JPH11354246A - 放電管型サージアブソーバ - Google Patents
放電管型サージアブソーバInfo
- Publication number
- JPH11354246A JPH11354246A JP17051898A JP17051898A JPH11354246A JP H11354246 A JPH11354246 A JP H11354246A JP 17051898 A JP17051898 A JP 17051898A JP 17051898 A JP17051898 A JP 17051898A JP H11354246 A JPH11354246 A JP H11354246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surge absorber
- discharge
- insulating container
- tube type
- discharge tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
電開始電圧の低下およびサージ耐量の増大が図られ、さ
らに、続流の発生が防止された放電管型サージアブソー
バを提供する。 【解決手段】 絶縁容器11内に、サージアブソーバ素
子12と、ガラス管20内に挿入された抵抗体21とを
配置する。
Description
以上の電圧の印加により放電する放電部を有する放電管
型サージアブソーバに関する。
るために、サージアブソーバが使用されている。このサ
ージアブソーバを、続流が発生する可能性のある電源回
路に使用する際には、この続流が発生しないように、例
えば以下に示す(1)〜(5)の方法が採用されてい
る。 (1)放電管型サージアブソーバに抵抗もしくはバリス
タを直列に接続する。 (2)放電管型サージアブソーバを複数個直列に接続す
る。 (3)放電管サージアブソーバと、抵抗素子がガス中に
密封された抵抗管とを複数個直列に接続し、一体封止し
たものをサージアブソーバとして用いる。 (4)放電管と抵抗とを同一の容器に密封したものをサ
ージアブソーバとして用いる。 (5)放電管とバリスタとを同一の容器に密封したもの
をサージアブソーバとして用いる。
では、サージ耐量を十分に持たせるためには抵抗あるい
はバリスタを大型化する必要がある。従って、基板に、
放電管型サージアブソーバと、抵抗あるいはバリスタと
を搭載すると、その基板上の、これら部品により占有さ
れる面積および体積が大きくなるという問題がある。ま
た、(2),(3)の方法では、放電管型サージアブソ
ーバないし抵抗管が直列に接続されているため、回路基
板上を占める面積が大きくなるという問題の他に、全体
の放電開始電圧を十分に低くすることができないという
問題がある。また、(4),(5)の方法では、サージ
アブソーバに大電流が流れること等により、抵抗もしく
はバリスタに沿面放電が発生すると、放電が停止せず続
流が発生するという問題がある。また、この(4),
(5)の方法では、サージ耐量を十分に大きくすること
ができないという問題がある。
型サージアブソーバであって、放電開始電圧の低下およ
びサージ耐量の増大が図られ、さらに、続流の発生が防
止された放電管型サージアブソーバを提供することを目
的とする。
明の放電管型サージアブソーバは、絶縁容器と、その絶
縁容器内に形成された、所定のサージ電圧以上の電圧の
印加により放電する放電部と、その放電部に直列に接続
され上記絶縁容器内に封入された、周囲が絶縁物で覆わ
れてなる続流防止用抵抗体とを備えたことを特徴とす
る。
構成する続流防止用抵抗体は絶縁物で覆われている。こ
のため、所定のサージ電圧以上の電圧が印加により放電
部が放電し、続流防止用抵抗体を経由する放電電流が流
れても、その続流防止用抵抗体表面での沿面放電の発生
が防止され、続流が防止される。さらに、この続流防止
用抵抗体は放電部が形成されている絶縁容器内に備えら
れているため、上述した(1),(2),(3)の方法
のように、放電管型サージアブソーバに抵抗もしくはバ
リスタを直列に接続したり、放電管型サージアブソーバ
を複数個直列に接続する場合と比較して、基板上の占有
面積の縮小化が図られる。
は、続流を防止するために、放電管型サージアブソーバ
ないし放電管を複数個接続している。このため、前述し
たように、放電開始電圧を十分に低くすることができな
いという問題があるが、本発明の放電管型サージアブソ
ーバでは、その放電管型サージアブソーバ1つのみで続
流が防止されるため、複数個の放電管型サージアブソー
バを接続することは不要であり、放電開始電圧を十分に
低く設定することができる。また、本発明の放電管型サ
ージアブソーバを用いることにより、サージ耐量の増大
を図ることができる(後述する表1参照)。ここで、本
発明の放電管型サージアブソーバが、上記続流防止用抵
抗体周囲の絶縁物と上記絶縁容器との間に配置され、上
記絶縁容器と共同してその絶縁容器内部を封止する変形
可能な金属製封止電極を備えることが好ましい。変形可
能な金属製封止電極を備えると、サージ吸収時に絶縁容
器内に発生する放電によりその絶縁容器内の圧力が急激
に変化しても、その金属製封止電極の変形により圧力が
吸収される。従って、さらに、サージ耐量の大きな放電
管型サージアブソーバを実現することができる。さら
に、上述した金属製封止電極を備えるとともに、続流防
止用抵抗体周囲の絶縁物と上記絶縁容器との間に放電路
を成す空間が形成されてなることが好ましい。
との間に放電路を成す空間を設けると、大きなサージを
吸収することによりその空間で放電が発生し、その空間
を放電電流が流れる。この放電電流は、続流防止用抵抗
体を経由せずに、金属製封止電極、および絶縁容器外部
の空気中を経由することにより、放電部と外部リード線
との間を流れる(この放電電流の経路については、後に
図1を参照しながら詳しく説明する)。つまり、放電路
は、絶縁容器外部の空気中を経由するものとなる。この
ように、放電路が絶縁容器外部の空気中を経由すること
により、放電維持電圧が上昇し、放電が停止するのに十
分な放電停止時間が得られ、放電が停止しやすくなる。
このため、続流防止用抵抗体周囲の絶縁物と絶縁容器と
の間に放電が発生しても、続流を停止することができ
る。
説明する。図1は、本発明の第1実施形態の放電管型サ
ージアブソーバを示す断面図(a)、その放電管型サー
ジアブソーバの正面図(b)である。図1に示す放電管
型サージアブソーバ10は絶縁容器11を備えており、
その内部にサージアブソーバ素子12が配置されてい
る。
側面図である。このサージアブソーバ素子12は円柱状
の耐熱性セラミックス13を備えている。その耐熱性セ
ラミックス13には、その側面を周回方向に一周するよ
うに設けられた2つのギャップ14を挟むように導電性
被膜15,16,17が形成されており、この導電性被
膜15,16,17が形成されたセラミックス13の両
端に麦わら帽子状のキャップ電極18,19が圧入され
て、サージアブソーバ素子12が構成される。
ガラス管20内部に挿入された抵抗体21が配置されて
いる。この絶縁容器11の端11a,11bの双方の開
口には、円柱状の電極22にリード線23が接続された
スラグリード24が備えられており、ガラス管20の一
端は、絶縁容器11の端11bの開口に備えられたスラ
グリード24の電極22で塞がれている。また、このガ
ラス管20の他端は封止用金属25で塞がれている(こ
のように、抵抗体21がガラス管20内部に挿入されて
続流防止用抵抗体が構成されている)。この封止用金属
25と、サージアブソーバ素子12のキャップ電極19
とは互いに接触している。また、絶縁容器11の端11
a,11b双方の開口には、中央部に貫通孔を有する、
変形可能な円環状の金属製封止電極26が備えられてい
る(図1(b)参照)。絶縁容器11の端11bの開口
に備えられた金属製封止電極26の貫通孔には、ガラス
管20の端部が挿入されており、この金属製封止電極2
6は、絶縁容器11とガラス管20との間に挟まれてい
る。また、絶縁容器11の他方の端11aの開口には、
中央部に貫通孔を有するガラスビーズ27が備えらえて
おり、この貫通孔にはスラグリード24の電極22が挿
入されている。この絶縁容器11の端11aの開口に備
えられた金属製封止電極26は、絶縁容器11とガラス
ビーズ27との間に挟まれている。また、この絶縁容器
11内部には不活性ガスが封入されている。
ソーバ10は、所定のサージ電圧以上の電圧が印加され
ることにより、サージアブソーバ素子12のギャップ1
4で放電が発生すると、経路Aを経由する(つまり、抵
抗体21を経由する)放電電流が流れる。このとき、ガ
ラス管20と絶縁容器11との間の空間で放電が発生し
なければ、抵抗体21の働きにより続流が防止される。
また、放電電流が大きくなり、ガラス管20と絶縁容器
11との間の空間で放電が発生すると、経路Bを経由す
る(つまり、ガラス管20と絶縁容器11との間の空
間、金属製封止電極26、および絶縁容器11の端11
b側の外部を経由する)放電電流が流れる。つまり、金
属製封止電極26とリード線23との間で放電が発生
し、経路Bを経由する放電電流は、金属製封止電極26
とリード線との間を、絶縁容器11の外部の空気中を経
由して流れる。放電電流が絶縁容器11の外部の空気中
を経由して流れると、放電維持電圧が上昇し、放電が停
止するのに十分な放電停止時間が得られ、放電が停止し
やすくなる。このため、ガラス管20と絶縁容器11と
の間の空間に放電が発生しても、続流を停止することが
できる。
バ10を流れる放電電流は、経路Aまたは経路Bを経由
する。従って、この放電管型サージアブソーバ10の回
路図は、図3に示すように、放電部31(サージアブソ
ーバ素子12に対応)と、抵抗32(抵抗体21に対
応)とが互いに直列に接続され、さらに、放電部33
(ガラス管20と絶縁容器11との間の空間に対応)
と、放電部34(絶縁容器11の端11b側の外部に対
応)とが直列に接続され、この互いに直列に接続された
放電部33,34が抵抗32に並列に接続された回路図
で表わされる。
サージアブソーバを示す断面図である。この図4に示す
放電管型サージアブソーバ40の説明にあたっては、図
1に示す放電管型サージアブソーバ10と同一の構成要
素には同一符号を付して示し、図1に示す放電管型サー
ジアブソーバ10との相違点のみについて説明する。図
4に示す放電管型サージアブソーバ40は、図1に示す
放電管型サージアブソーバ10の絶縁容器11内に備え
られたサージアブソーバ素子12と、その絶縁容器11
の端11aの開口に備えられたスラグリード24、ガラ
スビーズ27、および金属製封止電極26は備えておら
ず、この図4に示す放電管型サージアブソーバ40は、
絶縁容器11の端11aの開口を塞ぐ、リード線41付
きの放電電極42と、この絶縁容器11内部中央に挿入
された、その放電電極42と対向して配置された放電電
極43とを備えている。これら放電電極42,43は円
錐台形の突起を有しており、絶縁容器11内壁に密着し
ている。また、この絶縁容器11内部中央に挿入された
放電電極42は封止用金属25と密着している。
ソーバ40は、所定のサージ電圧以上の電圧の印加によ
り放電電極42,43間で放電が発生すると抵抗体21
を経由する放電電流が流れる。このとき、ガラス管20
と絶縁容器11との間の空間で放電が発生しなければ、
抵抗体21の働きにより続流が防止される。また、放電
電流が大きくなり、ガラス管20と絶縁容器11との間
の空間で放電が発生すると、図1に示す放電管型サージ
アブソーバ10と同様に、絶縁容器11の外部で放電が
発生し、絶縁容器11の外部の空気中を経由する放電電
流が流れる。これにより、放電が停止しやすくなり、ガ
ラス管20と絶縁容器11との間の空間に放電が発生し
ても、続流を停止することができる。この放電管型サー
ジアブソーバ40の回路図は、図1に示す放電管型サー
ジアブソーバ10の回路図と同様に、図3に示す回路図
で表わされる。図4に示す放電管型サージアブソーバ4
0と、図3に示す回路図との対応関係は、図3に示す放
電部31が、図4に示す放電電極42,43間の空間に
対応し、抵抗32、放電部33,34については、図1
に示す放電管型サージアブソーバ10と同じ対応関係で
表わされる。
は、サージアブソーバ素子12を備えることにより放電
部31を形成しているが、サージアブソーバ素子を備え
る代わりに、図4に示す放電管型サージアブソーバ40
のように、互いに対向した2つの放電電極42,43を
備えて放電部31を形成してもよい。
施例1,2として、それぞれ図1,図2に示す放電管型
サージアブソーバを用いた。また、比較例1〜5とし
て、それぞれ以下に示す図5,図7,図9,図11,図
12に示すサージアブソーバを用いた。以下に、比較例
1〜5のサージアブソーバについて順次説明する。
る放電管型サージアブソーバを示す断面図、図6は、そ
の放電管型サージアブソーバの回路図である。図5に示
す放電管型サージアブソーバ50は絶縁容器51を備え
ており、その絶縁容器51内には、図1、図2に示すサ
ージアブソーバ素子12と同一構造のサージアブソーバ
素子52が配置されている。また、絶縁容器51内には
抵抗体53が配置されており、この抵抗体53と絶縁容
器51との間には空間が形成されている。この絶縁容器
51の端51a,51bの開口には、電極54にリード
線55が接続されたスラグリード56が備えられてい
る。サージアブソーバ素子52および抵抗体53はこの
2つのスラグリード56で狭持され、この絶縁容器51
の両端の開口は、各スラグリード56の電極54で塞が
れている。また、この絶縁容器51内部には不活性ガス
が封入されている。この放電管型サージアブソーバ50
の回路図は、図6に示すように、サージアブソーバ素子
52に対応した放電部61と、抵抗体53に対応した抵
抗62とが互いに直列に接続され、さらに、抵抗体53
と絶縁容器51との間の空間に対応した放電部63が抵
抗62に並列に接続された回路図で表わされる。
る放電管型サージアブソーバを示す断面図、図8は、そ
の放電管型サージアブソーバの回路図である。この比較
例2の放電管型サージアブソーバの説明にあたっては、
図5に示す放電管型サージアブソーバ50と同一の構成
要素には同一符号を付して示し、図5に示す放電管型サ
ージアブソーバ50との相違点のみについて説明する。
図7に示す放電管型サージアブソーバ70と図5に示す
放電管型サージアブソーバ50との相違点は、この図7
に示す放電管型サージアブソーバ70が絶縁容器51の
内径とほぼ同径の抵抗体71を備えている点のみであ
る。この放電管型サージアブソーバ70の回路図は、図
8に示すように、サージアブソーバ素子52に対応した
放電部81と、抵抗体53に対応した抵抗82とが互い
に直列に接続された回路図で表わされる。
観図、図10は、そのサージアブソーバの回路図であ
る。図9に示すサージアブソーバはケース91を備えて
いる。このケース91には、図10に示すように、絶縁
容器(直径6mm、長さ12mm)内に密封されたサー
ジアブソーバ素子92と、バリスタ93(直径10m
m、動作電圧470V)とが互いに直列に接続されて収
納されている。
示す図である。直径6mm長さ12mmの絶縁容器に密
封されたサージアブソーバ100が5個直列に接続され
ている。
ある放電管型サージアブソーバを示す断面図、図13
は、その放電管型サージアブソーバの回路図である。こ
の放電管型サージアブソーバ110は絶縁容器111を
備えており、この絶縁容器111内にはサージアブソー
バ素子112が配置されている。このサージアブソーバ
素子112は、柱状の耐熱性セラミックスを備えてお
り、この耐熱性セラミックスには、その側面を周回する
マイクロギャップ113を挟む導電性皮膜114が形成
されている。この導電性皮膜114が形成された耐熱性
セラミックスの両端にはキャップ電極115,116が
圧入されている。また絶縁容器111の端111a,1
11b双方の開口には、電極117にリード線118が
接続されたスラグリード119が備えられており、この
絶縁容器111の端111a,111bの開口は、各ス
ラグリード119の電極117で塞がれている。また、
この絶縁容器111内は4つの放電中継電極120で仕
切られている。この仕切られた空間に円柱状の抵抗素子
121が配置されており、これら抵抗素子121は、4
つの放電中継電極120およびスラグリード119の電
極117で狭持されている。また、この絶縁容器111
内部には不活性ガスが封入されている。
路図は、図13に示すように、サージアブソーバ素子1
12に対応した放電部131と4つの抵抗132とが直
列に接続され、さらに、各抵抗素子132と絶縁容器6
1との間の空間に対応した放電部133が各抵抗132
それぞれに並列に接続された回路図で表わされる。以下
に、実施例1,2、および比較例1,2,5の放電管型
サージアブソーバの製造過程について順に説明する。
(図1参照)の製造にあたって、サージアブソーバ素子
12を製造した。このサージアブソーバ素子12の製造
にあたっては、直径1mm、長さ3mmの柱状の耐熱性
セラミックス13を用意し、この耐熱性セラミックス1
3の表面全面に導電性皮膜を形成した。ここでは、この
導電性皮膜の材料としてSnO2 を用いたが、例えば、
TiW,Mo,Ta,BaAl合金,TiN,SiC等
を用いてもよい。その後、導電性皮膜が形成された耐熱
性セラミックス13の両端に、底部の直径が4.5mm
の麦わら帽子状のキャップ電極18,19を圧入し、さ
らに、耐熱性セラミックス13全面に形成された導電性
皮膜が3つの導電性皮膜15,16,17に分割される
ように、この耐熱性セラミックス13側面を周回方向に
一周する2本のマイクロギャップ14を形成した。この
ようにしてサージアブソーバ素子12を製造した。
長さ14mmの円筒状の絶縁容器(ここではガラス管)
11の端11bの開口に円環状の金属製封止電極26を
挿入し、外径3.1mm、内径1.8mm、長さ7.5
mmのガラス管20を、この金属製封止電極26の貫通
孔に挿入した。また、直径1.8mm、厚さ1.5mm
の電極22に、直径0.5mmφ、長さ30mmのリー
ド線23が接続されたスラグリード24と、直径1.8
mm、長さ5mmの抵抗体(ここではカーボンソリッド
抵抗)21とを用意し、このガラス管20に、図1
(a)に示すように、スラグリード24の電極22と抵
抗体21とを挿入し、さらに封止用金属25を挿入し
た。ここでは、抵抗体21として、カーボンソリッド抵
抗を用いたが、例えば、バリスタ、PTCサーミスタ、
SiC等を用いてもよい。
バ素子12を配置し、さらに、絶縁容器11の端11a
の開口に、外径3.1mm、内径1.8mm、長さ2.
5mmのガラスビーズ27、金属製封止電極26、およ
びスラグリード24の電極22を配置した。このように
絶縁容器11内に各部品を入れた後に、この絶縁容器1
1をカーボンヒータ内にセットし、封入器のチャンバー
内にセットした。その後、絶縁容器11の内部を不活性
ガス(ここではCO2 )に置換した後、カーボンヒータ
を加熱することによって絶縁容器11の両端を塞いだ。
尚、ここでは絶縁容器11の内部をCO2 で置換した
が、Ar,He,Ne,Xe,N2,CO2 ,SF6
や、これらの混合ガスで置換してもよい。このようにし
て、図1に示す構造の放電管型サージアブソーバ10を
作製した。
バ40(図4参照)の製造過程について説明する。上述
した実施例1の放電管型サージアブソーバ10の製造過
程と同様の過程で、円筒状の絶縁容器(ここではガラス
管)11の端11b側の開口に、円環状の金属製封止電
極26を挿入した後、ガラス管20をこの金属製封止電
極26の貫通孔に挿入し、このガラス管20内に、スラ
グリード24の電極22、抵抗体21、および封止用金
属25を挿入した。絶縁容器11、ガラス管20、スラ
グリード24、および抵抗体(ここでは、カーボンソリ
ッド抵抗)21の寸法は、実施例1の放電管型サージア
ブソーバ10のものと同じ寸法である。その後、絶縁容
器11内の中央部に、高さ3.0mmの円錐台形の突起
を持った、直径4.6mmの放電電極43を挿入し、さ
らに、この放電電極43と同一の寸法を有する、リード
線41付きの放電電極42を絶縁容器11の端11a側
の開口に挿入した。このように絶縁容器11内に各部品
を入れた後に、この絶縁容器11をカーボンヒータ内に
セットし、封入器のチャンバー内にセットした。絶縁容
器11の内部を不活性ガス(ここではCO2 )に置換し
た後、カーボンヒータを加熱することによって絶縁容器
11の両端を塞ぐ。このようにして、図4に示す構造の
放電管型サージアブソーバ40を作製した。
バ50の製造過程について説明する。円筒状の絶縁容器
(ここではガラス管)51の端51b側の開口に、スラ
グリード56(電極54;直径4.6mm,厚さ1.5
mm、リード線55;直径0.5mmφ,長さ30m
m)を挿入し、この絶縁容器51の内部に、直径1.8
mm、長さ5mmの抵抗体(ここでは、カーボンソリッ
ド抵抗)53を配置した。尚、絶縁容器51の材質およ
び寸法は、実施例1,2の放電管型サージアブソーバ1
0,40が備えている絶縁容器11と同じ寸法である。
その後、上述した実施例1,2の放電管型サージアブソ
ーバ10が備えているサージアブソーバ素子12の製造
過程と同一の過程を経て製造されたサージアブソーバ素
子52を絶縁容器51内に配置し、さらに、この絶縁容
器51の端51a側の開口にスラグリード56を挿入し
た。このように絶縁容器11内に各部品を入れた後に、
この絶縁容器11をカーボンヒータ内にセットし、封入
器のチャンバー内にセットした。その後、絶縁容器51
の内部を不活性ガス(ここではCO2 )に置換し、カー
ボンヒータを加熱することによって絶縁容器51の両端
を塞いだ。このようにして、図5に示す構造の放電管型
サージアブソーバ50を作製した。また、比較例2の放
電管型サージアブソーバ70製造過程は、抵抗体71と
して、直径4.6mm、長さ5mmのカーボンソリッド
抵抗を用いた以外は、比較例1の放電管型サージアブソ
ーバ50の製造過程と同じである。
バ110の製造過程について説明する。この比較例5の
放電管型サージアブソーバ110が備えているサージア
ブソーバ素子112は、直径1mm、長さ3mmの柱状
の耐熱性セラミックス全面に導電性皮膜を形成し、この
導電性皮膜が形成された耐熱性セラミックスの両端にキ
ャップ電極115,116を圧入し、その後、耐熱性セ
ラミックスの側面を周回方向に一周するマイクロギャッ
プ113を形成することにより製造した。また、直径
1.0mm、長さ2.5mmの耐熱性セラミックス表面
に、SnO2 を用いて導電性皮膜を形成し、4つの抵抗
素子121を作製した。円筒状の絶縁容器(ここではガ
ラス管)111の端111b側の開口に、スラグリード
119(電極117;直径4.6mm,厚さ1.0m
m、リード線118;直径0.5mm,長さ30mm)
を挿入し、その後、サージアブソーバ素子112と4個
の抵抗素子121を入れ、また、それぞれの抵抗素子1
21の間に放電中継電極120を入れた。さらに、この
絶縁容器111の端111a側の開口に、スラグリード
119を挿入し、絶縁容器111の内部を不活性ガス
(ここではCO2 )に置換した後、加熱することによっ
てガラスを溶かし絶縁容器111の両端を塞ぐ。このよ
うにして、図12に示す構造の放電管型サージアブソー
バ110を作製した。以下に、実施例1,2、および比
較例1〜5を用いて行なった実験結果について説明す
る。
の電流サージを5回印加して破壊しなかった最大の電流
値を求めたものである。また、続流の発生は、AC電圧
250Vを重畳し、さらに位相90度に1.2/50μ
sec10kVを印加したときの続流の有無を確認した
ものである。表1から、実施例1,2は比較例1〜5と
比較して、寸法(体積)は同じか、もしくは小さいが、
サージ耐量は大きくなっている。従って、実施例1,2
の放電管型サージアブソーバは、小型で、かつサージ耐
量の増大が図られたものであることがわかる。また、表
1から分かる通り、実施例1,2の放電管型サージアブ
ソーバに続流の発生は見られなかった。
サージアブソーバによれば、小型化が図られるととも
に、放電開始電圧の低下およびサージ耐量の増大が図ら
れ、さらに、続流の発生の防止が図られる。
ーバを示す断面図(a)、その放電管型サージアブソー
バの正面図(b)である。
いるサージアブソーバ素子を示す側面図である。
である。
ーバを示す断面図である。
ージアブソーバを示す断面図である。
である。
ージアブソーバを示す断面図である。
である。
る。
る。
サージアブソーバを示す断面図である。
路図である。
ソーバ 11,51,111 絶縁容器 11a,11b,51a,51b,111a,111b
端 12,52,112 サージアブソーバ素子 13 耐熱性セラミックス 14,113 ギャップ 15,16,17,114 導電性皮膜 18,19 麦わら帽子状キャップ電極 20 ガラス管 21,53,71 抵抗体 22,54,117 電極 23,41,55,118 リード線 24,56,119 スラグリード 25 封止用金属 26 金属製封止電極 27 ガラスビーズ 31,33,34,61,63,81,131,133
放電部 32,62,82,132 抵抗 42,43 放電電極 91 ケース 93 バリスタ 100 サージアブソーバ 115,116 キャップ電極 120 放電中継電極 121 抵抗素子
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁容器と、 該絶縁容器内に形成された、所定のサージ電圧以上の電
圧の印加により放電する放電部と、 該放電部に直列に接続され前記絶縁容器内に封入され
た、周囲が絶縁物で覆われてなる続流防止用抵抗体とを
備えたことを特徴とする放電管型サージアブソーバ。 - 【請求項2】 前記続流防止用抵抗体周囲の絶縁物と前
記絶縁容器との間に配置され、前記絶縁容器と共同して
該絶縁容器内部を封止する変形可能な金属製封止電極を
備えたことを特徴とする請求項1記載の放電管型サージ
アブソーバ。 - 【請求項3】 前記続流防止用抵抗体周囲の絶縁物と前
記絶縁容器との間に放電路を成す空間が形成されてなる
ことを特徴とする請求項2記載の放電管型サージアブソ
ーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17051898A JP3506212B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 放電管型サージアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17051898A JP3506212B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 放電管型サージアブソーバ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11354246A true JPH11354246A (ja) | 1999-12-24 |
| JP3506212B2 JP3506212B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=15906434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17051898A Expired - Lifetime JP3506212B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 放電管型サージアブソーバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3506212B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7636228B2 (en) | 2004-12-06 | 2009-12-22 | Array Proto Technology Inc. | Arrester |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP17051898A patent/JP3506212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7636228B2 (en) | 2004-12-06 | 2009-12-22 | Array Proto Technology Inc. | Arrester |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3506212B2 (ja) | 2004-03-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100350540C (zh) | 具有内腔临时准密封的熔断保险元件 | |
| US3878423A (en) | Electrical surge arrestor having fail-safe properties | |
| US5383085A (en) | Assembly for the discharge of electric overvoltages | |
| JPH05283140A (ja) | サージアブソーバ | |
| CN101189770A (zh) | 封装的耐压构成的非严密密封的旋转对称的大功率火花隙 | |
| JPH11354246A (ja) | 放電管型サージアブソーバ | |
| US5444596A (en) | Surge absorber | |
| US4277812A (en) | Excess voltage arrester | |
| JPH057835B2 (ja) | ||
| US3187215A (en) | Spark gap device | |
| GB2203286A (en) | Surge arrester | |
| US1101728A (en) | Lightning-arrester. | |
| JP3431047B2 (ja) | 電源用サージアブソーバ | |
| JPH054232Y2 (ja) | ||
| JP3498534B2 (ja) | 放電管型サージアブソーバ | |
| JP2010192322A (ja) | サージアブソーバ及びその製造方法 | |
| US1155415A (en) | Lightning-arrester. | |
| JP3969098B2 (ja) | サージアブソーバ | |
| JPH0785946A (ja) | 避雷素子 | |
| US7301740B2 (en) | Surge protector device and its fabrication method | |
| JP2007048759A (ja) | サージアブソーバ | |
| JPH1050454A (ja) | 続流防止型放電管 | |
| JP2615221B2 (ja) | ガス入放電型避雷器 | |
| JPH0132713Y2 (ja) | ||
| JPH0132712Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031127 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031210 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 Year of fee payment: 7 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226 Year of fee payment: 10 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |