JPH11352379A - カメラのレンズ駆動機構 - Google Patents
カメラのレンズ駆動機構Info
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- JPH11352379A JPH11352379A JP15798498A JP15798498A JPH11352379A JP H11352379 A JPH11352379 A JP H11352379A JP 15798498 A JP15798498 A JP 15798498A JP 15798498 A JP15798498 A JP 15798498A JP H11352379 A JPH11352379 A JP H11352379A
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- Japan
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- lens
- spring
- electromagnetic
- regulating member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】最低作動電圧の低い電磁装置を用いて撮影レン
ズの移動を可能にしたカメラのレンズ駆動機構を提供す
ること。 【解決手段】筒状をしたレンズ保持部材6は、撮影レン
ズ4を固定したレンズ枠5を取り付けている。このレン
ズ保持部材6は、先端部をベース部材3の貫通していな
い孔に嵌合させた柱6fを立設しており、且つコイルば
ね7によって付勢されている。レンズ規制部材9は、孔
9aを柱6fに嵌合させ、且つ当接部9dをレンズ保持
部材6の台部6eに接触させ、基部9bを支点にして動
くことが可能である。このレンズ規制部材9は、付勢力
がコイルばね7より大きいコイルばね10によって付勢
され、二股部9cによって鉄芯8aを電磁プランジャ8
から引き出している。従って、電磁プランジャ8に通電
して撮影レンズ4を移動させる場合には、電磁プランジ
ャ8は、コイルばね10の付勢力に抗して、レンズ規制
部材9を作動させるだけとなる。
ズの移動を可能にしたカメラのレンズ駆動機構を提供す
ること。 【解決手段】筒状をしたレンズ保持部材6は、撮影レン
ズ4を固定したレンズ枠5を取り付けている。このレン
ズ保持部材6は、先端部をベース部材3の貫通していな
い孔に嵌合させた柱6fを立設しており、且つコイルば
ね7によって付勢されている。レンズ規制部材9は、孔
9aを柱6fに嵌合させ、且つ当接部9dをレンズ保持
部材6の台部6eに接触させ、基部9bを支点にして動
くことが可能である。このレンズ規制部材9は、付勢力
がコイルばね7より大きいコイルばね10によって付勢
され、二股部9cによって鉄芯8aを電磁プランジャ8
から引き出している。従って、電磁プランジャ8に通電
して撮影レンズ4を移動させる場合には、電磁プランジ
ャ8は、コイルばね10の付勢力に抗して、レンズ規制
部材9を作動させるだけとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影に先立って、
カメラの撮影レンズを、電磁装置によって光軸方向へ移
動させることができるようにしたレンズ駆動機構に関す
る。
カメラの撮影レンズを、電磁装置によって光軸方向へ移
動させることができるようにしたレンズ駆動機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カメラの撮影レンズを、電磁装置によっ
て光軸方向へ移動させることが可能になっており、撮影
に先立って、その電磁装置に通電するか否かによって、
二つの焦点位置のいずれかを選択できるようにしたレン
ズ駆動機構が知られている。このタイプのレンズ駆動機
構は、特開昭64−6932号公報や実開平2−368
19号公報などに記載されているように、電磁装置とし
て電磁プランジャを採用していることが多く、その電磁
プランジャに通電されたとき、電磁力によって、プラン
ジャ,鉄芯などと称されている可動子が、復帰用のばね
の付勢力に抗して作動され、撮影レンズを駆動するよう
にしている。
て光軸方向へ移動させることが可能になっており、撮影
に先立って、その電磁装置に通電するか否かによって、
二つの焦点位置のいずれかを選択できるようにしたレン
ズ駆動機構が知られている。このタイプのレンズ駆動機
構は、特開昭64−6932号公報や実開平2−368
19号公報などに記載されているように、電磁装置とし
て電磁プランジャを採用していることが多く、その電磁
プランジャに通電されたとき、電磁力によって、プラン
ジャ,鉄芯などと称されている可動子が、復帰用のばね
の付勢力に抗して作動され、撮影レンズを駆動するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のカメ
ラは、上記のように撮影レンズを移動させる場合のみな
らず、フィルムの巻き上げやシャッタの開閉作動を電動
で行ったり、液晶表示装置を備えて撮影可能残数など各
種の表示を行うようになってきているため、電池の消耗
度が非常に大きくなってきている。また、特に、デジタ
ルカメラにおいては、CCDの使用や液晶表示モニター
を備えることによって、極めて大きな電力消費が行われ
る。そのため、現状では、小型化や低コスト化は勿論の
ことであるが、如何に省電力化を図るかが、カメラの設
計上の重要な課題となっている。従って、上記のような
レンズ駆動機構においても、構成部品が多少多くなって
もコンパクト性さえ損なわれなければ、電磁装置に印加
する電圧が比較的低い電圧で済むような構成にすること
が望まれている。
ラは、上記のように撮影レンズを移動させる場合のみな
らず、フィルムの巻き上げやシャッタの開閉作動を電動
で行ったり、液晶表示装置を備えて撮影可能残数など各
種の表示を行うようになってきているため、電池の消耗
度が非常に大きくなってきている。また、特に、デジタ
ルカメラにおいては、CCDの使用や液晶表示モニター
を備えることによって、極めて大きな電力消費が行われ
る。そのため、現状では、小型化や低コスト化は勿論の
ことであるが、如何に省電力化を図るかが、カメラの設
計上の重要な課題となっている。従って、上記のような
レンズ駆動機構においても、構成部品が多少多くなって
もコンパクト性さえ損なわれなければ、電磁装置に印加
する電圧が比較的低い電圧で済むような構成にすること
が望まれている。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、上
記した従来のレンズ駆動機構の場合よりも、最低作動電
圧の低い電磁装置を用いて、撮影レンズの移動を可能に
したカメラのレンズ駆動機構を提供することである。
めになされたものであり、その目的とするところは、上
記した従来のレンズ駆動機構の場合よりも、最低作動電
圧の低い電磁装置を用いて、撮影レンズの移動を可能に
したカメラのレンズ駆動機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明におけるカメラのレンズ駆動機構は、支点
部において回転可能であり電磁装置に通電されたときそ
の電磁力によって一方方向へ回動されるレンズ規制部材
と、前記レンズ規制部材を逆方向へ回動させるように付
勢しており前記レンズ規制部材が前記の一方方向へ回動
されたときには緊張される第1ばねと、撮影レンズを保
持していると共に前記レンズ規制部材との接触部を有し
ていて光軸方向に移動可能に配置されたレンズ保持部材
と、前記第1ばねよりも小さい付勢力によって前記接触
部を前記レンズ規制部材に接触させており前記レンズ規
制部材が前記の一方方向へ回動されたとき前記レンズ規
制部材に追従し前記レンズ保持部材を移動させる第2ば
ねとを備えていて、前記撮影レンズは、前記電磁装置に
通電されたときには、前記第2ばねの付勢力によって第
1の位置から第2の位置へ移動され、前記電磁装置の通
電が断たれたときには、前記第2ばねの付勢力に抗し、
前記第1ばねの付勢力によって第2の位置から第1の位
置へ移動されるようにする。また、本発明におけるカメ
ラのレンズ駆動機構においては、前記電磁装置が、鉄芯
を有する電磁プランジャであって、その電磁プランジャ
に通電されたときには、鉄芯が前記レンズ規制部材を前
記の一方方向へ回動させ、通電が断たれたときには、前
記第1ばねの付勢力によって前記レンズ規制部材が鉄芯
を復帰させるようにすると好適である。更に、本発明に
おけるカメラのレンズ駆動機構においては、前記接触部
は、前記支点部と、前記電磁装置によって動かされる部
位との間において、前記レンズ規制部材に接触している
ようにすることが好ましい。
めに、本発明におけるカメラのレンズ駆動機構は、支点
部において回転可能であり電磁装置に通電されたときそ
の電磁力によって一方方向へ回動されるレンズ規制部材
と、前記レンズ規制部材を逆方向へ回動させるように付
勢しており前記レンズ規制部材が前記の一方方向へ回動
されたときには緊張される第1ばねと、撮影レンズを保
持していると共に前記レンズ規制部材との接触部を有し
ていて光軸方向に移動可能に配置されたレンズ保持部材
と、前記第1ばねよりも小さい付勢力によって前記接触
部を前記レンズ規制部材に接触させており前記レンズ規
制部材が前記の一方方向へ回動されたとき前記レンズ規
制部材に追従し前記レンズ保持部材を移動させる第2ば
ねとを備えていて、前記撮影レンズは、前記電磁装置に
通電されたときには、前記第2ばねの付勢力によって第
1の位置から第2の位置へ移動され、前記電磁装置の通
電が断たれたときには、前記第2ばねの付勢力に抗し、
前記第1ばねの付勢力によって第2の位置から第1の位
置へ移動されるようにする。また、本発明におけるカメ
ラのレンズ駆動機構においては、前記電磁装置が、鉄芯
を有する電磁プランジャであって、その電磁プランジャ
に通電されたときには、鉄芯が前記レンズ規制部材を前
記の一方方向へ回動させ、通電が断たれたときには、前
記第1ばねの付勢力によって前記レンズ規制部材が鉄芯
を復帰させるようにすると好適である。更に、本発明に
おけるカメラのレンズ駆動機構においては、前記接触部
は、前記支点部と、前記電磁装置によって動かされる部
位との間において、前記レンズ規制部材に接触している
ようにすることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
3に示した実施例によって説明する。尚、図1は電磁プ
ランジャの非通電状態を示した本実施例の断面図であ
り、図2は図1に部分的に示されているレンズ保持部材
の断面図である。また、図3は電磁プランジャの通電状
態を示した本実施例の断面図である。
3に示した実施例によって説明する。尚、図1は電磁プ
ランジャの非通電状態を示した本実施例の断面図であ
り、図2は図1に部分的に示されているレンズ保持部材
の断面図である。また、図3は電磁プランジャの通電状
態を示した本実施例の断面図である。
【0007】先ず、図1及び図2を用いて本実施例の構
成を説明する。本実施例の骨格となる部材は、前板1,
中間板2,ベース部材3であり、前板1と中間板2は、
夫々図示していない適宜な手段によってベース部材3に
取り付けられている。また、撮影レンズ4は、実際には
複数枚で構成されているが、図示を簡略化するために、
図1においては、被写体側の第1面のみを二点鎖線で示
している。更に、上記の前板1,中間板2,ベース部材
3は、いずれも合成樹脂で製作されていて、被写体側
(即ち、図1の左側)から視た場合、撮影レンズ4を囲
むようにして、平面形状が略リング状となるように形成
されている。
成を説明する。本実施例の骨格となる部材は、前板1,
中間板2,ベース部材3であり、前板1と中間板2は、
夫々図示していない適宜な手段によってベース部材3に
取り付けられている。また、撮影レンズ4は、実際には
複数枚で構成されているが、図示を簡略化するために、
図1においては、被写体側の第1面のみを二点鎖線で示
している。更に、上記の前板1,中間板2,ベース部材
3は、いずれも合成樹脂で製作されていて、被写体側
(即ち、図1の左側)から視た場合、撮影レンズ4を囲
むようにして、平面形状が略リング状となるように形成
されている。
【0008】撮影レンズ4は筒状のレンズ枠5に取り付
けられており、レンズ枠5は、その周面の一部に形成さ
れた歯部5aを、レンズ保持部材6の歯部6aに噛合さ
せている。レンズ保持部材6は、合成樹脂製であって、
図2に示すように、上記の歯部6aを形成した筒部6b
と、その筒部6bから径方向へ全周にわたって張り出し
たフランジ部6cを有していて、そのフランジ部6cに
はガイド孔6dが形成されている。このガイド孔6d
は、中間板2に夫々立設された図示していないガイド軸
に嵌合し、レンズ保持部材6が光軸方向へ移動できるよ
うになっている。
けられており、レンズ枠5は、その周面の一部に形成さ
れた歯部5aを、レンズ保持部材6の歯部6aに噛合さ
せている。レンズ保持部材6は、合成樹脂製であって、
図2に示すように、上記の歯部6aを形成した筒部6b
と、その筒部6bから径方向へ全周にわたって張り出し
たフランジ部6cを有していて、そのフランジ部6cに
はガイド孔6dが形成されている。このガイド孔6d
は、中間板2に夫々立設された図示していないガイド軸
に嵌合し、レンズ保持部材6が光軸方向へ移動できるよ
うになっている。
【0009】また、フランジ部6cの一部には、台部6
eが形成され、その中央部には柱6fが立設されてい
る。そして、その柱6fの先端は円柱状をしている。更
に、柱6fの立設方向とは反対側に凹部6gが形成さ
れ、その奥に、貫通していない孔6hが形成されてい
る。また、凹部6gの縁はリング状の当接面6iとなっ
ている。図1においては、このような形状をしたレンズ
保持部材6を、図2の略下方から視た状態で示している
が、図面を見やすくするために、柱6fなどを設けてい
る要部を除き、フランジ部6cの図示を省略してある。
eが形成され、その中央部には柱6fが立設されてい
る。そして、その柱6fの先端は円柱状をしている。更
に、柱6fの立設方向とは反対側に凹部6gが形成さ
れ、その奥に、貫通していない孔6hが形成されてい
る。また、凹部6gの縁はリング状の当接面6iとなっ
ている。図1においては、このような形状をしたレンズ
保持部材6を、図2の略下方から視た状態で示している
が、図面を見やすくするために、柱6fなどを設けてい
る要部を除き、フランジ部6cの図示を省略してある。
【0010】図1に示すように、前板1にはガイド軸1
aが立設され、その周りに、球面を有する複数のストッ
パ1bが形成されている。また、ベース部材3には貫通
していない孔3aが形成されている。そして、そのガイ
ド軸1aは、上記したレンズ保持部材6の孔6hに嵌合
し、孔3aには上記したレンズ保持部材6の柱6fの先
端が嵌合している。また、ストッパ1bには上記したレ
ンズ保持部材6の当接面6iが接触し得るようになって
いて、前板1と上記したレンズ保持部材6の凹部6gと
の間には、コイルばね7が配置され、レンズ保持部材6
を図1の右方向へ付勢している。
aが立設され、その周りに、球面を有する複数のストッ
パ1bが形成されている。また、ベース部材3には貫通
していない孔3aが形成されている。そして、そのガイ
ド軸1aは、上記したレンズ保持部材6の孔6hに嵌合
し、孔3aには上記したレンズ保持部材6の柱6fの先
端が嵌合している。また、ストッパ1bには上記したレ
ンズ保持部材6の当接面6iが接触し得るようになって
いて、前板1と上記したレンズ保持部材6の凹部6gと
の間には、コイルばね7が配置され、レンズ保持部材6
を図1の右方向へ付勢している。
【0011】撮影光路の周辺部において、電磁プランジ
ャ8が、中間板2の棚部2aとベース部材3との間に取
り付けられている。可動子である鉄芯8aの先端には、
略円錐台形をした頭部8bが設けられていて、その円錐
台形の底面の直径は鉄芯8aの直径よりも大きく、上面
は、前板1に形成されている球面状のストッパ1cに接
触し得るようになっている。
ャ8が、中間板2の棚部2aとベース部材3との間に取
り付けられている。可動子である鉄芯8aの先端には、
略円錐台形をした頭部8bが設けられていて、その円錐
台形の底面の直径は鉄芯8aの直径よりも大きく、上面
は、前板1に形成されている球面状のストッパ1cに接
触し得るようになっている。
【0012】また、撮影光路の周辺部に、合成樹脂製の
レンズ規制部材9が配置されている。図面上では分かり
にくいが、このレンズ規制部材9は板状の部材であっ
て、被写体側から視た平面形状は細長く、その略中央部
に形成されている円形状の孔9aを、上記したレンズ保
持部材6の柱6fに嵌合させている。また、一端に設け
られた基部9bを、中間板2の隆起部2bに形成された
直方体形状の貫通していない孔に、図1において左右方
向に所定の公差を有するようにして挿入している。更
に、このレンズ規制部材9の他端にはフォーク状の二股
部9cが形成されていて、上記した鉄芯8aを挟むよう
に構成されている。
レンズ規制部材9が配置されている。図面上では分かり
にくいが、このレンズ規制部材9は板状の部材であっ
て、被写体側から視た平面形状は細長く、その略中央部
に形成されている円形状の孔9aを、上記したレンズ保
持部材6の柱6fに嵌合させている。また、一端に設け
られた基部9bを、中間板2の隆起部2bに形成された
直方体形状の貫通していない孔に、図1において左右方
向に所定の公差を有するようにして挿入している。更
に、このレンズ規制部材9の他端にはフォーク状の二股
部9cが形成されていて、上記した鉄芯8aを挟むよう
に構成されている。
【0013】このレンズ規制部材9には、球面を有する
四つの当接部が形成されている。それらのうち、二つの
当接部は、孔9aを挟む位置に形成されていて、上記し
たレンズ保持部材6の台部6eに接触しているが、図1
においてはその一つだけを符号9dで示している。ま
た、残りの二つの当接部は、二股部9cに夫々形成され
ており、上記した鉄芯8aの頭部8bに接触するように
なっている。非常に分かりにくいが、図1においてはそ
の一つだけを符号9eで示している。
四つの当接部が形成されている。それらのうち、二つの
当接部は、孔9aを挟む位置に形成されていて、上記し
たレンズ保持部材6の台部6eに接触しているが、図1
においてはその一つだけを符号9dで示している。ま
た、残りの二つの当接部は、二股部9cに夫々形成され
ており、上記した鉄芯8aの頭部8bに接触するように
なっている。非常に分かりにくいが、図1においてはそ
の一つだけを符号9eで示している。
【0014】更に、上記したコイルばね7よりも付勢力
の大きなコイルばね10が、レンズ規制部材9とベース
部材3の間において柱6fに巻回されている。また、そ
れらの二つのコイルばね7,10は、それらの巻き径の
中心が略一致するように配慮されている。そして、コイ
ルばね10は、図1において、レンズ規制部材9を、そ
の基部9bを支点にして反時計方向へ回動させるように
押している。従って、基部9bは、レンズ規制部材9の
支点部ということになる。
の大きなコイルばね10が、レンズ規制部材9とベース
部材3の間において柱6fに巻回されている。また、そ
れらの二つのコイルばね7,10は、それらの巻き径の
中心が略一致するように配慮されている。そして、コイ
ルばね10は、図1において、レンズ規制部材9を、そ
の基部9bを支点にして反時計方向へ回動させるように
押している。従って、基部9bは、レンズ規制部材9の
支点部ということになる。
【0015】次に、本実施例の作動を説明する。既に説
明したように、図1は電磁プランジャの非通電状態を示
している。従って、この状態は、カメラの不使用状態
か、撮影に際して近距離撮影を選択した状態である。こ
のとき、レンズ規制部材9には、一方では、コイルばね
10の付勢力によって、基部9bにおいて反時計方向へ
回動する力が与えられ、他方では、コイルばね7の付勢
力によって、レンズ保持部材6の台部6eにより、時計
方向へ回動する力が与えられている。しかし、コイルば
ね7の付勢力よりもコイルばね10の付勢力の方が大き
いために、この状態においては、レンズ規制部材9が反
時計方向へ回動させられている。
明したように、図1は電磁プランジャの非通電状態を示
している。従って、この状態は、カメラの不使用状態
か、撮影に際して近距離撮影を選択した状態である。こ
のとき、レンズ規制部材9には、一方では、コイルばね
10の付勢力によって、基部9bにおいて反時計方向へ
回動する力が与えられ、他方では、コイルばね7の付勢
力によって、レンズ保持部材6の台部6eにより、時計
方向へ回動する力が与えられている。しかし、コイルば
ね7の付勢力よりもコイルばね10の付勢力の方が大き
いために、この状態においては、レンズ規制部材9が反
時計方向へ回動させられている。
【0016】そして、この状態は、レンズ規制部材9の
当接部9dがレンズ保持部材6の台部6eを押し、レン
ズ保持部材6の当接面6iを複数のストッパ1bに接触
させることによって維持され、撮影レンズ4を所定の位
置に保っている。従って、設計上においては、鉄芯8a
の頭部8bは、レンズ規制部材9の二股部9cに形成さ
れている当接部9eと、前板1に形成されているストッ
パ1cとの間で、極めて僅かではあるが動き得るように
配慮されている。
当接部9dがレンズ保持部材6の台部6eを押し、レン
ズ保持部材6の当接面6iを複数のストッパ1bに接触
させることによって維持され、撮影レンズ4を所定の位
置に保っている。従って、設計上においては、鉄芯8a
の頭部8bは、レンズ規制部材9の二股部9cに形成さ
れている当接部9eと、前板1に形成されているストッ
パ1cとの間で、極めて僅かではあるが動き得るように
配慮されている。
【0017】次に、撮影に際して遠距離撮影が選択され
た場合には、電磁プランジャ8に通電され、鉄芯8a
が、図1において右方向へ吸引される。そのため、頭部
8bが、レンズ規制部材9の当接部9eを押し、レンズ
規制部材9を、基部9bを支点にして、コイルばね10
を緊張させながら時計方向へ回動させる。また、その回
動に伴って、レンズ保持部材6は、コイルばね7の付勢
力によって、図1の右方向へ追従する。
た場合には、電磁プランジャ8に通電され、鉄芯8a
が、図1において右方向へ吸引される。そのため、頭部
8bが、レンズ規制部材9の当接部9eを押し、レンズ
規制部材9を、基部9bを支点にして、コイルばね10
を緊張させながら時計方向へ回動させる。また、その回
動に伴って、レンズ保持部材6は、コイルばね7の付勢
力によって、図1の右方向へ追従する。
【0018】従って、その場合、電磁プランジャ8の電
磁力は、コイルばね10の付勢力に抗してレンズ規制部
材9を回動させるだけであり、撮影レンズ4やレンズ保
持部材6は、コイルばね7の付勢力によって移動される
ことになる。そのため、電磁プランジャ8の最低作動電
圧を低く抑えることが可能になる。しかも、レンズ規制
部材9の基部9b(支点)と二股部9c(力点)との間
(作用点)で、コイルばね10を圧縮させるので、基部
9bから見て、基部9bと二股部9cを結んだ延長線上
にコイルばね10を配置させた場合より、力の効率が良
好となるようになっている。
磁力は、コイルばね10の付勢力に抗してレンズ規制部
材9を回動させるだけであり、撮影レンズ4やレンズ保
持部材6は、コイルばね7の付勢力によって移動される
ことになる。そのため、電磁プランジャ8の最低作動電
圧を低く抑えることが可能になる。しかも、レンズ規制
部材9の基部9b(支点)と二股部9c(力点)との間
(作用点)で、コイルばね10を圧縮させるので、基部
9bから見て、基部9bと二股部9cを結んだ延長線上
にコイルばね10を配置させた場合より、力の効率が良
好となるようになっている。
【0019】その後、電磁プランジャ8の内部におい
て、鉄芯8aの端部が、周知の固定ヨークに当接するこ
とによって、図3に示す遠距離撮影状態が得られる。ま
た、その後は、撮影が終了するまで、電磁プランジャ8
に対する通電を続けることになるが、そのときにも、電
磁プランジャ8の電磁力は、コイルばね10の付勢力に
抗してレンズ規制部材9の位置を保持しているだけであ
り、本来保持しなければならないレンズ保持部材6の位
置は、コイルばね7の付勢力によって保持されている。
しかも、そのコイルばね7の付勢力は、レンズ規制部材
9の位置を保持するためにも役立っている。このよう
に、本実施例においては、撮影レンズ4をレンズ保持部
材6と共に遠距離撮影状態に移動させたり、遠距離撮影
状態に維持しているとき、それらが、電磁プランジャ8
の負荷とはならないので、電磁プランジャ8の電磁力
は、その分だけ小さくて済むことになる。
て、鉄芯8aの端部が、周知の固定ヨークに当接するこ
とによって、図3に示す遠距離撮影状態が得られる。ま
た、その後は、撮影が終了するまで、電磁プランジャ8
に対する通電を続けることになるが、そのときにも、電
磁プランジャ8の電磁力は、コイルばね10の付勢力に
抗してレンズ規制部材9の位置を保持しているだけであ
り、本来保持しなければならないレンズ保持部材6の位
置は、コイルばね7の付勢力によって保持されている。
しかも、そのコイルばね7の付勢力は、レンズ規制部材
9の位置を保持するためにも役立っている。このよう
に、本実施例においては、撮影レンズ4をレンズ保持部
材6と共に遠距離撮影状態に移動させたり、遠距離撮影
状態に維持しているとき、それらが、電磁プランジャ8
の負荷とはならないので、電磁プランジャ8の電磁力
は、その分だけ小さくて済むことになる。
【0020】このようにして、遠距離での撮影が終了す
ると、電磁プランジャ8に対する通電が断たれる。その
ため、図3に示された状態から、レンズ規制部材9は、
コイルばね10の付勢力によって反時計方向へ回動さ
れ、当接部9dによって、レンズ保持部材6を、コイル
ばね7の付勢力に抗しながら左方へ移動させる。他方、
レンズ規制部材9は、当接部9eによって、頭部8bを
押し、鉄芯8aを電磁プランジャ8内から引き出すよう
にする。そして、レンズ保持部材6の当接面6iが、前
板1のストッパ1bに当接し、図1の状態に復帰する。
ると、電磁プランジャ8に対する通電が断たれる。その
ため、図3に示された状態から、レンズ規制部材9は、
コイルばね10の付勢力によって反時計方向へ回動さ
れ、当接部9dによって、レンズ保持部材6を、コイル
ばね7の付勢力に抗しながら左方へ移動させる。他方、
レンズ規制部材9は、当接部9eによって、頭部8bを
押し、鉄芯8aを電磁プランジャ8内から引き出すよう
にする。そして、レンズ保持部材6の当接面6iが、前
板1のストッパ1bに当接し、図1の状態に復帰する。
【0021】尚、本実施例においては、撮影レンズ4を
取り付けたレンズ枠5を、レンズ保持部材6に取り付け
ているが、撮影レンズ4を、直接、レンズ保持部材6に
取り付けても差し支えない。また、本実施例において
は、レンズ規制部材9は、その基部9bを、中間板2の
隆起部2bに形成されている貫通していない孔に挿入す
るだけで、その基部9bを支点にして回転可能に支持さ
れているが、これは、部品点数を増やさず且つ組立作業
を容易にするためである。しかし、本発明は、レンズ規
制部材9を、軸部材によって回転可能に支持する構成に
しても差し支えない。
取り付けたレンズ枠5を、レンズ保持部材6に取り付け
ているが、撮影レンズ4を、直接、レンズ保持部材6に
取り付けても差し支えない。また、本実施例において
は、レンズ規制部材9は、その基部9bを、中間板2の
隆起部2bに形成されている貫通していない孔に挿入す
るだけで、その基部9bを支点にして回転可能に支持さ
れているが、これは、部品点数を増やさず且つ組立作業
を容易にするためである。しかし、本発明は、レンズ規
制部材9を、軸部材によって回転可能に支持する構成に
しても差し支えない。
【0022】また、本実施例においては、遠距離での撮
影を行う場合に、電磁プランジャ8に通電をしている
が、逆に近距離での撮影を行う場合に、電磁プランジャ
8に通電をするように構成することも可能である。ま
た、二つのコイルばね7,10に代えて板ばねを用い、
同等の機能を得るようにすることも可能である。更に、
本実施例においては、電磁装置として、電磁プランジャ
8を用いているが、例えばレンズ規制部材9を金属製に
するか、レンズ規制部材9の二股部9cを形成している
部位に金属板を取り付けることにより、電磁石によって
レンズ規制部材9を直接吸引するようにしても差し支え
ない。
影を行う場合に、電磁プランジャ8に通電をしている
が、逆に近距離での撮影を行う場合に、電磁プランジャ
8に通電をするように構成することも可能である。ま
た、二つのコイルばね7,10に代えて板ばねを用い、
同等の機能を得るようにすることも可能である。更に、
本実施例においては、電磁装置として、電磁プランジャ
8を用いているが、例えばレンズ規制部材9を金属製に
するか、レンズ規制部材9の二股部9cを形成している
部位に金属板を取り付けることにより、電磁石によって
レンズ規制部材9を直接吸引するようにしても差し支え
ない。
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、電磁装
置に通電して撮影レンズを移動させる場合には、電磁装
置は、第1のばねの付勢力に抗して、レンズ規制部材を
回転運動させるだけであり、撮影レンズを一体化させた
レンズ保持部材は、第2のばねの付勢力によって移動さ
れるので、従来よりも電磁装置の最低作動電圧を低く抑
えることができ、カメラの省電力化が可能になる。しか
も、最低作動電圧が低くてよいことから、電磁装置の小
型化,低コスト化も可能となり、第2のばねを備えるよ
うにしていても、駆動機構全体の大型化とコストアップ
を抑制することが可能である。
置に通電して撮影レンズを移動させる場合には、電磁装
置は、第1のばねの付勢力に抗して、レンズ規制部材を
回転運動させるだけであり、撮影レンズを一体化させた
レンズ保持部材は、第2のばねの付勢力によって移動さ
れるので、従来よりも電磁装置の最低作動電圧を低く抑
えることができ、カメラの省電力化が可能になる。しか
も、最低作動電圧が低くてよいことから、電磁装置の小
型化,低コスト化も可能となり、第2のばねを備えるよ
うにしていても、駆動機構全体の大型化とコストアップ
を抑制することが可能である。
【図1】実施例の断面図であって、電磁プランジャの非
通電状態を示している。
通電状態を示している。
【図2】図1に部分的に示されているレンズ保持部材の
断面図である。
断面図である。
【図3】実施例の断面図であって、電磁プランジャの通
電状態を示している。
電状態を示している。
1 前板 1a ガイド軸 1b,1c ストッパ 2 中間板 2a 棚部 2b 隆起部 3 ベース部材 3a,6h 貫通していない孔 4 撮影レンズ 5 レンズ枠 5a,6a 歯部 6 レンズ保持部材 6b 筒部 6c フランジ部 6d ガイド孔 6e 台部 6f 柱 6g 凹部 6i 当接面 7,10 コイルばね 8 電磁プランジャ 8a 鉄芯 8b 頭部 9 レンズ規制部材 9a 孔 9b 基部 9c 二股部 9d,9e 当接部
Claims (3)
- 【請求項1】 支点部において回転可能であり電磁装置
に通電されたときその電磁力によって一方方向へ回動さ
れるレンズ規制部材と、前記レンズ規制部材を逆方向へ
回動させるように付勢しており前記レンズ規制部材が前
記の一方方向へ回動されたときには緊張される第1ばね
と、撮影レンズを保持していると共に前記レンズ規制部
材との接触部を有していて光軸方向に移動可能に配置さ
れたレンズ保持部材と、前記第1ばねよりも小さい付勢
力によって前記接触部を前記レンズ規制部材に接触させ
ており前記レンズ規制部材が前記の一方方向へ回動され
たとき前記レンズ規制部材に追従し前記レンズ保持部材
を移動させる第2ばねとを備えていて、前記撮影レンズ
は、前記電磁装置に通電されたときには、前記第2ばね
の付勢力によって第1の位置から第2の位置へ移動さ
れ、前記電磁装置の通電が断たれたときには、前記第2
ばねの付勢力に抗し、前記第1ばねの付勢力によって第
2の位置から第1の位置へ移動されるようにしたことを
特徴とするカメラのレンズ駆動機構。 - 【請求項2】 前記電磁装置が、鉄芯を有する電磁プラ
ンジャであって、その電磁プランジャに通電されたとき
には、鉄芯が前記レンズ規制部材を前記の一方方向へ回
動させ、通電が断たれたときには、前記第1ばねの付勢
力によって前記レンズ規制部材が鉄芯を復帰させるよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラのレン
ズ駆動機構。 - 【請求項3】 前記接触部は、前記支点部と、前記電磁
装置によって動かされる部位との間において、前記レン
ズ規制部材に接触していることを特徴とする請求項1又
は2に記載のカメラのレンズ駆動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15798498A JPH11352379A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | カメラのレンズ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15798498A JPH11352379A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | カメラのレンズ駆動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11352379A true JPH11352379A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15661709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15798498A Pending JPH11352379A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | カメラのレンズ駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11352379A (ja) |
-
1998
- 1998-06-05 JP JP15798498A patent/JPH11352379A/ja active Pending
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