JPH11351238A - 導電性ローラおよびその製造方法 - Google Patents
導電性ローラおよびその製造方法Info
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- JPH11351238A JPH11351238A JP16010798A JP16010798A JPH11351238A JP H11351238 A JPH11351238 A JP H11351238A JP 16010798 A JP16010798 A JP 16010798A JP 16010798 A JP16010798 A JP 16010798A JP H11351238 A JPH11351238 A JP H11351238A
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Abstract
て、表面層に微粒子を含有する場合、微粒子沈降が課題
になる。微粒子沈降防止のために分散剤等を用いるとブ
リード等で感光体を汚染する等の課題を発生する。本発
明は微粒子の沈降を防止し、しかも他特性も満たした導
電性ローラの組成および製法を提供する。 【解決手段】前記導電性ローラの表面層中に脂肪酸アミ
ド、高分子脂肪酸アミド、脂肪酸エステル重合体、酸化
ポリエチレンの少なくとも1種以上の化合物を含有す
る。。また、このような表面層組成を有する表面層溶液
をデッピング、スプレー噴霧で表面層形成する。
Description
ーあるいはファクシミリの受信装置など電子写真方式を
採用した装置に組み込まれる導電性ゴムローラ(帯電ロ
ーラ、現像ローラ、転写ローラ等)およびその製造方法
に関する。
に使用されるローラで導電性を必要とされる部品の製造
には、ウレタンゴム、NBR、EPR、シリコーンゴム
などが使用されている。導電性を付与したこれらのゴム
を導電性シャフト等の外周に一層のみ被覆された構成の
導電性ローラにおいては柔軟性と非粘着性の両特性のバ
ランスを満たすことが困難である一層で求められる電気
抵抗をコントロールし量産することは困難であり、量産
可能である場合にもコストが非常にアップする柔軟なゴ
ムでありかつ最外面に求められる特性をみたす事は困難
である、等の理由で工程が増えても結果的にコストが安
くなり、より高いレベルの要求品質を満たした導電性ロ
ーラにするために導電性ゴム層上に単または複数の樹脂
層を形成した構成の導電性ローラが検討されている。
導電性ローラの樹脂層の最外層である表面層の形成手段
としては、表面層溶液(溶剤、水)を作製しデッピン
グ、スプレー噴霧、ロールコータ塗布する方法やチュー
ブ等を被覆する方法がある。表面層溶液を塗布する方式
の場合、表面層の表面粗さをコントロールするため等の
目的で微粒子を添加する場合が多いが、この際には微粒
子の沈降が大きな課題になっている。
防ぎ、導電性ローラの最表面に要求される特性をみたし
た導電性ローラを提供するための手段としてa)溶液静
止状態で添加物同士が分子間力等で影響を与え合い、実
際に塗布する条件では分子間力が失われる化合物を添加
し粒子沈降を防ぐ、b)a)の添加剤の中でもブリード
せず、導電性ローラに求められる特性を満たした化合物
を添加剤とする等の観点で鋭意検討を重ねた結果、本発
明にいたった。すなわち、導電性シャフトの周りに弾性
層、該弾性層上に単または複数の樹脂層を同心円状に積
層して構成されるで導電性ローラにおいて、少なくとも
樹脂層の最外層(表面層)が脂肪酸アミド、高分子脂肪
酸アミド、脂肪酸エステル重合体、酸化ポリエチレンか
ら選ばれる少なくとも1種および微粒子を含むことを特
徴とする導電性ローラ(請求項1) 請求項1の脂肪酸アミド、高分子脂肪酸アミド、脂肪酸
エステル重合体、酸化ポリエチレンから選ばれる少なく
とも1種の添加量が表面層ベース樹脂100重量部に対
して0.3〜10重量部であり、微粒子の添加量が表面
層ベース樹脂100重量部に対して10〜50重量部で
あることを特徴とする請求項1記載の現像ローラ(請求
項2) 微粒子の平均粒径が10〜50μmであることを特徴と
する請求項1または請求項2記載の現像ローラ(請求項
3) 弾性層が(A) 分子中に少なくとも1個のアルケニル基
を含み、主鎖を構成する繰り返し単位が主にオキシアル
キレン単位または飽和炭化水素単位からなる重合体と、
(B)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を含む
硬化剤と、(C)ヒドロシリル化触媒と、(D)導電性
付与剤とを主成分とする硬化性組成物の反応物からなる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
導電性ローラ(請求項4) 表面層がデッピング、スプレー噴霧のいずれかの方式で
塗布することによって形成されることを特徴とする請求
項1〜4項のいずれか1項に記載の導電性ローラ(請求
項5) 表面層がデッピング、スプレー噴霧のいずれかの方式で
塗布することにより形成される工程を含むことを特徴と
する請求項1〜4項のいずれか1項に記載の導電性ロー
ラの製造方法(請求項6)に関する。
に係る代表的な種々の実施例を説明する。本発明に係る
導電性ローラ1は直径1mm〜25mm程度のSUS、
アルミニウム合金もしくは導電性樹脂などからなる導電
性シャフト2の周りに弾性層自体のJIS A硬度で8
0°以下、好ましくは50°以下、より好ましくは30
°以下の導電性弾性層3が同心円状に設けられ、この導
電性弾性層3の外周面に表面層4が100μm以下、好
ましくは10〜50μmの所定の厚みで被覆されて構成
されるものである。その表面層4は脂肪酸アミド、高分
子脂肪酸アミド、脂肪酸エステル重合体、酸化ポリエチ
レンのうち少なくとも1種類および微粒子を含有するも
のである。ここで導電性弾性層3と表面層4との間に、
導電性ローラの電気抵抗を調整するための抵抗調整層、
および導電性弾性層と表面層の接着性を高めるプライマ
ー層などの単層または複数層を含む場合もある。現像ロ
ーラとして用いられる場合には、表面粗さを調整するた
めに平均粒径10μm〜50μmの粒子を含有すること
が好ましい。表面層4の形成方法としては、表面層溶液
の粘度に応じて、デッピング、スプレー噴霧、ロールコ
ートまたは刷毛塗りなどが挙げられるが、50μmの表
面層を均一に塗布できる点でデッピング、スプレー噴霧
が好ましい。また前記したような導電性ローラは表面層
被覆後のローラ抵抗として、帯電ローラ、現像ローラの
場合は、104〜1010Ω、好ましくは105〜108Ω
なるように設定することが感光体にダメージを与えず、
良好な画像を得る点で好ましい。転写ローラの場合には
107 〜1012Ωであることが感光体上のトナーを良好
に転写させる点で好ましい。尚、このローラ抵抗値は導
電性ローラを金属プレートに水平に当てて、前記導電性
シャフトの両端部の各々に500gの荷重を金属プレー
ト方向に加えたとき、シャフトと金属プレート間に直流
電圧100ボルト印加して測定される値である。
説明する。本発明に用いる表面層は脂肪酸アミド、高分
子脂肪酸アミド、脂肪酸エステル重合体、酸化ポリエチ
レンのうち少なくとも1種類以上の化合物を含むと同時
に表面性や帯電性のコントロールのために添加する微粒
子を含有している限り特に規定はない。ここでいう高分
子脂肪酸アミドとは脂肪酸アミドにダイマー酸、トリマ
ー酸等を反応させて得られる高分子量化させた脂肪酸ア
ミドであり、溶液中でのアミド結合同士の相互作用が沈
降防止に関与する点は脂肪酸アミドと同様である。また
脂肪酸エステル重合体とは脂肪酸と多官能ポリマーを反
応して得られる重合体であるが一部カルボキシル基が残
留しており、このカルボキシル基が沈降に寄与するた
め、顔料等を含んだ溶液系では顔料にカルボキシル基が
配向しより効果的である。
酸エステル重合体、酸化ポリエチレンの添加量は表面層
ベース樹脂100重量部に対して0.3〜10重量部が
好ましい。0.3重量部以下であると沈降防止効果が小
さい場合が多い。また10重量部以上では溶液粘度が上
昇し塗布ムラが発生したり、表面層特性が変化したりす
るために好ましくない。沈降防止と粘度上昇低減とのバ
ランスの点でより好ましくは0.5〜5重量部、最も好
ましくは1〜2重量部である。
用いられるが、帯電ローラの場合は耐電圧性能、表面平
滑性が重要であるために、表面層厚さは50μm以上、
好ましくは50〜100μmであって、ゆず肌等を発生
しにくい樹脂が好ましい。従って表面層のベース樹脂と
しては水系ウレタン、炭化水素系樹脂等が好ましい。
させる点でポリアミド、ポリウレタン等のーNHCO―
結合含有樹脂が好ましい。表面粗さはRzで3〜20μ
m、好ましくは5〜10μmがトナー搬送性等の観点か
ら好ましく、したがって微粒子を含有する場合、平均粒
径が10μm〜50μm、好ましくは10μm〜30μ
mが好ましい。
紙と接触する部分であり、紙との離型性の優れたフッソ
含有ゴム等が好ましいケースと適度な粘着性を有するウ
レタンゴム等が好ましいケースがある。本発明に係る微
粒子として平均粒径以外に特に規定はなく有機系、無機
系にいずれでも構わない。無機系微粒子としては、酸化
チタン、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、シリカ等があげられるが、比重が小さ
い点、表面層の機械的特性維持の点で有機系微粒子が好
ましく、アクリル系微粒子、ウレタン系微粒子、炭化水
素系微粒子、ナイロン系微粒子、前記微粒子の混合系、
共重合等での組成上の混合系等が挙げられる。これらの
中でトナー帯電性と入手のしやすさからウレタン系微粒
子が好ましい。
脂100重量部に対して10〜50重量部が好ましい。
10重量部以下では表面粗さをコントロールしにくく、
50重量部以上では表面層を脆くする。表面粗さを安定
的にコントロールする点では20〜30重量部がより好
ましい。請求項4に係る導電性組成について記載する。
前記導電性弾性層としては、(A)分子中に少なくとも
1個のアルケニル基を含み、主鎖を構成する繰り返し単
位が主にオキシアルキレン単位または飽和炭化水素系単
位からなる重合体と、(B)分子中に少なくとも2個の
ヒドロシリル基を含む硬化剤と、(C)ヒドロシリル化
触媒と、(D)導電性付与剤と、を主成分とする硬化性
組成物の反応物を使用することが好ましい。導電性弾性
層がオキシアルキレン系組成物からなるときは、この組
成物は硬化前には低粘度であり硬化後には低硬度である
ので加工性の観点から好ましく、導電性弾性層が飽和炭
化水素系組成物からなるときは、この組成物は低吸水率
であるので高湿度環境下での安定性の観点から好まし
い。
合体は、(B)成分とヒドロシリル化反応して硬化する
成分であり、分子中に少なくとも1個のアルケニル基を
有するため、ヒドロシリル化反応が起こって高分子状に
なり硬化する。(A)成分に含まれるアルケニル基の数
は、(B)成分とヒドロシリル化反応するという点から
少なくとも1個必要であるが、ゴム弾性の点からは、直
鎖状分子の場合は、分子の両末端に2個のアルケニル基
が存在し、分岐のある分子の場合には、分子末端に2個
以上のアルケニル基が存在することが望ましい。(A)
成分の主鎖を構成する主な繰り返し単位はオキシアルキ
レン単位または飽和炭化水素系単位である。
アルキレン単位からなる重合体の場合、少量の導電性付
与剤を添加するだけで体積抵抗率が108〜109Ωcm
となるため好ましい。また、硬化物の低硬度化の観点か
らも、前記繰り返し単位がオキシアルキレン単位である
オキシアルキレン系重合体、さらには、前記繰り返し単
位がオキシプロピレン単位であるオキシプロピレン系重
合体が好ましい。
は、主鎖を構成する単位のうち30%以上、好ましくは
50%以上がオキシアルキレン単位からなる重合体をい
い、オキシアルキレン単位以外に含有される単位として
は、重合体製造時の原料物質として使用される、活性水
素を2個以上有する化合物、たとえば、エチレングリコ
ール、ビスフェノール系化合物、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトールなどからの単位
が挙げられる。なお、オキシプロピレン系重合体の場合
には、エチレンオキシド、ブチレンオキシドなどからな
る単位との共重合体(グラフト重合体も含む)であって
もよい。
ン系重合体の分子量としては、反応性および低硬度化の
バランスをよくする観点から、数平均分子量(Mn)で
500〜50,000、さらには1,000〜40,0
00、特には5,000〜40,000であるものが好
ましい。数平均分子量が500未満の場合、この硬化性
組成物を硬化させた場合に充分な機械的特性(ゴム硬
度、伸び率)などが得られにくくなる。一方、数平均分
子量があまり大きくなりすぎると、分子中に含まれるア
ルケニル基1個あたりの分子量が大きくなったり、立体
障害で反応性が落ちたりするため、硬化が不充分になる
ことが多く、また、粘度が高くなりすぎて加工性が悪く
なる傾向にある。
ルケニル基に特に制限はないが、下記一般式(1)、 H2C=C(R1)− (1) (式中、R1は水素原子またはメチル基)で示されるア
ルケニル基が、硬化性に優れる点で特に好ましい。
低硬度化に設定しやすいことであり、この特徴を発揮さ
せるにはアルケニル基の数は分子末端に2個以上が好ま
しく、(A)成分の分子量に比してアルケニル基の数が
多くなりすぎると剛直になり、良好なゴム弾性が得られ
にくくなる。また、(A)成分が、主鎖を構成する主な
繰り返し単位が飽和炭化水素系単位である重合体の場合
は、低吸水率であり、電気抵抗の環境変動が小さく好ま
しい。この重合体の場合も、前記オキシアルキレン系重
合体の場合と同様に、(B)成分とヒドロシリル化反応
して硬化する成分であり、分子中に少なくとも1個のア
ルケニル基を有するため、ヒドロシリル化反応が起こっ
て高分子状になり硬化するものであり、(A)成分に含
まれるアルケニル基の数は、(B)成分とヒドロシリル
化反応するという点から少なくとも1個必要であるが、
ゴム弾性の点からは、直鎖状分子の場合は、分子の両末
端に2個存在することが好ましく、分岐を有する分子の
場合には、分子末端に2個以上存在することが好まし
い。
和炭化水素系単位である重合体の代表的な例としては、
イソブチレン系重合体、水添イソプレン系重合体、水添
ブタジエン系重合体が挙げられる。これら重合体は、共
重合体などの他成分の繰り返し単位を含むものであって
も構わないが、少なくとも飽和炭化水素系単位を50%
以上、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以
上含有することが、飽和炭化水素系の、吸水率が低いと
いう特徴を損なわないようにするうえで重要である。
和炭化水素系単位である(A)成分の重合体の分子量と
しては、取扱いやすさなどの点から、数平均分子量(M
n)で500〜50,000程度、さらには1,000
〜15,000程度であって、常温において液状物で流
動性を有するものが加工性の点で好ましい。この飽和炭
化水素系重合体に導入されるアルケニル基については、
前記オキシアルキレン系重合体の場合と同様である。
に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を構成す
る主な繰り返し単位が飽和炭化水素系である重合体の好
ましい具体例としては、両末端にアルケニル基を2個有
する直鎖状の数平均分子量(Mn)が2,000〜1
5,000でMw/Mnが1.1〜1.2のポリイソブ
チレン系、水添ポリブタジエン系、水添ポリイソプレン
系重合体などが挙げられる。
子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有する化合物
であるかぎり特に制限はないが、分子中に含まれるヒド
ロシリル基の数が多すぎると硬化後も多量のヒドロシリ
ル基が硬化物中に残存しやすくなり、ボイドやクラック
の原因になるため、分子中に含まれるヒドロシリル基の
数は50個以下がよい。さらには2〜30個、より好ま
しくは2〜20個であることが、硬化物のゴム弾性のコ
ントロールや貯蔵安定性の点から好ましく、さらに、硬
化時の発泡を容易に防ぐ点では、20個以下、ヒドロシ
リル基が失活しても硬化不良が発生しにくい点では3個
以上が好ましく、最も好ましい範囲は3〜20個であ
る。
個有するとは、Siに結合するHを1個有することをい
い、SiH2の場合にはヒドロシリル基を2個有するこ
とになるが、Siに結合するHは異なるSiに結合する
方が硬化性がよく、ゴム弾性の点からも好ましい。
(B)成分の分子量は、後述する導電性付与剤((D)
成分)を添加する場合の分散性やローラ加工性などの点
から数平均分子量(Mn)で30,000以下であるの
が好ましく、さらには20,000以下、特には15,
000以下が好ましい。(A)成分の反応性や相溶性ま
で考慮すると300〜10,000が好ましい。
凝集力が(B)成分の凝集力に比べて大きいために、相
溶性の点でフェニル基含有変性が重要であり、(A)成
分との相溶性、入手のしやすさの点でスチレン変性体な
どが好ましく、貯蔵安定性の点からα−メチルスチレン
変性体が好ましい。(C)成分であるヒドロシリル化触
媒としては、ヒドロシリル化触媒として使用しうるもの
である限り特に制限はない。白金単体、アルミナなどの
単体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸(アルコ
ールなどの錯体も含む)、白金の各種錯体、ロジウム、
ルテニウム、鉄、アルミニウム、チタンなどの金属の塩
化物などが挙げられる。これらの中でも、触媒活性の点
から塩化白金酸、白金−オレフイン錯体、白金−ビニル
シロキサン錯体が望ましい。これらの触媒は単独で使用
しても良く、また2種以上併用しても良い。
および(B)成分の使用割合は、(A)成分中のアルケ
ニル基1モル当たり(B)成分中のヒドロシリル基が
0.2〜5.0モル、さらには0.4〜2.5モルがゴ
ム弾性の点から好ましい。また、(C)成分の使用量と
しては、(A)成分中のアルケニル基1モルに対して1
0-8〜10-1モル、さらには10-6〜10-1モル、特に
は10-6〜10-3モルの範囲で用いるのが好ましい。
(C)成分の使用料が10-8モルに満たないと反応が進
行しにくい。その一方で、ヒドロシリル化触媒は、一般
に高価で、また腐食性を有し、しかも水素ガスが大量に
発生して硬化物が発泡してしまう性質を有しているの
で、10-1モルを超えて用いない方が好ましい。
(D)成分として導電性付与剤を添加して導電性組成物
とすれば、現像ローラとして好適である。この(D)成
分の導電性付与剤としては、カーボンブラックや、金属
微粉末、さらには第4級アンモニウム塩基、カルボン酸
基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基
などを有する有機化合物もしくは重合体、エーテルエス
テルアミド、もしくはエーテルイミド重合体、エチレン
オキサイド−エピハロヒドリン共重合体、メトキシポリ
エチレングリコールアクリレートなどで代表される導電
性ユニットを有する化合物、または高分子化合物などの
帯電防止剤などの、導電性を付与できる化合物などが挙
げられる。これらの導電性付与剤は、単独で使用して
も、また、2種以上を併用してもかまわない。
は、(A)〜(C)成分の合計量に対して30重量%以
下とすることが、ゴム硬度を上げない点から好ましい。
一方、均一な抵抗を得る点からは10重量%以上が好ま
しく、必要なゴム硬度と、硬化物の体積抵抗率が103
〜1010Ωcmになるように、その物性バランスから添
加量を決めればよい。
(A)〜(D)成分の他、貯蔵安定性改良剤、たとえ
ば、脂肪族不飽和結合を有する化合物、有機リン化合
物、有機硫黄化合物、チッ素含有化合物、スズ系化合
物、有機過酸化物などを加えてもよい。その具体例とし
ては、たとえば、ベンゾチアゾール、チアゾール、ジメ
チルマレート、ジメチルアセチレンカルボシキレート、
2−ペンテンニトリル、2,3−ジクロロプロペン、キ
ノリンなどが挙げられるが、これらに限定されるわけで
はない。これらの中では、ポットライフおよび速硬化性
の両立という点から、チアゾール、ジメチルマレートが
特に好ましい。なお、前記貯蔵安定性改良剤は、単独で
用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
ストを改善するための充填剤、保存安定剤、可塑剤、紫
外線吸収剤、滑剤、顔料などを添加してもよい。本発明
に係る現像ローラは、上記のような硬化性組成物、その
他、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、EP系ゴムなど
の弾性材料を、たとえば、中心にSUS製などの金属シ
ャフトなどからなる導電性シャフトを設置した金型に注
型、射出、押出成形などをし、適当な温度、時間で加熱
硬化させることによって、シャフトのまわりに導電性弾
性層を形成する。この場合、半硬化後、後硬化させても
よい。
6の導電性ローラの製造方法について説明する。本発明
請求項5、6は表面層溶液をデッピング塗布、スプレー
噴霧で塗布後、乾燥(硬化も含む)して表面層を形成し
た導電性ローラおよびその製造方法である限り特に制限
はない。しかしながら微粒子の平均粒径が10μm〜5
0μmと比較的大きい時の沈降防止に効果的である。
施例1〜13と比較例1〜4とを示す。実施例1〜13
および比較例1〜4に係る導電性ローラは、直径10m
mのSUS製シャフトの周りに厚さ7.5mm程度の導
電性弾性層を設け、この導電性弾性層の外周に表面層を
被覆して構成されたものである。以下に、導電性弾性層
と表面層の具体的な構成について説明する。なお、これ
ら実施例は、何ら本発明を限定するものではない。導電
性弾性層は、以下に列記する弾性層1〜3の何れかを用
いて前記シャフトの周りに設けられる。 (導電性弾性層1) (A−1)数平均分子量(Mn)8000、分子量分布
2の末端アリル化ポリオキシプロピレン重合体:100
重量部に対して、 (B―1)ポリシロキサン系硬化剤(SiH価0.36
モル/100g):6.6重量部 (C)塩化白金酸の10%イソプロピルアルコール溶
液:0.06重量部 (D−1)カーボンブラック3030B(三菱化学社
製):7重量部を混合し、減圧(10mmHg以下、1
20分)脱泡した。得られた組成物を前記シャフトの周
りに被覆し、金型内で120℃30分静置して硬化させ
た。この弾性層自体のJIS K6301A法に記載さ
れた方法に準じて測定したJIS A硬度は15°であ
った。 (導電性弾性層2) (A−2)数平均分子量(Mn)10000の末端にビ
ニル基を平均2個有するポリイソブチレン重合体:10
0重量部、 (B−2)ポリシロキサン系硬化剤(SiH価0.97
モル/100g):2.7重量部 (C)塩化白金酸の10%イソプロピルアルコール溶
液:0.06重量部 (D−2)カーボンブラック3050B(三菱化学社
製):5重量部 (その他)可塑剤PS−32(出光興産社製):75重
量部からなる組成物を導電性弾性層1と同様に成型し
た。導電性弾性体層2自体のJIS A硬度は14°で
あった。 (導電性ゴム層3)日本ポリウレタン社製C−4190
(主鎖がポリエーテルでNCO含量4.5%、粘度70
0センチポアズ/75℃)で100重量部に対して、
4、4‘−メチレン−ビス−2−クロロアニリン12.
9重量部、ケッチェンブラックECを0.8重量部から
なる組成物を混合し、硬化条件を80℃5時間にした以
外は弾性層1と同様にして弾性層3を形成した。導電性
弾性体層3自体のJIS A硬度は78゜であった。 (表面層1〜14)各塗布溶液を用いて前記弾性体で作
製したローラにデッピング塗布し80℃1時間乾燥して
導電性ローラを得た。 (表面層1)ハイムレンNPU5(大日精化工業製、ポ
リエーテルポリウレタン)をイソプロピルアルコールと
トルエンが1/1(重量比)の混合溶剤で固形分5%に
なるように希釈した表面層溶液1を作製した。 (表面層2〜13)ハイムレンNPU5固形分100重
量部に対して所定量のウレタン微粒子セイカセブンUP
0904(平均粒径12〜17μm、大日精化工業社
製)をその固形分濃度が5%になるように前記混合溶剤
で希釈後、表1にしめす添加剤を所定量添加し混合攪拌
(1500rpmにて1時間)して表面層溶液2〜13
を得た。尚、表1の添加剤は全て共栄社化学製の商品で
あり、その添加量はハイムレンNPU5固形分100重
量部に対しての添加剤固形分の重量部で示す。
ブンUP0902(平均粒径30〜40μm、大日精化
工業製)にした以外は表面層溶液3と同様にして表面層
溶液14を得た。以下の表2に実施例1〜12および比
較例1〜4の構成を示す。
保存(20℃の室)した後のウレタン微粒子の沈降状態
を調べた。(○:沈降していない。×:沈降している) 2)周辺部材汚染評価としてローラを感光体に押し当て
50℃80%RH環境に120時間投入し取り出した後
の感光体表面を目視評価した。(○:変化なし×:感光
体表面に押し跡が残る。) 3)市販6枚機の現像ローラ位置に導電性ローラをセッ
トし、黒ベタ画像を印刷した。1000枚目のもののマ
クベス濃度を調べた。 (◎:1.4以上 ○:1.3以上1.4未満で均一
△:均一であるが1.3未満 ×:均一でない。) 表3に評価結果をしめす。
噴霧にした以外は実施例1と同様の導電性ローラを作製
し評価した。実施例1とほぼ同様の特性であった。
層において脂肪酸アミド、高分子脂肪酸アミド、脂肪酸
エステル重合体、酸化ポリエチレンを含有するものは表
面層溶液の微粒子沈降が防止できるうえ他特性を損なわ
ず、微粒子を均一に分散した表面層を形成することがで
きる。特に、脂肪酸アミド系のものを添加した表面層を
もつ現像ローラはトナー帯電性も向上し、良好な画像を
得ることができる。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】導電性シャフトの周りに弾性層、該弾性層
上に単または複数の樹脂層を同心円状に積層して構成さ
れる導電性ローラにおいて、少なくとも樹脂層の最外層
(表面層)が脂肪酸アミド、高分子脂肪酸アミド、脂肪
酸エステル重合体、酸化ポリエチレンから選ばれる少な
くとも1種および微粒子を含むことを特徴とする導電性
ローラ - 【請求項2】請求項1の脂肪酸アミド、高分子脂肪酸ア
ミド、脂肪酸エステル重合体、酸化ポリエチレンから選
ばれる少なくとも1種の添加量が表面層ベース樹脂10
0重量部に対して0.3〜10重量部であり、微粒子の
添加量が表面層ベース樹脂100重量部に対して10〜
50重量部であることを特徴とする請求項1記載の現像
ローラ - 【請求項3】微粒子の平均粒径が10〜50μmである
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の現像ロ
ーラ - 【請求項4】弾性層が(A) 分子中に少なくとも1個の
アルケニル基を含み、主鎖を構成する繰り返し単位が主
にオキシアルキレン単位または飽和炭化水素単位からな
る重合体と、(B)分子中に少なくとも2個のヒドロシ
リル基を含む硬化剤と、(C)ヒドロシリル化触媒と、
(D)導電性付与剤とを主成分とする硬化性組成物の反
応物からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の導電性ローラ - 【請求項5】表面層がデッピング、スプレー噴霧のいず
れかの方式で塗布することによって形成されることを特
徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に記載の導電性
ローラ - 【請求項6】表面層がデッピング、スプレー噴霧のいず
れかの方式で塗布することにより形成される工程を含む
ことを特徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に記載
の導電性ローラの製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16010798A JPH11351238A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 導電性ローラおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16010798A JPH11351238A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 導電性ローラおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11351238A true JPH11351238A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15708014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16010798A Pending JPH11351238A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 導電性ローラおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11351238A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003131460A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-09 | Bando Chem Ind Ltd | 導電性ローラおよびその製造方法 |
| JP2005321749A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-11-17 | Canon Inc | 弾性ローラの製造方法、及び電子写真用プロセスカートリッジ |
| JP2007016969A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Canon Chemicals Inc | ゴムローラの製造方法 |
| JP2007057559A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Bridgestone Corp | 導電性ローラ |
| JP2009069495A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Canon Chemicals Inc | ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
| JP2010086003A (ja) * | 2003-06-30 | 2010-04-15 | Canon Inc | 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
| JP2011237632A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Ricoh Co Ltd | 現像ローラ、並びに、現像ローラを備えた現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ、並びに、現像ローラを用いた画像形成方法 |
| US8376922B2 (en) | 2004-06-09 | 2013-02-19 | Bridgestone Corporation | Developing roller, charging roller, conductive roller and method for producing the same |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16010798A patent/JPH11351238A/ja active Pending
Cited By (8)
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| JP2011237632A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Ricoh Co Ltd | 現像ローラ、並びに、現像ローラを備えた現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ、並びに、現像ローラを用いた画像形成方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040127 |
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| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070530 |
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