カウンタCr
を求めるようにしてもよい。この場合、燃焼方式切換の
種類に拘わらず、上記一つのマップから遅延カウンタC
rが求められる。そのため、マップを記憶するための記
憶容量が小さくてすむ。
ク制御中の燃焼方式実行期間を16点火分などに固定し
てもよい。 ・第1実施形態実施形態において、遅延カウンタCrを
燃焼方式切換の種類別に四種類のマップから求めたが、
これに代えて例えば一つのマップから遅延カウンタCr
を求めるようにしてもよい。この場合、燃焼方式切換の
種類に拘わらず、上記一つのマップから遅延カウンタC
rが求められる。そのため、マップを記憶するための記
憶容量が小さくてすむ。
【0158】・第2実施形態において、バルブ指示モー
ドFMODEの変化に対する噴射・点火指示モードFM
ODEIの変化を、吸気圧PMが定常時吸気圧PMTA
に十分に近づくまで遅延させたが、所定値αを変更する
などして遅延時間を適宜変更してもよい。
ドFMODEの変化に対する噴射・点火指示モードFM
ODEIの変化を、吸気圧PMが定常時吸気圧PMTA
に十分に近づくまで遅延させたが、所定値αを変更する
などして遅延時間を適宜変更してもよい。
【0159】・上記各実施形態において、噴射・点火指
示モードFMODEI変化の遅延を実施する燃焼方式切
換の組み合わせを適宜変更してもよい。即ち、第1実施
形態においては、「均質ストイキ燃焼」から「均質リー
ン燃焼」への切換時や、「弱成層燃焼」から「成層燃
焼」への切換時に上記遅延を行ったり、それら以外の燃
焼方式切換の組み合わせのとき行われる上記遅延を実行
しないようにしたりしてもよい。また、第2実施形態で
は、燃焼方式切換の組み合わせのいずれかにおいて、上
記遅延を実行しないようにしてもよい。
示モードFMODEI変化の遅延を実施する燃焼方式切
換の組み合わせを適宜変更してもよい。即ち、第1実施
形態においては、「均質ストイキ燃焼」から「均質リー
ン燃焼」への切換時や、「弱成層燃焼」から「成層燃
焼」への切換時に上記遅延を行ったり、それら以外の燃
焼方式切換の組み合わせのとき行われる上記遅延を実行
しないようにしたりしてもよい。また、第2実施形態で
は、燃焼方式切換の組み合わせのいずれかにおいて、上
記遅延を実行しないようにしてもよい。
【0160】・上記各実施形態において、燃料噴射量Q
(機関負荷)や吸気圧PM(吸入空気量)以外の各種エ
ンジン運転状態に基づき、バルブ指示モードFMODE
の変化に対する噴射・点火指示モードFMODEIの変
化を遅延させてもよい。
(機関負荷)や吸気圧PM(吸入空気量)以外の各種エ
ンジン運転状態に基づき、バルブ指示モードFMODE
の変化に対する噴射・点火指示モードFMODEIの変
化を遅延させてもよい。
【0161】・上記各実施形態では、リッチスパイク制
御中における燃焼方式の切り換えに本発明を適用した
が、これに代えて例えばブレーキ制御中における燃焼方
式の切換時に本発明適用してもよい。ここで、ブレーキ
制御とは、ブレーキペダル51が踏み込まれたとき、例
えば「成層燃焼」が行われていたとしても燃焼方式を
「成層燃焼」と「均質ストイキ燃焼」との間で順次段階
的に切り換えてスロットルバルブ23を閉じ側に制御
し、ブレーキブースタ50を駆動するのに十分な負圧を
吸気通路32内に生じさせる制御のことである。
御中における燃焼方式の切り換えに本発明を適用した
が、これに代えて例えばブレーキ制御中における燃焼方
式の切換時に本発明適用してもよい。ここで、ブレーキ
制御とは、ブレーキペダル51が踏み込まれたとき、例
えば「成層燃焼」が行われていたとしても燃焼方式を
「成層燃焼」と「均質ストイキ燃焼」との間で順次段階
的に切り換えてスロットルバルブ23を閉じ側に制御
し、ブレーキブースタ50を駆動するのに十分な負圧を
吸気通路32内に生じさせる制御のことである。
【0162】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、燃焼方式
を切り換えるための燃料噴射形態の変更は、切換後の燃
焼方式に適した開度へのスロットルバルブ開度の変更に
対し、機関運転状態に応じて遅延される。従って、上記
スロットルバルブ開度の変更に対する吸入空気量変化に
機関運転状態に応じた応答遅れが生じても、その吸入空
気量応答遅れによって混合気の空燃比が適正値よりもリ
ーン又はリッチになって失火が生じるのを防止すること
ができる。
を切り換えるための燃料噴射形態の変更は、切換後の燃
焼方式に適した開度へのスロットルバルブ開度の変更に
対し、機関運転状態に応じて遅延される。従って、上記
スロットルバルブ開度の変更に対する吸入空気量変化に
機関運転状態に応じた応答遅れが生じても、その吸入空
気量応答遅れによって混合気の空燃比が適正値よりもリ
ーン又はリッチになって失火が生じるのを防止すること
ができる。
【0163】請求項2記載の発明によれば、スロットル
開度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行わ
れてから燃料噴射形態が変更されるまでの遅延時間は、
内燃機関の機関負荷状態に応じて設定される。そのた
め、機関負荷状態等の内燃機関の運転状態に応じて変化
する上記スロットルバルブ開度変更時の吸入空気量変化
の応答遅れによって、混合気の空燃比が適正値よりもリ
ーン又はリッチになって失火が生じるのを防止すること
ができる。
開度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行わ
れてから燃料噴射形態が変更されるまでの遅延時間は、
内燃機関の機関負荷状態に応じて設定される。そのた
め、機関負荷状態等の内燃機関の運転状態に応じて変化
する上記スロットルバルブ開度変更時の吸入空気量変化
の応答遅れによって、混合気の空燃比が適正値よりもリ
ーン又はリッチになって失火が生じるのを防止すること
ができる。
【0164】請求項3記載の発明によれば、スロットル
開度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行わ
れてから、その開度変更に基づき吸入空気量が所定の値
に達するまでは燃料噴射形態の切り換えが行われない。
従って、上記スロットルバルブ開度の変更に対して吸入
空気量の変化に応答遅れが生じ、その吸入空気量変化の
応答遅れが内燃機関の運転状態に応じて変化したとして
も、同吸入空気量が切換後の燃焼方式に適した値になっ
てから燃料噴射形態の切り換えが行われるため、混合気
の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火
が生じるのを防止することができる。
開度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行わ
れてから、その開度変更に基づき吸入空気量が所定の値
に達するまでは燃料噴射形態の切り換えが行われない。
従って、上記スロットルバルブ開度の変更に対して吸入
空気量の変化に応答遅れが生じ、その吸入空気量変化の
応答遅れが内燃機関の運転状態に応じて変化したとして
も、同吸入空気量が切換後の燃焼方式に適した値になっ
てから燃料噴射形態の切り換えが行われるため、混合気
の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーンになって失火
が生じるのを防止することができる。
【0165】請求項4記載の発明によれば、スロットル
開度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行わ
れてから、その開度変更に基づき吸入空気量が切換後の
燃焼方式が行われたときの吸入空気量に応じた値に達す
るまでは燃料噴射形態の切り換えが行われない。従っ
て、上記スロットルバルブ開度の変更に対して吸入空気
量の変化に応答遅れが生じ、その吸入空気量変化の応答
遅れが機関負荷状態など内燃機関の運転状態に応じて変
化したとしても、同吸入空気量が切換後の燃焼方式に適
した値になってから燃料噴射形態の切り換えが行われる
ため、混合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーン
になって失火が生じるのを一層好適に防止することがで
きる。
開度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行わ
れてから、その開度変更に基づき吸入空気量が切換後の
燃焼方式が行われたときの吸入空気量に応じた値に達す
るまでは燃料噴射形態の切り換えが行われない。従っ
て、上記スロットルバルブ開度の変更に対して吸入空気
量の変化に応答遅れが生じ、その吸入空気量変化の応答
遅れが機関負荷状態など内燃機関の運転状態に応じて変
化したとしても、同吸入空気量が切換後の燃焼方式に適
した値になってから燃料噴射形態の切り換えが行われる
ため、混合気の空燃比が適正値よりもリッチ又はリーン
になって失火が生じるのを一層好適に防止することがで
きる。
【0166】請求項5記載の発明によれば、燃焼方式を
段階的に順次変更する場合などにおいて、スロットル開
度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われ
てから、その開度変更に基づき変化する吸入空気量が切
換後の燃焼方式に適した値に達するまでの時間に基づ
き、今回の燃焼方式の切換タイミングから次の燃焼方式
の切換タイミングまでの燃焼方式保持時間が変更され
る。従って、スロットル開度変更手段によるスロットル
バルブの開度変更により吸入空気量が切換後の燃焼方式
に適した値に達するまでに、更に次の燃焼方式に切り換
えられることにより混合気の空燃比が適正値よりもリッ
チ又はリーンになって、失火が生じるのを防止すること
ができる。
段階的に順次変更する場合などにおいて、スロットル開
度変更手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われ
てから、その開度変更に基づき変化する吸入空気量が切
換後の燃焼方式に適した値に達するまでの時間に基づ
き、今回の燃焼方式の切換タイミングから次の燃焼方式
の切換タイミングまでの燃焼方式保持時間が変更され
る。従って、スロットル開度変更手段によるスロットル
バルブの開度変更により吸入空気量が切換後の燃焼方式
に適した値に達するまでに、更に次の燃焼方式に切り換
えられることにより混合気の空燃比が適正値よりもリッ
チ又はリーンになって、失火が生じるのを防止すること
ができる。
【図1】本発明にかかる制御装置が適用されたエンジン
全体を示す断面図。
全体を示す断面図。
【図2】同エンジンにおける吸気及び排気ポートの形状
を示すシリンダヘッドの断面図。
を示すシリンダヘッドの断面図。
【図3】上記制御装置の電気的構成を示すブロック図。
【図4】エンジンの燃焼方式を決定する際に参照される
マップ。
マップ。
【図5】遅延カウンタを設定する際に参照されるマッ
プ。
プ。
【図6】リッチスパイク制御中におけるバルブ指示モー
ドFMODE、保持カウンタCMHOLD、スロットル
目標開度、吸気圧PM、遅延カウンタCr、噴射・点火
指示モードFMODEI、燃料噴射量Q、及びエンジン
出力トルクの推移を示すタイムチャート。
ドFMODE、保持カウンタCMHOLD、スロットル
目標開度、吸気圧PM、遅延カウンタCr、噴射・点火
指示モードFMODEI、燃料噴射量Q、及びエンジン
出力トルクの推移を示すタイムチャート。
【図7】アクセル踏込量と燃料噴射量との関係を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図8】エンジン出力トルクとスロットル目標開度との
関係を示すグラフ。
関係を示すグラフ。
【図9】リッチスパイク制御中において燃焼方式が「均
質リッチ燃焼」へ向かう過程でのバルブ指示モードFM
ODE、スロットル開度、及び吸気圧PMの推移を示す
タイムチャート。
質リッチ燃焼」へ向かう過程でのバルブ指示モードFM
ODE、スロットル開度、及び吸気圧PMの推移を示す
タイムチャート。
【図10】リッチスパイク制御中において燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程での
バルブ指示モードFMODE、スロットル開度、及び吸
気圧PMの推移を示すタイムチャート。
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程での
バルブ指示モードFMODE、スロットル開度、及び吸
気圧PMの推移を示すタイムチャート。
【図11】第1実施形態の燃焼方式切換手順を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図12】第1実施形態の燃焼方式保持カウンタ設定手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図13】第1実施形態の燃焼方式保持カウンタ設定手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図14】第1実施形態の噴射・点火指示モード設定手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図15】第1実施形態の遅延カウンタ設定手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図16】第2実施形態の噴射・点火指示モード設定手
順を示すフローチャート。
順を示すフローチャート。
【図17】燃料噴射量と定常時吸気圧との関係を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図18】リッチスパイク制御中において燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」へ向かう過程でのバルブ指示モード
FMODE、スロットル開度、吸気圧PM、及び噴射・
点火指示モードFMODEIの推移を示すタイムチャー
ト。
「均質リッチ燃焼」へ向かう過程でのバルブ指示モード
FMODE、スロットル開度、吸気圧PM、及び噴射・
点火指示モードFMODEIの推移を示すタイムチャー
ト。
【図19】リッチスパイク制御中において燃焼方式が
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程での
バルブ指示モードFMODE、スロットル開度、吸気圧
PM、及び噴射・点火指示モードFMODEIの推移を
示すタイムチャート。
「均質リッチ燃焼」から「成層燃焼」側へ戻る過程での
バルブ指示モードFMODE、スロットル開度、吸気圧
PM、及び噴射・点火指示モードFMODEIの推移を
示すタイムチャート。
11…エンジン、23…スロットルバルブ、24…スロ
ットル用モータ、26…アクセルポジションセンサ、3
6…バキュームセンサ、40…燃料噴射弁、44…スロ
ットルポジションセンサ、92…電子制御ユニット(E
CU)。
ットル用モータ、26…アクセルポジションセンサ、3
6…バキュームセンサ、40…燃料噴射弁、44…スロ
ットルポジションセンサ、92…電子制御ユニット(E
CU)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301G 301K 45/00 366 45/00 366F
Claims (5)
- 【請求項1】機関出力トルクが一定となるように燃料噴
射形態を変更することで燃焼方式が切り換えられる内燃
機関の制御装置において、 前記燃焼方式の切換時に内燃機関のスロットルバルブの
開度を切換後の燃焼方式に適した開度へと変更するスロ
ットル開度変更手段と、 前記燃焼方式切り換えのための燃料噴射形態の変更を、
前記スロットル開度変更手段によるスロットルバルブ開
度の変更に対し、内燃機関の運転状態に応じて遅延させ
る遅延手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 【請求項2】前記遅延手段は、前記スロットル開度変更
手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから
燃料噴射形態が変更されるまでの遅延時間を内燃機関の
機関負荷状態に応じて設定し、前記スロットル開度変更
手段によるスロットルバルブ開度の変更が行われてから
前記遅延時間が経過した後、燃焼方式を切り換えるため
に燃料噴射形態を変更する請求項1記載の内燃機関の制
御装置。 - 【請求項3】前記遅延手段は、内燃機関の吸入空気量を
監視するとともに、前記スロットル開度変更手段による
スロットルバルブ開度の変更に基づき前記吸入空気量が
所定の値に達したとき、燃焼方式を切り換えるために燃
料噴射形態を変更する請求項1記載の内燃機関の制御装
置。 - 【請求項4】前記所定の値は、前記スロットル開度変更
手段によるスロットルバルブ開度の変更後に得られる吸
入空気量に応じた値であり、機関運転状態に基づき求め
られる請求項3記載の内燃機関の制御装置。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関
の制御装置において、 前記燃焼方式の切換タイミングから次の燃焼方式の切換
タイミングまでの燃焼方式保持時間を、前記スロットル
開度変更手段によりスロットルバルブ開度が変更されて
から燃料噴射形態が変更されるまでの時間に応じて変更
する保持時間変更手段を更に備えることを特徴とする内
燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10163646A JPH11351044A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10163646A JPH11351044A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11351044A true JPH11351044A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15777910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10163646A Pending JPH11351044A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11351044A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7349791B2 (en) | 2004-11-22 | 2008-03-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for internal combustion engine |
| WO2009044779A1 (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両駆動ユニットの制御装置 |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP10163646A patent/JPH11351044A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7349791B2 (en) | 2004-11-22 | 2008-03-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for internal combustion engine |
| WO2009044779A1 (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両駆動ユニットの制御装置 |
| KR101074308B1 (ko) | 2007-10-05 | 2011-10-17 | 도요타 지도샤(주) | 차량 구동 유닛의 제어 장치 |
| US8209104B2 (en) | 2007-10-05 | 2012-06-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for vehicle drive unit |
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