JPH11355867A - 通信システム及びその発信機 - Google Patents

通信システム及びその発信機

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JPH11355867A
JPH11355867A JP11045907A JP4590799A JPH11355867A JP H11355867 A JPH11355867 A JP H11355867A JP 11045907 A JP11045907 A JP 11045907A JP 4590799 A JP4590799 A JP 4590799A JP H11355867 A JPH11355867 A JP H11355867A
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JP
Japan
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unit
information
transmitter
slave
master
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Application number
JP11045907A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Yamanaka
克弘 山中
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の無線データ発信機(以下、発信機)を含
む通信システムの新規設置時や、発信機の構成を変化さ
せる場合に、無線通信システムの代表として他の発信機
の情報を収集、蓄積する親機が、自動的に選択される無
線通信システムを提供すること 【解決手段】無線通信システムに含まれる発信機は、ラ
ンダムな間隔で優先度を示す情報を発信し続け、その合
間に、自分が持つ優先度より高い優先度を示す情報を受
け取ると子機となり、以後優先度情報の発信を中止し、
自分以外のすべての前記無線発信機が前記優先度情報の
発信を停止したことを検出した場合には親機となる。ま
た、親機が子機に対して定期的に発信する情報要求を監
視しておき、一定時間情報要求が無ければ、再び親機を
決定する処理に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、何らかの通信信号
を受け、それに応じて応答データを通信によって返信す
るデータ発信機を複数備える通信システムと、主にこの
通信システムに用いられる発信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信によりデータをやり取りする
通信システムを用いて様々な情報を収集するシステムが
開発されつつある。このシステムの従来技術としては、
特開平8−161609号公報や特開平9−23279
号公報に記載されている技術が知られている。また、こ
の特開平8−161609号公報には、無線通信システ
ムを用いた自動販売機の情報収集システムが記載されて
おり、特開平9−23279号公報には、ガス、水道、
電気などの自動検針に用いる無線通信システムが記載さ
れている。
【0003】これらの従来技術における情報収集を行う
通信システムは、自動販売機や、ガス、水道、電気など
の使用量を計測するメータに無線データ発信機(以下、
発信機と呼称)を取り付けて、自動販売機の在庫情報や
メータの指針値を無線通信及び有線通信、あるいは無線
通信と有線通信の併用により遠隔地で収集しようとする
ものである。
【0004】また、情報の収集に当たって、情報が必要
なときに各発信機と通信をしていたのでは、発信機の数
が多い場合などは特に、情報の収集が完了するまでにか
なり時間を要する。また、各発信機が一斉にデータを送
信すると混信を起こす可能性があるため、混信を避けな
がらデータを収集しなければならないということで余計
な手間と時間が掛かることも予想される。ところが、こ
れらの情報収集要求はそれほど頻繁に起こるものではな
いため、大部分の時間、通信は行われていないことにな
る。そこで、その空き時間を有効に利用するために、発
信機群の中から一つ代表となる発信機(以下、親機と呼
称)を選定し、親機に他の発信機(以下、子機と呼称)の
情報を定期的に収集させておき、情報送信要求があった
ときには、親機が収集しておいた情報をまとめて送信す
るという手法が上記の従来技術では取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、親機は人為的に決定されており、発信機
群の構成の変化や故障などにより親機が不在となった場
合に、情報が収集されなくなるという問題がある。さら
に、このような状態から復旧するには、人手により再び
親機を設定する必要があるという問題がある。
【0006】本発明は、従来技術のこのような問題を解
決するためのもので、発信機の新規設置時、あるいは発
信機群の構成の変化などによって親機が存在しなくなっ
た場合に、人為的な親機の設定(または再設定)などを
必要とせず、自動的に親機が選択される通信システムと
この通信システムで用いる発信機を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、優先度を表
す情報を発信機間でやり取りすることにより、優先度の
最も高い発信機を自動的に親機とする処理を行う親機決
定手段を設けた。より詳しくは、各発信機は、ランダム
な間隔で優先度を表す情報を発信し続け、その合間に、
自分が持つ優先度より高い優先度を表す情報を受け取る
と子機となり、以後優先度情報の発信を中止し、自分以
外のすべての発信機が優先度情報の発信を停止したこと
を検出した場合には親機となる。さらに、子機となった
際に、親機が子機に対して定期的に発信する情報要求を
監視しておき、一定時間情報要求が無ければ再び親機決
定手段を駆動する。
【0008】また、本発明では、起動直後、子機の状態
で親機からの情報要求が一定時間無い場合、親機の状態
で配下の子機が無くなった場合に、親機でも子機でもな
く、どの群にも未所属の状態である旨をランダムな間隔
で通知しながら、親機または同じような未所属状態の発
信機が近づくのを探す周辺監視手段を設けた。
【0009】よって、本発明では、このような構成を備
えることにより、発信機の新規設置時、あるいは発信機
群の構成の変化などによって親機が存在しなくなった場
合でも、人為的な親機の設定(または再設定)などを必
要とせず、自動的に親機が選択されるようにし、上記課
題を解決している。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の第一の
実施の形態について図面を参照して説明する。また、本
実施の形態は、通信を無線通信として説明するが、有線
通信の場合でも同様の効果が得られるものである。ま
た、本実施の形態では、優先度を表す情報として、発信
機に固有の識別番号(以下、IDと呼称)を用い、ID
の若い発信機が優先度の高い発信機としている。
【0011】図1は本実施の形態の構成を示すブロック
図であり、プログラム制御により動作するデータ処理装
置10と、指示された時間をカウントするタイマ装置2
0と、情報を記憶する記憶装置30と、無線によりデー
タ通信を行う無線通信部50と、データ処理装置10と
無線通信部50の間でデータ形式の変換を行うインタフ
ェース部40とを備える。
【0012】記憶装置30は、IDや自機が取り付けら
れた物の情報など発信機固有の情報を格納した自機情報
記憶部31と、自機が親機に選ばれた場合に、収集した
子機の情報を蓄積しておく子機情報蓄積部32とを含
む。
【0013】タイマ装置20は、自機のIDを他の発信
機に知らせるための発信間隔を設定し、この設定した発
信間隔となると自機のIDを他の発信機に出力するため
の命令信号であるID送信用割り込み信号を出力するI
D送信用タイマ21と、ある時間間隔内に他の発信機か
らIDが送信されないと自機が親機であると判定するた
めにこの時間間隔を計測し、この時間間隔が過ぎると親
機判定用割り込み信号を出力する親機判定用タイマ22
と、自機が親機に選定された場合に、子機の情報を収集
・更新するタイミングを知らせる子機情報更新用割り込
み信号を、設定された発信間隔に従い出力する子機情報
更新用タイマ23と、設定された時間間隔の間に親機か
らの情報送信要求が無いことを自機情報発信手段13に
親機不在判定用割り込み信号を出力することによって知
らせる親機不在判定用タイマ24とを含む。
【0014】データ処理装置10は、親機決定手段11
と、子機情報収集・蓄積手段12、自機情報発信手段1
3を含む。
【0015】親機決定手段11は、ID送信用タイマ2
1よりID送信用割り込み信号が入力されると、他の発
信機に対して自機のIDの発信を行い、親機判定用タイ
マ22から親機判定用割り込み信号が入力されるまで
に、自分より若いIDを受信した場合は以後ID発信を
止めるという手法で、最後までIDを発信し続けた発信
機を親機とし、それ以外を子機とする処理を行う。
【0016】子機情報収集・蓄積手段12は、親機に選
定された場合に、子機情報更新用タイマ23が出力する
子機情報更新用割り込み信号に従って子機の情報を収集
して蓄積する。
【0017】自機情報発信手段13は、子機となった場
合に、親機からの問い合わせに対し自機の情報を返信す
る処理と、親機不在判定用タイマ24が出力する親機不
在判定用割り込み信号により親機からの問い合わせが一
定時間無いことを知ると、再び親機決定手段11に制御
を移す処理を行う。
【0018】次に、図面を参照して、第一の実施の形態
の動作について説明する。
【0019】まず、図1、図2を参照して親機決定手段
11の動作を説明する。図2は、親機決定手段11の動
作の流れ図である。
【0020】まずステップ60では、初期化処理として
タイマ装置2のID送信用タイマ21の「ID送信用割
り込み信号」と親機判定用タイマ22の「親機判定用割
り込み信号」を出力するためのタイマをセットする。
【0021】また、ステップ61以下では、上記の二つ
の割り込み信号および他の発信機からの出力されるID
を待ち続ける。
【0022】まず、ID送信用タイマ21からID送信
用割り込み信号が入力された場合の動作は以下の通りで
ある。
【0023】ID送信用割り込み信号が入力された場合
(ステップ61でYESの場合)は、自機に付加された
IDを自機情報記憶部31から得て、このIDをインタ
フェース部40、無線通信部50を介して他の発信機に
送信(ステップ62)する。次に、親機決定手段11が
次回のIDを送信するために、ID送信用タイマ21が
保持するID送信用割り込み信号を出力する発信間隔の
設定を行う(ステップ63)。また、この例において、
親機決定手段11が設定する時間は、一定の範囲内でラ
ンダムに決定したものとする。また、ID送信用タイマ
21は、親機決定手段21が設定した発信間隔に従っ
て、送信用割り込み信号を出力する。
【0024】また、他の発信機からIDを受信した場合
の動作は以下の通りである。
【0025】無線通信部50、インタフェース部40を
介して、他の発信機からのIDを受信した場合は(ステ
ップ64のYES)、親機判定用タイマ22が保持する
親機判定用割り込み信号を出力するためのタイマをリセ
ットする(ステップ65)。例えば、親機判定用タイマ
22が保持する親機判定用割り込み信号を出力する発信
間隔の規定値がt[時間]とすれば、親機判定用タイマ
22では、このt[時間]をはかり、t[時間]となる
と親機判定手段11に親機判定用割り込み信号を出力す
るが、親機判定用タイマ22では、ステップ65により
親機決定手段11からリセット信号が入力されると、タ
イマの値を0にし、再度t[時間]をはかる。また、親
機決定手段11が設定するID送信用タイマ21のID
発信用割り込み信号を出力するための発信間隔は、この
親機判定用タイマの発信間隔の規定値t[時間]より短
いことが必要である。
【0026】次に、受信したデータが自分のIDより若
い番号のIDであるか否かを判定する(ステップ6
6)。もし、その条件が満たされていれば、少なくとも
自分は親機とはなり得ないので、以後はIDの送信を中
止し子機としての動作を行う(ステップ67)。一方、
受信できたIDが自分のIDより大きい番号であったと
きや、混信などで正しくIDが受信できなかった時は、
何らかの割り込み信号またはIDの受信待ちの状態に戻
る。
【0027】また、親機判定用タイマ22から親機判定
用割り込み信号を入力した場合の動作は以下の通りであ
る。
【0028】親機判定用割り込み信号を受信した場合は
(ステップ68のYES)、一定期間何も受信していな
い、すなわち他の発信機がIDを送信していないことを
示しているため、自分は親機であると判断し、子機情報
収集・蓄積手段12に制御を移し(ステップ69)、以
後は親機として動作する。
【0029】例えば、5台の発信機(発信機A〜発信機
E)が存在する場合、図3に示すようなIDのやり取
り、親機判定用タイマの値の変化を経て親機が決定され
る。また、各発信機の親機判定用タイマが保持する発信
間隔の規定値は、tであるものとし、さらに、各発信機
にはそれぞれID1〜ID5のIDが割り振られている
ものとする。
【0030】まず、時刻T1に発信機Dが自分のIDを
発信すると、他の発信機はほぼ同時にそれを受信する。
発信機Eは、自分のIDより若い番号のIDを受信する
ので、以後のID発信を中止し子機となる。発信機A〜
発信機Cは自分のIDの方が受信したIDより若いので
そのまま動作を継続するが、これらの発信機の親機判定
用タイマの値はリセットされる。次に、時刻T2で、発
信機Aと発信機CがIDを発信すると、発信機Bと発信
機Dは、混信により正しくIDを受信できないので、親
機判定用タイマの値はリセットするがIDの発信は継続
する。ただし、親機判定用タイマの値を十分に大きく設
定できるとき(すなわち、親機の決定までに多少時間が
掛かっても良い場合)は、正しくIDを受信できなかっ
たときにタイマの値をリセットせずに済ませることも可
能である。
【0031】同様に、時刻T3で発信機BがID発信を
行うと、発信機Cと発信機DがIDの発信を止めて子機
となる。発信機Aは、自分のIDの方が若いためIDの
発信動作は継続するが、親機判定用タイマの値は再びリ
セットされる。時刻T4で、発信機AがID発信を行う
と発信機BもIDの発信を止めてしまい、これ以降は発
信機AのみがIDの発信を続けることになる。この状態
が続くと、発信機Aの親機判定用タイマはリセットされ
ることがないため、ある時、初期化の時にセットされた
値までカウントされ、親機判定用割り込み信号が出力さ
れる(時刻T6)。この親機判定用割り込み信号の発生
によって、発信機Aは、自分が親機に選定されたことを
理解する。
【0032】次に、図1、図4を参照して、子機情報収
集・蓄積手段12(すなわち図2のステップ69で自分
が親機に選定された時)の動作について説明する。図4
は、子機情報収集・蓄積手段12の動作を示す流れ図で
ある。
【0033】まずステップ70では、初期化処理として
子機情報更新用タイマ23を用いた「子機情報更新用割
り込み信号」が設定され、ステップ71以下でこの子機
情報更新用割り込み信号を待ち続ける。
【0034】子機情報更新用割り込み信号が入力される
と(ステップ71でYESの場合)、子機に対し、イン
タフェース部40、無線通信部50を介して、存在する
か否かに関わらず順番に自機情報送信要求を発信する。
子機からこの自機情報送信要求に対する返信があった
(すなわち周囲に存在する)場合は、受信した情報を子
機情報蓄積部32に蓄積または更新して行く。一方、情
報送信要求に対し返信の無かった(すなわち周囲に存在
しない)子機の情報は、(もし以前に蓄積した情報があ
れば)子機情報蓄積部32から削除する。以上の処理
は、例えば図4のステップ72以下の手順で実行でき
る。なお、情報要求を発信するID(図4では一例とし
てNという変数で参照するものとした)の初期値は0か
ら開始しても良い。しかし、IDの最も若い発信機が親
機であり、親機のIDより若IDを持つ子機は存在しな
いため、図4に示したとおり親機(自機)のID+1を
初期値とする方が処理速度の短縮の点でより望ましい。
【0035】最後に、図1、図5を参照して、自機情報
発信手段13(すなわち図2のステップ67において自
分が子機となった時)の動作について説明する。図5
は、自機情報発信手段13の動作の流れ図である。
【0036】まずステップ80では、初期化処理として
親機不在判定用タイマ24を用いた「親機不在判定用割
り込み信号」がセットされ、ステップ81以下で、上記
割り込みまたは親機からの自機情報送信要求を待ち続け
る。
【0037】このとき、親機不在判定用タイマ24に設
定される時間は、親機からの情報送信要求が送られる間
隔(子機情報更新用割り込み信号を出力する間隔)より
長いものとする。
【0038】ここで、親機不在判定用割り込み信号が入
力された場合、または、親機からの情報送信要求を受信
した場合の動作は以下の通りである。
【0039】親機から無線通信部50,インタフェース
部40を介して自機情報発信手段13が自機情報送信要
求を受け取った時は(ステップ81のYES)、自機情
報記憶部32内の情報を親機に対して送信を行い(ステ
ップ82)、および親機不在判定用割り込み信号のタイ
マのリセット(ステップ83)を行う。ここで、親機不
在判定用タイマ24は、上述の通り親機からの情報送信
要求が送られてくる間隔よりも長く設定されているた
め、定期的に情報送信要求が送られていれば、その都度
ステップ83でリセットされ親機不在判定用割り込みは
発生しない。よって、親機不在判定用割り込み信号が出
力される場合(ステップ84でYESの場合)は、親機
が何らかの要因(故障、どこかへ持ち去られたなど)で
存在しなくなったことを示しているため、再び親機決定
手段11へと制御が戻る(ステップ85)。
【0040】このようにして、発信機の新規設置時、あ
るいは発信機群の構成の変化などによって親機が存在し
なくなった場合に、人為的な親機の設定(または再設
定)などを必要とせず、自動的に親機が選択されること
になる。
【0041】[実施の形態2]次に、本発明の第二の実
施の形態について図面を参照して説明する。
【0042】本発明の第一の実施の形態における親機の
決定手法では、最も若いIDを持つ発信機からのID発
信が最初に受信できれば最も効率よく親機が決定でき
る。また、仮に最も若いIDが最初に受信されなくて
も、できるだけ若いIDが早い時間に受信されるほど多
くの発信機がID発信を中止するため、以後最も若いI
Dが受信され易くなり、結果として親機の決定までに要
する時間が短くなる。
【0043】本発明の第二の実施の形態は、できるだけ
効率よく親機を決定するために、第一の実施の形態にお
けるIDの発信間隔に改良を加えたものである。第二の
実施の形態の構成、およびデータ処理装置10に含まれ
る各手段の基本的な処理の流れは第一の実施の形態と同
じである。ただし、図2のステップ63の次回の送信用
割り込みをセットする処理において、第一の実施の形態
では、次回のID発信までの時間は一定の範囲内でラン
ダムに決定されるが、第二の実施の形態では、IDの若
い発信機ほど短い間隔でIDの発信を行うように設定す
る。例えば、IDの発信間隔を、C1+C2×ID(C
1,C2は定数)という式で計算すれば、上述のような
発信のタイミングを実現できる。当然、IDの若い発信
機ほど短い間隔でID発信が行われるならば、発信間隔
の計算に上記以外の式を用いても良い。
【0044】ここで、図6を参照しながら、第一の実施
の形態の説明と同じく5台の発信機(発信機A〜発信機
E)が存在する場合を例に取り、本形態における親機決
定の過程を説明する。これまで説明したとおり、IDの
若い発信機ほどID発信の間隔が短く設定されるため、
一斉に親機決定手段11に制御が移れば、最初に発信機
AがID発信を行い一回で他の発信機は黙るはずであ
る。しかし、若干のタイミングのずれなどにより、図6
のように、時刻T1でたまたま発信機Aと発信機BのI
D発信がぶつかった場合でも、次のタイミング(時刻T
2)では、高い確率で三番目に若いIDを持つ発信機C
がID発信を行い、発信機D、発信機EがID発信を止
めるはずである。この状態では、発信機A〜発信機Cが
IDの発信を継続しているが、発信機Cは今IDを発信
したばかりなので次のID発信は当分先で、発信機Bは
前回発信機Aと同時にID発信を行ったので、次の発信
機AのID発信より後に行われる。よって、次のタイミ
ング(時刻T3)では、発信機Aが再びIDを発信し
て、すべての発信機がIDの発信を停止する。この後
は、第一の実施の形態と同様、ある期間発信機Aのみが
ID発信を行うという状態が続くと、親機判定用割り込
みが発生し、発信機Aは自分が親機となったことを認知
する。
【0045】ここで、親機判定用割り込みが発生するま
での時間は、最も大きなIDを持つ発信機のID発信間隔よ
りも十分に大きく設定しておく必要がある。具体的な設
定例を挙げると、IDが16ビットで構成され通信速度
が9600bpsであるとすれば、ID発信は10ミリ
秒見込めば十分に完了する。すなわち、前出の式でC2
=10ミリ秒とおけば、各発信機のID発信はそれほど
重ならないと期待できる。C1は適当に決めることがで
きるので0秒としておくと、最大のID(65535)を
もつ発信機のID発信間隔は約11分となり、親機判定
用割り込みが発生するまでの時間を例えば12分と設定
するようにしておけばよい。なお、本発明は、従来技術
で述べたとおり、大部分を占める通信の空き時間を利用
するシステムであるため、親機の決定に数10分掛ける
ことは特に問題とならない。
【0046】以上説明したとおり、IDの若い発信機ほ
どIDの発信間隔を短くするという改良を加えること
で、親機の決定までの時間が短縮される。
【0047】[実施の形態3]次に、本発明の第三の実
施の形態について図面を参照して説明する。
【0048】第三の実施の形態は、第一または第二の実
施の形態における子機情報収集・蓄積手段12の処理を
高速に行うための改良を施したものである。
【0049】図7を参照すると、本発明の第三の実施の
形態は、プログラム制御により動作するデータ処理装置
10と、指示された時間をカウントするタイマ装置20
と、情報を記憶する記憶装置30と、無線によりデータ
通信を行う無線通信部50と、データ処理装置10と無
線通信部50の間でデータ形式の変換を行うインタフェ
ース部40とを備える。
【0050】第一および第二の実施の形態の構成と比較
すると、データ処理装置10内に子機確認手段14が付
加されている点が異なる。子機確認手段14は、どのよ
うなIDを持つ子機が親機の周囲に存在するかをあらか
じめ調査し、子機情報蓄積部32にそのリストを作成し
ておく。また、この子機確認手段14の調査はいつ行っ
てもよく、タイマ装置20によって、この子機確認手段
14が調査を行うためのトリガを設定してもよい(図示
せず)。
【0051】次に、図7、図8を参照して、第三の実施
の形態の動作について説明する。図8は、子機確認手段
14の動作の流れ図である。
【0052】ステップ90では、存在を確認する子機の
IDを参照するための変数(図8では一例としてNとい
う変数を用いた)に0を代入し初期化する。続くステッ
プ91では、IDがNの子機に自機情報送信要求を送
り、返信があった場合(ステップ92でYESの場合)
にのみステップ93でNの値を子機情報記憶部32に記
憶する。ステップ94で、次の子機の存在確認のために
Nの値を1増やす。以後、Nの値がIDの取りうる範囲
を超えるまでステップ91からステップ94の処理を繰
り返す。Nの値がIDの範囲内であるかどうかはステッ
プ95で判断している。一方、子機確認手段14の追加
により、子機情報収集・蓄積手段12は、子機情報蓄積
部32に生成されたリスト内のIDを持つ子機に対して
のみ自機情報送信要求および情報更新を行うことにな
る。この時の動作を図9の流れ図に示す。
【0053】まずステップ100では、初期化処理とし
て子機情報更新用タイマ23を用いた「子機情報更新用
割り込み信号」が設定され、ステップ101以下で子機
情報更新割り込み信号を待ち続ける。子機情報更新用割
り込み信号が発生すると(ステップ101でYESの場
合)、ステップ102で子機情報蓄積部32内のIDリ
ストから一つIDを読み出す。このIDリストは、上述
の通り子機確認手段14によって作成されたものであ
る。
【0054】リストの最後に達してIDが読み出せなか
った場合(ステップ103でNOの場合)は、子機情報
更新用割り込み信号の発生待ちに戻る。一方、IDが読
み出せた場合(ステップ103でYESの場合)は、ス
テップ104で読み出したIDを持つ子機に自機情報送
信要求を発信する。
【0055】自機情報送信要求に対し情報が返ってきた
場合(ステップ104でYESの場合)は、子機情報蓄
積部32の子機情報を新しい情報に更新(または親機に
決定されて初めての情報収集時は新規蓄積)する(ステ
ップ106)。逆に、自機情報送信要求に対し返信が無
かった場合、その子機は親機の付近から離れていったと
いうことであり、これまで子機情報蓄積部32に蓄積し
ていた子機情報を削除し(ステップ107)、次回から
情報送信要求を発信しないように、その子機のIDをI
Dリストから削除する(ステップ108)。
【0056】このような構成とすることで、親機は、周
囲に存在する子機にのみ情報を要求することになるた
め、考えられるすべてのIDの子機に情報を要求する場
合と比較して、効率的に情報の収集・蓄積を行うことが
可能となる。
【0057】[実施の形態4]次に、本発明の第四の実
施の形態について図面を参照して説明する。これまでの
実施の形態では、一旦親機になると動作中は親機であり
続け、発信機群から動作中の親機を遠ざけると、次に子
機情報の収集を終えた時点で配下の子機を持たない親機
となる。また、発信機群から一台の子機を動作させたま
ま取り出した場合も、そのうち親機不在を認識して親機
を決定しようとするが、IDを送信する発信機は一台だ
けなので、結局自分が親になりやはり配下の子機を持た
ない親機となる。配下の子機を持たない親機は、既に親
機が選定されている発信機群に追加しても、配下の子機
を持たないままである(子機は元の親機が存在するうち
は親機の乗り換えは行わない)。このような現象は発信
機を新規に起動する場合にも発生する。そのため、動作
中の発信機を頻繁に入れ替えるような用途(例えば商品
管理用の電子タグなど)へ応用すると、配下の子機を持
たない親タグばかりが増え、親機が子機の情報を取りま
とめて報告することで、速やかに情報を収集するという
システム根本の目的を達成できなくなる恐れがある。
【0058】そこで、本実施の形態では、動作状態のま
までの構成の変化や新たな発信機の追加に対し、より柔
軟に対応できるようにしたものである。また説明の便宜
上、上記第三の実施の形態を改良したもので説明する
が、第一および第二の実施の形態についても同様の改良
ができる。
【0059】図10は本実施の形態の構成を示すブロッ
ク図であり、プログラム制御により動作するデータ処理
装置10と、指示された時間をカウントするタイマ装置
20と、情報を記憶する記憶装置30と、無線によりデ
ータ通信を行う無線通信部50と、データ処理装置10
と無線通信部50の間でデータ形式の変換を行うインタ
フェース部40とを備える。
【0060】記憶装置30は、IDや自機が取り付けら
れた物の情報など発信機固有の情報を格納した自機情報
記憶部31と、自機が親機に選ばれた場合に、収集した
子機の情報を蓄積しておく子機情報蓄積部32とを含
む。
【0061】タイマ装置20は、自機のIDを他の発信
機に出力するための命令信号であるID送信用割り込み
信号を出力するID送信用タイマ21と、ある時間間隔
内に他の発信機から自機が親機であると判定するために
この時間間隔を計測し、この時間間隔が過ぎると親機判
定用割り込み信号を出力する親機判定用タイマ22と、
自機が親機に選定された場合に、子機の情報を収集・更
新するタイミングを知らせる子機情報更新用割り込み信
号を、設定された発信間隔に従い出力する子機情報更新
用タイマ23と、設定された時間間隔の間に親機からの
情報送信要求が無いことを自機情報発信手段13に親機
不在判定用割り込み信号を出力することによって知らせ
る親機不在判定用タイマ24と、設定された時間間隔の
間に他の発信機からの通信を受信していないことを周辺
監視手段15に単独状態判定用割り込み信号を出力する
ことによって知らせる単独状態判定用タイマ25と、親
機でも子機でも無い場合に未所属通知を送信するための
命令信号である未所属通知用割り込み信号を出力する未
所属通知用タイマ26を含む。
【0062】データ処理装置10は、親機決定手段11
と、子機情報収集・蓄積手段12と、自機情報発信手段
14と、周辺監視手段15を含む。
【0063】親機決定手段11は、ID送信用タイマ2
1よりID送信用割り込み信号が入力されると自機のI
Dを送信し、親機判定用タイマ22から親機判定用割り
込み信号が入力されるまでに、自分より若いIDを受信
した場合は以後IDの送信を止めるという手法で、最後
までIDを送信し続けた発信機を親とし、それ以外を子
機とする処理を行う。
【0064】子機情報収集・蓄積手段12は、親機に選
定された場合に、子機情報更新用タイマ23が出力する
子機情報更新用割り込み信号に従って子機の情報を収集
して蓄積する。
【0065】自機情報発信手段13は、子機となった場
合に、親機からの問い合わせに対し自機の情報を返信す
る処理と、親機不在判定用タイマ24が出力する親機不
在判定用割り込み信号により親機からの問い合わせが一
定時間無いことを知ると、周辺監視手段15に制御を移
す処理を行う。
【0066】子機確認手段14は、どのようなIDの子
機が親機の周囲に存在するかをあらかじめ調査し、子機
情報蓄積部32にそのリスト(以下IDリストと呼称)
を作成しておく。本実施の形態では、発信機が親機に選
定された直後に一回だけ呼び出せばよい(その後は子機
情報収集・蓄積手段13によってIDリストの更新が行
われるため)。
【0067】周辺監視手段15は、自機が親機でも子機
でもなくどの群にも未所属な状態のときに、未所属通知
用タイマ26からの未所属通知用割り込み信号に従って
ランダムな時間間隔で未所属通知の送信を続けながら周
囲の状況の変化を監視する手段で、既に親機に選定され
た発信機と出会うと自機情報発信手段13に制御を移し
その子機となり、また、単独状態判定用タイマ25から
単独状態判定用割り込み信号が入力されるまでに、他の
発信機から一定回数以上の未所属通知を受信するとその
(またはそれらの)発信機と親機を選定するために親機
決定手段11に制御を移す。
【0068】次に、図面を参照して、第四の実施の形態
の動作について説明する。ただし、親機決定手段11と
子機確認手段14はこれまでの実施の形態と同様の動作
であるため説明は省略する。
【0069】まず、図10と図11を参照して、本実施
の形態におけるポイントである周辺監視手段15の動作
を説明する。図11は、周辺監視手段15の動作を示す
流れ図である。
【0070】ステップ120では、初期化処理として
「未所属通知用割り込み信号」と「単独状態判定用割り
込み信号」を出力するように未所属通知用タイマ26と
単独状態判定用タイマ25の割り込みのセットを行う。
ステップ121以下は、上記二つの割り込み信号および
他の発信機からのデータを待ち続けるループ構造となっ
ている。
【0071】未所属通知用タイマ26から未所属通知用
割り込み信号が入力された場合(ステップ121でYE
Sの場合)は、まず、未所属通知をインタフェース部4
0、無線通信部50を介して送信する(ステップ12
2)。さらに、ステップ123で、次回の未所属通知の
送信に備え、未所属通知用タイマ26が未所属通知用割
り込み信号を発生するまでの時間を再設定する。
【0072】次に、他の発信機が送信した未所属通知を
受信した場合(ステップ124でYES)は、未所属通
知の受信回数を数え(ステップ125)、その結果、受
信回数が一定回数以上になると周囲に別の単独状態にあ
る発信機が存在すると判断して親機決定手段11の処理
へ移る(ステップ126でYES)。
【0073】一方で、単独状態判定用タイマ25から単
独状態判定用割り込み信号の入力があった場合(ステッ
プ127でYES)は、ステップ125で行っている未
所属通知の受信回数を0に戻す(ステップ128)。こ
れにより、単独状態判定用割り込み信号の入力間隔内に
一定回数の未所属通知を受信した場合のみ親機決定手段
11へ移ることになり、未所属状態の発信機がすれ違っ
た際などに偶発的に未所属通知が受信される場合は除く
ことができる。
【0074】また、既に親機に選定されている発信機が
周囲に存在する場合、ステップ122で送信する未所属
通知をその親機が受信すると自分の配下に登録したこと
を通知する「登録通知」を送ってくる。その登録通知を
受信した時(ステップ129でYES)は、ステップ1
30で登録通知への返信を送ってから自機情報発信手段
13へ制御を移す(すなわち、子機になる)。ここで登
録通知は一例であり(最も効率よく動作する例)、親機
でも子機でもない状態の発信機に、近くに親機が存在す
ることを教える情報であればどのようなものでも良い。
【0075】次に、図10と図12を参照して子機情報
収集・蓄積手段12の動作を説明する。図13は子機情
報収集・蓄積手段12の動作を示す流れ図である。
【0076】ステップ150では、初期化処理として
「子機情報更新用割り込み信号」を出力するように子機
情報更新用タイマ22の割り込みのセットを行う。ステ
ップ151以下では、子機情報更新用割り込み信号また
は他の発信機からの未所属通知コマンドを待ち続けるル
ープ構成となっている。
【0077】まず、他の発信機からの未所属通知を受信
した場合は(ステップ151でYES)、未所属通知の
受信回数を送信元の発信機毎に数える。すなわち、発信
機のID(未所属通知には送信元の発信機のIDが含ま
れているとする)と未所属通知の受信回数の対応表を作
成することになる。
【0078】子機情報更新用タイマ22から子機情報更
新用割り込み信号が入力されたときは、最初にステップ
154で、新たに自分の近くに来た発信機を配下として
IDリストに加える作業を行う。より具体的には、ステ
ップ152で作成される対応表から一定回数以上未所属
通知コマンドを受信した発信機を探し、該当する発信機
に登録通知を送信し、返事があった発信機のIDをID
リストに追加する。追加作業が終了した後、対応表は一
旦削除する。これは、一定時間内に一定回数以上未所属
通知が受信された発信機のみ自分のグループに新規加入
したと見なしたいために、一定時間を子機情報更新用タ
イマ22を利用して作り出しているということである。
当然、別の新規加入判定用タイマをタイマ装置20内に
備えるのは本発明の範囲内である(子機情報の更新間隔
が長い場合には、別のタイマを利用するとリアルタイム
性が高まる)。なお、前述の通り、登録通知を送信する
のは一例であり、親機でも子機でもない状態の発信機
に、近くに親機が存在することを教える情報であればど
のようなものでも良い。
【0079】以上の作業が済むと、IDリストに従い順
番に子機に対し自機情報送信要求を送って行き、返信が
あった場合は子機情報蓄積部32を更新し、返信が無い
場合は子機情報蓄積部32からその子機の情報を削除す
ると共に、IDリストからもその子機のIDを削除する
(ステップ155)。すべての処理を行った後、IDリ
ストが空になっていれば(ステップ156でYES)配
下の子機が存在しない、つまり単独状態になったという
ことで周辺監視手段15へ制御を移す。
【0080】最後に、図10と図13を参照して自機情
報発信手段13の動作を説明する。図14は自機情報発
信手段の動作を示す流れ図であるが、基本的には第一〜
第三の実施の形態と同じである(図5参照)。相違点
は、親機不在判定用タイマ24から親機不在判定用割り
込み信号が入力されたとき(ステップ84でYES)、
すぐに親機決定手段11に制御を移すのではなく、一旦
未所属状態になったと見なし周辺監視手段15に制御が
移る点である。
【0081】[実施の形態5]本発明の第五の実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0082】親機が子機の情報を収集する際に、存在し
ない子機に情報を要求していては効率が悪いので、親機
はできるだけ正確な子機のIDリストを持っていること
が重要となる。第四の実施例では、新たに群に加わった
発信機はすぐにIDリストに登録することができるが、
群から出て行った発信機は子機情報を収集するまで認識
されない(すなわち不在の子機に情報を要求して応答が
無いことで認識しているため不効率)。通常、発信機が
群から出て行くのは持ち去られた場合であることから、
本実施の形態では、移動中の発信機のみを追いかけるこ
とでIDリストからの削除もすぐに行えるような改良を
施している。
【0083】図14は本実施の形態の構成を示すブロッ
ク図であり、第四の実施の形態に移動を検出すると信号
を出力する移動検出部110が付加されている。移動検
出部110には加速度センサなどを利用すれば良く、必
要に応じてデータ処理装置10で処理できるように増幅
器やAD変換器などを含む。なお、移動検出部110か
らの信号は、データ処理装置10内の各手段から参照で
きるものとする。
【0084】次に、図面を参照して、子機情報収集・蓄
積手段12と自機情報発信手段13が移動検出部110
からの入力を利用する場合の動作を説明する。ただし、
子機情報収集・蓄積手段12と自機情報発信手段13以
外はこれまでの実施の形態と同様の動作であるため説明
は省略する。
【0085】まず、図14と図15を参照して自機情報
発信手段13の動作を説明する。図16は自機情報発信
手段13の動作を示す流れ図である。
【0086】ステップ80では、初期化処理として「親
機不在判定用割り込み信号」を出力するように、親機不
在判定用タイマ24の割り込みをセットする。ステップ
81以下では親機不在判定用割り込み信号、親機からの
自機情報送信要求、移動検出部110からの信号のいず
れかを待ち続けるループ構成となっている。このとき、
親機不在判定用タイマ24に設定される時間は、親機か
らの自機情報送信要求が送られる間隔(子機情報更新用
タイマ23に設定される時間)より長いものとする。
【0087】親機からの自機情報送信要求を受信した場
合(ステップ81でYES)と、親機不在判定用タイマ
24から親機不在判定用割り込み信号が入力された場合
(ステップ84でYES)の動作は、第四の実施の形態
と同じであるためここでは説明を省く。
【0088】移動検出部110から発信機が動かされた
ことを示す信号が入力された場合は、親機に対して移動
を通知する処理に移る(ステップ88)。この移動通知
処理の詳しい動作を図16を用いて説明する。
【0089】まず、親機へ移動が始まったことを通知す
る(ステップ160)。続いて移動中であることを通知
し(ステップ161)、それに対して親機から返信が無
い場合(ステップ162でNO)は、親機の周囲から離
れてしまったと判断して単独状態判定手段15へ制御を
渡す。その後、移動検出部110から信号入力が続く限
り(ステップ163でYES)、ステップ161とステ
ップ162を繰り返し、移動検出部110からの信号が
途絶えたところで親機へ移動が終了したことを通知する
(ステップ164)。
【0090】一方、子機情報収集・蓄積手段12の動作
は図17のような流れとなる。
【0091】ステップ150では、初期化処理として
「子機情報更新用割り込み信号」を出力するように、子
機情報更新用タイマ23の割り込みをセットする。ステ
ップ151以下では子機情報更新用割り込み信号、他の
発信機からの未所属通知、子機からの移動開始通知のい
ずれかを待ち続けるループ構成となっている。
【0092】他の発信機からの未所属通知を受信した場
合(ステップ151でYES)と、子機情報更新用タイ
マ23から子機情報更新用割り込み信号が入力された場
合(ステップ153でYES)の動作は、第四の実施の
形態と同じであるためここでは説明を省く。
【0093】子機から移動開始通知を受信すると(ステ
ップ157でYES)、移動を通知してきた子機を監視
する処理に移る(ステップ158)。この移動子機監視
処理の詳しい動作を図18を用いて説明する。
【0094】移動開始通知に続き移動中通知を受け取っ
た場合(ステップ170でYES)は、その通知に対し
返信する。もし、一定時間移動中の通知が受信できない
場合(ステップ172でYES)は、その子機が遠くに
移動してしまったと判断して、子機情報蓄積部32に蓄
積してある情報を削除し、IDリストからもIDを削除
して(ステップ173)処理を終了する。ステップ17
0とステップ172は子機から移動終了通知を受け取る
(ステップ174でYES)まで繰り返す。
【0095】以上のように、移動検出部110からの入
力が続く間親機との間で情報のやり取り(今回の例では
移動中通知とそれに対する返信)を行うことで、子機が
遠くに移動してしまったことを即座に認識でき、子機情
報蓄積部32に常に最新情報を蓄積しておくことが可能
となる。
【0096】ここでは、発信機が動き出すと群から離れ
る可能性がある場合の例を示したが、他にも梱包状態か
ら解かれると群から離れる可能性がある場合であれば、
移動検出部110の代わりに光を検知する手段を設ける
など様々な応用が可能である。すなわち、移動に関わら
ず、発信機自身の状態や発信機の置かれた状況を検出す
る手段を設けて群の構成を認識する助けとすることはす
べて本発明の範囲内である。
【0097】また、IDリストを常に最新に保つ以外
に、移動検出部110からの入力を周辺監視手段15で
用いることで、発信機の動作を効率的にすることもでき
る。図19は、その場合の処理の流れを示している(周
辺監視手段15以外の動作はこれまでの実施の形態と同
様)。ステップ121以下の処理は第四の実施の形態と
同じであるが、移動検出部110から発信機が動かされ
たことを示す信号の入力がある場合は(ステップ131
でYES)、ステップ120の初期化処理より先の処理
を行わないようになっている。
【0098】発信機が動かされている間というのは過渡
的な状態にあると考えられ、その時に親子を決定するの
は意味がないことが多い。つまり、子機となってもすぐ
に親と離れたり、親機となってもすぐに配下の発信機が
なくなり結局周辺監視手段15に戻ることになる可能性
が高い。しかし、移動検出部110を備えることで、無
駄な状態遷移の無い効率的な動作が実現できる。
【0099】先ほどと同様に、発信機自身の状態や発信
機の置かれた状況を検出する手段を用いて無駄な状態遷
移をなくすことはすべて本発明の範囲内である。
【0100】
【発明の効果】発信機を新規に設置する際、発信機群の
中から自動的に親機が決定されるため、親機の設定に人
手を煩わせる必要が無くなることが第一の効果である。
【0101】親機は子機に対し定期的に情報を要求して
おり、要求の有無を監視しておくことで親機の不在を検
出できる。親機の不在を検出したときに再び親機決定の
状態にもどすことで、設置後、発信機群の構成が変化し
た場合にも、残った発信機群の中から新たな親機が自動
的に決定されることが第二の効果である。
【0102】また、起動直後、子機の状態で親機の不在
を検出した場合、親機の状態で配下の子機が無くなった
場合に、未所属の状態である旨をランダムな間隔で通知
しながら他の発信機の通信を監視する周辺監視手段が一
旦制御を握り、周囲の状況に応じて子機あるいは親機決
定の処理に移るるため、発信機が動作中のまま移動する
ような用途でも、配下の子機を持たない親機が増えたり
せず常に適当な親機が自動的に選定されることが第三の
効果である。
【0103】すなわち、発信機の新規設置、再設置を問
わず、人手による親機の設定が不要となり、さらには、
発信機群の構成がある程度流動的な用途でも、使用する
側は、親機のことを意識しておかなくて良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図2】本発明の第一の実施の形態における親機決定手
段の動作を示す流れ図
【図3】本発明の第一の実施の形態において5台の発信
機が存在する場合の親機決定までの動作例
【図4】本発明の第一の実施の形態における子機情報収
集・蓄積手段の動作を示す流れ図
【図5】本発明の第一の実施の形態における自機情報発
信手段の動作を示す流れ図
【図6】本発明の第二の実施の形態において5台の発信
機が存在する場合の親機決定までの動作例
【図7】本発明の第三の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図
【図8】本発明の第三の実施の形態における子機確認手
段の動作を示す流れ図
【図9】本発明の第三の実施の形態における子機情報収
集・蓄積手段の動作を示す流れ図
【図10】本発明の第四の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図11】本発明の第四の実施の形態における周辺監視
手段の動作を示す流れ図
【図12】本発明の第四の実施の形態における子機情報
収集・蓄積手段の動作を示す流れ図
【図13】本発明の第四の実施の形態における自機情報
発信手段の動作を示す流れ図
【図14】本発明の第五の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図15】本発明の第五の実施の形態における自機情報
発信手段の動作を示す流れ図
【図16】移動通知処理の動作を示す流れ図
【図17】本発明の第五の実施の形態における子機情報
収集・蓄積手段の動作を示す流れ図
【図18】移動子機監視処理の動作を示す流れ図
【図19】本発明の第五の実施の形態における周辺監視
手段の動作を示す流れ図
【符号の説明】
10 データ処理装置 11 親機決定手段 12 子機情報収集・蓄積手段 13 自機情報発信手段 14 子機確認手段 15 周辺監視手段 20 タイマ装置 21 ID送信用タイマ 22 親機判定用タイマ 23 子機情報更新用タイマ 24 親機不在判定用タイマ 25 単独状態判定用タイマ 26 未所属通知用タイマ 30 記憶装置 31 自機情報記憶部 32 子機情報蓄積部 40 インタフェース部 50 無線通信部 110 移動検出部

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自機に関する情報を蓄積し、この蓄積した
    情報を他機に送信する発信機を複数備え、この複数の該
    発信機の中から親機と子機を設定し、該親機と設定され
    た発信機は、子機と設定された発信機に対して該発信機
    が蓄積している情報の送信要求を行い、該発信機群で蓄
    積された情報を収集する通信システムであって、 前記発信機間で、その発信機の優先度を表す情報をやり
    取りすることにより、該優先度の最も高い発信機を親機
    とし、この親機以外の発信機を子機として、前記親機と
    子機とを設定することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信システムであって、 前記発信機は、ランダムな間隔で前記優先度を表す情報
    を発信し続け、その合間に、自機が持つ優先度より高い
    優先度を示す情報を他の発信機より受け取ると、自機が
    子機であると判断して、以後、前記優先度を表す情報の
    発信を中止し、 予め定めた時間の間に、他の発信機より前記優先度を表
    す情報を受け取ることができない場合には、自機が親機
    であると判断することを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の通信システムであって、 前記子機となった発信機は、親機が子機に対して発信す
    る前記情報の送信要求を監視しておき、前記情報の送信
    要求が一定期間送信されなければ、自機の優先度を表す
    情報の発信を行い、該発信機群の中から再度親機を設定
    するようにしたことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載の通信システムであって、 前記子機となった発信機が、親機からの前記情報の送信
    要求を一定期間受信できない場合に、周囲の通信状態を
    監視し、周囲に親機が存在するとその親機の子機と設定
    されることを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】請求項2記載の通信システムであって、 前記子機となった発信機が、親機からの前記情報の送信
    要求を一定期間受信できない場合に、該発信機が親機で
    も子機でも無いことを示す未所属の通知を送信し、前記
    未所属の通知を送信している発信機または発信機群に近
    づくと、前記優先度を表す情報の発信を行い、前記発信
    機または発信機群との間で親機と子機を設定するように
    したことを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】請求項2記載の通信システムであって、 前記親機となった発信機が、前記情報の送信要求に応答
    する子機を持たなくなった場合に、該発信機が親機でも
    子機でも無いことを示す未所属の通知を送信し、前記未
    所属の通知を送信している発信機または発信機群に近づ
    くと、前記優先度を表す情報の発信を行い、前記発信機
    または発信機群との間で親機と子機を設定するようにし
    たことを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】請求項2記載の通信システムであって、 前記親機となった発信機が、前記情報の送信要求に応答
    する子機を持たなくなった場合に、該発信機が親機でも
    子機でも無いことを示す未所属の通知を送信し、周囲に
    親機と設定されている発信機に近づくと、前記周囲に親
    機と設定されている発信機の子機として設定されること
    を特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】請求項2記載の通信システムであって、 前記発信機が起動された場合に、該発信機が親機でも子
    機でも無いことを示す未所属の通知を送信し、前記未所
    属の通知を送信している発信機または発信機群に近づく
    と、前記優先度を表す情報の発信を行い、前記発信機ま
    たは発信機群との間で親機と子機を設定するようにした
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】請求項5〜8のいずれか一項に記載の通信
    システムであって、 前記発信機が、親機からの前記情報の送信要求を一定期
    間受信できない場合に、周囲の通信状態を監視し、周囲
    に親機が存在するとその親機の子機と設定されることを
    特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】請求項2〜9のいずれか一項に記載の通
    信システムであって、 前記親機となった発信機は、考えられるすべての前記子
    機に対し定期的に前記情報の送信要求を行い、 前記情報の送信要求に対する返信があった場合には、受
    信した前記子機の情報を蓄積しておき、 前記情報の送信要求に対する返信がなかった場合には、
    これまでに蓄積されていた前記子機の情報があれば、そ
    れを削除することを特徴とする通信システム。
  11. 【請求項11】請求項2〜10のいずれか一項に記載の
    通信システムであって、 前記親機となった発信機は、周囲に存在する前記子機を
    一意に特定する識別番号を調べてリストとして蓄積して
    おき、 前記リストに登録されている識別番号を持つ前記子機に
    対して、前記情報の送信要求を発信するようにしたこと
    を特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】請求項11記載の通信システムであっ
    て、 前記情報の送信要求に対して返信があった場合には、受
    信した子機の情報を蓄積しておき、 前記情報の送信要求に対して返信がなかった場合には、
    この返信がなかった子機の情報を削除するとともに、前
    記リストからもその子機の識別番号を削除することを特
    徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれか一項に記載の
    通信システムであって、 前記発信機が前記優先度を表す情報を発信する際に、優
    先度が高い発信機ほど、短い間隔で前記優先度を表す情
    報を発信するようにしたことを特徴とする通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】請求項1,2,3,4,10,11,1
    2,13のいずれか一項に記載の通信システムであっ
    て、 前記発信器は、自機の移動を検出する移動検出部を備
    え、子機となった発信器が、前記移動検出部によって自
    機が移動していると判断できる場合に前記親機に対して
    移動中の通知を行うと共に、移動が終了したと判断でき
    る場合に移動終了の通知を行い、 子機から前記移動中の通知を受け取った親機は、前記移
    動終了の通知を受け取らなかった場合に、該子機に関す
    る情報を削除することを特徴とする通信システム。
  15. 【請求項15】請求項5〜9のいずれか一項に記載の通
    信システムであって、 前記発信器は、自機の移動を検出する移動検出部を備
    え、子機となった発信器が、前記移動検出部によって自
    機が移動していると判断できる場合に前記親機に対して
    移動中の通知を行うと共に、移動が終了したと判断でき
    る場合に移動終了の通知を行い、 子機から前記移動中の通知を受け取った親機は、前記移
    動終了の通知を受け取らなかった場合に、該子機に関す
    る情報を削除することを特徴とする通信システム。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の通信システムであっ
    て、 前記子機から通知される前記移動中の通知は、移動中に
    定期的もしくはランダムな間隔で送信され、 前記移動中の通知を受け取った親機は、前記移動中の通
    知に対して応答を返し、 前記子機は、前記親機から前記応答を受け取ると共に、
    送信した前記移動中の通知に対する前記応答を受け取れ
    なくなった場合に、前記未所属の通知を送信するか周囲
    の通信状況の監視のどちらか一方もしくは両方を行うこ
    とを特徴とする通信システム。
  17. 【請求項17】請求項16記載の通信システムであっ
    て、 親機でも子機でもない発信機は、前記移動検出部によっ
    て前記自身の移動を監視しておき、移動を検出している
    間は前記未所属の通知の送信、及び、周囲の通信状況の
    監視のどちらも行わないことを特徴とする通信システ
    ム。
  18. 【請求項18】自機に関する情報を蓄積した自機情報記
    憶部と、通信部を介して前記自機情報記憶部が蓄積した
    情報を送信する自機情報発信手段とを少なくとも備える
    発信機を複数有し、この複数の発信機の中から親機と子
    機を設定し、親機と設定された発信機が、子機と設定さ
    れた発信機が蓄積した情報を収集するために、親機とな
    る該発信機には、他の発信機の前記自機情報発信手段に
    対して該発信機が蓄積している情報の送信要求を行う子
    機情報収集・蓄積手段と、前記送信要求に対して返答さ
    れた子機の情報の蓄積を行う子機情報蓄積部とを更に有
    する通信システムであって、 前記自機情報記憶部には、それぞれの発信機の優先度を
    表す情報を少なくとも蓄積しており、 前記優先度を表す情報を前記複数の発信機の間で送受信
    を行い、この優先度が最も高い発信機を親機と決定する
    親機決定手段を有し、 前記親機決定手段によって親機と決定された発信機にお
    いては、前記子機情報収集・蓄積手段が、その他の発信
    機に対して前記情報の送信要求を送信し、この送信要求
    に対応する情報が得られた場合は、その情報を前記子機
    情報蓄積部に蓄積し、 該親機以外の子機に対応する発信機においては、前記自
    機情報発信手段が、該親機から前記情報の送信要求を受
    信した場合は、前記自機情報記憶部に蓄積されている自
    機の情報を送信することを特徴とする通信システム。
  19. 【請求項19】請求項18記載の通信システムであっ
    て、 前記発信機は、 ある一定の範囲内のランダムな間隔で前記優先度を表す
    情報を送信するためのタイミングを計測するID送信用
    タイマと、 少なくとも前記ID送信用タイマが計測する時間よりも
    長い時間を計測する親機判定用タイマと、を更に有し、 前記親機決定手段は、前記ID送信用タイマが計ったタ
    イミングに応じて前記優先度を他の発信機に発信し続
    け、その合間に自機が持つ優先度より高い優先度を示す
    情報を他の発信機より受け取ると、自機が子機であると
    判断して以後自機の優先度を表す情報の発信を中止する
    とともに、前記親機判定用タイマが保持している時間の
    間に他の発信機より前記優先度を表す情報を受け取るこ
    とができない場合には、自機が親機であると判断するこ
    とを特徴とする通信システム。
  20. 【請求項20】請求項19記載の通信システムであっ
    て、 子機に対して定期的に前記情報の送信要求を行うための
    時間を計測する子機情報更新用タイマを備え、 前記親機となった発信機の前記子機情報収集・蓄積手段
    は、前記子機情報更新用タイマで計測された時間に、考
    えられるすべての前記子機に対し定期的に前記情報の送
    信要求を行うとともに、前記情報の送信要求に対する返
    信があった場合には、受信した前記子機の情報を前記子
    機情報蓄積部に蓄積しておき、前記情報の送信要求に対
    する返信がなかった場合には、前記子機情報蓄積部に蓄
    積されていた前記子機の情報があれば、それを削除する
    ことを特徴とする通信システム。
  21. 【請求項21】請求項20記載の通信システムであっ
    て、 少なくとも前記子機情報更新用タイマで計測する時間よ
    りも長い時間を計測する親機不在判定用タイマを備え、 前記子機となった発信機の自機情報発信手段は、親機が
    子機に対して発信する前記情報の送信要求を監視してお
    き、前記情報の送信要求が前記親機不在判定用タイマに
    よって計測している時間内に送信されなければ、前記親
    機決定手段に再度親機を決定するよう指示し、 前記親機決定手段は、前記自機情報発信手段から再度親
    機を決定するように指示された場合には、自機の優先度
    を表す情報の発信を行い、該発信機群の中から再度親機
    を決定するようにしたことを特徴とする通信システム。
  22. 【請求項22】請求項19記載の通信システムであっ
    て、 前記発信機は、 前記子機情報更新用タイマで計測する時間よりも長い時
    間を計測する親機不在判定用タイマと、 自機が親機でも子機でも無いと判断できる場合に、親機
    でも子機でも無いことを示す未所属の通知の送信を行
    い、前記未所属の通知を送信している他の発信機を見つ
    けると前記親機決定手段に親機を決定するように指示す
    る周辺監視手段と、を備え、 前記子機となった発信機の自機情報発信手段は、親機が
    子機に対して発信する前記情報の送信要求を監視してお
    き、前記情報の送信要求が前記親機不在判定用タイマに
    よって計測している時間内に送信されなければ前記周辺
    監視手段に制御を渡すことを特徴とする通信システム。
  23. 【請求項23】請求項19記載の通信システムであっ
    て、 前記発信機は、 前記子機情報更新用タイマで計測する時間よりも長い時
    間を計測する親機不在判定用タイマと、 自機が親機でも子機でも無いと判断できる場合に、親機
    でも子機でも無いことを示す未所属の通知の送信を行
    い、前記未所属の通知を送信している他の発信機を見つ
    けると前記親機決定手段に親機を決定するように指示す
    る周辺監視手段と、を備え、 前記親機となった発信機の前記子機情報収集・蓄積手段
    は、前記子機に対し定期的に前記情報の送信要求を行っ
    た結果、返信を返す子機が一台も無かった場合に周辺監
    視手段に制御を渡すことを特徴とする通信システム。
  24. 【請求項24】請求項22または23に記載の通信シス
    テムであって、 前記周辺監視手段は、該発信機の周辺の通信状況の監視
    を行い、自機が親機でも子機でもない場合に、前記通信
    状況の監視の結果、親機が周辺に存在している場合に、
    その親機の子機として前記自機情報発信手段に制御を渡
    す処理を行うことを特徴とする通信システム。
  25. 【請求項25】請求項22〜24のいずれか一項に記載
    の通信システムであって、 前記発信機は、 ある一定の範囲内の間隔で前記未所属の通知を送信する
    ためのタイミングを計測する未所属通知用タイマと、 ある一定時間内の前記未所属通知の受信回数を数えるた
    めに一定時間を繰り返し計測するための単独状態判定用
    タイマと、を更に有し、 前記周辺監視手段は、前記未所属通知用タイマが計った
    タイミングに応じて前記未所属の通知を送信し続け、前
    記単独状態判定用タイマから一定時間が経過したことを
    通知される前に他の発信機からの前記未所属の通知を一
    定回数受信すると前記親機決定手段に親機を決定するよ
    うに通知し、親機から近くに親機が存在することを教え
    る情報を受け取るとその親機の子機となることを特徴と
    する通信システム。
  26. 【請求項26】請求項18〜25のいずれか一項に記載
    の通信システムであって、 前記親機となった発信機は、周囲に存在する前記子機を
    一意に特定する識別番号を調べてリストとして蓄積した
    子機確認手段を更に備え、 前記子機情報収集・蓄積手段は、前記子機確認手段に蓄
    積されているリストに登録されている識別番号をもつ前
    記子機に対して、前記情報の送信要求を発信するように
    したことを特徴とする通信システム。
  27. 【請求項27】前記親機決定手段が、前記優先度を表す
    情報を発信する際に、優先度が高い発信機ほど、短い間
    隔で前記優先度を表す情報を発信するようにした請求項
    18〜26のいずれか一項に記載の通信システム。
  28. 【請求項28】請求項18〜27のいずれか一項に記載
    の通信システムであって、 前記発信機は、 自機の移動を検出するための移動検出部を更に備え、 子機における前記自機情報発信手段は、前記移動検出部
    によって自機が移動していると判断できる場合に前記親
    機に対して移動中の通知を行うと共に、移動が終了した
    と判断できる場合に移動終了の通知を行い、 親機における前記子機情報収集・蓄積手段は、前記移動
    終了の通知を受け取らなかった場合に、この子機に関す
    る情報を前記子機情報蓄積部から削除することを特徴と
    する通信システム。
  29. 【請求項29】請求項28記載の通信システムであっ
    て、 前記親機は、前記子機から前記移動中の通知を受け取っ
    た場合に、前記移動中の通知を発信した子機に対して応
    答を行い、 前記子機における前記自機情報発信手段は、移動中の通
    知に対する前記応答がなくなると、前記周辺監視手段に
    対して制御を渡すことを特徴とする通信システム。
  30. 【請求項30】請求項22〜25のいずれか一項に記載
    の通信システムであって、 前記発信機は、 自機の移動を検出するための移動検出部を更に備え、 前記周辺監視手段は、前記移動検出部によって自機の移
    動が検出されるとその旨の入力を受け付け、前記移動検
    出部から入力が無くなるのを待って、前記未所属通知用
    タイマが計ったタイミングに応じて前記未所属の通知を
    送信し、前記単独状態判定用タイマから一定時間が経過
    したことを通知される前に他の発信機からの前記未所属
    の通知を一定回数受信すると前記親機決定手段に対して
    親機を決定するように通知することを特徴とする通信シ
    ステム。
  31. 【請求項31】少なくとも自機の優先度を表す情報を含
    む自機に関する情報を蓄積する発信機であって、 複数の他の発信機間から優先度を表す情報を受信し、該
    優先度によって自発信機が親機か子機かを設定し、 該親機と設定された場合は、他の発信機に対して該他の
    発信機が蓄積している情報の送信要求を行い、 該子機と設定された場合は、親機と設定された発信機か
    ら該蓄積している情報の送信要求を受信し、蓄積してい
    る自機に関する情報を親機に対して発信することを特徴
    とする発信機。
  32. 【請求項32】前記発信機は、ランダムな間隔で前記優
    先度を表す情報を発信し続け、自機が持つ優先度より高
    い優先度を示す情報を他の発信機より受け取ると、自機
    が子機であると判断して、以後、前記優先度を表す情報
    の発信を中止することを特徴とする請求項31記載の発
    信機。
  33. 【請求項33】前記発信機は、予め定められた時間の間
    に、自機が持つ優先度より高い優先度を示す情報を他の
    発信機より受け取れない場合に、自機が親機であると判
    断することを特徴とする請求項31または32記載の発
    信機。
  34. 【請求項34】前記子機となった発信機は、親機が子機
    に対して発信する前記情報の送信要求を監視しておき、
    前記情報の送信要求が一定期間受信できなければ、自機
    の優先度を表す情報の発信を行うことを特徴とする請求
    項32または33記載の発信機。
  35. 【請求項35】少なくとも自機の優先度を表す情報を含
    む自機に関する情報を蓄積した自機情報記憶部と、 前記自機情報記憶部が蓄積した情報を送信する自機情報
    発信手段と、 前記自機情報発信手段を介して前記優先度を表す情報を
    複数の発信機の間で送受信を行い、この優先度が最も高
    い発信機を親機と決定する親機決定手段と、 他の発信機の前記自機情報発信手段に対して該発信機が
    蓄積している情報の送信要求を行う子機情報収集・蓄積
    手段と、 前記送信要求に対して返答された子機の情報の蓄積を行
    う子機情報蓄積部と、を少なくとも有し、 前記親機決定手段によって親機と決定された場合には、
    前記子機情報収集・蓄積手段が、その他の発信機に対し
    て前記情報の送信要求を送信し、この送信要求に対応す
    る情報が得られた場合は、その情報を前記子機情報蓄積
    部に蓄積し、 該親機と決定されない発信機においては、前記自機情報
    発信手段が、該親機から前記情報の送信要求を受信した
    場合は、前記自機情報記憶部に蓄積されている自機の情
    報を送信することを特徴とする発信機。
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