JPH1135890A - 撥水性洗浄艶出し剤 - Google Patents

撥水性洗浄艶出し剤

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JPH1135890A
JPH1135890A JP18830697A JP18830697A JPH1135890A JP H1135890 A JPH1135890 A JP H1135890A JP 18830697 A JP18830697 A JP 18830697A JP 18830697 A JP18830697 A JP 18830697A JP H1135890 A JPH1135890 A JP H1135890A
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JP
Japan
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water
surfactant
silicone oil
repellent cleaning
acrylic resin
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JP18830697A
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English (en)
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Hirobumi Harada
博文 原田
Takashi Komatsu
高志 小松
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Takehara KK
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Takehara KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム製品等の製品に対して、変質を防止しつ
つ、洗浄力を発揮でき、艶出しを持続することができる
とともに、製品の表面に形成される被膜の撥水性と耐久
性を発揮できる撥水性洗浄艶出し剤を提供する。 【解決手段】 撥水性洗浄艶出し剤は、25℃における
粘度が1000cSt未満のシリコーンオイルを界面活
性剤を用いて乳化してなる水中油滴型乳化物であり、ア
クリル樹脂及びアクリル−ベオバ樹脂を含有するもので
ある。シリコーンオイルは、5〜25重量%添加され
る。アクリル樹脂及びアクリル−ベオバ樹脂は、1〜4
重量%添加される。界面活性剤は、HLBの値が2〜
6.5の範囲内の油相部溶解型界面活性剤とHLBの値
が16〜20の範囲内の水相部溶解型界面活性剤が使用
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴム製品等の製
品に対して、洗浄力を有するとともに、耐久性のある被
膜を形成する撥水性洗浄艶出し剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のタイヤ等ゴム製品の洗浄
艶出し剤としては、例えば、特開平5−98213号公
報に開示された「タイヤ用保護艶出し剤」が知られてい
る。これは、アクリルフッ素樹脂及びオルガノポリシロ
キサンを含有する水中油滴型乳化物である。この乳化物
では、アクリルフッ素樹脂を0.2〜5重量%、オルガ
ノポリシロキサンを5〜30重量%及び界面活性剤を
0.5〜10重量%含有するものが好ましい。さらに、
具体的には25℃におけるオルガノポリシロキサンの粘
度が1000cSt以上のものが使用されている。
【0003】その他に、シリコーンオイルを洗浄性のあ
る石油系溶剤等で希釈したものをエアゾール化し吹き付
け、その後拭き取ることにより、洗浄性と艶出しを同時
に行う方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記シリコ
ーンオイルを界面活性剤で水に乳化したものでは、シリ
コーンオイルの粘度が高く表面に残存しやすいため、べ
たつきの原因となるという問題があった。また、艶出し
成分であるシリコーンオイルは、雨等によって経時的に
流出するだけでなく、アクリル系樹脂の被膜形成を阻害
するため、耐久性は必ずしも充分ではなかった。また、
シリコーンオイルを洗浄性のある石油系溶剤等で希釈し
たものでは、ゴム等が石油系溶剤の影響によって変質す
ることがあった。
【0005】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、ゴム製品等の製品に対して、変質を防止しつ
つ、洗浄力を発揮でき、艶出しを持続することができる
とともに、製品表面に形成される被膜の撥水性と耐久性
を発揮できる撥水性洗浄艶出し剤を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明の撥水性洗浄艶出し剤は、2
5℃における粘度が1000cSt未満のシリコーンオ
イル5〜25重量%を、界面活性剤を用いて乳化してな
る水中油滴型乳化物よりなり、アクリル系樹脂1〜4重
量%を含有するものである。
【0007】請求項2に記載の発明の撥水性洗浄艶出し
剤は、請求項1に記載の発明において、前記界面活性剤
は、親水性親油性比(HLB)の値が2〜6.5の範囲
内である油相部溶解型界面活性剤と、親水性親油性比
(HLB)の値が16〜20の範囲内である水相部溶解
型界面活性剤とからなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。撥水性洗浄艶出し剤は、25℃にお
ける粘度が1000センチストークス(cSt)未満の
シリコーンオイル5〜25重量%を、界面活性剤を用い
て乳化してなる水中油滴型乳化物よりなり、アクリル系
樹脂1〜4重量%を含有するものである。
【0009】前記シリコーンオイルは、有機ケイ素化合
物の重合体であるシリコーンのうち、常温で油状のもの
である。一般に無色透明、無味無臭の液体で、動粘性率
0.65〜100万cStの範囲のものまで存在する。
また、温度による粘性率変化が小さい、凝固点が低い、
化学的に不活性である、表面張力が小さい、撥水性、消
泡性を有するなどの特性を持つものである。
【0010】シリコーオイルは、艶出しを目的として使
用される。使用されるものとしては、ジメチルシリコー
ンオイルのほか、消泡性等の機能を付与するためポリエ
ーテル変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイル
が挙げられる。変性シリコーンオイルが使用される場
合、ジメチルシリコーンオイルに併用される。
【0011】シリコーンオイルは、25℃における粘度
が1000cSt未満のものが使用される。粘度が10
00cSt以上の場合には、ゴム製品等の製品への浸透
性が劣り、その表面に残存しやすいため、べたつきの原
因となるだけでなく、アクリル系樹脂の被膜形成を阻害
するため、被膜の耐久性が低下する。
【0012】前記アクリル系樹脂としては、アクリル樹
脂、アクリル−ベオバ樹脂等が挙げられる。アクリル樹
脂は、アクリル酸とアクリル酸エステルの単独重合体又
は共重合体をいい、例えば、ポリアクリル酸とポリアク
リル酸エステルが挙げられる。前者は接着剤や塗料の原
料として、後者は家庭電気器具、建物の外部塗料の原料
として大量に使用されるほか、革、紙、繊維の加工にも
用いられる。アクリル樹脂を添加することにより、長期
間ゴム製品等の製品表面の艶を維持することができる。
【0013】前記アクリル−ベオバ樹脂は、アクリル−
ビニルエーテルオブバーサティックアシッド(VEOV
A)共重合樹脂である。アクリル−ベオバ樹脂を添加す
ることにより、艶出し剤により形成される被膜に撥水性
を付与することができる。
【0014】前記界面活性剤は、溶液界面において高い
界面活性を示し、かつ溶液内部において臨界ミセル濃度
以上でミセルコロイドを形成する物質である。その親水
性及び親油性、すなわち両親媒性のバランスによって2
相界面によく吸着され、界面の界面張力を著しく低下さ
せる作用を示す。さらに、界面活性剤は、陽イオン界面
活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤及び非イ
オン界面活性剤に分けられる。
【0015】界面活性剤は、シリコーンオイルとアクリ
ル系樹脂を乳化させるとともに、洗浄性を付与するため
に使用される。このため、性質の異なる複数の界面活性
剤を混合使用するのが望ましい。従って、陽イオン界面
活性剤、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び
両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種が適宜混合
して使用される。
【0016】さらに、界面活性剤は、親水性親油性比
(HLB)の値が、好ましくは2〜6. 5の範囲内であ
り、シリコーンオイルとの相溶性が良く水に不溶である
油相部溶解型界面活性剤と、親水性親油性比(HLB)
の値が、好ましくは16〜20の範囲内であり、シリコ
ーンオイルを安定に乳化分散するための水に可溶な水相
部溶解型界面活性剤が用いられる。
【0017】上記の界面活性剤を使用した場合、ゴム製
品等の製品の汚れを水相部溶解型界面活性剤が浮き上が
らせ、水相部とともに流下洗浄した後、残存する油相部
溶解型界面活性剤の作用によって乳化破壊がおき、遊離
されたシリコーンオイルにより艶が得られ、アクリル系
樹脂により被膜が形成される。このため、形成された被
膜中には水の作用を受ける水相部溶解型界面活性剤が残
留せず、耐久性、撥水性に優れた被膜となる。
【0018】シリコーンオイルの含有量は、5〜25重
量%の範囲であり、10〜20重量%の範囲が好まし
い。シリコーンオイルの含有量が5重量%未満の場合に
は、艶出し効果が充分でなく、またシリコーンオイルの
含有量が25重量%より多い場合には、アクリル系樹脂
の被膜形成を阻害するため被膜の耐久性が低下する。
【0019】アクリル系樹脂の含有量は、1〜4重量%
の範囲である。アクリル系樹脂の含有量が、1重量%未
満の場合には被膜の耐久性が低下し、4重量%より多い
場合にはゴム製品等の製品表面に艶むらを生じる。前記
アクリル−ベオバ樹脂は、前述のように撥水性を付与す
るために添加され、その効果を発揮するためには、その
添加量は、1重量%で充分である。なお、アクリル樹脂
及びアクリル−ベオバ樹脂は、市販の乳化物を使用する
と簡便である。
【0020】撥水性洗浄艶出し剤が適用される対象物
は、自動車のタイヤ等のゴム製品の他、エラストマー、
合成樹脂発泡体等により形成された各種の製品である。
次に、実施形態における撥水性洗浄艶出し剤の作用につ
いて以下に述べる。
【0021】撥水性洗浄艶出し剤が、例えば、ゴム製品
等の製品表面に塗布されると、表面において乳化破壊が
起こり、シリコーンオイルやアクリル樹脂及びアクリル
−ベオバ樹脂等油層成分が遊離される。遊離したシリコ
ーンオイルは、表面張力が非常に小さく、かつ粘度が小
さいため容易にゴム製品等の製品表面に付着するととも
に、内部にも浸透する。一方、遊離したアクリル樹脂及
びアクリル−ベオバ樹脂は、表面張力が高いためゴム製
品等の製品内部へ浸透しにくく、加えて遊離した樹脂間
で融着し易いため、ゴム製品等の製品表面で連続した被
膜を形成する。アクリル樹脂は被膜の透明性、耐久性が
高いため、シリコーンオイルによりゴム製品等の製品に
付与された艶を長期間維持できる。さらにアクリル−ベ
オバ樹脂を加えた場合には、その性質に基づき被膜の撥
水性を増大させることができる。また、洗浄方法は、界
面活性剤により浮き上がらせた汚れを、スポンジ等で拭
き取る。
【0022】これらの一連の作用によって、ゴム製品等
の製品の洗浄艶出しと同時に、撥水性を付与することが
できる。さらに、撥水性洗浄艶出し剤は、エアゾール化
することによって、直接ゴム製品等の製品表面に吹き付
けたり、スポンジ等によって塗布することができる。エ
アゾール化した場合には、塗布時にガスによって泡が生
じ、汚れを浮き上がらせやすくする。そのため、洗浄効
果が増大するのみならず、そのまま流下させることによ
り、ゴム製品等の製品の表面を洗浄するとともに、被膜
の均一性が向上する。
【0023】さらに、水相部溶解型界面活性剤を使用し
た場合には、汚れを浮き上がらせ、水相部とともに汚れ
を流下洗浄することができる。以上のようにこの実施形
態によれば、次のような効果が発揮される。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、25℃に
おけるシリコーンオイルの粘度が1000cSt未満と
小さいとともに、表面張力が非常に小さいため、容易に
ゴム、エラストマー、合成樹脂発泡体等の製品表面に付
着し、かつ内部に浸透して製品表面に艶を出すことがで
きるとともに、べたつきを抑制することができる。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、シリコー
ンオイルとアクリル系樹脂を構成成分としているため、
ゴム製品等の製品に対して、シリコーンオイルにより、
艶出しをすることができる。さらに、アクリル系樹脂に
より艶を長期間維持することができるとともに、特に、
アクリル−ベオバ樹脂により、被膜の撥水性を増大させ
ることができる。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、遊離した
アクリル系樹脂は、表面張力が高いためゴム製品等の製
品内部へ浸透しにくく、遊離した樹脂間で融着すること
により、ゴム製品等の製品表面で連続した被膜を形成
し、その耐久性により長期間艶を維持することができ
る。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、シリコー
ンオイルの含有量を5〜25重量%、アクリル系樹脂の
含有量を1〜4重量%と含有量の範囲を設定したことに
より、シリコーンオイルの有する艶出し効果と、アクリ
ル系樹脂の有する長時間の艶の維持と撥水性効果をバラ
ンス良く、確実に発揮させることができる。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、シリコー
ンオイルの含有量を5〜25重量%、アクリル系樹脂の
含有量を1〜4重量%と少量で撥水性洗浄艶出し剤を製
造することができるため、製造コストの低減を図ること
ができる。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、界面活性
剤としてシリコーンオイルを安定に乳化分散するために
HLBの値が16〜20の範囲の水に可溶な水相部溶解
型界面活性剤を用いることにより、ゴム製品等の製品表
面の汚れを浮き上がらせ、水相部とともに流下洗浄する
ことができる。さらに、残存するHLBの値が2〜6.
5の範囲のシリコーンオイルとの相溶性が良好で水に不
溶な油相部溶解型界面活性剤によって、乳化破壊が起こ
り、遊離されたシリコーンオイルにより艶が得られ、ア
クリル系樹脂により、被膜が形成される。このため、形
成された被膜中には水の作用を受ける水相部溶解型界面
活性剤が残留せず、雨等の水に影響されない耐久性、撥
水性に優れた被膜を得ることができる。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、石油系溶
剤等を使用していないため、石油系溶剤等によるゴム製
品等の製品の変質を防止することができるとともに、環
境汚染を防止することができる。 ・ 実施形態の撥水性洗浄艶出し剤によれば、界面活性
剤を使用するため、シリコーンオイルとアクリル系樹脂
をそれぞれ乳化し、混合使用することができる。そのた
め、撥水性洗浄艶出し剤を容易に製造することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、この発明を
さらに具体的に説明する。 (実施例1)この実施例1においては、エアゾール化す
る前の撥水性洗浄艶出し剤の効果について試験を行っ
た。
【0025】シリコーンオイルとして、25℃における
粘度がそれぞれ100、300、500cStのジメチ
ルシリコーンオイル{TSF 451シリーズ(東芝シ
リコーン株式会社製)}、及び非イオン界面活性剤とし
てNP−2(日光ケミカルズ株式会社製)、OP−3
(日光ケミカルズ株式会社製)、NC−130(ライオ
ン株式会社製)をそれぞれ表1に示す分量混合した。そ
して、これを攪拌しながら所定量の水を加え、水中油滴
型乳化物を調製した。さらに、アクリル樹脂乳化物:ボ
ンコート3990(不揮発分50%、大日本インキ株式
会社製)及びアクリル−ベオバ樹脂乳化物:ボンコート
U−40(不揮発分50%、大日本インキ株式会社製)
を添加し、撥水性洗浄艶出し剤を得た。
【0026】得られた撥水性洗浄艶出し剤を自動車のタ
イヤに塗布して洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐
久性について調べた。それらの結果を表2に示した。な
お、評価基準は、以下に示すように行い、実施例2及び
3並びに比較例1及び2についても同様の評価基準を用
いて評価した。
【0027】洗浄性は、塗布後にタイヤの汚れが流下し
やすいものを良い、流下しにくいものを悪いとし、その
程度を下記の基準で判断した。光沢は、塗布後24時間
乾燥させた後、肉眼で確認し、艶が良好で均一なものを
良い、むらが有るものを悪いとし、その程度を下記の基
準で判断した。
【0028】べたつきは、塗布後24時間乾燥させた
後、指で軽く触れて指にシリコーン等塗布物が付着しな
いものを良い、付着するものを悪いとし、その程度を下
記の基準で判断した。
【0029】撥水性は、塗布後24時間乾燥させた後、
ハンドスプレーで水を吹き付けて、表面に水が濡れ広が
らないものを良い、濡れ広がるものを悪いとし、その程
度を下記の基準で判断した。
【0030】耐久性は、塗布後24時間乾燥させた後、
ハンドスプレーで水を吹き付けて、再度乾燥させた後、
光沢に変化がないものを良い、光沢が低下するものを悪
いとし、その程度を下記の基準で判断した。
【0031】◎:非常に良い、○:良い、△:悪い、
×:非常に悪い。 (実施例2)この実施例2においては、エアゾール型の
撥水性洗浄艶出し剤の効果について試験を行った。
【0032】表1に示す混合割合で、実施例1と同様の
方法で得た撥水性洗浄艶出し剤70容量%に対して、L
Pガス30容量%を加えてエアゾール型の撥水性洗浄艶
出し剤を得た。
【0033】得られた撥水性洗浄艶出し剤を自動車のタ
イヤに塗布して洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐
久性について調べた。それらの結果を表2に示した。 (実施例3)この実施例3においては、界面活性剤に油
相部溶解型界面活性剤と水相部溶解型界面活性剤を使用
したエアゾール型の撥水性洗浄艶出し剤の効果について
試験を行った。
【0034】実施例2と同様のシリコーンオイル混合物
に油相部溶解型界面活性剤として、NP−2(HLB=
4.5:日光ケミカルズ株式会社製)、OP−3(HL
B=6:日光ケミカルズ株式会社製) 及び水相部溶解型
界面活性剤としてOP−10(HLB=16.5:日光
ケミカルズ株式会社製)、NP−15(HLB=18:
日光ケミカルズ株式会社製) をそれぞれ表1に示す分量
混合した。これを攪拌しながら所定量の水を加え、水中
油滴型乳化物を調製した。これを実施例2と同様に、ア
クリル樹脂乳化物及びアクリル−べオバ樹脂乳化物を添
加した後、更にLPガスを加えてエアゾール型の撥水性
洗浄艶出し剤を得た。
【0035】得られた撥水性洗浄艶出し剤を自動車のタ
イヤに塗布して洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐
久性について調べた。それらの結果を表2に示した。 (比較例1)この比較例1においては、アクリル樹脂乳
化物を20重量%添加したエアゾール型の撥水性洗浄艶
出し剤の効果について調べた。
【0036】シリコーンオイルとして、25℃における
粘度が500cStのジメチルシリコーンオイルを10
重量%、アクリル樹脂乳化物20重量%及び所定量の水
を用いたこと以外は、実施例3と同様の方法で表1に示
す混合割合でエアゾール型の撥水性洗浄艶出し剤を得
た。
【0037】得られた撥水性洗浄艶出し剤を自動車のタ
イヤに塗布して洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐
久性について調べた。それらの結果を表2に示した。 (比較例2)この比較例2においては、シリコーンオイ
ルの粘度が1000cStのジメチルシリコーンオイル
を添加したエアゾール型の撥水性洗浄艶出し剤の効果に
ついて試験を行った。
【0038】シリコーンオイルとして、25℃における
粘度が1000cStのジメチルシリコーンオイル{T
SF 451シリーズ(東芝シリコーン株式会社製)}
及び所定量の水を用いたこと以外は、実施例3と同様の
方法で表1に示す混合割合でエアゾール型の撥水性洗浄
艶出し剤を得た。
【0039】得られた撥水性洗浄艶出し剤を自動車のタ
イヤに塗布して洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐
久性について調べた。それらの結果を表2に示した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】 表2に示されるように、実施例1における撥水性洗浄艶
出し剤は、洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐久性
のいずれも良好な結果が得られた。
【0042】実施例2におけるエアゾール型の撥水性洗
浄艶出し剤は、洗浄性、光沢、べたつき、撥水性及び耐
久性のいずれも良好で、さらに、エアゾール化した実施
例2の方が、エアゾール化しない実施例1よりも良好な
結果を得られることが示された。
【0043】実施例3においては、界面活性剤に油相部
溶解型界面活性剤と水相部溶解型界面活性剤を使用した
場合は、実施例2よりも、撥水性及び耐久性が良好であ
ることが示された。
【0044】比較例1においては、アクリル系樹脂の含
有量が1〜4重量%の範囲内を越えると、特に、洗浄性
及び光沢が好ましくないことが示された。比較例2にお
いては、25℃におけるシリコーンオイルの粘度が10
00cSt以上になると、べたつき、撥水性及び耐久性
が好ましくないことが示された。
【0045】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記アクリル系樹脂は乳化されたものである請求項
1に記載の撥水性洗浄艶出し剤このように構成した場
合、撥水性洗浄艶出し剤製造時に、アクリル系樹脂成分
が混合しやすくなり、撥水性洗浄艶出し剤を容易に得る
ことができる。 ・ 前記アクリル系樹脂は、アクリル樹脂及びアクリル
−ベオバ樹脂である請求項1に記載の撥水性洗浄艶出し
剤。
【0046】このように構成した場合、アクリル樹脂及
びアクリル−ベオバ樹脂と限定したことにより、艶を長
期間維持できるとともに、被膜の撥水性を確実に増大さ
せることができる。 ・ 前記シリコーンオイルの含有量は10〜20重量%
である請求項1に記載の撥水性洗浄艶出し剤。
【0047】このように構成した場合、艶出し効果及び
アクリル系樹脂の被膜形成を阻害しないため、被膜の耐
久性を確実に得ることができる。 ・ 前記界面活性剤は、陽イオン界面活性剤、陰イオン
界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤か
ら選ばれる少なくとも一種である請求項2に記載の撥水
性洗浄艶出し剤。
【0048】このように構成した場合、シリコーンオイ
ルとアクリル樹脂及びアクリル−ベオバ樹脂を乳化させ
るとともに、洗浄性を付与することができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の撥水性洗浄艶出
し剤によれば、ゴム製品等の製品に対して、洗浄力を発
揮させ、艶出しをすることができる。さらに、ゴム製品
等の製品表面の艶を長期間維持することができるととも
に、被膜の撥水性と耐久性を発揮することができる。
【0050】請求項2に記載の発明の撥水性洗浄艶出し
剤によれば、特定の界面活性剤を使用することにより、
ゴム製品等の製品表面の被膜の耐久性及び撥水性を向上
させることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25℃における粘度が1000cSt未
    満のシリコーンオイル5〜25重量%を、界面活性剤を
    用いて乳化してなる水中油滴型乳化物よりなり、アクリ
    ル系樹脂1〜4重量%を含有する撥水性洗浄艶出し剤。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤は、親水性親油性比(H
    LB)の値が2〜6.5の範囲内である油相部溶解型界
    面活性剤と、親水性親油性比(HLB)の値が16〜2
    0の範囲内である水相部溶解型界面活性剤とからなるも
    のである請求項1に記載の撥水性洗浄艶出し剤。
JP18830697A 1997-07-14 1997-07-14 撥水性洗浄艶出し剤 Pending JPH1135890A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996039473A1 (en) * 1995-06-06 1996-12-12 The University Of Dayton Building products incorporating phase change materials and method of making same

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WO1996039473A1 (en) * 1995-06-06 1996-12-12 The University Of Dayton Building products incorporating phase change materials and method of making same

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