JPH11354882A - 半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents
半導体レーザおよびその製造方法Info
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- JPH11354882A JPH11354882A JP15878598A JP15878598A JPH11354882A JP H11354882 A JPH11354882 A JP H11354882A JP 15878598 A JP15878598 A JP 15878598A JP 15878598 A JP15878598 A JP 15878598A JP H11354882 A JPH11354882 A JP H11354882A
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Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リッジ構造を有する半導体レーザにおいて、
電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御可能とし、
それにより、確実に光閉込めの範囲内に電流狭窄する。
また素子抵抗の増大を抑えて、しかも高い歩留まりで製
造できるようにする。 【解決手段】 クラッド層17、20にリッジ構造が形成さ
れた半導体レーザにおいて、リッジ構造を、比較的幅の
狭い第1リッジ部31と、この第1リッジ部31よりも活性
層14に近い側に形成され、該第1リッジ部31とは幅が不
連続でそれよりも広い幅とされた第2リッジ部32とから
構成する。
電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御可能とし、
それにより、確実に光閉込めの範囲内に電流狭窄する。
また素子抵抗の増大を抑えて、しかも高い歩留まりで製
造できるようにする。 【解決手段】 クラッド層17、20にリッジ構造が形成さ
れた半導体レーザにおいて、リッジ構造を、比較的幅の
狭い第1リッジ部31と、この第1リッジ部31よりも活性
層14に近い側に形成され、該第1リッジ部31とは幅が不
連続でそれよりも広い幅とされた第2リッジ部32とから
構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザに関
し、特に詳細には、クラッド層にリッジ構造が形成され
た半導体レーザに関するものである。
し、特に詳細には、クラッド層にリッジ構造が形成され
た半導体レーザに関するものである。
【0002】また本発明は、そのような半導体レーザを
製造する方法に関するものである。
製造する方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来より、発振光の横モード制御および
電流狭窄のために、クラッド層にリッジ構造を形成して
なる半導体レーザが公知となっている。
電流狭窄のために、クラッド層にリッジ構造を形成して
なる半導体レーザが公知となっている。
【0004】図3は、リッジ構造を有する従来の半導体
レーザの一例を示すものである。同図において、1が基
板、2および6がクラッド層、3および5が光ガイド
層、4が活性層、7がコンタクト層、8が絶縁膜、9が
電極である。そして、上部クラッド層6を含む部分に導
波方向(図の紙面に垂直な方向)に延びる2本のリッジ
溝Gが形成されて、それらに挟まれる領域にリッジ部10
が形成されている。
レーザの一例を示すものである。同図において、1が基
板、2および6がクラッド層、3および5が光ガイド
層、4が活性層、7がコンタクト層、8が絶縁膜、9が
電極である。そして、上部クラッド層6を含む部分に導
波方向(図の紙面に垂直な方向)に延びる2本のリッジ
溝Gが形成されて、それらに挟まれる領域にリッジ部10
が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このリッジ構造を有す
る従来の半導体レーザにおいては、光閉込め幅(これは
発振光の横モードに関わる)および電流狭窄幅を、リッ
ジ溝Gを形成した部分のクラッド層6の残し厚dによっ
て制御しているが、その場合、光閉込め幅および電流狭
窄幅を互いに独立して制御するのは難しくなっている。
そして、光閉込め幅および電流狭窄幅の双方を満足する
残し厚dが存在するとしても、その残し厚dに要求され
る寸法精度は非常に厳しいものとなっている。そのた
め、クラッド層面内で残し厚dの寸法バラツキが生じや
すく、また寸法の再現性も乏しくなるので、高い歩留り
で半導体レーザを作製することは困難となっている。
る従来の半導体レーザにおいては、光閉込め幅(これは
発振光の横モードに関わる)および電流狭窄幅を、リッ
ジ溝Gを形成した部分のクラッド層6の残し厚dによっ
て制御しているが、その場合、光閉込め幅および電流狭
窄幅を互いに独立して制御するのは難しくなっている。
そして、光閉込め幅および電流狭窄幅の双方を満足する
残し厚dが存在するとしても、その残し厚dに要求され
る寸法精度は非常に厳しいものとなっている。そのた
め、クラッド層面内で残し厚dの寸法バラツキが生じや
すく、また寸法の再現性も乏しくなるので、高い歩留り
で半導体レーザを作製することは困難となっている。
【0006】さらに、リッジ構造を有する従来の半導体
レーザでは、電流狭窄を果たしているリッジ構造を過ぎ
て活性層に到達するまで電流が拡がることがあり、そう
なっていると、駆動電流を変化させた際に発光領域が変
化してしまう。とりわけ、光出力を上げるために駆動電
流を増大させた場合には、リッジ構造により光閉込めが
効いている範囲の外にまで発光領域が拡がり、それによ
り生じる不安定なモードで半導体レーザが不規則に発振
して、キンクやノイズを発生しやすくなっている。
レーザでは、電流狭窄を果たしているリッジ構造を過ぎ
て活性層に到達するまで電流が拡がることがあり、そう
なっていると、駆動電流を変化させた際に発光領域が変
化してしまう。とりわけ、光出力を上げるために駆動電
流を増大させた場合には、リッジ構造により光閉込めが
効いている範囲の外にまで発光領域が拡がり、それによ
り生じる不安定なモードで半導体レーザが不規則に発振
して、キンクやノイズを発生しやすくなっている。
【0007】以上の問題に鑑み、光閉込めの範囲内に電
流狭窄するために、電極幅を小さくすることも考えられ
る。ところが、半導体レーザにおけるクラッド層は、接
合面に垂直な方向に浸み出した光が吸収されないよう
に、1μmの厚さとされるのが一般的であり、電流はこ
のような厚みのクラッド層を通過する間におよそ5〜10
μm以上(両側では20μm以上)拡がってしまう。この
ため、コンタクト層上で電流狭窄しようとすると、図4
に示すように、電極の幅wdを大きく減らすことが必要
になる。
流狭窄するために、電極幅を小さくすることも考えられ
る。ところが、半導体レーザにおけるクラッド層は、接
合面に垂直な方向に浸み出した光が吸収されないよう
に、1μmの厚さとされるのが一般的であり、電流はこ
のような厚みのクラッド層を通過する間におよそ5〜10
μm以上(両側では20μm以上)拡がってしまう。この
ため、コンタクト層上で電流狭窄しようとすると、図4
に示すように、電極の幅wdを大きく減らすことが必要
になる。
【0008】しかしこのような構造にすると、電極のコ
ンタクト層への接触面積が著しく小さくなって電極の接
触抵抗が増大する。その結果、素子抵抗の増大に伴う素
子発熱の増加を招いて、素子温度変化に起因する新たな
キンクやノイズの発生、素子信頼性の低下といった問題
を引き起こす。
ンタクト層への接触面積が著しく小さくなって電極の接
触抵抗が増大する。その結果、素子抵抗の増大に伴う素
子発熱の増加を招いて、素子温度変化に起因する新たな
キンクやノイズの発生、素子信頼性の低下といった問題
を引き起こす。
【0009】さらにリッジ構造を有する従来の半導体レ
ーザにおいては、リッジの立ち上がり部分に、リッジ溝
加工により生じたストレスや、半導体とは熱膨張係数が
異なる絶縁膜や電極を構成する金属からの応力が集中
し、そのため、屈折率の不均一や、バンド構造の変化に
よる電流の不均一な注入がこの部分に集中して、空間的
あるいは時間的に不規則な発光強度変動が生じていた。
ーザにおいては、リッジの立ち上がり部分に、リッジ溝
加工により生じたストレスや、半導体とは熱膨張係数が
異なる絶縁膜や電極を構成する金属からの応力が集中
し、そのため、屈折率の不均一や、バンド構造の変化に
よる電流の不均一な注入がこの部分に集中して、空間的
あるいは時間的に不規則な発光強度変動が生じていた。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御可
能で、それにより、確実に光閉込めの範囲内に電流狭窄
することができ、素子抵抗の増大も抑えて、しかも高い
歩留まりで製造され得る、リッジ構造の半導体レーザを
提供することを目的とする。
であり、電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御可
能で、それにより、確実に光閉込めの範囲内に電流狭窄
することができ、素子抵抗の増大も抑えて、しかも高い
歩留まりで製造され得る、リッジ構造の半導体レーザを
提供することを目的とする。
【0011】また本発明は、そのような半導体レーザを
製造する方法を提供することを目的とする。
製造する方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザは、前述したようにクラッド層にリッジ構造が形成さ
れた半導体レーザにおいて、リッジ構造が、比較的幅の
狭い第1リッジ部と、この第1リッジ部よりも活性層に
近い側に形成され、該第1リッジ部とは幅が不連続でそ
れよりも広い幅とされた第2リッジ部とからなることを
特徴とするものである。
ザは、前述したようにクラッド層にリッジ構造が形成さ
れた半導体レーザにおいて、リッジ構造が、比較的幅の
狭い第1リッジ部と、この第1リッジ部よりも活性層に
近い側に形成され、該第1リッジ部とは幅が不連続でそ
れよりも広い幅とされた第2リッジ部とからなることを
特徴とするものである。
【0013】なおこの半導体レーザにおいては、第1リ
ッジ部の最大幅をw1、第2リッジ部の最大幅をw2、
第1リッジ部から第2リッジ部にかけての電流拡がり幅
をw3としたとき、w1+w3<w2であるのが望まし
い。
ッジ部の最大幅をw1、第2リッジ部の最大幅をw2、
第1リッジ部から第2リッジ部にかけての電流拡がり幅
をw3としたとき、w1+w3<w2であるのが望まし
い。
【0014】一方、本発明による半導体レーザの製造方
法は、上記構成の半導体レーザを製造する方法におい
て、クラッド層を間にエッチング停止層を含ませて形成
し、このエッチング停止層でエッチングを停止させるこ
とにより、該エッチング停止層よりも活性層に遠い側の
クラッド層部分をエッチングして第1リッジ部を形成
し、次いでエッチング停止層を窓開けし、この開かれた
部分から、エッチング停止層よりも活性層に近い側のク
ラッド層部分をエッチングして第2リッジ部を形成する
ことを特徴とするものである。
法は、上記構成の半導体レーザを製造する方法におい
て、クラッド層を間にエッチング停止層を含ませて形成
し、このエッチング停止層でエッチングを停止させるこ
とにより、該エッチング停止層よりも活性層に遠い側の
クラッド層部分をエッチングして第1リッジ部を形成
し、次いでエッチング停止層を窓開けし、この開かれた
部分から、エッチング停止層よりも活性層に近い側のク
ラッド層部分をエッチングして第2リッジ部を形成する
ことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の効果】本発明の半導体レーザにおいては、比較
的幅の狭い第1リッジ部により主として電流狭窄がなさ
れる一方、それよりも広い幅とされた第2リッジ部によ
り主として光閉込めがなされるようになる。そこで、こ
れら第1および第2リッジ部の各最大幅w1、w2の設
定次第で、電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御
可能となる。
的幅の狭い第1リッジ部により主として電流狭窄がなさ
れる一方、それよりも広い幅とされた第2リッジ部によ
り主として光閉込めがなされるようになる。そこで、こ
れら第1および第2リッジ部の各最大幅w1、w2の設
定次第で、電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御
可能となる。
【0016】またw1<w2とされているから、確実に
光閉込めの範囲内に電流狭窄することができる。こうし
て第1および第2リッジ部の各最大幅w1、w2の設定
によって光閉込めの範囲内に電流狭窄するのであれば、
そのような電流狭窄の実現のために電極幅を特に小さく
する必要は生じない。したがって本発明の半導体レーザ
は、素子抵抗の増大が抑えられて、しかも高い歩留まり
で製造され得るものとなる。
光閉込めの範囲内に電流狭窄することができる。こうし
て第1および第2リッジ部の各最大幅w1、w2の設定
によって光閉込めの範囲内に電流狭窄するのであれば、
そのような電流狭窄の実現のために電極幅を特に小さく
する必要は生じない。したがって本発明の半導体レーザ
は、素子抵抗の増大が抑えられて、しかも高い歩留まり
で製造され得るものとなる。
【0017】また本発明の半導体レーザにおいては、上
述の通り、確実に光閉込めの範囲内に電流狭窄すること
ができるので、駆動電流を変えてもリッジ側端部で発光
強度が変動することがなく、キンクやノイズの発生が抑
えられる。
述の通り、確実に光閉込めの範囲内に電流狭窄すること
ができるので、駆動電流を変えてもリッジ側端部で発光
強度が変動することがなく、キンクやノイズの発生が抑
えられる。
【0018】さらに、電流狭窄を果たす第1リッジ部
が、間に第2リッジ部を置いて活性層から離れたところ
に形成されていると、活性層への不均一な電流注入が抑
制され、それとともに、光閉込めの範囲内に電流狭窄さ
れることにより、第2リッジ部の立ち上がり部分での屈
折率変化による光閉込めの揺らぎが抑制され、安定な発
光パターンが得られるようになる。
が、間に第2リッジ部を置いて活性層から離れたところ
に形成されていると、活性層への不均一な電流注入が抑
制され、それとともに、光閉込めの範囲内に電流狭窄さ
れることにより、第2リッジ部の立ち上がり部分での屈
折率変化による光閉込めの揺らぎが抑制され、安定な発
光パターンが得られるようになる。
【0019】なお、第1リッジ部から第2リッジ部にか
けての電流拡がり幅をw3としたとき、w1+w3<w
2であれば、電流の漏れが効果的に防止される。
けての電流拡がり幅をw3としたとき、w1+w3<w
2であれば、電流の漏れが効果的に防止される。
【0020】上述のように互いに幅の異なる第1リッジ
部と第2リッジ部は、前記構成の本発明による半導体レ
ーザの製造方法を適用すれば、簡単に形成可能すること
ができる。
部と第2リッジ部は、前記構成の本発明による半導体レ
ーザの製造方法を適用すれば、簡単に形成可能すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態による赤外波長帯半導体レーザの概略断面形状を示す
ものであり、また図2は、この半導体レーザを作製する
工程を順を追って示すものである。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態による赤外波長帯半導体レーザの概略断面形状を示す
ものであり、また図2は、この半導体レーザを作製する
工程を順を追って示すものである。
【0022】まず図2を参照して、本実施形態の半導体
レーザを作製する工程を説明する。最初に同図(a)に
示すようにn型GaAs基板11上に、n型AlxGa1-x
Asクラッド層12、AlyGa1-yAs光ガイド層13、A
lzGa1-zAs活性層14、AlyGa1-yAs光ガイド層
13’、p型AlxGa1-xAsクラッド層15、p型In
0.5Ga0.5P第3エッチング停止層16、p型AlxGa
1-xAsクラッド層17、p型GaAs第2エッチング停
止層18、p型In0.5Ga0.5P第1エッチング停止層1
9、p型AlxGa1-xAsクラッド層20、p型GaAs
コンタクト層21を順次結晶成長により積層する。
レーザを作製する工程を説明する。最初に同図(a)に
示すようにn型GaAs基板11上に、n型AlxGa1-x
Asクラッド層12、AlyGa1-yAs光ガイド層13、A
lzGa1-zAs活性層14、AlyGa1-yAs光ガイド層
13’、p型AlxGa1-xAsクラッド層15、p型In
0.5Ga0.5P第3エッチング停止層16、p型AlxGa
1-xAsクラッド層17、p型GaAs第2エッチング停
止層18、p型In0.5Ga0.5P第1エッチング停止層1
9、p型AlxGa1-xAsクラッド層20、p型GaAs
コンタクト層21を順次結晶成長により積層する。
【0023】次にこのエピタキシャル成長基板上にフォ
トリソグラフィ法により、同図の(b)に示すように、
3条のストライプ状レジストマスク24を形成する。
トリソグラフィ法により、同図の(b)に示すように、
3条のストライプ状レジストマスク24を形成する。
【0024】次いでこのレジストマスク24に覆われてい
ない部分のp型AlxGa1-xAsクラッド層20およびp
型GaAsコンタクト層21をエッチングして、同図
(c)に示す断面形状で、紙面と垂直な方向に延びる2
条の第1リッジ溝(ストライプ溝)G1を加工する。そ
の際エッチング液としては、p型In0.5Ga0.5P第1
エッチング停止層19をエッチングし難く、そしてこのエ
ッチング停止層19と、p型AlxGa1-xAsクラッド層
20およびp型GaAsコンタクト層21との間で十分な選
択比を有するもの、例えばクエン酸系のエッチング液を
用いる。
ない部分のp型AlxGa1-xAsクラッド層20およびp
型GaAsコンタクト層21をエッチングして、同図
(c)に示す断面形状で、紙面と垂直な方向に延びる2
条の第1リッジ溝(ストライプ溝)G1を加工する。そ
の際エッチング液としては、p型In0.5Ga0.5P第1
エッチング停止層19をエッチングし難く、そしてこのエ
ッチング停止層19と、p型AlxGa1-xAsクラッド層
20およびp型GaAsコンタクト層21との間で十分な選
択比を有するもの、例えばクエン酸系のエッチング液を
用いる。
【0025】次に、p型In0.5Ga0.5P第1エッチン
グ停止層19とp型GaAs第2エッチング停止層18との
間で十分な選択比を有するエッチング液、例えば塩酸系
エッチング液を用いたエッチングにより、同図(d)に
示すように、p型In0.5Ga0.5P第1エッチング停止
層19に窓開けを行なう。
グ停止層19とp型GaAs第2エッチング停止層18との
間で十分な選択比を有するエッチング液、例えば塩酸系
エッチング液を用いたエッチングにより、同図(d)に
示すように、p型In0.5Ga0.5P第1エッチング停止
層19に窓開けを行なう。
【0026】次に第1リッジ溝G1の幅を拡げるため
に、p型AlxGa1-xAsクラッド層20をエッチングす
るが、その際のエッチング液としては、p型GaAs第
2エッチング停止層18およびp型In0.5Ga0.5P第1
エッチング停止層19をエッチングし難いもの、例えば硫
酸と過酸化水素水と水とを混合してなるエッチング液を
用いる。このエッチングにより、p型AlxGa1-xAs
クラッド層20およびp型GaAsコンタクト層21は、同
図(e)のように加工される。
に、p型AlxGa1-xAsクラッド層20をエッチングす
るが、その際のエッチング液としては、p型GaAs第
2エッチング停止層18およびp型In0.5Ga0.5P第1
エッチング停止層19をエッチングし難いもの、例えば硫
酸と過酸化水素水と水とを混合してなるエッチング液を
用いる。このエッチングにより、p型AlxGa1-xAs
クラッド層20およびp型GaAsコンタクト層21は、同
図(e)のように加工される。
【0027】なお、次の工程でさらに別のストライプ溝
(第2リッジ溝)を形成するためにp型AlxGa1-xA
sクラッド層17がエッチングされるが、そのときp型A
lxGa1-xAsクラッド層20およびp型GaAsコンタ
クト層21も同時にエッチングされるので、上記エッチン
グの量は、この次工程でのエッチング量も考慮して決定
する。
(第2リッジ溝)を形成するためにp型AlxGa1-xA
sクラッド層17がエッチングされるが、そのときp型A
lxGa1-xAsクラッド層20およびp型GaAsコンタ
クト層21も同時にエッチングされるので、上記エッチン
グの量は、この次工程でのエッチング量も考慮して決定
する。
【0028】次に、窓開けされたp型In0.5Ga0.5P
第1エッチング停止層19をマスクとしてp型GaAs第
2エッチング停止層18をエッチングし、同図(f)のよ
うに加工する。その際のエッチング液としては、p型I
n0.5Ga0.5P第1エッチング停止層19およびp型Al
xGa1-xAsクラッド層20をエッチングし難いもの、例
えばアンモニウム水と過酸化水素水との混合溶液を用い
る。
第1エッチング停止層19をマスクとしてp型GaAs第
2エッチング停止層18をエッチングし、同図(f)のよ
うに加工する。その際のエッチング液としては、p型I
n0.5Ga0.5P第1エッチング停止層19およびp型Al
xGa1-xAsクラッド層20をエッチングし難いもの、例
えばアンモニウム水と過酸化水素水との混合溶液を用い
る。
【0029】なお前述した第1リッジ溝G1の幅を拡げ
るためのエッチングにおいて、GaAsはエッチングし
ないエッチング液を用いると、p型GaAsコンタクト
層21はエッチングされずp型AlxGa1-xAsクラッド
層20のみがエッチングされる。そこで、リッジ状となっ
たクラッド層20の両端上部に、p型GaAsコンタクト
層21が庇状に張り出して残ることになる(図2(e)に
はその状態は示していない)。その場合には、上記p型
GaAs第2エッチング停止層18のエッチングにおい
て、庇状に張り出したp型GaAsコンタクト層21の除
去を併せて行なうことができる。
るためのエッチングにおいて、GaAsはエッチングし
ないエッチング液を用いると、p型GaAsコンタクト
層21はエッチングされずp型AlxGa1-xAsクラッド
層20のみがエッチングされる。そこで、リッジ状となっ
たクラッド層20の両端上部に、p型GaAsコンタクト
層21が庇状に張り出して残ることになる(図2(e)に
はその状態は示していない)。その場合には、上記p型
GaAs第2エッチング停止層18のエッチングにおい
て、庇状に張り出したp型GaAsコンタクト層21の除
去を併せて行なうことができる。
【0030】次に、p型In0.5Ga0.5P第3エッチン
グ停止層16をエッチングし難く、p型AlxGa1-xAs
クラッド層15を選択的にエッチングするエッチング液、
例えばクエン酸系のエッチング液を用いて、該p型Al
xGa1-xAsクラッド層15をエッチングする。それによ
り、同図(g)に示すように、第1リッジ溝G1の下側
にそれよりも狭幅の第2リッジ溝G2が形成される。
グ停止層16をエッチングし難く、p型AlxGa1-xAs
クラッド層15を選択的にエッチングするエッチング液、
例えばクエン酸系のエッチング液を用いて、該p型Al
xGa1-xAsクラッド層15をエッチングする。それによ
り、同図(g)に示すように、第1リッジ溝G1の下側
にそれよりも狭幅の第2リッジ溝G2が形成される。
【0031】その後は、通常のリッジ構造を有する半導
体レーザの作製工程におけるのと同様の処理がなされ
る。すなわち、まずレジストを除去した後、例えばSi
O2やSiNxをプラズマCVD法等によりおよそ100〜
200nm程度堆積して、絶縁膜22を形成する。次いで中
央のメサ部の頂上部に、フォトリソグラフィ法によりコ
ンタクト窓を開け、その上に、例えばTi/Pt/Au
からなるp側電極23aを形成する。一方n型GaAs基
板11の裏側には、例えばAuGe/Ni/Auからなる
n側電極23bを形成する。
体レーザの作製工程におけるのと同様の処理がなされ
る。すなわち、まずレジストを除去した後、例えばSi
O2やSiNxをプラズマCVD法等によりおよそ100〜
200nm程度堆積して、絶縁膜22を形成する。次いで中
央のメサ部の頂上部に、フォトリソグラフィ法によりコ
ンタクト窓を開け、その上に、例えばTi/Pt/Au
からなるp側電極23aを形成する。一方n型GaAs基
板11の裏側には、例えばAuGe/Ni/Auからなる
n側電極23bを形成する。
【0032】以上の工程により、図1に示される構造の
半導体レーザが得られる。この半導体レーザの中央部分
に形成されたリッジ構造は、p型AlxGa1-xAsクラ
ッド層20に形成された比較的幅の狭い第1リッジ部31
と、この第1リッジ部31とは幅が不連続でそれよりも広
い幅としてp型AlxGa1-xAsクラッド層17に形成さ
れた第2リッジ部32とから構成されている。
半導体レーザが得られる。この半導体レーザの中央部分
に形成されたリッジ構造は、p型AlxGa1-xAsクラ
ッド層20に形成された比較的幅の狭い第1リッジ部31
と、この第1リッジ部31とは幅が不連続でそれよりも広
い幅としてp型AlxGa1-xAsクラッド層17に形成さ
れた第2リッジ部32とから構成されている。
【0033】上記構成の本実施形態の半導体レーザにお
いては、比較的幅の狭い第1リッジ部31により主として
電流狭窄がなされ、それよりも広い幅とされた第2リッ
ジ部32により主として光閉込めがなされる。そこで、こ
れら第1および第2リッジ部の各最大幅w1、w2の設
定次第で、電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御
可能となる。またw1<w2とされているから、確実に
光閉込めの範囲内に電流狭窄することができる。
いては、比較的幅の狭い第1リッジ部31により主として
電流狭窄がなされ、それよりも広い幅とされた第2リッ
ジ部32により主として光閉込めがなされる。そこで、こ
れら第1および第2リッジ部の各最大幅w1、w2の設
定次第で、電流狭窄幅と光閉込め幅とを各々独立に制御
可能となる。またw1<w2とされているから、確実に
光閉込めの範囲内に電流狭窄することができる。
【0034】なお、第1リッジ部31から第2リッジ部32
にかけての電流拡がり幅をw3としたとき、w1+w3
<w2であれば電流の漏れを防止する上で効果的であ
る。この電流拡がり幅w3は、電流狭窄する第1リッジ
部31から発光領域となる活性層14までの距離と各層の抵
抗率とから規定される。この電流拡がり幅w3の値は、
通常は数〜10μm程度となる。
にかけての電流拡がり幅をw3としたとき、w1+w3
<w2であれば電流の漏れを防止する上で効果的であ
る。この電流拡がり幅w3は、電流狭窄する第1リッジ
部31から発光領域となる活性層14までの距離と各層の抵
抗率とから規定される。この電流拡がり幅w3の値は、
通常は数〜10μm程度となる。
【0035】本例の場合、p型AlxGa1-xAsクラッ
ド層17およびp型AlxGa1-xAsクラッド層15の各厚
みd1、d2に応じて電流拡がり幅w3が変わり、これ
らの厚みd1、d2の和が大きいほど、w1とw2の差
を大きくする必要がある。
ド層17およびp型AlxGa1-xAsクラッド層15の各厚
みd1、d2に応じて電流拡がり幅w3が変わり、これ
らの厚みd1、d2の和が大きいほど、w1とw2の差
を大きくする必要がある。
【0036】以上、AlGaAs系半導体レーザに本発
明を適用した実施形態について説明したが、本発明はそ
れに限らず、活性層をInGaAsから形成した半導体
レーザや、さらにはInGaAsP系半導体レーザ、A
lGaInP系半導体レーザ等に対しても同様に適用す
ることができる。
明を適用した実施形態について説明したが、本発明はそ
れに限らず、活性層をInGaAsから形成した半導体
レーザや、さらにはInGaAsP系半導体レーザ、A
lGaInP系半導体レーザ等に対しても同様に適用す
ることができる。
【0037】そして、それらの半導体レーザに対して
も、適当なエッチング液とエッチング停止層とを組み合
わせることにより、互いに幅の異なる第1リッジ部と第
2リッジ部とを簡単に形成することができる。
も、適当なエッチング液とエッチング停止層とを組み合
わせることにより、互いに幅の異なる第1リッジ部と第
2リッジ部とを簡単に形成することができる。
【図1】本発明の一実施形態による半導体レーザを示す
概略断面図
概略断面図
【図2】上記半導体レーザを作製する工程を示す概略図
【図3】リッジ構造を有する従来の半導体レーザの一例
を示す概略断面図
を示す概略断面図
【図4】リッジ構造を有する従来の半導体レーザの別の
例を示す概略断面図
例を示す概略断面図
11 n型GaAs基板 12 n型AlxGa1-xAsクラッド層 13、13’ AlyGa1-yAs光ガイド層 14 AlzGa1-zAs活性層 15 p型AlxGa1-xAsクラッド層 16 p型In0.5Ga0.5P第3エッチング停止層 17 p型AlxGa1-xAsクラッド層 18 p型GaAs第2エッチング停止層 19 p型In0.5Ga0.5P第1エッチング停止層 20 p型AlxGa1-xAsクラッド層 21 p型GaAsコンタクト層 22 絶縁膜 23a p側電極 23b n側電極 31 第1リッジ部 32 第2リッジ部
Claims (3)
- 【請求項1】 クラッド層にリッジ構造が形成された半
導体レーザにおいて、前記リッジ構造が、比較的幅の狭
い第1リッジ部と、この第1リッジ部よりも活性層に近
い側に形成され、該第1リッジ部とは幅が不連続でそれ
よりも広い幅とされた第2リッジ部とからなることを特
徴とする半導体レーザ。 - 【請求項2】 前記第1リッジ部の最大幅をw1、前記
第2リッジ部の最大幅をw2、第1リッジ部から第2リ
ッジ部にかけての電流拡がり幅をw3としたとき、w1
+w3<w2であることを特徴とする請求項1記載の半
導体レーザ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体レーザを
製造する方法であって、 クラッド層を間にエッチング停止層を含ませて形成し、 前記エッチング停止層でエッチングを停止させることに
より、該エッチング停止層よりも活性層に遠い側のクラ
ッド層部分をエッチングして第1リッジ部を形成し、 次いで前記エッチング停止層を窓開けし、 この開かれた部分から、前記エッチング停止層よりも活
性層に近い側のクラッド層部分をエッチングして第2リ
ッジ部を形成することを特徴とする半導体レーザの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15878598A JPH11354882A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 半導体レーザおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15878598A JPH11354882A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 半導体レーザおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11354882A true JPH11354882A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15679293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15878598A Withdrawn JPH11354882A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 半導体レーザおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11354882A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2833419A1 (fr) * | 2001-12-07 | 2003-06-13 | Thales Sa | Laser unipolaire a cascade quantique de puissance a courant de seuil reduit |
| JP2005012044A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Sony Corp | 半導体レーザ素子およびその製造方法 |
| JP2007096160A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Oki Data Corp | 半導体複合装置、及びこれらを用いたプリントヘッド並びに画像形成装置。 |
| CN108092131A (zh) * | 2016-11-22 | 2018-05-29 | 山东华光光电子股份有限公司 | 一种阶梯脊型半导体激光器及其制备方法 |
| JP2019036727A (ja) * | 2017-08-14 | 2019-03-07 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH | 半導体レーザーダイオード |
| CN109698465A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 山东华光光电子股份有限公司 | 一种高电流注入密度的半导体激光器及其制备方法 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP15878598A patent/JPH11354882A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2833419A1 (fr) * | 2001-12-07 | 2003-06-13 | Thales Sa | Laser unipolaire a cascade quantique de puissance a courant de seuil reduit |
| WO2003049243A3 (fr) * | 2001-12-07 | 2004-02-19 | Thales Sa | Laser unipolaire a cascade quantique de puissamce a courant de seuil reduit |
| JP2005012044A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Sony Corp | 半導体レーザ素子およびその製造方法 |
| JP2007096160A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Oki Data Corp | 半導体複合装置、及びこれらを用いたプリントヘッド並びに画像形成装置。 |
| CN108092131A (zh) * | 2016-11-22 | 2018-05-29 | 山东华光光电子股份有限公司 | 一种阶梯脊型半导体激光器及其制备方法 |
| JP2019036727A (ja) * | 2017-08-14 | 2019-03-07 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH | 半導体レーザーダイオード |
| JP2023078395A (ja) * | 2017-08-14 | 2023-06-06 | エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー | 半導体レーザーダイオード |
| CN109698465A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 山东华光光电子股份有限公司 | 一种高电流注入密度的半导体激光器及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |