JPH1135737A - 抗菌・防黴性樹脂組成物 - Google Patents
抗菌・防黴性樹脂組成物Info
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- JPH1135737A JPH1135737A JP19247097A JP19247097A JPH1135737A JP H1135737 A JPH1135737 A JP H1135737A JP 19247097 A JP19247097 A JP 19247097A JP 19247097 A JP19247097 A JP 19247097A JP H1135737 A JPH1135737 A JP H1135737A
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- acrylonitrile
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱安定性や耐ブリードアウト性が良好で、抗
菌・防黴性に優れた抗菌・防黴性樹脂組成物を得る。 【解決手段】 アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体100重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン
系共重合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20
〜80重量%からなる混合物100重量部に、下記一般
式(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部
及び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合
物0.3〜130重量部が含有されてなる。 (式中、R1 、R2 及びR3 のうち、いずれか一つは炭
素数5〜24のアルキル基を示し、他の二つは炭素数1
〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて同じであって
も異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、nは1〜15の整数を示す。XはCl- 、
ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニオンであ
る。)
菌・防黴性に優れた抗菌・防黴性樹脂組成物を得る。 【解決手段】 アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体100重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン
系共重合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20
〜80重量%からなる混合物100重量部に、下記一般
式(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部
及び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合
物0.3〜130重量部が含有されてなる。 (式中、R1 、R2 及びR3 のうち、いずれか一つは炭
素数5〜24のアルキル基を示し、他の二つは炭素数1
〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて同じであって
も異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、nは1〜15の整数を示す。XはCl- 、
ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニオンであ
る。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌・防黴性に優
れた抗菌・防黴性樹脂組成物に関する。
れた抗菌・防黴性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂やアクリロニトリル−
ブタジエン系共重合体からなる各種成形品は、家庭用
品、電気部品、工業用品、建築材料などに広く使用され
ているが、使用中に成形品の表面に細菌や黴が繁殖して
大きな影響を及ぼす。
ブタジエン系共重合体からなる各種成形品は、家庭用
品、電気部品、工業用品、建築材料などに広く使用され
ているが、使用中に成形品の表面に細菌や黴が繁殖して
大きな影響を及ぼす。
【0003】例えば、塩化ビニル系樹脂製の壁紙の場
合、使用中にその表面に繁殖した細菌や黴はダニの餌に
なったりしてアレルギー疾患の原因となる。また、例え
ば、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体製のシー
ル材の場合、使用中にその表面に繁殖した細菌や黴によ
りしみ、変色が生じ、外観が悪くなる。
合、使用中にその表面に繁殖した細菌や黴はダニの餌に
なったりしてアレルギー疾患の原因となる。また、例え
ば、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体製のシー
ル材の場合、使用中にその表面に繁殖した細菌や黴によ
りしみ、変色が生じ、外観が悪くなる。
【0004】細菌や黴の繁殖を防ぐために、塩化ビニル
系樹脂やアクリロニトリル−ブタジエン系共重合体など
の各種プラスチック成形品の中に抗菌・防黴剤を練り込
んだり、プラスチック成形品の表面に抗菌・防黴剤の溶
液を塗布する方法が行われている。
系樹脂やアクリロニトリル−ブタジエン系共重合体など
の各種プラスチック成形品の中に抗菌・防黴剤を練り込
んだり、プラスチック成形品の表面に抗菌・防黴剤の溶
液を塗布する方法が行われている。
【0005】プラスチック成形品用の抗菌・防黴剤とし
ては、殺菌力が強く且つ熱安定性の良好な有機砒素系の
抗菌・防黴剤(10,10′−オキシビスフェノキシア
ルシン)や無機銀系の抗菌・防黴剤が主に使用されてい
る(例えば、株式会社 産業調査会発行(初版第2刷)
の実用プラスチック辞典 第869頁〜第871頁参
照)。
ては、殺菌力が強く且つ熱安定性の良好な有機砒素系の
抗菌・防黴剤(10,10′−オキシビスフェノキシア
ルシン)や無機銀系の抗菌・防黴剤が主に使用されてい
る(例えば、株式会社 産業調査会発行(初版第2刷)
の実用プラスチック辞典 第869頁〜第871頁参
照)。
【0006】しかし、上記有機砒素系の抗菌・防黴剤
(10,10′−オキシビスフェノキシアルシン)は、
安全衛生上で注意して使用せねばならならず、この点で
問題がある。また、無機銀系の抗菌・防黴剤は、光によ
り劣化や変色が促進され、樹脂が変色しやすい。一方、
強力な殺菌力を有し且つ人体に無害な抗菌・防黴剤とし
て、第4級アンモニウム塩が知られている。
(10,10′−オキシビスフェノキシアルシン)は、
安全衛生上で注意して使用せねばならならず、この点で
問題がある。また、無機銀系の抗菌・防黴剤は、光によ
り劣化や変色が促進され、樹脂が変色しやすい。一方、
強力な殺菌力を有し且つ人体に無害な抗菌・防黴剤とし
て、第4級アンモニウム塩が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アクリロニ
トリル−ブタジエン系共重合体や塩化ビニル系樹脂から
なる各種成形品の中に、抗菌・防黴剤として第4級アン
モニウム塩を練り込む場合、第4級アンモニウム塩が熱
安定性に劣るため、熱成形加工時に樹脂組成物が変色
し、これがひどくなると樹脂組成物が黒化して、成形で
きなくなることがある。
トリル−ブタジエン系共重合体や塩化ビニル系樹脂から
なる各種成形品の中に、抗菌・防黴剤として第4級アン
モニウム塩を練り込む場合、第4級アンモニウム塩が熱
安定性に劣るため、熱成形加工時に樹脂組成物が変色
し、これがひどくなると樹脂組成物が黒化して、成形で
きなくなることがある。
【0008】また、アクリロニトリル−ブタジエン系共
重合体や塩化ビニル系樹脂からなる各種成形品の表面
に、抗菌・防黴剤として第4級アンモニウム塩の溶液を
塗布する場合、成形品の水洗や経時により第4級アンモ
ニウム塩が表面から取り除かれ、抗菌・防黴性の持続性
が低下するという問題がある。
重合体や塩化ビニル系樹脂からなる各種成形品の表面
に、抗菌・防黴剤として第4級アンモニウム塩の溶液を
塗布する場合、成形品の水洗や経時により第4級アンモ
ニウム塩が表面から取り除かれ、抗菌・防黴性の持続性
が低下するという問題がある。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、熱安定性や耐ブリードアウト
性が良好で、特に抗菌・防黴性に優れ、しかも帯電防止
性にも優れた抗菌・防黴性樹脂組成物を提供することに
ある。
その目的とするところは、熱安定性や耐ブリードアウト
性が良好で、特に抗菌・防黴性に優れ、しかも帯電防止
性にも優れた抗菌・防黴性樹脂組成物を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、アクリロ
ニトリル−ブタジエン系共重合体100重量部に、下記
一般式(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重
量部及び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル
化合物0.3〜130重量部が含有されてなる抗菌・防
黴性樹脂組成物によって達成することができる(請求項
1の発明)。
ニトリル−ブタジエン系共重合体100重量部に、下記
一般式(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重
量部及び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル
化合物0.3〜130重量部が含有されてなる抗菌・防
黴性樹脂組成物によって達成することができる(請求項
1の発明)。
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1 、R2 及びR3 のうち、いず
れか一つは炭素数5〜24のアルキル基を示し、他の二
つは炭素数1〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて
同じであっても異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜
4のアルキレン基を示し、nは1〜15の整数を示す。
XはCl- 、ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニ
オンである。)
れか一つは炭素数5〜24のアルキル基を示し、他の二
つは炭素数1〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて
同じであっても異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜
4のアルキレン基を示し、nは1〜15の整数を示す。
XはCl- 、ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニ
オンである。)
【0013】また、上記の目的は、アクリロニトリル−
ブタジエン系共重合体100重量部に、下記一般式
(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部及
び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物
0.3〜130重量部が含有されてなる抗菌・防黴性樹
脂組成物によって達成することができる(請求項2の発
明)。
ブタジエン系共重合体100重量部に、下記一般式
(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部及
び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物
0.3〜130重量部が含有されてなる抗菌・防黴性樹
脂組成物によって達成することができる(請求項2の発
明)。
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1 、R2 及びR3 のうち、いず
れか一つは炭素数5〜24のアルキル基を示し、他の二
つは炭素数1〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて
同じであっても異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜
4のアルキレン基を示し、nは1〜15の整数を示す。
XはCl- 、ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニ
オンである。)
れか一つは炭素数5〜24のアルキル基を示し、他の二
つは炭素数1〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて
同じであっても異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜
4のアルキレン基を示し、nは1〜15の整数を示す。
XはCl- 、ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニ
オンである。)
【0016】本発明において、アクリロニトリル−ブタ
ジエン系共重合体としては、例えば、ニトリルゴム又は
部分架橋したニトリルゴムなどが挙げられ、その組成及
び重合度などについては特に限定されないが、共重合体
中のアクリロニトリルの割合は25〜35重量%が好ま
しい。共重合体中のアクリロニトリルの割合が低くなる
と、得られる成形品の機械的強度が低下し、逆にアクリ
ロニトリルの割合が高くなると弾性などのゴム物性が低
下する。
ジエン系共重合体としては、例えば、ニトリルゴム又は
部分架橋したニトリルゴムなどが挙げられ、その組成及
び重合度などについては特に限定されないが、共重合体
中のアクリロニトリルの割合は25〜35重量%が好ま
しい。共重合体中のアクリロニトリルの割合が低くなる
と、得られる成形品の機械的強度が低下し、逆にアクリ
ロニトリルの割合が高くなると弾性などのゴム物性が低
下する。
【0017】本発明において、アクリロニトリル−ブタ
ジエン系共重合体と塩化ビニル系樹脂との混合割合は、
アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体80〜20重
量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80重量%とされる。
塩化ビニル系樹脂が少なくなると、耐オゾン性や難燃性
などの物性が低下し、逆に塩化ビニル系樹脂が多くなる
と、低温特性や耐油性などの物性が低下する。
ジエン系共重合体と塩化ビニル系樹脂との混合割合は、
アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体80〜20重
量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80重量%とされる。
塩化ビニル系樹脂が少なくなると、耐オゾン性や難燃性
などの物性が低下し、逆に塩化ビニル系樹脂が多くなる
と、低温特性や耐油性などの物性が低下する。
【0018】本発明において、塩化ビニル系樹脂として
は、例えば、塩化ビニルの単独重合体、塩化ビニル−エ
チレン共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−(メタ)
アクリル酸共重合体、塩化ビニル−(メタ)アクリル酸
エステル共重合体等の塩化ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルをグラフト重合した塩
化ビニルグラフト共重合体などが挙げられる。
は、例えば、塩化ビニルの単独重合体、塩化ビニル−エ
チレン共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−(メタ)
アクリル酸共重合体、塩化ビニル−(メタ)アクリル酸
エステル共重合体等の塩化ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルをグラフト重合した塩
化ビニルグラフト共重合体などが挙げられる。
【0019】これ等の塩化ビニル系樹脂の平均重合度
は、押出成形やカレンダー成形の場合、700〜180
0が好ましく、1000〜1500がさらに好ましい。
平均重合度が700未満であると、流動性及び成形加工
性に優れるが、成形体の機械的強度、耐磨耗性、高温使
用時の形状保持性などが低下し、逆に1800を超える
と、流動性及び成形加工性が低下するとともに、成形歪
みが大きくなり成形品に収縮が発生する。
は、押出成形やカレンダー成形の場合、700〜180
0が好ましく、1000〜1500がさらに好ましい。
平均重合度が700未満であると、流動性及び成形加工
性に優れるが、成形体の機械的強度、耐磨耗性、高温使
用時の形状保持性などが低下し、逆に1800を超える
と、流動性及び成形加工性が低下するとともに、成形歪
みが大きくなり成形品に収縮が発生する。
【0020】なお、これ等の塩化ビニル単独重合体、塩
化ビニル共重合体、塩化ビニルグラフト共重合体には、
必要に応じて塩素化ポリエチレン、メタクリル酸メチル
−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレンゴム(ABS)、アク
リルゴム等の従来より使用されている耐衝撃強化剤や加
工助剤などを配合したものも含まれる。
化ビニル共重合体、塩化ビニルグラフト共重合体には、
必要に応じて塩素化ポリエチレン、メタクリル酸メチル
−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレンゴム(ABS)、アク
リルゴム等の従来より使用されている耐衝撃強化剤や加
工助剤などを配合したものも含まれる。
【0021】本発明では、抗菌・防黴剤として、上記一
般式(1)で表されるアンモニウム塩を使用する。ここ
で、R1 、R2 及びR3 のうち、いずれか一つのアルキ
ル基の炭素数が5未満では抗菌・防黴剤性が著しく低下
し、逆に炭素数が24を超えると、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体や塩化ビニル系樹脂との相溶性が著
しく低下し、成形品の表面に侵出して外観が悪くなる。
特に、上記炭素数は8〜18が好ましい。
般式(1)で表されるアンモニウム塩を使用する。ここ
で、R1 、R2 及びR3 のうち、いずれか一つのアルキ
ル基の炭素数が5未満では抗菌・防黴剤性が著しく低下
し、逆に炭素数が24を超えると、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体や塩化ビニル系樹脂との相溶性が著
しく低下し、成形品の表面に侵出して外観が悪くなる。
特に、上記炭素数は8〜18が好ましい。
【0022】R1 、R2 及びR3 のうち、他の二つのア
ルキル基の炭素数が5を超えると、アクリロニトリル−
ブタジエン系共重合体や塩化ビニル系樹脂との相溶性が
著しく低下し、成形品の表面に侵出して外観が悪くな
る。特に、上記炭素数は1又は2が好ましい。
ルキル基の炭素数が5を超えると、アクリロニトリル−
ブタジエン系共重合体や塩化ビニル系樹脂との相溶性が
著しく低下し、成形品の表面に侵出して外観が悪くな
る。特に、上記炭素数は1又は2が好ましい。
【0023】また、R 4のアルキレン基の炭素数が2未
満では充分な抗菌・防黴剤性が得られず、逆に炭素数が
4を超えると、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体や塩化ビニル系樹脂との相溶性が著しく低下し、成形
品の表面に侵出して外観が悪くなる。特に、上記炭素数
は2又は3が好ましい。nは15を超えると、アクリロ
ニトリル−ブタジエン系共重合体や塩化ビニル系樹脂と
の相溶性が著しく低下し、成形品の表面にしみ出して外
観が悪くなる。特に、上記nは1〜5が好ましい。
満では充分な抗菌・防黴剤性が得られず、逆に炭素数が
4を超えると、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体や塩化ビニル系樹脂との相溶性が著しく低下し、成形
品の表面に侵出して外観が悪くなる。特に、上記炭素数
は2又は3が好ましい。nは15を超えると、アクリロ
ニトリル−ブタジエン系共重合体や塩化ビニル系樹脂と
の相溶性が著しく低下し、成形品の表面にしみ出して外
観が悪くなる。特に、上記nは1〜5が好ましい。
【0024】上記一般式(1)で表されるアンモニウム
塩は、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体100
重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80重
量%からなる混合物100重量部に対して0.2〜20
重量部の範囲で含有される。
塩は、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体100
重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80重
量%からなる混合物100重量部に対して0.2〜20
重量部の範囲で含有される。
【0025】上記アンモニウム塩の含有量が0.2重量
部未満であると、成形品の抗菌・防黴性が不十分とな
り、逆にアンモニウム塩の含有量が20重量部を超える
と、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体や塩化ビ
ニル系樹脂との相溶性が著しく低下し、成形品の表面に
しみ出して外観が悪くなり、耐ブリードアウト性や耐水
性が低下する。特に、アンモニウム塩の含有量は0.3
〜10重量部が好ましく、1〜3重量部がさらに好まし
い。
部未満であると、成形品の抗菌・防黴性が不十分とな
り、逆にアンモニウム塩の含有量が20重量部を超える
と、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体や塩化ビ
ニル系樹脂との相溶性が著しく低下し、成形品の表面に
しみ出して外観が悪くなり、耐ブリードアウト性や耐水
性が低下する。特に、アンモニウム塩の含有量は0.3
〜10重量部が好ましく、1〜3重量部がさらに好まし
い。
【0026】また、本発明では、上記アンモニウム塩と
ともに、分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル
化合物を使用する。上記アンモニウム塩を単独で用いた
場合は、熱成形加工時に樹脂組成物が変色し、これがひ
どくなると樹脂組成物が黒化して成形できなくなること
があるが、上記のようなエステル化合物を併用すること
により熱成形加工時の熱安定性を著しく改善することが
できる。このようなエステル化合物は、多価カルボン酸
と、グリコール類のモノアルキルエーテルとのエステル
化反応によって得られる。
ともに、分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル
化合物を使用する。上記アンモニウム塩を単独で用いた
場合は、熱成形加工時に樹脂組成物が変色し、これがひ
どくなると樹脂組成物が黒化して成形できなくなること
があるが、上記のようなエステル化合物を併用すること
により熱成形加工時の熱安定性を著しく改善することが
できる。このようなエステル化合物は、多価カルボン酸
と、グリコール類のモノアルキルエーテルとのエステル
化反応によって得られる。
【0027】ここで、多価カルボン酸としては、例え
ば、フタール酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など
の芳香族多価カルボン酸、アジピン酸などの脂肪族多価
カルボン酸などが挙げられる。
ば、フタール酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など
の芳香族多価カルボン酸、アジピン酸などの脂肪族多価
カルボン酸などが挙げられる。
【0028】グリコール類のモノアルキルエーテルとし
ては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ールなどのモノアルキルエーテルが挙げられる。具体的
には、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコー
ルモノ−2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコ
ールモノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリ
コールモノ−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリ
コールモノメチルエーテルなどが挙げられる。
ては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ールなどのモノアルキルエーテルが挙げられる。具体的
には、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコー
ルモノ−2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコ
ールモノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリ
コールモノ−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリ
コールモノメチルエーテルなどが挙げられる。
【0029】上記多価カルボン酸と、グリコール類のモ
ノアルキルエーテルとのエステル化反応は、公知の方法
で行われる。このエステル化反応の温度は80〜250
℃が好ましく、160〜230℃がより好ましい。反応
物の熱分解を最小にするために230℃を超える温度は
避けるべきである。
ノアルキルエーテルとのエステル化反応は、公知の方法
で行われる。このエステル化反応の温度は80〜250
℃が好ましく、160〜230℃がより好ましい。反応
物の熱分解を最小にするために230℃を超える温度は
避けるべきである。
【0030】上記分子中に脂肪酸エーテル構造を有する
エステル化合物は、アクリロニトリル−ブタジエン系共
重合体100重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジ
エン系共重合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂
20〜80重量%からなる混合物100重量部に対して
0.3〜130重量部の範囲で含有される。
エステル化合物は、アクリロニトリル−ブタジエン系共
重合体100重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジ
エン系共重合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂
20〜80重量%からなる混合物100重量部に対して
0.3〜130重量部の範囲で含有される。
【0031】上記エステル化合物の含有量が0.3重量
部未満であると、熱成形加工時の熱安定性の改善が不十
分で、しかも成形品の帯電防止性能及び抗菌・防黴性能
の持続性が低下し、また成形品の柔軟性が低下する。逆
にエステル化合物の含有量が130重量部を超えると、
成形品の表面にブリードアウトし、成形品の表面が汚染
される。特に、エステル化合物の含有量は1〜100重
量部が好ましい。
部未満であると、熱成形加工時の熱安定性の改善が不十
分で、しかも成形品の帯電防止性能及び抗菌・防黴性能
の持続性が低下し、また成形品の柔軟性が低下する。逆
にエステル化合物の含有量が130重量部を超えると、
成形品の表面にブリードアウトし、成形品の表面が汚染
される。特に、エステル化合物の含有量は1〜100重
量部が好ましい。
【0032】さらに、本発明において、アクリロニトリ
ル−ブタジエン系共重合体を用いる場合は、アクリロニ
トリル−ブタジエン系共重合体100重量部に対し加硫
剤0.3〜5重量部、好ましくは1〜3重量部が含有さ
れるのが好ましい(請求項3の発明)。
ル−ブタジエン系共重合体を用いる場合は、アクリロニ
トリル−ブタジエン系共重合体100重量部に対し加硫
剤0.3〜5重量部、好ましくは1〜3重量部が含有さ
れるのが好ましい(請求項3の発明)。
【0033】上記加硫剤としては、主に硫黄が用いられ
る。この場合、必要に応じて加硫剤とともに加硫促進剤
が配合される。加硫促進剤としては、チアゾール、チウ
ラム、イミダゾリン、ジサルファイド類が挙げられる。
る。この場合、必要に応じて加硫剤とともに加硫促進剤
が配合される。加硫促進剤としては、チアゾール、チウ
ラム、イミダゾリン、ジサルファイド類が挙げられる。
【0034】なお、アクリロニトリル−ブタジエン系共
重合体を用いる場合は、必要に応じてアクリロニトリル
−ブタジエン系共重合体に使用されている可塑剤、滑
剤、補強剤、充填剤、老化防止剤、着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤など公知の各種添加剤を配合することが
できる。
重合体を用いる場合は、必要に応じてアクリロニトリル
−ブタジエン系共重合体に使用されている可塑剤、滑
剤、補強剤、充填剤、老化防止剤、着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤など公知の各種添加剤を配合することが
できる。
【0035】上記可塑剤としては、リン酸トリクレジ
ル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸
ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘ
キシル、セバシン酸ジオクチルなどが挙げられる。上記
滑剤としては、高級脂肪酸エステル、低分子量ポリエチ
レンなどが挙げられる。
ル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸
ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘ
キシル、セバシン酸ジオクチルなどが挙げられる。上記
滑剤としては、高級脂肪酸エステル、低分子量ポリエチ
レンなどが挙げられる。
【0036】上記補強剤としては、酸化亜鉛、炭酸マグ
ネシウム、カーボンブラック、ラファイト、微細シリカ
などが挙げられる。充填剤としては、炭酸カルシウム、
タルク、クレー、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げ
られる。
ネシウム、カーボンブラック、ラファイト、微細シリカ
などが挙げられる。充填剤としては、炭酸カルシウム、
タルク、クレー、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げ
られる。
【0037】上記老化防止剤としては、ジフェニルアミ
ン、安息香酸、2−メルカプトベンゾイミダゾールなど
が挙げられる。着色剤としては、酸化チタン、カーボン
ブラック、フタロシアニングリーン、クロムイエローな
どが挙げられる。
ン、安息香酸、2−メルカプトベンゾイミダゾールなど
が挙げられる。着色剤としては、酸化チタン、カーボン
ブラック、フタロシアニングリーン、クロムイエローな
どが挙げられる。
【0038】また、塩化ビニル系樹脂を用いる場合は、
必要に応じて塩化ビニル系樹脂に使用されている熱安定
剤、熱安定助剤、抗酸化剤、滑剤、可塑剤、充填剤、着
色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤など公知の各種添加剤
を配合することができる。特に、熱安定剤は大抵の場合
に配合される。
必要に応じて塩化ビニル系樹脂に使用されている熱安定
剤、熱安定助剤、抗酸化剤、滑剤、可塑剤、充填剤、着
色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤など公知の各種添加剤
を配合することができる。特に、熱安定剤は大抵の場合
に配合される。
【0039】上記熱安定剤としては、ジブチル錫メルカ
プト、ジオクチル錫メルカプト、ジメチル錫メルカプ
ト、ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマ
ー、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリ
マー、ジブチル錫ラウレート、ジブチル錫ラウレートポ
リマー等の有機錫系安定剤;ステアリン酸鉛、二塩基性
亜燐酸鉛、三塩基性硫酸鉛等の鉛系安定剤;カルシウム
−亜鉛系安定剤;バリウム−亜鉛系安定剤;バリウム−
カドミウム系安定剤等が挙げられる。
プト、ジオクチル錫メルカプト、ジメチル錫メルカプ
ト、ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマ
ー、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリ
マー、ジブチル錫ラウレート、ジブチル錫ラウレートポ
リマー等の有機錫系安定剤;ステアリン酸鉛、二塩基性
亜燐酸鉛、三塩基性硫酸鉛等の鉛系安定剤;カルシウム
−亜鉛系安定剤;バリウム−亜鉛系安定剤;バリウム−
カドミウム系安定剤等が挙げられる。
【0040】上記熱安定助剤としては、エポキシ化植物
油などのエポキシ化合物、トリアルキルホスファイト、
アルキルアリールホスファイトなどのホスファイト、ア
セチルアセトン、ジベンゾイルメタンなどのβ−ジケト
ン、ペンタエリスリトールなどのポリオール等が挙げら
れる。抗酸化剤としては、3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシトルエンなどのフェノール系抗酸化剤が挙
げられる。
油などのエポキシ化合物、トリアルキルホスファイト、
アルキルアリールホスファイトなどのホスファイト、ア
セチルアセトン、ジベンゾイルメタンなどのβ−ジケト
ン、ペンタエリスリトールなどのポリオール等が挙げら
れる。抗酸化剤としては、3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシトルエンなどのフェノール系抗酸化剤が挙
げられる。
【0041】上記滑剤としては、高級脂肪酸エステル、
低分子量ポリエチレンなどが挙げられる。可塑剤として
は、リン酸トリクレジル、フタル酸ジブチル、フタル酸
ジオクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピ
ン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジオクチルな
どが挙げられる。
低分子量ポリエチレンなどが挙げられる。可塑剤として
は、リン酸トリクレジル、フタル酸ジブチル、フタル酸
ジオクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピ
ン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジオクチルな
どが挙げられる。
【0042】上記充填剤としては、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げ
られる。着色剤としては、酸化チタン、カーボンブラッ
ク、フタロシアニングリーン、クロムイエローなどが挙
げられる。
ルク、クレー、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げ
られる。着色剤としては、酸化チタン、カーボンブラッ
ク、フタロシアニングリーン、クロムイエローなどが挙
げられる。
【0043】さらに、アクリロニトリル−ブタジエン系
共重合体、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共重
合体及び塩化ビニル系樹脂からなる混合物のいずれを用
いる場合も、本発明の目的が達成される範囲内で、他の
抗菌・防黴剤を併用しても支障はない。このような他の
抗菌・防黴剤としては、両性界面活性剤、イミダゾール
系、チアベンダゾール系、グアニジン系などの有機系、
銀−ゼオライト系、リン酸カルシウム系などの無機系な
どが挙げられる。
共重合体、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共重
合体及び塩化ビニル系樹脂からなる混合物のいずれを用
いる場合も、本発明の目的が達成される範囲内で、他の
抗菌・防黴剤を併用しても支障はない。このような他の
抗菌・防黴剤としては、両性界面活性剤、イミダゾール
系、チアベンダゾール系、グアニジン系などの有機系、
銀−ゼオライト系、リン酸カルシウム系などの無機系な
どが挙げられる。
【0044】
【作用】アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体10
0重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共重
合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80
重量%からなる混合物100重量部に、上記一般式
(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部が
含有されると、これ等の樹脂組成物に優れた抗菌・防黴
性が付与される。
0重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共重
合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80
重量%からなる混合物100重量部に、上記一般式
(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部が
含有されると、これ等の樹脂組成物に優れた抗菌・防黴
性が付与される。
【0045】この場合、上記アンモニウム塩の作用によ
り樹脂組成物の熱安定性が著しく悪化するが、さらに分
子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物0.
3〜130重量部が含有されると、これ等の樹脂組成物
の熱安定性が著しく改善され、しかも耐ブリードアウト
性が著しく改善され、得られる成形品の水洗や経時によ
る抗菌・防黴性の持続性が著しく改善される。
り樹脂組成物の熱安定性が著しく悪化するが、さらに分
子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物0.
3〜130重量部が含有されると、これ等の樹脂組成物
の熱安定性が著しく改善され、しかも耐ブリードアウト
性が著しく改善され、得られる成形品の水洗や経時によ
る抗菌・防黴性の持続性が著しく改善される。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例及び比較例
を挙げて、本発明の利点を説明する。 (実施例1〜8、比較例1〜8)アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(アクリロニトリル含有量34重量
%)(NBR)、ポリ塩化ビニル(平均重合度135
0)、下記一般式(1−a)で表されるアンモニウム
塩、下記一般式(2)で表される分子中に脂肪酸エーテ
ル構造を有するエステル化合物、硫黄(加硫剤)、ベン
ゾチアジルジサルファイド、酸化亜鉛、ステアリン酸、
フタル酸ジオクチルを表1及び表2に示すように配合
し、卓上小型ニーダーで8分間混合した。
を挙げて、本発明の利点を説明する。 (実施例1〜8、比較例1〜8)アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体(アクリロニトリル含有量34重量
%)(NBR)、ポリ塩化ビニル(平均重合度135
0)、下記一般式(1−a)で表されるアンモニウム
塩、下記一般式(2)で表される分子中に脂肪酸エーテ
ル構造を有するエステル化合物、硫黄(加硫剤)、ベン
ゾチアジルジサルファイド、酸化亜鉛、ステアリン酸、
フタル酸ジオクチルを表1及び表2に示すように配合
し、卓上小型ニーダーで8分間混合した。
【0047】得られた混合物を170℃に加熱した6イ
ンチロールで混練し、次いで卓上プレス機を用いて、温
度175℃、圧力150kgf/cm2 、時間6分の条
件でプレスして、アクリロニトリル−ブタジエン系共重
合体組成物からなる評価用シート(厚さ1mm)及びア
クリロニトリル−ブタジエン系共重合体と塩化ビニル系
樹脂との混合樹脂組成物からなる評価用シート(厚さ1
mm)を成形した。
ンチロールで混練し、次いで卓上プレス機を用いて、温
度175℃、圧力150kgf/cm2 、時間6分の条
件でプレスして、アクリロニトリル−ブタジエン系共重
合体組成物からなる評価用シート(厚さ1mm)及びア
クリロニトリル−ブタジエン系共重合体と塩化ビニル系
樹脂との混合樹脂組成物からなる評価用シート(厚さ1
mm)を成形した。
【0048】
【化5】
【0049】
【化6】
【0050】〈樹脂組成物の性能評価〉上記各実施例及
び各比較例で得られた評価用シートについて、次の方法
で、抗菌性、防黴性、帯電防止性、耐水性、熱安定性及
び耐ブリードアウト性を測定し、評価した。その結果を
まとめて表1及び表2に示す。
び各比較例で得られた評価用シートについて、次の方法
で、抗菌性、防黴性、帯電防止性、耐水性、熱安定性及
び耐ブリードアウト性を測定し、評価した。その結果を
まとめて表1及び表2に示す。
【0051】(a)抗菌性 JIS L1902に基づいて、ハローテスト法によ
り、評価用シートの周囲に菌の発育を阻止するクリアゾ
ーン(ハロー)が発現するかを観察した。クリアゾーン
(ハロー)の発現有りを○とした。 測定培地:Heart Infusion Ager (DIFCO社製 4
0g/l(リットル)精製水) 試験方法:滅菌処理(121℃×20分)を行った測定
培地20mlをシャーレ中で冷却乾燥した後、下記のコ
ロニーを培地全面に塗布した上に、評価用シート(縦4
0mm×横40mm)を静置した。これを30℃で24
時間培養した。 ・Escherichia coli(大腸菌) 約105 個/ml生理
食塩水 ・Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌) 約10
7 個/ml生理食塩水
り、評価用シートの周囲に菌の発育を阻止するクリアゾ
ーン(ハロー)が発現するかを観察した。クリアゾーン
(ハロー)の発現有りを○とした。 測定培地:Heart Infusion Ager (DIFCO社製 4
0g/l(リットル)精製水) 試験方法:滅菌処理(121℃×20分)を行った測定
培地20mlをシャーレ中で冷却乾燥した後、下記のコ
ロニーを培地全面に塗布した上に、評価用シート(縦4
0mm×横40mm)を静置した。これを30℃で24
時間培養した。 ・Escherichia coli(大腸菌) 約105 個/ml生理
食塩水 ・Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌) 約10
7 個/ml生理食塩水
【0052】(b)防黴性 JIS L1902に基づいて、ハローテスト法によ
り、評価用シートの周囲に黴の発育を阻止するクリアゾ
ーン(ハロー)が発現するかを観察した。クリアゾーン
(ハロー)の発現有りを○とした。 測定培地:Poteto Dextrose Ager(DIFCO社製 3
9g/l(リットル)精製水) 試験方法:滅菌処理(121℃×20分)を行った測定
培地20mlをシャーレ中で冷却乾燥した後、下記のコ
ロニーを培地全面に塗布した上に、評価用シート(縦4
0mm×横40mm)を静置した。これを30℃で24
時間培養した。 ・Cladosporium(黒黴属)の生理食塩水
り、評価用シートの周囲に黴の発育を阻止するクリアゾ
ーン(ハロー)が発現するかを観察した。クリアゾーン
(ハロー)の発現有りを○とした。 測定培地:Poteto Dextrose Ager(DIFCO社製 3
9g/l(リットル)精製水) 試験方法:滅菌処理(121℃×20分)を行った測定
培地20mlをシャーレ中で冷却乾燥した後、下記のコ
ロニーを培地全面に塗布した上に、評価用シート(縦4
0mm×横40mm)を静置した。これを30℃で24
時間培養した。 ・Cladosporium(黒黴属)の生理食塩水
【0053】(c)耐水性 評価用シートを50℃の温水中で14日間(336時
間)浸漬し、浸漬前に対する浸漬後の評価用シートの重
量減少率(重量%)を測定した。
間)浸漬し、浸漬前に対する浸漬後の評価用シートの重
量減少率(重量%)を測定した。
【0054】(d)熱安定性 評価用シートを180℃のギアオーブン中に放置し、シ
ートの黒化時間(分)を測定した。
ートの黒化時間(分)を測定した。
【0055】(e)耐ブリードアウト性 評価用シートを70℃で7日間(168時間)加熱し、
シートのブリードアウトを目視により観察した。ブリー
ドアウトの無いものを○、ブリードアウトの有るものを
×とした。
シートのブリードアウトを目視により観察した。ブリー
ドアウトの無いものを○、ブリードアウトの有るものを
×とした。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】上述の通り、本発明の抗菌・防黴性樹脂
組成物は、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体1
00重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共
重合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜8
0重量%からなる混合物100重量部に、前記の一般式
(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部及
び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物
0.3〜130重量部が含有されてなり、それにより成
形時の熱安定性や耐ブリードアウト性が良好で、抗菌・
防黴性に優れ、特に長期にわたって抗菌・防黴性が持続
する。
組成物は、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体1
00重量部、或いはアクリロニトリル−ブタジエン系共
重合体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜8
0重量%からなる混合物100重量部に、前記の一般式
(1)で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部及
び分子中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物
0.3〜130重量部が含有されてなり、それにより成
形時の熱安定性や耐ブリードアウト性が良好で、抗菌・
防黴性に優れ、特に長期にわたって抗菌・防黴性が持続
する。
【0059】それゆえ、細菌や黴の繁殖が防止され、し
かもブリードアウトによる成形品の品質の低下が防止さ
れ、また、変色がなく透明であり、着色剤により任意の
色に着色された成形品を得ることができる。
かもブリードアウトによる成形品の品質の低下が防止さ
れ、また、変色がなく透明であり、着色剤により任意の
色に着色された成形品を得ることができる。
【0060】したがって、本発明の抗菌・防黴性樹脂組
成物は、家庭用品、電気部品、工業用品、建築材料など
抗菌・防黴性が要求される用途に好適である。
成物は、家庭用品、電気部品、工業用品、建築材料など
抗菌・防黴性が要求される用途に好適である。
Claims (3)
- 【請求項1】 アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体100重量部に、下記一般式(1)で表されるアンモ
ニウム塩0.2〜20重量部及び分子中に脂肪酸エーテ
ル構造を有するエステル化合物0.3〜130重量部が
含有されていることを特徴とする抗菌・防黴性樹脂組成
物。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 のうち、いずれか一つは炭
素数5〜24のアルキル基を示し、他の二つは炭素数1
〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて同じであって
も異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、nは1〜15の整数を示す。XはCl- 、
ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニオンであ
る。) - 【請求項2】 アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体80〜20重量%及び塩化ビニル系樹脂20〜80重
量%からなる混合物100重量部に、下記一般式(1)
で表されるアンモニウム塩0.2〜20重量部及び分子
中に脂肪酸エーテル構造を有するエステル化合物0.3
〜130重量部が含有されていることを特徴とする抗菌
・防黴性樹脂組成物。 【化2】 (式中、R1 、R2 及びR3 のうち、いずれか一つは炭
素数5〜24のアルキル基を示し、他の二つは炭素数1
〜5のアルキル基を示し、これ等はすべて同じであって
も異なっていてもよい。R 4は炭素数2〜4のアルキレ
ン基を示し、nは1〜15の整数を示す。XはCl- 、
ClO3 - 又はClO4 - で示されるアニオンであ
る。) - 【請求項3】 アクリロニトリル−ブタジエン系共重合
体100重量部に対し加硫剤0.3〜5重量部が含有さ
れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗菌
・防黴性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19247097A JPH1135737A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 抗菌・防黴性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19247097A JPH1135737A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 抗菌・防黴性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135737A true JPH1135737A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16291836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19247097A Withdrawn JPH1135737A (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 抗菌・防黴性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135737A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103819838A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-05-28 | 江苏兆胜建材有限公司 | 一种抗菌橡塑产品及其制备方法 |
| WO2017146046A1 (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 日本ゼオン株式会社 | ニトリル共重合体ゴム組成物、架橋性ゴム組成物およびゴム架橋物 |
| CN107205393A (zh) * | 2015-02-10 | 2017-09-26 | 巴斯夫欧洲公司 | 包含农药和烷氧基化酯的组合物 |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP19247097A patent/JPH1135737A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103819838A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-05-28 | 江苏兆胜建材有限公司 | 一种抗菌橡塑产品及其制备方法 |
| CN103819838B (zh) * | 2013-11-21 | 2016-03-02 | 赢胜(江苏)节能有限公司 | 一种抗菌橡塑产品及其制备方法 |
| CN107205393A (zh) * | 2015-02-10 | 2017-09-26 | 巴斯夫欧洲公司 | 包含农药和烷氧基化酯的组合物 |
| AU2016218108B2 (en) * | 2015-02-10 | 2020-03-05 | Basf Se | Composition comprising a pesticide and an alkoxylated ester |
| US10757935B2 (en) * | 2015-02-10 | 2020-09-01 | Basf Se | Composition comprising a pesticide and an alkoxylated ester |
| WO2017146046A1 (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 日本ゼオン株式会社 | ニトリル共重合体ゴム組成物、架橋性ゴム組成物およびゴム架橋物 |
| CN108699296A (zh) * | 2016-02-23 | 2018-10-23 | 日本瑞翁株式会社 | 腈共聚物橡胶组合物、交联性橡胶组合物及橡胶交联物 |
| EP3421531A4 (en) * | 2016-02-23 | 2019-10-02 | Zeon Corporation | NITRILE COPOLYMER ROLLING COMPOSITION, NETWORKABLE RUBBER COMPOSITION AND NETWORKED RUBBER PRODUCT |
| US10793704B2 (en) | 2016-02-23 | 2020-10-06 | Zeon Corporation | Nitrile copolymer rubber composition, cross-link rubber composition, and cross-linked rubber |
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