JPH11352297A - X線分光素子 - Google Patents
X線分光素子Info
- Publication number
- JPH11352297A JPH11352297A JP17800598A JP17800598A JPH11352297A JP H11352297 A JPH11352297 A JP H11352297A JP 17800598 A JP17800598 A JP 17800598A JP 17800598 A JP17800598 A JP 17800598A JP H11352297 A JPH11352297 A JP H11352297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- multilayer film
- artificial multilayer
- layer
- specific
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 title abstract description 7
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims abstract description 5
- 238000000441 X-ray spectroscopy Methods 0.000 claims description 32
- 238000003475 lamination Methods 0.000 claims description 13
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 89
- 239000010410 layer Substances 0.000 abstract description 46
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 abstract description 42
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 abstract description 6
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 abstract description 6
- INAHAJYZKVIDIZ-UHFFFAOYSA-N boron carbide Chemical compound B12B3B4C32B41 INAHAJYZKVIDIZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 8
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 8
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 7
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 7
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 5
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 4
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 3
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 1
- 238000000560 X-ray reflectometry Methods 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002310 reflectometry Methods 0.000 description 1
- 229910052703 rhodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定の元素に起因する特定の特性X線を取り
出す場合に、特定の元素よりも原子番号が1または2だ
け小さい元素を人工多層膜と組み合わせるようにして、
高反射でかつ高分解能のX線分光素子を得る。 【解決手段】 X線分光素子の人工多層膜の部分は、第
1層10がタングステン(W)、第2層12が炭化ホウ
素(B4C)である。第1層10と第2層12の厚さは
それぞれ約3〜4ナノメータであり、これを50〜20
0周期だけ積層してある。この人工多層膜の表面にニッ
ケルの表面層14を形成してある。このX線分光素子は
CuKα線だけを取り出すようにしたものであり、ニッ
ケル層14を形成することにより、CuKα線よりも短
波長側のX線をニッケル層14で効果的に吸収できる。
出す場合に、特定の元素よりも原子番号が1または2だ
け小さい元素を人工多層膜と組み合わせるようにして、
高反射でかつ高分解能のX線分光素子を得る。 【解決手段】 X線分光素子の人工多層膜の部分は、第
1層10がタングステン(W)、第2層12が炭化ホウ
素(B4C)である。第1層10と第2層12の厚さは
それぞれ約3〜4ナノメータであり、これを50〜20
0周期だけ積層してある。この人工多層膜の表面にニッ
ケルの表面層14を形成してある。このX線分光素子は
CuKα線だけを取り出すようにしたものであり、ニッ
ケル層14を形成することにより、CuKα線よりも短
波長側のX線をニッケル層14で効果的に吸収できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は人工多層膜を用い
たX線分光素子に関する。
たX線分光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】人工多層膜を用いたX線分光素子は、現
在、多方面で使われている。また、近年では、反射面に
沿って積層周期を連続的に変化させた格子面間隔傾斜型
の人工多層膜の製作も可能になっており、出射ビームの
圧縮化、平行化、集光化等を自由に行えるようになって
きた。
在、多方面で使われている。また、近年では、反射面に
沿って積層周期を連続的に変化させた格子面間隔傾斜型
の人工多層膜の製作も可能になっており、出射ビームの
圧縮化、平行化、集光化等を自由に行えるようになって
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、高いX線反射率
(60%以上)が得られる人工多層膜は、その積層周期
が数ナノメータ程度である。この積層周期は、天然の単
結晶の格子面間隔よりも一桁程度大きい。このような高
反射率の人工多層膜は、天然の単結晶を用いた分光素子
と比較すると、エネルギー分解能(波長分解能)が低
い。そのため、このような人工多層膜を分光素子として
用いると、出射ビームの中に、目的とする波長以外のX
線が混入しやすくなり、特に硬X線の領域(短波長X線
の領域)においてはその影響が顕著になる。これに対し
て、人工多層膜の積層周期を小さくすれば、エネルギー
分解能は向上するが、製作の困難性から、積層周期が大
きい場合に比べて積層周期の完全性が低下して、今度
は、反射率が低下してしまう。
(60%以上)が得られる人工多層膜は、その積層周期
が数ナノメータ程度である。この積層周期は、天然の単
結晶の格子面間隔よりも一桁程度大きい。このような高
反射率の人工多層膜は、天然の単結晶を用いた分光素子
と比較すると、エネルギー分解能(波長分解能)が低
い。そのため、このような人工多層膜を分光素子として
用いると、出射ビームの中に、目的とする波長以外のX
線が混入しやすくなり、特に硬X線の領域(短波長X線
の領域)においてはその影響が顕著になる。これに対し
て、人工多層膜の積層周期を小さくすれば、エネルギー
分解能は向上するが、製作の困難性から、積層周期が大
きい場合に比べて積層周期の完全性が低下して、今度
は、反射率が低下してしまう。
【0004】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、目的とする特性X線
よりも短波長側のX線を出射ビームに混入させないよう
にして、高反射でかつ高エネルギー分解能のX線分光素
子を提供することにある。換言すれば、この発明の目的
は、高反射率でかつ格子面間隔を自由に設計できる人工
多層膜の特徴を生かしつつ、低エネルギー分解能という
問題を克服したX線分光素子を提供することにある。
なされたものであり、その目的は、目的とする特性X線
よりも短波長側のX線を出射ビームに混入させないよう
にして、高反射でかつ高エネルギー分解能のX線分光素
子を提供することにある。換言すれば、この発明の目的
は、高反射率でかつ格子面間隔を自由に設計できる人工
多層膜の特徴を生かしつつ、低エネルギー分解能という
問題を克服したX線分光素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のX線分光素子
は、人工多層膜を用いたものであって、特定の元素に起
因する特定の特性X線だけを取り出すために、前記特定
の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい元素(以
下、添加元素という。)を何らかの形で人工多層膜と組
み合わせるようにしたものである。添加元素を組み合わ
せる形態としては、次のような形態が考えられる。
(1)人工多層膜の表面に添加元素の膜を形成する。
(2)人工多層膜を構成する膜の中に添加元素を分散さ
せる。(3)人工多層膜を構成する膜の一つを添加元素
を含む合金で構成する。(4)人工多層膜を構成する膜
の一つを添加元素の単体で構成する。
は、人工多層膜を用いたものであって、特定の元素に起
因する特定の特性X線だけを取り出すために、前記特定
の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい元素(以
下、添加元素という。)を何らかの形で人工多層膜と組
み合わせるようにしたものである。添加元素を組み合わ
せる形態としては、次のような形態が考えられる。
(1)人工多層膜の表面に添加元素の膜を形成する。
(2)人工多層膜を構成する膜の中に添加元素を分散さ
せる。(3)人工多層膜を構成する膜の一つを添加元素
を含む合金で構成する。(4)人工多層膜を構成する膜
の一つを添加元素の単体で構成する。
【0006】特定元素(X線管のターゲットの材質)と
添加元素(人工多層膜に含める元素)の組み合わせとし
ては次の表1のような組み合わせが考えられる。元素記
号のあとにカッコ書きで示した数字は原子番号である。
添加元素(人工多層膜に含める元素)の組み合わせとし
ては次の表1のような組み合わせが考えられる。元素記
号のあとにカッコ書きで示した数字は原子番号である。
【0007】
【表1】 特定元素 添加元素 Cu(29) Ni(28) Mo(42) Zr(40) Cr(24) V (23) Fe(26) Mn(25) Co(27) Fe(26) Ag(47) Rh(45)
【0008】この表1において、MoとZrの組み合わ
せ、及び、AgとRhの組み合わせが、特定元素よりも
原子番号が2だけ小さい添加元素を用いる例であり、そ
の他の組み合わせは、特定元素よりも原子番号が1だけ
小さい添加元素を用いる例である。
せ、及び、AgとRhの組み合わせが、特定元素よりも
原子番号が2だけ小さい添加元素を用いる例であり、そ
の他の組み合わせは、特定元素よりも原子番号が1だけ
小さい添加元素を用いる例である。
【0009】次に、この発明の基本原理を説明する。以
下の説明では、特定の元素として銅(Cu)を、「特定
の特性X線」としてCuKα線を、添加元素としてニッ
ケル(Ni)を例にして説明する。
下の説明では、特定の元素として銅(Cu)を、「特定
の特性X線」としてCuKα線を、添加元素としてニッ
ケル(Ni)を例にして説明する。
【0010】図1(A)は従来の人工多層膜を分光素子
として利用してCuKα線を取り出したときの出射ビー
ムのエネルギー・プロフィールの一例である。横軸はX
線の波長(エネルギーの逆数に比例)であり、縦軸はX
線強度の平方根である。X線管のCuターゲットから出
てくるX線を人工多層膜に入射させている。入射X線ビ
ームと人工多層膜の配置関係は、CuKα線がブラッグ
の反射条件を満たすように入射X線ビームの入射角を設
定している。しかし、人工多層膜からの出射ビームの中
には、CuKα線(波長は0.1542nm)以外に、
CuKβ線(0.1392nm)やWLα線(0.14
80nm)が混じっている。ここで、WLα線はX線管
のWフィラメントからのコンタミネーションである。
として利用してCuKα線を取り出したときの出射ビー
ムのエネルギー・プロフィールの一例である。横軸はX
線の波長(エネルギーの逆数に比例)であり、縦軸はX
線強度の平方根である。X線管のCuターゲットから出
てくるX線を人工多層膜に入射させている。入射X線ビ
ームと人工多層膜の配置関係は、CuKα線がブラッグ
の反射条件を満たすように入射X線ビームの入射角を設
定している。しかし、人工多層膜からの出射ビームの中
には、CuKα線(波長は0.1542nm)以外に、
CuKβ線(0.1392nm)やWLα線(0.14
80nm)が混じっている。ここで、WLα線はX線管
のWフィラメントからのコンタミネーションである。
【0011】図1(B)は本発明のX線分光素子を用い
てCuKα線を取り出したときの出射ビームのエネルギ
ー・プロフィールの一例である。この分光素子は、人工
多層膜の表面または内部にニッケルを含んでいる。この
場合は、出射ビームの中には、CuKα線だけが含まれ
ていて、上述のCuKβ線やWLα線はほとんど観測さ
れない。その理由は、CuKα線よりも短波長側のX線
がニッケルに吸収されるからである。ニッケルは銅より
も原子番号がひとつ小さいので、ニッケルの吸収端
(0.1488nm)はCuKα線(0.1542n
m)の短波長側のすぐ近くに位置している。このNi吸
収端よりも波長の短いX線はニッケルに吸収されてしま
う。ところで、CuKα線よりも短波長側のX線がニッ
ケルによって吸収割合は、ニッケルの厚さまたは量に依
存する。したがって、短波長側のX線(この場合、特に
CuKβ線)の強度がCuKα線に比較して実用上無視
できる程度に小さくなるように、必要かつ十分な量のニ
ッケルを使用すればよい。
てCuKα線を取り出したときの出射ビームのエネルギ
ー・プロフィールの一例である。この分光素子は、人工
多層膜の表面または内部にニッケルを含んでいる。この
場合は、出射ビームの中には、CuKα線だけが含まれ
ていて、上述のCuKβ線やWLα線はほとんど観測さ
れない。その理由は、CuKα線よりも短波長側のX線
がニッケルに吸収されるからである。ニッケルは銅より
も原子番号がひとつ小さいので、ニッケルの吸収端
(0.1488nm)はCuKα線(0.1542n
m)の短波長側のすぐ近くに位置している。このNi吸
収端よりも波長の短いX線はニッケルに吸収されてしま
う。ところで、CuKα線よりも短波長側のX線がニッ
ケルによって吸収割合は、ニッケルの厚さまたは量に依
存する。したがって、短波長側のX線(この場合、特に
CuKβ線)の強度がCuKα線に比較して実用上無視
できる程度に小さくなるように、必要かつ十分な量のニ
ッケルを使用すればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下の実施形態の説明では、「特
定の元素に起因する特定の特性X線を取り出すようにし
たX線分光素子」における「特定の元素」として銅(C
u)を、「特定の特性X線」としてCuKα線を、「特
定の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい元素」
として、ニッケル(Ni)を例にして説明している。
定の元素に起因する特定の特性X線を取り出すようにし
たX線分光素子」における「特定の元素」として銅(C
u)を、「特定の特性X線」としてCuKα線を、「特
定の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい元素」
として、ニッケル(Ni)を例にして説明している。
【0013】図2(A)は、この発明の第1の実施形態
のX線分光素子の一部(表面近く)を拡大した断面図で
ある。このX線分光素子の人工多層膜の部分は、第1層
10と第2層12とを交互に積層したものである。この
人工多層膜の表面に表面層14を形成してある。人工多
層膜は、原則として、重い元素からなる層と軽い元素か
らなる層を積層して作る。この実施形態では、第1層は
タングステン(W)、第2層は炭化ホウ素(B4C)で
ある。第1層と第2層の厚さはそれぞれ約2〜4ナノメ
ータであり、これを50〜200周期だけ積層してあ
る。第1層と第2層の厚さの比率は、さまざまに選択で
きるが、この実施形態では厚さの比率は1:1である。
人工多層膜の積層周期(第1層と第2層の厚さの合計)
は、単結晶の格子面間隔に相当する。図2(A)の人工
多層膜は例えばスパッタリング法で形成できる。
のX線分光素子の一部(表面近く)を拡大した断面図で
ある。このX線分光素子の人工多層膜の部分は、第1層
10と第2層12とを交互に積層したものである。この
人工多層膜の表面に表面層14を形成してある。人工多
層膜は、原則として、重い元素からなる層と軽い元素か
らなる層を積層して作る。この実施形態では、第1層は
タングステン(W)、第2層は炭化ホウ素(B4C)で
ある。第1層と第2層の厚さはそれぞれ約2〜4ナノメ
ータであり、これを50〜200周期だけ積層してあ
る。第1層と第2層の厚さの比率は、さまざまに選択で
きるが、この実施形態では厚さの比率は1:1である。
人工多層膜の積層周期(第1層と第2層の厚さの合計)
は、単結晶の格子面間隔に相当する。図2(A)の人工
多層膜は例えばスパッタリング法で形成できる。
【0014】この実施形態は、人工多層膜の表面にニッ
ケルの表面層14を設けたことに特徴がある。このX線
分光素子はCuKα線だけを取り出すようにしたもので
あり、X線分光素子を使うときは、X線分光素子に入射
するX線ビームの入射角θと、CuKα線の波長λと、
人工多層膜の積層周期dとがブラッグの反射条件を満足
するように、入射角θを定めればよい。ただし、このよ
うに入射角θを定めても、積層周期が数ナノメータと比
較的大きいので、人工多層膜のエネルギー分解能は低
く、CuKα線以外にCuKβ線が出射ビームに混入す
る。そこで、ニッケル層14を形成することにより、C
uKα線よりも短波長側のX線をニッケルにより効果的
に吸収することができる。ニッケル層14は例えばスパ
ッタリング法で形成できる。
ケルの表面層14を設けたことに特徴がある。このX線
分光素子はCuKα線だけを取り出すようにしたもので
あり、X線分光素子を使うときは、X線分光素子に入射
するX線ビームの入射角θと、CuKα線の波長λと、
人工多層膜の積層周期dとがブラッグの反射条件を満足
するように、入射角θを定めればよい。ただし、このよ
うに入射角θを定めても、積層周期が数ナノメータと比
較的大きいので、人工多層膜のエネルギー分解能は低
く、CuKα線以外にCuKβ線が出射ビームに混入す
る。そこで、ニッケル層14を形成することにより、C
uKα線よりも短波長側のX線をニッケルにより効果的
に吸収することができる。ニッケル層14は例えばスパ
ッタリング法で形成できる。
【0015】次に、ニッケル層14の必要な厚さについ
て試算する。そのために次のような条件を設定する。
(1)ニッケル層が存在しない人工多層膜を用いた場合
には、出射ビームの中に、CuKβ線が、CuKα線に
対して0.5%の強度で観測されるものと仮定する。
(2)X線分析装置において、単結晶の試料を分析する
場合には、試料に入射するX線ビーム(X線分光素子か
らの出射ビーム)に含まれるCuKβ線の許容強度がC
uKα線の強度の0.01%であり、多結晶の試料を分
析する場合には、CuKβ線の許容強度がCuKα線の
強度の0.1%であると仮定する。
て試算する。そのために次のような条件を設定する。
(1)ニッケル層が存在しない人工多層膜を用いた場合
には、出射ビームの中に、CuKβ線が、CuKα線に
対して0.5%の強度で観測されるものと仮定する。
(2)X線分析装置において、単結晶の試料を分析する
場合には、試料に入射するX線ビーム(X線分光素子か
らの出射ビーム)に含まれるCuKβ線の許容強度がC
uKα線の強度の0.01%であり、多結晶の試料を分
析する場合には、CuKβ線の許容強度がCuKα線の
強度の0.1%であると仮定する。
【0016】ニッケル層の無いときに出射ビーム中の強
度比(Kβ/Kα)が0.5%の状態から、ニッケル層
を形成することで出射ビーム中の強度比(Kβ/Kα)
を0.01%(または0.1%)まで低下させるために
は、ニッケル層の見かけの厚さL(cm)(X線が通過
する方向で測った厚さ)を次の(1)式で求めればよ
い。この(1)式において、Raはニッケル層のない場
合の強度比(Kβ/Kα)であり、Rbはニッケル層の
ある場合の強度比(Kβ/Kα)である。また、μαは
CuKα線に対するニッケルの線吸収係数であり、μβ
はCuKβ線に対するニッケルの線吸収係数である。
度比(Kβ/Kα)が0.5%の状態から、ニッケル層
を形成することで出射ビーム中の強度比(Kβ/Kα)
を0.01%(または0.1%)まで低下させるために
は、ニッケル層の見かけの厚さL(cm)(X線が通過
する方向で測った厚さ)を次の(1)式で求めればよ
い。この(1)式において、Raはニッケル層のない場
合の強度比(Kβ/Kα)であり、Rbはニッケル層の
ある場合の強度比(Kβ/Kα)である。また、μαは
CuKα線に対するニッケルの線吸収係数であり、μβ
はCuKβ線に対するニッケルの線吸収係数である。
【0017】
【数1】 L(cm)=[ln(Ra/Rb)]/(μα−μβ) …(1)
【0018】上述の(1)式において、Ra=0.5
%、Rb=0.01%(または0.1%)、μα=40
6.73/cm、μβ=2447.5/cmを代入する
と、次の表2に示すようにニッケルの見かけの厚さLが
得られる。
%、Rb=0.01%(または0.1%)、μα=40
6.73/cm、μβ=2447.5/cmを代入する
と、次の表2に示すようにニッケルの見かけの厚さLが
得られる。
【0019】
【表2】 装置 Kα:Kβ 厚さL(cm) 厚さt(cm) 単結晶用 100 : 0.01 0.0019169 0.00003686 多結晶用 100 : 0.1 0.0007886 0.00001517
【0020】ところで、人工多層膜の表面に対して入射
X線と出射X線は所定の角度θで傾斜しているので、図
4に示すように、ニッケル層の現実の厚さt(人工多層
膜の表面に垂直な方向の厚さ)は、X線から見た見かけ
の厚さL(X線40が通過する距離)よりも小さくな
る。角度θはブラッグの条件を満足するように設定され
ていて、次のように計算できる。ブラッグの反射条件
「λ=2d・sinθ」において、λ=0.1542ナノ
メータ(CuKα線)、d=4ナノメータ(人工多層膜
の積層周期)を代入すると、θ=約1.1度となる。こ
のときに、現実の厚さtは、t=L×(sin1.1度)=
0.0192Lとなる(Lの約52分の1になる)。こ
の厚さtの値を表2の右端の列に示す。
X線と出射X線は所定の角度θで傾斜しているので、図
4に示すように、ニッケル層の現実の厚さt(人工多層
膜の表面に垂直な方向の厚さ)は、X線から見た見かけ
の厚さL(X線40が通過する距離)よりも小さくな
る。角度θはブラッグの条件を満足するように設定され
ていて、次のように計算できる。ブラッグの反射条件
「λ=2d・sinθ」において、λ=0.1542ナノ
メータ(CuKα線)、d=4ナノメータ(人工多層膜
の積層周期)を代入すると、θ=約1.1度となる。こ
のときに、現実の厚さtは、t=L×(sin1.1度)=
0.0192Lとなる(Lの約52分の1になる)。こ
の厚さtの値を表2の右端の列に示す。
【0021】また、人工多層膜の表面にニッケル層を形
成する場合は、人工多層膜に入射するときと、人工多層
膜で反射して出ていくときに(合計で2回)、X線がニ
ッケル層を通過することになる。したがって、厚さtは
実際は表2の半分で足り、次の表3のようになる。な
お、ニッケル層を形成したことにより、取り出したいC
uKα線についても強度が減衰するが、表3のKα減衰
率は、その減衰割合である。
成する場合は、人工多層膜に入射するときと、人工多層
膜で反射して出ていくときに(合計で2回)、X線がニ
ッケル層を通過することになる。したがって、厚さtは
実際は表2の半分で足り、次の表3のようになる。な
お、ニッケル層を形成したことにより、取り出したいC
uKα線についても強度が減衰するが、表3のKα減衰
率は、その減衰割合である。
【0022】
【表3】 装置 Kα:Kβ 厚さt(cm) Kα減衰率(%) 単結晶用 100 : 0.01 0.00001843 54 多結晶用 100 : 0.1 0.00000758 27
【0023】図2(B)は、この発明の第2の実施形態
のX線分光素子の一部を拡大した断面図である。このX
線分光素子の人工多層膜の部分は、第1層20と第2層
22とを交互に積層したものであり、第1層20の内部
にニッケル24を分散させている。第1層はタングステ
ン(W)、第2層は炭化ホウ素(B4C)である。タン
グステン中にニッケルを分散させるには、例えば、スパ
ッタリング法で成膜する場合のターゲットとして、タン
グステンとニッケルを組み合わせて使うか、タングステ
ンとニッケルの合金ターゲットを使う。
のX線分光素子の一部を拡大した断面図である。このX
線分光素子の人工多層膜の部分は、第1層20と第2層
22とを交互に積層したものであり、第1層20の内部
にニッケル24を分散させている。第1層はタングステ
ン(W)、第2層は炭化ホウ素(B4C)である。タン
グステン中にニッケルを分散させるには、例えば、スパ
ッタリング法で成膜する場合のターゲットとして、タン
グステンとニッケルを組み合わせて使うか、タングステ
ンとニッケルの合金ターゲットを使う。
【0024】分散させるニッケルの必要量は、上述の表
3で示した厚さtを、単位面積当たりのニッケルの必要
量に換算すればよい。その必要量は、厚さtにニッケル
の密度(8.9g/cm3)を掛け算して、表4のように
なる。
3で示した厚さtを、単位面積当たりのニッケルの必要
量に換算すればよい。その必要量は、厚さtにニッケル
の密度(8.9g/cm3)を掛け算して、表4のように
なる。
【0025】
【表4】 装置 Kα:Kβ 必要量(g/cm2) Kα減衰率(%) 単結晶用 100 : 0.01 0.0001640 54 多結晶用 100 : 0.1 0.0000675 27
【0026】図3は、この発明の第3の実施形態のX線
分光素子の一部を拡大した断面図である。このX線分光
素子の人工多層膜の部分は、第1層30と第2層32と
を交互に積層したものであり、第1層30はニッケル
(Ni)とクロム(Cr)の合金であり、第2層は炭化
ホウ素(B4C)である。ニッケルとクロムの比率は、
例えば6:4または7:3程度にすることができる。第
2層は、シリコン(Si)単体またはグラファイト
(C)単体とすることもできる。また、この実施形態の
変更例として、第1層30をニッケル単体で作ることも
できる。
分光素子の一部を拡大した断面図である。このX線分光
素子の人工多層膜の部分は、第1層30と第2層32と
を交互に積層したものであり、第1層30はニッケル
(Ni)とクロム(Cr)の合金であり、第2層は炭化
ホウ素(B4C)である。ニッケルとクロムの比率は、
例えば6:4または7:3程度にすることができる。第
2層は、シリコン(Si)単体またはグラファイト
(C)単体とすることもできる。また、この実施形態の
変更例として、第1層30をニッケル単体で作ることも
できる。
【0027】この発明のX線分光素子の人工多層膜とし
ては、格子面間隔傾斜型の放物面または楕円面の人工多
層膜を使うことができる。「格子面間隔傾斜型」とは、
反射面に沿って積層周期(天然の単結晶の格子面間隔に
相当する。)が連続的に変化しているものである。この
ような格子面間隔傾斜型の人工多層膜の表面を、放物面
または楕円面の形状にすることで、単色化され、かつ、
平行なビームを取り出すことができる。このような格子
面間隔傾斜型の放物面または楕円面の人工多層膜は公知
であり、例えば、日本結晶学会年会の講演要旨集(19
97年)の第187頁や、第33回X線分析討論会の講
演要旨集(1997年)の第37〜38頁や、Phys.Re
v.95(1954)359,p.83-84に記載されている。
ては、格子面間隔傾斜型の放物面または楕円面の人工多
層膜を使うことができる。「格子面間隔傾斜型」とは、
反射面に沿って積層周期(天然の単結晶の格子面間隔に
相当する。)が連続的に変化しているものである。この
ような格子面間隔傾斜型の人工多層膜の表面を、放物面
または楕円面の形状にすることで、単色化され、かつ、
平行なビームを取り出すことができる。このような格子
面間隔傾斜型の放物面または楕円面の人工多層膜は公知
であり、例えば、日本結晶学会年会の講演要旨集(19
97年)の第187頁や、第33回X線分析討論会の講
演要旨集(1997年)の第37〜38頁や、Phys.Re
v.95(1954)359,p.83-84に記載されている。
【0028】
【発明の効果】この発明のX線分光素子は、特定の元素
に起因する特定の特性X線を取り出す場合に、前記特定
の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい元素を人
工多層膜と組み合わせるようにしたので、目的の特性X
線よりも短波長側のX線を出射ビームから効果的に取り
除くことができる。これにより、積層周期の比較的大き
い人工多層膜(高反射率である)をX線分光素子として
使う場合に生じる低エネルギー分解能の問題(目的の特
性X線よりも短波長側のX線が混入する問題)を克服す
ることができ、高反射でかつ高分解能のX線分光素子を
得ることができる。
に起因する特定の特性X線を取り出す場合に、前記特定
の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい元素を人
工多層膜と組み合わせるようにしたので、目的の特性X
線よりも短波長側のX線を出射ビームから効果的に取り
除くことができる。これにより、積層周期の比較的大き
い人工多層膜(高反射率である)をX線分光素子として
使う場合に生じる低エネルギー分解能の問題(目的の特
性X線よりも短波長側のX線が混入する問題)を克服す
ることができ、高反射でかつ高分解能のX線分光素子を
得ることができる。
【図1】人工多層膜を用いたX線分光素子の出射ビーム
のエネルギー・プロフィールを示したグラフであり、
(A)は従来例を使った場合、(B)は本発明を使った
場合である。
のエネルギー・プロフィールを示したグラフであり、
(A)は従来例を使った場合、(B)は本発明を使った
場合である。
【図2】この発明の第1の実施形態と第2の実施形態に
ついて、その一部を拡大した断面図である。
ついて、その一部を拡大した断面図である。
【図3】この発明の第3の実施形態の一部を拡大した断
面図である。
面図である。
【図4】ニッケル層の見かけの厚さLと実際の厚さtの
関係を示した断面図である。
関係を示した断面図である。
10 第1層 12 第2層 14 表面層
Claims (6)
- 【請求項1】 特定の元素に起因する特定の特性X線を
取り出すようにしたX線分光素子において、このX線分
光素子を人工多層膜で作り、その人工多層膜の表面に、
前記特定の元素よりも原子番号が1または2だけ小さい
元素からなる表面層を形成したことを特徴とするX線分
光素子。 - 【請求項2】 特定の元素に起因する特定の特性X線を
取り出すようにしたX線分光素子において、このX線分
光素子を人工多層膜で作り、その人工多層膜を構成する
膜の中に、前記特定の元素よりも原子番号が1または2
だけ小さい元素を含ませたことを特徴とするX線分光素
子。 - 【請求項3】 請求項2に記載のX線分光素子におい
て、人工多層膜を構成する膜の中に、前記特定の元素よ
りも原子番号が1または2だけ小さい元素を分散させた
ことを特徴とするX線分光素子。 - 【請求項4】 請求項2に記載のX線分光素子におい
て、人工多層膜を構成する膜の一つを、前記特定の元素
よりも原子番号が1または2だけ小さい元素を含む合金
で構成したことを特徴とするX線分光素子。 - 【請求項5】 請求項2に記載のX線分光素子におい
て、人工多層膜を構成する膜の一つを、前記特定の元素
よりも原子番号が1または2だけ小さい元素の単体で構
成したことを特徴とするX線分光素子。 - 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項に記
載のX線分光素子において、前記人工多層膜が、反射面
に沿って積層周期が連続的に変化している放物面または
楕円面の人工多層膜であることを特徴とするX線分光素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17800598A JPH11352297A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | X線分光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17800598A JPH11352297A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | X線分光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11352297A true JPH11352297A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=16040899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17800598A Pending JPH11352297A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | X線分光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11352297A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011506929A (ja) * | 2007-12-07 | 2011-03-03 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 光学装置を用いた多重エネルギ・イメージング・システム及び方法 |
| JP2016085232A (ja) * | 2016-02-15 | 2016-05-19 | 株式会社島津製作所 | ポリキャピラリー光学素子およびx線回折装置 |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP17800598A patent/JPH11352297A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011506929A (ja) * | 2007-12-07 | 2011-03-03 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 光学装置を用いた多重エネルギ・イメージング・システム及び方法 |
| JP2016085232A (ja) * | 2016-02-15 | 2016-05-19 | 株式会社島津製作所 | ポリキャピラリー光学素子およびx線回折装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7848483B2 (en) | Magnesium silicide-based multilayer x-ray fluorescence analyzers | |
| Brown | Ultraviolet spectroscopy of solids with the use of synchrotron radiation | |
| Yabashi et al. | X-ray monochromator with an energy resolution of 8× 10− 9 at 14.41 keV | |
| US6577704B1 (en) | Analysis device which uses X-ray fluorescence | |
| US20150357069A1 (en) | High brightness x-ray absorption spectroscopy system | |
| Materlik et al. | Monolithic crystal monochromators for synchrotron radiation with order sorting and polarizing properties | |
| Gordon | Sensitivity calculations for multielemental trace analysis by synchrotron radiation induced X-ray fluorescence | |
| Ma et al. | Anisotropy of Si K β Emission: Interference of Fluorescence X Rays | |
| Tschentscher et al. | Experiments with very high energy synchrotron radiation | |
| Lengeler | Applications of synchrotron radiation in materials analysis | |
| Lengeler | X‐ray techniques using synchrotron radiation in materials analysis | |
| JPH11352297A (ja) | X線分光素子 | |
| Alp et al. | X-ray absorption spectroscopy: EXAFS and XANES-A versatile tool to study the atomic and electronic structure of materials | |
| Smith et al. | Sign reversal of the atomic scattering factor and grazing-incidence transmission at x-ray-absorption edges | |
| Yamashita et al. | Characterization of platinum–carbon, tungsten–silicon, and tungsten–B4C multilayers | |
| Batterman | X-ray phase plate | |
| Cussen | A design for improved neutron collimators | |
| Chen et al. | Correlation between interatomic distances and the x-ray-absorption near-edge structure of single-crystal sapphire | |
| Kostroun et al. | Order sorting, focusing and polarizing monolithic monochromators for synchrotron radiation | |
| KR101221001B1 (ko) | 분산각을 조절하기 위한 코팅물질 또는 초거울을 증착한 Si 웨이퍼를 이용한 고효율 중성자 콜리메이터 | |
| Als-Nielsen et al. | Crystal spectroscopy of X-ray synchrotron source brightness | |
| Padalia et al. | White line in the L-absorption spectra of 72Hf to 79Au | |
| Als‐Nielsen et al. | Monochromator on a synchrotron undulator source for liquid surface studies | |
| JPH11258396A (ja) | 多層膜x線反射鏡およびそれを用いたレーザープラズマx線発生装置 | |
| Ziegler et al. | Wideband multilayer mirrors for medium to hard X-ray applications |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050104 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050307 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |