JPH11352962A - 演奏状態の視覚的表示方法および演奏状態の視覚的表示プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

演奏状態の視覚的表示方法および演奏状態の視覚的表示プログラムが記録された記録媒体

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JPH11352962A
JPH11352962A JP15927198A JP15927198A JPH11352962A JP H11352962 A JPH11352962 A JP H11352962A JP 15927198 A JP15927198 A JP 15927198A JP 15927198 A JP15927198 A JP 15927198A JP H11352962 A JPH11352962 A JP H11352962A
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康彦 岡村
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靖 鞍掛
Kenichiro Saito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏パートの演奏状態あるいは演奏期間中で
あることを演奏パートの音色を表現するアイコンの変化
によって表示する。 【解決手段】 コンダクター画像データメモリ2からコ
ンダクターアイコンの画像データが読み出されるととも
に、アイコン画像データメモリ3から各演奏パートの音
色に対応するプレイヤーアイコンの画像データが読み出
される。また、演奏場所画像データメモリ4から演奏シ
ステムの仮想的な演奏場所を表現する画像データが読み
出される。画像データ合成部5は、読み出された各画像
データに応じて、演奏場所を表現する画像中にコンダク
ターアイコンおよび各演奏パートの音色を表現するアイ
コンが配置された合成画像を作成し、表示部に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏状態を視覚的
に表示する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】専用のシーケンサ、あるいは、パーソナ
ルコンピュータを用いたデスクトップミュージック(D
TM)においては、マウス等を使用した音符指定による
ステップレコーディング,MIDIキーボード等を使用
した実演奏によるリアルタイムレコーディング、あるい
は、曲データファイルの読み出しなどにより、各演奏パ
ートに割り当てられた音色の楽音を再生して演奏する。
その際、ディスプレイの表示画面上に、上述した演奏パ
ートの音色に対応させて具象的なキャラクタを表示する
ことによって、初心者にも親しみやすくした装置が考え
らる。しかし、単に、キャラクタを表示するだけでは、
表示画面の変化が乏しく、また、演奏のイメージとの結
びつきがない。そのため、単調になってしまうという問
題があった。また、テンポを音や視覚表示により報知す
るものがある。しかし、これは、曲の再生中、単調にテ
ンポを報知するだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、各演奏パートの
演奏状態あるいは演奏期間中であることを演奏パートの
音色を表現するアイコンの変化によって視覚的に表示す
ることができる演奏状態の視覚的表示方法、および、演
奏状態の視覚的表示プログラムが記憶された記録媒体を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、演奏状態の視
覚的表示方法において、1または複数の演奏パートの音
色を識別するステップと、識別された前記各演奏パート
の音色に応じて前記各演奏パートの音色を表現するアイ
コンを出力し、該アイコンが配置された画像を作成する
ステップと、前記各演奏パートの楽音発生指示に応じ
て、前記各演奏パートの前記アイコンを表す画像を切り
替えて前記アイコンに動きを与えるステップ、を有する
ものである。本発明は、また、上述したステップをコン
ピュータに実行させるための、演奏状態の視覚的表示プ
ログラムが記録された記録媒体である。したがって、各
演奏パートの楽音発生期間を演奏パートの音色を表現す
るアイコンの変化によって視覚的に表示することができ
る。
【0005】本発明は、また、演奏状態の視覚的表示方
法において、1または複数の演奏パートの各々の音色を
識別するステップと、識別された前記各演奏パートの音
色に応じて前記各演奏パートの音色を表現するアイコン
を出力するとともに、指揮者を表現するアイコンを出力
し、前記各演奏パートの音色を表現するアイコン、およ
び、前記指揮者を表現するアイコンが配置された画像を
作成するステップと、演奏期間中、前記指揮者を表現す
るアイコンの画像を切り替えて前記指揮者を表現するア
イコンに動きを与えるステップ、を有するものである。
本発明は、また、上述したステップをコンピュータに実
行させるための、演奏状態の視覚的表示プログラムが記
録された記録媒体である。したがって、演奏期間中であ
ることを指揮者を表現するアイコンの変化によって視覚
的に表示することができる
【0006】さらに、前記指揮者を表現するアイコンに
動きを与えるステップが、演奏の拍子およびテンポに応
じて指揮者を表現するアイコンの画像を切り替えるよう
な構成にすれば、演奏の拍子およびテンポも視覚的に表
示することができる。また、前記指揮者を表現するアイ
コンに動きを与えるステップが、各演奏パートのいずれ
かの楽音発生期間においてのみ動きを与えるような構成
にすれば、各演奏パートのいずれかの楽音発生期間を指
揮者を表現するアイコンの動きによって視覚的に表示す
ることができる。また、楽音発生期間中の演奏パートを
表現するアイコンと指揮者を表現するアイコンとの相対
位置関係に応じて指揮者を表現するアイコンの画像を切
り替えて、楽音発生期間中の演奏パートを表現するアイ
コンの方向を向くようにするステップを有するような構
成にすれば、指揮者を表現するアイコンの動きによって
楽音発生期間中の演奏パートも指揮者を表現するアイコ
ンの変化によって視覚的に表現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の演奏状態の視覚
的表示方法の実施の一形態を説明するための、演奏状態
の視覚的表示装置の機能ブロック構成図である。図中、
1は演奏パートメモリ、2はコンダクターアイコン画像
データメモリ、3はプレイヤーアイコン画像データメモ
リ、4は演奏場所画像データメモリ、5は画像データ合
成部、6はアイコン位置設定部、7はパン設定部であ
る。図2は、本発明の演奏状態の視覚的表示方法の実施
の一形態を説明するための表示画面の説明図である。演
奏場所を表現する画像11には、プレイヤーアイコンA
13、プレイヤーアイコンB14、プレイヤーアイコン
C15、マウスポインタ16、コンダクターアイコン1
7が表示されている。図3は、プレイヤーアイコンの具
体例を示す説明図である。図3(a),図3(b)は、
電気ギターを演奏している状態のプレイヤーを具象的に
表す画像である。演奏中のキャラクターの一連の動きか
ら、2種類(2コマ)取り出して作成された画像であ
る。図示の例では、シルエットで示しているが、2次元
画像あるいは立体的に見える3次元画像でもよい。スポ
ットライトの部分には、演奏パートの番号が表示されて
いる。図4は、コンダクターアイコンの具体例を示す説
明図である。図4(a),図4(b),図4(c)は、
指揮をしている状態の指揮者(コンダクター)を具象的
に表す画像である。指揮中のキャラクターの一連の動き
から、3種類(3コマ)取り出して作成された画像であ
る。プレイヤーアイコンと同様に、シルエットの代わり
に、2次元画像あるいは3次元画像でもよい。
【0008】1または複数の演奏パートによって演奏シ
ステムが構築される。演奏パートメモリ1には、各演奏
パートの音色を示す音色情報、および、各演奏パートの
パン情報が記憶されている。ユーザが演奏パートを指定
して演奏パートメモリ1から音色情報を読み出すことに
より、各演奏パートの音色が識別される。コンダクター
画像データメモリ2からコンダクターアイコンの画像デ
ータが読み出されるとともに、音色情報に応じてアイコ
ン画像データメモリ3から各演奏パートの音色に対応す
るプレイヤーアイコンの画像データが読み出される。ま
た、演奏場所画像データメモリ4から演奏システムの仮
想的な演奏場所を表現する画像データが読み出される。
画像データ合成部5は、読み出された、コンダクターア
イコン画像データ、各演奏パートのアイコン画像データ
および演奏場所を表現する画像データに応じて、演奏場
所を表現する画像中にコンダクターアイコンおよび各演
奏パートを表現するアイコンが配置された合成画像を作
成し、表示部に出力する。
【0009】図3(a),(b)に一例を示すように、
図2に示すプレイヤーアイコンA13等のアイコンは、
各演奏パートの音色の楽器を演奏している状態のプレイ
ヤーを具象的に表わす画像である。このプレイヤーアイ
コンは、演奏システムの処理において、次のような機能
を有する。第1に、各演奏パートの音色および動作状態
を表示する機能、第2に、このアイコンにマウスポイン
タを当てて左クリックすることにより、このアイコンに
対応した演奏パートを指定する機能、第3に、このアイ
コンの位置によって、この演奏システムにおけるアイコ
ンに対応した演奏パートの音像定位位置を表示する機能
を有している。
【0010】図2に示すコンダクターアイコン17は、
演奏システムの処理において、第1に、テンポおよび拍
子を表示する機能、第2に、このアイコンにマウスポイ
ンタを当てて左クリックすることにより、このアイコン
に対応したテンポ、拍子を指定する機能を有している。
パン制御されるものではないので、画面上において、演
奏場所を表現する画像11を外れた位置に表示されても
よい。
【0011】次に、各演奏パートの楽音のパン制御につ
いて説明する。図2において、演奏場所を表現する画像
11上におけるプレイヤーアイコンA13,プレイヤー
アイコンB14,プレイヤーアイコンC15の左右方向
の位置は、各アイコンに対応する演奏パートの音像定位
位置を視覚的に表わす。図1に示すように、演奏パート
メモリ1に各演奏パートの音像定位位置を示すパン情報
が記憶されている。このパン情報を読み出すことによっ
て各演奏パートの音像定位位置を識別し、アイコン位置
設定部6は、画像データ合成部5を制御する。画像デー
タ合成部5は、演奏場所を表現する画像中に各アイコン
がパン情報に応じた位置に配置された画像を作成する。
【0012】図2に示す具体例では、演奏システムの仮
想音場における、各楽音パートの音像定位位置に応じ
て、プレイヤーアイコンA13等のアイコンの左右方向
の表示位置が決定される。その結果、アイコンが左側に
位置する演奏パートの楽音ほど、左のスピーカから出力
される音量を右のスピーカから出力される音量よりも大
きくし、逆に、アイコンが右側に位置する演奏パートの
楽音ほど、右のスピーカから出力される音量が左のスピ
ーカから出力される音量よりも大きくするというパン制
御をすることが視覚的に表示される。
【0013】また、逆に、演奏場所を表現する画像11
上でのプレイヤーアイコンの表示位置によりパン情報を
設定することもできる。図1において、アイコン位置設
定部6は、ユーザがキーボードやマウス等の入力デバイ
スを使って各アイコンの位置設定データを入力すること
により、画像データ合成部5を制御して、各アイコンの
位置を上下左右に移動させて新たな位置に配置させる。
そして、パン設定部7は、各アイコンの新たな左右方向
の位置に応じて、演奏システムの仮想音場における各演
奏パートのパンを制御するためのパン情報をパン制御部
に出力する。このようにして、各演奏パートの音像定位
を視覚的に表現するとともに、視覚的に音像定位を設定
することもできる。なお、パン設定部7から出力される
パン情報によって、演奏パートメモリ1の各演奏パート
のパン情報を更新するようにしてもよい。
【0014】図2においては、ユーザが、マウスを動か
してマウスポインタ16をプレイヤーアイコンA13に
合わせてマウスの左ボタンを押すと、プレイヤーアイコ
ンA13が選択され、そのままマウスをドラッグする
と、プレイヤーアイコンA13の位置設定データが更新
される。その結果、マウスポインタ16と一緒にプレイ
ヤーアイコンA13が移動する。左ボタンの押圧を解除
すると、プレイヤーアイコンA13はその位置に停止し
て新たな位置が設定され、その結果、プレイヤーアイコ
ンA13の位置設定データが固定される。なお、図1に
おいて、マウスポインタ16の画像データの合成および
マウスポインタ16の位置設定データの入力、上述した
マウスによるプレイヤーアイコンA13の位置設定デー
タを出力する機能ブロックについて図示を省略してい
る。
【0015】パン設定部7は、プレイヤーアイコンA1
3の位置設定データが更新されている期間も含めて、こ
の位置設定データに応じて、プレイヤーアイコンA13
に対応する演奏パートのパン情報を出力する。あるい
は、パン設定部7は、プレイヤーアイコンA13の位置
設定データが固定されたときに、この固定された位置設
定データに応じたパン情報を出力するようにしてもよ
い。このように、プレイヤーアイコンA13の画面上の
配置、より具体的には横座標の位置によってパン情報を
設定すると視覚的にわかりやすく設定操作が直感的に行
えるようになる。
【0016】なお、プレイヤーアイコンA13等を演奏
場所を表現する画像11上に最初に配置する方法の一具
体例としては、編集時のメニュー画面で、音色を演奏パ
ートに割り当てることによって初期位置に配置する。あ
るいは、編集時に、演奏場所を表現する画像11の横に
楽屋を表現する画像の領域を表示し、ここに、予め用意
された複数のプレイヤーアイコンを表示しておき、マウ
スを用いて、1つずつプレイヤーアイコンを演奏場所を
表現する画像11に配置する。
【0017】演奏パートの音像は、中央部に定位させる
傾向がある。その際、単純に音像定位位置とアイコンの
表示位置とを比例的な関係にすると、アイコンが中央位
置に重なって表示されてしまい、画面が見づらくなる。
また、表示画面のバランスが悪く不自然な感じがしてし
まうという問題がある。これを避けるため、中央パンレ
ベルを示す中央領域12を広く取った上で、パン情報を
アイコンの位置で表示する。逆に、アイコンの設定位置
を変えることによりパン制御する際は、中央領域12内
を制御の中央不感帯とする。
【0018】すなわち、中央領域12については、画面
上の横座標に対して広い範囲を割り当てる。したがっ
て、画面の左右方向における中央の所定幅の領域内に配
置されたプレイヤーアイコンA13とプレイヤーアイコ
ンB14とは、各演奏パートの音像定位については同一
の中央パンレベルにあるものとする。既にプレイヤーア
イコンが配置されている位置に他のプレイヤーアイコン
をもってきた場合、その位置を避けて、他のプレイヤー
アイコンが配置されるようにするため、各プレイヤーア
イコンが完全に重ならないように位置調整を行ってもよ
い。
【0019】なお、中央領域12に限らず、画面上の横
座標に対して、複数の小領域に分割し、同じ小領域にあ
るプレイヤーアイコンは、同じパン情報を有するもの、
同じパン情報を設定するものであるとして、プレイヤー
アイコンが重ならないように表示位置を調整してもよ
い。
【0020】次に、プレーヤーアイコンおよびコンダク
ターアイコンのアニメーション(動画)表示について説
明する。図1において、画像切替部8は、テンポ、拍
子、各演奏パートの楽音のノートオンを入力することに
より、楽音のテンポおよび拍子を識別するとともに楽音
発生期間を識別して、コンダクターアイコン画像データ
メモリ2、プレイヤーアイコン画像データメモリ3から
読み出す画像を選択する制御をする。コンダクターアイ
コン画像データメモリ2、プレイヤーアイコン画像デー
タメモリ3には、それぞれ演奏中のキャラクターの一連
の動きを表現する複数の静止画像が記憶されている。各
演奏パートの楽音発生期間中、プレイヤーアイコン画像
データメモリ3から、図3に示すような、その演奏パー
トのプレイヤーアイコンを表す画像をテンポに合わせて
読み出すことにより、プレイヤーアイコンを表す画像を
切り替えてプレイヤーアイコンに動きを与える。各演奏
パートの楽音発生期間は、各演奏パートの楽音発生指示
(MIDI情報では「ノートオン」に対応する)を検出
して開始する。
【0021】各演奏パートの楽音発生期間の終了につい
ては、何通りかの検出方法がある。第1の検出方法とし
て、各演奏パートの楽音が消音する時点を検出して終了
とする。具体的には各演奏パートの楽音のエンベロープ
がゼロまたは所定の閾値より小さくなった時点を検出す
る。第2の検出方法としては、各演奏パートのノートオ
ンが所定時間にわたって検出されなくなることにより楽
音発生期間の終了を検出する。
【0022】その際、第1の検出方法、第2の検出方法
のいずれにおいても、このような楽音発生期間中に再度
の楽音発生指示があった場合に、その演奏パートのプレ
イヤーアイコンを表す画像の切り替えを、一連の動作を
示す画像の最初のものに戻す方法を採用してもよい。こ
のようにすることにより、プレイヤーアイコンの動作
を、各演奏パートの楽音発生指示ごとに、動作開始時の
画像から動き出すようにすることができる。そして、1
度の楽音発生指示によっては、演奏パートのプレイヤー
アイコンを表す画像として同じ画像を繰り返し使用しな
いものとする。ギターのように、楽音発音開始時とその
後の楽音発音期間中とで、演奏操作の形態の違いが視覚
的に目立つような楽器の場合でも、プレイヤーアイコン
の動きが不自然にならない。
【0023】さらに、プレイヤーアイコンが、楽音発生
期間中の楽音のレベル、例えば、楽音のエンベロープの
大きさによって、プレイヤーアイコンの動作を大きくし
たり小さくしたりすれば、一層効果的な視覚表示が可能
となる。そのために、プレイヤーアイコン画像データメ
モリ3には、一連の動作の過程のそれぞれにおいて動き
の異なる複数の画像を記憶させておく。テンポと楽音の
レベルに応じて、プレイヤーアイコンを表す画像を読み
出すことにより、プレイヤーアイコンを表す画像を切り
替えてプレイヤーアイコンに楽音のレベルに応じた動き
を与える。
【0024】なお、曲データには複数の演奏パートがあ
るが、トラックビューウィンドウにおいて、マウスを用
いてある1つのトラックの演奏パートに「ミュート」を
指定したときには、このトラックに割り当てられた演奏
パートに楽音発生指示があったとしても、この楽音発生
指示を無視して、楽音発生期間を開始しないようにす
る。その結果、「ミュート」が指定された演奏パートの
プレイヤーアイコンを動かないようにする。また、ある
1つのトラックの演奏パートに「ソロ演奏」を指定した
ときには、このトラックに割り当てられた演奏パートを
除く演奏パートに楽音発生指示があったとしても、この
楽音発生指示を無視して、楽音発生期間を開始しないよ
うにする。その結果、「ソロ演奏」が指定されたプレイ
ヤーアイコンのみが動くようにして、各演奏パートの動
作を視覚的に表示するようにする。
【0025】また、プレイヤーアイコンに動きを与える
と同時に、1曲を自動演奏するときなどの演奏期間中、
いずれの演奏パートも楽音発生期間中でないときを含
め、常時、コンダクターアイコン画像データメモリ2か
ら、図4に示すコンダクターアイコンの画像をテンポお
よび拍子に応じて読み出すことにより、コンダクターア
イコンを表す画像を切り替えてコンダクターアイコンに
動きを与える。切り替えに使用するコンダクターアイコ
ンの画像の枚数を拍子に応じて決め、例えば、2拍子の
場合には動作コマ数を2として、2枚の異なる画像を周
期的に読み出して切り替え、3拍子の場合には、動作コ
マ数を3コマとして、拍子に合わせた一連の画像を周期
的に読み出して切り替える。すなわち、コンダクターア
イコンの画像をテンポに合わせた間隔で切り替え、拍子
に合わせて同じ画像を繰り返すようにする。
【0026】上述した説明では、演奏期間中は、常時、
コンダクターアイコンに動きを与えていた。この他の例
として、演奏期間中であって、かつ、いずれかの演奏パ
ートが楽音発生期間中であるときに限り、コンダクター
アイコンに動きを与えるようしてもよい。
【0027】さらに、コンダクターアイコンが、楽音発
生期間中の演奏パートのプレイヤーアイコンの方向を向
くようにすると一層効果的である。コンダクターアイコ
ン画像データメモリ2には、指揮の動作を拍子に応じて
示す複数の画像を1セットとして、コンダクターの向き
を異ならせたものを複数セット記憶させておく。楽音発
生中の演奏パートのプレイヤーアイコンとコンダクター
アイコンの位置をアイコン位置設定部6から取り出し、
両者の相対位置関係から、コンダクターアイコンの位置
から楽音発生期間中のプレイヤーアイコンの位置を見た
角度を計算し、楽音発生中の演奏パートのプレイヤーア
イコンの方向を向いたコンダクターアイコンの画像に切
り替えるようにする。
【0028】複数の演奏パートが同時に楽音を発生して
いる場合には、それらの演奏パートの中央に向きを決め
ればよい。いずれの演奏パートも楽音を発生していない
期間は、コンダクターアイコンは向きの変更をしないで
そのまま動きを停止させておくか、正面に向きを戻すよ
うにすればよい。演奏を開始するとき、および演奏を終
了したときには、コンダクターアイコンは正面を向くよ
うにする。
【0029】上述した説明では、プレイヤーアイコンお
よびコンダクターアイコンの画像として、一連の動作を
表す複数枚の静止画像を画像データメモリに記憶してお
き、この静止画像を切り替えることにより、各アイコン
に1連の動きを与えている。この静止画像の枚数を少な
くすると、記憶すべき画像データ容量が少なくなるとと
もに、画像切り替えの処理負担も少なくなる。これに対
し、静止画像の枚数を、例えば、毎秒30フレーム(コ
マ)のように多くして切り替えの時間間隔を短くすれ
ば、動きが滑らかになり表示品質が向上し、ユーザにと
って見やすいものとなる。また、静止画像が表す一連の
動作間隔において、これらの静止画像をキーフレームと
して、静止画像データを補間処理して中間の静止画像を
生成することにより、元となる静止画像の枚数が少なく
ても、プレイヤーアイコンおよびコンダクターアイコン
に滑らかな動きを与えることができる。このような技術
は、3Dコンピュータグラフィックス技術等において、
アニメーション(動画)作成技術として知られている。
【0030】図5は、本発明の演奏状態の視覚的表示方
法の実施の一形態を説明するためのハードウエア構成図
である。シーケンサ装置、あるいは、サウンドボードが
組み込まれたパーソナルコンピュータのハードウエア構
成である。図1に示した機能ブロック構成は、このハー
ドウエア上で、オペレーティング・システムとアプリケ
ーションのソフトウエアを実行することによって実現さ
れる。
【0031】バス21には、CPU22,ROM23,
RAM24,外部記憶装置25,インターフェース2
7,表示部29,入力部30,音源部31がバス接続さ
れている。外部記憶装置25は、FDD(フレキシブル
磁気ディスクドライブ),ハード磁気ディスクドライブ
(HDD),CD−ROMドライブ等の1まはた複数の
記録再生装置であり、それぞれに対応する記録媒体26
が装填される。インターフェース27にはMIDIキー
ボード等の外部演奏装置28が接続される。音源部31
からの楽音出力は、DSP32に出力され、D/A変換
器33によりアナログ信号に変換されて、ステレオ2チ
ャネルのアンプ34で増幅され、右スピーカ35,左ス
ピーカ36から楽音信号が出力される。
【0032】オペレーティング・システムのソフトウエ
アおよびシーケンスソフトウエアは、記録媒体26の1
つであるハードディスクに記録されている。CPU22
は、ROM23およびハードディスクから必要なプログ
ラムやデータをRAM24にロードすることにより各種
の処理を実行する。シーケンスソフトウエアは、記録媒
体26の1つであるCD−ROMに記録されて頒布さ
れ、このソフトウエアをハードディスクにインストール
して用いる。あるいは、図示しない通信インターフェー
スを介して外部のサーバからハードディスクにダウンロ
ードされる。
【0033】CPU22は、シーケンサ機能として、外
部演奏機器28からの入力情報に基づいて、リアルタイ
ムレコーディングを行う。あるいは、LCDディスプレ
イ,CRTディスプレイ等の表示部29にスタッフウィ
ンドウ,ピアノロールウインドウ等を表示させて、キー
ボード,マウス等の入力部30を用いてステップレコー
ディングを行う。あるいは、記録媒体26に保存された
曲データファイルをRAM24にロードして、曲を再生
する。
【0034】音源部31は複数の演奏パートを同時発音
させることができる。音源部31は各演奏パートに割り
当てられた音色を有する楽音を生成して、DSP32に
出力し、DSP32においては、残響,コーラスといっ
たエフェクトを楽音に付与する。また、仮想音場におけ
る音像定位を行うために、各楽音パートの楽音のパン情
報により右チャネルと左チャネルの音量比を設定してA
/D変換器33に出力する。A/D変換された楽音信号
は、ステレオアンプ34に出力され増幅されて、右スピ
ーカ35,左スピーカ36から楽音信号が出力される。
【0035】CPU22は、また、楽音発生時に、複数
の音源の仮想位置を表示して、演奏システムを視覚的に
表示する機能を実行する。アンプ34以降は外部装置と
することができる。音源部31,DSP32も外部音源
装置とし、図示しないMIDIインターフェースを介し
てMIDIデータを外部音源装置に出力する場合もあ
る。また、MIDIキーボードを入力部30に備える場
合もある。ハード磁気ディスクドライブを持たない装置
の場合には、ROM23にソフトウエアがインストール
されている場合もある。なお、上述した説明では、シー
ケンスソフトウエア等のDTM用プログラムが外部記憶
装置25の記録媒体26にインストールされたパーソナ
ルコンピュータを前提に説明したが、DTM専用の装置
であってもよく、また、プログラムの少なくとも一部を
ハードウエアロジックで組んだものでもよい。
【0036】図6ないし図11は、本発明の演奏状態の
視覚的表示方法の実施の一形態を説明するためのフロー
チャートである。図6は、メインのフローチャートであ
る。図7は、図6に示したS42の機能選択ステップの
フローチャートである。図8は、図7に示したS52の
編集メニュー処理ステップの第1のフローチャートであ
る。図9は、図7に示したS52の編集メニュー処理ス
テップの第2のフローチャートである。図10は、図6
に示したS43の作動指示ステップのフローチャートで
ある。図11は、図6に示したS44の演奏ステップの
フローチャートである。
【0037】図6に示すように、本発明の演奏状態の視
覚的表示方法の実施の一形態のメインのフローチャート
では、S41において、レジスタ等の初期化を行う。次
に、S42において機能選択処理を行い、S43におい
て作動指示の処理を行い、S44において演奏の処理を
行う。S44の処理を終了するとS42に戻り、S42
〜S44の処理を繰り返す。以下、各ステップのフロー
チャートを説明するが、本発明に直接関係しないステッ
プは記載を省略する。
【0038】図7に示す機能選択のフローチャートにお
いて、S51においては、編集メニューの選択があるか
否かを判定し、ある場合にはS52の編集メニュー処理
に進み、ない場合にはS53に処理を進める。編集メニ
ューは、アプリケーションウィンドウのメニューバーに
ある「編集」をマウスで左クリックすることによって選
択される。
【0039】先に、S52の編集メニュー処理について
説明する。図8に示すS71において、ドロップダウン
メニューが表示され、S72に処理を進める。S72に
おいては、ドロップダウンメニューの中にある「自動伴
奏スタイルの作成」がマウスの左クリックによって選択
されたか否かを判定する。選択された場合には、S74
に処理を進め、選択されない場合にはS73に処理を進
める。S74においては、自動伴奏スタイルのダイアロ
グボックスが表示される。S75において、自動伴奏ス
タイルの一覧の中から1つを選択して自動伴奏スタイル
を設定して図7のS58に戻る。自動伴奏スタイルで
は、音楽ジャンル、この音楽ジャンルに属する複数の自
動伴奏データのファイルおよびそのセクション、曲中に
この自動伴奏を入れる期間の開示時間と終了時間などが
設定される。
【0040】S73においては、「プレイヤーの編集」
が選択されたか否かを判定する。選択された場合には、
S77に処理を進め、選択されていないときにはS76
に処理を進める。S77においては、選択されたプレイ
ヤーがあるか否かを判定する。この判定は、後述する図
7のステップS54によって既にプレイヤーアイコンが
選択されているか否かによって判定する。選択されてい
る場合にはS78に処理を進め、選択されていないとき
にはメインのフローチャートに戻る。S78において
は、選択されたプレイヤーアイコンに対応する演奏パー
トに対して、音量調整、音色変更、パン調整等を選択す
るサブメニューが開き、その中の1つをさらに選択する
と、それぞれに専用のダイアログボックスが開いて、S
79に処理を進める。S79においては、開いている音
量,音色,パン等のいずれかのダイアログボックスで、
パラメータ値を入力して設定し、図7のS58に戻る。
【0041】S76においては、「ステージ効果」が選
択されたか否かを判定する。選択された場合にはS81
に処理を進め、選択されない場合にはS80に処理を進
める。S81においては、「ステージ効果」のダイアロ
グボックスが開き、ステージ効果名が一覧表示され、S
82に処理を進める。このステージ効果は、演奏システ
ムに付与する効果の一種であって、図1を参照して説明
した残響のエフェクトである。S82においては、図1
を参照して説明した残響のタイプを選択して設定して、
メインのフロチャートに戻る。
【0042】S80においては、「調・拍子」が選択さ
れたか否かを判定する。選択された場合には、S83に
処理を進め、選択されない場合には、図9のS85に処
理を進める。S83においては、調と拍子の選択ダイア
ログボックスが開き、S84に処理を進める。S84に
おいては、調の設定と拍子の入力を曲の先頭の他、曲中
の任意の小節先頭位置を入力して指定し、図7のS58
に戻る。
【0043】図9に示すS85においては、「プレイヤ
ー」が選択されたか否かを判定する。選択されたときに
はS87に処理を進め、選択されないときにはS86に
処理を進める。S87においては、全てのプレイヤー
名、具体的には、音色(通常、楽器名で示される)がダ
イアログボックスに表示され、S88に処理を進める。
S88においては、録音あるいは編集する場合に、任意
の数の演奏パートのそれぞれに任意のプレイヤ(音色)
を設定して図7のS58に戻る。なお、曲データを再生
する場合には、曲データファイル中に指定された音色番
号(プログラムナンバー)によって、自動的にプレイヤ
ーが選択されているが、選択されたプレイヤーをここで
変更することもできる。
【0044】S86においては「曲」が選択されたか否
かを判定する。選択されたときには、S89に処理を進
め、選択されないときには図7のS58に戻る。S89
においては、曲目選択ダイアログボックスが開き、音楽
ジャンル別に区分けされた曲目が表示され、S90に処
理を進める。S90においては、曲目または音楽ジャン
ルを選択して設定する。図12は、曲目選択の説明図で
ある。曲の音楽ジャンル別に、曲目がまとめられてい
る。曲を選択する他、曲の音楽ジャンル自体を選択する
ことができ、この場合、選択された音楽ジャンルの代表
的な曲が自動的に選択されるようにしている。
【0045】図8,図9に示した編集メニュー処理が終
了すると、図7のS58に戻る。S58においては、編
集メニュー処理の過程において、設定の変更があったか
否かを判定し、変更があった場合にはS59に処理を進
め、ない場合にはメインのフローチャートに戻る。S5
9においては、図8のS75で設定された自動伴奏スタ
イル、S81で設定されたステージ効果に応じて、演奏
場所の画面デザインを変更し、S60においては、図9
のS88において選択されたプレイヤーアイコンを演奏
場所の画像上に表示する。図8のS78のパン調整ダイ
アログボックスでパンが設定し直された場合には、この
パン情報に応じてプレイヤーアイコンの配置を変更す
る。
【0046】図13は、自動伴奏スタイルおよびステー
ジ効果と演奏場所の画像との関係の説明図である。自動
伴奏スタイルは音楽ジャンル別に分類され、図では、ダ
ンシング,クラシック,ジャズ,民族を例示している。
ステージ効果としては、ここでは残響を例示し、残響の
タイプとして、残響のエフェクトなし、ホール,ステー
ジの例を示している。そして自動伴奏スタイルと残響の
タイプの組み合わせ条件により演奏場所の画像を異なら
せている。演奏場所の画像の作り方は任意である。簡単
な例を示すと、自動伴奏スタイルによって、演奏場所の
カーテンの色や模様を異ならせたり、スピーカボックス
等の小道具を異ならせる。残響のタイプによって、ホー
ルやステージをイメージした画像を用いたり、場合によ
り、カーテンをなくした画像を用いる。残響の強さを識
別して、演奏場所の奥行き、あるいは広さの異なる画像
を用いるようにしてもよい。
【0047】図16ないし図18は、プレイヤーアイコ
ンが配置された演奏場所の画像の具体例の説明図であ
る。しかし、図13とは特に関連付けられたものではな
い。図16においては、開かれたカーテン121の間に
ステージ122が3次元的に描かれている。ステージ1
22には、ギタープレイヤーアイコン123,電子ピア
ノプレイヤーアイコン124,人声音プレイヤーアイコ
ン125,グランドピアノプレイヤーアイコン126,
バイオリンプレイヤーアイコン127が配置されてい
る。演奏場所の画像としては殺風景な画像を用いてお
り、ステージ効果の設定がない場合に用いる。
【0048】人声音プレイヤーアイコン125は、人声
音が楽器の音色として扱われた演奏パートのアイコンで
ある。歌詞を発音させる場合もある。女性を3人並べた
キャラクタを用いているが、この演奏パートに対してコ
ーラスのエフェクトがかかることを表わすようにして、
コーラスのエフェクトがかからない場合には、人物が1
人のキャラクタを用いるようにしてもよい。また、男声
音と女声音とでキャラクタを代えたアイコンにしてもよ
い。
【0049】バイオリンプレイヤーアイコン127も3
人の人物並べているが、この演奏パートに対してアンサ
ンブルのエフェクトがかかることを表わすようにして、
アンサンブルのエフェクトがかからない場合には、人物
が1人のキャラクタを用いるようにしてもよい。なお、
図示のように、プレイヤーアイコンの床面のスポットラ
イトをイメージする楕円形の中に、演奏パートの番号を
表示するようにしてもよい。
【0050】図17においては、図16のカーテンとは
色や模様の異なる開かれたカーテン131の間にステー
ジ132が3次元的に描かれている。ステージ132
は、床面および壁面が木製のコンサートホールをイメー
ジしたものとしている。図18においては、図16,図
17のカーテンとは色や模様の異なる開かれたカーテン
141の間に、ステージ142が3次元的に描かれてい
る。ステージ142は、スポットライトで浮かび上がっ
たライブステージをイメージしたものである。このよう
に、自動伴奏スタイルやステージ効果などの演奏システ
ムに対する効果、言い換えれば、演奏システムの環境設
定に応じて、演奏場所の画像を変更することによって臨
場感を増すことができる。
【0051】図7の機能選択のフローチャートに戻って
説明する。S51において編集メニューの選択がなかっ
たときにS53に処理を進める。S53においては、演
奏場所の画像上に配置されたプレイヤーアイコンの選択
があるか否かを判定し、プレイヤーアイコンが選択され
ているときにはS54に処理を進め、選択されていない
場合にはメインのフローチャートに戻る。マウスポイン
タを1つのプレイヤーアイコンに当てて、左クリックさ
れた場合にプレイヤーアイコンの選択があると判定す
る。
【0052】S54においては、プレイヤーが選択され
たことを視覚的に表示するために、選択されたプレイヤ
ーアイコンを囲む四角形の枠を表示し、S55に処理を
進める。S55においては、プレイヤーアイコンの移動
指示があるか否かを判定し、移動指示があるときにはS
56に処理を進め、移動指示がないときには、メインの
フローチャートに戻る。プレイヤーアイコンにマウスポ
インタを当ててマウスを左クリックしたままマウスをド
ラッグすることにより移動指示があると判定する。S5
6においては、プレイヤーアイコンの表示位置を変え、
S57に処理を進める。S57においては、そのプレイ
ヤーアイコンに対応する演奏パートのパン制御を、プレ
イヤーアイコンの位置に応じて設定して、メインのフロ
ーチャートに戻る。詳細は、先に図1,図2を参照して
説明した通りである。
【0053】したがって、曲が選択されて演奏する曲の
ファイルデータが取り込まれている時点で、この曲に使
用されている演奏パートに対応したプレイヤーアイコン
がパン情報に応じた位置に表示されるが、このプレイヤ
ーアイコンの位置を動かすことによりパンの設定を変え
ることができる。また、曲が選択された後であったり、
ユーザーが編集した曲においても、このプレイヤーアイ
コンの位置を動かすことによりパンの設定を変えること
ができる。
【0054】図10を参照して、作動指示のフローチャ
ートを説明する。S101において、再生指示があるか
否かを判定し、再生指示があるときには、S103に処
理を進め、再生指示がないときにはS102に処理を進
める。この実施の形態では、画面上に表示された仮想的
な記録再生装置のコントロールパネルの再生ボタンにマ
ウスポインタを当てて、左クリックしたときに再生指示
があったと判定する。S103においては、演奏場所の
画像上に配置されたプレイヤーアイコンのいずれか1つ
が選択されている状態であるか否かを判定し、選択され
ているときにはS105に処理を進め、選択されていな
いときにはS104に処理を進める。なお、プレイヤー
アイコンは、図7のS53において選択され、選択され
たときには、S54において付された枠が画面上に表示
されている。
【0055】S105においては、選択されたプレーヤ
ーアイコンの音色に対応する試聴用楽曲データを選定し
て演奏を開始する。試聴用楽曲データは、例えば、個々
の音符や音色の情報に加え、楽音発生イベントの時間間
隔を指示するデューレーション情報を含むものであり、
音源部において楽音波形データに変換可能なファイル形
式のシーケンスデータある。具体例としては、スタンダ
ードMIDIファイル(SMF)形式のデータである。
この試聴用楽曲データは、ある程度まとまりのある楽曲
を構成し、具体例としては、1または数小節分のフレー
ズデータであるが、1曲全部を用いてもよい。なお、試
聴用楽曲データは、ウエーブ形式のファイルでもよく、
波形データをアナログ波形に変換するD/A変換機能を
持たせるだけでよくなるが、記憶しておくべき容量は大
幅に増大することになる。
【0056】試聴用楽曲データには、演奏パートの音色
を視聴するのにふさわしい曲の中の、ふさわしいフレー
ズを選定する。この試聴用楽曲データを視聴して、演奏
あるいは編集を行おうとしている曲にこの演奏パートの
音色がふさわしいかどうかを調べる。そのため、曲の音
楽ジャンル、曲のスタイル、メロディー用の演奏パート
であるか、バッキング(伴奏)用の演奏パートであるか
を指定する。そして、指定された音楽ジャンルに属する
曲の中から、曲のスタイルに合ったものを予め選定して
おき、さらに、その曲の中から、その音色の視聴にふさ
わしいシーケンスを、メロディー用、バッキング用にあ
らかじめ記憶しておく。
【0057】図14は、試聴用楽曲データの設定方法の
第1の説明図である。試聴用楽曲データは、音色毎に選
定されるため、音色ごとに選定テーブルを有している。
図示の例では、音楽ジャンル,曲の速さ(テンポ),演
奏パートのメロディ用/バッキング(伴奏)用種別等の
組み合わせによって、予め記憶されている試聴用楽曲デ
ータを選定する。
【0058】上述した選定は、例えば、S105におい
て、ポップアップメニューを表示して、選択された演奏
パートについて、ユーザが指定する。この選定条件中、
音楽ジャンルについては、曲あるいは自動伴奏スタイル
が既に設定された状態である場合に、曲あるいは自動伴
奏スタイルの音楽ジャンルに一致させるようにすれば、
ユーザがこのS105のステップにおいて音楽ジャンル
を特に設定しなくてもよい。曲の速さについても同様
に、曲あるいは自動伴奏スタイルが既に設定された状態
である場合に、曲あるいは自動伴奏スタイルのテンポに
合わせるようにすれば、ユーザがこのステップにおいて
曲のスタイルを特に設定しなくてもよい。また、演奏パ
ートのメロディ用/バッキング(伴奏)用種別について
は、プレイヤーアイコンの配置に連動させて設定するこ
ともでき、この場合、ユーザがこのステップにおいてメ
ロディ用/バッキング(伴奏)用種別を特に設定しなく
てもよい。上述した説明では、音色に加えて、音楽ジャ
ンル等の諸条件によっても試聴用楽曲データを変えるよ
うにしたが、音色のみにより試聴用楽曲データを設定し
ただけでも、音色の特徴をつかみやすくすることができ
る。
【0059】図15は、試聴用楽曲データの設定方法の
第2の説明図である。図中、図2と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。演奏場所を表現する画像
11は、ステージを表現する線画11aに示されるよう
に3次元的に図示されている。その結果、画面の上方に
あるプレイヤーアイコンB14は、ステージの奥にある
かのように表示される。図3の例とは異なり、この表示
画面では、図中に−の破線で示した境界よりも上の
画面の領域をバッキング領域とし、この領域に配置され
たプレイヤーアイコンに対応する演奏パートは、バッキ
ング(伴奏)用に設定する。これに対し、−の破線
で示した境界線よりも下の画面の領域をメロディ領域と
し、この領域に配置されたプレイヤーアイコンB13,
プレイヤーアイコンC15に対応する演奏パートはメロ
ディ用に設定される。
【0060】なお、変形例として、図中に、−の破
線、−の破線、−の破線で示す境界線よりも中
央側の領域をメロディ領域とし、周辺部の領域をバッキ
ング領域にしてもよい。この場合、プレイヤーアイコン
B13に対応する演奏パートのみがメロディ用に設定さ
れる。上述したような試聴用楽曲データの選択によっ
て、音色を選定するにあたって、音色のイメージがわか
りやすくなり、音色選択の質や効率が上がる。特に、音
楽ジャンルや曲のスタイルによって試聴用楽曲データを
取り替えることにより、よりユーザの利用環境に適した
試聴用楽曲データを提供することができるようになる。
【0061】図10のS105において、プレイヤーア
イコンの音色に対応した試聴用楽曲データが選定される
と、この試聴用楽曲データを演奏用のデータバッファに
取り込んで、演奏開始状態となり、メインのフローチャ
ートに戻る。S104においては、曲が指定されている
状態であるか否かを判定し、指定されているときにはS
107に処理を進め、指定されていないときにはS10
6に処理を進める。曲の設定は、図9におけるS90に
おいて行われた。S107においては、指定されている
曲の曲データを演奏用のデータバッファに取り込んで、
演奏開始状態となり、メインのフローチャートに戻る。
【0062】S106においては、自動伴奏スタイルが
選択されている状態であるか否かを判定し、選択されて
いるときにはS108に処理を進め、選択されていない
ときにはメインのフローチャートに戻る。S108にお
いては、選択されている自動伴奏スタイルの伴奏データ
を演奏用のバッファに取り込んで演奏開始状態となり、
メインのフローチャートに戻る。
【0063】S102においては、その他の指示がある
か否かを判定する。その他の指示があるときにはS10
9に処理を進め、その他の指示がないときにはメインの
フロS109においては、指示のあったその他の処理、
例えば、巻き戻し、早送り、一時停止、停止等の処理を
実行する。上述した処理の指示は、再生指示と同様に、
画面上に表示された仮想的な記録再生装置の巻き戻し、
早送り、一時停止、停止等のボタンにマウスポインタを
当てて、左クリックしたときに指示があったと判定す
る。
【0064】図11に示す演奏のフローチャートにおい
て、S111においては演奏用のデータバッファに演奏
データがあるか否かを判定し、ある場合にはS112に
処理を進め、ない場合にはメインのフローチャートに戻
る。S112においては、演奏用のデータバッファから
順次取り出されるノートオンデータ等に基づいて楽音再
生処理を行い、S113に処理を進める。S113にお
いては、楽音発生期間中の演奏パートの楽音レベルを検
出し、検出レベルに応じた動きをするプレイヤーアイコ
ンの画像を選択する。このようにして、発音レベルに応
じて、それに対応したプレイヤーアイコンの動きを大き
くしたり、また、小さくしたりする。同時に、プレイヤ
ーアイコンの画像をテンポに応じて切り替える処理を行
い、S114に処理を進める。
【0065】各演奏パートの楽音発生期間中、その演奏
パートのプレイヤーアイコンを表す図17に示すような
画像をテンポに合わせて切り替えることによりプレイヤ
ーアイコンに動きを与える。各演奏パートのノートオン
を検出することにより楽音の発生開始を検出し、ノート
オンが所定時間にわたって検出されなくなったことによ
り楽音の発生終了を検出する。
【0066】S114においては、第1モードであるか
否かを判定し、第1モードであるときにはS115に処
理を進め、第2モードのときには、S116に処理を進
める。S115においては、演奏期間中、楽音が発生し
ていないときを含めて常時、コンダクターアイコンの画
像をテンポおよび拍子に応じて切り替えるようにしてメ
インのフローチャートに戻る。
【0067】切り替えに使用するコンダクターアイコン
の画像の枚数を拍子に応じて決め、例えば、2拍子の場
合には動作コマ数を2として、2枚の異なる画像を周期
的に切り替え、3拍子の場合には、動作コマ数を3コマ
として、3枚の異なる画像を周期的に切り替える。すな
わち、コンダクターアイコンの画像をテンポに合わせた
間隔で切り替え、拍子に合わせて同じ画像を繰り返すよ
うにする。
【0068】S116における第2モードでは、いずれ
か1つの演奏パートの楽音発生期間に、その楽音発生期
間中の演奏パートのプレイヤーアイコンの方向にコンダ
クターアイコンの指揮者の向きが変わる画像を表示する
とともに、拍子に合わせた一連の画像を繰り返し、テン
ポに合わせて画像を切り替える。そのために、指揮の動
作を示す複数の画像を、コンダクターの向きを異ならせ
た画像を複数セット用意してあり、コンダクターアイコ
ンの位置から楽音発生期間中のプレイヤーアイコンの位
置を見た角度を計算して画像のセットを選択する。
【0069】上述したように、プレイヤーアイコンの位
置でパンの設定状態がわかり、プレイヤーアイコンおよ
びコンダクターアイコンの動きで演奏状態がわかるた
め、視覚的に演奏システムの状態が一目でわかるように
なる。
【0070】なお、演奏場所を表現する画像に観客席を
設けて観客を表示してもよい。観客が騒いでいる様子を
表す画像データを複数枚用意して、演奏場所画像データ
メモリ4に記憶しておき、キーオンイベント等の演奏デ
ータの発生頻度が大きいときには、演奏が盛り上がって
いると推定して、観客が騒いでいる状態の一連の画像を
順次切り替えることにより、観客が騒いでいるように見
せると、さらに臨場感が増す。また、拍手音等の効果音
を出力する際に、同様にして、観客が騒いでいるように
見せることができる。
【0071】上述した説明では、自動伴奏スタイルの設
定、ステージ効果の設定、調と拍子の設定、プレイヤー
(音色)の設定については、編集メニュー処理を用いて
設定を行った。しかし、アプリケーションウインドウの
画面上にそれぞれのアイコンを表示して、このアイコン
をマウスで選択してポップアップメニューを表示させて
設定を行ってもよい。
【0072】また、上述した説明では、試聴用楽曲デー
タの演奏、自動伴奏スタイルの演奏を、通常の曲再生と
同様に、プレイボタンのマウス操作によって行った。し
かし、編集メニューにおける自動伴奏スタイルのダイア
ログボックスにおいて自動伴奏スタイルを設定する際
に、視聴のチェックボタンをマウスでクリックすること
により、自動伴奏スタイルの演奏を行うようにしてもよ
い。同様に、編集メニューにおける音色変更のダイアロ
グボックスにおいて音色を設定する際に、視聴のチェッ
クボタンをマウスでクリックすることにより、音色の視
聴を行うようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、各演奏パートの演奏状態、演奏期間中を演奏パー
トの音色を表現するアイコンの変化によって視覚的に表
示することができるという効果がある。その結果、ユー
ザは、曲の流れを楽しみながら、楽音が発生している演
奏パートや演奏期間中であることを視覚的に捉えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の演奏状態の視覚的表示方法の実施の
一形態を説明するための、演奏状態の視覚的表示装置の
機能ブロック構成図である。
【図2】 本発明の演奏状態の視覚的表示方法の実施の
一形態を説明するための表示画面の説明図である。
【図3】 プレイヤーアイコンの具体例を示す説明図で
ある。
【図4】 コンダクターアイコンの具体例を示す説明図
である。
【図5】 本発明の演奏状態の視覚的表示方法の実施の
一形態を説明するためのハードウエア構成図である。
【図6】 本発明の演奏状態の視覚的表示方法の実施の
一形態を説明するためのメインのフローチャートであ
る。
【図7】 図6に示したS42の機能選択ステップのフ
ローチャートである。
【図8】 図7に示したS52の編集メニュー処理ステ
ップの第1のフローチャートである。
【図9】 図7に示したS52の編集メニュー処理ステ
ップの第2のフローチャートである。
【図10】 図6に示したS43の作動指示ステップの
フローチャートである。
【図11】 図6に示したS44の演奏ステップのフロ
ーチャートである。
【図12】 曲目選択の説明図である。
【図13】 自動伴奏スタイルおよびステージ効果と演
奏場所の画像との関係の説明図である。
【図14】 試聴用楽曲データの設定方法の第1の説明
図である。
【図15】 試聴用楽曲データの設定方法の第2の説明
図である。
【図16】 プレイヤーアイコンが配置された演奏場所
の画像の第1の具体例の説明図である。
【図17】 プレイヤーアイコンが配置された演奏場所
の画像の第2の具体例の説明図である。
【図18】 プレイヤーアイコンが配置された演奏場所
の画像の第3の具体例の説明図である。
【符号の説明】
1 演奏パートメモリ、2 コンダクターアイコン画像
データメモリ、3 プレーヤーアイコン画像データメモ
リ、4 演奏場所画像データメモリ、5 画像データ合
成部、6 アイコン位置設定部、7 パン設定部、 1
1 演奏場所を表現する画像、13 プレイヤーアイコ
ンA、14 プレイヤーアイコンB、15プレイヤーア
イコンC、16 マウスポインタ、17 コンダクター
アイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 由子 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または複数の演奏パートの音色を識別
    するステップと、 識別された前記各演奏パートの音色に応じて前記各演奏
    パートの音色を表現するアイコンを出力し、該アイコン
    が配置された画像を作成するステップと、 前記各演奏パートの楽音発生指示に応じて、前記各演奏
    パートの前記アイコンを表す画像を切り替えて前記アイ
    コンに動きを与えるステップ、 を有することを特徴とする演奏状態の視覚的表示方法。
  2. 【請求項2】 1または複数の演奏パートの各々の音色
    を識別するステップと、 識別された前記各演奏パートの音色に応じて前記各演奏
    パートの音色を表現するアイコンを出力するとともに、
    指揮者を表現するアイコンを出力し、前記各演奏パート
    の音色を表現するアイコン、および、前記指揮者を表現
    するアイコンが配置された画像を作成するステップと、 演奏期間中、前記指揮者を表現するアイコンの画像を切
    り替えて前記指揮者を表現するアイコンに動きを与える
    ステップ、 を有することを特徴とする演奏状態の視覚的表示方法。
  3. 【請求項3】 1または複数の演奏パートの音色を識別
    するステップと、 識別された前記各演奏パートの音色に応じて前記各演奏
    パートの音色を表現するアイコンが配置された画像を作
    成して出力するステップと、 前記各演奏パートの楽音発生期間中、前記各演奏パート
    の前記アイコンを表す画像を切り替えて前記アイコンに
    動きを与えるステップ、 をコンピュータに実行させるための、演奏状態の視覚的
    表示プログラムが記憶された記録媒体。
  4. 【請求項4】 1または複数の演奏パートの各々の音色
    を識別するステップと、 識別された前記各演奏パートの音色に応じて前記各演奏
    パートの音色を表現するアイコン、および、指揮者を表
    現するアイコンが配置された画像を作成して出力するス
    テップと、 演奏期間中、前記指揮者を表現するアイコンの画像を切
    り替えて前記指揮者を表現するアイコンに動きを与える
    ステップ、をコンピュータに実行させるための、演奏状
    態の視覚的表示プログラムが記憶された記録媒体。
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